JP2002276415A - 内燃機関の運転制御装置 - Google Patents

内燃機関の運転制御装置

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JP2002276415A
JP2002276415A JP2001054212A JP2001054212A JP2002276415A JP 2002276415 A JP2002276415 A JP 2002276415A JP 2001054212 A JP2001054212 A JP 2001054212A JP 2001054212 A JP2001054212 A JP 2001054212A JP 2002276415 A JP2002276415 A JP 2002276415A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の回転速度の急変動時における電動機
による回転アシストと、急変動に伴うフィードバック補
正とに基づく回転速度の急上昇を抑制し、回転速度を早
期に安定化することができる内燃機関の運転制御装置を
提供する。 【解決手段】ECU38はエンジン2の回転速度が目標
アイドル回転速度に一致するようにフィードバック制御
する。また、ECU38はエンジン2の回転速度の急変
動に伴ってフィードバック制御におけるフィードバック
量を補正する。M/GECU32はエンジン2の回転速
度が所定回転速度より低下したときにモータジェネレー
タ26を駆動することによりエンジン2の回転をアシス
トする。ECU38はモータジェネレータ26による回
転アシスト中には、エンジン2の回転速度の急変動に伴
うフィードバック補正を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関と、内燃
機関の回転をアシストする電動機を備えた車両における
内燃機関の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載された内燃機関の燃費
を向上する技術として、内燃機関の回転をアシストする
電動機と、内燃機関の動力により発電を行う発電機とを
備えた車両が特開平8−99564号公報にて開示され
ている。この公報記載の内燃機関において、電動機及び
発電機は、モータ機能と発電機能とを備えた電動発電機
である。この内燃機関では、車両減速中に内燃機関の燃
料カットを行う。この燃料カット中に機関回転速度が急
速に低下したときには燃料カットを解除するとともに、
電動発電機を電動作動させて内燃機関の回転をアシスト
し機関回転速度を低回転に保つことにより内燃機関のス
トールを防止する。また、燃料カットの解除後に内燃機
関の再燃焼が検出されたときには、電動発電機を発電機
能に切り替えて発電することにより、内燃機関の再燃焼
による回転速度の上昇を抑制するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般の内燃機関におい
ては、回転速度の目標アイドル回転速度からの急変動に
伴って、回転速度を目標アイドル回転速度に一致させる
ようにアイドル吸入空気量を補正するアイドル回転速度
補正や、点火時期のアイドル進角補正が行われる。すな
わち、回転速度のアイドル回転速度からの急低下時に
は、吸入空気量を増加するように補正するとともに、点
火時期を進角側に補正することにより、回転速度を上昇
させる。逆に、回転速度のアイドル回転速度からの急上
昇時には、吸入空気量を減少するように補正するととも
に、点火時期を遅角側に補正することにより、回転速度
を低下させる。
【0004】ところが、上記公報に記載されるような機
関回転速度の急変動に伴う電動発電機の制御と、アイド
ル回転速度補正及びアイドル進角補正とを同時に行う
と、回転速度の急低下時には電動発電機による回転アシ
ストと吸入空気量の増量補正及び点火時期の進角側への
補正が行われるため、回転速度はアイドル回転速度から
急上昇することとなる。また、回転速度がアイドル回転
速度から上昇すると、電動発電機による発電負荷と、機
関回転速度を低下させようとするアイドル回転速度補正
及びアイドル進角補正とが重なって、回転速度が急低下
してしまう。その結果、内燃機関の回転速度にはハンチ
ングが発生し、回転速度のアイドル回転速度への安定化
に時間を要する。
【0005】本発明は上記の事情を鑑みてなされたもの
であって、その目的は、内燃機関の回転速度の急変動時
における電動機による回転アシスト時において、内燃機
関の回転速度を早期に安定化することができる内燃機関
の運転制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明のは、内燃機関の回転をアシストする
電動機と、前記内燃機関の回転速度が目標アイドル回転
速度に一致するようにフィードバック制御するフィード
バック制御手段と、前記内燃機関の回転速度の急変動に
伴って前記フィードバック制御におけるフィードバック
量を補正するフィードバック補正手段と、前記内燃機関
の回転速度が所定回転速度より低下したときに前記電動
機を駆動することにより前記内燃機関の回転をアシスト
する回転制御手段と、前記電動機が駆動しているとき
に、前記内燃機関の回転速度の急変動に伴うフィードバ
ック補正を停止又はフィードバック補正量を制限するフ
ィードバック制限手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】請求項1の構成によれば、内燃機関の回転
速度の急変動に対して電動機が回転アシストしていると
きには、内燃機関の回転速度の急変動に伴うフィードバ
ック補正が停止又はフィードバック補正量が制限され
る。そのため、電動機による回転アシストと、内燃機関
の回転速度の急変動に伴うフィードバック補正との重複
を低減することができ、機関回転速度の急上昇を抑制す
ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、内燃機関の回転
をアシストする電動機と、前記内燃機関の動力により発
電を行う発電機と、前記内燃機関の回転速度が目標アイ
ドル回転速度に一致するようにフィードバック制御する
フィードバック制御手段と、前記内燃機関の回転速度の
急変動に伴って前記フィードバック制御におけるフィー
ドバック量を補正するフィードバック補正手段と、前記
内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したときに
前記電動機を駆動することにより前記内燃機関の回転を
アシストし、前記電動機の駆動により前記内燃機関の回
転速度が上昇したときには前記電動機の駆動を停止する
とともに、前記発電機による発電を行わせる回転制御手
段と、前記電動機及び前記発電機が駆動しているとき
に、前記内燃機関の回転速度の急変動に伴うフィードバ
ック補正手段によるフィードバック補正を停止又はフィ
ードバック補正量を制限するフィードバック制限手段
と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の構成によれば、内燃機関の回転
速度の急変動に対して電動機が回転アシストしていると
きには、内燃機関の回転速度の急変動に伴うフィードバ
ック補正が停止又はフィードバック補正量が制限され
る。そのため、電動機による回転アシストと、内燃機関
に回転速度の急変動に伴うフィードバック補正との重複
を低減することができ、機関回転速度の急上昇を抑制す
ることができる。また、電動機の駆動が停止され、発電
機による発電に移行した後においても、発電機が駆動し
ているときには、内燃機関の回転速度の急変動に伴うフ
