JP2002262820A - きのこ類の有効成分の抽出方法 - Google Patents

きのこ類の有効成分の抽出方法

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JP2002262820A JP2001062821A JP2001062821A JP2002262820A JP 2002262820 A JP2002262820 A JP 2002262820A JP 2001062821 A JP2001062821 A JP 2001062821A JP 2001062821 A JP2001062821 A JP 2001062821A JP 2002262820 A JP2002262820 A JP 2002262820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 きのこ類の含有する有効成分を効率よく抽出
する方法を提供する。 【解決手段】 アガリクス、カバノアナタケ、ヤマブシ
タケなどのきのこ類の子実体などを予め超音波で破砕
し、プロテアーゼまたはセルラーゼの一方または両方を
作用させた後、アルコールなどの有機溶剤や熱水を用い
て抽出する、または超音波破砕の前に有機溶剤で抽出し
た後、超音波破砕し、酵素処理し、熱水で抽出し、2種
の抽出液を混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ類の含有す
る有効成分の抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、きのこ類には抗腫瘍活性や免疫賦
活効果を有する成分を含有するものが知られ、なかでも
アガリクス・ブラゼイにはそれらの効果のほかに、血圧
降下作用、血糖降下作用、コレステロール降下作用など
が知られ、カバノアナタケのチャーガと呼ばれる菌核に
は、血糖降下作用(水野卓等、きのこの科学 vol.3 No.
2 p.5-12 (1996))が、ヤマブシタケには脳細胞を活性
化する痴呆症への効果や活性酸素を除去するSOD効果
のあることが報告されており、それらのきのこ類の有効
成分を健康食品に利用しようという提案がなされてい
る。
【0003】アガリクス・ブラゼイや霊芝などのきのこ
の子実体や菌糸体からそれらの含有する有効成分を抽出
するには、子実体を熱湯で煎じるのが一般的である。し
かし、熱湯で煎じた場合には得られる抽出液中の有効成
分の抽出率は極めて低い。また、子実体ばかりでなく、
菌糸体など他の部位に有効成分が多量に含まれる茸もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、き
のこ類の子実体、菌糸体および菌核などからそれらの含
有する有効成分を効率よく抽出する方法を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究の結果、きのこ類の子実体、菌
糸体および菌核などを予め超音波で破砕して構成する細
胞を破壊し、プロテアーゼおよびセルラーゼの二種の酵
素の少なくとも一方を作用させた後、有機溶剤または熱
水またはそれらの両方で抽出すれば、それらのきのこの
含有する有効成分を効率よく抽出できることを見出し、
本発明に到達した。また、超音波で破砕する前に有機溶
剤で抽出し、その後に抽出残部を超音波で破砕して酵素
処理し、熱水で抽出すると有効成分を効率よく抽出でき
ることを見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、 1.きのこの子実体、菌糸体および菌核などを超音波で
破砕し、プロテアーゼおよびセルラーゼを作用させて酵
素処理をした後、きのこの有効成分を抽出することを特
徴とするきのこ類の有効成分の抽出方法、 2.きのこの有効成分を有機溶剤または熱水の一方、あ
るいは両方を片方ずつ作用させて抽出する前記1記載の
きのこ類の有効成分の抽出方法、 3.きのこの子実体、菌糸体および菌核などを超音波で
破砕する前に有機溶剤を作用させてきのこの有効成分を
抽出し、抽出残部を超音波で破砕したのち、プロテアー
