JP2002263057A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002263057A
JP2002263057A JP2001065321A JP2001065321A JP2002263057A JP 2002263057 A JP2002263057 A JP 2002263057A JP 2001065321 A JP2001065321 A JP 2001065321A JP 2001065321 A JP2001065321 A JP 2001065321A JP 2002263057 A JP2002263057 A JP 2002263057A
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優 此村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡及びカメラコントロール等の構成を変更
することなく、かつ先端部にメカニカル機構を設けるこ
となく、重力方向を告知する内視鏡装置を提供するこ
と。 【解決手段】CMOSセンサ16は、水晶振動子35の
周波数と同じクロック信号と複合同期信号とがCPU3
3に出力される。また、重力センサ7からCPU33に
は、X方向の振れ及びY方向の振れに対応する重力加速
度検知信号が入力される。一方、CPU33からは重畳
信号が出力される。重畳信号は、スイッチ回路36に入
力される。スイッチ回路36には白レベル電位発生回路
37から出力される白レベル信号が入力される。このこ
とにより、CPU33から出力された重畳信号に基づい
て、CMOSセンサ16から出力された映像信号の所定
位置を強制的に所定ライン数だけ白レベル信号にして、
表示装置5に表示された内視鏡画像に重力方向を告知す
る白い指標が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重力方向検出装置
を備えた内視鏡を有する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処
置のできる内視鏡が広く利用されている。また、工業用
分野においても、ボイラ、タービン、エンジン、化学プ
ラント等の内部の傷、腐食等の観察、検査に工業用内視
鏡が広く用いられている。
【0003】例えば、本出願人は、特願2000−18
3405号に、撮像アダプタ内にLED照明部、C−M
OSセンサ、このC−MOSセンサの撮像面に光学像を
結像させる観察光学系、センサ基板、LED基板等を配
置した内視鏡を提案している。
【0004】この内視鏡では、所望する画素数や画素構
成、或いはLED構成の撮像アダプタを取り付けること
によって検査状況や検査目的に応じた検査を行える。
【0005】前記内視鏡のC−MOSセンサは、センサ
基板の一面側に固定されており、センサ基板とLED基
板とは配線材を介して接続されている。そして、センサ
基板とLED基板とは所定間隔で対向配置され、その隙
間に接着剤を充填して一体的に固定されていた。前記セ
ンサ基板は、前記観察光学系を保持するセンサ筐体の端
面に位置決め固定されていた。このセンサ筐体は、撮像
アダプタの外装部材に嵌合して固定される構成部材によ
って保持されていた。
【0006】一方、特開昭62−63910号公報に
は、内視鏡の観察光学系内に鋼球を配置したものが示さ
れている。この鋼球は、観察光学系を介して観察される
円形の画像の周縁において画像と重なって観察されるよ
うになっている。つまり、前記鋼球は、画像の周縁に沿
って振れが可能であり、重力方向に位置するように振れ
る。したがって、この鋼球の位置を確認することによっ
て画像と重力方向との位置関係を知ることができる。
【0007】しかし、この特開昭62−63910号公
報に示すように鋼球によって画像と重力方向との位置関
係を確認する内視鏡では、内視鏡先端部が急に姿勢変更
された際、鋼球が静止するまでに時間がかかり、その
間、正しい重力方向が判りづらいという不具合がある。
また、鋼球は、常に視野内に存在するので、内視鏡先端
部が例えば真上や真下を向いていると判断できずに、重
力方向を誤認するおそれがあった。さらに、重力方向の
指示が不要な場合でも常に鋼球が視野内に存在して煩わ
しいという不具合もあった。
【0008】これらの不具合を解消するため、撮像装置
でとらえた観察画像を電気的に回転させることが考えら
れ、そのために、先端部の重力方向を検出する一方、そ
の情報をメモリーや制御回路等を備えた画像を回転させ
るための回路を設けることによって、画像の回転を行え
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記画
像を回転させるための回路を内視鏡先端部に設けると先
端部が大きくなるという不具合が発生する。一方、前記
回路を手元側に設けると、従来のカメラコントロールユ
ニットが使えなくなるばかりでなく、内視鏡先端部に重
力情報を重畳するための回路が必要になる。また、前記
重力情報を重畳させない構成を取る場合には重力信号を
