JPH09185455A - 図形処理方法及びその装置 - Google Patents

図形処理方法及びその装置

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JPH09185455A
JPH09185455A JP8000470A JP47096A JPH09185455A JP H09185455 A JPH09185455 A JP H09185455A JP 8000470 A JP8000470 A JP 8000470A JP 47096 A JP47096 A JP 47096A JP H09185455 A JPH09185455 A JP H09185455A
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dimensional
coordinate system
coordinate
axis
screen
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JP8000470A
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Tamon Itaya
多門 板屋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面上で仮想3次元空間を設定し、その空間
内で回転軸を設定して立体モデルを回転させたくても、
その回転軸を自由に設定することができず、ユーザの意
図した回転を行うためには何回かの試行錯誤を繰り返す
ことが必要であった。 【解決手段】 画面上に仮想3次元空間の座標系を3次
元座標軸を用いて表示し、その3次元座標軸のいずれか
がカーソルを用いて指定されると、その指定された3次
元座標軸に対応する座標系を、カーソルの移動に応じて
画面上で移動させる。また、その3次元座標軸の少なく
ともいずれかがカーソルを用いて指示されると、指示さ
れた座標軸を回転軸に設定し(S13)、その設定され
た回転軸以外の座標軸と、その移動方向がカーソルを用
いて指示されると、その指示に応じて回転軸を中心とす
る回転方向を決定して図形を回転させる(S19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想3次元空間を
示す座標系を画面上に設定し、当該3次元空間に立体モ
デルを表示する図形処理方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ機器の性能の向上と
共に、コンピュータ機器で稼働するアプリケーション・
プログラムのユーザ・インターフェースも飛躍的に向上
している。このような従来のコンピュータ機器におい
て、ディスプレイ画面に表示された仮想モデルを回転さ
せる際の回転軸の設定方法を図3を用いて説明する。
【0003】図6(a)は、ディスプレイ画面(スクリ
ーン)上に図示の如くx,y,z座標系を配置すること
により仮想3次元空間31を定義する。このような仮想
3次元空間31において、移動しない絶対的な座標系
(スクリーン座標系33)を想定し、その座標軸(ここ
ではy軸)を回転軸として3次元モデル34を回転させ
るという方法がある。
【0004】また図6(b)に示すように、3次元モデ
ル34に固有な座標系35(x,y,z)を定義し、こ
れにより3次元モデル34が仮想3次元空間31内を移
動しても、その座標系35により表すことで、座標値が
変更されないようにする方法とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような3次元モデ
ルの設定に際して、以下のような問題があった。 (1)仮想3次元空間内で回転軸を設定して回転させた
くても、その回転軸を自由に設定することができなかっ
た。そのため、ユーザの意図した回転を行うためには何
回かの試行錯誤を繰り返すことが必要であった。 (2)コマンド等を入力して表示の切り換えを行うこと
も考えられるが、微調整ができないため、様々な方法か
ら見る場合や、連続的に表示を切り換える場合には操作
が極めて困難であった。 (3)マウスカーソルを用いて回転軸を指示する場合、
ディスプレイ画面が2次元であるため仮想3次元空間内
の回転軸を明確に指示することができず、コマンド等を
併用して指示するため、かなりの熟練した操作方法が必
要になる等の問題があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ユーザが容易に立体モデルの表示形状を変更できる
図形処理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0007】また本発明の他の目的は、仮想3次元座標
系の座標系を自由に移動可能にすることで、立体モデル
の移動や回転操作を容易にした図形処理方法及びその装
置を提供することにある。
【0008】また本発明の他の目的は、2次元の表示画
面上で3次元方向の移動量や回転方向及びその回転量な
どを容易に指示することができる図形処理方法及びその
