JP2005006762A - 遊技機及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、識別情報と保留球数とを遊技盤上に設けられている画像表示装置に表示する遊技機及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明に係る遊技機(パチンコ機)は、所定の条件を満足する場合、例えば、特別図柄のリーチ状態が発生している場合、画像表示手段に表示する特別図柄の保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDを表示しないように動作し、特別図柄のリーチ状態が終了した場合、保留球記憶数表示画像HDを表示するように動作することができる。また、本発明に係る遊技機は、特別図柄の保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄とを重ね合わせて画像表示手段に表示し、所定の条件を満足する場合、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄の背面側または前面側に位置するように表示するように動作することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】本発明に係る遊技機(パチンコ機)は、所定の条件を満足する場合、例えば、特別図柄のリーチ状態が発生している場合、画像表示手段に表示する特別図柄の保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDを表示しないように動作し、特別図柄のリーチ状態が終了した場合、保留球記憶数表示画像HDを表示するように動作することができる。また、本発明に係る遊技機は、特別図柄の保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄とを重ね合わせて画像表示手段に表示し、所定の条件を満足する場合、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄の背面側または前面側に位置するように表示するように動作することができる。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数画像とを同一の表示領域に表示する遊技機及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチンコ機)は、遊技盤に設けられている始動領域(始動口・作動ゲート)を通過した遊技球数に基づいて、識別情報、例えば特別図柄の変動表示を起動可能な回数を遊技者に知らしめるため、いわゆる保留球数を専用の電飾部材(LED等)により表示するようになっていた。
【0003】
また、上述した保留球数を表示する電飾部材に関するコストを削減することや、遊技の興趣を高めることを目的として、識別情報と、保留球数とを遊技盤上に設けられているLCD(Liquid Crystal Display)等の同一の画像表示装置に表示する遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
図8(a)及び(b)は、このような従来の遊技機の画像表示装置上に表示される画像の一例を示すものである。
【0005】
図8(a)に示すように、画像表示装置上には、変動表示が行われている特別図柄と、遊技機の内部に記憶されている保留球数の情報を示す保留球記憶数表示画像HDが表示されている。
【0006】
また、図8(b)に示すように、特別図柄の変動表示が行われた結果、リーチ状態が発生した場合(右及び左部分の数字が「7」で停止している状態)においても、このような従来の遊技機は、記憶されている保留球数を遊技者に知らしめるために画像表示装置の一定の領域を割いて保留球記憶数表示画像HDを表示し続けていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−95835号公報(第2−3頁、第4−7図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技状態の変化にかかわらず、画像表示装置の一定の領域を割いて保留球記憶数表示画像HDを表示し続けることは、リーチ状態や、いわゆる大当たり状態といった特定の遊技状態において、画像表示装置の表示領域を最大限活用した演出を行うことが有効と想定される場合においても、演出する画像を表示する領域が制限されるという問題があった。
【0009】
このような問題を回避するためには、保留球記憶数表示画像HDを画像表示装置に表示しないことが考えられるが、遊技者に対して、保留球数を知らしめることが出来なくなるという問題がある。さらに、画像表示装置以外の電飾部材を用いて保留球数を表示することも可能であるが、上述したように電飾部材に関するコストが増加するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、識別情報と保留球数とを遊技盤上に設けられている画像表示装置に表示する遊技機及びプログラムを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、遊技領域(遊技盤3)に設けられている始動領域(例えば、始動口6)を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報(例えば、特別図柄)と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段(特別図柄表示装置4)に表示する遊技機において、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示しない非表示状態に制御する第1の制御手段(サブCPU41)と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示する表示状態に制御する第2の制御手段(サブCPU41)とを備えることを要旨とする。
【0012】
ここで、本発明の第1の特徴において、識別情報の変動表示に伴い、識別情報のリーチ状態が発生した場合を「第1の所定条件」をとし、当該識別情報のリーチ状態が終了した場合を「第2の所定条件」とすることが好ましい。
【0013】
かかる特徴によれば、例えば特別図柄のリーチ状態が発生した場合には、保留球数が表示されないため、リーチ状態の演出する画像を表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0014】
さらに、かかる特徴によれば、リーチ状態が終了した場合には、画像表示手段に保留球数が表示されるため、遊技者は、リーチ状態が終了次第速やかに保留球数を認識することができる。
【0015】
また、本発明の第1の特徴において、保留球数の増加または減少から所定時間を経過した場合を「第1の所定条件」とし、保留球数が増加または減少した場合を「第2の所定条件」とすることが好ましい。
【0016】
かかる特徴によれば、遊技の進行により、保留球数が増加または減少した場合、一定の時間(例えば5秒間)、保留球数が画像表示手段に表示されるため、特定の遊技状態の演出に大きな影響を与えることなく、保留球数が増加または減少したことを遊技者に知らしめることができる。
【0017】
なお、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時と、当該予告の終了時とを、それぞれ「第1の所定条件」と、「第2の所定条件」としてもよい。また、大当たりの発生時と、当該大当たりによる演出の終了時とを、それぞれ「第1の所定条件」と、「第2の所定条件」としてもよい。
【0018】
本発明の第2の特徴は、遊技領域(遊技盤3)に設けられている始動領域(例えば、始動口6)を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報(特別図柄)と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段に重ね合わせて表示する遊技機において、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第1の制御手段(サブCPU41)と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第2の制御手段(サブCPU41)とを備えることを要旨とする。
【0019】
かかる特徴によれば、上述した本発明の第1の特徴と同様に、特定の遊技状態、例えば、特別図柄のリーチ状態の演出に制限を来たすことなく、特別図柄と保留球数とを画像表示手段に表示することができる。
【0020】
さらに、かかる特徴によれば、保留球数は、特別図柄の前面側または背面側に常時表示されるため、本発明の第1の特徴と比較した場合、保留球数が表示されたり、表示されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0021】
本発明の第3の特徴は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示しない非表示状態に制御する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示する表示状態に制御する第2の制御処理とを備えることを要旨とする。
【0022】
本発明の第4の特徴は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に重ね合わせて表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記表示領域に表示する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記表示領域に表示する第2の制御処理とを備えることを要旨とする。
【0023】
