JP2002292035A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002292035A
JP2002292035A JP2001099888A JP2001099888A JP2002292035A JP 2002292035 A JP2002292035 A JP 2002292035A JP 2001099888 A JP2001099888 A JP 2001099888A JP 2001099888 A JP2001099888 A JP 2001099888A JP 2002292035 A JP2002292035 A JP 2002292035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄変動時間短縮操作ボタンを有する弾球遊技
機Iにおいて、図柄変動時間短縮操作ボタンの活用によ
り遊技性に幅を持たせるとともに図柄変動時間短縮操作
ボタンに対する遊技者の興味を高められる弾球遊技機を
提供すること。 【解決手段】複数の変動領域32a,32b,32cを
有し、変動領域32a,32b,32c毎に複数の図柄
を変動表示および停止表示する図柄表示装置30と、こ
の図柄表示装置30の前記変動領域32a,32b,3
2cに係る図柄の変動開始から停止までの時間を所定時
間よりも短縮させる図柄変動時間短縮操作ボタン40
と、を備える弾球遊技機Iにおいて、前記変動領域32
a,32b,32cの数に合致させて前記図柄変動時間
短縮操作ボタン40を複数備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾球遊技機に関し、
詳しくは、図柄変動時間短縮操作ボタンが備えられたパ
チンコ遊技機その他の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の図柄を可変表示する図柄表示装置
を備えその表示部で図柄が変動し例えばプログラム上定
められた横並びの有効ライン上に揃うと大当たりとなる
パチンコ遊技機では、図柄の変動は、始動入賞口に球が
入賞することがトリガとなる。変動した図柄は一定時間
が経過すれば自動的に停止するが、パチンコ遊技機の中
には遊技者が変動時間を意図的に短縮できるように図柄
変動時間短縮操作ボタンを備えたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれまでの技
術では、前記ボタンはパチンコ遊技機に一つしかなかっ
た。このため単純に一個のボタンを押下すると、全図柄
ともその変動時間が短縮され、予め定められた図柄を停
止表示させるもので、ボタンが押下されなかった場合に
比べて全図柄について変動開始から停止表示するまでの
時間が一律に短縮されるというものであった。
【0004】したがって、図柄変動時間短縮操作ボタン
を複数有するスロットマシンのように順押しやハサミ打
ちといった変化に富んだ遊技ができなかった。このた
め、図柄変動時間短縮操作ボタンの存在は知っていて
も、当該ボタンを利用しない遊技者も少なくなかった。
【0005】また、経験の浅い遊技者の中には図柄変動
時間短縮操作ボタンの存在を知らない者もいる。よって
当該ボタンに一度も触れないまま遊技を終了してしまう
場合すらあった。
【0006】本発明弾球遊技機は、上記実情に鑑みてな
されたものであり、その解決しようとする課題は、図柄
変動時間短縮操作ボタンを有する弾球遊技機において、
図柄変動時間短縮操作ボタンの活用により遊技性に幅を
持たせるとともに図柄変動時間短縮操作ボタンに対する
遊技者の興味を高められる弾球遊技機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明弾球遊技機は前述
の技術的課題を解決するために以下のように構成されて
いる。
【0008】本発明弾球遊技機は、複数の変動領域を有
し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止表示
する図柄表示手段と、この図柄表示手段の前記変動領域
に係る図柄の変動表示の開始から仮停止表示または停止
表示するまでの時間を予め定められた所定時間よりも短
縮させることのできる図柄変動時間短縮操作ボタンと、
を備える弾球遊技機において、前記変動領域の数に合致
させて前記図柄変動時間短縮操作ボタンを複数備えたこ
とを特徴とする。
【0009】よって変動領域の数に合致させて図柄変動
時間短縮操作ボタンを複数備えたので、変動領域の数が
3つ以上あれば図柄変動時間短縮操作ボタンも3つ以上
あることになる。よって、図柄変動時間短縮操作ボタン
を用いた順押しやハサミ打ちといった変化に富んだ遊技
ができる。この結果、図柄変動時間短縮操作ボタンの活
用により遊技性に幅を持たせることができる。
【0010】また、図柄変動時間短縮操作ボタンが複数
あれば、ボタンが一つしかなかった場合と比べてその存
在感が高まる。このため、遊技者はそれらのボタンに対
する興味がわき易くなる。よって図柄変動時間短縮操作
ボタンの利用される機会が増大し遊技者の興趣も高ま
る。
【0011】本発明弾球遊技機は、特定の表示領域内に
複数の変動領域を有し、変動領域毎に複数の図柄を変動
表示および停止表示する図柄表示手段と、この図柄表示
手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示の開始から仮
停止表示または停止表示するまでの時間を予め定められ
た所定時間よりも短縮させることのできる図柄変動時間
短縮操作ボタンと、を有する弾球遊技機において、前記
図柄表示手段による図柄の停止表示をした時の停止表示
図柄の数に合致させて前記図柄変動時間短縮操作ボタン
を複数備えた場合でも成立する。
【0012】この場合も変動領域の数が3つ以上あれば
図柄変動時間短縮操作ボタンも3つ以上あることにな
る。よって、図柄変動時間短縮操作ボタンを用いた順押
しやハサミ打ちといった変化に富んだ遊技ができるので
図柄変動時間短縮操作ボタンの活用により遊技性に幅を
持たせることができる。
【0013】また、図柄変動時間短縮操作ボタンが複数
あればその存在感が高まるため、遊技者はそれらのボタ
ンに対する興味がわき易くなる。よって図柄変動時間短
縮操作ボタンの利用される機会が増大し遊技者の興趣も
高まる。
【0014】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは弾球遊
技機の正対方向左側に具備されるようにしてもよい。
【0015】弾球遊技機においては遊技盤に対して球を
発射するための球発射用操作装置である操作用ハンドル
が弾球遊技機の右側にある。よって、当該操作用ハンド
ルを右手で操りながら空いている左手で図柄変動時間短
縮操作ボタンを操作できる。
【0016】遊技盤に対して球を発射するための球発射
用操作装置と、この球発射用操作装置によって発射され
た球が前記遊技盤における特定ゾーンに入ることを条件
に、特定の表示領域内に設置された複数の変動領域毎に
図柄を変動表示した後、図柄を停止表示する図柄表示手
段と、この図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変
動表示の開始から仮停止表示または停止表示するまでの
時間を予め定められた所定時間よりも短縮させることの
できる図柄変動時間短縮操作ボタンと、を有する弾球遊
技機において、前記図柄変動時間短縮操作ボタンを前記
球発射用操作装置自体に、または弾球遊技機前面のうち
前記球発射用操作装置の操作をしながら遊技者がその操
作中の手または指が届く範囲内に設けるとともに、前記
図柄表示手段による図柄の停止表示をした時の停止表示
図柄の数に合致させて前記図柄変動時間短縮操作ボタン
を複数備えてもよい。
【0017】この場合、図柄変動時間短縮操作ボタンを
前記球発射用操作装置自体に、または前記球発射用操作
装置の操作をしながら操作者の手または指が届く範囲内
に設けたので、球発射用操作装置による操作実行中に図
柄変動時間短縮操作ボタンを押下する必要が生じた場
合、図柄変動時間短縮操作ボタンをすぐに探り出すこと
ができる(なお、便宜上、球発射用操作装置による操作
を主操作というのに対して、図柄変動時間短縮操作ボタ
ンの操作を副操作ということにする。)。
【0018】よって主操作実行中に副操作を行う場合で
も副操作の実行に起因して主操作の実行が妨げられるこ
とがない。よって遊技者は主操作を妨げられることなく
遊技に専念できる。また、主操作と副操作の実行を片手
で行えるので、主操作と副操作の実行を同時にしつつ空
いた手で例えば喫煙や飲食を行うこともでき利便性が高
い。
【0019】前記球発射用操作装置は、弾球遊技機前面
から突出する軸部と、この軸部を回動中心にして回動
し、その回動具合に応じて遊技用媒体の発射力を可変す
る回動部と、この回動部の前記軸部からの抜けを防止し
かつ遊技用把手として機能する把手部とを備え、前記図
柄変動時間短縮操作ボタンがこれら構成部のいずれかに
具備されるようにしてもよい。
【0020】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記把
手部の周縁部に具備することも考えられる。
【0021】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記回
動部の周縁部に具備されている。
【0022】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記回
動部の裏面に具備してもよい。
【0023】この場合、把手部を掌の中心で覆うように
して前記回動部を回動した時に例えば親指,人差し指,
中指等で操作できる箇所に前記図柄変動時間短縮操作ボ
タンが備えられていると操作し易い。
【0024】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは押下式
ボタンまたはスライド式ボタン並びに両者の機能を併せ
持つ複合型ボタンを例示できる。
【0025】また、特定の表示領域内に複数の変動領域
を有し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止
表示する図柄表示手段と、図柄が全て停止する際の表示
