JP2002225265A - インクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置

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JP2002225265A
JP2002225265A JP2001023018A JP2001023018A JP2002225265A JP 2002225265 A JP2002225265 A JP 2002225265A JP 2001023018 A JP2001023018 A JP 2001023018A JP 2001023018 A JP2001023018 A JP 2001023018A JP 2002225265 A JP2002225265 A JP 2002225265A
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head
pressure chamber
ink
actuator
scanning direction
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Application number
JP2001023018A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsuo
浩之 松尾
Koji Ikeda
浩二 池田
Atsushi Sogami
淳 曽我美
Masaichiro Tachikawa
雅一郎 立川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータが高密度に配置されたインク
ジェットヘッドにおいて、インクドットの大きさのばら
つきに基づく白筋の発生を防止する。 【解決手段】 4つの圧力室22がヘッド長手方向Yか
ら傾斜してなる圧力室列22A〜22Dを備える。圧力
室列22Bの圧力室221と、圧力室列22Cの圧力室
223とは、走査方向Xの同一直線上に並んでいる。圧
力室221,223に対応するノズルからは、インクを
交互に吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドおよびインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルと、各ノズルに
それぞれ連通する複数の圧力室と、各圧力室内のインク
を加圧または減圧することによって各ノズルからインク
を吐出させるアクチュエータとを備えたインクジェット
ヘッドは、プリンタ等の記録装置においてよく用いられ
ている。ノズルは、走査方向と直交する方向に沿って、
所定のドット密度に対応した微小なピッチ間隔で配列さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年、記録の高
画質化が進んでおり、アクチュエータおよびノズルは従
来以上に高密度に配設されるようになっている。例え
ば、600dpiの記録を行うインクジェットヘッドで
は、ノズルは42.3μmの微小なピッチ間隔で配列さ
れる。
【0004】ところが、アクチュエータおよびノズルの
高密度化が進むと、アクチュエータの特性の均一化やノ
ズルの加工は難しくなってくる。しかし、アクチュエー
タの特性が不均一になったりまたはノズル形状がいびつ
になったりすると、ノズルから所定量のインク滴を吐出
することができなくなり、記録媒体上に所定の大きさの
インクドットを安定して形成することができなくなる。
そのため、高密度化の進展に伴って、多数のアクチュエ
ータおよびノズルのうちの一部に所定の大きさのインク
ドットを形成できないものが含まれるおそれが大きくな
ってきている。
【0005】例えば、一部のアクチュエータの性能が劣
っている場合、当該アクチュエータは所定の大きさより
も若干小さなインクドットしか形成できない。そのよう
な小ドットは、分散して形成されている場合には肉眼で
見分けがつかないものであるが、例えば図14に示すよ
うに、小ドットD2が一列に連続して並んでしまうと、
通常のドットD1との違いが目立つようになる。つま
り、小ドットD2が一列に並ぶと、小ドットD2と通常
の大きさのドットD1との間に通常よりも大きな空白が
直線上に生じ、白い筋L1が延びているように見えるこ
とになる。このようないわゆる白筋L1は、印字または
印画の品質を低下させる要因となる。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上記のような白筋の
発生を防止することにより、印字または印画の品質を向
上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るインク
ジェットヘッドは、複数のノズルが配列されてなるノズ
ル列が2列以上形成され、少なくとも1つのノズル列の
一部のノズルが他のノズル列のノズルと走査方向の同一
直線上に位置しているヘッド本体と、上記各ノズルから
インクを吐出させるアクチュエータとを備え、上記アク
チュエータは、走査方向の同一直線上に位置している複
数のノズルから同一種類のインクを1回または複数回お
きに交互に吐出させるものである。
