JP2519353Y2 - 瓦棒式屋根用キャップ - Google Patents

瓦棒式屋根用キャップ

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JP2519353Y2
JP2519353Y2 JP1993053172U JP5317293U JP2519353Y2 JP 2519353 Y2 JP2519353 Y2 JP 2519353Y2 JP 1993053172 U JP1993053172 U JP 1993053172U JP 5317293 U JP5317293 U JP 5317293U JP 2519353 Y2 JP2519353 Y2 JP 2519353Y2
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JP
Japan
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roof
cap
downward
reinforcing portion
present
Prior art date
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JP1993053172U
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JPH0721862U (ja
Inventor
義啓 平岡
Original Assignee
日興金属株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、瓦棒式屋根(例えば、
瓦棒式長尺トタン葺屋根)に使用されるキャップの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】キャップ部材の対向側縁部に取付部を形
成し、該取付部間を平板状に構成した瓦棒式屋根用キャ
ップが知られている。(例えば、実公昭57−4129
7号公報参照)このキャップは、左右の取付部間におけ
る吊子の上方に位置する部分が平板状に構成されている
ため、屋根を葺くと、吊子との間に大きな空間部が形成
されることになる。(同公報第5図参照)このように大
きな空間部が存在すると、取付部間の平板部の強度が低
下し、この平板部に雪、氷などによる負荷がかかった際
に、平板部が歪曲、変形しやすくなり、雨漏りを生じや
すくなる。
【0003】
【解決しようとする課題】本考案は、このような問題点
に着目してなされたものであって、施工された状態で、
キャップ部材における取付部間の板部分が吊子に当接し
て受支されるようにすると共に、この受支状態に保持さ
れるように構造化することにより、上方からの負荷に強
く且つ歪曲や変形による雨漏りの心配がない瓦棒式屋根
用キャップを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決のための手段】本考案は前記した課題を達
成するため、下地に吊子で固定されている隣り合う屋根
板の側縁部間を覆設する瓦棒式屋根用キャップにおい
て、キャップ部材の対向側縁部に前記側縁部との取付部
を形成し、この取付部間に下向補強部を該取付部と平行
状に形成すると共に、この下向補強部を前記吊子の嵌合
部へ受支状に嵌合可能な態様に形成したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】施工された状態で、キャップ部材に加わる負荷
は、下向補強部、嵌合部を経て吊子で受け止められ、そ
して、下向補強部が嵌合部に嵌合・受支されて、この受
け止め状態に保持される。
【0006】
【実施例】図1の第1例は、本考案のキャップを用いた
瓦棒屋根の施工例を例示している。キャップ部材1は金
属製の長尺状のもので、その対向側縁部には断面逆凹字
形の取付部2をそれぞれ形成してある。この左右の取付
部2間には断面ほぼV字形状の下向補強部3を取付部2
と平行状に形成しており、下向補強部3は後で説明する
吊子4における断面ほぼV字形状の嵌合部5に達して嵌
合可能な態様に形成してある。そして、下地6に吊子4
で固定されている縦葺屋根板7の隣り合う側縁部7a間に
はキャップ部材1を、その左右の取付部2をそれぞれ側
縁部7aに覆着してある。この覆着状態で、下向嵌合部3
は吊子4の嵌合部5に嵌合していて、且つ、その嵌合部
5によって受支されている。
【0007】図2示の第2例は、下向補強部3の断面形
状が前記した第1例と若干異なっている実施例である。
本例における下向補強部3は、断面ほぼV字形である
が、谷底部を平らに形成してある。また、吊子4の嵌合
部5は、下向補強部3を嵌合・受支し得るように下向補
強部3と相似形状に形成してある。
【0008】図3の第3例は、下向補強部3の断面形状
が前記した第1例および第2例と若干異なっている実施
例である。下向補強部3は下向き凸形状に形成してあ
り、吊子4の嵌合部5は下向補強部3を嵌合・受支可能
な凹形状に形成していて、下向補強部3を嵌合・受支し
得るようにしてある。
【0009】図4の第4例は、下向補強部3の断面形状
が前記した第1例乃至第3例と若干異なっている実施例
である。下向補強部3は下向きW形状に形成してあり、
吊子4の嵌合部5は下向補強部3を嵌合・受支可能な略
凹形状に形成していて、下向補強部3を嵌合・受支し得
るようにしてある。
【0010】図5の第5例は、下向補強部3の断面形状
が前記した第1例乃至第4例と若干異なっている実施例
である。下向補強部3は下向き凸曲形状に形成してあ
り、吊子4の嵌合部5は下向補強部3を嵌合・受支可能
な略凹形状に形成していて、下向補強部3を嵌合・受支
し得るようにしてある。尚、上記第2例〜第5例につい
ては、第1例と重複する説明を省略した。
【0011】図6〜図10には、吊子による縦葺屋根板
の固定手段について異なる態様を例示しており、各態様
におけるキャップ部材1は、図6の瓦棒屋根では図1の
ものを、図7の瓦棒屋根では図2のものを、図8の瓦棒
屋根では図3のものを、図9の瓦棒屋根では図4のもの
を、図10の瓦棒屋根では図5のものを、それぞれ用い
ている。
【0012】
【考案の効果】本考案は叙述の如く構成したから、施工
された状態で、キャップ部材に加わる負荷は、下向補強
部、嵌合部を経て吊子で受け止められ、そして、下向補
強部が嵌合部に嵌合・受支されて、この受け止め状態に
保持されるため、人、雪、氷などによる負荷がかかって
も歪曲や変形せず、意匠が損なわれないと共に雨漏りの
心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第1例を示す縦断正面図。
【図2】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第2例を示す縦断正面図。
【図3】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第3例を示す縦断正面図。
【図4】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第4例を示す縦断正面図。
【図5】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第5例を示す縦断正面図。
【図6】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第6例を示す縦断正面図。
【図7】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第7例を示す縦断正面図。
【図8】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第8例を示す縦断正面図。
【図9】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工例
の第9例を示す縦断正面図。
【図10】 本考案のキャップを用いた瓦棒屋根の施工
例の第9例を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1…キャップ部材 2…キャップ部材の取付部 3…キャップ部材の下向補強部 4…吊子 5…吊子の嵌合部 6…下地 7…縦葺屋根板 7a…縦葺屋根板の側縁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地に吊子で固定されている隣り合う屋
    根板の側縁部間を覆設する瓦棒式屋根用キャップにおい
    て、キャップ部材の対向側縁部に前記側縁部との取付部
    を形成し、この取付部間に下向補強部を該取付部と平行
    状に形成すると共に、この下向補強部を前記吊子の嵌合
    部へ受支状に嵌合可能な態様に形成したことを特徴とす
    る瓦棒式屋根用キャップ。
JP1993053172U 1993-09-30 1993-09-30 瓦棒式屋根用キャップ Expired - Lifetime JP2519353Y2 (ja)

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JPH0721862U JPH0721862U (ja) 1995-04-21
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