JPH0738527Y2 - 屋根板接合材 - Google Patents

屋根板接合材

Info

Publication number
JPH0738527Y2
JPH0738527Y2 JP1990051394U JP5139490U JPH0738527Y2 JP H0738527 Y2 JPH0738527 Y2 JP H0738527Y2 JP 1990051394 U JP1990051394 U JP 1990051394U JP 5139490 U JP5139490 U JP 5139490U JP H0738527 Y2 JPH0738527 Y2 JP H0738527Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
bent
roof
joining member
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990051394U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0410629U (ja
Inventor
忠史 小林
Original Assignee
山内金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山内金属株式会社 filed Critical 山内金属株式会社
Priority to JP1990051394U priority Critical patent/JPH0738527Y2/ja
Publication of JPH0410629U publication Critical patent/JPH0410629U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0738527Y2 publication Critical patent/JPH0738527Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋根板接合材、さらに詳しくは、例えば屋根下
地等に多数の屋根板を横葺きする場合、屋根板を接合す
べく使用される屋根板接合材に関する。
(従来の技術) 従来、この種屋根板接合材としては、例えば実開平1−
4729号公報所載の考案が存在する。
即ち、この従来のものは、第5図に示すように一側端部
に折曲片19を有する接合部材7,7がその折曲片19側を互
いに突き合わせた状態で、矩形状の捨板1の略中央部に
スポット溶接されたものである。
そして、その使用に際しては、捨板1を屋根下地等に固
定し、その接合部材7,7の各折曲片19,19内に屋根板の一
端部を挿着して、屋根板を接合するものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものは接合部材7,7を捨板1
にスポット溶接により取付けるものであるため、長期間
の使用に耐えうるに十分な耐久性はなく、且つ衝撃等の
外力に耐えうる強度性にも欠けるという欠点を有してい
たのである。
しかも、捨板1と接合部材7との材質が異なる場合、熱
膨張率の相違により両者の取付状態が良好に維持でき
ず、これにより屋根板にズレやガタツキが生じ、ひいて
は屋根板が脱落するおそれも生じるという致命的な問題
点を有していたのである。即ち、スポット溶接は捨板1
と接合部材7との取付手段としては必ずしも適当なもの
ではなかったのである。
それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するために
なされたものであり、屋根板を強固且つ確実に保持で
き、しかも簡易な構成からなる屋根板の接合材を提供す
ることを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記課題を解決するために本考案が採った手段
は、横葺き屋根の屋根板を接合するための接合材であっ
て、裏面側に折曲形成された折曲部3を下端部に有する
と共に、所定間隔を有して上下方向に折返し部5が折返
し形成された捨板1と、該捨板1の折返し部5間に捨板
1の上下全長に亘って配されると共に、捨板1の折曲部
3に外嵌可能な折曲片9が下端部に折曲形成され且つ屋
根板17に設けられた横ハゼ16を係止可能な一対の係止片
12が夫々内向きに折曲形成された接合部材7とからな
り、しかも該接合部材7の折曲片9の側方に突設された
一対の突片10が前記捨板1の折返し部5に係入されてな
る点にある。
(作用) 従って、上記構成を特徴とする屋根板接合材に於いて
は、先ず捨板1を屋根下地等に上に配置した後、接合部
材7の各係止片12に夫々接合すべき屋根板17の横ハゼ16
を係止せしめ、順次このように屋根板接合材を介して屋
根板17を横葺きする。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図に於いて、1は正面略矩形状の捨板を示し、その
上端部表面側には断面逆U字状の折曲部2が形成され、
下端部裏面側には断面略U字状の折曲部3が裏側に折曲
形成されてなり、且つ両端部には折返された水返し部4,
4が表面側に折曲げ形成されている。5,5は捨板1に所定
間隔隔てて内向きに折返し形成された折返し部であり、
該折返し部5,5の外方位置には凸状部6,6が形成されてな
る。
7は第2図の如く上端部に上部折曲片8が表側に折曲げ
形成され、且つ下端部に下部折曲片9が裏側に折曲形成
