JP2003518681A - ３ｄ画像「ナビゲーション３ｄ」の操作による３ｄ画像の合成におけるナビゲーション方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ３Ｄ画像の操作による３Ｄ合成画像におけるナビゲーション方法。本発明は、仮想３Ｄ物体（２）の操作によるファイルの選択の技術デバイスに関する。自分の手の上で立方体を回転させるかのように直感的なインターフェースによる３Ｄにおける操作により、複雑かつ指数関数的な樹状の構造における多数のデータへ迅速にアクセスすることが可能となる。３Ｄナビゲーションのこの方法は、３Ｄのボリューム（２）を備えることを特徴とし、そのボリューム（２）の中心は固定され、そしてそのデバイスのディスプレイの表面中心と同心であり、マーカーである「ポインタ」（３）によってシンボル化されている。この面の上のボリューム（２）には、選択可能な要素「物体」（４）の表示がディスプレイされる。ボリューム（２）は、リアルタイムで、自由度３で、ポインティングデバイス（６）（トラックボールなど）による回転によって操作されて、そのポインタ（３）上で選択された要素を位置付けする。その選択は、ポインティングデバイス（６）のボタン（５）の上をクリックすることによって生じる。この物体（４）は、デジタルファイルによって編集されたグラフィック要素によって表示される。各物体（４）は、リンクと連関している。観測者の視点は固定されている。本発明に従うデバイスは、重要なデジタルデータを基礎として、デジタルファイルに迅速にアクセスすることを用意とすることを特に目的とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、３Ｄ画像合成におけるナビゲーション方法に関する。本発明の分野
は、３Ｄ画像の操作である。これは、仮想３Ｄ物体の操作による、デジタルファ
イルまたは視聴覚的シーケンスの選択の技術デバイスである。

【０００２】 情報学でのナビゲーションの伝統的なインターフェイスは、実際には、平坦な
表示の上で機能する。３Ｄ上の操作によって、複雑かつ指数関数的な樹木の景色
における非常に多数のデータへのより迅速なアクセスが可能になる（および、直
感的なインターフェイスによって）。本発明は、精巧なナビゲーションを必要と
しない（飛行のシミュレーションのように）。

【０００３】 ３Ｄのボリュームの面の上には、画像、ファイルのアドレスまたは視聴覚的シ
ーケンス（またはその表示）がディスプレイされる。ポインティングデバイス（
トラックボール、マウス、ジョイスティックなど）によって、ユーザーは、自分
の手で立方体を回すかのようにして、３Ｄのボリュームを操作することが可能に
なる。

【０００４】 グラフィックまたはビデオのディスプレイ画面の中心ゾーンには、選択する要
素が位置する。この中心ゾーンは、ハイライトすることによって示される。選択
の有効性は、ポインティングデバイスのボタン上をクリックすることによって実
行される。この後、そのクリックによって、次の立方体、デジタルファイル、テ
キスト、画像または２Ｄのインターフェイスのいずれかがディスプレイされる。

【０００５】 本発明者らは、１つの立方体に関する本発明を記載する。しかし、本発明は、
３Ｄボリュームのすべてに適用可能である（例えば、携帯電話、世界地図など）
。その立方体の中心は固定されている。その立方体は、自由度３で回転（ｘ軸、
ｙ軸およびｚ軸）方向に配置されるが、変換においては自由度なくして処理され
る。その立方体は、リアルタイムで操作される。

【０００６】 その立方体は、書籍をめくるように回転され得る。

【０００７】 （産業上の利用性） ナビゲータ３Ｄは、多数のアプリケーションを有する。

【０００８】 ウェブのためのユーザーインターフェイス、 テレビのプログラムのためのインタラクティブプログラムのガイド、 １つの選択に対する直接のアクセスを有するマルチメディア、 コンピュータのハードディスクまたは二次メモリーの探索、 インタラクティブな表示端末、 一体化されたディスプレイ画面を備えた電子装置のためのインタラクティブメ
ニュー、 可視化画面を備えたすべての装置のためのインタラクティブな操作態様（例え
ば、コマンドの要素の機能の探索）。

