JP2000030073A - 画像編集システムならびに画像編集システムを構成する画像サーバおよびクライアント・コンピュータならびに画像編集方法 - Google Patents

画像編集システムならびに画像編集システムを構成する画像サーバおよびクライアント・コンピュータならびに画像編集方法

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JP2000030073A
JP2000030073A JP10267612A JP26761298A JP2000030073A JP 2000030073 A JP2000030073 A JP 2000030073A JP 10267612 A JP10267612 A JP 10267612A JP 26761298 A JP26761298 A JP 26761298A JP 2000030073 A JP2000030073 A JP 2000030073A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編集サーバと多数のクライアント・コンピュ
ータとが相互に通信可能なシステムにおいて,複数のク
ライアント・コンピュータによって編集画像を生成でき
るようにする。 【構成】 多数のクライアント・コンピュータと編集サ
ーバ30とがインターネットによって接続されている。
複数のクライアント・コンピュータごとにグループが形
成されている。このグループ内において,一のクライア
ント・コンピュータが編集画像を生成し,他のクライア
ント・コンピュータがその生成された編集画像を再編集
する。編集の経過は,編集に関与していないクライアン
ト・コンピュータも表示画面上で確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,画像サーバと複数のクライア
ント・コンピュータとが相互に通信可能な画像編集シス
テムならびに画像編集システムを構成するクライアント
・コンピュータならびに画像編集方法および画像編集の
ためのプログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【発明の背景】コンピュータ装置の発達およびインター
ネットの普及により,画像サーバとクライアント・コン
ピュータとがインターネットを通して通信することが実
現されている。
【0003】画像サーバとクライアント・コンピュータ
との間の通信が比較的容易に可能となると,クライアン
ト・コンピュータから画像サーバに画像データをアップ
ロードしたり,画像サーバから画像データをクライアン
ト・コンピュータにダウンロードすることも比較的容易
となる。
【0004】このために,画像サーバから画像データを
ダウンロードし,ダウンロードした画像データによって
表わされる画像と他の画像とを用いて画像を編集する,
編集画像をクライアント・コンピュータから画像サーバ
にアップロードするなどのさまざまな展開が可能であ
る。
【0005】
【発明の開示】この発明は,画像サーバと複数のクライ
アント・コンピュータとが相互に通信可能なシステムに
おいて,クライアント・コンピュータにおいて生成され
た編集画像をクライアント・コンピュータによって再編
集できるようにする事を目的とする。
【0006】この発明による画像編集システムは,画像
サーバと複数のクライアント・コンピュータとが相互に
通信可能であり,一の上記クライアント・コンピュータ
において画像データによって表わされる画像を編集し,
編集画像に関する情報を上記一のクライアント・コンピ
ュータから上記画像サーバに送信する画像合成システム
であり,上記画像サーバは,上記一のクライアント・コ
ンピュータから送信された編集画像に関する情報を上記
一または他の上記クライアント・コンピュータに送信す
る編集画像情報送信手段を備え,上記一または他の上記
クライアント・コンピュータは,上記画像サーバから送
信された編集画像に関する情報にもとづいて,上記一の
クライアント・コンピュータにおいて生成された編集画
像を再編集する画像再編集手段,および上記画像再編集
手段によって再編集された再編集画像に関する再編集情
報を上記画像サーバに送信する再編集情報送信手段を備
えていることを特徴とする。
【0007】この発明は,上記画像編集システムに適し
た方法も提供している。すなわち,画像サーバと複数の
クライアント・コンピュータとが相互に通信可能であ
り,一の上記クライアント・コンピュータにおいて画像
データによって表される画像を用いて画像を編集し,編
集画像に関する情報を上記一のクライアント・コンピュ
ータから上記画像サーバに送信し,上記画像サーバは,
上記一のクライアント・コンピュータから送信された編
集情報を受信し,上記画像サーバから上記一または他の
上記クライアント・コンピュータに,受信した編集情報
を送信し,上記画像サーバから送信された編集情報にも
とづいて編集された編集画像を上記一または他の上記ク
ライアント・コンピュータにおいて再編集し,再編集し
た画像に関する再編集情報を一または他の上記クライア
ント・コンピュータから上記画像サーバに送信するもの
である。
【0008】この発明によると,上記のように画像サー
バと複数のクライアント・コンピュータとが相互に通信
可能なように,例えば,ネットワークを介して接続され
ている。複数のクライアント・コンピュータのうち,一
のクライアント・コンピュータにおいて画像の編集が行
われる。編集画像に関する情報,例えば編集された画像
そのもの,編集画像を再現するために編集画像を構成す
る画像を特定する画像ファイル名,画像の配置位置を表
すデータなどが画像の編集処理が行われた一のクライア
ント・コンピュータから画像サーバに送信される。
【0009】この画像編集システムでは,クライアント
・コンピュータにおいて生成された編集画像を再編集す
ることができる。編集画像の再編集は,画像を編集した
一のクライアント・コンピュータで行なうこともできる
し,画像を編集した一のクライアント・コンピュータ以
外の他のクライアント・コンピュータで行なうこともで
きる。
【0010】画像を再編集する場合には,画像を編集し
た一のクライアント・コンピュータから送信された編集
画像に関する情報が,画像サーバから画像を編集する一
または他のクライアント・コンピュータに送信される。
編集情報(編集画像に関する情報)を受信したクライア
ント・コンピュータにおいて,受信した編集情報にもと
づいて編集画像が再現される。再現された編集画像につ
いて再編集,例えば画像または文字もしくは記号の追
加,削除または変更(位置の移動,縮小,拡大など)が
行われる。
【0011】このようにして再編集された画像に関する
再編集情報が,画像を再編集したクライアント・コンピ
ュータから画像サーバに送信される。
【0012】以上のようにして一のクライアント・コン
ピュータにおいて編集された画像を,一または他のクラ
イアント・コンピュータにおいて再編集することができ
る。複数のクライアント・コンピュータが協力して一つ
の画像を編集することができ,より良い画像を生成する
ことができるようになる。
【0013】好ましくは,画像サーバには,クライアン
ト・コンピュータから送信された編集情報を記憶してお
く。そして,画像の再編集を行なうときには,再編集部
分に関する情報をクライアント・コンピュータから画像
サーバに送信する。画像サーバに記憶されている編集情
報と,クライアント・コンピュータから送信された再編
集情報とを用いて再編集された画像を再現できる。再編
集の部分に関する情報の情報量は少ない。情報量が少な
いので,画像の再編集を行ったクライアント・コンピュ
ータから画像サーバに再編集情報を送信する場合でも比
較的短時間で済む。
【0014】また,複数の上記クライアント・コンピュ
ータから,1または2以上の上記クライアント・コンピ
ュータごとに複数のグループに分けられており,画像の
編集または再編集を行なうことを表わす実行データを,
画像の編集または再編集を行なうことに先立ち一または
他の上記クライアント・コンピュータから上記画像サー
バに送信するものであり,上記画像サーバにおいて,一
または他の上記クライアント・コンピュータから送信さ
れた上記実行データにもとづいて,画像の編集または再
編集の実行を許可するかどうかを判定し,許可すると判
定されたときに,上記画像サーバから,許可した一また
は他の上記クライアント・コンピュータに許可を表わす
データを送信し,一または他の上記クライアント・コン
ピュータが,上記画像サーバから送信された許可データ
を受信したことに応じて画像の編集または再編集を実行
するものでもよい。
【0015】クライアント・コンピュータにおける画像
の編集または再編集に先立ち,画像の編集または再編集
を行なうことを表わす上記実行データを上記画像サーバ
に送信し,画像サーバによって画像の編集または再編集
の実行の許可があった場合に画像の編集または再編集を
行っているので,複数のクライアント・コンピュータに
おいて同時に画像の編集または再編集が行われることが
なく,多くの異なる編集画像の並存を防止できる。
【0016】上記編集画像が複数のオブジェクト画像か
ら構成されており,上記オブジェクト画像の追加,変更
および削除の少なくとも1つのオブジェクト画像編集を
行うことを表すオブジェクト画像編集要求データを一ま
たは他の上記クライアント・コンピュータから上記画像
サーバに送信するときには,上記画像サーバにおいて,
一または他の上記クライアント・コンピュータから送信
された上記オブジェクト画像編集要求データにもとづい
て,上記オブジェクト画像編集を許可するかどうかを判
定し,上記オブジェクト画像編集を許可すると判定され
たときに,許可した一または他の上記クライアント・コ
ンピュータに上記オブジェクト画像編集を許可するオブ
ジェクト画像編集許可データを送信し,上記一または他
のクライアント・コンピュータにおいて,上記画像サー
バから送信された上記オブジェクト画像編集許可データ
を受信したことに応じて上記オブジェクト画像編集を実
行するようにしてもよい。
【0017】オブジェクト画像編集許可データを得るこ
とにより,各クライアント・コンピュータにおいて,編
集画像を構成するオブジェクト画像の編集が可能とな
る。異なるクライアント・コンピュータにおいて,同一
の編集画像について異なるオブジェクトの編集(オブジ
ェクトの追加,変更(オブジェクト画像の配置位置の変
更,オブジェクト画像の拡大,縮小を含む),削除な
ど)が可能となる。
【0018】さらに,クライアント・コンピュータが複
数のグループに分けられたときには上記編集情報または
上記再編集情報を,上記編集情報を送信した一または他
のクライアント・コンピュータが属するグループ内の上