態様である停止図柄態様を決定する停止図柄態様決定手
段と、前記図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変
動表示の開始から仮停止表示または停止表示するまでの
時間を予め定められた所定時間よりも短縮させることの
できる図柄変動時間短縮操作ボタンとを有する弾球遊技
機において、前記図柄表示手段により図柄が停止表示さ
れた時の停止表示図柄の数に対応させて前記図柄変動時
間短縮操作ボタンを複数備え、これら複数の図柄変動時
間短縮操作ボタンのそれぞれが、それらの位置と前記複
数の変動領域のそれぞれの位置とで対応するように設け
てもよい。このようにすることによって、図柄変動時間
短縮操作ボタンを押下する順序如何によっては本来であ
ればリーチ演出が実行されない大当たり演出態様やハズ
レ演出態様であったにも拘わらずリーチ演出を伴う大当
たり演出態様やハズレ演出態様とすることができる。ま
た、その逆の場合も起こり得る。
【0026】特定の表示領域内に複数の変動領域を有
し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止表示
する図柄表示手段と、図柄が全て停止表示される際の表
示態様である停止図柄態様を決定する停止図柄態様決定
手段と、前記図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の
変動表示の開始から仮停止表示または停止表示するまで
の時間を予め定められた所定時間よりも短縮させること
のできる図柄変動時間短縮操作ボタンとを有する弾球遊
技機において、前記図柄表示手段により図柄が停止表示
された時の停止表示図柄の数に対応させて前記図柄変動
時間短縮操作ボタンを複数備え、これら複数の図柄変動
時間短縮操作ボタンのそれぞれを複数の停止表示図柄に
対応させ、前記停止図柄態様決定手段により決定された
停止図柄態様を形成する図柄について、前記図柄変動時
間短縮操作ボタンが押下されない通常時において予め定
められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示と仮停
止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順序または
図柄の変動表示の終了の順序と前記図柄変動時間短縮操
作ボタンの押下順位とを合致させ、前記複数の図柄変動
時間短縮操作ボタンを押下すると、当該ボタンの押下順
位に合わせて前記仮停止表示の順序に対応した図柄が前
記図柄表示手段によって前記押下したボタンに対応する
表示位置にて実際に仮停止表示を経るか仮停止表示を経
ないで、最後には全図柄が停止表示されるようにしても
よい。
【0027】ここで本明細書では「図柄が全て停止表示
される際の表示態様である停止図柄態様」は、実際に図
柄が全て停止表示された時に図柄表示手段に出現する表
示態様のことではなく、実際に図柄表示手段に出現する
より時間的に手前であって、弾球遊技機内部のプログラ
ム上決められた表示態様のことをいう。
【0028】そして、前記図柄表示手段により図柄が停
止表示された時の停止表示図柄の数に対応させて前記図
柄変動時間短縮操作ボタンが例えば3つであったとす
る。
【0029】これら図柄変動時間短縮操作ボタンのそれ
ぞれを複数の停止表示図柄に対応させ、前記停止図柄態
様決定手段により決定された停止図柄態様を形成する図
柄について前記図柄変動時間短縮操作ボタンが押下され
ない通常時において予め定められている、図柄の仮停止
表示を経る停止表示と仮停止表示を経ない停止表示を含
めた停止表示の順序または図柄の変動表示の終了の順序
と前記図柄変動時間短縮操作ボタンの押下順位とを合致
させ、前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタンを押下す
ると、当該ボタンの押下順位に合わせて前記前記図柄変
動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時において予
め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示と
仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順序ま
たは図柄の変動表示の終了の順序に対応した図柄が図柄
表示手段によって前記押下したボタンに対応する表示位
置にて実際に現出されるようになっている。
【0030】なお、単に図柄変動時間短縮操作ボタンを
押下すると、そのボタンの位置に対応した位置にある変
動領域の図柄の変動表示時間が短縮されるようになって
いるものでもよい。この場合、ボタンが押下されない通
常時において予め定められた通りの図柄が、予め定めら
れた通りの表示位置に仮停止表示または停止表示され
る。
【0031】図柄変動時間短縮操作ボタンが押されない
通常時において、予め定められている、図柄の変動表示
の終了の順序が、例えば左図柄,中図柄,右図柄の順序
であったとすると、左図柄の変動終了順序は1番、中図
柄の変動終了順序は2番、右図柄の変動終了順序は3番
となる。また例えば、図柄変動時間短縮操作ボタンが押
されない通常時において、左図柄が最初に仮停止表示さ
れ、次いで中図柄が仮停止表示され、次いで右図柄が停
止表示されるとともに、左図柄と中図柄とも合わせて3
つの図柄が同時または略同時に停止表示されるように、
予め定められている場合は、左図柄の仮停止表示順序は
1番、中図柄の仮停止表示順序は2番、右図柄の停止表
示順序は3番となる。順序を付ける上では仮停止表示も
停止表示の一つとみなして順序をつける。したがって、
上記のように仮停止表示するのが一番早い左図柄を1
番、仮停止表示が二番目の中図柄を2番、仮停止表示と
停止表示とを含めて最も遅い停止表示の右図柄が3番と
なる。
【0032】「図柄変動時間短縮操作ボタンの押下順
位」とは、例えば既述のごとく図柄変動時間短縮操作ボ
タンが3つの場合において、図柄変動時間短縮操作ボタ
ンを横並びに設定した場合、左から順に第1ボタン,第
2ボタンおよび第3ボタンというようにボタン名を昇順
で呼称することにし、第1ボタン,第2ボタンおよび第
3ボタンの順で押せば、押下順位は第1ボタンが1位と
なり,第2ボタンおよび第3ボタンがそれぞれ2位およ
び3位になる。
【0033】また押下順位の別の例として、第2ボタ
ン,第3ボタンおよび第1ボタンの順で押下すれば押下
順位は第2ボタンが順位1,第3ボタンが順位2および
第1ボタンが順位3になる。
【0034】しかして「停止図柄態様決定手段により決
定された停止図柄態様を形成する図柄について前記図柄
変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時において
予め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示
と仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順序
(以下、停止表示順序ということもある)または図柄の
変動表示の終了の順序(以下、変動表示終了順序という
こともある)と前記図柄変動時間短縮操作ボタンの押下
順位とを合致させ、」の意味として次のような場合を例
示できる。
【0035】例1)図柄変動時間短縮操作ボタンが押さ
れない通常時において、予め定められている、図柄の変
動表示の終了の順序が、左図柄が1番、中図柄が2番、
右図柄が3番であったとすると図柄変動時間短縮操作ボ
タンを順押し(左側から右側へ向けて順に押すこと)し
たのであれば、左側第1ボタンの押下順位1と停止表示
順序または変動表示終了順序1とが、中央第2ボタンの
押下順位2と停止表示順序または変動表示終了順序2と
が、右側第3ボタンの押下順位3と停止表示順序または
変動表示終了順序3とが合致している場合である。
【0036】例2)第2ボタン,第1ボタンおよび第3
ボタンの順で押下した場合、押下順位は第2ボタンが1
位となり,第1ボタンおよび第3ボタンがそれぞれ2位
および3位になる場合である。
【0037】例2の場合、第2ボタンの押下順位1と停
止表示順序または変動表示終了順序1とが、第1ボタン
の押下順位2と停止表示順序または変動表示終了順序2
とが、第3ボタンの押下順位3と停止表示順序または変
動表示終了順序3とが合致していることになる。
【0038】このように本発明では、停止図柄態様を形
成する図柄についての停止表示順序または変動表示終了
順序と前記図柄変動時間短縮操作ボタンの押下順位とを
合致させ、前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタンを押
下すると、当該ボタンの押下順位に合わせて前記停止表
示順序または変動表示終了順序に対応した図柄が前記図
柄表示手段によって前記押下したボタンに対応する表示
位置にて実際に現出される。
【0039】よって、前記例2)の場合で説明すれば、
図柄変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時にお
いて、リーチ演出が出現するように予め定められた遊技
を実行中である場合であって、予め定められている、図
柄の変動表示の終了の順序が、左図柄、中図柄、右図柄
の順序である場合において、当該遊技における左の仮停
止表示及び停止表示図柄は3、中の仮停止表示及び停止
表示図柄は3、右の停止表示図柄は8となるような遊技
であった場合、遊技者が図柄変動時間短縮操作ボタンを
例えば2番ボタン(中ボタン)−3番ボタン(右ボタ
ン)−1番ボタン(左ボタン)の順で押下すると図柄表
示手段の(中領域に)中図柄として最初に通常時の第一
仮停止表示順である(変動表示の第一終了順である)停
止表示順序または変動表示終了順序1の左仮図柄(数字
3)が表示され次に通常時の第二仮停止表示順である
(変動表示の第二終了順である)停止表示順序または変
動表示終了順序2の中仮図柄(数字3)が右領域に右図
柄として表示されここでリーチとなり、最後に通常時の
停止表示である(変動表示の第三終了順である)停止表
示順序または変動表示終了順序3の右仮図柄(数字8)
が左領域に左図柄として出現するとともに既に仮停止表
示された図柄とともに全図柄が停止表示され、リーチを
伴うハズレ演出態様となる。すなわち実際には図柄表示