ゼおよびセルラーゼの一方、あるいは両方を作用させて
酵素処理し、熱水を作用させて再びきのこの有効成分を
抽出することを特徴とするきのこ類の有効成分の抽出方
法、 4.きのこの子実体、菌糸体および菌核などを超音波で
10μm以下に破砕する前記1または3記載のきのこ類
の有効成分の抽出方法、 5.有機溶剤がアルコール、エーテル、ノルマルヘキサ
ン、キシレン、アセトンから選ばれる前記2または3記
載のきのこ類の有効成分の抽出方法、および 6.きのこがアガリクス・ブラゼイ、カバノアナタケ、
霊芝、メシマコブ、ヤマブシタケ、ハナビラタケおよび
冬虫夏草から選ばれる前記1〜5のいずれか1に記載の
きのこ類の有効成分の抽出方法である。
【0007】きのこの子実体、菌糸体および菌核などを
超音波で破砕して構成する細胞を破壊し、細胞中の有効
成分を抽出されやすくし、さらにプロテアーゼおよびセ
ルラーゼのいずれか一方、または両方を作用させること
により、蛋白質や微細な繊維質と結合している成分を酵
素により加水分解して低分子の有効成分とし、その後の
有機溶剤や熱水を用いる抽出により抽出されやすくし
て、抽出効率を向上させるものである。超音波破砕と酵
素処理を併用することにより、抽出効率を相乗的に向上
させることができる。また、有機溶剤抽出と熱水抽出の
両方の抽出方法を採用すればいずれかの溶媒に溶解する
成分を抽出することができ、抽出効率を向上させること
ができる。さらに、超音波破砕の前に有機溶剤を作用さ
せることにより、水分を含まないきのこ粉末を有機溶剤
で処理することができ、有機溶剤を高濃度で作用させる
ことができ、短時間に効率よく抽出処理を行うことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、きのこ類として
は、担子菌および子嚢菌に属するいずれのきのこも使用
できるが、主たる有効成分であるβ−グルカンの含有量
の多いきのこが好ましく、これらのきのことしては、担
子菌に属するアガリクス・ブラゼイ・ムリル、カバノア
ナタケ、霊芝、メシマコブ、ヤマブシタケ、ハナビラタ
ケを好ましく使用することができ、また子嚢菌に属する
冬虫夏草も好適である。これらのきのこは子実体ばかり
でなく、菌糸体、菌核も抽出原料として使用することが
できる。
【0009】ここで、アガリクス・ブラゼイ・ムリル
(Agaricus.blazei Muril、以下、アガリクスと略称す
る)はブラジルを原産地とするハラタケ属の一種で、マ
ッシュルームに似た子実体を形成する。近年、その免疫
賦活作用、抗腫瘍活性、制ガン活性、血圧降下作用、血
糖降下作用、コレステロール降下作用などが知られ、健
康食品として多量に販売されるようになってきている。
【0010】カバノアナタケ(Fuscopiria oblique(pers
oon ex Fries.)Aoshima)は、サビアナタケ科(Fuscopor
ia spp.)に属する耐寒性のきのこで、中部ヨーロッ
パ、シベリア、中国、日本の北部地方等の寒冷地に広く
分布し、シラカバやダケカンバ等のカバノキ類に多く寄
生し、それらの樹木の樹液を養分にして生育しており、
その黒く硬い菌核はチャーガと呼ばれ、ロシアでは古く
からお茶代わりに飲用されている。チャ−ガや菌糸体成
分の抗腫瘍活性、血糖降下作用が報告されている。
【0011】霊芝(Ganoderma Lucidum (FR.) Krast)
は、サルノコシカケ科に属するマンネンタケの子実体を
いう。天然品は希少で、古くから和漢薬、民間薬(生
薬、煎薬)の上薬(神薬、仙薬)にランクされ、その煎
薬(エキス)は数々の薬効が伝承されており、特に、ガ
ンに効くきのことして珍重されてきたが、近年、血圧や
血糖値の降下作用なども知られてきている。霊芝にはそ
の形状から鹿角芝(アカマンネンタケ)、牛角芝、雲
芝、肉芝と呼ばれるものがあるが、本発明においてはβ
−グルカン含量の多い鹿角霊芝が特に好ましい。
【0012】メシマコブ(Phellinus Linteus)は、タバ
コウロコタケ科に属し、桑等の広葉樹の幹に寄生し、樹
木の中心部を白く腐らせる茸で、日本(本州以南)、フ
