JP2002274463A - 電動補助自転車 - Google Patents

電動補助自転車

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JP2002274463A JP2001078810A JP2001078810A JP2002274463A JP 2002274463 A JP2002274463 A JP 2002274463A JP 2001078810 A JP2001078810 A JP 2001078810A JP 2001078810 A JP2001078810 A JP 2001078810A JP 2002274463 A JP2002274463 A JP 2002274463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の部品を用いることなくバッテリを車体
に保持できるようにして、バリエーション展開時に共通
使用できるコアを構成する。 【解決手段】 車体中央に配置される中央アセンブリ3
の要部として、アシストユニット31とバッテリ6とを
収容することができるケーシング30を設ける。ケーシ
ング30の上部には蓋を設けてバッテリ6を確保する。
ケーシング30は連結部35,36,37等を介して、
シートポスト50や前フレーム21および後フレーム4
1に連結できる。ケーシング30を含む中央アセンブリ
3をコアとして、前フレーム21や後フレーム41を組
み合わせることができるので、これらフレーム21,4
1の変形に対して容易に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動補助自転車に
関し、特に、車体の設計自由度を高めることができる車
体フレーム構造を有する電動補助自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】ペダルに加えられた踏力を後輪に伝達す
るための人力駆動系と、前記踏力に応じて前記人力駆動
系に補助動力を付加させることができるモータ駆動系と
を備えた電動補助自転車が知られている。例えば、特開
平11−105758号公報には、フレームを折り畳み
自在に構成した電動補助自転車において、前記フレーム
の折り畳み開口部からバッテリを出し入れ可能にしたも
のが開示されている。
【0003】また、特開平2000−164185号公
報には、人力駆動系とモータ駆動系とを一体化したアシ
ストユニットをボルト・ナットで締結して懸架させた電
動補助自転車において、前記アシストユニット上には、
アシストユニットに電力を供給するためのバッテリを配
置したものが開示されている。この電動補助自転車で
は、バッテリはアシストユニットに対して電気的に接続
されるとともに、係止具を用いて車体フレームに固定さ
れている。前記車体フレームは、メインフレーム、シー
トパイプ、およびリヤフレーム等からなり、これらは溶
接などで一体に形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電動補助自転車に
おいては、アシストユニットやバッテリを取り付けるた
めの係止具としてステーを設けなければならず、これら
の加工や車体フレームへの接合等、多くの工数を要して
いた。特に、様々なバリエーションの車両を提供しよう
とした場合、一体型の車体フレームでは、車種毎の専用
フレームとなることが避けられないし、ステーの形状や
取り付け態様も、専用フレーム毎に設定しなければなら
ない。そのために車体フレームの加工や接合の工数は著
しく増大し、車両のバリエーションを増やすことが容易
ではなかった。
【0005】本発明の目的は、上記従来の課題に鑑み、
アシストユニットやバッテリを取り付ける係止具をなく
すことで工数を低減でき、かつ車種のバリエーション増
加にも容易に対応しうる車体フレームを有する電動補助
自転車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ペダルに加えられた踏力を伝達する人力
駆動系と、前記踏力に応じて前記人力駆動系に補助動力
を付加させるモータ駆動系とを備えた電動補助自転車に
おいて、前記人力駆動系およびモータ駆動系で発生させ
る動力を合力させて出力するアシストユニットと、前記
アシストユニットを保持するケーシングを具備し、前記
ケーシングにより、前記モータ駆動系に電力を供給する
バッテリを保持するバッテリ収容部が形成されている点
に第1の特徴がある。
【0007】また、本発明は、前記ケーシングが、車体
左側に位置する左部分と車体右側に位置する右部分とか
らなり、前記左部分および右部分で囲繞された空間の上
部に前記バッテリ収容部を、前記空間の下部に前記アシ
