JP2002286007A - 棒状体の連結具 - Google Patents

棒状体の連結具

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JP2002286007A
JP2002286007A JP2001088820A JP2001088820A JP2002286007A JP 2002286007 A JP2002286007 A JP 2002286007A JP 2001088820 A JP2001088820 A JP 2001088820A JP 2001088820 A JP2001088820 A JP 2001088820A JP 2002286007 A JP2002286007 A JP 2002286007A
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tightening
rod
shaped body
fitting
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Hidetoshi Yamashita
英敏 山下
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Satoh Industrial Co Ltd
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Satoh Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状体を縦、横に組合わせる際に、クロス部
を連結する棒状体の連結具を提供すること。 【解決手段】 板材をアーチ状に湾曲形成して縦・横い
ずれかに配置する第1の棒状体を内部に挿通可能とし、
前記第1の棒状体と直交状態に配置する第2の棒状体を
挿通する切欠部3を形成した本体金具1と、同本体金具
1に連結され、前記第1・第2の棒状体を緊締する緊締
金具2とを具備する連結具A1,A2,A3とし、前記切欠部3
の一側縁部近傍に、緊締金具2の一端を枢支連結する枢
支部を設けると共に、前記切欠部3の他側縁部近傍に、
緊締金具2を係合する係合部5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は棒状体の連結具に
関し、例えば、ビニルハウス用のパイプ材を組上げる際
に、縦パイプとアーチ状の横パイプとが天井部などでク
ロスするが、そのクロス部において、両パイプを簡易に
連結することができる棒状体の連結具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状体の連結具として、
ビニルハウスなどを構築する際に、天井部のパイプのク
ロス部、所謂トップクロスを連結固定する連結具Xがあ
り、これは、図6に示すような構成となっている。
【0003】すなわち、天井部を構成するアーチ状の横
パイプ100を内部に挿通可能とし、同横パイプ100と直交
状態に配置する縦パイプ200を挿通する切欠部310を形成
した本体金具300と、同本体金具300の下端部と前記縦パ
イプ200の下側周面との間に嵌入して、両パイプ100,200
を強く押圧して緊締する楔400とを具備するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、従来の連結具Xは、本体金具300と楔400との2つの
部材から成り立っており、連結具Xの取り付け作業時に
は、かかる2つの部材を常に持ち運ばなければならなか
った。
【0005】従って、持ち運びに不便であると共に、2
つの部材のうち、片方の部材だけが紛失してしまう可能
性があった。
【0006】また、連結具Xの取り付け作業時には、わ
ざわざハンマー等を用いて楔400を打ち込まなければな
らず、逆に、連結具Xを取り外すときにも、取り付け作
業時とは反対側から楔400をハンマー等でたたいて取り
外さなければならないので、手間や時間がかかるだけで
なく、別途、ハンマー等の道具が必要であった。
【0007】特に、連結具Xの取り付け・取り外し作業
に腕力を要するので、腕力が弱い高齢者等は、かかる作
業を容易に行うことができなかった。
【0008】本発明は、上記課題を解決することのでき
る連結具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、棒状体を縦、横に組合わせる際に、クロ
ス部を連結する棒状体の連結具であって、板材をアーチ