ィードバック補正が停止又はフィードバック補正量が制
限される。そのため、発電機による発電負荷と機関回転
速度を低下させようとするフィードバック補正との重複
を低減することができ、機関回転速度の急低下を抑制す
ることができる。よって、機関回転速度のハンチングを
抑制して短時間で目標アイドル回転速度に安定化させる
ことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、内燃機関の回転
をアシストする電動機と、前記内燃機関の動力により発
電を行う発電機と、前記内燃機関の回転速度が所定回転
速度より低下したときに前記電動機を駆動することによ
り前記内燃機関の回転をアシストし、前記電動機の駆動
により前記内燃機関の回転速度が上昇したときに前記電
動機の駆動を停止する回転制御手段と、前記回転制御手
段による電動機の駆動によって前記内燃機関の回転速度
が目標アイドル回転速度とほぼ一致したときに前記発電
機による発電を行わせるとともに、その発電量が徐々に
増加するように制御する発電制御手段と、を備えること
を特徴とする。
【0011】請求項3の構成によれば、内燃機関の回転
速度の急変動に対する電動機の回転アシストにより、内
燃機関の回転速度が目標アイドル回転速度とほぼ一致し
たときに発電機による発電を行わせるとともに、その発
電量が徐々に増加するように制御されるので、機関回転
速度の低下を抑制することができる。よって、機関回転
速度のハンチングを抑制してより短時間で目標アイドル
回転速度に安定化させることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2及び請
求項3のいずれかに記載の内燃機関の運転制御装置にお
いて、前記電動機及び発電機は、バッテリの電気エネル
ギーにより作動するモータ機能と、前記内燃機関の動力
により作動する発電機能とを備えたモータジェネレータ
であることを特徴とする。
【0013】請求項4の構成によれば、モータ機能と発
電機能とを備えたモータジェネレータを一つ設ければ済
み、部品点数を低減してコスト上昇を抑制することがで
きるとともに、その設置スペースをも小さくすることが
できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、内燃機関の回転
をアシストする電動機と、前記内燃機関の回転速度が所
定回転速度より低下したときに前記電動機を駆動するこ
とにより前記内燃機関の回転をアシストする回転制御手
段と、前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下
したときに前記内燃機関の燃料カットを行う供給停止制
御手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項5の構成によれば、内燃機関の回転
速度の急変動に対して電動機が回転アシストしていると
きには、内燃機関の燃料カットが行われる。そのため、
電動機による回転アシストと内燃機関の出力との重複を
回避することができ、機関回転速度の急上昇を抑え、シ
ョックの発生を抑制することができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の内燃機関の運転制御装置において、前記回転制御手段
は前記電動機の駆動によって前記内燃機関の回転速度が
前記所定回転速度よりも高い第2の所定回転速度に安定
したときに前記電動機の駆動を停止するものであり、前
記電動機の駆動によって前記内燃機関の回転速度が前記
第2の所定回転速度に安定したときに前記内燃機関の燃
料カットを解除して前記内燃機関のファイヤリングを行
う燃焼制御手段を備えることを特徴とする。
【0017】請求項6の構成によれば、電動機の駆動に
よって機関回転速度が上昇して第2の所定回転速度に安
定すると電動機の駆動が停止され、内燃機関の気筒への
燃料供給が再開されて内燃機関のファイヤリングが行わ
れる。そのため、電動機の回転アシスト後に機関回転速
度の低下が回避され、機関回転速度のハンチングを抑制
して第2の所定回転速度に安定化させることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1、請求
項5及び請求項6のいずれかに記載の内燃機関の運転制
御装置において、前記電動機は、前記内燃機関の動力に
より作動する発電機能を備えたモータジェネレータであ
ることを特徴とする。
【0019】請求項7の構成によれば、電動機をモータ
ジェネレータとすることによって発電機としても利用可
能となり、モータジェネレータを一つ設ければ済み、部
品点数を低減してコスト上昇を抑制することができると
ともに、その設置スペースをも小さくすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0021】図1は、上述した発明が適用された内燃機
関及びその制御装置のシステム構成図である。ここでは
内燃機関としてガソリン式エンジン(以下、「エンジ
ン」と称す)2が用いられている。このエンジン2は自
動車駆動用として車両に搭載されている。
【0022】エンジン2は、複数の燃焼室(図示略)を
備え、各燃焼室に通じる吸気ポート(図示略)には吸気
通路2bが接続されている。各吸気ポートの近傍には、
各気筒に対応して燃料噴射弁42がそれぞれ備えられて
いる。また、各燃焼室には点火プラグ(図示略)が設け
られ、点火プラグにはイグナイタ48の点火信号が点火
コイル50を介して印加される。
【0023】エンジン2の運転が開始され、吸気通路2
b内への吸入空気の導入とともに燃料噴射弁42から燃
料が噴射されることにより、それら吸入空気と燃料とが
混合されて混合気となる。そして、エンジン2の吸入行
程において、混合気が燃焼室に取り込まれ、燃焼室に取
り込まれた混合気が点火プラグによって点火されること
により、その混合気が爆発・燃焼してエンジン2の駆動
力が得られる。本実施形態においては、アイドル運転時
におけるエンジン2の回転速度の目標アイドル回転速度
への制御に際し、この点火信号の印加タイミング、すな
わち点火時期も併せて制御される。
【0024】一方、吸気通路2bには、アクセルペダル
(図示略)の操作に応じて開閉駆動されるスロットルバ
ルブ2cが設けられている。スロットルバルブ2cの開
度、すなわちスロットル開度TAに応じて吸気通路2b
へ導入される吸入空気量が調整される。
【0025】また、吸気通路2bには、スロットルバル
ブ2cを迂回して同スロットルバルブ2cの上流側と下
流側とを連通するバイパス通路52が設けられている。
このバイパス通路52の途中には、同通路52内を通る
空気の量を調整するための例えばリニアソレノイド式か
らなるアイドルスピードコントロールバルブ(以下、
「ISCV」という)54が設けられている。ISCV
54は、ソレノイドコイル(図示略)に流す電流値の大
きさに応じて弁体(図示略)が変位されて空気の流れる
流路面積を調整する比例電磁弁である。本実施形態にお
いては、このISCV54によって、アイドル時のエン
ジン2の回転速度が目標アイドル回転速度に制御され、
併せて上述した点火時期が制御されて、回転速度の安定
化(アイドル安定化)が図られる。
【0026】エンジン2が発生する動力(機械エネルギ
ー)は、エンジン2のクランク軸2aからトルクコンバ
ータ4及びオートマチックトランスミッション(以下、
「A/T」と称す)6を介して、出力軸6b側に出力さ
れ、最終的に車輪に伝達される。更に、エンジン2が発
生する動力は、クランク軸2aに接続されている電磁ク
ラッチ10及びプーリ12を介して、ベルト14に伝達
