JP2002264180A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2002264180A
JP2002264180A JP2001070433A JP2001070433A JP2002264180A JP 2002264180 A JP2002264180 A JP 2002264180A JP 2001070433 A JP2001070433 A JP 2001070433A JP 2001070433 A JP2001070433 A JP 2001070433A JP 2002264180 A JP2002264180 A JP 2002264180A
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movable
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plate
fixed
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JP2001070433A
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English (en)
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Shoji Kamiya
昭司 神谷
Masayuki Suzuki
政幸 鈴木
Yoshihiro Shimada
善宏 嶋田
Hiroshi Ota
啓 太田
Mitsunori Kosugi
光徳 小杉
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SANSHU FINE TOOL KK
Original Assignee
SANSHU FINE TOOL KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型各部を広範囲にわたり共用化できる射出
成形用金型を提供する。 【解決手段】 可動側金型31が、入子穴35をそなえ
可動側取付板16に取付けられた可動側受板33と、こ
の入子穴に着脱されるピンガイド入子37と、可動側受
板33に取付けられコアブロック44が嵌脱されるコア
ブロック穴45をそなえスライドコア案内路46を隔て
て配置された分割型板からなる可動側型板34と、スラ
イドコア案内路46に収容されるスライドコア8とを具
備し、固定側金型32が、固定側取付板18に取付けら
れた固定側受板48と、この固定側受板に取付けられキ
ャビティブロック50が嵌脱されるキャビティブロック
穴51とロッキングブロック取付部52をそなえた固定
側型板49と、ロッキングブロック取付部52に取付け
られるロッキングブロック10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性樹脂の
射出成形に用いる金型に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形用金型においては、樹脂材料が
充填されて製品となるキャビティを形成するめす型部お
よびおす型部は、型板に直接彫込むこともあるが、一般
にはキャビティブロック(めす型)およびコアブロック
(おす型)から成る型板とは別物の入れ子として、型板
に嵌込む構成とすることが多い。
【0003】図17〜19は、この入子式の金型を用い
て、アンダーカット部を有する断面コ字形の製品を成形
する射出成形用金型1の例を示し、コアブロック2は可
動側型板3に設けた有底穴状のコアブロック穴4に嵌込
んで、図示しないボルトにより可動側型板3に固定取付
けされ、キャビティブロック5は固定側型板6に設けた
有底穴状のキャビティブロック穴7に嵌込んで、図示し
ないボルトにより固定側型板6に固定取付けされてい
る。8は可動側型板3に設けたスライドコア案内路9に
沿って摺動自在なスライドコアで、スライダ8aの先端
部にアンダーカット形成用のコアチップ8bを係合させ
て成る。10はロッキングブロックで、スライドコア8
駆動用のアンギュラピン10aおよびスライドコア8を
ロックするための傾斜面部10bをそなえ、固定側型板
6にボルト12により固定取付けされている。
【0004】また13はエジェクタピン、14はエジェ
クタプレート、15はスペーサ、16は可動側取付板、
17はスプルーブッシュ、18は固定側取付板であり、
上記構成の可動側金型19と固定側金型20を図示の型
閉め状態とし、射出成形ノズル21から供給された溶融
樹脂を、ランナ22およびゲート23を経て、キャビテ
ィブロック5とコアブロック2およびスライドコア8に
より形成されたキャビティ24内に充填し、冷却固化後
に型開きをおこない、スライドコア8の後退後に成形品
をエジェクタピン13により離型させて、製品を得る。
【0005】ところが上記の射出成形用金型1において
は、コアブロック穴4およびキャビティブロック穴7
は、厚板状の可動側型板3および固定側型板6に有底穴
として切削形成する必要があるので、その加工に手間が
かかり、特に隅角部が直角である四角穴の高精度の加工
は困難である。また成形品の個数や形状の変更に対し
て、キャビティブロック5およびコアブロック2を入替
えて対応しようとしても、スライドコア8を多方向にわ
たって必要とする場合や、エジェクタピン13の本数や
配置が変る場合には、上記の可動側型板3および固定側
