JP2002295048A - バース付き機械式駐車装置及びその入出庫方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車を入庫又は出庫させる際に、運転者の
みが機械式駐車装置の奥まで行く必要がなく、運転者と
同乗者が共に駐車装置のバースにおいて、自動車に容易
かつ迅速に乗降車することができ、更に駐車又は退去し
ようとする自動車が連続したときにも迅速に入出庫させ
る。 【解決手段】 建屋２内に形成した上下方向の昇降路３
内を昇降するリフトケージ４と、昇降路３に沿ってその
両側に多段に設けられた駐車棚５とを備えた機械式駐車
装置１であって、機械式駐車装置１の１階部分に設け
た、自動車７に運転者等が乗降する床面となるバース１
２と、バース１２と、リフトケージ４の下降位置Ａとの
間を往復移動する走行台車１７と、走行台車１７に設け
た、パレット６をバース１２の床面及びリフトケージ４
に移動させる横送り機構１６と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ式等の
機械式駐車装置に係り、特に乗込み口となるバースにお
いて自動車に運転者と同乗者が共に迅速かつ安全に乗降
車することができるバース付き機械式駐車装置及びその
入出庫方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、図５の断面図に示すように、
エレベータ式駐車装置の基本形式である下部乗り込み式
エレベータ式駐車装置１は、建屋２内に形成した上下方
向の昇降路３内を昇降するリフトケージ４と、この昇降
路３に沿って前後又は左右で挟むようにその両側に多段
に設けられた駐車棚５とを備えたものである。このリフ
トケージ４によりパレット６を介して自動車７を搬送
し、各駐車棚５に格納するようになっている。このエレ
ベータ式駐車装置１には、自動車７を入庫又は出庫させ
る際、昇降路３の最下部位置に、乗込み口９から入庫し
た自動車７を旋回させる旋回装置８が設けられている。

【０００３】この下部乗り込み式エレベータ式駐車装置
１に自動車７を入出庫するときは、予め旋回装置８の上
面レベルより下方位置までリフトケージ４を吊り降ろし
ておき、旋回装置８上にセットしておいたパレット６に
自動車７が入庫した後、旋回装置８により自動車７を載
せたパレット６を水平に旋回させる。次に、旋回装置８
の外周位置をすり抜けるようにしてリフトケージ４を吊
り上げ、パレット６を所要段の駐車棚５の位置まで上昇
させる。その後、リフトケージ４に装備されている横送
り装置の操作で自動車７をパレット６ごと横行させて駐
車棚５に格納する。このように、昇降、横行のステップ
のみで、自動車７の入庫及び出庫を連続して円滑に行う
ようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のエレベータ式駐車装置１では、自動車７は入出庫口
扉１０から入出庫スペース１１に位置するパレット６上
に乗り上げないと自動車７を入庫させることができなか
った。そこで、自動車７を入庫させるときには、先ず、
入出庫口扉１０の前において運転者以外の同乗者が降車
し、運転者のみが入出庫口扉１０から奥に位置するパレ
ット６上に自動車７を乗り上げ、次に降車してから徒歩
で駐車装置１の乗込み口９まで戻らなければならないと
いう問題があった。

【０００５】同様に、自動車７を出庫させるときにも、
運転者のみが入出庫スペース１１まで行き、ここで乗車
して自動車７を旋回装置８でその向きを変えてから、入
出庫口扉１０の外まで移動させ、そこで停車させ、他の
同乗者を乗せて自動車７を発車させなければならず、自
動車の乗降車が大変煩雑であり、かつ危険であるという
問題があった。

【０００６】また、従来の構成のエレベータ式駐車装置
１では、自動車７を入庫又は出庫する際に１枚のパレッ
ト６のみをリフトケージ４で昇降させ、搬送するため、
入庫しようとする自動車７が連続したとき、又は出庫し
ようとする自動車７が連続したときに入出庫の作業を円
滑に行えないという問題があった。

