JP2002289875A - 半導体力学量センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体力学量センサ及びその製造方法

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JP2002289875A
JP2002289875A JP2001392247A JP2001392247A JP2002289875A JP 2002289875 A JP2002289875 A JP 2002289875A JP 2001392247 A JP2001392247 A JP 2001392247A JP 2001392247 A JP2001392247 A JP 2001392247A JP 2002289875 A JP2002289875 A JP 2002289875A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動電極と固定電極との間を確実に電気的に
絶縁し、全体構造を簡素化しつつ、ノイズの影響を低減
して加速度の検出精度,検出感度を向上する。 【構成】 単結晶シリコン基板1の下面側に絶縁層9を
介して単結晶シリコン基板8を設け、片持ち梁13の全
周に亘って単結晶シリコン基板1を上面側から下面側ま
で貫通するトレンチ溝13を穿設することにより、片持
ち梁13と該片持ち梁13に対向する各固定電極14〜
17とを一体的に形成する構成とした。これにより、片
持ち梁13と各固定電極14〜17とはトレンチ溝3に
より電気的に絶縁される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等の運動
体の力学量を検出するのに用いて好適な半導体力学量セ
ンサに関し、特に、支持梁が力学量に応じて水平方向に
変位する半導体力学量センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による片持梁式の加速
度センサとしては、シリコン基板に設けられ、基端側が
固定端となり先端側が加速度に応じてシリコン基板と水
平方向に変位する質量部を有する支持梁と、該支持梁の
固定端を除く外周側を取囲むように前記シリコン基板を
上面から下面まで貫通して設けられた略コ字状の溝と、
該溝により前記シリコン基板に一体形成され、支持梁の
周囲に所定寸法離間して設けられた固定部と、前記シリ
コン基板の表面に設けられた低抵抗のP型拡散層によっ
て前記支持梁および該支持梁に対向する固定部に形成さ
れた可動電極および固定電極とからなるものが、例えば
特開昭62−232171号公報等によって知られてい
る。
【0003】そして、この加速度センサは、支持梁の幅
寸法をその厚さ寸法よりも小さくすることにより加速度
検出方向に指向性を付与し、該支持梁を加速度に応じて
シリコン基板と水平な方向に変位せしめ、この支持梁の
水平方向変位による各電極間の静電容量変化を加速度検
出信号として検出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した各
従来技術による加速度センサでは、シリコン基板を貫通
する略コ字状の溝を形成することにより、該基板に支持
梁と固定部とを一体的に形成している。しかし、この溝
は支持梁の固定端側を除くコ字状に形成されているに過
ぎず、該支持梁の固定端側はシリコン基板を介して固定
部側と接続されているから、支持梁に形成された可動電
極と固定部に形成された固定電極との間の電気的絶縁性
が低く、ノイズの影響を受け易くなって加速度の検出精
度や検出感度等が大幅に低下するという問題がある。
【0005】また、上述した各従来技術による静電容量
式の加速度センサにあっては、加速度の検出感度を高め
るべく、可動電極と固定電極との間の電極間寸法(即
ち、溝の幅寸法)を数十m程度の狭小な寸法にする必要
があるが、支持梁と固定部とが物理的に接続されている
ため、この狭小な溝の両側面に電気的に分離された可動
電極、固定電極を形成するのが難しい。
【0006】即ち、特開昭62−232171号公報に
示す従来技術によるものでは、エッチング技術によりシ
リコン基板を上下に貫通する2個の溝を左,右に離間し
て穿設した後、シリコン基板の表面に該各溝を取囲むよ
うにして抵抗値の低いP型拡散層を形成し、再度エッチ
ング技術により各溝を広げて略コ字状に形成することに
より、このP型拡散層を溝の両側で分断して可動電極,
固定電極を形成するようになっているから、エッチング
技術による溝の形成がP型拡散層形成工程を挟む前,後
の2段階で行われることになり、製造工程が大幅に複雑
化し、製造コストが増大するという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、可動電極と固定電極との間を確実に電気
的に絶縁することができ、ノイズの影響を低減して加速
度の検出精度,検出感度を向上できるようにした加速度
センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に係る力学量センサは、シリコン材料
から形成された第1の基板と、該第1の基板の下面側に
位置して周縁部に設けられた絶縁部材を介して該第1の
基板と該絶縁部材によって電気的に絶縁された状態で設
けられた第2の基板とを備え、前記第1の基板は、力学
量に応じて水平方向に変位する質量部を有する支持梁
と、該支持梁の全周に亘って前記第1の基板を貫通して
設けられた絶縁溝と、該絶縁溝を挟んで前記支持梁の両
側に設けられ、前記第2の基板に固定された固定部とか
ら構成し、前記絶縁部材によって前記第2の基板の上面
と前記支持梁および質量部の下面との間に隙間を確保す
る構成としたことにある。請求項2に係る力学量センサ
は、シリコン材料から形成された第1の基板と、該第1
の基板の下面側に位置して支持部に設けられた絶縁部材
を介して該第1の基板と該絶縁部材によって電気的に絶
縁された状態で設けられた第2の基板とを備え、前記第
1の基板は、力学量に応じて水平方向に変位するおもり
部、可動電極及び梁部を有する可動部と、該可動部の全
周に亘って前記第1の基板を貫通して設けられた絶縁溝
と、該絶縁溝を挟んで前記可動電極に対向して設けら
れ、前記第2の基板に固定された固定部とから構成し、
前記絶縁部材によって前記第2の基板の上面と前記おも
り部、可動電極及び梁部を有する前記可動部の下面との
間に隙間を確保する構成としたことにある。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、第1の基板を構成す
る可動部および各固定部とは絶縁溝により分断されて電
気的に絶縁され、該可動部には可動電極が形成されると
共に該各固定部には固定電極が形成される。そして、力
学量が加わると、可動部はこの力学量に応じて水平方向
に変位し、該可動部と各固定部との間の静電容量が変化
するから、この静電容量変化を可動電極と固定電極とに
より力学量検出信号として検出することができる。ま
た、絶縁部材によって第2の基板の上面と可動部および
おもり部の下面との間に隙間を確保したから、該隙間に
よって可動部の変位を確保することができる。
【0010】請求項3記載の発明では、第1の基板を構
成する可動部および各固定部とは絶縁溝により分断され
て電気的に絶縁され、該可動部には可動電極が形成され
ると共に該各固定部には固定電極が形成される。そし
て、力学量が加わると、可動部はこの力学量に応じて水
平方向に変位し、該可動部と各固定部との間の静電容量
が変化するから、この静電容量変化を可動電極と固定電
極とにより力学量検出信号として検出することができ
る。また、絶縁部材によって第2の基板の上面と可動部
の下面との間に隙間を確保したから、該隙間によって可
動部の変位を確保することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、この発明を
具体化した一実施例を図面に従って説明する。
【0012】図1には、加速度センサの平面図を示すと
ともに、図2には図1のA−A断面図を示す。本加速度
センサは容量型加速度センサであり、図2に示すよう
に、単結晶シリコン基板8上にSiO2膜9を介して単
結晶シリコン基板1が接合され、単結晶シリコン基板1
には同基板1を貫通するトレンチ3により片持ち梁13
が形成されている。この片持ち梁13は、図1に示すよ
うに、その先端側が2つに分かれた構造をなしている。
そして、片持ち梁13は、単結晶シリコン基板1の表面
に平行な方向(図1中、C矢印方向)に可動となってい
る。さらに、単結晶シリコン基板1において、信号処理
回路10がポリシリコン膜6及びSiO2膜5により片
持ち梁13とは電気的に絶縁された状態で形成されてい
る。
【0013】図3〜図10にはその製造工程を示す。以
下に、製造工程を説明する。図3に示すように、1〜2
0Ω・cmのn型(100)単結晶シリコン基板1を用
意し、その主表面に熱酸化により1μm程度のSiO2
膜2を形成し、フォトリソグラフィー手法によりSiO
2膜2を所定のパターンに形成する。続いて、単結晶シ
リコン基板1の主表面側において、リアクティブイオン
エッチング等により所定の深さ、例えば0.2〜30μ
m程度の垂直の壁を持つトレンチ3を形成する。本実施
例では、約3μmの場合で説明する。
【0014】そして、SiO2膜2を除去した後、図4
に示すように、トレンチ3の内壁を含む単結晶シリコン
基板1の主表面に、リンやヒ素等によるn+拡散層4を
形成し、さらに熱酸化等により0.1〜1μmのSiO
2膜5を形成する。この時、エッチングのダメージを除
去するため、n+拡散層4を形成する前にSiO2を熱
酸化で形成し除去する、いわゆる犠牲酸化を行ってもよ
い。
【0015】続いて、図5に示すように、単結晶シリコ
ン基板1の主表面にポリシリコン膜6を形成して、トレ
ンチ3をポリシリコン膜6にて充填する。尚、ポリシリ
コン膜6をバイアス用導電路として使用すべく同ポリシ
リコン膜6に不純物を導入する場合には、ポリシリコン