【0008】第2の発明に係るインクジェットヘッド
は、複数のノズルが配列されてなるノズル列が1列また
は2列以上形成されたヘッド本体と、該各ノズルからイ
ンクを吐出させるアクチュエータとを有するヘッドブロ
ックを走査方向に少なくとも2つ備え、上記ヘッドブロ
ックは、少なくとも1つのヘッドブロックの一部のノズ
ルが他のヘッドブロックのノズルと走査方向の同一直線
上に位置するように配置され、上記ヘッドブロックのア
クチュエータは、走査方向の同一直線上に位置している
複数のノズルから同一種類のインクを1回または複数回
おきに交互に吐出させるものである。
【0009】上記第1および第2の各発明によれば、走
査方向の同一直線上に位置する複数のノズルからは同一
種類のインクが交互に吐出されるので、それらノズルか
ら吐出されたインクは、記録媒体上にインクドットを交
互に形成することになる。仮にそれらのノズル(または
それらノズルに対応するアクチュエータ等)の一つが所
定量のインクを吐出できないものであった場合には、通
常のインクドットと大きさの異なるインクドットが形成
されることになるが、上述の通りインクドットは交互に
形成されるので、大きさの異なるインクドットが走査方
向に一列に連続して並ぶようなことはない。したがっ
て、白筋の発生は未然に防止される。
【0010】第3の発明に係るインクジェットヘッド
は、インクを貯留する共通液室と、該共通液室に連通し
た複数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連通した複数
のノズルとが設けられた圧力室ブロックと、圧電素子
と、該圧電素子に電圧を印加するための第1および第2
電極と、振動板とを有し、該振動板によって上記圧力室
ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロックに配置
されたアクチュエータとを備えたインクジェットヘッド
であって、上記圧力室ブロックの圧力室は、ヘッド長手
方向から傾斜した方向に並ぶ複数の圧力室からなる圧力
室列を上記ヘッド長手方向および上記走査方向に複数形
成し、少なくとも一部の圧力室列の圧力室が他の圧力室
列の圧力室と走査方向の同一直線上に位置しているとと
もに、走査方向の同一直線上に位置している圧力室に対
応するノズル同士も走査方向の同一直線上に位置してお
り、上記アクチュエータは、走査方向の同一直線上に位
置している複数のノズルから同一種類のインクを1回ま
たは複数回おきに交互に吐出させるものである。
【0011】上記第3の発明によれば、第1および第2
の各発明と同様、走査方向の同一直線上に位置するノズ
ルから同一種類のインクが交互に吐出されるので、白筋
の発生は防止される。
【0012】第4の発明に係るインクジェットヘッド
は、第3の発明に係るインクジェットヘッドにおいて、
アクチュエータは、圧力室ブロックよりも面積の小さな
複数のアクチュエータブロックからなり、上記アクチュ
エータブロックは、ヘッド長手方向および走査方向に配
列され、隣り合うアクチュエータブロック同士は、走査
方向に離隔するとともにヘッド長手方向に関して一部重
なっているものである。
【0013】上記第4の発明によれば、アクチュエータ
は複数のアクチュエータブロックによって構成されるの
で、例えばライン型のヘッドのように、圧力室ブロック
が比較的大型のものであったとしても、アクチュエータ
ブロックの1個当たりの大きさは小さくてよい。そのた
め、アクチュエータブロックをいわゆる転写工法で作製
することができるので、薄膜アクチュエータの圧電特性
および膜厚等の特性の均一化、膜の割れの防止、製造の
歩留まりの向上、製造設備の小型化、低価格化などを図
ることができる。
【0014】また、隣り合うアクチュエータブロック同
士は離隔しているので、アクチュエータブロックの位置
精度が多少粗くても、また、アクチュエータブロックの
形状誤差が多少大きくても、アクチュエータブロック同
士が物理的に重なり合うことはない。一方、隣り合うア
クチュエータブロック同士はヘッド長手方向に関しては
一部重なるように配置されているので、ヘッド長手方向
に並ぶすべての圧力室は、アクチュエータブロックによ
って漏れなく確実に覆われることになる。そのため、複
数のアクチュエータブロックを用いているにも拘わら
ず、それらの作製誤差および位置決め誤差を相当程度許
容することができ、歩留まりを向上させることができ
る。
【0015】第5の発明に係るインクジェットヘッド
は、インクを貯留する共通液室と、該共通液室に連通し
た複数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連通した複数
のノズルとが設けられた圧力室ブロックと、圧電素子
と、該圧電素子に電圧を印加するための第1および第2
電極と、振動板とを有し、該振動板によって上記圧力室
ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロックに配置
されたアクチュエータとを備えたインクジェットヘッド
であって、上記圧力室ブロックの圧力室は、ヘッド長手
方向から傾斜した方向に並ぶ複数の圧力室からなる圧力
室列を上記ヘッド長手方向に複数形成し、少なくとも一
