JP2002276054A - パネルの組付構造 - Google Patents
パネルの組付構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合
わせた組み付け連結の際に、突き合わせ端面間に隙間を
生じなくして水蒸気の透過を阻止し、既存部屋の壁や天
井に結露によるカビや腐食の発生を防止できるパネルの
組付構造を提供する。 【解決手段】 少なくとも複数の壁パネル部材6からな
るパネルどうしを突き合わせた組み付けによって既存部
屋内に新たな内部屋空間を形成するパネルの組付構造で
あって、前記パネルどうしを突き合わせた突合せ端部4
の全長にわたってシール材29を設ける。
わせた組み付け連結の際に、突き合わせ端面間に隙間を
生じなくして水蒸気の透過を阻止し、既存部屋の壁や天
井に結露によるカビや腐食の発生を防止できるパネルの
組付構造を提供する。 【解決手段】 少なくとも複数の壁パネル部材6からな
るパネルどうしを突き合わせた組み付けによって既存部
屋内に新たな内部屋空間を形成するパネルの組付構造で
あって、前記パネルどうしを突き合わせた突合せ端部4
の全長にわたってシール材29を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音響スタ
ジオ、AVスタジオ、カラオケ室、ピアノ練習室等の防
音室やフィットネス室、スポーツ練習室等の防振室や、
在宅介護室、子供部屋等の居室にリフォームすることが
できる内部屋形成構造に関し、詳しくは、少なくとも複
数の壁パネル部材からなるパネルどうしを突き合わせた
組み付けによって既存部屋内に新たな内部屋空間を形成
するパネルの組付構造に関する。
ジオ、AVスタジオ、カラオケ室、ピアノ練習室等の防
音室やフィットネス室、スポーツ練習室等の防振室や、
在宅介護室、子供部屋等の居室にリフォームすることが
できる内部屋形成構造に関し、詳しくは、少なくとも複
数の壁パネル部材からなるパネルどうしを突き合わせた
組み付けによって既存部屋内に新たな内部屋空間を形成
するパネルの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパネルの組付構造として
は、複数の壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた組
み付け連結により、例えば、介護室等の新たな内部屋空
間を形成したものがあった。
は、複数の壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた組
み付け連結により、例えば、介護室等の新たな内部屋空
間を形成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパネル
の組付構造によれば、壁パネル部材の端面どうしを単に
突き合わせて組み付け連結してあったために、パネル製
造時の寸法精度や施工精度によって隣接する壁パネル部
材の端面間に隙間を生じ易いものであった。そのため、
例えば、介護室として内部屋空間を使用する場合、その
中で入浴を行うための入浴設備等を設置することがある
が、入浴には、湯張りから洗体、後始末中に水蒸気が発
生し易く、この水蒸気が前記隙間を透過して介護室の外
側へ分散して壁パネル部材の裏側、即ち既存部屋の壁や
天井に結露を生じ易く、前記結露によってカビが発生し
たり、腐食したりし易いものとなっていた。
の組付構造によれば、壁パネル部材の端面どうしを単に
突き合わせて組み付け連結してあったために、パネル製
造時の寸法精度や施工精度によって隣接する壁パネル部
材の端面間に隙間を生じ易いものであった。そのため、
例えば、介護室として内部屋空間を使用する場合、その
中で入浴を行うための入浴設備等を設置することがある
が、入浴には、湯張りから洗体、後始末中に水蒸気が発
生し易く、この水蒸気が前記隙間を透過して介護室の外
側へ分散して壁パネル部材の裏側、即ち既存部屋の壁や
天井に結露を生じ易く、前記結露によってカビが発生し
たり、腐食したりし易いものとなっていた。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせ
た組み付け連結の際に、突き合わせ端面間に隙間を生じ
なくして水蒸気の透過を阻止し、既存部屋の壁や天井に
結露によるカビや腐食の発生を防止できるパネルの組付
構造を提供するところにある。
消し、隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせ
た組み付け連結の際に、突き合わせ端面間に隙間を生じ
なくして水蒸気の透過を阻止し、既存部屋の壁や天井に
結露によるカビや腐食の発生を防止できるパネルの組付
構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図5〜7に例示するごとく、少なくとも複
数の壁パネル部材6からなるパネルどうしを突き合わせ
た組み付けによって既存部屋2内に新たな内部屋R空間
を形成するパネルの組付構造であって、前記パネルどう
しを突き合わせた突合せ端部4の全長にわたってシール
材29を設けてあるところにある。
の特徴構成は図5〜7に例示するごとく、少なくとも複
数の壁パネル部材6からなるパネルどうしを突き合わせ
た組み付けによって既存部屋2内に新たな内部屋R空間
を形成するパネルの組付構造であって、前記パネルどう
しを突き合わせた突合せ端部4の全長にわたってシール
材29を設けてあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は図8に例示す