手段に8−3−3という態様が出現する。
【0040】よって並び順は違っても実際に図柄表示手
段に出現するより時間的に手前であって、弾球遊技機内
部のプログラム上決められた停止図柄態様としての表示
態様と、実際に図柄表示手段に出現する停止図柄態様と
しての表示態様(各図柄の表示位置,並び順)とが違っ
ても通常時の図柄の停止順序と変わることなく、従って
通常時にリーチ演出が行われるようになっているのであ
れば、図柄変動時間短縮操作ボタンを押下した場合でも
リーチ演出が実行されることには変わりない。
【0041】前記停止図柄態様決定手段により決定され
た停止図柄態様がリーチ演出を伴う大当たり演出態様ま
たはリーチ演出を伴うハズレ演出態様であった場合に
は、前記停止図柄態様を形成する図柄について前記図柄
変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時において
予め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示
と仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順序
または図柄の変動表示の終了の順序と前記図柄変動時間
短縮操作ボタンの押下順位とを合致させることにより、
リーチ演出は必ず行われることとなり、本来、リーチ演
出が行われる筈であったものが押し順によって行われな
くなってしまうということがない。
【0042】変動した図柄は一定時間内に図柄変動時間
短縮操作ボタンを押下しなければ変動表示の開始から予
め定められた所定時間が経過すると自動的に停止表示す
るようになっている。通常、最後まで変動表示している
図柄以外は、停止表示の前に仮停止表示される段階があ
る。よって、その場合は、全ての図柄が実際に停止表示
された時の表示態様と停止図柄態様とは同じである。
【0043】さらに、実際に図柄表示手段に出現するよ
り時間的に手前あって、パチンコ遊技機内部でプログラ
ム上決められた表示態様である停止図柄態様がリーチ演
出を伴わない大当たり演出態様やハズレ演出態様となる
場合、例えば停止図柄態様が3−8−3という態様であ
っても遊技者の第1ボタン〜第3ボタンの押下する順番
によりにリーチ演出を伴うハズレ演出態様とすることも
できる。
【0044】このようにリーチ演出を伴う大当たり演出
態様やハズレ演出態様の場合、遊技者の図柄変動時間短
縮操作ボタンの押下する順位に拘わらずリーチ演出の実
行が確保できるばかりか、場合によっては、リーチ演出
を伴わない大当たり演出態様やハズレ演出態様を引き当
てた場合であってもリーチ演出を伴う大当たり演出態様
やハズレ演出態様にすることができるので、遊技性の幅
を拡大することができる。
【0045】弾球遊技機がパチンコ遊技機であるならば
前記特定ゾーンは始動入賞口が考えられる。
【0046】前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン
は、弾球遊技機前面に並列,縦列または弧状に並べるよ
うにすることもできる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づいて更に詳細に説明する。 (第1実施形態)
【0048】本実施形態では、弾球遊技機として遊技用
媒体に遊技球(球)を使うパチンコ遊技機を符合Iを用
いて例示する。
【0049】先ずパチンコ遊技機Iの全体像を図1から
図3を用いて説明する。
【0050】図1は、パチンコ遊技機Iをその正面側か
ら見た斜視図であり、図2はその正面図であり、図3
は、パチンコ遊技機Iの遊技盤1の正面図である。
【0051】この実施形態で示すパチンコ遊技機Iは、
プリペイドカードシステムに対応しており、隣接してプ
リペイドカードユニット(CRユニット)IIが備えら
れている。
【0052】プリペイドカードユニットIIは、その内
部にカードリーダ29を備えており、遊技者は遊技前に
購入しておいたプリペイドカード35をこのカードリー
ダ29の読取口33に挿入し、パチンコ遊技の実行準備
に入る。
【0053】また、遊技盤1の表面には、球を遊技盤1
に誘導するための誘導レール2が略円状に植立され、誘
導レール2で画成された略円形な領域が遊技領域3を構
成している。遊技領域3の略中央部には、数字,記号,
模様などの識別情報(以下、「図柄」と呼称する。)を
可変表示する図柄表示手段としての図柄表示装置30が
配置されている(図1および図3参照)。
【0054】図柄表示装置30は、遊技盤1の表面に取
り付けられた取付基板31上に設けられている(図3参
照)。図柄表示装置30は、例えば大当たりの抽選結果
を図柄で表示する部分であり、ブラウン管,液晶,ドッ
ト,ドラムなどからなる特定の表示領域である液晶表示
装置32内に複数の変動領域を有する。この実施形態で
は3つの変動領域32a,32b,32cを開示する。
【0055】そして図柄表示装置30は、各変動領域3
2a,32b,32c毎に複数の図柄を変動表示および
停止表示し、停止した時の図柄が、予め定められていた
図柄と一致した状態で所定ライン上に揃った場合には、
大当たりになったことを前記液晶表示装置32で遊技者
に報知する。
【0056】前記所定ラインはいわゆる有効ラインのこ
とであり符合43で示す。
【0057】有効ライン43は液晶表示装置32内で複
数の変動領域32a,32b,32cに跨って表示され
ており、大当たりする為に図柄が並ぶべき位置を示すラ
インである。なお、この実施形態では有効ラインを一本
のみ示すが複数あってもよい。また図柄の変動停止がな
された場合には大当たりの有無は別として有効ライン4
3には3つの図柄が並ぶようになる。なお、本実施形態
では有効ラインを可視表示しているが、この有効ライン
は、必ずしも可視表示されていなくともよい。即ち有効
ラインは、そのライン上に停止表示されるか否か、また
は停止表示されたか否かを決定または判定するための基
準とするためにプログラム上定められたものであればよ
い。
【0058】なお、図柄を可変表示することを図柄の変
動という。
【0059】また、図柄表示装置30の上方部には、入
賞口34と、飾りLED35a・35bとが配設されて
いる。
【0060】さらに図柄表示装置30の下方には、始動
入賞口4が設置されている。
【0061】そして、図柄表示装置30による変動領域
32a,32bおよび32cの変動は、球が始動入賞口
4に入ることを条件になされる。よって始動入賞口4が
図柄変動のトリガとして機能し、運がよければ大当たり
や確率変動付き大当たり(これらを特定遊技状態とい
う)となるのでこの明細書では始動入賞口4のことを特
定ゾーンということにする。なお、入賞した球を以下特
に断らない限り「入賞球」という。
【0062】入賞の有無は、始動入賞口4の近傍に設け
られた入賞検出センサ5による入賞球検出の有無によっ
てなされる。すなわち始動入賞口4を球が通過すると、
球は入賞球検出器である入賞検出センサ5によって検出
されて入賞があったものとされ、検出されなければ入賞
はなかったものとされる。しかして前記液晶表示装置3
2では前記変動領域32a,32b,32c毎に図柄の
変動表示を開始した後、変動表示の開始から予め定めら
れた所定時間を経過すると全図柄を停止表示する。予め
定められた所定時間は変動表示の態様や仮停止表示の態
様や、停止表示の態様毎に定められており、同じ場合も
異なる場合もある。
【0063】より詳しくは、前記領域32a,32b,
32cの図柄(全図柄)が同時(または略同時)に変動
表示を開始し、図柄変動時間短縮操作ボタンが押下され
ない場合、予め定められた所定時間が経過すると、例え
ば、まず左領域32aの図柄が仮停止表示され、次いで
右領域32cの図柄が仮停止表示され、次いで中領域3
2bの図柄とともに左右領域32aと32cの両図柄が
同時(または略同時)に停止表示される。ここで、仮停
止表示とは、停止表示と異なり、図柄が完全に停止した
表示状態とはなっていないことをいう。すなわち例えば
仮停止表示の状態では一つの変動領域内で複数の図柄が
変動表示されていたものから1個の図柄のみが表示され
るようになり、図柄の動き自体はあるような態様や、図
柄は位置的には略停止した状態ではあるが、その位置で
わずかにゆれ動いていたり、大きさを変化させたり、回
転したり、色や形がわずかに変化したりしているような
態様が含まれる。
【0064】図柄の停止表示までの態様は種々あるが、
前記した他には、例えば全図柄が変動表示を開始して、
予め定められた所定時間経過後に、左領域32aの図柄
が仮停止表示され、次いで右領域32cの図柄が仮停止
表示され、次いで中領域32bの図柄が仮停止表示さ
れ、次いで全領域32a,32b,32cの全図柄が再
度変動をした後、全図柄が同時(または略同時)に停止
表示されるような場合もある。
【0065】また、ここでは、仮停止表示の順序を左,
右,中の順としたが、この順序はいかなる順序でもよ
い。すなわち例えば左,中,右の順序でも右,中,左で
も右,左,中でも中,左,右でも中,右,左でもいずれ
でもよい。
【0066】始動入賞口4を通過した球の数は、所定最
大数(通常は4個)までは、パチンコ遊技機Iの保留球
記憶メモリに記憶される。
【0067】当該メモリに記憶された数値は、遊技盤面
上に前記所定最大数と対応する分の数だけ設けられた保
留球ランプである保留球表示LED44の点灯数によっ
て遊技者にわかるようになっている。すなわち点灯して
いる保留球表示LED44の数から、遊技者は図柄表示
装置30の図柄の変動予定数が判る。なお保留球表示L
ED44がフル点灯した状態で幾ら球が始動入賞口4を
通過しても当該球は無効球となり図柄の変動予定数は増
えないようになっている。このため遊技者は、球発射停
止ボタンである図示しないウエイトボタンを押下して球
の発射を暫時停止し、もって無駄球の発生率を減少させ
る。
【0068】また、遊技領域3は、その下方部に可変入
賞球装置6を有する。
【0069】可変入賞球装置6は、遊技盤1に取り付け
られる取付基板7を有し、この取付基板7の略中央部に
は、図柄の変動によって大当たりした時にのみ一定期間
開放する通称アタッカーと呼称される長方形状の入賞領
域8が配設されている。
【0070】入賞領域8は、遊技盤1の裏面に設置した
ソレノイド10によって開閉制御される一枚の開閉部材
