JP2002300489A

JP2002300489A - アンテナスイッチ回路及び該アンテナスイッチ回路を有するチューナユニット

Info

Publication number: JP2002300489A
Application number: JP2001098860A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Wakamori; 正博若盛
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 2001-03-30
Filing date: 2001-03-30
Publication date: 2002-10-11

Abstract

(57)【要約】【課題】高周波リレーの代わりに電子回路を用いて、
同等の特性を有するアンテナスイッチ回路を構成し、さ
らに、このアンテナスイッチ回路を用いて構成が簡単な
チューナユニットを実現する。【解決手段】アンテナで受信した複数チャンネルのテ
レビジョン信号が入力される第一の入力端１と第一の出
力端１３との間に第一の回路６を介挿し、外部の映像機
器によって生成された特定チャンネルのテレビジョン信
号が入力される第二の入力端１５と第一の出力端１３と
の間に第二の回路１６を介挿し、第一の回路６によって
複数チャンネルのテレビジョン信号を通過する場合には
第二の回路１６によって特定チャンネルのテレビジョン
信号を減衰し、第二の回路１６によって特定チャンネル
のテレビジョン信号を通過する場合には第一の回路６に
よって特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は録画再生装置とテレ
ビジョン受信機との間でテレビジョン信号の授受を行う
アンテナスイッチ回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】図５は従来のアンテナスイッチ回路の構
成を示しており、このアンテナスイッチ回路は、例えば
録画再生装置（以下ＶＴＲ、図示せず）内に設けられ
る。第一の入力端５１は図示しないアンテナに接続さ
れ、ここに入力されたＶＨＦ帯乃至ＵＨＦ帯の全チャン
ネルのテレビジョン信号は分波器５２を介して高周波リ
レー５３の一方の固定接片５３ａに現れる。一方、第二
の入力端５４はＶＴＲ内に設けられた変調器の出力端に
接続される。変調器からは特定チャンネル（例えば米国
のチャンネル３又は４）のテレビジョン信号が出力さ
れ、これが高周波リレー５３の他方の固定接片５３ｂに
現れる。そして、可動接片５３ｃによっていずれかのテ
レビジョン信号が第一の出力端５５に出力される。

【０００３】第一の出力端５５はテレビジョン（以下Ｔ
Ｖ）受信機（図示せず）内に設けられたテレビジョンチ
ューナの入力端に接続されるので、アンテナで受信した
テレビジョン信号又はＶＴＲで再生したテレビジョン信
号が受信できる。また、第二の出力端子５６は分波器５
２に結合されており、これをＶＴＲ内に設けたテレビジ
ョンチューナの入力端に接続することによってＶＴＲに
よる録画が可能となる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】以上の従来構成におい
ては、アンテナで受信した複数チャンネルのテレビジョ
ン信号又はＶＴＲから出力された特定チャンネルのテレ
ビジョン信号が高周波リレーによって選択されてＴＶ受
信機に入力されるようになっているが、高周波リレーは
非常に高価であるのが欠点となっている。

【０００５】そこで、本発明においては高周波リレーの
代わりに電子回路を用いて、同等の特性を有するアンテ
ナスイッチ回路を構成し、さらに、このアンテナスイッ
チ回路を用いて構成が簡単なチューナユニットを実現す
ることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、本発明のアンテナスイッチ回路は、アンテナ
で受信した複数チャンネルのテレビジョン信号が入力さ
れる第一の入力端と、外部の映像機器によって生成され
た特定チャンネルのテレビジョン信号が入力される第二
の入力端と、第一の出力端と、前記第一の入力端と前記
第一の出力端との間に介挿され、前記複数チャンネルの
テレビジョン信号を通過し、又は前記特定チャンネルの
テレビジョン信号を減衰する第一の回路と、前記第二の
入力端と前記第一の出力端との間に介挿され、前記特定
チャンネルのテレビジョン信号を通過又は減衰する第二
の回路とを備え、前記第一の回路によって前記複数チャ
ンネルのテレビジョン信号を通過する場合には前記第二
の回路によって前記特定チャンネルのテレビジョン信号
を減衰し、前記第二の回路によって前記特定チャンネル
のテレビジョン信号を通過する場合には前記第一の回路
によって前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰
した。

