JP2002088927A - 固定具 - Google Patents

固定具

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JP2002088927A
JP2002088927A JP2000285622A JP2000285622A JP2002088927A JP 2002088927 A JP2002088927 A JP 2002088927A JP 2000285622 A JP2000285622 A JP 2000285622A JP 2000285622 A JP2000285622 A JP 2000285622A JP 2002088927 A JP2002088927 A JP 2002088927A
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JP
Japan
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claw
suspension bolt
fixture
claw portion
brace
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JP2000285622A
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English (en)
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Fusanosuke Hosono
房之助 細野
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Sanyu Co Ltd
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Sanyu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接によることなく簡単に補強ブレースを吊
りボルトに固定する。 【解決手段】 固定具13は、野縁受けを天井躯体から
吊下げるための吊りボルト3に固定される。固定具13
は、吊りボルト3の長さ方向に隔てて順に配置される第
1爪部13b、第2爪部13c、第3爪部13gの少な
くとも3個の爪部を備えている。吊りボルト3の片側に
第1爪部13b,第3爪部13hが当接し、吊りボルト
3の反対側に第2爪部13cが当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状部材に固定さ
れる固定具、特に、システム天井の補強ブレースを吊り
ボルト等に固定する際に使用可能な固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の天井の組立構造の一例として、
図9に示すように、天井躯体1から吊りボルト3を垂下
し、吊りボルト3の先端に野縁受け5を取り付け、野縁
受け5に野縁7を取り付け、野縁7に天井仕上げ材9を
張り付けるものが知られている。吊りボルト3の上部と
野縁受け5との間には補強用のブレース11が取り付け
られている。ブレース11としては例えばC形チャンネ
ル鋼材が使用され、その一端は吊りボルト3の上部に溶
接され、他端は野縁受け5に溶接又はネジ止めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレース取り付け方法によれば、長尺吊りボルト3の上
部にブレースを溶接するために足場を高くしないと作業
ができず、また、狭い場所での溶接作業は作業性の悪い
ものであった。本発明は上記の点にかんがみてなされた
もので、溶接によることなく簡単に補強ブレースを吊り
ボルトに固定できるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は、新規な固定具を発明した。すなわち、
本固定具は、野縁受けを天井躯体から吊下げるための吊
りボルトに固定される固定具であって、前記吊りボルト
の長さ方向に隔てて順に配置される第1爪部、第2爪
部、第3爪部の少なくとも3個の爪部を備え、前記吊り
ボルトの片側に第1,第3爪部が当接し、前記吊りボル
トの反対側に第2爪部が当接して、前記吊りボルトに固
定されることを特徴とする。
【0005】さらに本発明は、上記吊りボルトに限ら
ず、棒状部材一般に固定できる固定具として使用可能で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の一例
である固定具13の斜視図であり、図2(A)(B)
(C)はその平面図、側面図、正面図である。固定具1
3は金属板を折り曲げて形成したもので、基板部13a
の上部を2つに切断して第1爪部13b,第2爪部13
cが形成され、第1爪部13bは基板部13aに対して
45゜程度に折り曲げられ、第2爪部13cは基板部1
3aに対してほぼ直角に折り曲げられている。第2爪部
13cは第1爪部13bに対して吊りボルト3の長さ方
向に少し隔てて配置される。第1爪部13bの一端(図
1,2の右端)には弧状の切欠き13dが形成され、第
2爪部13cの一端(図1,2の左端)には前記切欠き
