JPH10140869A - 駐車装置及び倉庫装置 - Google Patents

駐車装置及び倉庫装置

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Publication number
JPH10140869A
JPH10140869A JP30453496A JP30453496A JPH10140869A JP H10140869 A JPH10140869 A JP H10140869A JP 30453496 A JP30453496 A JP 30453496A JP 30453496 A JP30453496 A JP 30453496A JP H10140869 A JPH10140869 A JP H10140869A
Authority
JP
Japan
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pallet
lift
floor
bicycle
parking
Prior art date
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Pending
Application number
JP30453496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Yahara
政和 矢原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10140869A publication Critical patent/JPH10140869A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全を確保できる範囲で入庫または出庫処理
時間を短縮すること。 【解決手段】 乗入階4にパレット移動装置9を設け、
パレット1がリフト昇降路2Aの両隣に水平移動できる
ようにし、片側の隣には乗降場所12を設けてここにパ
レット1が位置する時に自動車の入庫または出庫を行
い、また利用者の降車または乗車等を行い、更に乗降場
所12とは反対側の隣に待避場所13を設けてここにパ
レット1を一時待避させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、自動二輪
車、自転車等の駐車装置、更には、各種荷の倉庫装置に
適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】パレットを用いた従来のエレベータ式自
動車用駐車装置を、図16及び図17により説明する。
【0003】図16において、パレット1を載せたリフ
ト2が乗入階4に位置する状態で、自動車7の入出庫を
行う。他の階(以下、格納階と呼ぶ。)においては、リ
フト2の昇降路2Aの両側に格納棚3があり、各格納棚
3にパレット1が格納される。乗入階4には格納されな
い。
【0004】また、図17において、リフト2にはパレ
ット送り装置8が設けられている。パレット送り装置8
は、リフト2とリフト昇降路2A両側の格納棚3との間
で、パレット1の格納と取り出しを行う。乗入階4と外
部との間には、出入口扉が設けられている。
【0005】ここで、上記従来の駐車装置の待機状態に
ついて説明する。待機状態では、自動車が無い空パレッ
ト1を載せたリフト2が乗入階4に位置しており、その
空パレットが納まっていた格納棚3Aを除く格納棚3
に、自動車の有無に関わらずパレット1が納まってい
る。出入口扉は開いている。
【0006】次に、入庫要領について説明する。入庫の
際は、下記からの手順が採られる。 入庫する自動車(以下、入庫車と呼ぶ。)7が、乗入
階4にて、リフト2に載せられている空パレット1上ま
で進入する。 入庫車7から利用者が降車し、乗入階4から外部に出
て起動ボタンを押すと、出入口扉が閉まり、リフト2が
上昇を開始する。 リフト2がその上のパレット1が格納されていた格納
階まで上昇し、パレット送り装置8が作動することで、
入庫車7を搭載したパレット1が元の格納棚3Aに格納
される。 その後、リフト2が他の空パレットが格納されている
格納階まで上昇または下降し、パレット送り装置8が作
動することで、格納棚3の空パレット1がリフト2に載
せられる。 空パレット1を載せたリフト2が乗入階4まで下降
し、出入口扉が開いて待機状態となる。
【0007】次に、出庫要領について説明する。出庫時
には、下記からの手順が採られる。 起動ボタンを押すと、リフト2が待機状態から上昇を
開始する。 リフト2がその上の空パレット1が格納されていた格
納階まで上昇し、パレット送り装置8が作動すること
で、空パレット1が元の格納棚3に格納される。 その後、出庫する自動車(以下、出庫車と呼ぶ。)7
を搭載したパレット1が格納されている格納階まで、リ
フト2が上昇または下降し、パレット送り装置8が作動
することで、格納棚3の出庫車7を搭載したパレット1
がリフト2に載せられる。 リフト2により、出庫車7を搭載したパレット1が乗
入階4まで下降する。 出入口扉が開き、利用者が乗入階4に進入して出庫車
7に乗車し、出庫車7が退出すると、待機状態となる。
【0008】以上のように、乗入階4に空パレット1を
載せたリフト2が位置する待機状態で自動車7の降車と
乗車を行うことから、利用者が乗入階4にいる間は、駐
車装置を作動させることができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ式駐
車装置は、一人の利用者の入庫または出庫処理が終了し