部の圧力室列の圧力室が他の圧力室列の圧力室と走査方
向の同一直線上に位置しているとともに、走査方向の同
一直線上に位置している圧力室に対応するノズル同士も
走査方向の同一直線上に位置しており、上記アクチュエ
ータは、走査方向の同一直線上に位置している複数のノ
ズルから同一種類のインクを1回または複数回おきに交
互に吐出させるものである。
【0016】上記第5の発明によれば、第1および第2
の各発明と同様、走査方向の同一直線上に位置している
ノズルから同一種類のインクが交互に吐出されるので、
白筋の発生は防止される。
【0017】第6の発明に係るインクジェットヘッド
は、第5の発明に係るインクジェットヘッドにおいて、
アクチュエータは、圧力室ブロックよりも面積が小さく
かつ一辺が圧力室列の列方向と平行な平行四辺形状の複
数のアクチュエータブロックからなり、上記アクチュエ
ータブロックは、ヘッド長手方向に配列され、隣り合う
アクチュエータブロック同士は、互いに離隔しているも
のである。
【0018】上記第6の発明によれば、前記第4の発明
と同様、圧力室ブロックが比較的大型のものであったと
しても、アクチュエータブロックをいわゆる転写工法で
作製することができるので、薄膜アクチュエータの圧電
特性および膜厚等の特性の均一化等を図ることができ
る。
【0019】また、上記第6の発明において(第5の発
明においても同様)、圧力室列の列方向はヘッド長手方
向から傾斜しており、圧力室同士は走査方向にずれてい
る。そのため、ヘッド全体としては圧力室がヘッド長手
方向に微小間隔で配置されているにも拘わらず、各圧力
室列においては、圧力室同士が走査方向にずれている分
だけ、隣り合う圧力室同士の間隔は比較的広くなる。同
様に、圧力室列同士の間隔も、ヘッド長手方向に関して
は微小な間隔であるにも拘わらず、圧力室列の列方向と
直交する方向に関しては、比較的広くなる。
【0020】ここで、アクチュエータブロックは、一辺
が圧力室列の列方向と平行な平行四辺形状に形成されて
いる。そのため、アクチュエータブロックを互いに離隔
するようにヘッド長手方向に配列したとしても、圧力室
列の列方向と直交する方向の間隔が広いために、ヘッド
全体として、アクチュエータブロックは圧力室を漏れな
く覆うことになる。つまり、アクチュエータブロックを
飛び飛びに配設しているにも拘わらず、ヘッド全体とし
て、各圧力室に対応するように複数のアクチュエータが
ヘッド長手方向に微小間隔で形成されることになる。
【0021】このように、アクチュエータブロックを互
いに離隔するように配列することができるので、アクチ
ュエータブロックの形状誤差または配置誤差があったと
しても、アクチュエータブロック同士が物理的に重なり
合うことはない。したがって、アクチュエータブロック
の形状誤差または配置誤差を相当程度許容することがで
きるので、歩留まりは向上する。
【0022】加えて、上記第6の発明によれば、アクチ
ュエータブロックを2列分設ける必要がないので、ヘッ
ドの走査方向長さは短くなる。そのため、ヘッドの小型
化を図ることができる。また、ヘッドの走査方向長さが
長いと、記録媒体にうねりが生じやすく、記録は不安定
になりやすいが、上記第6の発明によれば、ヘッドの走
査方向長さが短くなるので、記録媒体のうねりは生じに
くい。したがって、安定した記録が行われることにな
る。
【0023】第7の発明に係るインクジェットヘッド
は、複数列のラインヘッドが走査方向に配列されてなる
インクジェットヘッドであって、上記各列のラインヘッ
ドは、インクを貯留する共通液室と、該共通液室に連通
した複数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連通した複
数のノズルとが設けられた圧力室ブロックと、圧電素子
と、該圧電素子に電圧を印加するための第1および第2
電極と、振動板とを有し、該振動板によって上記圧力室
ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロックに配置
されたアクチュエータとを備える一方、上記圧力室ブロ
ックの圧力室が、ヘッド長手方向から傾斜した方向に並
ぶ複数の圧力室からなる圧力室列を上記ヘッド長手方向
に複数形成してなり、上記ラインヘッドは、少なくとも
1つのラインヘッドの一部の圧力室が他のラインヘッド
の圧力室と走査方向の同一直線上に位置するとともに、
走査方向の同一直線上に位置する圧力室に対応するノズ
ル同士も走査方向の同一直線上に位置するように配置さ
れ、上記ラインヘッドのアクチュエータは、走査方向の
同一直線上に位置している複数のノズルから同一種類の
インクを1回または複数回おきに交互に吐出させるもの
である。
【0024】上記第7の発明によれば、前記第1および
第2の各発明と同様、走査方向の同一直線上に位置して
いるノズルから同一種類のインクが交互に吐出されるの
で、白筋の発生は防止される。
【0025】第8の発明に係るインクジェットヘッド
は、第7の発明に係るインクジェットヘッドにおいて、
各ラインヘッドのアクチュエータは、各圧力室ブロック
よりも面積の小さな複数のアクチュエータブロックから
なり、各ラインヘッドのアクチュエータブロックは、隣