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の図形処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、仮想3次元空間を示す座標系を画面上に設定し、
当該3次元空間に立体モデルを表示する図形処理装置で
あって、前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸を
用いて表示する座標系表示手段と、前記3次元座標軸を
指定する指定手段と、前記指定手段により指定された3
次元座標軸に対応する座標系を画面上で移動させる移動
手段と、前記3次元座標軸の少なくともいずれかが指示
されると、当該指示された座標軸を回転軸に設定する設
定手段と、前記設定手段により設定された回転軸以外の
座標軸が指示されると前記回転軸を中心とする回転方向
を決定して図形を回転させる回転手段とを有する。
【0010】また上記目的を達成するために本発明の図
形処理方法は以下のような工程を備える。即ち、仮想3
次元空間を示す座標系を画面上に設定し、当該3次元空
間に立体モデルを表示する図形処理方法であって、前記
仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸に対応する面を
有する立体を表示する工程と、前記立体の1つの面がカ
ーソルを用いて指示されると、当該面を表示画面と平行
な位置に来るように前記立体の座標系を変更する工程
と、その変更された座標系に応じて前記立体の表示を変
更する工程とを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本実施の形態の図形処理
装置の構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、101はCPUで、プログ
ラムメモリ102に記憶されている制御プログラムに従
って各種処理を実行している。103はRAMで、CP
U101による各種処理の実行時にワークエリアとして
使用され、各種データを一時的に保存している。104
はキーボードで、数字キーや文字等を備え、本実施の形
態の図形処理装置に各種データやコマンドなどを入力す
るのに使用される。105は、マウス等のポインティン
グデバイスで、表示部110の画面上に表示されたマウ
スカーソルを移動させて、カーソルボタン105aが押
下されることによりクリック操作やドロー操作を可能に
している。106はカーソルレジスタ(CR)で、表示
画面上に表示されるマウスカーソルの位置を記憶してい
る。107は、例えばインクジェットプリンタやサーマ
ルプリンタ、レーザビームプリンタ等のプリンタであ
る。
【0013】108は表示用コントローラで、ビデオメ
モリ(VRAM)109に記憶されている表示データを
読み出して表示部110に表示させたり、CPU101
よりの指示に応じてRAM103との間でDMA等によ
りデータ転送を行って、表示データをビデオメモリ10
9に格納させることもできる。表示部110は、例えば
液晶やCRT等の表示ユニットである。111はハード
ディスク・ドライブ(HDD)を制御するためのコント
ローラ、112はハードディスク・ドライブユニット
(HDD)である。113はフロッピィディスクコント
ローラ(FDDコントローラ)で、FDDユニット11
4の動作を制御している。115は、このFDDユニッ
ト114に装着され、読み書きが行われるフロッピィデ
ィスク(FD)である。116は上述した各部を接続す
るためのシステムバスである。
【0014】尚、プログラムメモリ102に記憶されて
いる制御プログラムはこれらHDD112に記憶されて
いても、或はFD114に記憶されていて、プログラム
メモリ102にダウンロードされたものであっても良
い。
【0015】図2及び図3は、本発明の第1の実施の形
態の図形処理装置における動作を説明するための図であ
る。
【0016】図2は 表示部110の画面上に表示され
た3次元モデルの一例を示す図で、11は画面上に表示
された移動前の座標系を示し、12は同じく画面上に表
示された移動後の座標系を示している。13は表示され
た仮想3次元空間を示し、14は、この仮想3次元空間
13内の3次元モデルを示している。
【0017】図2では、3次元モデル14に対して回転
操作を行う場合、まずその回転軸をどこに移動して行な
うかを指示する場合を示している。
【0018】図2の例では、座標系11の位置から座標
系12の位置まで、座標系を移動させている。この移動
を指示する場合には、まずマウスカーソル120を座標
系11上に移動させ、その状態でマウス105のボタン
105aを押すこと(クリック操作)で、移動対象の座
標系を選択する。更に、このクリックした(ボタン10
5aを押下した)ままマウス105を移動させてマウス
カーソル1120を座標系12の位置まで移動させる
(ドロー操作)ことにより、座標系11を座標系12の
位置まで移動させることができる。
【0019】図4は、この移動処理を示すフローチャー
トで、この処理を実行する制御プログラムはプログラム
