JP3503001B2 - ブースター - Google Patents

ブースター

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JP3503001B2
JP3503001B2 JP31566394A JP31566394A JP3503001B2 JP 3503001 B2 JP3503001 B2 JP 3503001B2 JP 31566394 A JP31566394 A JP 31566394A JP 31566394 A JP31566394 A JP 31566394A JP 3503001 B2 JP3503001 B2 JP 3503001B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はUHF信号とVHF信号
とを夫々入力し、それらのうちの少なくともUHF信号
を増幅すると共に、増幅したUHF信号と上記VHF信
号とを一つの出力端から出力するようにしているブース
ターに関する。 【0002】 【従来の技術】図11に示すように、基板Bjにおける一
方の縁部3jにVHF入力端子Dj、UHF入力端子Cj及び
出力端子Ejを並設する。上記基板Bj上には、上記縁部3j
に隣接させてUHF増幅回路Fjを配設すると共に、その
隣りにVHF増幅回路Gjを配設する。上記UHF入力端
子Cjと上記UHF増幅回路Fjの入力端7jとの間、上記V
HF入力端子Djと上記VHF増幅回路Gjの入力端10jと
の間、上記出力端子Ejと上記UHF増幅回路Fjの出力端
8j及び上記VHF増幅回路Gjの出力端11jとの間を、夫
々接続線H1j,H2j,H3jで接続する。 【0003】このようなブースターにあっては、各端子
Dj,Cj,Ejが基板Bjの一方の縁部3jに並んでいるので、
基板Bjを屋外設置用のケースに収納させる場合、そのケ
ースにおいてUHF入力用、VHF入力用或いは出力用
の伝送線の夫々の挿通孔が防水性の確保の為にまとめて
設けられている壁(通常は底壁)の側に、上記各端子を
対応位置させることが出来る。又ブースターの使用時に
あっては、UHFのテレビ信号とVHFのテレビ信号と
を共通の出力端子Ejから出力できるので、出力端子Ejに
接続したテレビ受像機においては、UHFのテレビ信号
及びVHFのテレビ信号の何れでも任意に利用できる。
しかも各々の信号を利用する場合、何れも増幅されてレ
ベルが高くなった信号を利用できるので、良質の画面を
得ることができる。更に、ブースター自身においては、
上記のようにUHF入力端子Cj及び出力端子EjとUHF
増幅回路Fjとが隣接していて、それらの間でのUHFの
テレビ信号の通る経路を短くできるので、その経路での
UHFテレビ信号のロスを少なくできる。又上記のよう
な各種端子の配置では、UHF信号とVHF信号とを夫
々接続線H1j,H2jを通して相互の影響無く伝送できるの
で、UHF信号及びVHF信号ともに適正増幅が出来て
良質なUHF信号及びVHF信号を出力できる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この従来のブースター
ではUHF入力端子Cj、VHF入力端子Dj及び出力端子
Ejを上記のような配置にしているので、UHF入力端子
Cjと出力端子Ejとの間の距離Lが短くなって、それら両
者間のアイソレーションが小さくなり、その結果、UH
F増幅回路Fjのゲインが高いと発振を起こし易い問題点
があった。又上記問題点を除く為に、充分に大きいアイ
ソレーションが得られるようUHF入力端子Cjと出力端
子Ejとの間の距離Lを大きくすると、それに応じてVH
F入力端子Djと出力端子Ejとの間の距離L'を大きくせね
ばならず、ブースターの外形形態を大型化してしまう問
題点があった。 【0005】本願発明のブースターは上記従来技術の問
題点(技術的課題)を解決する為に提供するものであ
る。第1の目的は、基板を屋外設置用のケースに収納さ