状に湾曲形成して縦・横いずれかに配置する第1の棒状
体を内部に挿通可能とすると共に、前記第1の棒状体と
直交状態に配置する第2の棒状体を挿通可能な切欠部を
形成した本体金具と、同本体金具に連結され、前記第1
・第2の棒状体を緊締する緊締金具とを具備し、前記切
欠部の一側縁部近傍に、緊締金具の一端を枢支連結する
枢支部を設けると共に、前記切欠部の他側縁部近傍に、
緊締金具を係合する係合部を設けたことを特徴とする棒
状体の連結具を提供せんとするものである。
【0010】また、本発明は、以下の点にも特徴を有す
る。 (1)緊締金具をヘアピン状に形成し、開側両端部を本
体金具の枢支部に枢支連結すると共に、開側端部と閉側
端部との間に被係合部を形成し、同開側端部と被係合部
との間に、第2の棒状体に合わせて湾曲させた緊締部を
形成し、さらに、同緊締部に連続する取っ手部を前記被
係合部と閉側端部との間に形成したこと。 (2)緊締金具の緊締力を可変とする緊締力可変手段を
備えること。 (3)緊締力可変手段は、本体金具に多段に設けた複数
の枢支部であること。 (4)緊締力可変手段は、本体金具に多段に設けた係合
部であること。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る連結具は、縦、横に
組合わせた棒状体のクロス部を連結するものである。
【0012】すなわち、本連結具は、板材をアーチ状に
湾曲形成して縦・横いずれかに配置した第1の棒状体を
内部に挿通可能とすると共に、前記第1の棒状体と直交
状態に配置した第2の棒状体を挿通可能な切欠部を形成
した本体金具と、同本体金具に連結され、前記第1・第
2の棒状体を緊締する緊締金具とを具備しており、前記
切欠部の一側縁部近傍に、緊締金具の一端を枢支連結す
る枢支部を設けると共に、前記切欠部の他側縁部近傍
に、緊締金具を係合する係合部を設けている。
【0013】そして、縦、横に組み合わされた棒状体の
クロス部に一方側から本体金具を被せると共に、同本体
金具に一端側を枢支連結した緊締金具の他端側を、前記
棒状体のクロス部の他方側から本体金具の係合部に係合
し、本体金具と緊締金具とによって縦・横棒状体のクロ
ス部を挟圧することにより、縦、横に組み合わせた棒状
体を連結するようにしている。
【0014】このように、本連結具は、構成部材である
本体金具と緊締金具が一体化していて、複数の部材を持
ち運ぶ必要がないので持ち運びに便利であると共に、緊
締金具を本体金具の係合部に引っかけるだけで2つの直
交する棒状体を連結することができるので、手間をかけ
ずに短時間で両棒状体を連結することができる。また、
連結具取り付けのために、別途道具を必要としない。
【0015】さらには、連結具の取り付け・取り外し作
業に腕力を必要としないので、腕力が弱い高齢者等であ
っても、簡単に取り付け・取り外し作業を行うことがで
きる。
【0016】また、前記緊締金具をヘアピン状に形成
し、その開側両端部を本体金具の枢支部に枢支連結する
と共に、開側端部と閉側端部との間に被係合部を形成
し、同開側端部と被係合部との間に、第2の棒状体に合
わせて湾曲させた緊締部を形成することもできる。
【0017】緊締金具をヘアピン状とすれば、緊締金具
の可撓性を大きくすることができるので、緊締金具を本
体金具に係合する際に緊締金具を撓ませて、緊締金具の
本体金具への係合がスムーズに行えるようにすることが
できる。
【0018】また、緊締部を第2の棒状体に合わせて湾
曲させることによって、連結金具を第2の棒状体にフィ
ットさせることができるので、第1・第2の棒状体をず
れることなく確実に連結可能とすることができる。
【0019】さらに、同緊締部に前記被係合部を介して
連続して取っ手部を形成すれば、本体金具の係合部に緊
締金具の被係合部を係合したり、逆に、外したりする際
に、前記取って部を把持して操作を行うことができるの
で、操作性が向上し、本連結具の取り付け作業を容易と
することができる。
【0020】また、前記緊締金具の緊締力を可変とする
緊締力可変手段を設けて、棒状体の形状や断面積の大き
さ、素材等に合わせて緊締力を調整可能とすることもで
き、どのような棒状体であっても連結具をフィットさせ
て、棒状体を確実に緊締可能とすることもできる。
【0021】上記緊締力可変手段としては、前記枢支部
を本体金具に多段に設けることが考えられる。すなわ
ち、アーチ状とした本体金具の開側両端部から閉側両端
部にかけて、枢支部としての枢支孔を段状に穿孔し、ア
ーチ状とした本体金具の閉側端部により近い両枢支孔に