記クライアント・コンピュータに送信してもよい。
【0019】グループ内の上記クライアント・コンピュ
ータが上記編集情報または再編集情報を受信することに
より,編集画像または再編集画像を再現することができ
る。画像を編集または再編集したクライアント・コンピ
ュータ以外のクライアント・コンピュータにおいて,編
集画像または再編集画像を確認することができる。
【0020】さらに,一または他の上記クライアント・
コンピュータが,上記画像サーバから送信された上記編
集情報または上記再編集情報に関するコメントを入力す
るコメント入力手段,および上記コメント入力手段から
入力されたコメントを上記画像サーバに送信するコメン
ト送信手段をさらに備えることが好ましい。
【0021】編集画像または再編集画像についてのコメ
ントを付加できるので,このコメントにもとづいて編集
画像を再編集できる。編集画像をさらに発展させること
ができる。
【0022】
【実施例の説明】(A)第1実施例 (1)画像編集システムの構成 図1は,この発明の実施例を示すもので,画像編集シス
テムの全体構成を示している。
【0023】画像編集システムは,編集サーバ(画像サ
ーバ)30とクライアント・コンピュータとがインター
ネットを介して接続されることにより構成される。多数
のクライアント・コンピュータがインターネットに接続
されている。複数のクライアント・コンピュータがグル
ープを構成している。図1においては,クライアント・
コンピュータ1,1Aおよび1Bによりグループ1を構
成し,クライアント・コンピュータn,n+1およびn
+2がグループnを構成している。
【0024】このように構成されたグループ内で特定の
画像をクライアント・コンピュータ同士で共有し,共有
した画像を用いて画像の編集処理が行われる。例えば,
あるクライアント・コンピュータが最初に画像を編集
し,同じグループに属する他のクライアント・コンピュ
ータがその編集画像を再編集して,最終的な編集画像が
生成される。複数のクライアント・コンピュータの複数
のユーザが共同して1つの編集画像を生成していくこと
となる。
【0025】編集サーバ30には,システム・データベ
ース35および高画質プリンタ36が接続されている。
【0026】図2は,クライアント・コンピュータ1の
電気的構成を示すブロック図である。クライアント・コ
ンピュータは通常ユーザの自宅に置かれる。
【0027】クライアント・コンピュータ1の全体の動
作はCPU2によって統括される。
【0028】クライアント・コンピュータ1には,RO
M3,データを一時的に記憶するためのRAM4,画像
編集のために表示装置14に画像を表示させるためのV
RAM12,ROM3からのデータの読出しならびにR
AM4およびVRAM12へのデータの書込みおよび読
出しを制御するためのメモリ・コントローラ15が含ま
れている。VRAM12から読み出された画像データが
DAコンバータ13に与えられることにより,アナログ
映像信号に変換され表示装置14に表示される。
【0029】また,クライアント・コンピュータ1には
バス・コントローラ5,メモリ・コントローラ15およ
びタイマ16が接続されている。
【0030】さらに,クライアント・コンピュータ1に
は,システムI/Oコントローラ6が接続されている。
このシステムI/Oコントローラ6にはクライアント・
コンピュータ1のユーザからの操作指令を受け付けるた
めのキーボード7およびマウス8ならびに画像データを
読み取るためのCD−ROMドライブ9およびFDドラ
イブ10ならびにインターネットと接続するためのモデ
ム11が接続されている。
【0031】クライアント・コンピュータ1には外部I
/Oコントローラ18が接続されている。この外部I/
Oコントローラ18には,フラットベッド・スキャナ2
1,フイルム・スキャナ22,ディジタル・スチル・カ
メラ23およびHDドライブ24が接続されている。H
Dドライブ24によってデータの読書きが自在なHD
(ハード・ディスク:図示略)に,実行プログラムが記
憶されている(この実行プログラムは,プログラムを記
憶したCD−ROMが後述のCD−ROMドライブ9に
読み取られることによりHDに記憶される)。HDに記
憶されている実行プログラムを読出すことによりクライ
アント・コンピュータによって後述の所定の処理が行わ
れる。
【0032】さらにクライアント・コンピュータ1には
画像を印刷するためのプリンタ20およびこのプリンタ
20を制御するためのプリンタ制御回路19が接続され
ている。
【0033】ユーザはこのクライアント・コンピュータ
1を用いて所望の画像を編集することとなる。画像編集
処理について詳しくは後述する。
【0034】編集サーバ30もクライアント・コンピュ
ータ1とほぼ同じ構成をしている。
【0035】図3は,システム・データベース35に格
納されている1つのクライアント・コンピュータグルー
プについての項目(データ構成)を示している。図3に
示すような項目のデータが編集サーバ30と接続可能な
クライアント・コンピュータが構成するグループの数に
対応する数だけ格納されている。
【0036】グループごとにグループIDおよびグルー
プ名が付与され(グループIDとグループ名とが一対一
に対応すれば,グループIDとグループ名とは同一であ
ってもいいし,相違するものであってもいい),これら
のグループIDおよびグループ名ごとに,最新の編集情
報のバージョン,最新編集情報,編集情報ID,コメン
トID,特殊コメントID,印刷記録IDおよびオーナ
・フラグが付加されている。
【0037】編集情報は,編集画像を構成する画像を特
定する情報,編集画像を構成する画像の配置位置を示す
情報などを含む編集画像を生成するための情報である。
編集情報は,各グループ内で画像の編集が繰り返される
ことにより更新されていく。最後に更新された編集情報
を表すバージョンが,最新の編集情報のバージョンであ
る。
【0038】編集情報ID領域には,編集情報バージョ
ン番号,この編集情報を更新した日時,更新したクライ
アント・コンピュータ名および更新前の編集情報と現在
の編集情報との相違を表す差分編集情報が格納されてい
る。
【0039】グループ内での画像の編集過程において,
画像の編集を開始するときなどには,クライアント・コ
ンピュータ相互間でコメントの送受信が行われる。この
コメントに関する情報がコメントIDの領域に格納され
ている。コメントIDにはコメント番号,そのコメント
を発行した日時,コメントを発行したクライアント・コ
ンピュータ名およびコメントの内容が格納されている。
【0040】画像の編集をするときに,編集画像を構成
する画像についてのコメントを編集画像上に上書きする
ことができる。このコメントを特殊コメントという。特
殊コメントに関する情報が,特殊コメントID領域に格
納されている。特殊コメントID領域には,特殊コメン
ト番号,特殊コメントの発行日時,特殊コメントを発行
したクライアント・コンピュータ名および特殊コメント
の内容が格納されている。
【0041】編集サーバ30では,高画質プリンタ36
を用いて編集画像を印刷することができる。この印刷に
関する情報が印刷記録IDの領域に格納されている。印
刷記録ID領域には,印刷番号,印刷を実行した日時,
印刷要求したクライアント・コンピュータ名および印刷
の成否が格納されている。
【0042】さらに,グループID領域には,このグル
ープを登録した日時,編集サーバ30に画像を登録した
クライアント・コンピュータ名,登録画像のファイル
名,編集用画像ファイルおよび表示画像用縮小画像ファ
イルが格納されている。画像編集システムでは,画像を
編集する場合には,編集サーバ30に登録されている画
像よりも解像度の低い編集用画像が用いられる。また,
後述するように,クライアント・コンピュータの表示装
置には編集サーバ30のHDに登録されている画像の縮
小画像が表示される。これらの編集用画像を表すデータ
および表示画像用縮小画像を表わすデータが編集用画像
ファイルおよび表示画像用縮小画像ファイルに格納され
ている。
【0043】さらに,グループID領域にはグループに
含まれるクライアント・コンピュータのID,そのクラ
イアント・コンピュータがそのグループに登録された日
時,クライアント・コンピュータ名およびクライアント
・コンピュータのTCP/IPアドレスが格納されてい
る。
【0044】また,グループID領域にはグループ内で
オーナ・フラグを取得したクライアント・コンピュータ
名も格納されている。後述するように画像の登録,画像
の編集または編集画像の印刷を行おうとするクライアン
ト・コンピュータはオーナ・フラグを取得する。このオ
ーナ・フラグは,各グループ内では1つのクライアント
・コンピュータが取得できる。
【0045】図4から図8は,最新編集情報の詳細を示
している。
【0046】図4に示すように最新編集情報には,ヘッ
ダ,オブジェクト列オフセット情報およびオブジェクト
情報が格納されている。
【0047】ヘッダは管理情報を記述するものである。
図5に示すようにヘッダには,version(編集情報のバ
ージョン),original編集情報(編集情報ID),編集
ソフトウェアRevision(画像編集システムのソフトウェ
アのバージョン),server(編集サーバ30のアドレ
ス),update(編集情報の更新日時), updater(編集
情報を更新したクライアント・コンピュータ名),clie
ntIP(編集情報を更新したクライアント・コンピュータ
のIPアドレス),clientOS(編集情報を更新したクラ
イアント・コンピュータのオペレーティング・システ
ム),clientPlatform(編集情報を更新しクライアント
・コンピュータのCPU名),clientReso(編集情報を
更新したクライアント・コンピュータの表示装置14の
大きさ),clientColordepth(編集情報を更新したクラ
イアント・コンピュータの表示可能な色数),clientCR
TMaker(編集情報を更新したクライアント・コンピュー
タの表示装置のメーカ名),NumofObj(編集画像を構成
する画像の駒数)および ObjIDList(編集画像を構成す
る画像のID)が格納されている。
【0048】図6に示すようにオブジェクト列オフセッ
ト情報にはオブジェクト情報へのパスが格納されてい
る。
【0049】図7は編集画像を構成する画像のオブジェ
クト情報の例を示す。
【0050】画像のオブジェクト情報には,[Region],
[Image-info],[Mask-info]および[Color-Collection]
が含まれている。
【0051】[Region]にはRegion-sx(画像の左上隅
のx座標),Region-sy(画像の左上隅のy座標),Reg
ion-w(画像の幅)およびRegion-h(画像の高さ)が含
まれている。
