JP3844192B2 - 電動補助自転車用バッテリ収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動補助自転車用バッテリ収納装置に関し、特に、車体への着脱が容易で、かつ、車両への搭載スペースを大きく取らないようにするのに好適な電動補助自転車用バッテリ収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ペダルに加えられた踏力を後輪に伝達するための人力駆動系と、踏力に応じて人力駆動系に補助動力を付加させることができるモータ駆動系とを備えた電動補助自転車が知られている。この電動補助自転車にモータ等の電源として搭載されるバッテリは、充電などメンテナンスのために電動補助自転車に着脱したり、手で運搬したりすることがある。一般に取扱いを容易にするためバッテリは収納装置としての樹脂ケースに装填され、収納装置には取手が設けられる。
【0003】
図14は、バッテリ収納装置を搭載した電動補助自転車の要部側面図である。この電動補助自転車では、シートポスト100と後輪WRとの間に設けられたスペースにバッテリ収納装置としてのバッテリパック101が配置される。バッテリパック101はアウタボックス102内に納められ、上部にはヒンジ103を枢軸として開閉自在な蓋104が被せられる。蓋104には鍵105が設けられ、バッテリパック101にはこの鍵105との干渉を避けるため角を落とした部分が設けられる。そして、この部分につながって形成された凹部106を取手として利用している。このようなバッテリ収納装置を搭載した電動補助自転車は、特開平9−95290号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バッテリ収納装置の取手を上記公報に記載されたもののように凹部とすると、ユーザは手を奥に入れなければならないため操作をしにくい。一方、取手をバッテリパックの上方に突き出したものとすると、アウタボックスが大型化し、スペースの確保が容易でなくなる。また、上記凹部を利用するものや固定の取手を有するものは、重量のバランスをとりにくく、電動補助自転車への着脱や、運搬の作業性が良くない。
【0005】
本発明の目的は、上記従来の問題点を解消し、車体への搭載や運搬の操作性を向上できるとともに、小さいスペースにも容易に収容することができる電動補助自転車用バッテリ収納装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、バッテリ本体を収納し、上蓋に鍵装置を備えたバッテリボックスに収容されて車体に搭載される電動補助自転車用バッテリ収納装置において、当該バッテリ収納装置の上部に回動自在に取り付けられた取手を備え、前記上蓋が閉じた位置における前記鍵装置の位置と反対側に前記取手の回動範囲が設けられている点に第1の特徴がある。
【0007】
第1の特徴によれば、ユーザがバッテリをボックスに置いた時に起立している取手は、必ず上蓋を閉じた時の鍵装置の反対側の空間へ倒して収納されるため、上蓋を閉じる操作時には、上蓋の下面に突出している鍵装置が取手と干渉しないので、取手が上部に設けられているバッテリ収納装置であっても、バッテリボックスにコンパクトに収まって車体に搭載することができる。
【0008】
また、本発明は、前記バッテリ本体を収納するケースを含み、前記取手を回動自在に支持するように立ち上げられた壁部分が前記ケースと一体に形成され、前記取手が、収納時にはその外形が前記立ち上げられた壁部分の輪郭に沿うように形状が決定されている点に第2の特徴がある。
【0009】
第2の特徴によれば、取手がバッテリ収納装置のケース輪郭に収まってコンパクトに車体に搭載することができる。
【0010】
また、本発明は、前記壁部分を貫通して設けられた枢軸に結合されて前記取手が支持され、前記枢軸には、前記ケースに係合して前記取手の回動範囲を前記範囲に制限する突部が形成されている点に第3の特徴がある。
【0011】
第3の特徴によれば、取手の回動範囲が前記突部で明確に規定されるので、誤って前記鍵装置の収納位置に取手を倒した状態で上蓋が閉じられるということが回避される。
【0012】
また、本発明は、前記突部が、前記回動範囲のうち、前記鍵装置側限界で前記ケースに当接する第1突部と、前記取手の収納位置側限界直前で一時的に負荷を増大させるため前記ケースに形成される突起に当接する第2突部とからなる点に第4の特徴がある。
【0013】
第4の特徴によれば、取手を所定位置に正しく収納するためには、前記負荷を克服して回動させる必要があり、その際、ユーザの手には明瞭な「クリック感」が伝わり、操作に確実さを与えることができる。
【0014】
さらに、本発明は、前記鍵装置側限界では、前記鍵装置を含む上蓋の開閉軌跡上に前記取手が位置するよう前記第1突部と前記ケースの当接部分との位置が決定されている点に第5の特徴がある。
