JP2002290737A - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
のエッジ部に加えて、髪の毛のような中間調の画像のエ
ッジ部をも適切に処理を行うことが可能な画像処理装置
を提供すること。 【解決手段】 入力画素が文字画像のエッジ画素である
か否かを判別するための第1領域判別部400と、中間
調画像のエッジ部以上の強度変化を有する画素であるか
否かを判別するための第2領域判別部500と、第1領
域判別部400の判別結果と第2領域判別部500の判
別結果から中間調画像のエッジ画素を特定する自然画エ
ッジ選択部10と、文字画像のエッジ画素であるとみな
されたものに対してエッジ強調処理を施す第1補正処理
部600と、中間調画像のエッジ画素とみなされたもの
に対して鮮鋭度強調処理を施す第2補正処理部700と
を備える。
Description
び画像形成装置に関し、特に、エッジ処理技術に関す
る。
像形成装置においては、原稿を読み取って得られる元画
像におけるエッジ部(例えば、文字画像と背景画像との
境界部分)の濃度をより高めるといったいわゆる強調処
理を実行した上で、記録シートに画像形成を行うといっ
たことが実施されている。この強調処理は、画像形成装
置内に設けられた画像処理装置で行われるのであるが、
エッジ部分と背景との濃度差を拡大することにより、よ
り境界を鮮明にし、例えば、文字などの視認性を向上さ
せるためのものである。
注目画素とした場合に、注目画素の周辺画素に対する強
度(濃度)の変化度合を演算し、当該演算値が所定の閾
値以上の場合に、当該画素がエッジ部の画素であると判
断している。エッジ部であると判断された各画素につい
ては、その濃度が増量または減量されることとなる。こ
れにより、文字画像と背景画像との境界がより鮮明にな
り、当該文字が見やすくなる。
技術の進歩によって、原稿画像の読取り側および出力側
ともに高解像度化が進んでいる。高解像度で画像の読取
りおよび出力を実行すると、例えば、照明を受けた黒髪
の頭部における一本の髪の毛のように、グレーの背景に
黒の輪郭を持つような中間調画像におけるエッジ部のコ
ントラストが弱くなってしまうという問題が生じてい
る。
力を実行すると、適当な位置で背景部分と髪の毛の部分
とが区切られることとなり、コントラストが損なわれる
ことは少なかったのであるが、高解像度化に伴って、こ
のような箇所の画像品質が問われ始めている。上記の問
題は、高解像度化によって忠実に原稿画像が再現されて
いることに起因するものであるが、人間の視覚特性上、
こういったエッジ部(輪郭部)も少し強調(補正)しア
クセントをつけた方が、高画質に映るのである。
上記のような中間調の輪郭部における画素は、周辺画素
との強度差がそれほど大きくないため、エッジ画素と判
定されなかった。また、かりに、エッジ画素と判定でき
たとしても、文字エッジ強調と同様の強調処理を実行す
れば、中間調画像のエッジ部が必要以上に強調されて不
自然な画像となり、却って、画質の低下を招いてしまう
結果となる。
との強度差が大きい文字などの画像のエッジ部に加え
て、髪の毛のような中間調の画像のエッジ部をも適切に
処理を行うことが可能な画像処理装置および当該画像処
理装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とす
る。
め、本発明に係る画像処理装置は、画像データにおける
エッジ画素領域に補正処理を施す画像処理装置であっ
て、第1のエッジ画素領域を検出する第1の検出手段
と、第1のエッジ画素領域よりも強度変化の度合いが小
さい第2のエッジ画素領域を検出する第2の検出手段
と、第1の検出手段が検出した第1のエッジ画素領域の
各画素に第1の補正処理を施す第1の補正手段と、第2
の検出手段が検出した第2のエッジ画素領域の各画素
に、第1の補正処理とは異なる第2の補正処理を施す第
2の補正手段とを備えたことを特徴とする。
複数の色成分で表現される画素であって、前記第1の補
正手段は、少なくとも一の色成分と他の色成分とで異な
る補正処理を施し、前記第2の補正手段は、各色成分に
同様の補正処理を施すことを特徴とする。また、前記画
像データにおける各画素は、有彩色成分と無彩色成分と
で表現される画素であって、前記第2の補正手段は、無
彩色成分にのみ補正処理を施すことを特徴とする。
明に係る画像形成装置は、上記の画像処理装置を有し、
当該画像処理装置によって補正処理の施された画像デー
タに基づいて、画像を形成することを特徴とする。
面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1に係るデジタル
式のカラー複写機(以下、単に「複写機」と言う。)1
全体の概略構成を示す図である。
くわけて、原稿画像を読み取るイメージリーダ部100
と読み取った画像を記録シート上にプリントして再現す
るプリンタ部200とから構成される。イメージリーダ
部100は自動原稿搬送装置101を有しており、当該
自動原稿搬送装置101の原稿トレイ102にセットさ
