JP2002254649A - プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法 - Google Patents

プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法

Info

Publication number
JP2002254649A
JP2002254649A JP2001061887A JP2001061887A JP2002254649A JP 2002254649 A JP2002254649 A JP 2002254649A JP 2001061887 A JP2001061887 A JP 2001061887A JP 2001061887 A JP2001061887 A JP 2001061887A JP 2002254649 A JP2002254649 A JP 2002254649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head chip
head
ejection
ink droplets
landing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001061887A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001061887A priority Critical patent/JP2002254649A/ja
Priority to US10/086,901 priority patent/US6764164B2/en
Priority to KR1020020011553A priority patent/KR20020071741A/ko
Priority to DE60226290T priority patent/DE60226290T2/de
Priority to SG200201292A priority patent/SG95689A1/en
Priority to EP02004957A priority patent/EP1238805B1/en
Priority to CNB021237123A priority patent/CN1205042C/zh
Publication of JP2002254649A publication Critical patent/JP2002254649A/ja
Priority to US10/837,056 priority patent/US6886899B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/145Arrangement thereof
    • B41J2/155Arrangement thereof for line printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドチップを並設してプリンタヘッドを構
成する場合に、ヘッドチップ間の着弾位置ズレによるス
ジを目立たなくする。 【解決手段】 インク液滴を吐出するための吐出部30
を印画ライン方向に複数整列させたヘッドチップ20
(20A、20B、・・)を、印画ライン方向に複数並
設することにより、ラインヘッドを形成したプリンタヘ
ッド10において、隣接するヘッドチップ20の複数の
吐出部30がオーバーラップ部を有するように配置する
とともに、隣接するヘッドチップ20のうち、一方のヘ
ッドチップ20のオーバーラップ部の吐出部30から吐
出されるインク液滴の着弾間隔と、他方のヘッドチップ
20のオーバーラップ部の吐出部30から吐出されるイ
ンク液滴の着弾間隔とが異なるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルインクジ
ェットラインプリンタ等に用いられるプリンタヘッド
と、そのプリンタヘッドを備えるプリンタ、及びプリン
タヘッドの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のサーマルインクジェッ
トラインプリンタにおけるプリンタヘッドの一例を示す
図である。ラインプリンタにおいては、印画対象体に対
して、1ラインを1回で印画するため、複数のヘッドチ
ップ1(1A、1B、・・)を印画ライン方向に並設し
たものである。図11では、2つのヘッドチップ1A及
び1Bのみを図示しているが、図中、左右方向に複数の
ヘッドチップ1が並設されている。
【0003】また、隣接するヘッドチップ1では、上下
に位置がずれて配置されている。これは、図11におい
て、上側のヘッドチップ1Aと下側のヘッドチップ1B
との間にインク流路を設けているためである。これら上
下のヘッドチップ1A、1Bは、印画結果が一列になら
ぶよう吐出タイミングをずらして吐出される。
【0004】各ヘッドチップ1には、それぞれ複数の吐
出部が設けられている。吐出部は、印画ライン方向に整
列されている。また、図11に示すように、各吐出部
は、それぞれ所定間隔を介して配置されている。図11
の例では、吐出部の間隔はLである。これは、全てのヘ
ッドチップ1において共通する。
【0005】さらにまた、図11に示すように、ヘッド
チップ1Aの右端部の吐出部と、ヘッドチップ1Aに隣
接するヘッドチップ1Bの左端部の吐出部とは、印画ラ
イン方向で、間隔Lを隔てて配置される。このようにす
れば、複数のヘッドチップ1を用いてインク液滴を着弾
させても、全てのインク液滴を間隔Lで印画対象体に着
弾させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドチップ
1の位置精度や、インク液滴を加熱して吐出させるため
のヒーター(図示せず)の取付け位置精度、あるいはノ
ズル2の位置精度等により、本来の設計値どおりの位置
にはインクは着弾されない。特に各ヘッドチップ1ごと
に特性が大きく異なる可能性がある。このため、各ヘッ
ドチップ1ごとに印画対象体に着弾されたインク液滴間
のピッチにバラツキが生じていた。
【0007】この問題は、ヒーター位置とノズル2の位
置がずれると特に顕著にあらわれる。このズレの着弾位
置への影響は吐出部の構成等により変化するが、ヒータ
ー位置とノズル2の位置のセンターが1μmずれただけ
で吐出方向として0.2度傾くものもある。この場合だ
と、吐出部と印画対象体が2mmはなれていた場合、ド
ットの着弾位置が正規の位置より7μmもずれることに
なってしまう。したがって、たとえばヒーターの位置は
正規の位置にあったとしても、ノズル2の位置が一方の
ヘッドチップ1では吐出部並び方向に対して正規の位置
より−1μmずれ、もう一方のヘッドチップ1では吐出
部並び方向に対して正規の位置より+1μmずれていた
とすると、吐出部から2mmはなれた印画対象体への着
弾位置としては、正規の位置より一方は−7μm、もう
一方は+7μmずれるので、トータル14μm間隔が広
がることになる。
【0008】図12は、印画対象体にインク液滴を吐出
したときの様子を示す図である。図12において、左半
分の黒丸で示したものは、ヘッドチップ1Aにより着弾
したものを示し、右半分の白丸で示したものは、ヘッド
チップ1Bにより着弾したものを示す。
【0009】ここで、図12(a)は、ヘッドチップ1
Aと1Bとの相対着弾位置ズレがないものを示してい
る。(a)の場合は、ヘッドチップ1Aによる右端部の
インク液滴の着弾位置と、ヘッドチップ1Bによる左端
部のインク液滴の着弾位置との間隔は、各ヘッドチップ
1におけるインク液滴の着弾位置間隔(L)と略同一で
あり、つなぎ目にスジは発生していない。
【0010】これに対し、図12(b)及び(c)は、
ヘッドチップ1Aと1Bとの相対着弾位置ズレが生じて
いる例を示す。図12(b)は、ヘッドチップ1Aと1
Bとの着弾間隔がLより広くなっているものを示してお
り、同図(c)は、ヘッドチップ1Aと1Bとの着弾間
隔がLより狭くなっているものを示している。これによ
り、図12(b)の場合は、ヘッドチップ1Aと1Bと
の相対着弾位置ズレが白いスジ状に見え、同図(c)の
場合は、黒いスジ状に見えてしまうという問題があっ
た。
【0011】このような、ヘッドチップ1間の着弾位置
ズレの発生を防止するためには、ノズル2やヒーターの
取付け精度を高めることになるが、その精度を高めるの
には限界があった。
【0012】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、ヘッドチップを並設してプリンタヘッドを構成す
る場合に、ヘッドチップ間の着弾位置ズレによるスジを
目立たなくすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。請求項1の発明
は、インク液滴を吐出するための吐出部を印画ライン方
向に複数整列させたヘッドチップを、印画ライン方向に
複数並設することにより、ラインヘッドを形成したプリ