【０００７】また、一つの容量素子と二つのインダクタ
ンス素子とからなるπ型の第一のハイパスフィルタと、
前記第一のハイパスフィルタの両端に別々にコレクタが
接続された第一、第二のトランジスタと、前記第一及び
第二のトランジスタの各ベース間に接続されたインダク
タンス素子とから前記第一の回路を構成すると共に、前
記第一及び第二のトランジスタを共にオン又はオフと
し、一つの容量素子と二つのインダクタンス素子とから
なるπ型の第二のハイパスフィルタと、前記第二のハイ
パスフィルタの両端に別々にコレクタが接続された第
三、第四のトランジスタと、前記第三及び第四のトラン
ジスタの各ベース間に接続されたインダクタンス素子と
から前記第二の回路を構成すると共に、前記第三及び第
四のトランジスタを共にオン又はオフとした。

【０００８】また、前記第二の回路と前記第一の出力端
との間には二端子型の第一のスイッチ素子を直列に介挿
し、前記第二の回路が前記特定チャンネルのテレビジョ
ン信号を通過する場合には前記第一のスイッチ素子をオ
ンとし、前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰
する場合には前記第一のスイッチ素子をオフとした。

【０００９】また、前記第一の入力端と前記第一の回路
との間には二端子型の第二のスイッチ素子を直列に介挿
し、前記第一の回路が前記複数チャンネルのテレビジョ
ン信号を通過する場合には前記第二のスイッチ素子をオ
ンとし、前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰
する場合には前記第二のスイッチ素子をオフとした。

【００１０】また、前記第一、第二のスイッチ素子はそ
れぞれがコレクタとエミッタを二端子とする第五、第六
のトランジスタから構成され、前記第五のトランジスタ
のベースを前記第一、第二のトランジスタの各ベースに
接続し、前記第六のトランジスタのベースを前記第三、
第四のトランジスタの各ベースに接続した。

【００１１】また、上記のアンテナスイッチ回路を収納
する金属筐体を有し、前記筐体内に前記複数チャンネル
のテレビジョン信号を受信するチューナ部を構成し、前
記金属筐体の外側面に前記第一の入力端に接続される第
一のコネクタと前記第二の入力端に接続される第二のコ
ネクタを取り付け、前記第一の出力端を前記チューナ部
の入力端に接続した。

【００１２】また、前記アンテナスイッチ回路に前記第
一の入力端に接続された第二の出力端を設け、前記金属
筐体の側面に第三のコネクタを取付、前記第二の出力端
を前記第三のコネクタに接続した。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は本発明のアンテナスイッチ
回路の構成を示しており、このアンテナスイッチ回路
は、例えばテレビジョン（以下ＴＶ）受信機（図示せ
ず）又は録画再生装置（以下ＶＴＲ）内に設けられる。
第一の入力端１には図示しないアンテナからＶＨＦ帯乃
至ＵＨＦ帯の全チャンネルのテレビジョン信号が入力さ
れ、これが分配器２を介して二端子型の第二のスイッチ
素子３の一端に入力される。第二のスイッチ素子３はベ
ースを制御端子とするＮＰＮ型の第六のトランジスタな
どから構成され、前記全チャンネルのテレビジョン信号
はその一端であるエミッタに入力される。エミッタはイ
ンダクタンス素子４によって直流的に接地される。そし
て、ベースはハイレベル又はローレベルの電圧が印加さ
れる第一の切替端子５に接続される。これによって第二
のスイッチ素子３はオン又はオフとなる。

【００１４】第二のスイッチ素子３の他端であるコレク
タは第一の回路６の一端に接続される。第一の回路６は
第一の容量素子７ａとその両端を別々にシャントする第
一、第二のインダクタンス素子７ｂ、７ｃとからなるπ
型の第一のハイパスフィルタ７と、第一のハイパスフィ
ルタ７の両端に別々にコレクタが接続されたＮＰＮ型の
第一、第二のトランジスタ８、９と、これら二つのトラ
ンジスタ８、９の各ベース間に接続された第三のインダ
クタンス素子１０とを有する。第一のハイパスフィルタ
７のカットオフ周波数は前記全チャンネルのテレビジョ
ン信号を通過するように設定される。

