JP3590287B2 - 金属屋根材の設置構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、野地板上に配置される金属屋根材の設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上段の金属屋根材の軒側端部と下段の金属屋根材の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材を野地板上に配置するようにした従来の横葺き金属屋根材の設置構造には、例えば図37に示すように、金属屋根材101の棟側端部に、上側に折り返された棟側折り返し片102が設けられると共に、金属屋根材101の軒側端部に、下側にコ字状又はU字状に折り返された軒側折り返し片103が設けられ、下段の金属屋根材101の棟側折り返し片102に、上段の金属屋根材101の軒側折り返し片103を、引っ掛けて防水と緊結を図るようにしたものがある。
【0003】
この従来の場合、下段の金属屋根材101の棟側折り返し片102に、上段の金属屋根材101の軒側折り返し片103を引っ掛けるためには、上段の金属屋根材101を設置する前に下段の金属屋根材101を設置しておく必要があり、下段(軒側)の金属屋根材101から順次上段側(棟側)に金属屋根材101を設置するのが一般である。
従って、金属屋根材101を軒側から棟側に向かって設置するため、金属屋根材101を設置した後にその金属屋根材101を作業者が踏むことになり、設置した金属屋根材101を作業者が踏むことによる破損を生じる恐れが大であり、また金属屋根材101の設置作業がそれだけ面倒になった。
【0004】
また、従来では、屋根に太陽電池を設置する場合、金属屋根材の設置と太陽電池の設置とは別個に行われており、例えば多数の金属屋根材を野地板上に配置した後に、設置した金属屋根材上に縦ラックや横ラックを取り付け、これらの縦ラックや横ラック上に太陽電池をボルト等の締結具により固定していた。
従って、金属屋根材を設置した後に太陽電池を設置しなければならず、金属屋根材及び太陽電池の設置作業が非常に面倒であった。また、設置した金属屋根材から太陽電池が浮いた状態になり、太陽電池は金属屋根材に比べて風雨等の影響を受け易くなるし、浮いた状態の太陽電池があるために屋根全体の外観上の体裁も悪くなるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、金属屋根材を設置する場合、金属屋根材を踏み付けて破損させるおそれが少なくて簡単かつ確実に設置することができようにしたものである。また、太陽電池を屋根に設置する場合、金属屋根材と共に太陽電池を簡単に設置でき、しかも太陽電池の設置によって屋根全体の外観上の体裁が悪くならないようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、上段の金属屋根材2の軒側端部と下段の金属屋根材2の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材2を野地板上に配置するようにした金属屋根材の設置構造において、
金属屋根材2の棟側端部に、上側に折り返された棟側重合片17が設けられると共に、金属屋根材2の軒側端部に、軒棟側に突出した軒側重合片23が設けられ、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とが、軒側重合片23を上にし棟側重合片17を下にして上下に重合され、その重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に挟持する結合部材61が、軒側重合片23と棟側重合片17との先端間を軒側から塞ぐように設けられている点にある。
【0007】
従って、金属屋根材2を設置する場合、上段の金属屋根材2の軒側重合片23を上にし下段の金属屋根材2の棟側重合片17を下にしてこれら軒側重合片23と棟側重合片17とを単に上下に重合させればよく、金属屋根材2を棟側から軒側に向けて順次設置することができ、従って作業者は棟側から軒側に下りながら棟側を向いて作業を進めることができ、従って、設置した金属屋根材2を作業者が踏み付けることが少なくなり、またそれだけ金属屋根材2の設置も簡単になる。
【0008】
しかも、重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを結合部材61で上下に挟持し、軒側重合片23と棟側重合片17との端縁部間を軒側から塞ぐため、結合部材61によって、上段の金属屋根材2と下段の金属屋根材2との重合部分を確実に防水することができる。また、結合部材61は上段の金属屋根材2及び下段の金属屋根材2を設置した後に、軒側から重合された軒側重合片23と棟側重合片17とに簡単に組付けることができ、この点からも金属屋根材2の設置作業がより簡単になる。
【0009】
また、本発明の技術的手段は、前記金属屋根材2の軒側端部に、下側に折り返された折り返し片22が棟側に突出するように設けられると共に、該折り返し片22の先端側に、前記軒側重合片23が軒側に突出するように、下側に折り返して形成されている点にある。