かかる特徴によれば、遊技機のシミュレーションを実行するゲームプログラムにおいても、上述した本発明の第1または第2の特徴と同様に、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、特別図柄と保留球数とを所定の表示領域に表示することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(本実施形態に係る遊技機の構成)
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る遊技機10の概観図である。
【0025】
図1に示すように、実施形態に係る遊技機10の主要な構成要素に符号を付し、各構成要素の機能について説明する。まず、遊技領域を構成する遊技盤3上に配置される構成要素について説明する。
【0026】
遊技盤3には、特別図柄表示装置4と、普通図柄表示装置5a,5bと、始動口6と、普通図柄作動ゲート7と、大入賞口8と、アウト口9と、一般入賞口16乃至19とが配置されている。
【0027】
特別図柄表示装置4は、本実施形態では、画像表示手段を構成するものであり、液晶表示装置(LCD)が用いられる。
【0028】
特別図柄表示装置4上では、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶に基づいて、特別図柄(演出内容)の変動表示が行われる。具体的には、特別図柄表示装置4上では、「左・中・右」や「上・中・下」などに区切られた領域にそれぞれ「0」〜「9」までの数字等の変動表示が行われたり、所定の動作を行うキャラクタの変動表示が行われたりする。
【0029】
また、特別図柄表示装置4上では、即座に特別図柄の変動表示を行うことができない場合に記憶される特別図柄始動記憶の数、すなわち特別図柄保留球数が表示される。
【0030】
普通図柄表示装置5a,5bは、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球した際に抽出される当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶に基づいて、所定時間(例えば、30秒)、普通図柄の変動表示を行うものである。
【0031】
始動口6は、遊技球が入賞することにより、大当り判定用の乱数値等が抽出されるように構成されている。また、始動口6は、遊技球が入賞しやすい「開状態」と、遊技球が入賞しにくい「閉状態」とを切り替える一対の羽根を具備し、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球すると所定の設定にしたがって当該羽根を開閉する。
【0032】
普通図柄作動ゲート7は、遊技球が通過すると当り判定用の乱数値等が抽出されるように構成されている。
【0033】
大入賞口8は、特定領域(Vゾーン)と一般領域とを具備し、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値による大当り判定の結果に基づいて開閉するように制御される。
【0034】
アウト口9は、始動口6、大入賞口8または一般入賞口16乃至19等のいずれにも入賞または入球しなかった遊技球を受け入れるものである。
【0035】
一般入賞口16乃至19は、遊技球が入球すると所定数(例えば、15個)の遊技球(賞球)が払い出されるように構成されている。
【0036】
また、遊技機10は、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、効果音や音声などを出力するスピーカ25L,25Rと、所定の遊技状態の報知や各種のエラー等を表示するために用いられるランプ26a,26bとを備えている。
【0037】
図2は、本実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロック図である。図2に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と、副制御回路40と、払出・発射制御回路80とによって構成される。
【0038】
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、初期リセット回路35と、シリアル通信用IC36とを備えている。
【0039】
また、主制御回路30には、大入賞口8に具備される特定領域(Vゾーン)に入球した遊技球を計数するV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8に具備される一般領域に入球した遊技球を計数するカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16乃至19に遊技球が入球したことを検出する一般入賞球スイッチ16S乃至19Sと、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6に遊技球が入球したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sと、始動口6に具備される1対の羽根を開閉する始動口ソレノイド6aと、大入賞口8の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
【0040】
メインCPU31は、特別図柄始動記憶に含まれる大当り判定用の乱数値に基づいて大当り判定を行い、大当り判定の結果に基づいて、特別図柄表示装置4上において、特別図柄の変動表示を行うように指示するコマンドを生成する。
【0041】
また、メインCPU31は、始動口6を遊技球が通過したことを始動入賞球スイッチ6Sが検出すると大当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶をメインRAM33に記憶する。さらに、メインCPU31は、メインRAM33に記憶されている内容に基づいて、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4上に表示するように指示するコマンドを生成する。
【0042】
また、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを通過球スイッチ7Sが検出すると当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶、すなわち普通図柄保留球数をメインRAM33に記憶する。さらに、メインCPU31は、普通図柄始動記憶に含まれる当り判定用の乱数値と当り判定値の設定とに基づいて当り判定を行い、この判定結果と変動時間の設定とにしたがって、普通図柄表示装置5a,5bに普通図柄の変動表示を行うように指示するコマンドを生成する。
【0043】
なお、メインCPU31は、大当り判定用の乱数を所定の周期(例えば、2msec)で更新する等、上述の処理以外の遊技機10における各処理も制御することができる。
【0044】
メインROM32は、主制御回路30における各処理を制御するためのプログラムなどを記憶するものである。また、メインRAM33は、DRAM等により構成されており、特別図柄始動記憶(特別図柄保留球数)と、普通図柄始動記憶(普通図柄保留球数)とを記憶するものである。
【0045】
初期リセット回路35は、電源が投入された場合、遊技機10の各種の設定値を初期値にリセットするための信号を発生するものである。また、シリアル通信用IC36は、メインCPU31により生成された各種コマンドを副制御回路40に送信するものである。
【0046】
副制御回路40は、遊技機10の各種演出など制御するものであり、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43とを備えている。
【0047】
サブCPU41は、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、特別図柄表示装置4に表示する画像、スピーカ25L,25Rから出力する音データ、及びランプ26a,26b等を制御するものである。
【0048】
具体的には、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、遊技機10が所定の状態(第1の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4に表示しないよう(非表示状態)に、後述するVDP51を介して画像制御を行うことができる。
【0049】
さらに、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、特別図柄保留球数と、識別情報、すなわち本実施形態では特別図柄とを重ね合わせ、遊技機10が所定の状態(第1の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄の背面側に位置するように、VDP51を介して画像制御を行うことができる。なお、本実施形態では、サブCPU41は、第1の制御手段を構成する。
【0050】
また、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、遊技機10が所定の状態(第2の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4に表示するよう(表示状態)に、VDP51を介して画像制御を行うことができる。
【0051】
さらに、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、特別図柄保留球数と、識別情報、すなわち本実施形態では特別図柄とを重ね合わせ、遊技機10が所定の状態(第2の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄の前面側に位置するように、VDP51を介して画像制御を行うことができる。なお、本実施形態では、サブCPU41は、第2の制御手段を構成する。
【0052】
