JP2002288690A - 情報処理方法及びシステム、携帯情報端末装置、サーバシステム並びに情報処理用ソフトウェア - Google Patents
情報処理方法及びシステム、携帯情報端末装置、サーバシステム並びに情報処理用ソフトウェアInfo
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Abstract
せ、簡単に任意の情報を選択できるユーザーインターフ
ェースの技術を提供する。 【解決手段】 複数の画像を、仮想三次元空間内に定義
される立体の各面を構成するように表示し、表示されて
いる前記立体を、操作に応じて回転させるものである。
この場合、立体としては、立方体、正多面体又は多角柱
などが用いられる。もう1つの態様は、仮想三次元空間
内に定義される所定の幾何学形状上へ、複数の画像を所
定間隔で順列するように表示し、表示されている前記各
画像について、操作に応じて前記幾何学形状上で位置を
移動させるものである。
Description
り多くの情報を簡単に見渡せ、簡単に任意の情報を選択
できるユーザーインターフェースを実現する技術に関す
るものである。
て、携帯電話や、電子手帳機能を備えたPDAといった
携帯情報端末装置が知られている。このような携帯情報
端末装置はクライアントシステムの一種で、以下「携帯
端末」又は「端末」とも呼ぶ。特に近年、インターネッ
トに代表されるデジタルネットワークの普及と技術進歩
に伴い、携帯端末の役割については、電話や電子手帳と
しての機能だけでなく、インターネットなどのネットワ
ークに接続し情報を閲覧するネットワーク接続手段に比
重が移りつつある。
を前提とした著しい機能進化を遂げている。すなわち、
インターネットなどのネットワーク接続機能を備えた携
帯電話端末については、その普及が著しく加速している
だけでなく、ダイヤルボタンの他、ジョイスティックや
左右上下の指定が可能なポインティングデバイスの搭載
も珍しくない。
見られるように画像や文字などの情報を組み合わせて表
示画面を自在に構成したり、画像の閲覧の他、映像や音
声等も再生するマルチメディア機能の装備も知られてい
る。さらに、そのような携帯端末を用いたチケット予約
やオンラインショッピング等の各種サービスも開始さ
れ、さらに高度な処理を可能にするため、JAVA(登
録商標)に見られるような各種プログラムルーチンの稼
動も提案されている。
携帯端末の従来のユーザインタフェースは、パーソナル
コンピュータ(パソコン)等における平面的な二次元表
示に準じたものであった。このような二次元表示では、
例えば選択肢として商品写真等のサムネール(見本用縮
小画像)が複数ある場合、複数枚の各画像を2次元的に
並べて表示し、例えば4つの画像が横に並んでいて、表
示領域に全部は入らない場合はスクロールが用いられて
いた。
り、これを何らかのポインティングデバイスで指定する
事により、選択操作とそれに伴うアクション、例えば音
を鳴らす、画像を表示する、所定のURLに移動する等
のアクションを行う例も知られ、これらは情報の2次元
的な配置の限界を緩和し、関連する情報を順次表示しよ
うとする技術であった。
ような従来技術では、小さな画面で多量の情報を閲覧及
び選択させることは困難という問題があった。すなわ
ち、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)
は、情報を視覚的に確認させるとともに、コマンドなど
の文字列入力無しに容易に機器を操作する技術である
が、上記のような従来のGUIは、特に画面サイズに制
限のある携帯端末では、決して見やすく使いやすいもの
ではなく、GUIの上記のような機能や特性を十分に引
き出すことができなかった。
ホームページを閲覧する場合のように、画面サイズに余
裕がある場合は、平面配置された複数のサムネールの中
から任意のものを指定するGUIが理想的であるが、携
帯端末では表示領域がパソコン等のそれに比べて非常に
小さく、パソコンと同様に効率的な操作が可能なインタ
ーフェースは実現できていなかった。
さい携帯端末では、表示領域の制限により複数の画像を
一度に見せることができない。このため、従来では、ハ
イパーリンクになっている文字部分をクリックして、画
像を表示するインターフェースが不可欠であった。
示し、一回一回クリック等で選択操作を行い、画像を表
示して情報内容の確認後、もう一度一覧画面に戻るとい
うインターフェースにならざるを得ず、従来はそういっ
たインターフェースが主流であったが、このようなイン
ターフェースには、操作の回数も多く、使いにくい上、
自分が何を選択してどの情報を見ているのか、わかりに
くいなどの問題があった。
ハイパーリンクとなっている文字情報から、何らかのペ
ージや画像にリンクがされている事は理解できるが、そ
れらがどのようなもので、リンク先のページに文字や画
像がどのくらいあるのか、といった感覚的把握は不可能
であった。
避するには、あらかじめ複数の画像を同時表示する事
で、情報の内容を把握できる事が理想ではあるが、画面
の小さい携帯端末でそのような把握を可能にするにはそ
れぞれの画像を極端に縮小して並べる他なかったが、こ
のような手法は画像の内容を十分に確認する事が難しく
なるため実用的ではなかった。
コンテンツ(サービス等の情報)内容の増加に伴い、画
像、映像を見る、音楽を聞く、ショッピングをするな
ど、ネットワーク接続は多様化しており、今後さらにそ
の発展・応用が見込まれるため、それらコンテンツを快
適に閲覧、操作できるGUIが切望されていた。
し、音楽CDを選ぶ、という目的の場合、従来技術で
は、文字によるCD名称が数個表示され、その中で興味
のあるCDを指定することになる。この場合の表示内容
には、当然ユーザーにとって未知な音楽CDが含まれて
いる事が想定されるが、文字で名称や歌手名が表示され
ても「イメージがつかめない」という問題があった。
ジャケット等の画像を複数並べる事は、既に説明したよ
うに画面サイズの限界上困難であり、従って、文字で構
成されたメニューをクリックする事で、予め設定された
ハイパーリンクにより、別のページでCDのジャケット
写真を表示させたり、同時に代表曲の一部の再生を行
う、といった操作を余儀なくされていた。
かのCDの情報を見たり聴く為には、何度も上記の選択
操作や一覧に戻る操作を繰り返す必要があったため、ち
ょっとずつ円滑に見たり聴いたりすることで次々と「味
見」していくようなスムースな操作感は望めなかった。
そして、従来のユーザインタフェースの以上のような課
題は、コンテンツの利用促進や販売促進の大きな障害と
なっていた。
た際、ユーザーが提示内容に求めるのは、「どんな情報
があるのか」「どのくらいあるのか」という閲覧に向け
ての大まかな「目安」である。特に、情報内容が映像や
画像等のビジュアル(視覚的要素)の場合は、そのビジ
ュアルについて文字による何行にも及ぶ説明があるより
も、1枚の画像があった方が、瞬時に直感的把握が可能
であり、断然わかりやすい。また、画像や音等のマルチ
メディア情報を扱う際は、画像であればビジュアルで一
望できる、音であれば少しずつ聴いていける、といった
具合に感覚的に全体を一望できる事がきわめて望まし
い。
こと。 ・ビジュアル表示について、視覚的、感覚的に情報内容
を確認できること。 ・それら情報を、一見して、あるいは少ない操作にて
「見渡せる」こと。 ・同時にどの位あるのかが把握できること。 が待望される。
容から、情報や項目の指定や選択による閲覧等の操作に
進むが、この際の「見てみよう」〜「次をみてみよ
う」、「もっと詳しく知りたい」、「違うものをみてみ
たい」といった一連の情報利用プロセスにおいて、 ・ちょっと見、流し見、パラパラと本をめくる感じで
「流して」見ていけること。 ・興味のあるところで詳細情報閲覧や購入申込等のアク
ションにスムーズに移行できること。 ・簡単な操作であり、必要な操作の数が少ない事。 が待望される。
を解決するために提案されたもので、その目的は、小さ
な画面でもより多くの情報を簡単に見渡せ、簡単に任意
の情報を選択できるユーザーインターフェースの技術す
なわち情報処理方法及びシステム、携帯情報端末装置、
サーバシステム並びに情報処理用ソフトウェアを提供す
ることである。
果により情報理解を容易にし、利用者の注意を効果的に
惹き付けるユーザーインターフェースの技術を提供する
ことである。
プログラムやデータの適切な読み込みにより、複雑な構
成やユーザによる煩雑なインストール操作も解消するユ
ーザーインターフェースの技術を提供することである。
め、請求項1の発明は、画像を含む情報を表示する情報
処理方法において、複数の画像を、仮想三次元空間内に
定義される立体の各面を構成するように表示する処理
と、表示されている前記立体を、操作に応じて回転させ
る処理と、を含むことを特徴とする。
という見方からとらえたもので、画像を含む情報を表示
する情報処理システムにおいて、複数の画像を、仮想三
次元空間内に定義される立体の各面を構成するように表
示させ、表示されている前記立体を、操作に応じて回転
させることを特徴とする。
明を、携帯情報端末装置という見方からとらえたもの
で、サーバシステムから通信ネットワーク経由でダウン
ロードする画像を含む情報を表示する携帯情報端末装置
において、複数の画像を、仮想三次元空間内に定義され
る立体の各面を構成するように表示させ、表示されてい
る前記立体を、操作に応じて回転させることを特徴とす
る。
する情報処理方法において、仮想三次元空間内に定義さ
れる所定の幾何学形状上へ、複数の画像を順列するよう
に表示する処理と、表示されている前記各画像につい
て、操作に応じて前記幾何学形状上で位置を移動させる
処理と、を含むことを特徴とする。
という見方からとらえたもので、画像を含む情報を表示
する情報処理システムにおいて、仮想三次元空間内に定
義される所定の幾何学形状上へ、複数の画像を順列する
ように表示させ、表示されている前記各画像について、
操作に応じて前記幾何学形状上で位置を移動させること
を特徴とする。
明を携帯情報端末装置という見方からとらえたもので、
サーバシステムから通信ネットワーク経由でダウンロー
ドする画像を含む情報を表示する携帯情報端末装置にお
いて、仮想三次元空間内に定義される所定の幾何学形状
上へ、複数の画像を順列するように表示させ、表示され
ている前記各画像について、操作に応じて前記幾何学形
状上で位置を移動させることを特徴とする。
む情報を表示するクライアントシステムに対し、複数の
画像を、仮想三次元空間内に定義される立体の各面を構
成するように、又は、仮想三次元空間内に定義される所
定の幾何学形状上へ順列するように、のうち少なくとも
一方の態様で表示させ、操作に応じて、表示されている
前記立体を回転させる処理、又は、順列する前記各画像
を前記幾何学形状上で移動させる処理、のうち少なくと
も一方を行わせるための、プログラム又はデータの少な
くとも一方を含むソフトウェアを通信ネットワーク経由
で提供することを特徴とする。
面ごとに異なった画像を三次元配置し、又は円や楕円な
ど所定の幾何学形状上に複数の画像を三次元配置し、所
定の視点から見た投影図として表示することにより、小
さな表示画面でもより多量の情報を一度に表示し、一度
に見渡したり、ちょっと見をしたり、情報の中から所望
の要素を選ぶなど、ユーザの興味の深さに応じた情報の
提示と操作が可能なインターフェースが提供される。な
お、本出願にいう「画像」には動画が含まれる。
理方法において、前記立体は、立方体、正多面体又は多
角柱であることを特徴とする。
という見方からとらえたもので、請求項27記載の情報
処理システムにおいて、前記立体は、立方体、正多面体
又は多角柱であることを特徴とする。
柱の各面にそれぞれ画像を表示することにより、秩序立
った外観と用途に応じた多様な表示態様が実現される。
