JP2002276056A - パネルの組付構造 - Google Patents

パネルの組付構造

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JP2002276056A
JP2002276056A JP2001075708A JP2001075708A JP2002276056A JP 2002276056 A JP2002276056 A JP 2002276056A JP 2001075708 A JP2001075708 A JP 2001075708A JP 2001075708 A JP2001075708 A JP 2001075708A JP 2002276056 A JP2002276056 A JP 2002276056A
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Yoshikata Mizoguchi
喜方 溝口
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SEIKATSU KACHI SOZO JUTAKU KAI
SEIKATSU KACHI SOZO JUTAKU KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SEIKATSU KACHI SOZO JUTAKU KAI
SEIKATSU KACHI SOZO JUTAKU KAIHATSU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別目的の部屋を増設可能に構成し、プライバ
シーの保護、及び、トイレ使用後の介護室への臭気の分
散等の問題を解消できるパネルの組付構造を提供する。 【解決手段】 隣接する壁パネル部材6の端部どうしを
突合せた状態で連結自在な第1連結機構17を前記壁パ
ネル部材6の左右両端部の突合せ面夫々に備え、前記第
1連結機構17を介した前記壁パネル部材6どうしの突
合せ組み付けによって既存部屋内に新たな内部屋R空間
を形成するパネルの組付構造であって、前記第1連結機
構17を備えてある前記壁パネル部材6の左右両端部の
突合せ面とは異なる面に、他の壁パネル部材端部の突合
せ面を突合せた状態で連結自在な第2連結機構18を備
え、前記第2連結機構18を介した前記壁パネル部材6
の組み付け連結によって前記内部屋R空間の内外に連設
する部屋空間を増設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音響スタ
ジオ、AVスタジオ、カラオケ室、ピアノ練習室等の防
音室やフィットネス室、スポーツ練習室等の防振室や、
在宅介護室、子供部屋等の居室にリフォームすることが
できる内部屋形成構造に関し、詳しくは、隣接する壁パ
ネル部材の端部どうしを突合せた状態で連結自在な第1
連結機構を壁パネル部材の左右両端部の突合せ面夫々に
備え、前記第1連結機構を介した前記壁パネル部材どう
しの突合せ組み付けによって既存部屋内に新たな内部屋
空間を形成するパネルの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパネルの組付構造として
は、隣接する壁パネル部材の端部どうしを突き合せた状
態で連結自在な連結機構を介して既存部屋内に、例え
ば、介護室等の新たな内部屋空間を形成したものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパネル
の組付構造によれば、既存部屋内に組み立てた介護室
は、介護のみの目的の部屋であるので、別目的の部屋を
増設するといった考えはなく、別目的の部屋を増設する
ための機能をパネルに備えていなかった。そのため、例
えば、トイレ等を設置する場合、一般的なポータブルト
イレを置き、それを利用するのみで、間仕切り壁等で遮
蔽するといったことは行われておらず、被介護者本人の
プライバシーの保護、及び、介護室内にトイレ使用後の
臭気が分散する等といった点で問題を生じていた。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、別目的の部屋を増設可能に構成し、プライバシー
の保護、及び、トイレ使用後の介護室への臭気の分散等
の問題を解消できるパネルの組付構造を提供するところ
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図7〜9に例示するごとく、隣接する壁パ
ネル部材6の端部どうしを突合せた状態で連結自在な第
1連結機構17を前記壁パネル部材6の左右両端部の突
合せ面20夫々に備え、前記第1連結機構17を介した
前記壁パネル部材6どうしの突合せ組み付けによって既
存部屋2内に新たな内部屋R空間を形成するパネルの組
付構造であって、前記第1連結機構17を備えてある前