【0052】[Image-info]には,Format(画像フォー
マット),Image-for-thumnail(表示用画像の縮小画像
のアドレス),Image-for-edit(編集用画像のアドレ
ス)およびImage-for-source(登録画像のアドレス)が
含まれている。
【0053】[Mask-info]には,Format(マスク画像
の画像フォーマット),Mask-for-thumnail(表示用画
像の縮小画像のマスク画像のアドレス),Mask-for-edi
t(編集用画像のマスク画像のアドレス)およびMask-fo
r-source(登録画像のマスク画像のアドレス)が含まれ
ている。
【0054】[Color-collection]には,GammaR(赤の
ガンマ補正値),GammaG(緑のガンマ補正値),Gamma
B(青のガンマ補正値),BrightnessR(赤の色度
点),BrightnessG(緑の色度点)および Brightness
B(青の色度点)が含まれている。
【0055】図8は編集画像を構成するテキストのオブ
ジェクト情報の例を示す。
【0056】テキストのオブジェクト情報には,[Regio
n],[Text-info]および[Font-info]が含まれている。
【0057】[Text-info] には,Column(列数),line
(行数),TextStrings1(第1行目のテキストの内
容),TextStrings2(第2行目のテキストの内容)およ
びTextStrings3(第3行目のテキストの内容)が含まれ
ている。
【0058】[Font-info] には,Font(テキストのフォ
ント),FontSize(テキストのフォントの大きさ),Fo
ntColor(テキストの色),FontStyle(フォントの形
状),FontDco(フォントの飾り)およびAliasEffect
(エッジを滑らかにするか)が含まれいる。
【0059】(2)画像編集処理におけるGUI(Grap
hical User Interface) 図9は,クライアント・コンピュータの表示装置14の
表示画面85を示している。
【0060】表示画面85には,編集画像を表示する編
集画像表示領域60が表示される。この編集画像表示領
域60の下部には登録画像表示領域61が表示される。
登録画像表示領域61は,クライアント・コンピュータ
が属するグループに登録されている画像を表示する領域
である。この領域61には矢印62および63も表示さ
れ,これらの矢印62または63をマウス8によってク
リックすることにより領域61がスクロールされる。
【0061】編集画像表示領域60の左隣には接続情報
表示領域50が表示される。接続情報表示領域50に
は,同一のグループ内において登録されているクライア
ント・コンピュータの一覧を表示する領域51,オーナ
・フラグを取得しているクライアント・コンピュータ名
を表示する領域52,他のクライアント・コンピュータ
から送信されたコメントを表示する領域(moorea,yoht
a などのクライアント名も表示される)53およびクラ
イアント・コンピュータがオーナ・フラグを取得すると
きにクリックするオーナ・フラグ領域54が含まれてい
る。
【0062】編集画像表示領域の右隣には,編集用ツー
ル表示領域70が表示される。この編集用ツール表示領
域70はオーナ・フラグを取得しているクライアント・
コンピュータの表示装置の表示画面にのみ表示される
(オーナ・フラグを取得しているクライアント・コンピ
ュータにのみ,編集用ツール表示領域70を表わすデー
タが編集サーバ30から送信される。)。編集用ツール
表示領域70は,画像の編集および画像の登録に関する
コマンドを入力するために用いられる。オーナ・フラグ
を取得しているクライアント・コンピュータの表示装置
の表示画面に編集用ツール表示領域70が表示されるの
で,オーナ・フラグを取得していないクライアント・コ
ンピュータによって画像の登録処理のためのコマンド入
力が行われるなどの誤動作を防止できる。
【0063】編集画像表示領域70には画像をトリミン
グするときに,クリックされる領域71,画像を回転さ
せるときにクリックされる領域72,画像のコントラス
トを変更するときにクリックされる領域73,画像を拡
大または縮小させるときにクリックされる領域74,画
像を移動させるときにクリックされる領域75,テキス
トを入力するときにクリックされる領域76,画像を編
集サーバ30に登録するときにクリックされる領域77
およびオーナ・フラグを廃棄するときにクリックされる
領域78が含まれている。
【0064】さらに接続情報表示領域50の下方には,
コメント入力領域80が表示される。コメント表示領域
80には,入力したコメントが表示される領域81なら
びにコメントを特殊コメントとして他のクライアント・
コンピュータに送信するときにクリックされる領域82
およびコメントを編集サーバ30に送信するときにクリ
ックされる領域83が含まれている。
【0065】(3)画像編集処理 図10から図12は,画像編集システムのクライアント
・コンピュータの処理手順を示すフローチャートであ
る。図13および図14は,画像編集システムの編集サ
ーバ30の処理手順を示すフローチャートである。
【0066】編集サーバ30が起動すると(ステップ1
10),クライアント・コンピュータからのコマンド待
ちとなる(ステップ111)。
【0067】クライアント・コンピュータが起動させら
れると(ステップ91),接続コマンドがクライアント
・コンピュータから編集サーバ30に送信される(ステ
ップ92)。
【0068】クライアント・コンピュータから送信され
たコマンドが接続コマンド,オーナフラグ取得コマン
ド,画像登録処理コマンド,画像編集処理コマンド,画
像印刷処理コマンドまたは編集情報ロード・コマンドの
いずれであるかが解析される(ステップ112)。解析
の結果,接続コマンドであればクライアント・コンピュ
ータから送信されたコマンド中に含まれる,クライアン
トID,登録日時,クライアント・コンピュータ名およ
びTCP/IPアドレスがシステム・データベース35
に格納される(ステップ113)。これらのクライアン
トID,登録日時,クライアント・コンピュータ名およ
びTCP/IPアドレスは,後述するようにクライアン
ト・コンピュータのグループが選択されると,選択され
たグループに関連づけられる。また,接続の許可または
不許可を表すデータが接続コマンドを送信したクライア
ント・コンピュータに送信される(ステップ114,特
定のクライアント・コンピュータに送信することを応答
コマンドという)。
【0069】接続コマンドを送信したクライアント・コ
ンピュータが編集サーバ30からの接続の許可を表すデ
ータを受信すると(ステップ93,94),そのクライ
アント・コンピュータが属するグループの選択が行われ
る。
【0070】グループの選択に先立ち,クライアント・
コンピュータの表示装置14の表示画面にはグループ選
択用のウインドウ(図示略)が表示される。このグルー
プ選択用のウインドウを用いて既存グループか新規グル
ープかが選択される。
【0071】新規グループは新たにグループを作成する
場合に選択される。新規グループの選択であれば,新規
グループを選択したクライアント・コンピュータによっ
てオーナ・フラグ取得処理が行われる(ステップ9
6)。オーナ・フラグの取得処理についての詳細は,後
述する。
【0072】オーナ・フラグ取得のために,オーナ・フ
ラグ取得コマンドがクライアント・コンピュータから編
集サーバ30に送信される。編集サーバ30においてオ
ーナ・フラグ取得コマンドが解析され,オーナ・フラグ
取得コマンドを送信したクライアント・コンピュータが
属するグループにおいて他のクライアント・コンピュー
タがすでにオーナ・フラグを取得しているかどうかがチ
ェックされる(ステップ115,116)。オーナ・フ
ラグ取得の許可または不許可のチェック結果がクライア
ント・コンピュータに送信される(ステップ117)。
【0073】新規グループの場合,新規グループを選択
したクライアント・コンピュータ以外にそのグループに
クライアント・コンピュータは属していない。このため
に新規グループを選択したクライアント・コンピュータ
は常にオーナ・フラグを取得できる。
【0074】オーナ・フラグを取得すると,次に画像の
登録を行うか,画像の編集を行なうか,画像の印刷を行
なうかが,クライアント・コンピュータのユーザによっ
て指定される。
【0075】画像の登録を行なう場合は,編集用ツール
表示領域70に含まれている画像登録領域77がクリッ
クされる(ステップ97)。これにより画像登録処理に
移行する。画像登録処理の詳細は,後述する。
【0076】画像登録処理コマンドがクライアント・コ
ンピュータから編集サーバ30に送信される。また,編
集サーバ30のシステム・データベース35に登録する
画像を表す画像データがクライアント・コンピュータか
ら編集サーバ30に送信される。編集サーバ30は画像
登録処理コマンドと解析すると(ステップ112),送
信された画像データは,画像登録処理コマンドを送信し
たクライアント・コンピュータが属するグループの画像
としてシステム・データベース35に登録される(ステ
ップ115,118)。
【0077】クライアント・コンピュータから送信され
た画像は印刷用の高画質のものである。編集サーバ30
において,高画質の画像データから編集用画像を表わす
画像データおよび表示用縮小画像を表す画像データが生
成される(ステップ119)。生成された編集用画像を
表す画像データおよび表示用縮小画像データも上述のよ
うにシステム・データベース35に格納される。
【0078】また,生成された編集用画像を表す画像デ
ータおよび表示用縮小画像データは,画像登録したクラ
イアント・コンピュータが属するグループであって編集
サーバ30に接続されているすべてのクライアント・コ
ンピュータに送信される(ステップ120,ブロードキ
ャスト)。これによりクライアント・コンピュータの表
示装置の表示画面の登録画像表示領域61には編集画像
サーバ30に新規に登録された画像に対応する表示用縮
小画像が表示され,編集画像表示領域60には編集用画
像が表示される。
【0079】クライアント・コンピュータのユーザがオ
ーナ・フラグを廃棄しなければ(ステップ101でN
O),画像登録処理,画像編集処理または画像印刷処理
のいずれかの処理が可能となる(ステップ97,98,
99)。
【0080】画像編集処理が行われた場合には,この画
像編集処理によって新たに作成された編集情報を含む画
像編集処理コマンドがクライアント・コンピュータから
編集サーバ30に送信される。
【0081】編集サーバ30においてコマンドが解析さ
れる(ステップ112)。画像編集処理コマンドである
