JPH10331677A - 車両のパワートレーンシステム - Google Patents
車両のパワートレーンシステムInfo
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- JPH10331677A JPH10331677A JP16053397A JP16053397A JPH10331677A JP H10331677 A JPH10331677 A JP H10331677A JP 16053397 A JP16053397 A JP 16053397A JP 16053397 A JP16053397 A JP 16053397A JP H10331677 A JPH10331677 A JP H10331677A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
減を図る。 【解決手段】 補機2を駆動可能でクラッチ10により
クランクシャフト1aと連結可能の第1モータ9と、減
速・差動装置部6に接続した第2モータ8とを備える。
減速時には第2モータ8で回生するとともに第1モータ
9によりエンジン1をモータリングして車両停止までは
エンストを防止し、停車時には第1モータ9で補機を駆
動しながら第2モータ8により車両にクリープ力を与え
ることにより、減速および停車中燃料噴射を停止する。
モータリングからエンジン停止移行時にはクラッチ10
をデューティ制御して徐々に締結力を低下させ、エンジ
ン1の逆転を防止してシリンダの停止位置を明確にする
ことにより、再発進時には最適なシーケンシャル噴射を
行い、良好な始動性と一層の燃料節減を得る。
Description
ーンシステムに関する。
なパワートレーンは、例えば図23に示すような構成を
有している。すなわち、エンジン1のクランクシャフト
1aにトルクコンバータ3と変速機構部5からなる自動
変速機30が接続され、続いて減速・差動装置部6を経
て駆動輪7にエンジン1の出力トルクが伝達されるよう
になっている。また、自動変速機のトルクコンバータ3
にはロックアップクラッチ4が付設されている。さら
に、エンジンのクランクシャフト1aには、エアコンコ
ンプレッサ、オルタネータ、パワーステアリング用ポン
プ、エンジン冷却ウォーターポンプ等の補機2が連結さ
れている。
は、その運行中、例えば交差点などでの停車時には、エ
ンジン1は補機2の駆動を継続するとともに、走行レン
ジでは次の発進に備えてクリープ力を発生させている。
そのため、走行していないにもかかわらず、所定量の燃
料を消費している。
に、高車速やロックアップしている場合に減速の際補機
の駆動は行ないながらも、エンジン1への燃料停止を行
なうことが考えられる。すなわち、高車速における減速
時にはトルクコンバータ部のロックアップクラッチ4を
締結してトルクコンバータ3における滑りをなくすると
ともに、エンジン1への燃料噴射を停止する。これによ
り、いわゆるエンジンブレーキがかかり、平坦路であれ
ば徐々に車速が下がってくる。
速が行われるが、変速比が大きくなる限界が存在し、当
然車速が下がってくるとエンジン回転速度を高く保てな
くなる。その結果、ロックアップしたままでは、車速の
低下とともにエンジン1がアイドル回転速度以下となり
エンジンストール(エンスト)を起こす車速領域が生じ
る。また、変速比が大きくなり過ぎて強いエンジンブレ
ーキにより運転性の悪化を生じる場合もある。 そこ
で、このようなエンストや運転性の悪化が生じる領域に
入ると、ロックアップを解除することになる。
ような燃料消費の節減法では次のような問題がある。ま
ず、減速時にロックアップしない場合はもちろんのこ
と、上記のようにロックアップしていてもとくに低車速
に至ればロックアップを解除せざるを得ず、この場合、
エンジン回転は急速に自らのフリクションにより低下し
てエンストとなる。この結果、エアコンコンプレッサ、
オルタネータ、パワーステアリング用ポンプ、エンジン
冷却ウォーターポンプ等の補機機能が失われ、また自動
変速機のオイルポンプが停止して内部のフォワードクラ
ッチなどが非締結となり、動力伝達が不能となる。そし
て、クリープ力の発生もなくなる。
は、エンジンの始動により油圧を作ることとなるが、初
期状態として自動変速機の内部クラッチが非締結の状態
ではそのクラッチが締結するまでの時間遅れがあり、こ
の間エンジン1の動力が伝達されないから、結局始動の
遅れ時間にクラッチの締結遅れ時間を加えたものが遅れ
時間となる。また仮に、自動変速機作動に必要な油圧が
何らかの手段で確保されて、動力伝達が可能としても、
エンストしながらの減速状態でアクセルペダルを踏んで
再加速する場合には、エンジン1を始動してから加速を
開始しなければならないので、始動に要する時間分だけ
は依然としてトルク立ち上がりが遅くなり、運転性が悪
化するおそれがある。
プを解除するとエンジン回転は急速に低下してエンスト
に至るので、これを避けるためには車両がまだ停止に至
ってもいないうちに燃料噴射を再開してエンストを防止
しなければならず、燃料消費節減の目的が十分に達せら
れないことになる。一方、燃料消費節減追求のため敢え
て燃料噴射停止を継続して最終的にエンジン1を停止す
る場合にも、さらに次のような問題が生じる。