情報処理方法において、前記各画像から前記各面の形状
に相当する範囲を切り出して各面に割り付けるマスキン
グ処理を行うことを特徴とする。
角形など、方形以外の形状の面に合わせて画像をマスキ
ング処理したり、元の画像と縦横比の異なる面に合わせ
て画像をマスキング処理することにより、各種正多面体
など多様な表示態様が適用可能となる。
れか1つに記載の情報処理方法において、前記立体を構
成する前記各面を、その立体を構成する本来の各面の位
置から、立体の外側にずらした位置に表示することを特
徴とする。
面が空中に浮いているような変化に富んだ視覚効果によ
り、利用者の注意を惹き付けることが可能となる。
れか1つに記載の情報処理方法において、前記仮想三次
元空間内における前記立体の回転角度に応じて、画像の
天地を逆転させることにより、立体の各面において画像
の天地を維持することを特徴とする。
ず各面の画像の天地が維持されるので、情報の閲覧が容
易になる。
れか1つに記載の情報処理方法において、垂直又は水平
の少なくとも一方に前記立体が揺れ動く表示を行うこと
を特徴とする。
フワと微妙に上下運動したりそれに伴って移動するよう
な変化に富んだ視覚効果により、利用者の注意を惹き付
けることが可能となる。
れか1つに記載の情報処理方法において、所定の切替え
操作が行われたときに、前記立体が所定方向へ移動して
視界から消え、変わって異なる立体が視界内に表れるよ
うに表示することを特徴とする。
へずれて次の立体と切り換わる視覚効果により、利用者
に対し、立体の切り替わりを明確に認識させると共に、
注意を効果的に惹き付けることができる。
理方法において、前記幾何学形状は円又は楕円であり、
前記円又は楕円の手前側半分に位置する前記各画像のみ
を表示することを特徴とする。
うち手前側のものだけを表示することにより、見た目が
整理され、情報内容がわかりやすくなる。
の情報処理方法において、前記円又は楕円上に順列する
各画像について、前記仮想三次元空間内において前記円
又は楕円と直交する軸上の位置をずらして表示すること
を特徴とする。
の位置、例えば円状に配置される各画像の上下を定める
Y座標を画像ごとに変化させることにより、波がうねる
ような動きを伴って各面が回転するような変化に富んだ
視覚効果を実現し、利用者の注意を惹き付けることが可
能となる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記仮想
三次元空間内において一番手前に位置する画像を選択対
象とし、選択対象となっている前記画像について、選択
対象であることを視覚又は音響の少なくとも一方を含む
動作により報知し、前記選択対象について所定の選択操
作が行われたときに、その選択対象に予め対応付けられ
た所定の処理を行なうことを特徴とする。
物という見方からとらえたもので、請求項27から29
のいずれか1つに記載の情報処理システムにおいて、前
記仮想三次元空間内において一番手前に位置する画像を
選択対象とし、選択対象となっている前記画像につい
て、選択対象であることを視覚又は音響の少なくとも一
方を含む動作により報知し、前記選択対象について所定
の選択操作が行われたときに、その選択対象に予め対応
付けられた所定の処理を行なうことを特徴とする。
発明を携帯情報端末装置という見方からとらえたもの
で、請求項34又は35記載の携帯情報端末装置におい
て、前記仮想三次元空間内において一番手前に位置する
画像を選択対象とし、選択対象となっている前記画像に
ついて、選択対象であることを視覚又は音響の少なくと
も一方を含む動作により報知し、前記選択対象について
所定の選択操作が行われたときに、その選択対象に予め
対応付けられた所定の処理を行なうことを特徴とする。
示されている面の画像について、光るなどの視覚効果や
音が鳴るなどの動作により選択対象であることがわか
り、興味を持てばボタン操作など所定の選択操作により
詳細表示などの処理が行なわれるので、最小限の操作手
数で容易に情報の選択と閲覧を行うことが可能となる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記画像
は音楽及び画像の少なくとも一方を含む作品に関するも
のであり、各作品の画像が選択対象となったときにその
作品における収録内容の一部が再生されることを特徴と
する。
MD等のアルバムやシングル、映画のビデオテープやD
VDといった作品について、ジャケット写真等の画像を
複数立体表示し、手前に来たものごとに収録内容を試聴
できるので、効果的な作品のプロモーション(販促)や
電子商取引が可能となる。
情報処理方法において、多角柱の各面のうちヒットチャ
ートの順位に応じた各面に前記各作品の画像が表示され
ることを特徴とする。
じた作品の画像閲覧や試聴が容易になるので、ヒットチ
ャートが集計されるようなCDシングルなどの販売促進
効果が期待できる。
のいずれか1つに記載の情報処理方法において、前記選
択対象となっている画像を、その画像を通る回転軸を中
心に、他の画像とは独立して表裏回転させることを特徴
とする。
転する変化に富んだ視覚効果により、利用者の注意を惹
き付けることが可能となる。
報処理方法において、前記表裏回転は、所定の操作が行
われたときに行われることを特徴とする。
裏回転するので、利用者の意向や興味に応じた円滑な情
報閲覧が容易になる。
記載の情報処理方法において、前記表裏回転の際に、そ
の画像を拡大表示することを特徴とする。
大表示されるので、表裏回転していることが把握しやす
くなり、また表裏回転しながらの拡大表示という変化に
富んだ表示により利用者の関心を効果的に惹き付けるこ
とが可能となる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記各面
の表と裏に互いに異なる画像を表示することを特徴とす
る。
を表示することにより、表示可能な情報量が増加し、ま
た、変化に富んだ表示により利用者の関心を効果的に惹
き付けることが可能となる。なお、表と裏の表示は立体
等の全ての面ではなく一部の面のみについてでもよい。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記各面
又は画像ごとに、透明度を設定し、透明度に応じて後方
の面の画像も透過して見えるように表示することを特徴
とする。
に応じて後方の面の画像も透過して見せることにより、
表示可能な情報量が増加し、変化に富んだ表示により利
用者の興味を効果的に惹き付けることが可能となる。す
なわち、透明度の設定により半透明の立体等が表示で
き、美観が向上するだけでなく、本来見えない立体の裏
側が透けて見えることにより、立体の各面にどのような
画像が割り当てられているかを目安として確認できるの
で、情報の閲覧と操作が一層容易になる。
報処理方法において、前記各面又は画像ごとの透明度
を、手前ほど低く、奥ほど高く設定することを特徴とす
る。
像はうっすらと見せることができ、立体感を強調すると
共に見やすくすることができる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記仮想
三次元空間内の各画像が投影表示される二次元表示画面
に、任意の文字列又は前記選択対象に対応し予め定めら
れた文字列を表示することを特徴とする。
される表示画面上に任意の文字列、例えば表示画面全体
や立体の各面の画像について補足説明や詳細説明を表示
することにより情報の理解と処理が容易になる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記選択
対象に対応した文字列を、前記仮想三次元空間において
その文字列に対応する各面に対応した位置に表示するこ
とを特徴とする。
面の少し上に浮いて各面に同期して回転するように表示
されるので、各面ごとのキャプションや補足説明などを
利用者に効果的にアピール可能となる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、所定の操
作に応じて前記各面又は画像を運動及び静止させ、静止
状態から運動状態への移行時は加速を、運動状態から静
止状態への移行時は減速を行うことを特徴とする。
行がスムースに行われるので、動きが自然になり、利用
者の目が疲れにくい利点が得られる。
示する情報処理方法において、仮想三次元空間内に定義
される所定の幾何学形状上へ、複数の文字列を順列する
ように表示する処理と、最も手前の前記文字列に対応す
る画像を前記各文字列と共に表示することを特徴とす
る。
が表示されるので、表示が簡潔となり、文字表示に適し
た情報分野に適したインターフェースが提供される。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、クライア
ントシステムがサーバシステムへアクセスしたときに、
前記仮想三次元空間に基づいた前記各画像の表示を行う
プログラムについて、そのクライアントシステムにおけ
るプログラムの適用可否、有無及びバージョンの少なく
ともいずれかを確認する処理と、前記プログラムのうち
そのクライアントシステムに適用可能な最新バージョン
が前記クライアントシステムに存在しないことが確認さ
れた場合に、そのクライアントシステムに適用可能な前
記プログラムの最新バージョンを前記サーバシステムか
ら前記クライアントシステムへダウンロードする処理
と、ダウンロードされた前記プログラムを前記クライア
ントシステムにおいて実行することにより、前記仮想三
次元空間に基づいた前記各画像の表示を行う処理と、を
含むことを特徴とする。
物という見方からとらえたもので、請求項27から30
のいずれか1つに記載の情報処理システムにおいて、ク
ライアントシステムがサーバシステムへアクセスしたと
きに、前記仮想三次元空間に基づいた前記各画像の表示
を行うプログラムについて、そのクライアントシステム
におけるプログラムの適用可否、有無及びバージョンの
少なくともいずれかを確認し、前記プログラムのうちそ
のクライアントシステムに適用可能な最新バージョンが
前記クライアントシステムに存在しないことが確認され
た場合に、そのクライアントシステムに適用可能な前記
プログラムの最新バージョンを前記サーバシステムから
前記クライアントシステムへダウンロードし、ダウンロ
ードされた前記プログラムを前記クライアントシステム
において実行することにより、前記仮想三次元空間に基
づいた前記各画像の表示を行うことを特徴とする。
ースを実現するJAVAなどのプログラムをサーバから
クライアントシステムへダウンロードすることにより、
新たな表示態様機能追加などのバージョンアップを、ユ
ーザによる煩雑なインストール操作手順無しに実現可能
となる。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記各画
像をどのような前記立体の各面として又はどのような前
記幾何学形状に基づいた各面として表示するかと、表示
サイズと、どの面にどの画像を割り付けるかと、前記各
面に関する動作内容と、を少なくとも含む設定情報を用
い、記述言語によって記述されたウェブデータをサーバ
システムからクライアントシステムへダウンロードし、
前記クライアントシステムにおいて、前記ウェブデータ
中に記述された前記設定情報に基づいて前記各画像を表
示することを特徴とする。
物という見方からとらえたもので、請求項1から24の
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記各画
像をどのような前記立体の各面として又はどのような前
記幾何学形状に基づいた各面として表示するかと、表示
サイズと、どの面にどの画像を割り付けるかと、前記各
面に関する動作内容と、を少なくとも含む設定情報を用
い、記述言語によって記述されたウェブデータをサーバ