【０００７】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、自
動車を入庫又は出庫させる際に、運転者のみが機械式駐
車装置の奥まで行く必要がなく、運転者と同乗者が共に
駐車装置のバースにおいて、自動車に容易かつ迅速に乗
降車することができ、更に駐車又は退去しようとする自
動車が連続したときにも迅速に入出庫させることができ
るバース付き機械式駐車装置及びその入出庫方法を提供
することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のバース付き機械
式駐車装置によれば、建屋（２）内に形成した上下方向
の昇降路（３）内を昇降するリフトケージ（４）と、該
昇降路（３）に沿ってその両側に多段に設けられた駐車
棚（５）とを備えた機械式駐車装置（１）であって、該
機械式駐車装置（１）の１階部分に設けた、自動車
（７）に運転者等が乗降する床面となるバース（１２）
と、該バース（１２）と、前記リフトケージ（４）の下
降位置（Ａ）との間を往復移動する走行台車（１７）
と、該走行台車（１７）に設けた、パレット（６）を前
記バース（１２）の床面及び前記リフトケージ（４）に
移動させる横送り機構（１６）と、を備えた、ことを特
徴とするバース付き機械式駐車装置が提供される。

【０００９】前記リフトケージ（４）の下降位置（Ａ）
に隣接して配置した、自動車（７）を載置しておく待機
スペース（１９）を更に備えることができる。また、前
記バース（１２）の床面とパレット（６）の端縁に連接
するように、床板（２０ａ）と扉（２０ｂ）とから成る
扉一体型床板（２０）を前記バース（１２）に隣接して
進退自在に構成することが好ましい。

【００１０】前記走行台車（１７）は、前記バース（１
２）と、前記リフトケージ（４）の下降位置（Ａ）と間
に形成した溝部（１４）に長手方向に敷いた移動用レー
ル（１５）上を走行するものである。

【００１１】上記発明の構成では、先ず、自動車（７）
を入庫させるときは、予めリフトケージ（４）をバース
（１２）の床面レベルより下方位置までを下降させ、こ
のリフトケージ（４）で搬送したパレット（６）は、こ
のリフトケージ（４）の下降位置（Ａ）で走行台車（１
７）に載せてバース（１２）まで移動させる。このバー
ス（１２）まで移動させたパレット（６）はバース（１
２）の床面とフラットな状態にする。

【００１２】このバース（１２）において、パレット
（６）上に自動車（７）を乗り入れ、この位置で運転者
と同乗者が共に乗降車する。その乗降車した後に、この
自動車（７）を走行台車（１７）に載せてリフトケージ
（４）の下降位置（Ａ）まで移動させる。そこで、従来
のように、機械式駐車装置（１）の奥まで行く必要がな
く、運転者と同乗者が共に駐車装置（１）のバース（１
２）において、自動車（７）から安全かつ迅速に降車す
ることができる。

【００１３】次に、リフトケージ（４）を吊り上げ、パ
レット（６）を所要段の駐車棚（５）の位置まで上昇さ
せ、自動車（７）をパレット（６）ごと横行させて駐車
棚（５）に格納する。

【００１４】逆に、出庫を連続的に行う場合も同様であ
り、パレット（６）をリフトケージ（４）の下降位置
（Ａ）とバース（１２）との間を走行台車（１７）で往
復動させることにより、このバース（１２）で運転者と
同乗者が共に乗車した安全に出庫させることができる。

【００１５】更に、リフトケージ（４）の下降位置
（Ａ）に隣接する待機スペース（１９）には、バース
（１２）から走行台車（１７）で移動させた自動車
（７）を載置しているときに、前記リフトケージ（４）
の昇降動作と、前記バース（１２）において次に入庫し
ようとする自動車（７）の進入動作を並行させて行うこ
とができるので、入庫の待ち時間を短縮でき、迅速に自
動車（７）を入庫させることができる。同様に、出庫に
際してもリフトケージ（４）の昇降動作と、前記バース
（１２）における次の出庫しようとする自動車（７）の
退去動作を並行させて行うことができるので、迅速に自
動車（７）を出庫させることができる。

【００１６】また、バース（１２）に隣接して進退自在
に構成した扉一体型床板（２０）は、バース（１２）に
運転者と同乗者がいるときに前記バース（１２）とリフ
トケージ（４）の下降位置（Ａ）と間に形成した溝部
（１４）を閉塞して、人の落下を阻止できるので、運転
者と同乗者が共にバース（１２）において自動車（７）
に安全に乗降車することができる。