【0015】
第5の特徴によれば、鍵装置側限界では上蓋が干渉して閉じられない。これを無理に閉じようとしても、前記第1突部がケースに当接されるのでそのような無理な操作は回避され、取手が正しい位置に収納された後で上蓋を閉じることができるので、確実な操作が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るバッテリ収納装置を含む電動補助自転車の側面図である。電動補助自転車の車体フレーム2は、車体前方に位置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から略水平後方に延びたパイプ状の前フレーム22と、前フレーム22の後端に連結された後フレーム23とを備える。後フレーム23は左右一対のアルミニュームのダイキャスト製品からなる分割フレームである。この分割フレームは車体前方寄りに結合部231を有する二叉状の構造体をなし、結合部231には、そこから斜め後上方に延びるシートポスト3を保持するためのボス232が形成される。
【0017】
ボス232には締め代が設けられており、クランパ233を締めることにより、シートポスト3はボス232で確実に保持される。このクランパ233を緩めることにより、シートポスト3はボス232に対して上下方向に摺動可能となり、シートポスト3の上端に装着されるシート4の高さを調節することができる。
【0018】
ヘッドパイプ21にはフロントフォーク5がその上部に形成された軸部を介して回動自在に保持される。この軸部の上端にはジョイント6を介してハンドルポスト7が結合され、ハンドルポスト7の上部には操向ハンドル8が結合される。ジョイント6はノブ61の操作によって緩めることができ、この操作により、ジョイント6を中心にハンドルポスト7を折り畳むことができる。フロントフォーク5の下端には前輪WFが回転自在に軸支される。操向ハンドル8のブレーキレバー81から下方に延びるワイヤ82の先端は前輪WFに設けられたフロントブレーキ9に結合される。
【0019】
後フレーム23は、前フレーム22に対してヒンジ24およびヒンジ24の反対側つまり車体左側に設けられるロック装置で連結される。このロック装置のロックを解除することにより、ヒンジ24を枢軸にして車体を折り畳むことができるし、さらにヒンジ24の結合を解除することにより、前フレーム22および後フレーム23を互いに分離することもできる。
【0020】
後フレーム23の側面視外観は、車体前方寄りの部分が幅広で、後方に向かって幅が狭まった形状である。左右一対の後フレーム23の後端間には、駆動輪としての後輪WRが軸支される。後フレーム23にはリヤブレーキ10が設けられ、操向ハンドル8からワイヤ83が延長されてリヤブレーキ10に結合される。
【0021】
後フレーム23の幅広部分つまり前方寄り部分の下部には、前記シートポスト3の延長線上よりも後方に配置された電動補助ユニット(アシストユニット)1が懸架される。アシストユニット1は、後フレーム23の左右分割部分の締結用のボルト25とボルト27とによって後フレーム23の組み付け時に共締めにより固定される。
【0022】
アシストユニット1はその最下部に配された踏力補助用の電動モータMと、モータMの上前方に配されたクランク軸11とを有する。クランク軸11の左右端にはそれぞれクランク12が固定され、クランク12の先端にはペダル13が設けられる。ペダル13は車体の左右方向に水平に延びた状態で使用されるが、ペダル13とクランク12との連結部にヒンジを採用し、不使用時にはクランク12に沿うようペダル13を折り畳み可能に構成することができる。
【0023】
ペダル13から入力される踏力、およびこの踏力を軽減させるようモータMによって発生される補助力はアシストユニット1内の歯車を含む伝達装置を介して合力され、その出力はスプロケットカバー14で覆われている図示しない駆動スプロケットの回転として取り出される。駆動スプロケットの回転を後輪WRに伝達するチェーン15が設けられる。なお、前輪WFおよび後輪WRの径はともに16インチである。
【0024】
後フレーム23の前記幅広部分および前記結合部231、ならびに左右一対の後フレーム23を後部で互いに結合するボルト25(またはボルトを支持するボス)で囲繞された空間には、前記電動モータMおよびその他の電装部の電源となるバッテリを収容するバッテリボックス16が装着される。なお、左右に分割された後フレーム23を互いに結合するためには、前記ボルト25,27の他、前フレーム22との連結部近傍に配置されるボルト26が使用される。
【0025】
