JP2002285691A - 内装材 - Google Patents

内装材

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JP2002285691A
JP2002285691A JP2001088675A JP2001088675A JP2002285691A JP 2002285691 A JP2002285691 A JP 2002285691A JP 2001088675 A JP2001088675 A JP 2001088675A JP 2001088675 A JP2001088675 A JP 2001088675A JP 2002285691 A JP2002285691 A JP 2002285691A
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JP2001088675A
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Masanori Taneo
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Toto Ltd
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    • Y02C20/30Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適とされる相対湿度50〜70%の範囲内
で自律的に湿度制御を行うことができ、さらに、悪臭や
有害化学物質あるいは汚れ、細菌などを分解除去する内
装材およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 アルミナ水和物粉末に光触媒粒子を塗布
した後、熱処理することにより得られる光触媒担持多孔
体を内装基材表面に固定したことを特徴とする水蒸気の
吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結露を防止し、室
内湿度を適正に調整して快適空間を確保しうる優れた自
律的調湿機能を有する内装(壁)材とその製造方法に関
する。さらに、光の照射を受けることによって有害気相
物質や生活不快臭、汚れなどを分解することができる光
触媒機能をも有する調湿・光触媒内装(壁)材とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の居住環境は、断熱性の向上や暖房
設備の充実に伴い、快適性を増しつつあるものの、断熱
材や暖房器などによる人工的な環境制御では、断熱材の
外側に内部結露が発生し、腐朽菌などが増殖し壁材の強
度を劣化させ、その結果、震災に対し充分な強度を保持
し得なくなる場合がある。また、ダニやカビの繁殖に伴
うアレルギー問題も発生している。さらに、エネルギー
消費も今後、増大していき、コスト的な面の他、地球環
境問題からも空調設備の負荷を軽減する必要がある。
【0003】上記の断熱材や暖房器などによる人工的な
環境制御は、高温多湿または低温低湿な日本の環境条件
を快適に過ごすために温度制御を行おうとするものであ
るが、湿度制御を行うだけでも快適な環境を実現でき
る。このようなことから、内装材自体に調湿機能を持た
せ、空調設備や電力などを必要とせずに室内の湿度調整
を行い、防露性、防黴性を得ることができる調湿建材の
開発が行われている。従来の調湿建材としてはケイ酸カ
ルシウム建材(特開平5−293367)、珪藻土系建
材(特開平4−354514)、ゼオライト系建材(特
開平3−93632)などの開発が行われている。
【0004】また、近年、悪臭や有害化学物質による室
内環境汚染がシックハウス症候群として問題となってい
る。そこで、従来より室内空気の浄化を図る目的で、内
装材に光触媒を付加する種々の提案がなされている。例
えば、WO94/11092号には、300〜400n
mの波長の光を照射しうる一般照明に対向させて表面に
光触媒層を形成した内装材を配置する室内空気の処理方
法が提案されている。酸化チタンに光を照射すると強い
酸化還元作用により、接触した分子種を分解することが
知られている。この光触媒作用を利用することによっ
て、空気中の悪臭や有害化学物質あるいは汚れを容易に
分解除去し、室内浮遊の細菌類を抗菌することができ、
しかも半永久的に使用できる。
【0005】また、本発明に利用できる光触媒粒子が担
持された多孔体が従来より提案されている。従来の多孔
体への光触媒の担持法としては、酸化チタン多孔質薄膜
光触媒及びその製造方法(特開平8−99041)、固
定化光触媒及びその製造方法(特開平8−26689
7)、光触媒シリカゲル及びその製造方法(特開平11
−138017)などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】吸湿作用は微多孔質材
料の細孔への水蒸気の吸着によって行われる。細孔にお
けるガスの凝縮による液状化とその液体のガス化は、そ
の細孔径に依存して起き、このような状態変化の起きる
細孔半径は、ケルビンの毛管凝集理論に基づくケルビン
半径と呼ばれ、以下のケルビン式で定まる。 lnP/P0=−2γV1/rmRT ケルビン式より明らかなように、細孔径の大きさによっ
て吸着量が増大する湿度の位置が決まる。ところで、住
環境において快適とされる相対湿度の範囲は、約50〜
70%であるとされていることから、前記のケルビンの
毛管凝集理論式より、細孔のケルビン半径が約2〜6n
mであれば、最も理想的に快適とされる相対湿度の範囲
内で自律的に湿度制御を行うことができる。
【0007】ところで、前記の如く、調湿建材としては
すでに各種のものが開発されているが、以下のような問
題点を残している。従来のゼオライトは吸湿性に優れて
いるが、放湿性には劣るため、調湿建材に利用するには
必ずしも適していない。また、従来の珪藻土系調湿建材
は調湿能力が珪藻土固有の物性に依存するため、調湿性
能の安定性に難点がある。さらに従来の珪酸カルシウム
調湿建材は短期間では、防露性を有しているが梅雨時の
ように長期間高湿度状態が続いた場合に建材の吸湿量が
飽和し、防露性を失ってしまう。さらに、従来のいずれ
の調湿建材も快適な湿度領域の50〜70%に自律的に
コントロールすることができない。
【0008】一方、内装材表面に単に光触媒層を形成す
るだけでは、光触媒による有害ガスや悪臭の分解活性が
充分とは言い難かった。そこで、特開平8−99041
では、光触媒活性を高めるべく、細孔径1nm〜2μm