膜6を形成する前に薄いポリシリコン層を形成しリン等
を高濃度に拡散しておけばポリシリコン膜6に不純物を
導入することができる。
【0016】次に、図6に示すように、ポリシリコン膜
6の表面を鏡面研磨して所定の厚さのポリシリコン膜6
が残るようする。続いて、ポリシリコン膜6に対しイオ
ン注入等により所定領域にボロンによるp+拡散層7を
形成する。
【0017】一方、図7に示すように、もう1枚の(1
00)単結晶シリコン基板8を用意し、その主表面に熱
酸化による0.1〜1.0μmのSiO2膜9を形成す
る。次に、単結晶シリコン基板1と単結晶シリコン基板
8とを、例えば過酸化水素水と硫酸の混合水溶液中に入
れ、親水性化処理を行う。そして、乾燥後、図8に示す
ように、単結晶シリコン基板1の主表面と単結晶シリコ
ン基板8の主表面とを室温中で重ね合わせ、400〜1
100°Cの炉の中に0.5〜2時間入れ強固な接合を
行う。
【0018】次に、図9に示すように、アルカリ系の水
溶液、例えばKOH溶液等を用いて単結晶シリコン基板
1の裏面側を選択ポリッシングしてSiO2膜2が表れ
るまで処理する。その結果、単結晶シリコン基板1の厚
さが、例えば、3μm程度となり、薄膜化される。
【0019】そして、図10に示すように、単結晶シリ
コン基板1の所定領域に通常のCMOSプロセス、又は
バイポーラプロセス等を用いて信号処理回路(IC回路
部)10を形成する。尚、図1及び図10においては、
信号処理回路10の一部としてMOSトランジスタのみ
を示す。さらに、信号処理回路10の上面にパッシベー
ション膜11として、例えばプラズマCVD法によるプ
ラズマSiN膜(P−SiN)を形成する。引き続き、
このパッシベーション膜11の所定の領域に窓12を明
ける。
【0020】そして、図2に示すように、TMAH(テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイト)(CH
3)4NOHの約20%溶液を用いて、単結晶シリコン
基板1の裏面側(図2中、上側)からパッシベーション
膜11の窓12を通してポリシリコン膜6をエッチング
除去する。このとき、パッシベーション膜11(P−S
iN)、SiO2膜5,アルミ配線層,p+拡散層(p
+ポリシリコン膜)7は選択的エッチングではほとんど
エッチングされない。
【0021】尚、ポリシリコン膜6のエッチング除去の
際に、図1における片持ち梁13の幅の広い部分にエッ
チング用穴48が設けられ、このエッチング用穴48を
通してポリシリコン膜6をより確実にエッチング除去す
るようにしている。
【0022】その結果、片持ち梁13が形成される。こ
のとき、片持ち梁13は、図2に示すように、単結晶シ
リコン基板1の深さ方向の厚さL1に対し単結晶シリコ
ン基板1の表面に平行な方向の厚さL2の方が小さくな
っている。
【0023】容量型加速度センサにおいては、片持ち梁
13の先端部分(2つに分かれた部分)が可動電極とな
るとともに、図1に示すように、この片持ち梁13の先
端部分に対向する単結晶シリコン基板1が固定電極1
4,15,16,17となる。又、図1に示すように、
固定電極14と固定電極16とがアルミ配線層18aに
て取り出され、固定電極15と固定電極17とがアルミ
配線層18bにて取り出され、さらに、片持ち梁(可動
電極)13がアルミ配線層18cにて取り出されてい
る。このアルミ配線層18a,18b,18cは信号処
理回路10と接続され、この信号処理回路10により加
速度による片持ち梁(可動電極)13の変位に伴う信号
処理が行われるようになっている。又、片持ち梁13
(可動電極)及び固定電極14,15,16,17に配
置したn+拡散層4(図2参照)により、電位が一定に
保たれる。
【0024】尚、本実施例では容量型加速度センサとし
たが、片持ち梁13の根元部分の表面にピエゾ抵抗層を
形成すればピエゾ抵抗型の加速度センサとすることがで
きる。勿論、この両タイプのセンサを同一基板内に形成
すれば、さらにその精度、信頼性を向上させることがで
きる。
【0025】このように製造された加速度センサにおい
ては、単結晶シリコン基板8上にSiO2膜を介して単
結晶シリコン基板1が接合されてSOI構造となってい
る。さらに、片持ち梁13においては、単結晶シリコン
基板1の深さ方向の厚さL1に対し単結晶シリコン基板
1の表面に平行な方向の厚さL2の方が小さい。よっ
て、片持ち梁13が単結晶シリコン基板1の表面におい
て表面に平行な方向に移動可能となり、基板表面に平行
な方向への加速度が検出される。
【0026】このように本実施例では、単結晶シリコン
基板1の主表面に、片持ち梁13を形成するための所定
深さのトレンチ(溝)3を形成し(第1工程)、単結晶
シリコン基板1の主表面にポリシリコン膜6を形成して
トレンチ3を当該ポリシリコン膜6にて充填するととも
に、そのポリシリコン膜6の表面を平滑化した(第2工
程)。そして、単結晶シリコン基板1の主表面と、Si
O2膜(絶縁膜)9を形成した単結晶シリコン基板8と
を、SiO2膜9を介して接合し(第3工程)、単結晶