ィリピン、オーストラリア、北米等の温帯地方で広く生
育しており、古来、煎じ薬の漢方薬として利用されてき
ており、中国では、桑黄(そうおう)と呼ばれる。長崎
県の男女群島の女島に群生する野生の桑の樹に寄生する
瘤茸のため、その名がある。抗腫瘍活性、免疫賦活活
性、血糖降下作用などを有することが知られている。
【0013】また、ヤマブシタケ(Hericium erinaceum)
は、ハリタケ科(Hydaceae)に属し、日本や中国全土に
広く分布している食用きのこであり、ナラ、カシ、ブナ
等の広葉樹の立ち木や腐木に発生する。中国ではホウト
ウクウと呼ばれ、古くから薬膳料理の材料として利用さ
れており、ヤマブシタケの名は、山伏の衣装の結袈裟に
ついた丸い飾りにその形状が似ているところから命名さ
れた。抗腫瘍活性、免疫賦活活性などの高いことが知ら
れている。
【0014】また、ハナビラタケ(Sparassis crispa)
はハナビラタケ科に属し、英語名はカリフラワーマッシ
ュルームで、子実体はサンゴ状またはハボタン状をして
いて、直径が20〜40cm位の半球状の塊で、亜高山帯
に自生するが、その量は非常に少ない。抗腫瘍効果(抗
ガン作用)のカギをにぎる成分とされるβ−グルカンを
アガリクスの3倍以上含むといわれている。
【0015】冬虫夏草(Cordyceps)は昆虫に寄生する
きのこの総称で、麦角菌科に属する。秋に昆虫の口や気
門から入りこみ、虫体内の栄養を吸い取って成長し、夏
になると子実体となって地上に出て、胞子を放出するこ
とから、この名がある。古くからチベットや中国で薬草
として用いられ、宮廷において「強精強壮・不老長寿の
妙薬」として珍重され、近年は抗腫瘍、抗菌、血糖・血
圧降下等の作用が研究されている。寄生する昆虫によっ
て、オオコウモリガ茸(Cordyceps sinensis)、サナギ
茸(Cordyceps militaris)、セミ茸、アリ茸などの種
類があるが、本発明においては、β−グルカン含量の多
いサナギ茸(Cordyceps militaris)が特に好ましい。
【0016】本発明において、きのこ類の子実体、菌糸
体および菌核は、まず、粉砕機などを用いた機械的処理
によってきのこの組織を0.1〜5mm程度の粒子に粉
砕し、細胞をある程度破壊する。このときの原料となる
きのこ類は、生、乾燥のいずれでもよい。次いで、粉砕
されたきのこの粒子に水を加え、ひたひた状態になる程
度に湿潤させて超音波による破砕を行う。超音波破砕
は、超音波で5〜10分処理し、きのこの組織を10μ
m以下の微粒子にすることが好ましい。きのこの粒子サ
イズが10μmを超えるとその後の酵素作用が遅くな
り、抽出操作による有効成分の抽出効率の向上が期待で
きなくなる。
【0017】前記の超音波破砕の工程では水を加えて湿
潤させた状態で処理することになる。したがって、超音
波破砕工程の前に有機溶剤を作用させて有効成分の抽出
を行えば、水分を含まないきのこ粉砕物に有機溶剤を作
用させることができ、有機溶剤の濃度を低下させること
なく抽出操作を行うことができるために、短時間で効率
よく抽出することが可能となる。
【0018】次に、超音波破砕して得られた微粒子にプ
ロテアーゼおよびセルラーゼのいずれか一方、またはそ
れらの両方を作用させる。有効成分はβ−グルカンのよ
うな多糖類が多く、蛋白質や他の糖類と結合している。
また、構造的には細胞壁の内側に存在するため、超音波
で破砕してもアルコールなどの有機溶剤や熱水による抽
出率はそれほど高くない。本発明においては、これらを
酵素作用により加水分解して低分子化し、溶解性を高め
ることによって抽出効率を良くしている。プロテアーゼ
としては、パパイン、ブロメライン、フィシン、細菌プ
ロテアーゼの他、きのこ由来のプロテアーゼを挙げるこ
とができる。また、セルラーゼの他にヘミセルラーゼを
使用することもでき、これらは市販されているものを使
用することができる。
【0019】酵素の使用量は、プロテアーゼの場合、き
のこの乾燥重量に対し、0.05〜0.2%、セルラー
ゼは0.05〜0.2%とするのが好ましい。酵素作用
の条件は、通常の条件であり、35〜45℃でpH3.