さらに具体的には、サブCPU41は、特別図柄のリーチ状態が発生した場合、特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、特別図柄のリーチ状態が終了した場合、特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うことができる。
【0053】
また、サブCPU41は、遊技者による遊技の進行により、特別図柄保留球数が増加または減少した場合、特別図柄保留球数を一定時間(例えば、5秒)表示し、一定時間経過後に表示しないように画像制御を行うことができる。
【0054】
なお、サブCPU41は、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時に特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、当該予告の終了時に特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うこともできる。
【0055】
また、サブCPU41は、大当たりの発生時に特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、当該大当たりの終了時に特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うこともできる。さらに、サブCPU41は、上述した予告の開始と終了、または大当たりの発生と終了に基づいて、特別図柄保留球数を特別図柄の背面側または前面側に表示するように画像制御を行うこともできる。
【0056】
サブROM42は、副制御回路40における各処理を制御するためのプログラムを記憶するものである。また、サブRAM43は、主制御回路30から受信した各種コマンドを記憶するものである。
【0057】
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)のコマンドに基づいて、特別図柄表示装置4に表示する特別図柄や特別図柄保留球数の画像処理を実行するため、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データに基づいて所定の画像処理を実行するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、異常時に各種設定を初期値にリセットする初期リセット回路53とを備えている。
【0058】
ここで、図3は、本実施形態において、特別図柄表示装置4に表示される画像のレイヤー構造を示している。図3に示すように、本実施形態に係る画像データは、特別図柄の変動表示を起動させる保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄を示す特別図柄画像4bと、背景画像4cとを重ね合わせて構成される。
【0059】
本実施形態では、サブCPU41は、主制御回路30、具体的にはメインCPU31によって生成された特別図柄や特別図柄保留球数の表示に関するコマンドに基づいて、保留球記憶数表示画像HD、特別図柄画像4b及び背景画像4cの中から、選択された画像とその表示の形態をVDP51に指示する。VDP51は、サブCPU41からの指示に基づいて、特別図柄表示装置4に表示させる画像を生成することができる。
【0060】
さらに、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、効果音や音声などをスピーカ25L,25Rから出力させるため、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて出力音情報を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音情報を増幅するAMP62とを備えている。
【0061】
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、所定の遊技状態の報知やエラー等の表示するために用いられるランプ26a,26bを点灯・消灯させるとともに、普通図柄表示装置5a,5bにおける普通図柄の変動表示を制御するドライブ回路72を備えている。
【0062】
払出・発射制御回路80は、一般入賞口16乃至19や大入賞口8等に遊技球が入賞した際に、所定数の遊技球(賞球)を払い出す払出装置81と、発射ハンドル24が回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82とを制御するものである。
【0063】
なお、遊技機10における各処理は、主制御回路30と副制御回路40とにより制御されているが、主制御回路30は、副制御回路40により制御される処理の全部又は一部を処理してもよく、副制御回路40は、主制御回路30により制御される処理の全部又は一部を処理してもよい。
【0064】
(本実施形態に係る遊技機における画像表示処理)
次に、図4乃至図6を参照して、上述した本実施形態に係る遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される画像の処理に関する動作について説明する。
【0065】
図4は、遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される保留球記憶数表示画像HDを所定の場合に表示(表示状態)または表示しない(非表示状態)ようにする動作フローを示している。
【0066】
まず、遊技者が遊技を開始した時点では、特別図柄の変動表示が行われていない場合等に表示されるデモ画像が表示される。次に、遊技球が始動口6に入賞した場合(S10のYES)、遊技機10は、保留球数の表示をON、すなわち図3に示した保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0067】
また、ステップS10における遊技球の入賞から一定の時間(例えば、5秒)内の場合、すなわち入賞表示の保持時間内の場合(S20のYES)、遊技機10は、保留球数の表示を継続し、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示し続ける(S50b)。上述したステップS10、S20及びS50の動作により、保留球数の記憶後の一定時間、保留球記憶数表示画像HDが特別図柄表示装置4に表示されるため、遊技者は、保留球数が遊技機10に記憶されたことを確実に認識することができる。
【0068】
なお、本実施形態に係る遊技機10は、特別図柄の変動表示の起動により、メインRAM33に記憶されている特別図柄保留球数が減少した場合にも、上述したステップS10及びS20と同様の動作を行い、一定時間、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示することもできる。
【0069】
さらに、図3に示した特別図柄画像4bの変動表示が行われていない場合(S30のNO)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0070】
また、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄画像4bのリーチ状態が発生していない場合(S40のNO)においても、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0071】
一方、ステップS40において、特別図柄画像4bのリーチ状態が発生している場合(S40のYES)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDの表示をOFF、すなわち保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示しないようにする(S50a)。
【0072】
ここで、図6を参照して、図4に示した動作フローに基づいて特別図柄表示装置4に表示される画像の一例を説明する。
【0073】
図6(a)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄のリーチ状態が発生していないため、特別図柄画像4bと、背景画像4cと、保留球記憶数表示画像HDとが表示されている画像を示している。
【0074】
一方、図6(b)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄のリーチ状態が発生している(左右の数字が「7」で停止している状態)ため、保留球記憶数表示画像HDの表示をOFFとし、リーチ状態にある特別図柄画像4b及び背景画像4cのみが、特別図柄表示装置4の表示領域全体を用いて表示されている画像を示している。
【0075】
このような処理が実行されることにより、遊技者が特に特別図柄画像4bに注目するリーチ状態においては、特別図柄画像4bを表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0076】
次に、図5は、遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄画像4b及び背景画像4cとを重ね合わせ、所定の場合、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4bの背面側または前面側に位置するように表示する動作フローを示している。なお、ステップS10乃至S40の処理については、上述した図4の動作フローと同様であるため、その説明を省略する。
【0077】
図5において、ステップS10乃至S40における処理の結果、所定の場合(S10のYES、S20のYES、S30のNOまたはS40のNO)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4b及び背景画像4cの前面側に位置するように表示する(S50b’)。
【0078】