緊締金具の開側両端部を枢支しすることにより緊締力を
強くし、アーチ状とした本体金具の閉側端部からより離
れた両枢支孔に緊締金具の開側両端部を枢支することに
より緊締力を弱くする。
【0022】このように、多段に設けた枢支部を緊締力
可変手段とすることで、緊締金具の開側両端部をどの段
の両枢支部に枢支するかによって、簡単に緊締力を調整
することができる。特に、本緊締力可変手段は、本体金
具に枢支部としての枢支孔を多段に穿孔するだけで形成
できるので、手間をかけずに簡単かつ安価に設けること
ができる。
【0023】また、前記係合部を本体金具に多段に設け
て、緊締力可変手段とすることもできる。すなわち、ア
ーチ状とした本体金具の開側両端部から閉側両端部にか
けて多段にわたって係合部を設け、アーチ状とした本体
金具の閉側端部により近い係合部に緊締金具の被係合部
を係合することにより緊締力を強くし、アーチ状とした
本体金具の閉側端部からより離れた係合部に緊締金具の
被係合部を係合することにより緊締力を弱くする。
【0024】このように、多段に設けた係合部を緊締力
可変手段とすることで、緊締金具の被係合部をどの段の
係合部に係合するかによって、簡単に緊締力を調整する
ことができる。特に、本緊締力可変手段によれば、本体
金具から緊締金具を取り外すことがないので、操作がよ
り簡単である。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る連結具A1,A2,A3の実施例
を、図面を参照しながら具体的に説明する。実施例で
は、ビニルハウスBを構成するアーチ状の横パイプbを
第1の棒状体、同横パイプbに直交状態に配置する縦パ
イプaを第2の棒状体とし、かかる第1・第2の棒状体
としての横パイプbと縦パイプaとのクロス部cを本連
結具A1,A2,A3によって連結するものとして説明する。
【0026】(第1実施例)図1は本発明に係る連結具
A1の正面図、図2は同平面断面図である。図1、図2に
示すように、本連結具A1は、縦、横に直交状態に組み合
わせた縦パイプaと横パイプbとのクロス部cを被覆す
る本体金具1と、同本体金具1に連結され、本体金具1
内の縦・横パイプa,bを緊締する緊締金具2とからな
る。
【0027】本体金具1は、板材をアーチ状に湾曲形成
して、横パイプbを内部に挿通可能としている。特に、
本実施例では第1の棒状体とした横パイプbがアーチ状
に湾曲しているので、同横パイプbの形状に合わせて本
体金具1の閉側端部1aも湾曲させており、本体金具1内
に横パイプbを挿通させた場合に、同本体金具1が横パ
イプbにフィットするようにしている。
【0028】また、アーチ状とした本体金具1の開側両
端部1b,1bには、それぞれにアーチ状の切欠部3を形成
しており、同切欠部3に前記横パイプbと直交状態に配
置した縦パイプaを挿通可能としている。
【0029】従って、本体金具1を横パイプbと縦パイ
プaとのクロス部cに取り付ける場合には、アーチ状と
した本体金具1の閉側端部1a側に横パイプbを挿通する
と共に、開側両端部1b,1bに設けた両切欠部3,3に縦パ
イプaを挿通する。
【0030】このように、横パイプbをアーチ状とした
本体金具1の両壁部間に配置すると共に、縦パイプaを
切欠部3,3の両側縁部間に配置することにより、両パ
イプa,bの動きを制限することができ、同両パイプa,
bの直交状態を維持することができる。なお、かかる状
態において、縦・横パイプa,bは、図1に示すように
本体金具1内で当接している。
【0031】また、アーチ状とした両切欠部3,3の一
側縁部近傍に、前記緊締金具2の一端を挿貫可能な枢支
孔4をそれぞれ設けて、同枢支孔4,4を緊締金具2の
枢支部とすると共に、両切欠部3,3の他側縁部側の本
体金具側端部1c,1cをそれぞれ開側端部1b,1b側から閉側
端部1a側に向かって段状に切り取り、切り残し部分の先
端部をそれぞれ内側方向に屈曲させて、緊締金具2を係
合する係合部5,5としている。
【0032】そして、緊締金具2をヘアピン状に形成
し、その開側両端部2b,2bを内側方向に屈曲して前記本
体金具1の両枢支孔4,4にそれぞれ挿貫し、緊締金具
2を本体金具1に枢支連結すると共に、同緊締金具2の
開側両端部2b,2bと閉側端部2aとの間に被係合部6をそ
れぞれ形成して、両被係合部6,6を前記本体金具1の
両係合部5,5にそれぞれ係合するようにしている。
【0033】前記したように、縦・横パイプa,bは本
体金具1内で当接しているので、緊締金具2の被係合部
