JP2005102840A - 遊技機及びシミュレーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者が遊技に集中することを阻害せずに識別図柄の変動表示の時間を短縮させることができ、快適かつより愉快に遊技を行うことができる遊技機及びシミュレーションプログラムを提供する。
【解決手段】 本発明に係る遊技機(パチンコ機)は、特別図柄を表示する表示手段と、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより、特別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を備える遊技機において、遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段と、遊技者操作検知手段によって検知された所定の操作に基づいて、識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段と、変動時間短縮状態の設定以降に開始される識別図柄の変動表示の時間を所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段とを備える。
【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技領域内の始動領域を遊技球が通過することにより、識別図柄の変動表示が行われるパチンコ機などの遊技機及びシミュレーションプログラムに関する。
従来、遊技盤の遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別図柄、例えば、特別図柄の変動表示の時間を遊技者が能動的に短縮できるように、いわゆる変動時間短縮ボタンを備えた遊技機(パチンコ機)が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平2−077278号公報
しかしながら、上述したような、従来の変動時間短縮ボタンを具備する遊技機では、遊技者は、特別図柄の変動表示の時間を短縮する場合、特別図柄の変動表示が行われるごとに変動時間短縮ボタンを操作しなければならないため、かかる操作は、遊技者にとって煩わしく、また、遊技者が、発射ハンドルの位置の調整など、遊技に集中することを阻害するといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、遊技者が遊技に集中することを阻害せずに識別図柄の変動表示の時間を短縮させることができ、快適かつより愉快に遊技を行うことができる遊技機及びシミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、識別図柄(例えば、特別図柄)を表示する表示手段(液晶表示装置4)と、遊技領域(遊技盤3)に設けられている始動領域(例えば、始動口6)を遊技球が通過することにより、前記識別図柄の変動表示が所定の時間(例えば、20秒)行われるように、前記識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段(例えば、主制御回路30及び副制御回路40)を備える遊技機において、前記遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段(変動時間短縮ボタン27)と、前記遊技者操作検知手段によって検知された前記所定の操作に基づいて、前記識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段(メインCPU31)と、前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段(例えば、主制御回路30及び副制御回路40)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、遊技者操作検知手段が、遊技者の操作を検知した場合、当該検知以降に開始される特別図柄の変動表示の時間が短縮されるため、遊技者は、特別図柄の変動表示が行われるごとに、変動時間短縮ボタンを操作する煩わしさから解放され、遊技に集中することができ、快適に遊技を行うことができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記変動時間短縮手段が、前記変動時間短縮状態が設定された際に行われている前記識別図柄の変動表示、及び前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮することを要旨とする。
かかる特徴によれば、遊技者の操作が検知された際に行われている特別図柄の変動表示の時間を短縮させることができるため、遊技者は、変動表示の短縮を望んだ時点から速やかに特別図柄の変動表示の時間を短縮させることができる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴において、前記変動時間短縮手段が、所定の無効条件が成立した場合、前記変動時間短縮状態であっても前記識別図柄の変動表示の時間を短縮しないことを要旨とする。
かかる特徴によれば、遊技者が、特別図柄の変動表示の時間を短縮した場合であっても、所定の無効条件、例えば、特別図柄の表示態様がリーチ状態となる場合には、変動表示の時間が短縮されないため、変化に富んだ遊技を遊技者に対して提供することにより、遊技者は、より愉快に遊技を行うことができる。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴において、前記変動時間短縮状態が保持されていることを報知する変動時間短縮状態報知手段(例えば、ランプ26a,26b)をさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、特別図柄の変動表示の時間が短縮される変動時間短縮状態か否かが報知されるため、遊技者は、容易かつ速やかに特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かを認識することができる。さらに、変動短縮ボタンが操作されていない場合、遊技者は、変動短縮ボタンを操作するべきか否かを判断することができる。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3または第4の特徴において、前記所定の無効条件が成立した場合、前記識別図柄の変動表示の時間が、短縮されないことを報知する短縮無効報知手段(液晶表示装置4)をさらに備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、変動時間短縮状態であっても、特別図柄の変動表示の時間が短縮されないことが報知されるため、遊技者は、所定の無効条件(例えば、予め定められた乱数が抽出された場合)が成立したために特別図柄の変動表示の時間が短縮されないことを容易に認識することができる。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至第5の特徴において、前記表示制御手段が、所定の解除条件が成立した場合、前記変動時間短縮状態を解除することを要旨とする。
かかる特徴によれば、所定の解除条件が成立した場合、例えば、遊技状態が大当り状態に移行した場合や、変動時間短縮ボタンが遊技者によって再度押下された場合、変動時間短縮状態が解除されるため、より変化に富んだ遊技を提供することができる。また、遊技機が待機状態(デモ状態)となった場合にも変動時間短縮状態が解除されるため、変動時間短縮ボタンを用いて特別図柄の変動表示の時間を短縮させた遊技者が遊技を終了後、他の遊技者が、当該遊技機を用いて遊技を開始する際に、変動時間短縮状態が保持されていることを防止することができる。
本発明の第7の特徴は、識別図柄を表示する表示手段と、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより、前記識別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、前記識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を備える遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムにおいて、前記遊技機が、前記遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段と、前記遊技者操作検知手段によって検知された前記所定の操作に基づいて、前記識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段と、前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段とを備えるように前記コンピュータを機能させることを要旨とする。