される。そして、このベルト14により伝達された動力
により、別のプーリ16,18,20が回転される。電
磁クラッチ10は、必要に応じてプーリ12とクランク
軸2aとの間で断接され、動力の非伝達・伝達を切り替
え可能とするものである。
【0027】上記プーリ16によってパワーステアリン
グ用ポンプ22が駆動して、パワーステアリング用の油
圧を発生させる。またプーリ18によりエアコン用コン
プレッサ24を駆動する。
【0028】プーリ20によってモータジェネレータ
(以下、「M/G」と称す)26が駆動されてM/G2
6は発電機として機能する。M/G26はインバータ2
8に電気的に接続されている。このインバータ28はM
/G制御用の電子制御装置(以下、「M/GECU」と
称す)32から入力する発電指令に基づいてM/G26
から電力源であるバッテリ30への電気エネルギーの充
電を行わせる。また、エンジン2の停止状態の場合等に
おいて、M/G26はインバータ28からの制御信号に
基づいて電動機として機能する。この際、インバータ2
8はM/GECU32から入力する電流指令に基づいて
バッテリ30からM/G26への電気エネルギーの供給
を調整してM/G26の回転速度を可変とする機能を果
たす。
【0029】M/GECU32は電子制御装置(以下、
「ECU」と称す)38と交信を行う。M/GECU3
2にはバッテリ30の充電量(SOC)の情報が入力さ
れている。M/GECU32は、マイクロコンピュータ
を中心として構成されている。M/GECU32は内部
のROMに書き込まれているプログラムに応じて必要な
演算処理を実行し、その演算結果に基づいて電磁クラッ
チ10、インバータ28、M/G26類を駆動制御す
る。エンジン2の運転状態において、M/GECU32
は電磁クラッチ10を接続してエンジン2の動力により
M/G26を回転させることにより発電を行わせる。こ
の際、M/GECU32はバッテリ30のSOCに応じ
た要求発電量を算出し、この要求発電量に応じた発電指
令をインバータ28に出力する。この発電司令に基づい
てインバータ28によりM/G26の発電量が制御さ
れ、その発電エネルギーによってバッテリ30が充電さ
れる。また、エンジン2の自動停止後の停止状態におい
て、パワーステアリング用ポンプ22及びエアコン用コ
ンプレッサ24等の補機の駆動要求が発生すると、M/
GECU32はその駆動要求に基づく電流指令をインバ
ータ28に出力する。この電流司令に基づいてインバー
タ28によりM/G26が作動されて補機が駆動され
る。
【0030】ECU38には、A/T6の出力軸6bの
回転速度を検出する出力軸回転数センサ、アクセルペダ
ルの踏み込み有無を検出するアイドルスイッチ、アクセ
ルペダルの踏み込み量(アクセル開度ACCP)を検出
するアクセル開度センサ、エンジン2への吸気通路2b
に設けられて吸入空気量を調整するスロットルバルブ2
cの開度(スロットル開度TA)を検出するスロットル
開度センサ、A/T6のシフト位置SHFTを検出する
シフト位置センサ、エンジン回転速度NEを検出するエ
ンジン回転数センサ、ブレーキペダルの踏み込み有無を
検出するブレーキスイッチ、エンジン冷却水温THWを
検出する水温センサあるいはその他のセンサ類の検出値
が入力される。また、ECU38には、運転者がエコラ
ンシステムの作動を有効化するためのエコランスイッ
チ、エアコンの作動を有効化するためのエアコンスイッ
チの操作信号が入力される。エコランシステムとは、交
差点等での車両停車状態において、燃料供給を停止して
エンジン2を停止させることにより燃料消費を低減し、
排気ガスの排出量を低減する運転制御システムである。
【0031】ECU38は、マイクロコンピュータを中
心として構成されており、前記M/GECU32と交信
を行う。ECU38は内部のROMに書き込まれている
プログラムに応じて必要な演算処理を実行する。ECU
38はこの演算結果に基づいて、スロットルバルブ2c
の開度を調整するスロットルバルブモータ2d、スター
タ44、エンジン2の吸気ポート又は燃焼室内に燃料を
噴射供給する燃料噴射弁42、イグナイタ48あるいは
ISCV54、その他のアクチュエータ類を駆動するこ
とにより、エンジン2やA/T6を好適に制御する。な
お、スタータ44はバッテリ46の電気エネルギーによ
り駆動し、エンジン2の始動時のクランキングを行う。
【0032】また、ECU38は運転者によってエコラ
ンスイッチがオン操作された場合に、車両が所定の運転
状態になると、エンジン2の自動停止処理及び自動始動
処理を実行する。
【0033】エンジン2の自動停止処理に際して、EC
U38は車両の運転状態、例えば、水温センサにて検出
されるエンジン冷却水温THW、アイドルスイッチにて
検出されるアクセルペダルの踏み込み有無、バッテリ3
0の電圧、ブレーキスイッチから検出されるブレーキペ
ダルの踏み込み有無、及び出力軸回転数センサの検出値
から換算して得られる車速SPD等に基づいて自動停止
条件が成立したか否かを判定する。例えば、(1)エン
ジン2が暖機後でありかつ過熱していない状態(エンジ
ン冷却水温THWが水温上限値THWmaxよりも低
く、かつ水温下限値THWminより高い)、(2)ア
クセルペダルが踏まれていない状態(アイドルスイッチ
・オン)、(3)バッテリ30の充電量(SOC)があ
る程度以上である状態(バッテリ電圧が基準電圧以
上)、(4)ブレーキペダルが踏み込まれている状態
(ブレーキスイッチ・オン)、及び(5)車両が停止し
ている状態(車速SPDが0km/h)であるとの条件
(1)〜(5)がすべて満足された場合に自動停止条件
が成立したと判定する。なお、バッテリ30のSOC情
報は前記M/GECU32との交信にて取得される。
【0034】一方、運転者が交差点等にて自動車を停止
させたことにより、自動停止条件が成立した場合には、
ECU38はエンジン停止処理を実行する。例えば、燃
料噴射弁42からの燃料噴射が停止され、更に点火プラ
グによるエンジン2の燃焼室内の混合気への点火制御も
停止される。このことにより燃料噴射と点火とが停止し
て、直ちにエンジン2の運転は停止する。
【0035】エンジン2の自動始動処理に際して、EC
U38は車両の運転状態、ここでは、例えば、自動停止
処理にて読み込んだデータと同じ、エンジン冷却水温T
HW、アクセル開度ACCP、バッテリ30の電圧、ブ
レーキスイッチの状態及び車速SPD等に基づいて自動
始動条件が成立したか否かを判定する。例えば、自動停
止処理によるエンジン停止状態にあるとの条件下で、
(1)エンジン2が暖機後でありかつ過熱していない状
態(エンジン冷却水温THWが水温上限値THWmax
よりも低く、かつ水温下限値THWminより高い)、
(2)アクセルペダルが踏まれていない状態(アイドル
スイッチ・オン)、(3)バッテリ30の充電量(SO
C)がある程度以上である状態(バッテリ電圧が基準電
圧以上)、(4)ブレーキペダルが踏み込まれている状
態(ブレーキスイッチ・オン)、及び(5)車両が停止
している状態(車速SPDが0km/h)であるとの条
件(1)〜(5)の内の1つでも満足されなかった場合
に自動始動条件が成立したと判定する。上述した自動始
動条件の(1)〜(5)は、自動停止条件にて用いた各
条件と同じ内容であったが、これに限る必要はなく、条
件(1)〜(5)以外の条件を設定しても良く。また条
件(1)〜(5)の内のいくつかに絞っても良い。
【0036】自動停止処理によるエンジン停止状態にお
いて上記条件(1)〜(5)の一つでも満足されなくな
った場合にはECU38はエンジン2の自動始動処理を
行う。この自動始動処理において、ECU38は、M/