型板6は使用不可能となるので、成形品の変更に対する
適応性が低く、成形品ごとにコアブロック2およびキャ
ビティブロック5だけでなく、可動側型板3および固定
側型板6も多種類用意する必要があり、型代がかさみ不
経済であるとともに、金型の種類の増加によりその管理
や保管場所の確保なども煩雑である。
【0006】そこでこの金型を一部でも共通化するため
に、図17に鎖線25,26で示す分割面で可動側型板
3および固定側型板6をそれぞれ2層に分割して、受板
3a,6aと型板3b,6bとの積層構造とすることも
考えられるが、この場合でも型板3b,6bは多方向に
スライドコア8を設ける場合には対応できず、またコア
ブロック穴4およびキャビティブロック穴7は貫通穴と
なっても一枚物の型板に対しては四角穴の高精度の加工
は困難であり、またエジェクタピン13の本数や配置の
変更に対しては可動側の受板3aは交換を要するなど、
固定側の受板6aが共通化できるだけであって、前記の
問題点はほとんど解決できないのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決しようとするもので、コアブロックおよび
キャビティブロックを除く金型各部を広範囲にわたって
共用化でき、成形品の変更に対して金型の交換あるいは
変更部分が少なくて済む射出成形用金型を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の射出成形用金型は、キャビティブロ
ックをそなえた固定側金型とコアブロックをそなえた可
動側金型とを開閉させて、前記キャビティブロックとコ
アブロックにより形成されるキャビティに溶融樹脂を充
填・固化させる射出成形用金型において、前記可動側金
型が、エジェクタピン貫通部に入子穴をそなえ可動側取
付板に取付けられた可動側受板と、この入子穴に着脱さ
れエジェクタピンをガイドする小径穴をそなえたピンガ
イド入子と、前記可動側受板に取付けられ前記コアブロ
ックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえた可動側型板
であって、外周辺部から前記コアブロック穴に向って延
びる複数個のスライドコア案内路を隔てて配置され内周
辺部が前記コアブロック穴の一部を構成する複数個の分
割型板からなる可動側型板と、前記スライドコア案内路
に摺動自在に収容されるスライドコアとを具備し、前記
固定側金型が、固定側取付板に取付けられた固定側受板
と、前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロッ
クが嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえるととも
に、前記可動側型板の前記スライドコア案内路に対向す
る位置にロッキングブロック取付部をそなえた一体型の
固定側型板と、前記ロッキングブロック取付部に取付け
られ前記スライドコアの傾斜穴に挿通されるアンギュラ
ピンをそなえたロッキングブロックとを具備したことを
特徴とする。
【0009】また請求項2記載の射出成形用金型は、キ
ャビティブロックをそなえた固定側金型とコアブロック
をそなえた可動側金型とを開閉させて、前記キャビティ
ブロックとコアブロックにより形成されるキャビティに
溶融樹脂を充填・固化させる射出成形用金型において、
前記可動側金型が、エジェクタピン貫通部にエジェクタ
ピンを包囲する大径穴をそなえ可動側取付板に取付けら
れた可動側受板と、前記可動側受板に取付けられ前記コ
アブロックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえた可動
側型板であって、外周辺部から前記コアブロック穴に向
って延びる複数個のスライドコア案内路を隔てて配置さ
れ内周辺部が前記コアブロック穴の一部を構成する複数
個の分割型板からなる可動側型板と、前記スライドコア
案内路に摺動自在に収容されるスライドコアとを具備
し、前記固定側金型が、固定側取付板に取付けられた固
定側受板と、前記固定側受板に取付けられ前記キャビテ
ィブロックが嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえ
るとともに、前記可動側型板の前記スライドコア案内路
に対向する位置にロッキングブロック取付部をそなえた
一体型の固定側型板と、前記ロッキングブロック取付部
に取付けられ前記スライドコアの傾斜穴に挿通されるア
ンギュラピンをそなえたロッキングブロックとを具備し
たことを特徴とする。
【0010】また請求項3記載の射出成形用金型は、キ
ャビティブロックをそなえた固定側金型とコアブロック
をそなえた可動側金型とを開閉させて、前記キャビティ
ブロックとコアブロックにより形成されるキャビティに
溶融樹脂を充填・固化させる射出成形用金型において、
前記可動側金型が、エジェクタピン貫通部に入子穴をそ
なえ可動側取付板に取付けられた可動側受板と、この入
子穴に着脱されエジェクタピンをガイドする小径穴をそ
なえたピンガイド入子と、前記可動側受板に取付けられ
前記コアブロックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえ
た可動側型板であって、外周辺部から前記コアブロック
穴に向って延びる複数個のスライドコア案内路を隔てて
配置され内周辺部が前記コアブロック穴の一部を構成す
る複数個の分割型板からなる可動側型板と、前記スライ