の多孔質光触媒薄膜を形成する方法を提案している。し
かしながら、この提案の方法では、室内汚染空気を分解
するために充分な量の光触媒を内装材に担持させるに
は、光触媒のコーティングと焼成を何度も繰り返す必要
があり、コストや生産性を考慮すると工業的実現性が低
い。また、光触媒による有害ガスや悪臭の分解活性を高
めるために、光触媒とゼオライトや活性炭等の吸着材を
基材表面に固定させる方法も提案されている。この方法
では、吸着材で有害ガスや悪臭をトラップしておき、光
触媒で分解する。しかし、通常のゼオライトは細孔径が
非常に細かく、分子量の大きな有害化学物質をトラップ
するのに適してなく、また、活性炭は細孔の大きさとし
ては適当であるが、色が黒く、内装材に配合するものと
しては好ましくない。なお、近年、珪藻土やシリカゲル
表面に固定する方法など提案されているが、これらはい
ずれもあらかじめ多孔体基体を作成した後、光触媒を担
持させるという方法をおり、工程が複雑で光触媒担持多
孔体の作成コストはかなり高くなり、最終的に調湿・光
触媒内装壁材も高価格となり普及は難しい。さらに、従
来の方法では多孔体基体にチタニアゾルを塗布後、加熱
焼成することにより得られるが、多孔体基体の細孔が非
常に微細であるため、細孔を塞いでしまう恐れがあり、
また、光触媒を担持させた多孔体の細孔径を均一に制御
することが難しい。
【0009】さらに、光触媒による有害ガスや悪臭の分
解活性と調湿特性を兼ね備えさせる建材についても提案
されている。例えば、特開平7−113272におい
て、内装材表面に、吸湿剤と光触媒微粉末からなる混合
層を形成する提案もなされている。しかしながら、この
提案の方法では、光触媒微粉末を利用するために、水銀
灯のような室内で通常用いないような数10Wの強紫外
線を発するような光源ではなく、通常の室内照明や太陽
光における紫外線照度(0.001〜10mW/cm
2)を照射した場合の光触媒による有害ガスや悪臭の分
解活性としては充分ではない。さらに、調湿機能は光触
媒による結露水の分解により実現しようとしているた
め、吸湿剤の構造については何等言及されておらず、そ
の吸放湿特性についても明らかではない。
【0010】そこで、本発明では、室内で一般的に使用
される場合において、水分の吸放湿機能に優れるととも
に光触媒による有害ガス、悪臭の分解機能に優れ、かつ
工業的に比較的低コストで作製可能な光触媒担持多孔体
ならびにそれを用いた内装材を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決すべく、内装基材表面に、光触媒粒子が担持された
多孔体を固定してなる内装壁材であって、前記光触媒粒
子が担持された多孔体は、アルミナ水和物またはアルミ
ナ水和物を含む鉱物粉末に光触媒粒子を塗布した後、熱
処理することにより得られる光触媒担持多孔体を内装基
材表面に固定したことを特徴とする水蒸気の吸放湿機能
と光触媒機能を有する内装材を提供する。上記によれ
ば、半径2〜10nmの細孔径分布を有する光触媒担持
多孔体を比較的容易かつ低コストに作製でき、この多孔
体を内装基材の表面に固定することで、半径2〜10n
mの細孔径分布を有するので、水蒸気の吸湿・放湿平衡
を快適な湿度領域の50〜70%に自律的にコントロー
ルすることができる内装材を比較的安価に提供できる。
また、住宅内の有害ガスや悪臭のほとんど全てを吸着す
ることができる。以下にその理由を説明する。アルミナ
水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末に光触媒粒
子を塗布する工程により、光触媒粒子は、鉱物粉末の細
孔部、細孔のない表面部等あらゆる表面に固定される。
その後、熱処理することにより、アルミナ水和物がγ−
アルミナへと変化する。その過程においてアルミナ水和
物またはアルミナ水和物中の結合水が離脱するがその離
脱に伴い、細孔部に固定された光触媒粒子は結合水とと
もに鉱物粉末表面から除去され、細孔のない表面部に固
定された光触媒粒子のみが残る。アルミナ水和物または
アルミナ水和物を含む鉱物は、焼成条件をコントロール
することで、細孔径を比較的自由にコントロールでき
る。従って、上記方法で半径2〜10nmの細孔径分布
を有する光触媒担持多孔体を比較的容易かつ低コストに
作製できる。
【0012】本発明の一実施態様においては、紙、合成
樹脂シート等の有機系基材からなる内装基材表面に、無
機系被膜が形成されており、該被膜の表面に光触媒粒子
が担持された多孔体を固定してなる内装壁材であって、
前記光触媒粒子が担持された多孔体は、アルミナ水和物
またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末に光触媒粒子を塗
布した後、熱処理することにより得られる光触媒担持多
孔体を内装基材表面に固定したことを特徴とする水蒸気
の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材を提供する。
紙、合成樹脂シート等の有機系基材からなる内装の場
合、その表面にシリカ、アルカリシリケート、アルカリ
ボレート、アルミナ、ホウケイ酸塩、ジルコニア等の無
機系被膜を形成することで、基材の光触媒による劣化を
有効に防止できる。
【0013】本発明の一実施態様においては、内装基材
表面に、γ−アルミナ多孔体を配合した被膜が形成され
ており、該被膜の表面に光触媒粒子が担持された多孔体
を固定してなる内装壁材であって、前記光触媒粒子が担
持された多孔体は、アルミナ水和物またはアルミナ水和
物を含む鉱物粉末に光触媒粒子を塗布した後、熱処理す
ることにより得られる光触媒担持多孔体を内装基材表面
に固定したことを特徴とする水蒸気の吸放湿機能と光触
媒機能を有する内装材を提供する。γ−アルミナ多孔体
は、後述するように、プロセス上細孔の制御が比較的容
易であり、かつ気体の吸着性能も高い。従って、γ−ア
ルミナ多孔体を配合した被膜を光触媒粒子が担持された
多孔体の内側に形成しておくことで、一度捕捉した有害
ガス、悪臭ガスを内装の外部に逃がしにくくなるととも
に、水蒸気の吸湿可能な容積も増大する。
【0014】本発明の好ましい態様においては、前記γ
−アルミナ多孔体は細孔径分布において、半径2〜6n
mの細孔が全細孔容量の70%以上を有するようにす
る。そうすることで、水蒸気の吸湿・放湿平衡を快適な
湿度領域の50〜70%に自律的にコントロールするこ
とができるとともに、気体の吸着性能が高まる。上記γ
−アルミナ多孔体は、アルミナ水和物またはアルミナ水
和物を含む鉱物粉末を400〜900℃で熱処理するこ