れた原稿は1枚ずつ原稿ガラス台103へと搬送され
る。原稿ガラス台103へ搬送された原稿は、図中の矢
印Aで示す副走査方向に走行するスキャナ104の備え
る露光ランプ105によって照射される。当該原稿面か
らの反射光は、同スキャナ104内のミラー106、並
びにスキャナ104と同じ向きに半分の速度で移動する
ミラーボックス107の内部に設けられたミラー108
及びミラー109によって、図示するように光路変更さ
れ、レンズ110によって3ラインの縮小型フルカラー
CCDセンサ(以下、単に「CCDセンサ」と言う。)
111上に結像する。CCDセンサ111は、原稿面か
らの反射光を、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブ
ルー)の各色成分ごとのアナログ信号に変換し、当該ア
ナログ信号は、画像信号処理部300の後述する処理に
よって、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色
成分のデジタルデータに変換され、当該デジタルデータ
(画像データ)は、プリンタ部200内の画像メモリ
(不図示)に格納される。
ンタ部200に備えられたレーザ制御部201に入力さ
れる。レーザ制御部201は当該画像データに基づいて
レーザダイオード駆動信号を生成し、レーザダイオード
202を発光させる。レーザダイオード202が射出し
たレーザ光は、ポリゴンミラー203によって偏向され
fθレンズ204を通過した後、折り返しミラー20
5、206によって光路変更されて、矢印Bの向きに回
転する感光体ドラム207表面(感光面)を露光走査す
る。
ランプ208、帯電チャージャ209、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの各色別のトナー現像器210
〜213および転写チャージャ214が配されており、
当該感光体ドラム207は、上記露光走査を受ける前
に、イレーサランプ208による照射を受けて除電され
た後、帯電チャージャ209によって一様に帯電され
る。一様に帯電された感光面が露光されると、静電潜像
が形成され、当該静電潜像は、上記いずれかのトナー現
像器によってトナー像として顕像化される。
れかからは、所望サイズの記録シートが給紙され、給紙
された記録シートは、静電吸着チャージャ218の作用
を受け、矢印Cの向きに回転する転写ドラム219に巻
き付き(張り付き)、転写チャージャ214に臨む転写
位置へと搬送され、当該転写チャージャ214の作用に
より感光体ドラム207上のトナー像が記録シートへと
転写される。
マゼンタ、イエロー、ブラックの各色別に単一の記録シ
ートに対して繰り返され、各色のトナー像が重ね合わさ
れてカラー画像が再現される。4色分のトナー像が転写
された記録シートは、分離除電チャージャ220によ
り、転写ドラム219への吸着力が解かれて、当該転写
ドラム219から離脱し、定着装置221によって、ト
ナー像の定着がなされた後、トレイ222に排出され
る。
コピー)には、ブラックについてだけ、上記露光〜転写
のプロセスが行なわれる。また、複写機1の上部には、
操作パネル(不図示)が設けられており、複写枚数、記
録シートサイズ、複写倍率など、操作者の指示を受け付
けるようになっている。図2は、前記画像信号処理部3
00のブロック図である。
て得られたアナログ信号は、A/D変換部310で、
R,G,Bの多値デジタル画像データに変換される。当
該画像データは、シェーディング補正部320で、CC
Dセンサ111における画素間の濃度ムラおよび露光ラ
ンプ105の配光ムラ等によって生じる読取りバラツキ
が解消するように補正された後、変倍・移動制御部33
0に入力される。
・移動制御部330において、予め操作者により指示さ
れていた倍率に変更されたり、画像の位置を移動された
りする処理を施された後、YCrCb変換部340へと出力
される。変倍・移動制御部330から出力されたRGB
画像データは、YCrCb変換部340でY(明度データ)
ならびにCrおよびCb(色成分データ)に表色系変換さ
れ、変換後のYCrCb画像データはAE処理部350に入
力される。
像データから、読み取られた原稿がモノクロ原稿なのか
カラー原稿なのかを判定し、それぞれにあった下地調整
を行って、原稿の裏写り、下地かぶりを防止する。下地
調整されたYCrCb画像データは、逆YCrCb変換部で再び
RGB画像データに変換されて、LOG補正部370A
・色補正処理部370Bに入力される。
データであるRGB画像データをトナー色に対応するY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の濃度デ
ータへ変換する一方、色補正処理部370Bは、当該濃
度データからUCR(下色除去)処理や墨入れ(BP)
処理によってK(ブラック)の濃度データを生成する。
なお、濃度データは、256(0〜255)階調で表現
される。
MTF補正処理部380で、後述するエッジ処理が施さ
れた上で、プリンタ部200へ出力される。一方、逆Y