シリコン基板1の裏面側を所定量研磨して単結晶シリコ
ン基板1を薄膜化した(第4工程)。さらに、単結晶シ
リコン基板1の表面に信号処理回路10を形成した後、
単結晶シリコン基板1の裏面側からポリシリコン膜6を
エッチング除去して片持ち梁13を形成した(第5工
程)。
【0027】よって、ウェハプロセスの途中における信
号処理回路10の形成プロセスでは、ポリシリコン膜6
により単結晶シリコン基板1の表面部分にはトレンチ3
が埋められており、IC素子の汚染、製造装置への汚
染、それに伴う電気特性の不良や劣化が防止できる。つ
まり、ウェハプロセスはプロセス途中の熱処理、フォト
リソグラフィー処理等においてウェハ表面に凹部や貫通
孔等の表面構造が現れないようにすることにより、コン
タミネーション等を防止してウェハプロセスの安定化を
図り、高精度の加速度センサを安定して供給することが
できる。
【0028】このように製造された加速度センサは、単
結晶シリコン基板8上にSiO2膜(絶縁膜)9を介し
て接合され、かつ薄膜化された単結晶シリコン基板1
と、単結晶シリコン基板1に形成され、その表面に平行
な方向に可動な片持ち梁13と、単結晶シリコン基板1
に形成され、加速度による片持ち梁13の動作に伴う信
号処理を行う信号処理回路10とを備えている。そし
て、単結晶シリコン基板1の表面に平行な方向に加速度
が作用すると、単結晶シリコン基板1に形成した片持ち
梁13が動作する。その片持ち梁13の動作に伴い単結
晶シリコン基板1に形成した信号処理回路10にて信号
処理が行われる。このようにして、単結晶シリコンを用
いた表面マイクロマシーニング技術により加速度センサ
が形成され、新規な構造にて高精度、高信頼性を図るこ
とができることとなる。
【0029】又、前記片持ち梁13の表面、及び、片持
ち梁13と対向する単結晶シリコン基板1をSiO2膜
(絶縁体)5にて被覆したので、容量型加速度センサに
おける電極ショートを未然に防止することができる。
尚、片持ち梁13の表面と、片持ち梁13と対向する単
結晶シリコン基板1とは、少なくともいずれかがSiO
2膜(絶縁体)5にて被覆されていればよい。
【0030】尚、本実施例の応用として、図11,12
に示すように、寄生容量を減らすため片持ち梁13を信
号処理回路(IC回路部)10と切り離し、エアーブリ
ッジ配線としてもよい。又、固定電極14,15,1
6,17も同様な構造にしてもよい。さらに、前記実施
例ではアルミ配線層を用いたがポリシリコン層により配
線部を形成してもよい。さらには、前記実施例では梁の
先端に2つの可動電極を形成するとともに4つの固定電
極14,15,16,17を形成したが、さらに感度を
向上させるために、可動電極部と固定電極部とを櫛歯状
にしてもよい。
【0031】(第2実施例)次に、第2実施例を第1実
施例との相違点を中心に説明する。
【0032】前記第1実施例では片持ち梁13を形成す
るために、この部分を単結晶シリコン基板から一定距離
離す目的でp+拡散層(p+ポリシリコン膜)7を形成
したが、本実施例においては、この一定距離離すために
トレンチを形成する前に凹部を形成している。
【0033】図13〜図21にはその製造工程を示す。
図13に示すように、n型(100)単結晶シリコン基
板20を用意し、単結晶シリコン基板20の主表面にド
ライエッチング又はウェットエッチングにより凹部21
を所定の深さ、例えば0.1〜5μmの深さで形成す
る。そして、図14に示すように、単結晶シリコン基板
20の主表面にSiO2膜22を形成し、フォトリソグ
ラフィー手法のよりパターンを形成する。続いて、凹部
21の底部を含む単結晶シリコン基板20の主表面にド
ライエッチング等により0.1〜30μm程度のトレン
チ23を形成する。
【0034】そして、図15に示すように、トレンチ2
3の内壁を含む単結晶シリコン基板20の主表面に、n
+拡散層24を形成するとともに、熱酸化によりSiO
2膜25を形成する。その後、図16に示すように、ト
レンチ23内にLPCVD法によりポリシリコン膜26
を埋め込む。
【0035】引き続き、図17に示すように、SiO2
膜25をストッパーとしてポリシリコン膜26の表面を
研摩し、表面を平滑にする。この時、ポリシリコン膜2
6とSiO2膜25の表面が平滑になることが望ましい
が、ポリシリコン膜26の部分がへこみぎみになったと
してもSiO2膜25の表面が平滑になっていれば続い
て行われるウエハ接合において差し支えない。
【0036】一方、図18に示すように、もう1枚の
(100)単結晶シリコン基板27を用意し、その主表
面に熱酸化による0.1〜1.0μmのSiO2膜28
を形成する。次に、単結晶シリコン基板20,27を、
例えば過酸化水素水と硫酸の混合水溶液中に入れ、親水
性化処理を行う。そして、乾燥後、両単結晶シリコン基
板20,27の主表面を室温中で重ね合わせ、400〜
1100°Cの炉の中に0.5〜2時間入れ強固な接合
を行う。
【0037】次に、図19に示すように、アルカリ系の