せる場合、各種伝送線の挿通孔がまとめて設けられてい
る壁の側に、UHF入力端子、VHF入力端子及び出力
端子を対応位置させることの出来るブースターを提供す
ることである。第2の目的は、入力したUHF信号とV
HF信号とを共通の出力端子から出力できて、その出力
信号の利用の場合、UHF信号とVHF信号の何れでも
任意に利用できるようにすることである。第3の目的
は、上記の場合、入力するUHF信号が低レベルであっ
ても、それを増幅して高レベルにして出力できるように
することである。第4の目的は、入力したUHF信号を
増幅して出力する場合にそのUHF信号を伝達する際の
ロスを少なくできるよう、UHF信号の伝達の経路を短
く出来るようにすることである。第5の目的は、UHF
入力端子と出力端子との間に大きなアイソレーションを
得ることが出来るように可能な範囲でそれら両端子相互
間に大きな間隔をあけることが出来、その結果として、
UHF増幅回路のゲインが高くても発振障害を生じ難く
することが出来るようにしたブースターを提供すること
である。第6の目的は、設計に当たって外形形態の小型
コンパクト化を図ることが出来るようにすることであ
る。第7の目的は、外形形態をコンパクト化しても、入
力したUHF信号をUHF増幅回路に伝えるときにはV
HF信号の影響を受けることなく伝えることができて、
その結果、増幅された良質なUHF信号を出力できるよ
うにすることである。第8の目的は、上記UHF信号に
対するVHF信号の影響を無くす考慮を払ったものであ
っても、VHF信号自身も他からの妨害を受ることなく
VHF入力端子からVHF伝送回路に伝えることができ
て、その結果、良質なVHF信号を出力できるようにす
ることである。他の目的及び利点は図面及びそれに関連
した以下の説明により容易に明らかになるであろう。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明におけるブースターは、基板における一方
の縁部に、UHF信号を入力する為のUHF入力端子
と、VHF信号を入力する為のVHF入力端子と、UH
F信号及びVHF信号を出力する為の出力端子とを順に
並設し、更に上記基板上には、UHF増幅回路とVHF
伝送回路とを、上記各端子が設けられた縁部の側にUH
F増幅回路が位置し、VHF伝送回路は縁部から遠い側
に位置する状態に配設し、上記UHF入力端子と上記U
HF増幅回路の入力端との間及び上記出力端子と上記U
HF増幅回路の出力端との間を夫々接続線で接続すると
共に、上記VHF入力端子と上記VHF伝送回路の入力
端との間及び上記出力端子と上記VHF伝送回路の出力
端との間を夫々接続線で接続しているブースターにおい
て、上記UHF入力端子と出力端子の間に位置している
VHF入力端子と、上記VHF伝送回路の入力端との間
を接続する接続線は、UHF入力端子とUHF増幅回路
の入力端とを接続する接続線に対する影響の付与を回避
する為に、上記UHF入力端子の外側を迂回させたもの
である。 【0007】 【作用】UHF入力端子とVHF入力端子と出力端子と
を基板の一方の縁部に並設していることは、基板をケー
スに収納する場合、それらの端子をケースの一方の壁に
隣接して位置させることを可能にする。VHF入力端子
をUHF入力端子と出力端子との間に設けたことは、U
HF入力端子と出力端子との間の間隔を大きくすること
を可能にし、相互間に大きいアイソレーションを持たせ
ることと、外形形態の大型化の回避を可能にする。UH
F入力端子に入来するUHF信号はUHF増幅回路で増
幅され出力端子から出力される。又VHF入力端子に入
来するVHF信号はVHF伝送回路を通り出力端子から
出力される。UHF増幅回路をUHF入力端子及び出力
端子に隣接させて設けていることは、UHF入力端子か
らUHF増幅回路及びUHF増幅回路から出力端子にU
HF信号を伝達する際のロスを少なくする。VHF入力
端子とVHF伝送回路の入力端とを結ぶ接続線の、UH
F入力端子を迂回した配置は、UHF入力端子からUH