メモリ102に記憶されている。
【0020】まずステップS1で、マウス105のボタ
ン105aがクリックされたかどうかを調べ、クリック
された時はステップS2に進み、この時マウスカーソル
120により画面上の座標系が指示されているどうかを
みる。これらカーソルレジスタ106の内容と、表示部
110の画面上に表示されている座標形の表示座標とを
比較することにより得られる。これは後述のカーソル1
20の移動に伴う各種処理においても同様である。こう
して座標系が指示されているとステップS3に進み、ボ
タン105aが押下されたままでマウス105が移動さ
れる、いわゆるドロー操作が行われたかどうかを調べ、
そうであればステップS4に進み、その移動された移動
量を入力する。
【0021】そしてステップS5に進み、この時、キー
ボード104の、例えばシフトキーが押下されているか
どうかを調べ、押下されているときはステップS7に進
み、z軸方向への移動が指示されているものとして、座
標系11をz軸方向に移動してカーソル120とともに
表示する。一方、シフトキーが押下されていないときは
ステップS6に進み、画面に対応した2次元の座標上で
の移動が指示されているものとして、x,y軸方向への
移動処理を行う。そしてステップS8において、ドロー
操作が終了したかどうかを調べ、終了していないときは
ステップS4に戻り、マウス105による移動量を入力
して表示を行う処理を継続する。そしてドロー操作が終
了すると、この移動処理を終了する。
【0022】尚、前述のステップS1,S2,S3にお
いて条件を満足しないときはステップS9に進み、対応
する処理を実行する。
【0023】このように本実施の形態1においては、座
標系を移動させる際には、x,y方向に関しては、通常
のマウス操作で画面上でマウスカーソル120を移動さ
せることにより移動でき、またz方向の移動には、キー
ボード104上のいずれかのキー、例えばシフトキーを
押しながらマウス105を操作することにより、三次元
空間内のz軸方向にマウスカーソル120を移動させて
座標系を移動することができる。尚、z軸方向の正方向
及び負の方向の指示は、マウス105を手前方向に移動
させるか、或はその逆方向に移動させるかにより指示す
ることができる。
【0024】次に図3を参照して、3次元図形の回転を
指示する場合を説明する。
【0025】座標系12における回転軸の指示には、例
えばz軸を回転軸とするには、まずマウスカーソル12
0をz軸上に移動してマウスボタン105aをクリック
することにより回転軸がz軸に決定される。次に、座標
系12のx軸か、y軸のいずれかの矢印の先頭の部分1
2a又は12bをクリックし、そのボタン105aを押
したまま、回転したい方向にカーソル120を移動させ
るドロー操作を行う。その結果、座標系12がz軸回り
に、指示された方向に回転し、3次元モデル14も連動
して回転して表示させることができる。
【0026】この処理を図5のフローチャートを参照し
て説明する。尚、この処理の開始時には、例えばキーボ
ード104から回転軸及びその回転方向の入力であるこ
とを示すコマンドなどが入力されているものとする。
【0027】まずステップS11で、マウス105のボ
タン105aがクリックされたかどうかを調べ、そうで
あればステップS12に進み、その時、マウスカーソル
120が座標系12のx,y,z座標軸のいずれかの上
に位置しているかどうかをみる。位置していればステッ
プS13に進み、そのカーソル120で指示された座標
軸を回転軸として決定する(図3の例ではz軸が指示さ
れている)。次にステップS14に進み、再度マウス1
05のボタン105aがクリックされたかどうかを調
べ、そうであればステップS15に進み、その時マウス
カーソル120が、回転軸として指定された以外の座標
軸(図3の例ではx又はy軸)の矢印の先頭部分(図3
の例では12a又は12b)を指示しているかどうかを
みる。そうであればステップS16に進み、次にボタン
105aが押下されたままドロー操作が行われるかどう
かを調べる。
【0028】ステップS16でドロー操作が行われると
ステップS17に進み、マウス105により指示された
移動量とその移動方向を入力し、ステップS18でその
ドロー操作が終了するかをみる。ドロー操作が終了しな
いときはステップS17に戻り、前述の処理を実行す
る。こうしてドロー操作が終了するとステップS19に
進み、その移動された移動量と移動方向に応じて表示さ
れている図形の回転量を決定し、ステップS13で決定
した回転軸を中心として、画面上に表示されている図形
モデルを回転させる。
【0029】<実施の形態2>前述の実施の形態1で
は、従来の座標系をそのまま使用したが、より回転軸が
強調できるようにした例を図7を参照して説明する。
【0030】図7において、51は、例えば図2及び図
3に示す座標系11,12の座標軸を改良した座標系の
表示例を示す。52は、マウスカーソル120によりク
リックし易くするための位置を示すボールである。座標
系51は、図2及び図3に示したような、原点から正方
向のみに矢印が出ているものとは異なり、各座標軸の負