CrCb変換部360から出力されるRGB画像データは、
領域判別部390にも入力される。当該領域判別部39
0は、入力された画像データに基づいて、対応する画素
がエッジ部のものか否かなどの判別をする。
理部380の関係を説明するためのブロック図である。
本図に示すように、領域判別部390は第1領域判別部
400と第2領域判別部500とからなり、MTF補正
処理部380は第1補正処理部600と第2補正処理部
700とを有する。
の両方のエッジ部を検出することを目的として設けられ
ている。第1領域判別部400は、逆YCrCb変換部36
0から入力されるRGB画像データに基づき、後述する
ようにして、対応する画素が文字エッジ画素であるとみ
なせるか否かの判定を行い、その結果を第1補正処理部
600へ出力する。
70Bから入力されるCMYK画像データの各画素の
内、第1補正処理部600において文字エッジ画素であ
るとみなされた画素に対して、後述するエッジ強調処理
を施した上で出力する。第2領域判別部500は、写真
など、ハーフトーン(中間色)部がある画像(以下、
「自然画像」と言う。)におけるエッジ部であって、背
景画像との濃度差(強度差)が文字エッジほどは大きく
ないエッジ(以下、「自然画エッジ」と言う。)部を検
出することを目的として設けられている。第2領域判別
部500は、逆YCrCb変換部360から入力されるRG
B画像データに基づき、後述するようにして、対応する
画素の背景画像(周辺画素)との強度差が自然画エッジ
以上のものであるか否かの判定を行い、その結果を自然
画エッジ選択部10の一方の入力端子N1へ入力する。
端子N2には、上記した第1領域判別部400の判別結
果が入力されている。自然画エッジ選択部10は、入力
される二つの判別結果から、第2領域判別部500が自
然画エッジ(自然画エッジ以上の強度差がある)と判定
し、第1領域判別部400が文字エッジと判定しなかっ
た場合のみ、対応する画素が自然画エッジ部のものであ
る旨を第2補正処理部700へ出力(通知)する。
70Bから第1補正処理部600を経由して入力される
CMYK画像データの各画素の内、自然画エッジ選択部
10から自然画エッジ部のものであると通知をうけた画
素に対して、後述する鮮鋭度強調処理が施されたものを
出力する。以上の概略説明をまとめると、色補正処理部
370Bから入力されるCMYK画像データに対し、第
1領域判別部400で文字エッジ部の画素であるとみな
されたものについては、第1補正処理部600でエッジ
強調処理が施され、自然画エッジ部の画素であるとみな
されたものについては、第2補正処理部700で鮮鋭度
強調処理が施されて出力されることとなる。
理部600、第2領域判別部500および第2補正処理
部700の詳細について説明する。図4は、第1領域判
別部400のブロック図である。本図に示すように、第
1領域判別部400は、明度変換部410を有する。明
度変換部410は、逆YCrCb変換部360から入力され
るRGB画像データから表色系変換によって明度(V)
データを演算し、演算結果を1次微分フィルタ部420
と2次微分フィルタ部440とに入力する。
微分フィルタを用いて注目画素の明度データに対する微
分値、すなわち、注目画素の周辺画素に対する明度
(V)の変化度合を演算し演算結果を比較部430の一
方の入力端子に入力する。比較部430のもう一方の入
力端子には、参照値「Reference1」が入力される。比
較部430は、入力される微分値と参照値との大小関係
を比較し、比較結果に応じたエッジ信号1を出力する。
微分値が参照値以上のときには、Hレベルのエッジ信号
1を出力し、微分値が参照値未満のときには、Lレベル
のエッジ信号1を出力する。すなわち、エッジ信号1
は、注目画素がエッジ画素の場合には、Hレベルとな
り、そうでない場合には、Lレベルとなるのである。な
お、参照値「Reference1」の値は、黒文字や色文字な
ど、背景画像との強度差(明度差)が比較的大きいエッ
ジ部を検出できるような値に設定されている。
微分フィルタを用いて注目画素の明度データに対する微
分値を演算し、演算結果を比較部450の一方の入力端
子に入力する。比較部450のもう一方の入力端子に
は、参照値「Reference2」が入力される。比較部45
0は、入力される微分値と参照値との比較結果から、注
目画素が内エッジ画素か外エッジ画素かを判定し、これ
に応じた内/外信号1を出力する。ここで、内エッジ画
素とは、低濃度(高明度)から高濃度(低明度)に急峻
に変化する領域であるエッジ部の中で、相対的に高濃度
側に位置する画素を言い、外エッジ画素とは、前記エッ
ジ部の中で相対的に低濃度側に位置する画素を言う。比
較部450は、注目画素が内エッジ画素のときには、H
レベルの内/外信号1を出力し、外エッジ画素のときに
は、Lレベルの内/外信号1を出力する。
部460を有している。彩度変換部460は、逆YCrCb
変換部360から入力されるRGB画像データから表色
系変換によって彩度(C)値を演算し演算結果を比較部
470の一方の入力端子に入力する。比較部470のも