システムからクライアントシステムへダウンロードし、
前記クライアントシステムにおいて、前記ウェブデータ
中に記述された前記設定情報に基づいて前記各画像を表
示することを特徴とする。
タと一体であるため両者を一つのプロセスで読み込みで
き、システム構成と処理手順が単純化できる利点があ
る。
いずれか1つに記載の情報処理方法において、前記クラ
イアントシステムにおいて、前記ウェブデータ中に前記
設定情報のウェブデータ外における所在を表す外部パス
がある場合はその外部パスにしたがって前記設定情報を
サーバシステムからダウンロードし、その設定情報に基
づいて前記各画像を表示することを特徴とする。
う見方からとらえたもので、請求項27から32のいず
れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記クラ
イアントシステムにおいて、前記ウェブデータ中に前記
設定情報のウェブデータ外における所在を表す外部パス
がある場合はその外部パスにしたがって前記設定情報を
サーバからダウンロードし、その設定情報に基づいて前
記各画像を表示することを特徴とする。
情報も扱うことにより、ウェブページと立体表示のいず
れか一方だけを切り換えたり再読み込み(リロード)す
る際の処理が迅速化される。
請求項1から37の発明を、コンピュータのソフトウェ
アという見方からとらえたもので、コンピュータを制御
することにより、請求項1から26のいずれか1つに記
載の情報処理方法、請求項27から33のいずれか1つ
に記載の情報処理システム、請求項34から36のいず
れか1つに記載の携帯情報端末装置又は請求項37記載
のサーバシステムを実現することを特徴とする。
示する情報処理方法において、ページ記述言語により複
数の画像を二次元表示することが記述されたウェブデー
タをもとに、前記複数の画像を、仮想三次元空間内に定
義される立体の各面を構成するように、又は、仮想三次
元空間内に定義される所定の幾何学形状上へ順列するよ
うに表示する処理と、操作に応じて、表示されている前
記立体を回転させ又は表示されている前記各画像につい
て前記幾何学形状上で位置を移動させる処理と、を含む
ことを特徴とする。
ウェブデータに基いて三次元表示が行われるので、HT
MLなど従来の記述言語で作成された既存のウェブデー
タをウェブサイト所有者が変更する煩雑な手間をかける
ことなく、三次元表示を容易に実現することができる。
「本実施形態」と呼ぶ)について、図面を参照して具体
的に説明する。なお、本実施形態は組込プログラムやサ
ーバプログラムなどで携帯情報端末装置やウェブサーバ
などのコンピュータを制御することにより、その物理的
資源を活用して実現されるが、この場合のハードウェア
やソフトウェアの実現態様は各種考えられるので、以下
では各機能に対応する仮想的回路ブロックを用いる。
ム(以下「サーバ」と呼ぶ)と、インターネット接続機
能付携帯電話端末やパソコンなどのクライアントシステ
ム(以下「端末」又は「携帯端末」と呼ぶ)とを、イン
ターネットや携帯電話網などのネットワーク(外部ネッ
トワークとも呼ぶ)で含む情報処理システム(以下「本
システム」とも呼ぶ)である。特に、本実施形態では、
図1の概念図に示すように、外部ネットワーク経由でサ
ーバのデータベースからプログラムや画像ファイルなど
のデータをダウンロードすることにより、端末で画像を
含む情報を、仮想三次元空間内に位置するように表示す
るユーザインターフェース(本インターフェースと呼
ぶ)を実現するものである。
に大別され、その1つは、複数の画像を、仮想三次元空
間内に定義される立体の各面を構成するように表示し、
表示されている前記立体を、操作に応じて回転させるも
のである。この場合、立体としては、立方体、正多面体
又は多角柱などが用いられる。
義される所定の幾何学形状上へ、複数の画像を所定間隔
で順列するように表示し、表示されている前記各画像に
ついて、操作に応じて前記幾何学形状上で位置を移動さ
せるものである。
できる、その中から選ぶ、等、ユーザーの興味の深さに
応じた情報の提示と操作ができるインターフェースとす
る為のポイントは、情報の表示方法による視覚的な視認
性の向上と、操作性の向上であり、また限られた画面領
域でそれらを行う為には、表示領域内で一度にユーザー
に提示できる情報量を、従来よりも増やす必要がある。
の画像を三次元配置により同時表示する事で、様々なデ
ータの閲覧を可能にするものである(図1)。すなわ
ち、本実施形態では、画像を「面」として、三次元座標
の中に「立方体」「多面体」「多角柱」等の立体を形成
し、配置・表示する。なお、三次元処理に関しては後に
詳しく説明する。
報)があることがわかるように、視点を設定し、投影図
の状態で表示を行う。例えば表示しようとする画像が4
つある場合、従来の2次元的な配置では携帯端末の小さ
な表示領域に入らなかったが、図2のように、画像を面
として立方体を形成すれば、表示領域の中に4つの面を
収めることができる。この場合、図2の状態では主に手
前側の面しか「見えない」が、これをユーザー操作によ
り回転させる事で、複数の面、すなわち画像情報を次々
と閲覧することができる。そして、回転等の操作は、携
帯端末本体のボタンなど所定のデバイス(指定デバイス
と呼ぶ)にて行う。
に位置する画像を選択対象とし、選択対象となっている
前記画像について、選択対象であることを視覚又は音響
の少なくとも一方を含む動作により報知し、選択対象に
ついて所定の選択操作が行われたときに、その選択対象
に予め対応付けられた所定の処理を行なう例も考えられ
る。
画面上のボタンなどのGUI部品にマウスポインターを
重ね、選択可能な状態とする事を、「ロールオーバー」
といい、ボタンを光らせたり音を鳴らしたりして、ボタ
ンがアクティブである事をインフォメーションすると同
時に、そのボタンにリンクされた文字列など情報のガイ
ドラインをユーザーに提示させる等の補助動作を行う
が、本インターフェースでは回転時に一番手前に表示さ
れている面を「選択対象」とし、「ロールオーバー」状
態とすることで、次々と画像を閲覧していくと同時に、
音を鳴らす、アニメーションを再生する等の補助動作を
行う。
マウスでいう「クリック」に相当する所定の操作、例え
ば携帯端末の選択ボタンやそれに該当するボタンを押す
等を行うことにより、一番手前に表示されている画像が
選択され、詳細を表示する等のアクションに簡単に移行
することができる。これは、画像について、手前にきた
ら自動で音が鳴る等のアクションが行われたり、クリッ
クすると常に手前のものが選択されるという事である。
とも一方を含む作品に関するものとし、各作品の画像が
選択対象となったときにその作品における収録内容の一
部が再生されるようにしてもよい。例えば、オンライン
ショッピングに接続し、音楽CDを選ぶ、という目的で
の場合、本インターフェースでは、CDジャケットを面
にして「立方体」等の立体表示にする事で、CDジャケ
ット等の画像を複数表示できる。また、回転していく事
で、CDジャケットを次々と見ていける。同時に画像が
最前面にきた場合、その画像に対応付けられ予めダウン
ロードしておいたWAVE,MP3などの音声ファイル
や、リアルタイムのストリーミング配信などで音楽を再
生することにより、その代表曲の一部を試聴させる。
ット等のビジュアル(視覚的要素)とともに次々と試聴
する事が可能になり、すこしずつ「味見」していくよう
に聴いていける。また、テキストによる注釈等を同時に
表示することも可能である。さらに、興味のあるものが
あったら選択操作(クリック等)でダウンロードや商品
購入、詳細画面の表示を行う等、アクションへの移行も
スムーズに行うことができる。
うな一つ一つの画像の表示に比べると、幾つかの情報を
全体的に見渡す事ができる為、比較するのに、位置関係
を把握しやすい。このように、より視覚的で、少ない操
作で、CD情報を閲覧していく事ができる。
スの形状を変え、4面でなく、さらに面を増やし、一度
に把握できる情報量を増やすこともでき、例えば、多角
柱の各面のうちヒットチャートの順位に応じた各面に前
記各作品の画像を表示する例も考えられる。例えば、立
体を10角柱(10面)で構成し、ヒットチャートの1
から10位の多角柱、11〜20位の多角柱を用意し、
回転動作で10曲を、多角柱を切り替え回転させる事で
次の10曲をと、次々と20曲を聴いていける。このよ
うな三次元的表示態様は、画面を20枚用意し、従来の
ように一枚ずつ「開いて、閉じて」切り替えるの比べる
と、わかりやすく、効率も良い。
な三次元的表示の態様としては、次のような例が考えら
れる。 〔2−1.立方体〕図2は、4つの画像を立方体の側面
の「面」とし、回転させる事で次々と4枚の画像をみて
いけるインターフェースのイメージ図である。この例で
は、図3の展開図にある通り、側面となる4枚の画像を
立方体の側面すなわち面1〜面4に割り付け(アサイ
ン)するが、上下の面(面5、面6)にも画像をアサイ
ンする事ができる。なお、画像のアサイン、サイズ及び
縦横への回転等の動作方法等は所定の「設定情報」で設
定するが、この点は後に詳しく説明する。
それぞれ、図4(斜視図)及び図5(上から見た平面
図)の通り、原点0を中心として、立方体を形成する。
例えば、面1は、面となる画像の幅÷2の値をZ値に、
図6(正面図)の通り、その中心を原点Oに設定し、他
の面に関しても同じように各値を求め、配置する。
を通る回転軸を中心に、他の面とは独立して表裏回転さ
せてもよい。すなわち、図7の通り、一番手前の画像に
対して、軸を設け、それを中心として面を180度ある
いは360度回転させ、同時に画像が90度以上回転し
た際に、画像を差し替える事により、表・裏の2つの情
報を提示する事もできる。軸の取り方に応じ、例えば立
方体の対向する頂点を通る軸を中心に図8のように斜め
に回転させたり、表裏回転時の際にその面を拡大表示し
てもよい(図9)。
やTシャツ、書籍等のオンラインショッピングのインタ
ーフェースとした場合、「手にとって表と裏を確認」す
るような閲覧が可能となり、また、この種の閲覧作業で
は操作そのものの過程においても「楽しさ」がある事が
理想であるため、このような変化に富んだ視覚効果を伴
っての情報提示は、販売促進などに非常に有効である。
については自由であるが、例えば、立方体の回転と同
様、指定デバイスやその他のボタンでの所定の操作によ
り最前面の画像を表裏回転させる他、ユーザーによる立
方体の回転に伴い、手前にきた画像を自動で回転させ表
・裏を提示することもできる。
1は、10個の画像を面として10角柱を形成し、横方
向に回転させる事で10枚の画像を次々とみていけるイ
ンターフェースのイメージ図である。この図は10角柱
であるが、面の数を増減し、その他の多角柱とする事も
できる。なお、画像のアサイン、面の数(=何角柱にす
るか)、サイズ及び縦横の動作方法等の指定は、後述す
る「設定ファイル」で行う。
それぞれ、図12(上から見た平面図)、図13(正面
図)の通り配置し、原点0を中心として、多角柱を形成
する。なお、各面及び頂点のXZ値など各座標値の求め
方や二次元平面への投影処理などについては、アルキメ
デスの方法など、数学等の各分野において知られている
各種の公知技術を適宜適用すればよい。例えば、アルキ
メデスの方法では、正多角形はnを辺すなわち角の数、
隣接する2つの頂点と中心を結ぶ角度の1/2をラジア
ンで表しθ(=π/n)とする場合、外接多角形の一辺
の長さは2r tanθとなる。但し、実際に三次元処理を
行う手法は自由であり、点の座標などに関する他の計算
原理を自由に採用することができる。
画像の面を通る軸を設け、これを中心にその面を回転し
画像を切り替える事で、洋服の裏側すなわち背中側を表
示した例である。また、図15はX軸を中心に多角柱を
構成し、縦方向に回転させる例である。
