JP4717287B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,複数の映像信号を表示領域を分けて同時に表示可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より,設置スペースやコスト等の問題から,複数のコンピュータ等の端末から出力される映像信号を1台の表示装置に入力して表示させたいというニーズは高い。これに対応するため,コンピュータのモニタ等の表示装置には,画面(表示部)を複数の表示領域に分割し,各表示領域に表示させる映像信号を,入力した複数の映像信号から選択できるものがあった。(従来技術1)また,特開平11−212756号公報に示されるように,回転可能な画面の向きを検出し,その向きに応じて,入力した2つの映像信号から1つを選択して表示する表示装置もあった。(従来技術2)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,一般に,映像信号には,例えばA4横置きの文書を表示する画面のように,横方向を長手方向とした画面(横長の画面)で表示させた方が見やすいもの(以下,横長の映像信号という)と,縦方向を長手方向とした画面(縦長の画面)で表示させた方が見やすいもの(以下,縦長の映像信号という)とがある。このため,例えば,横長の映像信号を1つの画面上に2分割して見たい場合は,図2(a)に示すように,縦長の画面を上下に分割して表示させる方が,画面の全領域を効率良く利用できるので,最小限の縮小で2つの映像を表示できるので見やすい。同様に,縦長の映像信号は,図1(a)に示すように,横長の画面を左右に分割して表示させる方が見やすい。例えば,2つの横長の映像信号を横長の画面内で同時表示させるためには,画面の全領域を効率良く利用できないので,縦長の画面に表示させる場合に比べて,より小さく縮小しないと表示できない。また,複数の映像信号を複数の表示領域に同時に表示させると,複数の映像を比較して見れる点で便利であるが,1つの表示領域の面積が小さくなる(即ち,縮小表示される)ため,必要に応じて特定の映像を拡大表示させたい場合もある。
しかしながら,前記従来技術1では,入力する映像信号が,前記縦長映像信号であったり前記横長映像信号であったりする場合に,画面の全領域を効率良く利用できないので,より縮小が必要となって見にくい場合が生じるという問題点があった。
また,前記従来技術2では,複数の映像信号のいずれかを画面の回転により切り替えて表示することが示されるのみであり,複数の映像の同時表示及び,それらを効率良く表示すること等については何ら示されていない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,複数の映像信号を表示領域を分けて同時に表示可能であり,かつ表示領域を有効に利用して見やすい表示を行える表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,少なくとも2つの映像信号を入力する映像信号入力部と,前記少なくとも2つの映像信号を複数の表示領域に分けて同時に表示可能であり,かつ第1の方向及び第2の方向を向くように回転自在に支持された表示部と,を具備する表示装置であって,前記表示部の向き又は向きの遷移を検出する向き検出手段と,検出された前記表示部の向き又は向きの遷移に基づいて,前記少なくとも2つの映像信号から1つの映像信号を選択し,選択した映像信号を前記表示領域を指定して前記表示部に表示させる映像信号選択・領域指定手段とを具備してなる表示装置において,前記映像信号選択・領域指定手段は,前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが第1の方向から第2の方向に遷移したことが検出された場合に,回転前の前記表示部に表示されていた前記少なくとも2つの映像信号から1つの映像信号を選択し,これを回転後の前記表示部の全表示領域に表示させ,前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが第2の方向から第1の方向に遷移したことが検出された場合に, 回転前の前記表示部に表示されていた前記少なくとも1つの映像信号を含む少なくとも2つの映像信号を選択し,これらを回転後の前記表示部の指定された表示領域に表示させてなることを特徴とする表示装置である。
