JP2002249089A - 電動補助自転車用バッテリボックス - Google Patents

電動補助自転車用バッテリボックス

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JP2002249089A
JP2002249089A JP2001104324A JP2001104324A JP2002249089A JP 2002249089 A JP2002249089 A JP 2002249089A JP 2001104324 A JP2001104324 A JP 2001104324A JP 2001104324 A JP2001104324 A JP 2001104324A JP 2002249089 A JP2002249089 A JP 2002249089A
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JP
Japan
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battery
box
box body
lid
assisted bicycle
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Application number
JP2001104324A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakagome
良夫 中込
Tomokazu Maruyama
智千 丸山
Mitsuru Iseno
満 伊勢野
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
    • B62M6/90Batteries
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/30Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
    • B62K19/40Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories for attaching accessories, e.g. article carriers, lamps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリを車体に搭載するためのバッテリボ
ックスによって車体の外観が煩雑になるのを防止するこ
と。 【解決手段】 バッテリボックス16はボックス本体1
61と蓋162からなり、蓋162はヒンジ163によ
ってボックス本体161に支持される。ボックス本体1
61は上部開口周辺のフランジで後フレーム23の上縁
に支承され、フランジに形成された孔165a等を貫通
するボルトで後フレーム23に結合される。このボルト
による結合部は、蓋162の縁で覆われる。また、後フ
レーム23の幅広部でボックス本体161およびヒンジ
163は覆われる。こうして、車体のフレームや蓋16
2でボルトやヒンジ、あるいはボックス本体が外部にむ
き出しにならないので、外観が煩雑にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動補助自転車用
バッテリボックスに関し、特に、車体への取り付け部を
覆い隠す構造を有する電動補助自転車用バッテリボック
スに関する。
【0002】
【従来の技術】ペダルに加えられた踏力を後輪に伝達す
るための人力駆動系と、踏力に応じて人力駆動系に補助
動力を付加させることができるモータ駆動系とを備えた
電動補助自転車が知られている。この電動補助自転車に
モータ等の電源として搭載されるバッテリは、充電など
メンテナンスのために電動補助自転車に着脱したり、手
で運搬したりすることがある。この着脱や運搬を容易に
するためバッテリは樹脂ケースに装填され、その状態
で、車体に固定されたバッテリボックスに格納される。
【0003】図13は、バッテリを格納するバッテリボ
ックスを取り付けた電動補助自転車の要部側面図であ
る。この電動補助自転車では、シートポスト100と後
輪WRとの間に設けられたスペースに、シュリンク包装
されたバッテリパック101が配置される。バッテリパ
ック101はアウタボックスつまりバッテリボックス1
02内に納められ、上部にはヒンジ103を枢軸として
開閉自在な蓋104が被せられる。蓋104には鍵10
5が設けられ、バッテリパック101にはこの鍵105
との干渉を避けるため角を落とした部分が設けられる。
そして、この部分につながって形成された凹部106を