図2は後フレーム23の車体左前方から見た斜視図であり、図3は同平面図である。両図において、後フレーム23は左部分23Lと右部分23Rとからなり前記ボルト25,27が挿通可能な、ボス25BL,25BR,27BL,27BRが設けられる。ボルト26用のボスも形成されるが、図2,図3では図示されていない。ボス25BL,25BR間、ならびにボス27BL,27BR間には前記アシストユニット1の上端に形成されるハンガー部70b(図4も参照)が挟まれるようにして取り付けられる。
【0026】
後フレーム23の上面にはバッテリボックス16を取り付けるための座234、235、236、ならびにリヤブレーキ10を取り付けるための座237L,237Rが形成される。また、後フレーム23上面の、前記シートポスト用のボス232の前部には、アシストユニット1等にバッテリから電流を供給するための電源スイッチを取付ける取付座238が形成される。
【0027】
さらに、後フレーム23の前端つまり前フレーム22との合わせ面にはヒンジ24の一方の部分であるボス241、およびロック装置のピン(図示せず)を回動自在に支持するボス28が形成される。ボス241には枢軸ピン242が差し込まれ、その先端にワッシャ243と止め輪244が装着される。ヒンジの一部を構成する前フレーム22側のフック(後述する)がこのピン242に係合する。
【0028】
図4は、後フレーム23とバッテリボックス16およびアシストユニット1との取付位置関係を示す要部側面図である。図4において、アシストユニット1のケース本体70の周囲には、アシストユニット1を後フレーム23に連結するためのハンガー70a,70bが形成される。ハンガー70a,70bをそれぞれボルト25,27で後フレーム23に締結することにより、アシストユニット1は後フレーム23に懸架される。
【0029】
クランク軸11には図示しないワンウェイクラッチを介して踏力入力ギヤ30が結合されており、この踏力入力ギヤ30は合成ギヤ31の小ギヤ31aに噛み合う。一方、モータMのピニオン29には補助動力ギヤ(アシストギヤ)32の大ギヤ32aが噛み合うように設けられ、この大ギヤ32aと一体に回転する小ギヤ32bは前記合成ギヤ31の大ギヤ31bに噛み合う。また、合成ギヤ31の大ギヤ31bは駆動スプロケット33の軸に固定された出力ギヤ34に噛み合う。アシストユニット1のケース本体70やアシストギヤ32は軽量化のため樹脂成型品によって製作されるのが望ましいし、アシストギヤ32は静粛性等の観点からヘリカルギヤとするのがよい。
【0030】
このように、モータMの回転はピニオン29とアシストギヤ32とを介して合成ギヤ31に伝達され、クランク軸11から入力される踏力は踏力入力ギヤを介して合成ギヤ31に伝達される。そして、踏力と補助動力とは合成ギヤ31で合力されて駆動スプロケット33に伝達され、チェーン15を介して後輪WRに伝達される。ケース70内の前部に配置されるコントローラ37は、図示しない踏力検出手段から入力される踏力値に基づいて、モータMの回転を制御する。
【0031】
本体ケース70の後方下部には、アルミニュームの成型品からなるメインスタンド35を回動自在に支持する枢軸36が取り付けられる。また、本体ケース70の下端に設けられた突起70cは前フレーム22と後フレーム23とを分離させたときに、後フレーム23を含む自転車の後部分を自立させるための足部であり、地面に置いたときは、この突起70cと後輪WRとで、地面に自立できる。
【0032】
後フレーム23の前端に設けられたボス28,28にはロックレバー38を有するロックピン39が挿通される。このロックピン39を中心として回動可能にボルト391が設けられ、ボルト391にはナット392が螺着される。ボルト391は前フレーム22から張出すように形成された係合部40の溝に通され、ナット392の一面がこの係合部40に当接して締付け面を形成する。
【0033】
ボルト391が装着されるロックピン39の中央部分はボス28の孔に対して偏心しており、ロックレバー38を回動させることによって前記ナット392の締付け面と係合部40との当接強さを強めたり弱めたりすることができる。ナット392の締付け面と係合部40との当接強さの最大値はナット392の回動量により決定できる。図示のように、ロックレバー38が後フレーム23に沿う位置に回動させた状態では、ナット392と係合部40とは強く接触して、前フレーム22と後フレーム23とが強く結合される。
【0034】
一方、ロックレバー38を後フレーム23から離れる方向つまり車体に直交する方向に向かって回動させると、ナット392は前記ロックピン39の偏心形状によりその偏心量に応じた距離だけ係合部40から離れる方向(車体前方)に偏倚して、ナット392と係合部40との当接強さが弱まる。当接強さを弱めたところでロックピン39を軸にしてボルト391を回動させると、ナット392と係合部40との係合を解除でき、前フレーム22と後フレーム23とをヒンジ24を中心に折り畳むことができる。