合、スタータモータを用いてクランキングを行い、この
クランキングを行なっている間に気筒(シリンダ)判別
を行なってから燃料の噴射を行なうという制御がなされ
る。この方法でエンジンの始動を行なうと、燃料の噴射
時期が遅れるために始動性が悪いという問題がある。そ
こでエンジン停止時のシリンダ位置を示すクランク角セ
ンサの出力値を記憶しておいて、その記憶値に基づいて
始動の開始時からシリンダを識別して燃料の噴射制御を
行なう方法が考えられる。
回転の停止を成り行きに任せると、エンジン停止の最終
段階でクランクシャフト1aの逆転現象が生じる場合が
あり、クランク角センサの出力値を記憶しておいても次
回の始動時に燃料噴射すべきシリンダを誤認識してしま
うことになる。したがって、正確にシリンダ位置を特定
して最適なシーケンシャル制御により燃料噴射すること
ができず、上記従来一般の制御に戻ってしまい、回転の
立ち上がりが遅れるか、あるいは全シリンダに燃料噴射
して始動せねばならないため、燃料を多く消費してしま
い、目的と反する結果になる。なおこれは、減速の際燃
料停止を行なうか否かにかかわらず発生する問題でもあ
る。したがって本発明は、上記の問題点に鑑み、燃料消
費の格段の節減を実現しながらしかも良好な始動性が得
られるようにした車両のパワートレーンシステムを提供
することを目的とする。
明は、エンジンがそのクランクシャフト出力を変速機、
減速部、車軸を経て駆動輪に伝達されて車両走行の動力
源とされ、クランクシャフトにクラッチにより連結可能
に第1モータが付設されるとともに、エンジンへの燃料
供給を停止してその回転を停止する際に、第1モータか
らエンジンに伝達される力がエンジンの回転数に対し所
定の比率で低下するように制御するエンジン回転数制御
手段を有するものとした。
ランクシャフト出力を変速機、減速部、車軸を経て駆動
輪に伝達されて車両走行の動力源とされ、クランクシャ
フトにクラッチにより連結可能に第1モータが付設され
るとともに、エンジンおよび変速機を制御するととも
に、エンジン回転数制御手段を備える制御装置を有し、
制御装置は車両減速の間エンジンへの燃料供給を停止す
るとともに、エンジン回転数制御手段は、エンジン回転
停止の際に上記クラッチの伝達容量制御により、エンジ
ンの逆転を抑えるようにエンジン回転数の低下状態を制
御するものとした。
結されているとともに、制御装置は車両減速の間第1モ
ータによりエンジンをモータリングして、車両停止まで
はエンジン回転状態を保持するものとすることができ
る。この場合、エンジン回転数制御手段は、エンジン回
転数をモータリングによる回転数から徐々に低下させる
のが好ましく、その際は、クラッチをデューティ制御し
て徐々に伝達容量を低下させる。
続され、制御装置は車両減速の間第2モータによる車両
減速エネルギーの回生を行うとともに、車両停止中は第
2モータによりクリープ力を与えるよう構成することが
できる。さらに、エンジンの燃料供給が燃料噴射により
行われ、車両再発進時にはクラッチを締結して第1モー
タによりクランクシャフトをクランキングして始動し、
エンジンの停止位置に基づいてシーケンシャル噴射によ
り始動時の燃料供給を行うのが好ましい。そしてまた、
車両再発進時には第2モータにより上記クリープ力より
大きい駆動力が付加するようにすることができる。
停止してその回転を停止する際に、エンジン回転数制御
手段が第1モータからエンジンに伝達される力をエンジ
ンの回転数に対し所定の比率で低下するように制御する
ので、エンジン回転停止の際のエンジンの逆転を抑え
る。これにより、エンジンシリンダの停止位置を誤りな
く特定でき、再発進始動時の制御に有効に利用できる。
第1モータ間のクラッチの伝達容量を制御することによ
り、エンジン回転停止の際のエンジンの逆転を抑えてエ
ンジンシリンダの停止位置を誤りなく特定できるととも
に、車両減速時にエンジンへの燃料供給が停止されるこ
とにより、この間の燃料消費も節減される。
結するとともに、車両減速の間第1モータによりエンジ
ンをモータリングして、車両停止まではエンジン回転状
態を保持するものとすることにより、減速中は何時でも
エンジンの再始動を要せず再加速することができる。こ
の場合、エンジン回転数制御手段による制御において、
エンジン回転数をモータリングによる回転数から徐々に
低下させることにより、モータリング状態から滑らかに
回転数を変化させ、停止させることができる。とくに、
デューティ制御によりクラッチの伝達容量を低下させる
のが簡単でかつ制御精度がよい。
両減速エネルギーを回生して適切な減速感を得るととも
にエネルギーを貯えることができる一方、エンジン停止
中はそのエネルギーをもとに第2モータを駆動してクリ
ープ力を与えることができる。
に基づいてシーケンシャル噴射により燃料供給を行なう
ことにより、良好な始動性が得られ、また始動時の燃料
噴射量も少なくて済む。また、第1モータでクランキン
グすることにより、スタータモータを兼用できる。そし
てまた、車両再発進時に第2モータにより停車中のクリ
ープ力より大きい駆動力を付加することにより、発進の
立ち上がりが迅速となる。
り説明する。図1は、実施例におけるパワートレーンを
示すスケルトン図である。エンジン1には、一方におい