かかる特徴によれば、遊技機のシミュレーションを実行するシミュレーションプログラムにおいて、上述した本発明の第1の特徴と同様に、遊技者は、特別図柄の変動表示が行われるごとに、変動時間短縮ボタン(コンピュータの操作部のボタン)を操作する煩わしさから解放され、遊技に集中することができ、快適に遊技を行うことができる。
本発明によれば、遊技者が遊技に集中することを阻害せずに識別図柄の変動表示の時間を短縮させることができ、快適かつより愉快に遊技を行うことができる遊技機及びシミュレーションプログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下、参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(遊技機の構成)
まず、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る遊技機10の概観図である。
図1に示すように、実施形態に係る遊技機10の主要な構成要素に符号を付し、各構成要素の機能について説明する。まず、遊技領域を構成する遊技盤3上に配置される構成要素について説明する。
遊技盤3には、液晶表示装置4と、普通図柄表示装置5a,5bと、始動口6と、普通図柄作動ゲート7と、大入賞口8と、アウト口9と、一般入賞口16乃至19とが配置されている。
液晶表示装置4は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別図柄(例えば、特別図柄)と、複数の遊技状態に応じた所定の演出画像(大当りやリーチ状態において表示される演出画像及びデモ画像など)とを表示するものであり、表示手段を構成する。
また、液晶表示装置4は、特別図柄の変動表示の時間が短縮される変動時間短縮状態において、所定の無効条件が成立した場合(例えば、予め定められた乱数をメインCPU31が抽出した場合)、特別図柄の変動表示の時間が短縮されないことを報知する短縮無効報知手段を構成する。
なお、「遊技状態」とは、遊技機10が識別図柄の変動表示を開始することが可能な状態であり、識別図柄が特定の態様で停止することを条件に開始される大当りの状態、遊技機10が待機している状態(デモ状態)を含み、さらに、識別図柄の変動表示が行われている状態をも含むものである。
具体的には、液晶表示装置4上では、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶に基づいて、「左・中・右」や「上・中・下」などの領域にそれぞれ「0」〜「9」までの数字などの変動表示が行われる。
さらに、液晶表示装置4上では、変動表示が行われた結果、表示される数字などが、いわゆるリーチ状態となった場合、リーチ状態を演出する画像が表示されるとともに、上述した数字などが特定の態様(組合せ)で停止した場合、いわゆる大当りの状態となり、大当りの状態を演出する画像が表示される。
また、液晶表示装置4上では、変動表示が行われていない場合、遊技者に対するデモンストレーションを行うデモ画像も表示される。
普通図柄表示装置5a,5bは、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球した際に抽出される当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶に基づいて、所定時間(例えば、30秒)、普通図柄の変動表示を行うものである。
始動口6は、遊技球が入賞することにより、大当り判定用の乱数値などが抽出されるように構成されている。また、始動口6は、遊技球が入賞しやすい「開状態」と、遊技球が入賞しにくい「閉状態」とを切り替える一対の羽根を具備し、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球すると所定の設定にしたがって当該羽根を開閉する。
普通図柄作動ゲート7は、遊技球が通過すると当り判定用の乱数値などが抽出されるように構成されている。
大入賞口8は、特定領域(Vゾーン)と一般領域とを具備し、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値による大当り判定の結果に基づいて開閉するように制御される。
アウト口9は、始動口6、大入賞口8または一般入賞口16乃至19などの何れにも入賞または入球しなかった遊技球を受け入れるものである。
一般入賞口16乃至19は、遊技球が入球すると所定数(例えば、15個)の遊技球(賞球)が払い出されるように構成されている。
また、遊技機10は、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、効果音や音声などを出力するスピーカ25L,25Rと、特定の遊技状態の報知や各種のエラーなどを表示するために用いられるランプ26a,26bとを備えている。
なお、ランプ26a,26bは、特別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態が、後述する主制御回路30(メインCPU31)によって保持されていることを報知する変動時間短縮状態報知手段を構成する。
さらに、遊技機10は、遊技盤3の左下位置に変動時間短縮ボタン27を備えている。変動時間短縮ボタン27は、遊技者による所定の操作、すなわち、遊技者によって変動時間短縮ボタン27によって押下されたことを検知するものであり、遊技者操作検知手段を構成する。
変動時間短縮ボタン27は、遊技者によって押下されることにより、内部に具備されるスイッチが作動し、後述する主制御回路30(メインCPU31)に信号を出力する。
なお、変動時間短縮ボタン27は、遊技者によって押下されることにより信号を出力する形態に代えて、導電性の接触部を有する接触型のボタンや、遊技者の手指などを近づけることにより、当該動作を検出するセンサーなどを用いて構成してもよい。
図2は、本実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロック図である。図2に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と、副制御回路40と、払出・発射制御回路80とによって構成される。
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、初期リセット回路35と、シリアル通信用IC36とを備えている。
また、主制御回路30には、スイッチ類として、変動時間短縮ボタン27に内蔵され、遊技者によって押下されることにより信号をメインCPU31に出力する変動時間短縮スイッチ27Sと、大入賞口8に具備される特定領域(Vゾーン)に入球した遊技球を計数するV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8に具備される一般領域に入球した遊技球を計数するカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16乃至19に遊技球が入球したことを検出する一般入賞球スイッチ16S乃至19Sと、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6に遊技球が入球したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sとが接続されている。
さらに、主制御回路30には、遊技盤3上に設けられている可動部分を作動させるため、始動口6に具備される1対の羽根を開閉する始動口ソレノイド6aと、大入賞口8の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
なお、本実施形態では、主制御回路30及び副制御回路40は、遊技盤3(遊技領域)に設けられている始動口6(始動領域)を遊技球が通過することにより、特別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、特別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を構成する。
また、主制御回路30は、変動時間短縮ボタン27(遊技者操作検知手段)によって検知された遊技者の操作に基づいて、特別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段を構成する。
また、主制御回路30及び副制御回路40は、変動時間短縮状態の設定以降に開始される特別図柄の変動表示の時間を所定の時間(例えば、20秒)よりも短縮する変動時間短縮手段を構成する。さらに、本実施形態では、主制御回路30及び副制御回路40は、変動時間短縮状態が設定された際に行われている特別図柄の変動表示、及び変動時間短縮状態の設定以降に開始される特別図柄の変動表示の時間を所定の時間よりも短縮することができる。