【００１５】また、二つのトランジスタ８、９の各エミ
ッタは接地され、ベースは第二の切替端子１１に接続さ
れる。第二の切替端子１１にもハイレベル又はローレベ
ルの電圧が印加され、これによって第一及び第二のトラ
ンジスタ８、９は同時にオン又はオフとなる。第一及び
第二のトランジスタ８、９がオンとなったときは第三の
インダクタンス素子１０が二つのトランジスタ８、９の
各ベース・コレクタ間のＰＮ接合を介して第一の容量素
子７ａに並列に接続されて並列同調回路を構成するが、
同調周波数は後述する特定チャンネルのテレビジョン信
号の周波数となるように設定される。そして、第一の回
路６の他端が結合用の容量素子１２を介して第一の出力
端１３に結合される。

【００１６】なお、分配器２には第二の出力端１４が接
続されているので、第二の出力端１４を介して他のテレ
ビジョンチューナに全チャンネルのテレビジョン信号を
入力することが出来る。

【００１７】一方、第二の入力端１５には録画再生装置
（以下ＶＴＲ、図示せず）内に設けられた変調器から特
定チャンネル（例えば米国のチャンネル３又は４）のテ
レビジョン信号が入力され、これが第二の回路１６の一
端に入力される。第二の回路１６は第一の回路６と同様
な構成を有し、第二の容量素子１７ａ及びその両端を別
々にシャントする第四、第五のインダクタンス素子１７
ｂ、１７ｃからなるπ型の第二のハイパスフィルタ１７
と、第二のハイパスフィルタ１７の両端に別々にコレク
タが接続されたＮＰＮ型の第三、第四のトランジスタ１
８、１９と、二つのトランジスタ１８、１９の各ベース
間に接続された第六のインダクタンス素子２０とを有す
る。

【００１８】また、第三、第四のトランジスタ１８、１
９は各エミッタが接地され、ベースが第一の切替端子５
に接続されてオン又はオフとなる。二つのトランジスタ
１８、１９がオンとなったときは第六のインダクタンス
素子２０が二つのトランジスタ１８、１９の各ベース・
コレクタ間のＰＮ接合を介して第二の容量素子１７ａに
並列に接続されて並列同調回路を構成するが、同調周波
数は入力される特定チャンネルのテレビジョン信号の周
波数となるように設定される。そして、第二の回路１６
の他端が第一のスイッチ素子２１の一端に接続される。
第一のスイッチ素子２１はベースを制御端子とするＮＰ
Ｎ型の第五のトランジスタなどから構成され、前記第二
の回路１６の他端は第一のスイッチ素子２１の一端であ
るエミッタに入力される。第一のスイッチ素子２１の他
端であるコレクタはインダクタンス素子２２によって直
流的に接地され、ベースは第二の切替端子１１に接続さ
れる。そして他端が結合用の容量素子２３を介して第一
の出力端１３に接続される。

【００１９】以上の構成において、第一の入力端１に入
力された全チャンネルのテレビジョン信号又は第二の入
力端に入力された特定チャンネルのテレビジョン信号が
第一の出力端１３に出力されるが、その動作を以下に説
明する。

【００２０】先ず、第一の入力端１に入力された全チャ
ンネルのテレビジョン信号を第一の出力端１３に出力す
る受信モードの場合は第一の切替端子５にハイレベルの
電圧を印加すると共に第二の切替端子１１にローレベル
の電圧を印加する。すると、第二のスイッチ素子３と第
三及び第四のトランジスタ１８、１９がオン、第一及び
第二のトランジスタ８、９と第一のスイッチ素子２１が
オフとなる。従って、第一の回路６は第一のハイパスフ
ィルタ７のみとなる。

【００２１】また、第二の回路１６においては、オンと
なった第三及び第四のトランジスタ１８、１９のベース
・エミッタ間にはＰＮ接合による抵抗分が存在して第六
のインダクタンス素子２０の両端は接地されないので、
第二の容量素子１６ａと第六のインダクタンス素子２０
とによる並列同調回路と、第二のハイパスフィルタ１６
が構成される。従って、アンテナスイッチ回路は図２に
示すようになり、第一の入力端１に入力された全チャン
ネルのテレビジョン信号が第一のハイパスフィルタ７を
通過して第一の出力端１３に出力される。また、第二の
入力端１５に入力された特定チャンネルのテレビジョン
信号は第二の容量素子１６ａと第六のインダクタンス素
子２０とによる並列同調回路によって減衰して第一の出
力端１３には出力されない。さらに、第一のスイッチ素
子２１がオフとなることで第一のハイパスフィルタ７は
第二の回路１６から絶縁（アイソレーション）され、イ
ンピーダンスの変動が無くなる。第一の入力端１と第二
の入力端１５とのアイソレーションも高くなる。