手元側に送信するための信号線を内視鏡に追加しなけれ
ばならない。
【0010】また、前記特願2000−183405号
の内視鏡では落下などによって撮像アダプタの外装部材
に衝撃が加えられると、外装部材から構成部材を介し
て、衝撃が弱められることなく直接センサ筐体に伝達さ
れ、さらにはこのセンサ筐体に保持されている観察光学
系、或いはC−MOS基板にも伝達され、このC−MO
S基板と接着剤で一体化したLED基板にも伝達され
る。そして、その衝撃によって、観察光学系ではレンズ
破損、C−MOS基板とLED基板とでは実装されてい
る電気部品や電気的接続部等に不具合が発生するおそれ
があった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、内視鏡及びカメラコントロール等の構成を変更す
ることなく、かつ先端部にメカニカル機構を設けること
なく、重力方向を使用者に告知することが可能で、観察
光学系や基板が衝撃によって不具合が発生することを防
止した内視鏡装置を提供することを目的にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
細長で柔軟な挿入部を有する内視鏡と、この内視鏡でと
らえた観察対象物の画像を表示する表示装置とを具備す
る内視鏡装置であって、前記内視鏡の先端部に、観察対
象物を照明するための照明光学系と、この照明光学系で
照らされた観察対象物を観察する撮像光学系と、この観
察光学系でとらえた光学画像を映像信号に変換する撮像
素子と、この撮像素子等を実装する少なくとも1つの基
板と、この基板に配置された重力方向を検出する重力方
向検出装置と、この重力方向検出装置の信号を受け、重
力方向を判別する計算を行って重力方向判別信号を生成
するとともに、前記撮像素子からクロック信号を元に前
記映像信号に前記重力方向判別信号を同期させる所定の
重畳タイミングを生成する演算部と、前記演算部からの
重畳タイミング信号を受けて前記映像信号に前記重力方
向判別信号を重畳する判別信号重畳回路とを設けてい
る。
【0013】また、前記観察光学系、前記撮像素子及び
前記基板を一体に構成し、これら一体に構成された一体
部と、前記先端部を構成する外装部材又はこの外装部材
に直付けされている部材との間に、衝撃を減衰させる緩
衝部材を配置している。
【0014】この構成によれば、前記重力方向判別信号
が重畳された映像信号が表示装置に伝送されるので、表
示装置の画面上に内視鏡画像とともに重力方向を示す例
えば指標が表示される。
【0015】また、外装部材に衝撃が加わると、この外
装部材に加わった衝撃が外装部材から緩衝部材に伝達さ
れるので、観察光学系、撮像素子や基板に緩衝部材で減
衰された衝撃が伝わる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図9は本発明の一実施
形態に係り、図1は本発明の内視鏡を備えた内視鏡装置
の構成例を説明する図、図2は撮像アダプタの構成を説
明する図、図3はLED基板に配置した重力加速度セン
サを示す図、図4は内視鏡装置の電気的な構成を説明す
る図、図5は撮像アダプタ内の回路構成を説明する図、
図6は重力方向検知プログラムのソフトウエアの構成を
説明する図、図7は重力加速度検知信号を説明する図、
図8は判定結果と表示領域との関係を説明する図、図9
は表示装置の画面上に表示される内視鏡画像と指標とを
示す図である。本実施形態においては内視鏡を挿入部の
先端部に撮像アダプタを取り付ける工業用の内視鏡とし
て説明する。なお、図2(a)は撮像アダプタの正面
図、図2(b)は図2(a)に示すA-A線断面図であ
る。
【0017】図1に示すように本実施形態の内視鏡装置
1は、後述する照明用LED及び撮像素子としてC−M
OS(相補型金属酸化膜半導体(Complementary Metal-O
xideSemiconductor の略称)イメージセンサ(以下、C
MOSセンサと略記する)を内蔵した撮像アダプタ2が
挿入部3aの先端部に着脱自在に配置される構成の内視
鏡3と、前記挿入部3aを巻取り収納するドラム4と、
このドラム4から延出するビデオケーブル5aを介して
接続される例えば液晶モニタ等の表示装置5とで主に構
成されている。
【0018】なお、前記撮像アダプタ2に内蔵されるC
MOSセンサは、高密度化に適し、小さな電力で動作す
るのが特徴であり、このCMOSセンサには例えば駆動
信号発生部やノイズ低減回路、出力信号レベル安定化回
路、A/Dコンバータ等、カメラとしての機能が全て搭
載されている。したがって、このCMOSセンサを配置
した撮像アダプタ2からは直接、NTSC方式、PAL
方式等の標準TV信号である映像信号が前記表示装置5
に向けて出力される。
【0019】また、このCMOSセンサは、前記ドラム
4内に設けられる乾電池或いは充電池等の電池、又は図
示しない電源コンセントに接続されるDC電源アダプタ
6を介して供給される電源によって駆動される。
【0020】さらに、前記ドラム4は、フレーム4aに
回動自在に取り付けられており、このフレーム4aの所