水溶液、例えばKOH溶液等を用いて単結晶シリコン基
板20の裏面側を選択ポリッシングしてSiO2膜25
が表れるまで処理する。その結果、単結晶シリコン基板
20の厚さが、例えば、3μm程度となり、薄膜化され
る。
【0038】そして、図20に示すように、通常のCM
OSプロセス、又はバイポーラプロセス等を通して信号
処理回路(IC回路部)10を形成する。さらに、信号
処理回路10の上面にパッシベーション膜11として、
例えばプラズマCVD法によるプラズマSiN膜(P−
SiN膜)を形成する。引き続き、このパッシベーショ
ン膜11の所定の領域に窓12を明ける。
【0039】そして、図21に示すように、TMAH
(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイト)(C
H3)4NOHの約20%溶液を用いて、単結晶シリコ
ン基板20の裏面側からパッシベーション膜11の窓1
2を通してポリシリコン膜26をエッチング除去する。
このとき、パッシベーション膜11(P−SiN)、S
iO2膜25,アルミ配線層は選択的エッチングではほ
とんどエッチングされない。
【0040】その結果、片持ち梁13が形成される。
【0041】(第3実施例)次に、第3実施例を第1実
施例との相違点を中心に説明する。
【0042】前記第1,第2実施例においてはウェハ接
合の前にトレンチ内にポリシリコンを埋め込んだが、本
実施例ではウェハ接合後トレンチ内にポリシリコンを埋
め込み、最終工程でこの埋め込んだポリシリコンを除去
し、加速度センサを作製している。
【0043】図22〜図28には、製造工程を示す。図
22に示すように、n型(100)単結晶シリコン基板
30を用意し、その主表面に深さ0.1〜5μmの凹部
31を形成する。一方、図23に示すように、単結晶シ
リコン基板32を用意し、その主表面に熱酸化によるS
iO2膜33を形成する。そして、単結晶シリコン基板
30の主表面と単結晶シリコン基板32の主表面とを接
合する。
【0044】さらに、図24に示すように、単結晶シリ
コン基板30の裏面側を所定の厚さ(0.1〜30μ
m)になるまで鏡面研磨する。そして、図25に示すよ
うに、SiO2膜34を0.1〜2μm形成し、続いて
エッチングによりトレンチ35を形成する。この時、片
持ち梁13が形成される。
【0045】次に、熱拡散法等により、ヒ素やリンのN
型不純物を高濃度に導入し、SiO2膜33,34で覆
われていない領域にn+高濃度層36を形成する。続い
て、図26に示すように、単結晶シリコン基板30の表
面にポリシリコン膜37を形成してトレンチ35をポリ
シリコン膜37で充填する。その後、図27に示すよう
に、ポリシリコン膜37の表面を選択研磨してSiO2
膜34が表れるまで平坦にする。さらに、図28に示す
ように、信号処理回路10を形成した後、最後に単結晶
シリコン基板30の裏面側(上面側)からポリシリコン
膜37をエッチング除去して片持ち梁13を形成する。
【0046】このように本実施例では、単結晶シリコン
基板30の主表面と、SiO2膜(絶縁膜)33を形成
した単結晶シリコン基板32とを、SiO2膜33を介
して接合し(第1工程)、単結晶シリコン基板30の裏
面側を所定量研磨して単結晶シリコン基板30を薄膜化
する(第2工程)。そして、単結晶シリコン基板30の
裏面に、片持ち梁13を形成するための所定深さのトレ
ンチ(溝)35を形成し(第3工程)、単結晶シリコン
基板30の裏面にポリシリコン膜37を形成してトレン
チ35をポリシリコン膜37にて充填するとともに、そ
のポリシリコン膜37の表面を平滑化する(第4工
程)。さらに、単結晶シリコン基板30に信号処理回路
を形成した後、単結晶シリコン基板30の裏面側からポ
リシリコン膜37をエッチング除去して片持ち梁13を
形成した(第5工程)。
【0047】よって、ウェハプロセスの途中における信
号処理回路10の形成プロセスでは、ポリシリコン膜3
7により単結晶シリコン基板30の上面部分にはトレン
チ35が埋められており、IC素子の汚染、製造装置へ
の汚染、それに伴う電気特性の不良や劣化が防止でき
る。つまり、ウェハプロセスはプロセス途中の熱処理、
フォトリソグラフィー処理等においてウェハ表面に凹部
や貫通孔等の表面構造が現れないようにすることによ
り、コンタミネーション等を防止してウェハプロセスの
安定化を図り、高精度の加速度センサを安定して供給す
ることができる。
【0048】(第4実施例)次に、第4実施例を第3実
施例との相違点を中心に説明する。
【0049】本実施例は前記第3実施例に比較してより
安価にセンサを製造するためのものでありる。図29〜
図31には、製造工程を示す。
【0050】図29に示すように、単結晶シリコン基板
40の主表面に0.1〜2μmのSiO2膜41を形成
するとともに、このSiO2膜41を挟んで単結晶シリ
コン基板42を接合する。そして、図30に示すよう
に、単結晶シリコン基板42の上面を研磨して単結晶シ
リコン基板42を所定の厚さにする。つまり、単結晶シ