てトルクコンバータ3、ロックアップクラッチ4および
変速機構部5からなる自動変速機30、減速・差動装置
部6、ドライブシャフト7a、7bそして駆動輪7が順
次接続され、他方では、エアコンコンプレッサ、オルタ
ネータ、パワーステアリング用ポンプ、エンジン冷却ウ
ォーターポンプ等の補機2に接続している。エンジン1
は図示しない燃料噴射弁により燃料供給を受けるさら
に、補機2に連結されるとともにエンジン1に連結可能
の第1モータ9が設けられるとともに、減速・差動装置
部6には自動変速機30と並列に第2モータ8が接続さ
れている。
力はそのクランクシャフト1aに接続されたトルクコン
バータ3またはそれと並列接続のロックアップクラッチ
4を経て変速機構部5に伝達され、さらに減速・差動装
置部6からドライブシャフト7a、7bを経て駆動輪7
に伝達される。第2モータ8は減速・差動装置部6のト
ランスアクスル第3軸6aに接続され、エンジン1の出
力と第2モータ8の出力が第3軸で合流して、駆動輪7
に動力を伝える。
ト1aに取り付けられたクランクプーリ1bとベルト9
aを経て、電磁式のクラッチ10を介して第1モータ9
につながっており、さらに第1モータ9と補機2がベル
ト2aにより連結している。クラッチ10が締結される
と、エンジン1と第1モータ9は回転速度比一定で連動
して回転する。
ワーステアリング用ポンプ、エンジン冷却ウォーターポ
ンプ等の補機2や、第2モータ8および第1モータ9
は、エンジン1のブロックに支持されている。
ールユニット12が付設されている。油圧コントロール
ユニット12には、図2に示すように、エンジン1によ
り駆動される自動変速機用オイルポンプ20とモータ2
5により駆動されるオイルポンプ21とが接続され、自
動変速機作動用のライン圧を生成する。オイルポンプ2
0と21の油圧はそれぞれ逆止弁22、22を介して油
圧コントロールユニット12に接続され、いずれか高い
方の油圧が油圧コントロールユニットへ出力される。こ
れにより、エンジン1の停止状態でも自動変速機30の
例えば前進時締結するフオワードクラッチなど内部クラ
ッチ5aの締結ができ、動力伝達が可能となっている。
置の構成を示す。制御装置は、エンジンコントロールユ
ニット13、自動変速機コントロールユニット14およ
びハイブリツドシステムコントロールユニット15を含
み、低電圧バッテリ29からの電源供給で作動する。エ
ンジンコントロールユニット13は、アクセル開度およ
びアイドルスイッチ状態を含む各種センサからの情報に
基づいて、スロットル開度、点火時期、燃料噴射弁、吸
排気バルブ等を制御することによりエンジン1を制御す
る。
シフトレバー選択位置、エンジン回転数、車速を含む各
種センサからの情報に基づいて、ロックアップクラッチ
4やその他変速比制御アクチュエータ等を制御すること
により自動変速機30を制御する。ハイブリツドシステ
ムコントロールユニット15は、アイドルスイッチ状
態、エンジン回転数、車速、ブレーキスイッチ状態を含
む各種センサからの情報に基づいて、クラッチ10、あ
るいはモータ駆動の自動変速機用オイルポンプ21を制
御するとともに、インバータ26、27を介して第2モ
ータ8、第1モータ9を制御する。第2モータ8、第1
モータ9はインバータを介して高電圧バッテリ28と接
続され、駆動制御時には高電圧バッテリ28から電力を
とり、回生制御時には高電圧バッテリ28を充電できる
ようになっている。また、各種センサからの情報の他、
協調制御のための情報を共有するため、各コントロール
ユニット間が通信線により接続されている。
制御状態の変遷について説明する。まず、図4は高速で
定速走行している状態から減速する場合の各センサ信号
ならびにトルクの変化を示すタイムチャートである。高
速走行時には、燃料噴射が行われてエンジン1が駆動中
の燃料噴射モードであるが、トルクコンバータ3におけ
る滑りを防止し燃料消費を低減するため、ロックアップ
クラッチ4が締結状態とされている。また第1モータ9
は出力状態ではないが、クラッチ10は締結され、エン
ジン1の出力により回転されて、補機2が回転している
状態にある。これが、図のA区間に該当する。
から足を離し、アイドルスイッチがオンになると、エン
ジンコントロールユニット13は、減速状態に入ったと
判断し、エンジン1への燃料噴射を停止する。これによ
り、駆動輪7からエンジン1が逆駆動され、車軸トルク
は被動側となって、ロックアップ(L/U)車軸トルク
で表わされるエンジンブレーキ効果が生じ、B区間のロ
ックアップ(L/U)減速モードに移る。
キペダルを踏み、ブレーキスイッチがオンすると、ハイ
ブリツドシステムコントロールユニット15では必要な
減速度を得るため図5のようなマップから車速に対応す
る目標車軸トルクを求め、この目標車軸トルクに対して
ロックアップ車軸トルクで足りない分を第2モータ8に
よる回生車軸トルクで補う。
ップからエンジンフリクショントルクを求め、選択され
ているギア比を考慮して車軸トルクに換算されたエンジ
ンフリクション車軸トルクを計算する。また、図7の変
速機フリクションマップからエンジン回転数とギア比と
を考慮して車軸に換算された変速機フリクション車軸ト
ルクを計算する。これらエンジンフリクション車軸トル