るごとく、前記パネルどうしを突き合わせた突合せ端部
4における何れか一方のパネルに、前記突合せ端部4の
全長にわたる凹溝28を形成すると共に、前記凹溝28
に、伸縮自在な樹脂製のシール材29を前記凹溝28内
より突出する状態に設けてあるところにある。
るごとく、前記パネルどうしを突き合わせた突合せ端部
4における何れか一方のパネルに、前記突合せ端部4の
全長にわたる凹溝28を形成すると共に、前記凹溝28
に、伸縮自在な樹脂製のシール材29を前記凹溝28内
より突出する状態に設けてあるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は図9,10に
例示するごとく、前記凹溝28内に係止溝28bを形成
すると共に、前記シール材29に前記係止溝28bに係
止自在な係止部29aを設けてあるところにある。
例示するごとく、前記凹溝28内に係止溝28bを形成
すると共に、前記シール材29に前記係止溝28bに係
止自在な係止部29aを設けてあるところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は図6,7に例
示するごとく、前記突合せ端部4において、隣接する前
記パネル部材間で連通し、かつ、内部屋R空間側に向か
って開口する配線用の溝部25よりも、既存部屋2内面
側に前記シール材29を配置してあるところにある。
示するごとく、前記突合せ端部4において、隣接する前
記パネル部材間で連通し、かつ、内部屋R空間側に向か
って開口する配線用の溝部25よりも、既存部屋2内面
側に前記シール材29を配置してあるところにある。
【0009】請求項5の発明の特徴構成は図10に例示
するごとく、前記シール材29が、中空の軟質樹脂材で
形成されているところにある。
するごとく、前記シール材29が、中空の軟質樹脂材で
形成されているところにある。
【0010】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0011】〔作用及び効果〕請求項1の発明により、
隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた組み
付け連結の際に、両端面間に隙間を生じなくすることが
できる。つまり、シール材を突合せ端部の全長にわたっ
て設けてあるから、壁パネル部材の端面どうしを突き合
わせて組み付け連結すると、シール材が押しつぶされて
密着し、両端面間に隙間を生じなくすることができる。
その結果、気密性を向上させることができ、水蒸気の透
過による既存部屋の壁や天井へのカビや腐食の発生を防
止することができるようになった。
隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた組み
付け連結の際に、両端面間に隙間を生じなくすることが
できる。つまり、シール材を突合せ端部の全長にわたっ
て設けてあるから、壁パネル部材の端面どうしを突き合
わせて組み付け連結すると、シール材が押しつぶされて
密着し、両端面間に隙間を生じなくすることができる。
その結果、気密性を向上させることができ、水蒸気の透
過による既存部屋の壁や天井へのカビや腐食の発生を防
止することができるようになった。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、隣接
する壁パネル部材どうしを突き合わせた組み付け連結の
際に、突合せ端部からのシール材の飛び出し量を抑制す
ることができる。つまり、例えば、隣接する壁パネル部
材の突合せ端部平滑面にシール材を設け、隣接する壁パ
ネル部材の端面どうしを突き合わせる構成のものだと、
押し潰されたシール材の厚みだけ隣接する壁パネル部材
が離れてしまうため、見た目が良くないものとなる。そ
こで、本発明のように突合せ端部の全長にわたる凹溝を
形成すると共に、その凹溝に伸縮自在なシール材を前記
凹溝内から突出する状態に設けたものだと、隣接する壁
パネル部材の端面どうしを突き合わせたときに、前記凹
溝内より突出する樹脂製のシール材が他方の壁パネル部
材の端面に押されて収縮する。このとき、前記凹溝の大
きさにもよるが、他方の壁パネル部材の端面との接当状
態を維持したまま、シール材が凹溝内に収容されるた
め、隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた
ときの凹溝内からのシール材の飛び出し量を抑制するこ
とができ、両端面を接当もしくはその離間距離を小さく
することができる。その結果、見た目の良いパネルの組
付構造を提供できるようになった。
による作用効果を叶えることができるのに加えて、隣接
する壁パネル部材どうしを突き合わせた組み付け連結の
際に、突合せ端部からのシール材の飛び出し量を抑制す
ることができる。つまり、例えば、隣接する壁パネル部
材の突合せ端部平滑面にシール材を設け、隣接する壁パ
ネル部材の端面どうしを突き合わせる構成のものだと、
押し潰されたシール材の厚みだけ隣接する壁パネル部材
が離れてしまうため、見た目が良くないものとなる。そ
こで、本発明のように突合せ端部の全長にわたる凹溝を
形成すると共に、その凹溝に伸縮自在なシール材を前記
凹溝内から突出する状態に設けたものだと、隣接する壁
パネル部材の端面どうしを突き合わせたときに、前記凹
溝内より突出する樹脂製のシール材が他方の壁パネル部
材の端面に押されて収縮する。このとき、前記凹溝の大
きさにもよるが、他方の壁パネル部材の端面との接当状
態を維持したまま、シール材が凹溝内に収容されるた
め、隣接する壁パネル部材の端面どうしを突き合わせた
