JP2004330689A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができるインクジェット記録装置とする。
【解決手段】インクを記録媒体11に射出して画像を形成するインクジェット記録装置10である。インクを射出するための複数のノズル21Yが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向Xと直交する方向に配置されたメインノズル列22Yと、メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列32Yが走査方向に配置されており、走査方向に配置された複数のノズル列において、メインノズル列のノズル位置に対応したサブノズル列のノズル31Yが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチPの半分以下の範囲でずらして配置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置に係り、特には同一インクを射出するノズル列が走査方向に複数配置されたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェット記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、印字の品質が良好であるため、画像形成装置として数多く使用されている。
【0003】
ところで、インクジェット記録装置には、シリアル方式やライン方式等の装置があるが、記録ヘッドからのインクの出射角度や出射インク量等の出射ばらつき又は射出不良により、シリアル方式のインクジェット記録装置でパス数の少ない記録モードの場合に、キャリッジの移動方向である主走査方向に白すじが見えることや、ライン方式のインクジェット記録装置で、記録媒体搬送方向に白すじが見えることがあった。
【0004】
この白すじ対策として、従来、インクドットの大きさのばらつきに対してノズルを走査方向の同一線上に複数設け交互に射出することにより、白すじを目立たなくする装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、それぞれのノズルの出射特性が異なるため、このように走査方向の同一線上に複数のノズルから交互に射出することにより、白すじの連続性が減少し、目立たなくなる傾向になる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−225265号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したインクジェット記録装置においては、複数のノズルが同一線上に配置されているため、ノズル角度の誤差等による出射角度のばらつきが大きい場合には効果が少ない。また、白すじ防止のため、印字解像度の画素ピッチの半分距離までずらし幅を大きくしてしまうと、文字や細線の品質が低下してしまう。
【0007】
そこで、本発明の課題は、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
インクを記録媒体に射出して画像を形成するインクジェット記録装置であって、
インクを射出するための複数のノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向と直交する方向に配置されたメインノズル列と、前記メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列が走査方向に配置されており、
前記走査方向に配置された複数のノズル列において、前記メインノズル列のノズル位置に対応した前記サブノズル列のノズルが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチの半分以下の範囲でずらして配置されていることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、インクを射出するための複数のノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向と直交する方向に配置されたメインノズル列と、メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列が走査方向に配置されており、走査方向に配置された複数のノズル列において、メインノズル列のノズル位置に対応したサブノズル列のノズルが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチの半分以下の範囲でずらして配置されているため、走査方向に配置された複数のノズル列における対応するノズル同士が同一線上に配置された従来のものに比べて、着弾したインクドットのより幅広いばらつきに対応することができ、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記メインノズル列はメイン記録ヘッドに配置され、
前記サブノズル列は、前記メイン記録ヘッドとは別のサブ記録ヘッドに配置されていることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、メインノズル列がメイン記録ヘッドに配置され、サブノズル列が、メイン記録ヘッドとは別のサブ記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記メインノズル列及び前記サブノズル列は一の記録ヘッドに配置されていることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、メインノズル列及びサブノズル列が一の記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記ノズルのずらし幅の範囲が、ノズルから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲であることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、ノズルのずらし幅の範囲が、ノズルから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲としたため、出射ばらつきに対応したずらし幅を規定でき、文字や細線の品質を保ちつつ高い確率でノズルからのインクの出射ばらつき等による白すじ発生を防止することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応した前記サブノズル列のノズルとが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっていることを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応したサブノズル列のノズルとが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっているため、各ノズルの駆動サイクルの複数倍の速さで記録し、画像を形成することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記メインノズル列に対する前記サブノズル列の走査方向と直交する方向のずらし幅を調整する調整手段を備えていることを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、メインノズル列に対するサブノズル列の走査方向と直交する方向のずらし幅を調整する調整手段を備えているため、実際に配置されるノズル列の出射特性に合わせて、白すじが目立たず、さらに文字や細線の品質が落ちない最適なずらし幅を決定することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、互いにずらして配置されていることを特徴としている。
【0021】
請求項7に記載の発明によれば、走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、互いにずらして配置されているため、より確実に白すじ発生を防止することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
ラインプリンタであることを特徴としている。
【0023】
請求項8に記載の発明によれば、ラインプリンタに本発明の構成を適用することで、より高い効果を得ることができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記ノズルから光硬化性インクを射出し、記録媒体に着弾したインクに光を照射して硬化させる光照射手段を備えることを特徴としている。
【0025】
請求項9に記載の発明によれば、ノズルから光硬化性インクを射出し、記録媒体に着弾したインクに光を照射して硬化させる光照射手段を備えるため、効果的にインクを記録媒体に定着させることができる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のインクジェット記録装置において、
光照射手段から照射される光が紫外線であることを特徴としている。
【0027】
請求項10に記載の発明によれば、光照射手段から照射される光が紫外線であるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができる。
【0028】
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載のインクジェット記録装置において、
光硬化性インクがカチオン重合系インクであることを特徴としている。
【0029】
請求項11に記載の発明によれば、光硬化性インクがカチオン重合系インクであるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができ、さらに、カチオン重合系インクは光照射手段による光の照射強度が低照度であっても硬化が行えるため、光源を小さくすることができ、インクジェット記録装置のコンパクト化と低コスト化を実現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明における第1の実施の形態を、図1及び図2を参照して説明する。本実施の形態では、ライン方式のインクジェット記録装置であるラインプリンタを用いて説明する。
【0031】
図1は本発明に係るインクジェット記録装置の第1の実施の形態を示したものである。このインクジェット記録装置10は、ライン方式の記録ヘッドを備えており、記録媒体11を搬送装置12で搬送方向(走査方向)Xに搬送し、プラテン15で記録媒体11を保持しながら、前記プラテン15と対向する位置に備えられた記録ヘッドからインクを射出して記録媒体11上に画像を形成するものである。なお、本実施の形態の搬送装置12は、記録媒体11を平面状に支持して水平方向に搬送する環状の搬送ベルトが、複数の張設ローラにより回転自在に張設された構成となっている。
【0032】
本実施の形態における記録ヘッドにおいては、画像形成に必要な色のインクを主に射出する複数のメイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kが、搬送方向Xに配置された構成となっている。前記メイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kには、搬送方向Xと直交する方向である記録媒体11の幅方向に、インクを射出する複数のノズルが設けられており、当該複数のノズルが、記録媒体11の全幅にわたって略一直線上に並んだノズル列を構成している。そして、前記複数のメイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kにより、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色のインクを記録媒体11に向けて射出可能となっている。
【0033】