クと変速機フリクション車軸トルクがロックアップ車軸
トルクとなり、目標車軸トルクからロックアップ車軸ト
ルクを減算して回生車軸トルクが求められる。
はエンジン出力によって回転されるので補機機能は存続
している。また、自動変速機のオイルポンプ20もエン
ジン出力で駆動されているから、自動変速機30の内部
クラッチ5aも締結可能で動力伝達機能は存続してい
る。したがって、この減速中はエンジン1が回転してい
るため、再加速する場合には再始動のためのクランキン
グに要する時間が不要で直ちに燃料噴射を実行でき、駆
動力立ち上り遅れの心配がない。
ってくると、ロックアップしたままでは、車速の低下と
ともにエンジン回転数Neがアイドル回転速度以下とな
りエンジンストールを起こしたり、自動変速機30での
変速段切換によって変速比が大きくなり、エンジンブレ
ーキが強く運転性の悪化を生じる。そこで、所定のエン
ジン回転数まで低下すると、自動変速機コントロールユ
ニット14はロックアップ信号を非締結側にしてロック
アップクラッチ4の締結を解除し、滑りを許容できるト
ルクコンバータ伝達に切り換える。
解除しても、エンジン1の燃料噴射を停止したままで
は、エンジン1は自らのフリクションにより急速にその
回転数が低下する。そのため、本実施例では、ハイブリ
ツドシステムコントロールユニット15がクラッチ10
を締結状態のまま、第1モータ9によりエンジン1をモ
ータリングして例えばアイドリング回転数に維持してエ
ンストしないようにする。このロックアップクラッチ4
の締結解除後のC区間はモータリング減速モードとな
る。
は、トルクコンバータ3を介して駆動輪7側から駆動さ
れるトルクで不足する分のみを分担すればよいから、第
1モータ9の負担は小さい。モータリング減速モードで
は、B区間におけるロックアップ車軸トルクよりは低い
トルコン車軸トルクに切り替わるので、目標車軸トルク
を得るために第2モータ8の回生車軸トルクを増大させ
る。この間車速はB区間におけると同様に低下してい
く。
と同様であるが、ロックアップが解除されている点で相
違点がある。ここでは、トルコン伝達車軸トルクを求め
る。エンジン回転数Neと車速Vと選択されているギア
比からトルクコンバータ3前後の回転速度比がわかる。
そして、図8のようなトルクコンバータの入力容量係数
マップから入力容量係数τを求め、次式によりトルクコ
ンバータが伝達するトルクT’が計算できる。 T’=τ*Ne*Ne そして、ギア比を考慮して車軸トルクに換算されたトル
コン伝達車軸トルクを計算する。
クと変速機フリクション車軸トルクと回生車軸トルクの
合計で与えられるとして、減算によって回生車軸トルク
を求め、この回生車軸トルクを実現するように第2モー
タ8を制御する。このように、まず、エンジン1をアイ
ドリング回転数など目標回転とするように第1モータ9
を定速度制御し、その結果から、回生車軸トルクを実現
するよう第2モータ8を制御することにより、全体とし
てエンジン回転と回生車軸トルクを目標値とすることが
できる。なお、エンジン1を目標回転にすることで、車
両が停止したときには第1モータ9により車両クリープ
トルクが発生する。
の各回転速度ならびにトルクの変化を示す。車両停止ま
では上述のように第1モータ9により車両クリープトル
クが発生しているが、車両停止後はトルクコンバータ3
側からの逆駆動力がなくなるために、第1モータ9だけ
でエンジンフリクションに打ち勝ってエンジン1を駆動
するには、第1モータの動力損失が大きい。そこで、減
速状態から車両停止に至ると、D区間の移行モードに入
り、第1モータ9のクラッチ10の伝達容量を落とし
て、エンジンのフリクションによってエンジン回転数を
落として行く。ただし、この間補機2の機能を維持する
ため第1モータ9の回転は一定に保持する。そしてかわ
りに、第2モータ8を回生から駆動に切り換え、第2モ
ータによってクリープ力を発生させる。
コンバータ3の駆動トルクは低下する。トルコン伝達車
軸トルクは前述のとおりτ*Ne*Ne*tで計算でき
る。目標車軸トルクからトルコン伝達車軸トルクと変速
機フリクション車軸トルクを引くと目標の第2モータ8
による駆動車軸トルクが求められる。このようにして、
最終的には、エンジン回転が0となった時点でクラッチ
10が非締結状態とされ、E区間のアイドルストップモ
ードに移る。ここでは、第1モータ9は補機2の駆動の
みを行ない、第2モータ8によりクリープ力が維持され
る。なお、エンジン1が停止したときには、エンジンコ
ントロールユニット13は、次回始動時にどのシリンダ
が点火時期となるか、あるいは燃料噴射シリンダとなる
かを特定できるようにエンジンすなわちシリンダの停止
位置を記憶する。
各回転速度ならびにトルクの変化を示す。アクセルペダ
ルが踏まれて発進加速する場合には、第1モータ9をス
タータモータとして用いる。その際、エンジン1を始動
してから加速を始めるのでは、始動のクランキングに要
する分の時間がかかりトルク立ち上がりが遅くなるの
で、併せて第2モータ8による発進トルクを発生させて
エンジン始動遅れを補う。
ド状態でアクセルペダルが踏まれ、所定値以上のアクセ
ル開度となると、クラッチ10を締結して、F区間の発
進モードに移る。第1モータ9の回転数は目標回転を維