従って、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17との重合部分を結合部材61を含めて、上段の金属屋根材2の折り返し片22で上方から覆うことができ、上段の金属屋根材2と下段の金属屋根材2との重合部分の防水を簡単な構成でより確実になすことが可能になる。
【0010】
また、本発明の技術的手段は、前記結合部材61は上挟持片62と下挟持片63とこれら挟持片62,63を連結する連結部64とをコの字状又はU字状に有し、結合部材61の上挟持片62が上段側の金属屋根材2の軒側重合片23の上面に配置され、結合部材61の下挟持片63が下段側の金属屋根材2の棟側重合片17の下面に配置され、結合部材61の連結部64が重合された軒側重合片23と棟側重合片17との先端間を軒側から塞いでいる点にある。
従って、簡単な構成の結合部材61で、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17との重合部分の防水と緊結とを確実になすことができる。
【0011】
また、本発明の技術的手段は、金属屋根材2と該金属屋根材2にその上面に添うように載置固定された太陽電池4と踏み強度や断熱性を保つためのベース3とを備える屋根材モジュール1が構成され、上段の金属屋根材2の軒側端部と下段の金属屋根材2の棟側端部とを上下に重合させるように、多数の屋根材モジュール1を野地板上に配置するようにした点にある。
従って、金属屋根材2と共に太陽電池4及びベース3をセットとして野地板上に設置することができ、金属屋根材2とは別個に太陽電池4を屋根に設置する必要がなくなり、金属屋根材2、太陽電池4及びベース3の設置作業を非常に楽になし得る。
【0012】
しかも、太陽電池4は金属屋根材2の上面に添うように載置固定されているため、太陽電池4が金属屋根材2から上方に浮いた状態にはならないため、風雨の影響を受けにくくなり太陽電池4の耐久性も向上するし、また、太陽電池4によって屋根の外観上の体裁を損なうようなこともなくなる。
また、本発明の技術的手段は、上段の金属屋根材2の軒側端部と下段の金属屋根材2の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材2を野地板上に配置するようにした金属屋根材の設置構造において、
金属屋根材2の棟側端部に、上側に折り返された棟側重合片17が設けられると共に、金属屋根材2の軒側端部に、軒側重合片23が設けられ、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とが上下に重合され、
複数の金属屋根材2の上面に太陽電池4が夫々載置され、金属屋根材2の軒側端部に、金属屋根材2に対して太陽電池4の軒側への移動を規制するストッパー8が設けられている点にある。
【0013】
従って、金属屋根材2の設置と同時に太陽電池4を野地板上に設置することができ、従来のように金属屋根材2とは別個に太陽電池4を屋根に設置する必要がなくなり、金属屋根材2及び太陽電池4の設置作業を非常に楽になし得る。
しかも、太陽電池4は金属屋根材2の上面に載置されているので、太陽電池4が金属屋根材2から上方に浮いた状態にはならないため、太陽電池4が風雨等の影響を受けにくくなり太陽電池4の耐久性も向上する。また、太陽電池4によって屋根の外観上の体裁を損なうようなこともなくなる。
【0014】
また、本発明の技術的手段は、前記太陽電池4の棟側端部は金属屋根材2の屋根材本体11と前記棟側重合片17との間で嵌合保持され、太陽電池4の軒側端部は、前記ストッパー8と屋根材本体11との間で嵌合保持されている点にある。
従って、金属屋根材2の上面に載置した太陽電池4の棟側端部が金属屋根材2から不測に外れたりガタ付いたりしないように、金属屋根材2の棟側重合片17を利用して強固に保持することができるし、また太陽電池4の軒側端部が、金属屋根材2から不測に外れたりガタ付いたりしないように、ストッパー8により強固に保持することができる。
【0015】
また、本発明の技術的手段は、上段の金属屋根材2の軒側端部と下段の金属屋根材2の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材2を野地板上に配置するようにした金属屋根材の設置構造において、
上段の金属屋根材2の軒側端部の下に下段側の金属屋根材2の棟側端部が挿入可能となるように、金属屋根材2の軒側端部の下方に、該金属屋根材2の軒側端部を野地板から浮かせる吊り子5が設けられている点にある。
従って、金属屋根材2を棟側から軒側に向けて順次設置してゆく場合、吊り子5によって金属屋根材2の軒側端部を野地板から浮かせることができ、上段の金属屋根材2の軒側端部を持ち上げて保持しておく必要がなくなり、上段の金属屋根材2の軒側端部の下に下段側の金属屋根材2の棟側端部を簡単に挿入することができる。従って、金属屋根材2を棟側から軒側に向けて簡単に設置してゆくことができる。
【0016】
また、本発明の技術的手段は、各金属屋根材2の下方に、金属屋根材2の踏み強度及び断熱性を保ためのベース3が設けられ、前記吊り子5がベース3の軒側端部に固着されている点にある。