GECU32に対して自動始動司令を転送する。この自
動始動司令に基づいてM/GECU32は電磁クラッチ
10を接続するとともに、インバータ28に電流司令を
出力してM/G26を回転させることによりエンジン2
のクランク軸2aを強制的に回転させる。本実施形態に
おいてM/GECU32によりエンジン2のクランク軸
2aを強制回転させることをモータリングという。この
モータリング時においてエンジン回転速度が所定回転速
度に達すると、ECU38は、始動時の燃料噴射処理と
点火時期制御処理とを実行して、エンジン2を自動始動
する。本実施形態においてモータリング後に燃料噴射処
理と点火時期制御処理とを実行してエンジン2を燃焼さ
せることをファイヤリングという。そして、エンジン2
の始動が完了すれば、ECU38は通常の燃料噴射量制
御処理、点火時期制御処理、その他のエンジン運転に必
要な処理を開始する。
【0037】また、ECU38は、アイドルスイッチが
オン状態にあるエンジン2のアイドル運転時において、
エンジン回転速度が目標アイドル回転速度に一致するよ
うにフィードバック制御を実行し、ISCV54の開度
や点火時期を制御する。さらに、ECU38は、エンジ
ン回転速度が目標アイドル回転速度から急低下すると、
エンジン回転速度を即座に目標アイドル回転速度に近づ
けるべく、ISCフィードバック量と点火時期のフィー
ドバック量とを補正する。
【0038】さらに、ECU38は、エンジン2のアイ
ドル運転時等において、パワステ駆動要求、エアコン駆
動要求等の外乱が入ってエンジン回転速度NEが急低下
すると、エンジン2のストールを防止するためにエンジ
ン2の回転のアシスト司令を出力する。M/GECU3
2はこのアシスト司令に基づいてM/G26を駆動する
ことによりエンジン2の回転をアシストする。M/G2
6によるエンジン2の回転アシスト実行中において、エ
ンジン2の回転速度の急変動に伴うISCフィードバッ
ク補正及び点火時期のフィードバック補正を停止するよ
うになっている。これは、M/G26の回転アシストと
ISCフィードバック補正及び点火時期のフィードバッ
ク補正とを同時に行うと、エンジン回転速度が急上昇し
てしまうのを抑制するためである。
【0039】また、車両の減速走行状態において車速が
ある程度の高速度域にあるときに、ECU38は、エン
ジン2への燃料噴射を停止して燃料カットを行うことに
より、エンジン2の燃費向上を図る。こうした車両減速
中の燃料カット時においてエンジン2の回転速度はいず
れ低下する。エンジン回転速度が目標アイドル回転速度
付近まで低下するとエンジン2のストールを起こすこと
となるため、燃料カットを解除してエンジン2の燃料噴
射を再開する。このように燃料カットを解除しても、実
際に燃焼トルクが発生してエンジン回転速度の低下が抑
えられるまでには遅れ時間が存在する。この燃料カット
解除からの遅れ時間内に、パワステ駆動要求、エアコン
駆動要求等の外乱が入ると、エンジン回転速度が急低下
することがある。このような燃料カット解除後におい
て、エンジン回転速度が急低下する場合にも、ECU3
8はエンジン2のストールを防止するためにM/G26
によるエンジン2の回転アシストを行うようになってい
る。
【0040】次に、M/GECU32が実行するアシス
ト制御処理について詳細に説明する。図2はM/GEC
U32が実行するアシスト制御処理を示すフローチャー
トである。本処理は予め設定されている短時間毎に周期
的に繰り返し実行される処理である。
【0041】本処理が開始されると、まず、ステップ1
00でアシスト要求フラグXASSTがONかどうかが
判定される。このアシスト要求フラグXASSTはエン
ジン回転速度NEがアシスト開始回転速度NEA以下に
なった場合にM/GECU32によってONに設定され
る。アシスト要求フラグXASSTがONであればステ
ップ110に進み、アシスト要求フラグXASSTがO
FFであればステップ120に進む。
【0042】ステップ110ではアシスト回転速度NE
Tのヒステリシス回転幅HYSとして所定値N1(この
場合、N1=120rpm)が設定される。ステップ1
20ではヒステリシス回転幅HYSとして0rpmが設
定される。
【0043】ステップ110又はステップ120におい
てヒステリシス回転幅HYSが設定されると、次にステ
ップ130において、アシスト回転速度の初期値NEA
(この場合、NEA=450rpm)に対してヒステリ
シス回転幅HYSを加えることによりアシスト回転速度
NETが算出される。従って、エンジン回転速度NEが
初期値NEA未満になっておらずアシスト要求フラグX
ASSTがOFFの場合にはアシスト回転速度NETは
初期値NEAとなる。エンジン回転速度NEが一旦初期
値NEA未満になってアシスト要求フラグXASSTが
ONになった場合にはアシスト回転速度NETは(NE
A+N1)となる。
【0044】次のステップ140においてそのときのエ
ンジン回転速度NEがアシスト回転速度NET未満かど
うかが判定される。エンジン回転速度NEがアシスト回
転速度NET未満である場合にはM/G26による回転
アシストが必要であると判定され、次のステップ150
にてアシスト要求フラグXASSTがONに設定されて
本処理を終了する。
【0045】またステップ140において、エンジン回
転速度NEがアシスト回転速度NET以上である場合に
はM/G26による回転アシストが不要であると判定さ
れ、次のステップ160にてアシスト要求フラグXAS
STがOFFに設定されて本処理を終了する。
【0046】次に、エンジン回転速度の急変動時にEC
U38が実行する点火時期補正量算出処理及びISC補
正量算出処理について詳細に説明する。図3はECU3
8が実行する点火時期補正量算出処理を示すフローチャ
ートである。本処理は予め設定されている短時間毎に周
期的に繰り返し実行される処理である。
【0047】本処理が開始されると、まず、ステップ2
00において、なましエンジン回転速度NESMが現在
の回転速度NEに基づいて以下の式にて算出される。 NESM←NESM+(NE−NESM)/32 次に、ステップ210において現在の回転速度NEから
なましエンジン回転速度NESMを減ずることにより回
転速度差TNEが算出される。
【0048】次のステップ220において回転速度差T
NEに基づいて補正量マップを参照して点火時期補正量
SACが算出される。次のステップ230において、ア
シスト要求フラグXASSTがONであるかどうかが判
定される。ステップ230においてアシスト要求フラグ
XASSTがONであると判定されるとM/G26によ
る回転アシスト実行中であるため、ステップ240にお
いて点火時期補正量SACは0に設定され、本処理を終
了する。
【0049】ステップ230においてアシスト要求フラ
グXASSTがOFFであると判定されると、M/G2
6による回転アシストは停止されているため、点火時期
補正量は前記ステップ220にて算出された値に維持さ
れ、本処理を終了する。
【0050】図4はECU38が実行するISC補正量
算出処理を示すフローチャートである。本処理も予め設
定されている短時間毎に周期的に繰り返し実行される処
理である。
【0051】本処理が開始されると、まず、ステップ3
00において今回のエンジン回転速度NEi から前回の
エンジン回転速度NEi-1 を減ずることにより回転変化
量DLNEが算出される。
【0052】次に、ステップ310において現在の回転
速度NEから目標アイドル回転速度NTCALを減ずる
ことにより回転速度偏差DLNTが算出される。次のス
テップ320において、回転変化量DLNE及び回転速