ンタヘッドにおいて、第1ヘッドチップと第2ヘッドチ
ップとの隣接部分に位置する双方の複数の前記吐出部が
オーバーラップするように配置するとともに、前記第1
ヘッドチップのオーバーラップした部分の前記吐出部か
ら吐出されるインク液滴の着弾間隔と、前記第2ヘッド
チップのオーバーラップした部分の前記吐出部から吐出
されるインク液滴の着弾間隔とが異なるようにしたこと
を特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載のプリ
ンタヘッドにおいて、前記第1ヘッドチップのオーバー
ラップした部分の各前記吐出部のノズルの間隔と、前記
第2ヘッドチップのオーバーラップした部分の各前記吐
出部のノズルの間隔とが異なるように形成されているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のプリンタヘッドにおいて、前記第1ヘッドチッ
プのオーバーラップした部分の各前記吐出部のヒーター
の間隔と、前記第2ヘッドチップのオーバーラップした
部分の各前記吐出部のヒーターの間隔とが異なるように
形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのうち
の一方は、オーバーラップした部分の前記吐出部から吐
出されるインク液滴の着弾間隔がオーバーラップした部
分以外の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間
隔より広くなるように形成され、他方は、オーバーラッ
プした部分の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着
弾間隔がオーバーラップした部分以外の前記吐出部から
吐出されるインク液滴の着弾間隔より狭くなるように形
成されていることを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのうち
の一方は、オーバーラップした部分の前記吐出部を含め
て、各前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間隔
が等しくなるように形成され、他方は、オーバーラップ
した部分の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾
間隔が前記一方のオーバーラップした部分の前記吐出部
から吐出されるインク液滴の着弾間隔と異なるように形
成されていることを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのオー
バーラップした部分の複数の前記吐出部のうち、印画時
に使用する前記吐出部に関する情報を記憶する吐出部情
報記憶手段を備えることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドを備えるこ
とを特徴とするプリンタである。
【0020】請求項8の発明は、請求項6に記載のプリ
ンタヘッドを備えるプリンタであって、前記吐出部情報
記憶手段に記憶された、印画時に使用する前記吐出部に
関する情報を読み取る吐出部情報読取り手段と、前記吐
出部情報読取り手段で読み取った情報に基づいて、前記
プリンタヘッドのオーバーラップした前記吐出部による
インク液滴の吐出を制御する吐出制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項9の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドの駆動方法
であって、前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチッ
プとのオーバーラップした部分の前記吐出部のうち、前
記第1ヘッドチップの特定の前記吐出部によるインク液
滴の着弾位置と、前記第2ヘッドチップの特定の前記吐
出部によるインク液滴の着弾位置との印画ライン方向に
おける間隔が、前記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘッ
ドチップのオーバーラップした部分以外の前記吐出部に
よるインク液滴の着弾位置の印画ライン方向における間
隔に最も近い位置で、前記第1ヘッドチップの前記吐出
部によるインク液滴の吐出から前記第2ヘッドチップの
前記吐出部によるインク液滴の吐出に切り替えるよう
に、前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチップとを
駆動することを特徴とする。
【0022】請求項10の発明は、請求項9に記載のプ
リンタヘッドの駆動方法において、前記第1ヘッドチッ
プ又は前記第2ヘッドチップの一方のオーバーラップし
た部分の前記吐出部において、インク液滴の吐出を少な
くとも1吐出部分ずらしたときに、前記第1ヘッドチッ
プの特定の前記吐出部によるインク液滴の着弾位置と、
前記第2ヘッドチップの特定の前記吐出部によるインク
液滴の着弾位置との印画ライン方向における間隔が、前
記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘッドチップのオーバ
ーラップした部分以外の前記吐出部によるインク液滴の
着弾位置の印画ライン方向における間隔に最も近くなる
ときは、その位置で前記第1ヘッドチップの前記吐出部
によるインク液滴の吐出から前記第2ヘッドチップの前
記吐出部によるインク液滴の吐出に切り替えるととも
に、前記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘッドチップの
一方のオーバーラップした部分の前記吐出部によるイン
ク液滴の吐出用データを少なくとも1吐出部分ずらすよ
うにして、前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチッ
プとを駆動することを特徴とする。
【0023】本発明においては、隣接する第1ヘッドチ
ップと第2ヘッドチップとの複数の吐出部がオーバーラ
ップするように配置される。また、第1ヘッドチップの
オーバーラップした部分によるインク液滴の着弾間隔
と、第2ヘッドチップのオーバーラップした部分による
インク液滴の着弾間隔とが異なる。
【0024】したがって、第1ヘッドチップのオーバー
ラップした部分による特定のインク液滴の着弾と、第2
ヘッドチップのオーバーラップした部分による特定のイ
ンク液滴の着弾との間隔が最も正規の間隔に近い位置
で、第1ヘッドチップによるインク液滴の着弾から、第
2ヘッドチップによるインク液滴の着弾に切り替えるこ
とにより、ヘッドチップ間のインク液滴の着弾のつなぎ
目を目立たなくすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1(a)は、本発明
によるプリンタヘッドの一実施形態を示す平面図であ
る。このプリンタヘッド10は、サーマルインクジェッ
トラインプリンタに適用されるものである。
【0026】プリンタヘッド10は、複数のヘッドチッ
プ20(20A、20B、・・)を、印画ライン方向に
並設するとともに、隣接するヘッドチップ20間では、
上下方向に所定量ずらして配置したものである。これ
は、上側に配置されたヘッドチップ20と下側に配置さ
れたヘッドチップ20との間にインク流路(図示せず)
を形成し、そのインク流路を通じて各ヘッドチップ20
にインク液を供給するようにしているためである。
【0027】また、図1(b)は、図1(a)中、A部
の拡大図である。図1(b)に示すように、各ヘッドチ
ップ20には、インク液滴を吐出するための吐出部30
が整列されている。そして、隣接するヘッドチップ20
間では、複数の吐出部30が印画ライン方向でオーバー
ラップするように配置されている。以下、この部分をオ
ーバーラップ部と称する。図1(b)の例では、ヘッド
チップ20Aと20Bとの各16個の吐出部30がオー
バーラップ部に位置している。
【0028】図2は、隣接するヘッドチップ20の各オ
ーバーラップ部近傍の吐出部30からインク液滴を吐出
させ、印画対象体に着弾させた状態を示す平面図であ
る。図中、黒丸で示す部分は、オーバーラップ部以外の
吐出部30で吐出されたものを示し、白丸は、オーバー
ラップ部の吐出部30で吐出されたものを示す。図2に
おいて、インク液滴の着弾間隔のうち、オーバーラップ
部以外の間隔を、それぞれLとする。このとき、図中、
上側のオーバーラップ部の着弾間隔が(L+α)となる
ように設定されている。
【0029】これに対し、図中、下側のオーバーラップ
部の着弾間隔が(L−α)となるように設定されてい
る。すなわち、上側のオーバーラップ部のインク液滴の
着弾間隔は、オーバーラップ部以外のインク液滴の着弾
間隔よりαだけ広くなるように設定されている。これに
対し、下側のオーバーラップ部のインク液滴の着弾間隔
は、オーバーラップ部以外のインク液滴の着弾間隔より
αだけ狭くなるように設定されている。
【0030】また、各オーバーラップ部の吐出部30の