F増幅回路の入力端へのUHF信号の伝達に対するVH
F信号の影響を防ぐ。又迂回させる接続線をVHF信号
の接続線に選定したことは、迂回させた接続線への妨害
が及ぶことを最小限にとどめる。 【0008】 【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。ブースターにおける各種部材の配置関係を示す図1
及びそれらの接続関係を示す図4において、Aはブース
ターにおける各種回路を保護状態で収納する為のケース
で、屋外設置の為に充分な防水性を持たせてある。該ケ
ースは例えば合成樹脂製であるが金属製であっても良
い。1a,1b,1c,1dは夫々上記ケースにおける上壁、底
壁、左右の側壁を示す。2a、2b,2cは上記底壁1bに夫々
UHF入力用、VHF入力用及び出力用の伝送線の挿通
のために設けた挿通孔の存在を示す。Bはケース内に備
えた基板で、例えば絶縁板の一面或いは両面に信号伝送
用の導体やアース導体等の回路導体を備えさせた回路基
板(プリント基板と称される)である。3は該基板Bに
おいて上記ケースA内に収納した際に上記底壁1bに隣接
して位置する側の縁部を示す。 【0009】次に上記回路基板Bの縁部3に備えさせた
種々の端子を説明する。Cは上記縁部3における一方の
端部3aに配設したUHF入力端子で、UHF信号例えば
UHFのテレビ信号を入力する為のものである。Dは上
記縁部3において上記UHF入力端子Cの隣りに設けた
VHF入力端子で、VHF信号例えばVHFのテレビ信
号を入力する為のものである。このVHF入力端子Dは
上記UHF入力端子Cと次の出力端子Eとの間の空きス
ペースに設けている。Eは上記縁部3における他方の端
部3bに配設した出力端子で、上記UHF信号とVHF信
号とを出力する為のものである。上記UHF入力端子C
とこの出力端子Eとは各々を上記のような位置に設ける
ことによって相互の間隔が最も広くなるようにしてお
り、その結果、相互間のアイソレーションは基板上にお
いて最大の値が得られる状態となっている。上記の端子
C,D,Eは何れも基板Bの表側の面(図1に現れてい
る面)に設けており、それらの位置は上記挿通孔2a、2
b,2cの位置と対応している。又これらの端子C,D,
Eは何れもホット側端子C1,D1,E1とアース側端子C2,
D2,E2とから構成されている。これらの端子としては本
例では上記信号を伝送するための伝送線として同軸ケー
ブルを直付けできる構造のものを示し、ホット側端子は
ケーブルの芯線取付端子であり、アース側端子はケーブ
ルの編組取付端子である。しかもそれらホット側端子と
アース側端子とは、上記挿通孔を通して挿入される同軸
ケーブルの端部を真っ直ぐのままで接続する為に、上記
挿通孔の軸線2d方向に並べて設けている。上記ホット側
端子は周知のように基板Bに取付けた金属製の受片4aと
そこに芯線を止付る為に受片4aに螺合させた止付ねじ4b
とから構成し、アース側端子は基板Bに取付けた金属製
の受片5aとそこに編組を取付けるための取付金具5b及び
受片5aに螺合させた締付ねじ5cとから構成している。各
アース側端子C2,D2,E2における受片5aは図示の如く相
互に一体に形成しており、又これは基板Bの裏面に備え
られている回路導体の内のアース導体に接続させてあ
る。 【0010】次に上記回路基板B上に備えさせた信号回
路を説明する。FはUHF信号の増幅回路で、上記基板
Bにおいて上記縁部3に隣接する場所に設けており、7
はその入力端、8は出力端を夫々示す。それら入力端7
と出力端8との間の距離は相互間でのUHF信号の結合
を防止するに充分な距離となっている。GはVHF信号
の伝送回路で、上記基板Bにおいて上記縁部3から遠い
側に設けている。10はその入力端、11は出力端を夫々示
す。H1はUHF入力端子CとUHF増幅回路Fの入力端
7とを接続する接続線で、信号の伝達の為に、ホット側
端子C1と入力端7とを接続している。該接続線H1は、U
HF信号の伝送のロスが最低となるようホット側端子C1