13dに対向する切欠き13eが形成され、切欠き13
d,13e間に吊りボルト3が配置される。基板部13
aには、固定具13の強度を増大させるためのL字状の
リブ13fが形成されている。リブ13fは例えば基板
部13aを裏側からプレスすることにより表側を突出さ
せて形成する。
【0007】基板部13aの下部には第3爪部13g
が、第1,2爪部と同じ方向に折り曲げられて形成され
(折曲角は45゜程度)、第3爪部13gの一端(図
1,2の右端)には弧状の切欠き13hが形成され、切
欠き13hは第1爪部の切欠き13dと同じ方向から吊
りボルト3を挟持する。第3爪部13gの角部13iは
第3爪部13gと逆方向に折り曲げられ、これにより第
3爪部13gの強度が向上する。さらに、この逆方向の
折曲げ部を作ることにより、固定具13を吊りボルト3
に装着するとき前記折曲げ部(凸状)が吊りボルト3に
当るので(図5(A)参照)、当りが円滑になって吊り
ボルト3に引っ掛かること無く装着し易くなる。
【0008】以上のように、各爪部は、吊りボルト3の
長さ方向に沿って第1,第2,第3爪部の順に配置さ
れ、第1爪部13b及び第3爪部13gが吊りボルト3
の左側(図1)に、第2爪部13cが吊りボルト3の右
側に位置するように形成されている。したがって、装着
状態においては、各爪が吊りボルト3を挟持して固定具
13がしっかりと吊りボルト3に固定される。
【0009】図3は可動片15の平面図であり、可動片
15は板状部材によって形成され、図1に示すように、
軸17によって基板部13aに回転可能に取り付けられ
る。可動片15の端部にブレース11(例えばC形チャ
ンネル鋼材)が取り付けられ、ブレース11の取り付け
角度は任意に設定可能である。可動片15の取付位置は
特に限定されない。基板部13a上において、吊りボル
ト3が通る位置に取り付けてもよいし、吊りボルト3の
左右いずれかの側に位置するように取り付けてもよい。
吊りボルト3の左右いずれかに取り付ければ、後述する
ように、可動片15によって固定具13の姿勢を制御し
やすくなる。
【0010】固定具13及びブレース11は、最終的に
は、図4に示すように取り付けられる。そこで、次に、
固定具13及びブレース11の取り付け方法について説
明する。まず、はじめに固定具13を吊りボルト3の上
部に固定するが、その際には、図5(A)に示すよう
に、可動片15にブレース11の一端を取り付け、第1
爪部13bと第2爪部13cとの間に吊りボルト3を挿
入し、ブレース11の他端を持って固定具13を吊りボ
ルト3に沿って上方に移動させる。固定具13を図5
(A)に示すようにやや右上がりに傾斜させれば、第1
爪部13bと第2爪部13cとの間隔は吊りボルト3に
対して広くなるので、爪部13b,13cが吊りボルト
3に引掛かること無く固定具13をスムーズに移動させ
ることができる。このように、ブレース11を用いるの
で固定具13を上方まで移動させるために従来のように
足場を組む必要はない。
【0011】次に、固定具13が吊りボルト3の上部ま
で到達したら、図5(B)に示すように、ブレース11
を止めて、今まで傾斜していた固定具の姿勢を水平にす
る。具体的には、ブレース11を使って可動片15を操
作して、第2爪部13cを吊りボルト3に当接させ、第
2爪部13cを支点にして、固定具13を回転させて、
図5(B)に示すように、第1爪部13bと第2爪部1
3cによって吊りボルト3が挟持される状態にする。こ
のとき、第3爪部13gは吊りボルト3の表側(図5の
表側)に位置している。図6(A)は、その状態を示す
側面図である。次に、ブレース11を反時計方向に捻っ
て第3爪部13gを吊りボルト3に押しつけるように
し、第3爪部13gをその弾性に抗して、吊りボルト3
の裏側(図5の裏側)に移動させ、図1に示すように、
吊りボルト3が、第3爪部13gの切欠き13hに嵌ま
るようにする。図6(B)は切欠き13hが吊りボルト
3に嵌まった状態を示す図である。各爪部13b,13
c,13gの形状、角度等は、各爪部が吊りボルト3を
挟持した状態において各爪部13b,13c,13gが
吊りボルト3を押圧するように、設定する。各爪部に形
成した切欠き13d,13e,13hは、必ずしも図に
示すような弧状でなくてもよく、要は爪部が吊りボルト
3に引っ掛かればよく、例えば直線状であってもよい。
【0012】以上のようにすれば、各爪部13b,13
c,13gは、吊りボルト3に喰いつきしっかり固定さ
れる。特に、棒状部材がボルトの場合は、ボルトのネジ
山に喰いつくので、しっかり固定することができる。吊
りボルト3に固定具13を固定した後は、図4に示すよ
うに、ブレース11の他端を適当な位置で野縁受け5に
固定する。
【0013】以上説明したように、上記固定具13を使
用すれば、溶接が不要となる、手が届かない所でも
簡単に固定できる、狭い場所でも簡単に固定できる、
ブレースの取付角度が自由に設定できるという顕著な
効果が得られる。なお、上記固定具13においてリブ1
3fを設けなくてもよい。例えば、可動片15の位置を
少しボルト寄り(図1の左寄り)に配置すれば、可動片
15がリブ13fの代りとなりリブ13fが無くても基
板部13aを補強することができる。