ストユニットの収容部をそれぞれ形成するとともに、前
記バッテリ収容部は上方が開放され、該開放部分には蓋
が設けられている点に第2の特徴がある。
【0008】第1および第2の特徴によれば、ステー
等、バッテリケースを車体に保持するための係止部材を
用いることなく、バッテリをアシストユニットとともに
ケーシングによって保持することができる。特に、第2
の特徴によれば、ケーシングを左右の部分に分割したの
で、これらの部分を、例えば、ダイキャストにより容易
に製造できる。また、バッテリ収容部はアシストユニッ
トの収容部と一体に形成できるので、高い剛性が得ら
れ、バッテリを外力から保護しやすい。
【0009】また、本発明は、前記蓋に、バッテリ収容
部に収容されるバッテリの上面に当接して、バッテリを
該バッテリ収容部内に固定する突出部分が設けられてい
る点に第3の特徴がある。第3の特徴によれば、バッテ
リは、突出部分によってバッテリ収容部内に確保され
る。
【0010】また、本発明は、バッテリとアシストユニ
ットの制御部とを電気的に接続する接点部材を備え、該
接点部材が、前記ケーシングの左部分および右部分に挟
持され、かつ、前記バッテリの下面でバッテリに接続で
きるように配置されている点に第4の特徴がある。接点
部材はケーシングを組み立てるときに該ケーシングに対
して容易に保持させることができる。また、接点部材
は、前記蓋の突出部分によって下方に押しつけられるバ
ッテリと良好に電気的接続状態を維持することができ
る。
【0011】また、本発明は、前記ケーシングに、シー
トポスト保持部が一体に形成されている点に第5の特徴
があり、前記ケーシングに、前フレームおよび後フレー
ムをそれぞれ着脱自在に連結する連結部が設けられてい
る点に第6の特徴がある。
【0012】第5または第6の特徴によれば、連結部の
みが前記ケーシング側と一致するように構成してあれ
ば、シートポストや後フレームを前記ケーシングに容易
に連結することができるので、シートポストや後フレー
ムの形状・構造の設計に自由度が増し、車体のバリエー
ション展開が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る電動補助自転車の側面図である。電動補助自転車1
は、前部アセンブリ2と、中央アセンブリ3と、後部ア
センブリ4と、シートアセンブリ5とからなる。前部ア
センブリ2は、車体前方に位置するヘッドパイプ20お
よびヘッドパイプ20に接合され、略水平後方に延びた
パイプ状の前フレーム21を備える。ヘッドパイプ20
には前フォーク22がその上部に形成された軸部を介し
て回動自在に保持される。この軸部の上端にはジョイン
ト23を介してハンドルポスト24が結合され、ハンド
ルポスト24の上部には操向ハンドル25が結合され
る。ジョイント23はノブ26およびレバー27の操作
によって緩めることができ、これらの操作により、ジョ
イント23を中心にハンドルポスト24を折り畳むこと
ができる。前フォーク22の下端には前輪WFが回転自
在に軸支される。
【0014】操向ハンドル25の両端に設けられるブレ
ーキレバー(図示せず)から下方に延びる前ブレーキワ
イヤ28の先端は前フォーク22に設けられた前ブレー
キ29に結合される。ブレーキレバーにはさらに1本の
ワイヤ(後ブレーキワイヤ)40が結合され、この後ブ
レーキワイヤ40は車体沿って後方に延び、後ブレーキ
44に結合される。後ブレーキワイヤ40は前フレーム
21に設けられた止め具60によって垂れないように保
持される。
【0015】中央アセンブリ3は、電動補助自転車の駆
動部(アシストユニット)31と、アシストユニット3
1に電力を供給するバッテリ6とを個別に収容する空間
を形成するケーシング30を有する。すなわち、ケーシ
ング30はアシストユニットを収容する小部屋(駆動部
ハウジング)と、バッテリ6を収容する小部屋(バッテ
リケース)とを一体で構成する。ケーシング30は、左
右一対のアルミニュームのダイキャスト製品からなる分
割フレームとして構成される。
【0016】アシストユニット31は人力駆動系および
モータ駆動系それぞれの動力伝達機構を備える。人力駆
動系には、人力を入力するためのクランク軸32および
クランク軸32の両端に結合されるクランク33ならび
に入力された人力の伝達歯車機構が含まれる。一方、モ
ータ駆動系には、モータ34およびモータ動力の伝達歯
車機構が含まれる。これら歯車機構についてはさらに後
述する。
【0017】ケーシング30は、前方に前フレーム21
との連結部35を有するとともに、前方上部にシートア
センブリ5との連結部36を備え、かつ、後方に後部ア
センブリ4を連結する連結部37を備える。連結部35
はさらに後述する。