て待機状態になった後に、次の利用者の入庫または出庫
処理を開始するシステムであり、利用者が乗入階4にい
る間は駐車装置が作動しない。このことから、1回の入
庫または出庫処理の時間は、利用者が降車また乗車等を
行う入庫または出庫作業時間と、駐車装置の作動時間と
を加えたかなり長い時間を必要としていた。
【0010】そこで、本発明の課題は、人の安全を確保
できる範囲で、人が乗入階にいる間も駐車装置が作動で
きるようにして、入庫または出庫処理時間を短縮するこ
とにある。
【0011】また、本発明の課題は、駐車装置に限ら
ず、人の安全を確保できる範囲で、一般の荷の入庫また
は出庫処理時間が短縮する倉庫装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基本的な考えを、エレベータ式駐車装置ある
いは倉庫装置について述べると、乗入階にパレット移動
装置を設け、パレットがリフト昇降路の両隣に水平移動
できるようにし、片側の隣にパレットが位置する時に、
自動車、二輪車(自動二輪車、自転車等)、その他任意
の荷の入庫または出庫を行い、また利用者の降車または
乗車等を行う。更に、自動車等その他の荷の入庫または
出庫、また、利用者の降車または乗車等を行う場所(以
下、乗降場所と呼ぶ。)とは反対側の隣を、パレットが
一時待避する場所(以下、待避場所と呼ぶ。)とする。
これにより、パレットの数は格納棚の数に1つ加えた数
に増え、この増えたパレットにも入庫可能とする。
【0013】また、リフトの代わりに走行台車を用いる
ことで、自動車等その他の荷の格納場所を平面的に多数
配置可能とする。更に、リフトの代わりにリフト付き走
行台車を用いることで、自動車等その他の荷の格納場所
を平面的且つ階層的に多数配置可能とする。更にまた、
二輪車等荷が比較的薄物の場合は1つのパレットに複数
個搭載可能とする。また、リフトとパレット移動装置と
の間のパレットの受け渡しがをリフトの昇降のみで可能
とする。
【0014】以上のことから、請求項1の発明は、パレ
ットを昇降するリフトを備え、自動車を搭載したパレッ
トをリフト昇降路の側方の格納場所に格納する駐車装置
において、乗入階のリフト昇降路の片側に設けた乗降場
所と、反対側に設けた待避場所と、乗降場所と待避場所
との間でパレットを移動するパレット移動装置を具備す
ることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2の発明は、パレットを昇降
するリフトを備え、二輪車を搭載したパレットをリフト
昇降路の側方の格納場所に格納する駐車装置において、
乗入階のリフト昇降路の片側に設けた乗降場所と、反対
側に設けた待避場所と、乗降場所と待避場所との間でパ
レットを移動するパレット移動装置と、前記パレットに
複数の二輪車を搭載する装置を具備することを特徴とす
るものである。
【0016】更に、請求項3の発明は、前記リフトを走
行台車に置き換え、パレットの格納場所をリフト昇降路
に代えて台車走行路の側方に設け、前記乗降場所をリフ
ト昇降路に代えて台車走行路の片側に設け、前記待避場
所をリフト昇降路に代えて台車走行路の反対側に設けた
ことを特徴とし、請求項4の発明は、前記リフトをリフ
ト付き走行台車に置き換え、パレットの格納場所を台車
走行路の側方及びリフト昇降路の側方に、リフトの高さ
に相当する高さまで設けたことを特徴とし、前記リフト
を走行台車に置き換えパレットの格納場所を走行台車の
走行方向に設けたを特徴とし、請求項5の発明は、前記
リフトがパレット移動装置のパレット支持部に対応する
部分に設けた開口を有することを特徴とする駐車装置で
あり、請求項6の発明は、上記いずれかの駐車装置のパ
レット搭載物を一般の荷に置き換えてなる倉庫装置であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】
(作用)上記構成の各駐車装置及び各倉庫装置のうち、
簡単のため、リフトを用いたエレベータ式自動車用駐車
装置を例に挙げて、その作用を以下に説明する。
【0018】まず、待機状態について説明する。待機状
態では、空パレットが1つ乗降場所にあり、残りのパレ
ットは各格納階の各格納棚に格納されている。リフトは
通常最も上の格納階に位置しており、リフト上にはパレ
ットは載っていない。
【0019】もちろん、途中の階にリフトを位置して待
機するようにしても構わない。また、乗入階よりも下に
格納階がある場合は、リフトを最も下の階に位置して待
機するようにしても構わない。
【0020】次に、入庫要領について説明する。ここで
も簡単のため、待機状態ではリフトが最も上の格納階に
位置するものとして、下記〜の手順を挙げる。 入庫車が乗降場所の空パレット上まで進入すると、リ
フトが下降を開始し、途中で空パレットを格納棚から取
り出し、乗入階の手前まで下降する。これと並行して、
利用者は乗降場所で入庫作業を行う。利用者の入庫作業
が終わった後、入庫車を載せたパレットが乗降場所から
待避場所へと移動する。 空パレットを載せたリフトが乗入階まで下降した後、
空パレットがリフト位置から乗降場所へ移動すると共に
入庫車を搭載したパレットが待避場所からリフト位置へ
移動し、次の入庫車の受入が可能となる。 リフトが上昇を開始し、途中、入庫車を搭載したパレ
ットを現在乗降場所に位置する空パレットが格納されて
いた格納棚に格納し、最も上の格納階まで上昇して待機
状態となる。
【0021】次に、出庫要領について説明する。ここで
も簡単のため、待機状態ではリフトが最も上の格納階に
位置するものとして、下記〜の手順を挙げる。 起動ボタンが押されること等により、リフト2が下降