また、主制御回路30及び副制御回路40は、所定の無効条件が成立した場合(例えば、特別図柄の表示態様がリーチ状態となる場合)、変動時間短縮状態であっても特別図柄の変動表示の時間を短縮しないようにすることができる。
さらに、主制御回路30及び副制御回路40は、所定の解除条件(例えば、変動時間短縮状態において、再び変動時間短縮ボタン27が遊技者によって押下された場合)に応じて、変動時間短縮状態を解除することができる。
メインCPU31は、上述したスイッチ類によって検出された所定の状態に基づいて、大当りの判定や、副制御回路40に対して送信されるコマンドの生成などを実行するものである。
具体的には、メインCPU31は、特別図柄始動記憶に含まれる大当り判定用の乱数値に基づいて大当り判定を行い、大当り判定の結果に基づいて、液晶表示装置4上において、特別図柄の変動表示を行うように指示するコマンドを生成する。さらに、メインCPU31は、始動口6を遊技球が通過したことを始動入賞球スイッチ6Sが検出すると大当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶をメインRAM33に記憶する。
また、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを通過球スイッチ7Sが検出すると当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶をメインRAM33に記憶する。さらに、メインCPU31は、普通図柄始動記憶に含まれる当り判定用の乱数値と当り判定値の設定とに基づいて当り判定を行い、この判定結果と変動表示の時間の設定とにしたがって、普通図柄表示装置5a,5bに普通図柄の変動表示を行うように指示する変動パターンコマンドを生成する。
また、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ27Sから入力された信号に基づいて、特別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態が設定、または解除されたことを示すコマンドを生成する。
さらに、本実施形態では、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ27Sから出力された信号に基づいて、特別図柄の変動表示が行われる時間の短縮するように指示する変動時間短縮コマンドを生成する。
なお、メインCPU31は、大当り判定用の乱数を所定の周期(例えば、2ミリ秒)で更新するなど、上述の処理以外の遊技機10における各処理も制御することができる。
メインROM32は、主制御回路30における各処理を制御するためのプログラムなどを記憶するものである。メインRAM33は、DRAMなどにより構成されており、特別図柄始動記憶と、普通図柄始動記憶とを記憶するものである。なお、メインRAM33は、メインCPU31によって生成された各種のコマンドを一時的に格納する送信バッファ領域を有し、副制御回路40と接続されているシリアル通信用IC36のデータ転送速度に応じて、送信バッファに格納されたコマンドが送信される。
初期リセット回路35は、電源が投入された場合、遊技機10の各種の設定値を初期値にリセットするための信号を発生するものである。また、シリアル通信用IC36は、メインCPU31により生成された各種コマンドを副制御回路40に送信するものである。
副制御回路40は、遊技機10の各種演出など制御するものであり、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43とを備えている。
サブCPU41は、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、液晶表示装置4に表示する画像、スピーカ25L,25Rから出力する音データ、及びランプ26a,26bなどを制御するものである。
具体的には、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、特別図柄の変動表示、特別図柄の変動表示が停止した場合の図柄の組合せ(停止図柄)の確定、変動表示の停止などを実行する。
また、サブCPU41は、特別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態が設定、または解除されたことを示すコマンドを主制御回路30(メインCPU31)から受信し、ランプ26a,26bを点灯させることにより、変動時間短縮状態を報知させることができる。なお、サブCPU41は、ランプ26a,26bを点灯させることに代えて、例えば、ランプ26a,26bを所定のパターンにより点滅させることにより、変動時間短縮状態を報知させてもよい。
サブROM42は、副制御回路40における各処理を制御するためのプログラムを記憶するものである。また、サブRAM43は、主制御回路30から受信した各種コマンドを記憶するものである。
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)のコマンドに基づいて、液晶表示装置4に表示する特別図柄や演出画像の画像処理を実行するため、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データを用いて所定の画像処理を実行するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、異常時に各種設定を初期値にリセットする初期リセット回路53とを備えている。
さらに、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、効果音や音声などをスピーカ25L,25Rから出力させるため、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて出力音情報を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音情報を増幅するAMP62とを備えている。
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、所定の遊技状態の報知やエラーなどの表示するために用いられるランプ26a,26bを点灯・消灯させるとともに、普通図柄表示装置5a,5bにおける普通図柄の変動表示を制御するドライブ回路72を備えている。
払出・発射制御回路80は、一般入賞口16乃至19や大入賞口8などに遊技球が入賞した際に、所定数の遊技球(賞球)を払い出す払出装置81と、発射ハンドル24が回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82とを制御するものである。
なお、遊技機10における各処理は、主制御回路30と副制御回路40とにより制御されているが、主制御回路30は、副制御回路40により制御される処理の全部又は一部を処理してもよく、副制御回路40は、主制御回路30により制御される処理の全部又は一部を処理してもよい。
(遊技機の制御方法)
次に、図3乃至図8を参照して、本実施形態に係る遊技機10の制御方法について説明する。
図3(a)は、所定の周期(例えば、2ミリ秒)で、図3(b)に示すメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理を示すフロー図である。
まず、システムタイマ割込処理について、図面を参照しながら説明する。同図(a)に示すように、メインCPU31は、レジスタに格納されている情報を退避させる(S100)。次いで、メインCPU31は、「乱数更新処理」を実行し、大当り判定用乱数値などの値を更新する(S110)。
さらに、メインCPU31は、「スイッチ入力検出処理」を実行する(S120)。ここで、図4を参照して、ステップS120におけるスイッチ入力検出処理について説明する。同図に示すように、メインCPU31は、「賞球関連スイッチチェック処理」を実行する(S121)。具体的には、メインCPU31は、V・カウントスイッチ28S、カウントスイッチ29S、始動入賞球スイッチ6S及び一般入賞球スイッチ16S乃至19Sなど、遊技球が通過または入賞したことに基づいて生成される信号を検出し、各スイッチに対応する賞球カウンタの値を変更する。
次いで、メインCPU31は、「特別図柄関連スイッチ入力処理」を実行する(S122)。具体的には、メインCPU31は、V・カウントスイッチ28S、カウントスイッチ29S及び始動入賞球スイッチ6Sにより生成される信号の有無を確認し、関連するフラグの値の変更や、大当り用乱数の抽出などを実行する。
また、メインCPU31は、「普通図柄関連スイッチ入力処理」を実行する(S123)。具体的には、メインCPU31は、通過球スイッチ7Sにより生成される信号の有無を確認し、関連するフラグの値の変更や、普通図柄用乱数の抽出などを実行する。
