JPH1020214A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH1020214A
JPH1020214A JP8171410A JP17141096A JPH1020214A JP H1020214 A JPH1020214 A JP H1020214A JP 8171410 A JP8171410 A JP 8171410A JP 17141096 A JP17141096 A JP 17141096A JP H1020214 A JPH1020214 A JP H1020214A
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Yasuo Hirata
康夫 平田
Hideyuki Adachi
英之 安達
Tsuyoshi Ozawa
剛志 小澤
Hironobu Takizawa
寛伸 瀧澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡観察を行いながら補修作業を効率良く的
確に行える内視鏡を提供すること。 【解決手段】硬性ヘッド部2の先端面には、観察光学系
5や補修部を照らす照明光学系6が配設され、硬性ヘッ
ド部2の先端面からは補修部の補修作業を行う補修作業
手段を構成するマイクロ溶接具7と、このマイクロ溶接
具7を補修部に配置させる湾曲機能を有する補修用マニ
ピュレータ8とが設けられている。硬性ヘッド部2内に
は補修部の大きさを計測するための計測手段であるマイ
クロ光スキャナ9及び補修作業時の硬性ヘッド部2の動
きを検知して補修作業時における硬性ヘッド部2の姿勢
を常時検知する姿勢検知手段となる回転角速度を検出す
るマイクロジャイロ10と設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内や管路内を
挿通させて目的部位の補修を行う内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長な挿入部を挿入する
ことにより、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じ、
処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治
療処置のできる内視鏡が広く用いられている。
【0003】また、ボイラー・ガスタービンエンジン・
化学プラント等の配管・自動車エンジンの内部の傷や腐
蝕等の観察や検査等に、工業用内視鏡が広く利用されて
いる。
【0004】そして、前記工業用内視鏡を配管内に挿通
して傷や腐食などの欠陥部位を発見して補修する方法と
して、配管外部より欠陥部位に補修部材を当ててガス溶
接やアーク溶接で補修する方法がある。
【0005】また、特開平6−63787号公報には内
視鏡の先端部に湾曲制御可能なマニピュレータを設け、
このマニピュレータの先端に配設した溶接手段を用い
て、配管内部の欠陥部位を内視鏡の撮像手段で観察しな
がら、マニピュレータを欠陥部位に配置して、溶接手段
によって補修するようにした溶接用内視鏡装置が示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−63787号公報の溶接用内視鏡装置では、図39
に示すように内視鏡400の湾曲部401の湾曲操作及
び内視鏡先端部402に配設したマニピュレータ403
の湾曲操作を、挿入部404内を通って手元側まで延出
されているそれぞれの操作ワイヤ401a、403aを
牽引操作することによって湾曲動作させるようにしてい
た。このため、内視鏡先端部402を、管路内に挿通さ
せて奥深くの目的部位まで挿入して補修作業を行う場
合、複雑な形状の管路に挿入されることにより挿入部4
04が複雑に曲がって、手元側で操作ワイヤ401a、
403aを牽引操作しても、前記湾曲部401やマニピ
ュレータ403に操作力がスムーズに伝達されずに、マ
ニピュレータ403の先端に設けられている溶接手段の
先端部405を補修箇所に正確に配置させることが難し
かった。
【0007】また、溶接手段の先端部405を補修箇所
に当てて補修作業を行うため、内視鏡400の湾曲部4
01を保持状態にしたつもりでいても、操作ワイヤ40
1a、403aの弛みなどの発生によって誤動作する
と、補修箇所で無い部分に溶接手段が当接して管路にダ
メージを与えるおそれがあった。
【0008】さらに、欠陥部位の補修作業を行うとき
に、欠陥部位の状態により補修方法を決めるが、この作
業を行うためには1つの内視鏡では困難であり、まず1
つの内視鏡で欠陥部位の大きさを計測した後、補修作業
用の別の内視鏡を挿入して欠陥部位の補修作業を行って
いた。しかし、計測した欠陥部位に補修作業用の内視鏡
を位置決めする必要があり、この作業を効率的に行えな
いという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡観察を行いながら補修作業を効率良く的
確に行える内視鏡を提供することを目的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、先端
側に設けた硬性ヘッド部と、この硬性ヘッド部に連設す
る湾曲部とを備えた可撓性の挿入部を有する内視鏡であ
って、前記硬性ヘッド部に補修作業手段を設けると共
に、補修部の大きさを計測する計測手段及びこの硬性ヘ
ッド部の姿勢を検知する姿勢検知手段を設けている。
【0011】この構成によれば、硬性ヘッド部に設けた
計測手段によって補修部の大きさを予め計測して補修作
業手段による補修作業を行えると共に、姿勢検知手段で
硬性ヘッドの姿勢を確認しながら補修作業が行えるの
で、補修作業を的確に速やかに行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図13は本発明の一実
施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図、
図2は硬性ヘッド部の構成を説明する図、図3は基板の
概略構成を示す図、図4はマイクロ光スキャナとマイク
ロジャイロとを基板に配設した状態を示す説明図、図5
はマイクロ光スキャナの構成を説明する図、図6は補修