記壁パネル部材6の左右両端部の突合せ面20とは異な
る面に、他の壁パネル部材端部の突合せ面20を突合せ
た状態で連結自在な第2連結機構18を備え、前記第2
連結機構18を介した前記壁パネル部材6の組み付け連
結によって前記内部屋R空間の内外に連設する部屋空間
を増設してあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は図11,12
に例示するごとく、コーナー壁部を自立可能な断面L字
形状の入隅壁パネル4で形成し、前記第1連結機構17
を前記入隅壁パネル4の両端部の突合せ面20に夫々備
えると共に、前記入隅壁パネル4における入隅面の角部
に前記第2連結機構18を備え、前記第2連結機構18
を介した前記壁パネル部材6の組み付け連結によって前
記内部屋R空間の内外に連設する部屋空間を増設してあ
るところにある。
【0007】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0008】〔作用及び効果〕請求項1の発明により、
内部屋空間の内外に連設する別目的の部屋空間の増設が
簡単にできる。先ず、前記第1連結機構を介した壁パネ
ル部材どうしの突合せ組み付けによって内部屋壁を構築
して既存部屋内に新たな内部屋空間を形成する。そし
て、例えば、内部屋空間の外側に連設する部屋空間を増
設する場合は、増設する部屋空間の壁パネル部材を連結
する位置(少なくとも二箇所以上)に、前記第1連結機
構を備えてある左右両端部の突合せ面とは異なる面に、
他の壁パネル部材端部の突合せ面を突合せた状態で連結
自在な第2連結機構を介した前記壁パネル部材の外側へ
の組み付け連結によって前記内部屋空間の外側に連設す
る別目的の部屋空間を増設することができる。また、内
部屋空間の内側に連設する部屋空間を増設する場合は、
増設する部屋空間の壁を連結する位置(少なくとも二箇
所以上)に、前記第1連結機構を備えてある左右両端部
の突合せ面とは異なる面に、他の壁パネル部材端部の突
合せ面を突合せた状態で連結自在な第2連結機構を介し
た前記壁パネル部材の内側への組み付け連結によって前
記内部屋空間の内側に連設する別目的の部屋空間を増設
することができる。その結果、例えば、トイレ等を設置
する場合に、内部屋空間に連設した壁パネル部材で遮蔽
されたトイレ室等を増設することができるので、被介護
者本人のプライバシーの保護、及び、トイレ使用後の介
護室内への臭気の分散等の問題を解消することができ
る。
【0009】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、別目
的の新たな増設部屋空間を形成する増設壁を、横外力に
対する剛性の高いものに形成できる。つまり、例えば、
第2連結機構を介して平板壁パネルに、増設部屋空間を
形成する平板壁パネルを組み付け連結して形成した増設
壁に比して、第2連結機構を介して入隅壁パネルに、増
設部屋空間を形成する平板壁パネルを組み付け連結して
形成した増設壁だと、平板壁パネルよりも自立性の高い
断面L字形状の入隅壁パネルに平板壁パネルを組み付け
連結して増設壁が形成されているため、増設壁を横外力
に対する剛性の高いものに形成することができる。その
結果、増設部屋空間を形成する増設壁の横外力に対する
剛性を向上させることができるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は、一般住宅の既設の壁、床、天井等
の構造体1によって形成された既存部屋2内に、壁パネ
ル部材6、及び、天井パネル部材11の組み立てによっ
て既存部屋2内に新たな部屋空間の一例としての在宅介
護用居室R’(本発明に係わる内部屋Rに相当し、以
後、単に居室R’という)を形成してある状況を示すも
のである。図2は、リフォーム前の前記構造体1によっ
て形成される前記既存部屋2内を側面視したものであ
り、図3は、前記既存部屋2内をリフォームした後の前
記新たな居室R’を示す。
【0012】前記壁パネル部材6は、一般壁部分を構成
する壁パネル7、及び、既存部屋2内のコーナー部に配
設する自立可能なL字形状の入隅壁パネル4をもって構
成されている。因みに、前記壁パネル部材6の内、戸設
置用の新開口部16に(部屋開口部に相当)の両側方に
それぞれ配置される一対の壁パネル部材を右パネル10
・左パネル9といい、前記新開口部16の上部に配置さ
れる壁パネル部材6を上パネル8という。(図1,4参
照)
【0013】次に、前記各パネルの組み立てについて説
明する。図1,4,5に示すように、前記入隅壁パネル
4は平面視形状がL字型であるため、他の支持構造部材
に頼らず自立できるので、先ず、入隅壁パネル4の一つ
を既存部屋2内のコーナー部に配設し、その入隅壁パネ
ル4の端部夫々に壁パネル7を連結する。
【0014】前記入隅壁パネル4と壁パネル7の上端面