9を具備する。開閉部材9が開くと遊技盤1の表面を誘
導レール2によって遊技領域3内に案内された球が遊技
盤1内を落下した際に、入賞領域8に導かれ易くなるの
で入賞球の数が増大する。
【0071】そして、入賞領域8の内部後面壁には、入
賞球検出器12によって検出された入賞球数を表示する
個数表示LED37と、特定球検出器11による特定球
の検出に伴って遊技の継続権が成立した旨を表示するV
表示LED14とが設置されている。また、開閉部材9
の左右側方には、各々、入賞口15a・15bおよびア
タッカーランプ16a・16bが設置されている。しか
して、上記のように構成される可変入賞球装置6は、以
下のように作動する。
【0072】すなわち、球が始動入賞口4に入賞して入
賞検出センサ5がONすると、図柄表示装置30の変動
領域32a,32bおよび32cが変動を開始する。そ
して、変動開始後一定時間が経過すると、例えば左・中
・右の順で変動領域32a,32bおよび32cが変動
を中止して図柄が確定し、当該確定された図柄の組合せ
が所定の表示態様となることで既述した特定遊技状態と
なる。
【0073】この特定遊技状態においては、可変入賞球
装置6の開閉部材9が所定期間開放するように設定され
ている。そして、その間に遊技盤1の表面を落下する球
のうち開閉部材9に流れてくる球を開閉部材9で受け止
めて入賞領域8に導くようになっている。なおここでい
う所定期間とは、例えば、所定時間(29〜30秒くら
い)が経過するまで、あるいは所定数(9〜10球)の
入賞球が発生するまでの期間をいう。
【0074】そして、入賞領域8内に設けられた特定領
域に入賞すると、開閉部材9が再度開放し、特定領域に
入賞球が入賞する毎に継続権が成立して所定ラウンド数
開放する。また、遊技領域3内には、図柄表示装置30
に対して上方,中央および下方それぞれにおける左右側
方に各種飾りランプが設けられている。
【0075】すなわち、前記上方左側および右側のそれ
ぞれには、風車ランプ17aおよび17bをそれぞれ内
蔵した風車18aおよび18bが設けられ、前記中央に
おける左側および右側には、肩ランプ19aおよび19
bをそれぞれ内蔵した入賞口20aおよび20bが設け
られ、下方における左側および右側のそれぞれには、袖
ランプ21aおよび21bを内蔵した入賞口22aおよ
び22bが設置されている。
【0076】さらに、遊技領域3の左右側端部には、サ
イドランプ23a・23bおよび飾りLED24a・2
4bが設置されている。
【0077】また、本実施形態のパチンコ遊技機Iに
は、上記した構成以外に、バック球防止部材25,アウ
ト口26およびレール飾りランプ27等が設置されてい
る。
【0078】さらに、図示はしないがパチンコ遊技機I
の前面上部には、遊技効果ランプや店員を呼ぶナンバー
ランプが配設されると共に遊技の進行に応じて効果音を
発生するスピーカ42,42も設置されている。なお、
パチンコ遊技機Iに具備されている前記各種ランプやL
ED等の発光装置を総称して電飾という。
【0079】しかしてパチンコ遊技機Iに正対した状態
でその中央よりも左側でかつ上皿13の側縁近傍に設け
られた貸出しボタン36を押すことで、パチンコ遊技機
Iの内部に設置された払出し制御基板によって制御され
る払出し装置により所定量の球が遊技者に貸し出され、
遊技者は前記プリペイドカードが有する度数に応じて遊
技を実行できる。
【0080】なお、賞球制御基板は、貸し球の制御以外
に、入賞した場合の賞球数の制御も行う。
【0081】また、上皿のうち前記貸出しボタン36の
右側近傍にはプリペイドカードを返却させる場合の返却
ボタン38が設置されている。
【0082】さらにパチンコ遊技機Iに正対した状態で
その中央よりも右側には遊技盤1に対して球を発射する
ための球発射用操作装置である操作用ハンドル281を
設置してある。
【0083】図4〜図6は前記操作用ハンドル281の
拡大図であり、これらの図面に表示した操作用ハンドル
281を便宜上操作用ハンドルの第1例という。
【0084】図4は操作用ハンドル281の平面図であ
り、図5は図2の左側面図であり、図6は操作用ハンド
ル281を正面側から見た図である。
【0085】操作用ハンドル281は、弾球遊技機前面
49から突出する軸部50と、この軸部50を回動中心
にして回動し、その回動具合に応じて球の発射力を可変
する複数の掛指部51を有する回動部52と、この回動
部52の前記軸部50からの抜けを防止しかつ遊技用把
手として機能するドーム形状の把手部54とを備えてい
る。
【0086】実際には回動部52の回動具合に応じて球
の発射力が可変するが、便宜上、操作用ハンドル281
の回動具合に応じて球の発射力が可変する。
【0087】把手部54には、図柄表示装置30の変動
領域32a,32b,32cに係る図柄の変動時に図柄
の変動表示の開始から仮停止表示または停止表示するま
での時間を予め定められた所定時間よりも短縮させる押
下式の図柄変動時間短縮操作ボタン(以下特に断らない
限り単に「図柄変動時間短縮操作ボタン」という。)4
0 a,40b,40cを変動領域の数にまたは有効ラ
イン43上に並ぶ図柄の数に合致させて複数設置してあ
る(この実施形態では3つだがそれ以上でもよいのは勿
論である。)。なお、図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cの設置個所が把手部54に限られな
いのは勿論であり、操作用ハンドル281の構成部のい
ずれかに具備されていればよい。また、便宜上変動領域
32a,32b,32cにそれぞれ対応する図柄変動時
間短縮操作ボタンを第1ボタン40a,第2ボタン40
b,第3ボタン40cということにする。また必要に応
じて第1ボタン40a,第2ボタン40b,第3ボタン
40cのことを総称して図柄変動時間短縮操作ボタン4
0という場合がある。変動領域32aに対応する第1ボ
タン40aを押下すると予め定められた所定時間が経過
する前であっても押下から所定時間で左図柄が仮停止表
示し,変動領域32bに対応する第2ボタン40bを押
下すると予め定められた所定時間が経過する前であって
も押下から所定時間で中図柄が仮停止表示し,変動領域
32cに対応する第3ボタン40cを押下すると予め定
められた所定時間が経過する前であっても押下から所定
時間で右図柄が仮停止表示するかまたは右図柄とともに
左図柄と中図柄との全ての図柄が停止表示する。なお説
明の便宜上第1ボタン40aを図柄停止ボタン左とい
い、第2ボタン40bを図柄停止ボタン中といい,第3
ボタン40c図柄停止ボタン右という場合がある。
【0088】この第1例の図柄変動時間短縮操作ボタン
40は、把手部54の周縁部58に沿って設けられた円
形ボタンである。そして球を発射すべく右手56で把手
部54を把持しその状態で軸部50を回動中心にして操
作用ハンドル281を右に回した状態で、その時に各ボ
タン40に一番近い指で図柄変動時間短縮操作ボタン4
0をたやすく押下できる。
【0089】なお、図柄変動時間短縮操作ボタン40の
位置は前記箇所に限定されないのは勿論であり、把手部
54のうち右掌でまたは5指で押下できる箇所であれば
どこでもよい。また、図柄変動時間短縮操作ボタン40
の形状も前記のような円形状に限定されるものではな
い。
【0090】また、操作用ハンドル281の操作を遊技
実行における主操作というのに対して、前記各種ボタン
36,38,40の操作のことを副操作ということにす
る。
【0091】次に図7を参照して操作用ハンドルの第2
例を説明する。
【0092】図7は第2例に係る操作用ハンドル282
の平面図である。
【0093】この第2例に係る操作用ハンドル282が
第1例の操作用ハンドル281と異なる点は、図柄変動
時間短縮操作ボタン40が前記回動部52の周縁部52
aに具備された点にある。よって、第1例で述べた操作
用ハンドル281と同一部分には同一符合を付して説明
は省略する。
【0094】次に図8および図9を参照して操作用ハン
ドルの第3例を説明する。
【0095】この第3例に係る操作用ハンドル283が
第1例の操作用ハンドル281と異なる点は、回動部5
2の裏面59に押下式で円形状の図柄変動時間短縮操作
ボタン40を設けた点だけである。よって、第1例で述
べた操作用ハンドル281と同一部分には同一符合を付
して説明を省略する。
【0096】図8は操作用ハンドル283の左側面図で
あり、図9は図8の操作用ハンドル283を遊技者が把
持し、図柄変動時間短縮操作ボタン40aおよび40c
をそれぞれ親指56aおよび人差し指56bで押下した
状態を正面側から見た図である。
【0097】図9から右掌の親指56aおよび人差し指
56bの各腹部で図柄変動時間短縮操作ボタン40aお
よび40cを押している状態にあるのがわかる。なお図
柄変動時間短縮操作ボタン40bは人差し指56bで既
に押された状態かこれから押される状態にある。 (第2実施形態)
【0098】次に図10〜図14を参照して第2実施形
態を説明する。
【0099】この第2実施形態に係るパチンコ遊技機I
が第1実施形態に係る弾球遊技機Iと相違する点は、操
作用ハンドル自体に図柄変動時間短縮操作ボタンを設け
ず弾球遊技機前面49に設けた点にある。弾球遊技機前
面49とは遊技機前面側にあるまたは位置するものを含
む。
【0100】よって第1実施形態と相違する部分につい
てのみ説明し、同一部分には同一符合を付して説明を省
略する。
【0101】図10および図11に示すように、図柄変
動時間短縮操作ボタン40a,40b,40cは、上皿
13の前面中央部よりも左側でかつプリペイドカードの
返却ボタン38よりも右寄りに位置する。
【0102】次に図12および図13を参照して弾球遊
技機前面における操作用ハンドルの近傍に図柄変動時間
短縮操作ボタンを設置した場合について説明する。
【0103】図12は、弾球遊技機前面49のうち操作
用ハンドル281aの上方で遊技者が操作用ハンドル2
81aを把持した状態でその操作をしている側の指で図
柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,40cを押
下できる範囲(位置)にそれらボタンを設けた場合を示
す部分拡大正面図である。
【0104】図13は図12の右側面図である。
【0105】また図14に示すように図柄変動時間短縮
