JP3736290B2 - 建材の取付金具及び取付構造 - Google Patents

建材の取付金具及び取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建材の取付金具及びそれを用いて建材を壁面に取付けた構造に関するものである。詳しくは、壁面に対し複数の板状建材を上下に多段に取付ける場合に採用される取付金具と、この取付金具を用いた建材の取付構造とに関するものである。さらに詳しくは、この取付金具が建材の横ずれ防止機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
板状の建材を建築物の外壁等の壁面に対し、上下に多段に且つ水平左右方向に並列させて取付施工する場合、建材の上辺及び下辺を金具で支承することが多い。この金具として、下段側の建材の上辺と上段側の建材の下辺とをそれぞれ係止する第1係止部及び第2係止部を有し、釘又はビスによって壁面に固定されるものが用いられている。
【0003】
第3図はかかる取付金具の従来の一例(特開平8−120894号)を示す斜視図である。この取付金具(同号公報では接合金具と指称している)1は、基台2と、該基台2上に立設される幹板部4と、該幹板部4の上縁から両側に延設される枝板部5A,5Bとからなり、該幹板部4の両側には該枝板部5A,5Bによって建築板嵌合部6A,6Bが形成されている。8Aはビス穴、8Bは釘穴である。この嵌合部6Aによって下段側の建築板の上辺を支承し、嵌合部6Bによって上段側の建築板の下辺を支承する。
【0004】
ところで、このように板状建材(建築板)の上辺と下辺とを支承した場合、強風、地震、振動その他の外力が加えられたときに、建材が横ずれするおそれがある。この横ずれを防止するために、上記の特開平8−120894号においては、第3図の通り、基台2の側辺から前方に係止板7を突設している。この係止板7が建材の側端面に当接することにより、建材の横ずれが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特開平8−120894号にあっては、建材を右側から押えるように基台2の右辺に係止板7を備えた右用建材の取付金具と、建材を左側から押えるように基台2の左辺に係止板7を備えた左用建材の取付金具と、この係止板7を有しない一般部用建材の取付金具(建材の下辺の中間位置に配置される建材の取付金具)との3種類の建材の取付金具が必要であり、在庫管理等に不便であると共に、多品種少量生産となる分だけコスト高である。また、施工時にも、左用、右用、一般用を区別して取り付ける必要があり、作業効率が悪い。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、左用、右用及び一般用のいずれにも用いることができる建材の取付金具と、それを用いた取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の建材の取付金具は、壁面に対し板状の建材を取付けるための建材の取付金具において、壁面に取り付けられる、該建材よりも小さい幅を有した盤体部と、下段側の建材の上辺を係止する第1係止部と、上段側の建材の下辺を載せて係止する第2係止部と、該盤体部の左右両側に設けられた、該建材の側辺に当接する側爪部とを備えており、該側爪部は該盤体部の側辺から前方に突設されており、該盤体部にあっては、該側爪部の上下両側から2条のスリットが延設され、これらのスリットの間が舌片状となっており、これにより該側爪部が該盤体部の後方へ後退可能となっていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の建材の取付構造は、この取付金具を用いて板状の建材を壁面に取付けたものである。
【0009】
かかる本発明の建材の取付金具及び取付構造にあっては、側爪部が建材の側面に当接して建材の横ずれが防止される。
【0010】
この側爪部は、盤体部の後方に後退可能であるため、建材の裏面に該側爪部が当った場合には、該側爪部が後退する。即ち、この建材の取付金具を建材の左用又は右用に用いたときには、一方の側爪部が後退し、一般用に用いたときには、左右双方の側爪部が後退する。
【0011】
本発明では、前記側爪部は前記盤体部の側辺から前方に突設されており、該側爪部の上下両側から2のスリット延設され、これらのスリットの間が舌片状となっている。かかる構成であるため、側爪部が建材の裏面に当ったときに舌片部が変形し、側爪部がスムーズに後退する。
【0012】
この舌片部を弾性的に変形可能にしておくことにより、施工時や運搬時に舌片部が無用に塑性時に曲がることが防止される。また、施工後にあっては、建材の裏面に当った側爪部が弾性舌片部によって建材の裏面に押し付けられるようになるため、建材のガタツキも防ぐような効果も期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、第1,2図を参照して実施の形態に係る取付金具について説明する。第1図(a)は実施の形態に係る取付金具の斜視図、第1図(b)は取付金具と建材との係合状態図、第2図(a),(b),(c)は取付金具の正面図、平面図、右側面図である。