【0035】
後フレーム23の前部つまりシートポストを保持するためのボス232の前側に設けられた前記取付座238(図2)には、鍵Kで操作される電源スイッチ50が装着される。
【0036】
図5はバッテリの構造を示す要部破断斜視図である。同図において、バッテリ41は、収縮フィルムのパッケージ410で包まれたバッテリ本体(例えば、ニッケル水素電池セルを20本俵積みしたもの)411と、バッテリ本体411を収納する2分割された樹脂成型品のバッテリケース(以下、単に「ケース」という)412とからなる。ケース412には複数のLEDを点灯してその点灯数でバッテリ残量を表示するインジケータ42と、充電のためのコネクタ43と、ヒューズ44とが設けられる。また、持ち運びや脱着のための取手46がケース412に回動自在に取り付けられる。ケース412の底部にはバッテリ本体411と接続される端子つまり放電接点47,47が設けられる。
【0037】
上記ケース412の構造をさらに説明する。図6はケース412のうち、2分割された一方の斜視図、図7は同他方の斜視図である。図において、ケース412の一方の部分(以下、「右ケース」という)412R,および他方の部分(以下、「左ケース」という)412Lには、前記バッテリ本体411の位置決め、およびケースの補強のためのリブ48と、右ケース412R,左ケース412Lを一体に結合するときのボルトを支持するボス49とが形成される。右ケース412Rの上部には、インジケータ42の表示面が外部から見られるよう、窓50が形成される。また、右ケース412R,左ケース412Lの底部には、脚51,52が形成される。脚52は前記放電接点47を保護する機能をも有する。
【0038】
右ケース412R,左ケース412Lの上部中央部には凹部53が形成され、この凹部53の縦壁531,532には、取手46を回動自在に支持する枢軸54,54が貫通する。枢軸54,54には取手46の回動範囲規制手段を構成する第1突部541と取手46の収納時の位置を安定させるための第2突部542が形成される。これら第1突部541が当接するストッパ壁55が右ケース412Rに形成され、第2突部542が係合する突起56が左ケース412Lに形成される。
【0039】
取手46の支持構造をさらに説明する。図9は取手の支持部を含むケース412の要部拡大図、図10および図11は枢軸54の軸方向から見たケース412の要部拡大図である。図9,図10において、取手46をケース412に支承する枢軸54の端部に形成されたフランジ部54Fから放射状に第1突部541と第2突部542とが張り出している。取手46は起こされていて、第1突部541がストッパ壁55の端面に当接して取手46がR方向へこれ以上回動しないように動きが規制されている。
【0040】
また、取手46をケース412の凹部53内に格納するときには、図11に示すように第2突部542が左ケース412Lの突起56に当接するまで取手4を回動させる。そして、第2突部542が、さらに突起56を変形させつつ、これを乗り越えて、図10の2点鎖線で示す位置つまり突起56の上方に回り込むようR’方向へ取手46を回動させる。これにより、取手46はケース412に沿った定位置に収まる。このように、取手46を起こしたり倒したりする際には、突起56を乗り越える抵抗感(クリック感)があるので、取り扱い操作が確実に行われた実感を得られやすいし、取手46の格納状態の安定化を図ることができる。なお、図8に取手46を格納した状態での左ケース412Lの斜視図を示す。
【0041】
図12、図13はバッテリボックスに搭載したバッテリの態様を示す後フレーム23の横断面図であり、それぞれ蓋を閉じた状態、および蓋を開いた状態を示す。後フレーム23の左部分23Lと右部分23Rとの間にバッテリボックス16が配置され、このバッテリボックス16内にバッテリ41が収容される。バッテリボックス16は後フレーム23の上部に形成された前記座234,235,236によって支持され、長手方向が車体前後方向と一致するよう配置される。バッテリボックス16はバッテリ41を上方から着脱可能なように上部が開放されたボックス本体161と、この開放上部を覆う蓋162とからなる。蓋162は車体の側方向に旋回開放できるよう、図示しないヒンジを用いてボックス本体161に回動自在に取り付けられる。
【0042】
蓋162には鍵装置45が設けられる。この鍵装置45は鍵(電源スイッチを操作する鍵と共用できるのがよい)を回して出し入れできる爪451を有していて、この爪451がボックス本体161上端に係合して施錠される。
【0043】