取手として利用している。バッテリボックス101は車
体フレーム107に対してボルト・ナット108を使用
して固定される。このようなバッテリ収納装置を搭載し
た電動補助自転車は、特開平9−95290号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記バッテリボックス
101の取り付け部、つまりボルト・ナット108によ
る締め付け部は、その部分の保護や美観のためカバー部
材で覆い隠されるのが好ましい。しかし、専用のカバー
部材を設けると、部品数が増加することによる組み立て
工数の増加を招きやすいので好ましくない。また、取り
付け位置によっては、必要以上にカバー部材が大型化
し、却って美観を損なう場合もある。
【0005】本発明の目的は、部品数を増やさず、必要
以上に部材の大型化を招くこともなく、美観等を保って
取り付けることができる電動補助自転車用バッテリボッ
クスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、バッテリ本体をバッテリケースに収納し
てなるバッテリを車体に搭載するための電動補助自転車
用バッテリボックスであって、前記バッテリを保持する
ボックス本体と、前記ボックス本体の上部開口部および
該ボックス本体を車体に結合する取り付け部を覆う上蓋
とを備えた点に第1の特徴がある。
【0007】また、本発明は、前記ボックス本体の前記
上部開口部から少なくとも左右に張り出し、車体を構成
する左右一対のフレーム上面に係合可能なフランジを備
えるとともに、前記取り付け部が、前記フランジをねじ
部材で前記フレームに締め付け可能に構成されている点
に第2の特徴がある。
【0008】また、本発明は、前記ボックス本体の深さ
とほぼ同一寸法の幅広部分を側面視で有する前記フレー
ムの該幅広部分に、前記ボックス本体の側面が対向して
搭載される点に第3の特徴がある。
【0009】また、本発明は、前記上蓋が、車体の側方
に開閉可能なように前記ボックス本体の一側に設けられ
たヒンジによって支持され、前記ヒンジが、前記ボック
ス本体の上縁より下方位置にあって、前記フレームの内
方に配置されている点に第4の特徴がある。
【0010】さらに、本発明は、前記上蓋を施錠するた
め、鍵穴部を上に向けた姿勢で該上蓋下面に固定された
鍵装置と、前記鍵穴部を覆うシャッタであって、該鍵穴
部から偏倚して配置された枢軸部を中心に開閉自在に設
けられたシャッタとをさらに具備した点に第5の特徴が
ある。
【0011】上記特徴によれば、上蓋によって、ボック
ス本体のみならず、ボックス本体を車体に結合する取り
付け部を覆うことができる。特に、第2の特徴によれ
ば、フランジを車体に結合するためのねじ部材が覆われ
て外部に露出されない。
【0012】また、第3の特徴によれば、バッテリボッ
クスの側面は車体を構成するフレームの幅広部分で覆わ
れる。さらに、第4の特徴によれば、上蓋をボックス本
体に結合するヒンジが車体のフレームで覆われる。ま
た、さらに、第5の特徴によれば、例えば、後輪のサイ
ズが小さくて、後輪を覆うリヤフェンダがないタイプの
車両で上に向けて鍵穴を配置した鍵装置を有する場合
に、泥はねから鍵穴部を保護することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るバッテリ収納装置を含む電動補助自転車の側面図であ
る。電動補助自転車の車体フレーム2は、車体前方に位
置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から略水
平後方に延びたパイプ状の前フレーム22と、前フレー
ム22の後端に連結された後フレーム23とを備える。
後フレーム23は左右一対のアルミニュームのダイキャ
スト製品からなる分割フレームである。この分割フレー
ムは車体前方寄りに結合部231を有する二叉状の構造
体をなし、結合部231には、そこから斜め後上方に延
びるシートポスト3を保持するためのボス232が形成
される。
【0014】ボス232には締め代が設けられており、
クランパ233を締めることにより、シートポスト3は
ボス232で確実に保持される。このクランパ233を
緩めることにより、シートポスト3はボス232に対し
て上下方向に摺動可能となり、シートポスト3の上端に
装着されるシート4の高さを調節することができる。
【0015】ヘッドパイプ21にはフロントフォーク5
がその上部に形成された軸部を介して回動自在に保持さ
れる。この軸部の上端にはジョイント6を介してハンド
ルポスト7が結合され、ハンドルポスト7の上部には操
向ハンドル8が結合される。ジョイント6はノブ61の