【0018】後部アセンブリ4は中央アセンブリ3に連
結部37で結合される後部フレーム41と、後部フレー
ム41の後端に設けられる軸受け部42と、軸受け部4
2で支持される従動スプロケット43および後輪WRと
を有する。後部フレーム41は、車体の左右にそれぞれ
設けられて対をなし、上部には、後ブレーキ44が装着
される。従動スプロケット43は、前記中央アセンブリ
3に設けられる駆動スプロケット(後述)とチェーン4
5で連結される。
【0019】シートアセンブリ5は、シートポスト50
と、シートポスト50の上端に設けられたシート51と
からなり、シートポスト50にはリフレクタ52が取り
付けられる。
【0020】中央アセンブリ3の前方上部に設けられた
連結部36には、シートポスト50を保持するためのボ
スおよびボスを締め付けるクランパが設けられ、シート
ポスト50はこのボスをクランパで締め付けることによ
り、ケーシング30に確実に保持される。クランパを緩
めることにより、シートポスト50は上下移動でき、シ
ートポスト50の上端に装着されるシート51の高さを
調節することができる。
【0021】ケーシング30には、分割された左右ケー
シングを締め付け固定するボルトを貫通するためのボス
が複数設けられ、そのうちのボス38が、シートポスト
50の延長線上に位置してシートポスト50の前方上部
と外周同士で当接するように設けられる。このような配
置により、シート51に荷重がかかったとき、連結部3
6を中心にしてシートポスト50の下端が図中時計方向
に変位するのを制止することができ、シート51にかか
る大きい荷重も確実に支えることができる。
【0022】前フレーム21とケーシング30との連結
部35は、車体上下方向に延びる枢軸を有するヒンジと
びロック装置とを有していて、このロック装置のロック
を解除することにより、ヒンジの枢軸で車体を折り畳む
ことができるし、さらにヒンジの結合を解除することに
より、前部アセンブリ2および中央アセンブリ3を互い
に分離することもできる。
【0023】後フレーム41とケーシング30との連結
部37は、後フレーム41およびケーシング30の双方
に形成されたボスと、このボスを貫通するボルト、なら
びにこのボルトに螺着するナット(ボルト・ナットは図
示していない)で構成される。
【0024】図2は中央アセンブリ3の断面図、図3は
図2のA−A矢視図である。両図において、ケーシング
30は左部分30Lと右部分30Rとからなり、両部分
が組み合わされ、ボルト・ナットで結合されてケーシン
グ30を形成する。ケーシング30の下部にはアシスト
ユニット31を、上部にはバッテリ6をそれぞれ収容す
る空間が形成される。アシストユニット31のクランク
軸32には図示しないワンウェイクラッチを介して踏力
入力ギヤ(クランクギヤ)G1が結合されており、この
踏力入力ギヤG1は合成ギヤG2の小ギヤ部分G21に
噛み合う。一方、モータ34のピニオンG3には補助動
力ギヤ(アシストギヤ)G4の大ギヤ部分G41が噛み
合うように設けられ、この大ギヤ部分G41と一体に回
転する小ギヤ部分G42は前記合成ギヤG2の大ギヤ部
分G22と噛み合う。また、合成ギヤG2の大ギヤ部分
G22は駆動スプロケット39の軸に固定された出力ギ
ヤG5に噛み合う。
【0025】上記各ギヤが取り付けられるクランク軸3
2、出力軸14並びに図示しない軸は、軸受61によっ
てケーシング30に支持され、各軸受61はダストシー
ルによって封止される。
【0026】このように、モータ34の回転はピニオン
G3とアシストギヤG4とを介して合成ギヤG2に伝達
され、クランク軸32から入力される踏力は踏力入力ギ
ヤG1を介して合成ギヤG2に伝達される。そして、踏
力と補助動力とは合成ギヤG2で合力されて駆動スプロ
ケット39に伝達され、さらに前記従動スプロケット4
3を介して後輪WRに伝達される。ケーシング30内の
アシストユニット31の下方に配置されるコントローラ
7は、図示しない踏力検出手段から入力される踏力値に
基づいて、モータ34の回転を制御する。
【0027】ケーシング30の中央部にはバッテリ6の
支持部材8が設けられ、この支持部材8の上にバッテリ
6が支持される。支持部材8に隣接して接続接点部材9
が設けられる。接続接点部材9はケーシング30の左部
分30Lおよび右部分30Rに挟持されて固定され、前
記支持部材8にバッテリ6を載せたときにバッテリ6側
の端子と接続されるように位置設定される。バッテリ6
からコントローラ7に電流を供給可能なようにコントロ
ーラ7と接続接点部材9とはハーネス10によって電気
的に接続される。
【0028】ケーシング30の上部には、バッテリ6の
蓋11が設けられる。蓋11はヒンジ61で支持され、
