JP2689133B2 - 混合分波器 - Google Patents

混合分波器

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JP2689133B2 JP63135096A JP13509688A JP2689133B2 JP 2689133 B2 JP2689133 B2 JP 2689133B2 JP 63135096 A JP63135096 A JP 63135096A JP 13509688 A JP13509688 A JP 13509688A JP 2689133 B2 JP2689133 B2 JP 2689133B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複数のアンテナで夫々受信されたテレビ信号
を混合する為に、または一本の伝送線で伝送されてくる
複数のテレビ信号を複数の端子へ分波して出力する為に
用いられる混合分波器に関し、更に詳しくは電流通過型
の混合分波器に関する。
(従来の技術) テレビVHF・UHF信号やBS−IF信号を扱うこの種の混合
分波器は、例えば実開昭51−4241号公報に示された技術
のように、ローパスフィルタ(低域通過ろ波器とも称さ
れる)の一端とハイパスフィルタ(高域通過ろ波器とも
称される)の一端とを電気的に接続した共通端子とし、
混合器として用いる場合にはローパスフィルタとハイパ
スフィルタの夫々の他端から入力される信号を混合して
共通端子から出力するようにしている。また分波器とし
て用いる場合には共通端子から入力される複数の信号を
ローパスフィルタの他端とハイパスフィルタの他端とに
夫々分けて出力するようにしている。このような混合分
波器は、同軸ケーブル等の伝送線を用いて他の機器と接
続されるが、周知のように伝送線は一般に高い周波数の
信号ほど損失が大きい。従って、ハイパスフィルタを通
過する信号の方を増幅するための電源供給用として、ハ
イパスフィルタの他端から共通端子の側へ、あるいはそ
の逆に共通端子からハイパスフィルタの他端の側へ低電
圧の直流または低周波電流を通過させる必要が生じる。
しかしハイパスフィルタにはコンデンサが介在させてあ
るため、そのままでは電源供給用の電流が通過しない。
そこで、ハイパスフィルタと電気的に並列に、ハイパス
フィルタの他端と共通端子とをフェライト磁芯巻きの複
数個のコイルで接続してその目的を達成することが試み
られた。
(発明が解決しようとする課題) しかし上記のように構成した混合分波器は、電源供給
用の電流をハイパスフィルタの他端と共通端子との間で
通過させられるものの、ローパスフィルタを通過するテ
レビVHF信号についても通過させてしまうので、テレビV
HF信号が共通端子からハイパスフィルタの他端へ回り込
むことになり、結果的にテレビVHF信号に対する混合分
波器の通過損失が増えてしまうのである。
そこで一般には、例えば特開昭54−13727号公報に示
された技術を応用し、ハイパスフィルタと電気的に並列
に、ハイパスフィルタの他端と共通端子とをフェライト
磁芯巻きの2個直列接続のコイルで接続し、この2個の
コイル相互の接続点をコンデンサにより接地した混合分
波器を用いている。このようにすると、フェライト磁芯
巻きの2個のコイルと接地用のコンデンサによって、電
源供給用の電流のみを通過させるためのT型回路が構成
され、ローパスフィルタを通過するテレビVHF信号を遮
断することができて、上記のような回り込みが防止され
るのである。しかし高価なフェライト磁芯巻きのコイル
を2個使用するため、コストアップの問題や取付作業の
面倒さの問題が残っていた。また同じ電気的特性のコイ
ル2個を使用することによる不要共振の強め合いなどに
より、ローパスフィルタやハイパスフィルタを通過すべ
き高周波信号が特定の周波数成分だけ無用の損失を被る
という問題も残っていた。
本発明は上記のような問題を解決するためになされた
もので、フェライト磁芯巻きのコイルを1個のみ使用す
る簡易な構成で、しかもローパスフィルタを通る信号が
共通端子の側からハイパスフィルタの他端の側へ漏れだ
すことを、全ての帯域にわたって充分に防止しうる混合
分波器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を解決させるために請求の範囲記載のとおり
の手段を講じたものであって、その作用は次のとおりで
ある。
(作用) 第1の端子と共通端子との間には直流又は低周波の電
源電流が流されると共に、高周波信号のうちの周波数の
高い方の信号が流される。第2の端子と共通端子との間
には高周波信号のうちの周波数の低い方の信号が流れ
る。
混合分波器を混合器として使用する場合、第1の端子
に加わる高周波信号はハイパスフィルタを通り、ローパ