また、本実施の形態では、一の色のインクを射出する記録ヘッドが複数備えられており、各色のメイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kそれぞれの記録媒体11の搬送方向Xにおける下流側に、前記メイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kを補助するサブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kが配置されている。
【0034】
前記サブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kは、メイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kのノズルが、インクの出射角度のばらつき、ノズルのインク吐出口付近へのインク付着によるインク出射の不具合などにより、インクの出射ばらつき、吐出不良等を起こしても記録媒体11における白すじが目立たないように、メイン記録ヘッドと同じノズルピッチで同一インクを射出して、メイン記録ヘッドを補完し出射ばらつき等の問題を解消させる記録ヘッドである。本実施の形態では、サブ記録ヘッドは各色に1つずつ備えられており、その結果、前記記録ヘッドとしては、記録媒体11の搬送方向Xの上流側から順に、イエロー用メイン記録ヘッド20Y、イエロー用サブ記録ヘッド30Y、マゼンダ用メイン記録ヘッド20M、マゼンダ用サブ記録ヘッド30M、シアン用メイン記録ヘッド20C、シアン用サブ記録ヘッド30C、ブラック用メイン記録ヘッド20K、ブラック用サブ記録ヘッド30Kの8つが備えられている。
【0035】
なお、以下において各メイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kに共通する構成等については、各色のメイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kを代表してイエロー用メイン記録ヘッド20Yを用いて説明する。
また、同様に各サブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kに共通する構成等については、各色のサブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kを代表してイエロー用サブ記録ヘッド30Yを用いて説明する。
そして、イエロー用メイン記録ヘッド20Y及びイエロー用サブ記録ヘッド30Yの構成として説明したものについては、他色用メイン記録ヘッド20M,20C,20K及び他色用サブ記録ヘッド30M,30C,30Kに適用可能であるとする。
【0036】
図2に示すように、前記イエロー用メイン記録ヘッド20Yは、搬送方向Xと直交する方向に、ノズル21Yを印字解像度ピッチで略一直線上に設けたメインノズル列22Yを備えている。また、前記イエロー用サブ記録ヘッド30Yもイエロー用メイン記録ヘッド20Yと同様に、搬送方向Xと直交する方向に、ノズル31Yを印字解像度ピッチで略一直線上に設けたサブノズル列32Yを備えている。
【0037】
そして、前記イエロー用メイン記録ヘッド20Y及びイエロー用サブ記録ヘッド30Yにおいて、対応するノズル21Y,31Y同士が、記録媒体11の搬送方向Xの同一線上から印字解像度ピッチPの半分以下の範囲でずらして配置されている。本実施の形態では、前記ノズル21Y,31Yのずらし幅Qの範囲はさらに狭く、ノズル21Yから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲となっている。なお、前記ノズル21Y,31Yのずらし幅Qについては、印字解像度ピッチPの半分以下の範囲と、ノズル21Yから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲のうち、より狭い範囲を適用するとする。
このようにすることにより、走査方向に配置された複数の記録ヘッドにおける対応するノズル同士が同一線上に配置された従来のものに比べて、着弾したインクドットのより幅広いばらつきに対応することができ、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができる。
【0038】
また、本実施の形態では、各色のメイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kに対するそれぞれのサブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kの搬送方向Xと直交する方向のずらし幅Qを調整可能な調整手段35Y,35M,35C,35Kを備えている。前記調整手段としては、例えば、サブ記録ヘッドが搬送方向Xと直交する方向に延在するガイドレールに移動自在に取り付けられており、当該ガイドレールに取り付けられたサブ記録ヘッドを、ステッピングモータを駆動源として搬送方向Xと直交する方向に移動させてずらし幅Qを調整するものが考えられる。この調整手段35Y,35M,35C,35Kで各色におけるノズルのずらし幅Qを調整することにより、各記録ヘッドの特性に合わせた適切なずらし幅Qを決定することができる。
【0039】
なお、この実施の形態で使用するインクは、光を照射することで硬化するインク、特に紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化性インクである。紫外線硬化性インクは、重合性化合物として、ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、その両系のインクがこの実施の形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能であり、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクをこの実施の形態に用いられるインクとして適用してもよい。ここでは、光硬化性インクとしてカチオン重合系インクを使用している。
【0040】
このように、本実施の形態ではインクに光硬化性インクを使用しているため、記録ヘッドのノズルから記録媒体11に射出され着弾したインクに対して所定波長の光を照射して、インクを硬化させる光照射手段としての光照射装置16を備えている。本実施の形態では、記録媒体11の搬送方向Xにおける最下流側に位置するブラック用サブ記録ヘッド30Kのすぐ下流側の記録媒体11と対向する位置に、光照射装置16が設けられている。また、本実施の形態においては、特に光照射装置16として、紫外線を照射する紫外線照射装置が用いられている。