数をN(図2の例では16個)とすると、オーバーラッ
プ部全体での長さは、上側では(L+α)×Nとなり、
下側では(L−α)×Nとなる。また、図2中のL2
は、L×(N+1)に設定されている。この結果、各オ
ーバーラップ部の中間位置で、上側の着弾位置と下側の
着弾位置との印画ライン方向での着弾間隔が、オーバー
ラップ部以外の着弾間隔であるLとなるように設定され
ている。
【0031】すなわち、上側のオーバーラップ部におい
て左側から(L+α)×N/2に位置する着弾と、下側
のオーバーラップ部において右側から(L−α)×N/
2に位置する着弾との間隔がLに設定されている。
【0032】次に、オーバーラップ部でインク液滴の着
弾間隔を変える方法について説明する。図3は、ヘッド
チップ20の各吐出部30の構造を示す断面図である。
図3では、3つの吐出部30を図示している。吐出部3
0において、ヒーター22は、インク液滴を加熱するた
めのものであり、たとえばシリコンの基板23上に設け
られており、所定の駆動回路によってその駆動が制御さ
れる。また、この基板23上には、ヒーター22及びた
とえば樹脂でできた隔壁24が設けられている。
【0033】この隔壁24により、ヒーター22を有す
るインク液室25が形成される。さらに、隔壁24上に
はノズルシート26が形成されている。ノズルシート2
6には、円形状に開口されたノズル21が形成されてい
る。
【0034】そして、インクタンク(図示せず)からイ
ンク流路(図示せず)に導かれたインクは、インク液室
25に案内され、そのインク液室25内でヒーター22
によって加熱される。そして、この加熱時のエネルギー
によりインク液滴をノズル21から吐出させる。
【0035】ここで、オーバーラップ部以外の吐出部3
0は、ヒーター22の中心ラインとノズル21の中心ラ
インとが一致するように、ヒーター22とノズルシート
26とが相対的に配置される。さらに、各中心ラインの
間隔は、図2で示した寸法Lの間隔である。
【0036】図4は、ヘッドチップ20のオーバーラッ
プ部とオーバーラップ部以外の部分とにおける、並設さ
れた吐出部30の寸法を示す断面図であり、(a)〜
(c)は、それぞれ3つの異なる例を示すものである。
図中、左側の3つの吐出部30は、オーバーラップ部以
外のものを示し、右側の3つの吐出部30は、オーバー
ラップ部のものを示す。
【0037】先ず、図中(a)の例では、ヒーター22
の配置間隔は、オーバーラップ部とオーバーラップ部以
外の間隔とで等しく、Lに設定されている。また、ノズ
ル21の配置間隔は、オーバーラップ部以外の部分で
は、ヒーター22の配置間隔に等しくLに設定されてい
る。これに対し、オーバーラップ部のノズル21の配置
間隔は、ヒーター22の配置間隔Lより広く、(L+△
1)に設定されている。
【0038】また、図中(b)の例では、ノズル21の
配置間隔は、オーバーラップ部とオーバーラップ部以外
の間隔とで等しく、Lに設定されている。また、ヒータ
ー22の配置間隔は、オーバーラップ部以外の部分で
は、ノズル21の配置間隔に等しくLに設定されてい
る。これに対し、オーバーラップ部のヒーター22の配
置間隔は、ノズル21の配置間隔Lより狭く、(L−△
2)に設定されている。
【0039】さらにまた、図中(c)の例では、オーバ
ーラップ部以外の部分における、ヒーター22の配置間
隔及びノズル21の配置間隔は、ともにLに設定されて
いる。また、オーバーラップ部では、ヒーター22の配
置間隔及びノズル21の配置間隔は、ともにオーバーラ
ップ部以外の部分の間隔より広く、(L+△3)に設定
されている。
【0040】以上より、(a)及び(b)の例では、オ
ーバーラップ部では、ヒーター22の中心ラインとノズ
ル21の中心ラインとが所定量ずれることとなる。これ
に対し、(c)の例では、オーバーラップ部であって
も、ヒーター22の中心ラインとノズル21の中心ライ
ンとが一致する。
【0041】図5は、吐出されたインク液滴の軌道を説
明する図である。図5(a)は、図4(a)に相当する
ものであり、図5(b)は、図4(c)に相当するもの
である。
【0042】図5(a)の例では、ノズル21の中心ラ
インとヒーター22の中心ラインとが一致しない。この
ため、インク液滴は、ノズル21の中心ラインから所定
角度だけずれて吐出される。よって、この場合には、イ
ンク液滴の吐出位置から印画面までのギャップR1、R
2が大きいほど、着弾位置のずれ量が大きくなる。例え
ば、ギャップがR1からR2に倍になると、ずれ量も倍
になる。
【0043】これに対し、図5(b)の例では、ノズル
21の中心ラインとヒーター22の中心ラインとが一致
するため、吐出されたインク液滴は、ノズル21の中心
ラインに並行に吐出される。これは、ノズル21及びヒ
ーター22の配置間隔がオーバーラップ部より広い場合
であっても、狭い場合であっても同様である。よって、
この場合には、ギャップがR1からR2に変化してもず
れ量に変化はない。
【0044】なお、図4(b)で示したように、オーバ
ーラップ部において、ヒーター22の間隔がノズル21
の間隔より狭い場合であっても、図5(a)と同様に、
インク液滴は、ノズル21の中心ラインから所定角度だ
けずれて吐出される。ノズル21の間隔が寸法Lより広
く、かつヒーター22の間隔が寸法Lより狭い場合、又
は、ノズル21の間隔が寸法Lより狭く、かつヒーター
22の間隔が寸法Lより広い場合も同様である。
【0045】以上より、(1)ヒーター22の間隔をオ
ーバーラップ部とオーバーラップ部位以外の部分とで同
一にするとともに、オーバーラップ部ではノズル21の
間隔をヒーター22の間隔より広くした場合、(2)ノ
ズル21の間隔をオーバーラップ部とオーバーラップ部
以外の部分とで同一にするとともに、オーバーラップ部
ではヒーター22の間隔をノズル21の間隔より狭くし
た場合、(3)オーバーラップ部ではヒーター22の間
隔をオーバーラップ部以外の部分より狭くし、かつノズ
ル21の間隔をオーバーラップ部以外の部分より広くし
た場合、(4)オーバーラップ部において、ノズル21
及びヒーター22の間隔をともにオーバーラップ部以外
の部分より広くした場合には、オーバーラップ部では、
インク液滴の着弾間隔がオーバーラップ部以外の部分よ
りも広くなる。
【0046】同様に、(1)ヒーター22の間隔をオー
バーラップ部とオーバーラップ部以外の部分とで同一に
するとともに、オーバーラップ部ではノズル21の間隔
をヒーター22の間隔より狭くした場合、(2)ノズル
21の間隔をオーバーラップ部とオーバーラップ部以外
の部分とで同一にするとともに、オーバーラップ部では
ヒーター22の間隔をノズル21の間隔より広くした場
合、(3)オーバーラップ部ではヒーター22の間隔を
オーバーラップ部以外の部分より広くし、かつノズル2
1の間隔をオーバーラップ部以外の部分より狭くした場
合、(4)オーバーラップ部において、ノズル21及び
ヒーター22の間隔をともにオーバーラップ部以外の部
分より狭くした場合には、オーバーラップ部では、イン
ク液滴の着弾間隔がオーバーラップ部以外の部分よりも
狭くなる。
【0047】上記のうち、いずれかを採用することによ
り、隣接するヘッドチップ20において、一方のヘッド
チップ20のオーバーラップ部のインク液滴の着弾間隔
を広くし、他方のヘッドチップ20のオーバーラップ部
のインク液滴の着弾間隔を狭くするようにする。
【0048】ここで、ノズル21の間隔を変化させる場
合において、インク液室25の上面領域内にノズル21
の開口領域が存在することが必要である。これに対し、
ヒーター22の間隔を変化させる場合において、インク
液室25内にヒーター22が存在することが必要であ
る。
【0049】よって、図4の(a)、(b)のようにノ
ズル21の間隔のみを変化させたときや、ヒーター22
の間隔のみを変化させたとき、あるいはノズル21とヒ
ーター22を異なる間隔で変化させたときには、ノズル
21やヒーター22の位置精度に対する余裕が小さくな
る。一方、図4(c)のように、隔壁24の間の距離が
一定のままノズル21の間隔とヒーター22の間隔とを
ともに変化させた場合には、ノズル21やヒーター22
の位置精度に対する余裕はオーバーラップ部以外と同等
である。
【0050】続いて、ヘッドチップ20の駆動方法につ
いて、より具体的に説明する。本実施形態では、隣接す
る一対のヘッドチップ20のうち、一方のヘッドチップ
20の特定の吐出部30によるインク液滴の着弾位置
と、他方のヘッドチップ20の特定の吐出部30による
インク液滴の着弾位置との印画ライン方向における間隔
がオーバーラップ部以外の着弾間隔に最も近い位置で、
一方のヘッドチップ20によるインク液滴の吐出から、
他方のヘッドチップ20によるインク液滴の吐出に切り
替えるように、各ヘッドチップ20を駆動する。このよ
うにすれば、ヘッドチップ20間でのインク液滴の着弾
位置ズレをなくすことができるか、あるいは目立たない
ようにすることができる。
【0051】図6は、ヘッドチップ20のインク液滴の