このヒンジ61を中心に、矢印R1の方向で開閉自在で
ある。蓋11にはケーシング30の上端係合部に係止可
能な鍵62が設けられる。蓋11の裏面には、収容され
たバッテリ6の頂部に当接する位置にリブ13が設けら
れ、蓋11を閉じた時にこのリブ13でバッテリ6が押
さえられ、安定性が確保される。リブ13は蓋11に接
合したゴムや板ばね等の弾性部材であってもよい。
【0029】ケーシング30の前部右外面には、前フレ
ーム21のフック71を引っかけて前フレーム21と中
央アセンブリ3とを連結するための枢軸(ピン)66を
保持するボスが形成される。
【0030】なお、ケーシング30の側部には窓15が
設けられる。この窓により、バッテリ6の存在の有無が
蓋11をあけずに確認できるし、ケーシング30自体の
軽量化、外観上、意匠的効果を有する。
【0031】クランク33の端部にはペダル12が取り
付けられ、このペダル12は不使用時にクランク33と
沿うように、ヒンジ部63から折り畳み自在である。ケ
ーシング30の下部後方寄りには、停車時に車体を起立
させておくためのスタンド(図示せず)を回動自在に取
り付けるためのボス63が設けられる。また、ケーシン
グ30上面にシートポスト50を保持するため形成され
るボス64の前部には、アシストユニット31等にバッ
テリ6から電流を供給するための電源スイッチ65が取
付けられる。
【0032】次に、前フレーム21と中央アセンブリ3
とを連結するヒンジ部を詳細に説明する。図4はヒンジ
部を含む前フレーム21の後端部の平面断面図、図5は
同後方図(車体後方から見た図)である。なお、この後
端部は前フレーム21の本体であるパイプ状部品に溶接
で一体化される部品(以下、「エンドブロック」とい
う)で構成できる。両図において、エンドブロック70
には、フック71が形成され、このフック71はケーシ
ング30に設けられる前記ピン66と係合できるよう、
寸法と位置とが設定される。ピン66が脱出できないよ
う、フック71の開口部分(切欠部)を塞ぐ位置にロッ
クプレート72が設けられる。ロックプレート72は指
を引掛けられる操作部72aと前記切欠部を塞ぐロック
部72bとを有し、ピン73でエンドブロック70に枢
軸支持される。
【0033】ロックプレート72には、操作部72aを
エンドブロック70に近付ける方向に、換言すればロッ
ク部72bをエンドブロック70から離す方向に力が作
用するよう、ネジリコイルバネ74が係合している。
【0034】この構成により、ロックプレート72がバ
ネ74で付勢されてフック71の開口部分がロック部7
2bで塞がれているので、中央アセンブリ3側のピン6
6はフック71から脱出することができない。つまり、
両者はピン66を中心に折り畳み自在に連結される。
【0035】このヒンジ機構とは別に、車体の左側に
は、ボルト・ナットによる締結構造を有する前記連結部
35が設けられる。この連結部35はロックブロック7
0に形成される張り出し部75のU字溝75aに嵌まる
ボルトと張り出し部75に係合するナットとを有する。
図4において、ボルト76は偏心軸77でケーシング3
0に支持され、ナット78で張り出し部75に係合され
る。偏心軸77を回動させたときにボルト76がケーシ
ング30側に偏倚してナット78が張り出し部75に押
し当てられるよう偏心軸77の位置と偏心量は設定され
る。
【0036】ナット78を張り出し部75に引っかけて
偏心軸77を回動させることにより、前フレーム21と
ケーシング30とは互いに結合させられる。互いの結合
を解くときには、偏心軸77を締め付けとは反対側に回
動させてナット78と張り出し部75との当接状態を緩
めた後矢印R方向にボルト76を回動させればよい。な
お、ナット78と係合部75との緊密度はボルト76に
対するナット78の位置により調節できる。
【0037】連結部35のロックを解除すれば、ピン6
6を中心にして車体を折り畳むことができる。なお、偏
心軸77の回動を容易にして車体の折り畳みを簡単にす
るため、偏心軸77に操作レバーを設けるのがよい。
【0038】連結部35を解除して車体を折り畳んだ
後、操作部72aに指を引掛けてエンドブロック70か
ら離す方向(矢印RR方向)へ引っ張ると、ロックプレ
ート72のロック部72bは逃げ部79内に退避してフ
ック71の開口部分は開放される。そうすると、ピン6
6はフック71から脱出でき、前部アセンブリ2と中央
アセンブリ3とは完全に分離できる。
【0039】分離された車体を再び一体に組み立てる場
合は、ピン66をロック部72bに押し付けてロック部
72bを逃げ部79内に退避させる。ピン66がフック
71に収まったならば、ロック部72bに対するピン6
6の押圧力は解除される。その結果、バネ73の付勢力