操作によって緩めることができ、この操作により、ジョ
イント6を中心にハンドルポスト7を折り畳むことがで
きる。フロントフォーク5の下端には前輪WFが回転自
在に軸支される。操向ハンドル8のブレーキレバー81
から下方に延びるワイヤ82の先端は前輪WFに設けら
れたフロントブレーキ9に結合される。
【0016】後フレーム23は、前フレーム22に対し
てヒンジ24およびヒンジ24の反対側つまり車体左側
に設けられるロック装置で連結される。このロック装置
のロックを解除することにより、ヒンジ24を枢軸にし
て車体を折り畳むことができるし、さらにヒンジ24の
結合を解除することにより、前フレーム22および後フ
レーム23を互いに分離することもできる。
【0017】後フレーム23の側面視外観は、車体前方
寄りの部分が幅広で、後方に向かって幅が狭まった形状
である。左右一対の後フレーム23の後端間には、駆動
輪としての後輪WRが軸支される。後フレーム23には
リヤブレーキ10が設けられ、操向ハンドル8からワイ
ヤ83が延長されてリヤブレーキ10に結合される。
【0018】後フレーム23の幅広部分つまり前方寄り
部分の下部には、前記シートポスト3の延長線上よりも
後方に配置された電動補助ユニット(アシストユニッ
ト)1が懸架される。アシストユニット1は、後フレー
ム23の左右分割部分の締結用のボルト25とボルト2
7とによって後フレーム23の組み付け時に共締めによ
り固定される。
【0019】アシストユニット1はその最下部に配され
た踏力補助用の電動モータMと、モータMの上前方に配
されたクランク軸11とを有する。クランク軸11の左
右端にはそれぞれクランク12が固定され、クランク1
2の先端にはペダル13が設けられる。ペダル13は車
体の左右方向に水平に延びた状態で使用されるが、ペダ
ル13とクランク12との連結部にヒンジを採用し、不
使用時にはクランク12に沿うようペダル13を折り畳
み可能に構成することができる。
【0020】ペダル13から入力される踏力、およびこ
の踏力を軽減させるようモータMによって発生される補
助力はアシストユニット1内の歯車を含む伝達装置を介
して合力され、その出力はスプロケットカバー14で覆
われている図示しない駆動スプロケットの回転として取
り出される。駆動スプロケットの回転を後輪WRに伝達
するチェーン15が設けられる。なお、前輪WFおよび
後輪WRの径はともに20インチ未満、例えば16イン
チである。
【0021】後フレーム23の前記幅広部分および前記
結合部231、ならびに左右一対の後フレーム23を後
部で互いに結合するボルト25(またはボルトを支持す
るボス)で囲繞された空間には、前記電動モータMおよ
びその他の電装部の電源となるバッテリを収容するバッ
テリボックス16が装着される。なお、左右に分割され
た後フレーム23を互いに結合するためには、前記ボル
ト25,27の他、前フレーム22との連結部近傍に配
置されるボルト26が使用される。
【0022】図2は後フレーム23の車体左後方から見
た斜視図であり、図3は同平面図である。両図におい
て、後フレーム23は左部材23Lと右部材23Rとか
らなり前記ボルト25,27が挿通可能な、ボス25B
L,25BR,27BL,27BR、並びにボルト26
用のボス(左側26BLのみ図2に示す)が形成され
る。ボス25BL,25BR間、ならびにボス27B
L,27BR間には前記アシストユニット1の上端に形
成されるハンガー部70b(図4も参照)が挟まれるよ
うにして取り付けられる。
【0023】後フレーム23の上面にはバッテリボック
ス16を取り付けるための座234、235、236、
ならびにリヤブレーキ10を取り付けるための座237
L,237Rが形成される。また、後フレーム23上面
の、前記シートポスト用のボス232の前部には、アシ
ストユニット1等にバッテリから電流を供給するための
電源スイッチを取付ける取付座238が形成される。
【0024】図4は、後フレーム23とバッテリボック
ス16およびアシストユニット1との取付位置関係を示
す要部側面図である。図4において、アシストユニット
1のケース本体70の周囲には、アシストユニット1を
後フレーム23に連結するためのハンガー70a,70
bが形成される。ハンガー70a,70bをそれぞれボ
ルト25,27で後フレーム23に締結することによ
り、アシストユニット1は後フレーム23に懸架され
る。
【0025】クランク軸11には図示しないワンウェイ
クラッチを介して踏力入力ギヤ30が結合されており、
この踏力入力ギヤ30は合成ギヤ31の小ギヤ31aに
噛み合う。一方、モータMのピニオン29には補助動力
ギヤ(アシストギヤ)32の大ギヤ32aが噛み合うよ