吐出の切り替えについての第1実施形態を説明する図で
ある。図6(a)〜(e)において、上段に示すインク
液滴の着弾は、隣接するヘッドチップ20のうち、一方
のヘッドチップ20によるものであり、下段に示すイン
ク液滴の着弾は、他方のヘッドチップ20によるもので
ある。なお、図6は、ヘッドチップ20のオーバーラッ
プ部のノズル21とヒーター22のセンター位置を相対
的に異ならせて、オーバーラップ部のインク液滴の着弾
間隔が異なるようにしたものである。
【0052】先ず、図6(a)は本例におけるインク着
弾の設計値であり、各ヘッドチップ20のオーバーラッ
プ部によって、それぞれ16個のインク液滴が吐出可能
なものとする。また、双方のヘッドチップ20における
オーバーラップ部以外のインク液滴の着弾間隔は、4
2.3μmであるとする。
【0053】また、図中、上側のオーバーラップ部で
は、着弾間隔がオーバーラップ部以外の部分より1.3
μm広い43.6μmに設定されている。さらに、図
中、下側のオーバーラップ部では、着弾間隔がオーバー
ラップ部以外の部分より1.3μm狭い41.0μmに
設定されている。
【0054】実際の装置では、ノズル21やヒーター2
2の位置精度によりこれらの値は多少ばらつくが、同一
のヘッドチップ20内での隣り合う吐出部30間の精度
はかなり高いので、おおむねこの設計値に近い値になる
が、ヘッドチップ20間ではこれらの位置精度が大きく
異なるので、相対的に着弾位置がずれることになる。図
6(b)は、一方のヘッドチップ20と他方のヘッドチ
ップ20との相対着弾位置ズレが0μmである例を示し
ている。この場合には、上側のオーバーラップ部のう
ち、左から数えて8番目のインク液滴と、下側のオーバ
ーラップ部のうち、左から数えて9番目のインク液滴と
の印画方向での着弾間隔が42.3μmとなる。すなわ
ちこの着弾間隔は、オーバーラップ部以外の着弾間隔に
等しい。よって、この位置で、一方のヘッドチップ20
から他方のヘッドチップ20にインク液滴の吐出を切り
替えれば、ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立たなく
することができる。
【0055】図6(c)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが+13
μmである例を示している。ここで、説明を図2に戻
す。図2において、一方のヘッドチップ20と他方のヘ
ッドチップ20との相対着弾位置ズレをβとする。この
とき、図中、上側のオーバーラップ部で、左から数えて
K番目までインク液滴を吐出し、下側のオーバーラップ
部では左から数えてK+1番目からインク液滴を吐出し
たとき、一方のヘッドチップ20と他方のヘッドチップ
20との着弾間隔がオーバーラップ部以外の着弾間隔L
に最も近づくとき、Aの位置から上側のオーバーラップ
部の切替え位置までは、 (L+α)×K となる。また、Aの位置から下側のオーバーラップ部の
切替え位置までは、 L2+β−(L−α)×(N−K) となり、この差がLになれば良いので、 L2+β−(L−α)×(N−K)−(L+α)×K=
L となる。L2=L×(N+1)を代入すると、 (式1)K=(α×N+β)/(2×α) となる。よって、図6(c)に示すように、相対着弾位
置ズレが+13μmであるとき、α=1.3μm、N=
16、β=13μmを上記の式1に代入すると、 K=13 となる。
【0056】よって、図6(c)の例では、上側のオー
バーラップ部において、左から数えて13番目まで上側
のオーバーラップ部でインク液滴を吐出し、下側のオー
バーラップ部では左から数えて14番目からインク液滴
を吐出すれば、切替え部分のインク液滴の印画方向での
着弾間隔が42.3μmとなる。よって、この位置で、
一方のヘッドチップ20から他方のヘッドチップ20に
インク液滴の吐出を切り替えれば、ヘッドチップ20間
のつなぎ目を目立たなくすることができる。
【0057】次に、図6(d)は、一方のヘッドチップ
20と他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが
−8μmである例を示している。この場合には、上記の
式1を用いると、K≒4.9となる。
【0058】よって、図6(d)の例では、上側のオー
バーラップ部において、左から数えて5番目まで上側の
オーバーラップ部でインク液滴を吐出し、下側のオーバ
ーラップ部では左から数えて6番目からインク液滴を吐
出すれば、切替え部分のインク液滴の印画方向での着弾
間隔は、42.1μmとなり、オーバーラップ部以外の
着弾間隔である42.3μmに最も近い値となる。
【0059】また、図6(e)は、一方のヘッドチップ
20と他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが
+30μmである例を示している。ここで、再度、上記
の式1について検討すると、Kの値がオーバーラップ部
の吐出部30の数N以下であれば、一方のヘッドチップ
20と他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレに
対応できることとなる。すなわち、 (式2)K≦N である。よって、図6の例では、相対着弾位置ズレβ
が、β≦20.8(μm)であれば、対応できることと
なる。実際には、β=21.2(μm)程度であれば、
K=Nとして対応可能である。
【0060】しかし、図6(e)の例では、相対着弾位
置ズレが+30μmであるので、図6(b)〜(d)の
ように対応することはできない。しかし、下側のオーバ
ーラップ部によるインク液滴の吐出を、1ドット分ずら
して考えると、相対着弾位置ズレが+30μmというの
を、−12.3μmととらえることも可能である。よっ
て、上側のヘッドチップ20でオーバーラップ部の左か
らK番目までインク液滴を吐出し、下側のヘッドチップ
20では左からK番目からインク液滴を吐出すると考え
ると、図2において、Aの位置から上側のオーバーラッ
プ部の切替え位置までは、 (L+α)×K となる。また、Aの位置から下側のオーバーラップ部の
切替え位置までは、 L2+β−(L−α)×(N−K+1) となり、この差がLになれば良いので、 L2+β−(L−α)×(N−K+1)−(L+α)×
K=L となる。L2=L×(N+1)を代入すると、 (式3)K=(α×(N+1)−L+β)/(2×α) となる。ここで、α=1.3μm、L=42.3μm、
β=30μm、N=16を代入すると、K≒3.77と
なる。
【0061】よって、図6(e)の例では、左から数え
て4番目まで上側のオーバーラップ部でインク液滴を吐
出し、下側のオーバーラップ部は左から数えて4番目か
らインク液滴を吐出すれば、切替え部分のインク液滴の
印画方向での着弾間隔を41.7μmとすることができ
る。ただし、この場合には、オーバーラップ部で着弾す
るインク液滴数は、17個となり、1個多くなる。よっ
て、下側のヘッドチップ20でインク液滴を吐出する場
合に、各吐出部30の吐出データを1つずつずらして与
える必要がある。
【0062】図7は、ヘッドチップ20のインク液滴の
着弾の切り替えについての第2実施形態を説明する図で
あり、(a)〜(e)は、それぞれ図6の(a)から
(e)に対応するものである。
【0063】図7の例では、図6よりも、吐出部30の
先端から印画面までのギャップを狭くしたものである。
例えば図6の例では、ギャップが2mmであるとする
と、図7の例では、その半分の1mmのものを示したも
のである。言い換えれば、図7の例は、図6の例と同じ
ヘッドを用いて、吐出部30の先端から印画面までのギ
ャップを半分にしたものである。
【0064】この場合、ノズル21とヒーター22のセ
ンター位置を相対的にずらして、着弾間隔を変えている
ので、吐出部30の先端と印画面とのギャップが半分に
なると間隔の変化量も半分になる。したがって、オーバ
ーラップ部以外のインク液滴の着弾間隔は、42.3μ
mであり、図6の例と同様であるが、図中、上側のオー
バーラップ部の着弾間隔は、オーバーラップ部以外の部
分より0.65μm広く(着弾間隔42.95μm)、
図6の場合の半分になる。同様に、図中、下側のオーバ
ーラップ部の着弾間隔は、オーバーラップ部以外の部分
より0.65μm狭く、41.65μmになる。
【0065】図7(b)は、図6(b)と同様に、相対
着弾位置ズレが0μmである例を示している。この場合
には、図6(b)と同様に、上側のオーバーラップ部の
うち、左から数えて8番目のインク液滴と、下側のオー
バーラップ部のうち、左から数えて9番目のインク液滴
との印画方向での着弾間隔が42.3μmとなる。よっ
て、この位置で、一方のヘッドチップ20から他方のヘ
ッドチップ20にインク液滴の吐出を切り替えれば、ヘ
ッドチップ20間のつなぎ目を目立たなくすることがで
きる。
【0066】図7(c)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが+6.
