JP3858684B2 - 建材の取付金具及び取付構造 - Google Patents

建材の取付金具及び取付構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建材の取付金具及びそれを用いて建材を壁面に取り付けた構造に関するものである。詳しくは、壁面に対し複数の板状建材を上下に多段に取り付ける場合に採用される取付金具と、この取付金具を用いた建材の取付構造とに関するものである。さらに詳しくは、この取付金具が建材の横ずれ防止機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
板状の建材を建築物の外壁等の壁面に対し、上下に多段に且つ水平左右方向に並列させて取付施工する場合、建材の上辺及び下辺を金具で支承することが多い。この金具として、下段側の建材の上辺と上段側の建材の下辺とをそれぞれ係止する第1係止部及び第2係止部を有し、釘又はビスによって壁面に固定されるものが用いられている。
【0003】
13はかかる取付金具の従来の一例(特開平9−203184号)を示す斜視図である。この取付金具(同号公報では接合金具と指称している)は、基台112と、該基台112上に立設される幹板部114と、該幹板部114の上縁から両側に延設される枝板部115A,115Bとからなり、該幹板部114の両側には該枝板部115A,115Bによって建築板嵌合部116A,116Bが形成されている。118Aはビス穴、118Bは釘穴である。この嵌合部116Aによって下段側の建築板の上辺を支承し、嵌合部116Bによって上段側の建築板の下辺を支承する。
【0004】
ところで、このように板状建材(建築板)の上辺と下辺とを支承した場合、強風、地震、振動その他の外力が加えられたときに、建材が横ずれするおそれがある。この横ずれを防止するために、上記の特開平9−203184号においては、図13の通り、枝板部115Aの両端に、該接合金具110によって接合される建築板に食い込む爪状の折曲げ部117を形成している。
【0005】
上記の特開平9−203184号の折曲げ部117は、建材に食い込むことにより建材の横ずれを防止する機能を発揮するが、この折曲げ部117が食い込んだ部分が経時的に摩耗することにより、建材が次第に横ずれし易くなってくる。
【0006】
本出願人は、このような建材の横ずれを長期にわたって確実に防止することができる建材の取付金具と、それを用いた取付構造を特開2000−320104号にて提案している。
【0007】
以下、図10を参照して同号の取付金具について説明する。
【0008】
この取付金具は、それぞれ別体の当て金具10と取付金具本体20とからなる。当て金具10は、上側の第1横片部11と、下側の第2横片部12、及びこれらの横片部11,12同士をつなぐ縦片部13とからなるコ字形状の主片部14と、この縦片部13の側辺縁の上下方向の中間部から起立した起立片部15を備えてなる。横片部11,12にはそれぞれビスを通すための孔16が設けられている。
【0009】
取付金具本体20は、壁面に重なる盤体部(ベース部)21と、該盤体部21の前面から前方へ突設された略Y字形の断面形状の支承部22とを有している。盤体部21には釘孔23とビス孔24とが設けられている。なお、この盤体部21には左右方向に延在する浅い凹条部25が設けられ、この凹条部25内に該ビス孔24が配置されている。この凹条部25は当て金具10の横片部11又は12が嵌まる幅員を有している。
【0010】
支承部22は、前方延出部22aと、それぞれ該前方延出部22aの前端側から上下方向に延出した上方延出部22b及び下方延出部22cとからなる。この上方延出部22bが後述の上段側の建材30の下辺を係止する第1係止部を構成し、下方延出部22cが下段側の建材30の上辺を係止する第2係止部を構成する。
【0011】
1112はこの取付金具を用いた建材30の取付状態を示す要部正面図と断面図である。
【0012】