また、本発明の技術的手段は、ベース3上面の左右方向の端部に樋収納凹部30が水流れ方向に形成され、樋収納凹部30に縦樋7が左右に隣合う金属屋根材2の対向端部間に股がるように設けられている点にある。
従って、樋収納凹部30によってベース3の上面の左右方向の端部に縦樋7を確実に収納保持できると共に、縦樋7によって左右に隣合う金属屋根材2間から漏れる雨水を縦樋7により確実にうけて、ここを確実に防水することができる。
【0017】
また、本発明の技術的手段は、前記結合部材61が、重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に挟持するように軒側重合片23及び棟側重合片17に対して嵌合可能に構成され、軒側重合片23及び棟側重合片17への結合部材61の嵌合を許容しかつ軒側重合片23及び棟側重合片17からの結合部材61の抜脱を阻止するように、結合部材61を係止する係止手段85が設けられている点にある。
従って、軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合することによって、結合部材61で重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に簡単に挟持することができ、しかも軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合すると、係止手段85により、軒側重合片23及び棟側重合片17から結合部材61が不測に抜脱しないように係止することができるため、特別に結合部材61が軒側重合片23及び棟側重合片17から抜脱しないように抜け止め操作等をする必要もなくなり、非常に便利である。
【0018】
また、本発明の技術的手段は、金属屋根材2の上面に載置した太陽電池4の軒側への移動を規制するストッパー8が、金属屋根材2の軒側端部に設けられ、該ストパー8に係止部81が設けられ、結合部材61に前記ストパー8に係止部81に係合する係合部84が設けられ、前記ストパー8の係止部81と結合部材61の係合部84とにより、前記係止手段85が構成されている点にある。
従って、太陽電池4の軒側端部が、金属屋根材2から不測に外れたりガタ付いたりしないように、ストッパー8により強固に保持することができる。また、軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合すると、ストパー8の係止部81と結合部材61の係合部84との嵌合により、軒側重合片23及び棟側重合片17から結合部材61が不測に抜脱しないように係止することができるため、特別に結合部材61が軒側重合片23及び棟側重合片17から抜脱しないように抜け止め操作等をする必要もなく、結合部材61を軒側重合片23及び棟側重合片17に嵌合した状態に確実に保持することができ、非常に便利である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3において、1は屋根材モジュールで、金属屋根材2とベース3と太陽電池4と左右一対の吊り子5と左右一対の支持板6と縦樋7と左右一対のストッパー8とを備える。この屋根材モジュール1(金属屋根材2)は、図4に示すように野地板9上に多数配置され、例えば上段(棟側)の屋根材モジュール1(金属屋根材2)と下段(軒側)の屋根材モジュール1(金属屋根材2)とは左右方向に1/2モジュールずらされ、多数の屋根材モジュール1(金属屋根材2)は千鳥状に配置される。なお、屋根材モジュール1の配置は千鳥状に限らず、ストレートの配置であっても十分な防水性を確保することが可能である。
【0020】
図5〜図10に示すように、各金属屋根材2は平坦状の屋根材本体11を備え、屋根材本体11の中央部に端子ボックス挿入窓12が設けられている。各金属屋根材2の左右両端に、屋根材本体11から下方に折曲した折曲縁部13が設けられている。
各金属屋根材2の棟側端部に、屋根材本体11から上側にコの字状又はU字状に折り返された水返し16が設けられ、水返し16の上側平坦部が棟側重合片17とされている。また、各金属屋根材2の棟側端部に、水返し16から棟側に断面U字状に延長した横樋18が設けられている。
【0021】
金属屋根材2の軒側端部に、係止片21と折り返し片22と軒側重合片23とが設けられている。係止片21は屋根材本体11の軒側端部から下方に折曲され、折り返し片22は係止片21の下端から棟側に折り返され、軒側重合片23は、折り返し片22の先端側から下側に折り返して形成されている。従って、折り返し片22は、下側に折り返して棟側に突出するように設けられ、軒側重合片23は棟側に突出しかつ軒側重合片23の上方が折り返し片22で覆われている。前記係止片21及び折り返し片22の左右方向両端部に、排水孔24が設けられている。
【0022】
なお、左右に隣合う金属屋根材2の折曲縁部13同士は適当な接続手段等によって互いに密着して接続される。
前記ベース3は金属屋根材2の踏み強度や断熱性を保つためのもので、発泡樹脂等で構成され、各金属屋根材2の下方に配置されている。