方向にも軸を延長して示している。また、負方向の軸の
端部を明確にするために、その端部にもクリックしやす
くするためにボール52が付されている。尚、座標系5
1の原点に設けられたボール52aは、座標軸の移動を
指示する際にクリックされるボールを示している。
【0031】この状態で、座標系51に設けられたボー
ル52のいずれかをクリックし、ドロー操作を行うこと
により、x,y,z方向の正負のいずれの方向にも、そ
の座標系の座標軸の長さを変更できるようにしている。
【0032】ここで、図形を回転させる時のドロー操作
と、座標軸を延長する時のドロー操作とを区別するため
に、キーボード104のキー操作との組み合わせによっ
て座標軸の延長を行うようにしている。例えば、キーボ
ード104の「CTRL」キーを押しながらドロー操作
を行なった場合は、座標軸の延長を指示するドロー操作
が行われるものとする。
【0033】図7では、z軸の負方向に取付けられたボ
ール52をクリックして回転軸をz軸に指定して、その
後、ドロー操作を行い、3次元モデル53を貫通するま
でz軸を負の方向に延長させた例を示している。このよ
うに、軸方向の矢印線の長さを変更することにより、結
果的に回転軸が強調されて表示されることになる。
【0034】尚、3次元モデル53をz軸を示す矢印の
線により貫通する際に、その矢印の線とモデル53とが
交差するモデル53の表面上に、その接点を明確にする
ために十字マーク等を付けて表示する。また、モデル5
3を通過している矢印部分を点線で表示することによ
り、モデル53を透過表示して延長している矢印の位置
を明瞭にしている。 このように回転軸の長さを延長さ
せ、モデル53との接点を明確に表示することにより、
モデル53のどの位置を中心に回転しようとしているか
をユーザに明確に示すことができる。
【0035】<実施の形態3>前述の実施の形態1及び
2では、座標系の座標軸表示を平面としたが、この実施
の形態3では、座標軸を立体で表示する場合を説明す
る。
【0036】図8は、座標系の座標軸を3次元で表示し
た例を示す図である。
【0037】図8において、61は立体物の組み合わせ
で構成した座標系の表示例を示し、原点の位置にボール
62を配置し、そこから円筒と円錐の組み合わせで構成
される座標軸を示す矢印をx,y,z軸方向のそれぞれ
に配置している。このように立体形状の線表示で座標系
を表わしてディスプレイ画面に表示する。
【0038】これによって、上記実施の形態1及び2に
対して、マウスカーソルにより座標軸をクリックしやす
くなり、また座標軸方向の把握もしやすくなる。
【0039】また、前述の実施の形態2で示したよう
に、各座標軸を負方向に伸ばしたり、図7のようにボー
ル52を各座標軸に取付けてもよい。また、座標軸の表
示を色分けして、各座標軸の違いを明確にすることも有
効である。
【0040】次に、これら第2及び第3の実施の形態に
おける処理を説明する。
【0041】座標系の位置を移動する際には、前述の図
4のフローチャートと同様にして、座標系の位置を移動
させることができる。但し、この実施例の形態2および
3では、図4のステップS2において、マウスカーソル
120により座標系の原点のボール52a或は62が指
示されているかどうかを判断する点が異なるのみであ
る。
【0042】次に図9のフローチャートを参照して、図
7に示すような表示を行う処理を詳細に説明する。
【0043】まずステップS21で、マウス105のボ
タン105aがクリックされた可動を調べ、クリックさ
れた時はステップS22に進み、マウスカーソル120
によりボール52が指示されているかをみる。ボール5
2が指示されているときはステップS23に進み、その
ボール52が位置している座標軸を回転軸として設定す
る。そしてステップS24に進み、引き続きドロー操作
が行われるかどうかをみる。
【0044】ドロー操作が行われるとステップS25に
進み、マウス105により指示された移動量を入力す
る。ステップS26では、キーボード104の例えばC
TRLキーが押下されているかどうかを調べ、押下され
ていないときは回転量の設定かどうかをみるために、図
5のステップS15に進む。
【0045】ステップS26で、キーボード104のC
TRLキーが押下されているときはステップS27に進
み、ステップS25で入力したマウス105の移動量と
移動方向に応じて、その指示されている座標軸を、その
移動方向に移動量に応じた長さ分、伸長或は縮小する。
そしてステップS28に進み、その伸長或は縮小された
座標軸が、表示されているモデル53と交差しているか
どうかを調べ、交差しているときはステップS29に進
み、その交差している点を“x”で表示し、モデル53
内を通過している線部分があれば、その線部分を点線で
表示する。
【0046】一方、ステップS28で、モデルと交差し
ていないときはステップS30に進み、その軸を実線で
表示する。こうしてステップS31に進み、ドロー操作
が終了したかどうかを調べ、ドロー操作が終了していな
いときはステップS27に戻り、前述した処理を実行す
る。
【0047】<実施の形態4>この実施の形態4では、