う一方の入力端子には、参照値「Reference3」が入力
される。比較部470は、入力される彩度値と参照値と
の大小関係を比較し、比較結果に応じた彩度信号1を出
力する。彩度値が参照値未満のときには、Hレベルの彩
度信号1を出力し、彩度値が参照値以上のときには、L
レベルの彩度信号1を出力する。すなわち、彩度信号1
は、注目画素が黒画素とみなせる場合には、Hレベルと
なり、色画素とみなせる場合には、Lレベルとなる。
よび彩度信号1は、第1補正処理部600に入力され
る。また、これら3つの信号の内、エッジ信号1は、自
然画エッジ選択部10の入力端子N2(図3)にも入力
される。図5は、第1補正処理部600のブロック図で
ある。色補正処理部370B(図3)が出力するCMY
K画像データは、図5に示すように、減量部610、L
UT増量部620、LUT増量部630および単純減量
部640に入力される。上記各部は、入力されたCMY
K画像データの4個の色成分の全部または一部について
後述する補正処理を施した上で、後段に設けられたセレ
クタ650,660,670の対応する入力端子に入力
する。また、セレクタ650,660,670には、第
1領域判別部400が出力する彩度信号1、内/外信号
1およびエッジ信号1のいずれかが入力され、各セレク
タ650〜670は、対応する信号の状態に応じて、両
入力端子に入力される画像データの一方を選択して出力
する。
は、黒文字の内エッジ画素であるとみなされる画素を処
理する。LUT増量部630は、図6に示すようなルッ
クアップテーブル631を有し、当該ルックアップテー
ブル631に基づいて、入力されるCMYK画像データ
の4個の色成分データの内、Kデータに増量処理を施し
て出力する。ルックアップテーブル631の横軸は、2
56階調で表現される濃度値であり、縦軸は、0〜1.
0の値をとる増量係数である。また、当該ルックアップ
テーブル631における、略台形をした曲線を補正曲線
と言うこととする。LUT増量部630は、入力された
濃度値から、当該ルックアップテーブル631を参照し
て、増量係数を決定し、入力された濃度値に増量係数を
掛け合わせた値を増分とする。そして、入力された濃度
値に当該増分を加えた値を補正濃度として出力する。例
えば、入力された濃度値が50の場合には、ルックアッ
プテーブル631から増量係数は0.9と決定されるの
で、増分は45(=50×0.9)となり補正濃度は、
95(=50+45)となる。なお、補正濃度の上限は
255である。ルックアップテーブル631を見れば明
らかなように、入力濃度値が130を超えたあたりか
ら、補正濃度はほとんど一律の値255になるようにな
っている。すなわち、高濃度の入力濃度値ほど、その増
加率が抑えられたかたちとなっている。これは、LUT
増量部630が、文字の視認性を向上させることを目的
として設けられているものであり、高濃度の画素を過度
に増量する必要がないことによる。その代わり、低濃度
の入力値に対しては、高濃度の入力値に対するよりも増
加率が高くなるように設定されている。
画像データの4個の色成分データの内、Cデータ,Mデ
ータ,Yデータの各々に減量処理を施して出力する。当
該減量処理では、入力濃度値に0.1を掛け合わせた値
を補正濃度とする。このように、有彩色成分の入力濃度
値(C,M,Yの各データ)を極端に小さな値に変換す
るのは、黒文字の視認性を向上させることを目的として
いるからである。
のKデータと単純減量部640から出力される補正後の
C,M、Yデータは、連結部680に入力される。連結
部680は、上記Kデータと上記C,M,Yデータとを
対応付けて、セレクタ650の入力端子Bに入力する。
LUT増量部620は、色文字の内エッジ画素であると
みなされる画素を処理する。LUT増量部620は、図
6で示したルックアップテーブル631と同様のルック
アップテーブル621を有し、当該ルックアップテーブ
ル621を用いて、入力されるCMYK画像データの4
個の色成分データの内、C,M,Yの画像データ各々に
対して増量処理を施し、Kデータは補正することなくそ
のまま出力する。なお、当該増量処理は、上述したLU
T増量部630によるものと同様なので、その説明につ
いては省略する。ここで、CMYK画像データの内、有
彩色成分である、C,M,Yの各画像データに増量処理
を施し、Kデータの補正を行わないのは、当該処理が色
文字の視認性を向上させることを目的としているからで
ある。LUT増量部620から出力される各画像データ
は、セレクタ650の入力端子Aに入力される。
れる。セレクタ650は、入力される彩度信号1がHレ
ベル、すなわち、注目画素が黒画素であるとみなされた
場合には、入力端子Bに入力された画像データ、すなわ
ち、黒文字の内エッジ画素用に補正された画像データを
出力端子Yから出力する。一方、入力される彩度信号が
Lレベル、すなわち、注目画素が色画素であるとみなさ
れた場合には、入力端子Aに入力された画像データ、す
なわち、色文字の内エッジ画素用に補正された画像デー
タを出力端子Yから出力する。