うに設けられ、この大ギヤ32aと一体に回転する小ギ
ヤ32bは前記合成ギヤ31の大ギヤ31bに噛み合
う。また、合成ギヤ31の大ギヤ31bは駆動スプロケ
ット33の軸に固定された出力ギヤ34に噛み合う。ア
シストユニット1のケース本体70やアシストギヤ32
は軽量化のため樹脂成型品によって製作されるのが望ま
しいし、アシストギヤ32は静粛性等の観点からヘリカ
ルギヤとするのがよい。
【0026】このように、モータMの回転はピニオン2
9とアシストギヤ32とを介して合成ギヤ31に伝達さ
れ、クランク軸11から入力される踏力は踏力入力ギヤ
を介して合成ギヤ31に伝達される。そして、踏力と補
助動力とは合成ギヤ31で合力されて駆動スプロケット
33に伝達され、チェーン15を介して後輪WRに伝達
される。ケース70内の前部に配置されるコントローラ
37は、図示しない踏力検出手段から入力される踏力値
に基づいて、モータMの回転を制御する。
【0027】本体ケース70の後方下部には、アルミニ
ュームの成型品からなるメインスタンド35を回動自在
に支持する枢軸36が取り付けられる。また、本体ケー
ス70の下端に設けられた突起70cは前フレーム22
と後フレーム23とを分離させたときに、後フレーム2
3を含む自転車の後部分を自立させるための足部であ
り、地面に置いたときは、この突起70cと後輪WRと
で、地面に自立できる。
【0028】後フレーム23の前端に設けられたボス2
8,28にはロックレバー38を有するロックピン39
が挿通される。このロックピン39を中心として回動可
能にボルト391が設けられ、ボルト391にはナット
392が螺着される。ボルト391は前フレーム22か
ら張出すように形成された係合部40の溝に通され、ナ
ット392の一面がこの係合部40に当接して締付け面
を形成する。
【0029】ボルト391が装着されるロックピン39
の中央部分はボス28の孔に対して偏心しており、ロッ
クレバー38を回動させることによって前記ナット39
2の締付け面と係合部40との当接強さを強めたり弱め
たりすることができる。ナット392の締付け面と係合
部40との当接強さの最大値はナット392の回動量に
より決定できる。図示のように、ロックレバー38が後
フレーム23に沿う位置に回動させた状態では、ナット
392と係合部40とは強く接触して、前フレーム22
と後フレーム23とが強く結合される。
【0030】一方、ロックレバー38を後フレーム23
から離れる方向つまり車体に直交する方向に向かって回
動させると、ナット392は前記ロックピン39の偏心
形状によりその偏心量に応じた距離だけ係合部40から
離れる方向(車体前方)に偏倚して、ナット392と係
合部40との当接強さが弱まる。当接強さを弱めたとこ
ろでロックピン39を軸にしてボルト391を回動させ
ると、ナット392と係合部40との係合を解除でき、
前フレーム22と後フレーム23とをヒンジ24を中心
に折り畳むことができる。
【0031】後フレーム23の前部つまりシートポスト
を保持するためのボス232の前側に設けられた前記取
付座238(図2参照)には、鍵Kで操作される電源ス
イッチ50が装着される。
【0032】図5はバッテリの構造を示す要部破断斜視
図である。同図において、バッテリ41は、収縮フィル
ムのパッケージ410で包まれたバッテリ本体(例え
ば、ニッケル水素電池セルを20本俵積みしたもの)4
11と、バッテリ本体411を収納する2分割された樹
脂成型品のバッテリケース(以下、単に「ケース」とい
う)412とからなる。ケース412には複数のLED
を点灯してその点灯数でバッテリ残量を表示するインジ
ケータ42と、充電のためのコネクタ43と、ヒューズ
44とが設けられる。また、持ち運びや脱着のための取
手46がケース412に回動自在に取り付けられる。ケ
ース412の底部にはバッテリ本体411と接続される
端子つまり放電接点47,47が設けられる。
【0033】図6はバッテリボックス16の外観斜視
図、図7は蓋を開放した状態の斜視図、図8は図4のA
−A断面図である。図6,図7では後フレーム23の右
部材23Rも併せて示す。図示のように、バッテリボッ
クス16は、長手方向が車体前後方向と一致するよう配
置され、後フレーム23に沿って右部材23Rおよび左
部材23L間に収納される。バッテリボックス16は後
フレーム23に対して前記座234,235,236に
着座して支持され、これらの座に形成されるU溝に適合
するよう穿たれた3カ所の孔165a,165b,16
5cに上方からボルト(後述)を通して締め付けられ
る。締め付け部の詳細は後述する。
【0034】バッテリボックス16はバッテリを上方か