と入力端7とを直線状に結んでいる。H2はVHF入力端
子DとVHF伝送回路Gの入力端10とを接続する接続線
で、信号の伝達の為に、ホット側端子D1と入力端10とを
接続している。該接続線H2は、接続線H1との交差或いは
近接による相互影響を回避する為に、上記UHF入力端
子Cの外側を迂回する状態に設けている。例えば、ホッ
ト側端子C1とアース側端子C2との間を横切ったり或いは
接続線H1と交差せぬよう、図示の如く基板Bの周縁に沿
ってUHF入力端子Cの外側を回る状態に配置してい
る。H3はUHF増幅回路Fの出力端8と出力端子Eとの
間を接続する接続線で、信号の伝達の為に、出力端8と
ホット側端子E1とを接続している。該接続線H3は、UH
F信号の伝送のロスが最低となるようそれらの間を直線
状に結んでいる。尚VHF伝送回路Gの出力端11は上記
UHF増幅回路Fの出力端8と接続して、上記接続線H3
をVHF伝送回路Gの出力端11と出力端子Eとの間を接
続する接続線として共通に利用している。しかし別個の
接続線によってそれらの間を接続しても良い。上記各接
続線H1,H2,H3は何れも基板Bの裏面に備えさせた回路
導体をもって構成している。 【0011】次に上記VHF伝送回路Gの一例としてV
HFのテレビ信号の増幅回路について、それにおける各
種回路の機械的な配置関係を示す図2及び電気的接続関
係を示す図5について説明する。13は補助入力端で、上
記UHF入力端子CにUHF信号とVHF信号とが混合
状態で入力される場合に利用する為のものである。14は
VHFのテレビ信号を通しUHFのテレビ信号の通過は
阻止する為のフィルタで、0〜222MHzの通過帯域
を有するローパスフィルタを用いている。15は入力切替
スイッチ回路で、入力端10からの信号とフィルタ14から
の信号とを切り替える為のものである。16はFM信号フ
ィルタで、FM信号の通過を阻止する為のものであり、
90MHz以上の信号のみを通すハイパスフィルタを用
いている。17はFMフィルタ切替スイッチ回路で、信号
を上記FM信号フィルタ16に通すか否かを選択する為の
ものである。18はVHFテレビ信号を通過させるための
フィルタで、図5に示すようにハイバンドのVHFテレ
ビ信号を通すために170〜222MHzの通過帯域を
有するバンドパスフィルタ18aと、ローバンドのVHF
テレビ信号を通すために76〜108MHzの通過帯域
を有するバンドパスフィルタ18bとを並列に接続して構
成している。19はVHFのテレビ信号を増幅する為の第
1増幅回路で、76〜222MHzの信号を例えば10
dB以上増幅する能力を備えている。20は利得調整回路
で、自体に入力する信号をボリュームの操作により所望
のレベル(例えば0〜10dB程度)だけ減衰さて出力
できるようにしてある。21は第2増幅回路で、上記第1
増幅回路19と同様の機能を有する。22は上記フィルタ14
と同様の目的及び機能のローパスフィルタである。23は
上記各回路相互間に存在するアース導体を示す。これら
のアース導体23は、上記符号14〜22で示す回路相互の間
を高周波的に結合し難くすると共に周知のアース機能を
必要十分に発揮させて、発振障害を起こし難くするに充
分な幅に構成している。24は上記各回路相互を接続する
為の接続要素を示し、上記アース導体23と非導通でそれ
を跨ぐ状態に設けている。該接続要素24としてはジャン
パー線、コイル、コンデンサ、抵抗等が上記各回路に応
じて用いてある。上記VHF増幅回路においては、入力
端10と出力端11とが夫々基板Bの両端近くに位置してい
るので、上記符号18〜22で示す回路はほぼ直線状に配置
することができている。 【0012】次に上記UHF増幅回路Fについて、それ
における各種回路の機械的な配置関係を示す図3及び電
気的接続関係を示す図6について説明する。25はUHF
のテレビ信号を通過させVHFのテレビ信号の通過を阻
止する為のフィルタで、470〜770MHzの通過帯
域を有するハイパスフィルタを用いている。26はUHF