定位置に設けられている図示しないドラムストッパを適
宜操作することによって、前記ドラム4を回転可能な状
態又は停止状態にすることができるようになっている。
【0021】図2(a)及び図2(b)を参照して撮像
アダプタ2の構成を説明する。図に示すように撮像アダ
プタ2の外装は、先端側を構成する略筒状の先端側外装
部材11と、前記先端側外装部材11の基端側に配置さ
れて基端側を構成する略管状の基端側外装部材12とで
主に構成されている。この基端側外装部材12の基端部
には前記挿入部3aの先端側に配置された図示しない雌
ネジ部を有する二点鎖線に示す連結部3bと接続される
接続部28が設けられている。この接続部28には脱落
防止機構となる2重ネジ部を構成する2か所の雄ネジ部
28a、28bが形成されている。また、この接続部2
8には電気的な接続部となるコネクタ29が配置されて
いる。
【0022】前記先端側外装部材11の正面略中央部に
は後述する観察光学系に対向する観察用開口13が形成
され、この観察用開口13の周囲には所定の間隔で後述
する照明光学系に対向する照明用開口14が形成されて
いる。
【0023】前記先端側外装部材11及び基端側外装部
材12の内部には照明光学系であるLED照明部を構成
する複数のLEDチップ15、観察光学系を構成するC
MOSセンサ16、このCMOSセンサ16用の基板で
あるC−MOSセンサ回路基板(以下センサ基板と略記
する)17、前記LED照明部用の基板であるLED照
明回路基板(以下LED基板と略記する)18、前記C
MOSセンサ16の撮像面に光学像を結像させる複数の
光学レンズ19を配置したレンズ枠20、このレンズ枠
20及び前記CMOSセンサ16等が固定される段付形
状のセンサ筐体21、前記LEDチップ15及びセンサ
筐体21が配置固定されるアダプタ本体22が設けられ
ている。
【0024】そして、図3に示すように前記LED基板
18の例えば裏面中央部には図中矢印で示すX方向及び
Y方向の振れを検出する、重力方向検出装置である重力
加速度センサ(以下、重力センサと略記する)7が配置
されている。
【0025】なお、前記レンズ枠20内に配置された隣
り合う光学レンズ19の間にはレンズ間隔を所定の値に
設定する間隔環23が設けられている。
【0026】また、符号24は前記アダプタ本体22及
びセンサ筐体21の基端面に例えば接着によって一体に
固定される環状の固定板であり、符号25は前記センサ
基板17とLED基板18とを所定間隔で保持する例え
ばエポキシ系の接着剤で形成された接着剤層、符号26
は前記センサ基板17及びLED基板18から延出する
電気ケーブル、符号27はLEDチップ15の先端に配
置したフードである。
【0027】そして、前記接着剤層25によって一体的
に固定されたセンサ基板17及びLED基板18のう
ち、前記センサ基板17がセンサ筐体21の基端面に例
えば接着によって位置決め固定されている。また、前記
先端側外装部材11、基端側外装部材12、センサ筐体
21、アダプタ本体22、フード部材27同士の接触面
には、これら接触面から水等が侵入することを防止して
防水構造にするシリコン充填材等が設けている。
【0028】図4を参照して内視鏡装置1の電気的な構
成を説明する。図に示すように撮像アダプタ2内には前
記CMOSセンサ16を含んだ撮像回路31と、この撮
像回路31から出力される映像信号に後述する重力方向
判別信号を重畳する判別信号重畳回路である重畳回路3
2と、演算部となるCPU33と、前記重力センサ7を
構成する重力センサ回路34とが設けられている。
【0029】前記CPU33には前記撮像回路31の前
記CMOSセンサ16で発生された駆動信号及び前記重
力センサ回路34からの出力信号がそれぞれ入力され
る。そして、このCPU33では重力センサ回路34か
らの出力信号から重力方向を判別するための演算処理を
行って重力方向判別信号を生成するとともに、前記CM
OSセンサ16からの駆動信号を基に前記C−MOSセ
ンサ16で変換された映像信号に前記重力方向判別信号
を同期させる重畳タイミング信号(以下、重畳信号と略
記する)を生成して、前記重畳回路32に出力する。
【0030】このことによって、前記重畳回路32から
は、前記撮像回路31から出力された映像信号に重力方
向判別信号が重畳された信号がコネクタ29に出力さ
れ、このコネクタ29に接続された挿入部3a内を挿通
する信号伝送ケーブル3cを介してドラム4内のアンプ
41に伝送されて増幅されて表示装置5に出力される。
このことにより、表示装置5の画面上には重力方向を示
す後述する指標を備えた内視鏡画像が表示される。な
お、符号42は前記アンプ41へ電源を供給するための
電源回路である。
【0031】図5を参照して撮像アダプタ2の作用を説
明する。図に示すように前記CMOSセンサ16には所
定の周波数でこのCMOSセンサ16を動作させるため
の水晶振動子35が接続されている。このCMOSセン
サ16からは、前記水晶振動子35の周波数と同じクロ
ック信号と複合同期信号とが、それぞれ前記CPU33
に出力される。また、前記重力センサ7から前記CPU