ドコア案内路に摺動自在に収容されるスライドコアとを
具備し、前記固定側金型が、固定側取付板に取付けられ
た固定側受板と、前記固定側受板に取付けられ前記キャ
ビティブロックが嵌脱されるキャビティブロック穴をそ
なえるとともに、前記可動側型板の前記スライドコア案
内路に対向する位置にロッキングブロック取付部をそな
えた固定側型板であって、外周辺部から前記キャビティ
ブロック穴に向って且つ前記スライドコア案内路に対し
て直角方向に延びる分割面により分割され内周辺部が前
記キャビティブロック穴の一部を構成する複数個の分割
型板から成る固定側型板と、前記ロッキングブロック取
付部に取付けられ前記スライドコアの傾斜穴に挿通され
るアンギュラピンをそなえたロッキングブロックとを具
備したことを特徴とする。
【0011】また請求項4記載の射出成形用金型は、キ
ャビティブロックをそなえた固定側金型とコアブロック
をそなえた可動側金型とを開閉させて、前記キャビティ
ブロックとコアブロックにより形成されるキャビティに
溶融樹脂を充填・固化させる射出成形用金型において、
前記可動側金型が、エジェクタピン貫通部にエジェクタ
ピンを包囲する大径穴をそなえ可動側取付板に取付けら
れた可動側受板と、前記可動側受板に取付けられ前記コ
アブロックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえた可動
側型板であって、外周辺部から前記コアブロック穴に向
って延びる複数個のスライドコア案内路を隔てて配置さ
れ内周辺部が前記コアブロック穴の一部を構成する複数
個の分割型板からなる可動側型板と、前記スライドコア
案内路に摺動自在に収容されるスライドコアとを具備
し、前記固定側金型が、固定側取付板に取付けられた固
定側受板と、前記固定側受板に取付けられ前記キャビテ
ィブロックが嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえ
るとともに、前記可動側型板の前記スライドコア案内路
に対向する位置にロッキングブロック取付部をそなえた
固定側型板であって、外周辺部から前記キャビティブロ
ック穴に向って且つ前記スライドコア案内路に対して直
角方向に延びる分割面により分割され内周辺部が前記キ
ャビティブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板
から成る固定側型板と、前記ロッキングブロック取付部
に取付けられ前記スライドコアの傾斜穴に挿通されるア
ンギュラピンをそなえたロッキングブロックとを具備し
たことを特徴とする。
【0012】また請求項5記載の射出成形用金型は、キ
ャビティブロックをそなえた固定側金型とコアブロック
をそなえた可動側金型とを開閉させて、前記キャビティ
ブロックとコアブロックにより形成されるキャビティに
溶融樹脂を充填・固化させる射出成形用金型において、
前記可動側金型が、エジェクタピン貫通部に入子穴をそ
なえ可動側取付板に取付けられた可動側受板と、この入
子穴に着脱されエジェクタピンをガイドする小径穴をそ
なえたピンガイド入子と、前記可動側受板に取付けられ
前記コアブロックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえ
た可動側型板であって、外周辺部から前記コアブロック
穴に向って延びる複数個のスライドコア案内路を隔てて
配置され内周辺部が前記コアブロック穴の一部を構成す
る複数個の分割型板からなる可動側型板と、前記スライ
ドコア案内路に摺動自在に収容されるスライドコアとを
具備し、前記固定側金型が、固定側取付板に取付けられ
た固定側受板と、前記固定側受板に取付けられ前記キャ
ビティブロックが嵌脱されるキャビティブロック穴をそ
なえた固定側型板であって、外周辺部から前記キャビテ
ィブロック穴に向って延びる複数個のロッキング部材取
付空間を隔てて配置され内周辺部が前記キャビティブロ
ック穴の一部を構成する複数個の分割型板から成る固定
側型板と、前記ロッキング部材取付空間に取付けられ前
記スライドコアの駆動およびロックをおこなうロッキン
グ部材とを具備したことを特徴とする。
【0013】また請求項6記載の射出成形用金型は、キ
ャビティブロックをそなえた固定側金型とコアブロック
をそなえた可動側金型とを開閉させて、前記キャビティ
ブロックとコアブロックにより形成されるキャビティに
溶融樹脂を充填・固化させる射出成形用金型において、
前記可動側金型が、エジェクタピン貫通部にエジェクタ
ピンを包囲する大径穴をそなえ可動側取付板に取付けら
れた可動側受板と、前記可動側受板に取付けられ前記コ
アブロックが嵌脱されるコアブロック穴をそなえた可動
側型板であって、外周辺部から前記コアブロック穴に向
って延びる複数個のスライドコア案内路を隔てて配置さ
れ内周辺部が前記コアブロック穴の一部を構成する複数
個の分割型板からなる可動側型板と、前記スライドコア
案内路に摺動自在に収容されるスライドコアとを具備
し、前記固定側金型が、固定側取付板に取付けられた固
定側受板と、前記固定側受板に取付けられ前記キャビテ
ィブロックが嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえ
た固定側型板であって、外周辺部から前記キャビティブ
ロック穴に向って延びる複数個のロッキング部材取付空
間を隔てて配置され内周辺部が前記キャビティブロック
穴の一部を構成する複数個の分割型板から成る固定側型