図11〜図17に示すように、ベース3は軒側端部から棟側端部に向けて序々に肉厚が薄くなる楔形に形成されている。ベース3の左右方向中央部の軒側に、金属屋根材2の端子ボックス挿入窓12に対応して収納凹部27が設けられている。ベース3の上面に左右一対の係止溝28がベースの左右両側に夫々形成され、ベース3の下面に係合凹部29が左右一対設けられている。ベース3上面の左右方向の一端部に樋収納凹部30が水流れ方向に形成されている。ベース3の棟側に左右方向に間隔をおいて4個の切り欠き凹部31が設けられ、ベース3の下面に水流れ方向の凹溝32が切り欠き凹部31に対応して4個設けられている。
【0023】
吊り子5は、各ベース3の軒側端部に左右一対ずつ設けられている。各吊り子5は、図18及び図19に示すように野地板9に固定するための固定部35と、ベース3の下面に配置される固着部36と、固定部35から立ち上がった前立ち上がり部37と、固着部36から立ち上がった後立ち上がり部38と、前立ち上がり部37と後立ち上がり部38との間の受け部39とを有し、受け部39にネジ孔40が左右一対設けられている。
支持板6は、各ベース3の上面に左右一対ずつ設けられている。各支持板6は、図20〜図23に示すように、支持板6の棟側端部に、下側にLの字状に折れ曲がった係合片43と、上側にL字状に切り起こし形成した係止片44とが設けられ、支持板6の軒側端部に、下方に折れ曲がった折曲片45が設けられ、この折曲片45にネジ孔46が設けられ、支持板6の軒側中途部に取付孔47が前記ネジ孔40に対応して左右一対設けられている。支持板6の左右両端に、下方に折曲した折曲縁部48が設けられている。
【0024】
なお、支持板6は、図22及び図23に示す構成に代えて図24及び図25に示すように、支持板6の棟側端部に、下側にLの字状に折れ曲がった係合片43を左右方向両側に一対形成すると共に、上側にL字状に折れ曲がった係止片44を左右方向の中央部に形成するようにしてもよい。
左右一対の支持板6の折曲縁部48がベース3の係止溝28に挿入係合されて、各支持板6は、ベース3の上面に添うように配置されると共に、各支持板6の軒側中途部が吊り子5の受け部39上に配置され、ネジ孔40に螺合する止めネジ50により左右一対の支持板6の軒側中途部が左右一対の吊り子5に対して夫々締め付け固定され、これにより左右一対の支持板6と左右一対の吊り子5との間でベース3を挟持し、ベース3、左右一対の支持板6及び左右一対の吊り子5が一体となるように組み立てられている。
【0025】
太陽電池4は、ガラス51に太陽電池セル52を取り付けてなり、下面の中央部に端子ボックス53が下方突出されている。
なお、この太陽電池4は、野地板9上に配置した多数の屋根材モジュール1(金属屋根材2)のうちの一部の複数の屋根材モジュール1(金属屋根材2)に設けられている。太陽電池4を設けない屋根材モジュール1の場合は、金属屋根材2には端子ボックス挿入窓12は不要となり、金属屋根材2の端子ボックス挿入窓12は省略される。また、ベース3の収納凹部27も省略してもよい。
【0026】
太陽電池4の端子ボックス53が端子ボックス挿入窓12に挿入されて、ベース23の収納凹部27に収納され、この状態で太陽電池4は金属屋根材2の屋根材本体11の上面に夫々載置されて、屋根材本体11の上面に接着されている。金属屋根材2の軒側端部に、金属屋根材2に対して太陽電池4の軒側への移動を規制するストッパ−8が左右一対設けられている。前記太陽電池4の棟側端部は金属屋根材2の屋根材本体11と前記棟側重合片17との間で嵌合保持され、太陽電池4の軒側端部は、前記ストッパー8と屋根材本体11との間で嵌合保持されている。
【0027】
上記の如く太陽電池4を金属屋根材2の屋根材本体11の上面に接着した理由は、取り付け強度の向上、振動防止、金属屋根材2に設けた端子ボックス挿入窓12等への浸水防止のためである。また、ストッパー8を設けたのは、太陽電池4を接着するための接着剤の経年劣化や、防火性試験の際の太陽電池4の脱落防止を図るためである。
前記ストッパー8は、図1に示すように取付孔を有する取付部59と押さえ部60と取付部59の下端から軒側に折曲した折曲部59aとを有し、折曲部59aは左右に二分割されている。ストッパー8は、ネジ孔46に螺合する止めネジ54によって金属屋根材2の係止片21と共に支持板6の折曲片45に締め付け固定され、これにより金属屋根材2の軒側端部が支持板6に固定されている。
【0028】
また、吊り子5の受け部39上に支持板6を介して金属屋根材2の軒側端部が載せられ、これにより吊り子5で金属屋根材2の軒側端部を野地板9から浮かせて、金属屋根材2を野地板9上に配置する際に、上段の金属屋根材2の軒側端部を持ち上げることなく、該上段の金属屋根材2の軒側端部の下に、下段側の金属屋根材2の棟側端部が挿入できるようになっている。金属屋根材2の棟側端部は、横樋18が係止片44に係合されて、係止片44により金属屋根材2の棟側端部が支持板6乃至ベース3から上方に浮かないように規制されている。
【0029】