【０００９】 このインターフェイスは、２つの相互に無関係な部分を含む： マルチメディアコンテンツの選択の三次元物体（例えば、立方体）、 第一の部分と同調する二次元的なユーザーインターフェイス。

【００１０】 （１）３Ｄ部分（立方体） 構造は、同心の一連の立方体に基づいている。ナビゲーションは、その立方体
を進展させ、そして回転することによってなされる。その共通の中心および観測
者の視点は、固定したままである。立方体の各面の再配向は、その情報の良好な
判読性（正しい解読）のために、その回転の関数として自動化される。

【００１１】 その立方体は、情報の構造の態様である。

【００１２】 構成の例は： 立方体＝テーマまたはレパートリの集合、 面＝テーマ、 面上の画像またはテキスト＝サブテーマ。

【００１３】 選択は、中央の固定されたポインタによる。

【００１４】 物体（例えば、画像）は、そのポインタ上に整列される場合、タイトルまたは
新たな画像が現れる。

【００１５】 各物体は、リンクと連関する。

【００１６】 この選択によって、その操作が開始される（例えば、フル画面での画像の視覚
化および２Ｄ部分への変形）。

【００１７】 好み、作業習慣またはアクセス頻度の分析によって補助されるコンテンツの動
的な構成が存在する。

【００１８】 全ての形式のマルチメディアコンテンツと適合性がある：ＴＶプログラム（ハ
イパーＴＶの代替物）、インターネットネットワーク（ハイパーウェブ）、マル
チメディアネットワークまたは光学キャリア、インタラクティブな適用など。

【００１９】 （２）２Ｄ部分（包絡面（ｖｏｌｅｔ）） ウインドウ上に形成されたインターフェイスの機能とは反対に（Ｗｉｎｄｏｗ
ｓ（登録商標））、このインターフェースの２Ｄ部分は、情報のキャリアとして
包絡面を利用する。その包絡面の集合は、視聴覚媒体のディスプレイフレームを
規定するために、動的な方法で、再構成する。

【００２０】 その画面上での各要素は、活動的なゾーン（包絡面、移動可能な円など）であ
る。

【００２１】 そのネットワークから来るデータからのものを含ませてディスプレイしたコン
テンツのアップデートが存在する。

【００２２】 文書の性質を特徴付けるアイコンをカバーする移動可能な円によって対象が選
択される。添付の図面は、本発明を例示する。

【００２３】 図面を参照して、本発明のデバイスは、ディスプレイ画面（１）を備え、その
上には、３Ｄ物体、本発明者らの実施例について単純化するための立方体（２）
がディスプレイされる。その立方体の中心は、その画面の中心と同心である。そ
の画面の中心ゾーンは、ハイライトでの円（３）によってシンボル化されている
。選択し得る要素（４）は、その立方体の面にディスプレイされる（デジタルフ
ァイル、画像、グラフィック要素を参照する）。ポインティングデバイス（６）
（トラックボール、マウス、ジョイスティック）によって、リアルタイムな３Ｄ
のボリュームの操作および中心のハイライト（３）上に選択された要素をディス
プレイすることが可能である。視聴覚的シーケンスに関する場合、ハイライトさ
れた中心ゾーン（３）上の選択の位置（４）は、画像の動作を開始させる。この
場合、選択ウインドウ（４）の中に、選択されたフィルムを可視化することが可
能である。

【００２４】 コマンドボタン（５）上のクリックによって、選択の動作が開始される。フィ
ルム、画像、またはすべてのデジタルファイルのフル画面でのディスプレイが存
在する。複数のレベルでの複雑な樹木の構造の場合には、次の立方体にアクセス
する。これらの立方体によって、集中した方法で、交差され得、そして非常に迅
速なナビゲーションを行うことが可能である。