ら着脱可能なように上部が開放されたボックス本体16
1と、この開放上部を覆う蓋162とからなる。蓋16
2は車体の側方向に旋回開放できるよう、ヒンジ163
を用いてボックス本体161に回動自在に取り付けられ
る。図8の二点鎖線は蓋162を開いた状態を示す。長
手方向が車体前後方向と一致するようボックス本体16
1を配置することにより、長手方向を略垂直にして配置
するのと比べて開放上部の間口が広くなるので、バッテ
リ41の着脱操作が容易になる。
【0035】蓋162にはインジケータ42を見通せる
ように窓48が設けられるほか、鍵装置45が設けられ
る。図6には、鍵装置45を外部から施錠・解錠できる
ように孔162aが形成され、鍵装置45の鍵穴部がこ
の孔162aから蓋162の外部に臨んでいる。この鍵
装置45は鍵(電源スイッチを操作する鍵と共用できる
のがよい)を回して出し入れできる爪451を有してい
て、この爪451がボックス本体161上端のフック1
69に係合して施錠される。
【0036】ボックス本体161にはバッテリ41が収
納され、ボックス本体161の底部には端子ボックス1
64が形成される。端子ボックス164にはバッテリ4
1側の端子47,47と結合される図示しない端子が収
容される。ボックス本体161の上部には、蓋162の
縁に形成された切欠162Cから側方に突出すことがで
きる1対の部材46が設けられる。この部材46はロッ
クレバー38を前記後フレーム23に沿う位置で保持す
るための受け具として使用される。
【0037】前記蓋162に設けられる鍵装置45の鍵
穴部つまり鍵装置45の上面を覆うためシャッタを設け
るのが望ましい。本実施形態の電動補助自転車のように
後輪WRのサイズが小さくて、ボックス本体の位置が地
面に近く後輪WRを覆うカバー(リヤフェンダ)がない
タイプでは泥はねが多く、鍵穴部に泥が付着するおそれ
があるからである。
【0038】図14は鍵穴部のシャッタを有する蓋16
2の平面図、図15は要部断面図、図16は、図15の
B−B位置での断面図である。これらの図において、シ
ャッタ17は鍵装置45の鍵穴部45Kを覆う本体17
aと本体17aから垂直に突き出したボス17bとから
なる。シャッタ17が矢印Sの方向で開閉自在となるよ
うに、ボス17bは蓋162の鍵装置45に隣接する位
置に形成された支持孔162dに遊嵌され、支持孔16
2dに対して回動自在に支持される。ボス17bが支持
孔162dから軸方向に脱出するのを防止するため、ワ
ッシャ18を介して止めねじ19がボス17bに螺着さ
れる。
【0039】ボス17bの付け根には凸部17cが形成
され、この凸部17cは支持孔162dから外周方向に
張り出して形成された凹部162eに係合する。凹部1
62eは扇形溝であり、凸部17cと係合してボス17
bの回動範囲を規制し、シャッタ17の開閉範囲を決定
できるようにその中心角が設定される。
【0040】なお、支持孔162dの位置つまりシャッ
タ17の開閉中心位置は図14のように鍵装置45のキ
ー溝に対して車体前方左側に偏倚して設定されるのがよ
い。通常、キーは右手で操作するので、そのときに空い
ている左手親指でシャッタ17を開閉操作するのが操作
性上好都合だからである。但し、シャッタ17の開閉方
向はこの例に限らず、上記左手親指での操作性を考慮し
て、その他のレイアウトも考えられる。例えば、支持孔
162dつまり枢支部を鍵穴45Kに対して車体右前方
に配置して、シャッタ17を平面視で反時計方向に回動
させて開き、時計方向に回動させて閉じるようにしても
よい。
【0041】次に、前記バッテリボックス16の、後フ
レーム23への締め付け部を詳細に説明する。図9は後
フレーム23の左部材23Lの要部断面図である。同図
において、左部材23Lの座235にはボックス本体1
61が縁部分で着座する。座235には車体内側から切
り欠かれたU溝235U(形状は図3も参照)が形成さ
れ、このU溝235U部分を含む座235を上下から挟
むようにクリップナット166が配される。
【0042】ボックス本体161の上方から差し込まれ
るボルト167は、ボックス本体161の孔165bを
通り、クリップナット166の上部分の孔とU溝235
Uとを通過して、クリップナット166の下部分つまり
ナットに到達する。このナットにボルト167をねじ込
むことにより、ボックス本体161は後フレーム23に
堅固に固定される。クリップナット166はナットとワ
ッシャとが一体化されたものであり、このクリップナッ
ト166の使用によって組み立てが容易になるし、後フ
レーム23を、例えばダイキャスト加工のまま、孔等の
追加工なしでもボックス本体161を取り付けできる。