5〜5.5に30分〜4時間保ち、ゆっくりと攪拌する
とよい。このとき、アガリクス、メシマコブ、ヤマブシ
タケ、ハナビラタケおよび冬虫夏草のように細胞壁の比
較的柔らかいきのこは酵素の処理時間を短く、カバノア
ナタケや霊芝のように細胞壁の硬いものは処理時間を長
くする。
【0020】2種の酵素を併用する場合には、セルラー
ゼを作用させ、失活させた後、プロテアーゼを作用させ
ると各酵素の至適条件で作用させることができるため、
作用の効率はよいが、失活操作を2回行う必要があり、
操作が煩雑でコストも嵩むため、同時に作用させてもよ
い。失活は70〜100℃に10〜40分保持すればよ
く、80℃、30分の処理を標準とし、90℃、15分
などでもよい。多くのきのこの主たる有効成分であるβ
−グルカンそのものは熱に強く、130℃以下であれば
変性することはない。
【0021】酵素作用が終了した後、有機溶剤および熱
水の少なくとも一方、又は両方で抽出する。両方で抽出
する場合の順序はどちらからでも構わない。有機溶剤と
しては、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコ
ールなどのアルコール、エーテル、ノルマルヘキサン、
キシレン、アセトンなどを挙げることができる。なかで
も、残留したときの安全性、コストなどの点からアルコ
ールが好ましい。
【0022】アルコール抽出には、エタノールを用いる
ことが安全性と価格の点で好ましい。エタノールとして
は、60〜100%、なかでも75〜95%の含水溶液
を用いることが好ましい。抽出は室温で、24〜48時
間程度行うとよい。アルコール抽出後はミクロフィルタ
などを用いて抽出液を分離する。
【0023】熱水抽出の場合には、熱水の量はきのこの
乾燥重量の4〜40容量倍量を使用し、30分〜2時間
煮沸させるとよく、抽出は2〜3回行うと水溶性の有効
成分のほとんどを抽出することができる。熱水抽出後
は、前記アルコール抽出と同様ミクロフィルタを用いて
抽出液を分離する。
【0024】前記アルコール抽出又は熱水抽出の一方の
みでも有効成分の70%程度の抽出が可能である。しか
し、アルコール抽出と熱水抽出とを組み合わせて行い、
得られた抽出液を混合すると、それぞれの溶媒に可溶な
成分を採取することができ、有効成分の抽出率を向上さ
せることができ、特に好ましい。また、前述したよう
に、超音波破砕の前にアルコール抽出を行い、その後に
超音波破砕、酵素処理、熱水抽出を順次行う方法をとる
ことで、有効成分を短時間で効率よく抽出することがで
きる。
【0025】本発明においては、超音波破砕と酵素処理
を施されているため、抽出溶剤との接触面積が大きくな
り、また、有効成分の糖鎖が切断されて低分子となり溶
解性が向上する。超音波破砕により、酵素との接触面積
も大きくなり、両処理の組み合わせ効果によるきのこ類
の含有する有効成分の抽出率は高率となり、つまり有効
成分を効率よく抽出することができる。さらに、抽出を
アルコールおよび熱水の少なくとも一方で行うと安全
性、コストの点で有利である。
【0026】また、超音波破砕の前にアルコール抽出を
行った場合には、超音波破砕と酵素処理の効果に加え、
前記したとおり、有機溶剤の濃度を低下させることがな
いので、有機溶剤に溶解する有効成分を短時間に効率よ
く抽出することができる。
【0027】本発明の抽出方法により得られた抽出液は
濃縮したエキスとして、また、濃縮・乾燥した粉末また
はそれを加工して、健康食品、または健康飲料とするこ
とができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0029】実施例1 5kg(乾物換算)のカバノアナタケの子実体を粉砕機
(フランスのSAMAP社製、F-100)を用いて3〜5mm程
度に粉砕したものに水を加え、菌体粉末をひたひたの状
態にして、超音波分散装置(NiSSEi MUS60
0T−3)を用いて20分間超音波処理し、細胞を破壊
してどろどろの状態にした。これに乳酸を添加してpH
を4.5に調整した後、ニューラーゼF(田辺製薬製の
プロテアーゼ)5gとセルロシンAL(天野製薬製のセ
ルラーゼ)5gを添加し、攪拌しながら40℃の恒温室
に3時間放置した。
【0030】その後、温度を80℃まで上昇させて30
分保ち、酵素を失活させた。引き続き、水を約40リッ
トル加えて温度を120℃まで上昇させ、電気ヒーター
で加温しながら加圧下で約2時間攪拌しながら熱水抽出
を行い、ミクロフィルタで抽出液を分離した。次に、抽
出液を分離した抽出残査に95%エタノールを20リッ
トル加え、攪拌しながら24時間保ってアルコール抽出
を行い、ミクロフィルターで抽出液を分離した。得られ
た2種の抽出液を混合して、濃縮し、カバノアナタケ・
エキスを得た。このエキスを噴霧乾燥して約4.9kg
の粉末を得た。得られた粉末中の有効成分(具体的に
は、β−グルカン)の含有量を日本食品分析センター酵
素法により測定した(数値は乾物換算)ところ、17.