ことが分ると,クライアント・コンピュータが属するグ
ループが検索され(ステップ115),見つかったグル
ープに対応する,システム・データベース35に格納さ
れている編集情報が更新される(ステップ124)。更
新された編集情報は,編集サーバ30から画像編集処理
コマンドを送信したクライアント・コンピュータが属す
るグループ内のクライアント・コンピュータであって,
編集サーバ30に接続されている(登録されている)す
べてのクライアント・コンピュータに送信される(ステ
ップ125)。これにより,編集サーバ30に接続され
ているクライアント・コンピュータの表示装置14の表
示画面上の編集画像表示領域60に新たに編集された画
像が表示される。
【0082】画像印刷処理が行われる場合には,画像印
刷コマンドがクライアント・コンピュータから編集サー
バ30に送信される。
【0083】編集サーバ30においてコマンドが解析さ
れる(ステップ112)。画像印刷コマンドであること
が分ると,クライアント・コンピュータが属するグルー
プが検索され(ステップ115),見つかったグループ
に対応する,システム・データベース35に格納されて
いる編集情報にもとづいて画像の編集処理が行われる。
編集された画像を表す画像データが高画質プリンタ36
に与えられ高画質な編集画像が印刷される(ステップ1
26)。印刷の成否がクライアント・コンピュータに送
信される(ステップ127)。印刷された編集画像はク
ライアント・コンピュータのユーザに郵送で届けられる
こととなる。システム・データベース35において印刷
に関するデータが記録されるのはいうまでもない。
【0084】オーナ・フラグを取得したクライアント・
コンピュータにおいてオーナ・フラグが廃棄されると
(ステップ101でYES),編集サーバ30から送信
されるブロードキャスト・コマンド(編集サーバ30に
接続されているグループ内のクライアント・コンピュー
タのすべてに編集サーバ30から送信するコマンドをブ
ロードキャスト・コマンドという)の受信待ちの状態と
なる(ステップ102)。クライアント・コンピュータ
の回線が切断されることにより,クライアント・コンピ
ュータの処理は終了する(ステップ103)。
【0085】次にクライアント・コンピュータが既存の
グループを選択した場合の処理について説明する。
【0086】既存のグループを選択した場合(ステップ
95),クライアント・コンピュータに編集情報(ハー
ドディスクに格納される)が格納されているかどうかが
確認される(ステップ104)。
【0087】編集情報が格納されていないときには,編
集情報をロードするコマンドがクライアント・コンピュ
ータから編集サーバ30に送信される。
【0088】編集サーバ30において,クライアント・
コンピュータから送信されたコマンドが解析され,編集
情報ロード・コマンドであることが分ると対応するグル
ープについての編集情報がシステム・データベース35
から読出される(ステップ115,121)。読出され
た編集情報が編集サーバ30からクライアント・コンピ
ュータに送信される(ステップ122,105)。
【0089】クライアント・コンピュータに編集情報が
格納されているときには,その編集情報のバージョンを
示すデータがクライアント・コンピュータから編集サー
バ30に送信される。
【0090】編集サーバ30においてクライアント・コ
ンピュータから送信されたデータにもとづいてクライア
ント・コンピュータに格納されている編集情報のバージ
ョンがチェックされる。このチェックにより,編集サー
バ30に格納されている最新編集情報のバージョンとク
ライアント・コンピュータに格納されている編集情報の
バージョンとが同じであることが分れば,クライアント
・コンピュータに格納されている編集情報が最新のもの
であるからその編集情報を用いて編集画像表示領域60
に表示される編集画像が生成される。クライアント・コ
ンピュータに格納されている編集情報のバージョンが編
集サーバ30に格納されている編集情報のバージョンよ
りも古ければ,新たなバージョンと古いバージョンとの
変更差分を表す編集情報が編集サーバ30からクライア
ント・コンピュータに送信される(ステップ122)。
最新の編集情報が作成される。
【0091】クライアント・コンピュータにおいて編集
情報が格納されると,クライアント・コンピュータはブ
ロードキャスト・コマンド受信状態となる。クライアン
ト・コンピュータの回線が切断されず,オーナ・フラグ
の取得処理に移行すると(ステップ109)それ移行の
処理は新規グループの選択処理と同様となるので重複説
明を避ける(ステップ96から101)。
【0092】(4)各具体的処理 オーナ取得処理 図15は,オーナ取得処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0093】上述のようにクライアント・コンピュータ
が編集サーバ30と接続されると,クライアント・コン
ピュータの表示装置14の表示画面には図9に示すよう
に画像編集用画面(GUI)が表示される。このGUI
の接続表示領域50内のオーナ取得領域54がクリック
されることにより,オーナ取得処理に移行する(ステッ
プ128)。
【0094】オーナ取得領域54がクリックされると,
そのグループ内でのオーナの取得が可能かどうかが,ク
ライアント・コンピュータから編集サーバ30に問い合
わせられる(ステップ129)。
【0095】編集サーバ30において,オーナ取得の問
い合わせがあると,上述のようにシステム・データベー
ス35に格納されているオーナ・フラグを参照して,問
い合わせをしたクライアント・コンピュータが属するグ
ループのオーナ・フラグが空いているかどうかが,チェ
ックされる。このチェック中は,クライアント・コンピ
ュータの表示装置の表示画面には「問い合わせ中」と表
示される(ステップ130)。
【0096】他のクライアント・コンピュータがオーナ
・フラグを取得しているときには,接続表示領域50の
オーナ・フラグ表示領域52にオーナ・フラグを取得し
ているクライアント・コンピュータ名が表示される(ス
テップ131,132)。このときはオーナ取得を問い
合わせたクライアント・コンピュータのユーザはオーナ
・フラグを取得できない。
【0097】他のクライアント・コンピュータがオーナ
・フラグを取得していないときには,接続表示領域50
のオーナ取得領域54にオーナ取得の旨が表示される
(ステップ133)。クライアント・コンピュータがオ
ーナ・フラグを取得したことに伴い,表示画面上に編集
用ツール表示領域70が表示される(ステップ13
4)。オーナ・フラグを取得したクライアント・コンピ
ュータのユーザは,表示画面上に表示された編集用ツー
ル表示領域70を利用して画像編集などのためのコマン
ドを入力する。編集サーバ30によってシステム・デー
タベース35にオーナ・フラグを取得したクライアント
・コンピュータ名が書込まれる。
【0098】画像登録処理 図16は,クライアント・コンピュータから編集サーバ
30に画像を登録する処理を示すフローチャートであ
る。
【0099】上述のように,オーナ・フラグを取得した
クライアント・コンピュータの表示画面には編集用ツー
ル表示領域70が表示されている。この編集用ツール表
示領域70の画像登録領域77をマウス8を用いてクリ
ックすることにより画像登録処理に移行する(ステップ
141)。
【0100】画像登録領域77がクリックされることに
より,表示装置14の表示画面上には画像のファイル名
を入力するためのウインドウ(図示略)が表示される。
このウインドウに編集サーバ30に登録するための画像
のファイル名が入力される(ステップ142)。ファイ
ル名が入力されると,編集サーバ30に画像登録の可否
が問い合わせられる(ステップ143)。この問い合わ
せに応答して,編集サーバ30において画像登録の可否
の判断が行われる。編集サーバ30に画像登録の可否を
問い合わせしている間は,クライアント・コンピュータ
の表示画面上に「問い合わせ中」と表示される(ステッ
プ144)。
【0101】編集サーバ30からクライアント・コンピ
ュータに画像登録について許可を表すデータが送信され
てくると(ステップ145でYES),入力したファイ
ル名をもつ画像を表す画像データがクライアント・コン
ピュータから編集サーバ30に送信される(ステップ1
46)。この画像データの送信中は,画像送信中の旨が
表示画面上に表示される(ステップ147)。
【0102】クライアント・コンピュータから編集サー
バ30に画像データの送信が終了すると(ステップ14
8),上述のように編集サーバ30において画像の登録
処理が行われかつ表示用縮小画像および編集用画像の生
成処理が行われる。生成された表示用縮小画像を表す画
像データおよび画像登録を行った旨の通知が編集サーバ
30からクライアント・コンピュータに送信され,クラ
イアント・コンピュータにおいて受信される(ステップ
149)。クライアント・コンピュータの表示画面の登
録画像表示領域61に,編集サーバ30に新規に登録し
た画像が新たに表示されることとなる(ステップ15
0)。
【0103】画像編集処理 図17は,画像編集処理手順を示すフローチャートであ
る。図22から図24はクライアント・コンピュータの
表示装置14の表示画面を示している。
【0104】オーナ・フラグを取得したクライアント・
コンピュータの表示画面上に表示されている編集用ツー
ル表示領域70を利用して画像編集処理が行われる。
【0105】編集画像表示領域60に表示されている編
集画像(または編集用画像)に,登録画像表示領域61
に表示されている画像を加える場合,登録画像表示領域
61に表示されている縮小画像がポイントされ,かつク
リックされる(ステップ161)。クリックされた縮小
画像に対応する編集用画像を編集サーバ30からクライ
アント・コンピュータに送信させるために,縮小画像の
ファイル名を表すデータがクライアント・コンピュータ
から編集サーバ30に送信される(ステップ162)。
【0106】編集サーバ30において縮小画像のファイ
ル名から編集用画像のファイル名が検索される。編集用
画像を表わす画像データが見つけられる。クリックした
縮小画像に対応する編集用画像を表わす編集用画像デー
タが編集サーバ30から送信され,クライアント・コン
ピュータにおいて受信される(ステップ163)。受信
した編集用画像データによって,編集画像表示領域60
に編集用画像が表示される(ステップ164)。編集画
像表示領域60に編集用画像が表示されると,その編集
用画像について各種の編集処理が行われる(ステップ1
65)。この各種編集処理については,後述する。各種
編集処理が終了すると,その編集処理後の画像が編集画
像表示領域60に表示される(ステップ166)。
【0107】クライアント・コンピュータにおいて画像