ボックス本体161の他の締め付け部、つまり前記孔1
65aおよび165cと座234,236を含む部分も
同様に構成される。
【0043】蓋162を閉じた状態では、この蓋162
によって前記3カ所の締め付け部は覆い隠されて見えな
いようになるので、外観が煩雑にならない。また、後フ
レーム23の右部材23Rと左部材23Lとがボックス
本体161でつながれるので、この部分での剛性が高め
られるという効果もある。また、ボックス本体161の
側壁は、後フレーム23の幅広部分に形成されている略
三角形の孔(図1、図2参照)を塞いで外観を良くする
機能も果たせる。
【0044】次に、前記ヒンジ163を含む蓋161と
ボックス本体161との結合部およびその周辺の構造を
説明する。図10はバッテリボックスのボックス本体を
車体前方左側から見た斜視図、図11はバッテリボック
スの蓋を車体前方右側から見た斜視図である。
【0045】図11において、蓋162は、車体の側方
に開閉動作可能なように、その開閉動作時の回動中心
(枢軸)となるピン55を有している。ピン55は蓋1
62の長手方向2か所に設けられ、連結部材であるブラ
ケット56を介して蓋162に結合される。ブラケット
56は蓋162から下方に伸びた垂直部分56Vと垂直
部分56Vから水平に伸びた水平部分56Hとを有し、
ピン55は水平部分56Hの先端部にあってブラケット
56から蓋162の長手方向両側(車体前後方向)に張
出すように形成されている。ブラケット56はその垂直
部分56Vが前記アーム54に対向するよう位置決めさ
れている。
【0046】図10において、ボックス本体161に
は、前記蓋162のピン55が嵌合する軸受57が形成
される。軸受57は2組設けられ、ピン55のそれぞれ
の両端を回転自在に支持できるよう、各組はそれぞれ1
対の軸受部分を有する。さらに、軸受部分はピン55を
上方および下方からそれぞれ支持する上顎と下顎とを有
する。
【0047】ボックス本体161の一方の側壁内面に
は、このボックス本体161の内部に格納されるバッテ
リ41を側面で係止する係止部材が設けられる。すなわ
ち、ボックス本体161の高さ方向に延びた2本のアー
ム54が、それぞれボックス本体161の長手方向に振
り分けられて設けられる。
【0048】アーム54はその下部でボックス本体16
1の底面に保持された片持ち梁様に構成されており、上
端はその弾性限界内でボックス本体161の内外に撓む
ことができる自由端になっている。アーム54は、蓋1
62が開いている状態ではボックス本体161の壁寄り
に偏倚していて、蓋162が閉じられた時にヒンジ16
3で内側に押し出されてバッテリ41の側面に係合す
る。アーム54は、ボックス本体161と一体成型され
るのがよいが、互いに別部材で構成して、ねじや接着剤
で結合して一体化するのでもよい。
【0049】図12はバッテリボックスの要部断面図で
ある。同図において、軸受57によって回動自在に支持
されたピン55から延びるブラケット56の先端は、蓋
162の下面に突出しているボス162bに止めねじ1
68で結合される。ブラケット56の形状および右部材
23Rに対するピン55の位置関係は、蓋162を開閉
したとき、蓋162の縁162Eが右部材3Rのほぼ上
面に沿って変位できるように、かつブラケット56が右
部材23Rの上端に当たらないように決定される。ま
た、同時に、蓋162を閉じたとき、ブラケット56の
背の部分つまり垂直部分56Vが前記アーム54を内側
に押し出すことができるように、ブラケット56の形状
および右部材23Rに対するピン55の位置関係が決定
される。
【0050】押し出されたアーム54はバッテリ41の
側面に形成される凹部41Rに係合する。したがって、
蓋162を閉じた状態では、アーム54はブラケット5
6の背で押されて後退できないので、バッテリ41はロ
ックされてボックス本体161内で移動しないように固
定されロック状態が維持される。一方、蓋162を開く
と、ブラケット56の背はアーム54から離れるため、
バッテリ41を上方へ引き上げることが可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、請求項
1〜5の発明によれば、バッテリボックスを車体のフレ
ームに結合する取り付け部が上蓋でカバーされるし、バ
ッテリボックス本体、あるいは上蓋をバッテリボックス
本体に支持させるヒンジ等が車体のフレームでカバーさ
れるので、車体の外観が煩雑にならず美観を良好にする
ことができる。また、バッテリボックスの上蓋を施錠す
る鍵装置の鍵穴部はシャッタによって覆うことができる
ので、泥汚れなどから保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電動補助自転車の