さらに、メインCPU31は、「変動時間短縮スイッチ入力処理」を実行する(S124)。ここで、図5は、ステップS124において実行される変動時間短縮スイッチ入力処理の内容を示している。
同図に示すように、まず、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ27Sからの信号の入力の有無を確認する(S124−1)。
変動時間短縮スイッチ27Sから信号の入力があった場合(S124−1のYES)、メインCPU31は、変動時間短縮フラグの値を変更する(S124−2)。例えば、メインCPU31は、前回の変動時間短縮スイッチ入力処理において、変動時間短縮フラグの値が、特別図柄の変動表示の時間が短縮される変動時間短縮状態でない状態、つまり、通常状態を示す“0”であった場合、変動時間短縮フラグの値を、変動時間短縮状態を示す“1”に変更する。一方、メインCPU31は、前回の変動時間短縮スイッチ入力処理において、変動時間短縮状態を示す“1”であった場合、変動時間短縮フラグの値を、通常状態を示す“0”に変更する。さらに、メインCPU31は、変動時間短縮フラグを“1”に変更した場合、変動時間短縮状態にあることを示すコマンドを生成する。
一方、変動時間短縮スイッチ27Sから信号の入力がない場合(S124−1のNO)、メインCPU31は、ステップS124−3の処理に移行する。
次いで、メインCPU31は、特別図柄の変動表示が行われているか否かを確認する(S124−3)。
特別図柄の変動表示が行われている場合(S124−3のYES)、メインCPU31は、所定の無効条件に応じて、変動時間短縮状態であっても特別図柄の変動表示の時間を短縮するか否かを判定する、「無効条件判定処理」を実行する(S124−4)。ここで、図6は、無効条件判定処理の内容を示している。
同図に示すように、メインCPU31は、図3(b)に示した特別図柄制御処理(S20)において選択した特別図柄の変動パターンと、変動時間短縮状態を無効とする「短縮無効変動パターン」とが一致するか否かを判定する(S1244−1)。
具体的には、メインCPU31は、特別図柄制御処理(S20)において選択した特別図柄の変動パターンの変動パターン番号と、「短縮無効変動パターン」として設定されている変動パターン番号とが、一致するか否かを判定する。ここで、図7は、「短縮無効変動パターン」として設定されている変動パターン番号が記憶されているテーブルの一例を示している。
なお、「短縮無効変動パターン」として、例えば、リーチ状態を含む変動パターンや、例えば、大当りを遊技者に予告する内容が液晶表示装置4上に表示される変動パターンを指定することができる。
特別図柄制御処理(S20)において選択した特別図柄の変動パターンの変動パターン番号と、「短縮無効変動パターン」として設定されている変動パターン番号とが一致する場合、メインCPU31は、無効条件が成立したものと判定する(S1244−2)。
一方、当該選択した変動パターン番号と、「短縮無効変動パターン」として設定されている変動パターン番号とが一致しない場合、メインCPU31は、無効条件が成立しないものと判定する(S1244−3)。さらに、メインCPU31は、無効条件判定処理から復帰する。
次いで、図5に示すように、無効条件が不成立である場合(S124−5のNo)、メインCPU31は、変動待ち時間タイマの値が1.0秒より大きいか否かを確認する(S124−6)。一方、無効条件が成立した場合、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ入力処理から復帰する(S124−5のYes)。
変動待ち時間タイマの値が1.0秒より大きい場合(S124−6のYes)、メインCPU31は、変動時間短縮状態か否か、つまり、変動時間短縮フラグの値が“1”か否かを確認する(S124−7)。一方、変動待ち時間タイマの値が1.0秒以下の場合、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ入力処理から復帰する(S124−6のNO)。
変動時間短縮フラグの値が“1”である場合、メインCPU31は、変動待ち時間タイマの値を「1.0秒」にセットする(S124−8)。一方、変動時間短縮フラグの値が“0”である場合、メインCPU31は、変動時間短縮スイッチ入力処理から復帰する(S124−7のNO)。
さらに、メインCPU31は、変動時間短縮コマンドを送信バッファにセットする(S124−9)。なお、変動時間短縮コマンドは、シリアル通信用IC36を介して、後述するコマンド出力処理において副制御回路40(サブCPU41)に送信される。また、サブCPU41は、メインCPU31によって生成された変動時間短縮コマンドを受信し、液晶表示装置4上に表示される特別図柄の変動表示の時間を短縮させる。
次いで、図3(a)に示すように、メインCPU31は、「タイマ更新処理」を実行(S130)し、変動表示されている普通図柄や特別図柄の残り変動表示時間、開状態にある始動口6や大入賞口8の残り開放時間などを更新する。さらに、メインCPU31は、「遊技情報出力処理」を実行(S140)し、賞球として払い出された遊技球の数や大当りの発生などの遊技情報を、遊技場に設置されているホールコンピュータに出力する。
また、メインCPU31は、「ポート出力処理」を実行(S150)し、始動口ソレノイド6aや大入賞口ソレノイド8aなどを駆動する信号を出力する。さらに、メインCPU31は、「コマンド出力処理」を実行(S160)し、特別図柄の停止図柄や当該特別図柄の変動表示パターンなどを指示する変動パターンコマンド、図柄コマンド及び図柄確定コマンド、また、本実施形態では、上述した変動時間短縮コマンドを副制御回路40に出力する。
次いで、メインCPU31は、「ランプ制御処理」を実行(S170)し、電飾部材の不良(玉切れ)や、発射ハンドル24の左上部に位置する下皿(不図示)に遊技球が所定量貯留された場合に出力されるエラーを表示するように指示するコマンドを出力する。
また、メインCPU31は、「払出処理」を実行(S180)し、遊技球が入球した入賞口の種類(一般入賞口16乃至19や大入賞口8など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示するコマンドを払出・発射制御回路80に出力する。
さらに、メインCPU31は、ステップS100において退避した情報をレジスタに復帰させる(S190)。
次に、図3(b)に示したメイン処理について説明する。
まず、メインCPU31は、遊技機10における各種設定を、前回電源断となった際の設定に復帰するか、若しくは初期化する(S10)。
次いで、メインCPU31は、特別図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU31は、始動領域(始動口6)を遊技球が通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行い、この大当り判定の結果に基づいて、特別図柄の停止図柄及び当該特別図柄の変動パターンなどを指示する変動パターンコマンドを生成する(S20)。又、メインCPU31は、遊技状態が大当り状態となると、所定の設定に従って大入賞口8を開閉する制御を行う。
次いで、メインCPU31は、普通図柄に関する各処理を実行する。具体的には、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを条件として抽出される乱数値に基づいて普通当り判定を行い、この普通当り判定の結果に基づいて、普通図柄の可変表示を実行するように指示するコマンドを生成する(S30)。
次いで、メインCPU31は、特別図柄の変動表示パターンを決定するための演出用乱数などの値を更新する(S40)。
なお、メインCPU31は、上述したステップS20からステップS40までの処理を繰り返し実行する。
(遊技機の動作概略)
次に、図8を参照しながら、上述した制御方法による遊技機10の動作の概略について説明する。
同図(a)は、変動時間短縮状態でない状態、すなわち、通常状態において、遊技機10が特別図柄の変動表示を行う動作を示している。遊技機10は、「変動表示#1〜#5」によって示されるように、所定の時間(例えば、20秒)、特別図柄の変動表示を行い、所定の時間経過後、上述した特別図柄制御処理において確定された特別図柄(停止図柄)を表示して変動表示を停止する処理を繰り返す。
一方、同図(b)は、変動時間短縮状態において、遊技機10が特別図柄の変動表示を行う動作を示している。同図(b)に示すように、遊技機10は、遊技者によって変動時間短縮ボタン27が押下されたことを検知すると、特別図柄の変動表示の時間を、通常状態における変動表示の時間(例えば、上述したように20秒)よりも短縮(例えば、1秒)する。