5μmである例を示している。ここで、相対的着弾位置
ズレの原因がノズル21とヒーター22の位置ズレにあ
る場合は、吐出部30の先端から印画面までのギャップ
が半分であるとき、その着弾位置ズレ量も半分になる。
これは、図5の説明からも明らかである。すなわち、図
6(c)での相対着弾位置ズレ+13μmに対し、図7
(c)では、+6.5μmになったものである。これら
の値を式1に代入すると、K=13となる。よって、こ
のときも図6(c)と同じ位置で一方のヘッドチップ2
0から他方のヘッドチップ20にインク液滴の吐出を切
り替えれば、ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立たな
くすることができる。
【0067】さらにまた、図7(d)の例では、相対着
弾位置ズレが−4μmである例を示している。この例も
また、上記と同様に、図6(d)での相対着弾位置ズレ
−8μmに対し、半分の−4μmになったものである。
これらの値を式1に代入すると、K≒4.9となる。よ
って、この場合においても、図6(d)と同じ位置で一
方のヘッドチップ20から他方のヘッドチップ20にイ
ンク液滴の吐出を切り替えれば、ヘッドチップ20間の
つなぎ目を目立たなくすることができる。
【0068】次に、図7(e)の例では、図6(e)の
相対着弾位置ズレである+30μmから半分の+15μ
mになったものである。図6(e)の例では、各ヘッド
チップ20のオーバーラップ部において、合計16個の
インク液滴では吐出を切り替えることができないが、オ
ーバーラップ部で吐出するインク液滴数を17個とし、
下側のヘッドチップ20でインク液滴を吐出する場合
に、各吐出部30に与える吐出データを1つずつずらし
て吐出することで、対応することができた。
【0069】しかし、ギャップが1mmとなり、ヘッド
チップ20間の相対着弾位置ズレが+15μmであると
きは、合計16個のインク液滴で吐出を切り替えること
ができない。すなわち、上記の式1及び式2より、K≒
19.5となり、K≦Nを満たさない。さらには、図6
(e)のように対応することもできない。このように、
吐出部30の先端から印画面までのギャップが変化した
とき、対応することができない場合が生じる。
【0070】図8は、ヘッドチップ20のインク液滴の
吐出の切り替えについての第3実施形態を説明する図で
あり、(a)〜(e)は、それぞれ図6及び図7の
(a)〜(e)に対応するものである。図8の例では、
図7よりも吐出部30の先端から印画面までのギャップ
をさらに広くしたものである。図6の例の場合、ギャッ
プが2mmであるとすると、図8の例では、3mmとし
たものである。このヘッドは、ノズル21とヒーター2
2のセンター位置を相対的にずらして着弾間隔を変えて
いるので、吐出部30の先端から印画面までのギャップ
が1.5倍になると着弾間隔の変化量も1.5倍にな
る。
【0071】したがって、オーバーラップ部以外のイン
ク着弾間隔は42.3μmであり、図6の例と同様であ
るが、図中、上側のオーバーラップ部の着弾間隔は、オ
ーバーラップ部以外の部分より、1.95μm広く(着
弾間隔44.25μm)、図中、下側のオーバーラップ
部の着弾間隔は1.95μm狭く(着弾間隔40.35
μm)なる。図8(b)は、着弾相対位置ズレが0μm
の例であり、この場合は図6(b)で示した位置と同じ
位置で、一方のヘッドチップ20から他方のヘッドチッ
プ20にインク液滴の吐出を切り替えれば、ヘッドチッ
プ20間のつなぎ目を目立たなくすることができる。
【0072】また、図8(c)は、相対着弾位置ズレが
+19.5μmの例を示している。これも相対的位置ズ
レの原因がノズル21とヒーター22の位置ズレにある
場合は、図6(c)の相対着弾位置ズレである+13μ
mの1.5倍になるからである。この場合にも、図6
(c)と同じ位置で一方のヘッドチップ20から他方の
ヘッドチップ20にインク液滴の吐出を切り替えれば、
ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立たなくすることが
できる。
【0073】さらにまた、図8(d)の例では、相対着
弾位置ズレが−12μmである例を示している。この例
もまた、上記と同様に、図6(d)での相対着弾位置ズ
レである−8μmに対し、1.5倍になったものであ
る。よって、この場合においても、図6(d)と同じ位
置で一方のヘッドチップ20から他方のヘッドチップ2
0にインク液滴の吐出を切り替えれば、ヘッドチップ2
0間のつなぎ目を目立たなくすることができる。
【0074】次に、図8(e)の例では、図6(e)の
相対着弾位置ズレである+30μmから1.5倍の+4
5μmになったものである。この例では、図6(e)と
同様に、式1及び式2より、K≒19.5となり、K≦
Nを満たさない。しかし、図6(e)と同様に、下側の
オーバーラップ部によるインク液滴の着弾を、1ドット
分ずらして考えると、相対着弾位置ズレが+45μmと
いうのを、+2.7μmととらえることも可能である。
この場合には、式3より、K≒9.19となる。
【0075】よって、図8(e)の例では、左から数え
て9番目まで上側のオーバーラップ部でインク液滴を吐
出し、下側のオーバーラップ部では左から数えて9番目
からインク液滴を吐出すれば、切替え部分におけるイン
ク液滴の印画方向での着弾間隔を43.05μmとする
ことができる。ただし、この場合には、図6(e)と同
様に、オーバーラップ部で着弾するインク液滴数は、1
7個となり、1個多くなる。よって、下側のヘッドチッ
プ20でインク液滴を吐出する場合に、各吐出部30に
与える吐出データを1つずつずらして吐出する必要があ
る。これにより、図6(e)とは異なる位置で、ヘッド
チップ20を切り替えることになる。
【0076】図9は、ヘッドチップ20のインク液滴の
着弾の切り替えについての第4実施形態を説明する図で
ある。図9(a)〜(e)において、上段に示すインク
液滴の着弾は、一方のヘッドチップ20のオーバーラッ
プ部によるものであり、下段に示すインク液滴の着弾
は、他方のヘッドチップ20のオーバーラップ部による
ものである。
【0077】なお、図9は、オーバーラップ部では、図
5(b)で示したように、ノズル21の間隔とヒーター
22の間隔とをともに同一の長さだけ異ならせて、オー
バーラップ部のインク液滴の着弾間隔が異なるようにし
たものであり、吐出部30の先端から印画面までのギャ
ップが1mmのものである。図9(a)は本例における
インク着弾の設計値であり、図6〜図8の例と同様に、
各ヘッドチップ20のオーバーラップ部によって、それ
ぞれ16個のインク液滴が吐出可能なものとする。ま
た、双方のヘッドチップ20におけるオーバーラップ部
以外のインク液滴の着弾間隔は、42.3μmである。
【0078】また、図中、上側のオーバーラップ部で
は、インク液滴の着弾間隔がオーバーラップ部以外の部
分より1.3μm広い43.6μmに設定されている。
また、図中、下側のオーバーラップ部では、インク液滴
の着弾間隔がオーバーラップ部以外の部分より1.3μ
m狭い41.0μmに設定されている。実際の装置で
は、ノズル21やヒーター22の位置精度により、これ
らの値は多少ばらつくが、同一のヘッドチップ20内で
隣り合う吐出部30間の精度はかなり高いので、おおむ
ねこの設計値に近い値になるが、ヘッドチップ20間で
はこれらの位置精度が大きく異なるので、相対的に着弾
位置がずれることになる。
【0079】図9(b)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが0μm
である例を示している。この場合には、上側のオーバー
ラップ部のうち、左から数えて8番目のインク液滴と、
下側のオーバーラップ部のうち、左から数えて9番目の
インク液滴との印画方向での着弾間隔が42.3μmと
なる。すなわちこの着弾間隔は、オーバーラップ部以外
の着弾間隔に等しい。よって、この位置で、一方のヘッ
ドチップ20から他方のヘッドチップ20にインク液滴
の吐出を切り替えれば、ヘッドチップ20間のつなぎ目
を目立たなくすることができる。
【0080】図9(c)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが+6.
