JPH0130647Y2 - - Google Patents

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JPH0130647Y2
JPH0130647Y2 JP4454185U JP4454185U JPH0130647Y2 JP H0130647 Y2 JPH0130647 Y2 JP H0130647Y2 JP 4454185 U JP4454185 U JP 4454185U JP 4454185 U JP4454185 U JP 4454185U JP H0130647 Y2 JPH0130647 Y2 JP H0130647Y2
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head
driving
fixing
roofing material
auxiliary member
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JP4454185U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は屋根材を葺く際に使用する屋根材固
定金具に関するものである。
(従来の技術) この種の固定金具としては、例えば実公昭58−
48057号公報に開示される建物用インサートの打
込具がある。該打込具は棒状主体の下部に側面コ
字形の支持片が固着されてなり、該支持片の切欠
溝によりインサートの胴体部を挟むようにして、
該インサートの頭部頂面に棒状主体の下面を当接
させ、該主体の上端を金槌で打ち叩いて釘止めす
るようにされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この打込具は金槌で直接叩くこ
とができる頭部を有する一般の釘に対して用いら
れるものであつて、頭部が変形しやすい形状の釘
部材に対しては用いることができなかつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る屋根材固定金具は、屋根材を固定
する固定部材と該固定部材の打ち込み用補助部材
からなり、固定部材は、下端が尖部とされた棒体
の上端近傍に鍔が設けられ、該鍔の下面に防水材
が設けられ、鍔より上側の棒体部分が折曲可能な
頭部とされてなり、打ち込み用補助部材は、底面
に前記頭部を挿入可能な凹部が設けられた短柱状
とされているものである。
(作用) 固定部材の頭部を打ち込み用補助部材の凹部に
挿入させた状態で、打ち込み用補助部材の上面を
金槌により打ち叩いて、固定部材を打ち込む。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
本考案に係る屋根材固定金具を第1図に示し、
屋根材固定金具1は第4図に示すような屋根葺構
造に用いられるもので、垂木2の上に屋根下地材
である貫板3が設けられ、この上に下側の屋根材
4と上側の屋根材5が上記屋根材固定金具1によ
り固定される。なお、上記屋根材4,5は波形屋
根材である。屋根材固定金具1は、屋根材4,5
を固定する固定部材6と該固定部材6を打ち込む
際に用いる打ち込み用補助部材7からなる。
固定部材6は棒体8と鍔9からなる金属製のも
のである。棒体8は丸棒状のもので、下端が尖部
10とされるとともに、上端近傍に上記鍔9が一
体的に設けられ、該鍔9より上側の部分が頭部1
1とされている。該頭部11は偏平な短冊状に形
成されて、矢符A方向へ折曲可能とされている。
また、鍔9は円形状のもので、下面に防水材12
が貼り付けて設けられている。該防水材12は下
側の屋根材4の上面に密着して、この部位の水密
性を保つもので、スポンジ、弾性ゴム、コーキン
グ材等が使用できる。
打ち込み用補助部材7は上記固定部材6を金槌
等で打ち叩く際に頭部11を保護してその変形を
防止するためのもので、短柱状に形成された金属
製のものである。該打ち込み用補助部材7の上面
7aおよび底面7bは互い平行な平面とされ、該
底面7bには上記固定部材6の頭部11を挿入す
るための凹部13が垂直状に開口して設けられて
いる。該凹部13の深さ寸法は上記頭部11の全
長が挿入し得るように設定されており、好ましく
は頭部11の長さよりも若干深く設定される。こ
のようにすれば、凹部13に頭部11を挿入した
状態において、打ち込み用補助部材7の底面7b
が鍔9の上面9aに確実に当接される。したがつ
て、打ち込み用補助部材7に加えられる打撃力は
上記頭部11の上端11aに作用することなく、
鍔9に作用し、頭部11の変形を有効に防止する
ことができる。
また、上記凹部13の最奥部には第2図に示す
ように永久磁石14が内装されて、凹部13内に
挿入された頭部11を磁力により吊持できるよう
にされておれば固定部材6を吊持したまま打ち込
み用補助部材7を持つて作業できるので非常に便