また、「変動表示(通常)#3」によって示されるように、遊技機10は、上述した無効条件判定処理(S124−4)において、無効条件が成立したと判定した場合、変動時間短縮状態、つまり、遊技者によって変動時間短縮ボタン27が押下されたことが保持されている状態であっても、特別図柄の変動表示の時間を短縮しない。
なお、遊技機10は、遊技者によって変動時間短縮ボタン27が再度押下される(所定の解除条件)まで、変動時間短縮状態を保持する。また、変動時間短縮状態を解除する所定の解除条件としては、遊技者によって変動時間短縮ボタン27が再度押下されることに限らず、例えば、遊技機10は、大当り状態やデモ状態に移行した場合、または所定の回数、特別図柄の変動表示が行われた場合を所定の解除条件とすることができる。
また、同図(c)は、遊技機10が、変動時間短縮状態を設定し、保持していることを報知する時間を示している。遊技機10は、例えば、上述したように、ランプ26a,26bを点灯または所定のパターンで点滅させることにより、変動時間短縮ボタン27が押下された時点から、変動時間短縮ボタン27が再度押下されるまでの時間を変動時間短縮状態として、遊技者などに対して報知する。また、遊技機10は、変動時間短縮ボタン27の押下ではなく、上述した他の解除条件にしたがって、変動時間短縮状態の報知を停止することもできる。
(作用・効果)
本実施形態によれば、変動時間短縮スイッチ27Sが、遊技者の操作を検知した場合、当該検知以降に開始される特別図柄の変動表示の時間が短縮されるため、遊技者は、特別図柄の変動表示が行われるごとに、変動時間短縮ボタンを操作する煩わしさから解放され、遊技に集中することができ、快適に遊技を行うことができる。
本実施形態によれば、遊技者の操作が検知された際に行われている特別図柄の変動表示の時間を短縮させることができるため、遊技者は、変動表示の短縮を望んだ時点から速やかに特別図柄の変動表示の時間を短縮させることができる。
本実施形態によれば、遊技者が、特別図柄の変動表示の時間を短縮した場合であっても、所定の無効条件が成立した場合、例えば、特別図柄の表示態様がリーチ状態となった場合には、変動表示の時間が短縮されないため、変化に富んだ遊技を遊技者に対して提供することにより、遊技者は、より愉快に遊技を行うことができる。
本実施形態によれば、特別図柄の変動表示の時間が短縮される変動時間短縮状態か否かがランプ26a,26bを用いて報知されるため、遊技者は、容易かつ速やかに特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かを認識することができる。さらに、変動時間短縮ボタン27が操作されていない場合、遊技者は、変動時間短縮ボタン27を操作するべきか否かを判断することができる。
本実施形態によれば、所定の解除条件が成立した場合、例えば、遊技状態が大当り状態に移行した場合や、変動時間短縮ボタン27が遊技者によって再度押下された場合、変動時間短縮状態が解除されるため、より変化に富んだ遊技を提供することができる。また、遊技機がデモ状態となった場合にも変動時間短縮状態が解除されるため、変動時間短縮ボタンを用いて特別図柄の変動表示の時間を短縮させた遊技者が遊技を終了後、他の遊技者が、当該遊技機を用いて遊技を開始する際に、変動時間短縮状態が保持されていることを防止することができる。
(変更例)
次に、上述した本発明の第1実施形態の変更例について説明する。なお、本変更例において、遊技機10は、上述した本発明の第1実施形態に係る遊技機と同様の概観及び論理ブロック構成を備えている。以下、上述した本発明の第1実施形態と異なる部分について、主に説明する。
上述した本発明の第1実施形態では、ステップS124−4(図5及び図6参照)において、「所定の短縮無効変動パターン」と、選択した変動パターンとが一致した場合、遊技機10(メインCPU31)が、特別図柄の変動表示を行う時間の短縮を無効とする無効条件判定処理を備えていたが、本実施形態では、遊技機10(メインCPU31)が、乱数を用いて無効条件判定処理を実行する。
なお、システムタイマ割込み処理(図3(a))、メイン処理(図3(b))、スイッチ入力検出処理(図4)、及び変動時間短縮スイッチ入力処理(図5)は、上述した本発明の第1実施形態と同様である。そこで、以下、本実施形態に係る無効条件判定処理について、図9を参照しながら説明する。
同図に示すように、まず、メインCPU31は、所定の数値範囲(例えば、0〜99)から、乱数を抽出する(S1244’−1)。
次いで、メインCPU31は、抽出した乱数が、変動表示の時間の短縮を無効とする値に該当するか否かを判定する(S1244’−2)。
抽出した乱数の値が、変動表示の時間の短縮を無効とする値に該当する場合、メインCPU31は、無効条件が成立したものと判定する(S1244’−3)。また、メインCPU31は、無効条件が成立したことを示す無効条件成立コマンドをセットする。なお、無効条件成立コマンドは、上述したコマンド出力処理(S160)において、副制御回路40に出力される。
一方、抽出した乱数の値が、変動表示の時間の短縮を無効とする値に該当しない場合、メインCPU31は、無効条件が成立しないものと判定する(S1244’−4)。さらに、メインCPU31は、無効条件判定処理から復帰する。
次に、本変更例に係る遊技機10の動作の概略について説明する。図8(a)〜(c)に示したように、本変更例に係る遊技機10は、上述した本発明の第1実施形態と同様に動作する。
さらに、本変更例に係る遊技機10は、同図(d)に示すように、変動時間短縮状態において、所定の図柄を液晶表示装置4上に表示し、特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かを示すことを遊技者などに対して報知することができる。
すなわち、遊技機10(サブCPU41)は、上述したステップS124−9において生成された変動時間短縮コマンドに基づいて、液晶表示装置4上において、特別図柄の変動表示が行われている間、所定の図柄(例えば、星の図柄)を表示させ、特別図柄の変動表示の時間が短縮されることを遊技者などに対して報知する。
また、遊技機10(サブCPU41)は、上述したステップS1244’−3において生成された無効条件成立コマンドに基づいて、液晶表示装置4上において、特別図柄の変動表示が行われている間、所定の図柄(例えば、ドクロの図柄)を表示させ、変動時間短縮状態であっても特別図柄の変動表示の時間が短縮されないことを遊技者などに対して報知する。
ここで、図10は、液晶表示装置4上に表示される上述した所定の図柄の例を示している。同図(a)に示すように、特別図柄の変動表示の時間が短縮される場合、特別図柄(図中の矢印部分)の変動表示が行われている間、液晶表示装置4の表示領域の右下部分に星の図柄が表示される。
また、同図(b)に示すように、特別図柄の変動表示の時間が短縮されない場合、つまり、上述した無効条件判定処理における乱数の抽出に基づいて、変動時間短縮状態であっても、特別図柄の変動表示の時間を短縮することが無効とされた場合、特別図柄(図中の矢印部分)の変動表示が行われている間、液晶表示装置4の表示領域の右下部分にドクロの図柄が表示される。
上述したように、本変更例によれば、抽出された乱数に基づいて、変動時間短縮状態であっても、特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かが、ランダムに決定されるため、より変化に富んだ遊技を提供することにより、遊技者をさらに楽しませることができる。また、本変更例によれば、特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かに応じて、所定の図柄が液晶表示装置4上に表示されるため、遊技者は、容易かつ速やかに特別図柄の変動表示の時間が短縮されるか否かを認識することができる。
なお、上述した変更例では、メインCPU31は、抽出された乱数の値が、変動表示の時間の短縮を無効とする値に該当する場合、無効条件を成立させることとしたが、次のように変更してもよい。すなわち、メインCPU31は、乱数の抽出に代えて、特別図柄制御処理(S20)において確定される特別図柄の停止図柄のうち、液晶表示装置4上の左部分に表示される図柄(例えば、0〜9)が所定の値(例えば、“4”)である場合、無効条件が成立するようにしてもよい。
このように、液晶表示装置4上の左部分に表示される、特定の図柄を無効条件とすれば、遊技者は、遊技を継続するにしたがい、液晶表示装置4上の左部分に“4”が表示された場合、変動時間短縮状態においても特別図柄の変動表示の時間が短縮されないことを認識することができる(或いは、“4”が表示された場合、変動表示の時間が短縮されないことを予め遊技者に知らしめておいてもよい)ため、遊技者は、特定の図柄が表示されないことを願いつつ遊技を行うことになり、遊技者の興奮度を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した本発明の第1実施形態では、遊技機10(メインCPU31)が、特別図柄の変動表示を短縮するか否かをスイッチ入力検出処理(S120)において判定していたが、本実施形態では、特別図柄制御処理(S20)において、特別図柄の変動表示を短縮するか否かを判定する。