側面図である。
【図2】 後フレームを車体左後方から見た斜視図であ
る。
【図3】 後フレームの平面図である。
【図4】 アシストユニット周辺の要部側面図である。
【図5】 バッテリの構造を示す要部破断斜視図であ
る。
【図6】 バッテリボックスの外観斜視図である。
【図7】 バッテリボックスの蓋を開放した状態の斜視
図である。
【図8】 図4のA−A断面図である。
【図9】 車体の後フレーム左部材の要部断面図であ
る。
【図10】 バッテリボックスのボックス本体を車体前
方左側から見た斜視図である。
【図11】 バッテリボックスの蓋を車体前方右側から
見た斜視図である。
【図12】 バッテリボックスの要部断面図である。
【図13】 バッテリを格納するバッテリボックスを取
り付けた従来の電動補助自転車の要部側面図である。
【図14】 鍵穴部のシャッタを有するバッテリボック
ス蓋の平面図である。
【図15】 バッテリボックス蓋の要部断面図である。
【図16】 図15のB−B位置での断面図である。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、 2…車体フレーム、 3…シ
ートポスト、 8…操向ハンドル、 11…クランク
軸、 13…ペダル、 14…スプロケットカバー、
16…バッテリボックス、 17…シャッタ、 23…
後フレーム、 24…ヒンジ、 25,26,27…ボ
ルト、 28…ボス、 29…ピニオン、32…アシス
トギヤ、 33…スプロケット、 38…ロックレバ
ー、 41…バッテリ、 42…インジケータ、 52
…ピン、 165a,165b、165c…締め付け部
の孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ本体をバッテリケースに収納し
    てなるバッテリを車体に搭載するための電動補助自転車
    用バッテリボックスであって、 前記バッテリを保持するボックス本体と、 前記ボックス本体の上部開口部および該ボックス本体を
    車体に結合する取り付け部を覆う上蓋とを備えたことを
    特徴とする電動補助自転車用バッテリボックス。
  2. 【請求項2】 前記ボックス本体の前記上部開口部から
    少なくとも左右に張り出し、車体を構成する左右一対の
    フレーム上面に係合可能なフランジを備えるとともに、 前記取り付け部が、前記フランジをねじ部材で前記フレ
    ームに締め付け可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の電動補助自転車用バッテリボックス。
  3. 【請求項3】 前記ボックス本体の深さとほぼ同一寸法
    の幅広部分を側面視で有する前記フレームの該幅広部分
    に、前記ボックス本体の側面が対向して搭載されること
    を特徴とする請求項2記載の電動補助自転車用バッテリ
    ボックス。
  4. 【請求項4】 前記上蓋が、車体の側方に開閉可能なよ
    うに前記ボックス本体の一側に設けられたヒンジによっ
    て支持され、 前記ヒンジが、前記ボックス本体の上縁より下方位置に
    あって、前記フレームの内方に配置されていることを特
    徴とする請求項2または3記載の電動補助自転車用バッ
    テリボックス。
  5. 【請求項5】 前記上蓋を施錠するため、鍵穴部を上に
    向けた姿勢で該上蓋下面に固定された鍵装置と、 前記鍵穴部を覆うシャッタであって、該鍵穴部から偏倚
    して配置された枢軸部を中心に開閉自在に設けられたシ
    ャッタとをさらに具備したことを特徴とする請求項4記
    載の電動補助自転車用バッテリボックス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1790557A1 (en) 2005-11-25 2007-05-30 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle with a battery case in the rear fender
WO2012036194A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 三菱重工業株式会社 バッテリ装置
JP2018002098A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 株式会社シマノ 自転車用コンポーネント

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