板と、前記ロッキング部材取付空間に取付けられ前記ス
ライドコアの駆動およびロックをおこなうロッキング部
材とを具備したことを特徴とする。
【0014】また請求項7記載の射出成形用金型は、請
求項1または2または3または4または5または6記載
の射出成形用金型において、エジェクタプレートの上板
に入子穴を設け、エジェクタピンの基部を保持する入子
板を、前記入子穴部に着脱自在に取付けたことを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図1〜図6に示す第1例によ
り、この発明の実施の形態を説明する。なお図中、図1
7〜図19と同一部分には同一符号を付して図示し、そ
の詳細な説明は省略し、以下他の例においても同様とす
る。
【0016】射出成形用金型30は、可動側金型31と
固定側金型32とで構成され、先ず可動側金型31は、
射出成形機の可動盤に取付けられる可動側取付板16
に、スペーサ15を介して取付けられた可動側受板33
と、この可動側受板33に取付けられる可動側型板34
とを有している。
【0017】この可動側受板33には、エジェクタピン
13が貫通するその中央部に、入子穴35が設けてあ
り、エジェクタピン13をガイドする小径穴(ガイド
穴)36を有するピンガイド入子37が、入子穴35に
着脱自在に嵌込まれている。この例ではピンガイド入子
37は、図6にも示すように段付き短円柱体の太径部
に、回り止め用の面取り37aを施し、入子穴35は、
このピンガイド入子37が少量のすきまをもって嵌合す
る穴形状としてある。
【0018】エジェクタピン13の基部を支持するエジ
ェクタプレート38は、下板38aに重ね合せて締付固
定される上板38bの中央部に、入子穴39を設け、こ
の入子穴39に着脱自在に嵌込まれた入子板40に、エ
ジェクタピン13の基部が保持されている。入子板40
は図6にも示すようにつば付き円板状体のつば部に、ま
わり止め用の面取り40aを施し、入子穴39は、この
入子板40が少量のすきまをもって嵌合する穴形状とし
てある。なお41はエジェクタガイドピン、42はリタ
ーンピンで、これらは通常のエジェクタプレート用のも
のである。
【0019】また可動側型板34は、図3に示すよう
に、角板状のコアブロック44が嵌込まれるコアブロッ
ク穴45を中央部にそなえ、外周辺部34a,34bか
らコアブロック穴45に向って延びる2個のスライドコ
ア案内路46,46を隔てて配置された、2個の分割型
板34A,34Bから成り、スライドコア案内路46に
続く内周辺部34cが、コアブロック穴45の一部を構
成し、これによってコアブロック44は正規位置に位置
決めされる。
【0020】そしてこの例では、一方の側にのみアンダ
カット部を有する断面コ字型の製品成形用のため、一方
のスライドコア案内路46に、前記図17と同じスライ
ドコア8が、矢印X方向に摺動自在に収容されている。
【0021】2枚の分割型板34A,34Bは、図示し
ないボルトにより可動側受板33に締付固定され、また
上記製品成形用でコアチップ8bの先端部を進退自在に
収容するコアブロック44も、コアブロック穴45に嵌
込まれた状態で、図示しないボルトにより可動側受板3
3に締付固定される。
【0022】一方固定側金型32は、射出成形機の固定
盤に取付けられる固定側取付板18に取付けられた固定
側受板48と、この固定側受板48に取付けられる固定
側型板49とを有している。この固定側型板49は、角
板状のキャビティブロック50が嵌込まれる角穴状のキ
ャビティブロック穴51を中央部にそなえた1枚物であ
り、その表面側の、前記可動側型板34のスライドコア
案内路46,46に(型閉時に)対向する位置に、2個
の溝状のロッキングブロック取付部52,52(図5参
照)をそなえている。
【0023】固定側型板49は、図示しないボルトによ
り固定側受板48に締付固定され、また上記製品成形用
(製品上面形成用)のキャビティブロック50も、キャ
ビティブロック穴51に嵌込まれ位置決めされた状態
で、図示しないボルトにより固定側受板48に締付固定
される。
【0024】そして前記スライドコア8取付側に対応す
る一方の側のロッキングブロック取付部52には、スラ
イドコア8の傾斜穴8cに挿通されるアンギュラピン1
0aをそなえたロッキングブロック10が、ボルト12
により取付けてある。なお53は、固定側型板49の四
隅部に突設したガイドピンで、可動側型板34の四隅部
に設けられたガイドブッシュ54に嵌合するものであ
る。
【0025】上記構成の射出成形用金型30を用いて、
アンダーカット部を有する断面コ字形の成形品を成形す
るには、図1および図2に示す型閉状態において、射出
成形ノズル21から供給された溶融樹脂を、ランナ22
およびゲート23を経てキャビティ24内に充填し、冷
却固化後に型開きをおこない、可動側金型31の下降に
伴ってロッキングブロック10のアンギュラピン10a
によりスライドコア8を後退させ、図示しないエジェク
タロッドによるエジェクタプレート38の突上によっ
て、エジェクタピン13により成形品を離型させて、製
品を得る。その後、可動側金型31と固定側金型32の
型閉めと、上記工程とを繰返して、成形品を連続生産す
る。
【0026】成形品の形状が変更になる場合は、その成
形用のキャビティを形成する新しいキャビティブロック
50,コアブロック44,スライドコア8のコアチップ
8b(アンダカットなしのときは不要。また2方向アン