これにより,複数の映像信号を表示領域を分けて同時に表示可能であるため,表示装置の必要台数を少なくできるとともに,表示部の向きに応じて,入力した複数の映像信号の特徴,例えば,縦に長い映像や横に長い映像等に適した表示領域に表示させることができるので,表示領域を有効に利用でき,見やすい表示が可能となる。
【0005】
たとえば本発明には,前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが縦方向から横方向に又はその逆に遷移したことが検出された場合に,前記映像信号選択・領域指定手段により,回転前の前記表示部に表示されていた前記複数の映像信号の一部を選択し,これを回転後の前記表示部の全表示領域に拡大して表示させるものや,その逆の動作をするもの,即ち,前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが縦方向から横方向に又はその逆に遷移したことが検出された場合に,前記映像信号選択・領域指定手段により,回転前における前記表示部の全表示領域に表示されていた前記映像信号を,回転後の前記表示部の一部の表示領域に表示させ,残りの表示領域には他の映像信号を表示させるものが含まれる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおいて画面を横方向から縦方向へ回転させた場合の画面表示の状態遷移を表す図,図2は本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおいて画面を縦方向から横方向へ回転させた場合の画面表示の状態遷移を表す図,図3は本発明の実施の形態に係る表示装置Xの主要部の構成を表すブロック図,図4は本発明の実施の形態に係る表示装置Xを構成する出力信号生成部の構成を表すブロック図,図5は本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける表示規則に関する情報の設定画面を表す図,図6は本発明の実施の形態に係る表示装置Xの画面の座標を説明する図,図7は本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける映像の選択に用いるテーブル,図8は本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける表示領域の座標を表すテーブル,図9は本発明の実施の形態に係る表示装置Xを構成する表示信号合成部による表示処理の手順を表すフローチャートである。
【0007】
本発明の実施の形態に係る表示装置Xは,複数のコンピュータ等の端末に接続され,それらから入力する映像信号をの表示部に表示する表示装置である。
まず,図1を用いて,表示装置Xの機能の概略について説明する。
図1(a)に示すように,表示装置Xは,その外観上,液晶パネルやCRT等である表示部103を具備する本体部10と,該本体部10を回転自在に支持する支持部20とから構成されている。前記本体部10は,左右いずれの方向にも回転自在に支持され,90°回転する毎に,その位置で保持されるようにストッパー(不図示)が設けられている。図1(b)は,前記本体部10(表示部103)を図1(a)の状態から,左方向(反時計回り)へ90°回転させた状態,図(c)は,同様に右方向(時計回り)へ90°回転させた状態を示す。以下,図1(a)に示すように,前記表示部103の横方向が長手方向となる向きを「横」,図1(b),(c)に示すように,前記表示部103の縦方向が長手方向となる向きを「縦」ということとする。
【0008】
表示装置Xは,図1(a)に示すように,接続された複数の端末から選択された2つの端末A,Bの映像信号を,表示部103の画面の全表示領域を2つの表示領域(左右)に分けて,それぞれに前記端末A,Bの映像を表示させる機能を有する。さらに,これを左方向へ90°回転させて縦にすると,元の画面の一方の表示領域(図1(a)では左半分の表示領域)に表示されていた前記端末Aの映像が,画面全体に拡大されて表示される。同様に,右方向へ90°回転させて縦にすると,元の画面のもう一方の表示領域(図1(a)では右半分の表示領域)に表示されていた前記端末Bの映像が,画面全体に拡大されて表示される。
また,図2(a)に示すように,前記表示部103を縦にした状態で2つの映像A,Bを各々2つの表示領域(上下)に表示させ,左又は右方向へ90°回転させて横向きにする(図2(b),(c))ことにより,元の画面で表示されていた各表示領域の映像を拡大して全表示領域に表示させることも可能である。