一方、ステップS40において、特別図柄のリーチ状態が発生している場合(S40のYES)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4bの背面側に位置するように表示する(S50a’)。
【0079】
ここで、図6を参照して、図5に示した動作フローに基づいて特別図柄表示装置4に表示される画像の一例を説明する。
【0080】
図6(a)は、図5におけるステップS40における処理の結果、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄のリーチ状態が発生していないため、保留球記憶数表示画像HDが、特別図柄画像4b及び背景画像4cの前面側に位置するように表示されている画像を示している。
【0081】
一方、図6(c)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄のリーチ状態が発生している(左右の数字が「7」で停止している状態)ため、保留球記憶数表示画像HDが、特別図柄画像4bの背面側に位置するように表示されている画像を示している。
【0082】
このような処理が実行されることにより、保留球記憶数表示画像HDは、特定の遊技状態にかかわらず常時表示される。したがって、図4に示した動作フローと比較して、保留球記憶数表示画像HDが表示されたり、されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0083】
なお、上述したように、遊技機10は、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時に保留球記憶数表示画像HDを表示しないように(または特別図柄画像4bの背面側に表示)し、当該予告の終了時に保留球記憶数表示画像HDを表示(または特別図柄画像4bの前面側に表示)することもできる。さらに、遊技機10は、大当たりの発生時に保留球記憶数表示画像HDを表示しないように(または特別図柄画像4bの背面側に表示)し、当該大当たりの終了時に保留球記憶数表示画像HDを表示(または特別図柄画像4bの前面側に表示)することもできる。
【0084】
(本実施形態に係る遊技機のシミュレーションプログラム)
図7は、上述した本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラム(ゲームプログラム)を実行するコンピュータを示している。
【0085】
本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、ROMカートリッジ、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することができ、パーソナルコンピュータ111に具備される当該記憶媒体のドライブ装置を介して、パーソナルコンピュータ111に読み込み、実行することができる。
【0086】
また、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、インターネット等の通信ネットワークを介して、パーソナルコンピュータ111に提供することもできる。さらに、当該通信ネットワークに接続されているサーバコンピュータが、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムを実行し、必要なデータ等をパーソナルコンピュータ111に送信する、いわゆるASP型のサービスとして、当該シミュレーションプログラムを提供することもできる。
【0087】
本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示しない非表示状態に制御する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示する表示状態に制御する第2の制御処理とを備えている。
【0088】
さらに、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記表示領域に表示する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記表示領域に表示する第2の制御処理とを備えている。
【0089】
なお、第1の制御処理及び第2の制御処理とは、上述した本実施形態に係る遊技機10のメインCPU31によって構成される第1の制御手段と、第2の制御手段と同様の機能をパーソナルコンピュータ111上において実現するものである。
【0090】
パーソナルコンピュータ111において当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、パーソナルコンピュータ111の利用者は、キーボードやコントローラ等の操作入力機器を用いて、遊技機10のシミュレーションを行うことができる。
【0091】
図7に示すように、パーソナルコンピュータ111のディスプレイには、当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、図1に示した本実施形態に係る遊技機10の概観と同様の画面が表示される。パーソナルコンピュータ111のディスプレイに表示されている遊技機10の概観の中央部には、特別図柄表示装置4に対応する表示領域が設けられ、上述した保留球数の表示に係る処理に基づいて、保留球記憶数表示画像HD、特別図柄画像4bまたは背景画像4cと同様の画像が表示される。
【0092】
(本実施形態に係る遊技機による作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る遊技機10及びシミュレーションプログラム(ゲームプログラム)によれば、例えば特別図柄のリーチ状態が発生した場合には、保留球記憶数表示画像HDが特別図柄表示装置4に表示されないため、特別図柄画像4bを表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0093】
さらに、本実施形態によれば、リーチ状態が終了した場合には、特別図柄表示装置4に保留球記憶数表示画像HDが表示されるため、遊技者は、リーチ状態が終了次第速やかに保留球数を認識することができる。
【0094】
また、本実施形態によれば、遊技の進行により、保留球数が増加または減少した場合、一定の時間(例えば5秒間)、保留球数が特別図柄表示装置4に表示されるため、特定の遊技状態の演出に大きな影響を与えることなく、保留球数が増加または減少したことを遊技者に知らしめることができる。
【0095】
さらに、本実施形態によれば、保留球記憶数表示画像HDは、特別図柄画像4bの前面側または背面側に常時表示されるため、保留球数が表示されたり、表示されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0096】
(変更例)
上述した本発明の実施形態においては、特別図柄と、特別図柄の変動表示を起動する特別図柄保留球数とを同一の画像表示手段に表示させる処理について説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、例えば、特別図柄に代えて、普通図柄と、普通図柄の変動表示を起動する普通図柄始動記憶、すなわち普通図柄保留球数とを同一の画像表示手段に表示させる処理にも、もちろん適用することができる。
【0097】
また、上述した本発明の実施形態においては、サブCPU41が、第1の制御手段と第2の制御手段とを構成する形態について説明したが、メインCPU31が、第1の制御手段と第2の制御手段とを構成する形態とすることもできる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、識別情報と保留球数とを遊技盤上に設けられている画像表示装置に表示する遊技機及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技機10の概観図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技機10において表示される画像のレイヤー構造を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る遊技機10の動作フロー図である。
【図5】本発明の実施形態に係る遊技機10の動作フロー図である。
【図6】本発明の実施形態に係る遊技機10において表示される画像の例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【図8】従来の遊技機において表示される画像の例を示す図である。
【符号の説明】
3…遊技盤、4…特別図柄表示装置、4b…特別図柄画像、4c…背景画像、5a,5b…普通図柄表示装置、6…始動口、6a…始動口ソレノイド、6S…始動入賞球スイッチ、7…普通図柄作動ゲート、7S…通過球スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、9…アウト口、10…遊技機、16,17,18,19…一般入賞口、16S,17S,18S,19S…一般入賞球スイッチ、24…発射ハンドル、25L,25R…スピーカ、26a,26b…ランプ、28S…V・カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、35…初期リセット回路、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…画像データROM、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、72…ドライブ回路、80…払出・発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、111…パーソナルコンピュータ、HD…保留球記憶数表示画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数画像とを同一の表示領域に表示する遊技機及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチンコ機)は、遊技盤に設けられている始動領域(始動口・作動ゲート)を通過した遊技球数に基づいて、識別情報、例えば特別図柄の変動表示を起動可能な回数を遊技者に知らしめるため、いわゆる保留球数を専用の電飾部材(LED等)により表示するようになっていた。