とにより得ることができる。また、カオリン鉱物および
/またはアルミナ−シリカ系の共沈ゲルを900〜12
00℃の温度で、1分〜100時間アルカリまたはフッ
酸にて処理することによっても得ることができる。
【0015】本発明の好ましい態様においては、前記γ
−アルミナ多孔体を配合した被膜は、γ−アルミナ多孔
体以外に塗膜形成バインダーを含有してなり、前記塗膜
形成バインダー100重量部に対し、γ−アルミナ多孔
体を10〜600重量部含有するようにする。ケイ酸ア
ルカリ金属塩、コロイダルシリカ等の塗膜形成バインダ
ーを用いることで、内装基材に強固に固着できる。ま
た、塗膜形成バインダー100重量部に対し、γ−アル
ミナ多孔体を10〜600重量部とすることで、γ−ア
ルミナ多孔体における有害ガス、悪臭ガスの捕捉機能、
水蒸気の吸湿可能な容積の増大機能を残しつつ、内装基
材に強固に固着できる。
【0016】本発明の好ましい態様においては、前記光
触媒粒子には白金、ロジウム、ルテニウム、パラジウ
ム、金、銀、銅、鉄、ニッケル、亜鉛の内から選ばれた
少なくとも一種の金属が固定されているようにする。そ
うすることで、光触媒による有害ガス、悪臭ガスの分解
機能が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい内装壁
材の具体的構成例を説明する。その第一の態様において
は、内装基材表面に、光触媒粒子が担持された多孔体を
固定してなる。前記光触媒粒子が担持された多孔体は、
アルミナ水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末に
光触媒粒子を塗布した後、熱処理することにより得られ
る。
【0018】上記態様において、内装基材には、例え
ば、金属板、紙、合成樹脂シート、石膏ボード、パーテ
ィクルボード、セラミックパネル、サイディングパネ
ル、ケイ酸カルシウム板コンクリート板、織布、不織
布、ガラス繊維シート、金属繊維・ガラス繊維複合シー
ト、難燃裏打紙、無機質内装下地材等を利用することが
できる。
【0019】光触媒粒子には、例えば、酸化チタン、酸
化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、酸化錫、酸化バナジ
ウム又は酸化タングステン等の粒子を利用することがで
きる。特にアナターゼ、ルチル、ブルッカイト、マグネ
リ相等の結晶性のチタニアが比較的安価に平均粒径30
nm以下の微粒子を入手可能な点で好ましい。酸化チタ
ンの結晶形はルチルやブルッカイトなどでも良いが、ア
ナターゼであることが活性の点から好ましい。光触媒粒
子の粒径は平均粒径30nm以下であるのが好ましい。
そうであることで、光触媒による有害ガス、悪臭ガスの
分解活性が向上する。光触媒粒子の平均結晶子径は1〜
30nmが好ましく、より好ましくは5〜15nmであ
る。
【0020】前記光触媒粒子は、外気と接する面から垂
直方向に10μm以上、好ましくは50μm以上、より
好ましくは100μm以上の範囲で存在するようにする
とよい。そうすることにより、吸放湿性、悪臭や有害化
学物質の吸着・分解性に優れた被膜となる。前記光触媒
粒子は、外気と接する面から垂直方向に2000μm以
下、好ましくは1000μm以下、より好ましくは50
0μm以下の範囲で存在するようにするとよい。そうす
ることにより、意匠性に優れ、内装材の中でもクロスに
おいては巻き取り性も良好な被膜となる。
【0021】アルミナ水和物には、ギブサイト、バイヤ
ライト、ベーマイト、ダイアスポアから選ばれた少なく
とも一種が利用できる。また、アルミナ水和物を含む鉱
物には、ホワイトボーキサイト、ばん土頁岩、蝋石、真
石、パイロフイライト、ダイアス、擬石から選ばれた少
なくとも一種が利用できる。
【0022】アルミナ水和物は、一般式:Al2O3・n
H2Oで表される。アルミナ水和物の中で、ギブサイ
ト、バイヤライトを加熱すると、ギブサイト(バイヤラ
イト)→ベーマイト→γ−アルミナ→θ−アルミナ→α
−アルミナへと相変化する。このようにギブサイトもし
くはバイヤライトをγ−アルミナに相変化させるには、
通常、400℃〜900℃の温度で1〜24時間程度加
熱すればよい。ベーマイト、ダイアスポアも同様に上記
の温度で加熱すればγ−アルミナに相変化する。また、
アルミナ水和物を含む鉱物もアルミナ水和物含有率によ
り熱処理温度は異なるが、同様に加熱することによりγ
−アルミナを含む多孔体を得ることができる。
【0023】このようにして得られたγ−アルミナ多孔
体は、通常、2〜4nm付近に細孔半径の揃った鋭いピ
ークを示し、比表面積は100〜350m2/g程度と高
く、全細孔容積も0.5〜0.9ml/gと大きく、高
温下においても高い比表面積を保持できる。
【0024】本発明では、前記光触媒粒子には白金、ロ
ジウム、ルテニウム、パラジウム、金、銀、銅、鉄、ニ
ッケル、亜鉛の内から選ばれた少なくとも一種の金属が
固定されているようにしてもよい。そのためには、上記
元素の内から選ばれた少なくとも一種の化合物の溶液
を、該化合物を溶かす溶剤を使用して調製する。該化合
物の溶液を含浸法、ディップコーティング法、スプレー
法、滴下法など公知の方法により該光触媒粒子を担持さ
せた多孔体に含ませた後、加熱焼成することにより、多
孔体表面の該化合物を分解または酸化して金属または金
属酸化物とする。そのために、上記処理は、例えば室温
から徐々に加熱昇温して200〜700℃の最終温度で
一定時間保持した後、室温まで冷却して行う。焼成温度
が200℃未満では該化合物が分解または酸化せず、7
00℃を越えると酸化チタンの結晶構造がルチルとなり
光触媒活性が低下するので望ましくない。また、該化合
物の溶液を含浸法、ディップコーティング法、スプレー
法、滴下法など公知の方法により該光触媒担持多孔体に
含ませた後、光を照射することで、すなわち光電着法な
ど、公知の方法により、該遷移元素のイオンを還元して
酸化チタンの上に該遷移元素の金属をコートすることが
できる。
【0025】以下に、酸化チタン粒子をアルミナ水和物
またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末に塗布し、固定化
させる具体的方法の1例を示す。先ず、酸化チタン超微
粒子とケイ酸アルカリ金属塩を含む水性液を用意する。
この水性液中の酸化チタン超微粒子とケイ酸アルカリ金
属塩の割合は、酸化チタン超微粒子100重量部当り、
ケイ酸アルカリ金属塩1〜70重量部、好ましくは1〜
30重量部の割合である。また、水性液中の酸化チタン
粒子の濃度は、0.01〜10重量%、好ましくは0.