を開始する。途中、出庫車を搭載したパッレットを格納
した格納階で停止し、パレットを取り出して乗入階の手
前まで下降する。これと並行して、乗降場所の空パレッ
トが待避場所へ移動する。 出庫車をパレットに搭載したリフトが乗入階まで下降
した後、同入庫車を搭載したパッレットがリフト位置か
ら乗降場所へ移動すると共に空パレットを待避場所から
リフト位置へ移動する。 利用者が乗降場所に進入して出庫車に乗車し、出庫車
が退出する。出庫車が退出した時点で、次の入庫車の受
入が可能となる。これと並行して、リフトが空パレット
を載せて上昇を開始し、途中、出庫車が格納されていた
格納棚に空パレットを格納し、最も上の格納階まで上昇
して待機状態となる。
【0022】(実施例1)実施例1として、図1〜図5
に示す本発明を適用したエレベータ式自動車用駐車装置
を説明する。図1は本実施例1に係る自動車用駐車装置
の全体概要を示す図であり、図中の符号で、1はパレッ
ト、2はリフト、2Aはリフト昇降路、3は格納棚、4
は乗入階、6は間仕切扉、7は自動車、9はパレット移
動装置、10はパレット支持ローラ、12は乗降場所、
13は待避場所を示す。図2は図1のII−II断面矢視図
であり、図中の符号で、5出入口扉、8はパレット横送
り装置(スライドフォーク)、11はリフトの開口を示
す。図3は図1のIII−III断面矢視図である。図4はリ
フトにパレットを載せた状態を示し、図5はリフトが乗
入階にあり、パレットが乗入階のパレット移動装置のパ
レット支持ローラにより支持された状態を示す。
【0023】図1及び図2に示すように、駐車装置の建
屋内にリフト昇降路2Aがあり、本例では一階を乗入階
4とし、その上の他の階(以下、格納階と呼ぶ。)で
は、リフト昇降路2Aの両側に格納棚3があり、各格納
棚3にパレット1が納まる。乗入階4では、リフト昇降
路2Aの片側に乗降場所12があり、反対側に待避場所
13がある。パレット1の数は、格納棚3の数に1つ加
えた数であり、このパレット1も入庫可能なことから、
収容可能台数はパレット1の総数分、即ち、格納棚3の
総数プラス1となる。
【0024】図2〜図5に示すように、リフト2にはパ
レット送り装置8が設けられており、パレット送り装置
8はリフト2と各格納階左右の格納棚3との間で、パレ
ット1の格納及び取り出しを行う。本実施例では、パレ
ット送り装置8としてスライドフォークを採用してお
り、リフト2に設けたスライドフォーク8を利用してパ
レット1の格納及び取り出しを行う。
【0025】図1、図2及び図5に示すように、乗入階
4にはパレット移動装置9が設けられており、パレット
移動装置9はパレット1をリフト2の位置から乗降場所
12へ、また、乗降場所12から待避場所13へ、更
に、待避場所13からリフト2の位置へ移動する。本実
施例では、パレット移動装置9をパレット支持ローラ1
0と、動力装置及び同期軸(共に図示省略)とで構成し
てあり、パレット1の両端をパレット支持ローラ10で
支持し、これらパレット1両端のパレット支持ローラ1
0が動力装置と同期軸(図示省略)により同期回転する
ことで、パレット1を移動する。
【0026】更に、リフト2には、図2及び図3に示す
ように、パレット移動装置9のパレット支持ローラ10
に対応した部分にて開口11を設けてある。この開口1
1の存在により、リフト2が乗入階4まで下降して、パ
レット移動装置9のパレット支持高さがリフト2のパレ
ット支持高さよりも高くなると、リフト2上のパレット
1がパレット移動装置9のパレット支持ローラ10に自
動的に受け渡される。また、リフト2が乗入階4から上
昇して、リフト2のパレット支持高さがパレット移動装
置9のパレット支持高さよりも高くなると、パレット移
動装置9のパレット支持ローラ10上のパレット1がリ
フト2に自動的に受け渡される。
【0027】乗降場所12と外部との間には、図2に示
すように出入口扉5が設けられている。また、図1及び
図2に示すように、乗降場所12とリフト昇降路2Aと
の間には、間仕切扉6が設けられている。
【0028】更に、図示はしないが、乗降場所12に
は、パレット1上の自動車7の有無を検知する車両検知
器が設けられている。また、図示はしないが、建屋外
に、駐車装置の起動ボタンが設けられている。
【0029】次に、本実施例1の駐車装置における待機
状態を説明する。 待機状態では、空パレット1が1つ乗降場所12にあ
り、残りのパレット1は各格納棚3に納まっている。 待機状態では、リフト2は最も上の格納階に位置して
おり、リフト2上にパレット1は載っていない。 待機状態では、出入口扉5は開いており、間仕切扉6
は閉じている。
【0030】次に、入庫要領について説明する。入庫の
際は、下記からの手順が採られる。 入庫する自動車(以下、入庫車と呼ぶ。)7が乗降場
所12の空パレット1上まで進入する。 車両検知器が入庫車7を検知すると、リフト2が下降
を開始する。リフト2は、途中、空パレット1を格納し
ている格納階で停止し、パレット横送り装置8が作動す
ることで、空パレット1を格納棚から取り出し、乗入階
4の手前まで下降する。これと並行して、利用者が入庫
車7から降車し、乗降場所12から外部に出て入庫のた
めに起動ボタンを押すと、出入口扉5が閉まり、間仕切
扉6が開き、パレット移動装置9が作動することで、入
庫車7を搭載したパレット(以下、入庫パレットと呼
ぶ。)1が乗降場所12から待避場所13へ移動する。 次に、空パレット1を載せたリフト2が乗入階4まで
下降し、リフト2上の空パレット1がパレット移動装置
9のパレット支持ローラ10に乗り移る。なお、車両検