ダカット製品の場合はコアチップ8bを2個と新しいス
ライダ8a追加分要。)を用意して、それ迄のキャビテ
ィブロック等と交換する形で、キャビティブロック穴5
1,コアブロック穴45への嵌込・固定、およびコアチ
ップ8bの交換,2方向アンダカット製品の場合は新し
いスライダ8aのスライドコア案内路46への組込,ア
ンダカットなしのときは従来のスライドコア8の除去等
をおこなう。
【0027】また成形品変更に伴って、エジェクタピン
13の配置や本数が変る場合は、図6に示すエジェクタ
ピン13,ピンガイド入子37,入子板40として、一
式新しいものを用意し、新しいピンガイド入子37を可
動側受板33の入子穴35に嵌込み、新しい入子板40
をエジェクタプレート38の上板38bの入子穴39に
嵌込む。
【0028】上記の各新部品の変更により、新しい成形
品の成形をおこなうことができる。そしてこの成形品の
変更に伴って、上記新部品以外の可動側受板33,可動
側型板34,固定側受板48,固定側型板49,エジェ
クタプレート38の上板38b等の大容積大重量の金型
部分は、全て交換を要することなく共用部品としてその
まま使用できるのである。
【0029】また可動側金型31および固定側金型32
とも、受板と型板の2層分割構造をそなえ、コアブロッ
ク穴45は可動側型板34を、キャビティブロック穴5
1は固定側型板49を、それぞれ貫通する穴として形成
されるので、これら各穴は有底穴の場合に比べて加工が
容易であり、特に可動側型板34は2個の分割型板34
A,34Bから成る分割構造なので、コアブロック穴4
5(内周辺部34c)の加工が一層容易で高精度の加工
ができるのである。またエジェクタピン13はピンガイ
ド入子37の小径穴36によりガイドされるので、エジ
ェクタピン13が細径の場合でも、その挫屈が防止さ
れ、成形品を支障なく離型させることができる。
【0030】次に図7および図8に示す第2例により、
この発明の実施の形態を説明する。この例の射出成形用
金型60は、前記第1例における可動側受板33のかわ
りに、エジェクタピン13を包囲する大径穴62を中央
部に貫通穴として穿設した可動側受板61を用いた点の
みが、前記第1例と異なるだけで、その他の構成は第1
例と同じであるので、図1と同一または相当部分には同
一符号を付して図示し、それらの詳細な説明は省略す
る。(以下他の例においても同様とする。)
【0031】上記の大径穴62は、成形品の変更に伴っ
てキャビティ24などの変更と共に予定されるエジェク
タピン13の位置や本数の変更に対して、全てのエジェ
クタピンを含むように、その径と位置を考慮して可動側
受板61のエジェクタピン貫通部に穿設されている。
【0032】この例においても、前記第1例と同様に成
形品の変更に対しても、可動側受板61,可動側型板3
4,固定側受板48,固定側型板49,エジェクタプレ
ート38の上板38b等を、共用部品として使用できる
とともに、第1例におけるピンガイド入子37は不要な
ので交換部品の種類が少なくて済み、エジェクタピン1
3の挫屈強度が問題にならない場合に、好適に使用する
ことができるのである。
【0033】次に図9および図10に示す第3例によ
り、この発明の実施の形態を説明する。この例の射出成
形用金型70は、前記第1例における固定側型板49の
かわりに用いる固定側型板71を、その外周辺部71
a,71bからキャビティブロック穴51に向って、且
つ可動側型板34のスライドコア案内路46の延びる方
向に対して直角方向(矢印Y方向)に延びる、分割面7
1d,71dにより分割された2個の分割型板71A,
71Bで構成したものであり、その他の構成は第1例と
同じである。なお分割面71d,71d間には、すきま
を設けてもよいし、すきまなしとしてもよい。
【0034】この例の射出成形用金型70によれば、前
記第1例と同様にして射出成形をおこなえ、また成形品
の変更に対しても、可動側受板33,可動側型板34,
固定側受板48,固定側型板71,エジェクタプレート
の上板38b等を、共用部品として使用できるととも
に、固定側型板71は2個の分割型板71A,71Bか
ら成る2分割構造なので、キャビティブロック穴51
(内周辺部71c)の加工が一層容易で高精度の加工が
できるのである。
【0035】この例においても、可動側受板33を前記
第2例と同じ大径穴62を有する可動側受板61とする
こともでき、これによって第2例と同様に、成形品変更
時の交換部品の種類を減らすことができる。
【0036】次に図11及び図12に示す第4例によ
り、この発明の実施の形態を説明する。この例の射出成
形用金型80は、前記第1例における固定側型板49の
かわりに用いる固定側型板81を、その外周辺部81
a,81bからキャビティブロック穴51に向って延び
る2個のロッキング部材取付空間82,82を隔てて配
置された、2個の分割型板81A,81Bで構成すると
ともに、一方のロッキング部材取付空間82に、スライ
ドコア8の駆動およびロックをおこなうロッキング部材
83を取付けたものであり、その他の構成は第1例と同
じである。
【0037】ロッキング部材83は、ロッキング部材取
付空間82に嵌脱される角ブロック体84に、前記ロッ
キングブロック10をボルト12により取付固定して成
り、角ブロック体84は、図示しないボルトにより固定
側受板48に締付固定される。また固定側型板81の内
周辺部81cは、キャビティブロック穴51の一部を構