リコン基板42の厚さを、例えば、3μm程度に薄膜化
する。その後、単結晶シリコン基板42の上面に高濃度
n+拡散層43を形成し、さらに、その上にSiO2膜
44を形成する。
【0051】続いて、図31に示すように、単結晶シリ
コン基板42にトレンチ45を形成し、フッ酸溶液によ
りもこのトレンチ45より下層にあるSiO2膜41を
部分的にエッチング除去する。この時、片持ち梁13と
なる部分の下部のSiO2膜41は完全に除去される。
【0052】その後の処理は、図26〜図28と同じで
ある。次に、この第4の実施例の応用例を図32〜図3
4を用いて説明する。図32に示すように、単結晶シリ
コン基板40の主表面に0.1〜2μmのSiO2膜4
1を形成するとともに、単結晶シリコン基板42の主表
面の所定領域に深さが0.1〜3μmの凹部47を形成
する。そして、SiO2膜41を挟んで単結晶シリコン
基板42の主表面を接合する。さらに、図33に示すよ
うに、単結晶シリコン基板42の上面を研磨して単結晶
シリコン基板42を所定の厚さにする。つまり、単結晶
シリコン基板42の厚さを、例えば、3μm程度に薄膜
化する。その後、単結晶シリコン基板42の上面に高濃
度n+拡散層43を形成し、さらに、その上にSiO2
膜44を形成する。
【0053】続いて、図34に示すように、単結晶シリ
コン基板42に対し凹部47に至るトレンチ45を形成
し、片持ち梁13を形成する。その後の処理は、図26
〜図28と同じである。
【0054】このようにすることにより、図31のよう
にSiO2膜41を部分的にエッチング除去する場合に
比べ、より確実に電気的絶縁をとることができることと
なる。
【0055】尚、この発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば、片持ち梁構造の他にも、両持ち
梁構造や多数持ち梁構造に対して適用可能である。又、
図35に示すように、単結晶シリコン基板50に対し2
つの加速度センサ13a,13bを形成し、加速度セン
サ13aによりX方向を、加速度センサ13bによりY
方向の加速度を検出するようにしてもよい。さらに、こ
のX,Y方向加速度センサ13a,13bに対し表面垂
直方向に対して加速度を検出可能な加速度センサを同一
基板に形成し、三次元方向の加速度を検知するようにし
てもよい。さらに、容量型として本加速度センサを用い
る場合は、いわゆるサーボ型(閉ループ回路構成)にす
ることにより、より特性の安定化を図ることができる。
【0056】又、上記各実施例ではポリシリコン膜6,
26,37にてトレンチ(溝)3,23,35を充填し
たが、多結晶又は非結質又はそれらの混在したシリコン
膜を用いてもよい。つまり、ポリシリコン又はアモルア
ァスシリコン又はポリシリコンとアモルアァスシリコン
の混在したシリコン膜を用いてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明では、絶縁基
板上に固定部および可動部を周囲から取囲む周辺部を形
成し、該周辺部によって各半導体力学量センサを仕切る
ようにしたから、当該半導体力学量センサの製造時にエ
ッチング剤が一方の半導体力学量センサから他方の半導
体力学量センサ側へと浸入するのを確実に防止でき、当
該半導体力学量センサ内にエッチング剤が過剰に供給さ
れて固定部および可動部等の損傷を防止し、製造時の歩
留りを効果的に向上でき、生産性を大幅に高めることが
できる。
【0058】また、前記可動部の可動電極および固定部
の固定電極をそれぞれ複数の電極板からくし状に形成す
れば、電極間の有効面積を確実に大きくすることがで
き、加速度に対する静電容量の変化を大きくでき、半導
体力学量センサとしての検出感度を向上させることがで
きる。
【0059】さらに、本発明の製造方法によれば、絶縁
基板上にシリコン板より形成された固定部および可動部
の厚さを薄くでき、該固定部の固定電極および可動部の
可動電極との離間寸法を微小隙間として確実に確保でき
る。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1記載の発明
によれば、第1の基板と、該第1の基板の下面側に位置
して周縁部に設けられた絶縁部材を介して該第1の基板
と該絶縁部材によって電気的に絶縁された状態で設けら
れた第2の基板とを備え、前記第1の基板は、加速度に
応じて水平方向に変位する質量部を有する支持梁と、該
支持梁の全周に亘って前記第1の基板を貫通して設けら
れた絶縁溝と、該絶縁溝を挟んで前記支持梁の両側に設
けられ、前記第2の基板に固定された固定部とにより構
成したから、支持梁と各固定部とを絶縁溝および絶縁部
材によって電気的に絶縁することができる。
【0061】この結果、支持梁の質量部を可動電極とし
て、該質量部に絶縁溝を挟んで対向する各固定部を固定
電極としてそれぞれ利用することができ、力学量センサ
全体の構造,製造工程を簡素化して、製造コストを低減
することができる。
【0062】また、第1の基板に絶縁部材を介して第2