度偏差DLNTに基づいて補正量算出マップを参照して
ISC補正量QDLNが算出される。
【0053】次のステップ330において、アシスト要
求フラグXASSTがONであるかどうかが判定され
る。ステップ330においてアシスト要求フラグXAS
STがONであると判定されるとM/G26による回転
アシスト実行中であるため、ステップ340においてI
SC補正量QDLNは0に設定され、本処理を終了す
る。
【0054】ステップ330においてアシスト要求フラ
グXASSTがOFFであると判定されると、M/G2
6による回転アシストは停止されているため、ISC補
正量は前記ステップ320にて算出された値に維持さ
れ、本処理を終了する。
【0055】図5は上記のように構成されたエンジン2
の回転速度の急低下時の制御の一例を示している。エン
ジン2の運転中においてエンジン回転速度NEが急低下
しタイミングt1において目標アイドル回転速度(≒ア
シスト終了回転速度)に達すると、回転速度NEを増加
させるようにアイドル進角補正及びISC補正が行われ
る。
【0056】アイドル進角補正及びISC補正の直後に
は回転速度NEの低下は止まらず、回転速度NEがアシ
スト開始回転速度NEA未満になるタイミングt2にお
いてアシスト要求フラグXASSTがONに設定されM
/Gアシストが実行される。M/Gアシストの実行中に
はアイドル進角補正及びISC補正は停止される。
【0057】M/Gアシストにより回転速度NEの低下
が止まり、エンジン2のストールが防止される。M/G
アシストにより回転速度NEはアシスト開始回転速度N
EAから上昇するが、アイドル進角補正及びISC補正
が停止されているため、回転速度NEの上昇量は小さい
ものとなる。
【0058】回転速度NEがアシスト終了回転速度に達
するタイミングt3においてM/Gアシストが終了さ
れ、回転速度NEの上昇はアシスト終了回転速度を若干
超えて止まる。M/Gアシストの終了とともにM/G2
6が発電機能に切り替えられて発電が行われ、発電負荷
が付与される。M/G26の発電中には回転速度NEを
減少させるようにアイドル進角補正及びISC補正が行
われる。そのため、回転速度NEは低下する。
【0059】タイミングt3以降、前記と同様にして回
転速度NEがアシスト開始回転速度NEA未満になると
M/Gアシストが実行され、M/Gアシストの実行中に
はアイドル進角補正及びISC補正が停止される。回転
速度NEが上昇してアシスト終了回転速度に達するとM
/Gアシストが終了され、M/G26が発電機能に切り
替えられて発電が行われ、発電負荷が付与される。M/
G26の発電中には回転速度NEを減少させるようにア
イドル進角補正及びISC補正が行われる。その結果、
回転速度NEはアシスト終了回転速度付近に安定化する
ようになる。
【0060】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 ・ 本実施形態では、エンジン2の回転速度の目標アイ
ドル回転速度からの急変動に対してM/G26が回転ア
シストしているときには、エンジン2の回転速度の急変
動に伴うフィードバック補正(点火時期補正及びISC
補正)が停止される。そのため、M/G26による回転
アシストと、回転速度の急変動に伴うフィードバック補
正との重複をなくすことができ、エンジン回転速度の急
上昇を抑制することができる。よって、エンジン回転速
度のハンチングを抑制して目標アイドル回転速度に安定
化させることができる。
【0061】・ 本実施形態では、モータ機能と発電機
能とを備えたモータジェネレータ(M/G)26を一つ
設ければ済み、部品点数を低減してコスト上昇を抑制す
ることができるとともに、その設置スペースをも小さく
することができる。
【0062】(第2実施形態)次に、第2実施形態を図
6〜図9に従って説明する。上記第1実施形態において
は、M/G26の回転アシスト後の発電負荷を最大とす
るとともに、M/G26による発電時にはフィードバッ
ク補正(点火時期補正及びISC補正)を実施する場合
について述べた。このようにM/G26の発電負荷を最
大にすると、エンジン2の回転速度の目標アイドル回転
速度からの低下量が大きくなる。また、M/G26のア
シスト回転速度はアイドル回転速度付近の値であるた
め、M/G26による発電時にフィードバック補正を行
うと、エンジン回転速度のアイドル回転速度からの低下
量が大きくなる。そのため、エンジン2の回転速度の急
低下時に回転速度を目標アイドル回転速度に安定化させ
るためには、未だ時間を要する。
【0063】そこで本実施形態では、M/G26の回転
アシスト後の発電負荷を制御するとともに、M/G26
による発電時にフィードバック補正を停止するようにし
ている。
【0064】本実施形態において、内燃機関及びその制
御装置のシステム構成は第1実施形態と同様である。M
/GECU32はエンジン2の回転速度の急低下時にM
/G26によるアシスト制御処理を実行するとともに、
M/G26の回転アシスト後の発電における発電量制御
処理を実行する。
【0065】この発電量制御処理を図6に示すフローチ
ャートに従って説明する。本処理は予め設定されている
短時間毎に周期的に繰り返し実行される処理である。本
処理が開始されると、まず、ステップ400でM/Gア
シスト作動中であるかどうかが、アシスト要求フラグX
ASSTがONかどうかに基づいて判定される。M/G
アシスト作動中であればステップ410に進み、M/G
アシスト作動中でなければステップ470に進む。
【0066】ステップ410において、発電量を制御す
る時期を指示する発電制御フラグXGEがONに設定さ
れる。次のステップ420においてM/G26が回転ア
シスト中であるため、発電負荷カットが要求される。
【0067】また、ステップ470では発電制御フラグ
XGEがONであるかどうかが判定され、発電制御フラ
グXGEがONであると判定されるとステップ430に
処理を移行する。
【0068】次のステップ430において、エンジン回
転速度が目標アイドル回転速度付近に安定しているかど
うかが判定される。エンジン回転速度が安定中でないと
判定されると、本処理を一旦終了する。
【0069】また、ステップ430において、エンジン
回転速度が安定中であると判定されると、ステップ44
0においてM/G26に対する発電量がバッテリ30の
SOCに応じた要求発電量まで増加するように徐変され
る。ステップ440にて算出された発電量に基づく発電
負荷がエンジン2に付与される。
【0070】次に、ステップ450において、M/G2
6に対する発電量が前記要求発電量に到達したかどうか
が判定され、否定判定の場合には本処理が一旦終了され
る。また、ステップ450においてM/G26に対する
発電量が前記要求発電量に到達したと判定されると、ス
テップ460にて発電制御フラグXGEがOFFに設定
されて本処理を終了する。
【0071】次に、エンジン回転速度の急変動時にEC
U38が実行する点火時期補正量算出処理及びISC補
正量算出処理について説明する。図7はECU38が実
行する点火時期補正量算出処理を示すフローチャートで
ある。本処理は予め設定されている短時間毎に周期的に
繰り返し実行される処理である。本処理は上記第1実施
形態における点火時期補正量算出処理と、ステップ25
0を除いてほぼ同様である。
【0072】本処理が開始されると、ステップ200,
210,220の処理が順次実行される。そして、ステ
ップ230において、アシスト要求フラグXASSTが
OFFであると判定されると、ステップ250に進む。
【0073】ステップ250において発電制御フラグX