成し、これによってキャビティブロック50は正規位置
に位置決めされる。なお上記ロッキング部材83として
は、角ブロック体84にアンギュラピン10aや傾斜面
部10b(図1参照)を直接設けたものとしてもよい。
【0038】この例の射出成形用金型80によれば、前
記第1例と同様にして射出成形をおこなえ、また成形品
の変更に対しても、可動側受板33,可動側型板34,
固定側受板48,固定側型板81,エジェクタプレート
の上板38b等を、共用部品として使用できるととも
に、前記第3例と同様に固定側型板81は2個の分割型
板81A,81Bから成る2分割構造なので、キャビテ
ィブロック穴51(内周辺部81c)の加工が一層容易
で高精度の加工ができるのである。
【0039】またこの例においても、可動側受板33を
前記第2例と同じ大径穴62を有する可動側受板61と
することもでき、これによって第2例と同様に、成形品
変更時の交換部品の種類を減らすことができる。
【0040】次に図13〜図16に示す第5例により、
この発明の実施の形態を説明する。前記各例では、可動
側型板および固定側型板には、コアブロック44および
キャビティブロック50をそれぞれ1個ずつ設けたが、
この例の射出成形用金型90では、前記第1例における
可動側型板34および固定側型板49(但し第1例より
大型)に、コアブロック44およびキャビティブロック
50を各2個ずつ設けてある。
【0041】すなわち図14および図15に示すよう
に、可動側型板34にはコアブロック穴45を2個設
け、この可動側型板34の外周辺部34a,34bから
コアブロック穴45に向って延びる4個のスライドコア
案内路46を隔てて配置された3個の分割型板34A,
34B,34Cによって可動側型板34を構成してあ
る。そして前記各例と同じアンダカット部を有する成形
品の2個取り用に、2個のキャビティ24を形成するコ
アブロック44およびキャビティブロック50を用いる
ため、1個のコアブロック44の両側のスライドコア案
内路46にそれぞれスライドコア8を収容してあり、ピ
ンガイド入子37および入子板40も、2本のエジェク
タピン13用のものとしてある。
【0042】また固定側型板49においては、2個のキ
ャビティブロック穴51,51を並設するとともに、長
溝状としたロッキングブロック取付部52,52(図1
6参照)に、各スライドコア8に対応する4個のロッキ
ングブロック10を取付けてある。
【0043】このようにこの例の射出成形用金型90
は、前記第1例に対して、コアブロック44およびキャ
ビティブロック50の個数およびキャビティ24の個数
の増加のため、これに伴う各部の配置や個数が異なるも
のの、基本的には前記第1例と同じ構成を有し、第1例
と同一または相当部分に同符号を付してある。そして成
形品の変更によっても交換が不要な共用部品も、第1例
と同じである。
【0044】この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえばキャビティブロックおよびコアブロック
は、上記以外の各種形状の成形品形成用のキャビティを
形成するものであってもよく、またピンガイド入子や入
子板は、上記以外の形状や回り止め構造を有するものと
してもよい。また上記の例ではコアブロック穴の二方に
スライドコア案内路を設けたが、これを三方あるいは四
方に設け、これに伴って可動側型板を、3個以上の分割
型板で構成してもよい。
【0045】また上記各例では、エジェクタプレートの
上板に設けた入子穴に、エジェクタピンの基部を保持す
る入子板を着脱自在に取付ける構成としたが、可動側お
よび固定側の各受板や型板に比べれば、エジェクタプレ
ートは小型部品であるので、上記入子板は省略して、通
常の1枚物の上板にエジェクタピンの基部を保持する構
成としてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、成形品の変更に対して、可動側受板,可動側
型板,固定側受板,および固定側型板を交換する必要が
なく、コアブロックおよびキャビティブロックおよびピ
ンガイド入子,エジェクタピン等(エジェクタピンの本
数や配置が変る場合)を除く、大部分の金型構成部品を
共用化できるとともに、必要に応じてスライドコアとロ
ッキングブロックを用いることにより、可動側型板およ
び固定側型板を交換することなく、成形品のアンダカッ
ト有無に対応することができる。またコアブロック穴お
よびキャビティブロック穴は、可動側型板および固定側
型板をそれぞれ貫通するので、その穴加工が容易であ
り、特に可動側型板は複数個の分割型板で構成したの
で、コアブロック穴の加工が一層容易で高精度の加工が
できる。
【0047】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明による効果に加えて、成形品の変更に対し
てのピンガイド入子の交換が不要で、交換部品を削減化
できる。
【0048】また請求項3記載の発明によれば、請求項
1記載の発明による効果に加えて、固定側型板も複数個
の分割型板で構成したので、キャビティブロック穴の加
工が一層容易で高精度の加工ができる。また各分割型板
上のスライドコア案内路に対向する位置に有るロッキン
グブロック取付部に、ロッキングブロックを容易に取付
けることができる。
【0049】また請求項4記載の発明によれば、請求項
3記載の発明による効果に加えて、成形品の変更に対し
てのピンガイド入子の交換が不要で、交換部品を削減化
できる。