スフィルタや第1のチョークコイルを通過すること無
く、従って無用の損失をすること無く共通端子から送出
される。また第2の端子に加わる周波数の低い方の高周
波信号はローパスフィルタを通り、ハイパスフィルタや
第1のチョークコイルを通過すること無く、従って無用
の損失をすること無く共通端子から送出される。
混合分波器を分波器として使用する場合、共通端子に
加わる高周波信号のうち周波数の高い方はハイパスフィ
ルタを通り第1の端子から送出される。周波数の低い方
の高周波信号はローパスフィルタを通り第2の端子から
送出される。高周波信号は第1のチョークコイルを通過
することが無いので、無用な損失が防止される。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図は混合分波器の回路図を示すもので、1は第1
の端子、2は第2の端子、3は共通端子を夫々示す。4
はローパスフィルタで、4aは一端、4bは他端を示す。5
はハイパスフィルタで、5aは一端、5bは他端を示す。6
は第1のチョークコイルで、上記ローパスフィルタ4や
ハイパスフィルタ5を通過する高周波信号の通過を阻止
し得るように、例えば強磁性体に巻線を巻いて構成した
インダクタンス値の高いものが用いられる。7は第2の
チョークコイルで、ハイパスフィルタ5を通過する高周
波信号の通過を阻止しうるようなインダクタンス値のも
のが用いられる。従って第1のチョークコイルのインダ
クタンス値よりも低いインダクタンス値のもので良く、
例えばプリント基板上に形成するプリントコイルが用い
られる。8,9は夫々高周波信号を通過させ直流や低周波
電流を阻止するためのコンデンサを示す。
次にローパスフィルタ4を構成する回路素子について
説明すると、10,11,12は夫々コイルを、また13,14は夫
々コンデンサを示す。
次にハイパスフィルタ5を構成する回路素子について
説明すると、15,16,17は夫々コンデンサ、18,19は夫々
コイルを示す。
上記構成のものにあって、混合器として使用する場合
には、ハイパスフィルタ5に例えばUHFテレビ信号を通
過させVHFテレビ信号を阻止する特性のものを用い、ま
たローパスフィルタ4にテレビVHF信号を通過させテレ
ビUHF信号は阻止する特性のものを用いて混合分波器を
構成する。第1の端子1にはUHFブースターを介してテ
レビUHF信号受信用のアンテナが接続され、第2の端子
2にはテレビVHF信号受信用のアンテナが、また共通端
子3にはブースター電源部を介してテレビ受像機が夫々
接続されて使用される。この場合、ブースター電源部か
らは周知のようにUHFブースター作動用の電源電流が混
合分波器の共通端子3に加えられ、第1のチョークコイ
ル6と第2のチョークコイル7とを通り第1の端子1か
ら出力される。この電源電流はUHFブースターに至りそ
れを動作させる。UHF受信用アンテナからのテレビUHF信
号はUHFブースターで増幅されて第1の端子に加わり、
ハイパスフィルタ5、共通端子3、ブースター電源部を
順に通過してテレビ受像機に至る。一方VHF受信用アン
テナからのテレビVHF信号はローパスフィルタ4やコン
デンサ9を通り、共通端子3に至る。この信号はインダ
クタンス値の比較的大きな第1のチョークコイル6によ
り充分に阻止されるから、第1の端子1への回り込みが
防止されて、無用に損失することなく共通端子3から送
り出され、ブースター電源部を通過してテレビ受像機に
至る。
次に上記第1図の構成の混合分波器にあって、分波器
として使用する場合には、ローパスフィルタ4に例えば
テレビVHF・UHF信号を通過させ衛星放送の中間周波信号
(以下BS−IF信号という)を阻止する特性のものを用
い、ハイパスフィルタ5にBS−IF信号を通過させテレビ
VHF・UHF信号を阻止する特性のものを用いて混合分波器
を構成する。第1の端子1にはBSチューナーが接続さ
れ、第2の端子2にはテレビ受像機が、また共通端子3
にはBSコンバータからのBS−IF信号としてテレビVHF・U
HF信号とを混合する混合器が夫々接続されて使用され
る。BSチューナーからは混合分波器を介して周知のよう
に直流15Vで電流がBSコンバータへ送られる。
この例においてもテレビUHF信号はもとよりテレビVHF
信号の共通端子3から第1の端子1への漏れ出しは防止
される。
尚上記の例の他に種々の混合分波器が考えられること
はいうまでもない。
次に第2図はプリント基板に実装した混合分波器の要
部の正面図、第3図は背面図を夫々示す。第1図と対応
するものには同一の符号を付して示してある。20はプリ
ント基板で、絶縁板21の背面側に導体箔22が添設してあ
る。このプリント基板20上には図示はしないが前述のロ
ーパスフィルタ4やハイパスフィルタ5を構成する回路