用マニピュレータの構成を説明する図、図7はマイクロ
溶接具の構成を説明する図、図8は湾曲部の概略構成を
示す説明図、図9は湾曲用形状記憶合金の構成を説明す
る図、図10は各湾曲部の構成を説明する断面図、図1
1は湾曲用形状記憶合金の湾曲部への配設方法を示す説
明図、図12は内視鏡の使用例を示す図、図13は湾曲
部の作用例を示す説明図である。
【0013】図1に示すように内視鏡1は細長な挿入部
を有し、この挿入部は先端側から順に硬性ヘッド部2、
可撓性を有するチューブ部材からなる湾曲部3及び可撓
管部4を連接して構成されている。
【0014】前記湾曲部3は、複雑な湾曲動作に対応す
るように例えば、前記硬性ヘッド部2に連設した第1の
湾曲部3a、この第1の湾曲部3aに連設した第2の湾
曲部3b、この第2の湾曲部3bに一端部が連設して他
端部が可撓管部4に連設する第3の湾曲部3cとで構成
されている。
【0015】前記硬性ヘッド部2の先端面には、観察を
行うときの視覚機能となる観察光学系5や図示しない補
修部を照らす照明機能となる照明光学系6が配設され、
硬性ヘッド部2の先端面からは補修部の補修作業を行う
補修作業手段を構成するマイクロ溶接具7と、このマイ
クロ溶接具7を補修部に配置させる後述する湾曲機能を
有する補修用マニピュレータ8とが設けられている。
【0016】また、硬性ヘッド部2内には補修部の大き
さを計測するための計測手段であるマイクロ光スキャナ
9及び補修作業時の硬性ヘッド部2の動きを検知して補
修作業時における硬性ヘッド部2の姿勢を常時検知する
姿勢検知手段となる回転角速度を検出するマイクロジャ
イロ10と設けられている。
【0017】図2ないし図4を参照して硬性ヘッド部2
の構成を説明する。図2に示すように硬性ヘッド部2に
配設される観察光学系5を構成するイメージガイド5a
及び照明光学系6を構成するライトガイド6aは、前記
硬性ヘッド部2の湾曲部3側を構成する第2の固定部剤
12を挿通して、先端側を構成する第1の固定部材11
の所定位置にそれぞれ固定されるようになっている。そ
して、前記第1の固定部材11と第2の固定部材12と
の間には前記マイクロ光スキャナ9やマイクロジャイロ
10などを固定した基板13が配設されるようになって
いる。
【0018】また、前記第1の固定部材11にはマイク
ロ溶接具7としてレーザ溶接部7aと溶加材供給部7b
とを先端部にそれぞれ設けた補修用マニピュレータ8、
8が配設されるようになっている。
【0019】前記マイクロ溶接具7としてレーザ溶接部
7aと溶加材供給部7bとをマニピュレータ8の先端部
に設けたことによって、硬性ヘッド部2の内部にはレー
ザ溶接部7aにレーザ光を供給するレーザファイバ14
及び溶加材供給部7bに溶加材やシールド用ガスを供給
する溶加材用チューブ15、シールドガス用チューブ1
6が挿通している。
【0020】さらに、前記補修用マニピュレータ8には
この補修用マニピュレータ8を所望の方向に湾曲動作さ
せるための湾曲機構部材として後述する形状記憶合金
(以下SMAと略記する)17が複数配設されている。
このSMA17の一端部は前記基板13に接続されて、
前記マイクロ光スキャナ9、マイクロジャイロ10を制
御する制御装置(不図示)に電気的に接続されるように
なっている。
【0021】図3に示すように前記基板13は、シリコ
ン基板18と配線や電極部を設けたポリイミド膜19と
の複合部材であり、前記ポリイミド膜19には前記マイ
クロ光スキャナ9やマイクロジャイロ10がそれぞれ接
続されるスキャナ用電極部20及びジャイロ用電極部2
1や、スキャナ駆動用の回路を構成するスキャナ駆動回
路22及びジャイロ駆動用の回路を構成するジャイロ駆
動回路23などが設けられている。
【0022】前記基板13のスキャナ用電極部20及び
ジャイロ用電極部21やスキャナ駆動回路22及びジャ
イロ駆動回路23にマイクロ光スキャナ9及びマイクロ
ジャイロ10を接続固定することによって、図4(a)
に示すように基板13上にマイクロ光スキャナ9及びマ
イクロジャイロ10が配置されるようになっている。
【0023】図4(b)に示すように基板13上にマイ
クロジャイロ10a、10bを設けたことによって、マ
イクロジャイロ10aで図中矢印AA′で示す基板13
垂直方向の角速度が検出され、マイクロジャイロ10b
で図中矢印BB′で示す基板13水平方向の角速度が検
出される。このことによって、硬性ヘッド部2が観察光
学系5の視野方向に対して上下方向または左右方向に動
いたとき、マイクロジャイロ10によって角速度が検出
され、この検出値を湾曲部3の湾曲動作にフィードバッ
クして姿勢保持を行う。
【0024】なお、図4(c)に示すように基板13上
にマイクロジャイロ10cを追加して3つ設けることに
よって、基板13の垂直方向、水平方向の角速度に加え
て、基板13が長手方向軸に対して回転したときの角速
度を検出するようにしても良い。このことにより、初め
に認識した画像の重力方向から硬性ヘッド部がどのくら
い回転したかをマイクロジャイロ10cが検出するの
で、観察光学系5によって画像化した画像の重力方向の
検出を容易に行える。
【0025】図5に示すようにマイクロ光スキャナ9
は、スキャナ基板91上に圧電振動体92を備え、この
圧電振動体92に対して可動部93を細長い針状部材9
4で連結して、前記圧電振動体92の振動によって可動
部93が動くようになっている。
【0026】前記可動部93の表面には薄膜状に形成さ
れた半導体レーザである面発光レーザ95が貼り付けら
れる一方、前記スキャナ基板91の表面には光の強度を
検知する受光素子96及び対象物までの距離を計測する
ための距離用受光素子97を設けられている。
【0027】前記スキャナ基板91の前面にはカバー9
8が配設されるようになっており、このカバー98には
前記受光素子96に対応する位置に形成した開口98a
と前記距離用受光素子97に対応する位置に形成したピ
ンホール98bとが設けられている。
【0028】なお、前記距離用受光素子97としてはフ
ォトダイオードー(以下PDと略記する)やポジション
センシング装置(以下PSDと略記する)があり、距離
用受光素子97がPDの場合、ピンホール98bに入射
する光の角度が変わることによって距離用受光素子97
に入る光の強さが変わることから、入射する光の変化量