01〜1重量%である。水性液を構成する媒体は、水単
独であってもよいが、水と有機溶媒(例えば、メタノー
ルやエタノール等)との混合物であってもよい。前記水
性液は、水ガラスに対し、酸化チタン超微粒子分散液を
撹拌下で添加することにより容易に調製することができ
る。前記水性液において、ケイ酸アルカリ金属塩の添加
量が過少では多孔体表面から酸化チタン超微粒子が剥離
し易く、過多では多孔体表面上の酸化チタン層が丈夫で
安定になるが触媒能が低下する。
【0026】次に、前記の水性液をアルミナ水和物また
はアルミナ水和物を含む鉱物粉末表面にコーティング
し、硬化させる。この場合のコーティング法としては、
浸漬法等の各種の方法を採用することができる。コーテ
ィング材の硬化温度は、アルミナ水和物がγ−アルミナ
へと変化する過程で結合水が離脱し、細孔の生成後の温
度域で硬化することが望ましい。具体的には、ケイ酸ア
ルカリ金属塩が400℃以上、好ましくは500〜90
0℃で硬化する組成のものが好ましい。
【0027】以下に、酸化チタン粒子をアルミナ水和物
またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末表面に固定化させ
る具体的方法の他の例を示す。その方法は、チタンのア
ルコキシドとアルコールアミン類又はグリコール類から
調製したチタニアゾルをアルミナ水和物またはアルミナ
水和物を含む鉱物粉末の表面に含ませた後、加熱焼成さ
せる方法である。
【0028】ここで、チタニアゾルは、より具体的に
は、四塩化チタンや金属チタンとアルコールとの反応な
どによって得られるテトライソプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テ
トラキス(2−エチルヘキシルオキシ)チタン、テトラ
ステアリルチタネート、トリエタノールアミンチタネー
ト、ジイソプロポキシ・ビス(アセチルアセトナト)チ
タン、ジブトキシ・ビス(トリエタノールアミナト)チ
タン、チタニウムエチルアセトアセテート、チタニウム
イソプロポキシオクチレングリコレート、チタニウムラ
クテート等のチタンのアルコキシドを加水分解するなど
によって調製される。その際、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチ
ルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミ
ン、N,N−ジメチルジアミノエタノール、ジイソプロ
パノールアミン等のアルコールアミン類やジエチレング
リコール等のグリコール類を添加すると保存安定性に富
んだ均一で透明なチタニアゾルが得られる。
【0029】酸化チタン薄膜をより多孔質にするには、
ポリエチレングリコールなどの添加剤を用いることがで
きる。このようにして得られたチタニアゾルを相溶性の
ある液体で任意の濃度に希釈して用いてもよい。チタニ
アゾルの希釈液としてはエタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、N−ヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、トリクレン、プロピレンジクロライド
などチタニアゾルと相溶性のあるものであれば何でもよ
く、単独でも混合物でも制限なく利用できる。上記のよ
うにして得られたチタニアゾルを含浸法、ディップコー
ティング法など、公知の方法によりアルミナ水和物また
はアルミナ水和物を含む鉱物粉末表面にコーティングさ
せる。その後、溶媒を乾燥させ、加熱焼成するといった
工程を1回だけ行うことによって目的とする光触媒担持
多孔体が得られる。
【0030】上記コーティング法において、チタニアゾ
ルをアルミナ水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物粉
末表面にコーティングさせたら、直ちにチタンのアルコ
キシドと相溶性のある洗浄液でアルミナ水和物またはア
ルミナ水和物を含む鉱物粉末表面に付着したチタニアゾ
ルを洗浄した後、加熱焼成することによって目的とする
光触媒が担持された多孔体が得られる。ここにおいて、
アルミナ水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物粉末の
表面に付着したチタニアゾルの洗浄液としては、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、N−ヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリクレン、プ
ロピレンジクロライドなど、チタニアゾルと相溶性のあ
るものであれば制限なく利用できる。チタニアゾルをコ
ーティングしたアルミナ水和物またはアルミナ水和物を
含む鉱物粉末を洗浄すると、洗浄しない場合に起きる基
体が互いに固着したり、付着したチタニアゾルが垂れて
不均一な膜となるなどの問題点が確実に解決される。ま
た、洗浄操作を加えることにより、基体表面に固定され
る酸化チタン薄膜光触媒の膜厚を極めて薄くすることが
できるので、洗浄しない場合にみられる白濁し、部分的
に剥がれやすいという問題を生じることなく、透明で、
密着性が極めてよい光触媒担持多孔体を得ることができ
る。また、加熱焼成することにより、基体表面のチタニ
アゾルを光触媒として高性能な結晶形がアナターゼであ
る酸化チタンとする。そのために、上記処理は、例えば
室温から徐々に加熱昇温して400〜700℃の最終温
度で一定時間保持した後、室温まで冷却して行う。焼成
温度が400℃未満または700℃を越えると、光触媒
として活性の低いルチル(rutile)や非晶質の混
じった酸化チタンとなるので好ましくない。なお、使用
する焼成炉は焼成に必要な酸素が十分にあるガス炉が望
ましいが、酸素の供給が不充分な電気炉でも酸素を供給
すれば問題なく焼成することができる。
【0031】以下に、酸化チタン粒子を基体表面に固定
化させる具体的方法の他の例を示す。その方法は、チタ
ネート系カップリング剤を基体の表面に含ませてから、
加熱焼成する。
【0032】ここでチタネート系カップリング剤として
は、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イ
ソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチル
ホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジト
リデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2、2−
ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシ
ル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロ
ホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジ
オクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イ
ソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネー
ト、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソ
プロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタ
ネートなどが挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。また、濃度調整のために相溶性のある有機溶剤
で希釈して用いても良い。なお、チタネート系カップリ
ング剤を含浸法、ディップコーティング法など、公知の
方法により基体にコーティングした後、加熱焼成するこ
とにより、基体表面のチタネート系カップリング剤を光
触媒として高性能な結晶形がアナターゼである酸化チタ
ンとする。そのために、上記処理は、例えば室温から徐
々に加熱昇温して400〜700℃の最終温度で一定時
間保持した後、室温まで冷却して行う。焼成温度が40
0℃未満または700℃を越えると、光触媒として活性