【0003】
また、上述した保留球数を表示する電飾部材に関するコストを削減することや、遊技の興趣を高めることを目的として、識別情報と、保留球数とを遊技盤上に設けられているLCD(Liquid Crystal Display)等の同一の画像表示装置に表示する遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
図8(a)及び(b)は、このような従来の遊技機の画像表示装置上に表示される画像の一例を示すものである。
【0005】
図8(a)に示すように、画像表示装置上には、変動表示が行われている特別図柄と、遊技機の内部に記憶されている保留球数の情報を示す保留球記憶数表示画像HDが表示されている。
【0006】
また、図8(b)に示すように、特別図柄の変動表示が行われた結果、リーチ状態が発生した場合(右及び左部分の数字が「7」で停止している状態)においても、このような従来の遊技機は、記憶されている保留球数を遊技者に知らしめるために画像表示装置の一定の領域を割いて保留球記憶数表示画像HDを表示し続けていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−95835号公報(第2−3頁、第4−7図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技状態の変化にかかわらず、画像表示装置の一定の領域を割いて保留球記憶数表示画像HDを表示し続けることは、リーチ状態や、いわゆる大当たり状態といった特定の遊技状態において、画像表示装置の表示領域を最大限活用した演出を行うことが有効と想定される場合においても、演出する画像を表示する領域が制限されるという問題があった。
【0009】
このような問題を回避するためには、保留球記憶数表示画像HDを画像表示装置に表示しないことが考えられるが、遊技者に対して、保留球数を知らしめることが出来なくなるという問題がある。さらに、画像表示装置以外の電飾部材を用いて保留球数を表示することも可能であるが、上述したように電飾部材に関するコストが増加するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、識別情報と保留球数とを遊技盤上に設けられている画像表示装置に表示する遊技機及びプログラムを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、遊技領域(遊技盤3)に設けられている始動領域(例えば、始動口6)を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報(例えば、特別図柄)と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段(特別図柄表示装置4)に表示する遊技機において、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示しない非表示状態に制御する第1の制御手段(サブCPU41)と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示する表示状態に制御する第2の制御手段(サブCPU41)とを備えることを要旨とする。
【0012】
ここで、本発明の第1の特徴において、識別情報の変動表示に伴い、識別情報のリーチ状態が発生した場合を「第1の所定条件」をとし、当該識別情報のリーチ状態が終了した場合を「第2の所定条件」とすることが好ましい。
【0013】
かかる特徴によれば、例えば特別図柄のリーチ状態が発生した場合には、保留球数が表示されないため、リーチ状態の演出する画像を表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0014】
さらに、かかる特徴によれば、リーチ状態が終了した場合には、画像表示手段に保留球数が表示されるため、遊技者は、リーチ状態が終了次第速やかに保留球数を認識することができる。
【0015】
また、本発明の第1の特徴において、保留球数の増加または減少から所定時間を経過した場合を「第1の所定条件」とし、保留球数が増加または減少した場合を「第2の所定条件」とすることが好ましい。
【0016】
かかる特徴によれば、遊技の進行により、保留球数が増加または減少した場合、一定の時間(例えば5秒間)、保留球数が画像表示手段に表示されるため、特定の遊技状態の演出に大きな影響を与えることなく、保留球数が増加または減少したことを遊技者に知らしめることができる。
【0017】
なお、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時と、当該予告の終了時とを、それぞれ「第1の所定条件」と、「第2の所定条件」としてもよい。また、大当たりの発生時と、当該大当たりによる演出の終了時とを、それぞれ「第1の所定条件」と、「第2の所定条件」としてもよい。
【0018】
本発明の第2の特徴は、遊技領域(遊技盤3)に設けられている始動領域(例えば、始動口6)を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報(特別図柄)と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段に重ね合わせて表示する遊技機において、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第1の制御手段(サブCPU41)と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第2の制御手段(サブCPU41)とを備えることを要旨とする。
【0019】
かかる特徴によれば、上述した本発明の第1の特徴と同様に、特定の遊技状態、例えば、特別図柄のリーチ状態の演出に制限を来たすことなく、特別図柄と保留球数とを画像表示手段に表示することができる。
【0020】
さらに、かかる特徴によれば、保留球数は、特別図柄の前面側または背面側に常時表示されるため、本発明の第1の特徴と比較した場合、保留球数が表示されたり、表示されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0021】
本発明の第3の特徴は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示しない非表示状態に制御する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示する表示状態に制御する第2の制御処理とを備えることを要旨とする。
【0022】
本発明の第4の特徴は、遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に重ね合わせて表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記表示領域に表示する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記表示領域に表示する第2の制御処理とを備えることを要旨とする。
【0023】
かかる特徴によれば、遊技機のシミュレーションを実行するゲームプログラムにおいても、上述した本発明の第1または第2の特徴と同様に、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、特別図柄と保留球数とを所定の表示領域に表示することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(本実施形態に係る遊技機の構成)
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る遊技機10の概観図である。
【0025】
図1に示すように、実施形態に係る遊技機10の主要な構成要素に符号を付し、各構成要素の機能について説明する。まず、遊技領域を構成する遊技盤3上に配置される構成要素について説明する。
【0026】
遊技盤3には、特別図柄表示装置4と、普通図柄表示装置5a,5bと、始動口6と、普通図柄作動ゲート7と、大入賞口8と、アウト口9と、一般入賞口16乃至19とが配置されている。
【0027】
特別図柄表示装置4は、本実施形態では、画像表示手段を構成するものであり、液晶表示装置(LCD)が用いられる。
【0028】
特別図柄表示装置4上では、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶に基づいて、特別図柄(演出内容)の変動表示が行われる。具体的には、特別図柄表示装置4上では、「左・中・右」や「上・中・下」などに区切られた領域にそれぞれ「0」〜「9」までの数字等の変動表示が行われたり、所定の動作を行うキャラクタの変動表示が行われたりする。
【0029】
また、特別図柄表示装置4上では、即座に特別図柄の変動表示を行うことができない場合に記憶される特別図柄始動記憶の数、すなわち特別図柄保留球数が表示される。
【0030】
普通図柄表示装置5a,5bは、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球した際に抽出される当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶に基づいて、所定時間(例えば、30秒)、普通図柄の変動表示を行うものである。
【0031】
始動口6は、遊技球が入賞することにより、大当り判定用の乱数値等が抽出されるように構成されている。また、始動口6は、遊技球が入賞しやすい「開状態」と、遊技球が入賞しにくい「閉状態」とを切り替える一対の羽根を具備し、遊技球が普通図柄作動ゲート7に入球すると所定の設定にしたがって当該羽根を開閉する。