ときの凹溝内からのシール材の飛び出し量を抑制するこ
とができ、両端面を接当もしくはその離間距離を小さく
することができる。その結果、見た目の良いパネルの組
付構造を提供できるようになった。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、シー
ル材を凹溝内に配設し易くなる。つまり、例えば、シー
ル材を接着やテープ等で突合せ端部に貼り付ける構成の
ものだと、テープを貼ったり、接着を塗布する手間が余
分に必要となるので現場における取り付け作業に手間が
かかるものとなるが、本発明のものだと、凹溝及び係止
溝を工場で加工しておくことができ、現場において、シ
ール材に設けた係止部を、凹溝内に形成した係止溝に係
止させていくだけで突合せ端部にシール材を容易に取り
付けることができる。その結果、現場におけるシール材
の取り付け作業の作業性を向上させることができるよう
になった。
による作用効果を叶えることができるのに加えて、シー
ル材を凹溝内に配設し易くなる。つまり、例えば、シー
ル材を接着やテープ等で突合せ端部に貼り付ける構成の
ものだと、テープを貼ったり、接着を塗布する手間が余
分に必要となるので現場における取り付け作業に手間が
かかるものとなるが、本発明のものだと、凹溝及び係止
溝を工場で加工しておくことができ、現場において、シ
ール材に設けた係止部を、凹溝内に形成した係止溝に係
止させていくだけで突合せ端部にシール材を容易に取り
付けることができる。その結果、現場におけるシール材
の取り付け作業の作業性を向上させることができるよう
になった。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
配線する際にシール材が邪魔にならない。つまり、壁パ
ネル部材の内部屋空間側に向かって開口する配線用の溝
部に、例えば、電気配線や通信配線等の電気通信配線を
収納する配線作業を行うときに、シール材の配置位置が
前記配線用の溝部にかかっていると、シール材が邪魔に
なるため配線作業を行う際にシール材を乗り越えて配線
する必要があり、配線作業が面倒なものとなるだけでな
く、シール材が溝部では浮いてしまうためシールできな
くなる問題があるが、本発明のものだと、前記配線用の
溝部よりも既存部屋内面側の突合せ端部にシール材を配
置してあるから、溝部にシール材がかからなくなるの
で、シール材が邪魔にならず、配線作業を行う際にシー
ル材を乗り越えて配線するなどの面倒な作業を行わなく
てもよくなる。その結果、シール性能を損なうことな
く、配線作業の作業性を向上させることができるように
なった。
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
配線する際にシール材が邪魔にならない。つまり、壁パ
ネル部材の内部屋空間側に向かって開口する配線用の溝
部に、例えば、電気配線や通信配線等の電気通信配線を
収納する配線作業を行うときに、シール材の配置位置が
前記配線用の溝部にかかっていると、シール材が邪魔に
なるため配線作業を行う際にシール材を乗り越えて配線
する必要があり、配線作業が面倒なものとなるだけでな
く、シール材が溝部では浮いてしまうためシールできな
くなる問題があるが、本発明のものだと、前記配線用の
溝部よりも既存部屋内面側の突合せ端部にシール材を配
置してあるから、溝部にシール材がかからなくなるの
で、シール材が邪魔にならず、配線作業を行う際にシー
ル材を乗り越えて配線するなどの面倒な作業を行わなく
てもよくなる。その結果、シール性能を損なうことな
く、配線作業の作業性を向上させることができるように
なった。
【0015】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
シール材を変形し易く、かつ、弾性復元力に富んだもの
に形成できる。つまり、例えば、中空部を有していない
軟質樹脂材でシール材を形成したものだと変形し難いた
め、パネル製造時の製作誤差や施工誤差等で突合せ端部
からのシール材の突出量が多くなりすぎていた場合、壁
パネル部材の端面どうしを接当もしくは設定距離まで近
づけるのに多大な圧接力が必要となってしまう問題があ
るが、本発明のものだと、中空の軟質樹脂材でシール材
を形成してあるため変形し易く、かつ、弾性復元力に富
んだものとなるので、パネル製造時の製作誤差や施工誤
差等で突合せ端部からのシール材の突出量が多くなりす
ぎていた場合であっても、壁パネル部材の端面どうしを
接当もしくは設定距離まで近づけるのにさほど圧接力を
必要とせず、かつ、シール性を確保することができる。
その結果、シール性を確保できながらも、隣接する壁パ
ネル部材どうしの連結操作が容易となる。
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
シール材を変形し易く、かつ、弾性復元力に富んだもの
に形成できる。つまり、例えば、中空部を有していない
軟質樹脂材でシール材を形成したものだと変形し難いた
め、パネル製造時の製作誤差や施工誤差等で突合せ端部
からのシール材の突出量が多くなりすぎていた場合、壁
パネル部材の端面どうしを接当もしくは設定距離まで近
づけるのに多大な圧接力が必要となってしまう問題があ
るが、本発明のものだと、中空の軟質樹脂材でシール材
を形成してあるため変形し易く、かつ、弾性復元力に富
んだものとなるので、パネル製造時の製作誤差や施工誤
差等で突合せ端部からのシール材の突出量が多くなりす
ぎていた場合であっても、壁パネル部材の端面どうしを
接当もしくは設定距離まで近づけるのにさほど圧接力を