33には、X方向の振れ及びY方向の振れに対応する重
力加速度検知信号が入力される。
【0032】一方、前記CPU33からは重畳信号が出
力され、この重畳信号がスイッチ回路36に入力される
構成になっている。また、このスイッチ回路36には白
レベル電位発生回路37から出力される白レベル信号
(1V)が入力される。このことにより、前記CPU3
3から出力された重畳信号に基づいて、前記CMOSセ
ンサ16から出力された映像信号の所定位置を強制的に
所定ライン数だけ白レベル信号にして、表示装置5に表
示された内視鏡画像に重力方向を告知する白い印(以下
指標ともいう)が表示されるようにしている。
【0033】前記コネクタ29には挿入部3a内を挿通
する駆動用ケーブル3dを介して、例えばDC電源アダ
プタ6からの電源が供給される。このコネクタ29に供
給された電源は、電源フィルタ38を介してCMOSセ
ンサ16、CPU33、重力センサ7、白レベル電位発
生回路37等の各デバイス及びLEDチップ15にそれ
ぞれ供給される。
【0034】なお、前記LEDチップ15に電源を供給
する電源線は他のデバイスと別系統であり、その中途部
には前記CPU33の入力に接続された中継線の端部が
接続されている。このことによって、CPU33では前
記照明用LED15への電源供給をモニタできるように
なっている。
【0035】また、前記CMOSセンサ16とスイッチ
回路36との間には前記CMOSセンサ16に過電流が
流れることを防止する、例えば75Ωの負荷抵抗39が
設けてある。
【0036】ここで、図6を参照して重力方向検知プロ
グラムのソフトウエアの構成を説明する。重力方向検知
プログラムは、「初期化」、「NTSC/PAL検
知」、「キャリブレーション」、「EEPROM内セン
サパルスデータ読み込み」、「重力方向検知」、「メイ
ンループ」、「スリープモード」の各処理で構成されて
いる。
【0037】前記初期化ではCPU33のデータやポー
トの初期化を行う。前記NTSC/PAL検知では、複
合同期信号の同期信号をカウントして、CMOSセンサ
16がNTSC信号で動いているか、又はPAL信号で
動いているかを判別する。そして、その判別結果に基づ
いて各パラメータを初期化する。
【0038】前記キャリブレーションでは、前記重力セ
ンサ7の0点位置を検出し、そのデータをEEPROM
に記憶させるものであり、後述するように初期設定時に
行われる。前記EEPROM内センサパルスデータ読み
込みでは、前記重力センサ7の0点位置をEEPROM
から読み出して重力方向検知に使用する。
【0039】そして、重力方向検知では、前記重力セン
サ7から出力されるX軸方向、Y軸方向の振れに対応す
る重力加速度検知信号に基づいて重力方向を検出する。
前記スリープモードでは、重力方向検知の結果から、X
軸方向、Y軸方向に対して上下方向を向いている状態で
あると判断した場合、前記CPU33をスリープモード
に移行させて、以降の表示を出さないようにする。
【0040】前記メインループは、メイン処理を「HV
Sync On待ち」、「重力方向検知」、「重力方向
値変換処理」、「奇数フィールド時処理」、「表示ライ
ン検知」、「読み飛ばし処理」、「カーソル(白線)表
示」の各処理で構成している。
【0041】前記HV Sync On待ちでは垂直同期
信号及び水平同期信号の始まりを検出する。前記重力方
向検知ではX軸方向、Y軸方向に関する重力加速度検知
信号の大きさをカウントして数字情報に変換する。
【0042】前記重力方向値変換処理では、0点に対す
るX軸方向及びY軸方向の振れ量に対応するように変換
された数字情報から上下左右及び斜め方向(45度方
向)を判定する。前記奇数フィールド時処理では検出し
た垂直同期信号が偶数フィールドであった場合に奇数フ
ィールドの先頭を検出する。
【0043】前記表示ライン検知では水平同期信号をカ
ウントし、重畳させる指標の重畳位置タイミングを発生
させるために水平ラインの先頭を検出する。前記読み飛
ばし処理では重畳される指標の縦方向を決めるために水
平同期信号をカウントしスキップする。
【0044】前記カーソル(白線)表示では垂直同期信
号と水平同期信号とをカウントし、表示すべき位置が決
定された後、所定のライン数(例えば4ライン分)に白
レベル信号を出力する。
【0045】ここで、前記キャリブレーションの詳細を
説明する。上述した通り重力方向を決定する際、重力セ
ンサ7の0点及び+1G、−1Gにおける大きさT1の
値を予め記憶させておく必要がある。そして、このキャ
リブレーションモードに移行するために、照明用LED
15への電源供給を利用する。
【0046】つまり、照明用LED15の電源は、CP
U33に接続されているので、このCPU33で照明用
LED15への電源出力が100msecOFF、その
後50msec ON後にOFFになったことを検出し
たとき、CPU33ではキャリブレーションモードに移
行する。
【0047】このキャリブレーションモードでは、撮像
アダプタ2を図示しない治具に配置して所定の回数だけ