5μmである例を示している。このとき、式1より、K
=10.5となる。よって、この場合には、上側のオー
バーラップ部のうち、左から数えて10番目のインク液
滴と、下側のオーバーラップ部のうち、左から数えて1
1番目のインク液滴との印画方向での着弾間隔が43.
6μmとなる。よって、この位置で、一方のヘッドチッ
プ20から他方のヘッドチップ20にインク液滴の吐出
を切り替えれば、ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立
たなくすることができる。
【0081】図9(d)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが−4μ
mである例を示している。このとき、式1より、K≒
6.46となる。よって、この場合には、上側のオーバ
ーラップ部のうち、左から数えて6番目のインク液滴
と、下側のオーバーラップ部のうち、左から数えて7番
目のインク液滴との印画方向での着弾間隔が43.5μ
mとなる。よって、この位置で、一方のヘッドチップ2
0から他方のヘッドチップ20にインク液滴の吐出を切
り替えれば、ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立たな
くすることができる。
【0082】図9(e)は、一方のヘッドチップ20と
他方のヘッドチップ20との相対着弾位置ズレが+15
μmである例を示している。このとき、式1より、K≒
13.8となる。よって、この場合には、上側のオーバ
ーラップ部のうち、左から数えて14番目のインク液滴
と、下側のオーバーラップ部のうち、左から数えて15
番目のインク液滴との着弾間隔が41.7μmとなる。
よって、この位置で、一方のヘッドチップ20から他方
のヘッドチップ20にインク液滴の吐出を切り替えれ
ば、ヘッドチップ20間のつなぎ目を目立たなくするこ
とができる。
【0083】ここで、図7(e)で示したように、図7
の例では、相対着弾位置ズレが+15μmの場合には、
吐出の切替えに対応することができなかった。しかし、
図9(e)に示すように、同一ギャップのときの同一の
相対着弾位置ズレであっても、図9の例の場合には対応
することができる。
【0084】しかし、図9の例のように、ノズル21の
間隔とヒーター22の間隔とをともに同一長さだけ異な
らせて、オーバーラップ部のインク液滴の着弾間隔が異
なるようにした場合において、ノズルシート26やヒー
ター22の取付け誤差が生じると、インク液滴の吐出角
にズレが生じる。よって、この場合にギャップが変化す
ると、ギャップに応じて、ヘッドチップ20間の相対着
弾位置ズレが異なるようになる。よって、ギャップが変
化すると、一方のヘッドチップ20から他方のヘッドチ
ップ20にインク液滴の吐出を切り替えるべき切替え位
置を変える必要がある。
【0085】以上より、ヘッドチップ20のオーバーラ
ップ部においてノズル21の間隔とヒーター22の間隔
とを相対的に異ならせたときには、ヘッドチップ20間
の相対着弾位置ズレに対応できない場合があるが、相対
的着弾位置ズレの原因がノズル21とヒーター22の位
置ズレにある場合は、ギャップの変化によってインク液
滴の吐出の切替え位置が変化しないというメリットを有
する。一方、相対的位置ズレの原因が吐出部30自身の
位置ズレ(吐出角度ズレではない場合)には、ギャップ
の変化によって吐出の切替え位置を変える必要が生じて
くる。
【0086】これに対し、ノズル21の間隔とヒーター
22の間隔とをともに同一長さだけ異ならせたときに
は、相対的着弾位置ズレの原因がノズル21とヒーター
22の位置ズレにある場合は、ギャップの変化によって
ヘッドチップ20のインク液滴の吐出の切替え位置が変
化するが、ヘッドチップ20間の大きな相対着弾位置ズ
レに対応できるというメリットを有する。また、相対的
着弾位置ズレの原因が吐出部30自身の位置ズレ(吐出
角度ズレでない場合)には、ギャップの変化によって吐
出の切替え位置が変わらないというメリットも有する。
【0087】図10(a)、(b)、及び(c)は、そ
れぞれ2つのヘッドチップ20で着弾を切り替えて印画
したときの例を示す図である。図10では、一方のヘッ
ドチップ20によるインク液滴の着弾を黒丸で示し、他
方のヘッドチップ20の着弾を白丸で示す。図10
(a)では、相対的着弾位置ズレに応じたヘッドチップ
20の切替え位置で、吐出を切り替えた例を示してい
る。
【0088】これは、図10(b)、(c)に示すよう
に、ヘッドチップ20の切替え位置の左右数ドット分で
は、交互にインク液滴を吐出させるようにしても良い。
(b)の例では、切替え位置を、1ラインごとに1ドッ
ト分ずらしたものである。また、(c)の例では、1ラ
インごとに切替え位置を変化させるとともに、一方のヘ
ッドチップ20のオーバーラップ部端部でのインク液滴
間に、他方のヘッドチップ20のオーバーラップ部端部
のインク液滴が存在するようにしたものである。このよ
うにすることにより、2つのヘッドチップ20間でイン
ク液滴の吐出量等に差がある場合に、その変化を緩やか
にすることができる。
【0089】なお、プリンタヘッドには、各ヘッドチッ
プ20のオーバーラップ部の吐出部30のうち、印画時
に使用する吐出部30に関する情報、すなわちオーバー
ラップ部のうちどの吐出部30まで使用し、他方のヘッ
ドチップ20のオーバーラップ部の吐出部30のうち、
どの吐出部30から使用するかの情報、さらに場合によ
っては吐出用データをどれだけずらす必要があるかの情
報を記憶する吐出部情報記憶手段(メモリ)を設けてお
く。そして、印画時には、吐出部情報読取り手段によ
り、吐出部情報記憶手段に記憶された、印画時に使用す
る吐出部30に関する情報を読み取り、その読み取った
情報に基づいて、吐出制御手段により、オーバーラップ
部によるインク液滴の吐出を制御すれば良い。
【0090】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態で示した数値は、一例であり、本実施
形態で示した数値に限定されるものではない。例えば、
オーバーラップ部におけるインク液滴の着弾間隔を、オ
ーバーラップ部以外の部分より、±0.5μmとする
か、±1.0μmとするか、±2.0μmとするか等は、
ヒーター22の出力特性や、インクの性質等に応じて任
意に決定することができる。
【0091】(2)また、本実施形態では、オーバーラ
ップ部におけるインク液滴の着弾間隔は、一方のオーバ
ーラップ部ではオーバーラップ部以外の部分より広く
し、他方のオーバーラップ部ではオーバーラップ部以外
の部分より狭くした。しかし、これに限ることなく、例
えば一方のオーバーラップ部では、オーバーラップ部以
外の部分とインク液滴の着弾間隔を等しくし、他方のオ
ーバーラップ部では、オーバーラップ部以外の部分より
インク液滴の着弾間隔を広く、又は狭くしても良い。ま
た、着弾間隔を広くしたり狭くしたりする際に、必ずし
も同じ値にしなくても良い。
【0092】(3)さらにまた、本実施形態では、各ヘ
ッドチップ20のオーバーラップ部でのインク液滴の着
弾数を16個としたが、これに限られることなく、いく
つに設定しても良い。
【0093】(4)本実施形態では、各ヘッドチップ2
0によるオーバーラップ部でのインク液滴の着弾間隔
は、等間隔としたが、等間隔でなくても良い。例えば、
一定の増加率又は減少率で間隔が広く又は狭くなるよう
にすることも可能である。さらに、オーバーラップ部か
らインク液滴の着弾間隔を突然変化させるのではなく、
オーバーラップ部の数ドット前から徐々にインク液滴の
着弾間隔を広く、又は狭くしても良い。このようにすれ
ば、さらに自然に着弾間隔を変化させることができる。
【0094】(5)本実施形態では、1色のプリンタヘ
ッド10を例に挙げて説明したが、多色(たとえばシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色)のプリンタ
ヘッド10の場合にも、各色用にプリンタヘッド10を
用意し、印画方向に並べることにより対応することがで
きる。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、ベッドチップ間のつな
ぎ目に発生するスジを目立たなくすることができる。ま
た、ノズルの位置精度やヒーターの取付け位置の精度が
ある程度低いものであっても、スジを目立たなくするこ
とができる。よって、ノズルの位置精度やヒーターの取
付け位置精度を高精度にする必要がなくなるので、製造
上の歩留まりを高くし、製造コストの低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明によるプリンタヘッドの一実
施形態を示す平面図であり、(b)は、(a)中、A部
の拡大図である。
【図2】隣接するヘッドチップの各オーバーラップ部近
傍の吐出部からインク液滴を吐出させ、印画対象体に着
弾させた状態を示す平面図である。
【図3】ヘッドチップの各吐出部の構造を示す断面図で
ある。
【図4】ヘッドチップのオーバーラップ部とオーバーラ
ップ部以外の部分とにおける、並設された吐出部の寸法
を示す断面図であり、(a)〜(c)は、それぞれ3つ
の異なる例を示すものである。
【図5】吐出されたインク液滴の軌道を説明する図であ
り、(a)は、図4(a)に相当するものであり、
(b)は、図4(c)に相当するものである。
【図6】ヘッドチップのインク液滴の吐出の切り替えに
ついての第1実施形態を説明する図である。
【図7】ヘッドチップのインク液滴の吐出の切り替えに
ついての第2実施形態を説明する図である。
【図8】ヘッドチップのインク液滴の吐出の切り替えに
ついての第3実施形態を説明する図である。
【図9】ヘッドチップのインク液滴の吐出の切り替えに
ついての第4実施形態を説明する図である。
【図10】(a)、(b)、及び(c)は、それぞれ2
つのヘッドチップで吐出を切り替えて印画したときの例
を示す図である。
【図11】従来のサーマルインクジェットラインプリン
タにおけるプリンタヘッドの一例を示す図である。
【図12】印画対象体にインク液滴を吐出したときの様
子を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタヘッド 20(20A、20B、・・) ヘッドチップ 21 ノズル 22 ヒーター 23 基板 24 隔壁 25 インク液室 26 ノズルシート 30 吐出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴を吐出するための吐出部を印
    画ライン方向に複数整列させたヘッドチップを、印画ラ
    イン方向に複数並設することにより、ラインヘッドを形
    成したプリンタヘッドにおいて、 第1ヘッドチップと第2ヘッドチップとの隣接部分に位
    置する双方の複数の前記吐出部がオーバーラップするよ
    うに配置するとともに、 前記第1ヘッドチップのオーバーラップした部分の前記
    吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間隔と、前記第
    2ヘッドチップのオーバーラップした部分の前記吐出部
    から吐出されるインク液滴の着弾間隔とが異なるように
    したことを特徴とするプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記第1ヘッドチップのオーバーラップした部分の各前
    記吐出部のノズルの間隔と、前記第2ヘッドチップのオ
    ーバーラップした部分の各前記吐出部のノズルの間隔と
    が異なるように形成されていることを特徴とするプリン
    タヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のプリンタ
    ヘッドにおいて、 前記第1ヘッドチップのオーバーラップした部分の各前
    記吐出部のヒーターの間隔と、前記第2ヘッドチップの
    オーバーラップした部分の各前記吐出部のヒーターの間
    隔とが異なるように形成されていることを特徴とするプ
    リンタヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のプリンタヘッドにおいて、 前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのうち
    の一方は、オーバーラップした部分の前記吐出部から吐
    出されるインク液滴の着弾間隔がオーバーラップした部
    分以外の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間
    隔より広くなるように形成され、 他方は、オーバーラップした部分の前記吐出部から吐出
    されるインク液滴の着弾間隔がオーバーラップした部分