必要とせず、かつ、シール性を確保することができる。
その結果、シール性を確保できながらも、隣接する壁パ
ネル部材どうしの連結操作が容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0017】図1は、一般住宅の既設の壁、床、天井等
の構造体1によって形成された既存部屋2内に、壁パネ
ル部材6、及び、天井パネル11の組み立てによって既
存部屋2内に新たな部屋空間の一例としての在宅介護用
居室R' (本発明に係わる内部屋Rに相当し、以後、単
に居室R' という)を形成してある状況を示すものであ
る。図2は、リフォーム前の前記構造体1によって形成
される前記既存部屋2内を側面視したものであり、図3
は、前記既存部屋2内をリフォームした後の前記新たな
居室R' を示す。
の構造体1によって形成された既存部屋2内に、壁パネ
ル部材6、及び、天井パネル11の組み立てによって既
存部屋2内に新たな部屋空間の一例としての在宅介護用
居室R' (本発明に係わる内部屋Rに相当し、以後、単
に居室R' という)を形成してある状況を示すものであ
る。図2は、リフォーム前の前記構造体1によって形成
される前記既存部屋2内を側面視したものであり、図3
は、前記既存部屋2内をリフォームした後の前記新たな
居室R' を示す。
【0018】前記壁パネル部材6は、一般壁部分を構成
する壁パネル7、及び、既存部屋2内のコーナー部に配
設する自立可能なコーナー壁パネル3により構成されて
いる。因みに、前記壁パネル部材6の内、戸設置用の新
開口部16に(部屋開口部に相当)の両側方にそれぞれ
配置される一対の壁パネル部材6を右パネル10・左パ
ネル9といい、前記新開口部16の上部に配置される壁
パネル部材6を上パネル8という。(図1,4参照)
する壁パネル7、及び、既存部屋2内のコーナー部に配
設する自立可能なコーナー壁パネル3により構成されて
いる。因みに、前記壁パネル部材6の内、戸設置用の新
開口部16に(部屋開口部に相当)の両側方にそれぞれ
配置される一対の壁パネル部材6を右パネル10・左パ
ネル9といい、前記新開口部16の上部に配置される壁
パネル部材6を上パネル8という。(図1,4参照)
【0019】次に、前記各パネルの組み立てについて説
明する。図1,4,5に示すように、前記コーナー壁パ
ネル3は平面視形状がL字型であるため、他の支持構造
部材に頼らず自立できるので、先ず、コーナー壁パネル
3の一つを既存部屋2内のコーナー部に配設し、そのコ
ーナー壁パネル3の端部夫々に壁パネル7を連結する。
明する。図1,4,5に示すように、前記コーナー壁パ
ネル3は平面視形状がL字型であるため、他の支持構造
部材に頼らず自立できるので、先ず、コーナー壁パネル
3の一つを既存部屋2内のコーナー部に配設し、そのコ
ーナー壁パネル3の端部夫々に壁パネル7を連結する。
【0020】前記コーナー壁パネル3と壁パネル7の上
端面12及び上パネル8と左・右パネル9,10の上端
面12には、図4,5に示すように、夫々、各パネルの
全幅にわたる連通溝13が設けられているため、各パネ
ル同士を当接させて各連通溝13に嵌合可能な連結部材
14を上端面12の境界をまたいで嵌め込むことで、パ
ネル同士の連結と位置合わせを同時に行うことができ
る。
端面12及び上パネル8と左・右パネル9,10の上端
面12には、図4,5に示すように、夫々、各パネルの
全幅にわたる連通溝13が設けられているため、各パネ
ル同士を当接させて各連通溝13に嵌合可能な連結部材
14を上端面12の境界をまたいで嵌め込むことで、パ
ネル同士の連結と位置合わせを同時に行うことができ
る。
【0021】また、上パネル8の連通溝13の両端部に
は、連結部材14と同形状の部材を連通溝13の両端部
より外側に一部分突出させた状態で予め連通溝13に固
着して形成された連結部15が設けられており、その突
出した連結部15を左右両側に隣接する左・右パネル
9,10の連通溝13に嵌め込ませることで、上パネル
8の上端面12と左・右パネル9,10の上端面12を
同じ高さに揃えた状態で、左・右パネル9,10によっ
て上パネル8を支持することができる。
は、連結部材14と同形状の部材を連通溝13の両端部
より外側に一部分突出させた状態で予め連通溝13に固
着して形成された連結部15が設けられており、その突
出した連結部15を左右両側に隣接する左・右パネル
9,10の連通溝13に嵌め込ませることで、上パネル
8の上端面12と左・右パネル9,10の上端面12を
同じ高さに揃えた状態で、左・右パネル9,10によっ
て上パネル8を支持することができる。
【0022】尚、隣接する前記コーナー壁パネル3、壁
パネル7、上パネル8、左・右パネル9,10の連結
は、上端面12以外でも行い、図6に示すように、側端
面20において、一方側に居室R' の内側からの回動操
作でパネル面に垂直な軸芯周りに回動自在な係止爪金具
21を内蔵した係止部22(本実施形態では三箇所)を
設け、他方側には、係止爪金具21が所定の回動位置で
係止される係止ピン23を内蔵した被係止部24(本実
施形態では三箇所)を設けてあり、居室内側からの回動
操作によって係止部22と被係止部24を連結できるよ
うに構成してある。このように、隣接するコーナー壁パ
ネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル9,1
0の連結が居室R' の内側からの操作で行えるから、パ
ネル組み立てまたは解体作業が迅速に行えるのである。
パネル7、上パネル8、左・右パネル9,10の連結