上下左右方向に360度回転させる。このことにより、
前記CPU33に重力センサ7からのX軸方向の振れ及
びY軸方向の振れに応じた重力加速度検知信号が入力さ
れ、その中の最大値と最小値とを求めることによって、
重力センサ7の+1Gにおける数値、及び−1Gにおけ
る数値が分かる。その後、中央値である0点を計算によ
って求める。
【0048】そして、前記照明用LED15への電源が
再びONにされることで、この作業を終了し、EEPR
OMに0点及び+1Gと−1Gのそれぞれの数値を書き
込んでキャリブレーションを終了する。
【0049】ここで、重力方向検知プログラムの動作例
を説明する。前記撮像アダプタ2に前記挿入部3aの駆
動用ケーブル3dを経由して電源が供給されると、その
電源は電源フィルタ38を通ってCMOSセンサ16、
CPU33、重力センサ7、白レベル電位発生回路37
等に供給されるとともに、各照明用LED15に供給さ
れる。
【0050】前記CMOSセンサ16に電源が供給され
ると、NTSC或いはPAL等の所定の標準TV信号を
出力する。つまり、複数の光学レンズ19を通過してC
−MOSセンサ16に結像された光学像が標準TV信号
に変換されてコネクタ29及び挿入部3a内の信号伝送
ケーブル3cを経由してドラム4内のアンプ41に伝送
される。なお、前記CMOSセンサ16からのクロック
信号は、この場合、4fscでサブキャリア周波数の4
倍のクロックが出力され、CPU33に供給されてその
クロックでこのCPU33が動作する。
【0051】一方、前記重力センサ7に電源が供給され
ると、図7に示すように重力加速度検知信号を出力す
る。この重力加速度検知信号は、一定の周期T2で繰り
返されるデジタル信号で、重力加速度に応じてT1が変
化する。つまり、加速度0の場合にはT1は周期T2の
略半分の値であり、+1Gと−1Gとに相当する加速度
の範囲でT1の大きさが増減する。なお、この重力加速
度検知信号は、X軸方向及びY軸方向のそれぞれについ
て出力されて前記CPU33に入力される。
【0052】前記CPU33に電源が供給されるとま
ず、初期化処理を行って各パラメータと入力出力ポート
とを初期化する。そして、CPU33では前記クロック
信号を基準にして垂直同期信号のタイミングを検出し、
NTSC/PALの検知を行い、CPU33の動作モー
ドを設定する。
【0053】次に、このCPU33ではEEPROMに
記憶されている0点に相当するT1の数値及び+1Gと
−1Gとにそれぞれ相当するT1の数値をそれぞれX軸
方向及びY軸方向について読み出しておく。この数値は
それぞれ以後の処理に使用する。
【0054】次いで、このCPU33では、重力センサ
7からの出力、すなわちX軸方向とY軸方向の重力加速
度検知信号の大きさT1を読み取り、EEPROMから
読み出した数値と比較する演算を行う。つまり、それぞ
れの軸の数値が0点の数値に近いか否かを判定する。
【0055】そして、その判定の結果、X軸方向及びY
軸方向が共に0点に近かった場合には、撮像アダプタ2
が上方向又は下方向を向いていると判断して、スリープ
モードに移行する。このことにより、以後このCPU3
3からは重畳信号を発生しないので、内視鏡画像内に重
力方向を示す指標が表示されなくなる。なお、画面上に
指標を出したくない場合には、予め撮像アダプタ2の先
端面を上方向又は下方向に向けた状態で電源を入れる。
すると、内視鏡画像上に指標が表示されない。
【0056】一方、前記判定の結果、X軸方向又はY軸
方向の少なくとも一方が0点に近くなかった場合にはメ
インループに移行して、メインループ内のプログラムだ
けを実行する。
【0057】このメインループに移行するとまず、重力
方向検知を行い重力センサ7からのX軸方向及びY軸方
向に関する重力加速度検知信号の大きさT1をそれぞれ
数値に変換し、その後、重力方向値変換処理を行う。こ
の重力方向値変換処理は、X軸方向及びY軸方向の重力
加速度検知信号に対応するそれぞれの数字情報から重力
方向が表示装置の画面上の上下左右のどの位置になるか
を判定するものであり、X軸方向及びY軸方向のそれぞ
れの座標値から、例えば図8に示すように上、右上、
右、表示無しを判定する。なお、本図は第1象限を示す
ものであり、他の象限でも同様に上、左上、左、表示無
し、或いは左、左下、下、表示無し、或いは下、右下、
右、表示無しが判定される。
【0058】そして、重力方向が画面上の上、右上、
右、右下、下、左下、左、左上の8方向の内、どの位置
かを判定した後、CPU33では奇数フィールド時に所
定の処理を行う。つまり、重力方向を示す表示である指
標を奇数フィールドから行うので、垂直同期信号を検出
した後、奇数・偶数フィールドを判別し、偶数フィール
ドだった場合には奇数フィールドになるまで待機し、奇
数フィールドの先頭が分かった後に表示ライン検知を行
う。
【0059】このライン検知は、図9に示すように前記
表示装置5の画面内の8か所の内の1つに重力方向を示
す指標表示を重畳させるためのライン数を数える処理で
あり、例えば、TV信号がNTSCで奇数フィールドの
場合には上段の3つの左上、上、右上の3つの指標8L