の編集が終了すると,その編集画像を編集サーバ30に
おいて生成するためにクライアント・コンピュータから
編集サーバ30に編集情報コマンド(画像編集処理コマ
ンド)が送信される(ステップ167)。
【0108】編集情報を編集サーバ30が受信すると,
システム・データベース35に格納されている編集情報
が受信した編集サーバ30によって更新される。この編
集情報の更新に伴い,古い編集情報と最新の編集情報と
が比較され,編集情報の差分が見つけ出される。編集情
報ID領域に格納されている編集情報の差分を表わすデ
ータも更新される。
【0109】編集サーバ30において編集情報の差分を
表わすデータが更新されると,更新された編集情報の差
分を表わすデータが編集サーバ30から他のクライアン
ト・コンピュータに送信され,他のクライアント・コン
ピュータの編集情報が更新される(ステップ168)。
更新された編集情報にもとづいて,他のクライアント・
コンピュータの表示画面上の編集画像表示領域60の編
集画像が再表示される(ステップ169)。
【0110】図22を参照して,登録画像表示領域61
に表示されている表示用縮小画像のうち縮小画像I1お
よびI2がポイントされ,かつクリックされるとこれら
の縮小画像のファイル名を表すデータがクライアント・
コンピュータから編集サーバ30に送信される。編集サ
ーバ30にこれらの縮小画像のファイル名を表わすデー
タが受信されると,編集サーバ30からグループ内のす
べてのクライアント・コンピュータに,指定された縮小
画像に対応する編集画像を表わす編集画像データが送信
される。これによりクライアント・コンピュータの表示
画面の編集画像表示領域60に縮小画像I1およびI2
に対応する編集画像が表示される。
【0111】次に編集画像表示領域60において,行わ
れる各種編集処理について説明する。
【0112】図18(A)から(F)は,各種編集処理
において利用されるウインドウを示している。このウイ
ンドウは,クライアント・コンピュータの表示画面上に
現れるものである。
【0113】(A)は,トリミングの形状を設定するた
めのウインドウW1である。編集用画像のトリミングの
形状を設定するには,編集用ツール表示領域70のトリ
ミング領域71がクリックされる。このクリック入力に
応答して,(A)に示すウインドウW1が表示装置14
の画面に表示される。ウインドウW1にはさまざまなト
リミングの形状が表示されている。表示されているトリ
ミングの形状をクリックすることにより形状が選択され
る。ウインドウW1には,矢印171および172も含
まれており,これらの矢印171または172をクリッ
クすることによりウインドウW1がスクロールされる。
OKの領域がクリックされることにより,トリミングの
形状が決定する。
【0114】(B)は,画像の回転を設定するためのウ
インドウW2である。画像の回転を設定するには,編集
用ツール表示領域70の回転領域72がクリックされ
る。このクリックにより,(B)に示すウインドウW2
が表示装置の画面に表示される。回転角がキーボード7
から入力されるウインドウW2には入力した回転の角度
を表示する回転角表示領域173が含まれており,この
領域173にキーボード7から入力した回転角が表示さ
れる。回転角を決定すると,OKの領域がクリックさ
れ,回転角が確定する。
【0115】(C)は,コントラスト調整のためのウイ
ンドウW3である。コントラスト調整をするには,編集
用ツール表示領域70のコントラスト領域73がクリッ
クされる。このクリックにより,(C)に示すウインド
ウW3が表示装置の画面に表示される。ウインドウW3
にはコントラストを弱めるときにクライアント・コンピ
ュータのユーザによってクリックされる領域174およ
びコントラストを強めるときにクライアント・コンピュ
ータのユーザによってクリックされる領域175が含ま
れている。これらの領域がクリックされることにより,
編集画像表示領域60に表示されている編集画像のコン
トラストが変化する。コントラストが決定すると,OK
領域がクリックされ,編集画像のコントラストが確定す
る。
【0116】(D)は,ズーム調整のためのウインドウ
W4である。ズーム調整をするには,編集用ツール表示
領域70のズーム領域74がクリックされる。このクリ
ックにより,(D)に示すウインドウW4が表示装置の
画面に表示される。ウインドウW4内には,「拡大」の
文字が表示されているが,この「拡大」の文字上をクリ
ックすると「縮小」の文字に切り替わる。「拡大」また
は「縮小」の文字上をクリックすることにより,編集画
像の拡大または縮小を指定できる。
【0117】拡大率または縮小率はキーボード7から入
力される。拡大率または縮小率が入力されると,領域1
76に表示される。入力した拡大率または縮小率が決定
すると,OK領域がクリックされ,確定する。
【0118】(E)は,編集画像にテキストを加入する
ためのウインドウW5である。編集画像にテキストを加
入するには,編集用ツール表示領域70の文字入れ領域
76がクライアント・コンピュータのユーザによってク
リックされる。このクリックにより,(E)に示すウイ
ンドウW5が表示装置14の画面に表示される。ウイン
ドウW5には,編集画像に加入するテキストを表示する
領域177が含まれている。編集画像に加入するテキス
トがキーボード7から入力され,入力された文字は領域
177に表示される。ユーザによって,OK領域がクリ
ックされることにより編集画像上に加入するテキストが
確定する。図22では,「ようこそ!」という文字が入
力されこのウインドウW5を利用して編集画像上に加入
されている。
【0119】(F)は,編集画像を構成する画像の位置
または加入されたテキストの位置を移動するためのウイ
ンドウW6である。編集用ツール表示領域70の移動領
域75がクリックされることにより,(F)に示すウイ
ンドウW6が表示装置14の画面に表示される。このウ
インドウW6には,画像またはテキストを上下左右に動
かすための矢印178が含まれている。移動させる画像
またはテキストを編集画像表示領域60上においてポイ
ントし,かつクリックすることにより指定し,ウインド
ウW6内の矢印178をクリックすることにより所望の
位置まで移動する。移動する位置が決定すると,OK領
域がクリックされ移動位置が確定する。
【0120】オーナ廃棄処理 図19は,オーナ・フラグを取得したクライアント・コ
ンピュータがそのオーナ・フラグを廃棄する処理手順を
示すフローチャートである。
【0121】オーナ・フラグを取得している場合,表示
画面85上には編集ツール表示領域70が表示されてい
る。この編集用ツール表示領域70内の「戻る」領域7
8がクリックされることにより,オーナ廃棄処理に移行
する(ステップ181)。「戻る」領域78がクリック
されると,表示画面85にはオーナ廃棄確認ウインドウ
(図示略)が表示される(ステップ182)。
【0122】オーナ廃棄確認ウインドウにおいて,オー
ナを廃棄することの確認が行われると(ステップ183
でYES),クライアント・コンピュータから編集サー
バ30にオーナ廃棄の問い合わせが行われる(ステップ
184)。
【0123】編集サーバ30において,オーナ廃棄の問
い合わせがあると,問い合わせたクライアント・コンピ
ュータがオーナ・フラグを取得しているかどうかがシス
テム・データベース35を参照して確認される。編集サ
ーバ30に問い合わせをしている最中には,クライアン
ト・コンピュータの表示画面上には「オーナ廃棄中」と
表示される(ステップ185)。
【0124】オーナ・フラグ廃棄を問い合わせたクライ
アント・コンピュータがオーナ・フラグを取得している
ことが確認されると,システム・データベース35から
オーナ・フラグを取得していたクライアント・コンピュ
ータ名が削除される。オーナ廃棄処理が終了する。編集
サーバ30からオーナ廃棄処理が終了した旨のデータが
クライアント・コンピュータに送信され,クライアント
・コンピュータにおいて受信されると(ステップ18
6),クライアント・コンピュータの表示画面には「オ
ーナ廃棄」と表示される(ステップ187)。クライア
ント・コンピュータがオーナを廃棄したことにより,表
示画面85に表示されていた編集用ツール表示領域70
は消去される。
【0125】コメント送受信処理 図20は,コメント送受信の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0126】コメント入力領域80内のコメント表示領
域81を,クライアント・コンピュータがクリックする
ことにより,領域81にコメント入力が可能となる。
【0127】クライアント・コンピュータのキーボード
7からコメントが入力される(ステップ191)。コメ
ントが入力されると,「送信」領域がクリックされるこ
とにより,入力されたコメントを表すテキスト・データ
がクライアント・コンピュータから編集サーバ30に送
信される(ステップ192)。
【0128】クライアント・コンピュータから送信され
たコメントを表すテキスト・データは,編集サーバ30
において受信され,上述のようにコメント番号,コメン
ト発行日時およびコメントを発行したクライアント名と
ともにシステム・データベース35に格納される。編集
サーバ30において,これらのコメントなどが格納され
ると,コメントを発行したクライアント・コンピュータ
が属するグループ内のクライアント・コンピュータであ
って編集サーバ30に接続されている他のすべてのクラ
イアント・コンピュータにそのコメントが送信される
(ステップ193)。
【0129】コメントを受信したクライアント・コンピ
ュータにおいて,表示画面85の接続情報表示領域50
のコメント表示領域53が更新される(ステップ19
4)。
【0130】特殊コメント送受信 図21は,特殊コメント送受信の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0131】クライアント・コンピュータのキーボード
7を用いて特殊コメントが入力される(ステップ20
1)。入力された特殊コメントの内容が,領域81に表
示される。
【0132】特殊コメントは,編集画像上に表示され
る。このため,コメントを表示する位置を指定するよう
に表示画面上で促される(ステップ202)。編集画像
上にコメントを表示する位置がマウス6によって指定さ
れる(ステップ203)。指定されると,その指定位置
が検出される(ステップ204)。
【0133】コメント入力領域80の「指示」領域がク
リックされることにより,指定位置および入力されたコ
メントを表わすデータが,特殊コメント番号,コメント
発行日時および特殊コメントを発行したクライアント・
コンピュータ名とともにクライアント・コンピュータか
ら編集サーバ30に送信される(ステップ205)。