知器が入庫車7の存在を確認してから適当な時間をおい
てリフト2が下降を開始するようにすれば、リフト2は
乗入階4の手前で停止せずに、乗入階4まで下降する。 この状態でパレット移動装置9が作動することで、リ
フト位置から乗降場所12へ空パレット1を移動すると
共に、入庫パレット1を待避場所13からリフト位置へ
移動するる。 そして間仕切扉6が閉まり、出入口扉5が開く。出入
口扉5が開いた時点で、次の入庫車の受入が可能とな
る。これと並行して、リフト2が上昇を開始し、入庫パ
レット1がパレット移動装置9のパレット支持ローラ1
0からリフト2上に乗り移り、現在乗降場所12に位置
している空パレット1が収納されていた格納階まで上昇
し、パレット横送り装置8が作動することで、現在乗降
場所12に位置している空パレット1が収納されていた
格納棚3に、入庫パレット1が格納される。その後、リ
フト2が最も上の格納階まで上昇し、待機状態となる。
【0031】上述したように、車両検知器が入庫車7の
存在を確認してから衝突を避け得る適当な時間をおいて
リフト2が待機状態から下降を開始するようにすれば、
上記入庫要領でリフト2が乗入階4の手前で停止せず
に、入庫要領の乗入階4まで直接下降することが可能
になる。
【0032】次に、出庫要領について説明する。出庫の
際は、下記からの手順が採られる。 出庫のために起動ボタンを押すと、リフト2が下降を
開始する。途中、出庫車7を搭載したパッレット(以
下、出庫パレットと呼ぶ。)1を格納した格納階で停止
し、パレット横送り装置8が作動することで、出庫パレ
ット1を取り出し、乗入階4の手前まで下降する。これ
と並行して、出入口扉5が閉まり、間仕切扉6が開き、
パレット移動装置9が作動することで、乗降場所12の
空パレット1が待避場所13へ移動する。 次に、出庫パレット1を載せたリフト2が乗入階4ま
で下降し、その上の出庫パレット1がパレット移動装置
9のパレット支持ローラ10上に乗り移る。 この状態でパレット移動装置9が作動することで、リ
フト位置から乗降場所12へ出庫パレット1を移動する
と共に、空パレット1を待避場所13からリフト位置へ
移動する。 そして間仕切扉6が閉まり、出入口扉5が開き、利用
者が乗降場所12に進入して出庫車7に乗車し、出庫車
7が退出する。出庫車7が退出した時点で、次の入庫車
7の受入が可能となる。これと並行して、リフト2が上
昇を開始し、空パレット1がパレット移動装置9のパレ
ット支持ローラ10からリフト2上に乗り移り、出庫パ
レット1が格納されていた格納階まで上昇し、パレット
横送り装置8が作動することで、出庫パレット1の格納
されていた格納棚3に、空パレット1が格納される。そ
の後、リフト2が最も上の格納階まで上昇し、待機状態
となる。
【0033】ここで、出庫予約機能を付加すれば、出庫
パレット1の格納されていた格納棚3に空パレット1が
格納された後、最上格納階で待機することなく、次の出
庫パレット1の格納階に向かけリフト2を上昇あるいは
下降させることもできる。
【0034】上述した本実施例1の待機及び入出庫要領
はコンピュータ利用等による制御で実現され、適宜な制
御装置を備えている。
【0035】(実施例1の効果)本実施例1のエレベー
タ式自動車用駐車装置には、下記の効果がある。 (1)入庫処理において、利用者が降車等の入庫作業を
行っている間に、空パレット1を乗入階4の手前まで運
ぶことができるので、次の入庫車7の待ち時間が大幅に
削減される。 (2)出庫処理において、従来は出庫パレットを取り出
す前に行っていた空パレットの乗入階から格納棚への格
納過程を後回しにして、利用者が出庫作業を行っている
間に処理することができるので、出庫車7の待ち時間が
かなり削減される。また、出庫予約機能を付加すれば、
利用者が出庫処理を行っている間に、次の出庫車7を搭
載したパレット1を乗入階4の手前まで運ぶことができ
るので、次の出庫車7の待ち時間が大幅に削減される。 (3)乗降場所12と待避場所13の確保のため、乗入
階4の一部が格納階よりも張り出しているが、収容台数
が1パレット分(1台)多くなっているという利点があ
る。
【0036】(実施例2)次に、実施例2として、図6
〜図15に示す本発明を適用したエレベータ式自転車用
駐車装置の例を説明する。図6は本実施例2に係る自転
車用駐車装置の全体概要を示す図であり、図中の符号
で、1はパレット、2はリフト、2Aはリフト昇降路、
3は格納棚、4は乗入階、5出入口扉、9はパレット移
動装置、10はパレット支持ローラ、12は乗降場所、
13は待避場所、14は自転車、17はカード読取器を
示す。図7は図6のVII−VII断面矢視図であり、図中の
符号で、8はパレット横送り装置(スライドフォー
ク)、11はリフトの開口を示す。図8は図6のVIII−
VIII断面矢視図、図9はリフトにパレットを載せた状態
を示し、図10はリフトが乗入階にあり、パレットが乗
入階のパレット支持ローラにより支持された状態を示
す。図11はパレットの平面拡大図であり、図中の符号
で、15は自転車引込み装置の前輪保持部、22は自転
車引込み溝部材、23は車輪受け部材を示す。図12は
図11のXII−XII断面矢視図であり、図中の符号で、1
8は前輪保持部の車輪、19は前輪保持部の押えローラ
を示す。図13は図11のXIII−XIII断面矢視図であ
り、図中の符号で、24は自転車引込み時の引っ掛け爪
受け部、25は自転車押出し時の引っ掛け爪受け部を示
す。図14は図11のXIV−XIV断面矢視及びパレット移
動装置を示す図であり、図中の符号で、16は自転車引
込み装置の前輪保持部移動装置、20は前輪保持部移動