このような機能を有することにより,表示させたい2つの端末A,Bからの映像信号により表示される内容が縦長である場合に,図1(a)〜(c)に示す動作が行われるように設定しておけば,2つの映像を並べて見る場合(図1(a))でも,個別に拡大して見る場合(図1(b),(c))であっても,全表示領域が有効に使われるので見やすい。同様に,2つの端末A,Bからの映像信号により表示される内容が横長である場合は,図2(a)〜(c)に示す動作が行われるように設定しておけば表示内容が見やすくなる。
本表示装置Xは,図1,図2に示したように,複数の端末100から2つの端末A,Bを選択して表示させるものであるが,例えば,複数の端末100から4つを選択し,画面を上下・左右に4分割して表示させ,前記表示部103の90°回転により,回転前に表示されていた4つの映像(端末)のうちの2つを全表示領域に拡大して表示させるもの等であってもよく,2つの端末の映像表示に限られるものではない。
【0009】
次に,図3を用いて,表示装置Xの概略構成について説明する。
表示装置Xは,セレクター101,出力信号生成部102,前記表示部103,向き検出部104,表示領域決定部105,表示信号選択指示部106,操作部107を具備する。
前記セレクター101は,接続された複数の端末100の映像信号を入力し,そのうち2つの映像信号を,前記表示信号選択指示部106から入力される情報,及び前記向き検出部104からの情報に基づいて選択し,前記出力信号生成部102へ出力する。この選択方法については後述する。
前記出力信号生成部102は,前記セレクター101により選択された2つの映像信号(入力信号1及び2)を入力し,該入力信号1及び2と,前記表示領域決定部105からの指令とに基づいて,1つの映像信号を生成し,前記表示部103へ出力する。
前記表示部103は,液晶パネルやCRT等であり,前記出力信号生成部102から入力した映像信号を画面表示する。
前記向き検出部104は,前記表示部103の向きを検出する。これは,例えば,前記本体部10及び前記支持部20に,前記本体部10が前記ストッパーで保持される90°毎の4つの向き(「横1」,「縦1」,「横2」,「縦2」)に対応させてリミットスイッチ等を設けることにより,いずれの前記リミットスイッチ等がONであるかによって前記本体部10の向き(即ち,表示部103の向き)を検出する。さらに,前記向き検出部104は,検出した向きの状態遷移(どの向きからどの向きに移行したか)によってその回転方向も検出する。例えば,「縦1」→「横1」→「縦2」→「横2」→「縦1」と状態遷移する場合の回転方向が「右回り」であるとすると,「縦1」→「横2」→「縦2」→「横1」→「縦1」と状態遷移する場合の回転方向が「左回り」であるとする。
前記向き検出部104としては,この他にも,例えば,前記表示部103が「縦」又は「横」のいずれの方向であるかを検出するスイッチと,前記表示部103の回転方向を検出する回転センサとを設け,前記スイッチの状態遷移(「縦」→「横」又は「横」→「縦」)と前記回転センサによる前記回転方向によって,前記表示部103の向きを検出するよう構成するもの等であってもよい。
前記表示信号選択指示部106は,利用者によってなされる前記操作部107の所定の操作により,複数の端末100のうちいずれの端末100の映像信号を選択し,これをどのように表示するかについての表示規則情報を設定し,前記セレクター101,及び前記表示領域決定部105へ出力する。
【0010】
ここで,図5を用いて,前記表示規則情報の設定方法について説明する。
前記本体部10の前面に設けられた前記操作部107のメニューボタン107aが押されると,図5に示すメニュー枠201が表示される。この状態で,利用者による矢印ボタン107c及び選択ボタン107bの操作に従い,前記表示部103が「縦」(「縦1」又は「縦2」),「横」(「横1」又は「横2」)のいずれの向きのときに2つの映像信号を同時に表示(複数表示)させるのか,及び前記表示部103に複数表示させる2つの映像信号(前記入力信号1及び2)を複数の前記端末100のうちいずれの2つ(以下,端末A,Bという)の映像信号とするのかについて選択される。
【0011】
次に,図7を用いて,前記セレクター101による映像信号(出力信号生成部の入力信号1及び2)の選択方法について説明する。