によって対象物までの距離わかるようになっている。即
ち、予め標準距離となる光の強度を測定しておくことに
より、この値を基準にした位置関係が容易に計測され、
対象物までの距離とPDへの入射する光の変化量を測定
すればキズの大きさの計測が可能になる。
【0029】一方、前記距離用受光素子97がPSDの
場合は、光の入射した位置がわかることから、前記ピン
ホール98bとPSDの光の入射位置との関係から入射
角が計測される。このとき、圧電振動体92を制御して
可動部93を動作させているので、前記圧電振動体92
の周波数と可動部93の振れ角の関係を予め計測してお
くことで、対象物までの距離が測定でき、距離がわかれ
ばキズの大きさの計測が可能になる。
【0030】図6及び図7を参照して補修作業手段につ
いて説明する。図6に示すように補修用マニピュレータ
8は、管状の可撓性を有する第1のチューブ81に、こ
の第1のチューブ81に外嵌する管状の可撓性を有する
第2のチューブ82を連接して構成されている。
【0031】前記第1のチューブ81の肉部には例えば
6つのワイヤ挿通孔81aが設けられ、前記第2のチュ
ーブ82の内部には前記第1のチューブ81に設けたワ
イヤ挿通孔81aに対応する例えばテフロンやシリコン
部材で形成したガイドチューブ83が設けられている。
【0032】前記第1のチューブ81の6つのワイヤ挿
通孔81aには加熱状態に応じて長さが伸縮する3本の
第1の形状記憶合金ワイヤ(以下第1SMAワイヤ)1
7aが先端面で折り返されて同図(b)に示すように2
つのワイヤ挿通孔81a、81aを一組にして3本挿通
されている。前記第1SMAワイヤ17aは、前記ワイ
ヤ挿通孔81aに対応するガイドチューブ83の透孔を
通って手元側に延出して第1SMAワイヤ17aのそれ
ぞれの端部をステンレスや真鍮で形成したパイプ状のカ
シメ部材84aに固定している。なお、このカシメ部材
84aの外形寸法は、前記ガイドチューブ83の透孔の
内径寸法よりも大きく形成されている。
【0033】また、前記第2のチューブ82には加熱状
態に応じて長さが伸縮する第2の形状記憶合金ワイヤ
(以下第2SMAワイヤ)17bが、同図(c)に示す
ように前記第2のチューブ82の内周面側と外周面側と
を通るように先端側で折り返して3本配設されており、
この第2SMAワイヤ17bのそれぞれの端部をカシメ
部材84bに固定している。
【0034】前記カシメ部材84a、84bには第1S
MAワイヤ17a及び第2SMAワイヤ17bに電流を
供給するリード線85がそれぞれ接続されている。
【0035】同図(d)に示すように前記第2のチュー
ブ82の後方には固定部材86が配設されている。この
固定部材86は、前記第1のチューブ81と同様に6つ
のリード線挿通孔86aが設けられており、前記第1S
MAワイヤ17aの端部のカシメ部材84に接続される
リード線85が配設されている。また、前記固定部材8
6と第2のチューブ82との間に前記第2SMAワイヤ
17bが配置される一方、前記第2のチューブ82とこ
の第2のチューブ82を覆う熱収縮チューブ87との間
にカシメ部材84bがそれぞれ配置されている。
【0036】このことによって、前記第1のチューブ8
1がマニピュレータ第1湾曲部を構成し、前記第2のチ
ューブ82がマニピュレータ第2湾曲部を構成する。な
お、前記第1のチューブ81と第2のチューブ82との
接続部分の外周に、熱収縮チューブ87を締め付けて、
第1のチューブ81と第2のチューブ82とを一体的に
連結固定している。
【0037】図7に示すようにマイクロ溶接具7は、前
記補修用マニピュレータ8の先端に取り付けられるもの
であり、本実施形態の2つの補修用マニピュレータ8の
先端にはレーザ溶接部7aと溶加材供給部7bとがそれ
ぞれ設けられている。
【0038】前記レーザ溶接部7aは、手元側から補修
用マニピュレータ8の内部を挿通して先端に導かれたレ
ーザファイバ71と、このレーザファイバ71の先端に
配設された光学部72とで構成されている。
【0039】一方、溶加材供給部7bは、補修箇所を溶
接するための溶加材73を送り出すアクチュエータとな
る例えば圧電素子74を搭載する一方、シールドガスと
して例えばアルゴンガスを供給するガス供給チューブ7
5を挿通している。
【0040】このことにより、前記リード線85で前記
第1SMAワイヤ17a及び第2SMAワイヤ17bを
加熱することによって、SMAワイヤ17a、17bの
温度を適宜変化させて、補修用マニピュレータ8に設け
たマイクロ溶接具7を補修部に対峙させることができる
ようになっている。
【0041】図8ないし図11を参照して湾曲部3の構
成を説明する。図8に示すように本実施形態の湾曲部3
は、3本の柔軟なチューブで第1の湾曲部3a、第2の
湾曲部3b及び第3の湾曲部3cと各湾曲部同士を連結
する連結部材31とで構成されている。
【0042】前記湾曲部3を構成する各湾曲部を形成す
るチューブには、長手方向に延びる複数の貫通孔32が
形成されており、この貫通孔32には湾曲部用の形状記
憶合金(以下湾曲用SMAと略記する)33が配設され
るようになっている。
【0043】図9に示すように貫通孔32に配設される
湾曲用SMA33の外周面には加熱用ヒータ34が螺旋
状に巻回されており、この加熱用ヒータ34を介して前
記湾曲用SMA33を間接的に加熱することによって、
湾曲用SMA33の温度を変化させて伸縮、或いは、屈
曲する。なお、符号35は加熱用ヒータ34に電流を供
給するための配線である。
【0044】図10に示すように前記第1の湾曲部3
a、第2の湾曲部3b及び第3の湾曲部3cを構成する
チューブにそれぞれ形成される貫通孔32の数は先端側
の第1の湾曲部3aから順に3つ、6つ、9つと設けら
れており、各湾曲部3a、3b、3cの所定の貫通孔3
2に3本の湾曲用SMA33を配設している。
【0045】具体的には、前記第1の湾曲部3aには同
図(a)に示すように3つの貫通孔32a、32b、3
2cが形成されており、各貫通孔32a、32b、32
cに湾曲用SMA33を挿通している。また、前記第2
の湾曲部3bには同図(b)に示すように6つの貫通孔
32aないし32fが形成され、前記貫通孔32d、3
2e、32fに湾曲用SMA33を挿通している。さら