下段側の建材30の上縁に取付金具本体20を係合させた後、当て金具10の第1横片部11を取付金具本体20の凹条部25に重ね合わせ、当て金具10の孔16と取付金具本体20のビス孔24を通してビス40を壁面41にねじ込む。この際、当て金具10の起立片部15が前方を向くようにし、且つこの起立片部15を下段側の建材30の側面にあてておく。ビス40をねじ込むことにより、当て金具10及び取付金具本体20が壁面41に固定され、建材30の上辺側が壁面41に固定される。起立片部15が建材30の左側面に押し付けられ、これにより、建材30の横ずれが防止される。
【0013】
11及び図12(a)の如く当て金具10及び取付金具本体20を壁面41に固定した後、図12(b)の通りこの取付金具本体20の上方側に上段側の建材30の下端を載せ、次いで該上段側の建材30の上縁を同様に当て金具10及び取付金具本体20によって壁面41に固定する。この工程を繰り返すことによりすべての建材30の取付施工が行われる。いずれの建材30も、側面に密着した当て金具10の起立片部15によって横ずれが確実に防止される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開2000−320104号の取付金具にあっては、当て金具10を取付金具本体20に重ねてビス留めする構成となっているため、ビス留めするまでは当て金具10を取付金具本体20と共に指先で保持しておく必要があり、作業性に改良すべき課題があった。
【0015】
本発明は、建材の取付作業性が格段に改良された建材の取付金具と、この取付金具を用いた建材の取付構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の建材の取付金具は、壁面に対し板状の建材を取り付けるための取付金具であって、壁面に取り付けられるベース部、下段側の建材の上辺を係止する第1係止部及び上段側の建材の下辺を係止する第2係止部を有する取付金具本体と、該取付金具本体とは別体であり、該建材の側面に当接するストッパ片を有した建材の横移動防止用の当て金具と、
を備えてなる建材の取付金具において、該当て金具は、弾性変形可能部を有しており、該弾性変形可能部が該取付金具本体に係合することにより該当て金具が該取付金具本体に装着される建材の取付金具であって、前記当て金具は、上下反転させても前記取付金具本体に装着可能であることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の建材の取付構造は、かかる本発明の取付金具を用いて板状の建材を壁面に取り付け、当て金具のストッパ片を建材の側面に当接させたものである。
【0018】
かかる本発明の建材の取付金具及び取付構造によると、当て金具のストッパ片が建材の側面に当接し、建材の横ずれが長期にわたり確実に防止される。この取付金具にあっては、当て金具を取付金具本体に装着しておくことができるため、留め付け作業時に当て金具と取付金具本体の双方を押えておくことが不要であり、作業効率が極めてよい。また、建材の横ずれ防止を行わない場合には、当て金具を取付金具本体から分離でき、取付金具本体のみを使用できる。
【0019】
本発明の取付金具においては、当て金具は、上下反転させても前記取付金具本体に装着可能である。このように構成することにより、例えばストッパ片が当て金具の左又は右にずれている非中心配置となっているときには、該当て金具を上下反転させることによってストッパ片の位置を変更できる。
【0020】
発明の取付金具においては、当て金具を装着させるための開口が前記取付金具本体に設けられていることが好ましい(請求項)。取付金具に当て金具を装着させるための開口が設けられていると、当て金具の係合が容易である。なお、この開口は該取付金具本体に左右に位置を異ならせて複数個設けられていてもよい(請求項)。該開口が取付金具本体に左右に位置を異ならせて複数個設けられていると、当て金具を左右いずれかの開口に装着することによって該取付金具本体に対しストッパ片の位置を調節することができる。
【0021】
このように取付金具本体に当て金具を装着させるための開口を設けた場合には、当て金具は該開口に入り込む係入部分を有しており、この係入部分は、左端から右端までの距離が該開口の左右幅とほぼ等しいものであることが好ましい(請求項)。このように構成した場合には、左端から右端までの距離が該開口の左右幅とほぼ等しい係入部分が該開口に係合することにより、当て金具の左右へのずれが防止され、ストッパ片がしっかりと建材の側面を押えることができる。