【0041】
なお、本実施の形態では、記録媒体11としてロール状の記録紙を使用しているが、これに限らず、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の材質からなるカットシート状の記録媒体でも適用可能である。
【0042】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、インクジェット記録装置10に記録する画像に関する画像情報が送られると、搬送装置12が動作する。具体的には、搬送装置12の張設ローラが回転動作することにより、搬送ベルトが記録媒体11をプラテン15に向かって搬送方向Xに搬送する。
【0043】
そして、記録媒体11がプラテン15、すなわち記録ヘッドの位置まで搬送されると、記録媒体11に対して、各メイン記録ヘッド20Y,20M,20C,20Kから各色のインクが順に射出される。また、各サブ記録ヘッド30Y,30M,30C,30Kでも、常にメイン記録ヘッドと同じノズルピッチで同一インクを射出して、メイン記録ヘッドのインク射出を補完する。その際、メイン記録ヘッドのノズルと当該ノズルに対応したサブ記録ヘッドのノズルが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっていると印字効率が良い。
【0044】
なお、メイン記録ヘッドにおける一のノズルと、サブ記録ヘッドにおけるメイン記録ヘッドの前記ノズルと対応する位置のノズルとは、同一の画素に対してインクを射出するようになっていても良いし、メイン記録ヘッドのノズルがインクを射出する画素の隣の画素に対して、サブ記録ヘッドのノズルからインクを射出するようになっていても良い。また、サブ記録ヘッドのノズルは、メイン記録ヘッドの対応する位置のノズルがインクを射出する画素又はメイン記録ヘッドの対応する位置のノズルがインクを射出する画素の隣の画素に対して、例えば半画素分ずらした位置にインクを射出するようになっていても良い。この他、サブ記録ヘッドのノズルからのインク射出位置は、白すじが目立ち難くなるような適宜の位置とすれば良い。
【0045】
このようにして、各色について、インク射出が行われた後、光照射装置16から紫外線を照射してインクの硬化が行われる。その後、記録媒体11が、搬送装置12により搬送されて、排出トレイ(図示省略)に排出される。
【0046】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態におけるインクジェット記録装置は、以下に説明する箇所以外については、前記第1の実施の形態と同様であるので、同様な箇所の詳細な説明は省略する。また、本実施の形態においても、インクジェット記録装置には、搬送方向Xに沿ってYMCKの各色それぞれについて記録ヘッドが備えられているが、各色の記録ヘッドを代表してイエロー用記録ヘッド40Yを用いて説明する。なお、イエロー用記録ヘッド40Yの構成として説明したものについては、他色用記録ヘッドに適用可能であるとする。
【0047】
図3に示すように、第2の実施の形態における記録ヘッドでは、イエローのインクを射出するイエロー用記録ヘッド40Yに、搬送方向(走査方向)Xと直交する方向に並べた複数のノズル41Yが配置されている。そして、前記複数のノズル41Yが、記録媒体の全幅にわたって略一直線上に並んで、画像形成に必要なイエローのインクを主に射出するイエロー用メインノズル列42Yを構成している。なお、本実施の形態のイエロー用メインノズル列42Yは、ノズル41Yを印字解像度ピッチで略一直線上に設けた構成となっている。
【0048】
また、前記イエロー用メインノズル列42Yが配置されているイエロー用記録ヘッド40Yには、前記イエロー用メインノズル列42Yより記録媒体の搬送方向Xにおける下流側に、前記イエロー用メインノズル列42Yを補助するイエロー用サブノズル列46Yが配置されている。なお、前記イエロー用サブノズル列46Yもイエロー用メインノズル列42Yと同様に、ノズル45Yを印字解像度ピッチで略一直線上に設けた構成となっている。
【0049】
前記イエロー用サブノズル列46Yは、イエロー用メインノズル列42Yのノズルが、インクの出射角度のばらつき、ノズルのインク吐出口付近へのインク付着によるインク出射の不具合などにより、インクの出射ばらつき、吐出不良等を起こしても記録媒体における白すじが目立たないように、イエロー用メインノズル列と同じノズルピッチで同一インクを射出して、イエロー用メインノズル列を補完し出射ばらつき等の問題を解消させるノズル列である。本実施の形態では、サブノズル列は各色に1つずつ備えられており、その結果、記録媒体の搬送方向Xの上流側から順に、イエロー用メインノズル列及びイエロー用サブノズル列で構成されるイエロー用記録ヘッド、マゼンダ用メインノズル列及びマゼンダ用サブノズル列で構成されるマゼンダ用記録ヘッド、シアン用メインノズル列及びシアン用サブノズル列で構成されるシアン用記録ヘッド、ブラック用メインノズル列及びブラック用サブノズル列で構成されるブラック用記録ヘッド4つの記録ヘッド、8つのノズル列が備えられている。
【0050】
そして、前記イエロー用メインノズル列42Y及びイエロー用サブノズル列46Yにおいて、対応するノズル41Y,45Y同士が、記録媒体の搬送方向Xの同一線上から印字解像度ピッチSの半分以下の範囲でずらして配置されている。本実施の形態では、前記ノズル41Y,45Yのずらし幅Tの範囲はさらに狭く、ノズル41Yから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲となっている。なお、前記ノズル41Y,45Yのずらし幅Tについては、印字解像度ピッチSの半分以下の範囲と、ノズル41Yから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲のうち、より狭い範囲を適用するとする。