に、前記第3の湾曲部3cには同図(c)に示すように
9つの貫通孔32aないし32iが形成され、前記貫通
孔32g、32h、32iに湾曲用SMA33を挿通し
ている。
【0046】そして、前記第2湾曲部3bに形成されて
いる貫通孔32a、32b、32c及び前記第3湾曲部
3cに形成されている貫通孔32a、32b、32c
に、前記第1の湾曲部3aに設けられた湾曲用SMA3
3を加熱する加熱用ヒータ34の配線35を挿通してい
る。また、前記第3湾曲部3cに形成されている貫通孔
32d、32e、32fに、前記第2の湾曲部3bに設
けられている湾曲用SMA33を加熱する加熱用ヒータ
34の配線35を挿通している。
【0047】このため、各湾曲部3a、3b、3cに設
けられている湾曲用SMA33の加熱状態を適宜調節す
ることによって、各湾曲部3a、3b、3cの湾曲状態
及び湾曲部3全体の湾曲状態を所望の湾曲状態にするこ
とができるようになっている。
【0048】なお、前記湾曲用SMA33の端部は、図
11に示すように各湾曲部3a、3b、3cの端部に配
設される支持部材36によって固定保持されている。
【0049】また、本実施形態においては湾曲用SMA
33を、加熱用ヒータ34によって間接的に加熱するよ
うにしているが、前記湾曲用SMA33に直接電流を流
してジュール熱によって加熱して湾曲駆動させるように
しても良い。
【0050】上述のように構成した内視鏡1の作用を説
明する。内視鏡1を例えば図12に示す発電施設や航空
機エンジンのタービン部41に挿通させて補修作業を行
うものとする。
【0051】まず、照明光学系6によって照らされた管
路(不図示)を観察光学系5で観察しながら、内視鏡1
を押し込んでいく。途中、管路内部に図13(a)に示
すような段差部42があった場合には、第2、3湾曲部
3b、3cに配設されている湾曲用SMA33を適宜加
熱して上方向に湾曲させた状態にして同図(b)に示す
ように段差部42に近づけていく。そして、前記第2湾
曲部3bが下方向に湾曲するように湾曲用SMA33を
調節して同図(c)に示すように内視鏡1の硬性ヘッド
部2が段差部42を乗り越えさせる。この後、内視鏡1
を押し込んでタービン部41まで挿通していく。
【0052】次に、タービン41a、41bの間に内視
鏡1の硬性ヘッド部2を配置し、観察光学系5でタービ
ン41bの状態を観察する。このとき、タービン41b
に微小キズを発見したなら、マイクロ光スキャナ9の圧
電振動体92を動作させる。すると、針状部材94を介
して連結されている可動部93が2次元的に動作して、
面発光レーザ95からレーザ光が出射されて平面的走査
が行われる。
【0053】前記面発光レーザ95から出射したレーザ
光が対象部位に当たると、反射光が受光素子96に入射
して光の強度が検知される。タービン41にキズのある
場合と無い場合とでは反射光の強度が異なるので、この
ことからキズの位置がわかると共に、反射光がピンホー
ル98bを通過して距離用受光素子97に入射すること
から距離がわかる。
【0054】次いで、計測した結果からこの傷の大きさ
に見合った補修作業の方法を選択する。補修のために溶
接作業を行う必要がある場合には、まず内視鏡1の湾曲
部3の湾曲状態を適宜制御して位置決めを行う。次に、
マイクロジャイロ10によって硬性ヘッド部2の姿勢が
検知される。このとき、このマイクロジャイロ10の検
知結果により湾曲部3a、3b、3cに配設されている
湾曲用SMA33を制御して姿勢の保持が行な割れると
共に、補修用マニピュレータ9を湾曲動作させて補修場
所にマイクロ溶接具7の先端部を正確に配置させて溶加
材73を供給しながら溶接作業を行う。
【0055】なお、軽度なキズの場合には、マイクロ溶
接具7により溶加材73を使わずに、タービン41の周
辺部を溶融して微小キズの修復を行う。また、キズの発
生している場所やキズの大きさによっては補修作業を行
わない場合もある。
【0056】このように、内視鏡の硬性ヘッド部に計測
手段と姿勢検知手段とを設けたことにより、硬性ヘッド
部の位置及びキズの大きさを確認しながら正確且つ確実
に補修作業を行うことができる。このことにより、マニ
ピュレータの先端部に配設したマイクロ溶接具によって
確実に補修作業を行えるので作業性が大幅に向上する。
【0057】また、補修作業を行うとき、キズの大きさ
の計測と、補修作業とを内視鏡の抜き差しをすること無
く行うことができる。このことにより、作業時間が大幅
に短縮される。
【0058】さらに、複雑な形状をした管路内に内視鏡
を挿通して、補修用マニピュレータの先端部に配設した
マイクロ溶接具を補修箇所に配置する際、湾曲部及び補
修用マニピュレータに配設されている湾曲用SMA及び
第1、第2SMAワイヤによって湾曲状態を直接的に制
御することができる。このことにより、硬性ヘッド部及
びマイクロ溶接具を正確に補修箇所に導ける。また、補
修作業時の硬性ヘッドの姿勢が安定的に保持されるの
で、補修作業を正確に行えると共に正確な計測が行え
る。
【0059】また、観察光学系で観察しながら同時に計
測手段でキズの大きさの計測を行うことができる。この
ことにより、補修作業の信頼性が大幅に向上する。
【0060】また、万一の事故などにより観察光学系が
機能を果たさなくなった場合でも計測手段で物体の認識
を行うことができる。
【0061】また、補修作業時、操作を誤って、補修箇
所が視野外になって硬性ヘッドの位置がわからなくなっ
た場合でも、姿勢検知手段によって検知されている角速
度によって速やかに元の位置に戻すことができる。この
ことにより、補修箇所を見失うことが防止される。
【0062】また、硬性ヘッドに姿勢検出手段としてジ
ャイロを設けているので、観察光学系とらえた映像をモ
ニタ上に表示したとき画像の重力方向が容易にわかる。
【0063】なお、本実施形態においては湾曲部及び補
修用マニピュレータの湾曲動作を3箇所に配設した湾曲
用SMA及び第1、第2SMAワイヤによって行ってい
るが3箇所以上であれば4箇所であっても5箇所であっ
てもよい。
【0064】また、硬性ヘッド部の構成やマイクロ光ス
キャナの構成或いはマニピュレータの構成、マイクロ溶
接装置の構成、湾曲部の構成は上述の実施形態に限定さ
れるものではなく、以下に示すような構成であっても良