【００１７】本発明のバース付き機械式駐車装置の入出
庫方法によれば、機械式駐車装置（１）に格納した自動
車（７）をバース（１２）から入出庫させるバース付き
機械式駐車装置の入出庫方法であって、前記機械式駐車
装置（１）の各駐車棚（５）から格納又は搬出する自動
車（７）を載置したパレット（６）を、横送り機構（１
６）を内蔵した走行台車（１７）で、リフトケージ
（４）の下降位置（Ａ）と前記バース（１２）との間を
移動させることにより、前記バース（１２）に隣接する
ように移動させたパレット（６）上において自動車
（７）に運転手と共に同乗者が乗降車する、ことを特徴
とするバース付き機械式駐車装置の入出庫方法が提供さ
れる。

【００１８】前記バース（１２）から走行台車（１７）
で移動させた自動車（７）を待機スペース（１９）に載
置しているときに、前記リフトケージ（４）の昇降動作
と、前記バース（１２）における次に入庫しようとする
自動車（７）の進入動作を並行させて行うことができ
る。逆に、前記リフトケージ（４）から走行台車（１
７）で移動させた自動車（７）を待機スペース（１９）
に載置しているときに、前記リフトケージ（４）の昇降
動作と、前記バース（１２）における次に出庫しようと
する自動車（７）の退去動作を並行させて行うことがで
きる。

【００１９】上記発明の方法では、自動車（７）は運転
者と共に同乗者が乗車したまま、バース（１２）に乗り
入れることが可能となったので、例えば入庫するときは
従来のように、先ず同乗者を降車させ、次に運転者が降
車させるという２回の停車動作が不要になるため迅速か
つ安全に乗降車することができる。特に、運転者のみ機
械式駐車装置（１）の奥まで行く必要もなく、運転者と
同乗者が共に駐車装置（１）のバース（１２）において
自動車（７）に容易かつ迅速に降車することができる。

【００２０】また、待機スペース（１９）を利用してパ
レット（６）の入れ替えが可能となったので、リフトケ
ージ（４）の昇降動作と同時に、バース（１２）におけ
る入庫動作と退去動作を並行させて行うことにより入出
庫の待ち時間を短縮することができるので、迅速に自動
車（７）を入出庫させることができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通の
部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。図
１は本発明のバース付き機械式駐車装置を示す説明断面
図である。図２は駐車装置の１階部分を示す拡大断面図
である。図３は駐車装置の１階部分を示す斜視図であ
る。エレベータ式駐車装置１は、図５に示すように、建
屋２内に形成した上下方向の昇降路３内を昇降するリフ
トケージ４と、この昇降路３に沿って前後又は左右で挟
むようにその両側に多段に設けられた駐車棚５とを備え
たものである。このリフトケージ４によりパレット６を
介して自動車７を搬送し、各駐車棚５に格納するように
なっている。

【００２２】本発明の機械式駐車装置１の１階部分に
は、自動車７に運転者等が乗降する床面となるバース１
２を設けてある。このバース１２は、その中央部にパレ
ット６が収まるように凹部１３を形成してある（図３参
照）。

【００２３】本発明のエレベータ式駐車装置１には、図
２に示すように、バース１２とリフトケージ４の下降位
置Ａには、両方に連結するように溝部１４を形成し、こ
の溝部１４に長手方向に延びる移動用レール１５を敷い
てある。このレール１５に、パレット６を横送りするチ
ェーン等の横送り回装置１６を設けた走行台車１７のロ
ーラ１８で走行移動させる。この走行台車１７は、チェ
ーン（図示していない）を用いてバース１２と、リフト
ケージ４の下降位置Ａとの間を往復移動するようになっ
ている。

【００２４】リフトケージ４の下降位置Ａの隣に、自動
車７を載置しておく待機スペース１９を備えてある。こ
の待機スペース１９は、バース１２から走行台車１７で
移動させた自動車７を一時載置し、このようにリフトケ
ージ４の下降位置Ａの近傍にに自動車７を待機させるこ
とにより、リフトケージ４の昇降動作とバース１２にお
ける次に入庫しようとする自動車７の進入動作を並行さ
せて行わせる。同様に、出庫に際してもリフトケージ４
の昇降動作とバース１２における次に出庫しようとする
自動車７の退去動作を並行させて行なわせる。本発明で
はこのように、リフトケージ４の昇降動作と同時に、バ
ース１２における入庫動作と出庫動作を並行させて行う
ことにより入出庫の待ち時間を短縮することができる。