【００２５】 例えば、１面当たり４つの要素をディスプレイする立方体は、２４の選択可能
な要素を含む。２回の連続したクリックによって、５７６の中から１つの要素を
選択し得る。このように指数関数的な様式である。６Ｘⁿ、ここで「Ｘ」は、１
面当たりの要素の数であり、そして「ｎ」は、樹状の構造のレベル数である。し
かし、その立方体の面は、異なる数の選択可能な要素を含み得る。

【００２６】 まとめると、本発明は、３Ｄ画像合成におけるナビゲーションの方法に関する
。ここで、この方法は、３Ｄのボリュームを備えることを特徴とし、ここで、そ
のボリュームの中心は、固定され、そしてそのデバイスのディスプレイ表面の中
心と同心であり、そしてグラフィックマーカーである「ポインタ」によってシン
ボル化されている。その面上のボリュームには、選択可能な要素である「物体」
の表示がディスプレイされ、そのボリュームは、リアルタイムで、回転自由度３
（並進運動なし）で、ポインティングデバイス（６）を用いて、そのポインタ上
で選択された要素を位置付けするために、回転操作し（しかし、変形はない）、
最終的に、そのタイトルは、予備選択の状態をディスプレイする。その選択は、
ポインティングデバイス（トラックボール、マウス、ジョイスティック）のボタ
ン上をクリックすることによて開始する。選択可能な要素は、静止画像または動
画、デジタルファイルによって編集されたグラフィック要素またはテキスト要素
によって表示される。各物体は、リンクと連関している。観測者の視点は固定さ
れている。

【００２７】 本発明の特定の実施態様によれば、３Ｄのボリュームの面の一つの上に選択さ
れた要素は、同心の新たな３Ｄのボリュームへのアクセスを付与し得、これ自体
が、その面上に選択可能な要素を配置し、ボリュームについて、樹状の構造につ
いて検索されるレベルにまでボリュームをナビゲートすることが可能となる。

【００２８】 本発明の別の実施態様によれば、選択された要素は、画面上の要素の平坦な（
ａｐｌａｔ）要素のディスプレイへの、または同調させる方法で、デジタルデー
タのファイルを開くことへのアクセスを与える。この操作は、画像のディスプレ
イ、フル画面でのビデオフィルム、ウェブページまたはマルチメディアアプリケ
ーションを行い得る。

【００２９】 本発明の新たな実施態様によれば、選択された要素は、ナビゲーションの新規
なインターフェイスへのアクセスを与え得る。

【００３０】 本発明の新たな実施態様によれば、３Ｄのボリュームの面上にディスプレイさ
れた要素の構成は、ユーザーの好みの分析から、動的に生成され得る。

【００３１】 本発明の新たな実施態様によれば、立方体のような単純な３Ｄボリュームの場
合、情報の良好な判読性（正しい解読）のために、回転の関数としての、各面の
自動的な再配向の関数へのアクセスを有する。

【００３２】 本発明の新たな実施態様によれば、３Ｄナビゲーターは、ネットワークからく
るデータに由来するコンテンツのアップデート情報を受け取り得る。

【００３３】 本発明の新たな実施態様によれば、３Ｄナビゲーターは、ネットワークからの
データに由来するマルチメディアコンテンツのストリーミング情報を受け取り得
、そしてそれらを使用して、リアルタイムで、異なるストリーミング成分を通じ
てたナビゲーションを可能にする。

【００３４】 本発明の新たな実施態様によれば、中央のポインタ上に位置するビデオは、そ
の選択ゾーンの中で、かつ、クリックによる選択の前に、作動する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、ナビゲーションのデバイスを示す。