図7に示すテーブルにおける項目列(1列目)は,前記表示信号選択指示部106により設定される前記表示規則のうち,前記表示部103が「縦」,「横」のいずれの向きのときに前記入力信号1及び2を同時に表示(複数表示)させるかについての設定内容を表す。また,項目行(1行目)は,前記向き検出手部104により検出される向きの状態遷移(「縦」→「横」又は「横」→「縦」),及びその回転方向(左回転又は右回転)の組み合わせを表す。そして,テーブルの各セルには,前記入力信号1及び2として,前記表示信号選択指示部106により設定された2つの端末A,B(図5参照)のうちいずれの端末の映像信号を選択して出力するかについて設定されている。
前記セレクター101は,前記表示信号選択指示部106により設定された前記表示規則,及び前記向き検出部104により検出された前記表示部103の向きの状態遷移及びその回転方向を,図7に示すテーブルに適用し,対応する端末A,Bの映像信号のいずれか又は両方を選択して,前記入力信号1及び2として前記出力信号生成部102へ出力する。
例えば,前記表示規則として,前記表示部103が「横」であるときに複数表示するよう設定されており,前記表示部103が「横」→「縦」へ左回転したと検出された場合は,前記入力信号1として前記端末A(図5の例では端末1に該当)の映像信号が選択され,前記入力信号2としてはいずれも選択されない(なし)。同様に,例えば,前記表示部103が「縦」であるときに複数表示すると設定され,「横」→「縦」へ左回転したときは,前記入力信号1,2として,それぞれ前記端末A,Bの映像信号が選択される。
図7に示すテーブルの項目行は,前記表示部103の向き及びその回転方向(向きの状態遷移)により4つの状態に区分しているが,例えば,前記向き検出部104で検出される向き,即ち,「横1」,「横2」,「縦1」,「縦2」の4つの状態に(回転方向にかかわらず)区分することも考えられる。
【0012】
前記表示領域決定部105は,前記表示信号選択指示部106で設定された前記表示規則及び,前記向き検出部104により検出された前記表示部103の向きを,図8に示すテーブルに適用して前記入力信号1及び2の各々を表示させる表示領域(の座標)を決定し,決定された表示領域情報を前記出力信号生成部102へ出力する。
図8の項目列は,前記表示信号選択指示部106により設定される前記表示規則のうち,前記表示部103が「縦」,「横」のいずれの向きのときに前記入力信号1及び2を同時に表示(複数表示)させるかについての設定内容を表す。また,項目行は,前記向き検出手段により検出される向き(「縦」又は「横」)を表す。そして,テーブルの各セルには,前記入力信号1及び2のそれぞれを表示させる表示領域を表す座標(X,Y座標)が設定されている。ここで,前記表示領域を表す座標は,図6(a)に示すように,前記表示部103の全表示領域の長手方向の画素数をa,その直角方向の画素数をbとして表現される。従って,前記表示部103を「横」に向けたときの全表示領域を表す座標は,図6(a)に示すように(0,0)〜(a−1,b−1)となり,同じく「縦」に向けたときの全表示領域を表す座標は,図6(b)に示すように,(0,0)〜(b−1,a−1)となる。
例えば,図8に示すテーブルにおいて,前記表示規則として前記複数表示を前記表示部103が「横」向きであるときに行う設定がなされており,前記表示部103の向きが「横」向きであることが検出された場合は,前記入力信号1は,(0,0)〜(a/2−1,b−1)の表示領域に,前記入力信号2は,(a/2,0)〜(a−1,b−1)の表示領域にそれぞれ表示されるよう決定される。
【0013】
次に,図4を用いて,前記出力信号生成部102の構成について説明する。
前記出力信号生成部102は,2つのA/Dコンバータ300,301及びスケーラ302,303,映像メモリ304,表示信号合成部305,OSD処理部307,表示I/F308から構成される。
前記A/Dコンバータ300,301は,前記入力信号1および2の各々をディジタル映像データへ変換する。
前記スケーラ302,303は,前記A/Dコンバータ300,301から入力した前記ディジタル映像データの映像サイズを,前記表示領域決定部105から入力した前記表示領域情報に含まれる,前記入力信号1及び2の各表示領域の座標情報に対応させて,拡大又は縮小する。
前記映像メモリ304は,前記入力信号2についての拡大・縮小処理後のディジタル映像データを一時記憶する。