    以外の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間隔
    より狭くなるように形成されていることを特徴とするプ
    リンタヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のプリンタヘッドにおいて、 前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのうち
    の一方は、オーバーラップした部分の前記吐出部を含め
    て、各前記吐出部から吐出されるインク液滴の着弾間隔
    が等しくなるように形成され、 他方は、オーバーラップした部分の前記吐出部から吐出
    されるインク液滴の着弾間隔が前記一方のオーバーラッ
    プした部分の前記吐出部から吐出されるインク液滴の着
    弾間隔と異なるように形成されていることを特徴とする
    プリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のプリンタヘッドにおいて、 前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップのオー
    バーラップした部分の複数の前記吐出部のうち、印画時
    に使用する前記吐出部に関する情報を記憶する吐出部情
    報記憶手段を備えることを特徴とするプリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載のプリンタヘッドを備えることを特徴とするプ
    リンタ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のプリンタヘッドを備え
    るプリンタであって、 前記吐出部情報記憶手段に記憶された、印画時に使用す
    る前記吐出部に関する情報を読み取る吐出部情報読取り
    手段と、 前記吐出部情報読取り手段で読み取った情報に基づい
    て、前記プリンタヘッドのオーバーラップした前記吐出
    部によるインク液滴の吐出を制御する吐出制御手段とを
    備えることを特徴とするプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載のプリンタヘッドの駆動方法であって、 前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチップとのオー
    バーラップした部分の前記吐出部のうち、前記第1ヘッ
    ドチップの特定の前記吐出部によるインク液滴の着弾位
    置と、前記第2ヘッドチップの特定の前記吐出部による
    インク液滴の着弾位置との印画ライン方向における間隔
    が、前記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘッドチップの
    オーバーラップした部分以外の前記吐出部によるインク
    液滴の着弾位置の印画ライン方向における間隔に最も近
    い位置で、前記第1ヘッドチップの前記吐出部によるイ
    ンク液滴の吐出から前記第2ヘッドチップの前記吐出部
    によるインク液滴の吐出に切り替えるように、前記第1
    ヘッドチップと前記第2ヘッドチップとを駆動すること
    を特徴とするプリンタヘッドの駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプリンタヘッドの駆
    動方法において、 前記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘッドチップの一方
    のオーバーラップした部分の前記吐出部において、イン
    ク液滴の吐出を少なくとも1吐出部分ずらしたときに、
    前記第1ヘッドチップの特定の前記吐出部によるインク
    液滴の着弾位置と、前記第2ヘッドチップの特定の前記
    吐出部によるインク液滴の着弾位置との印画ライン方向
    における間隔が、前記第1ヘッドチップ又は前記第2ヘ
    ッドチップのオーバーラップした部分以外の前記吐出部
    によるインク液滴の着弾位置の印画ライン方向における
    間隔に最も近くなるときは、その位置で前記第1ヘッド
    チップの前記吐出部によるインク液滴の吐出から前記第
    2ヘッドチップの前記吐出部によるインク液滴の吐出に
    切り替えるとともに、前記第1ヘッドチップ又は前記第
    2ヘッドチップの一方のオーバーラップした部分の前記
    吐出部によるインク液滴の吐出用データを少なくとも1
    吐出部分ずらすようにして、前記第1ヘッドチップと前
    記第2ヘッドチップとを駆動することを特徴とするプリ
    ンタヘッドの駆動方法。
JP2001061887A 2001-03-06 2001-03-06 プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法 Pending JP2002254649A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061887A JP2002254649A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法
US10/086,901 US6764164B2 (en) 2001-03-06 2002-03-01 Printer head, printer, and printer-head driving method
KR1020020011553A KR20020071741A (ko) 2001-03-06 2002-03-05 프린터 헤드, 프린터 및 프린터 헤드의 구동방법
DE60226290T DE60226290T2 (de) 2001-03-06 2002-03-05 Druckkopf, Drucker und Druckkopfsteuerungsverfahren
SG200201292A SG95689A1 (en) 2001-03-06 2002-03-05 Printer head, printer, and printer-head driving method
EP02004957A EP1238805B1 (en) 2001-03-06 2002-03-05 Printer head, printer, and printer head driving method
CNB021237123A CN1205042C (zh) 2001-03-06 2002-03-06 打印头和打印机
US10/837,056 US6886899B2 (en) 2001-03-06 2004-04-29 Printer head, printer, and printer-head driving method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061887A JP2002254649A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002254649A true JP2002254649A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18921104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001061887A Pending JP2002254649A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6764164B2 (ja)
EP (1) EP1238805B1 (ja)
JP (1) JP2002254649A (ja)
KR (1) KR20020071741A (ja)
CN (1) CN1205042C (ja)
DE (1) DE60226290T2 (ja)
SG (1) SG95689A1 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276229A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Ricoh Co Ltd サーマルヘッド及びサーマルヘッドの発熱素子の制御方法
JP2004330689A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP2006168371A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Xerox Corp エジェクタモジュールの見当合わせのためのバーニヤ技法を有する方法および装置
JP2007237534A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド、及び液滴吐出装置
US7441854B2 (en) 2005-06-09 2008-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head, ink jet printing apparatus, and method for manufacturing ink jet print head
US7823998B2 (en) 2003-06-16 2010-11-02 Sony Corporation Liquid ejection apparatus and liquid ejection method
JP2012166541A (ja) * 2011-01-27 2012-09-06 Fuji Xerox Co Ltd 発光素子ヘッド、発光素子アレイチップおよび画像形成装置
JP2013071263A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Fuji Xerox Co Ltd 発光素子ヘッドおよび画像形成装置
JP2014083747A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Canon Inc 記録装置および記録方法
JP2015016452A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 住友化学株式会社 薄膜形成方法、及び、有機電子デバイスの製造方法
US10183487B2 (en) 2017-03-31 2019-01-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharge apparatus
JP2019527637A (ja) * 2016-08-05 2019-10-03 ザール テクノロジー リミテッドXaar Technology Limited アクチュエータ素子

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2400881C (en) 2001-08-31 2006-12-19 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection head and image-forming apparatus using the same
JP3777594B2 (ja) * 2001-12-27 2006-05-24 ソニー株式会社 インク吐出装置
JP3617644B2 (ja) 2002-03-26 2005-02-09 ソニー株式会社 液体吐出装置
US7517052B2 (en) * 2003-12-15 2009-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet head and ink-jet recording apparatus using the head
JP2005178042A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Seiko Epson Corp 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、インク滴の吐出方法
JP2005193568A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Sony Corp ノズルキャップ、ヘッドキャップユニット、及び液体吐出ヘッド
US7399058B2 (en) * 2004-08-09 2008-07-15 Olympus Corporation Liquid jet head
US7510252B2 (en) * 2004-10-28 2009-03-31 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method of hiding inkjet printhead die boundaries