のテレビ信号を増幅する為の第1増幅回路で、470〜
770MHzの信号を例えば10dB以上増幅する能力
を有する。27は利得調整回路で、上記VHF増幅回路G
の利得調整回路20と同様の機能を有する。28,29は夫々
UHFのテレビ信号を増幅する為の第2及び第3増幅回
路で、上記第1増幅回路26と同様の機能を有する。30は
上記フィルタ25と同様の目的及び機能のハイパスフィル
タである。尚VHF増幅回路Gのローパスフィルタ22と
このハイパスフィルタ30とでもって周知の混合回路を形
成している。31,32は上記VHF増幅回路Gのアース導
体23及び接続要素24と夫々同様の目的及び機能のアース
導体及び接続要素を示す。上記UHF増幅回路Fにおい
ては、入力端7と出力端8とが夫々基板Bの両端近くに
位置するので、上記各回路25〜30はほぼ直線状に配置す
ることができている。 【0013】上記構成のブースターの使用方法を説明す
る。UHF入力端子CにはUHFアンテナに連なる伝送
線を接続し、VHF入力端子DにはVHFアンテナに連
なる伝送線を接続する。この場合、切替スイッチ回路15
は入力端10からの信号が通る状態に切り替えておく。又
FMフィルタ切替スイッチ回路17は例えばフィルタ16を
通さない側に切り替えておく。出力端子Eには周知の電
源供給装置を介してテレビ受像機に連なる伝送線を接続
する。この状態において上記電源供給装置から送られて
くる動作用の電流が出力端子Eから各増幅回路19,21,
26,28,30に図示外の周知の供給ラインを通して送ら
れ、それらの増幅回路が動作する。 【0014】上記状態において、UHF入力端子CにU
HFのテレビ信号が入力されると、その信号はホット側
端子C1から接続線H1を通ってUHF増幅回路Fの入力端
7に与えられる。この場合、UHF入力端子Cは入力端
7に隣接した位置に備えていて接続線H1を通る距離が短
いのでそこでのUHF信号のロスは非常に少ない。入力
端7に与えられたUHF信号は、符号25,26,27,28,
29,30の部材を経て出力端8に出力される。その信号は
接続線H3を通って出力端子Eのホット側端子E1に与えら
れる。この場合、出力端子Eは出力端8に隣接した位置
に備えていて接続線H3を通る距離が短いのでそこでのU
HF信号のロスは非常に少ない。上記のように増幅され
たUHF信号がホット側端子E1に与えられることによ
り、そのUHFのテレビ信号が出力端子Eに連なる伝送
線に送り出される。 【0015】またVHF入力端子DにVHFのテレビ信
号が入力されると、その信号はホット側端子D1から接続
線H2を通ってVHF増幅回路Gの入力端10に与えられ
る。この場合、接続線H2はUHF入力端子Cを迂回させ
て配置しているので、上記VHFのテレビ信号の伝達
は、上記UHF入力端子CからUHF増幅回路Fの入力
端7へのUHFテレビ信号の伝達に何等悪影響を与える
ことはない。又接続線H2を通るVHFの信号自身もその
周波数はUHFに比べ比較的低いため、接続線H2を通る
過程において妨害を受けることは少なく、良好な状態で
入力端10に与えられる。入力端10に与えられたVHFの
テレビ信号は、符号15,17,18,19,20,21,22の部材
を経て出力端11に出力される。その信号は接続線H3を通
って出力端子Eのホット側端子E1に与えられる。その結
果、増幅されたVHFのテレビ信号が出力端子Eに連な
る伝送線に送り出される。 【0016】上記のような動作により、上記出力端子E
に接続したテレビ受像機においては、UHFのテレビ信
号も又VHFのテレビ信号も何れも受信することが出来
る。尚上記の場合、VHF入力端Dにレベルの高いFM
信号が入来してそれが上記符号17,18,19,20,21,22
の部材を通るVHFのテレビ信号に妨害を与える場合に
は、FMフィルタ切替スイッチ回路17をFMフィルタ16
に信号を通す側に切り替えておくと、該フィルタ16でも
ってFM信号の通過を阻止することが出来、上記妨害を