GEがONであるかどうかが判定される。ステップ25
0において発電制御フラグXGEがONであると判定さ
れるとM/G26の発電量の制御時期であるため、ステ
ップ240において点火時期補正量SACが0に設定さ
れ、本処理を終了する。
【0074】ステップ250において発電制御フラグX
GEがOFFであると判定されると、M/G26の発電
量の制御時期ではないため、点火時期補正量は前記ステ
ップ220にて算出された値に維持され、本処理を終了
する。
【0075】図8はECU38が実行するISC補正量
算出処理を示すフローチャートである。本処理も予め設
定されている短時間毎に周期的に繰り返し実行される処
理である。本処理は上記第1実施形態におけるISC補
正量算出処理と、ステップ350を除いてほぼ同様であ
る。
【0076】本処理が開始されると、ステップ300,
310,320の処理が順次実行される。そして、ステ
ップ330において、アシスト要求フラグXASSTが
OFFであると判定されると、ステップ350に進む。
【0077】ステップ350において発電制御フラグX
GEがONであるかどうかが判定される。ステップ35
0において発電制御フラグXGEがONであると判定さ
れるとM/G26の発電量の制御時期であるため、ステ
ップ340においてISC補正量QDLNは0に設定さ
れ、本処理を終了する。
【0078】ステップ350において発電制御フラグX
GEがOFFであると判定されると、M/G26の発電
量の制御時期ではないため、ISC補正量は前記ステッ
プ320にて算出された値に維持され、本処理を終了す
る。
【0079】図9は上記のように構成されたエンジン2
の回転速度の急低下時の制御の一例を示している。エン
ジン2の運転中においてエンジン回転速度NEが急低下
しタイミングt5において目標アイドル回転速度(≒ア
シスト終了回転速度)に達すると、回転速度NEを増加
させるようにアイドル進角補正及びISC補正が行われ
る。
【0080】アイドル進角補正及びISC補正の直後に
は回転速度NEの低下は止まらず、回転速度NEがアシ
スト開始回転速度NEA未満になるタイミングt6にお
いてアシスト要求フラグXASSTがONに設定されM
/Gアシストが実行される。M/Gアシストの実行中に
はアイドル進角補正及びISC補正は停止される。
【0081】M/Gアシストにより回転速度NEの低下
が止まり、エンジン2のストールが防止される。M/G
アシストにより回転速度NEはアシスト開始回転速度N
EAから上昇するが、アイドル進角補正及びISC補正
が停止されているため、回転速度NEの上昇量は小さい
ものとなる。
【0082】回転速度NEがアシスト終了回転速度に達
するタイミングt7においてM/Gアシストが終了さ
れ、回転速度NEの上昇はアシスト終了回転速度を若干
超えて止まる。M/Gアシストの終了後、タイミングt
8までの期間において回転速度がアシスト終了回転速度
付近に安定しているときにはM/G26の発電負荷はカ
ットされる。
【0083】回転速度NEが安定したタイミングt8に
おいてM/G26が発電機能に切り替えられて発電が行
われ、発電負荷が付与される。M/G26に対する発電
量は要求発電量まで増加するように徐変され、この発電
量に基づく発電負荷がエンジン2に付与される。M/G
26の発電中において通常のISC制御が実行されるた
め、発電負荷の増加分はISC制御による出力トルク増
加分によって補償される。
【0084】そして、タイミングt9においてM/G2
6に対する発電量が要求発電量に到達するも、回転速度
NEはハンチングを起こすことなく、アシスト終了回転
速度に安定化するようになる。
【0085】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 ・ 本実施形態では、エンジン2の回転速度の目標アイ
ドル回転速度からの急変動に対してM/G26が回転ア
シストしているときには、エンジン2の回転速度の急変
動に伴うフィードバック補正(点火時期補正及びISC
補正)が停止される。そのため、M/G26による回転
アシストと、回転速度の急変動に伴うフィードバック補
正との重複をなくすことができ、エンジン回転速度の急
上昇を抑制することができる。また、M/G26の駆動
が停止され、M/G26による発電が行われているとき
には、エンジン2の回転速度の急変動に伴うフィードバ
ック補正(点火時期補正及びISC補正)が停止され
る。そのため、M/G26による発電負荷と回転速度を
低下させようとするフィードバック補正との重複をなく
すことができ、エンジン回転速度の急低下を抑制するこ
とができる。よって、エンジン回転速度のハンチングを
抑制して短時間で目標アイドル回転速度に安定化させる
ことができる。
【0086】・ しかも、M/G26による回転アシス
トの終了後において、エンジン回転速度が目標アイドル
回転速度に安定した時にM/G26を発電機能に切り替
えて発電させるとともに、その発電量が徐々に増加する
ようにした。そのため、エンジン回転速度の目標アイド
ル回転速度からの低下を抑制することができ、エンジン
回転速度をより短時間で目標アイドル回転速度に安定化
させることができる。
【0087】(第3実施形態)次に、第3実施形態を図
10,図11に従って説明する。上記第2実施形態にお
いては、M/G26の回転アシスト中及びM/G26の
回転アシスト後の発電時にはフィードバック補正を停止
する例について述べた。これに対し、本実施形態では、
M/G26の回転アシスト後の発電負荷を制御するとと
もに、M/G26の回転アシスト中及びM/G26の回
転アシスト後の発電時にはフィードバック補正量を制限
するようにしている。
【0088】本実施形態において、内燃機関及びその制
御装置のシステム構成は第1実施形態と同様である。M
/GECU32はエンジン2の回転速度の急低下時にM
/G26によるアシスト制御処理を実行するとともに、
M/G26の回転アシスト後の発電における発電量制御
処理(図6参照)を実行する。
【0089】次に、エンジン回転速度の急変動時にEC
U38が実行する点火時期補正量算出処理及びISC補
正量算出処理について説明する。図10はECU38が
実行する点火時期補正量算出処理を示すフローチャート
である。本処理は予め設定されている短時間毎に周期的
に繰り返し実行される処理である。本処理は上記第2実
施形態における点火時期補正量算出処理と、ステップ2
60,270を除いてほぼ同様である。
【0090】本処理が開始されると、ステップ200,
210,220の処理が順次実行される。そして、ステ
ップ220に続くステップ260において、前記ステッ
プ220にて算出された点火時期補正量SACが−a≦
SAC≦a(この場合、a=5°CA)の範囲内の大き
さに制限される。
【0091】次に、ステップ230において、アシスト
要求フラグXASSTがONであると判定されるとステ
ップ270に進み、アシスト要求フラグXASSTがO
FFであると判定されるとステップ250に進む。
【0092】ステップ250において発電制御フラグX
GEがONであるかどうかが判定される。発電制御フラ
グXGEがONであると判定されるとステップ270に
進む。発電制御フラグXGEがOFFであると判定され
ると、点火時期補正量SACはステップ260において
制限された値に設定され、本処理を終了する。
【0093】ステップ270において、前記ステップ2
60にて制限された点火時期補正量SACが−b≦SA
C≦b(この場合、b=1°CA)の範囲内の大きさに
制限され、本処理を終了する。
【0094】図11はECU38が実行するISC補正
量算出処理を示すフローチャートである。本処理も予め