【0022】
本発明の取付金具の一態様(請求項)にあっては、当て金具は、該開口に入り込む前記係入部分としての基板部と、該基板部の両側縁から立設されており、該開口の側縁部にそれぞれ係合する弾性爪部とを備えてなり、前記ストッパ片は一方の該弾性爪部から突設されている。この取付金具にあっては、当て金具の基板部を取付金具本体のベース部の開口に押し込むだけでよい。これにより、弾性爪部が開口の左右の縁部に係合し、当て金具が取付金具本体に装着される。なお、当て金具の弾性爪部同士を接近方向に弾性変形させるように摘むことにより、当て金具を取付金具本体から取り外すことができる。
【0023】
この取付金具にあっては、開口は前記ベース部の下縁部に沿って設けられており、当て金具の前記基板部は、該開口に沿う該ベース部の下縁部を受け入れるスリットを備えており、該スリットよりも上側の該基板部が該開口に入り込み、当て金具のうち該スリットよりも下側は前記ベース部の下縁部よりも下方にはみ出すように該当て金具がベース部に装着される構成(請求項)とされることが好ましい。この構成によれば、当て金具の下半側がベース部よりも下方にはみ出しているため、当て金具の該下半側を摘んで当て金具をベース部に装着できる。そのため、不慣れな作業員であっても当て金具をベース部に極めて簡単に装着することができる。
【0024】
本発明の別態様(請求項)に係る取付金具にあっては、当て金具の弾性変形可能部は前記取付金具本体の一部を弾性的に挟持するものである。かかる取付金具にあっては、該弾性変形可能部に取付金具本体の一部を弾性的に挟持させるだけで当て金具を該取付金具本体に装着することができ、当て金具の装着作業が容易である。
【0025】
この請求項の取付金具においては、ベース部は、その下縁部に沿って前記開口が設けられており、当て金具の前記弾性変形可能部は、該開口に沿うベース部の下縁部を弾性的に挟持するものであり、当て金具は、該弾性変形可能部から下方に垂下する垂下片を備えており、前記ストッパ片は該垂下片から立設されている構成とされることが好ましい(請求項)。かかる取付金具にあっては、垂下片を摘んで弾性変形可能部をベース部の下縁部に係合させることができ、当て金具のベース部への装着が極めて簡単である。
【0026】
かかる請求項の構成の取付金具においては、垂下片は後方に突出する後方脚片を備えており、該後方脚片の突出方向先端が壁面に当接されることが好ましい(請求項)。このように構成することにより、垂下片が該後方脚片によって壁面に支えられ、当て金具の姿勢が安定する。
【0027】
また、この取付金具にあっては、当て金具の下縁部にも前記弾性変形可能部が設けられていてもよい(請求項10)。このように構成した場合には、該当て金具を上下反転させて取付金具本体に装着することができる。これにより、例えばストッパ片が当て金具の左又は右にずれている非中心配置となっているときには、該当て金具を上下反転させることによってストッパ片の位置を変更できる。
【0028】
なお、この第2態様の取付金具においては、垂下片とストッパ片との交叉隅部に補強用のリブが設けられていることが好ましい(請求項11)。このように構成することにより、ストッパ片の強度が高められ、より確実に建材の横ずれを防止することができるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0030】
図1は本発明の実施の形態に係る建材の取付金具の斜視図、図2はこの取付金具の分解斜視図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図である。図5はこの取付金具を用いた建材の取付構造の断面図であり、図1のV−V線に沿う断面にて示している。また、図6はこの取付金具1の別の当て金具装着態様を示す斜視図であり、図7はこの取付金具1のさらに別の当て金具装着態様を示す斜視図である。なお、以下の説明において、前後方向とは壁面の出入り方向をいう。
【0031】
この建材の取付金具1は、図2に示すように、それぞれ別体に設けられた、取付金具本体2と、建材の側面に当接するストッパ片6を有した当て金具4とからなる。