6,6を本体金具1の係合部5,5に係合すれば、両パイ
プa,bを共に緊締することができ、かかる緊締によ
り、両パイプa,bを連結することができる。
【0034】なお、本体金具1の係合部5,5をどの位
置に設けるかによって緊締金具2の緊締力に差が生じ、
係合部5,5の位置がアーチ状とした本体金具1の閉側
端部1aに近づくほど、緊締金具2の緊締力が大きくな
り、逆に、係合部5,5の位置がアーチ状とした本体金
具1の閉側端部1aから離れるほど、緊締金具2の緊締力
が小さくなるので、前記本体金具側端部1c,1cを切り取
る際には、その切り取り長さを本連結具A1を取り付ける
縦・横パイプa,bの大きさに合わせて調整し、緊締金
具2が適度な緊締力によって縦・横パイプa,bを緊締
できるように係合部5を配置する。図中、7は枢支孔
4,4に挿貫した緊締金具2の開側両端部2b,2bの抜け止
め用のナットである。
【0035】また、ヘアピン状とした緊締金具2は内外
側方向に可撓としており、本体金具1の係合部5,5の
側方を通過させる間だけ同緊締金具2を内側方向に撓ま
せることによって、緊締金具2の被係合部6,6を本体
金具1の係合部5,5に係合可能とすると共に、逆に、
取り外しも可能としている。
【0036】また、緊締金具2の開側両端部2b,2bと両
被係合部6,6との間は、縦パイプaの形状に合わせて
それぞれ湾曲させて緊締部8,8としており、同緊締部
8,8を縦パイプaにフィットさせることによって、縦
パイプa及び横パイプbをずれることなく確実に緊締す
ることができるようにしている。
【0037】また、両被係合部6,6と閉側端部2aとの
間は、緊締部8,8の湾曲方向と同方向に略V字状に屈
曲させて取っ手部9としており、このように、取っ手部
9を略V字状に屈曲させることによって、同取っ手部9
と横パイプbとの間の空間を広げ、取っ手部9が横パイ
プbに近接しすぎて操作性が低減するのを防止してい
る。
【0038】特に、本実施例のように、第1の棒状体で
ある横パイプbがアーチ状に湾曲していて、緊締金具2
と横パイプbが接近してしまう場合には、取っ手部9を
略V字状に屈曲させて、同取っ手部9と横パイプbとの
間の空間を広げることによる操作性向上の効果は大き
く、緊締金具2の被係合部6,6を本体金具1の係合部
5,5に係合したり、外したりする操作を行いやすくす
ることができる。
【0039】このように、本緊締金具2は、被係合部
6,6を中間点として、一方に緊締部8,8が、他方に取
っ手部9が連続して設けられており、正面視略W字状に
形成されている。
【0040】図5には、上記構成からなる連結具A1を使
用して、ビニルハウスBの天井部dのパイプのクロス部
c、いわゆるトップクロスc'を連結した状態を示して
いる。本連結具A1によれば、本体金具1と緊締金具2と
が一体化しており、従来のように楔400等の副部材が不
必要であると共に、ハンマー等の道具も必要ないので、
持ち運びに便利であると共に、図5に示すように、多数
の縦パイプaや横パイプb等からなるビニルハウスBを
構築する際に、ハンマー等の道具や楔400等の副部材が
ビニルハウスBの部材と混在して、所在が分からなくな
る心配もない。
【0041】また、本連結具A1は、緊締金具2の被係合
部6,6を本体金具1の係合部5,5に係合するだけで、
棒状体としての縦・横パイプa,bに簡単に取り付け・
取り外しすることができるので、図5に示すように、多
数の縦パイプaや横パイプb等からなるビニルハウスB
を構築する場合であっても、取り付けに手間がかからな
いと共に、短時間で縦・横パイプa,bのクロス部cを
連結することができる。
【0042】さらには、連結具A1の取り付け・取り外し
作業に腕力を必要としないので、腕力が弱い高齢者や女
性等であっても、簡単に取り付け・取り外し作業を行う
ことができる。図中、eは柱体、fは梁、gはビニルで
ある。
【0043】(第2実施例)図3は、他実施例としての
連結具A2を示すものであり、第1実施例に記載の本体金
具1と緊締金具2とからなる連結具A1に、緊締金具2の
緊締力を可変とする緊締力可変手段10を付加したもので
ある。
【0044】すなわち、第1実施例では、緊締金具2を
枢支連結する枢支部としての枢支孔4は、本体金具1の
両切欠部3,3の一側縁部近傍にそれぞれ1つづつしか
設けていないが、本実施例では、かかる枢支孔4を両切
欠部3,3の一側縁部近傍に上下方向に多段にわたって
設けており、かかる複数の枢支孔4を緊締力可変手段10
としている。