12及び上パネル8と左・右パネル9,10の上端面1
2には、図4,5に示すように、夫々、各パネルの全幅
にわたる連通溝13が設けられているため、各パネル同
士を当接させて各連通溝13に嵌合可能な連結部材14
を上端面12の境界をまたいで嵌め込むことで、パネル
同士の連結と位置合わせを同時に行うことができる。
【0015】また、上パネル8の連通溝13の両端部に
は、連結部材14と同形状の部材を連通溝13の両端部
より外側に一部分突出させた状態で予め連通溝13に固
着して形成された連結部15が設けられており、その突
出した連結部15を左右両側に隣接する左・右パネル
9,10の連通溝13に嵌め込ませることで、上パネル
8の上端面12と左・右パネル9,10の上端面12を
同じ高さに揃えた状態で、左・右パネル9,10によっ
て上パネル8を支持することができる。
【0016】尚、隣接する前記入隅壁パネル4、壁パネ
ル7、上パネル8、左・右パネル9,10の連結は、上
端面12以外でも行い、図6に示すように、壁パネル部
材の左右両端部の突合せ面20において、一方側に居室
R’の内側からの回動操作でパネル面に垂直な軸芯周り
に回動自在な係止爪金具21を内蔵した係止部22(本
実施形態では三箇所)を設けると共に、他方側には、係
止爪金具21が所定の回動位置で係止される係止ピン2
3を内蔵した被係止部24(本実施形態では三箇所)を
設け、居室内側からの回動操作によって係止部と被係止
部を連結できるように構成した第1連結機構17を備え
てある。つまり、前記第1連結機構17は、係止部22
と被係止部24とから構成され、この第1連結機構を介
して隣接する入隅壁パネル4、壁パネル7、上パネル
8、左・右パネル9,10の連結が居室R’の内側から
の操作で行えるようになるから、パネル組み立てまたは
解体作業が迅速に行えるのである。
【0017】前記天井パネル11の組み立ては、入隅壁
パネル4、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル9,
10の組み立てにより居室壁を形成した後に行われ、連
通溝13に嵌合可能な天井パネル11の周縁部下面側に
設けられた突起部11aを、連結部材14が嵌め込まれ
た連通溝13以外の溝部分に嵌め込むように、入隅壁パ
ネル4、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル9,1
0の上に載置して連結する。これにより、連結部材14
は連通溝13にあって、左右からは天井パネル11の突
起部11aによって、上からは天井パネル11の周縁部
下面によって固定されるのである。
【0018】前記入隅壁パネル4、壁パネル7、上パネ
ル8、左・右パネル9,10、天井パネル11における
新たに形成される居室R’内に面する表面は、夫々仕上
げ処理が施されており、各パネルの組み立てを行うだけ
で、現場での仕上げ処理は必要とされない。また、各パ
ネルの仕上げ処理を多種類にわたって工場生産にて準備
して部品化しておくことで、リフォーム設計の自由度を
低下させることなく、現場施工の効率化、リフォーム設
計及び工事の総コストの低価格化が図れるのである。
【0019】上記のようにして組み立てた介護用居室
R' に、トイレ室、押し入れ、他用途の部屋(以後単に
増設部屋R''と略称する。)を増設しようとしたとき、
増設部屋R''空間の壁パネル7を連結する位置に、増設
用壁パネル19を配置する。前記増設用壁パネル19
は、左右両端部の突合せ面20の夫々に第1連結機構を
構成する係止部22と被係止部24とを備え、かつ、前
記両突合せ面20とは異なる面に、第2連結機構18の
他方を備えた他の壁パネル7の突合せ面20を突き合わ
せた状態で両壁パネルを連結自在な第2連結機構18の
一方を備えている。
【0020】前記第2連結機構18は、その一方を第1
連結機構17の被係止部24と同様に係止ピン23を内
蔵した被係止部28に構成すると共に、他方を第1連結
機構17における係止部22とで構成してある。つま
り、係止部22は、第1連結機構と第2連結機構におけ
る連結部を兼ねている。そして、例えば、図7に示すよ
うに、居室R' 内に連接する増設部屋R''を形成する場
合は、図4,9に示すように、増設部屋R''空間の壁を
連結する位置に被係止部28を備えた面が向くように増
設用壁パネル19を配設し、他の壁パネル7の端部突合
せ面に備えた係止部22を被係止部28に突合せ、係止
部22に内蔵した係止金具を回動操作して被係止部28
の係止ピン23に係合させた組み付け連結によって、図
7に示すように、居室R' 内に増設部屋R''を形成す
る。
【0021】居室R' を形成する時点でその居室R' に
連設する増設部屋R''を形成することが決定している場
合は、複数の壁パネル7を連結して居室R' を形成する
際に予め必要箇所に増設用壁パネル19を配設しておく