なお、本実施形態において、遊技機10は、上述した本発明の第1実施形態に係る遊技機と同様の概観及び論理ブロック構成を備えている。以下、上述した本発明の第1実施形態と異なる部分について、主に説明する。
まず、図11を参照して、ステップS20における特別図柄制御処理について説明する。
同図に示すように、メインCPU31は、制御状態フラグをロードする処理を実行する(S20−1)。なお、制御状態フラグとは、特別図柄ゲームにおける遊技状態を示すフラグであり、メインCPU31は、この制御状態フラグに基づいて、ステップ20−2乃至ステップ20−10における各処理を実行するか否か判別する。
さらに、メインCPU31は、「特別図柄記憶チェック処理」を実行する(S20−2)。ここで、図12は、ステップS20−2において実行される特別図柄制御処理の内容を示している。
同図に示すように、まず、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否か確認する(S2020)。制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合(S2020のYes)、メインCPU31は、特別図柄の保留球の個数(始動記憶の数)が「0」であるか否か確認する(S2021)。一方、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)でない場合(S2020のNo)、メインCPU31は、特別図柄記憶チェック処理から復帰する。
特別図柄の保留球の個数(始動記憶の数)が「0」でない場合(S2021のNo)、メインCPU31は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする(S2023)。一方、特別図柄の保留球の個数(始動記憶の数)が「0」の場合(S2021のYes)、メインCPU31は、デモ画像の表示を実行するように指示するコマンドを生成するデモ画像表示処理を実行する(S2022)。
次いで、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定処理を実行する(S2024)。さらに、メインCPU31は、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものであるか否か確認する(S2025)。
大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合(S2025のYes)、メインCPU31は、始動記憶に含まれる大当り図柄決定用乱数値に基づいて、大当り図柄(「左」・「中」・「右」)を決定する(S2027)。一方、大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものでない場合(s2025のNo)、メインCPU31は、所定の乱数値に基づいて、はずれ図柄を決定する(S2026)。
次いで、メインCPU31は、変動時間短縮フラグの値を確認する(S2028)。なお、変動時間短縮フラグは、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、スイッチ入力検出処理(S120)のサブルーチンである変動時間短縮スイッチ入力処理(S124、図5参照)において、設定される。
また、本実施形態では、図5に示した変動時間短縮スイッチ入力処理は、S124−1及びS124−2のステップのみ、すなわち、メインCPU31が、変動時間短縮スイッチ27Sからの信号の入力の有無を判定する処理と、当該信号の入力に基づいて、変動時間短縮フラグの値を変更する処理とによって構成される。
次いで、メインCPU31は、所定の数値範囲(例えば、0〜9)から抽出した乱数の値と、変動時間短縮フラグの値に基づいて、変動パターンテーブルを用いて特別図柄の変動パターンを選択し、変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンドをセットする(S2029)。変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンドは、上述したステップS160におけるコマンド出力処理にてサブCPU41に出力される。
ここで、図13は、上述したステップS2029において用いられる変動パターンテーブルの一例を示している。同図(a)は、変動時間短縮フラグの値が“0”の場合、つまり、通常状態において用いられる変動パターンテーブルを示している。例えば、メインCPU31は、変動時間短縮フラグの値が“0”であり、抽出した乱数の値が“1”の場合、「変動パターン1」を選択し、特別図柄の変動表示の時間(変動時間)を10秒にセットする。
また、同図(b)は、変動時間短縮フラグの値が“1”の場合、つまり、変動時間短縮状態において用いられる変動パターンテーブルを示している。例えば、メインCPU31は、変動時間短縮フラグの値が“1”であり、抽出した乱数の値が“1”の場合、「変動パターン6」を選択し、特別図柄の変動表示の時間(変動時間)を1秒にセットする。
次いで、図12に示すように、メインCPU31は、ステップS2029で決定された変動パターンに対応する変動表示の時間を待ち時間タイマにセットする(S2030)。さらに、メインCPU31は、所定の記憶領域に記憶されている、特別図柄の変動表示に用いられた乱数の値などをクリアする。
次いで、図11に示すように、メインCPU31は、「特別図柄変動時間管理処理」を実行する(S20−3)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理処理を示す値(01)であり、可変表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が「0」である場合に、特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)を制御状態フラグにセットするとともに、確定後待ち時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
次いで、メインCPU31は、「特別図柄表示時間管理処理」を実行する(S20−4)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理処理を示す値(02)であり、確定後待ち時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合、所定の処理を実行する。
すなわち、メインCPU31は、ステップS20−2において実行された大当りの判定の結果が、遊技状態を大当り状態に移行させるものである場合には、大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU31は、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば、10秒)を待ち時間タイマにセットするとともに、副制御回路40に送信される大当り開始コマンドを生成する。
一方、ステップS20−2において実行された大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものでない場合(ハズレの場合)、メインCPU31は、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
次いで、メインCPU31は、「大当り開始インターバル管理処理」を実行する(S20−5)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理処理を示す値(03)であり、大当りインターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合、大入賞口8を開放するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
さらに、メインCPU31は、「大入賞口再開放中処理」を実行する(S20−6)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放中処理を示す値(04)である場合において、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が“0”であるという条件、または大入賞口8に遊技球が10個以上入球したという条件のうち、何れかの条件が成立しているか否か確認する。また、メインCPU31は、上述した条件のうち、何れかの条件が成立している場合、大入賞口8を閉じるように大入賞口ソレノイド8aを制御する。さらに、メインCPU31は、大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)を制御状態フラグにセットするとともに、大入賞口内残留球監視時間(例えば、1秒)を待ち時間タイマにセットする。