【0045】従って、緊締金具2の開側両端部2b,2bを
より上段側の両枢支孔4,4に挿貫して、緊締金具2を
本体金具1に枢支連結すれば、アーチ状とした本体金具
1の閉側端部1aから緊締金具2の緊締部8,8までの空
間を小さくして、緊締金具2の緊締力を大きくすること
ができ、逆に、緊締金具2の開側両端部2b,2bをより下
段側の両枢支孔4,4に挿貫して、緊締金具2を本体金
具1に枢支連結すれば、アーチ状とした本体金具1の閉
側端部1aから緊締金具2の緊締部8,8までの空間を大
きくして、緊締金具2の緊締力を小さくすることができ
る。
【0046】このように、緊締金具2の緊締力を可変と
する緊締力可変手段10を設けることにより、本体金具1
内に挿通させる棒状体としての縦・横パイプa,bの大
きさや素材等に応じて緊締力を調整することができ、縦
・横パイプa,bのクロス部cをより強固に連結するこ
とができる。
【0047】(第3実施例)図4に示すように、本実施
例における連結具A3は、前記緊締力可変手段10を本体金
具1に多段に設けた係合部5,5としたものである。
【0048】すなわち、第1実施例では、緊締金具2の
両被係合部6,6と係合する本体金具1の係合部5,5
は、本体金具1の一側端部1c,1cに一段しか設けていな
いが、本実施例では、アーチ状とした本体金具1の一側
端部1c,1cを開側端部1b,1b側から閉側側端部1a側に向か
って階段状に切り取ると共に、切り残し先端部を内側方
向にそれぞれ屈曲し、係合部5,5を上下方向に多段に
わたって設けており、かかる複数の係合部5,5を緊締
力可変手段10'としている。
【0049】従って、緊締金具2の両被係合部6,6を
より上段側の係合部5,5に係合すれば、本体金具1の
閉側端部1aから緊締金具2の緊締部8,8までの空間を
小さくして、緊締金具2の緊締力を大きくすることがで
き、逆に、緊締金具2の両被係合部6,6をより下段側
の係合部5,5に係合すれば、本体金具1の閉側端部1a
から緊締金具2の緊締部8,8までの空間を大きくし
て、緊締金具2の緊締力を小さくすることができる。
【0050】本実施例においても、前記第2実施例と同
様に、本体金具1内に挿通させる棒状体としての縦・横
パイプa,bの大きさや素材等に応じて緊締力を調整す
ることができ、縦・横パイプa,bのクロス部cをより
強固に連結することができる。
【0051】なお、上記第1〜3実施例では、ビニルハ
ウスBを構成するアーチ状の横パイプbを第1の棒状
体、同横パイプbに直交状態に配置する縦パイプaを第
2の棒状体とし、かかる第1・第2の棒状体としての横
パイプbと縦パイプaとのクロス部cを本連結具A1,A2,
A3によって連結するものとして説明したが、これに限ら
ず、本連結具A1,A2,A3は、各種棒状体のクロス部cの連
結に使用することができる。
【0052】
【発明の効果】発明は上記のような形態で実施されるも
ので、以下の効果を奏する。
【0053】(1)請求項1記載の本発明では、板材をア
ーチ状に湾曲形成して縦・横いずれかに配置する第1の
棒状体を内部に挿通可能とすると共に、前記第1の棒状
体と直交状態に配置する第2の棒状体を挿通可能な切欠
部を形成した本体金具と、同本体金具に連結され、前記
第1・第2の棒状体を緊締する緊締金具とを具備する連
結具としたので、同連結具を構成する本体金具と緊締金
具が一体化していて複数の部材に分かれておらず、持ち
運びに便利である。加えて、前記切欠部の一側縁部近傍
に、緊締金具の一端を枢支連結する枢支部を設けると共
に、前記切欠部の他側縁部近傍に、緊締金具を係合する
係合部を設けているので、緊締金具を本体金具の係合部
に引っかけるだけで2つの直交する棒状体を連結するこ
とができ、手間をかけずに短時間で両棒状体を連結する
ことができる。また、連結具取り付けのために、別途道
具を必要としない。さらには、連結具の取り付け・取り
外し作業に腕力を必要としないので、腕力が弱い高齢者
等であっても、簡単に取り付け・取り外し作業を行うこ
とができる。
【0054】(2)請求項2記載の本発明では、緊締金具
をヘアピン状に形成しているので、緊締金具の可撓性を
大きくすることができ、緊締金具を本体金具に係合する
際に緊締金具を撓ませて、同緊締金具を本体金具にスム
ーズに係合することができる。また、ヘアピン状に形成
した緊締金具の開側両端部を本体金具の枢支部に枢支連
結すると共に、開側端部と閉側端部との間に被係合部を
形成し、同開側端部と被係合部との間に、第2の棒状体
に合わせて湾曲させた緊締部を形成しているので、連結