除去することが出来る。 【0017】上記ブースターにあっては、UHF入力端
子C及び出力端子Eは前述のような位置に備えているの
で、それら両者間の間隔は、UHF増幅回路Fにおける
入力端7と出力端8との間隔と同等となっている。UH
F増幅回路Fにおいては、入力端7と出力端8との間の
距離は両者間での高周波的結合が無いように設定してあ
るので、必然的にUHF入力端子Cと出力端子Eとの間
の距離もそこに必要充分なアイソレーション(例えば−
60dB)を得られるだけの距離(例えば90mm)が
確保されている。従って、UHF入力端子Cと出力端子
Eとの間の結合による発振を生じたりすることなく、安
定な動作をさせられる。 【0018】次に上記ブースターの異なる使用方法を説
明する。例えばUHFのアンテナからの信号とVHFの
アンテナからの信号とを混合器で混合させた場合のよう
に、UHFのテレビ信号とVHFのテレビ信号とを一緒
にして1本の伝送線で送ってくる場合には、その伝送線
をUHF入力端子Cに接続し、入力切替スイッチ回路15
はローパスフィルタ14からの信号を通す側に切り替えて
おく。この状態においては、UHFのテレビ信号は上記
の場合と同様にして出力端子Eから出力される。一方、
VHFのテレビ信号はUHF入力端子Cのホット側端子
C1から接続線H1を通して補助入力端13に入る。そしてロ
ーパスフィルタ14を経て切替スイッチ回路15に至り、以
降は上記の場合と同様にして出力端子Eから出力され
る。 【0019】次に図7はVHF増幅回路の異なる例を示
すもので、FM信号の除去の為の構成を備えないVHF
増幅回路を示すものである。なお、機能上前図のものと
同一又は均等の構成で説明が重複すると考えられる部分
には、前図と同一の符号にアルファベットのeを付して
重複する説明を省略した。(また次図以降のものにおい
ても順次同様の考えでアルファベットのf,g,hを順
に付して重複する説明を省略する。) 【0020】次に図8はVHF増幅回路の更に異なる例
を示すもので、一つの入力端10fのみを備え、それとフ
ィルタ回路18fとを伝送路34で結んだVHF増幅回路を
示すものである。 【0021】図9はVHF伝送回路の異なる例を示すも
ので、増幅機能を有せず、入来したVHF信号をそのま
ま出力するようにした例を示すものであり、図において
35はVHF信号をロス少なく伝送する伝送線路を示す。 【0022】図10は図9と同様のVHF伝送回路にお
いて、一つの入力端10hのみを備えたVHF伝送回路を
示すものである。 【0023】 【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、基板
Bの一方の縁部3にUHF入力端子C、VHF入力端子
D及び出力端子Eを並設しているので、UHF入力用、
VHF入力用或いは出力用の伝送線の夫々の挿通孔が防
水性の確保の為に一方の壁にまとめて設けられているケ
ースに対して上記基板Bを納める場合、上記の壁の側に
上記各端子を対応位置させることが出来る効果がある。
又、使用時において出力端子EにはUHF信号とVHF
信号の両方を出力できるので、そこに受信機器を接続す
ればUHF及びVHFのどちらの信号でも任意に利用で
きる効果がある。しかもUHF信号はブースターに入力
するレベルが低くてもそれを増幅して出力できるので、
そのUHF信号の容易な利用を可能にできる効果があ
る。更に上記UHF信号を増幅して出力する為に、UH
F入力端子Cに入力したUHF信号をUHF増幅回路F
に伝達したり、UHF増幅回路Fで増幅されたUHF信
号を出力端子Eに伝達する場合、UHF増幅回路FはU
HF入力端子C及び出力端子Eに隣接して設けているの
で、何れの伝達距離も短くてそこでのUHF信号のロス
を非常に少なくできる効果がある。更にUHF入力端子
C及び出力端子Eは上記縁部3の夫々一方と他方の端部
3a,3bに配置しているので、それら両者間には大きな間
隔を形成できて両者間に大きなアイソレーションを得る
ことができ、UHF増幅回路Fのゲインが高くても、U