は、セレクタ660の一方の入力端子Bに入力される。
セレクタ660のもう一方の入力端子Aには、減量部6
10が出力する画像データが入力される。減量部610
は、黒文字であると色文字であるとを問わず、文字の外
エッジ画素を処理するために設けられている。減量部6
10は、図7に示すような3×3のMINフィルタ61
1を用い、入力される濃度値の減量を行う。すなわち、
注目画素D22を中心として、上下左右(副走査方向、主
走査方向)に1行1列の範囲にある画素の内、最小の濃
度の画素を見出し、当該注目画素D22の濃度値を当該最
小の濃度値に置き換えるのである。この処理によれば、
とりもなおさず、3×3画素の範囲にある画素の最小の
濃度値と当該注目画素の濃度値との差分だけ、当該注目
画素の濃度値を減量させることとなる。減量部610か
ら出力される補正濃度は、セレクタ660の入力端子A
に入力される。
される。セレクタ660は、入力される内/外信号1が
Hレベル、すなわち、注目画素が文字画像の内エッジ画
素であるとみなされた場合には、入力端子Bに入力され
た画像データ、すなわち、文字画像の内エッジ画素用に
補正された画像データを出力端子Yから出力する。一
方、入力される内/外信号がLレベル、すなわち、注目
画素が文字画像の外エッジ画素であるとみなされた場合
には、入力端子Aに入力された画像データ、すなわち、
文字画像の外エッジ画素用に補正された画像データを出
力端子Yから出力する。
は、セレクタ670の一方の入力端子Bに入力される。
セレクタ670のもう一方の入力端子Aには、色補正処
理部370が出力するCMYK画像データがそのまま入
力される。セレクタ670には、エッジ信号1が入力さ
れる。セレクタ670は、入力されるエッジ信号1がH
レベル、すなわち、注目画素が文字エッジ画素であると
みなされた場合には、入力端子Bに入力された画像デー
タ、すなわち、エッジ画素用(内エッジ画素用または外
エッジ画素用)に補正された画像データを出力端子Yか
ら出力する。一方、入力されるエッジ信号1がLレベ
ル、すなわち注目画素が文字画像のエッジ画素以外の画
素であるとみなされた場合には、入力端子Aに入力され
た画像データ、すなわち、色補正処理部370Bから入
力された元画像の画像データをそのまま出力端子Yから
出力する。
補正処理部600による処理をまとめると以下のように
なる。黒文字の内エッジ画素とみなされた画素のK成分
の濃度値は増量され、C,M,Yの各成分の濃度値は減
量される。色文字の内エッジ画素とみなされた画素につ
いては、C,M、Yの各画像データの濃度値が増量され
る。黒文字であると色文字であるとを問わず、文字画像
の外エッジ画素とみなされた画素については、C、M、
Y、Kの各画像データが減量される。また、文字画像の
エッジ画素以外の画素であるとみなされた画素の画像デ
ータは、補正処理を受けることなくそのまま、後段の第
2補正処理部700に出力される。
判別部500の詳細について説明する。図8は、第2領
域判別部500のブロック図である。本図に示す、明度
変換部510、1次微分フィルタ部520、比較部53
0、2次微分フィルタ部540、比較部550、彩度変
換部560および比較部570は、図4に示した第1領
域判別部400において、その参照符号の末尾2桁が一
致するものと、基本的に同じものである。第2領域変換
部500が、その構成上、第1領域変換部400と異な
るのは、各比較部530,550,570に入力される
参照値の大きさである。したがって、説明が重複する部
分については、省略し、異なる部分を中心に述べる。
に、自然画のエッジ部を検出することを目的として設け
られている。そのため、比較部530に入力される参照
値「Reference4」は、比較部430に入力される参照
値「Reference1」(図4)よりも小さな値に設定され
ており、また、比較部550に入力される参照値「Refe
rence5」は、比較部450に入力される参照値「Refer
ence2」(図4)よりも小さな値に設定されている。
2領域判別部500は、第1領域判別部400が検出で
きないようなエッジ部、すなわち、背景画像との濃度差
(強度差)が文字エッジほどは大きくないエッジ部(自
然画像のエッジ部)をも検出することができるのであ
る。比較部570に入力される参照値「Reference6」
の値は、比較部470に入力される参照値「Reference
3」とは無関係に設定される。これは、彩度値を参照す
る目的が異なるためである。参照値「Reference6」
は、エッジ強調の対象範囲によって変更される。例え
ば、自然画像のエッジ部であれば、なんでも強調すれば
よいというものではなく、黒髪のような低彩度画像のエ
ッジ部を強調すれば画質の向上につながるが、薔薇の花
のような高彩度画像のエッジを強調すれば、却って不自
然な画像になり画質が低下してしまうといった考えがあ
る。また、低彩度の画像データであるということは、輝
度データであるRGB画像データの各色成分の強度がほ
ぼ均等に組み合わさっているということであり、ひいて