【００２５】また、バース１２に隣接するように扉一体
型床板２０を上下方向に進退自在に構成してある（図２
参照）。この扉一体型床板２０は、パレット６の端縁と
バース１２の床面の端縁とに連接するように、床板２０
ａと扉２０ｂとから成るものである。この扉一体型床板
２０は、バース１２に運転者と同乗者がいるときにバー
ス１２とリフトケージ４の下降位置Ａと間に形成した溝
部１４を閉塞して人の落下を阻止する作用を有するの
で、運転者と同乗者が共にバース１２において自動車７
に安全に乗降車することができる。図示例では扉一体型
床板２０は上下方向に進退自在に構成したものを説明し
ているが、水平方向に移動するように構成したものを用
いることも勿論可能である。

【００２６】図４は本発明のバース付き機械式駐車装置
の入出庫方法により各装置の動作を示すものであり、リ
フトケージの着床（ａ）、パレットの走行台車への移動
（ｂ）、走行台車の移動（ｃ）、パレットの入出庫口へ
の移動（ｄ）、扉一体型床板の閉止（ｅ）を示す断面図
である。先ず、自動車７を入庫させるときは、予めリフ
トケージ４をバース１２の床面レベルより下方位置まで
を下降させる（図４（ａ））。このリフトケージ４で搬
送したパレット６は、このリフトケージ４の下降位置Ａ
で走行台車１７に載せてバース１２まで移動させる（図
４（ｂ），（ｃ））。このバース１２に移動させたパレ
ット６はバース１２の床面とフラットな状態にする（図
４（ｄ））。

【００２７】このバース１２に自動車７を乗り入れ，そ
の後駐車棚５へ格納するために、リフトケージ４を吊り
上げ、パレット６を所要段の駐車棚５の位置まで上昇さ
せ、自動車７をパレット６ごと横行させて駐車棚５に格
納する。

【００２８】逆に、出庫を連続的に行う場合も同様であ
り、パレット６をリフトケージ４の下降位置Ａとバース
１２との間を走行台車１７で往復動させることにより、
出庫させる。

【００２９】更に、リフトケージ４の下降位置Ａに隣接
する待機スペース１９に自動車７を載置させることによ
り、リフトケージ４の昇降動作と同時にバース１２にお
ける次に入庫しようとする自動車７のバース１２への進
入動作を並行させて行うことができる（図３（ｅ））。
入庫させることができる。同様に、出庫に際してもリフ
トケージ４の昇降動作と同時に自動車７のバース１２に
おける退去動作を並行させて行うことができる。

【００３０】なお、本発明は上記の実施形態にのみ限定
されるものではなく、走行台車１７は、レール１５上を
ローラ１８で移動させる実施の形態について説明してあ
るが、このレール１５とレールに代えて、ギヤその他の
機構により走行台車１７を移動するように構成すること
も可能であり、そのため本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。

【００３１】

【発明の効果】上述したように、本発明のバース付き機
械式駐車装置及びこの入出庫方法は、走行台車をパレッ
トと共にバースとリフトケージの下降位置との間を往復
移動させることができるので、このバース位置に自動車
を乗り入れれば、この自動車は、走行台車がパレットと
共にリフトケージの下降位置まで自動的に移動させ、自
動車を駐車棚に入庫させ ることができる。そこで、運
転者と同乗者全員は、バースにおいて降車することがで
き、従来のように運転者のみが駐車装置の奥まで歩いて
いく必要がない。

【００３２】一方、運転者が自動車に乗車するときは、
駐車棚から自動車をリフトケージの下降位置からバース
まで自動的に移動させることができるので、運転者と乗
員は、このバースにおいて自動車に安全かつ迅速に乗車
することができる。

【００３３】また、待機スペースを利用してパレットの
入れ替えが可能となったので、リフトケージの昇降動作
と同時にバースにおける入庫動作又は退去動作を並行さ
せて行うことができ、待ち時間を短縮できるので、迅速
に自動車を入出庫させることができる、等の優れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のバース付き機械式駐車装置を示す説明
断面図である。