金具を第2の棒状体にフィットさせることができ、第1
・第2の棒状体をずれることなく確実に連結することが
できる。さらに、前記緊締部から連続して取っ手部を形
成しているので、本体金具の係合部に緊締金具の被係合
部を係合したり、逆に、外したりする際に、前記取って
部を把持して操作を行うことができ、操作性が向上す
る。
【0055】(3)請求項3記載の本発明では、連結具に
緊締金具の緊締力を可変とする緊締力可変手段を設けた
ので、棒状体の形状や断面積の大きさ、素材等に合わせ
て緊締力を調整することができ、どのような棒状体であ
っても連結具をフィットさせて、棒状体を確実に緊締す
ることができる。
【0056】(4)請求項4記載の本発明では、緊締力可
変手段を、本体金具に多段に設けた複数の枢支部とした
ので、緊締金具の一端部をどの段の枢支部に枢支するか
によって簡単に緊締力を調整することができる。特に、
本緊締力可変手段は、本体金具に枢支部としての枢支孔
を多段に穿孔するだけで形成できるので、手間をかけず
に簡単かつ安価に緊締力可変手段を設けることができ
る。
【0057】(5)請求項5記載の本発明では、緊締力可
変手段を、本体金具に多段に設けた係合部としたので、
緊締金具の被係合部をどの段の係合部に係合するかによ
って簡単に緊締力を調整することができる。特に、本緊
締力可変手段によれば、本体金具の枢支部から緊締金具
を取り外すことがないので、緊締力の調整がより簡単で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結具の正面図である。
【図2】同平面断面図である。
【図3】他実施例としての連結具を示す正面図である。
【図4】他実施例としての連結具を示す正面図である。
【図5】本発明の使用状態を示す説明図である。
【図6】従来の連結具を示す正面図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3 連結具 B ビニルハウス a 縦パイプ b 横パイプ c クロス部 c' トップクロス d 天井部 1 本体金具 2 緊締金具 2a 閉側端部 2b,2b 開側両端部 3 切欠部 4 枢支孔 5 係合部 6 被係合部 8 緊締部 9 取っ手部 10,10' 緊締力可変手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体を縦、横に組合わせる際に、クロ
    ス部(c)を連結する棒状体の連結具であって、 板材をアーチ状に湾曲形成して縦・横いずれかに配置す
    る第1の棒状体を内部に挿通可能とすると共に、前記第
    1の棒状体と直交状態に配置する第2の棒状体を挿通可
    能な切欠部(3)を形成した本体金具(1)と、 同本体金具(1)に連結され、前記第1・第2の棒状体を
    緊締する緊締金具(2)とを具備し、 前記切欠部(3)の一側縁部近傍に、緊締金具(2)の一端
    を枢支連結する枢支部を設けると共に、前記切欠部(3)
    の他側縁部近傍に、緊締金具(2)を係合する係合部(5)
    を設けたことを特徴とする棒状体の連結具。
  2. 【請求項2】 緊締金具(2)をヘアピン状に形成し、開
    側両端部(2b,2b)を本体金具(1)の枢支部に枢支連結す
    ると共に、開側端部(2b)と閉側端部(2a)との間に被係合
    部(6)を形成し、同開側端部(2b)と被係合部(6)との間
    に、第2の棒状体に合わせて湾曲させた緊締部(8)を形
    成し、さらに、同緊締部(8)に連続する取っ手部(9)を
    前記被係合部(6)と閉側端部(2b)との間に形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の棒状体の連結具。
  3. 【請求項3】 緊締金具(2)の緊締力を可変とする緊締
    力可変手段(10,10')を備えることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の棒状体の連結具。
  4. 【請求項4】 緊締力可変手段(10)は、本体金具(1)に
    多段に設けた複数の枢支部であることを特徴とする請求
    項3記載の棒状体の連結具。
  5. 【請求項5】 緊締力可変手段(10')は、本体金具(1)
    に多段に設けた係合部(5)であることを特徴とする請求
    項3記載の棒状体の連結具。
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