【００２２】一方、第二の入力端１５に入力された特定
チャンネルのテレビジョン信号を第一の出力端１３に出
力する再生モードの場合は第一の切替端子５にローレベ
ルの電圧を印加すると共に第二の切替端子１１にハイレ
ベルの電圧を印加する。すると、第二のスイッチ素子３
と第三及び第四のトランジスタ１８、１９がオフ、第一
及び第二のトランジスタ８、９と第一のスイッチ素子２
１がオンとなる。従って、第二の回路１６は第二のハイ
パスフィルタ１７のみとなる。

【００２３】また、第一の回路６においては、オンとな
った第一及び第二のトランジスタ８、９のベース・エミ
ッタ間にはＰＮ接合による抵抗分が存在して第三のイン
ダクタンス素子１０の両端は接地されないので、第一の
容量素子６ａと第三のインダクタンス素子１０とによる
並列同調回路と、第一のハイパスフィルタ６が構成され
る。従って、アンテナスイッチ回路は図３に示すように
なり、第二の入力端１５に入力された特定チャンネルの
テレビジョン信号が第二のハイパスフィルタ１７を通過
して第一の出力端１３に出力される。また、第一の入力
端１に入力された全チャンネルのテレビジョン信号は第
二のスイッチ素子３によって阻止されて第一の出力端１
３へは出力されない。さらに、第二の入力端１５に入力
された特定チャンネルのテレビジョン信号は第一の容量
素子７ａと第三のインダクタンス素子１０とによる並列
同調回路によって減衰して第一の入力端１側へは出力さ
れない。そして、第二のスイッチ素子３がオフとなるこ
とで第一の入力端１と第二の入力端１５との間のアイソ
レーションが一層高められる。

【００２４】以上のように構成されたアンテナスイッチ
回路はチューナ部と共に金属筐体ないに収納されてチュ
ーナユニットを構成し、チューナユニットはＴＶ受信機
又はＶＴＲに使用される。図４はこのようなチューナユ
ニットのブロックを示し、本発明のアンテナスイッチ回
路３１とチューナ回路部３２を収納する金属筐体３３の
側面３３ａには第一乃至第三のコネクタ３４、３５、３
６が取り付けられる。そして、アンテナスイッチ回路３
１における第一の入力端１が第一のコネクタ３４に接続
され、第二の入力端１５が第二のコネクタ３５に接続さ
れ、第二の出力端１４が第三のコネクタ３６に接続され
る。また、アンテナスイッチ回路３１の第一の出力端１
３はチューナ回路３２の入力端３２ａに接続される。

【００２５】このようなチューナユニットはアンテナス
イッチ回路３１とチューナ回路３２と三つのコネクタ３
４、３５、３６とを備えているのでＴＶ受信機あるいは
ＶＴＲの中に設けることでアンテナと他のチューナや変
調器に接続するだけでアンテナからのテレビジョン信号
あるいは再生したテレビジョン信号を受信し、あるいは
録画することが簡単になる。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
スイッチ回路は、アンテナで受信した複数チャンネルの
テレビジョン信号が入力される第一の入力端と第一の出
力端との間に第一の回路を介挿し、外部の映像機器によ
って生成された特定チャンネルのテレビジョン信号が入
力される第二の入力端と第一の出力端との間に第二の回
路を介挿し、第一の回路によって複数チャンネルのテレ
ビジョン信号を通過する場合には第二の回路によって特
定チャンネルのテレビジョン信号を減衰し、第二の回路
によって特定チャンネルのテレビジョン信号を通過する
場合には第一の回路によって特定チャンネルのテレビジ
ョン信号を減衰したので、高価な高周波リレーを用いな
くても第一の入力端と第二の入力端との間のアイソレー
ションが十分に得られる。