は、濃度データであるCMYK画像データ中のCMYの
各成分もほぼ均等に組み合わさっているということであ
る。したがって、低彩度の画素であれば、画像の読取り
時に発生するいわゆるランダムノイズ(RGB画像デー
タにおけるRGB各色成分のバランスが、原稿画像にお
けるバランスと異なってしまうこと。)を含んだもので
あったとしても、強調処理を施したところで、特定色が
目立ってしまうといった不都合が生じない。このような
考えの下においては、参照値「Reference6」は、比較
的低彩度の画素を検出できるような値に設定される。
0から入力される微分値が、参照値「Reference4」以
上のときには、Hレベルのエッジ信号2を出力し、前記
微分値が前記参照値未満のときには、Lレベルのエッジ
信号2を出力する。比較部550は、2次微分フィルタ
部540から入力される微分値と参照値「Reference
5」との比較結果に応じた内/外信号2を出力する。比
較部550は、注目画素が内エッジ画素のときには、H
レベルの内/外信号2を出力し、外エッジ画素のときに
は、Lレベルの内/外信号2を出力する。
力される彩度値が参照値「Reference6」未満のときに
は、Hレベルの彩度信号2を出力し、前記彩度値が前記
参照値以上のときには、Lレベルの彩度信号2を出力す
る。すなわち、彩度信号2は、注目画素が比較的低彩度
の画素の場合には、Hレベルとなり、比較的高彩度の画
素の場合には、Lレベルとなる。
彩度信号2は、直接、第2補正処理部700に入力され
る。エッジ信号2は、既述した自然画エッジ選択部10
(図3)に入力される。自然画エッジ選択部10は、入
力されるエッジ信号1とエッジ信号2とを比較して、比
較結果に応じた信号(エッジ信号3)を出力する。自然
画エッジ選択部10は、エッジ信号1がLレベルでエッ
ジ信号2がHレベルの組み合わせの場合に、Hレベルの
エッジ信号3を出力し、これ以外の組み合わせの場合に
は(もっとも、エッジ信号1がHレベルでエッジ信号2
がLレベルの組み合わせは起こり得ないが)、Lレベル
のエッジ信号3を出力する。すなわち、エッジ信号3
は、注目画素が自然画エッジ部のものである場合には、
Hレベルとなり、自然画エッジ部以外のものである場合
にはLレベルとなる。
図である。色補正処理部370Bから出力され、第1補
正処理部600(図3)を経由したCMYK画像データ
は、図9に示すように、セレクタ740の一方の入力端
子AならびにLUT増量部710およびLUT減量部7
20に入力される。LUT増量部710とLUT減量部
720は、入力されるCMYK画像データの4個の色成
分全部について、後述する補正処理を施した上で、後段
に設けられたセレクタ730の対応する入力端子に入力
する。
号2は、セレクタ730に、彩度信号2は、AND回路
750の一方の入力端子に入力される。AND回路75
0のもう一方の入力端子には、自然画エッジ選択部10
(図3)が出力するエッジ信号3が入力される。AND
回路750は、入力される彩度信号2とエッジ信号3と
が、共にHレベルの場合、すなわち、注目画素が自然画
エッジ部のもので比較的低彩度である場合のみ、Hレベ
ルの信号を出力し、それ以外の場合には、Lレベルの信
号を出力する。以下、AND回路750の出力信号を、
「エッジ・彩度信号」と言う。当該エッジ・彩度信号
は、セレクタ740に入力される。
とで、自然画エッジ部における比較的低彩度の領域のエ
ッジ強調処理が行われる。LUT増量部710は、内エ
ッジ画素の濃度を増量する目的で、LUT減量部720
は、外エッジ画素の濃度を減量する目的でぞれぞれ設け
られている。LUT増量部710は、図10に示すよう
なルックアップテーブル711を有し、当該ルックアッ
プテーブル711に基づいて、入力されるCMYK画像
データの4個の色成分データの各々に増量処理を施して
出力する。ルックアップテーブル711は、補正曲線の
形状が異なる以外は、前記ルックアップテーブル631
(図6)と同種のものであり、その使い方も同様なの
で、その説明については省略する。
ように、入力濃度値170を超えたあたりから、補正濃
度はほとんど一律の255になるようになっており、高
濃度の入力濃度値ほど、その増加率が抑えられた形とな
っている。これは、自然画エッジ部の鮮鋭度を高めるこ
とを目的としていることによるものであり、高濃度部に
おける極端な強調は、画像の粒状性を損なうこととなる
からである。また、自然画エッジ部の低濃度領域におい
ては、過度に濃度を増量させると、却って不自然な画像
になってしまう。そのため、ルックアップテーブル63
1の補正曲線とは異なり、ルックアップテーブル711
の補正曲線では、低濃度領域にいくほど、増加率が低く
抑えられた形となっている。
なルックアップテーブル721を有し、当該ルックアッ
プテーブル721に基づいて、入力されるCMYK画像
データの4個の色成分データの各々に減量処理を施して
出力する。すなわち、入力された濃度から当該ルックア
ップテーブル721の補正曲線をたどって定まる減量係
数に当該入力濃度値を掛け合わせた値を減分とし、入力