と良い。また、居室R' を形成後に増設の必要が生じた
場合は、増設部屋R''空間の壁を連結する位置にある壁
パネル7を増設用壁パネル19と取り替える。尚、第2
連結機構18を備えた増設用壁パネル19だけで居室
R' を形成するものであっても良く、これだと、居室
R' 形成後に増設の必要が生じた場合であっても、必要
な時点で必要な箇所に壁パネル7を連結して居室R' に
連設する増設部屋R''を形成することができる。後は、
必要な枚数の壁パネル7を、互いの第1連結機構17を
介して突合せ組み付けして居室R' に連設する増設部屋
R''を形成する。
【0022】このとき、図7に示すように、コーナー部
に入隅壁パネル4を配置すると共に、欄間パネル5を壁
パネル7と入隅壁パネル4の上部に連結固定して新しい
部屋の入口開口部27を形成する。図示していないが、
入口開口部27には扉やカーテン等の間仕切りを設けて
おく。上記構成により、例えば、居室R' 内に壁パネル
部材6で遮蔽されたトイレ室を増設することができるの
で、被介護者本人のプライバシーの保護ができると共
に、トイレ使用後の居室R' 内への臭気の分散を抑制す
ることが可能となる。また、壁パネル部材6の高さを低
くしてローパーティション状に形成することも考えられ
る。特に、天井走行リフトを設けた場合、天井走行リフ
トの可動範囲を確保するために、天井パネル部材11と
リフトレール下端部までの寸法を除いた高さの壁パネル
部材6にて増設部屋R''を形成することが望ましい。こ
の場合、臭気拡散防止としてカーテンの様な軟質のもの
で新しい部屋の上部開口部を覆うか、パネル材等の面材
を取り付けて対処することができる。
【0023】図8に示すように、居室R' の外側に連接
する部屋を増設する場合は、増設部屋R''空間の壁を連
結する位置に被係止部28を備えた面が向くように増設
用壁パネル19を配設し、壁パネル7の突合せ面20に
備えた係止部22を、増設用壁パネル19の被係止部2
8に突合わせ、係止爪金具21を回動操作して係止ピン
23に係合させることにより増設用壁パネル19に壁パ
ネル7を連結固定する。後は、必要な枚数の壁パネル7
を、互いの第1連結機構17を介して突合わせ組み付け
して居室R' に連設する増設部屋R''を形成する。
【0024】予め、居室R' の外側に居室R' の外壁を
延長させた状態に新しい部屋を連設することが決まって
いる場合は、図10に示すように、居室R' のコーナー
部に入隅壁パネル4を使わずに、居室R' の壁を連結す
る位置に被係止部28を備えた面が向くように増設用壁
パネル19を配設する。そして、その被係止部28に壁
パネル7(配設箇所によっては短尺のものを使用す
る。)の係止部22を突合わせ連結して居室壁を形成す
る。また、この居室壁における増設部屋R''空間の他方
側の壁を連結する位置に、被係止部28を備えた面が向
くようにして増設用壁パネル19を介在させ、壁パネル
7の突合せ面20に備えた係止部22を、増設用壁パネ
ル19の被係止部28に突合わせ、係止爪金具21を回
動操作して係止ピン23に係合させることにより増設用
壁パネル19に壁パネル7を連結固定する。後は、必要
な枚数の壁パネル7を、互いの第1連結機構17を介し
て突合わせ組み付けして居室R' に連設する新しい部屋
を形成する。
【0025】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉先の実施形態では平板形状の増設用壁パネル19
に第2連結機構18を介して壁パネル7を突合わせ連結
し、居室R' に連設する新しい部屋空間を形成する例に
ついて説明したが、図11,12に示すように、コーナ
ー壁部を自立可能な断面L字形状の増設用入隅壁パネル
25で形成し、前記第1連結機構17を増設用入隅壁パ
ネル25の両端部の突合せ面20に夫々備えると共に、
増設用入隅壁パネル25における入隅面の角部に前記第
2連結機構18を備え、第2連結機構18を介した壁パ
ネル7の組み付け連結によって居室R' 空間の内外に連
設する増設部屋R''を形成するものであっても良い。
【0026】例えば、図11に示すように、居室壁のコ
ーナー部に増設用入隅壁パネル25を配設すると共に、
居室壁における増設部屋R''空間の壁を連結する位置に
も増設用入隅壁パネル25を配設し、その増設用入隅壁
パネル25に必要な枚数の壁パネル7を突合わせ組み付
けして居室R' に連設する増設部屋R''を形成する。こ
れだと、第2連結機構18を備えた平板形状の増設用壁
パネル19に増設部屋R''空間を形成する平板形状の壁
パネル7を突合わせて組み付け連結して形成した増設壁
に比して、平板形状の増設用壁パネル19よりも自立性
の高い断面L字形状の増設用入隅壁パネル25に平板形
状の壁パネル7が連設されているため、増設壁を横外力
に対する剛性の高いものに形成することができる。ま
た、このとき、図13に示すように、入隅壁パネル4と
