JPH082288Y2 - 竪樋支持具 - Google Patents
竪樋支持具Info
- Publication number
- JPH082288Y2 JPH082288Y2 JP1989052668U JP5266889U JPH082288Y2 JP H082288 Y2 JPH082288 Y2 JP H082288Y2 JP 1989052668 U JP1989052668 U JP 1989052668U JP 5266889 U JP5266889 U JP 5266889U JP H082288 Y2 JPH082288 Y2 JP H082288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- fixing plate
- vertical gutter
- plate portion
- fixed surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、竪樋を建造物の壁や柱等の被固定面に取り
付けるための竪樋支持具に関する。
付けるための竪樋支持具に関する。
(従来の技術) 腕部の一端に、竪樋を把持する把持部が設けられ、前記
腕部の他端に、被固定面に固定される固定板部が設けら
れている従来の竪樋支持具は、前記固定板がフラットに
形成されており、固定板の一端部あるいは両端部には、
釘やビス等を差し込む穴が開口されている。
腕部の他端に、被固定面に固定される固定板部が設けら
れている従来の竪樋支持具は、前記固定板がフラットに
形成されており、固定板の一端部あるいは両端部には、
釘やビス等を差し込む穴が開口されている。
(考案が解決しようとする課題) 竪樋支持具は、一般に釘やビス等の固定部材で壁や柱
や鼻隠し板等の被固定面に固定される。このように釘や
ビス等の固定部材で固定板部を被固定面に固定すると、
その固定部分に集中荷重が作用するので、その集中荷重
で生じた曲げモーメントによって、固定板材にはタワミ
が発生する。
や鼻隠し板等の被固定面に固定される。このように釘や
ビス等の固定部材で固定板部を被固定面に固定すると、
その固定部分に集中荷重が作用するので、その集中荷重
で生じた曲げモーメントによって、固定板材にはタワミ
が発生する。
第4図に基づいて具体的に説明すると、従来の竪樋支
持具A′は、固定板部aがフラットに形成されているの
で、固定板部aを被固定面Cに釘Dで固定すると、固定
部分を中心としたタワミが発生し、固定部分の両側が被
固定面Cから浮き上る。特に、図面で示すように固定板
部aの一端部において被固定面Cに固定した場合には、
他端部が被固定面Cから浮き上る量が大きくなるので、
見栄えが悪いと共に、竪樋Bを支持する支持強度が安定
しないといった問題が生じる。
持具A′は、固定板部aがフラットに形成されているの
で、固定板部aを被固定面Cに釘Dで固定すると、固定
部分を中心としたタワミが発生し、固定部分の両側が被
固定面Cから浮き上る。特に、図面で示すように固定板
部aの一端部において被固定面Cに固定した場合には、
他端部が被固定面Cから浮き上る量が大きくなるので、
見栄えが悪いと共に、竪樋Bを支持する支持強度が安定
しないといった問題が生じる。
本考案の竪樋支持具は、上記従来の問題に着目し、固
定板部が被固定面から浮き上るのを防止して、見栄えの
向上及び支持強度の向上を図ることを目的としている。
定板部が被固定面から浮き上るのを防止して、見栄えの
向上及び支持強度の向上を図ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を多勢するために、本考案の竪樋支持具は、
腕部の一端に、竪樋を把持する把持部が形成され、前記
腕部の他端に、被固定面に密着した状態で固定可能な固
定板部が形成されている竪樋支持具において、前記固定
板部が背面側に反って形成されているものである。
腕部の一端に、竪樋を把持する把持部が形成され、前記
腕部の他端に、被固定面に密着した状態で固定可能な固
定板部が形成されている竪樋支持具において、前記固定
板部が背面側に反って形成されているものである。
(作用) 本考案の竪樋支持具は、固定板部が予め背面側に反って
形成されているので、固定板部を被固定面に当てると、
固定板部の両端が被固定面に当り、中程部分が浮き上っ
た状態となる。
形成されているので、固定板部を被固定面に当てると、
固定板部の両端が被固定面に当り、中程部分が浮き上っ
た状態となる。
そこで、釘やビス等の固定部材で固定板部を固定する
と、固定板部の両端は被固定面に沿って外側に広がり、
固定板部の中程部分は被固定面に押し当てられる。従っ
て、固定板部全体を被固定面から浮き上らせずに固定す
ることができる。
と、固定板部の両端は被固定面に沿って外側に広がり、
固定板部の中程部分は被固定面に押し当てられる。従っ
て、固定板部全体を被固定面から浮き上らせずに固定す
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を詳述する。