HF入力端子Cと出力端子Eとの間の結合による発振を
防止して、安定な動作をさせられる効果がある。更に上
記のようにUHF入力端子Cと出力端子Eとの間の距離
を大きくしてそれらの間のアイソレーションを大きくで
きるようにしたものであっても、VHF入力端Dは、U
HF入力端子Cと出力端子Eとの間の空いたスペースに
配置しているので、外形形態は何等大型化することが無
く、小型、コンパクト化を可能にできる特長がある。更
に上記のようなUHF入力端子C、出力端子E及びVH
F入力端Dの配置によって小型、コンパクト化を可能に
したものであっても、VHF入力端子DとVHF伝送回
路Gの入力端10とを結ぶ接続線H2を、UHF入力端子C
を迂回させて配置しているので、UHF入力端子Cから
UHF増幅回路Fの入力端7へのUHF信号の伝達はV
HF信号の影響を受けることなく行うことができ、又、
接続線H2が上記迂回のために遠回りとなるものであって
も、そこを通すVHF信号はUHF信号に比べて周波数
が低くて妨害を受け難い為、良好な状態でVHF伝送回
路Gに与えることができ、その結果、UHF信号及びV
HF信号共に良質な信号を出力端子Eから出力できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】ブースターにおける各種部材の配置関係を示す
図。 【図2】VHF増幅回路における各種回路の機械的配置
関係を示す図。 【図3】UHF増幅回路における各種回路の機械的配置
関係を示す図。 【図4】ブースターにおける各種部材の接続関係を示す
図。 【図5】VHF増幅回路における各種回路の電気的接続
関係を示すブロック図。 【図6】UHF増幅回路における各種回路の電気的接続
関係を示すブロック図。 【図7】(A)はVHF増幅回路の異なる例における各
種回路の機械的配置関係を示す部分図、(B)はその電
気的接続関係を示すブロック図。 【図8】(A)はVHF増幅回路の更に異なる例におけ
る各種回路の機械的配置関係を示す部分図、(B)はそ
の電気的接続関係を示すブロック図。 【図9】(A)はVHF伝送回路の異なる例における各
種回路の機械的配置関係を示す部分図、(B)はその電
気的接続関係を示すブロック図。 【図10】VHF伝送回路の更に異なる例における各種
回路の機械的配置関係を示す部分図。 【図11】従来のブースターにおける各種部材の配置関
係を示す図。 【符号の説明】 B 基板 C UHF入力端子 D VHF入力端子 E 出力端子 F UHF増幅回路 G VHF伝送回路 H1,H2,H3 接続線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基板における一方の縁部に、UHF信号
    を入力する為のUHF入力端子と、VHF信号を入力す
    る為のVHF入力端子と、UHF信号及びVHF信号を
    出力する為の出力端子とを順に並設し、更に上記基板上
    には、UHF増幅回路とVHF伝送回路とを、上記各端
    子が設けられた縁部の側にUHF増幅回路が位置し、V
    HF伝送回路は縁部から遠い側に位置する状態に配設
    し、上記UHF入力端子と上記UHF増幅回路の入力端
    との間及び上記出力端子と上記UHF増幅回路の出力端
    との間を夫々接続線で接続すると共に、上記VHF入力
    端子と上記VHF伝送回路の入力端との間及び上記出力
    端子と上記VHF伝送回路の出力端との間を夫々接続線
    で接続しているブースターにおいて、上記UHF入力端
    子と出力端子の間に位置しているVHF入力端子と、上
    記VHF伝送回路の入力端との間を接続する接続線は、
    UHF入力端子とUHF増幅回路の入力端とを接続する
    接続線に対する影響の付与を回避する為に、上記UHF
    入力端子の外側を迂回させたことを特徴とするブースタ
    ー。
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