濃度から当該減分を差し引いた値を補正濃度とするので
ある。
るためのルックアップテーブル721の補正曲線は、内
エッジ画素の濃度の増分を決定するためのルックアップ
テーブル711の補正曲線と以下のような関係になるよ
うな形状に設定されている。すなわち、ルックアップテ
ーブル721の補正曲線は、注目画素における外エッジ
画素に対する濃度の減分が、内エッジ画素に対する濃度
の増分とほぼ等しくなるような曲線となっている。これ
は、自然画像を含む画像においては自然画エッジが画像
全体に占める割合が一般的に高いため、上記した増分と
減分との差があまりに大きいと、画像が全体的に濃くな
ったりあるいは薄くなったりするのであるが、これを防
止する必要性、すなわち、いわゆる濃度保存の必要性か
らくる要請によるものである。
から出力される補正濃度は、それぞれ、セレクタ730
に入力される。セレクタ730は、入力される内/外信
号2がHレベルのとき、すなわち、注目画素が内エッジ
画素のときには、LUT増量部710から入力された補
正濃度を選択して、セレクタ740の入力端子Bへと出
力する。一方、入力される内/外信号2がLレベルのと
き、すなわち、注目画素が外エッジ画素のときには、L
UT減量部720から入力された補正濃度を選択して、
セレクタ740の入力端子Bへと出力する。
度信号がHレベルのとき、すなわち、注目画素が自然画
エッジ部のもので比較的低彩度であるときには、入力端
子Bに入力された補正濃度を選択して出力する。一方、
入力されるエッジ・彩度信号がLレベルのとき、すなわ
ち、注目画素が上記以外の画素であるときには、第1補
正処理部600を経て入力端子Aに入力された濃度を選
択して出力する。
ば、文字画像のように背景画像との強度差(濃度差)の
比較的大きい画像のエッジ部と中間調画像のように背景
画像との強度差(濃度差)の比較的小さいエッジ部の両
方を判別することができ、両エッジ部のそれぞれに適し
た補正処理(強調処理)を施すことができる。 (実施の形態2)実施の形態1では、自然画エッジ部の
内、比較的低彩度の画素に対して補正処理を行うことと
した(第2領域判別部500、第2補正処理部70
0)。これは、いわゆるランダムノイズによる悪影響を
回避することをその目的の一つとするものであった。
方法で達成することとしている。すなわち、注目画素に
対する彩度判定は行わず、自然画エッジ部の画素全てに
補正処理を施すこととするのであるが、当該補正処理
は、CMYK画像データの4個の色成分の内、無彩色デ
ータであるKデータのみに限定して施すこととした。上
記の方法は、上記ランダムノイズが原稿画像の読取り系
統における電気的な原因に起因して発生する場合に特に
有効である。電気的に発生ずるノイズは、読み取って得
られたRGB画像データのR,G,B各成分全てに、同
じタイミング、同じレベルで発生する確率は非常に少な
い。すなわち、R,G,B成分のバランスが原画像にお
けるバランスと異なるランダムノイズが発生することと
なる。
RGB画像データから濃度データに変換されたCMY画
像データにおいても残存する。しかしながら、3色のC
MY画像データから等量のC,M,Y成分を取り除く代
わりに生成されるK成分(Kデータ)の量は、ランダム
ノイズの有無にあまり影響されない。実施の形態2で
は、このことに着目し、上記したようにKデータのみに
補正処理を施すことによって、ランダムノイズによる悪
影響を抑えつつ自然画像の鮮鋭度を向上させることとし
た。
1とは、第2領域判別部と第2補正処理部の構成が異な
っている。その他の構成については、実施の形態1と同
様なので、図示およびその説明については省略する。ま
た、実施の形態1と同様の構成については、それと同じ
符号を用いて説明する。実施の形態2の第2領域判別部
は、図8で説明した実施の形態1の第2領域判別部50
0から、彩度信号2の生成に関する構成、すなわち、彩
度変換部560と比較部570を除いた構成とした。除
いた構成以外は、実施の形態1と同様なのでその説明に
ついては省略する。なお、エッジ信号2と第1領域判別
部400で生成されるエッジ信号1とから、自然画エッ
ジ選択部10においてエッジ信号3が生成されるのは、
実施の形態1と同様である。
正処理部700に代えて、図12に示す第2補正処理部
800を備えている。色補正処理部370Bから出力さ
れ、第1補正処理部600(図3)を経由したCMYK
画像データは、図12に示すように、分離部810に入
力される。分離部810は、入力されるCMYK画像デ
ータの4個の色成分データをCデータ、Mデータ、Yデ
ータとKデータとに仕分けし、Cデータ、Mデータ、Y
データを連結部820に入力すると共に、Kデータをセ
レクタ860の一方の入力端子AならびにLUT増量部
830およびLUT減量部840に入力する。
は、実施の形態1のLUT増量部710とLUT減量部
720(図9)がC、M、Y、Kの4個の画像データ全
てに補正処理を施すのに対し、Kデータのみに補正処理
を施すこと以外は、基本的にLUT増量部710または
LUT減量部720と同様の構成である。したがって、