素子が形成・組付けされている。第1の端子1や共通端
子3は絶縁板21に添設された導体箔により成る。第1の
チョークコイル6はフェライト等の強磁性体に例えばポ
リウレタン被覆銅線等の絶縁銅線を多数回巻いて形成し
てあり、その一端は共通端子3に半田付け23してある。
第2のチョークコイル7はプリント基板20にプリントコ
イルにより形成してある。その一端側は上記の第1のチ
ョークコイル6の他端に半田付け24してある。第2のチ
ョークコイル7の他端にはスズメッキ銅線により成るジ
ャンパー線25が半田付け26される。またジャンパー線25
の他端は第1の端子1に半田付け27してある。コンデン
サ8にはセラミックコンデンサが用いてある。28,29は
コンデンサ8のリードの半田付け部分を示す。
上記の構成の混合分波器を製造するには、まず第2の
チョークコイル7やフィルタ素子がエッチング等により
形成してあるプリント基板20を用意する。次に第1のチ
ョークコイル6や、フィルタを形成する回路部品や給電
線接続具をプリント基板20に半田付け等により接続・固
定する。必要に応じケースに収納して出荷すればよい。
次に第4図は混合分波器の減衰特性を示すものであ
る。図示の特性のものは、ローパスフィルタ4としてテ
レビVHF帯の信号が通過する特性のものを、またハイパ
スフィルタ5としてテレビUHF帯が通過する特性のもの
を用いて構成した。特性Aは第1の端子1と共通端子3
との間の減衰特性を、また特性Bは第2の端子2と共通
端子3との間の減衰特性を夫々示すものである。特性A
についてはテレビUHF帯の減衰が、また特性Bについて
はテレビVHF帯の減衰が、夫々少なく優れていることが
わかる。尚上記の場合において、強磁性体巻きで構成し
た第1のチョークコイル6には1.5μHのインダクタン
スのものを、またプリントコイルで構成した第2のチョ
ークコイル7には70nHのインダクタンスのものを用い
た。上記の各インダクタンスは周波数8MHzにおいて測定
した。
(発明の効果) 以上のように本願にあっては、強磁性体に巻いたチョ
ークコイルを1個のみ使用し、もう1つのチョークコイ
ルは、プリント基板の製造と同時に形成できるプリント
コイルで実現できる、電流通過型の混合分波器を提供で
きる。このことは部品点数の削減による製造の合理化や
コストダウンが実現できるという利点を有する。
しかも混合分波器を使用する場合、テレビVHF信号を
含む周波数の高い信号が第2の端子と共通端子との間に
流される時も、またローパスフィルタで阻止されるほど
に高い周波数の信号が第1の端子と共通端子との間に流
される時も、いずれの場合にも通過させるべき信号の回
り込みが阻止される。また無用の共振により、本来通過
させるべき信号を損失させることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は混合分波器
の回路図、第2図はプリント基板で構成した混合分波器
要部の正面図、第3図は第2図の混合分波器要部の背面
図、第4図は混合分波器の減衰特性を示すグラフ。 1……第1の端子、2……第2の端子、3……共通端
子、4……ローパスフィルタ、5……ハイパスフィル
タ、6……第1のチョークコイル、7……第2のチョー
クコイル、8……コンデンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の端子と、第2の端子と、共通端子と
    が絶縁板に添設された導体箔によって形成されたプリン
    ト基板には、少なくともテレビVHF信号を含む周波数の
    信号を通過させるローパスフィルタと、該ローパスフィ
    ルタで阻止されるほどに高い周波数の信号を通過させる
    ハイパスフィルタとを、自体の回路素子を該プリント基
    板上に形成・組付けすることによって構成し、しかも上
    記第1の端子と上記共通端子とは上記ハイパスフィルタ
    を介して、また上記第2の端子と上記共通端子とは上記
    ローパスフィルタを介して、夫々接続してある混合分波
    器において、上記第1の端子と上記共通端子とは、上記
    ハイパスフィルタと電気的に並列に、上記絶縁板に添設
    された導体箔によりプリント形成された第2のチョーク
    コイルと、強磁性体に巻線を巻回して構成することによ
    り自体のインダクタンスを該第2のチョークコイルより
    も大きくして形成された第1のチョークコイルとの直列
    回路を、上記第1のチョークコイルの方が上記共通端子
    側となるようにして接続してあり、しかも上記両チョー
    クコイルの接続点はコンデンサを介して接地してあるこ
    とを特徴とする混合分波器。
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