このようにすることにより、走査方向に配置された複数のノズル列における対応するノズル同士が同一線上に配置された従来のものに比べて、着弾したインクドットのより幅広いばらつきに対応することができ、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができる。
【0051】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
まず、インクジェット記録装置に記録する画像に関する画像情報が送られると、搬送装置が動作する。具体的な動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0052】
そして、記録媒体がプラテン、すなわち記録ヘッドの位置まで搬送されると、記録媒体に対して、各記録ヘッドにおける各メインノズル列から各色のインクが順に射出される。また、各記録ヘッドにおける各サブノズル列でも、常にメインノズル列と同じノズルピッチで同一インクを射出して、メインノズル列のインク射出を補完する。その際、メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応したサブノズル列のノズルが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっていると印字効率が良い。
【0053】
なお、メインノズル列における一のノズルと、サブノズル列におけるメインノズル列の前記ノズルと対応する位置のノズルとは、同一の画素に対してインクを射出するようになっていても良いし、メインノズル列のノズルがインクを射出する画素の隣の画素に対して、サブノズル列のノズルからインクを射出するようになっていても良い。また、サブノズル列のノズルは、メインノズル列の対応する位置のノズルがインクを射出する画素又はメインノズル列の対応する位置のノズルがインクを射出する画素の隣の画素に対して、例えば半画素分ずらした位置にインクを射出するようになっていても良い。この他、サブノズル列のノズルからのインク射出位置は、白すじが目立ち難くなるような適宜の位置とすれば良い。
【0054】
このようにして、各色について、インク射出が行われた後、前記第1の実施の形態と同様に、光照射装置から紫外線を照射してインクの硬化が行われる。その後、記録媒体が、搬送装置により搬送されて、排出トレイに排出される。
【0055】
なお、上記各実施の形態では、各記録ヘッドは記録媒体の幅方向全幅に略一直線状のノズル列を配置した一のラインヘッドで構成されていたが、これに限らず、例えば、記録媒体の幅方向の略一直線上又は略千鳥状に複数のヘッドブロックを備えており、それぞれのヘッドブロックに設けられたノズル列を合わせて記録媒体全幅にインクを射出可能なラインヘッドとしても良い。
【0056】
さらに、上記各実施の形態では、インクジェット記録装置としてラインプリンタを用いていたが、本発明はこれに限るものではなく、インクジェット記録装置としてシリアルプリンタを用いても良い。
【0057】
また、第1の実施の形態では、各記録ヘッドに設けられるノズル列は1列であったが、これに限らず、複数列設けられても良い。さらに、第1の実施の形態では、メイン記録ヘッドに対する走査方向下流側に、サブ記録ヘッドが配置されていたが、これに限らず、メイン記録ヘッドに対する走査方向上流側に、サブ記録ヘッドが配置されていても良い。
【0058】
またさらに、第1の実施の形態の記録ヘッドでは、1のメイン記録ヘッドに設けられた1のノズル列で印字解像度ピッチの画像が形成されるように構成されていたが、これに限るものではなく、メイン記録ヘッドが、ノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで配置された複数の記録ヘッドで構成されていても良い。例えば、メイン記録ヘッドが、印字解像度の2分の1のノズルピッチを有する2つの記録ヘッドで構成されていて、2つの記録ヘッドのうち、一方のノズル位置が他方のノズル同士の間隔の中間位置となるように配置されていても良い。なお、メイン記録ヘッドが複数の記録ヘッドで構成される場合には、サブ記録ヘッドも対応する数の記録ヘッドで構成され、メイン記録ヘッドを構成するそれぞれの記録ヘッドに対して、隣接する走査方向上流側又は下流側にサブ記録ヘッドを構成する記録ヘッドがそれぞれ配置される。
【0059】
さらに、第1の実施の形態では、サブ記録ヘッドは各色の1のメイン記録ヘッドに付き1つであったが、これに限らず、各色の1のメイン記録ヘッドに付き複数有していても良い。この場合、走査方向に複数配置された同一インクに対する記録ヘッドの全てが、走査方向と直交する方向に互いにずらして配置されていると、様々なインク出射ばらつきに対応させることができて良い。
【0060】
また、第2の実施の形態の記録ヘッドでは、メインノズル列に対する走査方向下流側に、サブノズル列が配置されていたが、これに限らず、メインノズル列に対する走査方向上流側に、サブノズル列が配置されていても良い。
【0061】
またさらに、第2の実施の形態の記録ヘッドでは、1の記録ヘッドに設けられた1のメインノズル列で印字解像度ピッチの画像が形成されるように構成されていたが、これに限るものではなく、メインノズル列が、ノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで配置された複数のノズル列で構成されていても良い。例えば、メインノズル列が、印字解像度の2分の1のノズルピッチを有する2つのノズル列で構成されていて、2つのノズル列のうち、一方のノズル位置が他方のノズル同士の間隔の中間位置となるように配置されていても良い。なお、メインノズル列が複数のノズル列で構成される場合には、サブノズル列も対応する数のノズル列で構成され、メインノズル列を構成するそれぞれのノズル列に対して、隣接する走査方向上流側又は下流側にサブノズル列を構成するノズル列がそれぞれ配置される。
【0062】
さらに、第2の実施の形態では、1のメインノズル列におけるサブノズル列は1列であったが、これに限らず、複数列設けられても良い。この場合、走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、走査方向と直交する方向に互いにずらして配置されていると、様々なインク出射ばらつきに対応させることができて良い。