い。以下前記実施形態と同部材には同符号を付して説明
を省略する。
【0065】図14を参照して硬性ヘッド部の他の構成
を説明する。図に示すように硬性ヘッド部2Aは、湾曲
部3に連設される切り欠き部101aを形成したヘッド
部本体101と、マイクロ溶接具7を設けた補修用マニ
ピュレータ8及びマイクロ光スキャナ9、マイクロジャ
イロ10が固定された基板13が着脱自在な固定部材本
体102と、前記切り欠き部101aに配置されるヘッ
ド部カバー103とで構成されている。
【0066】前記固定部材本体102にマイクロ光スキ
ャナ9やマイクロジャイロ10等を固定した基板13及
びマイクロ溶接具7を設けた補修用マニピュレータ8を
配設した後、レーザファイバ14、溶加材用チューブ1
5及びシールドガス用チューブ16などをヘッド部本体
101内に収納し、ヘッド部カバー103をヘッド部本
体101の切り欠き部101aに取り付けることによ
り、このヘッド部カバー103、固定部材本体102及
びヘッド部本体101とが一体的に構成されて硬性ヘッ
ド部2Aが形成される。その他の構成は前記第1実施形
態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略
する。このことにより、硬性ヘッドの組立性が向上す
る。
【0067】なお、、硬性ヘッド部2内でのマイクロ光
スキャナ9とマイクロジャイロ10との配置位置関係
は、マイクロ光スキャナ9を内視鏡1の先端側方向に設
け、このマイクロ光スキャナ9の後方にマイクロジャイ
ロ10を設けた構成になっている。このことにより、前
記マイクロ光スキャナ9で前記図1に示すよ硬性ヘッド
部2の先端側近傍の側面側の測定や、本図に示すような
硬性ヘッド部2Aの先端面前方側の測定のどちらにも対
応する。
【0068】図15を参照してマイクロ光スキャナの配
置位置の他の構成を説明する。同図(a)に示すように
マイクロ光スキャナ9を例えば斜めに配置させて、観察
光学系5視野方向に向けて、走査範囲の中央と観察光学
系5の視野の略中央とを一致させてマイクロ光スキャナ
9による走査を行えるようにしている。このことによ
り、計測の作業性効率を向上させることができる。
【0069】また、同図(b)に示すようにマイクロ光
スキャナ9の受光素子96をスキャナ部96aと受光素
子部96bとに分離している。このことによって、周辺
の形状に合わせ構成にすることで小型化、細径化が図れ
る。
【0070】図16を参照して計測手段の他の構成を説
明する。計測手段を前記実施形態におけるマイクロ光ス
キャナ9の代わりに図に示すように内視鏡1の先端から
手元側に設けたファイバ110と、受光素子111と、
手元側に設けたレーザ装置112と、このレーザ装置1
12から出射されるレーザ光を集光するレンズ113
と、前記レーザ装置112を前記ファイバ110の端面
に対して平行に且つ2次元的に走査させる走査手段11
4とで構成している。
【0071】この計測手段によれば、手元側のレーザ装
置112を走査手段である駆動装置114により2次元
的に動作させながらレーザ光をレンズ113に対して出
射する。すると、前記レンズ113で集光されたレーザ
光がファイバ110の端面から入射して先端側から対象
物に向かって出射する。そして、このレーザ光の反射光
を受光素子111で検出してキズの計測が行える。
【0072】このことにより、内視鏡の挿入部内部に細
長なファイバを挿通するだけで計測手段が構成されるの
で、挿入部の細径化が可能である。前記ファイバの代わ
りに半導体レーザを設けても同様の作用及び効果が得ら
れる。
【0073】なお、図17に示すように内視鏡120の
側方に開口部121を設け、この内視鏡内部にファイバ
122と、マイクロ光スキャナ123とレンズ124と
を設けている。前記マイクロ光スキャナ123は、前記
図5の構成で面発光レーザ95を取りはずして可動部9
3が鏡面となっているものであり、その端面に対してフ
ァイバ122からの出射光を出射して、反射した光を側
方のレンズ124で集光してキズ等の計測ができるよう
にしてもよい。
【0074】図18及び図19を参照して補修用マニピ
ュレータの他の構成を説明する。図18に示すように補
修用マニピュレータ8Aは、2重に配したチューブ13
1、132の間に温度変化に応じて屈曲形状を変化させ
る形状記憶合金板プレート(以下SMAプレートと略記
する)133を配設した管状部材134を、接続部材1
35によって連結されて、2つの湾曲部を有する補修用
マニピュレータ8Aを構成している。
【0075】図19に示すように前記SMAプレート1
34にはこのSMAプレート134を加熱させるための
薄膜ヒーター136が貼り付けられており、図示しない
手元側の制御装置で加熱温度を制御することで、図18
の矢印F、Gに示すように湾曲動作させることができる
ようになっている。
【0076】図20を参照してマイクロ溶接装置の他の
構成を説明する。図に示すようにマイクロ溶接装置14
0は、TIG溶接装置であり、電気ケーブル141の先
端にタングステン電極142を機械的にカシメ部材14
3によって接続して構成したものであり、電流を通すこ
とによってタングステン電極142が加熱される補修が
できるようになっている。
【0077】図21を参照してマイクロ溶接装置の別の
構成を説明する。図に示すように一方の補修用マニピュ
レータ8側に取り付けられている溶加材供給部7bの先
端からシールドガスが噴出されている。これに対して、
他方の補修用マニピュレータ8側に取り付けられている
レーザ溶接部7aにはシールドガスを吸い込むための吸
引用孔145を設けている。
【0078】このことにより、補修作業時に溶加材供給
部から噴出されるシールドガスを排気することができる
ので、密閉された空間で作業を行うとき、内圧が高くな
ることを防止して安全な作業が行える。
【0079】図22を参照してマイクロ溶接装置のまた
別の構成を説明する。図に示すように補修用マニピュレ
ータ8の先端部にトーチ150を設け、このトーチ15
0に対して2つ管路151、152を合流させて接続し
ている。
【0080】前記管路151には、溶解アセチレン容器
152がアセチレン用逆火防止器152a、アセチレン
調整器152bを介して接続されており、管路153に