は、上端面12以外でも行い、図6に示すように、側端
面20において、一方側に居室R' の内側からの回動操
作でパネル面に垂直な軸芯周りに回動自在な係止爪金具
21を内蔵した係止部22(本実施形態では三箇所)を
設け、他方側には、係止爪金具21が所定の回動位置で
係止される係止ピン23を内蔵した被係止部24(本実
施形態では三箇所)を設けてあり、居室内側からの回動
操作によって係止部22と被係止部24を連結できるよ
うに構成してある。このように、隣接するコーナー壁パ
ネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル9,1
0の連結が居室R' の内側からの操作で行えるから、パ
ネル組み立てまたは解体作業が迅速に行えるのである。
【0023】前記天井パネル11の組み立ては、コーナ
ー壁パネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル
9,10の組み立てにより居室壁を形成した後に行わ
れ、連通溝13に嵌合可能な天井パネル11の周縁部下
面側に設けられた突起部11aを、連結部材14が嵌め
込まれた連通溝13以外の溝部分に嵌め込むように、コ
ーナー壁パネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パ
ネル9,10の上に載置して連結する。これにより、連
結部材14は連通溝13にあって、左右からは天井パネ
ル11の突起部11aによって、上からは天井パネル1
1の周縁部下面によって固定されるのである。(図4,
7参照)
ー壁パネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パネル
9,10の組み立てにより居室壁を形成した後に行わ
れ、連通溝13に嵌合可能な天井パネル11の周縁部下
面側に設けられた突起部11aを、連結部材14が嵌め
込まれた連通溝13以外の溝部分に嵌め込むように、コ
ーナー壁パネル3、壁パネル7、上パネル8、左・右パ
ネル9,10の上に載置して連結する。これにより、連
結部材14は連通溝13にあって、左右からは天井パネ
ル11の突起部11aによって、上からは天井パネル1
1の周縁部下面によって固定されるのである。(図4,
7参照)
【0024】前記コーナー壁パネル3、壁パネル7、上
パネル8、左・右パネル9,10、天井パネル11にお
ける新たに形成される居室R' 内に面する表面は、夫々
仕上げ処理が施されており、各パネルの組み立てを行う
だけで、現場での仕上げ処理は必要とされない。また、
各パネルの仕上げ処理を多種類にわたって工場生産にて
準備して部品化しておくことで、リフォーム設計の自由
度を低下させることなく、現場施工の効率化、リフォー
ム設計及び工事の総コストの低価格化が図れるのであ
る。
パネル8、左・右パネル9,10、天井パネル11にお
ける新たに形成される居室R' 内に面する表面は、夫々
仕上げ処理が施されており、各パネルの組み立てを行う
だけで、現場での仕上げ処理は必要とされない。また、
各パネルの仕上げ処理を多種類にわたって工場生産にて
準備して部品化しておくことで、リフォーム設計の自由
度を低下させることなく、現場施工の効率化、リフォー
ム設計及び工事の総コストの低価格化が図れるのであ
る。
【0025】前記コーナー壁パネル3、壁パネル7、上
パネル8、左・右パネル9,10には、図6,7に示す
ように、居室R' 側に面した壁前面の天井廻り縁部分に
相当する上辺部と、各壁パネルの床F面と当接する幅木
部分に相当する下辺部に、隣接する壁パネル7間で連通
し、かつ、居室R' 側に向かって開口する溝部25を夫
々設けてある。前記溝部25には、各壁パネル7の連設
方向全幅に等しい長さの蓋部材26が着脱自在に設けら
れており、溝部25と蓋部材26で囲まれた空間は、リ
フォーム工事で必要となる電気配線や通信配線等の電気
通信配線27を収納するためのもので、居室R' 側から
電気通信配線27の敷設または撤去工事ができるため工
事自体の効率化が図れ、更に配線の追加変更が容易に可
能で、再リフォームは部分リフォームでの対応が容易で
ある。
パネル8、左・右パネル9,10には、図6,7に示す
ように、居室R' 側に面した壁前面の天井廻り縁部分に
相当する上辺部と、各壁パネルの床F面と当接する幅木
部分に相当する下辺部に、隣接する壁パネル7間で連通
し、かつ、居室R' 側に向かって開口する溝部25を夫
々設けてある。前記溝部25には、各壁パネル7の連設
方向全幅に等しい長さの蓋部材26が着脱自在に設けら
れており、溝部25と蓋部材26で囲まれた空間は、リ
フォーム工事で必要となる電気配線や通信配線等の電気
通信配線27を収納するためのもので、居室R' 側から
電気通信配線27の敷設または撤去工事ができるため工
事自体の効率化が図れ、更に配線の追加変更が容易に可
能で、再リフォームは部分リフォームでの対応が容易で
ある。
【0026】また、前記コーナー壁パネル3、壁パネル
7、上パネル8、左・右パネル9,10等の壁パネル部
材6には、図4に示すように、パネルの上端面12、及
び、側端面20の一方側に、突合せ端部4の全長にわた
る凹溝28を形成すると共に、凹溝28に、伸縮自在な
樹脂製のシール材29をその凹溝28から突出する状態
に設けてある。そして、図8(イ)、(ロ)に示すよう
に、隣接する壁パネル7の側端面20どうしを突き合わ
せると、凹溝28内より突出するシール材29が他方の
壁パネル7の側端面20に押されて収縮し、他方の壁パ
ネル7の側端面20との接当状態を維持したまま、シー
ル材29が凹溝28内に収容される。そのため、隣接す