U、8U、8RUの表示では7番目の7ラインからであ
り、中央部の左、右の2つ指標8L、8Rの表示では7
6ラインから、下段の左下、下、右下の3つの指標8L
D、8D、8RDの表示では191ラインからである。
【0060】そして、この表示ラインが決まったなら、
読み飛ばし処理に入り、この読み飛ばし処理で水平同期
信号を検出してから重畳信号を出力する。このことによ
り、水平方向のタイミングを調整して8か所の横方向の
位置を決め、その位置から所定の時間だけ重畳回路32
から重畳信号が出力される。
【0061】前記重力方向表示の最初のラインが引かれ
た後は、CPU33はカーソル(白線)表示処理を行
い、次のラインに水平同期信号から前のラインと同じタ
イミングで重畳信号を載せる。そして、奇数フィールド
でこの処理が終わったなら、偶数フィールドで同じ処理
を行う。
【0062】上述した処理を行うことによって、表示装
置5に内視鏡画像を表示させる映像信号とともに白い四
角となって重力方向を指示する指標が重畳されて出力さ
れる。このことにより、表示装置5の画面5b上に重力
方向を示す白い四角形(図中では着色した四角形である
指標8U)が内視鏡画像とともに表示される。
【0063】なお、本実施形態では内視鏡を挿入部の先
端部に撮像アダプタを取り付ける工業用の内視鏡として
説明したが、内視鏡は工業用の内視鏡に限定されるもの
ではなく医療用の内視鏡であってもよい。また、撮像ア
ダプタを挿入部の先端部に取り付ける代わりに、内視鏡
の先端部を上述したように構成してもよい。
【0064】このように、内視鏡の先端部に重力加速度
センサを配置するとともに、所定の処理や演算を行うプ
ログラムを搭載したCPU及び所定の回路を配置するこ
とによって、メカニカルな機構を必要とせずに、また信
号線を追加することなく、従来の内視鏡外部装置である
カメラコントロールユニット等を使用して、表示装置の
画面上に重力方向を示す指標を表示させることができ
る。
【0065】また、重力加速度センサは、内視鏡先端部
の急激な方向変換に瞬時に反応して常に正確な重力方向
を表示することができる。
【0066】さらに、重力方向の表示が不要な場合には
任意に指標を非表示状態にすることができる。
【0067】図10は本発明の第2実施形態に係る撮像
アダプタの他の構成を説明する図である。本実施形態は
前記第1実施形態と略同様の構成であり、第1実施形態
と異なる部分についてのみ説明する。
【0068】図に示すように本実施形態の撮像アダプタ
2Aにおいては、先端側外装部材11及び基端側外装部
材12と直付けで固定されているアダプタ本体22及び
固定板24に対して、光学レンズ19及びCMOSセン
サ16を搭載したセンサ基板17を配置したセンサ筐体
21と、このセンサ基板17に接着剤層25によって一
体に固定された重力センサ7を配置したLED基板18
とを一体にした一体部を、緩衝部材である衝撃減衰部材
9a、9b、9cを介して所定位置に位置決め固定して
いる。
【0069】この構成にしたことにより、例えば、観察
中や準備作業中に万一、挿入部3aを落下させて地面に
撮像アダプタ2をぶつけてしまった場合に、撮像アダプ
タ2の先端側外装部材11又は基端側外装部材12に強
い衝撃が加わって、この先端側外装部材11及び基端側
外装部材12に直付けされているアダプタ22及び固定
板24にはこの衝撃力が伝達されるが、これらアダプタ
22及び固定板24に対して衝撃減衰部材9a、9b、
9cを介して所定位置に位置決め固定されたセンサ筐体
21、センサ基板17、接着剤層25及びLED基板1
8には前記衝撃減衰部材9a、9b、9cが衝撃を減衰
させるので、前記光学レンズ19やCMOSセンサ1
6、重力センサ7が衝撃によって破損することや、基板
17、18上の電気部品や電気的接続部等に不具合が発
生することが防止される。なお、前記接着剤層25も衝
撃を減衰させる作用を有する。
【0070】このように、センサ筐体及び基板を外装部
材及びこの外装部材に直付けされたアダプタ本体及び固
定板に対して衝撃減衰部材を介して位置決め固定するこ
とにより、外部から外装部材に加わる衝撃によって光学
レンズや、センサ基板、このセンサ基板に搭載された各
種部品、LED基板及びこのLED基板に搭載された各
種部品が破損したり不具合が発生することを防止するこ
とができる。
【0071】図11ないし図13は本発明の第3実施形
態に係り、図11は撮像アダプタの別の構成を説明する
図、図12は撮像アダプタ内の回路構成を説明する図、
図13は表示装置への指標表示例を示す図である。
【0072】なお、本実施形態の構成及び作用は前記第
1実施形態及び第2実施形態と略同様であり、上述した
実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0073】図に示すように本実施形態においては第1
実施形態のX軸方向及びY軸方向の重力センサ7に加え
て、Z軸方向の重力加速度検知信号を得るための重力セ
ンサ7Aを配置した基板10を前記LED基板18に対
して直交させた所定の位置関係にして接着層25aによ