の低いルチルや非晶質の混じった酸化チタンとなるので
好ましくない。なお、使用する焼成炉は焼成に必要な酸
素が十分にあるガス炉が望ましいが、酸素の供給が不充
分な電気炉でも酸素を供給すれば問題なく焼成すること
ができる。
【0033】内装基材表面に、光触媒粒子が担持された
多孔体以外に、光触媒粒子が担持されていない多孔体が
配合されていてもよい。それによっても所定の効果が得
られるならば、生産コストの低減を図ることが可能とな
る。ここで、光触媒粒子が担持されていないとしては、
アルミナ−シリカ系共沈キセロゲル多孔体、シリカゲ
ル、γ−アルミナ多孔体、メソポーラスゼオライト、多
孔質ガラス、アパタイト、珪藻土、セピオライト、アロ
フェン、イモゴライト、活性白土から選ばれた少なくと
も一種が利用できる。光触媒が担持されていない多孔体
は、前記光触媒粒子が担持された多孔体1重量部に対し
0.001〜3重量部配合するのが好ましい。光触媒が
担持されていない多孔体は、細孔径分布において、半径
20〜60Åの細孔が全細孔容量の70%以上を有する
ようにするとよい。内装基材表面に、光触媒粒子が担持
された多孔体及び光触媒が担持されていない多孔体を強
固に固定するためにさらにバインダーを配合するように
してもよい。その場合、バインダー100重量部に対
し、光触媒担持多孔体と光触媒が担持されていない多孔
体との合計重量が10〜600重量部であるようにする
のがよい。バインダーとしては、コロイダルシリカが好
適に利用できる。光触媒が担持されていない多孔体がγ
−アルミナの場合には、γ−アルミナ多孔体は、カオリ
ン鉱物および/またはアルミナ−シリカ系の共沈ゲルを
仮焼後、アルカリまたはフッ酸にて処理するか、若しく
はカオリン鉱物および/またはアルミナ−シリカ系の共
沈ゲルを900〜1200℃の温度で、1分〜100時
間アルカリまたはフッ酸にて処理することにより得るこ
とができる。
【0034】内装基材が紙、合成樹脂シート等の有機系
基材からなる場合には、基材表面に、無機系被膜を形成
した後に、上記の方法と同様の手法により、該被膜の表
面に光触媒粒子が担持された多孔体を固定する。なお、
この場合において、光触媒粒子が担持された多孔体にお
ける詳細な好ましい構成については、上記(第17〜3
3段落)と同様である。
【0035】ここで、無機系被膜には、例えば、シリ
カ、アルカリシリケート、アルカリボレート、アルミ
ナ、ホウケイ酸塩、ジルコニア等が利用できる。また、
無機系被膜として、組成的に傾斜構造を成し、基材側は
有機リッチ、表面は無機リッチとなっているシリコーン
系の有機−無機ハイブリッド樹脂等も利用できる。この
ような樹脂を利用することにより、基材と光触媒粒子が
担持された多孔体との密着性が向上する。
【0036】上記シリコーン系の有機−無機ハイブリッ
ド樹脂においては、シロキサン架橋とシロキサン以外の
架橋により重合されたシロキサン系化合物の固形分は、
溶媒に対して好ましくは0.5重量%をこえ50重量%
以下、より好ましくは1重量%以上40重量%以下とす
るのがよい。溶媒はイソプロピルアルコールの他、メタ
ノール、メチルエチルケトン、トルエンなどを適用する
ことができる。内装材の生産現場、被膜の現場塗装での
環境面、健康面などから水系溶媒がより好ましい。ま
た、加水分解用の水をシラン化合物に対して必要モル量
添加し、さらに、触媒として硝酸もしくは塩酸を必要に
応じて少量添加してもよい。
【0037】内装材の基材の表面に無機系被膜をコーテ
イングする方法としては、例えば、スプレー法、印刷
法、デイッピング法等が好適に利用できる。
【0038】本発明における好ましい内装壁材の具体的
構成例としての第二の態様においては、内装基材表面
に、γ−アルミナ多孔体を配合した被膜が形成されてお
り、該被膜の表面に光触媒粒子が担持された多孔体を固
定してなる内装壁材であって、前記光触媒粒子が担持さ
れた多孔体は、アルミナ水和物またはアルミナ水和物を
含む鉱物粉末に光触媒粒子を塗布した後、熱処理するこ
とにより得られる。
【0039】この場合において、光触媒粒子が担持され
た多孔体における詳細な好ましい構成と製法について
は、上記(第17〜33段落)と同様である。
【0040】γ−アルミナ多孔体を配合した被膜の具体
的作製方法は、例えば、カオリン鉱物および/またはア
ルミナ−シリカ系の共沈ゲルを仮焼後、アルカリまたは
フッ酸にて処理して得たγ−アルミナ多孔体と塗膜形成
バインダーを内装基材表面に被覆し硬化させることによ
り得られる。
【0041】塗膜形成バインダーには、例えば、ケイ酸
アルカリ金属塩、コロイダルシリカ、フッ素樹脂あるい
はシロキサン樹脂等が利用可能であるが、特にケイ酸ア
ルカリ金属塩、コロイダルシリカ、有機基を実質的に含
まないシロキサン樹脂を用いるのが好ましい。これらの
物質は、水に対する親和性が良く、水を弾くことがない
ので、光触媒粒子が担持された多孔体の水蒸気の吸湿・
放湿平衡を変化させないためである。
【0042】ケイ酸アルカリ金属塩を利用する場合に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等を単独又
は混合して使うことができる。これらのケイ酸アルカリ
金属塩は、水ガラスの形態で好ましく用いることができ
る。
【0043】フッ素樹脂としては、ビニルエーテル−フ
ルオロオレフィンコポリマー、ビニルエステル−フルオ
ロオレフィンコポリマー等のフッ素含有共重合体や、ポ
リ四フッ化オレフィン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化三
フッ化オレフィン等が好適に利用できる。シリコーン樹
脂としては、アルキルシラン、フルオロアルキルシラン
等の疎水性基を有するシラン系化合物の重合体であるシ
リコーン樹脂等や、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン等を原料にした無機系シラン化合物が好適に
利用できる。
【0044】さらに、塗膜形成バインダーが多孔質であ
るようにするとなおよい。これにより、水蒸気の吸湿や
有害化学物質の吸着・分解が被膜表面の光触媒担持多孔
体やγ−アルミナ多孔体のみでなく、被膜内部に存在す
る光触媒担持多孔体およびγ−アルミナ多孔体も水蒸気
の吸湿および有害化学物質を吸着・分解し、吸放湿性お
よびを有害化学物質の吸着・分解性を向上させることが
できる。塗膜形成バインダーを多孔質にするには、例え
ば、コロイダルシリカを用いればよい。
【0045】上記において塗膜形成バインダー100重
量部に対し、γ−アルミナ多孔体を10〜600重量部
含有するようにするとよい。塗膜形成バインダー100
重量部に対し、γ−アルミナ多孔体を10〜600重量
部とすることで、γ−アルミナ多孔体における有害ガ
ス、悪臭ガスの捕捉機能、水蒸気の吸湿可能な容積の増
大機能を残しつつ、内装基材に強固に固着できる
【0046】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。 実施例1 [光触媒担持多孔体の作製]アルミナ水和物として、表
1に示す水酸化アルミ<アルコア化成(株)>を用い
た。
【0047】
【表1】
【0048】上記水酸化アルミを用いて、光触媒担持多
孔体を作製した。 コート剤の配合 g ・チタンテトライソプロポキシド 100 ・ジエタノールアミン 40 ・2−プロパノール 630 上記のようにコート剤を調製後、マグネットスターラー
で30分間攪拌する。水酸化アルミの前処理は2−プロ
パノール溶液に浸せきして、その後、十分乾燥する。水
酸化アルミ粉末を20g入れた1Lの硝子ビーカーに、
先に調製したチタニアゾルを十分に浸るまで入れた。そ
のまま30秒間静置してからビーカーを傾け、余剰のチ
タニアゾルを排出した。このようにして得られたチタニ
アゾルコート水酸化アルミ粉末を、ガス置換炉を用い、
酸素を供給しながら室温から徐々に600℃まで加熱昇
温して焼成し、表面が透明な光触媒担持多孔体を得た。
【0049】測定方法は以下の方法で行った。 X線回折分析:試料をめのうまたはアルミナ乳鉢で充分
粉砕した後、粉末X線回折法(XRD)により結晶相の
同定を行なった。測定には、(株)リガク製X線回折計
[Geigerflex]を用いた。 BET比表面積および細孔径分布測定:各試料の比表面