【0134】編集サーバ30において,指定位置および
入力されたコメントを示すデータが受信されると,シス
テム・データベース35に格納されている特殊コメント
に関するデータが更新される(ステップ206)。編集
サーバ30によって,システム・データベース35に格
納されている特殊コメントに関するデータが更新される
と,更新された特殊コメントに関するデータが,特殊コ
メントを発行したクライアント・コンピュータが属する
グループ内のクライアント・コンピュータであって編集
サーバ30に接続されているすべての他のクライアント
・コンピュータに送信される。特殊コメントに関するデ
ータを他のクライアント・コンピュータが受信すると,
編集画像表示領域60に表示されている編集画像上に指
定された位置で特殊コメントが表示される(ステップ2
07)。
【0135】(4)編集画像の再編集
【0136】上述のように,オーナ・フラグを取得した
一のクライアント・コンピュータによって,図22に示
すように編集画像が生成される。
【0137】つづいて,他のクライアント・コンピュー
タによって,一のクライアント・コンピュータが生成し
た編集画像の再編集処理を行なう場合には,再編集処理
を行なう他のクライアント・コンピュータがオーナ・フ
ラグを取得する。
【0138】オーナ・フラグを取得した他のクライアン
ト・コンピュータによって,例えば編集画像中の画像I
2の大きさを小さくする場合には,編集画像中の画像I
2がポイントされ,かつクリックされかつ上述のように
ズーム領域74がクリックされ,画像の縮小率が設定さ
れる。これにより,画像I2が縮小率に応じて図23に
示すように,縮小する。
【0139】このようにして再編集された編集画像をさ
らに再編集するときには,再編集するクライアント・コ
ンピュータのユーザによってオーナ・フラグが取得され
る。オーナ・フラグを取得したクライアント・コンピュ
ータのユーザによって,例えば,画像I2の位置をもう
少し右にするように特殊コメントが入力される。この特
殊コメントの入力により図24に示すように編集画像上
に特殊コメントが表示される。この特殊コメントを見
て,その特殊コメントにもとづいた編集画像が生成され
るようにいずれかのクライアント・コンピュータにおい
て,オーナ・フラグを取得して編集処理が行われる。
【0140】以上のようにして,図9に示したように最
終的な編集画像が生成される。複数のクライアント・コ
ンピュータのユーザによって1つの編集画像が生成され
ることとなる。
【0141】(B)第2実施例 上述した第1実施例においては,グループ内の一のクラ
イアント・コンピュータのみがオーナ・フラグを取得
し,オーナ・フラグを取得した一のクライアント・コン
ピュータが画像編集を許可される。グループ内の一のク
ライアント・コンピュータがオーナ・フラグを取得して
いるときはグループ内の他のクライアント・コンピュー
タは画像編集が許可されない。
【0142】第2実施例においては,編集画像全体につ
いて編集する場合と,編集画像を構成する画像(オブジ
ェクト画像という)について編集(オブジェクト画像の
追加,変更(オブジェクト画像の配置位置の変更,オブ
ジェクト画像の拡大,縮小を含む),削除など)する場
合がある。
【0143】編集画像全体について編集する場合には,
上述した第1実施例と同様にグループ内の一のクライア
ント・コンピュータのみがオーナ・フラグ(編集画像オ
ーナ・フラグという)を取得でき,編集画像オーナ・フ
ラグを取得した一のクライアント・コンピュータが編集
画像全体の画像編集を許可される。グループ内の一のク
ライアント・コンピュータのみが編集画像オーナ・フラ
グを取得しているときはグループ内の他のクライアント
・コンピュータは編集画像全体の画像編集が許可されな
い。
【0144】オブジェクト画像について編集する場合に
は,編集画像を構成するオブジェクト画像のうち編集す
る対象のオブジェクト画像についてのオブジェクト画像
オーナ・フラグを取得する。オブジェクト画像オーナ・
フラグを取得した一のクライアント・コンピュータが,
対応するオブジェクト画像についてオブジェクト画像編
集を許可される。オブジェクト画像オーナ・フラグを取
得していない他のクライアント・コンピュータは,一の
クライアント・コンピュータが取得したオブジェクト画
像オーナ・フラグについてのオブジェクト画像の編集は
許可されない(オブジェクト画像オーナ・フラグを取得
できない)。一のクライアント・コンピュータが取得し
たオブジェクト画像オーナ・フラグについてのオブジェ
クト画像以外の他のオブジェクト画像の編集は他のクラ
イアント・コンピュータに許可される。もっともその,
他のオブジェクト画像についてのオブジェクト画像オー
ナ・フラグまたは編集画像オーナ・フラグをさらに他の
クライアント・コンピュータが取得しているとオブジェ
クト画像編集は他のクライアント・コンピュータのユー
ザに許可されない。
【0145】図25は,システム・データ・ベース35
に格納されている1つのグループについてのデータ構成
を示している。図25は,図3に対応している。図25
において図3と異なるデータ構成の部分がハッチングで
示されている。
【0146】図25では,図3においてグループIDに
よって管理されているオーナ・フラグが編集画像オーナ
・フラグという名称で管理されている。この編集画像オ
ーナ・フラグは,編集画像に対応して規定されている。
【0147】また,編集情報IDによって新たに,最新
オブジェクト情報バージョン,最新オブジェクト情報,
オブジェクト画像オーナ・フラグ,オブジェクトID
(オブジェクト画像を識別する)およびクライアントI
Dが管理されている。編集情報IDによって新たに管理
されたこれらの情報は編集画像を構成する各オブジェク
ト画像に対応している。
【0148】また,オブジェクトIDによってオブジェ
クト編集情報バージョン番号,更新日時,更新したクラ
イアント名および前のバージョンのオブジェクト編集情
報と最新のオブジェクト編集情報との差分を表わす差分
オブジェクト編集情報が管理されている。
【0149】図26は,クライアント・コンピュータの
表示装置の表示画面の一例を示している。この図におい
て図9に示す機能と同一の機能を示す領域については同
一符号を付して説明を省略する。
【0150】画面の左側には,接続情報表示領域50A
が表示されている。この接続情報表示領域50Aにはオ
ーナ・フラグを取得しているクライアント・コンピュー
タ名を表示する領域52Aが含まれている。この第2実
施例においては,編集画像を構成する各オブジェクト画
像ごとにオーナ・フラグを取得することができるので,
編集画像のオーナ・フラグを取得しているクライアント
・コンピュータ名に加えて各オブジェクト画像のオーナ
・フラグを取得している,クライアント・コンピュータ
名が表示される。図26においては第1のオブジェクト
画像(オブジェクトID1)のオーナ・フラグを取得し
ているクライアント・コンピュータ名,第2のオブジェ
クト画像(オブジェクトID2)のオーナ・フラグを取
得しているクライアント・コンピュータ名,第3のオブ
ジェクト画像(オブジェクトID3,ここでは第3のオ
ブジェクト画像はテキストである)のオーナ・フラグを
取得しているクライアント・コンピュータ名および第4
のオブジェクト画像(オブジェクトID4)のオーナ・
フラグを取得しているクライアント・コンピュータ名お
よび編集画像のオーナ・フラグを取得しているクライア
ント・コンピュータ名が領域52Aに表示される。
【0151】編集画像が5つ以上のオブジェクト画像ま
たは3つ以下のオブジェクト画像により構成されている
ときにはそのオブジェクト画像の数に対応してオーナ・
フラグを有しているクライアント・コンピュータ名(も
しあれば)が領域52Aに表示される。
【0152】画面の右下には,オブジェクト画像表示領
域90が表示されている。オブジェクト画像表示領域9
0は編集画像表示領域60に表示されている編集画像を
構成するオブジェクト画像を表示する領域である。図2
6に示す例では編集画像表示領域60に表示されている
編集画像は第1のオブジェクト画像I1,第2のオブジ
ェクト画像I2,第3のオブジェクト画像I3および第
4のオブジェクト画像I4から構成されている。オブジ
ェクト画像表示領域60の第1の領域91に第1のオブ
ジェクト画像I1が表示され,第2の領域92に第2の
オブジェクト画像I2が表示され,第3の領域93に第
3のオブジェクト画像I3が表示され,第4の領域94
に第4のオブジェクト画像I4が表示されている。
【0153】図27は編集画像のオーナ・フラグの要求
がクライアント・コンピュータからあった場合の編集サ
ーバ30の処理手順を示すフローチャートである。
【0154】編集画像のオーナ・フラグの要求をクライ
アント・コンピュータのユーザが行う場合には,クライ
アント・コンピュータの表示装置14の表示画面に表示
されている編集画像表示領域60(図26参照)がマウ
ス8によりクリックされ,編集画像表示領域60が選択
状態とされる。その後オーナ取得領域54がクライアン
ト・コンピュータのユーザによってクリックされること
により,選択状態とされている編集画像表示領域60に
表示されている編集画像のオーナ・フラグの要求を表す
データがクライアント・コンピュータから編集サーバ3
0に送信される。
【0155】編集サーバ30において編集画像のオーナ
・フラグの要求を表すデータが受信されると(ステップ
211),システム・データベース35が参照され,要
求したクライアント・コンピュータが属するグループの
編集情報オーナ・フラグの状態が確認される(ステップ
212)。
【0156】編集情報オーナ・フラグがセットされてい
るということは(ステップ213でYES),他のクラ
イアント・コンピュータが編集情報オーナ・フラグを取
得しており,編集画像全体の編集を行っていることを示
している。編集情報オーナ・フラグを要求したクライア
ント・コンピュータには編集情報オーナ・フラグ取得不
許可通知が編集サーバ30から送信される(ステップ2
14)。編集情報オーナ・フラグを要求したクライアン
ト・コンピュータは編集情報オーナ・フラグを取得でき
ない。編集情報全体の編集もできない。
【0157】編集情報オーナ・フラグがリセットされて
いると(ステップ213でNO),システム・データベ
ース35の編集画像オーナ・フラグがセットされる(ス
テップ215)。また,編集画像オーナ・フラグは編集
画像全体の編集を許可するオーナ・フラグであるから,
編集画像オーナ・フラグが取得されているときには編集
画像オーナ・フラグを取得したクライアント・コンピュ
ータ以外の他のクライアント・コンピュータのユーザは
オブジェクト画像の編集も認められない。このため,編
集画像オーナ・フラグがセットされると,編集画像を構