縦樋7は、図26〜図28に示すように、左右両端に上方に折曲された一対の立ち上がり壁56が設けられ、縦樋7の棟側端部に上方にL字状に折曲された水返し57が設けられ、縦樋7の下面には剥離紙付の両面接着テープ58が添着されている。この縦樋7は各屋根材モジュール1のベース23の樋収納凹部30に嵌合保持され、両面接着テープ58により樋収納凹部30の底面に接着固定されている。ベース3の樋収納凹部30は金属屋根材2の左右方向外端よりも左右方向外方に突出され、図10に鎖線で示すように、縦樋7の左右方向の外端部は金属屋根材2の左右方向外端よりも左右方向外方に突出されて、左右に隣合う屋根材モジュール1の金属屋根材2の対向端部の下方に位置し、縦樋7が左右に隣合う金属屋根材2の対向端部間に股がるようになっている。また、左右に隣合う金属屋根材2の折曲縁部13が上側から縦樋7内に挿入されている。
【0030】
そして、縦樋7の軒側端部は排水孔24に臨まされており、縦樋7に入った雨水は縦樋7から排水孔24を通って下段の太陽電池4又は金属屋根材2上に排出されるようになっている。
図1に示すように上段の屋根材モジュール1の軒側端部の下方に、下段の屋根材モジュール1の棟側端部が挿入され、これにより下段の屋根材モジュール1の支持板6の係合片43及び係止片44が上段の屋根材モジュール1の吊り子5の前立ち上がり部37に接当され、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とが、軒側重合片23を上にし棟側重合片17を下にして上下に重合されている。
【0031】
重合された上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とは結合部材61によって上下に挟持されている。この結合部材61は、図1に示すように上挟持片62と下挟持片63とこれら挟持片62,63を連結する連結部64とをコの字状又はU字状に有し、これにより結合部材61が、重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に挟持するように軒側重合片23及び棟側重合片17に対して嵌合可能に構成され、結合部材61を軒側重合片23及び棟側重合片17に対して嵌合することによって、結合部材61の上挟持片62が上段側の金属屋根材2の軒側重合片23の上面に配置され、結合部材61の下挟持片63が下段側の金属屋根材2の棟側重合片17の下面に配置され、結合部材61の連結部64が重合された軒側重合片23と棟側重合片17との先端間を軒側から塞ぐようになっている。
【0032】
そして、上段の金属屋根材2の折り返し片22が、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17との重合部分を結合部材61を含めて、上方から覆っている。
なお、左右に隣合う結合部材61の対向端部同士は適当な接続手段によって互いに密着して接続される。この場合、左右に隣合う金属屋根材2同士の接続部と左右に隣合う結合部材61同士の接続部との位置を互いにずらすようにすれば、防水性はさらによくなり、また上下左右の金属屋根材2の締結も更に強固なものになし得る。
【0033】
上記実施の形態によれば、屋根材モジュール1(金属屋根材2及び太陽電池4)を設置する場合、左右一対の支持板6の折曲縁部48をベース3の係止溝28に挿入係合して、各支持板6をベース3の上面に添って配置すると共に、支持板6の係合片43をベース3下面の係合凹部29に係合して、ベース3の棟側でベス3と支持板6とを一体化する。また、止めネジ50により左右一対の支持板6を左右一対の吊り子5に対して夫々締め付け固定し、これにより左右一対の支持板6と左右一対の吊り子5との間でベース3を挟持し、これらを一体のものに組み立てておく。また、太陽電池4を屋根材本体11の上面に接着し、ストッパー8を、止めネジ54によって金属屋根材2の係止片21と共に支持板6の折曲片45に締め付け固定し、これによりストッパ−8で太陽電池4の軒側への移動を規制し、金属屋根材2の軒側端部を支持板6に固定し、横樋18を係止片44に係合して、金属屋根材2の棟側端部を支持板6乃至ベース3から上方に浮かないように規制しておく。また、縦樋7をベース23の樋収納凹部30に嵌合して、両面接着テープ58により樋収納凹部30の底面に接着固定する。これにより、金属屋根材2、ベース3、太陽電池4、縦樋7等を備える屋根材モジュール1を予め組み立てておく。
【0034】
そして、多数の屋根材モジュール1(金属屋根材2)を葺く場合、作業者は棟側を向いた状態で、野地板9上に屋根材モジュール1(金属屋根材2)を棟側から順次配置し、吊り子5の固定部35の取付孔を利用して、釘66で吊り子5の固定部35を野地板9及び垂木67に固定する。
野地板9上に固定した上段(棟側)の屋根材モジュール1(金属屋根材2)に対して下段(軒側)の屋根材モジュール1(金属屋根材2)を左右方向に1/2モジュールずらした状態で、上段の屋根材モジュール1の軒側端部の下方に、下段の屋根材モジュール1の棟側端部が挿入し、これにより下段の屋根材モジュール1の支持板6の係合片43及び係止片44を上段の屋根材モジュール1の吊り子5の前立ち上がり部37に接当し、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とを、軒側重合片23を上にし棟側重合片17を下にして上下に重合する。
【0035】