x,y,z方向の座標軸を示す矢印と立方体72を組み
合わせた図10に示すような座標系71を想定し、この
立方体72の1つの面を選択して、仮想3次元空間内で
3次元モデルを回転させ、ディスプレイ画面の表示を切
り換える。
【0048】図11は、このような3次元モデルの回転
処理を説明するための図である。
【0049】図11において、81は図10に示すよう
な座標系を示し、82は3次元の円筒モデル、84は仮
想3次元空間を示し、72は前述の立方体モデルを示し
ている。85は立方体モデル72の1つの面を示し、座
標系81は、この立方体モデル72に基づいて設定され
ている。
【0050】いま図11(a)に示すように、3次元座
標系81と3次元の円筒モデル82が配置されており、
3次元円筒モデル82を軸86に示すような視線方向で
見たい場合を想定する。ここで、軸86の方向と座標系
81のx軸の負方向とが一致しているものとする。
【0051】まず、立方体モデル72の面85上にマウ
スカーソル120を移動してマウス105をクリックす
ることにより、その面85を選択する。この操作によ
り、図11(b)に示すように、面85はディスプレイ
画面に対して平行になるように回転する。この結果、面
85に対して垂直となる視線方向(ここではx軸の負方
向)で見た場合のように、座標系81が回転されて表示
部110の画面上に投影される。この座標系81の回転
に連動させて、3次元円筒モデル82のも同様にy軸に
対して時計回り方向に回転させて表示させる。
【0052】このように本実施の形態4によれば、マウ
ス105により座標系81上の立方体モデルの1つの面
(ここでは面85)をクリックするだけで、その面85
に対して垂直な視線方向となるように座標系を変更で
き、それに応じて他の立体モデルの表示角度も変更する
ことができる。
【0053】この実施の形態4の処理を図12のフロー
チャートを参照して説明する。
【0054】まずステップS41で、マウス105がク
リックされたかどうかを調べ、クリックされたときはス
テップS42に進み、その時、マウスカーソル120
が、表示されている有る立方体の1つの面を指示してい
るかどうかを調べ、指示していればステップS43に進
み、その指示された面が、表示部110の画面に対して
平行となるように、その立方体の座標系を変更して表示
する。
【0055】次にステップS44に進み、その画面上に
他の立体モデルが表示されているかどうかを調べ、他の
立体モデルが表示されている時はステップS45に進
み、その立体モデルの座標系も同様に変更し、ステップ
S46で、その変更した座標系に応じて、立体モデルの
表示角度を変更する。
【0056】また、本発明は、ホストコンピュータ、イ
ンタフェース、プリンタ等の複数の機器から構成される
システムに適用しても、複写機等の1つの機器からなる
装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装
置にプログラムを供給することによって実施される場合
にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発
明に係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成
することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラ
ムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシ
ステム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0057】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0058】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R,磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0059】またコンピュータが読出したプログラムコ
ードを実行することにより、前述した実施の形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述し
た実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0060】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0061】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、3次元仮想空間を示す座標系の座標軸を画面上に表
示し、その表示された座標系を指示して画面上で移動す
ることにより、3次元モデルの回転や平行移動などを簡
単に指示することができる。
【0062】また、本実施の形態によれば、表示されて
いる3次元座標系を表す座標軸の内、回転軸として指定
したい座標軸を容易に指定することができ、また、その
回転方向も容易に設定することができる。