積測定を窒素吸着によるBET法で、細孔径分布の解析
を脱離側等温線を用いてB.J.H.法により行なっ
た。測定には、比表面積/細孔分布測定装置(アサップ
2000,マイクロメリティックス社製)を用いた。測
定に際しては、試料約0.1gを用いた。脱気は、12
0℃で10ー3torr未満になるまで1〜2時間行なっ
た。 水蒸気吸着特性測定:吸着平衡測定装置(EAM−0
2,JTトーシ(株))を用い、25℃で、相対湿度1
0〜95%の範囲で測定した。 TEM観察:透過型電子顕微鏡(日立製作所製H90
0)にて観測した。
【0050】得られた光触媒担持多孔体の比表面積、全
細孔容積、平均細孔直径を表1に示す。また、光触媒担
持多孔体の細孔径分布を図1に、水蒸気吸着特性測定を
図2に示す。なお、水蒸気吸着特性測定には比較とし
て、ゼオライトも測定した。
【0051】
【表2】
【0052】表2から、光触媒担持多孔体は、高い比表
面積を有し、全細孔容積も大きいものが得られている。
また、図1より、狙いとする細孔径範囲にシャープな細
孔分布を有しており、前記のケルビンの毛管凝集理論か
ら、快適とされる相対湿度50〜70%の範囲内で自律
的に湿度制御を行うことが期待できる。さらに、図2に
示す、本発明の光触媒担持多孔体及びゼオライトの温度
25℃での水蒸気吸着等温線より明らかなように、ゼオ
ライトは、低湿度領域でも吸湿量が多く、高湿度領域で
の吸湿量とそれほど差がない。このため、相対湿度が低
湿度⇔高湿度と変動した場合の吸放湿量はそれほど多く
ない。これに対して、本発明の光触媒担持多孔体では低
湿度領域での吸湿量が少なく、中湿度領域で急速に吸湿
量が多くなり、全体の吸放湿量も多い。本発明の光触媒
担持多孔体によれば、人が快適に感じる湿度範囲に、室
内の相対湿度を調節することができる。
【0053】上記チタニアゾルを石英ガラス板にコーテ
ィングし、光触媒担持多孔体と同様の条件で熱処理した
ものをX線回折により調べた結果、酸化チタンの結晶構
造はアナターゼ100%であった。このことから、光触
媒担持多孔体の担持された酸化チタンの結晶構造もアナ
ターゼであると考えられる。また、SEM観察により表
面の酸化チタン薄膜の膜厚は0.03μmであり、得ら
れた光触媒担持多孔体の真比重測定値から求めた酸化チ
タンの含有量は0.45重量%(200℃乾燥重量基
準)であった。なお、多孔体基体の結晶構造は、X線回
折により、γ−アルミナであることが確認された。光触
媒担持多孔体の比表面積を測定したところ、170m2
gと高い比表面積を有しており、これは、水酸化アルミ
単体での熱処理によるγ−アルミナの比表面積(160
m2/g)とあまり変わらず、光触媒コーティング層が水
酸化アルミがγ−アルミナへと変化する過程で結合水の
離脱とともに塗布された光触媒粒子が除去され、細孔が
確保されていることがわかる。また、このことは、TE
M観察による光触媒担持多孔体の細孔の観察からも確認
できている。
【0054】[光触媒担持多孔体を配合した被膜サンプ
ルの作製]基材として、10cm角の壁紙原紙を用い
た。壁紙原紙の塗装面を、2−プロパノールでよく拭い
て脱脂し、コート剤が塗れやすい状態にしておく。 光触媒担持多孔体を含むコート剤の配合 g ・光触媒担持多孔体 100 ・シリコーンコート剤(信越化学製X-24-2327) 100 上記のように、光触媒担持多孔体とシリコーンコート剤
を混合後、壁紙原紙に刷毛を用い、均一な膜厚になるよ
うに塗装した。塗装後、室温で24時間乾燥し、硬化さ
せた。 比較例1 光触媒担持多孔体の代りにゼオライトを用いた以外は実
施例1と同様にしてコーティングサンプルを作製し、比
較に用いた。 比較例2 市販のビニールクロスを実施例と同様の大きさに切り、
比較に用いた。
【0055】[評価方法] ・調湿特性の測定方法 :所定容積の密閉空間にサンプ
ルを所定面積露出させ、外部より密閉空間に温度変動が
与えられた場合の温度及び湿度変化、相対湿度変動から
調湿特性を求めた。調湿作用が働かない場合には、温度
変動に依存して相対湿度が大きく変動するが、調湿作用
が働くとこの相対湿度の変動が抑制される。この変動の
抑制度合いを空間内で測定された最高湿度と最低湿度と
の差で求め、調湿特性を評価した。 ・吸放湿特性の測定方法:先ず、測定サンプルを25
℃、50%R.H.の恒温恒湿槽中で平衡にさせる。次
にサンプルを25℃、90%R.H.の恒温恒湿槽に入
れて、吸湿量を24時間にわたって測定します。そし
て、再び、25℃、50%R.H.の恒温恒湿槽中に入
れて放湿量を測定する。 ・ホルムアルデヒドの分解除去試験:デシケーターにサ
ンプルを設置し、ホルムアルデヒドガスを注入後、光照
射させて経持での濃度変化を測定した。光源は10Wの
蛍光灯(松下電工製パルック)を使用し、サンプルに照
射される紫外線照度(トップコーン製UVR−2)は
5.0μW/cm2として、ガス濃度の測定にはガステッ
ク製ガス検知管を用いた。
【0056】[実験結果] 調湿特性の測定結果 表3に測定結果を示す。
【0057】
【表3】
【0058】表3から明らかなように、光触媒担持多孔
体を混合した実施例1は、相対湿度変動が大幅に抑制さ
れており、ゼオライト混合コーティング壁紙、ビニール
クロスに比べ、優れた調湿特性を示している。
【0059】
【表4】
【0060】光触媒担持多孔体混合コーティング壁紙
は、ゼオライト混合コーティング壁紙、ビニールクロス
に比べ、優れた吸放湿特性を示しており、梅雨のように
高湿度状態が長期間続く場合でも、吸湿能力を保つこと
ができ、結露発生も起こさない。
【0061】ホルムアルデヒドの分解除去試験結果 図3に試験結果を示す。光触媒担持多孔体を混合した実
施例1はゼオライト混合コーティング壁紙、ビニールク
ロスに比べ、優れたホルムアルデヒドの分解除去性能を
示している。さらに、減少した分のホルムアルデヒドを
注入後、光を照射すると同様な除去性能を示した。同様
な試験を10回繰り返したが、常に、優れた分解除去性
能を示した。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、室内で一般的に使用さ
れる場合において、水分の吸放湿機能に優れるとともに
光触媒による有害ガス、悪臭の分解機能に優れ、かつ工
業的に比較的低コストで作製可能な光触媒担持多孔体お
よび内装材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の光触媒担持多孔体の細孔径分布図
である。
【図2】 実施例1の光触媒担持多孔体及びゼオライト
の25℃での水蒸気吸着等温線を示すグラフである。
【図3】 実施例1及び比較例1,2のホルムアルデヒ
ドの分解除去試験結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/02 E04F 13/12 A B32B 9/00 13/14 102A E04F 13/12 103A 13/14 102 13/16 A 103 B01D 53/36 H 13/16 G ZABJ Fターム(参考) 2E110 AA12 AA16 AA64 AB04 AB23 BA02 BA03 BA12 BB04 GA02W GA23W GA32X GA33X GA42X GA43W GB01X GB05W GB16X GB17X GB23X GB26X GB32X GB42X GB63X 4D048 AA19 AA22 AB03 BA03X BA07X BA07Y BA15Y BA16Y BA21Y BA23Y BA27Y BA30Y BA31Y BA32Y BA33Y BA34Y BA35Y BA36Y BA38Y BA41X BA41Y BA42Y EA01 EA04 4F100 AA00C AA19B AA19C AA20C AB01A AC00B AD00A AE00A AH00C AH03C AH06C AK01A AT00A BA02 BA03 BA07 CA30B CB00B DG00A DJ00B DJ10A GB08 JB20 JD15 JD16 YY00B 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA03A BA04A BA04B BA05A BA15C BA16C BA22C BA37 BA48A BB04A BB04C BB06A BB18A BB20A BC01A BC12A BC16C BC22A BC32A BC33A BC35A BC50A BC50C BC54A BC60A BC66A BC68A BC70A BC71A BC72A BC75A BE05C BE06C CA10 CA17 CD10 DA05 EA08 EB15Y EC03Y EC06Y EC14X EC14Y EC15X EC18X EC22X EC22Y EC29 FA01 FA02 FA03 FB23 FB29 FC02 FC03 FC07 FC08