【0032】
普通図柄作動ゲート7は、遊技球が通過すると当り判定用の乱数値等が抽出されるように構成されている。
【0033】
大入賞口8は、特定領域(Vゾーン)と一般領域とを具備し、遊技球が始動口6に入賞した際に抽出される大当り判定用の乱数値による大当り判定の結果に基づいて開閉するように制御される。
【0034】
アウト口9は、始動口6、大入賞口8または一般入賞口16乃至19等のいずれにも入賞または入球しなかった遊技球を受け入れるものである。
【0035】
一般入賞口16乃至19は、遊技球が入球すると所定数(例えば、15個)の遊技球(賞球)が払い出されるように構成されている。
【0036】
また、遊技機10は、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、効果音や音声などを出力するスピーカ25L,25Rと、所定の遊技状態の報知や各種のエラー等を表示するために用いられるランプ26a,26bとを備えている。
【0037】
図2は、本実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロック図である。図2に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と、副制御回路40と、払出・発射制御回路80とによって構成される。
【0038】
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、初期リセット回路35と、シリアル通信用IC36とを備えている。
【0039】
また、主制御回路30には、大入賞口8に具備される特定領域(Vゾーン)に入球した遊技球を計数するV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8に具備される一般領域に入球した遊技球を計数するカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16乃至19に遊技球が入球したことを検出する一般入賞球スイッチ16S乃至19Sと、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを検出する通過球スイッチ7Sと、始動口6に遊技球が入球したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sと、始動口6に具備される1対の羽根を開閉する始動口ソレノイド6aと、大入賞口8の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
【0040】
メインCPU31は、特別図柄始動記憶に含まれる大当り判定用の乱数値に基づいて大当り判定を行い、大当り判定の結果に基づいて、特別図柄表示装置4上において、特別図柄の変動表示を行うように指示するコマンドを生成する。
【0041】
また、メインCPU31は、始動口6を遊技球が通過したことを始動入賞球スイッチ6Sが検出すると大当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された大当り判定用の乱数値を含む特別図柄始動記憶をメインRAM33に記憶する。さらに、メインCPU31は、メインRAM33に記憶されている内容に基づいて、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4上に表示するように指示するコマンドを生成する。
【0042】
また、メインCPU31は、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過したことを通過球スイッチ7Sが検出すると当り判定用の乱数値を抽出し、抽出された当り判定用の乱数値を含む普通図柄始動記憶、すなわち普通図柄保留球数をメインRAM33に記憶する。さらに、メインCPU31は、普通図柄始動記憶に含まれる当り判定用の乱数値と当り判定値の設定とに基づいて当り判定を行い、この判定結果と変動時間の設定とにしたがって、普通図柄表示装置5a,5bに普通図柄の変動表示を行うように指示するコマンドを生成する。
【0043】
なお、メインCPU31は、大当り判定用の乱数を所定の周期(例えば、2msec)で更新する等、上述の処理以外の遊技機10における各処理も制御することができる。
【0044】
メインROM32は、主制御回路30における各処理を制御するためのプログラムなどを記憶するものである。また、メインRAM33は、DRAM等により構成されており、特別図柄始動記憶(特別図柄保留球数)と、普通図柄始動記憶(普通図柄保留球数)とを記憶するものである。
【0045】
初期リセット回路35は、電源が投入された場合、遊技機10の各種の設定値を初期値にリセットするための信号を発生するものである。また、シリアル通信用IC36は、メインCPU31により生成された各種コマンドを副制御回路40に送信するものである。
【0046】
副制御回路40は、遊技機10の各種演出など制御するものであり、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43とを備えている。
【0047】
サブCPU41は、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、特別図柄表示装置4に表示する画像、スピーカ25L,25Rから出力する音データ、及びランプ26a,26b等を制御するものである。
【0048】
具体的には、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、遊技機10が所定の状態(第1の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4に表示しないよう(非表示状態)に、後述するVDP51を介して画像制御を行うことができる。
【0049】
さらに、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、特別図柄保留球数と、識別情報、すなわち本実施形態では特別図柄とを重ね合わせ、遊技機10が所定の状態(第1の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄の背面側に位置するように、VDP51を介して画像制御を行うことができる。なお、本実施形態では、サブCPU41は、第1の制御手段を構成する。
【0050】
また、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、遊技機10が所定の状態(第2の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄表示装置4に表示するよう(表示状態)に、VDP51を介して画像制御を行うことができる。
【0051】
さらに、サブCPU41は、主制御回路30(メインCPU31)から受信したコマンドに基づいて、特別図柄保留球数と、識別情報、すなわち本実施形態では特別図柄とを重ね合わせ、遊技機10が所定の状態(第2の所定条件)の場合、特別図柄保留球数を特別図柄の前面側に位置するように、VDP51を介して画像制御を行うことができる。なお、本実施形態では、サブCPU41は、第2の制御手段を構成する。
【0052】
さらに具体的には、サブCPU41は、特別図柄のリーチ状態が発生した場合、特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、特別図柄のリーチ状態が終了した場合、特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うことができる。
【0053】
また、サブCPU41は、遊技者による遊技の進行により、特別図柄保留球数が増加または減少した場合、特別図柄保留球数を一定時間(例えば、5秒)表示し、一定時間経過後に表示しないように画像制御を行うことができる。
【0054】
なお、サブCPU41は、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時に特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、当該予告の終了時に特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うこともできる。
【0055】
また、サブCPU41は、大当たりの発生時に特別図柄保留球数を表示しないように画像制御を行い、当該大当たりの終了時に特別図柄保留球数を表示するように画像制御を行うこともできる。さらに、サブCPU41は、上述した予告の開始と終了、または大当たりの発生と終了に基づいて、特別図柄保留球数を特別図柄の背面側または前面側に表示するように画像制御を行うこともできる。
【0056】
サブROM42は、副制御回路40における各処理を制御するためのプログラムを記憶するものである。また、サブRAM43は、主制御回路30から受信した各種コマンドを記憶するものである。
【0057】
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)のコマンドに基づいて、特別図柄表示装置4に表示する特別図柄や特別図柄保留球数の画像処理を実行するため、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データに基づいて所定の画像処理を実行するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、異常時に各種設定を初期値にリセットする初期リセット回路53とを備えている。
【0058】
ここで、図3は、本実施形態において、特別図柄表示装置4に表示される画像のレイヤー構造を示している。図3に示すように、本実施形態に係る画像データは、特別図柄の変動表示を起動させる保留球数を示す保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄を示す特別図柄画像4bと、背景画像4cとを重ね合わせて構成される。