る壁パネル7の側端面20どうしを突き合わせたときの
凹溝28内からのシール材29の飛び出し量を抑制する
ことができる。尚、壁パネル部材6の上端面12と天井
パネル11の下端面11bを突き合わせたときのシール
材29の作用効果も上記と同様であるのでその説明を省
略する。
7、上パネル8、左・右パネル9,10等の壁パネル部
材6には、図4に示すように、パネルの上端面12、及
び、側端面20の一方側に、突合せ端部4の全長にわた
る凹溝28を形成すると共に、凹溝28に、伸縮自在な
樹脂製のシール材29をその凹溝28から突出する状態
に設けてある。そして、図8(イ)、(ロ)に示すよう
に、隣接する壁パネル7の側端面20どうしを突き合わ
せると、凹溝28内より突出するシール材29が他方の
壁パネル7の側端面20に押されて収縮し、他方の壁パ
ネル7の側端面20との接当状態を維持したまま、シー
ル材29が凹溝28内に収容される。そのため、隣接す
る壁パネル7の側端面20どうしを突き合わせたときの
凹溝28内からのシール材29の飛び出し量を抑制する
ことができる。尚、壁パネル部材6の上端面12と天井
パネル11の下端面11bを突き合わせたときのシール
材29の作用効果も上記と同様であるのでその説明を省
略する。
【0027】また、前記凹溝28を設ける位置は、図7
に示すように、配線用の溝部25よりも既存部屋2内面
側に配置する。そうすると、溝部25にシール材29が
かからなくなるので、シール材29が邪魔にならず、電
気通信配線27の敷設または撤去工事を行う際にシール
材29を乗り越えて配線するなどの面倒な作業を行わな
くてもよくなり、シール性能を損なうことなく電気通信
配線27の敷設または撤去工事等の作業の作業性を向上
させることができる。
に示すように、配線用の溝部25よりも既存部屋2内面
側に配置する。そうすると、溝部25にシール材29が
かからなくなるので、シール材29が邪魔にならず、電
気通信配線27の敷設または撤去工事を行う際にシール
材29を乗り越えて配線するなどの面倒な作業を行わな
くてもよくなり、シール性能を損なうことなく電気通信
配線27の敷設または撤去工事等の作業の作業性を向上
させることができる。
【0028】図6,7に示すように、各壁パネル7の下
端面17には、床F上に敷設した角材等のレールランナ
ー19に嵌合させて壁パネル7の位置決めを行う位置決
め用の凹溝18が各壁パネル7の連接方向全幅に設けら
れている。そして、前記レールランナー19上に壁パネ
ル7を載置していくと共に、壁パネル7の側端面20ど
うしを突き合わせた組み付けによって居室壁を形成し、
その居室壁の上端面12に天井パネル11を載置して居
室R’を形成すると、壁パネル7の突合せ端部4に設け
たシール材29で側端面20間に隙間を生じなくするこ
とができるとともに、壁パネル7の上端面12に設けた
シール材29で天井パネル11と壁パネル7の上端面1
2との間に隙間を生じなくすることができるため、居室
R' を気密に仕上げることができ、水蒸気の透過による
既存部屋2の壁や天井へのカビや腐食の発生を防止する
ことが可能となる。尚、このとき、レールランナー19
と凹溝18との間にもシール材29を設けておけば、さ
らに気密性を向上させることが可能となる。
端面17には、床F上に敷設した角材等のレールランナ
ー19に嵌合させて壁パネル7の位置決めを行う位置決
め用の凹溝18が各壁パネル7の連接方向全幅に設けら
れている。そして、前記レールランナー19上に壁パネ
ル7を載置していくと共に、壁パネル7の側端面20ど
うしを突き合わせた組み付けによって居室壁を形成し、
その居室壁の上端面12に天井パネル11を載置して居
室R’を形成すると、壁パネル7の突合せ端部4に設け
たシール材29で側端面20間に隙間を生じなくするこ
とができるとともに、壁パネル7の上端面12に設けた
シール材29で天井パネル11と壁パネル7の上端面1
2との間に隙間を生じなくすることができるため、居室
R' を気密に仕上げることができ、水蒸気の透過による
既存部屋2の壁や天井へのカビや腐食の発生を防止する
ことが可能となる。尚、このとき、レールランナー19
と凹溝18との間にもシール材29を設けておけば、さ
らに気密性を向上させることが可能となる。
【0029】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉シール材29と凹溝28の形状は先の実施形態で
説明したものに限るものではなく、凹溝28内に係止溝
28bを形成すると共に、シール材29に係止溝28b
に係止自在な係止部29aを設けたものであっても良
い。例えば、図9(イ)(ロ)に示すように、凹溝28
内における係止溝28bを、他の溝部28aよりも幅広
の溝部に形成し、シール材29の係止部29aを係止溝
28bに係合固定可能に幅広形状に形成したものであっ
ても良い。例えば、シール材29をテープや接着で取り
付け固定してあるものだと、テープを貼ったり、接着を
塗布する手間がかかるだけでなく、シール材29に横方
向の外力が加わったときにシール材が外れてしまう危険
性が高いものとなるが、本発明のものだと、係止溝28
bに対してシール材29の係止部29aをスライド嵌入
させるだけで凹溝28内にシール材29を取り付け固定
することができるから取り付けが容易となり、かつ、横
方向の外力がシール材29に加わったとしても、係止溝
28bと係止部29aとの共働でシール材29を凹溝2
8内から外れ難くすることができる。
する。 〈1〉シール材29と凹溝28の形状は先の実施形態で