【００２７】また、一つの容量素子と二つのインダクタ
ンス素子とからなるπ型の第一のハイパスフィルタと、
第一のハイパスフィルタの両端に別々にコレクタが接続
された第一、第二のトランジスタと、第一及び第二のト
ランジスタの各ベース間に接続されたインダクタンス素
子とから第一の回路を構成すると共に、第一及び第二の
トランジスタを共にオン又はオフとし、一つの容量素子
と二つのインダクタンス素子とからなるπ型の第二のハ
イパスフィルタと、第二のハイパスフィルタの両端に別
々にコレクタが接続された第三、第四のトランジスタ
と、第三及び第四のトランジスタの各ベース間に接続さ
れたインダクタンス素子とから第二の回路を構成すると
共に、第三及び第四のトランジスタを共にオン又はオフ
としたので、テレビジョン信号の通過と減衰とに切り替
わる第一の及び第二の回路が安価に構成できる。

【００２８】また、第二の回路と第一の出力端との間に
は二端子型の第一のスイッチ素子を直列に介挿し、第二
の回路が特定チャンネルのテレビジョン信号を通過する
場合には第一のスイッチ素子をオンとし、特定チャンネ
ルのテレビジョン信号を減衰する場合には第一のスイッ
チ素子をオフとしたので、第一の入力端に入力された複
数チャンネルのテレビジョン信号を第一の出力端に出力
する場合の第一の入力端と第二の入力端とのアイソレー
ションが一層高められる。

【００２９】また、第一の入力端と第一の回路との間に
は二端子型の第二のスイッチ素子を直列に介挿し、第一
の回路が複数チャンネルのテレビジョン信号を通過する
場合には第二のスイッチ素子をオンとし、特定チャンネ
ルのテレビジョン信号を減衰する場合には第二のスイッ
チ素子をオフとしたので、第二の入力端に入力された特
定チャンネルのテレビジョン信号を第一の出力端に出力
する場合の第一の入力端と第二の入力端とのアイソレー
ションが一層高められる。

【００３０】また、第一、第二のスイッチ素子はそれぞ
れがコレクタとエミッタを二端子とする第五、第六のト
ランジスタから構成され、第五のトランジスタのベース
を第一、第二のトランジスタの各ベースに接続し、第六
のトランジスタのベースを第三、第四のトランジスタの
各ベースに接続したので、これらのトランジスタのオン
又オフの制御が簡単である。

【００３１】また、上記のアンテナスイッチ回路をチュ
ーナ回路と共に金属筐体に収納し、金属筐体の外側面に
第一の入力端に接続される第一のコネクタと第二の入力
端に接続される第二のコネクタを取り付け、第一の出力
端をチューナ部の入力端に接続したので、ＴＶ受信機あ
るいはＶＴＲの中に設けることでアンテナと変調器に接
続するだけでアンテナからのテレビジョン信号あるいは
再生したテレビジョン信号を受信し、あるいは録画する
ことが簡単になる。

【００３２】また、アンテナスイッチ回路に第一の入力
端に接続された第二の出力端を設け、金属筐体の側面に
第三のコネクタを取付、第二の出力端を第三のコネクタ
に接続したので、第三のコネクタを利用して他のチュー
ナにテレビジョン信号を分配出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のアンテナスイッチ回路の構成を示す回
路図である。

【図２】本発明のアンテナスイッチ回路の受信モード時
の等価回路図である。

【図３】本発明のアンテナスイッチ回路の再生モード時
の等価回路図である。

【図４】本発明のアンテナスイッチ回路を用いたチュー
ナユニットのブロック図である。

【図５】従来のアンテナスイッチ回路の構成を示す回路
図である。

【符号の説明】

１第一の入力端２分配器３第二のスイッチ素子（第六のトランジスタ）４インダクタンス素子５第一の切替端子６第一の回路７第一のハイパスフィルタ７ａ第一の容量素子７ｂ第一のインダクタンス素子７ｃ第二のインダクタンス素子８第一のトランジスタ９第二のトランジスタ１０第三のインダクタンス素子１１第二の切替端子１２、２３結合用の容量素子１３第一の出力端１４第二の出力端１５第二の入力端１６第二の回路１７第二のハイパスフィルタ１７ａ第二の容量素子１７ｂ第四のインダクタンス素子１７ｃ第五のインダクタンス素子１８第三のトランジスタ１９第四のトランジスタ２０第六のインダクタンス素子２１第一のスイッチ素子（第五のトランジスタ）２２インダクタンス素子