重合された上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とに結合部材61を嵌合して、これら軒側重合片23と棟側重合片17とに結合部材61によって上下に挟持し、結合部材61の連結部58で重合された軒側重合片23と棟側重合片17との先端間を軒側から塞ぐ。以下、上記屋根材モジュール1の固定作業を棟側から軒側に向けて順次繰り返せばよい。
上記の如く屋根材モジュール1を設置する際、ストッパー8の下端側に折曲部59aを有しており、結合部材61を取り付けた後、折曲部59aを金槌の柄等で叩いて図1に鎖線で示す如く真っ直ぐに延ばすことにより、ストッパー8によって結合部材61の脱落を防止できる。また、折曲部59aが左右に二分割されているため、ストッパー8の中央部に、左右に隣合う結合部材61の継ぎ目をもってくるようにして、隣合う結合部材61をここで止めることができるようになっている。また、折曲部59aが左右に二分割されることにより上記の如く金槌で延ばす際に曲げやすくなっている。また、一方の結合部材61を取り外すためには、折曲部59aのうち二分割している一方のみを曲げればよいことになる。また、ストッパー8の上端部には押さえ部60があるため、太陽電池4の軒側端部を機械的に嵌合固定することができる。
【0036】
また、以上の設置構造になっているので、止めネジ54を外してストッパー8を取り外し、上下の結合部材61を取り外してから、金属屋根材2を軒(水下)側にスライドさせると、吊り子5、ベース3、縦樋7及び支持板6を残して金属屋根材2を簡単に取り外すことができ、また逆の手順で金属屋根材2を取り付けることも簡単にできる。そして、太陽電池4を組付けた金属屋根材2の場合は、メンテナンス時に任意の一枚の太陽電池4を簡単に着脱することも可能となる。図29及び30は他の実施の形態を示し、金属屋根材2の上面に載置した太陽電池4の軒側への移動を規制するストッパー8は、取付孔を有する取付部59と押さえ部60と取付部59の下端から棟側に向けて斜め下方に突出した係止部81とを有している。ストッパー8は、前記実施の形態の場合と同様にネジ孔46に螺合する止めネジ54によって金属屋根材2の係止片21と共に支持板6の折曲片45に締め付け固定され、これにより金属屋根材2の軒側端部が支持板6に固定されている。
【0037】
重合された上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とは上下に挟持する結合部材61は、前記実施の形態の場合と同様に上挟持片62と下挟持片63とこれら挟持片62,63を連結する連結部64とをコの字状又はU字状に有し、これにより結合部材61が、重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に挟持するように軒側重合片23及び棟側重合片17に対して嵌合可能に構成されている。また、結合部材61は、上挟持片62の棟側端部から上側に折り返した係合片83を有し、係合片83の端部に、上挟持片62から上側に徐々に大きく離間するように傾斜した係合部84が形成されている。
【0038】
従って、図30に示す如く結合部材61を矢印方向に移動して、重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に挟持するように軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合してゆくと、係合部84が下側に弾性変形して係止部81を乗り越え、係止部81を乗り越えた後に図29に示すように係合部84が係止部81に棟側から係合し、これにより軒側重合片23及び棟側重合片17からの結合部材61の抜脱を阻止するようになっている。即ち、前記ストパー8の係止部81と結合部材61の係合部84とにより、軒側重合片23及び棟側重合片17への結合部材61の嵌合を許容しかつ軒側重合片23及び棟側重合片17からの結合部材61の抜脱を阻止するように、係合部材61を係止する係止手段85が構成されている。
【0039】
従って、軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合することによって、結合部材61で重合された軒側重合片23と棟側重合片17とを上下に簡単に挟持することができ、しかも軒側重合片23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合すると、係止手段85により、軒側重合片23及び棟側重合片17から結合部材61が不測に抜脱しないように係止することができるため、特別に結合部材61が軒側重合片23及び棟側重合片17から抜脱しないように抜け止め操作等をする必要もなくなり、非常に便利である。
【0040】
その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
図31〜図34は他の実施の形態を示し、前記支持板6を省略し、左右一対の吊り子5をベース3の軒側端面に固着すると共に、ベース3の棟側端面に左右一対の係止金具71を吊り子5に対応して上方突設している。