0%であり、β−グルカンの総含有量に対する抽出率は
94.4%であった。なお、各抽出液のβ−グルカンの
含有量(総含有量に対する抽出率)は、熱水抽出液1
5.0%(83.3%)、エタノール抽出液2.0%
(11.1%)であった。
【0031】また、子実体を粉砕後、超音波処理を行う
ことなく、酵素処理したものについても熱水抽出を行
い、抽出液中のβ−グルカンの含有量を測定したとこ
ろ、β−グルカン量は11.2%であり、超音波破砕を
組み合わせた場合の熱水抽出液の含有量よりも少なく、
抽出率は62.2%と低かった。
【0032】アガリクス・ブラゼイ・ムリル、メシマコ
ブ、冬虫夏草、ヤマブシタケ、鹿角霊芝、ハナビラタケ
の各子実体についても、鹿角霊芝を除く5種のきのこに
ついて、酵素処理の時間を1時間とする以外は前記した
カバノアナタケの子実体と同様に処理してエキスを調製
し、乾燥粉末とした。各粉末の調製過程における熱水抽
出液、エタノール抽出液のβ−グルカンの含有量を測定
した。その結果および抽出率(%)を表1に併せて示
す。
【0033】
【表1】
【0034】実施例2 表2記載の7種のきのこの子実体5kg(乾物換算)を
粉砕機を用いて3mm程度に粉砕した。これに約20リ
ットルの95%エタノールを加え、攪拌しながらアルコ
ール抽出を行い、約24時間経過後に抽出液をミクロフ
ィルタで分離した。抽出残査に少量の水を加え、菌体粉
末をひたひたの状態にして、20分間超音波処理して細
胞を破壊してどろどろの状態にした。これに乳酸を添加
してpHを4.5に調整した後、上記実施例1と同様、
ニューラーゼF5gとセルロシンAL5gを添加し、攪
拌しながら40℃の恒温室にカバノアナタケと鹿角霊芝
については3時間、他のきのこについては1時間放置し
て酵素分解に供した。
【0035】その後、温度を80℃まで上昇させて30
分保ち、酵素を失活させた。引き続き、水を約40リッ
トル加えて温度を120℃まで上昇させ、電気ヒーター
で加温しながら加圧下で約2時間攪拌しながら熱水抽出
を行い、ミクロフィルタで抽出液を分離した。得られた
2種の抽出液を混合し、これを濃縮して各きのこのエキ
スを得た。このエキスを噴霧乾燥して粉末を得、得られ
た粉末中の有効成分(具体的にはβ−グルカン)の含有
量を実施例1と同じ方法により測定した。各抽出液のβ
−グルカンの含有量、抽出率を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】実施例3 アガリクス・ブラゼイ・ムリルの子実体を用いて、抽出
溶剤として95%エタノールおよび熱水を用いる次のよ
うな3種類の工程において、酵素として、セルラーゼ、
プロテアーゼおよび両者(いずれも実施例1と同じも
の)を用いた各場合のβ−グルカンの抽出率の相違を調
べた。各工程における、各酵素使用時の両抽出液を混合
した抽出液のβ−グルカン含有量から算出した抽出率を
表3に示す。3種類の工程は、下記のとおりである。
【0038】工程1:アルコール抽出→超音波破砕→酵
素処理→熱水抽出 工程2:超音波処理→酵素処理→熱水抽出→アルコール
抽出 工程3:超音波処理→酵素処理→アルコール抽出→熱水
抽出
【0039】
【表3】
【0040】比較例1 表4記載の7種のきのこの子実体をそのまま、粉砕機で
粉砕しただけのもの(粗粉砕物、3mm以下)および超音
波処理したもの(10μm以下)について、それぞれ2
時間熱水抽出を行い、抽出液中のβ−グルカンの含有量
を測定し、抽出率を算出した。それらの結果を表4に示
す。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、きのこを
超音波破砕し、プロテアーゼやセルラーゼを作用させて
酵素処理することで、きのこの含有する有効成分の溶解
性が向上して効率よく抽出することができ、健康食品や
健康飲料の優れた製造方法を提供することができる。請
求項2記載の発明によれば、有機溶剤による抽出と熱水
による抽出を組み合わせることで、有効成分の抽出率を
向上させることができる。請求項3記載の発明によれ
ば、きのこを超音波破砕する前に有機溶剤による抽出を
行うことで、溶剤を高濃度で作用させることができ、有
効成分を短時間に効率よく抽出することができる。請求
項4記載の発明によれば、きのこを微粒子とすることに
より、酵素や抽出溶剤との接触面積を大きくして抽出効
率を向上させることができる。請求項6記載の発明によ
れば、きのことして、アガリクス・ブラゼイ・ムリル、
カバノアナタケ、霊芝、メシマコブ、ヤマブシタケ、ハ
ナビラタケまたは冬虫夏草のうち、少なくとも1種を選
ぶことにより、有効成分を多量に含む抽出液を得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/06 A61P 3/06 3/10 3/10 9/12 9/12 31/04 31/04 35/00 35/00 37/04 37/04 // A23L 2/52 A23L 2/38 H 2/38 2/00 F Fターム(参考) 4B016 LC07 LG14 LK03 LK18 LP01 LP02 LP13 4B017 LC03 LG19 LK07 LK23 LP01 LP06 LP18 4B018 LB08 MD82 MD90 ME03 ME04 ME06 ME08 MF01 MF07 MF12 4C087 BB21 NA14 ZA42 ZB08 ZB26 ZB35 ZC21 ZC33 ZC35 4C088 AA02 AA06 AA07 AC17 AD19 BA10 CA25 NA14 ZA42 ZB09 ZB26 ZB35 ZC21 ZC33 ZC35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 きのこの子実体、菌糸体および菌核など
    を超音波で破砕し、プロテアーゼまたはセルラーゼの一
    方、あるいは両方を作用させて酵素処理した後、きのこ
    の有効成分を抽出することを特徴とするきのこ類の有効
    成分の抽出方法。
  2. 【請求項2】 きのこの有効成分を有機溶剤または熱水
    の一方、あるいは両方を片方ずつ作用させて抽出する請
    求項1記載のきのこ類の有効成分の抽出方法。
  3. 【請求項3】 きのこの子実体、菌糸体および菌核など
    を超音波で破砕する前に有機溶剤を作用させてきのこの
    有効成分を抽出し、抽出残部を超音波で破砕したのち、
    プロテアーゼまたはセルラーゼの一方、あるいは両方を
    作用させて酵素処理し、熱水を作用させて再びきのこの
    有効成分を抽出することを特徴とするきのこ類の有効成
    分の抽出方法。
  4. 【請求項4】 きのこの子実体、菌糸体および菌核の少
    なくとも1つを超音波で10μm以下に破砕する請求項
    1または3記載のきのこ類の有効成分の抽出方法。
  5. 【請求項5】 有機溶剤がアルコール、エーテル、ノル
    マルヘキサン、キシレン、アセトンから選ばれる請求項
    2または3記載のきのこ類の有効成分の抽出方法。
  6. 【請求項6】 きのこがアガリクス・ブラゼイ、カバノ
    アナタケ、霊芝、メシマコブ、ヤマブシタケ、ハナビラ
    タケおよび冬虫夏草から選ばれる請求項1〜5のいずれ
    か1項記載のきのこ類の有効成分の抽出方法。
JP2001062821A 2001-03-07 2001-03-07 きのこ類の有効成分の抽出方法 Pending JP2002262820A (ja)

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