【0032】
該取付金具本体2は、建築物の外壁等の壁面60(図5)に固定されるベース部62と、該ベース部62の前面から前方に立設された建材支承部64を有している。該ベース部62は当て金具4が差し込まれる開口66を有している。
【0033】
この実施の形態では、該ベース部62は、壁面60に重ね合わされる基片部68と、該基片部68の下縁部及び左右の側縁部から該基片部68の三方を囲むように台地状に前方に張り出した張出部70と、該張出部70を壁面60に沿って支えるようにそれぞれ該張出部70の下縁部及び左右の側縁部から後方に延出した脚片部72,74,76とから主として構成されている。該基片部68にはこのベース部62を壁面60に固定するためのビス78(図5)が挿通されるビス孔80が設けられている。
【0034】
開口66は、該張出部70の左半側及び右半側(張出部70の左右幅方向の中央部から左側及び右側の各領域)に1個ずつ設けられており、各々該張出部70の下縁部に沿って該張出部70の前面から脚片部72の前縁部を切り欠くように設けられている。
【0035】
支承部64は、左右の各開口66の上縁部からそれぞれ切り起こしによって形成されている。各支承部64は、該張出部70の前面から前方に延出した前方延出部64aと、それぞれ該前方延出部64aの前端側から上下方向に延出した上方延出部64b及び下方延出部64cとからなる。この上方延出部64bが後述の上段側の建材80の下辺を係止する第1係止部を構成し、下方延出部64cが下段側の建材80の上辺を係止する第2係止部を構成する。
【0036】
なお、この取付金具本体2は、その左右幅方向の中央部を挟んで左右対称の構成となっている。
【0037】
図3に示すように、前記当て金具4は、該開口66内に入り込む基板部82と、該基板部82の左右両側縁から前方に延出しており、該基板部82が開口66に入り込んだ状態において該開口66の左右の側縁部とそれぞれ係合する1対の弾性爪片84,84を備えている。各弾性爪片84の先端側には、該弾性爪片84,84が該開口66の左右の側縁部と係合した状態において該開口66の側縁部の前面(前記張出部70の前面)に重なる鍔状部84aが設けられている。前記ストッパ片6は、一方の該弾性爪片84の鍔状部84aの先端側から前方に立設されている。
【0038】
該当て金具4の上下方向の中央部において、該基片部82から左右の弾性爪片84,84にかけて該当て金具4を横断するようにスリット86が延設されている。このスリット86は、図4に示すように、該基板部82が開口66に入り込んだときに該開口66の下側の縁部を形成する脚片部72を受け入れるように構成されている。従って、図4,5に示すように、この当て金具4は、該弾性爪片84,84が開口66の左右の側縁部に係合することにより前記取付金具本体2のベース部62に装着されたときに、該基板部82のうちスリット86よりも上側が該開口66内に入り込み、なおかつ該スリット86よりも下側が該脚片部72よりも下方にはみ出し、該脚片部72が該スリット86に入り込むことにより上下方向に位置固定されるようになっている。
【0039】
なお、左右の弾性爪片84を接近方向に弾性変形させるように摘むことにより、当て金具4を取付金具本体2から取り外すこともできる。
【0040】
以下に、この取付金具本体1を用いた建材80の取付構造について説明する。
【0041】
建材80は、上下方向に多段に且つ左右方向に並列させて取付施工されるものである。取付金具1は、上下方向に隣接する建材80,80の対向する上縁と下縁とに跨ってこれらの左右両端側にそれぞれ配置される。また、左右に隣接する建材80,80に対しては、各々の上縁同士及び下縁同士に跨って取付金具1が配置される。
【0042】
このような建材80の配列のうち、最も右側の列に配置される建材80の右方への横ずれを防止しようとする場合には、図1に示すように、ストッパ片6がベース部62の右辺側に配置されるように当て金具4を予め該ベース部62の右半側の開口66に装着しておく。このように当て金具が装着された取付金具1を、まず下段側の建材80の上縁に係合させる。この際、ストッパ片6を該建材80の右側面に当接させる。次いで、ビス78をビス孔80に差し込み、このビス78で取付金具本体2を壁面60に留め付けた後、上段側の建材80の下縁をこの取付金具1に係合させる。