持するよう制御するが、クラッチ10を締結して回転数
が下がる場合には、結果として最大トルクを出力するこ
とになる。 クラッチ締結により第1モータ9とエンジ
ンのクランクシャフト1aが連結され、クランキングが
開始される。なお、アクセル開度に対応して、エンジン
1には燃料噴射弁から燃料が供給される。この際、エン
ジン停止時に記憶されていたシリンダの停止位置に基づ
いて、適切なシリンダからシーケンシャル制御により点
火順序にしたがって燃料噴射が行われる。
昇し、エンジンが完爆してトルク発生を開始すると、第
1モータ9の駆動を停止して空転するようにし、エンジ
ン出力により補機2を駆動するようにする。エンジン1
が完爆したことは、例えばエンジンの回転数変化が急と
なったこと、あるいは第1モータ9の駆動トルクが正か
ら負に反転することなどから、ハイブリツドシステムコ
ントロールユニット15において検知することができ
る。
らアクセル開度に応じた目標車軸トルクを求め、第2モ
ータ8による発進駆動力を発生させて、その目標車軸ト
ルクを実現する。第2モータ8による駆動車軸トルク
は、目標車軸トルクからトルコン伝達車軸トルクと変速
機フリクション車軸トルクを減算して求められる。この
ようにして、エンジン1の始動完了まで、第2モータ8
による発進アシストが行われ、迅速な駆動トルクの立ち
上がりが得られる。第2モータ8による駆動車軸トルク
が0になったあとは、エンジンの出力のみで目標車軸ト
ルクを賄うG区間の燃料噴射モードになる。
は、モータ駆動の自動変速機用オイルポンプ21によ
り、エンジン停止状態でも自動変速機30は油圧を送り
込まれているので、内部クラッチ5aを締結させておく
ことができ、遅れは始動のクランキング時間だけとな
る。したがって、第2モータ8による発進アシスト時間
が短くなり、発進アシストをする車速範囲が少なくて済
むので、第2モータ8として出力の小さいものを選択す
ることができる。
を図12−図17により説明する。まず、ステップ10
1、102で移行終了フラグおよび発進モードフラグが
初期設定され、燃料噴射モードで制御されて運行が開始
される。ステップ103では、エンジンコントロールユ
ニット13においてアイドルスイッチの状態がチェック
される。アイドルスイッチがオンでなければ、ステップ
104に進んで、発進モードフラグが立っているかどう
かがチェックされる。ここで発進モードフラグが立って
いない間は、ステップ101へ戻り、上記のフローを繰
り返す。
イドルスイッチがオンになると、ステップ105に進
み、エンジンコントロールユニット13は燃料噴射を停
止する。つぎのステップ106では、ハイブリツドシス
テムコントロールユニット15が車速をチェックして、
車速が0でなくしたがって走行中であるときには、ステ
ップ107で自動変速機コントロールユニット14にお
けるロックアップ信号が締結側であるかどうかをチェッ
クする。ここで、ロックアップ信号が締結側になってい
るときは、ステップ108でロックアップ減速モードと
判定して、ステップ120以降のロックアップ減速モー
ド制御に進む。
ときは、ステップ109で非ロックアップ減速モードと
判定し、次いでステップ110でエンジン回転数が第1
の設定値N1より低いかどうかをチェックする。ここで
エンジン回転数が高い間はステップ107へ戻り、同じ
流れを繰り返す。そして、エンジン回転数が第1の設定
値より低くなると、ステップ110からステップ111
へ進んで、モータリング減速モードと判定し、ステップ
130以降のモータリング減速モード制御に進む。
0になった場合には、ハイブリツドシステムコントロー
ルユニット15では、ステップ112で移行終了フラグ
をチェックする。移行終了フラグが0のときはステップ
113で移行モードと判定し、ステップ140以降の移
行モード制御に進む。また、移行終了フラグが立ってい
るときには、ステップ114でアイドルストップモード
と判定し、ステップ160以降のアイドルストップモー
ド制御に進む。
モードフラグが立っているときは、ステップ170以降
の、発進モード制御に進む。
テップ120において、ハイブリツドシステムコントロ
ールユニット15で目標車軸トルクを求める。ここで
は、図5に示すような車速と目標車軸トルクのマップを
用いて車速センサによる検出車速に対応して目標車軸ト
ルクを読み出し決定する。
フリクションマップからエンジン回転数に対するエンジ
ンフリクショントルクを求め、選択されているギア比を
考慮して車軸トルクに換算されたエンジンフリクション
車軸トルクを計算する。そして、ステップ122では、
図7の変速機フリクションマップからエンジン回転数と
ギア比とを考慮して車軸に換算された変速機フリクショ
ン車軸トルクを求める。
車軸トルクを求める。目標車軸トルクは、エンジンフリ
クション車軸トルクと変速機フリクション車軸トルクと
回生車軸トルクの合計で与えられるから、回生車軸トル
クは目標車軸トルクからエンジンフリクション車軸トル
クと変速機フリクション車軸トルクの減算によって求め
られる。なおこの際、アイドルスイッチがオンであるの
みならず、さらにブレーキ操作が行われてブレーキスイ
ッチがオンしている場合には、上記のようにして求めら
れた回生車軸トルクにさらに車速による補正を加えるの