の基板を設けると共に、支持梁の全周に亘って第1の基
板を上面側から下面側まで貫通する絶縁溝を形成する構
成としたから、該絶縁溝と絶縁部材とによって支持梁と
各固定部との間を電気的に絶縁することができ、可動電
極たる支持梁の質量部と固定電極たる各固定部とが支持
梁の固定端等を介して電気的に接続されるのを防止し、
ノイズの影響を効果的に低減して、力学量の検出精度や
検出感度等を向上することができる。さらに、絶縁部材
によって第2の基板の上面と支持梁および質量部の下面
との間に隙間を確保したから、該隙間によって支持梁の
変位を確保することができる。
【0063】また、請求項3記載の発明によれば、第1
の基板と、該第1の基板の下面側に位置して支持部に設
けられた絶縁部材を介して該第1の基板と該絶縁部材に
よって電気的に絶縁された状態で設けられた第2の基板
とを備え、前記第1の基板は、加速度に応じて水平方向
に変位するおもり部、可動電極及び梁部を有する可動部
と、該可動部の全周に亘って前記第1の基板を貫通して
設けられた絶縁溝と、該絶縁溝を挟んで前記可動電極に
対向して設けられ、前記第2の基板に固定された固定部
とにより構成したから、可動部と各固定部とを絶縁溝お
よび絶縁部材によって電気的に絶縁することができる。
【0064】この結果、可動電極に絶縁溝を挟んで対向
する各固定部を固定電極として利用することができ、力
学量センサ全体の構造,製造工程を簡素化して、製造コ
ストを低減することができる。
【0065】また、第1の基板に絶縁部材を介して第2
の基板を設けると共に、可動部の全周に亘って第1の基
板を上面側から下面側まで貫通する絶縁溝を形成する構
成としたから、該絶縁溝と絶縁部材とによって可動部と
各固定部との間を電気的に絶縁することができ、可動電
極と固定電極たる各固定部とが可動部の固定端等を介し
て電気的に接続されるのを防止し、ノイズの影響を効果
的に低減して、力学量の検出精度や検出感度等を向上す
ることができる。さらに、絶縁部材によって第2の基板
の上面と可動部の下面との間に隙間を確保したから、該
隙間によって可動部の変位を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加速度センサの平面図である。
【図2】図1のA−A断面を示す図である。
【図3】第1実施例の製造工程を示す図である。
【図4】製造工程を示す図である。
【図5】製造工程を示す図である。
【図6】製造工程を示す図である。
【図7】製造工程を示す図である。
【図8】製造工程を示す図である。
【図9】製造工程を示す図である。
【図10】製造工程を示す図である。
【図11】第1実施例の応用例を示す平面図である。
【図12】図11のB−B断面を示す図である。
【図13】第2実施例の製造工程を示す図である。
【図14】製造工程を示す図である。
【図15】製造工程を示す図である。
【図16】製造工程を示す図である。
【図17】製造工程を示す図である。
【図18】製造工程を示す図である。
【図19】製造工程を示す図である。
【図20】製造工程を示す図である。
【図21】製造工程を示す図である。
【図22】第3実施例の製造工程を示す図である。
【図23】製造工程を示す図である。
【図24】製造工程を示す図である。
【図25】製造工程を示す図である。
【図26】製造工程を示す図である。
【図27】製造工程を示す図である。
【図28】製造工程を示す図である。
【図29】第4実施例の製造工程を示す図である。
【図30】製造工程を示す図である。
【図31】製造工程を示す図である。
【図32】第4実施例の応用例の製造工程を示す図であ
る。
【図33】製造工程を示す図である。
【図34】製造工程を示す図である。
【図35】別例の加速度センサの平面図である。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 2 SiO2膜(絶縁膜) 3 トレンチ(溝) 6 ポリシリコン膜 8 単結晶シリコン基板 9 SiO2膜(絶縁膜) 10 信号処理回路 13 片持ち梁

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン材料から形成された第1の基板
    と、該第1の基板の下面側に位置して周縁部に設けられ
    た絶縁部材を介して該第1の基板と該絶縁部材によって
    電気的に絶縁された状態で設けられた第2の基板とを備
    え、前記第1の基板は、力学量に応じて水平方向に変位
    する質量部を有する支持梁と、該支持梁の全周に亘って
    前記第1の基板を貫通して設けられた絶縁溝と、該絶縁
    溝を挟んで前記支持梁の両側に設けられ、前記第2の基
    板に固定された固定部とから構成し、前記絶縁部材によ
    って前記第2の基板の上面と前記支持梁および質量部の
    下面との間に隙間を確保する構成としてなる半導体力学
    量センサ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁溝を挟んで設置されている前記