US7434911B2 (en) 2005-01-27 2008-10-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method to hide die-to-die boundary banding defects in a drum printer
JP4804043B2 (ja) * 2005-06-03 2011-10-26 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、および記録制御形態の設定方法
JP2007261218A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sony Corp 印刷ヘッド、印刷装置、シリアルデータ生成装置及びコンピュータプログラム
JP2009051066A (ja) * 2007-08-26 2009-03-12 Sony Corp 吐出条件調整装置、液滴吐出装置、吐出条件調整方法及びプログラム
CN102463744B (zh) * 2010-11-16 2014-09-03 北大方正集团有限公司 单程式喷墨数码印刷设备及其数据处理方法
JP5764996B2 (ja) * 2011-03-22 2015-08-19 セイコーエプソン株式会社 印刷方法
US9199461B2 (en) * 2012-09-25 2015-12-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print head die
US9434155B1 (en) * 2015-08-31 2016-09-06 Xerox Corporation Method and system for printhead alignment based on print medium width
JP2017177484A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社沖データ 露光装置、画像読取装置、及び画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06340073A (ja) * 1993-06-02 1994-12-13 Citizen Watch Co Ltd インクジェットヘッド
JP2000190484A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Toshiba Tec Corp ライン記録ヘッド

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2891799B2 (ja) 1991-06-07 1999-05-17 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法
JP3397473B2 (ja) 1994-10-21 2003-04-14 キヤノン株式会社 液体噴射ヘッド用素子基板を用いた液体噴射ヘッド、該ヘッドを用いた液体噴射装置
US5907340A (en) 1995-07-24 1999-05-25 Seiko Epson Corporation Laminated ink jet recording head with plural actuator units connected at outermost ends
US5818478A (en) 1996-08-02 1998-10-06 Lexmark International, Inc. Ink jet nozzle placement correction
US6027203A (en) * 1997-12-11 2000-02-22 Lexmark International, Inc. Page wide ink-jet printer and method of making
JP4298836B2 (ja) 1998-06-30 2009-07-22 東芝テック株式会社 インクジェット記録装置
US6394579B1 (en) * 1999-08-24 2002-05-28 Hewlett-Packard Company Fluid ejecting device with varied nozzle spacing

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06340073A (ja) * 1993-06-02 1994-12-13 Citizen Watch Co Ltd インクジェットヘッド
JP2000190484A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Toshiba Tec Corp ライン記録ヘッド

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276229A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Ricoh Co Ltd サーマルヘッド及びサーマルヘッドの発熱素子の制御方法
JP2004330689A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
US7823998B2 (en) 2003-06-16 2010-11-02 Sony Corporation Liquid ejection apparatus and liquid ejection method
JP2006168371A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Xerox Corp エジェクタモジュールの見当合わせのためのバーニヤ技法を有する方法および装置
US8007067B2 (en) 2005-06-09 2011-08-30 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head, ink jet printing apparatus, and method for manufacturing ink jet print head
US7441854B2 (en) 2005-06-09 2008-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet print head, ink jet printing apparatus, and method for manufacturing ink jet print head
KR100880292B1 (ko) 2005-06-09 2009-01-23 캐논 가부시끼가이샤 잉크 제트 기록 헤드, 잉크 제트 기록 장치 및 잉크 제트기록 헤드의 제조 방법
JP2007237534A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド、及び液滴吐出装置
JP2012166541A (ja) * 2011-01-27 2012-09-06 Fuji Xerox Co Ltd 発光素子ヘッド、発光素子アレイチップおよび画像形成装置
JP2013071263A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Fuji Xerox Co Ltd 発光素子ヘッドおよび画像形成装置
JP2014083747A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Canon Inc 記録装置および記録方法
JP2015016452A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 住友化学株式会社 薄膜形成方法、及び、有機電子デバイスの製造方法
JP2019527637A (ja) * 2016-08-05 2019-10-03 ザール テクノロジー リミテッドXaar Technology Limited アクチュエータ素子
JP7026099B2 (ja) 2016-08-05 2022-02-25 ザール テクノロジー リミテッド アクチュエータ素子
US10183487B2 (en) 2017-03-31 2019-01-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharge apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP1238805B1 (en) 2008-04-30
DE60226290T2 (de) 2009-07-16
KR20020071741A (ko) 2002-09-13
DE60226290D1 (de) 2008-06-12
CN1383986A (zh) 2002-12-11
CN1205042C (zh) 2005-06-08
EP1238805A1 (en) 2002-09-11
US20040201643A1 (en) 2004-10-14
US20020140769A1 (en) 2002-10-03
US6886899B2 (en) 2005-05-03
US6764164B2 (en) 2004-07-20
SG95689A1 (en) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002254649A (ja) プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法
KR100975169B1 (ko) 액체 토출장치 및 액체 토출방법
US7524020B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
US7267416B2 (en) Ink drop ejection method and ink drop ejection device
JPH11198380A (ja) インク・ジェット印刷ヘッドおよび印刷方法
JP2004314584A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
EP2065199B1 (en) Liquid ejecting device
US7690768B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP2002160368A (ja) プリントヘッド
US20060227174A1 (en) Inkjet head
JP2002240287A (ja) プリンタヘッド、プリンタ及びプリンタヘッドの駆動方法
US7093926B2 (en) Printhead arrangement
KR20060082340A (ko) 잉크젯 라인헤드 카트리지 및 이를 이용한 인쇄장치의인쇄방법
WO2004110766A1 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP3894455B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
KR20060011889A (ko) 액체 토출 장치 및 액체 토출 방법
JP3812667B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP4238803B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2004188830A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP6825564B2 (ja) ライン型インクジェットプリンター及びラインヘッド
JP3849801B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP3849800B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2002127377A (ja) 画像形成装置
JP7051544B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び記録装置
JPH0948125A (ja) インクジェット記録装置の記録ヘッド、該記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置および該記録ヘッドの記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041116

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041213

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050408