用引っかけ爪、21は無端チェーンを示す。図15は6
基の自転車用駐車装置で構成された駐輪場の正面図であ
り、図中の符号26は個々の自転車用駐車装置を示す。
【0037】図6及び図7に示すように、駐車装置の建
屋内にリフト昇降路2Aがあり、一階を乗入階4とし、
その上の他の階(以下、格納階と呼ぶ。)では、リフト
昇降路2Aの両側に格納棚3があり、各格納棚3にパレ
ット1が納まる。乗入階4では、リフト昇降路2Aの片
側に乗降場所12があり、反対側に待避場所13があ
る。
【0038】本実施例2では、各パレット1は複数台
(本例では3台)の自転車14を駐車できるようにして
ある。詳細は後述するが、各パレット1に自転車引込み
装置を3台並べて設置し、駐車位置を3個所とする。パ
レット1の数は、格納棚3の数に1つ加えた数であり、
このパレット1も入庫可能なことから、収容可能台数は
パレット1の総数の3倍分、即ち、格納棚3の総数の3
倍プラス3となる。
【0039】図7〜図10に示すように、リフト2には
パレット横送り装置8が設けられており、パレット横送
り装置8がリフト2と各格納階左右の格納棚3との間で
パレット1の格納及び取り出しを行う。本実施例では、
パレット横送り装置8としてスライドフォークを採用
し、リフト2に設けたスライドフォーク8を利用してパ
レット1の格納及び取り出しを行う。
【0040】図6、図7及び図10に示すように、乗入
階4にはパレット移動装置9が設けられており、パレッ
ト移動装置9がパレット1を、リフト2の位置から乗降
場所12へ、乗降場所12から待避場所13へ、更に、
待避場所13からリフト2の位置へと移動する。本実施
例では、パレット1両端のパレット支持ローラ10が、
動力装置と同期軸(ともに図示省略)により同期回転す
ることで、パレット1を移動する。
【0041】更に、リフト2は、図7及び図8に示すよ
うに、パレット移動装置9のパレット支持ローラ10に
対応した部分にて開口11を設けてある。この開口11
の存在により、リフト4が乗入階4まで下降してパレッ
ト移動装置9のパレット支持高さがリフト2のパレット
支持高さより高くなると、リフト2上のパレット1がパ
レット移動装置9のパレット支持ローラ10に自動的に
受け渡される。また、リフト4が乗入階4から上昇して
リフト2のパレット支持高さがパレット移動装置9のパ
レット支持高さより高くなると、パレット移動装置9の
パレット支持ローラ10上のパレット1がリフト2に自
動的に受け渡される。
【0042】以上の装置構成は、パレット関係(特に、
各パレットに複数の二輪車を格納できるようにするため
の自転車引込み装置の設置)を除き、実施例1の自動車
用駐車装置と基本的に同様である。
【0043】上述のように各パレット1は3台の自転車
14を駐車できるようになっており、図11〜図14に
示すように、3個の各駐車位置には自転車引込み装置の
前輪保持部15が設けられている。また、図14に示す
ように各前輪保持部15に対応して、これを移動するた
めの移動装置16が乗入階4に設けられている。
【0044】ここで、自転車引込み装置について説明す
る。本例の自転車引込み装置は前輪保持部15と、その
移動装置16と、前輪保持部15の車輪18と、前輪保
持部15の押えローラ19と、前輪保持部15の移動用
引っ掛け爪20と、無端チェーン21と、自転車引込み
溝22と、前輪保持部15の車輪受け部材23と、自転
車引込み時の引っ掛け爪受け部24と、自転車押出し時
の引っ掛け爪受け部25を備えている。
【0045】前輪保持部15は自転車14の前輪を受け
入れて保持するものであり、その下部に複数個の車輪1
8を有し、パレット1の各駐車位置に設けた車輪受け部
材23上に車輪18を介して載せられ、移動可能となっ
ている。また、前輪保持部15には車輪受け部材23に
下から当たる押えローラ19が設置されており、同前輪
保持部15の姿勢と安定移動を確保するようにしてい
る。更に、前輪保持部15の下部には、自転車引込み時
の引っ掛け爪受け部24と、自転車押出し時の引っ掛け
爪受け部25が前後して設置されており、これらの引っ
掛け爪受け部24、25を利用して、後述の如く、移動
装置16により前輪保持部15が移動される。
【0046】移動装置16には動力装置(図示省略)で
駆動される無端チェーン21があり、無端チェーン21
の2ヶ所に引っ掛け爪20が対称的に設けられている。
引っ掛け爪20が前輪保持部15側の引っ掛け爪受け部
24あるいは25と係合して、前輪保持部15を図13
に示す自転車引込み時の位置と、図14に示す自転車引
込み時の位置の間で移動させる。
【0047】パレット1の各駐車位置には、上述のよう
に車輪受け部材23が設置されるだけでなく、車輪受け
部材23と平行に自転車引込み溝部材22が設置されて
いる。この自転車引込み溝部材22の溝に自転車14の
車輪が入って案内されることにより、自転車14が滑ら
かに、前輪保持部15と一緒にパレット1上を移動す
る。
【0048】上記構成の自転車引込み装置は次のように
動作させる。パレット1の駐車位置に自転車がない場
合、前輪保持部15は出入口扉5側に位置している。入
庫の際は、入庫する自転車(以下、入庫自転車と呼
ぶ。)14の前輪を前輪保持部15に載せると、移動装
置16が作動し、前輪保持部15が奥側に移動すること
で、入庫自転車14を引き込む。また、出庫の際は、乗
入階4で移動装置16が作動し、前輪保持部15が奥側
から出入口扉5側に移動することで、出庫する自転車
(以下、出庫自転車と呼ぶ。)14を出入口扉5側に押
し出す。
【0049】乗降場所12と外部との間には、図6及び