その詳細な説明については、省略する。要は、LUT増
量部830は、ルックアップテーブル711(図10)
を用いて、Kデータの補正処理を行い、LUT減量部8
40は、ルックアップテーブル721(図11)を用い
て、Kデータの補正処理を行って、それぞれ、補正後の
データをセレクタ850に入力するのである。
2がHレベルのとき、すなわち、注目画素が内エッジ画
素のときには、LUT増量部830から入力された補正
濃度を選択して、セレクタ860の入力端子Bへと出力
する。一方、入力される内/外信号2がLレベルのと
き、すなわち、注目画素が外エッジ画素のときには、L
UT減量部840から入力された補正濃度を選択して、
セレクタ860の入力端子Bへと出力する。
の場合と異なり、エッジ信号3が直接入力される。セレ
クタ860は、入力されるエッジ信号3がHレベルのと
き、すなわち、注目画素が自然画エッジ部のものである
ときには、入力端子Bに入力された補正濃度(Kデー
タ)を選択して、連結部820へ出力する。一方、入力
されるエッジ信号3がLレベルのとき、すなわち、注目
画素が上記以外の画素であるときには、第1補正処理部
600から分離部810を経て直接入力端子Aに入力さ
れた濃度(Kデータ)を選択して、連結部820へ出力
する。
記Kデータと上記C,M,Yデータとを対応付けて出力
する。以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してき
たが、本発明は上記した実施の形態に限らないことはも
ちろんであり、例えば、以下のような形態としてもよ
い。
(図4)と第2領域判別部500(図8)とを別個独立
に設けた。しかし、上述したように、両者は基本的に同
じ構成をしており、各比較部に入力する参照値(Refere
nce)が異なっているだけなので、共有できる部分は共
有にして構成しなおすことも可能である。図13にそう
した例を示す。なお、本図において、共有した部分につ
いては、両者の符合を付している。
部、1次微分フィルタ部、2次微分フィルタ部および彩
度変換部を共有とし、1次微分フィルタ部、2次微分フ
ィルタ部および彩度変換部の後段に各々の比較部を設け
ることとした。こうすることにより、実施の形態1の場
合よりも共有化した分の構成を省略することになるの
で、コストダウンを図ることができる。なお、本例を実
施の形態2に適用する場合には、図13に示す構成から
比較部570が除かれることは言うまでもない。
処理装置によれば、第1のエッジ画素領域の各画素には
第1の補正処理が施され、第1のエッジ画素領域よりも
強度変化の度合いが小さい第2のエッジ画素領域の各画
素には第1の補正処理とは異なる第2の補正処理が施さ
れることとなる。すなわち、強度変化の度合いが異なる
エッジ画素領域に異なる補正処理を施すことができるの
で、例えば、文字などの背景部分との強度差が大きい画
素のエッジ部に加えて、髪の毛のように中間調の画像の
エッジ部をも適切に処理を施すことが可能となる。
ば、上記画像処理装置によって補正処理のほどこされた
画像データに基づいて画像が形成されるので、両エッジ
画素領域とも、それぞれの領域に合った補正処理が施さ
れた高画質の画像を得ることができる。
図である。
る。
テーブルを示す図である。
タを示す図である。
プテーブルを示す図である。
プテーブルを示す図である。
ク図である。
領域判別部と第2領域判別部のブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 画像データにおけるエッジ画素領域に補
正処理を施す画像処理装置であって、 第1のエッジ画素領域を検出する第1の検出手段と、 第1のエッジ画素領域よりも強度変化の度合いが小さい
第2のエッジ画素領域を検出する第2の検出手段と、 第1の検出手段が検出した第1のエッジ画素領域の各画
素に第1の補正処理を施す第1の補正手段と、 第2の検出手段が検出した第2のエッジ画素領域の各画
素に、第1の補正処理とは異なる第2の補正処理を施す
第2の補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画像データにおける各画素は、複数
の色成分で表現される画素であって、 前記第1の補正手段は、少なくとも一の色成分と他の色
成分とで異なる補正処理を施し、 前記第2の補正手段は、各色成分に同様の補正処理を施
すことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記画像データにおける各画素は、有彩
色成分と無彩色成分とで表現される画素であって、 前記第2の補正手段は、無彩色成分にのみ補正処理を施
すことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画
像処理装置を有し、当該画像処理装置によって補正処理
の施された画像データに基づいて、画像を形成すること
を特徴とする画像形成装置。
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