成する全部のオブジェクト画像オーナ・フラグもセット
される(ステップ216)。
【0158】編集画像オーナ・フラグを要求したクライ
アント・コンピュータに,編集画像オーナ・フラグの取
得を許可する通知が画像サーバ30から送信される(ス
テップ217)。また,編集画像オーナ・フラグを取得
したクライアント・コンピュータと同じグループのクラ
イアント・コンピュータに編集画像オーナのクライアン
ト・コンピュータ名がブロードキャスト・コマンドで送
信される(ステップ218)。これにより,各クライア
ント・コンピュータの表示装置14の表示画面に表示さ
れている領域52Aには編集画像オーナ・フラグを取得
したクライアント・コンピュータ名が表示されることと
なる。
【0159】編集画像オーナ・フラグを取得したクライ
アント・コンピュータのユーザは,上述した第1実施例
と同様にして編集画像全体の編集を行うようになる。
【0160】図28および図29は,編集画像オーナ・
フラグを取得したクライアント・コンピュータにおいて
編集画像全体の編集を行った場合にこれに応答して編集
サーバ30が行う処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0161】クライアント・コンピュータにおいて編集
画像全体の編集が行われると,画像サーバに保存されて
いても編集情報に編集後の画像を反映させるために,ク
ライアント・コンピュータから画像サーバ30に編集情
報更新要求が送信される。
【0162】画像サーバ30において編集情報更新要求
が受信される(ステップ221)。その後,編集後の画
像を表すように編集情報が更新される(ステップ22
2)。クライアント・コンピュータから画像サーバ30
には編集情報更新要求とともに新たな編集情報を表すデ
ータが送信され,この新たな編集情報を表すデータにも
とづいて編集情報が更新される。
【0163】編集情報が更新されると,グループIDに
よって管理される編集情報バージョンも更新される(ス
テップ223)。さらに,前バージョンの編集情報と最
新の編集情報との差分を表わす差分編集情報が,新たな
差分編集情報として編集情報IDによって管理される
(ステップ224)。
【0164】次にオブジェクト情報の更新(または登
録)が行われる(ステップ225)。
【0165】オブジェクト画像の追加があると(ステッ
プ225でYES),それが新規に追加したオブジェク
ト画像かどうかが判定される(ステップ226)。新規
に追加したオブジェクト画像であれば(ステップ226
でYES),その追加したオブジェクト画像についての
オブジェクト情報がシステム・データベース35に記録
される(ステップ227)。
【0166】オブジェクト画像の追加でなければ(ステ
ップ226でNO),オブジェクト画像の位置の変更ま
たは拡大,縮小であり,これらの変更,拡大または縮小
にしたがってオブジェクト編集情報および最新オブジェ
クト情報バージョンがそれぞれ更新される(ステップ2
28,229)。また,前バージョンとの差を表す差分
オブジェクト情報が,差分オブジェクト編集情報記録領
域に記録される(ステップ230)。
【0167】編集したオブジェクト画像のすべてについ
てオブジェクト情報が更新されると(ステップ225で
NO),差分編集情報および差分オブジェクト編集情報
が画像サーバから,編集画像全体の編集を行ったクライ
アント・コンピュータが属するクライアント・コンピュ
ータにブロードキャスト送信される(ステップ23
2)。これにより,クライアント・コンピュータの表示
装置14の表示画面の編集画像表示領域60には編集後
の画像が表示される。
【0168】オブジェクト画像が削除された場合には削
除されたオブジェクト画像についての情報がステップ2
22において編集情報から削除されているのはいうまで
もない。
【0169】図30は,オブジェクト画像のオーナ・フ
ラグの要求がクライアント・コンピュータからあった場
合の編集サーバ30の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0170】クライアント・コンピュータの表示装置1
4の表示画面に表示されているオブジェクト画像表示領
域90の中からオブジェクト画像編集を行うオブジェク
ト画像がマウス8によりポイントされ,かつクリックさ
れる(オブジェクト画像編集を行うオブジェクト画像の
選択)。オーナ取得領域54がクリックされると,選択
されたオブジェクト画像についてのオブジェクト画像オ
ーナの要求を表すデータがクライアント・コンピュータ
から編集サーバ30に送信される。
【0171】オブジェクト画像オーナの要求を表すデー
タが編集サーバ30において受信されると(ステップ2
41),要求のあったオブジェクト画像のオーナ・フラ
グがセットされているか確認される(ステップ242,
243)。
【0172】要求のあったオブジェクト画像のオーナ・
フラグがセットされている場合には(ステップ243で
YES)オブジェクト画像オーナ・フラグを要求してク
ライアント・コンピュータ以外の他のクライアント・コ
ンピュータにより該当するオブジェクト画像について編
集が行われていることが考えられる。このため,オブジ
ェクト画像オーナ不許可通知が画像サーバ35からクラ
イアント・コンピュータに送信される(ステップ24
4)。オブジェクト画像オーナ・フラグを要求したクラ
イアント・コンピュータはオブジェクト画像オーナ・フ
ラグを取得できない。
【0173】要求のあったオブジェクト画像についての
オーナ・フラグがリセットされていると(ステップ24
3でNO),編集画像オーナ・オーナ・フラグがセット
される(ステップ245)。オブジェクト画像編集が行
われるので編集画像全体の編集はできないようにするた
めである。また,要求のあったオブジェクト画像のオー
ナ・フラグがセットされる(ステップ246)。
【0174】オブジェクト画像オーナ許可通知が,要求
したクライアント・コンピュータに送信される(ステッ
プ247)。要求したクライアント・コンピュータが属
するグループ内のクライアント・コンピュータに,オブ
ジェクト画像のオーナ名が通知される(ステップ24
8)。これにより,クライアント・コンピュータの表示
装置14の表示画面の領域52Aにはオブジェクト画像
のオーナとなったクライアント・コンピュータ名が新た
に表示される。
【0175】オブジェクト画像のオーナ・フラグを取得
したクライアント・コンピュータにおいて該当するオブ
ジェクト画像についての編集が行われる。オブジェクト
画像の編集が行われるとオブジェクト情報の更新要求を
表すデータがクライアント・コンピュータから編集サー
バ30に送信される。この場合もオブジェクト画像を表
すデータがクライアント・コンピュータから画像サーバ
30に送信されるのはいうまでもない。
【0176】図31は,クライアント・コンピュータに
おいてオブジェクト画像の編集が行われた場合の画像サ
ーバ30の処理手順を示すフローチャートである。
【0177】クライアント・コンピュータから送信され
たオブジェクト情報更新要求が画像サーバ35において
受信される(ステップ251)。オブジェクト情報更新
要求が受信されると,受信したオブジェクト情報更新要
求にもとづいて,編集されたオブジェクト画像について
のオブジェクト情報が更新される(ステップ253)。
【0178】つづいて,差分オブジェクト情報がオブジ
ェクトIDによって管理される差分オブジェクト情報記
録領域に記録される(ステップ254)。差分オブジェ
クト情報を表すデータがオブジェクト画像を編集したク
ライアント・コンピュータが属するグループ内のクライ
アント・コンピュータにブロードキャストされる(ステ
ップ255)。これによりクライアント・コンピュータ
の表示装置14の表示画面の編集画像には編集されたオ
ブジェクト画像が表示されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像編集システムの構成を示している。
【図2】クライアント・コンピュータの電気的構成を示
すブロック図である。
【図3】システム・データベースに格納されているファ
イルを示している。
【図4】編集情報を示している。
【図5】編集情報を示している。
【図6】編集情報を示している。
【図7】編集情報を示している。
【図8】編集情報を示している。
【図9】クライアント・コンピュータの表示画面上に表
示される編集画像入力用のGUIを示している。
【図10】クライアント・コンピュータにおける画像編
集処理手順を示すフローチャートである。
【図11】クライアント・コンピュータにおける画像編
集処理手順を示すフローチャートである。
【図12】クライアント・コンピュータにおける画像編
集処理手順を示すフローチャートである。
【図13】編集サーバにおける画像編集処理手順を示す
フローチャートである。
【図14】編集サーバにおける画像編集処理手順を示す
フローチャートである。
【図15】オーナ取得処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】画像登録処理を示すフローチャートである。
【図17】画像編集処理を示すフローチャートである。
【図18】(A)から(F)は,クライアント・コンピ
ュータの表示画面に表示されるウインドウの一例を示し
ている。
【図19】オーナ廃棄処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】コメント送受信処理を示すフローチャートで
ある。
【図21】特殊コメント送受信処理を示すフローチャー
トである。
【図22】クライアント・コンピュータの表示画面の一
例を示している。
【図23】クライアント・コンピュータの表示画面の一
例を示している。
【図24】クライアント・コンピュータの表示画面の一
例を示している。
【図25】システム・データベースに格納されているフ
ァイルを示している。
【図26】クライアント・コンピュータの表示画面の一
例を示している。
【図27】編集画像オーナの要求があった場合の画像サ
ーバの処理手順を示すフローチャートである。
【図28】編集画像全体の編集があった場合の画像サー
バの処理手順を示すフローチャートである。
【図29】編集画像全体の編集があった場合の画像サー
バの処理手順を示すフローチャートである。
【図30】オブジェクト画像オーナの要求があった場合
の画像サーバの処理手順を示すフローチャートである。
【図31】オブジェクト画像の編集があった場合の画像
サーバの処理手順を示素フローチャートである。
【符号の説明】
1,1A,1B クライアント・コンピュータ 14 表示装置 30 編集サーバ 35 システム・データベース 50 接続情報表示領域 60 編集画像表示領域 61 登録画像表示領域 70 編集用ツール表示領域 80 コメント入力領域