操作ボタン40を押下式ボタンとスライド式ボタンの両
機能を併せ持つ複合型ボタンにしてもよい。
【0106】次に、パチンコ遊技機Iを制御する各種制
御基板について図15のブロック図に基づいて説明す
る。
【0107】主基板(主制御基板)60は、パチンコ遊
技機Iを統括して制御するメイン基板であり、CPU6
0aと、CPU60aの処理事項を一時記憶するRAM
60bと、主基板60で行う各種プログラムを記憶する
ROM60cとを備えている。ROM60cに記憶され
たプログラムには主基板による割り込み処理プログラム
や主制御(メイン処理)プログラム等が挙げられる。
【0108】主基板60は、各副基板(図柄制御基板6
1、ランプ制御基板62、音声制御基板63及び払出し
制御基板64等のサブ基板)と連結し、各サブ基板へ2
バイト伝送方式で処理実行の指令(例えば、8ビットの
コマンド)を送信する。
【0109】図柄制御基板61は、主基板60の処理に
基づき画像(図柄の表示)処理を行うサブ基板であり、
この図柄制御基板61には、VDP(画像表示用プロセ
ッサ)を含むCPU61aと、CPU61aの処理事項
を一時記憶するRAM61bと、図柄制御基板61で行
う各種プログラムを記憶するROM61c等が設けられ
ている。ROM61cに記憶されたプログラムには、V
DPによる割り込み処理プログラムや継続回数表示プロ
グラム等が挙げられる。継続回数表示プログラムは、遊
技の進行状態が遊技者に有利な遊技状態である特定遊技
状態に移行したことを受けて特定遊技状態の継続回数を
液晶表示装置32に報知するプログラムである。
【0110】ランプ制御基板62は、主基板60の処理
に基づき光(照明)による演出処理を行うサブ基板であ
り、このランプ制御基板62には、CPU62aと、C
PU62aの処理事項を一時記憶するRAM62bと、
光による継続回数報知プログラム等を記憶するROM6
2c等が設けられている。ランプ制御基板62により図
示しない盤面ランプや枠ランプ等の各種電飾が点灯又は
点滅する。
【0111】音声制御基板63は、主基板60の処理に
基づき音声による演出処理を行うサブ基板であり、この
音声制御基板63には、CPU63aと、CPU63a
の処理事項を一時記憶するRAM63bと、音声による
継続回数報知プログラム等を記憶するROM63c等が
設けられている。音声制御基板63によりスピーカ4
2,42が制御される。
【0112】払出し制御基板64は、主基板60の処理
に基づき遊技球の払出し処理を行うサブ基板であり、こ
の払出し制御基板64には、CPU64aと、CPU6
4aの処理事項を一時記憶するRAM64bと、払出し
処理プログラム等を記憶するROM64c等が設けられ
ている。払出し制御基板64によりプリペイドカードユ
ニット(CRユニット)IIや貸出しボタン36による
球の払出しを行う図示しない払出し装置が制御される。
【0113】発射制御基板65は、球発射処理を行うサ
ブ基板であり、電源部69と直接繋がっている。そし
て、電源部から電源信号を受けると球発射用操作装置で
ある操作用ハンドル281と連繋している図示しない球
発射装置を作動させる。
【0114】主基板60による割り込み処理プログラム
は、電源部69や入賞領域(アタッカー)8の入賞球検
出器12や始動入賞口4の近傍に設けられた入賞検出セ
ンサ5,図柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,
40c等から主基板60へ信号(電源信号、電断信号、
各種信号)が送信された時、CPU63aが行う割り込
み処理の手順を示す。
【0115】この割り込み処理プログラムは、主基板6
0に信号が入力されると、CPU60aは各レジスタの
保護(待避)を行い、現在の主基板60の状態を保存す
る。次に、CPU60aは信号(データ)を入力して読
み取ると共に入力データの識別ビットをチェックする。
【0116】始動入賞口4を遊技球が通過すると、その
都度、入賞検出センサ5によって検知され、主基板60
には始動入賞口4を遊技球が通過したという電気信号が
入力される。
【0117】次に例えば図柄の変動表示開始から一定時
間が経過した場合その他の所定条件が成立すると、図柄
変動時間短縮操作ボタン40を押すことができるように
なるかまたはボタン操作が有効化する。なお当該条件が
揃ったことは電飾や保留球表示LED44の色や輝度の
変化,点滅等によって遊技者に報知してもよい。なお、
ボタン操作を常に可能または有効化しておいてもよい。
【0118】遊技者に報知する場合、この報知により遊
技者は図柄変動時間短縮操作ボタン40を押下する。す
るとその押下によって電気信号が主基板60に入力さ
れ、その電気信号をトリガーとして主基板60のROM
60cに予め組み込まれていた図柄の変動時間を短縮制
御する図柄変動時間短縮制御実行プログラムによる変動
時間短縮制御がなされ、図柄制御基板61には主基板6
0から変動時間短縮制御用の電気信号が入力されて図柄
の変動時間が短縮される。
【0119】次に図16のフローチャートを用いて図柄
変動時間短縮操作ボタン40を有効利用した場合の図柄
変動時間短縮制御実行プログラムを説明する。
【0120】このプログラムは、ステップ101から始
まる複数のステップからなる。前記各ステップにおける
処理は、すべて主基板60に配設された電子制御ユニッ
トであるCPU60aによる。なお、記号Sを用い、例
えばステップ101であればS101と示す。
【0121】始動入賞口4に球が入賞すると、S101
では液晶表示装置32により変動領域32a,32b,
32cの図柄が変動する。
【0122】S102では変動表示の開始後予め定めら
れた一定時間が経過したか否かを判定し、肯定判定すれ
ばS103に進み、否定判定すれば本ステップで肯定判
定されるまでこのルーチンを繰り返す。
【0123】S103では変動領域32aに対応する図
柄停止ボタン左40aを押したか否かを判定し、肯定判
定すればS104に進み否定判定すればS105に進
む。
【0124】S104では変動領域32aに係る左図柄
の変動を終了して左図柄を仮停止表示する。S104で
の処理が終了するとS105に進む。
【0125】S105では、変動領域32bに対応する
図柄停止ボタン中40bを押したか否かを判定し、肯定
判定すればS106に進み否定判定すればS107に進
む。
【0126】S106では変動領域32bに係る中図柄
の変動を終了して中図柄を仮停止表示する。S106で
の処理が終了するとS107に進む。
【0127】S107では、変動領域32cに対応する
図柄停止ボタン左40cを押したか否かを判定し、肯定
判定すればS108に進み否定判定すればS109に進
む。
【0128】S108では変動領域32cに係る右図柄
の変動を終了するとともに、左図柄と中図柄をもあわせ
て、3つの図柄を同時または略同時に停止表示する。あ
るいは、右図柄を一旦仮停止表示した後、あらためて
右,中,左の全図柄を停止表示する。S108での処理
が終了するとS109に進む。
【0129】S109では変動領域32a,変動領域3
2bおよび変動領域32cにそれぞれ係る左図柄,中図
柄および右図柄の全図柄が停止表示したか否かを判定
し、肯定判定すればS110に進み、否定判定すればS
103に戻る。
【0130】S110では全図柄停止表示後次の演出を
行い、処理を終了する。
【0131】なお、このフローチャートでは所定条件と
して、予め機種ごと及び/又は変動表示の態様や仮停止
表示の態様や停止表示の態様毎に定められた一定時間
が、図柄の変動開始の契機となる始動入賞口4への遊技
球の入賞から経過した場合を所定条件としたが、保留球
表示LED44が所定個数(例えばフル点灯する4つの
うち4つまたは3つまたは2つまたは1つ)以上点灯し
た場合を条件に加えてもまたこれらのうちのどちらか一
方が成立した場合を所定条件としてもよい。
【0132】次に本実施形態の作用効果について述べ
る。
【0133】パチンコ遊技機Iは、特定の表示領域であ
る液晶表示装置32内に3つの変動領域32a,32
b,32cを有し、変動領域32a,32b,32c毎
に複数の図柄を変動表示および停止表示する図柄表示手
段である図柄表示装置30と、この図柄表示装置30の
変動領域32a,32b,32cに係る図柄の変動表示
の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
予め定められた所定時間よりも短縮させる図柄変動時間
短縮操作ボタン40 a,40b,40cと、前記液晶
表示装置32内で前記3つの変動領域32a,32b,
32cに跨って表示される所定ラインである有効ライン
43と、を有する。
【0134】そして図柄表示装置30による図柄の停止
表示をした時に有効ライン43上に並ぶ図柄の数(3
つ)に合致させて図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cを複数(3つ)備えている。
【0135】よって、図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cを用いた順押しやハサミ打ちとい
った変化に富んだ遊技ができる。この結果、図柄変動時
間短縮操作ボタン40 a,40b,40cの積極的活
用により遊技性に幅を持たせることができる。
【0136】また、図柄変動時間短縮操作ボタンが3つ
あるので、ボタンが一つしかなかった場合と比べてその
存在感が高まる。したがって、図柄変動時間短縮操作ボ
タン40を知らない遊技者であっても図柄変動時間短縮
操作ボタン40に対する興味がわき易くなる。よって図
柄変動時間短縮操作ボタン40 a,40b,40cの
利用される機会が増大し遊技者の興趣も高められる。
【0137】また、前記球発射用操作装置である操作用
ハンドル281自体に、または遊技者が操作用ハンドル
281の操作をしながらその者が操作している側の手ま
たは指が届く範囲内に図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cを設けてあるので、必要が生じた
場合、図柄変動時間短縮操作ボタン40 a,40b,
40cをすぐに探り出すことができる。よって主操作実
行中に副操作を行う場合でも副操作の実行に起因して主
操作の実行が妨げられることがない。よって遊技者は主