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナ水和物粉末に光触媒粒子を塗布
    した後、熱処理することにより得られる光触媒担持多孔
    体を内装基材表面に固定したことを特徴とする水蒸気の
    吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  2. 【請求項2】 前記光触媒担持多孔体は細孔径分布にお
    いて、半径2〜10nmの細孔が全細孔容量の70%以
    上を有することを特徴とする請求項1に記載の水蒸気の
    吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  3. 【請求項3】 前記熱処理の温度が、400〜900℃
    であることを特徴とする請求項2に記載の水蒸気の吸放
    湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  4. 【請求項4】 前記アルミナ水和物がギブサイト、バイ
    ヤライト、ベーマイト、ダイアスポアのいずれかである
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載の内装材。
  5. 【請求項5】 アルミナ水和物を含む鉱物に光触媒粒子
    を担持した後、熱処理することにより得られる光触媒担
    持多孔体を内装基材表面に固定したことを特徴とする水
    蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  6. 【請求項6】 前記熱処理の温度が、400〜900℃
    であることを特徴とする請求項5に記載の水蒸気の吸放
    湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  7. 【請求項7】 前記アルミナ水和物を含む鉱物がホワイ
    トボーキサイト、ばん土頁岩、蝋石、真石、パイロフイ
    ライト、ダイアス、擬石のいずれかであることを特徴と
    する請求項5又は6に記載の内装材。
  8. 【請求項8】 前記光触媒粒子は、酸化チタン、酸化亜
    鉛、チタン酸ストロンチウム、酸化錫、酸化バナジウム
    又は酸化タングステンから選ばれた少なくとも一種から
    なる請求項1〜7に記載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒
    機能を有する内装材。
  9. 【請求項9】 前記光触媒粒子には白金、ロジウム、ル
    テニウム、パラジウム、金、銀、銅、鉄、ニッケル、亜
    鉛の内から選ばれた少なくとも一種の金属が固定されて
    いることを特徴とする請求項1〜8に記載の水蒸気の吸
    放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  10. 【請求項10】 前記光触媒粒子は、結晶性のチタニア
    からなることを特徴とする請求項1〜9に記載の水蒸気
    の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  11. 【請求項11】 紙、合成樹脂シート等の有機系基材か
    らなる内装基材表面に、無機系被膜または無機−有機系
    被膜が形成されており、該被膜の表面に、光触媒粒子が
    担持された多孔体である光触媒担持多孔体を固定してな
    る内装材であって、前記多孔体の細孔径分布は半径2〜
    10nmであることを特徴とする水蒸気の吸放湿機能と
    光触媒機能を有する内装材。
  12. 【請求項12】 前記無機系被膜がシリカ、アルカリシ
    リケート、アルカリボレート、アルミナ、ホウケイ酸
    塩、ジルコニアのいずれかであることを特徴とする請求
    項11に記載の内装材。
  13. 【請求項13】 前記無機−有機系被膜がシリコーン、
    シリコーンアクリル、コロイダルシリカ変性アクリルの
    いずれかであることを特徴とする請求項11に記載の内
    装材。
  14. 【請求項14】 前記光触媒担持多孔体は、塗膜形成バ
    インダーにより前記被膜表面に固定されており、前記塗
    膜形成バインダー100重量部に対し、光触媒担持多孔
    体を10〜600重量部固定することを特徴とする請求
    項1〜13に記載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を
    有する内装材。
  15. 【請求項15】 前記光触媒担持多孔体は、前記アルミ
    ナ水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物を熱処理する
    ことにより得られる多孔体表面に、ケイ酸アルカリ金属
    塩を結着剤として光触媒粒子が固定化されていることを
    特徴とする請求項1〜14に記載の水蒸気の吸放湿機能
    と光触媒機能を有する内装材。
  16. 【請求項16】 前記光触媒担持多孔体は、光触媒性の
    酸化チタン粒子100重量部と1〜30重量部のケイ酸
    アルカリ金属塩を含む水性液をアルミナ水和物またはア
    ルミナ水和物を含む鉱物表面に塗布し、熱処理すること
    により得られることを特徴とする請求項15に記載の水
    蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  17. 【請求項17】 前記熱処理の温度が、400〜900
    ℃であることを特徴とする請求項16に記載の水蒸気の
    吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  18. 【請求項18】 前記ケイ酸アルカリ金属塩は、アルミ
    ナ水和物をγ−アルミナへと変化させた後、硬化するこ
    とを特徴とする請求項15〜17に記載の水蒸気の吸放
    湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  19. 【請求項19】 前記光触媒担持多孔体は、光触媒性の
    酸化チタン粒子を含む固形分を溶媒に分散させた分散液
    をアルミナ水和物またはアルミナ水和物を含む鉱物表面
    に塗布し硬化させることにより得られ、かつ前記分散液
    中の固形分の濃度は、0.01〜5wt%であることを
    特徴とする請求項1〜18に記載の水蒸気の吸放湿機能
    と光触媒機能を有する内装材。
  20. 【請求項20】 前記溶媒は無機系および/または有機
    系溶媒からなることを特徴とする請求項19に記載の水
    蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  21. 【請求項21】 前記光触媒担持多孔体は、チタンのア
    ルコキシドとアルコールアミン類又はグリコール類から
    調製したチタニアゾルをアルミナ水和物またはアルミナ
    水和物を含む鉱物の表面に塗布した後、加熱焼成するこ
    とにより得られることを特徴とする請求項1〜20に記
    載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  22. 【請求項22】 前記光触媒担持多孔体は、チタンアル
    コキシドを溶媒に対し、濃度0.01〜1mol/lに
    調製したチタニアゾルをアルミナ水和物またはアルミナ
    水和物を含む鉱物の表面に塗布した後、加熱焼成するこ