面体以外の所望の幾何学形状上へ画像を順列させるよう
に配置することも可能であり、その一例として円上に面
を配置する例を示す。すなわち、図16は、円状に配置
された16個の画像を横方向すなわちXZ平面に沿って
回転させる事で、16枚の画像を次々とみていけるイン
ターフェースのイメージ図である。
が、もちろん画像の数を増減することもできる。また、
図16では回転の軸線はY軸であるが、X軸を回転軸と
する円配置にすることにより、多角柱の図15同様、
「縦回転配置」にする事ができる。なお、画像の面への
割り付け(アサインと呼ぶ)、数、サイズ及び指定デバ
イスの操作に応じた動作等の設定は後述の設定情報で行
う。
図17(上から見た平面図)及び図18(正面図)に示
すように、画像の配置に際し、画像が16個の場合は円
を16分割した角度を求め、原点Oからそれぞれの角度
に沿って延ばした線が円と交わる点である各交点Pを求
め、交点P上に画面の中心を配置する。その際、Y値は
0、画像は常にX軸に平行するよう配置する。
く、奥ほど高く設定してもよい。例えば、図17の例で
は、Z値の最大値(もっとも手前)からZ値の最小値
(もっとも奥)までは、Z軸に沿って9段階の交点が存
在するが、ここでZ値の最大値の面の透明度は0(透け
ていない)に、Z値の最小値の面の透明度を80%程度
に設定し、配置された画像それぞれの透明度を0から8
0%の間で9段階にする事により、手前はハッキリと、
奥の画像はうっすらと見せる事ができ、立体感を強調
し、また、見やすくすることができる。
示、すなわち手前側の半円部分に存在する画像のみを表
示した方が見た目が整理されてわかりやすいケースもあ
り、後述の設定情報にて、そのように指定することがで
きる。この場合、幾何学形状である円又は楕円に基づい
て各面を表示する際、その円又は楕円の手前側半分に位
置する各画像のみが表示される。
手前の画像のみを、交点Pを軸として180度あるいは
360度回転させ、同時に画像が90度以上回転した際
に、画像を差し替える事により、表・裏の2つの情報を
提示した例である。
正12面体を縦、横に回転させる事で、12枚の画像を
次々とみていけるインターフェースのイメージ図であ
る。また、図21は、正12面体の展開図である。ここ
で、立体を構成する各面が方形でない場合、前記各画像
から各面の形状に相当する範囲を切り出して各面に割り
付けるマスキング処理を行う。
る各面を1〜12の番号で表すが、後述の設定情報でそ
れぞれの番号に対してアサインされた画像について、各
五角形中に矢印で示す天地方向にて、図22及び図23
に示すようなマスキング処理を各画像に行った後、図2
0に示した原点Oを中心として正12面体を構成する。
なお、正五角形のサイズは、設定情報で決定された正1
2面体のサイズにより自動的に決定する。
インされた画像が縦長か、横長かを判別する。この際、
画像の辺の長さが、縦>横の場合は縦長、縦<横の場合
は横長、縦=横の場合は正方形と判断できる。
まず、画像の「高さ」が、正5角形の隣接しない2頂点
を結ぶ線の長さWと同じになるよう、画像をリサイズ処
理する。同様に画像が縦長の場合、図23に示すよう
に、画像の「幅」がWの値と同じになるよう画像をリサ
イズ処理する。
2及び図23に示す通り、リサイズ処理された画像をも
とに、正五角形の中心と画像の中心を合わせ重ねた時
に、正五角形とリサイズ処理された画像の共通範囲(斜
線部分)のみを可視化し、その他の部分を不可視とす
る。
際、通常は、図21(展開図)に数字7〜12で示す各
面にそれぞれ矢印方向を上としてマッピングされる画像
は、天地が逆さになって表示されるが、これがインター
フェースとして「見難い」という場合は、「常に画像の
天地を維持する」ためのグラフィック処理を行って、こ
れを回避できる。具体的には、仮想三次元空間内におけ
る立体の回転角度に応じて、上下逆になる画像の天地を
逆転させて正立像に戻すことにより、立体の各面におい
て画像の天地を維持することができる。
内に定義される所定の幾何学形状上へ、複数の文字列を
所定間隔で順列するように表示し、最も手前の前記文字
列に対応する画像を前記各文字列と共に表示することも
可能である。例えば図24は、後述する図25のように
三次元配置された文字を縦方向に回転させる操作を行
い、その際、手前にきた文字情報に関連する画像(ビジ
ュアル)を表示するインターフェースである。これは、
図15に例示したような多角柱状の配置を文字に応用し
た例であり、画像の代わりに文字を回転させ、文字を回
転していくと、同時に次々と関連するビジュアルが表示
されるものである。
現する本システムの構成を図26に示す。すなわち、図
26は、本インターフェースと、本インターフェースが
稼動する環境の構成例であり、外部のネットワークN以
外の要素は端末内の構成である。なお、ネットワークN
経由の接続先として、DB(データベース)を備えた図
示しないサーバがある。
帯端末は、一般的な携帯端末の機能、例えば、電話の発
着信やアドレス帳等の機能の他、液晶ディスプレイ画面
などの表示デバイス21、回転ダイヤルやジョイスティ
ックなどのポインティングデバイス(ポインターデバイ
ス)22、携帯電話網との接続やインターネットとのT
CP/IP接続などを処理する無線インタフェース(I
/F)23、CPU11、DSPなどのサウンドデバイ
ス24、RAM26及びROM27などのメモリ、カー
ドスロット等の媒体接続デバイス28及び外部記憶媒体
などを備えたものであるが、具体的には適宜変更可能で
ある。
らダウンロードされるプログラム(ソフトウェア)Pに
より実現する事ができ、プログラムPはCPU11やそ
の他の構成部分を制御することにより、次のような各部
の機能を実現する。
タフェース(I/F)23を通じ、携帯電話網やインタ
ーネットといった端末外部のネットワークNと通信する
部分である。設定データ読み込み部P2は、データ通信
部P1から後述の設定情報(設定データとも呼ぶ)を読
み込む部分であり、機能設定部P3は前記設定情報に基
づいて端末における3次元処理に関する機能設定を行う
部分である。
P4は、前記機能設定に基づいてウェブページの表示や
3次元処理などに関するスクリプトやプログラムを実行
する部分である。また、画像データ読み込み部P5、文
字データ読み込み部P6、音声データ読み込み部P7は
それぞれ、端末で表示したり再生する画像、文字、音声
のデータをデータ通信部P1を通じて読み込む部分であ
る。
ス22といった端末の操作スイッチから、利用者による
操作内容を読み取り、内部スクリプト・プログラム実行
部P4へ渡す部分である。また、3次元処理部P9及び
P10は、それぞれ画像データ読み込み部P5及び文字
データ読み込み部P6から渡される画像及び文字につい
て、機能設定や操作の内容に応じた内部スクリプト・プ
ログラム実行部P4による制御に基づき、2次元平面へ
の投影など3次元表示に関する処理を行う部分である。
理部P9及びP10によりそれぞれ生成された表示画像
を合成し、液晶表示パネルや有機EL(エレクトロ・ル
ミネッセンス)表示パネルなどの表示デバイス21に表
示する部分である。また、音源再生部P12は、DSP
やアンプなどのサウンドデバイス24を制御することに
より、音声データ読み込み部P7から渡されるWAV
E,MP3,MIDI等各形式の音源を再生する部分で
ある。
を記録したフラッシュメモリやCD−ROMなどの記録
媒体としても把握することができる。
ショックウェーブをはじめとする、一般ブラウザとの再
生の互換性をもつ開発言語・オーサリングツールで構成
・開発され、典型的にはネットワーク上に置かれ、携帯
端末(クライアント)で稼動するブラウザやOSが、必
要に応じてこれを読込み、稼動させるが、ブラウザ、O
S等に本インターフェースやその機能の一部を実現する
プログラムを組み込んで使用してもよい。
とされるソフトウェアは、上記のプログラムPと後述の
設定情報を含み、プログラムPは、携帯端末ではオンチ
ップROM、メモリ(RAM)、追加記録デバイス(メ
モリカード)等に収納され、OS(オペレーティングシ
ステム)及びブラウザ機能やOSとブラウザ機能を一体
化した組込プログラムなどと協働するが、具体的実装態
様は適宜変更可能である。例えば、本インターフェース
に携帯端末の動作に必要とされるOS機能やブラウザ機
能を搭載する事により、単独動作も可能である。
MLなどのウェブデータ等、各種データ、必要に応じて
外部アプリケーション・プログラムルーチンなどが用い
られる。また、外部ネットワーク・外部データベース・
外部サーバーから、本インターフェースのプログラム
と、画像・映像・音声等のデータ、HTMLなどのウェ
ブデータが提供される。
ない領域での、操作性、視認性の向上を目的とするが、
もちろんパソコンや家電等、必要な稼動条件を満たせば
その他のデバイスで使用する事もできる。
た、上記のような各表示態様は適宜変更したり組み合わ
せて用いることができ、特に望ましい態様として、JA
VAなどを用い、態様ごとに対応するプログラムはダイ
ナミック(動的)にサーバから端末へダウンロードする
ことも可能である。
さらに態様を実現する新たなプログラムルーチンをバー
ジョンアップ作業で追加した場合、インターフェースを
稼動させる端末の一つ一つに対してプログラムを最新の
ものに差し替える操作をユーザに負担させず、端末がネ
ットワーク上のサーバにアクセスし、必要な都度、サー
バ上の本インターフェース用プログラムをメモリに読込
んで稼動させることにより、ユーザによる複雑な操作無
しに常に最新のインターフェース機能を使用することが
できる。
セスしたときに、前記仮想三次元空間に基づいた前記各
画像の表示を行うプログラムについて、その端末におけ
るプログラムの適用可否、有無及びバージョンの少なく
ともいずれかを確認する。プログラムのうちその端末に
適用可能な最新バージョンが端末に存在しないことが確
認された場合に、その端末に適用可能なプログラムの最
新バージョンをサーバから端末へダウンロードする。
端末において実行することにより、前記仮想三次元空間
に基づいた前記各画像の表示を行う。
は、各画像の具体的表示態様を設定する設定情報を用い
て表示を行う。ここで、設定情報は、前記各画像をどの
ような前記立体の各面として又はどのような前記幾何学
形状に基づいた各面として表示するかと、表示サイズ
と、どの面にどの画像を割り付けるかと、前記各面に関
する動作内容と、を少なくとも含む情報である。
はいろいろ考えられるが、一例として、様々な外部ネッ
トワークと互換を保つためにも、画像・音声・文字の指
定等、既存のHTML等記述言語の書式で記載できるも
のは、HTMLファイル等ウェブデータ内に記載し、立
体の選択等、本インターフェース独自の指定について
は、拡張タグなど追加の指定方法でこれを記述すること
が考えられる。
言語によって記述されたウェブデータをサーバから端末
へダウンロードし、ウェブデータ中に設定情報がある場
合は、端末において、前記ウェブデータ中に記述された
設定情報に基づいて前記各画像を表示する。また、ウェ
ブデータ中に設定情報のウェブデータ外における所在を
表す外部パスがある場合は、端末において、その外部パ
スにしたがって前記設定情報を含む外部設定情報ファイ
ルを所定のサーバからダウンロードし、その設定情報に
基づいて前記各画像を表示する。
は、図28に示す通り、次のようなものを例示すること
ができる。例えば、立体等の表示態様に関する基本的な
項目すなわち機能設定項目として、(1)立体化の形態
として、立方体、多角柱、円状配置、多面体などの種別
が挙げられる。また、(2)配置の仕方として、縦、横
などの種別が挙げられる。
る「←」「→」指示等の操作に対応する動作として、横
回転、立方体切替え、拡大処理、キャプション表示など
の種別が挙げられる。また、(4)ポインティングデバ