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】アンテナで受信した複数チャンネルのテ
レビジョン信号が入力される第一の入力端と、外部の映
像機器によって生成された特定チャンネルのテレビジョ
ン信号が入力される第二の入力端と、第一の出力端と、
前記第一の入力端と前記第一の出力端との間に介挿さ
れ、前記複数チャンネルのテレビジョン信号を通過し、
又は前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰する
第一の回路と、前記第二の入力端と前記第一の出力端と
の間に介挿され、前記特定チャンネルのテレビジョン信
号を通過又は減衰する第二の回路とを備え、前記第一の
回路によって前記複数チャンネルのテレビジョン信号を
通過する場合には前記第二の回路によって前記特定チャ
ンネルのテレビジョン信号を減衰し、前記第二の回路に
よって前記特定チャンネルのテレビジョン信号を通過す
る場合には前記第一の回路によって前記特定チャンネル
のテレビジョン信号を減衰したことを特徴とするアンテ
ナスイッチ回路。
【請求項２】一つの容量素子と二つのインダクタンス
素子とからなるπ型の第一のハイパスフィルタと、前記
第一のハイパスフィルタの両端に別々にコレクタが接続
された第一、第二のトランジスタと、前記第一及び第二
のトランジスタの各ベース間に接続されたインダクタン
ス素子とから前記第一の回路を構成すると共に、前記第
一及び第二のトランジスタを共にオン又はオフとし、一
つの容量素子と二つのインダクタンス素子とからなるπ
型の第二のハイパスフィルタと、前記第二のハイパスフ
ィルタの両端に別々にコレクタが接続された第三、第四
のトランジスタと、前記第三及び第四のトランジスタの
各ベース間に接続されたインダクタンス素子とから前記
第二の回路を構成すると共に、前記第三及び第四のトラ
ンジスタを共にオン又はオフとしたことを特徴とする請
求項１に記載のアンテナスイッチ回路。
【請求項３】前記第二の回路と前記第一の出力端との
間には二端子型の第一のスイッチ素子を直列に介挿し、
前記第二の回路が前記特定チャンネルのテレビジョン信
号を通過する場合には前記第一のスイッチ素子をオンと
し、前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰する
場合には前記第一のスイッチ素子をオフとしたことを特
徴とする請求項１又は２に記載のアンテナスイッチ回
路。
【請求項４】前記第一の入力端と前記第一の回路との
間には二端子型の第二のスイッチ素子を直列に介挿し、
前記第一の回路が前記複数チャンネルのテレビジョン信
号を通過する場合には前記第二のスイッチ素子をオンと
し、前記特定チャンネルのテレビジョン信号を減衰する
場合には前記第二のスイッチ素子をオフとしたことを特
徴とする請求項３に記載のアンテナスイッチ回路。
【請求項５】前記第一、第二のスイッチ素子はそれぞ
れがコレクタとエミッタを二端子とする第五、第六のト
ランジスタから構成され、前記第五のトランジスタのベ
ースを前記第一、第二のトランジスタの各ベースに接続
し、前記第六のトランジスタのベースを前記第三、第四
のトランジスタの各ベースに接続したことを特徴とする
請求項４に記載のアンテナスイッチ回路。
【請求項６】請求項１乃至６に記載のアンテナスイッ
チ回路を収納する金属筐体を有し、前記筐体内に前記複
数チャンネルのテレビジョン信号を受信するチューナ部
を構成し、前記金属筐体の外側面に前記第一の入力端に
接続される第一のコネクタと前記第二の入力端に接続さ
れる第二のコネクタを取り付け、前記第一の出力端を前
記チューナ部の入力端に接続したことを特徴とするチュ
ーナユニット。
【請求項７】前記アンテナスイッチ回路に前記第一の
入力端に接続された第二の出力端を設け、前記金属筐体
の側面に第三のコネクタを取付、前記第二の出力端を前
記第三のコネクタに接続したことを特徴とする請求項６
に記載のチューナユニット。