操作を妨げられることなく遊技に専念できる。
【0138】また、主操作と副操作の実行を片手で行え
るので、主操作と副操作の実行を同時に行いつつ、空い
た手で例えば喫煙や飲食を行うこともでき利便性が高
い。
【0139】図柄変動時間短縮操作ボタン40 a,4
0b,40cを球発射用操作装置の把手部の周縁部に具
備したり、回動部52の周縁部58に具備したり、回動
部52の裏面59に具備したりした場合、把手部54を
掌の中心で覆うようにして回動部52を回動した時に例
えば親指,人差し指,中指等で操作できる箇所に図柄変
動時間短縮操作ボタン40 a,40b,40cが備え
られていると操作し易い。
【0140】図柄変動時間短縮操作ボタン40 a,4
0b,40cは、押下式ボタンの他にスライド式ボタン
でもまたは両者の機能を併せ持つ複合型ボタンでもよ
い。
【0141】また図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cは、パチンコ遊技機Iの正対方向左
側に具備してもよい。この場合操作用ハンドル281が
弾球遊技機の右側にある。よって、操作用ハンドル28
1を右手で操りながら空いている左手で図柄変動時間短
縮操作ボタンを操作できる。
【0142】加えて前記複数の図柄変動時間短縮操作ボ
タン40a,40b,40cは、弾球遊技機前面におけ
る横方向に並べられたものを開示したが、弾球遊技機前
面における縦方向に並べられたものでも、弾球遊技機前
面に弧状に配列されたものでもよい。
【0143】さらに、特定の表示領域内に複数の変動領
域を有し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停
止表示する図柄表示手段と、図柄が全て停止される際の
表示態様である停止図柄態様を決定する停止図柄態様決
定手段と、前記図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄
の変動表示の開始から仮停止表示または停止表示するま
での時間を予め定められた所定時間よりも短縮させるこ
とのできる図柄変動時間短縮操作ボタンとを有する弾球
遊技機において、前記図柄表示手段により図柄が停止表
示された時の停止表示図柄の数に対応させて前記図柄変
動時間短縮操作ボタンを複数備え、これら複数の図柄変
動時間短縮操作ボタンのそれぞれがそれらの位置と前記
複数の変動領域のそれぞれの位置とが対応するように設
けてもよい。
【0144】例えば、横方向に3個並んで配置された図
柄変動領域の下方に、各変動領域における図柄の変動時
間を短縮するためのボタンがそれぞれ設けられている。
すなわち、左図柄変動領域の略下方には、その図柄の変
動時間を短縮するボタンが、中図柄変動領域の略下方に
は、その図柄の変動時間を短縮するボタンが、右図柄変
動領域の略下方には、その図柄の変動時間を短縮するボ
タンが設けられている。
【0145】図柄変動領域の並び関係と、同じ、または
略同じ並び関係をもって図柄変動時間短縮ボタンが配置
されている。図柄変動時間短縮ボタンの設けられる位置
は図柄変動領域の上方でも左方でも右方でもあるいは斜
め上方でも斜め下方でもよい。
【0146】また、図柄変動時間短縮ボタンと図柄変動
領域との距離は近くても離れていてもよい。
【0147】前記した相互の位置関係としては、例えば
次のように表せる関係を含む。
【0148】すなわち、各図柄変動領域と、その領域の
図柄の変動時間を短縮できる図柄変動時間短縮操作ボタ
ンとを直線で結んだとき、各領域と各ボタンとを結んだ
全ての直線が、交差しないような位置関係にある場合で
ある。
【0149】ただし、図柄変動表示短縮操作ボタンが表
示領域の真横に位置している場合は、上記に拘わらず図
柄変動時間短縮操作ボタンの全てが表示領域の例えば右
真横に並んで設けられている場合は、その配列態様が、
左から右へ順に左領域の図柄の変動時間短縮操作ボタ
ン,中領域の図柄の変動時間短縮操作ボタン,右領域の
図柄の変動時間短縮操作ボタンの順で真横に並んで設け
られているものでもよい。
【0150】このように設けられていると、変動時間を
短縮したい図柄変動領域毎に、その領域の変動を選択的
に時間短縮することができ、例えば第一番目の仮停止か
ら第二番目の仮停止までの間を長い時間見ていたい(待
ち時間をその部分だけ長くしてワクワク感を高めたい)
というような場合、第一番目を早めに仮停止させ(変動
時間短縮させ)、第二番目は変動時間短縮操作ボタンを
押さないで第一番目の仮停止状態を長く見ていられるよ
うにできて、ワクワク感、期待感を高めることができる
という効果がある。 (応用例)
【0151】次に本実施形態の応用例について述べる。
【0152】図17は、応用例に係るパチンコ遊技機I
の概念図である。
【0153】パチンコ遊技機Iは、特定の表示領域であ
る液晶表示装置32内に3つの変動領域32a,32
b,32cを有し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示
および停止表示する図柄表示手段である図柄表示装置3
0と、主基盤60のROM60cに記憶され、『図柄が
全て停止表示される際の表示態様である停止図柄態様』
を決定する停止図柄態様決定手段として組み込まれてい
る停止図柄態様決定プログラム(図示せず)と、図柄表
示装置30の変動領域32a,32b,32cに係る図
柄の変動表示の開始から仮停止表示または停止表示する
までの時間を予め定められた所定時間よりも短縮させ
て、液晶表示装置32内で変動領域32a,32b,3
2cに跨って表示される有効ライン43上に複数の図柄
を並べる図柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,
40cとを有する。
【0154】ここで『図柄が全て停止表示される際の表
示態様である停止図柄態様』とは、実際に図柄が全て停
止表示された時に図柄表示装置30に出現する表示態様
のことではなく、実際に図柄表示装置30に出現するよ
り時間的に手前であって、パチンコ遊技機内部でプログ
ラム上決められた表示態様のことをいう。
【0155】この領域はプログラム上の仮装領域であり
当該プログラムはROM60cに記憶されるので当該領
域を符号60cを用いて示す。またROM60cは主基
盤60に含まれているので当該領域を60と表記するこ
ともできる。
【0156】そして、図17において前記図柄表示装置
30により図柄が停止表示された時に有効ライン43上
に並ぶ図柄の数(この応用例では3つ)に対応させて、
図柄表示装置30の下方には前記図柄変動時間短縮操作
ボタン40a,40b,40cの3つのボタンが備えら
れている。
【0157】これら図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cのそれぞれを有効ライン43上に並
ぶ図柄に対応させ、前記『停止図柄態様決定手段により
決定された停止図柄態様を形成する図柄について、前記
図柄変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時にお
いて予め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止
表示と、仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示
の順序または図柄の変動表示の終了の順序(以下通常時
の停止表示順と略記する)』と前記『図柄変動時間短縮
操作ボタン40a,40b,40cの押下順位』とを合
致させ、前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cを押下すると、当該ボタンの押下順
位に合わせて、通常時の停止表示順に対応した図柄が図
柄表示装置30によって実際に現出されるようになって
いる。
【0158】ここで『停止図柄態様決定手段により決定
された停止図柄態様を形成する図柄について、前記図柄
変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時において
予め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示
と、仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順
序または図柄の変動表示の終了の順序(通常時の停止表
示順)』とは次のように考える。
【0159】図柄変動時間短縮操作ボタンが押されない
通常時において、予め定められている、図柄の変動表示
の終了の順序が、例えば左図柄,中図柄,右図柄の順序
であったとすると、左図柄の変動終了順序は1番、中図
柄の変動終了順序は2番、右図柄の変動終了順序は3番
となる。また例えば、図柄変動時間短縮操作ボタンが押
されない通常時において、左図柄が最初に仮停止表示さ
れ、次いで中図柄が仮停止表示され、次いで右図柄が停
止表示されるとともに、左図柄と中図柄とも合わせて3
つの図柄が同時または略同時に停止表示されるように、
予め定められている場合は、左図柄の仮停止表示順序は
1番、中図柄の仮停止表示順序は2番、右図柄の停止表
示順序は3番となる。順序を付ける上では仮停止表示も
停止表示の一つとみなして順序をつける。したがって、
上記のように仮停止表示するのが一番早い左図柄を1
番、仮停止表示が2番目の中図柄を2番、仮停止表示と
停止表示とを含めて最も遅い停止表示の右図柄が3番と
なる。
【0160】そして、この場合通常時の停止表示順が、
左図柄,中図柄,右図柄の順であったとすると停止表示
の順序を表示位置の並び番号(左側から右側へ昇順とす
る。斜め方向であっても同様とする。上下方向に並んで
いる場合は上から下へ昇順とする。)順に表すと1−2
−3となる(並び番号1番目が第一停止表示、並び番号
2番目が第二停止表示,並び番号3番目が第三停止表示
となる)。
【0161】『図柄変動時間短縮操作ボタン40a,4
0b,40cの押下順位』とは、図柄変動時間短縮操作
ボタン40a,40b,40cを左から順に第1ボタ
ン,第2ボタンおよび第3ボタンというようにボタン名
を昇順で呼称することにし、第1ボタン40a,第2ボ
タン40bおよび第3ボタン40cの順で押せば、押下
順位は第1ボタン40aが1位となり,第2ボタン40