【0050】また請求項5記載の発明によれば、請求項
1記載の発明による効果に加えて、固定側型板も複数個
の分割型板で構成したので、キャビティブロック穴の加
工が一層容易で高精度の加工ができる。
【0051】また請求項6記載の発明によれば、請求項
3記載の発明による効果に加えて、成形品の変更に対し
てのピンガイド入子の交換が不要で、交換部品を削減化
できる。
【0052】また請求項7記載の発明によれば、請求項
1〜6の各請求項の発明による効果に加えて、成形品の
変更に対してエジェクタプレートの上板も交換する必要
がなく、共用部品の範囲がさらに増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示す射出成形
用金型の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1における可動側型板の矢視B−B平面図で
ある。
【図4】図1の矢視C−C部分正面図である。
【図5】図1における固定側金型(コアブロックを含
む)の矢視D−D平面図である。
【図6】図1におけるエジェクタピンとその関連部品の
斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態の第2例を示す射出成形
用金型の縦断面図である。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【図9】この発明の実施の形態の第3例を示す射出成形
用金型の縦断面図である。
【図10】図9における固定側金型の平面図(図5相当
図)である。
【図11】この発明の実施の形態の第4例を示す射出成
形用金型の縦断面図である。
【図12】図11における固定側金型の平面図(図5相
当図)である。
【図13】この発明の実施の形態の第5例を示す射出成
形用金型の縦断面図(図14のG−G線断面図)であ
る。
【図14】図13のF−F線断面図である。
【図15】図13における可動側金型の平面図(図3相
当図)である。
【図16】図13における固定側金型の平面図(図5相
当図)である。
【図17】従来の射出成形用金型の一例を示す縦断面図
である。
【図18】図17における可動側金型の矢視H−H平面
図である。
【図19】図17における固定側金型(コアブロックを
含む)の矢視I−I平面図である。
【符号の説明】
8…スライドコア、8c…傾斜穴、10…ロッキングブ
ロック、10a…アンギュラピン、13…エジェクタピ
ン、16…可動側取付板、18…固定側取付板、24…
キャビティ、30…射出成形用金型、31…可動側金
型、32…固定側金型、33…可動側受板、34…可動
側型板、34a…外周辺部、34b…外周辺部、34c
…内周辺部、34A…分割型板、34B…分割型板、3
4C…分割型板、35…入子穴、36…小径穴、37…
ピンガイド入子、38…エジェクタプレート、38a…
下板、38b…上板、39…入子穴、40…入子板、4
4…コアブロック、45…コアブロック穴、46…スラ
イドコア案内路、48…固定側受板、49…固定側型
板、50…キャビティブロック、51…キャビティブロ
ック穴、52…ロッキングブロック取付部、60…射出
成形用金型、61…可動側受板、62…大径穴、70…
射出成形用金型、71…固定側型板、71a…外周辺
部、71b…外周辺部、71c…内周辺部、71d…分
割面、71A…分割型板、71B…分割型板、80…射
出成形用金型、81…固定側型板、81a…外周辺部、
81b…外周辺部、81c…内周辺部、81A…分割型
板、81B…分割型板、82…ロッキング部材取付空
間、83…ロッキング部材、84…角ブロック体、90
…射出成形用金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 善宏 愛知県高浜市稗田町4丁目1番地55 株式 会社三▲しゅう▼ファインツール内 (72)発明者 太田 啓 愛知県高浜市稗田町4丁目1番地55 株式 会社三▲しゅう▼ファインツール内 (72)発明者 小杉 光徳 愛知県高浜市稗田町4丁目1番地55 株式 会社三▲しゅう▼ファインツール内 Fターム(参考) 4F202 AJ02 CA11 CB01 CK55 CL01 CM02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部に入子穴をそなえ可動側取付板に
    取付けられた可動側受板と、 この入子穴に着脱されエジェクタピンをガイドする小径
    穴をそなえたピンガイド入子と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえるとともに、
    前記可動側型板の前記スライドコア案内路に対向する位
    置にロッキングブロック取付部をそなえた一体型の固定
    側型板と、 前記ロッキングブロック取付部に取付けられ前記スライ
    ドコアの傾斜穴に挿通されるアンギュラピンをそなえた
    ロッキングブロックとを具備したことを特徴とする、射
    出成形用金型。
  2. 【請求項2】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部にエジェクタピンを包囲する大径
    穴をそなえ可動側取付板に取付けられた可動側受板と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえるとともに、
    前記可動側型板の前記スライドコア案内路に対向する位