そして、吊り子5は、野地板9に固定するための固定部35と、固定部35の端部から上方に折り曲げられた固着部36と、固着部36の上端から軒側に折り曲げられた受け部39と、受け部39の先端から下方に折り曲げられた係止部72とを有し、係止部72にネジ孔73が形成され、吊り子5の固着部36はベース3の軒側端面に固着され、受け部39上に金属屋根材2の軒側端部が載せられ、これにより吊り子5で金属屋根材2の軒側端部を野地板9から浮かせて、金属屋根材2を野地板9上に配置する際に、上段の金属屋根材2の軒側端部を持ち上げることなく、該上段の金属屋根材2の軒側端部の下に、下段側の金属屋根材2の棟側端部が挿入可能となるようにしている。そして、ネジ孔73に螺合する止めネジ54によってストッパー8と金属屋根材2の係止片44とを吊り子5の係止部72に締め付け固定され、これにより金属屋根材2の棟側端部が吊り子5に固定され、ストッパー8と屋根材本体11との間で太陽電池4の軒側端部が嵌合保持されている。
【0041】
金属屋根材2の棟側端部は、横樋18が前記係止金具71に係合されて、係止金具71により金属屋根材2の棟側端部が支持板6乃至ベース3から上方に浮かないように規制されている。
その他の点は前記実施の形態と同様の構成である。
なお、前記実施の形態によれば、金属屋根材2の軒側端部に、下側に折り返された折り返し片22が棟側に突出するように設けられると共に、該折り返し片22の先端側に、前記軒側重合片23を棟側に突出するように、下側に折り返して形成されているが、これに代え、図35に示すように、金属屋根材2の軒側端部の中途部から軒側重合片23が棟側に突出するように下側に形成し、この軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とを、上下に重合し、その重合した軒側重合片23と棟側重合片17とを結合部材61で上下に挟持するようにしてもよい。
【0042】
また、図36に示すように、金属屋根材2の軒側端部に軒側重合片23を下側に段上に折曲して棟側に突出するように形成し、この軒側重合片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とを上下に重合し、その重合した軒側重合片23と棟側重合片17とを結合部材61で上下に挟持するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、金属屋根材2を踏み付けて破損させるおそれが少なくて簡単かつ確実に設置することができる。また、太陽電池4を屋根に設置する場合、金属屋根材2と共に太陽電池4を簡単に設置でき、しかも太陽電池4の設置によって屋根全体の外観上の体裁が悪くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】同構成部材の位置関係を示す平面図である。
【図4】同野地板上に配置した金属屋根材の配置状態を示す平面図である。
【図5】同金属屋根材の平面図である。
【図6】同金属屋根材の正面図である。
【図7】同金属屋根材の側面図である。
【図8】同金属屋根材の正面図である。
【図9】同図8のA−A線断面図である。
【図10】同図5のB−B線断面図である。
【図11】同ベースの平面図である。
【図12】同ベースの正面図である。
【図13】同図11のC−C線矢視図である。
【図14】同図11のD−D線矢視図である。
【図15】同図11のE−E線断面図である。
【図16】同図11のF−F線断面図である。
【図17】同図11のG−G線断面図である。
【図18】同吊り子の平面図である。
【図19】同吊り子の側面断面図である。
【図20】同支持板の平面図である。
【図21】同支持板の側面断面図である。
【図22】同支持板背面図である。
【図23】同支持板の正面図である。
【図24】同支持板の変形例を示す背面図である。
【図25】同支持板の変形例を示す平面図である。
【図26】同縦樋の平面図である。
【図27】同縦樋の側面図である。
【図28】同縦樋の正面図である。
【図29】他の実施形態を示す断面図である。
【図30】同結合部材を装着する前の状態を示す断面図である。
【図31】他の実施形態を示す斜視図である。
【図32】同分解斜視図である。
【図33】同側面断面図である。
【図34】同要部側面断面図である。
【図35】他の実施形態を示す概略側面図である。
【図36】他の実施形態を示す概略側面図である。
【図37】従来例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
2 金属屋根材
3 ベース
4 太陽電池
5 吊り子
8 ストッパー
17 棟側重合片
22 折り返し片
23 軒側重合片
30 樋収納凹部
61 結合部材
62 上挟持片
63 下挟持片
64 連結部
81 係止部
84 係合部
85 係止手段
Claims (11)
- 上段の金属屋根材(2)の軒側端部と下段の金属屋根材(2)の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材(2)を野地板上に配置するようにした金属屋根材の設置構造において、