バッテリ41がバッテリボックス16に収容された状態では、図12に示すように、取手46は蓋162に設けられた鍵装置45を避けるよう、矢印R’方向に回動して鍵装置45の反対側に倒すことができる。取手46が倒れている状態では、U字型をしている取手46のU字の開放側が鍵装置45側に位置するため、蓋162の開閉時の鍵装置45の軌跡はこの開放側を通過するように描かれる。したがって、鍵装置45は取手46と干渉することなくバッテリ41の上部角の凹部にコンパクトに収まる。
【0044】
一方、図13に示すように、バッテリ41をバッテリボックス16から取り出す際には、蓋162は車体右側へ開放され、手でつかみやすいように取手46は矢印R方向(車体左側)に回動されて起立させられる。車体の左側に立つユーザにとって、右側へ開いてバッテリを取り出しやすい蓋と、持ち上げる方向と略同方向に左側へ回動してくる取手が、バッテリの出し入れを極めて容易にしている。なお、取手46を起立させたままでは鍵装置45が取手46と干渉するので蓋162を閉じることはできない。また、前記ストッパ壁55に第1突部541が当接して取手46の回動は規制されているので、蓋162を無理に閉じることはできない。このように、上記クリック感を伴う操作など、一つずつの操作が確実に行われることにより、バッテリ41の着脱と適正な搭載が実現できる。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなとおり、請求項1〜5の発明によれば、操作性を良くするため回動自在に設けた取手を有しているバッテリ収納装置を、コンパクトにバッテリボックスに収容して車体に搭載することができる。特に、バッテリボックスの上蓋に鍵装置が設けられている場合に、この鍵装置を避ける位置に取手を回動させて収納することができる。また、取手の回動範囲を明確に規定できるので、確実な操作を期待できる。例えば、誤った操作や不確実な操作では、所定のクリック感が得られなかったり、上蓋が閉まらなかったりして、ユーザが感覚的に操作の不確実さを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電動補助自転車の側面図である。
【図2】 後フレームを左前方から見た斜視図である。
【図3】 後フレームの平面図である。
【図4】 アシストユニット周辺の要部側面図である。
【図5】 バッテリの構造を示す断面斜視図である。
【図6】 左ケースの斜視図である。
【図7】 右ケースの斜視図である。
【図8】 取手を倒した状態の左ケースの斜視図である。
【図9】 取手の支持部を示す右ケースの要部正面図である。
【図10】 取手の支持部を内側から見たケースの断面図(取手起立時)である。
【図11】 取手の支持部を内側から見たケースの断面図(取手格納時)である。
【図12】 バッテリボックスの断面側面図(蓋を閉じた状態)である。
【図13】 バッテリボックスの断面側面図(蓋を開いた状態)である。
【図14】 従来のバッテリ収納装置を含む電動補助自転車の要部側面図である。
【符号の説明】
1…電動補助ユニット、 2…車体フレーム、 3…シートポスト、 8…操向ハンドル、 11…クランク軸、 13…ペダル、 14…スプロケットカバー、 16…バッテリボックス、 22…前フレーム、 23…後フレーム、 24…ヒンジ、 25,26,27…ボルト、 28…ボス、 29…ピニオン、32…アシストギヤ、 33…スプロケット、 38…ロックレバー、 41…バッテリ、 42…インジケータ、 45…鍵装置、 46…取手、 412…バッテリケース

Claims (3)

  1. バッテリ本体を収納するケースと、該ケースを収容し、中央部から偏った位置に鍵装置が設けられた開閉自在な上蓋を備えたバッテリボックスとからなる電動補助自転車用バッテリ収納装置において、
    前記ケースの上部に形成された凹部の縦壁を貫通して設けられた枢軸に結合されて該縦壁に回動自在に支持された取手を備え、
    前記枢軸には、前記ケースに係合して前記上蓋が閉じた位置における前記鍵装置の位置と反対側に前記取手の回動範囲を制限する突部が形成されており、
    前記取手が、収納時には前記ケース上部の輪郭に沿うようにその形状が決定されていることを特徴とする電動補助自転車用バッテリ収納装置。
  2. 前記突部が、
    前記回動範囲のうち、前記鍵装置側限界で前記ケースに当接する第1突部と、
    前記取手の収納位置側限界直前で一時的に負荷を増大させるため前記ケースに形成される突起に当接する第2突部とからなることを特徴とする請求項1記載の電動補助自転車用バッテリ収納装置。
  3. 前記鍵装置側限界では、前記鍵装置を含む上蓋の開閉軌跡上に前記取手が位置するよう前記第1突部と前記ケースの当接部分との位置が決定されていることを特徴とする請求項2記載の電動補助自転車用バッテリ収納装置。
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