【0059】
本実施形態では、サブCPU41は、主制御回路30、具体的にはメインCPU31によって生成された特別図柄や特別図柄保留球数の表示に関するコマンドに基づいて、保留球記憶数表示画像HD、特別図柄画像4b及び背景画像4cの中から、選択された画像とその表示の形態をVDP51に指示する。VDP51は、サブCPU41からの指示に基づいて、特別図柄表示装置4に表示させる画像を生成することができる。
【0060】
さらに、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、効果音や音声などをスピーカ25L,25Rから出力させるため、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて出力音情報を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音情報を増幅するAMP62とを備えている。
【0061】
また、副制御回路40は、主制御回路30(メインCPU31)からのコマンドに応じて、所定の遊技状態の報知やエラー等の表示するために用いられるランプ26a,26bを点灯・消灯させるとともに、普通図柄表示装置5a,5bにおける普通図柄の変動表示を制御するドライブ回路72を備えている。
【0062】
払出・発射制御回路80は、一般入賞口16乃至19や大入賞口8等に遊技球が入賞した際に、所定数の遊技球(賞球)を払い出す払出装置81と、発射ハンドル24が回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82とを制御するものである。
【0063】
なお、遊技機10における各処理は、主制御回路30と副制御回路40とにより制御されているが、主制御回路30は、副制御回路40により制御される処理の全部又は一部を処理してもよく、副制御回路40は、主制御回路30により制御される処理の全部又は一部を処理してもよい。
【0064】
(本実施形態に係る遊技機における画像表示処理)
次に、図4乃至図6を参照して、上述した本実施形態に係る遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される画像の処理に関する動作について説明する。
【0065】
図4は、遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される保留球記憶数表示画像HDを所定の場合に表示(表示状態)または表示しない(非表示状態)ようにする動作フローを示している。
【0066】
まず、遊技者が遊技を開始した時点では、特別図柄の変動表示が行われていない場合等に表示されるデモ画像が表示される。次に、遊技球が始動口6に入賞した場合(S10のYES)、遊技機10は、保留球数の表示をON、すなわち図3に示した保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0067】
また、ステップS10における遊技球の入賞から一定の時間(例えば、5秒)内の場合、すなわち入賞表示の保持時間内の場合(S20のYES)、遊技機10は、保留球数の表示を継続し、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示し続ける(S50b)。上述したステップS10、S20及びS50の動作により、保留球数の記憶後の一定時間、保留球記憶数表示画像HDが特別図柄表示装置4に表示されるため、遊技者は、保留球数が遊技機10に記憶されたことを確実に認識することができる。
【0068】
なお、本実施形態に係る遊技機10は、特別図柄の変動表示の起動により、メインRAM33に記憶されている特別図柄保留球数が減少した場合にも、上述したステップS10及びS20と同様の動作を行い、一定時間、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示することもできる。
【0069】
さらに、図3に示した特別図柄画像4bの変動表示が行われていない場合(S30のNO)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0070】
また、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄画像4bのリーチ状態が発生していない場合(S40のNO)においても、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示する(S50b)。
【0071】
一方、ステップS40において、特別図柄画像4bのリーチ状態が発生している場合(S40のYES)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDの表示をOFF、すなわち保留球記憶数表示画像HDを特別図柄表示装置4に表示しないようにする(S50a)。
【0072】
ここで、図6を参照して、図4に示した動作フローに基づいて特別図柄表示装置4に表示される画像の一例を説明する。
【0073】
図6(a)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄のリーチ状態が発生していないため、特別図柄画像4bと、背景画像4cと、保留球記憶数表示画像HDとが表示されている画像を示している。
【0074】
一方、図6(b)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄のリーチ状態が発生している(左右の数字が「7」で停止している状態)ため、保留球記憶数表示画像HDの表示をOFFとし、リーチ状態にある特別図柄画像4b及び背景画像4cのみが、特別図柄表示装置4の表示領域全体を用いて表示されている画像を示している。
【0075】
このような処理が実行されることにより、遊技者が特に特別図柄画像4bに注目するリーチ状態においては、特別図柄画像4bを表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0076】
次に、図5は、遊技機10の特別図柄表示装置4に表示される保留球記憶数表示画像HDと、特別図柄画像4b及び背景画像4cとを重ね合わせ、所定の場合、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4bの背面側または前面側に位置するように表示する動作フローを示している。なお、ステップS10乃至S40の処理については、上述した図4の動作フローと同様であるため、その説明を省略する。
【0077】
図5において、ステップS10乃至S40における処理の結果、所定の場合(S10のYES、S20のYES、S30のNOまたはS40のNO)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4b及び背景画像4cの前面側に位置するように表示する(S50b’)。
【0078】
一方、ステップS40において、特別図柄のリーチ状態が発生している場合(S40のYES)、遊技機10は、保留球記憶数表示画像HDを特別図柄画像4bの背面側に位置するように表示する(S50a’)。
【0079】
ここで、図6を参照して、図5に示した動作フローに基づいて特別図柄表示装置4に表示される画像の一例を説明する。
【0080】
図6(a)は、図5におけるステップS40における処理の結果、特別図柄画像4bの変動表示が行われているものの、特別図柄のリーチ状態が発生していないため、保留球記憶数表示画像HDが、特別図柄画像4b及び背景画像4cの前面側に位置するように表示されている画像を示している。
【0081】
一方、図6(c)は、ステップS40における処理の結果、特別図柄のリーチ状態が発生している(左右の数字が「7」で停止している状態)ため、保留球記憶数表示画像HDが、特別図柄画像4bの背面側に位置するように表示されている画像を示している。
【0082】
このような処理が実行されることにより、保留球記憶数表示画像HDは、特定の遊技状態にかかわらず常時表示される。したがって、図4に示した動作フローと比較して、保留球記憶数表示画像HDが表示されたり、されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0083】
なお、上述したように、遊技機10は、大当たりや当選確率変動等の予告の開始時に保留球記憶数表示画像HDを表示しないように(または特別図柄画像4bの背面側に表示)し、当該予告の終了時に保留球記憶数表示画像HDを表示(または特別図柄画像4bの前面側に表示)することもできる。さらに、遊技機10は、大当たりの発生時に保留球記憶数表示画像HDを表示しないように(または特別図柄画像4bの背面側に表示)し、当該大当たりの終了時に保留球記憶数表示画像HDを表示(または特別図柄画像4bの前面側に表示)することもできる。
【0084】
(本実施形態に係る遊技機のシミュレーションプログラム)
図7は、上述した本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラム(ゲームプログラム)を実行するコンピュータを示している。
【0085】
本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、ROMカートリッジ、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することができ、パーソナルコンピュータ111に具備される当該記憶媒体のドライブ装置を介して、パーソナルコンピュータ111に読み込み、実行することができる。
【0086】