まず、第1図及び第2図に基づいて実施例の構成につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図及び第2図は、本実施例の竪樋支持具Aを示し
ている。これらの図面に示すように、前記竪樋支持具A
は、腕部1と、該腕部1の一端に形成された把持部2
と、前記腕部1の他端に形成された固定板部3とで構成
されている。
ている。これらの図面に示すように、前記竪樋支持具A
は、腕部1と、該腕部1の一端に形成された把持部2
と、前記腕部1の他端に形成された固定板部3とで構成
されている。
把持部2は、上面及び下面が開口した略四角形の枠状
に形成されており竪樋Bを把持する部分で、受け部材21
と止め部材22とで構成されている。
に形成されており竪樋Bを把持する部分で、受け部材21
と止め部材22とで構成されている。
前記受け部材21は奥行が浅いコの字状に形成され、前
記止め部材22は奥行が深いコの字状に形成されており、
これら受け部材21と止め部材22は、一端がヒンジ結合さ
れていると共に、他端が嵌合結合されている。即ち、受
け部材21の一端には円筒状のピン受け211が形成され、
止め部材22の一端には円筒状のピン221が形成されてお
り、このピン221が前記ピン受け211に対し回動可能に嵌
合されてヒンジ結合されている。また、受け部材21の他
端には半円筒状の被嵌合部212が形成され、止め部材22
の他端には円筒状の嵌合部222が形成されており、この
嵌合部222が前記被嵌合部212に対し嵌合結合されてい
る。また、受け部材21の被嵌合部212と止め部材22の嵌
合部222は、嵌合解除可能に形成されており、嵌合を解
除することにより把持部2の前面を開口できるようにな
っている。
記止め部材22は奥行が深いコの字状に形成されており、
これら受け部材21と止め部材22は、一端がヒンジ結合さ
れていると共に、他端が嵌合結合されている。即ち、受
け部材21の一端には円筒状のピン受け211が形成され、
止め部材22の一端には円筒状のピン221が形成されてお
り、このピン221が前記ピン受け211に対し回動可能に嵌
合されてヒンジ結合されている。また、受け部材21の他
端には半円筒状の被嵌合部212が形成され、止め部材22
の他端には円筒状の嵌合部222が形成されており、この
嵌合部222が前記被嵌合部212に対し嵌合結合されてい
る。また、受け部材21の被嵌合部212と止め部材22の嵌
合部222は、嵌合解除可能に形成されており、嵌合を解
除することにより把持部2の前面を開口できるようにな
っている。
更に、受け部材21の内面のうち、腕部1の延長上の位
置には、上下方向に走る溝213が三列平行に形成されて
いる。即ち、把持する竪樋Bの表面と受け部材21の内面
との間には、前記溝213によって上下方向に貫通する隙
間が形成される。そして、この隙間が、竪樋Bの表面を
伝って流れ落ちる水の通路となるので、水が腕部1を伝
って固定板部3側に流れるのを防止できる。
置には、上下方向に走る溝213が三列平行に形成されて
いる。即ち、把持する竪樋Bの表面と受け部材21の内面
との間には、前記溝213によって上下方向に貫通する隙
間が形成される。そして、この隙間が、竪樋Bの表面を
伝って流れ落ちる水の通路となるので、水が腕部1を伝
って固定板部3側に流れるのを防止できる。
固定板部3は、釘やビス等で壁や柱等の被固定面に固
定される部分で、略長方形に形成されている。また、こ
の固定板部3は、前記把持部2と直交するように長手方
向が上下方向に設けられている。そして、腕部1に連結
されている部分を中心にその上側及び下側が背面側に沿
って形成されており、全体として湾曲形状に形成されて
いる。また、前記固定板部3の上端部及び下端部には、
釘やビスを差し込むための固定穴31,32が形成されてい
る。
定される部分で、略長方形に形成されている。また、こ
の固定板部3は、前記把持部2と直交するように長手方
向が上下方向に設けられている。そして、腕部1に連結
されている部分を中心にその上側及び下側が背面側に沿
って形成されており、全体として湾曲形状に形成されて
いる。また、前記固定板部3の上端部及び下端部には、
釘やビスを差し込むための固定穴31,32が形成されてい
る。
腕部1は、前記把持部2の受け部材21と前記固定板部
3とを離間させて連結する部分で、四角柱状に形成され
ている。
3とを離間させて連結する部分で、四角柱状に形成され
ている。
次に、実施例の作用を説明する。
前記竪樋支持具Aを被固定面Cに取り付ける際には、
まず、固定板部3を垂直方向に向けて被固定面Cに当て
る。この時、固定板部3は背面側に反って形成されてい
るので、固定板部3の両端が被固定面Cに当り、中程部
分が被固定面Cから浮き上った状態となる。
まず、固定板部3を垂直方向に向けて被固定面Cに当て
る。この時、固定板部3は背面側に反って形成されてい
るので、固定板部3の両端が被固定面Cに当り、中程部
分が被固定面Cから浮き上った状態となる。
次に、釘Dで固定板部3の上端部を固定すると、固定
板部3の両端は被固定面Cに沿って外側に広がり、固定
板部3の中程部分は被固定面Cに押し当てられ、固定板
部3は全体的に被固定面Cに沿って設けられる(第3図
参照)。