bおよび第3ボタン40cがそれぞれ2位および3位に
なる。
【0162】また押下順位の別の例として、第2ボタン
40b,第3ボタン40cおよび第1ボタン40aの順
で押下すれば、押下順位は第2ボタン40bが順位1,
第3ボタン40cが順位2および第1ボタン40aが順
位3になる。
【0163】しかして通常時の停止表示順1〜3と前記
図柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,40cの
押下順位とを合致させ、』の意味として次のような場合
を例示できる。
【0164】例1)図柄変動時間短縮操作ボタン40
a,40b,40cを順押しした場合、『第1ボタン4
0aの押下順位1』と『通常時の停止表示順1』とが、
『第2ボタン40bの押下順位2』と『通常時の停止表
示順2』とが、『第3ボタン40cの押下順位3』と
『通常時の停止表示順3』とが合致している場合である
(図17の両矢印a1,a2,a3参照)。
【0165】例2)第2ボタン40b,第1ボタン40
aおよび第3ボタン40cの順で押下した場合、押下順
位は第2ボタン40bが1位となり,第1ボタン40a
および第3ボタン40cがそれぞれ2位および3位にな
る。
【0166】この場合、第2ボタン40bの押下順位1
と通常時の停止表示順1とが、第1ボタン40aの押下
順位2と通常時の停止表示順2とが、第3ボタン40c
の押下順位3と通常時の停止表示順3とが合致している
ことになる(図18の両矢印a1,a2,a3参照)。
【0167】このように本応用例では、停止図柄態様を
形成する図柄についての通常時の停止表示順1〜3と前
記図柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,40c
の押下順位とを合致させ、前記複数の図柄変動時間短縮
操作ボタン40a,40b,40cを押下すると、当該
ボタン40a,40b,40cの押下順位に合わせて前
記通常時の停止表示順に対応した図柄が図柄表示装置3
0によって前記押下したボタンに対応する表示位置にて
実際に現出される。
【0168】よって、前記例2)の場合で説明すれば、
遊技者が図柄変動時間短縮操作ボタン40a,40b,
40cを例えば2番ボタン40b−3番ボタン40c−
1番ボタン40aの順で押下すると図柄表示装置30の
中図柄に最初に3が表示され次に右図柄に3が表示され
てここでリーチとなり、最後に左図柄に8が出現してハ
ズレ演出態様となる。すなわち実際には図柄表示手段に
は8−3−3という態様が出現する(図18参照)。
【0169】よって並び順は違っても実際に図柄表示手
段に出現するより時間的に手前の態様である停止図柄態
様と実際に図柄表示装置30に出現する表示態様とが違
ってもリーチ演出が実行されることになる。
【0170】しかして前記停止図柄態様決定手段である
停止図柄態様決定プログラムにより決定された停止図柄
態様がリーチ演出を伴う大当たり演出態様やハズレ演出
態様であった場合には、前記停止図柄態様を形成する図
柄について、通常時の停止表示順1〜3と前記図柄変動
時間短縮操作ボタン40a,40b,40cの押下順位
とを合致させることにより、遊技者の図柄変動時間短縮
操作ボタン40a,40b,40cを押下する位置の順
序(例えば、左が第1押下、中が第2押下、右が第3押
下、など)と停止図柄態様を形成する図柄について、通
常時の停止表示位置の順序(例えば、左が第1停止、中
が第3停止、右が第2停止、など)が(前記カッコ内の
例示のごとく)相違してもリーチ演出が実行される。
【0171】なお、変動した図柄は一定時間内に図柄変
動時間短縮操作ボタン40a,40b,40cを押下し
なければ変動表示の開始から予め定められた所定時間が
経過すると自動的に停止表示するようになっている。通
常、最後まで変動表示している図柄以外は、停止表示の
前に仮停止表示される段階がある。よって、その場合、
全ての図柄が実際に停止表示された時の表示態様と停止
図柄態様とは同じである。
【0172】さらに、単に、図柄変動が時間短縮操作ボ
タンを押下するとそのボタンの位置に対応した位置にあ
る変動領域の図柄の変動表示時間が短縮されるようにな
っていると、実際に図柄表示装置30に出現するより時
間的に手前であって、パチンコ遊技機内部でプログラム
上決められた表示態様である停止図柄態様がリーチ演出
を伴わないハズレ演出態様となる場合、例えば停止図柄
態様が3−8−3という態様であっても遊技者の第1ボ
タン40a〜第3ボタン40cの押下する順番によって
は本来リーチ演出を伴わない大当たり演出態様やハズレ
演出態様であったものをリーチ演出を伴う大当たり演出
態様やハズレ演出態様とすることができる。
【0173】このようにリーチ演出を伴う大当たり演出
態様やハズレ演出態様の場合、遊技者の図柄変動時間短
縮操作ボタン40a,40b,40cの押下する順位に
拘わらずリーチ演出の実行が確保できるばかりか、場合
によっては、リーチ演出を伴わない大当たり演出態様や
ハズレ演出態様を引き当てた場合であってもリーチ演出
を伴う大当たり演出態様やハズレ演出態様にすることが
できるので、良く回る台という印象を遊技者に与えるこ
ともできる。よって遊技性の幅を拡大することになる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明弾球遊技機
によれば、図柄変動時間短縮操作ボタンの活用により遊
技性に幅を持たせるとともに図柄変動時間短縮操作ボタ
ンに対する遊技者の興味を高められる。
【0175】また、変動時間短縮操作ボタンを有する弾
球遊技機その他の弾球遊技機において変動時間短縮操作
ボタンを探りあてる必要性が極めて少なくよって操作性
が向上する。また遊技者は変動時間短縮操作ボタンを探
ることで注意が散漫になることがない。よって遊技者は
遊技に専念できる。
【0176】リーチ演出を伴う大当たり演出態様やハズ
レ演出態様の場合、遊技者の図柄変動時間短縮操作ボタ
ンの押下する順位に拘わらずリーチ演出の実行が確保で
きるばかりか、場合によっては、リーチ演出を伴わない
大当たり演出態様やハズレ演出態様を引き当てた場合で
あってもリーチ演出を伴う大当たり演出態様やハズレ演
出態様にすることができるので、良く回る台という印象
を遊技者に与えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明弾球遊技機の第1実施形態を示し、弾球
遊技機がパチンコ遊技機である場合においてこれを正面
側から見た斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】操作用ハンドルの第1例平面図である。
【図5】図2の左側面図である。
【図6】操作用ハンドルを正面側から見た図である。
【図7】操作用ハンドルの第2例平面図である。
【図8】操作用ハンドルの第3例左側面図である。
【図9】図8の操作用ハンドルを遊技者が把持し、押下
式図柄変動時間短縮操作ボタンを親指と人差し指で押し
た状態を正面側から見た図である。
【図10】本発明弾球遊技機の第2実施形態を示し、弾
球遊技機がパチンコ遊技機である場合においてこれを正
面側から見た斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】弾球遊技機前面における操作用ハンドルの近
傍箇所に図柄変動時間短縮操作ボタンを設置した場合の
正面図である。
【図13】図12の右側面図である。
【図14】スライド式図柄変動時間短縮操作ボタンの斜
視図である。
【図15】パチンコ遊技機を制御する各種制御基板につ
いてのブロック図である。
【図16】図柄変動時間短縮制御実行プログラムのフロ
ーチャートである。
【図17】応用例に係るパチンコ遊技機を説明するため
の概念図である。
【図18】応用例に係るパチンコ遊技機を説明するため
の概念図である。
【符号の説明】
I パチンコ遊技機(弾球遊技機) II プリペイドカードユニット(CRユニット) 1 遊技盤 2 誘導レール 3 遊技領域 4 始動入賞口(特定ゾーン) 5 入賞検出センサ 6 可変入賞球装置 7 取付基板 8 入賞領域 9 開閉部材 10 ソレノイド 11 特定球検出器 12 入賞球検出器 13 上皿 14 V表示LED 15a 入賞口 15b 入賞口 16a アタッカーランプ 16b アタッカーランプ 17a 風車ランプ 17b 風車ランプ 18a 風車 18b 風車 19a 肩ランプ 19b 肩ランプ 20a 入賞口 20b 入賞口 21a 袖ランプ 21b 袖ランプ 22 入賞口 22b 入賞口 23a サイドランプ 23b サイドランプ 24a 飾りLED 24b 飾りLED 25 バック球防止部材 26 アウト口 27 レール飾りランプ 29 カードリーダ 30 図柄表示装置(図柄表示手段) 31 取付基板 32 液晶表示装置(特定の表示領域) 32a 変動領域 32b 変動領域 32c 変動領域 33 読取口 34 入賞口 35 プリペイドカード 35a 飾りLED 35b 飾りLED 36 貸出しボタン 37 個数表示LED 38 返却ボタン 40 図柄変動時間短縮操作ボタン 40a 図柄変動時間短縮操作ボタン 40b 図柄変動時間短縮操作ボタン 40c 図柄変動時間短縮操作ボタン 42 スピーカ 43 有効ライン 44 保留球表示LED 49 弾球遊技機前面 50 軸部 51 掛指部 52 回動部 52a 周縁部 54 把手部 56 右手 56a 親指 56b 人差し指 58 周縁部 59 裏面 60 主基盤(停止図柄態様決定手段) 60a CPU 60b RAM 60c ROM 61 図柄制御基板 61a CPU 61b RAM 61c ROM 62 ランプ制御基板 62a CPU 62b RAM 62c ROM 63 音声制御基板 63a CPU 63b RAM 63c ROM 64 制御基板 64a CPU 64b RAM 64c ROM 65 発射制御基板 69 電源部 281 操作用ハンドル(球発射用操作装置) 281a 操作用ハンドル(球発射用操作装置) 282 操作用ハンドル(球発射用操作装置) 283 操作用ハンドル(球発射用操作装置) 284 操作用ハンドル(球発射用操作装置)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の変動領域を有し、変動領域毎に複数