【0043】
その後、別の取付金具1をこの上段側の建材80の上縁に係合させる。この際、先の取付金具1と同様に、ストッパ片6が建材80の右側面に当接するように配置する。この取付金具1を壁面60に固定した後、この取付金具1にさらにもう1段上段側の建材80の下縁を係合させる。この工程を繰り返すことにより、右端列のすべての建材80の取付施工が行われる。いずれの建材80も、側面に当接した当て金具4のストッパ片6によって右方への横ずれが長期にわたって確実に防止される。
【0044】
これとは逆に、最も左側の列に配置される建材80の左方への横ずれを防止しようとする場合には、図6に示すように、ストッパ片6がベース部62の左辺側に配置されるように当て金具4を上記図1の姿勢から上下左右に180°反転させた姿勢で該ベース部62の左半側の開口66に装着する。そして、該ストッパ片6が建材80の左側面に当接するように取付金具1を配置する。
【0045】
また、左右に隣り合う建材80,80同士の間の横ずれを防止しようとする場合には、図7に示すように、ストッパ片6がベース部62の左右幅方向の中央に配置されるような姿勢で当て金具4を該ベース部62の左右いずれかの開口66に装着する。そして、該ストッパ片6を対向し合う建材80,80の左右の側面同士の間に介在させるように取付金具1を配置する。
【0046】
なお、この取付金具1にあっては、当て金具4の左右の弾性爪片84,84がそれぞれ取付金具本体2の開口66の対向する左右の側縁と係合することにより、該当て金具4は取付金具本体2に対し左右に不動に装着される。これにより、例えば上記図7の当て金具装着態様による建材の取付構造において、ストッパ片6の左右に配置された建材80がそれぞれ横ずれしようとして該ストッパ片6を押圧しても、該ストッパ片6はこの押圧力によって左右にずれ動くことがなく、左右に隣接した建材80の双方の横ずれを防止することができる。
【0047】
この実施の形態では、取付金具1は下部が壁面60よりも前方に張り出した張出部70となっており、各建材80はこの張出部70の前面に沿って配置される。そのため、図5に示すように、壁面60と各建材80との間には空隙88が形成され、該壁60と建材80との間の通気性が確保されるようになっている。
【0048】
この取付金具1にあっては、基板部82を開口66内に押し込んで左右の弾性爪片84を該開口66の左右の側縁部に係合させるだけで簡単に当て金具4を取付金具本体2に装着することができる。また、該基板部82の下半側が取付金具本体2の下方にはみ出すようになっているので、この基板部82の下半側を押えて該基板部82の上半側を開口66に押し込むことにより、不慣れな作業者でも極めて簡単に当て金具4を取付金具本体2に装着することができる。
【0049】
さらに、取付金具本体2に装着された当て金具4は容易には該取付金具本体2から外れないので、取付金具1に建材80を係合させる際や、ビス78で取付金具1を壁面60に留め付ける際に、当て金具4と取付金具本体2の両方を指などで保持しておくことが不要であり、作業効率が極めて高い。
【0050】
これにより、この取付金具1を用いた建材80の取付構造にあっては、建材80を極めて効率よく取付施工することができる。
【0051】
なお、この実施の形態では、取付金具本体2が左右対称の構成となっているため、同一機種の取付金具により、建材の左側面及び右側面のいずれにもストッパ片6を当てることができる。また、建材80の横ずれ防止を行わない場合には、当て金具4を取付金具本体2から分離し、取付金具本体2のみを使用できる。これにより、この取付金具1ですべての建材80を取付施工することができ、この取付金具1を用いた建材の取付構造は作業性、経済性共に極めて良好である
【0052】
図14は本発明の別の実施の形態に係る建材の取付金具の斜視図であり、図15はこの取付金具の分解斜視図である。図1617は、この取付金具を用いた建材の取付構造を示す断面図であり、それぞれ図15のXVI−XVI線及びXVII−XVII線に沿う断面図である。また、図1819は、それぞれこの取付金具の別の当て金具装着態様を示す斜視図である。なお、以下の説明において、前後方向とは壁面の出入り方向をいう。