説明したものに限るものではなく、凹溝28内に係止溝
28bを形成すると共に、シール材29に係止溝28b
に係止自在な係止部29aを設けたものであっても良
い。例えば、図9(イ)(ロ)に示すように、凹溝28
内における係止溝28bを、他の溝部28aよりも幅広
の溝部に形成し、シール材29の係止部29aを係止溝
28bに係合固定可能に幅広形状に形成したものであっ
ても良い。例えば、シール材29をテープや接着で取り
付け固定してあるものだと、テープを貼ったり、接着を
塗布する手間がかかるだけでなく、シール材29に横方
向の外力が加わったときにシール材が外れてしまう危険
性が高いものとなるが、本発明のものだと、係止溝28
bに対してシール材29の係止部29aをスライド嵌入
させるだけで凹溝28内にシール材29を取り付け固定
することができるから取り付けが容易となり、かつ、横
方向の外力がシール材29に加わったとしても、係止溝
28bと係止部29aとの共働でシール材29を凹溝2
8内から外れ難くすることができる。
【0030】また、例えば、図10(イ)に示すよう
に、凹溝28内における係止溝28bを、他の溝部28
aよりも幅狭の深い溝部を有した逆凸字形状に形成し、
係止溝28bに係合固定自在な凸形状の係止部29aを
設けた軟質樹脂材で形成された中空形状のシール材29
からなるものであっても良い。これだと、シール材29
の係止部29aを係止溝28bに押込むだけの操作でシ
ール材29を取り付け固定することができると共に、中
空の軟質樹脂材でシール材29を形成してあるため変形
し易く、かつ、弾性復元力に富んだものとなるので、パ
ネル製造時の製作誤差や施工誤差等で突合せ端部4から
のシール材29の突出量が多くなりすぎていた場合であ
っても、図10(ロ)に示すように、両端面を接当もし
くは設定距離まで近づけるのにさほど圧接力が必要とな
らない。そのため、シール性を確保できながらも、隣接
する壁パネル部材どうしの連結操作が容易となる。
に、凹溝28内における係止溝28bを、他の溝部28
aよりも幅狭の深い溝部を有した逆凸字形状に形成し、
係止溝28bに係合固定自在な凸形状の係止部29aを
設けた軟質樹脂材で形成された中空形状のシール材29
からなるものであっても良い。これだと、シール材29
の係止部29aを係止溝28bに押込むだけの操作でシ
ール材29を取り付け固定することができると共に、中
空の軟質樹脂材でシール材29を形成してあるため変形
し易く、かつ、弾性復元力に富んだものとなるので、パ
ネル製造時の製作誤差や施工誤差等で突合せ端部4から
のシール材29の突出量が多くなりすぎていた場合であ
っても、図10(ロ)に示すように、両端面を接当もし
くは設定距離まで近づけるのにさほど圧接力が必要とな
らない。そのため、シール性を確保できながらも、隣接
する壁パネル部材どうしの連結操作が容易となる。
【0031】〈2〉シール材として使用するのは先の実
施形態で説明した軟質樹脂材に限るものではなく、例え
ば、板状の発泡材で形成した気密テープであってもよ
い。発泡材は、断熱性能を有しているため、壁パネル部
材の端面間から水蒸気の透過を防止できるだけでなく、
熱の移動をも防止することが可能となる。
施形態で説明した軟質樹脂材に限るものではなく、例え
ば、板状の発泡材で形成した気密テープであってもよ
い。発泡材は、断熱性能を有しているため、壁パネル部
材の端面間から水蒸気の透過を防止できるだけでなく、
熱の移動をも防止することが可能となる。
【0032】〈3〉先の実施形態ではシール材を壁パネ
ルの上端面、及び、側端面の一方側における突合せ端部
の全長にわたる凹溝を形成すると共に、その凹溝にシー
ル材を設けた例について説明したが、凹溝を設けること
なく突合せ端部の平滑面にシール材を設けたものであっ
ても良いし、また、壁パネルの上端面、及び、両側端面
の突合せ端部の全長にわたってシール材を設けたもので
あっても良い。
ルの上端面、及び、側端面の一方側における突合せ端部
の全長にわたる凹溝を形成すると共に、その凹溝にシー
ル材を設けた例について説明したが、凹溝を設けること
なく突合せ端部の平滑面にシール材を設けたものであっ
ても良いし、また、壁パネルの上端面、及び、両側端面
の突合せ端部の全長にわたってシール材を設けたもので
あっても良い。
【図1】内部屋形成状況を示す分解斜視図
【図2】既存部屋を示す一部切欠き斜視図
【図3】新たな部屋空間を示す一部切欠き斜視図
【図4】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図5】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図6】パネル部材の組み立て状況を示す分解斜視図
【図7】内部屋形成構造を示す縦断要部側面図
【図8】シール材の作用説明図
【図9】別実施形態のシール材の作用説明図
【図10】別実施形態のシール材の作用説明図
2 既存部屋 4 突合せ端部 6 壁パネル部材 29 シール材 R 内部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 1/12 302 E04H 1/12 302Z E04B 1/68 G
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも複数の壁パネル部材からなる
パネルどうしを突き合わせた組み付けによって既存部屋
内に新たな内部屋空間を形成するパネルの組付構造であ
って、前記パネルどうしを突き合わせた突合せ端部の全
長にわたってシール材を設けてあるパネルの組付構造。 - 【請求項2】 前記パネルどうしを突き合わせた突合せ