さらに、メインCPU31は、「大入賞口内残留球監視処理」を実行する(S20−7)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視処理を示す値(05)であり、大入賞口内残留球監視時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合、大入賞口8に具備されている特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、または大入賞口開放回数カウンタの値が“15”以上(最終ラウンド)であるという条件のうち、何れかの条件が成立しているか否か確認する。なお、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り状態におけるラウンド数をカウントするものである。
また、メインCPU31は、上述した条件のうち、何れかの条件が成立している場合、大当り終了インターバル処理を示す値(07)を制御状態フラグにセットするとともに、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。一方、メインCPU31は、上述した何れの条件も成立していない場合、大入賞口再開放待ち時間管理処理を示す値(06)を制御状態フラグにセットするとともに、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。
次いで、メインCPU31は、「大入賞口再開放前待ち時間管理処理」を実行する(S20−8)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間処理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合、大入賞口開放回数カウンタの値に“1”を加算する。また、メインCPU31は、大入賞口再開放中処理を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
さらに、メインCPU31は、「大当り終了インターバル処理」を実行する(S20−9)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが大当り終了インターバル処理を示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間がセットされた待ち時間タイマの値が“0”である場合、特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。
次いで、メインCPU31は、「特別図柄ゲーム終了処理」を実行する(S20−10)。具体的には、メインCPU31は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了処理を示す値(08)である場合、始動記憶の数から“1”を減算する。また、メインCPU31は、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)にそれぞれ記憶されているデータを、それぞれ特別図柄記憶領域(“0”〜“3”)にシフトさせるとともに、特別図柄記憶チェック処理を示す値(00)を制御状態フラグにセットする。なお、特別図柄記憶領域とは、メインRAM33上に確保され、遊技球が始動領域を通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などが、特別図柄記憶領域“1”から順に記憶される始動記憶領域である。また、特別図柄記憶領域(“1”〜“4”)に記憶されている大当り判定用乱数値などは、上述の始動記憶に相当し、特別図柄記憶領域“0”に記憶されている大当り判定用の乱数値などは、ステップS20−2において実行される大当りの判定などに用いられるものである。
(作用・効果)
本実施形態によれば、変動時間短縮ボタン27が、遊技者の操作を検知した場合、当該検知以降に開始される特別図柄の変動表示の時間が短縮されるため、遊技者は、特別図柄の変動表示が行われるごとに、変動時間短縮ボタン27を操作する煩わしさから解放され、遊技に集中することができ、快適に遊技を行うことができる。
[遊技機のシミュレーションプログラム]
図14は、上述した本発明の第1実施形態または第2実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラム(ゲームプログラム)を実行するコンピュータを示している。
本発明の第1実施形態または第2実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、ROMカートリッジ、CD-ROM、DVD-ROM等の記憶媒体に格納して提供することができ、パーソナルコンピュータ111に具備される当該記憶媒体のドライブ装置を介して、パーソナルコンピュータ111に読み込み、実行することができる。
また、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、インターネット等の通信ネットワークを介して、パーソナルコンピュータ111に提供することもできる。さらに、当該通信ネットワークに接続されているサーバコンピュータが、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムを実行し、必要なデータ等をパーソナルコンピュータ111に送信する、いわゆるASP型のサービスとして、当該シミュレーションプログラムを提供することもできる。
本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、識別図柄を表示する表示手段と、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより、前記識別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、前記識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を備える遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムにおいて、前記遊技機が、前記遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段と、前記遊技者操作検知手段によって検知された前記所定の操作に基づいて、前記識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段と、前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段とを備えるように前記コンピュータを機能させることを要旨とする。
パーソナルコンピュータ111において当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、パーソナルコンピュータ111の利用者は、キーボードやコントローラ等の操作入力機器を用いて、遊技機10のシミュレーションを行うことができる。
図14に示すように、パーソナルコンピュータ111のディスプレイには、当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、図1に示した本実施形態に係る遊技機10の概観と同様の画面が表示される。
また、上述した遊技機10のシミュレーションプログラムは、図15に示すような携帯端末130を用いて実行することもできる。同図に示すように、携帯端末130は、表示部131と、スピーカ132と、操作部133とを備えている。
携帯端末130において当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、携帯端末130の利用者は、操作部133を用いて、遊技機10のシミュレーションを行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明について、上述した実施形態に沿って記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の第1実施形態において、主制御回路30は、図16に示すようなテーブルを具備するとともに、変動時間短縮フラグの値を、“0”(通常状態)または“1”(変動時間短縮状態)のみではなく、より多く設定し、変動時間短縮フラグの値に応じて、変動待ち時間を変化させるようにしてもよい。