増設用壁パネル19を組み合わせて配設することによっ
て、複数の増設部屋R''を連接することができる。
【0027】〈2〉増設用の壁パネルは、先の実施形態
で説明した、平板形状の増設用壁パネル19や断面L字
形状の増設用入隅壁パネル25に限るものではなく、断
面T字形状の増設用壁パネル26であっても良い。例え
ば、図14に示すように、居室R' の外側に新しい部屋
を連設する場合は、T字形状における突合せ面20の二
カ所に第1連結機構17を構成する係止部22と被係止
部24を備えると共に、他端突合せ面20に被係止部2
8を備えさせた増設用壁パネル26を形成し、この増設
用壁パネル26を増設部屋R''空間の壁を連結する箇所
に被係止部28を備えた端面が向くように配設する。そ
して、壁パネル7の突合せ面20に備えた係止部22
を、増設用壁パネル26の被係止部28に突合せ、係止
爪金具21を自動操作して係止ピン23に係合させるこ
とにより増設用壁パネル26に壁パネル7を連結固定す
ると共に、他の突合せ面20二箇所に第1連結機構を介
して壁パネル7を連結固定する。後は、必要な枚数の壁
パネル7を、互いの第1連結機構17を介して突合わせ
組み付けして居室R' に連設する新しい部屋を形成す
る。尚、居室R' の内側に増設部屋R''を形成する場合
においては、T字形状の増設用壁パネル26の配設する
向きを、内側に形成する増設部屋R''空間の壁を連結す
る位置に被係止部28を備えた端面が向くように配設す
る。また、居室R' の外側に居室R' の外壁を延長させ
た状態に新しい部屋を連設することが決まっている場合
は、図15に示すように、居室R' のコーナー部、及
び、居室壁における増設部屋R''空間壁を連結する位置
にT字形状の増設用壁パネル26を配設し、夫々の突合
せ面20夫々に壁パネル7を第1,第2連結機構を介し
て突合わせ連結して居室R' 、及び、居室R' に連設す
る増設部屋R''を形成する。これだと、さらに、増設壁
を横外力に対する剛性の高いものに形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部屋形成状況を示す分解斜視図
【図2】既存部屋を示す一部切欠き斜視図
【図3】新たな部屋空間を示す一部切欠き斜視図
【図4】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図5】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図6】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図7】増設部屋を示す斜視図
【図8】増設部屋を示す平面図
【図9】第2連結機構を示す分解斜視図
【図10】増設部屋を示す平面図
【図11】別実施形態の増設部屋を示す斜視図
【図12】別実施形態の増設用壁パネルを示す斜視図
【図13】別実施形態の増設部屋を示す平面図
【図14】別実施形態の増設部屋を示す平面図
【図15】別実施形態の増設部屋を示す平面図
【符号の説明】
2 既存部屋 4 入隅壁パネル 6 壁パネル部材 17 第1連結機構 18 第2連結機構 20 突合せ面 R 内部屋 R'' 増設部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/00 E04C 2/46 L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する壁パネル部材の端部どうしを突
    合せた状態で連結自在な第1連結機構を前記壁パネル部
    材の左右両端部の突合せ面夫々に備え、前記第1連結機
    構を介した前記壁パネル部材どうしの突合せ組み付けに
    よって既存部屋内に新たな内部屋空間を形成するパネル
    の組付構造であって、前記第1連結機構を備えてある前
    記壁パネル部材の左右両端部の突合せ面とは異なる面
    に、他の壁パネル部材端部の突合せ面を突合せた状態で
    連結自在な第2連結機構を備え、前記第2連結機構を介
    した前記壁パネル部材の組み付け連結によって前記内部
    屋空間の内外に連設する部屋空間を増設してあるパネル
    の組付構造。
  2. 【請求項2】 コーナー壁部を自立可能な断面L字形状
    の入隅壁パネルで形成し、前記第1連結機構を前記入隅
    壁パネルの両端部の突合せ面に夫々備えると共に、前記
    入隅壁パネルにおける入隅面の角部に前記第2連結機構
    を備え、前記第2連結機構を介した前記壁パネル部材の
    組み付け連結によって前記内部屋空間の内外に連設する
    部屋空間を増設してある請求項1記載のパネルの組付構
    造。
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