って一体に配置固定している。
【0074】このため、図12に示すようにCPU33
にはZ軸方向の重力加速度検知信号が入力される。そし
て、キャリブレーションの際には上下左右方向に加えて
前後方向にも360度回転させて、X軸方向及びY軸方
向に加えてZ軸方向、それぞれの最大値及び最小値及び
0点を求める。
【0075】そして図13に示すように例えば、撮像ア
ダプタ2が上方向を向いているときには画面5b上の四
隅に小さな長方形の指標8aを表示させ、下方向を向い
ているときには画面5b上の四隅に大きな長方形の指標
8bを表示させるように処理を行う。なお、図14の表
示装置への他の指標表示例を示す図のように3次元的な
矢印等によって上下方向を表示させるようにしてもよ
い。
【0076】ところで、内視鏡の先端部の外径寸法に対
して、例えば配管の内径寸法が比較的大きな場合、配管
の中央部に対して離れた重力下方側に内視鏡が配置され
る。すると、観察光学系で配管内面全体をとらえること
が難しくなる。このため、内視鏡を可能な限り配管中央
部に配置することが望まれていた。
【0077】このため、図15の内視鏡の挿入部の先端
部の構成を説明する図に示すように、本実施形態では挿
入部先端部に所定の可撓性を持たせるためのスプリング
51と、このスプリング51の先端部及び基端部に口金
52、53とを設けて構成された挿入部先端部50に、
この挿入部先端部50を配管の略中央部に挿通させるた
めのセンタリングデバイス55を挿通配置する構成にし
て上述した不具合を解消するようにしている。
【0078】図15及び図16を参照してセンタリング
デバイスの構成を説明する。センタリングデバイス55
は、図15及び図16(a)のセンタリングデバイスを
構成する位置決め部材を説明する図に示すように前記口
金52、53の端部全周に例えば段部として形成した係
止部54に配置される爪部56aと雄ネジ部56bを備
えた位置決め部材56と、図15及び図16(b)のセ
ンタリングデバイスを構成するプレートを説明する図に
示すように配管の内径寸法に対応させて交換可能で外径
寸法Dを前記内径寸法より所定寸法だけ小さく形成した
複数の羽根部57aを有するプレート57と、図15及
び図16(c)のセンタリングデバイスを構成する固定
部材を説明する図に示すように前記位置決め部材56の
雄ネジ部56bに螺合する雌ネジ部58aを有する固定
部材58とで構成されている。
【0079】なお、前記プレート57は、滑り性が良
く、かつ耐磨耗性が高く、折れたり、ちぎれたりしない
例えばテフロン(登録商標)、ポリプロピレンなどの材
質で形成する。また前記羽根部57aの中心から所定の
距離の部位には段部57bが形成してある。この段部5
7bは、前記羽根部57aが摩耗した際の目安であり、
羽根部57aが段部57bまで磨耗した場合に使用を中
止する。
【0080】図16(a)に示すように前記爪部56a
を先端に形成した先端部には複数のスリット56cを設
けて拡縮可能な径変化部56dを形成している。また、
この先端部外周面には所定の傾斜角の傾斜面56eが形
成されている。これに対して図16(c)に示す前記雌
ネジ部58aを有する固定部材58の端部内周面には前
記傾斜面56eと同じ傾斜角のテーパー面58bが形成
してある。
【0081】したがって、前記センタリングデバイス5
5を構成する位置決め部材56、プレート57、固定部
材58を挿入部先端50を構成する口金52、53の所
定位置にそれぞれ配置した状態にして、前記位置決め部
材56の雄ネジ部56bと前記固定部材58の雌ネジ部
58aとを螺合していく。すると、前記テーパー面58
bが前記傾斜面56eを押圧して前記径変化部56dの
径寸法が徐々に小さくなって前記爪部56aが前記口金
52、53の係止部54に配置されて、図17のセンタ
ンリングデバイスを挿入部先端部に配置した状態の作用
を説明する図に示すようにセンタリングデバイス55が
配置された状態になる。
【0082】このことにより、配管の内径寸法に対して
径寸法が小径な内視鏡であっても、挿入部先端部にセン
タリングデバイス55を配置することによって、前記プ
レート57の羽根部57aの先端が配管内周面に当接し
て撮像アダプタ2を配管59の略中央部に配置させた状
態にして配管内周面全体をとらえた観察を行うことがで
きる。
【0083】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0084】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0085】(1)細長で柔軟な挿入部を有する内視鏡
と、この内視鏡でとらえた観察対象物の画像を表示する
表示装置とを具備する内視鏡装置において、前記内視鏡
の先端部に、観察対象物を照明するための照明光学系
と、この照明光学系で照らされた観察対象物を観察する
撮像光学系と、この観察光学系でとらえた光学画像を映
像信号に変換する撮像素子と、この撮像素子等を実装す
る少なくとも1つの基板と、この基板に配置された重力
方向を検出する重力方向検出装置と、この重力方向検出