イスによる「↑」「↓」指示等の操作に対応する動作と
して、縦回転、立方体切替え、拡大処理、キャプション
表示などの種別が挙げられる。また、その他(5)回転
方法、(6)立体の大きさ、面のアスペクト比、(7)
文字配置方法、(8)その他、などが考えられる。
追加的項目すなわちデータ設定項目として、次のような
ものが考えられる。例えば(9)データアサインでは、
面ごとにどの画像を表示するかの割付の情報として、表
示画像、音声のパス、URLアドレス等とファイルネー
ムなどを指定する。また、(10)ロールオーバー時の
アクションとして、音を鳴らす、映像が動く、キャプシ
ョン表示、などの種別やその内容を指定する。ここで、
「ロールオーバー」は、一般的にはカーソルがボタンの
上に重なった状態を指し、本インターフェースでは面が
例えば多面体の最前面に位置する状態である。
た場合について、(11)選択時エフェクト効果や(1
2)選択時アクションとして、所定のURLに移動、音
を鳴らす、映像が動く、その他のアプリケーションを起
動する等のアクションの指定と、リンク先アドレス、フ
ァイル名などが考えられる。また、立体表示に対し(1
3)合成する文字情報として、文字原稿文章、もしくは
外部テキスト書類等へのパス及びファイルネームなどが
考えられ、(14)その他自由に定めることができる。
動作環境機能を設定する機能設定項目(1〜7)と、デ
ータのアサインとそのアクションの指定を行うデータ設
定項目(8〜14)とで構成されるが、機能設定項目は
省略可能である。
スの全体的動作手順を図29のフローチャートに示す。
この手順では、まず、電源を入れるとOSやブラウザ機
能が自動起動し(ステップ101)、ユーザーがブラウ
ザ機能上でハイパーリンクを選択するなどのユーザーリ
クエストに基づいて、次のような初期化が行われる。
より、携帯端末本体メモリ又は外部ネットワーク等に格
納されている、本インターフェースのプログラムへのリ
ンクが施されているHTML等のウェブデータがメモリ
に読込まれ(ステップ102)、そのウェブデータ内
で、本インターフェースを呼び出す場合は(ステップ1
03)画像をアサインするのと同じ要領でパスが指定さ
れ、携帯端末本体メモリ又は外部ネットワーク等に格納
されている本インターフェースのプログラムを呼び出
し、実行用のメモリ領域に読込む(ステップ105)。
場合はOSが本インターフェースのプログラムを呼び出
し、メモリに読込む。なお、この時、HTMLやXML
等のウェブデータの中に、本インターフェースへのリン
クが無い場合は、通常のブラウザ動作が行われる(ステ
ップ104)。
メモリ上に読みこまれた後、本インターフェースは、初
期化処理として(ステップ106)本インターフェース
を呼び出したHTML・XML等のウェブデータに中
に、図28に示した「設定情報」(設定データとも呼
ぶ)が存在するか否かを検索・判断し、その結果に応じ
たデータ読み込みを行う(ステップ106)。
ウェブデータ内に設定情報がある場合はその情報を読込
み、無い場合は、図27に示したような外部設定情報フ
ァイルを読込む。ここで、ウェブデータとは別体に存在
する設定情報を外部設定情報と呼び、外部設定情報のフ
ァイルを外部設定情報ファイルと呼ぶ。この外部設定情
報ファイルのパスは、ウェブデータ内で本インターフェ
ースを指定する際と同様にURLに準じた形式でパス指
定される。
つが考えられる。一つは、HTMLやXMLなどの記述
言語で記述されるウェブデータファイルの中に、本イン
ターフェースが必要とする設定情報の各値を直接埋め込
み、本インターフェースが起動した際、これを読み込
み、処理を行うことであり、これを直接方式と呼ぶこと
とする。もう一つは、これらウェブデータと別に本イン
ターフェース専用の「外部情報設定ファイル」を予め設
置し、それを読込み処理するか、又は設定情報を提供す
る外部ネットワークもしくは外部データベース、例えば
検索エンジンなどと通信を行い、その都度生成される設
定情報を取得することであり、これを外部方式と呼ぶこ
ととする。
の他の情報を一つのウェブデータにて読込みできるメリ
ットがあるが、画面上に本インターフェースと同時にそ
の他の情報とが表示されていて、ユーザー操作により本
インターフェースの立体のみを切り替える場合、HTM
L等のウェブデータを再読み込みすると画面全体の情報
が再読み込み(リロード)されるため、操作可能になる
までに若干のタイムラグが生じるデメリットもある。
立方体を構成するのに必要な情報だけをウェブデータと
は別に単独のファイルとしておいたり、または、それら
のファイルを提供するサーバ等のデータベースにアクセ
スすれば、三次元表示に際して読み込みデータ量が少な
くてすみ、高速な切替処理ができる利点がある。例え
ば、既に本インターフェースが稼動していて、三次元表
示されている「画像だけを切替えたい」場合などは、ウ
ェブデータそのものを読込み直すより、本インターフェ
ースの設定情報のみをリロードして画像を表示させた方
が高速である(ステップ110)。
フェースの使用目的・状況によって使いわけ、設定情報
内でユーザー操作をボタンアクションに割り当てる際
に、ウェブデータにリンクするか、他の外部設定情報フ
ァイルにリンクするか、で決定することができる。直接
方式の場合、設定情報は、市販のHTMLエディタ等で
ウェブデータに入力してもよいし、その他、この設定情
報入力専用の「入力アプリケーション」を別途用意し、
例えばプルダウンメニュー等で簡単に設定情報をウェブ
データ内に設定できるようにする。
能設定部P3は、図28に示した設定情報の項目(1〜
8)における機能設定の有無を判断し、機能設定の指定
がある場合はその値に従い各値をセットを行う。機能設
定の指定が無い項目については、当該機能のセットをバ
イパスし、最後に設定された現在の設定をそのまま適用
する事により処理の高速化を図り、その他の項目のデー
タ設定のみを行う。このような処理は、例えば、既に本
インターフェスが起動・使用されており、現在の機能設
定はそのままに、画像データのみを差し替えたい場合な
どに有効である。なお、機能設定の指定も、現在の設定
もない場合は、デフォルト値をもって機能設定のセット
を行う。
生成〕続いて、本インターフェースでは、例えば、画像
データ読み込み部P5が、上記設定情報内の「データ設
定」に従って携帯端末本体メモリ又は外部ネットワーク
から立体の面となる画像を携帯端末の所定のメモリ領域
上に読み込む。
報内「データ設定」に変更が加われば読込む画像データ
等がそれにあわせて変更され、自動的に本インターフェ
ースで三次元表示される画像内容が変更されるので、本
インターフェースのプログラム自体に手を加えなくても
更新作業等の結果を自動で反映することができる。例え
ば、新譜情報などにおいても、「データ設定」を変えれ
ば本インターフェースによって表示される画像に変更内
容が反映される。
記のようにウェブサイト等の制作者が意図的に本インタ
ーフェースの画像や機能をウェブデータに予め組み込む
他、検索サービス等において、検索結果と同時にこれら
画像や音声等のパス・ファイル名、すなわち「データ設
定」を本インターフェースに受け渡す事で、検索結果を
自動的に三次元表示することもできる。
処理(ステップ107)から描画(ステップ108)の
処理手順を具体的に示すフローチャートである。すなわ
ち、3次元処理部P9及びP10は、前ステップの機能
設定(ステップ106)により指定された、立体化の形
態(立方体・多角柱・円状配置・多面体等のいずれか)
に、それぞれ読込まれた画像をアサインし(ステップ2
01)、面を構成する処理に入る(ステップ202)。
横比)、大きさを含む面の諸元を決定しセットする。ま
た、設定情報(図28)内にサイズやアスペクト比の指
定があれば、これに従い、画像のサイズをリサイズする
(ステップ203)。無い場合は、デフォルト値にてセ
ットされる。そのうえで、三次元座標上に面を配置し
(ステップ204)、所定の視点からの立体を構成する
(ステップ207,208)。
に例示した複数の態様の中から、情報内容によって、も
っとも有効だと思われる表示方法を設定情報内で指定す
る。
が設定可能であり、設定情報内でそれらが指定されてい
る場合は(ステップ205)、これをセットする(ステ
ップ206)。例えば、各面ごとに、透明度を設定し、
透明度に応じて後方の面の画像も透過して見えるように
表示する。このように、3次元化された立体の面に透明
度を設定する事により、半透明の立体を作成する事がで
きる。半透明の立方体は美観の向上だけでなく、本来み
えないはずの立体の裏側が透けて見えるので、立体にど
んな画像がアサイン(割り当て)されているのかを、目
安として確認することができ操作性が向上する。
転させて表示する。もっとも、各面の表と裏に互いに異
なる画像を表示してもよく、例えば、90度回転した時
点で面の画像データを差し替える事により、面の回転時
に表、裏を違う画像で見せる事もできる。例えば図2の
立方体を上記の半透明な立方体にしレコードジャケット
で形成した例で言うと、正面から見て立方体の正面を向
いてる面1はジャケット表紙が、立方体の裏側の面3は
ジャケット裏面が、半透明な正面画像面1と側面である
面2の向こう側に透けて見えている、といった具合であ
る。
立体が揺れ動く表示を行うことも可能であり、その一例
は、図31に上から順次示す変化のように、立体が回転
しながら、フワフワと微妙にy軸方向の上下運動を伴っ
て移動するような表示である。また、円又は楕円上に順
列する各画像について、仮想三次元空間内における上下
位置をずらして表示することも考えられ、具体的には、
図32に例示するように、円状に配置する面のY値を可
変させる事により、波がうねるような動きを伴って回転
させることが考えられる。
を、その立体を構成する本来の各面の位置から、立体の
外側にずらした位置に表示してもよく、具体的には、図
33に例示するように、立体を構成する各面を、通常の
X,Y,Zの値からいくつか+あるいは−させて配置す
る事で、面が空中に浮いているような効果を作ることも
できる。これらの視覚効果は、数値を可変させるアルゴ
リズムによって、簡単に実現することができ、表示され
る内容をアピールしたい際に有効である。
想三次元空間内に三次元化のために適切な視点を設定し
たうえ(図30のステップ207)、透視変換を行い、
三次元座標を2次元座標に変換する(ステップ20
8)。なお、透視変換は中心投影を採用する。また、必
要に応じて回転処理を行う(ステップ209)。自動回
転(ステップ210)すなわちユーザー操作が有った時
点でユーザー操作による回転に切替えるか、ユーザーが
操作するまで回転を行わないかは、設定情報にて設定す
る。
この軸を中心に横あるいは縦に回転を行う。この時、通
常三次元上で「立方体そのものの座標を変える」ことで
回転させるが、三次元座標上で立体の軸を中心に「視点
を移動させる」事で回転しているような視覚効果を得る
事もでき、これは本インターフェース開発時に、開発ツ
ールの持つ関数やアルゴリズムに合わせてその方法を選
択すれば良い。なお、これら一連の三次元化に関して
は、一般的な三次元化の手法を用いる。
必要に応じて、上記三次元化の結果に文字情報の合成を
行う(ステップ211)。この処理は3次元処理部P1
0と画像文字合成部P11により行われる。ここで、文
字の合成には複数の態様が考えられ、その一つは、仮想
三次元空間内の各画像が投影表示される二次元表示画面
に、任意の文字列又は前記選択対象に対応し予め定めら
れた文字列を表示することである。
意の文字情報を画面の一部に配置することであり、ま
た、例えば、図35に示すように、立体のうち手前にき
た画像に対してこれを説明する「キャプション(注
釈)」を表示する。具体的には、例えばロールオーバー
時に文字情報を表示することが考えられ、この点につい