【0014】
この取付金具10は、壁面に重なる盤体部11と、該盤体部11の前面から前方へ突設された略Y字形の断面形状の支承部12とを有している。盤体部11には釘孔13とビス孔14とが設けられている。なお、この盤体部11には左右方向に延在する浅い凹陥部15が設けられ、この凹陥部15内に該ビス孔14が配置されている。
【0015】
支承部12は、前方延出部12aと、それぞれ該前方延出部12aの前端側から上下方向に延出した上方延出部12b及び下方延出部12cとからなる。この上方延出部12bが後述の上段側の建材30の下辺を係止する第1係止部を構成し、下方延出部12cが下段側の建材30の上辺を係止する第2係止部を構成する。
【0016】
この盤体部11の左右両辺下部(前方延出部12aよりも下側)に側爪部21,22が設けられている。側爪部21,22の上下両側からスリット23,24が盤体部11の側辺から水平方向に延設され、スリット23,23間及びスリット24,24間が弾性変形可能な舌片部25,26となっている。
【0017】
この取付金具を用いた建材30の取付状態について第1図(b)を参照して説明する。
【0018】
なお、第1図(b)では下段側の建材30のみが図示されているが、取付金具30の上方側に上段側の建材30が配置される。(ただし、建材が最上段の場合を除く。)この上段側の建材30の下縁は、上記の通り、上方延出部12bによって係止される。
【0019】
この実施の形態にあっては、下段側の建材30の上縁に取付金具10を係合させた後、取付金具10のビス孔14を通してビスを壁面41にねじ込む。なお、建材30を左端側から押える場合には、取付金具10の左側の側爪部21を建材30の左側面に当接させる。この場合、取付金具10の右側の側爪部22は建材30の裏面に当たり、舌片部26が後方にたわむ。
【0020】
建材30を右端側から押える場合には、取付金具10の右側の側爪部22を建材30の右側面に当接させる。この場合、取付金具10の左側の側爪部21は建材30の裏面に当り、舌片部25が後方にたわむ。
【0021】
一般部(建材30の左右方向の途中部分)に配置された取付金具10にあっては、左右両側の舌片部25,26が後方にたわむ
【0022】
取付金具10を壁面41に固定した後、この取付金具10の上方側に上段側の建材30の下端を載せ、次いで該上段側の建材30の上縁を同様に当て取付金具10によって壁面41に固定する。この工程を繰り返すことによりすべての建材30の取付施工が行われる。いずれの建材30も、側面に密着した側爪部21,22によって横ずれが確実に防止される。また、取付金具10は、建材30の左用、右用及び一般用のいずれにも用いることができ、1種類の金具で足りる。
【0023】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、建材の横ずれを長期にわたり確実に防止することができる。本発明では、同一の取付金具を建材の左右両側及び左右の途中部のいずれにも配置することができ、部品点数が少なくて済む。従って、コストダウンが実現されると共に、施工時に取付金具を選択する手間が省け、施工効率も著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る取付金具及び建材取付構造の斜視図である。
【図2】取付金具の正面図、平面図及び右側面図である。
【図3】従来の取付金具の斜視図である。
【符号の説明】
10 取付金具
11 盤体部
12 支承部
12a 前方延出部
12b 上方延出部
12c 下方延出部
13 釘孔
14 ビス孔
15 凹条部
21,22 側爪部
23,24 スリット
25,26 舌片部
30 建材
41 壁面

Claims (4)

  1. 壁面に対し板状の建材を取付けるための建材の取付金具において、
    壁面に取り付けられる、該建材よりも小さい幅を有した盤体部と、
    下段側の建材の上辺を係止する第1係止部と、
    上段側の建材の下辺を載せて係止する第2係止部と、
    該盤体部の左右両側に設けられた、該建材の側辺に当接する側爪部とを備えており、
    該側爪部は該盤体部の側辺から前方に突設されており、
    該盤体部にあっては、該側爪部の上下両側から2条のスリットが延設され、これらのスリットの間が舌片状となっており、これにより該側爪部が該盤体部の後方へ後退可能となっていることを特徴とする建材の取付金具。
  2. 請求項1において、前記建材の側辺に当接する側爪部は、前記下段側の建材に当接するものであることを特徴とする建材の取付金具。
  3. 請求項1又は2において、前記側爪部は、下段側の建材の上部側面に当接するように該盤体部の下部に設けられていることを特徴とする建材の取付金具。
  4. 壁面に複数枚の板状の建材を取付金具によって取付けた建材の取付構造において、該取付金具が請求項1ないしのいずれか1項に記載のものであることを特徴とする建材の取付構造。
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