端部における何れか一方のパネルに、前記突合せ端部の
全長にわたる凹溝を形成すると共に、前記凹溝に、伸縮
自在な樹脂製のシール材を前記凹溝内より突出する状態
に設けてある請求項1記載のパネルの組付構造。 - 【請求項3】 前記凹溝内に係止溝を形成すると共に、
前記シール材に前記係止溝に係止自在な係止部を設けて
ある請求項2に記載のパネルの組付構造。 - 【請求項4】 前記突合せ端部において、隣接する前記
パネル部材間で連通し、かつ、内部屋空間側に向かって
開口する配線用の溝部よりも、既存部屋内面側に前記シ
ール材を配置してある請求項1〜3の何れかに記載のパ
ネルの組付構造。 - 【請求項5】 前記シール材が、中空の軟質樹脂材で形
成されている請求項1〜4の何れかに記載のパネルの組
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001075706A JP2002276054A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | パネルの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001075706A JP2002276054A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | パネルの組付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002276054A true JP2002276054A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18932739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001075706A Pending JP2002276054A (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | パネルの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002276054A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271140A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kubota Corp | 空気調和機 |
CN100386486C (zh) * | 2005-09-30 | 2008-05-07 | 朱春华 | 钢混环保节能抗灾住宅房屋的建筑方法 |
CN108930339A (zh) * | 2017-05-24 | 2018-12-04 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装配式墙体尾端安装结构和施工方法 |
JP7064263B1 (ja) | 2022-02-16 | 2022-05-10 | ツナガルデザイン株式会社 | 建物の防音構造 |
JP7522442B2 (ja) | 2020-09-02 | 2024-07-25 | 株式会社ブルアンドベア | 防音室 |
-
2001
- 2001-03-16 JP JP2001075706A patent/JP2002276054A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386486C (zh) * | 2005-09-30 | 2008-05-07 | 朱春华 | 钢混环保节能抗灾住宅房屋的建筑方法 |
JP2007271140A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kubota Corp | 空気調和機 |
CN108930339A (zh) * | 2017-05-24 | 2018-12-04 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装配式墙体尾端安装结构和施工方法 |
CN108930339B (zh) * | 2017-05-24 | 2023-11-10 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种装配式墙体尾端安装结构和施工方法 |
JP7522442B2 (ja) | 2020-09-02 | 2024-07-25 | 株式会社ブルアンドベア | 防音室 |
JP7064263B1 (ja) | 2022-02-16 | 2022-05-10 | ツナガルデザイン株式会社 | 建物の防音構造 |
WO2023157336A1 (ja) * | 2022-02-16 | 2023-08-24 | ツナガルデザイン株式会社 | 建物の防音構造 |
JP2023119113A (ja) * | 2022-02-16 | 2023-08-28 | ツナガルデザイン株式会社 | 建物の防音構造 |
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Legal Events
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|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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