てはロールオーバーに関しても説明した通りである。
5に準じて文字を三次元配置するものであり、図25に
示したように、各面に対応した文字列を、仮想三次元空
間においてその文字列に対応する各面に対応した位置に
表示することである。
り、図36は多角柱と三次元配置した文字を合成した
例、図37は図16で例示した手法に、三次元化した文
字を合成した例である。なお、図24は先に述べたよう
に、図25に示すように三次元化された文字を縦方向に
回転させる操作を行い、その際、手前にきた文字情報に
関連するビジュアルを表示するインターフェースである
が、これらのうちいずれの態様を用いるかは、設定情報
にて設定する事ができる。
が表示している内容に、以上のような本インターフェー
スによる表示内容が描画され(図30のステップ21
2)、画面に表示される(ステップ213)。
次元処理(図29のステップ107)やブラウザ画面等
への描画の結果(ステップ108)、表示画面上では立
体が回転し、ユーザー操作や各操作に応じたアクション
の実行が可能な状態になる(ステップ109)。この状
態では、「設定情報」中の指定に従い、ユーザーがポイ
ンティングデバイス操作に従ってインターフェースを操
作できる。例えば「←」「→」ボタンで立体を回転さ
せ、各面の情報内容を連続的に次々を見ていくことがで
きる。ここで、図38は、ユーザーの操作に応じた各ア
クションの実行を示すフローチャートである。
理〕ユーザの各操作に対応する動作は、例えば以下のよ
うになる。すなわちユーザー操作の入力待ち状態におい
て(ステップ301)、ボタンを押すなどのユーザー操
作が入力されると(ステップ302)、操作内容は操作
制御部P8によって受け取られる。そして、内部スクリ
プト・プログラム実行部P4は、どのボタンが押された
か判断し(ステップ303)、他のアクションを実行中
であれば(ステップ304)それを停止し(ステップ3
05)、設定ファイル等の設定情報で指定されたエフェ
クト効果や(ステップ306)アクション(ステップ3
07)が実現される。
の操作に応じた立体の動作制御については、すでに説明
したように、設定情報内において、(1)横や縦の回
転、(2)立体切替え、(3)拡大処理、(4)無し
(コントロールをブラウザ機能に戻す)等からいずれか
を選択し指定するが、これらの詳細は次の通りである。
の情報を次々と見ていく事ができる。具体的な態様は複
数考えられ、その第一の態様は、1クリック(一回の指
示)で多面体の次の面が正面にくるまで自動で回転する
もので、具体例としては、「←」ボタンで左回転、
「→」ボタンで右回転させ、例えば立方体の場合、90
度自動回転するなどである。また、第二の態様として、
押している間のみ、回転し、離すと静止することも考え
られる。また、第三の態様として、マウスやジョイステ
ィック等の移動量可変の指示デバイスの場合は、ユーザ
ーのジョイスティック操作に伴って可変し出力される数
値(移動量)に従って、回転角度を可変させることが考
えられる。
うな動作ルーチンをプログラム内に格納しており、これ
らは設定情報で「回転」を選択した際に、パラメータと
して上記いずれかの態様を選択する事で、動作を割り当
てることができるものである。
の場合を除いてあらかじめ任意に決めた速度(移動量)
で行うが、一例として、所定の操作に応じて前記各面を
運動及び静止させ、静止状態から回転等の運動状態への
移行時は加速処理を、運動状態から静止状態への移行時
は減速処理を行うことが考えられる。
を切替える事で、より多くの情報の閲覧が可能になる。
このような立体切替えの実現のための具体的な態様は複
数考えられ、第一の態様として、本インターフェースの
設定情報が含まれたHTMLやXML等のウェブデータ
ファイルの指定を予めしておき、「↑」及び「↓」クリ
ック時にその指定されたファイルを読込む(リンクす
る)ことが考えられる。また、第二の態様として、本イ
ンターフェースの独立した設定情報ファイル、またはそ
れらが含まれたDBやネットワークの指定を予めしてお
き、「↑」及び「↓」クリック時に読込む(リンクす
る)ことも考えられる。「立体切替」を選択した際は、
上記のいずれかの態様を指定するパラメータを選択す
る。
の動作は、ウェブデータを読込み、それに従って画像デ
ータ等を読込んだ後、立体を非表示にすることである。
この場合、ウェブデータに従って画面全体が再構成さ
れ、新しい立体が表示される。これは、一般に、ブラウ
ザでHTMLと画像を読み込んだ時と同じ効果を持ち、
「↑」時も同様である。
の動作としては、例えば次のような例が考えられる。す
なわち、所定の切替え操作が行われたときに、立体が所
定方向へ移動して視界から消え、変わって異なる立体が
視界内に表れるように表示する。より具体的には、設定
情報を読込むと同時に、現在表示されている立方体を、
三次元ワールド座標に対して立方体の座標を下方(Y軸
マイナス方向)に連続的に移動する事で、アニメーシ
ョン効果を得ながら表示領域外まで移動し、不可視の状
態にするなどが考えられる。また、この場合は、同時に
読込まれた設定情報に従って、表示領域外の上方に新し
い立体を生成し、これを表示領域内下方向に向かって同
じくアニメーション効果を伴って連続的に移動させ、画
面中央で静止させる。
え」を割り当てた時も、上記と同様であり、但しこの場
合、立方体の移動方向は横方向となる。そして、上記を
繰り返す事で、「←」「→」「↑」「↓」ボタンで立体
を次々と切り替えていく事ができる。なお、「立体切
替」処理においては、ボタン、ジョイスティック等、指
定デバイスの種類に関わらず、1クリックで上記処理を
行う。
ことはショッピング等に便利である。具体的には、例え
ば「↑」(または「↓」)ボタンを1回クリックする
と、任意のサイズまで自動で拡大される。ここで、任意
のサイズは、デフォルトで表示領域の縦または横のピク
セル数などが考えられる。また、「↑」(または
「↓」)ボタンを押している間、拡大処理されるように
してもよい。
三次元座標に対して立方体を前方(Z軸−方向)に移動
させる、立方体そのものを拡大する、いずれかの手法
をもって拡大している視覚効果を得る。またその際、連
続的に処理を行えばアニメーション効果が得られる。ま
た、例えば「↓」ボタンにより同様に縮小処理を行って
もよい。また、拡大時、縮小時の最大値及び最小値は、
本インターフェースのプログラム時に任意の値を設定す
る。「←」「→」ボタンに「拡大処理」を割り当てた時
も、以上と同様である。
ースによる三次元表示の処理を終了し、コントロールを
ブラウザ機能に戻すように構成してもよい。なお、上記
の回転、立体切替、拡大処理を割り当てられた指定デバ
イスについては、本インターフェースが使用している間
は本インターフェースのための割り込み処理が行われる
ため、本来のOSやブラウザ等の操作には用いられな
い。一方、所定の指示デバイスの操作に対する動作を
「無し」に設定すると、その指示デバイスについては、
本インターフェースで使用するための割り込みをOSや
ブラウザに対して行わないため、当該指示デバイスを操
作したときの動作はOSやブラウザに依存することにな
る。
の操作〕また、立方体に構成されたそれぞれの面に、機
能を割り当てる事により、それぞれの面をボタンとして
機能させる。すなわち、上記の「↑」「↓」「←」
「→」ボタンでの立体の制御によって提示された面に対
し、(1)ロールオーバー操作、(2)選択操作、の2
つの操作をもって、面に割り当てられた機能の実行を行
う。
ロールオーバーの設定は各画像に対して割り当てられ
る。先にあるように、パソコン等でいうロールオーバー
とはカーソルがボタンの上に重なった状態をさすが、本
インターフェースでは最前面に表示された面をロールオ
ーバー状態とする。例えば、図2では面1がロールオー
バー状態である。従って、「←」「→」ボタンでの立体
の回転操作により、最前面に面が表示される度に、強調
表示などのロールオーバー処理が自動的に行われる。
興味をひく、情報内容を一覧する一次的情報」と考える
と、ロールオーバーで行われる処理は、もう少し具体的
な「2次的な情報の提示」である。そして、ロールオー
バー時に割り当てられる機能としては、それぞれ、面が
最前面にきたとき、(1)音を鳴らす、(2)アニメー
ションや映像を再生する、(3)キャプションを表示す
る、等が考えられる。
予め指定しておくことにより、携帯端末本体メモリ又は
外部ネットワーク等の音声データを読込み、再生する。
なお、音声の再生は、本インターフェース用プログラム
Pの音源再生部P12により行うが、必要に応じてO
S,ブラウザ機能、その他専用アプリケーション(ヘル
パーアプリケーション)等の音声再生のルーチンの起動
を行い、これを行う事もできる。
時に音声データを再生するが、外部ネットワークから音
声データを読み込む際など、通信環境によっては、再生
するまで若干のタイムラグが生じる事が考えられる。こ
の時、回転して次に最前面にくると思われる面、例えば
立方体の場合、正面に対して左右の側面に割り当てられ
ている音声データを先読みしておくか、又は事前に任意
のタイミングで、面に割り当てられている音声データを
一時的に本体メモリ等に格納し、回転時にこれを読込む
等を行えば、処理の高速化が可能となる。
再生については、音声ファイル全体をメモリ等に読込む
方法のほか、ストリーミング技術を使ってリアルタイム
にデータの読込み、再生を行ってもよいが、具体的態様
はリンク先の音声データ形式に依存する。
タやデジタルビデオデータを携帯端末本体メモリ又は外
部ネットワーク等から読込み、面の画像データと一時的
に差し替えて表示する。また、音声データと同じく、読
込みのタイミングは本インターフェースプログラム制作
時に任意設定する。また、音声データと同じく、ストリ
ーミング処理を行う事もできる。
に商品名称、補足説明等の文字をオーバーレイするもの
である。具体的には、設定情報中に表示させたい文章を
あらかじめ記載しておいてもよいし、設定情報でリンク
先(パス名、ファイル名)を指定しておき、これらを立
体の形成時に読込んでおく事で、ロールオーバー時に表
示する事もできる。これらキャプションは従来のHTM
L形式で記載することにより、ハイパーリンクを設定す
ることも可能である。
は、これまでの回転による閲覧(1次的情報)、ロール
オーバーによる具体的情報の提示(2次的情報)を受け
た上で、ユーザーが任意のアクションを求める操作であ
る。選択操作は、携帯端末本体の「選択ボタン」や、そ
の他クリック、エンターに該当するボタンを押すことで
実行され、選択時の操作としては以下のものが考えられ
る。
らす、アニメーション、映像を再生する、キャプシ
ョンを表示する。 (2)ハイパーリンク 指定のURLに移動したり、HTML等ウェブデータの
読込みなどであり、例えば、通信販売の購入フォームを
表示するなどである。 (3)立体切替 設定情報の読込みや、より詳細情報で構成される新しい
立体を表示させるなどである。 (4)外部プログラム実行 メールアプリケーションを起動する、ピア・ツー・ピア
で他の携帯端末と接続したり、音声通話や映像通話を行
うなど、外部のプログラムルーチンを起動するといった
処理である。 (5)ダウンロード 音声や画像ファイルを本体記憶媒体、ネットワーク上の
その他のエリアに保存(コピー)するなどである。 (6)メニュー表示 上記(1)〜(5)の機能の他、任意の機能を一覧で表
示し、選択が可能な状態にするなどである。
生されている等、その他のアクションが実行中の場合は
(ステップ304)、これらアクションを停止して(ス
テップ305)、選択されたアクションを行う。この
際、所定のエフェクト効果(ステップ306)をもって
目的のアクション(ステップ307)に移行する事がで
きる。例えば、音声のアクションの場合、現在再生中の
音声と新しい音声をクロスフェード処理するなどであ