が好ましい。ステップ124では、この回生車軸トルク
を回生電流に換算して第2モータ8を制御し、このあと
ステップ103へ戻る。
テップ130において、ハイブリツドシステムコントロ
ールユニット15で目標エンジン回転数を決定するとと
もに、ステップ131で、実際のエンジン回転数と目標
エンジン回転数の差分を求める。そして、ステップ13
2で、この差分に所定のゲインを乗じて第1モータ9の
トルク操作量を求め、ステップ133で第1モータをフ
ィードバック制御する。 これにより、エンジン1は目
標エンジン回転数、例えばアイドリング回転数に駆動保
持される。
120におけると同じく、目標車軸トルクを求める。そ
して、ステップ135では、トルコン伝達車軸トルクを
求め、さらにステップ136で、変速機フリクション車
軸トルクを求める。
軸トルクを求める。目標車軸トルクは、トルコン伝達車
軸トルクと変速機フリクション車軸トルクと回生車軸ト
ルクの合計で与えられるから、回生車軸トルクは目標車
軸トルクからトルコン伝達車軸トルクと変速機フリクシ
ョン車軸トルクの減算によって求められる。ステップ1
38では、この回生車軸トルクを第2モータの回生電流
に換算して第2モータ8を制御し、このあとステップ1
03へ戻る。これが繰り返されて減速してゆき、車速が
0になると移行モード制御に移る。
において、ハイブリツドシステムコントロールユニット
15が目標車軸トルク(クリープトルク)を設定すると
ともに、ステップ141で、デューティ制御によりクラ
ッチ10の伝達容量を制御し、第1モータ9によるエン
ジンのモータリングを落としていく。この間、第1モー
タ9の回転数は、ステップ142においてモータリング
減速モード時のレベルに保持する。
タ3の伝達トルクを求め、ステップ144において、ま
だ回転中のエンジン1からトルクコンバータ3を経て駆
動輪7側へ伝達されるトルコン伝達車軸トルク(トルコ
ンクリープトルク)を演算する。そして、ステップ14
5で、目標車軸トルクからトルコンクリープトルクを減
算して第2モータ8による目標クリープトルクを求め
る。ステップ146において、目標クリープトルクを駆
動電流に換算して、第2モータ8を制御する。
オンしているかどうかをチェックする。ここで、もしア
イドルスイッチがオフになれば、アクセルペダルが踏ま
れたわけであるから、発進モード制御へ移ることにな
る。アイドルスイッチがオンであれば、次のステップ1
48で、エンジン回転数が0になったかどうかをチェッ
クする。エンジン回転数が0になるまではステップ10
3に戻って上記を繰り返す。エンジン回転数が0になる
と、ステップ149に進み、クラッチ10を完全に非締
結とし、第1モータ9は補機2のみを定回転で駆動する
ことになる。このあと、ステップ150で移行終了フラ
グを立て、ステップ103に戻る。
ラッチ10の伝達容量の制御について説明する。ここで
は、とくにエンジン停止時にクランクシャフト1aの逆
転を防止する。すなわち、図18の(a)は時間経過に
おけるエンジン回転数(回転速度)の変化を示すが、単
にクラッチ10を非締結にしてエンジンの回転数低下を
成り行きにまかせると、B線のように逆転現象を起こ
す。これは、エンジン各部の慣性によりクランクシャフ
ト1aが最終停止位置を超えた位置まで回転したあと逆
戻りして揺動することに起因する。
例えば4シリンダエンジンであれば基準信号(例えば第
1シリンダレファランス信号(1cyl))が4信号ご
とに検出されるべきであるにもかかわらず、(b)に示
すように、或るシリンダのレファランス信号が複数個検
出され、基準信号が想定外の点で検出される結果とな
る。そのため、各シリンダの停止位置が判別不能とな
る。そこで、本実施例では、フィードバック制御によ
り、クラッチ10をデューティ制御して、(a)のA線
のように安定した傾斜で徐々にエンジン回転数を低下さ
せて、逆転の発生を押さえるようにしている。
ン回転数制御の流れを示すフローチャートである。すな
わち、まずステップ1410において、あらかじめ定め
た所定の中間デューティ値DTを制御デューティ値とし
てセットする。つぎに、ステップ1411では、目標エ
ンジン回転数Nstp(回転速度)を次式により求め
る。 Nstp=Nset−Ddwn ここで、Nsetは移行開始時のエンジン回転数、例え
ばアイドリング回転数であり、Ddwnは固定値であっ
て、目標エンジン回転数をDdwnだけ低下させること
を示している。
回転数Nstpと実際のエンジン回転数Neの差分dN
eを求める。つぎにステップ1413で、図20のマッ
プから差分dNeに対応する補正量Dsを求める。この
マップでは、差分dNeが(−)の領域には不感帯を設
定してあるが、dNeが(+)の領域では不感帯を設け
ないで、エンジン回転の下がり過ぎが発生するのを防止
している。
に補正量Dsを加えて、新たな制御デューティ値DTと
する。基本傾向として制御デューティ値DTは0に向か
って低減していく。このあと、ステップ1415で、N
set=Nstpとして、ステップ1411へ戻り、エ
ンジン回転数が0になるまで上記フローを繰り返す。こ
うして、マップの移行時目標エンジン回転数Nstpが
徐々に0に向かって低減するので、停止の瞬間エンジン
がオーバーシュートすることによる逆転が抑えられる。