図7に示すように、各駐車位置に対応した出入口扉5が
設けられており、入出庫する駐車位置に対応した扉5の
み開くようにしてある。
【0050】本実施例2では、カード読取器17を出入
口扉5の付近に設け、カードをカード読取器17に挿入
し入出庫指令を制御装置(図示省略)入力するようにし
ている。
【0051】次に、本実施例2の自転車用駐車装置の待
機状態について説明する。 待機状態では、少なくとも1個所の駐車位置が空いて
いるパレット1が1つ乗降場所12にあり、残りのパレ
ット1は各格納棚3に納まっている。 待機状態では、リフト2は最も上の格納階に位置して
いる。リフト2上にパレット1は載っていない。 待機状態では、3個の出入口扉5は全部閉じている。
【0052】次に、入庫要領について説明する。ただ
し、乗降場所12に位置するパレット1において、空い
ている駐車位置の数によって入庫要領が異なり、空いて
いる駐車位置の数が2つ以上の場合と、1つのみの場合
とに分けて説明する。以下の説明では、空いている駐車
位置があるパレットを空パレットと呼ぶ。
【0053】まず、空いている駐車位置の数が2つ以上
の場合の入庫要領を説明する。 カードをカード読取器17に挿入して入庫指令を入力
する。 入庫指令に対し、乗降場所12にある空パレット1の
空いている駐車位置の中の適当なもの、例えば左端の駐
車位置が選択され、対応した出入口扉5が開き、利用者
が入庫自転車14の前輪を自転車引込み装置の前輪保持
部15に載せると、その移動装置16が作動して自転車
14を引き込み、出入口扉5が閉まり、そのまま待機状
態となる。これは乗降場所12のパレット1に空き駐車
位置がまだ1個所残っていて、次の入庫自転車の受入が
可能だからである。
【0054】次に、空いている駐車位置の数が1つの場
合の入庫要領を説明する。 カードをカード読取器17に挿入して入庫指令を入力
する。 入庫指令に対し、乗降場所12にある空パレット1の
空いている唯一の駐車位置に対応した出入口扉5が開
き、利用者が入庫自転車14の前輪を自転車引込み装置
の前輪保持部15に載せると、その移動装置16が作動
して自転車14を引き込み、出入口扉5が閉まり、パレ
ット移動装置9が作動して乗降場所12の入庫自転車1
4を搭載したパレット(以下、入庫パレットと呼ぶ。)
1を乗降場所12から待避場所13へ移動する。これと
並行して、リフト2が下降を開始する。リフト2は、途
中、空パレット1を格納している格納階で停止し、パレ
ット横送り装置8が作動することで、空パレット1を格
納棚から取り出し、乗入階4の手前まで下降する。 空パレット1を載せたリフト2が乗入階4まで下降
し、リフト2上の空パレット1がパレット移動装置9の
パレット支持ローラ10に乗り移る。 パレット移動装置9が作動することで、リフト位置か
ら乗降場所12へ空パレット1を移動すると共に、入庫
パレット1を待避場所13からリフト位置へ移動する。
この時点で、次の入庫自転車の受入が可能となる。 リフト2が上昇を開始し、入庫パレット1がパレット
移動装置9のパレット支持ローラ10からリフト2上に
乗り移り、現在乗降場所12に位置している空パレット
1が収納されていた格納階まで上昇し、パレット横送り
装置8が作動することで、現在乗降場所12に位置して
いる空パレット1が収納されていた格納棚3に、入庫パ
レット1が格納される。その後、リフト2が最も上の格
納階まで上昇し、待機状態となる。
【0055】次に、出庫要領について説明する。 カードをカード読取器17に挿入し、出庫指令を入力
する。 出庫指令に対し、リフト2が下降を開始する。途中、
出庫自転車14を搭載したパッレット(以下、出庫パレ
ットと呼ぶ。)1を格納した格納階で停止し、パレット
横送り装置8が作動することで、出庫パレット1を取り
出し、乗入階4の手前まで下降する。これと並行して、
パレット移動装置9が作動することで、乗降場所12の
空パレット1が待避場所13へ移動する。 出庫パレット1を載せたリフト2が乗入階4まで下降
し、リフト2上の出庫パレット1がパレット移動装置9
のパレット支持ローラ10上に乗り移る。 パレット移動装置9が作動することで、リフト位置か
ら乗降場所12へ出庫パレット1を移動すると共に、空
パレット1を待避場所13からリフト位置へ移動する。 出入口扉5が開き、自転車引き込み装置の前輪保持部
15が作動して出庫自転車14を押し出し、利用者が前
輪保持部15から出庫自転車14受け取り、出入口扉5
が閉まる。出入口扉5が閉まった時点で、次の入庫自転
車の受入が可能となる。これと並行して、リフト2が上
昇を開始し、空パレット1がパレット移動装置9のパレ
ット支持ローラ10からリフト2上に乗り移り、出庫パ
レット1が格納されていた格納階まで上昇し、パレット
横送り装置8が作動することで、出庫パレット1の格納
されていた格納棚3に、空パレット1が格納される。そ
の後、リフト2が最も上の格納階まで上昇し、待機状態
となる。
【0056】ここで、出庫予約機能を付加すれば、空パ
レット1が出庫パレット1の格納されていた格納棚3に
格納された後、次の出庫パレット1の格納階に向かって
上昇あるいは下降させることもできる。
【0057】なお、出庫パレット1が乗降場所12に格
納されている場合は、リフト2は待機状態のままで下降
の必要がなく、出庫指令に対して出庫自転車14の駐車
位置に対応する出入口扉5が開き、自転車引き込み装置
の前輪保持部15が作動して出庫自転車14を押し出
し、利用者が前輪保持部15から出庫自転車14受け取
り、出入口扉5が閉まる。出入口扉5が閉まった時点
で、次の入庫自転車の受入が可能となる。