【0014】(実施例2)図7は、固定具の別の例を示
し、(A)は斜視図、(B)は展開図である。固定具2
1は、金属板を折り曲げて形成したもので、菱形または
蟹甲良状の基板部23の上部左右に、一対の第1爪部2
5a,25bが形成され、第1爪部25a,25bは基
板部23に対してほぼ直角に折り曲げられている。基板
部23のほぼ中央には一対の第2爪部27a,27b
が、基板部23を切込んでその切込み部を立ち上げて形
成されている(図7(C)参照)。第2爪部27a,2
7bの爪の向きは、それぞれ第1爪部25a,25bに
対向するように形成されている。基板部23の下部左右
には、一対の第3爪部29a,29bが形成され、第3
爪部29a,29bは基板部23に対してほぼ直角に折
り曲げられている。基板部23には、固定具21をブレ
ース11に取り付けるための取付穴31が形成されてい
る。
【0015】次に、上記固定具21の取り付け方法につ
いて説明する。まず、始めに固定具21をブレース11
の一端に固定し、図8(A)に示すよう吊りボルト3を
第3爪部29a,29bの間に通し、ブレース11の他
端を持って固定具21を吊りボルト3に沿って上方に移
動させる。固定具23が吊りボルト3の上部まで達した
ら、図8(B)に示すように、ブレース11を下方に押
し下げて固定具21を第3爪部29a,29bを支点に
して回転させ、吊りボルト3を第1爪部25aと第2爪
部27aとの間に挟持する。このとき吊りボルト3は、
はじめ第2爪部27aを乗越えて移動し、乗越えた後は
第2爪部27aの弾性力により押圧され、最終的には、
吊りボルト3は第1爪部25a、第2爪部27a,第3
爪部29aによって挟持される。それにより固定具21
はしっかりと吊りボルト3に固定される。
【0016】上記固定具21を使用すれば、実施例1の
固定具13と同様の効果が得られるとともに、固定具1
3においては、爪部を左右に一対備えているので、ブレ
ース11を左右いずれの位置にも配置することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定具を溶接することなく棒状部材に固定することがで
きる。特に、本発明の固定具をシステム天井に適用すれ
ば、補強ブレースを、溶接によることなく簡単に吊りボ
ルトに固定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の斜視図。
【図2】実施例1の固定具の(A)平面図、(B)側面
図、(C)正面図。
【図3】可動片の正面図。
【図4】実施例1の固定具を取付状態で示す図。
【図5】固定具の取付方法を説明する図。
【図6】(A)固定具の取付前の状態を示す側面図、
(B)取付後の状態を示す側面図。
【図7】実施例2の固定具を示す(A)斜視図、(B)
展開図、(C)第2爪部の側面図。
【図8】実施例2の固定具の取付方法を示す図。
【図9】従来のブレースの取付方法を示す図。
【符号の説明】
13 固定具 13b 第1爪部 13c 第2爪部 13g 第3爪部 21 固定具 25a,25b 第1爪部 27a,27b 第2爪部 29a,29b 第3爪部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部材の長さ方向に隔てて順に配置さ
    れる第1爪部、第2爪部、第3爪部の少なくとも3個の
    爪部を備え、前記棒状部材の片側に第1及び第3爪部が
    当接し、前記棒状部材の反対側に第2爪部が当接して、
    前記棒状部材に固定されることを特徴とする固定具。
  2. 【請求項2】 野縁受けを天井躯体から吊下げるための
    吊りボルトに固定される固定具であって、前記吊りボル
    トの長さ方向に隔てて順に配置される第1爪部、第2爪
    部、第3爪部の少なくとも3個の爪部を備え、前記吊り
    ボルトの片側に第1及び第3爪部が当接し、前記吊りボ
    ルトの反対側に第2爪部が当接して、前記吊りボルトに
    固定されることを特徴とする固定具。
  3. 【請求項3】 前記固定具は板状部材から成り、前記板
    状部材の一端に第1及び第2爪部が形成され、前記板状
    部材の他端に第3の爪部が形成され、前記爪部はいずれ
    も同じ方向に折曲げて形成される請求項2に記載の固定
    具。
JP2000285622A 2000-09-20 2000-09-20 固定具 Pending JP2002088927A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111292A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Sanyuu:Kk 固定具
JP2015194021A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社オクオ 圧縮材係止金具
JP2016199949A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 株式会社サンユー 固定具

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