前記表示信号合成部305は,前記入力信号1及び2の各々についての拡大・縮小処理後のディジタル映像データを,前記表示領域決定部105から入力した前記表示領域情報に含まれる前記入力信号1及び2の各表示領域の座標情報に従って合成し,1つの映像データを生成する。このとき,前記入力信号2についての映像データが一旦,前記映像メモリ304に格納されることにより,前記入力信号1についての映像データとの合成のタイミングを合わせるよう構成されている。
前記OSD処理部307は,前記表示信号合成部305により合成された映像データにおいて,前記入力信号1及び2の各々の映像が表示される前記表示領域に,前記入力信号1及び2を識別する情報,即ち,前記映像信号A,Bを出力した前記端末100を識別する情報(例えば,「端末1」,「端末2」等の文字)をインポーズする。この識別情報は,前記表示領域情報に含まれるものであり,前記表示信号選択指示部106から前記表示領域決定部を介して入力される。これにより,どの表示領域にどの端末100の映像が表示されているかが画面上で確認できるので,誤って違う端末100を操作してしまう等のミスを防止できる。
前記表示I/F308は,前記OSD処理部307から出力される映像データを入力し,前記表示部103に入力できる信号に変換して前記表示部103へ出力する。
【0014】
次に,図9を用いて,前記表示信号合成部305による2つの映像の合成処理の手順について説明する。以下,前記入力信号1及び2をディジタル変換後,前記スケーラ302,303によりサイズの拡大・縮小が行われた後の映像データのことを,それぞれ映像データ1及び2という。また,前記表示領域決定部105から入力する前記入力信号1及び2の表示領域座標を,各々(X11,Y11)〜(X12,Y12),(X21,Y21)〜(X22,Y22)とする。また,S400,S401,は,処理手順(ステップ)の番号を表すものとする。
【0015】
まず,S400において,変数Lを0に初期化する。この変数Lは,映像データの表示を行う位置の行(Y座標)を表すものであり,以下,順次カウントアップされる変数である。
次に,S401において,前記映像データ2の有無が判別される。ここでは,前記セレクター101による前記入力信号2の選択が「なし」である場合(図7参照)に,前記映像データ2が存在しないため,「なし」と判別される。
S401において,前記映像データ2が「なし」であると判別されると,S421へ移行し,L行目について前記映像データ1が1ライン分表示された後,S422で変数Lが+1される。そして,S421,S422の処理が,変数LがY12を超えるまで繰り返され(S423のNo側),これにより前記映像データ1が全て表示された後に処理が終了する。
この状態は,例えば,図1(b),(c)又は図2(b),(c)の表示状態に該当する。
一方,S401において,前記映像データ2が「あり」であると判別されると,S402において,変数LがY12(前記映像データ1の最終行)以下であるか否かが判別される。
S402において,変数LがY12以下であると判別されると,L行目について前記映像データ1が1ライン分表示(S403)された後,Y11とY21が一致するか否か,即ち,前記映像データ1及び2の表示開始行(表示領域の始点のY座標)が一致するか否かが判別される。これは,画面を左右に2分割して表示させるのか否かを判別するものである。
S404において,Y11とY21が一致する,即ち,画面を左右2分割して表示させるものであると判別されると,L行目について,表示領域の座標(X12+1,L)を開始点として前記映像データ2が1ライン分表示された後,S406へ移行する。これにより,右半分の表示領域に前記映像データ2が1ライン分表示される。一方,S404において,Y11とY21が一致しない,即ち,画面を左右2分割して表示させるものではないと判別されると,S405の処理はスキップしてS406へ移行する。
次に,S406において,変数Lが+1された後,S407において,変数LがY12及びY22をともに超えているか否かが判別され,超えていないと判別されると,S402へ戻って処理が繰り返される。このとき,S402において,変数LがY12を超えたと判別(S402のNo側)された場合は,S411に移行し,L行目について,表示領域の座標(0,L)を開始点として前記映像データ2が1ライン分表示された後,S406へ移行する。これにより,画面を上下に2分割して表示させる設定である場合に,下半分の表示領域に前記映像データ2が1ライン分表示される。
以上,S402〜S407,及びS411の処理が繰り返されているときに,S407において変数LがY12及びY22をともに超えたと判別されると処理が終了する。
以上の処理により,指定された表示領域に2つ又は1つの映像が表示される。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,複数の映像信号を表示領域を分けて同時に表示可能であるため,表示装置の必要台数を少なくできるとともに,表示部の向きに応じて,入力した複数の映像信号の特徴,例えば,縦に長い映像や横に長い映像等に適した表示領域に表示させることができるので,表示領域を有効に利用でき,見やすい表示が可能となる。
また,映像信号の特徴が変化した場合等であっても,それに合わせて表示規則を設定変更できるので柔軟な対応が可能となる。
さらに,各表示領域に表示される映像信号の出力元である端末の番号・名称等をインポーズすることができるので,誤って別の端末を操作すること等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおいて画面を横方向から縦方向へ回転させた場合の画面表示の状態遷移を表す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおいて画面を縦方向から横方向へ回転させた場合の画面表示の状態遷移を表す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る表示装置Xの主要部の構成を表すブロック図。
【図4】本発明の実施の形態に係る表示装置Xを構成する出力信号生成部の構成を表すブロック図。
【図5】本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける表示規則に関する情報の設定画面を表す図。
【図6】本発明の実施の形態に係る表示装置Xの画面の座標を説明する図。
【図7】本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける映像の選択に用いるテーブル。
【図8】本発明の実施の形態に係る表示装置Xにおける表示領域の座標を表すテーブル。
【図9】本発明の実施の形態に係る表示装置Xを構成する表示信号合成部による表示処理の手順を表すフローチャート。
【符号の説明】
10…本体部
20…支持部
100…端末
101…セレクター
102…出力信号生成部
103…表示部
104…向き検出部
105…表示領域決定部
106…表示信号選択指示部
107…操作部
107a…メニューボタン
107b…選択ボタン
107c…矢印ボタン
201…メニュー枠
300,301…A/Dコンバータ
302,303…スケーラ
304…映像メモリ
305…表示信号合成部
306…表示領域情報
307…OSD処理部
308…表示I/F
S400,S401・・・…処理手順(ステップ)の番号
Claims (1)
- 少なくとも2つの映像信号を入力する映像信号入力部と,
前記少なくとも2つの映像信号を複数の表示領域に分けて同時に表示可能であり,かつ第1の方向及び第2の方向を向くように回転自在に支持された表示部と,を具備する表示装置であって,
前記表示部の向き又は向きの遷移を検出する向き検出手段と,
検出された前記表示部の向き又は向きの遷移に基づいて,前記少なくとも2つの映像信号から1つの映像信号を選択し,選択した映像信号を前記表示領域を指定して前記表示部に表示させる映像信号選択・領域指定手段とを具備してなる表示装置において,
前記映像信号選択・領域指定手段は,
前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが第1の方向から第2の方向に遷移したことが検出された場合に,
回転前の前記表示部に表示されていた前記少なくとも2つの映像信号から1つの映像信号を選択し,これを回転後の前記表示部の全表示領域に表示させ,
前記向き検出手段により,前記表示部が回転してその向きが第2の方向から第1の方向に遷移したことが検出された場合に,
回転前の前記表示部に表示されていた前記少なくとも1つの映像信号を含む少なくとも2つの映像信号を選択し,これらを回転後の前記表示部の指定された表示領域に表示させてなることを特徴とする表示装置。
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