は酸素容器154が酸素用逆火防止器154a、酸素圧
力調整器154bを介して接続されている。
【0081】溶解アセチレン容器152及び酸素容器1
54は高圧ガス容器に充填されており、各圧力調整器1
52b、154bにより減圧されてトーチ150に導か
れるようになっている。
【0082】このように、マイクロ溶接装置をアセチレ
ンと酸素の量を調整して行えるようにしたことにより、
アセチレンと酸素の割合を調節することによって還元
炎、中性炎、酸化炎を選択してあらゆる金属の溶接を行
うことができる。
【0083】図23及び図24を参照してマイクロ溶接
装置のさらに他の構成を説明する。図23に示すように
補修用マニピュレータ8の一方の先端に電極部155を
設け、他方の補修用マニピュレータ8の先端に電極部を
兼ねる把持部156を設けている。なお、前記電極極1
55と把持部156の図示しない手元側は電源に接続さ
れている。
【0084】溶接作業を行う場合、図23に示すように
把持部156により金属箔157を把持し、補修位置に
金属箔157を配置する。そして、図24に示すように
金属箔157を、電極155と補修部材158とで挟持
する。
【0085】この状態で、図24に示すように前記把持
部156を補修位置の近傍に当接させて電源を入れる。
すると、図の破線に示すように電流が流れて、金属箔1
57が溶融させて溶接を終了する。
【0086】このことにより、狭い範囲での溶接を行う
ことができるので、微小キズの補修を容易に行うことが
できる。また、熱による影響を狭い範囲にすることがで
きる。
【0087】図25及び図26を参照してマイクロ溶接
装置のさらに別の構成を説明する。図25に示すように
マイクロ溶接装置160は、内視鏡1の先端部から突出
する1本の補修用マニピュレータ8と、その先端に設け
られた電子銃161と、内視鏡1の先端部から手元側ま
で導かれる管路162と、この管路162に接続された
真空ポンプ163とで構成されている。
【0088】図26に示すように電子銃161は、先端
部161aの内部に陰極部164、陽極部165、電磁
コイル166を設けて構成されている。電子銃161
は、高真空中で陰極部164を過熱して放出されて、高
電圧で加速し、電磁コイル166で集束してエネルギを
放出するものである。
【0089】内視鏡1を密閉された空間内の補修位置に
導き、補修用マニピュレータ8を操作して補修部に配置
する。この状態で、真空ポンプ163を動作させて、空
間内を高真空にし、電子銃161から電子ビームを発生
させる。
【0090】このことにより、補修部に高エネルギを集
中させて溶接することができるため、溶接幅が狭く、且
つ深くすることができる。
【0091】図27ないし図29を参照して溶接以外の
補修作業手段について説明する。図27に示すように補
修用マニピュレータ8の先端部には補修作業手段として
砥石171と、この砥石171を回転駆動させる駆動部
としてモータ172とを有するマイクロ研削装置170
が配設されている。なお、モータとしてはDCモータが
用いられる。
【0092】また、図28に示すようにシールドガスの
噴射によってエアタービン173を回転させることによ
って砥石171を回転させるようにしても良い。
【0093】このことにより、図27に示すような鋭角
に切り込まれたクラックがある場合には、このマイクロ
研削装置170により応力集中が起こらないように丸く
削ることができるので、微小クラックに対して容易に補
修作業が行える。
【0094】さらに、図29に示すように補修用マニピ
ュレータ8の先端部に設けられている砥石171に対し
て柔軟なフレキシブルなシャフト175を連結する一
方、シャフト175の手元側をモータ176に連結して
いる。なお、前記シャフト175の外周部にはコイルシ
ース177が設けられており、このコイルシース177
は補修用マニピュレータ8および内視鏡1の内部を通っ
て手元側まで配置されている。
【0095】このことにより、モータを駆動させること
によってモータの回転力がシャフトを介して砥石に伝達
されて、クラックなどの微小キズの補修が行える。
【0096】このように、内視鏡の手元側に駆動部であ
るモータを設けているので、モータを大きくすることが
可能になり、砥石による研削力が増大すると共に、内視
鏡の細径化が可能になる。
【0097】図30ないし図32を参照して湾曲部の他
の構成を説明する。◎)図30に示すように湾曲部3A
を構成する第1の湾曲部3d、第2の湾曲部3e、第3
の湾曲部3fはそれぞれ連結部材181によって連接さ
れている。前記第1の湾曲部3d、第2の湾曲部3e、
第3の湾曲部3fを形成するチューブにはそれぞれ細長
で長手方向に伸びる透孔182a、182b、183c
が設けられている。
【0098】前記チューブに設けた透孔182a、18
2b、183c内には流体として例えば水、空気が流さ
れるようになっており、前記流体を適宜、前記透孔18
2a、182b、183cに流し込んで、それぞれの透
孔182a、182b、183cを長手方向に膨張させ
ることによって湾曲部3を所望の方向に湾曲駆動させる
ものである。
【0099】前記湾曲部3d、3e、3fの湾曲駆動
は、手元側に設けた流体供給源183に接続されて、前
記透孔182a、182b、183c内に延びる後述す
る流体供給チューブによってそれぞれ独立して湾曲駆動
されるようになっている。
【0100】図31を参照して湾曲部の構成を具体的に
説明する。同図(a)に示すように湾曲部3を構成する
第1の湾曲部3dと第2の湾曲部3eとに形成されてい
る対向する透孔182a、182b、183cには前記
第1の湾曲部3dに導かれる流体供給チューブ184a
を配設するための接続孔185aを有するチューブ接続
部材185が配設されており、このチューブ接続部材1
85の接続孔185aに第1の湾曲部3dを湾曲駆動さ
せるための流体供給チューブ184aがそれぞれ配設さ
れている。
【0101】また、同図(b)に示すように湾曲部3を
構成する第2の湾曲部3eと第3湾曲部3fとに形成さ
れている対向する透孔182a、182b、183cに
は前記第2の湾曲部3eに導かれる流体チューブ184
bを配設するための接続孔186aと、前記第1の湾曲
部3dに至る流体供給チューブ184aが配設される案
内孔186bとを有するチューブ接続部材186が配設