【図２】駐車装置の１階部分を示す拡大断面図である。

【図３】駐車装置の１階部分を示す斜視図である。

【図４】本発明の入出庫方法における各装置の動作を示
すものであり、リフトケージの着床（ａ）、パレットの
走行台車への移動（ｂ）、走行台車の移動（ｃ）、パレ
ットの入出庫口への移動（ｄ）、扉一体型床板の閉止
（ｅ）を示す断面図である。

【図５】従来のエレベータ式駐車装置を示す断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 機械式駐車装置（エレベータ式駐車装置） ２ 建屋 ３ 昇降路 ４ リフトケージ ５ 駐車棚 ６ パレット ７ 自動車 １２ バース １４ 溝部 １５ 移動用レール １６ 横送り機構 １７ 走行台車 １９ 待機スペース ２０ 扉一体型床板 ２０ａ 床板 ２０ｂ 扉 Ａ リフトケージの下降位置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神庭 幸秀 東京都中央区明石町６番４号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 今福 修 東京都中央区明石町６番４号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 南部 修一 東京都中央区明石町６番４号 石川島運搬 機械株式会社内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建屋（２）内に形成した上下方向の昇降
   路（３）内を昇降するリフトケージ（４）と、該昇降路
   （３）に沿ってその両側に多段に設けられた駐車棚
   （５）とを備えた機械式駐車装置（１）であって、 該機械式駐車装置（１）の１階部分に設けた、自動車
   （７）に運転者等が乗降する床面となるバース（１２）
   と、 該バース（１２）と、前記リフトケージ（４）の下降位
   置（Ａ）との間を往復移動する走行台車（１７）と、 該走行台車（１７）に設けた、パレット（６）を前記バ
   ース（１２）の床面及び前記リフトケージ（４）に移動
   させる横送り機構（１６）と、 を備えた、ことを特徴とするバース付き機械式駐車装
   置。
2. 【請求項２】 前記リフトケージ（４）の下降位置
   （Ａ）に隣接して配置した、自動車（７）を載置してお
   く待機スペース（１９）を更に備えた、ことを特徴とす
   る請求項１のバース付き機械式駐車装置。
3. 【請求項３】 前記バース（１２）の床面とパレット
   （６）との端縁に連接するように、床板（２０ａ）と扉
   （２０ｂ）とから成る扉一体型床板（２０）を前記バー
   ス（１２）に隣接して進退自在に構成した、ことを特徴
   とする請求項１のバース付き機械式駐車装置。
4. 【請求項４】 前記走行台車（１７）は、前記バース
   （１２）と、前記リフトケージ（４）の下降位置（Ａ）
   と間に形成した溝部（１４）に長手方向に敷いた移動用
   レール（１５）上を走行するものである、ことを特徴と
   する請求項１のバース付き機械式駐車装置。
5. 【請求項５】 機械式駐車装置（１）に格納した自動車
   （７）をバース（１２）から入出庫させるバース付き機
   械式駐車装置の入出庫方法であって、 前記機械式駐車装置（１）の各駐車棚（５）から格納又
   は搬出する自動車（７）を載置したパレット（６）を、
   横送り機構（１６）を内蔵した走行台車（１７）で、リ
   フトケージ（４）の下降位置（Ａ）と前記バース（１
   ２）との間を移動させることにより、 前記バース（１２）に隣接するように移動させたパレッ
   ト（６）上において自動車（７）に運転手と共に同乗者
   が乗降車する、ことを特徴とするバース付き機械式駐車
   装置の入出庫方法。
6. 【請求項６】 前記バース（１２）から走行台車（１
   ７）で移動させた自動車（７）を待機スペース（１９）
   に載置しているときに、前記リフトケージ（４）の昇降
   動作と、前記バース（１２）における次に入庫しようと
   する自動車（７）の進入動作を並行させて行う、ことを
   特徴とする請求項５のバース付き機械式駐車装置の入出
   庫方法。
7. 【請求項７】 前記リフトケージ（４）から走行台車
   （１７）で移動させた自動車（７）を待機スペース（１
   ９）に載置しているときに、前記リフトケージ（４）の
   昇降動作と、前記バース（１２）における次に出庫しよ
   うとする自動車（７）の退去動作を並行させて行う、こ
   とを特徴とする請求項５のバース付き機械式駐車装置の
   入出庫方法。