金属屋根材(2)の棟側端部に、上側に折り返された棟側重合片(17)が設けられると共に、金属屋根材(2)の軒側端部に、軒棟側に突出した軒側重合片(23)が設けられ、上段の金属屋根材(2)の軒側重合片(23)と下段の金属屋根材(2)の棟側重合片(17)とが、軒側重合片(23)を上にし棟側重合片(17)を下にして上下に重合され、その重合された軒側重合片(23)と棟側重合片(17)とを上下に挟持する結合部材(61)が、軒側重合片(23)と棟側重合片(17)との先端間を軒側から塞ぐように設けられていることを特徴とする金属屋根材の設置構造。 - 前記金属屋根材(2)の軒側端部に、下側に折り返された折り返し片(22)が棟側に突出するように設けられると共に、該折り返し片(22)の先端側に、前記軒側重合片(23)が軒側に突出するように、下側に折り返して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属屋根材の設置構造。
- 前記結合部材(61)は上挟持片(62)と下挟持片(63)とこれら挟持片(62)(63)を連結する連結部(64)とをコの字状又はU字状に有し、結合部材(61)の上挟持片(62)が上段側の金属屋根材(2)の軒側重合片(23)の上面に配置され、結合部材(61)の下挟持片(63)が下段側の金属屋根材(2)の棟側重合片(17)の下面に配置され、結合部材(61)の連結部(64)が重合された軒側重合片(23)と棟側重合片(17)との先端間を軒側から塞いでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属屋根材の設置構造。
- 金属屋根材(2)と該金属屋根材(2)にその上面に添うように載置固定された太陽電池(4)と金属屋根材(2)の踏み強度や断熱性を保つためのベース(3)とを備える屋根材モジュール(1)が構成され、上段の金属屋根材(2)の軒側端部と下段の金属屋根材(2)の棟側端部とを上下に重合させるように、多数の屋根材モジュール(1)を野地板上に配置するようにしたことを特徴とする金属屋根材の設置構造。
- 上段の金属屋根材(2)の軒側端部と下段の金属屋根材(2)の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材(2)を野地板上に配置するようにした金属屋根材の設置構造において、
金属屋根材(2)の棟側端部に、上側に折り返された棟側重合片(17)が設けられると共に、金属屋根材(2)の軒側端部に、軒側重合片(23)が設けられ、上段の金属屋根材(2)の軒側重合片(23)と下段の金属屋根材(2)の棟側重合片(17)とが上下に重合され、
複数の金属屋根材(2)の上面に太陽電池(4)が夫々載置され、金属屋根材(2)の軒側端部に、金属屋根材(2)に対して太陽電池(4)の軒側への移動を規制するストッパー(8)が設けられていることを特徴とする金属屋根材の設置構造。 - 前記太陽電池(4)の棟側端部は金属屋根材(2)の屋根材本体(11)と前記棟側重合片(17)との間で嵌合保持され、太陽電池(4)の軒側端部は、前記ストッパー(8)と屋根材本体(11)との間で嵌合保持されていることを特徴とする請求項5に記載の金属屋根材の設置構造。
- 上段の金属屋根材(2)の軒側端部と下段の金属屋根材(2)の棟側端部とを上下に重合させて、多数の金属屋根材(2)を野地板上に配置するようにした金属屋根材(2)の設置構造において、
上段の金属屋根材(2)の軒側端部の下に、下段側の金属屋根材(2)の棟側端部が挿入可能となるように、金属屋根材(2)の軒側端部の下方に、該金属屋根材(2)の軒側端部を、野地板から浮かせる吊り子(5)が設けられていることを特徴とする金属屋根材の設置構造。 - 各金属屋根材(2)の下方に、金属屋根材(2)の踏み強度及び断熱性を保ためのベース(3)が設けられ、前記吊り子(5)がベース(3)の軒側端部に固着されていることを特徴とする請求項7に記載の金属屋根材の設置構造。
- ベース(13)上面の左右方向の端部に樋収納凹部(30)が水流れ方向に形成され、該樋収納凹部(30)に縦樋(7)が左右に隣合う金属屋根材(2)の対向端部間に股がるように設けられていることを特徴とする請求項4又は8に記載の金属屋根材の設置構造。
- 前記結合部材(61)が、重合された軒側重合片(23)と棟側重合片(17)とを上下に挟持するように軒側重合片(23)及び棟側重合片(17)に対して嵌合可能に構成され、軒側重合片(23)及び棟側重合片(17)への結合部材(61)の嵌合を許容しかつ軒側重合片(23)及び棟側重合片(17)からの結合部材(61)の抜脱を阻止するように、結合部材(61)を係止する係止手段(85)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の金属屋根材の設置構造。
- 金属屋根材(2)の上面に載置した太陽電池(4)の軒側への移動を規制するストッパー(8)が、金属屋根材(2)の軒側端部に設けられ、該ストパー(8)に係止部(81)が設けられ、結合部材(61)に前記ストパー(8)の係止部(81)に係合する係合部(84)が設けられ、前記前記ストパー(8)の係止部(81)と結合部材(61)の係合部(84)とにより、前記係止手段(85)が構成されていること特徴とする請求項10に記載の金属屋根材の設置構造。
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