されており、このチューブ接続部材186の接続孔18
6aに第2の湾曲部3eを湾曲駆動させるための流体供
給チューブ184bがそれぞれ配設される一方、前記第
1の湾曲部3dを湾曲駆動させるための流体供給チュー
ブ184aが案内孔186bを挿通して第1の湾曲部3
dに導かれている。
【0102】図32(a)、(b)に示すように前記チ
ューブ接続部材185、186は、各透孔182a、1
82b、183cの形状と同形状に形成されており、接
続孔185aや接続孔186a、案内孔186bを有す
る中実の蓋部側と、薄肉で略管状の凹部側とで構成され
ている。
【0103】前記接続孔185a、186a及び案内孔
186bに配設される流体供給チューブ184a、18
4bは、供給流体である水や空気等が孔の隙間から漏れ
出ることが無いように例えば、シリコン等のシール部材
を隙間に充填している。
【0104】なお、第3湾曲部3fの手元側に設けられ
る接続部材には、第3湾曲部用の流体供給チューブを接
続するための接続孔と、前記第1の湾曲部3dに至るチ
ューブ184aを挿通する第1の案内孔及び前記第2の
湾曲部3eに至るチューブ184bを挿通する第2の案
内孔とが形成されている。このため、この第3湾曲部3
fの各透孔182a、182b、183c内には2本の
流体供給チューブ184a、184bが挿通している。
【0105】ここで、図33ないし図37を参照して硬
質ヘッド部内の回路デバイスの発熱を抑える方法につい
て説明する。まず、図33に示す回路デバイス冷却機構
を説明する。図に示すように形成したボックス191で
前記基板13を覆い、このボックス191内にシールド
ガスを噴出させて発熱を抑えるようにしたものである。
【0106】このボックス191にはガス供給穴192
及びチューブ挿通孔193が設けられており、前記ガス
供給穴192から補修用マニピュレータ8の内部にシー
ルドガスを供給するチューブが取り付けられ、チューブ
挿通孔193にシールドガス用チューブ16を装着させ
るものである。このため、シールドガス用チューブ16
の先端から噴出したシールドガスがボックス191内に
充満して補修用マニピュレータ8に供給されるようにな
っている。
【0107】このことにより、溶接作業時、シールドガ
スを供給すると、ボックス内部にシールドガスが充満し
て基板の回路が冷却される。
【0108】次に、図34に示す回路デバイス冷却機構
を説明する。図に示すように基板13上に冷却流体を供
給する冷却チューブ195を設け、手元側に設けた冷却
流体源196からポンプ197によって冷却流体を供給
して発熱を抑えるようにしたものである。
【0109】このことによって、内視鏡使用時、使用に
応じてポンプ197を駆動させて、冷却流体を液体供給
源196か基板13の冷却チューブ195に供給して基
板13の温度上昇を防止しているなお、図35、図36
に示すように基板13の内部に流路198を設け、そこ
にシールドガスを供給するためのシールドガス供給チュ
ーブ16を接続するようにしても良い。このことによ
り、溶接作業を行うとき、効果的に基板が冷却される。
符号199は流路198を通ったシールドガスを補修用
マニピュレータ8に供給するための流路となる連絡チュ
ーブである。
【0110】次いで、図37示す回路デバイス冷却機構
を説明する。図に示すように内視鏡1の硬性ヘッド部2
の外周部にフィン構造200を設けて硬性ヘッド部内に
搭載されている回路デバイスで発生した熱を放熱しやす
くしている。
【0111】図38で内視鏡の別の構成を説明する。図
に示す内視鏡201は補修作業手段をプローブ206で
構成するものであり、このプローブ206は前記内視鏡
201に対して着脱自在な構成になっている。
【0112】即ち、内視鏡201は、細長な挿入部20
2を有し、先端側に湾曲部203として第1湾曲部20
3a、第2湾曲部203b、第3湾曲部203cを有し
ている。
【0113】前記第1の湾曲部203aの先端に設けら
れた硬性ヘッド部204には、観察光学系5、照射光学
系6、対象物の大きさを計測をするマイクロ光スキャナ
(不図示)、硬性ヘッド部204の姿勢を検知するマイ
クロジャイロ(不図示)及び前記プローブ206が突出
する処置孔205aが設けられている。
【0114】前記内視鏡内201には前記処置孔205
aに連通するチューブ205が手元側まで配されてい
る。なお、前記プローブ206の先端部には複数の湾曲
部206a、206bが設けられている。その他の構成
は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付し
て説明を省略する。
【0115】このことにより、内視鏡の手元側からプロ
ーブを先端側に送りこんで、硬性ヘッド部の先端面の処
置孔からプローブを突出させて補修作業を行うことがで
きるようになっているので、内視鏡の抜き差しを行うこ
となく、様々なプローブを取りかえて複数の作業が行え
る。
【0116】[付記] (1) 先端側に設けた硬性ヘッド部と、この硬性ヘッ
ド部に連設する湾曲部とを備えた可撓性の挿入部を有す
る内視鏡において、前記硬性ヘッド部に補修作業手段を
設けると共に、補修部の大きさを計測する計測手段及び
この硬性ヘッド部の姿勢を検知する姿勢検知手段を設け
た内視鏡。
【0117】(2)前記補修作業手段は、先端部が湾曲
制御可能なマニピュレーターと、このマニピュレーター
の先端に設けられる溶接手段からなる付記1記載の内視
鏡。
【0118】(3)前記溶接手段は、熱を発する溶接部
と、溶加材を供給する溶加材供給部と、補修部にシール
ドガスを噴射するシールドガス供給部とからなる付記2
記載の内視鏡。
【0119】(4)前記マニピュレーターは、形状記憶
合金を加熱制御して湾曲操作される付記2記載の内視
鏡。
【0120】(5)前記溶接手段は、熱源がレーザー光
線である付記3記載の内視鏡。
【0121】(6)前記溶接手段は、熱源がガス燃焼炎
である付記3記載の内視鏡。
【0122】(7)前記溶接手段は、熱源をアークとす
る付記3記載の内視鏡。
【0123】(8)前記溶接手段は、熱源をジュール熱
とするスポット溶接である付記3記載の内視鏡。
【0124】(9)前記溶接手段は、熱源を電子銃とす
る電子ビーム溶接である付記3記載の内視鏡。