利である。
次に、上記屋根材固定金具1を用いて屋根材
4,5を葺く際の作業要領を説明する。
貫板3の上に下側の屋根材4の上端部4aを
載置し、この上から固定部材6を貫板3に打ち
付けて上記上端部4aを固定する。すなわち、
第3図に示すように、まず固定部材6の頭部1
1を打ち込み用補助部材7の凹部13に挿入し
た状態で、該固定部材6の尖部10を上記屋根
材4に当てがう一方、上記頭部11の広幅面1
1bを桁方向に対し平行となるように位置させ
る。この後、打ち込み用補助部材7の上面7a
を金槌15で打ち叩くことにより、固定部材6
が屋根材4を貫いて貫板3さらには垂木2に打
ち込まれ、屋根材4が貫板3に固定される。
打ち込み用補助部材7を頭部11から抜き取
つた後、上側の屋根材5の下端部5aを、該下
端部5aに設けられた挿通孔16に上記頭部1
1を貫通させながら、屋根材4上に載置する。
上側の屋根材5の上面側に突出した頭部11
を第4図に示すように屋根の流れ方向下流側
(矢符A方向)へ折り曲げて、屋根材5の上面
に係止させ、これにより屋根材5を屋根材4上
に固定する。上述の如く頭部11を流れ方向下
流側へ折り曲げるのは、積雪の滑落等によつ
て、頭部11が引き起こされたり、変形するの
防止するためである。
なお、本考案は上述の実施例に限定されること
なく種々設計変更可能である。例えば、固定金具
6の頭部11の形状は図示例のほか、第5図のよ
うな略半円形状断面としたり、第6図のような湾
曲形状断面とするなど、他の形状としても良く、
特に第6図に示す形状とすれば、波形屋根材の曲
面に対してなじみが良い。なお、第5図および第
6図に示す形状の場合、矢符A方向への折り曲げ
が容易に行えるように、折曲部分に切込み17,
17が設けられている。
また、打ち込み用補助部材7の凹部13の形状
も、上記頭部11の形状に対応して変形可能であ
ることはもちろん、第7図に示すように形状の異
なる複数の凹部13a,13bが設けられても良
く、このようにすれば各種形状の固定部材6…に
兼用することができる。
また、凹部13内の永久磁石14はかならずし
も設けなくとも良いが、設けておけば固定部材6
が抜け落ちることなく吊持でき、打ち込み作業が
し易く、一方、打ち込み作業終了後も容易に打ち
込み用補助部材7を抜き取ることができるので、
作業性がきわめて良い。
さらに、本考案は上述の実施例のような波形屋
根材のほか、平板状の屋根材であつても、セメン
ト瓦や金属製屋根材等でも適用可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、固定部
材を打ち込むに際し、頭部が打ち込み用補助部材
により保護されるから、頭部の変形や損傷が有効
に防止され、したがつて、続いて行う頭部の折曲
作業に支障をきたすことがなく、作業性がきわめ
て良い。
また、上記打ち込み用補助部材の上面を打ち叩
くので、打ち叩き面積が大きく、打ち込み作業が
し易い。
さらに、簡単な構造で安価に大量生産できると
ともに、打ち込み用補助部材は工具として反復使
用可能であり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る実施例を示し、第1図は屋
根材固定金具を示す斜視図、第2図は同固定金具
の打ち込み用補助部材を示す第1図における−
線に沿つた断面図、第3図は同固定金具の固定
部材の打ち込み作業要領を説明するための縦断面
図、第4図は同固定金具を用いた屋根葺構造を示
す縦断面図、第5図および第6図はそれぞれ固定
の改変例を示す斜視図、第7図は打ち込み用補助
部材の改変例を示す底面図である。 4,5……屋根材、6……固定部材、7……打
ち込み用補助部材、7b……底面、8……棒体、
9……鍔、10……尖部、11……頭部、12…
…防水材、13……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根材を固定する固定部材と該固定部材の打ち
    込み用補助部材からなり、固定部材は、下端が尖
    部とされた棒体の上端近傍に鍔が設けられ、該鍔
    の下面に防水材が設けられ、鍔より上側の棒体部
    分が折曲可能な頭部とされてなり、打ち込み用補
    助部材は、底面に前記頭部を挿入可能な凹部が設
    けられた短柱状とされていることを特徴とする屋
    根材固定金具。
JP4454185U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0130647Y2 (ja)

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JPS61160312U JPS61160312U (ja) 1986-10-04
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