    置にロッキングブロック取付部をそなえた一体型の固定
    側型板と、 前記ロッキングブロック取付部に取付けられ前記スライ
    ドコアの傾斜穴に挿通されるアンギュラピンをそなえた
    ロッキングブロックとを具備したことを特徴とする、射
    出成形用金型。
  3. 【請求項3】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部に入子穴をそなえ可動側取付板に
    取付けられた可動側受板と、 この入子穴に着脱されエジェクタピンをガイドする小径
    穴をそなえたピンガイド入子と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえるとともに、
    前記可動側型板の前記スライドコア案内路に対向する位
    置にロッキングブロック取付部をそなえた固定側型板で
    あって、外周辺部から前記キャビティブロック穴に向っ
    て且つ前記スライドコア案内路に対して直角方向に延び
    る分割面により分割され内周辺部が前記キャビティブロ
    ック穴の一部を構成する複数個の分割型板から成る固定
    側型板と、 前記ロッキングブロック取付部に取付けられ前記スライ
    ドコアの傾斜穴に挿通されるアンギュラピンをそなえた
    ロッキングブロックとを具備したことを特徴とする、射
    出成形用金型。
  4. 【請求項4】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部にエジェクタピンを包囲する大径
    穴をそなえ可動側取付板に取付けられた可動側受板と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえるとともに、
    前記可動側型板の前記スライドコア案内路に対向する位
    置にロッキングブロック取付部をそなえた固定側型板で
    あって、外周辺部から前記キャビティブロック穴に向っ
    て且つ前記スライドコア案内路に対して直角方向に延び
    る分割面により分割され内周辺部が前記キャビティブロ
    ック穴の一部を構成する複数個の分割型板から成る固定
    側型板と、 前記ロッキングブロック取付部に取付けられ前記スライ
    ドコアの傾斜穴に挿通されるアンギュラピンをそなえた
    ロッキングブロックとを具備したことを特徴とする、射
    出成形用金型。
  5. 【請求項5】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部に入子穴をそなえ可動側取付板に
    取付けられた可動側受板と、 この入子穴に着脱されエジェクタピンをガイドする小径
    穴をそなえたピンガイド入子と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえた固定側型板
    であって、外周辺部から前記キャビティブロック穴に向
    って延びる複数個のロッキング部材取付空間を隔てて配
    置され内周辺部が前記キャビティブロック穴の一部を構
    成する複数個の分割型板から成る固定側型板と、 前記ロッキング部材取付空間に取付けられ前記スライド
    コアの駆動およびロックをおこなうロッキング部材とを
    具備したことを特徴とする、射出成形用金型。
  6. 【請求項6】 キャビティブロックをそなえた固定側金
    型とコアブロックをそなえた可動側金型とを開閉させ
    て、前記キャビティブロックとコアブロックにより形成
    されるキャビティに溶融樹脂を充填・固化させる射出成
    形用金型において、 前記可動側金型が、 エジェクタピン貫通部にエジェクタピンを包囲する大径
    穴をそなえ可動側取付板に取付けられた可動側受板と、 前記可動側受板に取付けられ前記コアブロックが嵌脱さ
    れるコアブロック穴をそなえた可動側型板であって、外
    周辺部から前記コアブロック穴に向って延びる複数個の
    スライドコア案内路を隔てて配置され内周辺部が前記コ
    アブロック穴の一部を構成する複数個の分割型板からな
    る可動側型板と、 前記スライドコア案内路に摺動自在に収容されるスライ
    ドコアとを具備し、 前記固定側金型が、 固定側取付板に取付けられた固定側受板と、 前記固定側受板に取付けられ前記キャビティブロックが
    嵌脱されるキャビティブロック穴をそなえた固定側型板
    であって、外周辺部から前記キャビティブロック穴に向
    って延びる複数個のロッキング部材取付空間を隔てて配
    置され内周辺部が前記キャビティブロック穴の一部を構
    成する複数個の分割型板から成る固定側型板と、 前記ロッキング部材取付空間に取付けられ前記スライド
    コアの駆動およびロックをおこなうロッキング部材とを
    具備したことを特徴とする、射出成形用金型。
  7. 【請求項7】 エジェクタプレートの上板に入子穴を設
    け、エジェクタピンの基部を保持する入子板を、前記入
    子穴部に着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1
    または2または3または4または5または6記載の射出
    成形用金型。
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