【0063】
以上のように、前記した各実施の形態のインクジェット記録装置によれば、インクを射出するための複数のノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向と直交する方向に配置されたメインノズル列と、メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列が走査方向に配置されており、走査方向に配置された複数のノズル列において、メインノズル列のノズル位置に対応したサブノズル列のノズルが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチの半分以下の範囲でずらして配置されているため、走査方向に配置された複数のノズル列における対応するノズル同士が同一線上に配置された従来のものに比べて、着弾したインクドットのより幅広いばらつきに対応することができ、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができる。
【0064】
また、第1の実施の形態では、メインノズル列がメイン記録ヘッドに配置され、サブノズル列が、メイン記録ヘッドとは別のサブ記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、上記した作用効果を奏することができる。
【0065】
さらに、第2の実施の形態では、メインノズル列及びサブノズル列が一の記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、上記した作用効果を奏することができる。
【0066】
またさらに、前記した各実施の形態では、ノズルのずらし幅の範囲が、ノズルから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲としたため、出射ばらつきに対応したずらし幅を規定でき、文字や細線の品質を保ちつつ高い確率でノズルからのインクの出射ばらつき等による白すじ発生を防止することができる。
【0067】
また、前記した各実施の形態では、メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応したサブノズル列のノズルとが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっているため、各ノズルの駆動サイクルの複数倍の速さで記録し、画像を形成することができる。
【0068】
さらに、第1の実施の形態では、メインノズル列に対するサブノズル列の走査方向と直交する方向のずらし幅を調整する調整手段を備えているため、実際に配置されるノズル列の出射特性に合わせて、白すじが目立たず、さらに文字や細線の品質が落ちない最適なずらし幅を決定することができる。
【0069】
またさらに、走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、互いにずらして配置されている場合には、より確実に白すじ発生を防止することができる。
【0070】
また、前記した各実施の形態では、ラインプリンタに本発明の構成を適用することで、より高い効果を得ることができる。
【0071】
さらに、前記した各実施の形態では、ノズルから光硬化性インクを射出し、記録媒体に着弾したインクに光を照射して硬化させる光照射手段を備えるため、効果的にインクを記録媒体に定着させることができる。
【0072】
またさらに、前記した各実施の形態では、光照射手段から照射される光が紫外線であるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができる。
【0073】
また、前記した各実施の形態では、光硬化性インクがカチオン重合系インクであるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができ、さらに、カチオン重合系インクは光照射手段による光の照射強度が低照度であっても硬化が行えるため、光源を小さくすることができ、インクジェット記録装置のコンパクト化と低コスト化を実現することができる。
【0074】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0075】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、インクを射出するための複数のノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向と直交する方向に配置されたメインノズル列と、メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列が走査方向に配置されており、走査方向に配置された複数のノズル列において、メインノズル列のノズル位置に対応したサブノズル列のノズルが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチの半分以下の範囲でずらして配置されているため、走査方向に配置された複数のノズル列における対応するノズル同士が同一線上に配置された従来のものに比べて、着弾したインクドットのより幅広いばらつきに対応することができ、文字や細線の品質を保ちつつノズルからのインクの出射ばらつきや射出不良等による白すじ発生を効果的に防止することができる。
【0076】
請求項2に記載の発明によれば、メインノズル列がメイン記録ヘッドに配置され、サブノズル列が、メイン記録ヘッドとは別のサブ記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
【0077】
請求項3に記載の発明によれば、メインノズル列及びサブノズル列が一の記録ヘッドに配置されている構成のインクジェット記録装置において、請求項1に記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
【0078】