上記のステップ1410から1415が発明のエンジン
回転数制御手段を構成している。
ード制御では、ステップ160において、ハイブリツド
システムコントロールユニット15により第1モータ9
が目標回転数に保持されるとともに、ステップ161
で、目標車軸トルク(クリープトルク)が維持されるよ
うに第2モータ8が制御される。ステップ162では、
アイドルスイッチがオンしているかどうかをチェックす
る。ここで、もしアイドルスイッチがオフになれば、ア
クセルペダルが踏まれたわけであるから、発進モード制
御へ移ることになる。
テップ163で、車速が0であるかどうかをチェックす
る。アクセルペダルを踏んでいなくてもクリープを許し
て車両を前進させた場合には、上と同じく発進モード制
御へ移る。ステップ163のチェックで車速が0である
ときは、ステップ160に戻って上記を繰り返し、アイ
ドルストップモード制御を継続する。
いて、ハイブリツドシステムコントロールユニット15
でまず発進モードフラグを立てる。次いでステップ17
1で、クラッチ10を締結するとともに、ステップ17
2で、それまでの第1モータ9の回転数を維持するよう
に回転数制御を行う。これにより、第1モータ9の回転
出力でエンジン1のクランキングが行われる。回転数を
維持する制御結果として、クランキングの間、第1モー
タ9の出力トルクは増大する。
づいて目標車軸トルクを求め、ステップ174で、目標
車軸トルクとトルコン伝達車軸トルクの差分から第2モ
ータ8の目標トルクを求める。ステップ175では、目
標トルクを駆動電流に換算して、第2モータ8を制御す
る。この間、ステップ176において、エンジンコント
ロールユニット13は燃料噴射、点火時期等のエンジン
の始動制御を行う。
たかどうかをチェックし、完爆するまではステップ17
2へ戻って上記を繰り返す。エンジン1が完爆すると、
ステップ178へ進み、第1モータ9の駆動を停止して
その出力トルクを0にする。なお、完爆後は、エンジン
出力によるトルコン伝達車軸トルクが目標車軸トルクに
到達したところで、第2モータ8の駆動は終了する。こ
のあと、ステップ179において、発進モードフラグを
0にして、ステップ103へ戻る。
ン1とは独立して補機2を駆動できるとともにクラッチ
10でエンジンのクランクシャフト1aと連結可能の第
1モータ9と、トルクコンバータ3と駆動輪7の間に接
続された第2モータ8とを備え、減速時には第2モータ
8で回生するとともに第1モータ9によりエンジン1を
モータリングして車両停止まではエンストを防止し、停
車時には第1モータ9により補機を駆動しながら第2モ
ータ8により車両にクリープ力を与えるものとしたの
で、減速および交差点などでの停車中燃料噴射を停止し
て顕著な燃料節減を得ることができる。
ングするようにしているので、スタータモータを兼用で
きる。さらに停車中も補機2が駆動され、始動発進時に
は第2モータ8を駆動してアシストするので、再発進時
の立ち上がりが格段に迅速である。
回転停止の移行に際して、第1モータ9とクランクシャ
フト1a間のクラッチ10をデューティ制御して徐々に
締結力を低下させ、エンジン1の逆転を防止したので、
シリンダの停止位置が明確に特定される。これにより、
再発進時には燃料の全シリンダ噴射が不要で、当初から
最適なシーケンシャル噴射を行うことができ、良好な始
動性が得られるとともに、燃料節減にさらに寄与してい
る。
ャフトと第1モータを連結するクラッチが第1モータに
付設されているが、第1モータが常時補機と連結され、
選択的にクランクシャフトと連結可能であれば、クラッ
チの設置部位はとくに限定されず、例えばクラッチを補
機側に付設して、補機を経由して第1モータとクランク
シャフトを連結可能とすることもできる。
けるエンジン回転停止時に、目標エンジン回転数Nst
pをフローの繰り返しごとに(Nstp=Nset−D
dwn)の演算により求めるものとしたが、このほか、
演算によらずマップから読み出して決定することもでき
る。すなわち、図21はフィードバック制御によるエン
ジン回転数制御における目標エンジン回転数設定の他の
例を示すフローチャートである。まずステップ1420
において、あらかじめ定めた所定の中間デューティ値D
Tを制御デューティ値としてセットする。
ドに入った最初のフローであるかどうかをチェックす
る。初回であれば、ステップ1422へ進んでカウンタ
Cstpを0とし、2回目以降は、ステップ1423で
カウンタCstpをインクリメントしていく。このあ
と、それぞれステップ1424へ進み、図22に示すよ
うな移行時目標エンジン回転数マップからカウンタCs
tpの値に対応する目標エンジン回転数Nstp(回転
速度)を求める。このマップでは、カウンタ値が進むに
したがって目標エンジン回転数Nstpが移行開始時の
エンジン回転数、例えばアイドリング回転数から直線的
に低下するとともに、最終段階では緩やかに0に落ち着
くように設定されている。
は図19のステップ1412から1415と同じであ
り、ステップ1428からステップ1421へ戻って、
エンジン回転数が0になるまで上記フローを繰り返す。
目標エンジン回転数をマップとして用意するので任意の
変化傾向を設定でき、これによっても緩やかに停止させ
ることができる。