    支持梁と前記固定部の少なくとも垂直面部は低い抵抗率
    をもった低抵抗なシリコン材料であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体力学量センサ。
  3. 【請求項3】 シリコン材料から形成された第1の基板
    と、該第1の基板の下面側に位置して支持部に設けられ
    た絶縁部材を介して該第1の基板と該絶縁部材によって
    電気的に絶縁された状態で設けられた第2の基板とを備
    え、前記第1の基板は、力学量に応じて水平方向に変位
    するおもり部、可動電極及び梁部を有する可動部と、該
    可動部の全周に亘って前記第1の基板を貫通して設けら
    れた絶縁溝と、該絶縁溝を挟んで前記可動電極に対向し
    て設けられ、前記第2の基板に固定された固定部とから
    構成し、前記絶縁部材によって前記第2の基板の上面と
    前記おもり部、可動電極及び梁部を有する前記可動部の
    下面との間に隙間を確保する構成としてなる半導体力学
    量センサ。
  4. 【請求項4】 前記各固定部および前記可動部の少なく
    とも表面部は低抵抗な高濃度領域であることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体力学量センサ。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板に前記可動部の動作に伴
    う信号の処理を行う信号処理回路を一体的に備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至4何れか1つに記載の半導体
    力学量センサ。
  6. 【請求項6】 前記信号処理回路は閉ループ回路である
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体力学量セン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記支持梁は、その厚さが幅より大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体力学量セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記可動部は前記第1の基板の厚み方向
    の前記梁部の厚さが前記第1の基板の平面方向の前記梁
    部の幅より大きいことを特徴とする請求項3に記載の半
    導体力学量センサ。
  9. 【請求項9】 前記支持梁の表面または前記可動部と対
    向する前記固定部の表面の何れかは絶縁体で被覆されて
    いることを特徴とする請求項7に記載の半導体力学量セ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記可動部の表面または前記可動部と
    対向する前記固定部の表面の何れかは絶縁体で被覆され
    ていることを特徴とする請求項8に記載の半導体力学量
    センサ。
  11. 【請求項11】 前記支持梁及び前記固定部に高濃度の
    n+電極が設定されていることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体力学量センサ。
  12. 【請求項12】 前記可動部及び前記固定部に高濃度の
    n+電極が設定されていることを特徴とする請求項4に
    記載の半導体力学量センサ。
  13. 【請求項13】 前記第1の基板は単結晶シリコンであ
    りその比抵抗を1〜20Ω・cmとすることを特徴とす
    る請求項1乃至12何れか1つに記載の半導体力学量セ
    ンサ。
  14. 【請求項14】 前記可動部と異なる第2可動部が、前
    記可動部と絶縁体で電気的に絶縁されかつ前記可動部の
    可動方向に対して直交する方向に可動可能な状態で前記
    第1の基板に形成されていることを特徴とする請求項3
    に記載の半導体力学量センサ。
  15. 【請求項15】 前記可動部及び前記第2可動部と異な
    る第3可動部が、前記可動部と前記第2可動部と絶縁体
    で電気的に絶縁されかつ前記可動部の可動方向及び前記
    第2可動部の可動方向に対し互いに直交する方向に可動
    可能な状態で前記第1の基板に形成されていることを特
    徴とする請求項14に記載の半導体力学量センサ。
  16. 【請求項16】 前記支持梁の電位を略一定にしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体力学量センサ。
  17. 【請求項17】 前記可動部の電位を略一定にしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の半導体力学量センサ。
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