同図に示すように、変動時間短縮フラグの値が、“1”であれば、メインCPU31は、「短縮遊技」として、変動待ち時間タイマの設定値を1.0秒とする。また、メインCPU31は、変動時間短縮フラグの値が、“2”であれば、「超短縮遊技」として、変動待ち時間タイマの設定値を0.5秒、変動時間短縮フラグの値が、“3”であれば、「中間遊技」として、変動待ち時間タイマの設定値を3.0秒とする。
なお、かかる場合、例えば、変動時間短縮ボタン27(変動時間短縮スイッチ27S)として、複数の位置を選択可能なダイヤル式のセレクタを用い、主制御回路30(メインCPU31)が、当該位置に応じて出力される信号と変動時間短縮フラグの値を対応付ければよい。または、変動時間短縮ボタン27が、遊技者によって所定の時間(例えば、1秒)内に連続して押下される回数、すなわち、変動時間短縮スイッチ27Sによって、主制御回路30に所定の時間内に入力される信号の回数に応じて、変動時間短縮フラグの値をセットしてもよい。
さらに、かかる場合、上述した変動時間短縮スイッチ入力処理(図5)の内容も併せて変更する。具体的には、ステップS124−1ならびにS124−2において、変動時間短縮スイッチ27Sから出力される信号の種類に応じて、変動時間短縮フラグの値を設定する処理とするとともに、ステップS124−6ならびにS124−7において、図16に示した変動待ち時間、変動時間短縮フラグに対応する値をそれぞれ設定する。
また、上述した本発明の第1及び第2実施形態では、遊技機10(メインCPU31)が、変動時間短縮状態をソフトウェアによる処理(変動時間短縮スイッチ入力処理)により保持することとしたが、当該ソフトウェアによる処理に代えて、例えば、変動時間短縮ボタン27として、ボタンを一度押下すると押下された状態を維持し、再度ボタンを押下すると押下された状態から復帰する「ハートカム」機構を具備するボタンを用いることもできる。
また、特別図柄の変動表示の時間は、以下のようにして短縮してもよい。すなわち、上述した本発明の第1実施形態では、メインCPU31が、変動時間短縮スイッチ入力処理のステップS124−8において、変動待ち時間タイマの値を1.0秒にセットしたが、変動待ち時間タイマの値ではなく、変動パターン自体を、変動表示の時間が短縮される変動パターンに置き換えるようにしてもよい。
また、上述した本発明の第1及び第2実施形態では、遊技機10が、ランプ26a,26bを用いて、変動時間短縮状態を報知するようにしたが、例えば、変動時間短縮ボタン27にランプを内蔵し、当該ランプを用いて、変動時間短縮状態を報知するようにしてもよい。また、液晶表示装置4上の表示領域の背景色を変更(例えば、赤色と青色)することにより、変動時間短縮状態を報知するようにしてもよい。
また、上述した本発明の第1実施形態では、メインCPU31が、特別図柄の変動表示の時間を短縮することを無効とする無効条件が成立した場合、特別図柄の変動表示の時間を、1回の変動表示に限って短縮しないように制御したが、1回の無効条件の成立に対して、特別図柄の変動表示の時間を複数回の変動表示に渡って短縮しないようにしてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載されていない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る遊技機の概観図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の論理ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機において用いられるテーブルの内容を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の動作概要を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機において表示される画像を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機において用いられるテーブルの内容を示す図である。 本発明の実施形態に係る遊技機のシミュレーションプログラムを実行するコンピュータを示す図である。 本発明の実施形態に係る遊技機のシミュレーションプログラムを実行する携帯端末を示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る遊技機において用いられるテーブルの内容を示す図である。
符号の説明
3…遊技盤、4…液晶表示装置、5a,5b…普通図柄表示装置、6…始動口、6a…始動口ソレノイド、6S…始動入賞球スイッチ、7…普通図柄作動ゲート、7S…通過球スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、9…アウト口、10…遊技機、16,17,18,19…一般入賞口、16S,17S,18S,19S…一般入賞球スイッチ、24…発射ハンドル、25L,25R…スピーカ、26a,26b…ランプ、27…変動時間短縮ボタン、27S…変動時間短縮スイッチ、28S…V・カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、35…初期リセット回路、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…画像データROM、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、72…ドライブ回路、80…払出・発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、111…パーソナルコンピュータ、130…携帯端末、131…表示部、132…スピーカ、133…操作部

Claims (7)

  1. 識別図柄を表示する表示手段と、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより、前記識別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、前記識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を備える遊技機において、
    前記遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段と、
    前記遊技者操作検知手段によって検知された前記所定の操作に基づいて、前記識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段と、
    前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記変動時間短縮手段は、前記変動時間短縮状態が設定された際に行われている前記識別図柄の変動表示、及び前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記変動時間短縮手段は、所定の無効条件が成立した場合、前記変動時間短縮状態であっても前記識別図柄の変動表示の時間を短縮しないことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記変動時間短縮状態が保持されていることを報知する変動時間短縮状態報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記所定の無効条件が成立した場合、前記識別図柄の変動表示の時間が、短縮されないことを報知する短縮無効報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 前記表示制御手段は、所定の解除条件が成立した場合、前記変動時間短縮状態を解除することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 識別図柄を表示する表示手段と、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより、前記識別図柄の変動表示が所定の時間行われるように、前記識別図柄の変動表示の内容を制御する表示制御手段を備える遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムにおいて、
    前記遊技機が、
    前記遊技者による所定の操作を検知する遊技者操作検知手段と、
    前記遊技者操作検知手段によって検知された前記所定の操作に基づいて、前記識別図柄の変動表示の時間を短縮する変動時間短縮状態を設定して保持する設定保持手段と、
    前記変動時間短縮状態の設定以降に開始される前記識別図柄の変動表示の時間を前記所定の時間よりも短縮する変動時間短縮手段と
    を備えるように前記コンピュータを機能させることを特徴とするシミュレーションプログラム。


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