また、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、インターネット等の通信ネットワークを介して、パーソナルコンピュータ111に提供することもできる。さらに、当該通信ネットワークに接続されているサーバコンピュータが、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムを実行し、必要なデータ等をパーソナルコンピュータ111に送信する、いわゆるASP型のサービスとして、当該シミュレーションプログラムを提供することもできる。
【0087】
本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示しない非表示状態に制御する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示する表示状態に制御する第2の制御処理とを備えている。
【0088】
さらに、本実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムは、第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記表示領域に表示する第1の制御処理と、第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記表示領域に表示する第2の制御処理とを備えている。
【0089】
なお、第1の制御処理及び第2の制御処理とは、上述した本実施形態に係る遊技機10のメインCPU31によって構成される第1の制御手段と、第2の制御手段と同様の機能をパーソナルコンピュータ111上において実現するものである。
【0090】
パーソナルコンピュータ111において当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、パーソナルコンピュータ111の利用者は、キーボードやコントローラ等の操作入力機器を用いて、遊技機10のシミュレーションを行うことができる。
【0091】
図7に示すように、パーソナルコンピュータ111のディスプレイには、当該シミュレーションプログラムが実行されることにより、図1に示した本実施形態に係る遊技機10の概観と同様の画面が表示される。パーソナルコンピュータ111のディスプレイに表示されている遊技機10の概観の中央部には、特別図柄表示装置4に対応する表示領域が設けられ、上述した保留球数の表示に係る処理に基づいて、保留球記憶数表示画像HD、特別図柄画像4bまたは背景画像4cと同様の画像が表示される。
【0092】
(本実施形態に係る遊技機による作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る遊技機10及びシミュレーションプログラム(ゲームプログラム)によれば、例えば特別図柄のリーチ状態が発生した場合には、保留球記憶数表示画像HDが特別図柄表示装置4に表示されないため、特別図柄画像4bを表示する領域が制限されることがなく、遊技状態に即した効果的な演出を実現することができる。
【0093】
さらに、本実施形態によれば、リーチ状態が終了した場合には、特別図柄表示装置4に保留球記憶数表示画像HDが表示されるため、遊技者は、リーチ状態が終了次第速やかに保留球数を認識することができる。
【0094】
また、本実施形態によれば、遊技の進行により、保留球数が増加または減少した場合、一定の時間(例えば5秒間)、保留球数が特別図柄表示装置4に表示されるため、特定の遊技状態の演出に大きな影響を与えることなく、保留球数が増加または減少したことを遊技者に知らしめることができる。
【0095】
さらに、本実施形態によれば、保留球記憶数表示画像HDは、特別図柄画像4bの前面側または背面側に常時表示されるため、保留球数が表示されたり、表示されなかったりすることにより、遊技者が違和感を抱くことを回避することができる。
【0096】
(変更例)
上述した本発明の実施形態においては、特別図柄と、特別図柄の変動表示を起動する特別図柄保留球数とを同一の画像表示手段に表示させる処理について説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、例えば、特別図柄に代えて、普通図柄と、普通図柄の変動表示を起動する普通図柄始動記憶、すなわち普通図柄保留球数とを同一の画像表示手段に表示させる処理にも、もちろん適用することができる。
【0097】
また、上述した本発明の実施形態においては、サブCPU41が、第1の制御手段と第2の制御手段とを構成する形態について説明したが、メインCPU31が、第1の制御手段と第2の制御手段とを構成する形態とすることもできる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特定の遊技状態の演出に制限を来たすことなく、識別情報と保留球数とを遊技盤上に設けられている画像表示装置に表示する遊技機及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技機10の概観図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技機10の制御部の機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技機10において表示される画像のレイヤー構造を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る遊技機10の動作フロー図である。
【図5】本発明の実施形態に係る遊技機10の動作フロー図である。
【図6】本発明の実施形態に係る遊技機10において表示される画像の例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る遊技機10のシミュレーションプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【図8】従来の遊技機において表示される画像の例を示す図である。
【符号の説明】
3…遊技盤、4…特別図柄表示装置、4b…特別図柄画像、4c…背景画像、5a,5b…普通図柄表示装置、6…始動口、6a…始動口ソレノイド、6S…始動入賞球スイッチ、7…普通図柄作動ゲート、7S…通過球スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、9…アウト口、10…遊技機、16,17,18,19…一般入賞口、16S,17S,18S,19S…一般入賞球スイッチ、24…発射ハンドル、25L,25R…スピーカ、26a,26b…ランプ、28S…V・カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、35…初期リセット回路、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…画像データROM、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、72…ドライブ回路、80…払出・発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、111…パーソナルコンピュータ、HD…保留球記憶数表示画像
Claims (6)
- 遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段に表示する遊技機において、
第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示しない非表示状態に制御する第1の制御手段と、
第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記画像表示手段に表示する表示状態に制御する第2の制御手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の画像表示手段に重ね合わせて表示する遊技機において、
第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第1の制御手段と、
第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記画像表示手段に表示する第2の制御手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記第1の所定条件は、前記識別情報のリーチ状態が発生した場合とし、
前記第2の所定条件は、前記識別情報のリーチ状態が終了した場合とすることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記第1の所定条件は、前記保留球数の増加または減少から所定時間を経過した場合とし、
前記第2の所定条件は、前記保留球数が増加または減少した場合とすることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示しない非表示状態に制御する第1の制御処理と、
第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記表示領域に表示する表示状態に制御する第2の制御処理と
を備えることを特徴とするプログラム。 - 遊技領域に設けられている始動領域を遊技球が通過することにより変動表示が行われる識別情報と、前記始動領域を通過した前記遊技球数に基づいて前記変動表示を起動可能な回数を表示する保留球数とを同一の表示領域に重ね合わせて表示する遊技機のシミュレーションをコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
第1の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の背面側に位置するように前記表示領域に表示する第1の制御処理と、
第2の所定条件に基づいて、前記保留球数を前記識別情報の前面側に位置するように前記表示領域に表示する第2の制御処理と
を備えることを特徴とするプログラム。
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