る。また、画像のアクションの場合、選択された画像
を、回転を伴ってZ軸を手前側(−)に移動し、その際
透明度を100%から徐々に透明にしていくことにより
(図9)、拡大しながら消えていく効果が得られる。
軸徐々に傾け、同時に回転速度を可変させる等で、回転
運動に変化を加えたり、3次元化のオプション時と同じ
く、図31から図33のような効果を行うなどが考えら
れる。以上のような各効果は、次に表示する画像や音声
のデータ読込みの「間」をもたせたり、「選択した」と
いう事をユーザーに提示する事ができる。
した通り、新たに構成する面の情報として、本インター
フェースの外部設定情報ファイルを読込む、あるいは設
定情報を外部ネットワークから受け取るなどにより設定
情報を再読み込みし(図29のステップ110)、それ
を再度立体に割り当てる。具体的にはリンク先を、外部
設定ファイルに設定しこれを読込む、あるいは、リンク
先を外部ネットワークの指定の書類、プログラム等(例
CGI等)に設定し、これと通信を行う。
る画像、音声、文字情報のみをメモリ上から削除し、イ
ンターフェース自体はメモリ上にそのまま維持し、新し
いデータのみを読込むことで高速化が図れる。
は、HTML等ウェブデータの新規読み込みなどにより
(図29のステップ111)、指定のあったURLに移
動すると同時に、ここで本インターフェースを終了とし
(ステップ112)、本インターフェース及び、占有し
ているデータをメモリ上から削除する。また、本インタ
ーフェースが稼動しているOSやブラウザが終了される
時は(ステップ113)、同じく本インターフェースを
終了させ、メモリ上から削除する(ステップ114)。
は、立体を構成する複数の面ごとに異なった画像を三次
元配置し(図2、図10)、又は円や楕円など所定の幾
何学形状上に複数の画像を三次元配置し(図16)、所
定の視点から見た投影図として表示することにより、小
さな表示画面でもより多量の情報を一度に表示し、一度
に見渡したり、ちょっと見をしたり、情報の中から所望
の要素を選ぶなど、ユーザの興味の深さに応じた情報の
提示と操作が可能なインターフェースが提供される。な
お、本出願にいう「画像」には動画が含まれる。
多角柱の各面にそれぞれ画像を表示することにより、秩
序立った外観と用途に応じた多様な表示態様が実現され
る。また、本実施形態では、正12面体を構成する正5
角形など(図20)、方形以外の形状の面に合わせて画
像をマスキング処理することにより(図22、図2
3)、各種正多面体など多様な表示態様が適用可能とな
る。
から、各面が空中に浮いているような変化に富んだ視覚
効果により(図33)、利用者の注意を惹き付けること
が可能となる。また、本実施形態では、立体の回転角度
にかかわらず各面の画像の天地を維持することにより、
情報の閲覧が容易になる。また、本実施形態では、立体
が回転しながら、フワフワと微妙に上下運動したりそれ
に伴って移動するような変化に富んだ視覚効果により
(図31)、利用者の注意を惹き付けることが可能とな
る。
が横や縦へずれて次の立体と切り換わる視覚効果によ
り、利用者に対し、立体の切り替わりを明確に認識させ
ると共に、注意を効果的に惹き付けることができる。ま
た、本実施形態では、円状に配置される各画像のうち手
前側のものだけを表示することにより、見た目が整理さ
れ、情報内容がわかりやすくなる。
各画像の上下位置、例えばY座標を画像ごとに変化させ
ることにより、波がうねるような動きを伴って各面が回
転するような変化に富んだ視覚効果を実現し(図3
2)、利用者の注意を惹き付けることが可能となる。
に表示されている面の画像について、光るなどの視覚効
果や音が鳴るなどの動作により選択対象であることを知
らせ、興味を持てばボタン操作など所定の選択操作によ
り詳細表示などの処理を行うことにより、最小限の操作
手数で容易に情報の選択と閲覧を行うことが可能とな
る。
オCDやMD等のアルバムやシングル、映画のビデオテ
ープやDVDといった作品について、ジャケット写真等
の画像を複数立体表示し、手前に来たものごとに収録内
容を試聴させることにより、効果的な作品のプロモーシ
ョン(販促)や電子商取引が可能となる。特に、本実施
形態では、ヒットチャートの順位に応じた作品の画像閲
覧や試聴が容易になるので、ヒットチャートが集計され
るようなCDシングルなどの販売促進効果が期待でき
る。
が表裏回転する変化に富んだ視覚効果により(図7、図
14、図19)、利用者の注意を惹き付けることが可能
となる。また、本実施形態では、所定の操作をしたとき
に表裏回転させることで、利用者の意向や興味に応じた
円滑な情報閲覧が容易になる。また、本実施形態では、
表裏回転の際にその面を拡大表示することにより(図
9)、表裏回転していることが把握しやすくなり、また
表裏回転しながらの拡大表示という変化に富んだ表示に
より利用者の関心を効果的に惹き付けることが可能とな
る。
々の画像を表示することにより、表示可能な情報量が増
加し、また、変化に富んだ表示により利用者の関心を効
果的に惹き付けることが可能となる。なお、表と裏の表
示は立体の全ての面ではなく一部の面のみについてでも
よい。
る透明度に応じて後方の面の画像も透過して見せること
により、表示可能な情報量が増加し、変化に富んだ表示
により利用者の興味を効果的に惹き付けることが可能と
なる。すなわち、透明度の設定により半透明の立体等が
表示でき、美観が向上するだけでなく、本来見えない立
体の裏側が透けて見えることにより、立体の各面にどの
ような画像が割り当てられているかを目安として確認で
きるので、情報の閲覧と操作が一層容易になる。特に、
本実施形態では、手前はハッキリと、奥の画像はうっす
らと見せることができ、立体感を強調すると共に見やす
くすることができる。
して表示される表示画面上に任意の文字列、例えば表示
画面全体や立体の各面の画像について補足説明や詳細説
明を表示することにより情報の理解と処理が容易になる
(図34)。また、本実施形態では、各面に対応した文
字列が各面の少し上に浮いて各面に同期して回転するよ
うに表示されるので(図36、図37)、各面ごとのキ
ャプションや補足説明などを利用者に効果的にアピール
可能となる。また、一番手前の文字列に応じた画像を1
つだけ表示する態様では(図24)、表示が簡潔とな
り、文字表示に適した情報分野に適したインターフェー
スが提供される。
フェースを実現するJAVAなどのプログラムをサーバ
から端末へダウンロードすることにより、新たな表示態
様機能追加などのバージョンアップを、ユーザによる煩
雑なインストール操作手順無しに実現可能となる。ま
た、本実施形態では、設定情報がウェブデータと一体の
場合、両者を一つのプロセスで読み込みでき、システム
構成と処理手順が単純化できる利点がある。また、本実
施形態では、ウェブデータと別体の設定情報も扱うこと
により(図27)、ウェブページと立体表示のいずれか
一方だけを切り換えたり再読み込み(リロード)する際
の処理が迅速化される。
実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよう
な他の実施形態も含むものである。例えば、三次元表示
に関する立体や幾何学形状は上記実施形態で示した例に
は限定されず、例えば多角円筒形の各面に画像を表示し
たり、各画像を四角形上に順列するように表示すること
もできる。また、仮想三次元空間上において文字フォン
トを画像の一種として表示することにより、文字列だけ
を図25のように所定の幾何学形状上に配置してもよ
く、このような態様も本発明に含まれる。
めの専用の設定情報や、設定情報を外部から取得するた
めのタグ等の情報をウェブデータに埋め込む例を示した
が、複数の画像を二次元表示するような従来通りのHT
ML、コンパクトHTML、HDMLなどの記述から、
上記実施形態に示したようなソフトウェアが、自動的に
三次元表示を行うように実装することも可能で、さらに
そのような機能をオン・オフできるようにすることも望
ましい。
めのウェブデータに基いて三次元表示が行われるので、
HTMLなど従来の記述言語で作成された既存のウェブ
データをウェブサイト所有者が変更する煩雑な手間をか
けることなく、三次元表示を容易に実現することができ
る。
画面でもより多くの情報を簡単に見渡せ、簡単に任意の
情報を選択できるユーザーインターフェースの技術すな
わち情報処理方法及びシステム、携帯情報端末装置、サ
ーバシステム並びに情報処理用ソフトウェアを提供する
ことができるので、情報流通が効率化される。
例を示す図。
体の展開図。
体の斜視図。
体の平面図。
体の正面図。
体において一面が表裏回転する状態を示す図。
体において、斜めの軸を中心に一面が表裏回転する状態
を示す図。
体において、斜めの軸を中心に一面が拡大表示と共に表
裏回転する状態を示す図。
表示例を示す図。
多角柱の斜視図。
多角柱の平面図。
多角柱の正面図。
角柱において一面が表裏回転する状態を示す図。
角柱が縦方向に回転する状態を示す図。
状上に各面が順列する表示例を示す図。
状上に各面が順列する表示例の概念的平面図。
状上に各面が順列する表示例の正面図。
状上に各面が順列し、うち一面が表裏回転する状態を示
す図。
いた表示例を示す図。
12面体の展開図。
一例を示す図。
他の例を示す図。
た文字に対応する画像が表示されている表示例を示す
図。
の幾何学形状上に配置される例を示す図。
図。
様を示す概念図。
示す概念図。
示すフローチャート。
の処理手順を示すフローチャート。
図。
図。
図。
図。
図。
文字列とを用いた表示例を示す図。
上に順列する画像ごとに、対応する文字列が対応する位
置に表示されている表示例を示す図。
応じた処理が行なわれる状態を示すフローチャート。
Claims (39)
- 【請求項1】 画像を含む情報を表示する情報処理方法
において、 複数の画像を、仮想三次元空間内に定義される立体の各
面を構成するように表示する処理と、 表示されている前記立体を、操作に応じて回転させる処
理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項2】 前記立体は、立方体、正多面体又は多角
柱であることを特徴とする請求項1記載の情報処理方
法。 - 【請求項3】 前記各画像から前記各面の形状に相当す
る範囲を切り出して各面に割り付けるマスキング処理を
行うことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理方
法。 - 【請求項4】 前記立体を構成する前記各面を、その立
体を構成する本来の各面の位置から、立体の外側にずら
した位置に表示することを特徴とする請求項1から3の
いずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項5】 前記仮想三次元空間内における前記立体
の回転角度に応じて、画像の天地を逆転させることによ
り、立体の各面において画像の天地を維持することを特
徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の情報処
理方法。 - 【請求項6】 垂直又は水平の少なくとも一方に前記立
体が揺れ動く表示を行うことを特徴とする請求項1から
5のいずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項7】 所定の切替え操作が行われたときに、前
記立体が所定方向へ移動して視界から消え、変わって異
なる立体が視界内に表れるように表示することを特徴と
する請求項1から6のいずれか1つに記載の情報処理方
法。 - 【請求項8】 画像を含む情報を表示する情報処理方法
において、 仮想三次元空間内に定義される所定の幾何学形状上へ、
複数の画像を順列するように表示する処理と、 表示されている前記各画像について、操作に応じて前記