【図２】 図２は、例として、「テレビのチャンネルについてインタラクティブなプログ
ラムのガイド」として使用されている現在の３Ｄナビゲーターの適用を示す。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ルによって編集されたグラフィック要素によって表示さ れる。各物体（４）は、リンクと連関している。観測者 の視点は固定されている。本発明に従うデバイスは、重 要なデジタルデータを基礎として、デジタルファイルに 迅速にアクセスすることを用意とすることを特に目的と する。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスプレイ画面（１）上に、デジタルファイル、静止画ま
   たは動画のような要素を、コマンドボタン（５）を備える指示および選択デバイ
   ス（６）によって、該画面上にディスプレイされたポインタ（３）を介して選択
   し、そしてディスプレイ画面（１）上にディスプレイする方法であって、以下： 複数の面を含む三次元の物体（２）を、該画面（１）にディスプレイする工程
   であって、該複数の面の少なくとも１面が、選択およびディスプレイをするため
   の第一の要素のうち少なくとも１つの表示ウインドウ（４）を含み、該表示ウイ
   ンドウが選択およびディスプレイをするための第一の要素とのリンクを含む、工
   程； 該三次元上の物体（２）を、該画面（１）上で、自由度３（ｘ、ｙ、ｚ）で、
   該ポインタに対応する該三次元上の物体の固定中心（３）の周囲の回転方向に、
   該指示および選択デバイス（６）の操作によって、操作する工程；ならびに 該三次元上の物体（２）の中心に該ポインタを用いて、該ポインティングデバ
   イス（６）の該コマンドボタン（５）上を押すことによって、該ディスプレイ画
   面上で選択およびディスプレイするために、該選択およびディスプレイするため
   の要素の該表示（４）に、スーパーインポーズする工程、 を包含する、方法。
2. 【請求項２】 デジタルファイル、静止画または動画のような要素を、選択
   およびディスプレイする、請求項１に記載の方法であって、前記三次元上の物体
   が、６面体である、方法。
3. 【請求項３】 デジタルファイル、静止画または動画のような要素を、選択
   およびディスプレイする、請求項１または２に記載の方法であって、前記少なく
   とも１つの表示ウインドウ（４）が、静止画、動画の連続、グラフィック物体ま
   たはテキストである、方法。
4. 【請求項４】 デジタルファイル、静止画または動画のような要素を、選択
   およびディスプレイする、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法であって、
   前記選択およびディスプレイする要素が、請求項１に記載のものと同種の第二の
   三次元上の物体であり、かつ、請求項１に記載のものと同一の機能を有し、ここ
   で、該要素の少なくとも１つが、第二の選択およびディスプレイするための要素
   の表示ウインドウ（４）を含み、該表示ウインドウが、該第二の選択およびディ
   スプレイする要素とのリンクを含む、方法。
5. 【請求項５】 デジタルファイル、静止画または動画のような要素を、選択
   およびディスプレイする、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法であって、
   前記要素の選択が、メモリーに格納されて、ユーザーの好みを電子的に決定する
   こと、およびユーザーの好みに関して該三次元上の物体上に、前記代表ウインド
   ウのコンテンツを再構成することを可能にする、方法。
6. 【請求項６】 デジタルファイル、静止画または動画のような要素を、選択
   およびディスプレイする、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法であって、
   前記選択およびディスプレイする要素の一つが、ビデオファイルであり、該ビデ
   オファイルの画像が、前記表示ウインドウが、前記固定したポインタ（３）とス
   ーパーインポーズされる間にのみ、動く、方法。
7. 【請求項７】 デジタルファイル、静止画、または動画のような要素を選択
   およびディスプレイする、請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法であって、
   三次元上で前記物体の中心に固定したポインタが、ディスプレイ画面（１）の中
   心にディスプレイされる、方法。
8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれか１項の記載に従って、要素を、選択
   およびディスプレイする方法を実行するための、選択およびディスプレイのデバ
   イスであって、以下： ディスプレイ画面（１）、コマンドボタン（５）を含む指示および選択デバイ
   ス（６）を備え、該指示および選択デバイスは、その表示ウインドウを、前記三
   次元上の物体の中心に固定されたポインタ上にスーパーインポーズすることで、
   該要素の選択およびディスプレイを可能にする、 デバイス。
9. 【請求項９】 請求項６に記載の選択およびディスプレイのデバイスであっ
   て、前記ポインティングデバイスが、マウス、ジョイスティック、またはトラッ
   クボールである、デバイス。