装置の信号を受け、重力方向を判別する計算を行って重
力方向判別信号を生成するとともに、前記撮像素子から
クロック信号を元に前記映像信号に前記重力方向判別信
号を同期させる所定の重畳タイミングを生成する演算部
と、前記演算部からの重畳タイミング信号を受けて前記
映像信号に前記重力方向判別信号を重畳する判別信号重
畳回路と、を設けた内視鏡装置。
【0086】(2)前記演算部で前記照明光学系に供給
される電源を観察し、所定の電圧のオン・オフ状態を検
出したとき、動作モードが切り換え可能である付記1記
載の内視鏡装置。
【0087】(3)前記観察光学系、前記撮像素子及び
前記基板を一体に構成し、これら一体に構成された一体
部と、前記先端部を構成する外装部材又はこの外装部材
に直付けされている部材との間に、衝撃を減衰させる緩
衝部材を配置した付記1に記載の内視鏡装置。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡及びカメラコントロール等の構成を変更することな
く、かつ先端部にメカニカル機構を設けることなく、重
力方向を使用者に告知することが可能で、観察光学系や
基板が衝撃によって不具合が発生することを防止した内
視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の一実施形態に係り、
図1は本発明の内視鏡を備えた内視鏡装置の構成例を説
明する図
【図2】撮像アダプタの構成を説明する図
【図3】LED基板に配置した重力加速度センサを示す
【図4】内視鏡装置の電気的な構成を説明する図
【図5】撮像アダプタ内の回路構成を説明する図
【図6】重力方向検知プログラムのソフトウエアの構成
を説明する図
【図7】重力加速度検知信号を説明する図
【図8】判定結果と表示領域との関係を説明する図
【図9】表示装置の画面上に表示される内視鏡画像と指
標とを示す図
【図10】本発明の第2実施形態に係る撮像アダプタの
他の構成を説明する図
【図11】図11ないし図13は本発明の第3実施形態
に係り、図11は撮像アダプタの別の構成を説明する図
【図12】撮像アダプタ内の回路構成を説明する図
【図13】表示装置への指標表示例を示す図
【図14】表示装置への他の指標表示例を示す図
【図15】内視鏡の挿入部の先端部の構成を説明する図
【図16】センタリングデバイスの構成を説明する図
【図17】センタンリングデバイスを挿入部先端部に配
置した状態の作用を説明する図
【符号の説明】
7…加速度センサ 15…LEDチップ 16…C−MOSセンサ 33…CPU 36…スイッチ回路 37…白レベル電位発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 7/18 M G01B 11/24 K 7/18 B G01P 15/00 K Fターム(参考) 2F065 AA60 DD16 FF04 FF63 GG07 JJ03 JJ26 QQ03 SS02 SS13 2H040 BA00 CA03 CA23 DA03 DA16 DA17 GA02 GA06 GA11 4C061 CC06 FF35 HH51 JJ17 LL02 WW06 XX01 5C022 AA09 AC01 AC13 AC42 AC63 AC69 AC75 5C054 CC07 EA01 FE19 FE26 HA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長で柔軟な挿入部を有する内視鏡と、
    この内視鏡でとらえた観察対象物の画像を表示する表示
    装置とを具備する内視鏡装置において、 前記内視鏡の先端部に、 観察対象物を照明するための照明光学系と、 この照明光学系で照らされた観察対象物を観察する撮像
    光学系と、 この観察光学系でとらえた光学画像を映像信号に変換す
    る撮像素子と、 この撮像素子等を実装する少なくとも1つの基板と、 この基板に配置された重力方向を検出する重力方向検出
    装置と、 この重力方向検出装置の信号を受け、重力方向を判別す
    る計算を行って重力方向判別信号を生成するとともに、
    前記撮像素子からクロック信号を元に前記映像信号に前
    記重力方向判別信号を同期させる所定の重畳タイミング
    を生成する演算部と、 前記演算部からの重畳タイミング信号を受けて前記映像
    信号に前記重力方向判別信号を重畳する判別信号重畳回
    路と、 を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記観察光学系、前記撮像素子及び前記
    基板を一体に構成し、これら一体に構成された一体部
    と、前記先端部を構成する外装部材又はこの外装部材に
    直付けされている部材との間に、衝撃を減衰させる緩衝
    部材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の内視
    鏡装置。
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