【0058】本実施例2でも、待機及び入出庫要領はコ
ンピュータ利用等による制御で実現され、適宜な制御装
置を備えている。
【0059】更に、本実施例2では、図15に示すよう
に、図6〜図14で示した自転車用駐車装置26を6基
併設し、収容能力の高い駐輪場を実現している。
【0060】(実施例2の効果)本実施例のエレベータ
式自転車用駐車装置には、下記の効果がある。 (1)入庫処理において、利用者が降車等の入庫作業を
行っている間に、空パレット1を乗入階4の手前まで運
ぶことができるので、次の入庫自転車14の待ち時間が
大幅に削減される。 (2)出庫処理において、従来は出庫パレットを取り出
す前に行っていた空パレットの乗入階から格納棚への格
納過程を後回しにして、利用者が出庫作業を行っている
間に処理することができるので、出庫自転車14の待ち
時間がかなり削減される。また、出庫予約機能を付加す
れば、利用者が出庫処理を行っている間に、次の出庫自
転車14を搭載したパレットを乗入階4の手前まで運ぶ
ことができるので、次の出庫車14の待ち時間が大幅に
削減される。 (3)1つのパレットに3台入庫する場合は、1台目と
2台目はパレットを移動させる必要がないことから、平
均の入庫処理時間がかなり短くできる。 (4)自転車用駐車装置26を複数基連立させて駐輪場
を構成すれば、常にいずれかの装置が受入可能となり、
通勤や通学による朝の駐輪集中時にも十分対応できる。
なお、実施例1の場合も自動車用駐車装置を複数基連立
させて駐車場を構成することにより、常にいずれかの装
置が受入可能となる。 (5)乗降場所12と待避場所13を確保しても、乗入
階4が格納階より張り出さない上、収容台数が1パレッ
ト分(例えば、3台)増える利点がある。
【0061】(他の実施例)他の実施例として、上記実
施例2における自転車引込み装置の前輪保持部15の一
部または全てを自動二輪車の前輪を保持できる構造寸法
とし、自転車と自動二輪車兼用あるいは自動二輪車専用
の駐車装置を構成できる。同様に、上記実施例1の一部
のパレットに自転車引込み装置或いは自動二輪車引込み
装置を設け、乗入階4にこれら二輪車引込み装置の前輪
保持部に対する移動装置を設けることにより、自動車と
二輪車兼用の駐車装置を構成できる。
【0062】他の実施例として、上記実施例1または実
施例2におけるリフト2を走行台車に置き換え、パレッ
ト1の格納場所をリフト昇降路2Aに代えて台車走行路
方向に沿ってその両側に設けた。また、上記実施例1ま
たは実施例2における乗降場所12をリフト昇降路2A
に代えて台車走行路の片側に設け、待避場所13もリフ
ト昇降路2Aに代えて台車走行路の反対側に設けた。こ
れにより、自動車7あるいは自転車14等の格納場所を
平面内に多数確保することがでる。
【0063】他の実施例として、上記実施例1または実
施例2におけるリフト2をリフト付き走行台車に置き換
え、パレット1の格納場所を台車走行路の両側及びリフ
ト昇降路2Aの両側に、リフトの高さに相当する高さま
で設けた。乗降場所12はリフト昇降路2Aまたは台車
走行路の片側に設け、待避場所13もリフト昇降路2A
または台車走行路の反対側に設けた。これにより、自動
車7あるいは自転車14等の格納場所を垂直方向及び水
平方向に多数確保することができる。
【0064】更に、上記実施例1または実施例2または
他の実施例が自動車、二輪車(自動二輪車、自転車等)
を格納対象とした駐車装置であるが、これら以外の荷で
あっても格納することができる。そこで、他の実施例と
して、自動車7の代わりに実施例1のパレット1に一般
の荷を搭載することで、比較的大型荷物用の倉庫装置と
した。また、実施例2のパレット1に自転車引込み装置
の前輪保持部15に代えて比較的薄物を保持する同様構
成の荷物引込み装置の保持装置を設けることで、薄物用
の倉庫装置とした。これらの倉庫装置により、容易に自
動倉庫を構成することができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、以下の効果が
ある。 (1)入庫処理において、利用者が降車等の入庫作業を
行っている間に、空パレットを乗入階の手前まで運ぶこ
とができるので、次の入庫車の待ち時間が大幅に削減さ
れる。 (2)出庫処理において、従来は出庫パレットを取り出
す前に行っていた空パレットの乗入階から格納棚への格
納過程を後回しにして、利用者が出庫作業を行っている
間に処理することができるので、出庫車の待ち時間がか
なり削減される。また、出庫予約機能を付加すれば、利
用者が出庫処理を行っている間に、次の出庫車を搭載し
たパレットを乗入階の手前まで運ぶことができるので、
次の出庫車の待ち時間が大幅に削減される。 (3)収容台数が1パレット分)多くなる。
【0066】請求項2の発明によれば、以下の効果があ
る。 (1)入庫処理において、利用者が入庫作業を行ってい
る間に、空パレットを乗入階4の手前まで運ぶことがで
きるので、次の入庫二輪車の待ち時間が大幅に削減され
る。 (2)出庫処理において、従来は出庫パレットを取り出
す前に行っていた空パレットの乗入階から格納棚への格
納過程を後回しにして、利用者が出庫作業を行っている
間に処理することができるので、出庫二輪車の待ち時間
がかなり削減される。また、出庫予約機能を付加すれ
ば、利用者が出庫処理を行っている間に、次の出庫二輪
車を搭載したパレットを乗入階4の手前まで運ぶことが
できるので、次の出庫二輪車の待ち時間が大幅に削減さ
れる。 (3)収容台数が1パレット分の複数台増える。 (4)1つのパレットに3台以上N台の二輪車を搭載で
きる場合は、1台目からN−1台目の入庫まではパレッ