【0125】(10)前記補修作業手段が前記マニピュ
レーター先端に設けた研削手段である付記1の内視鏡。
【0126】(11)前記研削手段は、砥石と、この砥
石を回転動作させる駆動手段とで構成される付記10記
載の内視鏡。
【0127】(12)前記砥石を回転動作させる駆動手
段がDCモーターである付記11記載の内視鏡。
【0128】(13)前記砥石を回転動作させる駆動手
段が、回転翼を有するタービンと、このタービンに供給
される流体源からなる付記11記載の内視鏡。
【0129】(14)前記計測手段は、光の射出部と、
前記射出部を広い範囲でスキャニングする駆動部と、光
の反射光の強さを測る計測部とからなる付記1記載の内
視鏡。
【0130】(15)前記硬性ヘッド部の姿勢を検知す
る姿勢検知手段は、角速度を検出するジャイロである付
記1記載の内視鏡。
【0131】(16)前記計測手段と前記姿勢検知手段
の駆動制御回路と基板とを前記硬性ヘッド部に設けた付
記1記載の内視鏡。
【0132】(17)前記計測手段及び前記姿勢検知手
段の駆動制御回路を1つの基板上に設けた付記1記載の
内視鏡。
【0133】(18)前記計測手段及び前記姿勢検知手
段の駆動制御回路を設けた基板が、シリコン基板である
付記17または付記18記載の内視鏡。
【0134】(19)前記基板と前記基板上に配置され
ている計測手段及び姿勢検知手段及びそれぞれの駆動制
御回路を覆う箱体を備え、この箱体の内部にシールドガ
スが通過する流路を設けた付記3または付記17記載の
内視鏡。
【0135】(20)前記基板上または基板内部にシー
ルドガスを通す流路を設けた付記17記載の内視鏡。
【0136】(21)前記基板に、前記計測手段と前記
姿勢検知手段及びそれらの駆動制御回路を冷却するため
の冷却供給路を設けた付記17記載の内視鏡。
【0137】(22)前記硬性ヘッド部に対して、前記
補修作業手段と前記計測手段と前記姿勢検知手段とがそ
れぞれ独立して着脱可能である付記1記載の内視鏡。
【0138】(23)前記硬性ヘッド部にフィン構造を
設けた付記1記載の内視鏡。
【0139】(24)前記複数の湾曲部は、可撓性を有
するチューブと、このチューブ内に設けた形状記憶部材
と、この形状記憶部材を加熱する加熱手段と、この加熱
手段を制御する制御装置とで構成される付記1記載の内
視鏡。
【0140】(25)前記湾曲部は、長手方向および径
方向に複数の透孔を有するチューブと、前記透孔に対し
て流体を供給する流体供給手段と、前記流体供給手段を
制御する流体制御手段とで構成される付記1記載の内視
鏡。
【0141】【発明の効果)以上説明したように本発明
によれば、内視鏡観察を行いながら補修作業を効率良く
的確に行える内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図13は本発明の一実施形態に係
り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図
【図2】硬性ヘッド部の構成を説明する図
【図3】基板の概略構成を示す図
【図4】マイクロ光スキャナとマイクロジャイロとを基
板に配設した状態を示す説明図
【図5】マイクロ光スキャナの構成を説明する図
【図6】補修用マニピュレータの構成を説明する図
【図7】マイクロ溶接具の構成を説明する図
【図8】湾曲部の概略構成を示す説明図
【図9】湾曲用形状記憶合金の構成を説明する図
【図10】各湾曲部の構成を説明する断面図
【図11】湾曲用形状記憶合金の湾曲部への配設方法を
示す説明図
【図12】内視鏡の使用例を示す図
【図13】湾曲部の作用例を示す説明図
【図14】硬性ヘッド部の他の構成を示す説明図
【図15】マイクロ光スキャナの配置位置の他の構成を
示す説明図
【図16】計測手段の他の構成を示す説明図
【図17】計測手段の別の構成を示す説明図
【図18】補修用マニピュレータの他の構成を示す説明
【図19】形状記憶合金プレートと薄膜ヒーターとの関
係を示す図
【図20】マイクロ溶接装置の他の構成を示す図
【図21】マイクロ溶接装置の別の構成を示す図
【図22】マイクロ溶接装置のまた別の構成を示す図
【図23】マイクロ溶接装置のさらに他の構成を示す図
【図24】マイクロ溶接装置の作用を示す図
【図25】マイクロ溶接装置のさらに別の構成を示す図
【図26】電子銃の概略構成を示す説明図
【図27】溶接以外の補修作業手段の1例を示す図
【図28】回転駆動させる駆動部とエアタービンを説明
する図
【図29】砥石を回転駆動させる駆動部の他の構成を示
す説明図
【図30】湾曲部の他の構成を示す説明図
【図31】湾曲部の構成を具体的に示す説明図
【図32】チューブ接続部材の概略構成を説明する図
【図33】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の1
例を示す説明図
【図34】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の他
の例を示す説明図
【図35】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の応
用例を示す説明図
【図36】図35の回路デバイス冷却機構を硬質ヘッド
部内に配設した状態を示す図
【図37】硬質ヘッド部内の回路デバイス冷却機構の別
の例を示す説明図
【図38】補修作業手段が着脱自在な内視鏡の構成を示
す説明図
【図39】従来の内視鏡の湾曲部の概略構成を説明する
【符号の説明】
1…内視鏡 2…硬性ヘッド部 3…湾曲部 7…マイクロ溶接具 8…補修用マニピュレータ 9…マイクロ光スキャナ 10…マイクロジャイロ
フロントページの続き (72)発明者 瀧澤 寛伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に設けた硬性ヘッド部と、この硬
    性ヘッド部に連設する湾曲部とを備えた可撓性の挿入部
    を有する内視鏡において、 前記硬性ヘッド部に補修作業手段を設けると共に、補修
    部の大きさを計測する計測手段及びこの硬性ヘッド部の
    姿勢を検知する姿勢検知手段を設けたことを特徴とする
    内視鏡。
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