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像サーバと複数のクライアント・コン
    ピュータとが相互に通信可能であり,一の上記クライア
    ント・コンピュータにおいて画像データによって表され
    る画像を編集し,編集画像に関する情報を一の上記クラ
    イアント・コンピュータから上記画像サーバに送信する
    画像編集システムであり,上記画像サーバは,上記一の
    クライアント・コンピュータから送信された編集画像に
    関する情報を上記一または他の上記クライアント・コン
    ピュータに送信する編集画像情報送信手段を備え,上記
    一または他の上記クライアント・コンピュータは,上記
    画像サーバから送信された編集画像に関する情報にもと
    づいて,上記一のクライアント・コンピュータにおいて
    生成された編集画像を再編集する画像再編集手段,およ
    び上記画像再編集手段によって再編集された再編集画像
    に関する再編集情報を上記画像サーバに送信する再編集
    情報送信手段を備えている,画像編集システム。
  2. 【請求項2】 上記再編集情報送信手段が,上記画像再
    編集手段によって再編集された再編集部分に関する情報
    を送信するものである,請求項1に記載の画像編集シス
    テム。
  3. 【請求項3】 画像の編集または再編集を行なうことを
    表わす実行データを,画像の編集または再編集を行なう
    ことに先立ち一または他の上記クライアント・コンピュ
    ータから上記画像サーバに送信するものであり,上記画
    像サーバが,上記一または他の上記クライアント・コン
    ピュータから送信された上記実行データにもとづいて,
    画像の編集または再編集の実行を許可するかどうかを判
    定する判定手段,および上記判定手段により許可すると
    判定されたときに,許可した上記一または他の上記クラ
    イアント・コンピュータに許可を表すデータを送信する
    許可データ送信手段をさらに備え,上記一または他のク
    ライアント・コンピュータが,上記許可データ送信手段
    から送信された許可データを受信したことに応じて画像
    の編集または再編集を実行する制御手段をさらに備えて
    いる,請求項1に記載の画像編集システム。
  4. 【請求項4】 複数の上記クライアント・コンピュータ
    が,1または2以上の上記クライアント・コンピュータ
    ごとに複数のグループに分けられており,上記画像サー
    バが,上記再編集情報送信手段から送信された上記再編
    集情報を,再編集情報を送信した一または他の上記クラ
    イアント・コンピュータが属するグループ内の上記クラ
    イアント・コンピュータに送信する送信手段をさらに備
    えている,請求項3に記載の画像編集システム。
  5. 【請求項5】 一または他の上記クライアント・コンピ
    ュータが,上記画像サーバから送信された上記編集情報
    または上記再編集情報に関するコメントを入力するコメ
    ント入力手段,および上記コメント入力手段から入力さ
    れたコメントを上記画像サーバに送信するコメント送信
    手段をさらに備えている,請求項4に記載の画像編集シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記編集画像が複数のオブジェクト画像
    から構成されており,上記オブジェクト画像の追加,変
    更および削除の少なくとも1つのオブジェクト画像編集
    を行うことを表わすオブジェクト画像編集要求データを
    一または他の上記クライアント・コンピュータから上記
    画像サーバに送信するものであり,上記画像サーバが,
    一または他の上記クライアント・コンピュータから送信
    された上記オブジェクト画像編集要求データにもとづい
    て,上記オブジェクト画像編集を許可するかどうかを判
    定するオブジェクト画像編集判定手段,ならびに上記オ
    ブジェクト画像編集判定手段により,上記オブジェクト
    画像編集を許可すると判定されたときに,許可した一ま
    たは他の上記クライアント・コンピュータに上記オブジ
    ェクト画像編集を許可するオブジェクト画像編集許可デ
    ータを送信するオブジェクト画像編集許可データ送信手
    段をさらに備え,上記一または他のクライアント・コン
    ピュータが,上記画像サーバから送信された上記オブジ
    ェクト画像編集許可データを受信したことに応じて上記
    オブジェクト画像編集を実行するオブジェクト画像編集
    手段をさらに備えた,請求項1に記載の画像編集システ
    ム。
  7. 【請求項7】 画像サーバと複数のクライアント・コン
    ピュータとが相互に通信可能なシステムを構成するクラ
    イアント・コンピュータであり,画像データによって表
    わされる画像を用いて画像を編集する画像編集手段,上
    記画像編集手段により編集された編集画像に関する情報
    を上記画像サーバに送信する編集情報送信手段,上記画
    像サーバから送信される編集情報を受信する編集情報受
    信手段,上記編集情報受信手段により受信した編集情報
    にもとづいて,編集画像を再編集する画像再編集手段,
    および上記画像再編集手段によって再編集された再編集
    画像に関する再編集情報を上記画像サーバに送信する再
    編集情報送信手段,を備えているクライアント・コンピ
    ュータ。
  8. 【請求項8】 画像サーバと複数のクライアント・コン
    ピュータとが相互に通信可能であり,一の上記クライア
    ント・コンピュータにおいて画像データによって表わさ
    れる画像を用いて画像を編集し,編集画像に関する情報
    を一の上記クライアント・コンピュータから上記画像サ
    ーバに送信し,上記画像サーバは,一の上記クライアン
    ト・コンピュータから送信された編集情報を受信し,上
    記画像サーバから一または他の上記クライアント・コン
    ピュータに,受信した編集情報を送信し,上記画像サー
    バから送信された編集情報にもとづいて編集された編集
    画像を一または他の上記クライアント・コンピュータに
    おいて再編集し,再編集した画像に関する再編集情報を
    一または他の上記クライアント・コンピュータから上記
    画像サーバに送信する,画像編集方法。
  9. 【請求項9】 再編集された再編集部分に関する情報
    を,一または他の上記クライアント・コンピュータから
    上記画像サーバに送信するものである,請求項8に記載
    の画像編集方法。
  10. 【請求項10】 画像の編集または再編集を行なうこと
    を表す実行データを,画像の編集または再編集を行なう
    ことに先立ち一または他の上記クライアント・コンピュ
    ータから上記画像サーバに送信するものであり,上記画
    像サーバにおいて,一または他の上記クライアント・コ
    ンピュータから送信された上記実行データにもとづい
    て,画像の編集または再編集の実行を許可するかどうか
    を判定し,許可すると判定されたときに,上記画像サー
    バから,許可した一または他の上記クライアント・コン
    ピュータに許可を表わすデータを送信し,一または他の
    上記クライアント・コンピュータが,上記画像サーバか
    ら送信された許可データを受信したことに応じて画像の
    編集または再編集を実行するものである,請求項8に記
    載の画像編集方法。
  11. 【請求項11】 複数の上記クライアント・コンピュー
    タから,1または2以上の上記クライアント・コンピュ
    ータごとに複数のグループに分けられており,上記画像
    サーバが,上記再編集情報を,上記再編集情報を送信し
    た一または他のクライアント・コンピュータが属するグ
    ループ内の上記クライアント・コンピュータに送信す
    る,請求項10に記載の画像編集方法。
  12. 【請求項12】 一または他の上記クライアント・コン
    ピュータにおいて,上記画像サーバから送信された上記
    編集情報または上記再編集情報に関するコメントを入力
    し,入力されたコメントを上記画像サーバに送信する,
    請求項11に記載の画像編集方法。
  13. 【請求項13】 上記編集画像が複数のオブジェクト画
    像から構成されており,上記オブジェクト画像の追加,
    変更および削除の少なくとも1つのオブジェクト画像編
    集を行うことを表すオブジェクト画像編集要求データを
    一または他の上記クライアント・コンピュータから上記
    画像サーバに送信するものであり,上記画像サーバにお
    いて,一または他の上記クライアント・コンピュータか
    ら送信された上記オブジェクト画像編集要求データにも
    とづいて,上記オブジェクト画像編集を許可するかどう
    かを判定し,上記オブジェクト画像編集を許可すると判
    定されたときに,許可した一または他の上記クライアン
    ト・コンピュータに上記オブジェクト画像編集を許可す
    るオブジェクト画像編集許可データを送信し,上記一ま
    たは他のクライアント・コンピュータにおいて,上記画
    像サーバから送信された上記オブジェクト画像編集許可
    データを受信したことに応じて上記オブジェクト画像編
    集を実行する,請求項8に記載の画像編集方法。
  14. 【請求項14】 画像サーバと複数のクライアント・コ
    ンピュータとが相互に通信可能なシステムを構成するク
    ライアント・コンピュータに画像の編集をさせるための
    プログラムであって,上記クライアント・コンピュータ
    において,画像データによって表される画像を用いて画
    像を編集させ,編集画像に関する情報を上記クライアン
    ト・コンピュータから上記画像サーバに送信させ,上記
    画像サーバから送信される編集情報を受信させ,受信し
    た編集情報にもとづいて編集された編集画像を再編集さ
    せ,再編集した再編集画像に関する再編集情報を上記画
    像サーバに送信するように上記クライアント・コンピュ
    ータを制御するプログラムを格納したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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