【0053】
図示の取付金具1Bは、それぞれ別体に設けられた取付金具本体2と当て金具4Bとからなる。この実施の形態では、該取付金具本体2は前述の図1〜7に示した取付金具本体と同一のものであり、以下の説明において、この取付金具本体2に関する詳細は前述の図1〜7の説明を参照するものとする。
【0054】
該当て金具4Bは、基板部200と、該基板部200の上下の辺縁に沿ってそれぞれ設けられており、該取付金具本体2の当て金具差込用開口66の下縁を形成する脚片部72を弾性的に狭持する弾性挟持部202と、該基板部200の左右の側縁のうちの一方の側縁から前方に立設されており、建材の側面に当接して該建材の横ずれを防止するストッパ片6Bと、該基板部200の他方の側縁から前方に立設されており、図17に示すように、先端が建材の背面に当接する前方脚片204と、該基板部200の中央部から切り起こしにより後方に立設されており、図16に示すように、先端が壁面に当接する後方脚片206を有している。また、該ストッパ片6Bの基端部及び該脚片204の基端部には、それぞれ補強用のリブ208が設けられている。
【0055】
なお、この当て金具4Bは、上下方向の中央部を挟んで上下対称の構成となっている。
【0056】
この当て金具4Bは、図15に示すように、基板部200が取付金具本体2の当て金具差込用開口66の下側にはみ出すように配置され、該基板部200の上辺側の弾性挟持部202が該開口66の下縁を形成する脚片部72を弾性的に挟持することにより該取付金具本体2に装着される。なお、この取付金具1においては、該当て金具4Bが取付金具本体2に装着されると、該脚片部72を挟持した弾性挟持部202の左右両端部がそれぞれ当て金具差込用開口66の左右の側縁に当接するようになっている。
【0057】
以下に、この取付金具1Bを用いた建材80の取付構造について説明する。なお、この取付構造において、該建材80は、前述の図1〜7の取付金具1を用いた取付構造と同様に、上下方向に多段に且つ左右方向に並列させて取付施工されるものであり、取付金具1Bは、上下方向に隣接する建材80,80の対向する上縁と下縁とに跨ってこれらの左右両端側にそれぞれ配置される。また、左右に隣接する建材80,80に対しては、各々の上縁同士及び下縁同士に跨って取付金具1Bが配置される。
【0058】
このような建材80の配列のうち、最も右側の列に配置される建材80の右方への横ずれを防止しようとする場合には、図14に示すように、ストッパ片6Bがベース部62の右辺側に配置されるように当て金具4Bを予め該ベース部62の右半側の開口66に装着しておく。このように当て金具が装着された取付金具1Bを、まず下段側の建材80の上縁に係合させる。この際、ストッパ片6Bを該建材80の右側面に当接させる。次いで、該取付金具本体2をビス(図示略)等で壁面60に留め付けた後、上段側の建材80の下縁をこの取付金具1Bに係合させる。
【0059】
その後、これと同様に当て金具4Bを装着した別の取付金具1Bをこの上段側の建材80の上縁に係合させる。この際、先の取付金具1Bと同様に、ストッパ片6Bが建材80の右側面に当接するように配置する。この取付金具1Bを壁面60に固定した後、この取付金具1Bにさらにもう1段上段側の建材80の下縁を係合させる。この工程を繰り返すことにより、右端列のすべての建材80の取付施工が行われる。
【0060】
なお、このように建材80が取付施工されると、当て金具4Bの前方脚片204の先端が該建材80の背面に当接すると共に、後方脚片206の先端が壁面60に当接し、これによって該当て金具4Bがこれら建材80と壁面60との間に位置固定されるようになっている。これにより、ストッパ片6Bが該建材80の側面から外れることが防止される。
【0061】
上記のように取付施工された建材80は、いずれもその側面に当接した当て金具4Bのストッパ片6Bによって右方へのずれが確実に防止される。
【0062】