ランクシャフトにクラッチにより連結可能の第1モータ
を付設するとともにエンジン回転数制御手段を備え、エ
ンジンへの燃料供給を停止してその回転を停止する際
に、第1モータからエンジンに伝達される力がエンジン
の回転数に対し所定の比率で低下するように制御するも
のとしたので、エンジン回転停止の際エンジンの逆転が
抑えられるから、エンジンシリンダの停止位置を誤りな
く特定できて、再発進時に良好な始動性を得られるとと
もに始動時の燃料も節減できるという効果を有する。
ものとし、エンジン回転停止の際、エンジン回転数制御
手段はクラッチの伝達容量を制御することにより、エン
ジンの逆転を抑えるに加えて、減速時の燃料消費も節減
されるという効果を有する。
結するとともに、車両減速の間第1モータによりエンジ
ンをモータリングして、車両停止まではエンジン回転状
態を保持するものとすることにより、減速中は何時でも
エンジンの再始動を要せず再加速することができる。こ
の場合、エンジン回転数制御手段による制御において、
エンジン回転数をモータリングによる回転数から徐々に
低下させることにより、モータリング状態から滑らかに
回転数が変化するので乗員へのショックもない。とく
に、デューティ制御によりクラッチの伝達容量を低下さ
せるのが簡単でかつ精度のよい制御が得られる。
両減速エネルギーを回生して適切な減速感を得るととも
にエネルギーを貯えることができる一方、エンジン停止
中はそのエネルギーをもとに第2モータを駆動してクリ
ープ力を与えることができる。
停車中のクリープ力より大きい駆動力を付加することに
より、発進の立ち上がりを迅速にできるという効果が得
られる。また発進時第1モータでクランキングすること
により、スタータモータを兼用できる。
スケルトン図である。
る。
図である。
ムチャートである。
図である。
図である。
ャートである。
ートである。
す図である。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
チャートである。
示す図である。
ートである。
図である。
ートである。
ップを示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 エンジンがそのクランクシャフト出力を
変速機、減速部、車軸を経て駆動輪に伝達されて車両走
行の動力源とされ、前記クランクシャフトにクラッチに
より連結可能に第1モータが付設されるとともに、エン
ジンへの燃料供給を停止してその回転を停止する際に、
第1モータからエンジンに伝達される力がエンジンの回
転数に対し所定の比率で低下するように制御するエンジ
ン回転数制御手段を有することを特徴とする車両のパワ
ートレーンシステム。 - 【請求項2】 エンジンがそのクランクシャフト出力を
変速機、減速部、車軸を経て駆動輪に伝達されて車両走
行の動力源とされ、前記クランクシャフトにクラッチに
より連結可能に第1モータが付設されるとともに、エン
ジンおよび変速機を制御するとともに、エンジン回転数
制御手段を備える制御装置を有し、前記制御装置は車両
減速の間前記エンジンへの燃料供給を停止するととも
に、前記エンジン回転数制御手段は、エンジン回転停止
の際に前記クラッチの伝達容量制御により、エンジンの
逆転を抑えるようにエンジン回転数の低下状態を制御す
ることを特徴とする車両のパワートレーンシステム。 - 【請求項3】 前記第1モータは常時エンジン補機と連
結されているとともに、前記制御装置は車両減速の間前
記第1モータにより前記エンジンをモータリングして、
車両停止まではエンジン回転状態を保持するよう構成さ
れていることを特徴とする請求項2記載の車両のパワー
トレーンシステム。 - 【請求項4】 前記エンジン回転数制御手段は、エンジ
ン回転数を前記モータリングによる回転数から徐々に低
下させるものであることを特徴とする請求項3記載の車
両のパワートレーンシステム。 - 【請求項5】 前記エンジン回転数制御手段は、前記ク
ラッチをデューティ制御して徐々に伝達容量を低下させ
るものであることを特徴とする請求項4記載の車両のパ
ワートレーンシステム。 - 【請求項6】 前記変速機より後段には第2モータが接
続され、前記制御装置は車両減速の間第2モータによる
車両減速エネルギーの回生を行うとともに、車両停止中
は第2モータによりクリープ力を与えるよう構成されて
いることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の
車両のパワートレーンシステム。 - 【請求項7】 前記エンジンの燃料供給が燃料噴射によ
り行われ、車両再発進時には前記クラッチを締結して第
1モータによりクランクシャフトをクランキングして始
動し、エンジンの停止位置に基づいてシーケンシャル噴
射により始動時の燃料供給が行われることを特徴とする
請求項2、3、4、5または6記載の車両のパワートレ
ーンシステム。 - 【請求項8】 車両再発進時には前記第2モータにより
前記クリープ力より大きい駆動力が付加されることを特
徴とする請求項7記載の車両のパワートレーンシステ
ム。
Priority Applications (1)
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