設定されている短時間毎に周期的に繰り返し実行される
処理である。本処理は上記第2実施形態におけるISC
補正量算出処理と、ステップ360,370を除いてほ
ぼ同様である。
【0095】本処理が開始されると、ステップ300,
310,320の処理が順次実行される。そして、ステ
ップ320に続くステップ360において、前記ステッ
プ320にて算出されたISC補正量QDLNが0≦Q
DLN≦c(この場合、c=2リットル/秒)の範囲内
の大きさに制限される。
【0096】次に、ステップ330において、アシスト
要求フラグXASSTがONであると判定されるとステ
ップ370に進み、アシスト要求フラグXASSTがO
FFであると判定されるとステップ350に進む。
【0097】ステップ350において発電制御フラグX
GEがONであるかどうかが判定される。発電制御フラ
グXGEがONであると判定されるとステップ370に
進む。発電制御フラグXGEがOFFであると判定され
ると、ISC補正量QDLNはステップ360において
制限された値に設定され、本処理を終了する。
【0098】ステップ370において、前記ステップ3
60にて制限されたISC補正量QDLNが0≦QDL
N≦d(この場合、d=0.2リットル/秒)の範囲内
の大きさに制限され、本処理を終了する。
【0099】M/G26の回転アシスト中及びM/G2
6の回転アシスト後の発電時にはフィードバック補正量
を制限するようにした本実施形態によれば、上記第2実
施形態の作用及び効果とほぼ同様の作用及び効果を得る
ことができる。
【0100】(第4実施形態)次に、第4実施形態を図
12,図13に従って説明する。本実施形態において、
内燃機関及びその制御装置のシステム構成は第1実施形
態と同様である。
【0101】上記第2実施形態においては、M/G26
の回転アシスト中及びM/G26の回転アシスト後の発
電時にはフィードバック補正を停止する場合について述
べた。そして、M/G26の回転アシスト中においても
エンジン2への燃料供給を行って燃焼制御を行ってい
る。このようにエンジン2への燃料供給を継続しながら
M/G26による回転アシストを行うと、M/G26の
アシスト力とエンジン2の燃焼による出力とが重複し、
エンジン回転速度が急上昇することとなる。
【0102】そこで本実施形態では、M/GECU32
はエンジン2の回転速度の急低下時にM/G26による
アシスト制御処理(図12参照)を実行するとともに、
M/G26の回転アシスト後の発電において前記発電量
制御処理(図6)を実行する。ECU38はM/G26
によるアシスト制御に同期してエンジン2の燃料カット
(F/C)を行うようにしている。また、エンジン回転
速度の急変動時においてECU38は前記点火時期補正
量算出処理(図7参照)及び前記ISC補正量算出処理
(図8参照)を実行する。
【0103】図12はECU38及びM/G26が実行
するアシスト制御処理を示すフローチャートである。本
処理は予め設定されている短時間毎に周期的に繰り返し
実行される処理である。本処理は上記第1実施形態にお
けるアシスト制御処理と、ステップ500,510を除
いてほぼ同様である。
【0104】本処理が開始されると、ステップ100,
110,120,130の処理が順次実行される。そし
て、ステップ140において、そのときのエンジン回転
速度NEがアシスト回転速度NET未満であると判定さ
れると、ステップ500に進む。ステップ500にてア
シスト要求フラグXASSTがONに設定されてM/G
26による回転アシストが実行されるとともに、この回
転アシストに同期してエンジン2のF/Cが実行され
る。
【0105】またステップ140において、エンジン回
転速度NEがアシスト終了回転速度(≒アイドル回転速
度)付近に安定しエンジン回転速度NEがアシスト回転
速度NET以上であると判定されると、ステップ510
に進む。ステップ510にてアシスト要求フラグXAS
STがOFFに設定されてM/G26による回転アシス
トが終了されるとともに、F/Cが解除されてエンジン
2のファイヤリングが行われる。
【0106】図13は上記のように構成されたエンジン
2の回転速度の急低下時の制御の一例を示している。エ
ンジン2の運転中においてエンジン回転速度NEが急低
下しタイミングt10において目標アイドル回転速度
(≒アシスト終了回転速度)に達すると、回転速度NE
を増加させるようにアイドル進角補正及びISC補正が
行われる。
【0107】アイドル進角補正及びISC補正の直後に
は回転速度NEの低下は止まらず、回転速度NEがアシ
スト開始回転速度NEA未満になるタイミングt11に
おいてアシスト要求フラグXASSTがONに設定され
M/Gアシストが実行される。M/Gアシストに同期し
てエンジン2のF/Cが実行される。
【0108】M/Gアシストにより回転速度NEの低下
が止まり、エンジン2のストールが防止される。M/G
アシストにより回転速度NEはアシスト開始回転速度N
EAから上昇するが、エンジン2のF/Cが行われてい
るため、回転速度NEの上昇量は小さいものとなる。
【0109】回転速度NEがアシスト終了回転速度に安
定するタイミングt12においてM/Gアシストが終了
されるとともに、F/Cが解除されてエンジン2の気筒
への燃料供給が再開されファイヤリングが行われる。そ
のため、M/Gアシスト後に回転速度NEのアシスト終
了回転速度からの低下が回避される。
【0110】回転速度NEが安定したタイミングt12
においてM/G26が発電機能に切り替えられて発電が
行われ、発電負荷が付与される。M/G26に対する発
電量は要求発電量まで増加するように徐変され、この発
電量に基づく発電負荷がエンジン2に付与される。M/
G26の発電中において通常のISC制御が実行される
ため、発電負荷の増加分はISC制御による出力トルク
増加分によって補償される。
【0111】そして、タイミングt13においてM/G
26に対する発電量が要求発電量に到達するも、回転速
度NEはハンチングを起こすことなく、アシスト終了回
転速度に安定化するようになる。
【0112】以上説明した本実施形態によれば、上記第
2実施形態の効果に加えて、以下の効果が得られる。 ・ 本実施形態では、エンジン2の回転速度の目標アイ
ドル回転速度からの急変動に対してM/G26が回転ア
シストしているときには、エンジン2のF/Cが行われ
る。そのため、M/G26による回転アシストとエンジ
ン2の出力との重複を回避することができ、エンジン回
転速度の急上昇を抑え、ショックの発生を抑制すること
ができる。
【0113】・ 本実施形態では、M/G26の駆動に
よってエンジン回転速度が上昇してアシスト終了回転速
度に安定するとM/G26の駆動が停止され、エンジン
2の気筒への燃料供給が再開されてファイヤリングが行
われる。そのため、M/G26の回転アシスト後にエン
ジン回転速度の低下を回避することができ、エンジン回
転速度のハンチングを抑制してアシスト終了回転速度に
安定化させることができる。
【0114】次に、上記各実施形態から把握できる他の
技術的思想を、以下に記載する。 ・ 請求項1及び2のいずれかに記載の内燃機関の運転
制御装置において、前記フィードバック補正手段は、前
記内燃機関の回転速度の急変動に基づいて点火時期の補
正量を算出するものである内燃機関の運転制御装置。
【0115】・ 請求項1及び2のいずれかに記載の内
燃機関の運転制御装置において、前記フィードバック補
正手段は、前記内燃機関の回転速度の急変動に基づいて
アイドル吸入空気量の補正量を算出するものである内燃
機関の運転制御装置。
【0116】・ 請求項1及び2のいずれかに記載の内