請求項4に記載の発明によれば、ノズルのずらし幅の範囲が、ノズルから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲としたため、出射ばらつきに対応したずらし幅を規定でき、文字や細線の品質を保ちつつ高い確率でノズルからのインクの出射ばらつき等による白すじ発生を防止することができる。
【0079】
請求項5に記載の発明によれば、メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応したサブノズル列のノズルとが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっているため、各ノズルの駆動サイクルの複数倍の速さで記録し、画像を形成することができる。
【0080】
請求項6に記載の発明によれば、メインノズル列に対するサブノズル列の走査方向と直交する方向のずらし幅を調整する調整手段を備えているため、実際に配置されるノズル列の出射特性に合わせて、白すじが目立たず、さらに文字や細線の品質が落ちない最適なずらし幅を決定することができる。
【0081】
請求項7に記載の発明によれば、走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、互いにずらして配置されているため、より確実に白すじ発生を防止することができる。
【0082】
請求項8に記載の発明によれば、ラインプリンタに本発明の構成を適用することで、より高い効果を得ることができる。
【0083】
請求項9に記載の発明によれば、ノズルから光硬化性インクを射出し、記録媒体に着弾したインクに光を照射して硬化させる光照射手段を備えるため、効果的にインクを記録媒体に定着させることができる。
【0084】
請求項10に記載の発明によれば、光照射手段から照射される光が紫外線であるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができる。
【0085】
請求項11に記載の発明によれば、光硬化性インクがカチオン重合系インクであるため、信頼性の高いインクの定着を行うことができ、さらに、カチオン重合系インクは光照射手段による光の照射強度が低照度であっても硬化が行えるため、光源を小さくすることができ、インクジェット記録装置のコンパクト化と低コスト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッドを示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッドを示す図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置
11 記録媒体
12 搬送装置
15 プラテン
16 光照射装置(光照射手段)
20Y,20M,20C,20K メイン記録ヘッド
21Y,31Y,41Y,45Y ノズル
30Y,30M,30C,30K サブ記録ヘッド
35Y,35M,35C,35K 調整手段
40Y 記録ヘッド
22Y,42Y メインノズル列
32Y,46Y サブノズル列
P,S 印字解像度ピッチ
Q,T ノズルのずらし幅
X 搬送方向(走査方向)

Claims (11)

  1. インクを記録媒体に射出して画像を形成するインクジェット記録装置であって、
    インクを射出するための複数のノズルが印字解像度の整数分の1のピッチで走査方向と直交する方向に配置されたメインノズル列と、前記メインノズル列と同じピッチで同一インクを射出するサブノズル列が走査方向に配置されており、
    前記走査方向に配置された複数のノズル列において、前記メインノズル列のノズル位置に対応した前記サブノズル列のノズルが、走査方向の同一線上から印字解像度ピッチの半分以下の範囲でずらして配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
    前記メインノズル列はメイン記録ヘッドに配置され、
    前記サブノズル列は、前記メイン記録ヘッドとは別のサブ記録ヘッドに配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
    前記メインノズル列及び前記サブノズル列は一の記録ヘッドに配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記ノズルのずらし幅の範囲が、ノズルから射出されるインクの出射角度のばらつきの標準偏差の4倍以内の範囲であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記メインノズル列のノズルと当該ノズルに対応した前記サブノズル列のノズルとが、走査方向の画素に対して交互にインクを射出するようになっていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記メインノズル列に対する前記サブノズル列の走査方向と直交する方向のずらし幅を調整する調整手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記走査方向に配置された同一インクを射出する複数のノズル列の全てが、互いにずらして配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    ラインプリンタであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記ノズルから光硬化性インクを射出し、記録媒体に着弾したインクに光を照射して硬化させる光照射手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 請求項9に記載のインクジェット記録装置において、
    光照射手段から照射される光が紫外線であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 請求項9又は10に記載のインクジェット記録装置において、
    光硬化性インクがカチオン重合系インクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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