    の図柄を変動表示および停止表示する図柄表示手段と、 この図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示
    の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
    予め定められた所定時間よりも短縮させることのできる
    図柄変動時間短縮操作ボタンと、を備える弾球遊技機に
    おいて、 前記変動領域の数に合致させて前記図柄変動時間短縮操
    作ボタンを複数備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】特定の表示領域内に複数の変動領域を有
    し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止表示
    する図柄表示手段と、 この図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示
    の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
    予め定められた所定時間よりも短縮させることのできる
    図柄変動時間短縮操作ボタンと、を有する弾球遊技機に
    おいて、 前記図柄表示手段による図柄の停止表示をした時の停止
    表示図柄の数に合致させて前記図柄変動時間短縮操作ボ
    タンを複数備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは弾球遊
    技機前面の正対方向左側に具備されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】遊技盤に対して球を発射するための球発射
    用操作装置と、 この球発射用操作装置によって発射された球が前記遊技
    盤における特定ゾーンに入ることを条件に、特定の表示
    領域内に設置された複数の変動領域毎に図柄を変動表示
    した後、図柄を停止表示する図柄表示手段と、 この図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示
    の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
    予め定められた所定時間よりも短縮させることのできる
    図柄変動時間短縮操作ボタンと、を有する弾球遊技機に
    おいて、 前記図柄変動時間短縮操作ボタンを前記球発射用操作装
    置自体に、または弾球遊技機前面のうち前記球発射用操
    作装置の操作をしながら遊技者がその操作中の手または
    指が届く範囲内に設けるとともに、 前記図柄表示手段による図柄の停止表示をした時の停止
    表示図柄の数に合致させて前記図柄変動時間短縮操作ボ
    タンを複数備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記図柄変動時間短縮操作ボタンの数は3
    つ以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】前記球発射用操作装置は、弾球遊技機前面
    から突出する軸部と、 この軸部を回動中心にして回動し、その回動具合に応じ
    て遊技用媒体の発射力を可変する回動部と、 この回動部の前記軸部からの抜けを防止しかつ遊技用把
    手として機能する把手部とを備え、 前記図柄変動時間短縮操作ボタンがこれら構成部のいず
    れかに具備されていることを特徴とする請求項4または
    5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記把
    手部の周縁部に具備されていることを特徴とする請求項
    6に記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記回
    動部の周縁部に具備されていることを特徴とする請求項
    6に記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは前記回
    動部の裏面に具備されていることを特徴とする請求項6
    に記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】前記図柄変動時間短縮操作ボタンは押下
    式ボタンまたはスライド式ボタン並びに両者の機能を併
    せ持つ複合型ボタンであることを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれかに記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】特定の表示領域内に複数の変動領域を有
    し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止表示
    する図柄表示手段と、 図柄が全て停止される際の表示態様である停止図柄態様
    を決定する停止図柄態様決定手段と、 前記図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示
    の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
    予め定められた所定時間よりも短縮させることのできる
    図柄変動時間短縮操作ボタンとを有する弾球遊技機にお
    いて、 前記図柄表示手段により図柄が停止表示された時の停止
    表示図柄の数に対応させて前記図柄変動時間短縮操作ボ
    タンを複数備え、 これら複数の図柄変動時間短縮操作ボタンのそれぞれが
    それらの位置と前記複数の変動領域のそれぞれの位置と
    が対応するように、設けられていることを特徴とする弾
    球遊技機。
  12. 【請求項12】特定の表示領域内に複数の変動領域を有
    し、変動領域毎に複数の図柄を変動表示および停止表示
    する図柄表示手段と、 図柄が全て停止表示される際の表示態様である停止図柄
    態様を決定する停止図柄態様決定手段と、 前記図柄表示手段の前記変動領域に係る図柄の変動表示
    の開始から仮停止表示または停止表示するまでの時間を
    予め定められた所定時間よりも短縮させることのできる
    図柄変動時間短縮操作ボタンとを有する弾球遊技機にお
    いて、 前記図柄表示手段により図柄が停止表示された時の停止
    表示図柄の数に対応させて前記図柄変動時間短縮操作ボ
    タンを複数備え、 これら複数の図柄変動時間短縮操作ボタンのそれぞれを
    複数の停止表示図柄に対応させ、 前記停止図柄態様決定手段により決定された停止図柄態
    様を形成する図柄について、前記図柄変動時間短縮操作
    ボタンが押下されない通常時において予め定められてい
    る、図柄の仮停止表示を経る停止表示と仮停止表示を経
    ない停止表示を含めた停止表示の順序または図柄の変動
    表示の終了の順序と前記図柄変動時間短縮操作ボタンの
    押下順位とを合致させ、 前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタンを押下すると、
    当該ボタンの押下順位に合わせて前記仮停止表示の順序
    に対応した図柄が前記図柄表示手段によって前記押下し
    たボタンに対応する表示位置にて実際に仮停止表示を経
    るか仮停止表示を経ないで、最後には全図柄が停止表示
    されることを特徴とする弾球遊技機。
  13. 【請求項13】前記停止図柄態様決定手段により決定さ
    れた停止図柄態様がリーチ演出を伴う大当たり演出態様
    またはリーチ演出を伴うハズレ演出態様であった場合に
    は、前記停止図柄態様を形成する図柄について前記図柄
    変動時間短縮操作ボタンが押下されない通常時において
    予め定められている、図柄の仮停止表示を経る停止表示
    と仮停止表示を経ない停止表示を含めた停止表示の順序
    または図柄の変動表示の終了の順序と前記図柄変動時間
    短縮操作ボタンの押下順位とを合致させることを特徴と
    する請求項12に記載の弾球遊技機。
  14. 【請求項14】図柄の変動中に前記図柄変動時間短縮操
    作ボタンが押下されない場合、全ての図柄が実際に停止
    表示された時の表示態様が前記停止図柄態様となること
    を特徴とする請求項12に記載の弾球遊技機。
  15. 【請求項15】前記弾球遊技機はパチンコ遊技機である
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の弾
    球遊技機。
  16. 【請求項16】前記特定ゾーンは始動入賞口であること
    を特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  17. 【請求項17】前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン
    は、弾球遊技機前面に並べられていることを特徴とする
    請求項5〜10のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  18. 【請求項18】前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン
    は、弾球遊技機前面における横方向に並べられているこ
    とを特徴とする請求項17に記載の弾球遊技機。
  19. 【請求項19】前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン
    は、弾球遊技機前面における縦方向に並べられているこ
    とを特徴とする請求項17に記載の弾球遊技機。
  20. 【請求項20】前記複数の図柄変動時間短縮操作ボタン
    は、弾球遊技機前面に弧状に配列されていることを特徴
    とする請求項5〜10のいずれか1項に記載の弾球遊技
    機。
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