    とにより得られることを特徴とする請求項1〜21に記
    載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  23. 【請求項23】 前記光触媒担持多孔体は、チタニアゾ
    ルに、ポリエチレングリコール又はポリエチレンオキサ
    イドを添加したゾルをアルミナ水和物またはアルミナ水
    和物を含む鉱物の表面に塗布した後、加熱焼成すること
    により得られることを特徴とする請求項1〜22に記載
    の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  24. 【請求項24】 前記ポリエチレングリコール又はポリ
    エチレンオキサイドとして分子量が200以上のものを
    用いることを特徴とする請求項23に記載の水蒸気の吸
    放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  25. 【請求項25】 前記光触媒担持多孔体は、チタネート
    系カップリング剤をアルミナ水和物またはアルミナ水和
    物を含む鉱物の表面に塗布した後、加熱焼成することに
    より得られることを特徴とする請求項1〜24に記載の
    水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  26. 【請求項26】 前記加熱焼成は、室温から徐徐に60
    0℃から700℃の最終温度にまで加熱昇温して焼成す
    ることを特徴とする請求項15〜25に記載の水蒸気の
    吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  27. 【請求項27】 内装基材表面に、前記光触媒担持多孔
    体以外に、光触媒が担持されていない多孔体を配合した
    ことを特徴とする請求項1〜26に記載の水蒸気の吸放
    湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  28. 【請求項28】 内装基材表面に、前記光触媒担持多孔
    体以外に、前記光触媒担持多孔体1重量部に対し0.0
    01〜3重量部の光触媒が担持されていない多孔体を配
    合したことを特徴とする請求項27に記載の水蒸気の吸
    放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  29. 【請求項29】 前記光触媒が担持されていない多孔体
    は細孔径分布において、半径20〜60Åの細孔が全細
    孔容量の70%以上を有することを特徴とする請求項2
    8に記載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内
    装材。
  30. 【請求項30】 前記光触媒が担持されていない多孔体
    は、アルミナ−シリカ系共沈キセロゲル多孔体、シリカ
    ゲル、γ−アルミナ多孔体、メソポーラスゼオライト、
    多孔質ガラス、アパタイト、珪藻土、セピオライト、ア
    ロフェン、イモゴライト、活性白土から選ばれた少なく
    とも一種であることを特徴とする請求項27〜29に記
    載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  31. 【請求項31】 前記光触媒が担持されていない多孔体
    は、γ−アルミナ多孔体であり、該γ−アルミナ多孔体
    は、カオリン鉱物および/またはアルミナ−シリカ系の
    共沈ゲルを仮焼後、アルカリまたはフッ酸にて処理する
    ことにより得られることを特徴とする請求項30に記載
    の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  32. 【請求項32】 前記光触媒が担持されていない多孔体
    は、γ−アルミナ多孔体であり、該γ−アルミナ多孔体
    は、カオリン鉱物および/またはアルミナ−シリカ系の
    共沈ゲルを900〜1200℃の温度で、1分〜100
    時間アルカリまたはフッ酸にて処理することにより得ら
    れることを特徴とする請求項30に記載の水蒸気の吸放
    湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  33. 【請求項33】 前記基材が金属板、紙、合成樹脂シー
    ト、石膏ボード、パーティクルボード、セラミックパネ
    ル、サイディングパネル、ケイ酸カルシウム板コンクリ
    ート板、織布、不織布、ガラス繊維シート、金属繊維・
    ガラス繊維複合シート、難燃裏打紙、無機質内装下地材
    のうちの1つであることを特徴とする請求項1〜32に
    記載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装
    材。
  34. 【請求項34】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に2000μm以下の範囲で存在することを
    特徴とする請求項1〜33に記載の水蒸気の吸放湿機能
    と光触媒機能を有する内装材。
  35. 【請求項35】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に1000μm以下の範囲で存在することを
    特徴とする請求項1〜33に記載の水蒸気の吸放湿機能
    と光触媒機能を有する内装材。
  36. 【請求項36】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に500μm以下の範囲で存在することを特
    徴とする請求項1〜33に記載の水蒸気の吸放湿機能と
    光触媒機能を有する内装材。
  37. 【請求項37】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に10μm以上の範囲で存在することを特徴
    とする請求項1〜36に記載の水蒸気の吸放湿機能と光
    触媒機能を有する内装材。
  38. 【請求項38】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に50μm以上の範囲で存在することを特徴
    とする請求項1〜36に記載の水蒸気の吸放湿機能と光
    触媒機能を有する内装材。
  39. 【請求項39】 前記光触媒粒子は、外気と接する面か
    ら垂直方向に100μm以上の範囲で存在することを特
    徴とする請求項1〜36に記載の水蒸気の吸放湿機能と
    光触媒機能を有する内装材。
  40. 【請求項40】 内装基材表面に、前記光触媒担持多孔
    体以外に、光触媒が担持されていない多孔体及びバイン
    ダーを固定したことを特徴とする請求項22〜39に記
    載の水蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  41. 【請求項41】 前記光触媒が担持されていない多孔体
    は、アルミナ−シリカ系共沈キセロゲル多孔体、シリカ
    ゲル、γ−アルミナ多孔体、メソポーラスゼオライト、
    多孔質ガラス、アパタイト、珪藻土、セピオライト、ア
    ロフェン、イモゴライト、活性白土から選ばれた少なく
    とも一種であることを特徴とする請求項40に記載の水
    蒸気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  42. 【請求項42】 前記バインダーがコロイダルシリカで
    あることを特徴とする請求項40又は41に記載の水蒸
    気の吸放湿機能と光触媒機能を有する内装材。
  43. 【請求項43】 前記バインダー100重量部に対し、
    光触媒担持多孔体と光触媒が担持されていない多孔体と
    の合計重量が10〜600重量部であることを特徴とす
    る請求項40又は41に記載の水蒸気の吸放湿機能と光
    触媒機能を有する内装材。
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