【0063】また、本実施の形態によれば、3次元座標
系を示す座標軸に指示するためのエリアを付加し、その
エリアを指示することに、座標軸の移動や伸長等を指示
でき、それに応じて、その座標系に基づいて表示されて
いるモデルの位置や角度等を変更して表示できる。
【0064】また、本実施の形態によれば、表示されて
いる立体モデルの面を指定して見る方向を指示すること
により、その座標系を変更し、それとともに他の立体モ
デルの表示をも変更できる。
【0065】また、本実施の形態によれば、立体モデル
の回転軸より明瞭に確認できるという効果がある。
【0066】更に本実施の形態によれば、2次元空間だ
けでなく、3次元空間における立体モデルの移動或は回
転方向を指示することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザが容易に立体モデルの表示形状を変更できるという
効果がある。
【0068】また本発明によれば、仮想3次元座標系の
座標系を自由に移動可能にすることで、立体モデルの移
動や回転操作を容易にできるという効果がある。
【0069】また本発明によれば、2次元の表示画面上
で3次元方向の移動量や回転方向及びその回転量などを
容易に指示することができるという効果がある。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の図形処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の座標系の移動を説
明する図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる座標系の回転軸を指
定して回転方向を指示する操作を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の座標系の移動を説
明するためのフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態にかかる座標系の回転軸を指
定して回転方向を指示する操作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】仮想3次元空間における一般的な座標系の移動
と回転を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る座標系表示を
用いたのモデルの回転操作を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態にかかる座標系表示
を説明する図である。
【図9】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る座標
系表示を用いたのモデルの回転操作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態における多面体を
組み合わせた座標系について説明する図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態にかかる座標系を
使用したモデルの回転操作を説明する図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態にかかる座標系を
使用したモデルの回転操作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11,12 座標系 52,52a,62 ボール 101 CPU 102 プログラムメモリ 103 RAM 104 キーボード 105 マウス(ポインティングデバイス) 105a マウスボタン 106 カーソルレジスタ 110 表示部 120 マウスカーソル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想3次元空間を示す座標系を画面上に
    設定し、当該3次元空間に立体モデルを表示する図形処
    理装置であって、 前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸を用いて表
    示する座標系表示手段と、 前記3次元座標軸を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された3次元座標軸に対応する
    座標系を画面上で移動させる移動手段と、 前記3次元座標軸の少なくともいずれかが指示される
    と、当該指示された座標軸を回転軸に設定する設定手段
    と、 前記設定手段により設定された回転軸以外の座標軸が指
    示されると前記回転軸を中心とする回転方向を決定して
    図形を回転させる回転手段と、を有することを特徴とす
    る図形処理装置。
  2. 【請求項2】 前記3次元座標軸のそれぞれは、指示さ
    れるエリアを示す指示エリアを設けていることを特徴と
    する請求項1に記載の図形処理装置。
  3. 【請求項3】 前記3次元座標軸のそれぞれを示す線を
    伸長/縮小する手段を更に有することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の図形処理装置。