板部3の両端は被固定面Cに沿って外側に広がり、固定
板部3の中程部分は被固定面Cに押し当てられ、固定板
部3は全体的に被固定面Cに沿って設けられる(第3図
参照)。
このように、本実施例の竪樋支持具Aは、固定板部3
の上端部を固定するだけで、固定板部3全体を被固定面
Cから浮き上らせずに固定することができるので、見栄
えが向上すると共に竪樋Bを支持する支持強度が向上す
る。尚、被固定面Cの材質等に応じて、固定板部3の下
端部を更に釘やビス等で固定してもよい。
の上端部を固定するだけで、固定板部3全体を被固定面
Cから浮き上らせずに固定することができるので、見栄
えが向上すると共に竪樋Bを支持する支持強度が向上す
る。尚、被固定面Cの材質等に応じて、固定板部3の下
端部を更に釘やビス等で固定してもよい。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても本考案に含まれる。
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても本考案に含まれる。
例えば、腕部の断面形状や把持部の平面形状は実施例
に限られず、例えば腕部を断面V形や断面円形に形成し
てもよい。
に限られず、例えば腕部を断面V形や断面円形に形成し
てもよい。
また、実施例では固定板部の長手方向が上下方向に設
けられている例を示したが、固定板部の長手方向を横方
向に設け、固定板部と把持部とが平行になるようにして
もよい。
けられている例を示したが、固定板部の長手方向を横方
向に設け、固定板部と把持部とが平行になるようにして
もよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の竪樋支持具にあっ
ては、被固定面に密着した状態で固定可能な固定板部を
固定した際に、固定板部が被固定面から浮き上るのを防
止することができるので、見栄えが向上すると共に、竪
樋を支持する支持強度が向上するという効果が得られ
る。
ては、被固定面に密着した状態で固定可能な固定板部を
固定した際に、固定板部が被固定面から浮き上るのを防
止することができるので、見栄えが向上すると共に、竪
樋を支持する支持強度が向上するという効果が得られ
る。
第1図は本考案実施例の竪樋支持具を示す斜視図、第2
図は前記竪樋支持具の側面図、第3図は前記竪樋支持具
の固定状態を示す側面図、第4図は従来の竪樋支持具の
固定状態を示す側面図である。 A……竪樋支持具 1……腕部 2……把持部 3……固定板部 B……竪樋 C……被固定面
図は前記竪樋支持具の側面図、第3図は前記竪樋支持具
の固定状態を示す側面図、第4図は従来の竪樋支持具の
固定状態を示す側面図である。 A……竪樋支持具 1……腕部 2……把持部 3……固定板部 B……竪樋 C……被固定面
Claims (1)
- 【請求項1】腕部の一端に、竪樋を把持する把持部が形
成され、 前記腕部の他端に、被固定面に密着した状態で固定可能
な固定板部が形成されている竪樋支持具において、 前記固定板部が背面側に反って形成されていることを特
徴とする竪樋支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989052668U JPH082288Y2 (ja) | 1989-05-08 | 1989-05-08 | 竪樋支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989052668U JPH082288Y2 (ja) | 1989-05-08 | 1989-05-08 | 竪樋支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143427U JPH02143427U (ja) | 1990-12-05 |
JPH082288Y2 true JPH082288Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31573163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989052668U Expired - Lifetime JPH082288Y2 (ja) | 1989-05-08 | 1989-05-08 | 竪樋支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082288Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49675U (ja) * | 1972-04-05 | 1974-01-07 | ||
JPS53140126U (ja) * | 1977-04-12 | 1978-11-06 |
-
1989
- 1989-05-08 JP JP1989052668U patent/JPH082288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143427U (ja) | 1990-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |