JP2002254843A - 構造化された背面を有する放射線−感受性記録材料 - Google Patents
構造化された背面を有する放射線−感受性記録材料Info
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Abstract
つ安価で製造され得る背面コーティングを見いだすこ
と。 【解決手段】 本発明は、ウェブ−もしくはプレート−
型支持体、支持体の前面上の放射線−感受性層及び支持
体の背面上の顔料粒子−非含有連続層を有する、オフセ
ット印刷版の作製のための記録材料に関する。背面層は
本質的に少なくとも45℃のガラス転移温度Tgを有す
る有機ポリマー材料を含み、その表面は5〜800sの
Bekk平滑度を有する。本発明はこの記録材料の製造
法にも関する。
Description
型支持体、支持体の前面上の放射線−感受性層及び支持
体の背面上の顔料粒子−非含有連続層を有するオフセッ
ト印刷版の作製のための記録材料に関する。本発明はさ
らに、該記録材料の製造法に関する。
版」としても既知)の作製のための記録材料は通常20
単位又はそれより多くのスタックにおいて供給される。
長い保存時間、圧力及び/又は高い周囲温度の作用は、
多くの場合に版を互いに粘着させる。そうすると、それ
ぞれの版をスタックから取り出す際にスクラッチが前面
及び/又は背面上に形成され得る。分離紙(separ
ating paper)により望ましくない粘着の問
題を実質的に取り除くことができる。コーティングされ
ていない背面を持つアルミニウム支持体を有する記録材
料の場合に特に紙が必要である。しかしながら分離紙は
新しい問題を生ずる。記録材料は多くの場合にイン−ラ
イン仕上げプラントにおいて製造され、そこでは版が自
動的に所望の寸法に切断され、包装される。分離紙は同
様に自動的に挿入される。しかしながら、この段階は比
較的遅く、過失を受け易い。さらに、紙は放射線−感受
性層に影響を及ぼし、その性質を不利に変えることがあ
る。これはpHの変化の故の層の変色、その感光度の低
下又は急速な老化を生じ得る。表面−シール紙(sur
face−sealed papers)を用い、紙と
放射線−感受性層の間の相互作用を減少させることがで
きる;しかしながら、そのような紙は有意により高価で
ある。比較的大きいプリント工場では、分離紙が備えら
れた版のスタックを一般的に自動プラントで処理し、紙
は通常吹き払われる。この操作もやはり比較的遅く、過
失を受け易い。さらに、紙をリサイクルすることができ
ず、処分しなければならない。
ている記録材料は分離紙なしで扱われる(manage
s)。そのアルミニウム支持体の背面上に光重合可能な
材料から作られるUV−硬化層が置かれている。背面コ
ーティングの形成に用いられる組成物は、モノマーの他
に光増感剤、結合剤、充填剤、熱的に誘導されるモノマ
ーの重合を妨げるための阻害剤及び他の添加剤も含むこ
とができる。
ルミニウム支持体に同様に背面上において有機ポリマ
ー、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジ
エン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルア
セタール、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン又はメタンリ
レート樹脂がコーティングされている、オフセット印刷
版の作製のための記録材料を開示している。背面コーテ
ィングはアルミニウム支持体への水性−アルカリ性現像
液による攻撃を減少させる。この記録材料における感光
層は、現像液中で不溶性の化合物を1〜10重量%含
む。
酸化により形成される酸化アルミニウム層上の光重合可
能な層及び0.1〜8.0μmの厚さを有する背面コー
ティングを有する記録材料がJP−A 09/2651
76に開示されている。この背面コーティングは飽和共
重合ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルア
セタール又は塩化ビニリデンコポリマーを含み、それら
のそれぞれは20℃又はそれより高いガラス転移温度T
gを有する。これはスタックにおける輸送の間の版のス
クラッチング及び上に置かれる版の背面への過剰な粘着
の故の放射線−感受性層の剥離を防ぐことを目的として
いる。
セット印刷版の作製のための記録材料がEP−A 52
8 395にも記載されている。それは(アルミニウム
から作られる)支持体、支持体の背面上の20℃以上の
ガラス転移温度を有し、0.01〜8.0μmの厚さを
有する有機ポリマー材料の層及び支持体の前面上の感光
層を含む。さらに(in turn)感光層の上には、
100μm以下の平均直径及び10μm以下の平均高さ
を有する粒子から成る不連続艶消層が置かれている。し
かしながら艶消層、特に低いガラス転移温度を有する材
料を含むものは、スタックにおいて上に置かれる版の背
面に粘着する傾向がある。これは放射線−感受性層の比
較的大きな領域を剥離させ得、そうすると記録材料をも
はやそれ以上使用できないことを意味する。
支持体材料の背面上の同様の不連続艶消層を有する記録
材料がEP−A 883 028に開示されている。支
持体材料は一般に、最高で数千メートルの長さ及び約
0.2mmの厚さを有するアルミニウムウェブであり、
それは一般にコーティングの後に再び巻取られる(「コ
イル−ツウ−コイル法」)。ロールの内部においては、
外部領域におけるより高い圧力が支配する。これは前面
に位置する艶消層が不均一に大きな程度まで損傷を受け
る結果を生ずる。大きく損傷を受けた艶消層を有する記
録材料は後に密着コピー枠(contact copy
ing frame)において、より長い排気時間を必
要とする。この問題は背面上の追加の艶消層により実質
的に解決される。
露出の後にアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を用いて現像さ
れる予備−増感印刷版に関する。現像液が版の背面から
アルミニウムを溶出するのを防ぐために、現像液中で不
溶性である有機ポリマー性コーティングをこれに設け
る。コーティングはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン、ポリブタジエン、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリウレア、ポリイミド、ポリシロキサン、ポリカ
ーボネート、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン又はポリスチレンのようなポリマーを含む。
それは熱的もしくは光化学的に硬化性の成分も含むこと
ができる。
上に45℃又はそれより高いガラス転移温度を有する有
機ポリマー材料を含む層、及び支持体の前面上に位置す
る顔料着色された感光層を有する支持体を持つ記録材料
を記載している。
的に安定な支持体、支持体の前面上に位置する放射線−
感受性層及び支持体の背面上に位置し、有機ポリマー材
料を含み、且つ処理化学品に対して抵抗性である層を有
し、有機ポリマー材料のガラス転移温度は35℃である
か、又はそれより高く、背面上に位置する層は顔料着色
されている、オフセット印刷版の作製のための記録材料
に関する。
は、それらの製造が複雑であり、且つ多くの場合に技術
的問題を伴うという欠点を有する。固体粒子(例えばシ
リカゲル顔料)を使用すると、必然的に2−相系が形成
される。この場合、固体成分は再び非常に急速に沈降し
得、この型の2−相混合物を層の形態で適用するのが多
くの場合に困難であることを意味する。さらに、固体粒
子は必ずしも回りのマトリックス材料と適合性ではな
い。さらに、シリカゲル粒子は非常に強い現像液(例え
ば13より高いpHを有するもの)により攻撃され得、
ある条件下で、例えば長時間の露出の後に溶解され得
る。その場合これはやはり背面上の酸化物の溶解、銀版
の場合には腐食現象又は背面層の分離さえ伴う問題を生
ずる。
こらず、さらに、簡単に且つ安価で形成され得る背面コ
ーティングを見いだすことである。
従って単−相液体混合物の形態で適用され得る粗い又は
構造化された(structured)連続背面コーテ
ィングにより達成された。混合物は非常に粘性なので、
1回粗いもしくは構造化された表面が型押しされるか又
は他の方法で形成されると、それは続く一般的に熱的及
び/又は光化学的な硬化の前にほとんどもしくは全く流
動性を示さない。この目的のために、液体コーティング
混合物(下記では「ラッカー」とも呼ばれる)は一般に
80〜1000mPa・s、好ましくは100〜600
mPa・sの範囲内の粘度を有する。
ート−型支持体、支持体の前面上の放射線−感受性層及
び支持体の背面上の顔料粒子−非含有連続層を有し、背
面上の層が本質的に少なくとも45℃のガラス転移温度
Tgを有する有機ポリマー材料から成り、その表面が5
〜800sのBekk平滑度を有することを特徴とする
オフセット印刷版の作製のための記録材料に関する。
水及び水性−アルカリ性現像液中で実質的に不溶性であ
る有機ポリマー材料である。1つの態様においては、背
面コーティングは物理的に乾燥性である(すなわち自己
硬化性でない)。この型のコーティングに特に適した材
料はポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブチレン、ポリブタジエン又はポリイソプレ
ン)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、
ポリシロキサン、ポリスチレン、アルキルアクリレート
もしくはアルキルメタクリレート単位の、又はそれらと
のホモポリマーもしくはコポリマー(例えばポリメチル
メタクリレート(PMMA)又はスチレン−メチルメタ
クリレートコポリマー)、ポリビニルアセタール、フェ
ノキシ樹脂(例えばビスフェノールA及びエピクロロヒ
ドリンから作られる樹脂)、ポリ塩化ビニル(PVC)
又はポリ塩化ビニリデン(PVDC)である。必要な
ら、層は二次的な量でさらに添加剤を含むことができ
る。これらには例えば可塑剤、染料、シリコーン化合物
又は界面活性剤が含まれる。物理的に乾燥性の非−自己
硬化性背面コーティングの場合、有機ポリマー材料は好
ましくは50℃又はそれより高いガラス転移温度を有す
る。さらに別の態様の場合、背面コーティングは自己硬
化性である。この場合、それは有機ポリマー材料の他
に、放射線、熱及び/又は酸化剤に暴露されると重合す
るか、縮合するか、又は架橋し、かくして層を硬化させ
るモノマー性もしくはオリゴマー性化合物も含む。この
目的のために特に適しているのは付加−重合可能なアク
リレート又はメタクリレート、例えばエチル(メタ)ア
クリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンモノ−、ジ−も
しくはトリ(メタ)アクリレート又はペンタエリトリト
ールトリ(メタ)アクリレートである。(メタ)アクリ
ルアミド、例えばN−メチル−、N−エチル−、N−プ
ロピル−、N−ブチル−もしくはN−イソブチル−(メ
タ)アクリルアミド;さらにアリルエステル、例えば酢
酸アリル;ビニルエーテル、例えばブチルビニルエーテ
ル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、
2−メトキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコ
ールビニルエーテル又はベンジルビニルエーテル;UV
線に暴露されると硬化する多官能基性ウレタンアクリレ
ート、ならびに熱に暴露されると硬化してポリウレタン
を与えるジイソシアナート/ジオール混合物も適してい
る。一般的慣習に従い、本出願中の「(メタ)アクリレ
ート」は「アクリレート及び/又はメタクリレート」を
示す。「(メタ)アクリルアミド」及びアクリルもしく
はメタクリル酸の他の誘導体には対応する意味が適用さ
れる。記載した通り、背面コーティングの硬化は化学線
によっても誘導され得、すなわちこの場合背面コーティ
ングは感光性である。それらから区別するために、支持
体の前面上の放射線−感受性層は「画像層」と呼ばれ、
それはこれのみが画像通りに露出され、現像されるから
である。
された表面は特殊な適用法又は道具により得られる。特
に適しているのは第1にローラー適用である。ここで平
滑もしくは彫刻ローラーを用いることができ、それらは
直接もしくは間接(オフセット)適用、共−回転もしく
は逆−回転適用を行う。逆圧ローラー(counter
pressure roller)又はキスコートによ
る適用も適している。
られており、そこから吸収ローラー(uptake r
oller)及び塗りローラーにより支持体(好ましく
は約0.1〜0.3mmの厚さを有するアルミニウムウ
ェブ又はアルミニウムバンドである)にそれが適用され
る。必要ならここで1つもしくはそれより多い逆−ロー
ラーも用いることができる。開放ラッカートラフの代わ
りに、密閉されたチャンバードクターブレード(clo
sed chamber doctor blade)
を用いることもできる。
ーラーの表面、ローラーの互いに対する相対的速度、及
び基質に対するコーティングローラーの相対的速度に依
存する。塗りローラーとバンドの間の速度差の大きさに
依存して、塗りローラー上に作られるラッカー構造はも
しあったとしてもほとんど変化せずに(with li
ttle if any change)バンドに転移
される。このために特に重要なのはもちろんラッカーの
レオロジー、特にその粘度である。ラッカーの流動性
は、ラッカー及び/又はローラー及び/又はバンドを温
めることにより要求通りに調整され得る。高い温度で作
られたラッカー構造を加熱されていないバンドに転移さ
せる場合、基質上における急速なラッカーの冷却が粘度
の上昇及びかくして作られる構造の固定を確実にする。
用いられるゴムローラーの硬度及びそれらの接触圧も重
要である。表面が構造化されたローラー及び平滑なロー
ラーの両方を用いて所望の構造を作ることができる。構
造化されたローラーは種々の形態で既知である。これら
の中で、彫刻ローラーを特に挙げねばならない。これら
はくぼみ(四角錐くぼみ、六角くぼみなど)、線格子
(ハッチドローラー(hatched roller
s))、斜線格子又はそれらの組合わせを有しているこ
とができる。
を作ることもでき、あるいはすでに存在するものを続い
て変えることができる。かくして構造化された表面をデ
イストリビューターローラー(distributer
roller)(例えば逆−回転クロムローラー)を
用いて平滑にすることができる。構造化されたローラー
又は取り付けられたコーティングバー(ワイアコーティ
ングバー又は溝付きコーティングバー)を用いて縦に配
向する線構造を得ることができる。
性は、適用温度に粘度依存的(the viscosi
ty dependence of the appl
ication temperature)である。適
用の間に室温より高く温められたラッカーを加熱されな
いバンド上で「急冷」することにより、適用構造を硬化
まで保持することができる。支持体材料を予備加熱する
ことにより、ラッカーの流動性を高め、表面構造を平ら
にすることができる。
持体を作ることができる。適しているのは例えばプラス
チックフィルム(特にポリエステルフィルム、特別には
ポリエチレンテレフタレートフィルム)から作られる支
持体であるが、好ましくは金属もしくは金属合金から作
られる支持体である。この中で今度はアルミニウムもし
くはアルミニウム合金から作られる支持体が好ましい。
アルミニウム支持体の前面は、有利には、機械的及び/
又は電気化学的に粗面化され、及び/又は陽極酸化さ
れ、必要ならさらに親水性化(例えばポリビニルホスホ
ン酸を用いる処理により)される。陽極酸化の場合、ア
ルミニウム支持体の背面にも部分的に、又は全体的に酸
化アルミニウム層をコーティングすることができる。酸
化アルミニウムの連続層は非−導電性であり、かくして
局部的元素(local elements)の生成を
防ぐ。これは、例えば画像層がハロゲン化銀を含有する
場合に重要である。しかしながら、支持体と放射線−感
受性層の間のさらに別の層、例えば親水性化層又はプラ
イミング層(priming layers)が同様に
可能である。セラミック材料の層を支持体に設けること
もできる(追加の粗面化)。支持体の厚さは一般に0.
1〜1.0mm、好ましくは0.2〜0.6mmであ
る。
び巻取ることができる(「コイル−ツウ−コイル」
法)。背面層は特に安定なので、最も高い圧力が支配
し、その上に最も大きい力が働くロールの内部でさえ、
それらは該方法において実質的に損傷を受けない。
UV線、可視光及び/又はIRあるいは熱線に対して感
受性であることができる。画像層中の放射線−感受性成
分は例えばジアゾニウム塩、光重合開始剤と重合可能な
モノマー(特に重合可能なエチレン性不飽和基を含有す
るモノマー)の組合わせ、照射されると酸を生成する化
合物と光化学的に生成する酸により開裂し得る化合物の
組合わせであることができる。画像層はさらにIR染
料、カーボンブラック及び/又は増感剤を含むことがで
きる。
くの場合、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−
もしくは−5−スルホン酸と少なくとも1つのフェノー
ル性ヒドロキシル基を含有する化合物のエステルが用い
られる。前記の化合物は好ましくは少なくとも3つのフ
ェノール性ヒドロキシル基を有する。エステル化のため
に3〜6つのフェノール性ヒドロキシル基を含有する化
合物が特別に好ましい。それらの例は2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4−トリヒドロキ
シ−3’−メチル−、−プロピル−もしくは−イソプロ
ピルベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロ
キシベンゾフェノン、2,3,4,2’,4’−ペンタ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,2’,3’,
4’−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン及び5,5’−
ジアシル−2,3,4,2’,3’,4’−ヘキサヒド
ロキシジフェニルメタンである。一般に、それらの中の
すべてのフェノール性ヒドロキシル基がエステル化され
るわけではない。全ヒドロキシル基に基づくエステル化
の程度は、典型的には60〜95%である。1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジド−4−もしくは−5−スルホ
ン酸のアミドは同様に適している。ピロガロールとアル
デヒドもしくはケトンの縮合の生成物ならびにアルキル
化フェノールとホルムアルデヒドの縮合の生成物も用い
られ得るエステル化成分である。放射線−感受性化合物
の含有率は、混合物の非−揮発性成分の合計重量に基づ
いて約1〜50重量%である。放射線−感受性成分とし
てナフトキノンジアジドスルホン酸エステル又は−スル
ホンアミドを含む画像層はUV及び可視光に対して特に
感受性である。
が、IR又は熱線により画像形成され得るポジティブ−
作用性画像層が同様に既知である(EP−A 900
653)。該層は放射線−感受性成分としてカーボンブ
ラック粒子又はIR領域において感受性の染料を分散形
態で含む。IR線、特にIRレーザー線は層において画
像通りの分化を起こさせ、照射された領域が現像液によ
り除去され得るようにする。
なくとも1つ含有する化合物と化学線に暴露されると強
酸を生成する化合物の組合わせを含むポジティブ−作用
性画像層を有する記録材料を用いることもできる。この
型の層は当該技術分野における熟練者に既知であり、多
数、例えばEP−A 717 317に、記載されてい
る。
合剤の他に、遊離基−重合可能な成分(モノマー)及び
化学線に暴露されるとモノマーの重合を開始させること
ができる開始剤を含む。開始剤は例えば光還元可能な染
料とメタロセン、特にチタノセンの組合わせである。モ
ノマーは多くの場合に遊離基−重合可能なアクリレート
又はメタクリレート基を含有する。そのような層の感光
度を、少なくとも1つの光酸化可能な基を含有するモノ
マーあるいは追加のオニウム化合物、特にヨードニウム
又はスルホニウム塩を用いることによりさらにもっと向
上させることができる。光重合可能な層は大気酸素によ
り損なわれる。従ってそれらは多くの場合、酸素に対し
て比較的非透過性であるが、水性現像液により再び完全
に除去され得るカバー層により保護される。
ン化銀を含むこともできる。その場合それはハロゲン化
銀乳剤層を含む。銀錯体拡散転写反転法(DTR法と略
される)により働く画像層が好ましい。その場合それ
は、EP−A 410 500、423 399又は8
83 027にもっと詳細に記載されている通り、2つ
又はそれより多い部分層から成る。最低の、すなわち支
持体に最も近い層は通常銀核を含む受容層である。核
は、適した現像薬がそれに作用すると、拡散して入った
銀錯体の現像を開始させ、銀画像を与える。現像核は好
ましくはコロイド銀、金、白金、パラジウム又は他の金
属の適用により作られる。それらはさらに重金属硫化物
又はセレン化物、例えばアンチモン、ビスマス、カドミ
ウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウム、白金、銀
又は亜鉛の硫化物を含むことができる。US−A 4,
563,410に記載されている硫化パラジウム及びニ
ッケル/銀硫化物、NiS・Ag2Sが特に適してい
る。重金属のポリセレニド又はポリスルフィドも適して
いる。さらに、ハレーション防止剤として染料又は顔料
が核層の成分として、又は別の層中に存在することがで
きる。染料又は顔料の型は、ハロゲン化銀乳剤層が感受
性であるスペクトルの領域に依存する。核層は非常に薄
く(一般に0.5μm未満);それは通常結合剤を含有
しない。すでに記載した通り、核層は絶対に必要なわけ
ではない。そのような層が存在しない場合、金属性支持
体の成分が現像核の役割を担う。最後に、画像受容層又
は核層を別の支持体上に配置することもできる。2つの
要素から成るこの型のDTR材料は一般的に既知であ
る。
水性フィルム−形成性ポリマー、例えばポリビニルアル
コールもしくはプルランの層を受容層の上に置く。次ぎ
がハロゲン化銀乳剤層である。ハロゲン化銀は例えば塩
化、臭化、臭化ヨウ化、塩化臭化ヨウ化銀又はそれらの
混合物である。ハロゲン化銀は有利にはハロゲン化銀の
合計重量に基づいて90重量%より多い塩化銀を含む。
さらに、少量の塩化ヨウ化銀及び/又は臭化銀も多くの
場合に存在する。乳剤層中のハロゲン化銀粒子は通常
0.05〜1.0μm、好ましくは0.25〜0.45
μmの平均寸法を有する。シェルと異なる組成を有する
粒子のコアによりそれらを作ることもできる。臭化銀は
多くの場合にコア中のみに位置する。この層のために用
いられる結合剤は一般に親水性コロイド、好ましくはゼ
ラチンである。ゼラチンは有利には硬膜されない。ゼラ
チンの代わりに、又はそれに追加して他のポリマー、例
えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルイミダゾール、ポリ(メタ)アクリルアミド、
ポリアクリル酸、セルロースもしくはセルロース誘導体
(特にヒドロキシアルキル−もしくはカルボキシメチル
セルロースのようなセルロースエーテル)、澱粉又はア
ルギネートを用いることもできる。最後に、乳剤層はハ
ロゲン化銀層の分光感度を調整するため、及び/又は望
ましくない光散乱を防ぐために染料も含むことができ
る。これらは例えばメチン、シアニンもしくはヘミシア
ニン染料である。最後に、ハロゲン化銀層は通常の乳剤
安定剤、例えばアザインデン、特にテトラ−もしくはペ
ンタアザインデンを含むことができる。アザインデンは
好ましくはアミノ又はヒドロキシル基により置換されて
いる。この型の置換アザインデンの例は4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザインデン
である。他の適した安定剤は第4級化ベンゾチアゾー
ル、ベンゾトリアゾール及び複素環式メルカプト化合
物、例えばメルカプト−置換テトラゾール及びピリミジ
ンである。この型のテトラゾールの例は1−[3−(2
−スルホベンゾイルアミノ)フェニル]−5−メルカプ
トテトラゾールである。
上に保護層を置くこともできる。それは一般に0.50
〜1.75g/m2、好ましくは0.60〜1.20g
/m2の重量を有し、有利には非硬膜ゼラチン(ゼラチ
ンの10重量%濃度水溶液は好ましくは40℃及びpH
6において20mPa・s未満の粘度を有する)を含
む。カバー層自身は染料及び/又は着色顔料及び/又は
艶消剤を含むことができる。本明細書において艶消剤は
一般に0.2〜10μm、好ましくは0.5〜6.0μ
mの平均直径を有する粒子から成る。
設けられるネガティブ−作用性層は、多くの場合にジア
ゾニウム塩重縮合生成物を含む。これらは特に芳香族ジ
アゾニウム塩の重縮合の生成物である。この型の重縮合
生成物は、中でもDE−A12 14 086(=US
−A 3,235,384)から既知である。それらは
一般に強力に酸性の媒体、好ましくは濃リン酸中におけ
る多環式芳香族ジアゾニウム化合物、好ましくは置換も
しくは非置換ジフェニルアミン−4−シアゾニウム塩と
活性カルボニル化合物、好ましくはホルムアルデヒドの
縮合により製造される。
ることもできる。この場合、通常それは導電性支持体上
に有機光伝導体を含有する光伝導層を含む。
常ポリマー性有機結合剤も含む。フェノール−ホルムア
ルデヒド縮合生成物が好ましく、ここで「フェノール」
という用語は置換されたフェノール、例えばレゾルシノ
ール、クレゾール、キシレノールなども意味すると理解
される。ホルムアルデヒドの他に、又はそれに加えて、
縮合のパートナーとして他のアルデヒドあるいは又ケト
ンを用いることもできる。ジイソシアナートとジオール
もしくはジアミンの反応の生成物、特に酸基を含有する
ものも適している。ビニル芳香族化合物、N−アリール
−(メタ)アクリルアミド又はアリール(メタ)アクリ
レートの単位を含有するポリマーも挙げねばならず、こ
こでこれらの単位はそれぞれ1つもしくはそれより多い
カルボキシル基、フェノール性ヒドロキシル基、スルフ
ァモイルもしくはカルバモイル基も含有する。
着色されるか、又は艶消される場合、この側の表面のB
ekk平滑度は一般に600s未満、好ましくは100
〜150sである。
理(画像通りの露出又は照射、現像など)は、背面コー
ティングのない記録材料の場合と実質的に同じ方法で行
われる。背面コーティングは処理化学品に対して抵抗性
なので、それは支持体への現像液による攻撃も防ぐ。こ
れは、アルミニウム支持体の場合に特に重要である。こ
れらはアルカリ性現像液、特に強力にアルカリ性の現像
液により攻撃され、それは現像液負荷(develop
er load)を増し、かくしてその有効寿命を短縮
する。
のである。その中でpbwは重量部を示す。パーセンテ
ージは、他にことわらなければ重量パーセントである。
ために以下の方法を用いる: ローラー適用法 R1−平滑表面のためのローラー適用 方法:逆−回転を用いる直接適用 システム:ラッカートラフ/cm当たり54本の線の格
子及び30oの傾斜を有するクロム彫刻ローラー(直径
は100mm)、彫刻ローラー上のプラスチック掻取り
刃 バンドへの適用の後、デイストリビューターローラーに
よりラッカーコートを平滑にした。分配ローラーは80
mmの直径を有する磨かれたクロムローラーであり、そ
の回りに自由に回転するバンドがゆるく輪にされ、且つ
それはバンドの回転と反対に200rpmで回転する。 基質:アルミニウムバンド、厚さ190μm 適用 パラメーター:バンド速度:40m/分 クロム彫刻ローラーの周速度:60m/分 デイストリビューターローラーの周速度:50m/分 UV硬化:200mW/cm、不活性ガスなし 表面は均一であり、且つ非常に平滑であった。Bekk
平滑度:1700s。 R2−微細に構造化された表面のためのローラー適用 方法:間接共−回転 システム:ラッカートラフ/クロムローラー(直径は1
00mm)、ゴム塗りローラー(EPDM、ショアー硬
度 72、直径 100mm);ラッカートラフ及びク
ロムローラー温度−制御 基質:ロール−増白(roll−brightene
d)アルミニウムバンド、厚さ140μm 適用 パラメーター:ラッカー温度:55℃ バンド速度:40m/分 クロム吸収ローラーの周速度:22m/分 クロムローラー/ゴムローラー間隙:0.4mm ゴム塗りローラーの周速度:32m/分 ゴムローラー/基質圧:4.5バール UV硬化:400mW/cm、不活性ガスなし 表面は縦方向に非常に微細に粗面化された構造を有し
た。Bekk平滑度:187s R3−溝構造のためのローラー適用 方法:間接共−回転 システム:ラッカートラフ/クロムローラー(直径は1
00mm)、ゴム塗りローラー(EPDM、ショアー硬
度 65、直径 80mm);ラッカートラフ及びクロ
ムローラー温度−制御 基質:ロール−増白アルミニウムバンド、厚さ190μ
m 適用 パラメーター:ラッカー温度:45℃ バンド速度:40m/分 クロム吸収ローラーの周速度:22m/分 クロムローラー/ゴムローラー間隙:0.6mm ゴム塗りローラーの周速度:32m/分 ゴムローラー/基質圧:4.5バール UV硬化:200mW/cm、不活性ガスなし 表面は微細な縦に配向した溝を示した。Bekk平滑
度:227s R4−線適用のための彫刻ローラー 方法:直接共−回転 システム:チャンバードクターブレードを有するクロム
彫刻ローラー(直径は250mm)。ハッチドローラー
(cm当たりに54本の線、28oの傾斜及び32ml
/m2の容量を有する線格子)を用いた。ラッカー貯蔵
タンク、チャンバードクターブレード及びクロム彫刻ロ
ーラー温度−制御 基質:予備処理されたアルミニウムバンドの背面、厚さ
140μm 適用 パラメーター:ラッカー温度:51℃ バンド速度:60m/分 彫刻ローラーの周速度:58m/分 クロムローラー/基質間隙:0.35mm UV硬化:63ppmの酸素含有率までの窒素不活性化
を以て600mW/cm硬化の後、表面はハッチドロー
ラーの幾何学における均一な斜線を示した。Bekk平
滑度:55s W4−彫刻ローラー適用 方法:間接共−回転、キスコート法による転移 システム:チャンバードクターブレードを有するセラミ
ック彫刻ローラー(直径は200mm)。32ml/m
2の容量を有する六角くぼみの格子を用いた。ゴム転移
ローラー(ポリウレタン、ショアー硬度 68、直径
200mm)。ラッカー貯蔵タンク、チャンバードクタ
ーブレード及びセラミック彫刻ローラー温度−制御 基質:アルミニウムバンド上の上記のコーティングの1
つの背面、厚さ150μm 適用 パラメーター:ラッカー温度:48℃ バンド速度:80m/分 セラミック彫刻ローラーの周速度:ゴムローラーと同じ方向にお いて80m/分 セラミックローラー/ゴムローラー間隙:0.35mm ゴム塗りローラーの周速度:79m/分 ゴムローラー上にアルミニウムバンドの端が入った跡の
可能な危険を減少させるために、キスコート法によりバ
ンドへの転移を行った。 UV硬化:600mW/cm、不活性ガスなし 表面は粗い粗面化された構造を有した。Bekk平滑
度:80s W5−構造化されたゴムローラーを用いるローラー適用 方法:間接逆−回転 システム:ラッカートラフ/クロムローラー(直径は1
00mm)、構造化されたゴム塗りローラー(ポリウレ
タン、ショアー硬度 78、直径 95mm)。ゴムロ
ーラー中に不織布を挿入し、ゴムコーティングの後に紙
−様の表面構造をローラーに与えた。ラッカートラフ及
びクロムローラーを温度−制御した。 適用 パラメーター:ラッカー温度:45℃ バンド速度:20m/分 クロム吸収ローラーの周速度:m/分 間隙:クロムローラー/ゴム転移ローラー:0.75mm ゴム転移ローラーの周速度:22m/分 圧力:ゴムローラー/基質:4.5バール UV硬化:200mW/cm、不活性ガスなし 表面は紙−様の構造を有した。Bekk平滑度:125
s。 スロットダイシステムによる適用 ウェブの移動に対して横に可能な最も均一なラッカー分
布を生ずるために、平面に平行な出口を有する通常のダ
イギャップと対照的に、その出口はその幅に及んで均一
でないが、代わりに多数の規則的な出口チャンネルの形
を示すギャップを用いた。これは、ダイギャップ中にラ
ッカーの流れの方向に縦に構造化されたマスクを置くこ
とにより成され、縦の線の断面はウェブに対して横にラ
ッカー出口の容積を決定する。ラッカー適用容積は、も
う完全にラッカーがウェブに対して横に流れず、縦に構
造化された表面を残すような方法で選ばれた。
形、U−形であるか、あるいは種々のデザインを有して
いることができる。チャンネルの分離は規則的又は不規
則的であることができる。ラッカー粘度を修正するため
に、ダイを温度−制御することができる。 S1−スロットダイシステム スロットダイは90oの角度及び250μmの底辺長
(base length)を有する均一な三角構造な
らびに250μmのチャンネル高を有するダイチャンネ
ル出口を有した。 バンド速度:12m/分 ダイ/バンド分離:30μm 適用容積:1cmのコーティング幅において2cm3/
分 基質:290μmの厚さを有するロール−増白アルミニ
ウムバンド cm当たりに4本の線を有する規則的な線パターンが得
られた。線の隆起(最低点と最高点の間の高さの差)は
最高で6μmであった。 スプレー適用 スプレーコーティングの間で、オレンジ−ピール構造
は、ラッカーがスプレーシステムにおいて噴霧されて小
滴となり、これらの滴が基質を打った後に再び流れて連
続した湿潤フィルムを形成しなければならないことによ
り生ずる望ましくない効果である。滴の直径、ラッカー
及び基質の表面張力、ラッカー粘度、滴の表面電荷及び
適用されるラッカーの合計量に依存して、滴構造のいく
らかは保持されるか、あるいは流れて完全に均一な湿潤
フィルムを形成する。
ラノグラフィー印刷版上のスペーサーとして適用するこ
とも既知である。 噴霧法:静電的支持体(electrostatic
support)を用いる高回転ベル 圧縮−空気噴霧 エアレス噴霧 純粋に静電的な噴霧法(例えばディスク、ESTAスプ
レーバー) SP−1 スプレー適用:静電的支持体を用いる高回転
ベル 下記に記載するラッカーの1つを、水平に配置されて高
速で回転するスプレーベル(「高回転ベル」)により噴
霧し、その下で動いている接地されたアルミニウムバン
ド上に堆積させた。スプレー部品の直前の温度−制御可
能な静電混合システムに通過させることにより、ラッカ
ーを58℃に加熱した。 スプレー噴霧条件:60mmの直径を有する高回転ベ
ル、速度 28,000rpm 充電 28kV バンドからの距離:210mm スプレーコーン幅 約500mm、 スプレー噴霧量(spray rate):30ml/
分 バンド速度:12m/分 オレンジ−ピール構造を有するコーティングが得られ
る。Bekk平滑度:250s SP−2 スプレー適用:圧縮空気噴霧 下記に記載するラッカーの1つを、圧縮空気を用いる二
−成分スプレーノズルにより噴霧し、上から下に垂直に
動いているアルミニウムバンド上に堆積させた。スプレ
ーノズルの前の電気ラッカーヒーターを通過させること
により、ラッカーを65℃に加熱した。 スプレー噴霧条件:0.45mmの直径及び4.5バー
ルの空気圧の二−成分ノズル バンドからの距離:150mm スプレー噴霧幅 約150mm スプレー噴霧量:22ml/分 バンド速度 10m/分 強いオレンジ−ピール構造を有するコーティングが得ら
れる。 背面コーティング: L1:80pbwの多官能基性アクリレートモノマー
(BASF AGからのRLaromer LR898
6) 20pbwの多官能基性アクリレートモノマー(BAS
F AGからのRLaromer DPGDA) 3pbwの、トリプロピレングリコールジアクリレート
(TPGDA)中のセルロースアセトブチレートの20
%濃度溶液(BASF AGからのCAB 551−
0.2) 2pbwの多官能基性アクリレートモノマー(UCB
S.A.からの REbecryl 170) 4pbwの光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン(Ciba Sp
ecialty ChemicalsからのRDaro
cur 1173) を、3g/m2の重量を有する湿潤フィルムが得られる
ようなやり方で適用した。続いて湿潤フィルムを160
W/cmの水銀蒸気ランプ下で20秒間露出した。室温
におけるラッカーの粘度は378mPa・sであった。 L2:15pbwのポリウレタン(Bayer AGか
らのRDesmodur2170)及び85pbwのブ
タノンを含む熱硬化性ラッカーを適用し、150℃のド
ライヤー温度で乾燥し、21g/m2の重量を有する層
を得た。室温(RT;23℃に対応する)におけるラッ
カー粘度は589mPa・sであった。 L3:N−メチルピロリドン(NMP)中で12%のポ
リエーテルスルホン(BASF AGからのRUltr
ason 6010)を適用し、150℃のドライヤー
温度で乾燥し、9g/m2の重量を有する層を得た。室
温における溶液の粘度は931mPa・sであった。
0に従って420のヒドロキシル価及び6000のGP
Cによる平均分子量(ポリスチレン標準)を有するクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック、3.2pbw
の、1.5モルの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホニルクロリドと1モルの2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノンのエステル化の生成物、0.
4pbwの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−
スルホニルクロリド、0.2pbwのビクトリア・ピュ
ア・ブルー(Victoria Pure Blue)
(カラーインデックス 44045)、100pbwま
での、THFと1−メトキシプロパン−2−オールの溶
媒混合物(50:50) 層重量:2g/m2 P2:7.8pbwの、DIN 53783/5324
0に従って420のヒドロキシル価及び6000のGP
Cによる平均分子量(ポリスチレン標準)を有するクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック、3.2pbw
の、1.5モルの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホニルクロリドと1モルの2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノンのエステル化の生成物、0.
4pbwの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−
スルホニルクロリド、0.2pbwのビクトリア・ピュ
ア・ブルー(カラーインデックス 44045)、0.
1pbwの、4μmの平均粒度を有するシリカゲル充填
剤、100pbwまでの、THFと1−メトキシプロパ
ン−2−オールの溶媒混合物(50:50) 層重量:2g/m2 P3:4.5pbwの、1,2−ジアゾ−ナフトキノン
−5−スルホニルクロリドとピロガロール−アセトン樹
脂のエステル化の生成物(US−A 3,635,70
9の実施例1を参照されたい)、11.0pbwのクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂 0.2pbwの2−(4−メトキシフェニル)−4,6
−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、0.1
pbwのオイル・ブルー(Oil Blue)#603
(Orient Chemical Industri
es Co.Ltd.)、0.04pbwのフルオロ界
面活性剤(Dainippon Ink and Ch
emicalsからのRMegafac F−17
7)、100.00pbwのブタン−2−オン、10
0.00pbwのプロピレングリコールモノメチルエー
テル層重量 2.0g/m2 この層を100℃で1分間乾燥した。続いて艶消層を以
下の通りに適用した:部分的に中和された(ナトリウ
ム、カリウムもしくはアンモニウム塩)MMA−エチル
アクリレート−アクリル酸コポリマー(重量比 65:
20:15)を水中に溶解して12%濃度の溶液を得
た。この溶液を回転静電スプレー装置を用いて適用した
(スプレーヘッドの速度 25,000rpm)。40
ml/分をスプレー噴霧し、スプレーヘッドにおける電
圧は−90kVであった。スプレー噴霧プロセスは25
℃及び50%大気湿度において行われた。コポリマー溶
液をスプレー噴霧してから2.5秒後にコピー層に蒸気
をスプレー噴霧し、次いで熱風(60℃、10%相対大
気湿度)を用いて5秒間乾燥した。6μmの平均高さ及
び30μmの長さ(extension)を有する隆起
を艶消層上に形成した。艶消層の平均厚さは0.15g
/m2であった。 P4:7.8pbwの、DIN 53783/5324
0に従って420のヒドロキシル価及び6000のGP
Cによる平均分子量(ポリスチレン標準)を有するクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック、3.2pbw
の、1.5モルの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホニルクロリドと1モルの2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノンのエステル化の生成物、0.
4pbwの1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−
スルホニルクロリド、0.2pbwのビクトリア・ピュ
ア・ブルー(C.I. 44045)、100pbwま
での、テトラヒドロフラン(THF)と1−メトキシプ
ロパン−2−オールの溶媒混合物(50:50) この層を100℃で1分間乾燥した。次いで層重量は
1.9g/m2と測定された。艶消層を以下の通りに適
用した:毛管を有する静電スプレー装置に35%のクレ
ゾール−ホルムアルデヒド樹脂及び65%のエチレング
リコールエチルエーテルアセテート(=2−エトキシエ
タノールアセテート)を含む溶液を装填した。溶液の導
電率は1.2x107pSm-1であった。−30kVの
電圧を適用した。次いで30℃の温度で、コーティング
される版から300mmの距離から、0.70cm3の
スプレー噴霧量においてコーティングを行った。この方
法で不連続層が得られ、その粒子は約30〜40μmの
直径を有し、コピー層を介して透過しなかった。 P5:4.70pbwの、DIN 53783/532
40に従って420のヒドロキシル価及び6000のG
PCによる平均分子量(ポリスチレン標準)を有するク
レゾール−ホルムアルデヒドノボラック、1.90pb
wの、2−エチルブチルアルデヒド及びトリエチレング
リコールから作られるポリアセタール、0.23pbw
の2−(4−スチリルフェニル)−4,6−ビストリク
ロロメチル−s−トリアジン、0.02pbwのクリス
タル・バイオレット(Crystal Viole
t)、0.10pbwの、4μmの平均粒度を有するシ
リカゲル充填剤、100.00pbwまでの、ブタン−
2−オンとエチレングリコールモノメチルエーテルの溶
媒混合物(90:10)。 層重量 1.9g/m2 N1 62.00pbwの、分子量MW=約80,00
0を有し、71%のビニルブチラール、2%の酢酸ビニ
ル及び27%のビニルアルコール単位を含有する無水マ
レイン酸−官能基化ポリビニルブチラール、21.00
pbwの、85%濃度リン酸中で1モルの3−メトキシ
−ジフェニルアミン−4−シアゾニウムサルフェート及
び4,4’−ビスメトキシメチルジフェニルエーテルか
ら製造され、メシチレンスルホネートとして単離される
ジアゾニウム塩重縮合生成物、2.50pbwのリン
酸、3.00pbwのビクトリア・ピュア・ブルー F
GA(C.I.Basic Blue 81)、0.7
0pbwのフェニルアゾジフェニルアミン、2.570
pbwのエチレングリコールモノメチルエーテル及び7
80pbwのブタン−2−オン。 N2 N1と同様であるが、さらに3μmの平均粒度を
有するシリカゲル充填剤を0.10pbw、 N3 N1と同様であるが、追加の艶消層を以下の通り
に適用する:部分的に中和された(ナトリウム、カリウ
ムもしくはアンモニウム塩)MMA−エチルアクリレー
ト−アクリル酸コポリマー(重量比 65:20:1
5)を水中に溶解する(12重量%濃度)。この溶液を
回転静電スプレー装置を用いて適用した(スプレーヘッ
ドの速度 25,000rpm)。40ml/分をスプ
レー噴霧し、スプレーヘッドにおける電圧は−90kV
であった。スプレー噴霧プロセスは25℃及び50%大
気湿度において行われた。コポリマー溶液をスプレー噴
霧してから2.5秒後にコピー層に蒸気をスプレー噴霧
し、次いで熱風(60℃、10%相対大気湿度)を用い
て5秒間乾燥した。6μmの平均高さ及び30μmの長
さ(extension)を有する隆起を艶消層上に形成した。艶
消層の平均厚さは0.15g/m2であった。
れ0.9g/m2であった(層N3の場合は艶消層の適
用の前)。 N4 4.50pbwの、100〜120の酸価及び平
均分子量MW=100,000を有する無水マレイン酸
とメチルメタクリレートのコポリマー、2.00pbw
のウレタンアクリレート(Roehm AGからのRP
lex 6661)、3.00pbwの、1モルのヘキ
サメチレンジアミンと2モルのヒドロキシエチルメタク
リレートとの反応の生成物、0.35pbwのフェニル
アクリジン、0.10pbwのロイコ・クリスタル・バ
イオレット(Leuko Crystal Viole
t)、0.05pbwのクリスタル・バイオレット、1
00.00pbwまでの、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル( RDowanol)とブタン−2−オン
の混合物(70:30)。
た。この放射線−感受性層に水溶性カバー層を適用し
た。この目的のために、以下のコーティング溶液を用い
た:7.00pbwの、12%のアセテート基を含有す
るポリビニルアルコール、0.01pbwの、8つのエ
チレンオキシド単位を有する脂肪族アルコールエトキシ
レート、100.00pbwまでの水。
であった。 T1 9.70pbwの、DIN 53783/532
40に従って420のヒドロキシル価及び6000のG
PCによる平均分子量(ポリスチレン標準)を有するク
レゾール−ホルムアルデヒドノボラック、0.80pb
wの、4000〜6000のMw及び2100〜310
0のMnを有するポリ(4−ヒドロキシスチレン)(M
aruzen Petrochemical Co.,
Ltd.からのRMaruka Lyncur M、等
級S2)、8.00pbwの5.00pbwのカーボン
ブラック(Degussa AGからのスペシャル・ブ
ラック(special black))、66.00
pbwの上記のノボラック(γ−ブチロラクトン中で3
0%濃度)、28.99pbwのγ−ブチロラクトン及
び0.01pbwのシリコーン消泡剤(Agfa−Ge
vaert AGからのRC31)を含むカーボンブラ
ック分散液、40.00pbwのプロピレングリコール
モノメチルエーテル、31.00pbwのアセトンなら
びに10.50pbwのγ−ブチロラクトン。 T2:9.00pbwの、乳化重合により製造される2
μmの平均粒度を有するポリスチレンラテックス(水中
で25%濃度) 27.10pbwのアニオン性シアニン染料、2−[2
−(2−クロロ−3−{2−[1,1−ジメチル−3−
(2−スルホエチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
インドール−2−イリデン]エチリデン}シクロヘキセ
−1−エニル)ビニル]−(1,1−ジメチル−1H−
ベンゾ[e]インドリウム−3−イル]エタンスルホネ
ート(トリエチルアンモニウム塩)、EP−A 908
305中の式(I)を参照されたい 27.00pbwの、5000,000の平均分子量
(PMMA標準を用いてDMAC中におけるGPCによ
り決定される)を有するポリアクリル酸0.50pbw
のフルオロ界面活性剤(Dainippon Ink
&ChemicalsからのRMegaFac F−1
77) 100pbwまでの脱イオン水を2g/m2の層を得る
ようなやり方で適用した。 A1 最初に、2.3mgの銀核(コロイド銀から調
製)を含む核層を形成した。結合剤(プルラン)及び着
色顔料(RLevanyl Red分散液)の混合物を
含む中間層をこの核層に適用した。中間層は0.1g/
m2のプルラン及び0.2g/m2のLevanyl R
ed分散液を含んだ。
カドミウム−非含有ゼラチン/塩化ヨウ化銀乳剤(重量
比 99.75:0.25)を適用した。この層はさら
にAgXのモル当たり1ミリモルの4−ヒドロキシ−6
−メチル−1,3,3a,7−テトラアザインデン及び
2.2ミリモルの1−[3−(2−スルホベンゾイルア
ミノ)フェニル]−5−メルカプトテトラゾールを含ん
だ。ハロゲン化銀は2.4g/m2の硝酸銀に対応する
量で適用された。ゼラチンは1.6g/m2の量で適用
された。ゼラチンは2種類の型を含み、その1つは21
mPa・sの粘度を有し(0.7g/m2)、他は14
mPa・sの粘度を有した(0.9g/m2)。
する0.7g/m2のゼラチン、0.1g/m2のLev
anyl Red分散液及び7.5μmの粒径を有する
0.12g/m2の艶消剤を含むカバー層をハロゲン化
銀乳剤層に適用した。 E1 6.50pbwの、100,000の平均分子量
Mwを有するスチレン−MAコポリマー(スチレン/M
A=1.4)、4.00pbwの2,5−ビス(4−ジ
エチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾー
ル、45.00pbwのアセトン中の0.02pbwの
ローダミン FB(Rhodamine FB)(C.
I. 45170)及び0.02pbwのアクリフラビ
ンならびに45.00pbwのγ−ブチロラクトン。
版からの複写において技術的差を示さなかった。背面コ
ーティングのない変法の欠点は先行技術において十分に
説明されているので、比較のために背面コーティングな
しの実施例を記録することはしなかった。 試験1:比較的高い重量の影響下における保存の後の外
観(条件:50℃及び50%相対大気湿度において2週
間、50kgの加重を追加して、600x800mmの
版を100個含むスタック) −− = 粘着の故に大−面積の層が剥離 − = 部分的層が剥離 0 = 版の10%より多くにおける初期の粘着のた
めのピンホールあるいは拡散プロセスの故の視覚的外観
の変化 + = 実質的層保持 ++ = 実質的に層剥離なし−傷の率は3%未満。 試験2:保存の後の商業的に入手可能な自動処理プラン
トのグリッハーを用いるスタックの持ち上げ。500個
の版中の、持ち上げる際に傷が起こるパーセンテージを
評価した: −− = 版の10%より多くにおいて傷 − = 10%までにおいて傷 0 = 5%までにおいて傷 + = 3%までにおいて傷 ++ = 傷なし 試験結果を下記の表において示す。
Claims (17)
- 【請求項1】 ウェブ−もしくはプレート−型支持体、
支持体の前面上の放射線−感受性層及び背面上の顔料粒
子−非含有連続層を有し、背面層が本質的に少なくとも
45℃のガラス転移温度Tgを有する有機ポリマー材料
から成り、その表面が5〜800sのBekk平滑度を
有することを特徴とするオフセット印刷版の作製のため
の記録材料。 - 【請求項2】 有機ポリマー材料が熱及び/又はUV線
の作用により熱的に架橋されたポリマーであることを特
徴とする請求項1に従う記録材料。 - 【請求項3】 背面層が5〜600sのBekk平滑度
を有することを特徴とする請求項1又は2に従う記録材
料。 - 【請求項4】 背面層がその表面上に縦もしくは横の溝
から成る構造を有し、ここで互いに対するRa値の比率
が好ましくは少なくとも5であり、互いに対するRz比
の比率が好ましくは少なくとも6であることを特徴とす
る請求項1〜3の1つもしくはそれより多くに従う記録
材料。 - 【請求項5】 背面層の構造が方向−依存性であること
を特徴とする請求項1〜3の1つもしくはそれより多く
に従う記録材料。 - 【請求項6】 支持体の前面上に位置する放射線−感受
性層がポジティブ−作用性であることを特徴とする請求
項1〜5の1つもしくはそれより多くに従う記録材料。 - 【請求項7】 支持体の前面上に位置する放射線−感受
性層がネガティブ−作用性であることを特徴とする請求
項1〜5の1つもしくはそれより多くに従う記録材料。 - 【請求項8】 支持体の前面上に位置する放射線−感受
性層がハロゲン化銀に基づいて働くことを特徴とする請
求項1〜5の1つもしくはそれより多くに従う記録材
料。 - 【請求項9】 支持体の前面上に位置する放射線−感受
性層が熱的ポジティブ−作用性又は熱的ネガティブ−作
用性であることを特徴とする請求項1〜5の1つもしく
はそれより多くに従う記録材料。 - 【請求項10】 背面層をローラー適用により適用する
ことを特徴とする請求項1〜9の1つもしくはそれより
多くに従う記録材料の製造法。 - 【請求項11】 ローラー適用が直接ローラー適用であ
ることを特徴とする請求項10に従う方法。 - 【請求項12】 ローラー適用が間接ローラー適用であ
ることを特徴とする請求項10に従う方法。 - 【請求項13】 彫刻ローラーを用いてローラー適用を
行うことを特徴とする請求項10に従う方法。 - 【請求項14】 構造化されたゴムローラーを用いてロ
ーラー適用を行うことを特徴とする請求項10に従う方
法。 - 【請求項15】 スロットダイシステムにより背面層を
適用することを特徴とする請求項1〜9の1つもしくは
それより多くに従う記録材料の製造法。 - 【請求項16】 スプレー適用により背面層を適用する
ことを特徴とする請求項1〜9の1つもしくはそれより
多くに従う記録材料の製造法。 - 【請求項17】 室温(23℃)において80〜100
0mPa・s、好ましくは100〜600mPa・sの
粘度を有するラッカーから背面層を形成することを特徴
とする請求項10〜16の1つもしくはそれより多くに
従う方法。
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