  4. 【請求項4】 前記指定手段は、ポインティングデバイ
    スにより移動される画面上のカーソルを用いて指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の図形処理装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、2次元の移動は画面上
    のカーソルの移動距離に対応させ、3次元方向への移動
    は前記ポインティングデバイスによる操作と他の指示と
    の組合わせにより入力することを特徴とする請求項4に
    記載の図形処理装置。
  6. 【請求項6】 仮想3次元空間を示す座標系を画面上に
    設定し、当該3次元空間に立体モデルを表示する図形処
    理装置であって、 前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸に対応する
    面を有する立体を用いて表示する立体表示手段と、 前記立体の1つの面を指示する指示手段と、 前記指示手段により指示された面を表示画面と平行な位
    置に来るように前記立体の座標系を変更する変更手段
    と、 前記変更手段により変更された座標系に応じて前記立体
    の表示を変更する表示変更手段と、を有することを特徴
    とする図形処理装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段による座標系の変更に応じ
    て、表示されている他の立体モデルの表示も変更する手
    段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の図形
    処理装置。
  8. 【請求項8】 仮想3次元空間を示す座標系を画面上に
    設定し、当該3次元空間に立体モデルを表示する図形処
    理方法であって、 前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸を用いて表
    示する工程と、 前記画面上で、表示されているカーソルを使用して3次
    元座標軸の略中心が指定されると当該座標系の移動であ
    ると判断する工程と、 前記座標系の移動が指示された後、前記カーソルの移動
    に応じて前記座標系を示す座標軸を画面上で移動する移
    動工程と、を有することを特徴とする図形処理方法。
  9. 【請求項9】 前記移動工程において、2次元方向への
    移動は画面上のカーソルの移動距離に対応させ、3次元
    方向への移動は前記カーソルの移動とキー操作により判
    別することを特徴とする請求項8に記載の図形処理方
    法。
  10. 【請求項10】 仮想3次元空間を示す座標系を画面上
    に設定し、当該3次元空間に立体モデルを表示する図形
    処理方法であって、 前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸を用いて表
    示する工程と、 前記画面上で、表示されているカーソルを用いて3次元
    座標軸のいずれかが指示されると、その座標軸を回転中
    心軸に設定する工程と、 前記回転中心軸の設定後、前記カーソルを使用した前記
    3次元座標軸のいずれかの指示に応じて前記回転中心軸
    に対する回転方向と回転量を決定する工程と、 前記回転方向と回転量とに応じて表示されている立体モ
    デルの表示を変更する工程と、を有することを特徴とす
    る図形処理方法。
  11. 【請求項11】 前記3次元座標軸のそれぞれは、指示
    されるエリアを示す指示エリアを設けていることを特徴
    とする請求項10に記載の図形処理方法。
  12. 【請求項12】 前記3次元座標軸のいずれかが前記カ
    ーソルにより指示された状態で、前記カーソルの移動に
    伴って前記座標軸を示す線を伸長或は縮小する工程を更
    に有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか
    1項に記載の図形処理方法。
  13. 【請求項13】 仮想3次元空間を示す座標系を画面上
    に設定し、当該3次元空間に立体モデルを表示する図形
    処理方法であって、 前記仮想3次元空間の座標系を3次元座標軸に対応する
    面を有する立体を表示する工程と、 前記立体の1つの面がカーソルを用いて指示されると、
    当該面を表示画面と平行な位置に来るように前記立体の
    座標系を変更する工程と、 その変更された座標系に応じて前記立体の表示を変更す
    る工程と、を有することを特徴とする図形処理方法。
  14. 【請求項14】 前記座標系の変更に応じて、表示され
    ている他の立体モデルの表示も同様に変更する工程を更
    に有することを特徴とする請求項13に記載の図形処理
    方法。
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