トを移動させる必要がないことから、平均の入庫処理時
間がかなり短くできる。
【0067】請求項3の発明によれば、自動車や二輪車
を平面的に収容できる。
【0068】請求項4の発明によれば、自動車や二輪車
を平面的及び立体的に多数収容することができる。
【0069】請求項5の発明によれば、リフトとパレッ
ト移動装置との間のパレットの受け渡しを、リフトの昇
降のみで行うことができる。
【0070】請求項6の発明によれば、自動車や二輪車
以外にも、任意の荷を格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動車用駐車装置の実施例の
全体概要図。
【図2】図1中のII−II断面矢視図。
【図3】図1中のIII−III断面矢視図。
【図4】リフトにパレットを載せた状態を示す図。
【図5】リフトが乗入階にあり、パレットが乗入階のパ
レット移動装置のパレット支持ローラにより支持された
状態を示す図。
【図6】本発明を適用した自転車用駐車装置の実施例の
全体概要図。
【図7】図6中のVII−VII断面矢視図。
【図8】図6中のVIII−VIII断面矢視図。
【図9】リフトにパレットを載せた状態を示す図。
【図10】リフトが乗入階にあり、パレットが乗入階の
パレット移動装置のパレット支持ローラにより支持され
た状態を示す図。
【図11】パレットの拡大平面図。
【図12】図11中のXII−XII断面矢視図。
【図13】図11中のXIII−XIII断面矢視図。
【図14】図11中のXIV−XIV断面矢視図。
【図15】図6〜図14で示した自転車用駐車装置6基
で構成された駐輪場の正面図。
【図16】従来のエレベータ式自動車用駐車装置の全体
概要図。
【図17】従来のエレベータ式自動車用駐車装置のリフ
ト及び同リフトに設置されたスライドフォークの作動状
況の説明図。
【符号の説明】
1 パレット(空パレット、入庫パレット、出庫パレッ
ト) 2 リフト 2A リフト昇降路 3 格納棚 4 乗入階 5 出入口扉 6 間仕切扉 7 自動車(入庫車、出庫車) 8 パレット横送り装置(スライドフォーク) 9 パレット移動装置 10 パレット支持ローラ 11 リフトの開口 12 利用者が自動車の乗降を行う場所(乗降場所) 13 パレットが一時待避する場所(待避場所) 14 自転車(入庫自転車、出庫自転車) 15 自転車引込み装置の前輪保持部 16 自転車引込み装置の前輪保持部移動装置 17 カード読取器 18 前輪保持部の車輪 19 前輪保持部の押えローラ 20 前輪保持部の移動用引っ掛け爪 21 無端チェーン 22 自転車引込み溝部材 23 車輪受け部材 24 自転車引込み時の引っ掛け爪受け部 25 自転車押出し時の引っ掛け爪受け部 26 エレベータ式自転車用駐車装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを昇降するリフトを備え、自動
    車を搭載したパレットをリフト昇降路の側方の格納場所
    に格納する駐車装置において、乗入階のリフト昇降路の
    片側に設けた乗降場所と、反対側に設けた待避場所と、
    乗降場所と待避場所との間でパレットを移動するパレッ
    ト移動装置を具備することを特徴とする駐車装置。
  2. 【請求項2】 パレットを昇降するリフトを備え、二輪
    車を搭載したパレットをリフト昇降路の側方の格納場所
    に格納する駐車装置において、乗入階のリフト昇降路の
    片側に設けた乗降場所と、反対側に設けた待避場所と、
    乗降場所と待避場所との間でパレットを移動するパレッ
    ト移動装置と、前記パレットに複数の二輪車を搭載する
    装置を具備することを特徴とする駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記リフトを走行台車に置き換え、パレ
    ットの格納場所をリフト昇降路に代えて台車走行路の側
    方に設け、前記乗降場所をリフト昇降路に代えて台車走
    行路の片側に設け、前記待避場所をリフト昇降路に代え
    て台車走行路の反対側に設けたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記リフトをリフト付き走行台車に置き
    換え、パレットの格納場所を台車走行路の側方及びリフ
    ト昇降路の側方に、リフトの高さに相当する高さまで設
    けたことを特徴とする請求項1または2に記載の駐車装
    置。
  5. 【請求項5】 前記リフトは、パレット移動装置のパレ
    ット支持部に対応する部分に設けた開口を有することを
    特徴とする請求項1または2または4に記載の駐車装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれかに記載の駐車装
    置のパレット搭載物を一般の荷に置き換えてなることを
    特徴とする倉庫装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061407A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Fujitec Co Ltd 駐車・駐輪装置
JP2017206857A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 Ihi運搬機械株式会社 横連立型フォークパーキングとその入出庫方法

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