された接合部材で、上部折曲片8の折曲げ部分側方には
突片10,10が突設され、下部折曲片10の側方には突片11,
11が夫々突設されてなり、上部折曲片8を前記捨板1の
折曲部2内に嵌挿すると共に、下部折曲片9を捨板1の
折曲部3に外嵌着させた状態で、前記両突片10…,11…
を捨板1の折返し部5,5内に係入保持させて接合部材7
は捨板1の上下全長に亘って配されてなる。
12,12は接合部材7の両側端に内向きに折曲形成された
係止片であり、該係止片12,12の下端部には切欠13が夫
々設けられ且つ若干上向きに折曲されてなる。
本実施例は以上のような構成からなるが、接合部材7の
各突片10…,11…は捨板1の折返し部5,5により係入保持
されてなるため、両者が確実且つ強固に取付けられ、長
期間の使用にも耐え得る耐久性を具備するのである。
従って、捨板1と接合部材7とを異なる材質で構成した
場合に於いて、熱膨張による伸長量が多少相違しても、
これによって両者の取付状態を劣化せしめる不都合もな
くなることとなる。
また、このように接合部材7は捨板1の折返し部5,5を
利用して取付けるものであるために、全体としての構成
も簡易であり、その製作が容易に且つ安価に行えるとい
う利点も有する。
そして、かかる接合材は、例えば第3図に示すような上
端部表側に折曲形成された係合部14を有すると共に、下
端部裏側に折曲げられた受部15を有し、且つ両端縁には
横ハゼ16,16が裏面側に折曲形成された屋根板17を接合
する場合に使用される。
先ず、第4図のように屋根板17の受部15を接合材18の下
端部に外嵌着しながら、係合部14を接合材18の上部折曲
部2内に挿入着すると共に、一方の横ハゼ16を接合部材
7の一方の係止片12に係止して2枚の屋根板17を接合す
る。そして、屋根板17の係合部14に嵌合された吊子(図
示せず)に釘等を打って屋根下地に固定する。
これにより、屋根板17の折曲部14及び受部15の弾性力に
より保持されると共に、横ハゼ16と接合材7の係止片12
とが係止されるために、屋根板17の上下左右方向にガタ
ツキを生じさせることなく接合でき、その不用意な離脱
落下を良好に阻止できることとなる。
また、捨板1には折返し部5,5が設けられてなるため
に、捨板1上に侵入した雨水等も該折返し部5,5に沿っ
て下方に流出されることとなり、よって屋根下地への侵
入を防止できるという利点がある。さらに、接合部材7
は捨板1の上下全長に亘って設けられ、且つ該捨板1の
折曲部3には接合部材7の折曲片9が外嵌着されるた
め、接合部材7に流入した雨水や塵等の異物は該接合部
材7に沿って良好に流下し、また接合部材7に屋根板17
を接合した際には、捨板1が外部に表出することがない
ため、接合部材7と屋根板17との色調や素材等を統一す
れば、美観及び性能を確保することができるので、捨板
1は比較的廉価な素材で構成することが可能となって、
全体としてもコストダウンが図れるという実用的な利点
もある。
また、上述したように接合部材7に接合した屋根板17を
吊子を介して屋根下地に固定すると、該吊子を取着した
部位に於いて屋根板17に押圧力を加わることになるが、
接合部材7は折曲片8,9の側方に夫々突設した各突片10,
11を捨板1の折曲部2,3に位置する折返し部5に係入し
てなるため、捨板1の上面に位置する折返し部5は三重
構造が維持されて上方にさほど突出しない。従って、屋
根板17が波打って雨水等が局部的に溜まるようなことも
なく、良好に流下することとなる。
尚、上記実施例に於いては、接合部材7に2個の突片1
0,11を設けてなるが、上部側に設けた突片10は省略して
も構わない。
さらに、接合部材7の係止片12,12や屋根板17の横ハゼ1
6,16の具体的な形状も該実施例に限定されるものではな
く、両者が互いに係止可能な形状に形成されればよい。
その他、捨板1や屋根板17の形状等の各部の構成も本考
案の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在であ
り、具体的な構成は問わない。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案に於ける接合部材は捨板の上下全長
に亘って設けられ、且つ該捨板の折曲部には接合部材の
折曲片が外嵌着されるため、接合部材に流入した雨水や
塵等の異物は該接合部材に沿って良好に流下し、また接
合部材に屋根板を接合した際には、捨板が外部に表出す
ることがないため、接合部材と屋根板との色調や素材等
を統一すれば、美観及び性能を確保することができるの
で、捨板は比較的廉価な素材で構成することが可能とな
って、全体としてもコストダウンが図れるという格別の
効果を得た。
また、接合部材は折曲片の側方に夫々突設した各突片を
捨板の折曲部に位置する折返し部に係入してなるため、
捨板の上面に位置する折返し部に接合部材の側縁を係入
した場合に比して、該折返し部の上方への突出量が低減
される。従って、折返し部の存在により接合された屋根
板が波打って局部的に雨水等が溜まるようなこともな
く、雨水等を良好に流下させ得るという効果も奏する。
しかも、このような接合部材の取付手段を採用すること
により、該接合部材を捨板に確実且つ強固に固定するこ
とができるため、スポット溶接や両面テープ等を接合部
材の取付手段としていた従来のものに比して、耐久性に
優れ、長期間の使用にも耐え得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