これとは逆に、最も左側の列に配置される建材80の左方への横ずれを防止しようとする場合には、図18に示すように、ストッパ片6Bがベース部62の左辺側に配置されるように当て金具4Bを上記図14の姿勢から上下左右に180°反転させた姿勢で該ベース部62の左半側の開口66に装着する。そして、該ストッパ片6Bが建材80の左側面に当接するように取付金具1Bを配置する。
【0063】
また、左右に隣り合う建材80,80同士の間の横ずれを防止しようとする場合には、図19に示すように、ストッパ片6Bがベース部62の左右幅方向の中央に配置されるような姿勢で当て金具4Bを該ベース部62の左右いずれかの開口66に装着する。そして、該ストッパ片6Bを対向し合う建材80,80の左右の側面同士の間に介在させるように取付金具1Bを配置する。
【0064】
なお、この取付金具1Bにおいては、当て金具4Bが取付金具本体2に装着されると、脚片部72を挟持した弾性挟持部202の左右両端部がそれぞれ当て金具差込用開口66の左右の側縁に当接することにより、該当て金具4Bが取付金具本体2に対し左右にずれ動くことが防止される。そのため、例えば上記図19の当て金具取付態様による建材の取付構造において、ストッパ片6Bの左右に配置された建材80がそれぞれ横ずれしようとして該ストッパ片6を押圧しても、該ストッパ片6はこの押圧力によって左右にずれ動くことがない。また、該ストッパ片6Bの基端部には補強用のリブ208が設けられていることから、この押圧力によって該ストッパ片6Bが左右に撓むこともない。これにより、該ストッパ片6Bは左右に隣接した建材80の双方の横ずれを確実に防止することができる。
【0065】
この取付金具1Bにあっては、取付金具本体2の下側にはみ出す基板部200を摘んで該基板部200の上辺側の弾性挟持部202を脚片部72に係合させることができるので、当て金具4Bの取付金具本体2への装着はきわめて容易である。
【0066】
また、この当て金具4Bは、上下対称の構成となっており、上下左右を180°反転させることにより、必要に応じてストッパ片6Bを取付金具本体2の左辺側及び右辺側のいずれの側にも配置することができる。これにより、同一機種の取付金具により建材の左側面及び右側面のいずれにも当てることができる。もちろん、建材の横ずれ防止を行わない場合には、当て金具4Bを取付金具本体2から分離し、取付金具本体2のみを使用して建材の取付施工を行うことができる。
【0067】
さらに、この取付金具1Bにあっても、前述の取付金具1,1Bと同様、取付金具本体2に装着された当て金具4Bは容易には該取付金具本体2から外れないので、取付金具1Bに建材80を係合させる際や、取付金具1Bを壁面60に留め付ける際に、当て金具4Bと取付金具本体2の両方を指などで保持しておくことが不要であり、建材80を極めて効率よく取付施工することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によると、建材の取付作業性が格段に改良された建材の取付金具が提供される。また本発明によると、この取付金具を用いることにより極めて効率よく施工作業が行える建材の取付構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る建材の取付金具の斜視図である。
【図2】 図1の取付金具の分解斜視図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図1の取付金具を用いた建材の取付構造の断面図である。
【図6】 図1の取付金具1の別の当て金具装着態様を示す斜視図である。
【図7】 図1の取付金具1のさらに別の当て金具装着態様を示す斜視図である。
【図8】 従来例に係る建材の取付金具の斜視図である。
【図9】 図の取付金具と当て金具の係合状態図である。
【図10】 図の当て金具の正面図である。
【図11】 図の取付金具を用いた建材の取付状態を示す要部正面図である。
【図12】 図11のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】 別の従来例に係る建材の取付金具の斜視図である。
【図14】 本発明の別の実施の形態に係る建材の取付金具の斜視図である。
【図15】 図14の取付金具の分解斜視図である。
【図16】 図14の取付金具を用いた建材の取付構造の断面図である。