燃機関の運転制御装置において、前記フィードバック補
正手段は、前記内燃機関の回転速度の急変動に基づいて
点火時期の補正量を算出するとともに、前記内燃機関の
回転速度の急変動に基づいてアイドル吸入空気量の補正
量を算出するものである内燃機関の運転制御装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の内燃機関及びその制御装置のシ
ステム構成図。
【図2】第1実施形態のアシスト制御処理を示すフロー
チャート。
【図3】第1実施形態の点火時期補正量算出処理を示す
フローチャート。
【図4】第1実施形態のISC補正量算出処理を示すフ
ローチャート。
【図5】第1実施形態の回転アシスト時の制御の一例を
示すタイムチャート。
【図6】第2実施形態の発電量制御処理を示すフローチ
ャート。
【図7】第2実施形態の点火時期補正量算出処理を示す
フローチャート。
【図8】第2実施形態のISC補正量算出処理を示すフ
ローチャート。
【図9】第2実施形態の回転アシスト時の制御の一例を
示すタイムチャート。
【図10】第3実施形態の点火時期補正量算出処理を示
すフローチャート。
【図11】第3実施形態のISC補正量算出処理を示す
フローチャート。
【図12】第4実施形態のアシスト制御処理を示すフロ
ーチャート。
【図13】第4実施形態の回転アシスト時の制御の一例
を示すタイムチャート。
【符号の説明】
2…エンジン、2a…クランク軸、2b…吸気通路、2
c…スロットルバルブ、2d…スロットルバルブモー
タ、4…トルクコンバータ、6…A/T、6b…出力
軸、10…電磁クラッチ、12…プーリ、14…ベル
ト、16,18,20…プーリ、22…パワーステアリ
ング用ポンプ、24…エアコン用コンプレッサ、26…
モータジェネレータ(M/G)、28…インバータ、3
0…バッテリ、32…M/GECU、38…ECU、4
2…燃料噴射弁、44…スタータ、48…イグナイタ、
52…バイパス通路、54…ISCV。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/16 F02D 41/16 F 45/00 322 45/00 322C 362 362H Fターム(参考) 3G084 BA03 BA06 BA13 BA17 CA03 CA06 DA11 EB08 EB12 EB16 FA33 3G093 AA05 DA01 EA05 EA07 EA13 EB09 EC02 FA06 FA07 FA10 FA11 FB01 3G301 HA01 JA04 KA07 KA08 MA12 MA25 NA01 NC02 ND02 ND15 PB03A PE01Z PG01Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の回転をアシストする電動機と、 前記内燃機関の回転速度が目標アイドル回転速度に一致
    するようにフィードバック制御するフィードバック制御
    手段と、 前記内燃機関の回転速度の急変動に伴って前記フィード
    バック制御におけるフィードバック量を補正するフィー
    ドバック補正手段と、 前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したと
    きに前記電動機を駆動することにより前記内燃機関の回
    転をアシストする回転制御手段と、 前記電動機が駆動しているときに、前記内燃機関の回転
    速度の急変動に伴うフィードバック補正を停止又はフィ
    ードバック補正量を制限するフィードバック制限手段
    と、を備える内燃機関の運転制御装置。
  2. 【請求項2】内燃機関の回転をアシストする電動機と、 前記内燃機関の動力により発電を行う発電機と、 前記内燃機関の回転速度が目標アイドル回転速度に一致
    するようにフィードバック制御するフィードバック制御
    手段と、 前記内燃機関の回転速度の急変動に伴って前記フィード
    バック制御におけるフィードバック量を補正するフィー
    ドバック補正手段と、 前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したと
    きに前記電動機を駆動することにより前記内燃機関の回
    転をアシストし、前記電動機の駆動により前記内燃機関
    の回転速度が上昇したときには前記電動機の駆動を停止
    するとともに、前記発電機による発電を行わせる回転制
    御手段と、 前記電動機及び前記発電機が駆動しているときに、前記
    内燃機関の回転速度の急変動に伴うフィードバック補正
    手段によるフィードバック補正を停止又はフィードバッ
    ク補正量を制限するフィードバック制限手段と、を備え
    る内燃機関の運転制御装置。
  3. 【請求項3】内燃機関の回転をアシストする電動機と、 前記内燃機関の動力により発電を行う発電機と、 前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したと
    きに前記電動機を駆動することにより前記内燃機関の回
    転をアシストし、前記電動機の駆動により前記内燃機関
    の回転速度が上昇したときに前記電動機の駆動を停止す
    る回転制御手段と、 前記回転制御手段による電動機の駆動によって前記内燃
    機関の回転速度が目標アイドル回転速度とほぼ一致した
    ときに前記発電機による発電を行わせるとともに、その
    発電量が徐々に増加するように制御する発電制御手段
    と、を備える内燃機関の運転制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2及び請求項3のいずれかに記載の
    内燃機関の運転制御装置において、 前記電動機及び発電機は、バッテリの電気エネルギーに
    より作動するモータ機能と、前記内燃機関の動力により
    作動する発電機能とを備えたモータジェネレータである
    内燃機関の運転制御装置。
  5. 【請求項5】内燃機関の回転をアシストする電動機と、 前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したと
    きに前記電動機を駆動することにより前記内燃機関の回
    転をアシストする回転制御手段と、 前記内燃機関の回転速度が所定回転速度より低下したと
    きに前記内燃機関の燃料カットを行う供給停止制御手段
    と、を備える内燃機関の運転制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の内燃機関の運転制御装置
    において、 前記回転制御手段は前記電動機の駆動によって前記内燃
    機関の回転速度が前記所定回転速度よりも高い第2の所
    定回転速度に安定したときに前記電動機の駆動を停止す
    るものであり、 前記電動機の駆動によって前記内燃機関の回転速度が前
    記第2の所定回転速度に安定したときに前記内燃機関の
    燃料カットを解除して前記内燃機関のファイヤリングを
    行う燃焼制御手段を備える内燃機関の運転制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項5及び請求項6のいずれ
    かに記載の内燃機関の運転制御装置において、 前記電動機は、前記内燃機関の動力により作動する発電
    機能を備えたモータジェネレータである内燃機関の運転
    制御装置。
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