幾何学形状上で位置を移動させる処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項9】 前記幾何学形状は円又は楕円であり、前
記円又は楕円の手前側半分に位置する前記各画像のみを
表示することを特徴とする請求項8記載の情報処理方
法。 - 【請求項10】 前記円又は楕円上に順列する各画像に
ついて、前記仮想三次元空間内において前記円又は楕円
と直交する軸上の位置をずらして表示することを特徴と
する請求項8又は9記載の情報処理方法。 - 【請求項11】 前記仮想三次元空間内において一番手
前に位置する画像を選択対象とし、 選択対象となっている前記画像について、選択対象であ
ることを視覚又は音響の少なくとも一方を含む動作によ
り報知し、 前記選択対象について所定の選択操作が行われたとき
に、その選択対象に予め対応付けられた所定の処理を行
なうことを特徴とする請求項1から10のいずれか1つ
に記載の情報処理方法。 - 【請求項12】 前記画像は音楽及び画像の少なくとも
一方を含む作品に関するものであり、 各作品の画像が選択対象となったときにその作品におけ
る収録内容の一部が再生されることを特徴とする請求項
1から11のいずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項13】 多角柱の各面のうちヒットチャートの
順位に応じた各面に前記各作品の画像が表示されること
を特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。 - 【請求項14】 前記選択対象となっている画像を、そ
の画像を通る回転軸を中心に、他の画像とは独立して表
裏回転させることを特徴とする請求項11から13のい
ずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項15】 前記表裏回転は、所定の操作が行われ
たときに行われることを特徴とする請求項14記載の情
報処理方法。 - 【請求項16】 前記表裏回転の際に、その画像を拡大
表示することを特徴とする請求項14又は15記載の情
報処理方法。 - 【請求項17】 前記各面の表と裏に互いに異なる画像
を表示することを特徴とする請求項1から16のいずれ
か1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項18】 前記各面又は画像ごとに、透明度を設
定し、透明度に応じて後方の面の画像も透過して見える
ように表示することを特徴とする請求項1から17のい
ずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項19】 前記各面又は画像ごとの透明度を、手
前ほど低く、奥ほど高く設定することを特徴とする請求
項18記載の情報処理方法。 - 【請求項20】 前記仮想三次元空間内の各画像が投影
表示される二次元表示画面に、任意の文字列又は前記選
択対象に対応し予め定められた文字列を表示することを
特徴とする請求項1から19のいずれか1つに記載の情
報処理方法。 - 【請求項21】 前記選択対象に対応した文字列を、前
記仮想三次元空間においてその文字列に対応する各面に
対応した位置に表示することを特徴とする請求項8から
20のいずれか1つに記載の情報処理方法。 - 【請求項22】 所定の操作に応じて前記各面又は画像
を運動及び静止させ、静止状態から運動状態への移行時
は加速を、運動状態から静止状態への移行時は減速を行
うことを特徴とする請求項1から21のいずれか1つに
記載の情報処理方法。 - 【請求項23】 画像を含む情報を表示する情報処理方
法において、 仮想三次元空間内に定義される所定の幾何学形状上へ、
複数の文字列を順列するように表示する処理と、 最も手前の前記文字列に対応する画像を前記各文字列と
共に表示することを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項24】 クライアントシステムがサーバシステ
ムへアクセスしたときに、前記仮想三次元空間に基づい
た前記各画像の表示を行うプログラムについて、そのク
ライアントシステムにおけるプログラムの適用可否、有
無及びバージョンの少なくともいずれかを確認する処理
と、 前記プログラムのうちそのクライアントシステムに適用
可能な最新バージョンが前記クライアントシステムに存
在しないことが確認された場合に、そのクライアントシ
ステムに適用可能な前記プログラムの最新バージョンを
前記サーバシステムから前記クライアントシステムへダ
ウンロードする処理と、 ダウンロードされた前記プログラムを前記クライアント
システムにおいて実行することにより、前記仮想三次元
空間に基づいた前記各画像の表示を行う処理と、 を含むことを特徴とする請求項1から23のいずれか1
つに記載の情報処理方法。 - 【請求項25】 前記各画像をどのような前記立体の各
面として又はどのような前記幾何学形状に基づいた各面
として表示するかと、表示サイズと、どの面にどの画像
を割り付けるかと、前記各面に関する動作内容と、を少
なくとも含む設定情報を用い、 記述言語によって記述されたウェブデータをサーバシス
テムからクライアントシステムへダウンロードし、 前記クライアントシステムにおいて、前記ウェブデータ
中に記述された前記設定情報に基づいて前記各画像を表
示することを特徴とする請求項1から24のいずれか1
つに記載の情報処理方法。 - 【請求項26】 前記クライアントシステムにおいて、
前記ウェブデータ中に前記設定情報のウェブデータ外に
おける所在を表す外部パスがある場合はその外部パスに
したがって前記設定情報をサーバシステムからダウンロ
ードし、その設定情報に基づいて前記各画像を表示する
ことを特徴とする請求項1から25のいずれか1つに記
載の情報処理方法。 - 【請求項27】 画像を含む情報を表示する情報処理シ
ステムにおいて、 複数の画像を、仮想三次元空間内に定義される立体の各
面を構成するように表示させ、 表示されている前記立体を、操作に応じて回転させるこ
とを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項28】 前記立体は、立方体、正多面体又は多
角柱であることを特徴とする請求項27記載の情報処理
システム。 - 【請求項29】 画像を含む情報を表示する情報処理シ
ステムにおいて、 仮想三次元空間内に定義される所定の幾何学形状上へ、
複数の画像を順列するように表示させ、 表示されている前記各画像について、操作に応じて前記
幾何学形状上で位置を移動させることを特徴とする情報
処理システム。 - 【請求項30】 前記仮想三次元空間内において一番手
前に位置する画像を選択対象とし、 選択対象となっている前記画像について、選択対象であ
ることを視覚又は音響の少なくとも一方を含む動作によ
り報知し、 前記選択対象について所定の選択操作が行われたとき
に、その選択対象に予め対応付けられた所定の処理を行
なうことを特徴とする請求項27から29のいずれか1
つに記載の情報処理システム。 - 【請求項31】 クライアントシステムがサーバシステ
ムへアクセスしたときに、前記仮想三次元空間に基づい
た前記各画像の表示を行うプログラムについて、そのク
ライアントシステムにおけるプログラムの適用可否、有
無及びバージョンの少なくともいずれかを確認し、 前記プログラムのうちそのクライアントシステムに適用
可能な最新バージョンが前記クライアントシステムに存
在しないことが確認された場合に、そのクライアントシ
ステムに適用可能な前記プログラムの最新バージョンを
前記サーバシステムから前記クライアントシステムへダ
ウンロードし、 ダウンロードされた前記プログラムを前記クライアント
システムにおいて実行することにより、前記仮想三次元
空間に基づいた前記各画像の表示を行うことを特徴とす
る請求項27から30のいずれか1つに記載の情報処理
システム。 - 【請求項32】 前記各画像をどのような前記立体の各
面として又はどのような前記幾何学形状に基づいた各面
として表示するかと、表示サイズと、どの面にどの画像
を割り付けるかと、前記各面に関する動作内容と、を少
なくとも含む設定情報を用い、 記述言語によって記述されたウェブデータをサーバシス
テムからクライアントシステムへダウンロードし、 前記クライアントシステムにおいて、前記ウェブデータ
中に記述された前記設定情報に基づいて前記各画像を表
示することを特徴とする請求項1から24のいずれか1
つに記載の情報処理システム。 - 【請求項33】 前記クライアントシステムにおいて、
前記ウェブデータ中に前記設定情報のウェブデータ外に
おける所在を表す外部パスがある場合はその外部パスに
したがって前記設定情報をサーバシステムからダウンロ
ードし、その設定情報に基づいて前記各画像を表示する
ことを特徴とする請求項27から32のいずれか1つに
記載の情報処理システム。 - 【請求項34】 サーバシステムから通信ネットワーク
経由でダウンロードする画像を含む情報を表示する携帯
情報端末装置において、 複数の画像を、仮想三次元空間内に定義される立体の各
面を構成するように表示させ、 表示されている前記立体を、操作に応じて回転させるこ
とを特徴とする携帯情報端末装置。 - 【請求項35】 サーバシステムから通信ネットワーク
経由でダウンロードする画像を含む情報を表示する携帯
情報端末装置において、 仮想三次元空間内に定義される所定の幾何学形状上へ、
複数の画像を順列するように表示させ、 表示されている前記各画像について、操作に応じて前記
幾何学形状上で位置を移動させることを特徴とする携帯
情報端末装置。 - 【請求項36】 前記仮想三次元空間内において一番手
前に位置する画像を選択対象とし、 選択対象となっている前記画像について、選択対象であ
ることを視覚又は音響の少なくとも一方を含む動作によ
り報知し、 前記選択対象について所定の選択操作が行われたとき
に、その選択対象に予め対応付けられた所定の処理を行
なうことを特徴とする請求項34又は35記載の携帯情
報端末装置。 - 【請求項37】 画像を含む情報を表示するクライアン
トシステムに対し、 複数の画像を、仮想三次元空間内に定義される立体の各
面を構成するように、又は、仮想三次元空間内に定義さ
れる所定の幾何学形状上へ順列するように、のうち少な
くとも一方の態様で表示させ、 操作に応じて、表示されている前記立体を回転させる処
理、又は、順列する前記各画像を前記幾何学形状上で移
動させる処理、のうち少なくとも一方を行わせるため
の、 プログラム又はデータの少なくとも一方を含むソフトウ
ェアを通信ネットワーク経由で提供することを特徴とす
るサーバシステム。 - 【請求項38】 コンピュータを制御することにより、
請求項1から26のいずれか1つに記載の情報処理方
法、請求項27から33のいずれか1つに記載の情報処
理システム、請求項34から36のいずれか1つに記載
の携帯情報端末装置又は請求項37記載のサーバシステ
ムを実現する情報処理用ソフトウェア。 - 【請求項39】 画像を含む情報を表示する情報処理方
法において、 ページ記述言語により複数の画像を二次元表示すること
が記述されたウェブデータをもとに、 前記複数の画像を、仮想三次元空間内に定義される立体
の各面を構成するように、又は、仮想三次元空間内に定
義される所定の幾何学形状上へ順列するように表示する
処理と、 操作に応じて、表示されている前記立体を回転させ又は
表示されている前記各画像について前記幾何学形状上で
位置を移動させる処理と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
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