によってロック部72bは矢印RAと反対側に回動して
フック71の開口部分は塞がれる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、請求項
1〜6の発明によれば、アシストユニットを収容するケ
ーシングによってバッテリを収容できるので、バッテリ
を保持するための専用の係止部材を備える必要がない。
したがって、車体のバリエーション展開する場合も、バ
リエーションに応じて専用のバッテリ保持手段を確保す
る必要がないので加工や組立が煩雑になることがない。
【0041】特に、請求項2の発明によればバッテリ収
容部の剛性が増すので、外力に対するバッテリの保護性
能が高められる。また、請求項3の発明によれば、収容
部内にバッテリを確実に保持できるし、請求項4の発明
によれば、バッテリと接点部材との電気的接続をより確
実なものとできる。
【0042】さらに、請求項5,6の発明によれば、ア
シストユニットとバッテリを収容するケーシングをコア
部分とし、連結部を介して前フレームや後フレームを連
結することができる。したがって、例えば、ホイールサ
イズの異なった車両に対しても、共通のコアを使用でき
る等、バリエーション展開が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電動補助自転車の
側面図である。
【図2】 中央アセンブリの断面図である。
【図3】 図2のA−A矢視図である。
【図4】 前フレームの要部平面断面図である。
【図5】 前フレームの後方図である。
【符号の説明】
1…電動補助自転車、 2…前部アセンブリ、 3…中
央アセンブリ、 4…後部アセンブリ、 5…シートア
センブリ、 6…バッテリ、 7…コントローラ、 9
…接続接点部材、 10…ハーネス、 21…前フレー
ム、 30…ケーシング、 31…アシストユニット、
32…クランク軸、 33…クランク、34…モー
タ、 35,36,37…連結部、 41…後フレー
ム、 50…シートポスト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルに加えられた踏力を伝達する人力
    駆動系と、前記踏力に応じて前記人力駆動系に補助動力
    を付加させるモータ駆動系とを備えた電動補助自転車に
    おいて、 前記人力駆動系およびモータ駆動系で発生させる動力を
    合力させて出力するアシストユニットと、 前記アシストユニットを保持するケーシングを具備し、 前記ケーシングにより、前記モータ駆動系に電力を供給
    するバッテリを保持するバッテリ収容部が形成されてい
    ることを特徴とする電動補助自転車。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングが、車体左側に位置する
    左部分と車体右側に位置する右部分とからなり、 前記左部分および右部分で囲繞された空間の上部に前記
    バッテリ収容部を、前記空間の下部に前記アシストユニ
    ットの収容部をそれぞれ形成するとともに、 前記バッテリ収容部は上方が開放され、該開放部分には
    蓋が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電
    動補助自転車。
  3. 【請求項3】 前記蓋に、バッテリ収容部に収容される
    バッテリの上面に当接して、バッテリを該バッテリ収容
    部内に固定する突出部分が設けられていることを特徴と
    する請求項2記載の電動補助自転車。
  4. 【請求項4】 バッテリとアシストユニットの制御部と
    を電気的に接続する接点部材を備え、該接点部材が、前
    記ケーシングの左部分および右部分に挟持され、かつ、
    前記バッテリの下面でバッテリに接続できるように配置
    されていることを特徴とする請求項2または3記載の電
    動補助自転車。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングに、シートポスト保持部
    が一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の電動補助自転車。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングに、前フレームおよび後
    フレームをそれぞれ着脱自在に連結する連結部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の電動補助自転
    車。
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