【図17】 図14の取付金具を用いた建材の取付構造の断面図である。
【図18】 図14の取付金具1Bの別の当て金具装着態様を示す斜視図である。
【図19】 図14の取付金具1Bのさらに別の当て金具装着態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
,1B 取付金具
取付金具本体
,4B 当て金具
,6B ストッパ片
60 壁面
62 ベース部
64 支承部
開口
70 張出部
脚片部
82,200 基板部
84 弾性爪片
86 スリッ
02 弾性挟持
04 前方脚片
206 後方脚片
208 リブ

Claims (12)

  1. 壁面に対し板状の建材を取り付けるための取付金具であって、
    壁面に取り付けられるベース部、下段側の建材の上辺を係止する第1係止部及び上段側の建材の下辺を係止する第2係止部を有する取付金具本体と、
    該取付金具本体とは別体であり、該建材の側面に当接するストッパ片を有した建材の横移動防止用の当て金具と、
    を備えてなる建材の取付金具において、
    該当て金具は、弾性変形可能部を有しており、該弾性変形可能部が該取付金具本体に係合することにより該当て金具が該取付金具本体に装着される建材の取付金具であって、
    前記当て金具は、上下反転させても前記取付金具本体に装着可能であることを特徴とする建材の取付金具。
  2. 請求項1において、前記当て金具を装着させるための開口が前記取付金具本体に設けられていることを特徴とする建材の取付金具。
  3. 請求項において、該開口は該取付金具本体に左右に位置を異ならせて複数個設けられていることを特徴とする建材の取付金具。
  4. 請求項又はにおいて、前記当て金具は該開口に入り込む係入部分を有しており、
    該係入部分の左端から右端までの距離は該開口の左右幅とほぼ等しいことを特徴とする建材の取付金具。
  5. 請求項ないしのいずれか1項において、
    前記当て金具は、該開口に入り込む前記係入部分としての基板部と、該基板部の両側縁から立設されており、該開口の側縁部にそれぞれ係合する弾性爪部とを備えてなり、
    前記ストッパ片は一方の該弾性爪部から突設されていることを特徴とする建材の取付金具。
  6. 請求項において、前記開口は前記ベース部の下縁部に沿って設けられており、
    当て金具の前記基板部は、該開口に沿う該ベース部の下縁部を受け入れるスリットを備えており、該スリットよりも上側の該基板部が該開口に入り込み、当て金具のうち該スリットよりも下側は前記ベース部の下縁部よりも下方にはみ出すように該当て金具がベース部に装着されることを特徴とする建材の取付金具。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項において、前記当て金具の弾性変形可能部は前記取付金具本体の一部を弾性的に挟持するものであることを特徴とする建材の取付金具。
  8. 請求項において、
    前記ベース部は、その下縁部に沿って前記開口が設けられており、
    当て金具の前記弾性変形可能部は、該開口に沿うベース部の下縁部を弾性的に挟持するものであり、
    当て金具は、該弾性変形可能部から下方に垂下する垂下片を備えており、前記ストッパ片は該垂下片から立設されていることを特徴とする建材の取付金具。
  9. 請求項において、前記垂下片は後方に突出する後方脚片を備えており、該後方脚片の突出方向先端が壁面に当接されることを特徴とする建材の取付金具。
  10. 請求項又はにおいて、前記当て金具の下縁部にも前記弾性変形可能部が設けられていることを特徴とする建材の取付金具。
  11. 請求項ないし10のいずれか1項において、前記垂下片と前記ストッパ片との交叉隅部に補強用のリブが設けられていることを特徴とする建材の取付金具。
  12. 壁面に複数枚の板状の建材を取付金具によって取り付けた建材の取付構造において、該取付金具が請求項1ないし11のいずれか1項に記載のものであり、前記ストッパ片が建材の側面に当接していることを特徴とする建材の取付構造。
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