(イ)は屋根板接合材の正面図、第1図(ロ)は同図
(イ)のA−A線断面図、第1図(ハ)は同図(イ)の
B−B線断面図、第1図(ニ)は同図(イ)のC−C線
断面図、第1図(ホ)は底面図、第2図(イ)は接合部
材の正面図、第2図(ロ)は側面図。 第3図は屋根板を示し、第3図(イ)は正面図、第3図
(ロ)は同図(イ)のD−D線断面図。 第4図は使用状態を示す要部拡大斜視図。 第5図は従来例を示す屋根板接合材の斜視図。 1…捨板、5,5…折返し部 7…接合部材、10,10…突片 12,12…係止片、16…横ハゼ 17…屋根板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横葺き屋根の屋根板を接合するための接合
    材であって、裏面側に折曲形成された折曲部3を下端部
    に有すると共に、所定間隔を有して上下方向に折返し部
    5が折返し形成された捨板1と、該捨板1の折返し部5
    間に捨板1の上下全長に亘って配されると共に、捨板1
    の折曲部3に外嵌可能な折曲片9が下端部に折曲形成さ
    れ且つ屋根板17に設けられた横ハゼ16を係止可能な一対
    の係止片12が夫々内向きに折曲形成された接合部材7と
    からなり、しかも該接合部材7の折曲片9の側方に突設
    された一対の突片10が前記捨板1の折返し部5に係入さ
    れてなることを特徴とする屋根板接合材。
JP1990051394U 1990-05-16 1990-05-16 屋根板接合材 Expired - Lifetime JPH0738527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990051394U JPH0738527Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 屋根板接合材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990051394U JPH0738527Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 屋根板接合材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0410629U JPH0410629U (ja) 1992-01-29
JPH0738527Y2 true JPH0738527Y2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=31570802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990051394U Expired - Lifetime JPH0738527Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 屋根板接合材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0738527Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157824U (ja) * 1984-03-28 1985-10-21 有限会社 田村板金工業 長尺帯板の接続構造
JPH0366860A (ja) * 1989-08-04 1991-03-22 Ig Tech Res Inc 防水継手材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0410629U (ja) 1992-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0738527Y2 (ja) 屋根板接合材
JPS5932654Y2 (ja) 面構造材の連結構造
JP2899554B2 (ja) 折板屋根構造、およびこれに用いる天井板支持具
JPH08144442A (ja) 横葺き屋根材
JPH0310247Y2 (ja)
JPH0618848Y2 (ja) 自動車のルーフモール取付け装置
JPH088172Y2 (ja) 折板屋根における雨仕舞い装置
US7556449B2 (en) Clip for attaching strip member
JP2540720B2 (ja) 縦葺き屋根用吊子とこの吊子を用いた屋根構造
JP3590287B2 (ja) 金属屋根材の設置構造
JPS6032260Y2 (ja) 屋根板
JPH0311290Y2 (ja)
JP2519353Y2 (ja) 瓦棒式屋根用キャップ
JPH0310252Y2 (ja)
JPH0424015Y2 (ja)
JPH0663316B2 (ja) 建築物における面構造体
JPH0645957B2 (ja) 縦葺き屋根の結合構造
JPH0613296Y2 (ja) 広幅横段葺屋根材
JP3879710B2 (ja) 壁パネルの取付構造
JP3858684B2 (ja) 建材の取付金具及び取付構造
JPH0420462B2 (ja)
JPH0720256Y2 (ja) 横葺き屋根板の継手用カバー
JPH0420460B2 (ja)
JPH082284Y2 (ja) 建築用面構造材
JPS6136668Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term