り合うアクチュエータブロック同士が離隔するようにヘ
ッド長手方向に配列され、各ラインヘッドは、該各ライ
ンヘッドのアクチュエータブロックが他のラインヘッド
のアクチュエータブロックとヘッド長手方向に関して一
部重なるように配置されているものである。
【0026】上記第8の発明によれば、前記第4の発明
と同様、アクチュエータブロックをいわゆる転写工法で
作製することができるので、薄膜アクチュエータの圧電
特性および膜厚等の特性の均一化等を図ることができ
る。
【0027】第9の発明に係るインクジェットヘッド
は、第3、第4、第7または第8の発明に係るインクジ
ェットヘッドにおいて、アクチュエータブロックは、千
鳥状に配置されているものである。
【0028】上記第9の発明によれば、アクチュエータ
ブロックが千鳥状に配置されることにより、全体として
アクチュエータブロックはヘッド長手方向に隙間なく並
ぶことになる。
【0029】第10の発明に係るインクジェットヘッド
は、第3〜第9のいずれか一の発明に係るインクジェッ
トヘッドにおいて、アクチュエータは、第2電極および
振動板の代わりに、第2電極を兼ねる導電性の振動板を
備えているものである。
【0030】上記第10の発明によれば、アクチュエー
タブロックの構成要素の数が削減される。
【0031】第11の発明に係るインクジェットヘッド
は、複数種類のインクを吐出するインクジェットヘッド
であって、インクの種類毎に設けられた第1〜第10の
いずれか一の発明に係るインクジェットヘッドを走査方
向に複数備えているものである。
【0032】上記第11の発明によれば、複数種類のイ
ンクを吐出するインクジェットヘッドにおいて、前記第
1〜第10の発明の効果が得られる。複数種類のインク
として複数色のインクを用いることとすれば、カラー画
像を形成するインクジェットヘッドにおいて、前記第1
〜第10の発明の効果が得られる。
【0033】第12の発明に係るインクジェット式記録
装置は、第1〜第11のいずれか一の発明に係るインク
ジェットヘッドと、上記インクジェットヘッドと記録媒
体とを走査方向に相対移動させる移動手段とを備えてい
るものである。
【0034】上記第12の発明によれば、第1〜第11
の発明の効果を奏するインクジェット式記録装置が得ら
れる。
【0035】
【発明の効果】第1、第2、第3、第5および第7の各
発明によれば、走査方向の同一直線上に並ぶノズルから
インクを交互に吐出するので、白筋の発生を未然に防止
することができる。
【0036】第4、第6および第8の各発明によれば、
アクチュエータを複数のアクチュエータブロックで形成
することとしたので、各アクチュエータブロックを転写
工法で作製することができる。そのため、薄膜アクチュ
エータの圧電特性および膜厚等の特性の均一化、膜の割
れの防止、製造の歩留まりの向上、製造設備の小型化、
低価格化などを図ることができる。また、隣り合うアク
チュエータブロック同士は離隔しているので、アクチュ
エータブロックの作製誤差および位置決め誤差を相当程
度許容することができる。そのため、歩留まりを更に向
上させることができる。
【0037】特に、第6の発明によれば、アクチュエー
タブロックを2列分設ける必要がないので、ヘッドの走
査方向長さを短くすることができる。そのため、ヘッド
の小型化を促進することができる。また、記録媒体のう
ねりが生じにくいので、より安定した記録を行うことが
できる。
【0038】第9発明によれば、アクチュエータブロッ
クを千鳥状に配置することとしたので、全体としてアク
チュエータブロックをヘッド長手方向に隙間なく配列す
ることができる。
【0039】第10の発明によれば、第2電極および振
動板を別々に設ける代わりに、第2電極を兼ねる導電性
の振動板を備えることとしたので、アクチュエータブロ
ックの構成要素の個数を削減することができ、材料コス
トおよび製造コストの削減を図ることができる。
【0040】第11の発明によれば、複数種類のインク
を吐出するインクジェットヘッドにおいて、第1〜第1
0の発明の効果を得ることができる。
【0041】第12の発明によれば、インクジェット式
記録装置において、第1〜第11の発明の効果を得るこ
とができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0043】<実施形態1> −インクジェットヘッドおよび記録装置の構成− 図1に示すように、インクジェット式記録装置90は、
4色のインクを吐出するラインヘッド型の記録装置であ
り、4つの独立ラインヘッド1〜4からなるインクジェ
ットヘッド5を備えている。1はブラックインク(B
k)を吐出する第1ラインヘッド、2はシアンインク
(C)を吐出する第2ラインヘッド、3はマゼンダイン
ク(M)を吐出する第3ラインヘッド、4はイエロイン
ク(Y)を吐出する第4ラインヘッドである。インクジ
ェットヘッド5は、ブラック、シアン、マゼンダ、イエ
ロのインクをこの順に吐出するように、上記第1〜第4
ラインヘッド1〜4を組み合わせて構成されている。各
ラインヘッド1〜4は、記録媒体9の幅方向に延びてお
り、ヘッド長手方向Yは走査方向Xに直交している。各
ラインヘッド1〜4は、それぞれの色のインクを貯留し
ているインクタンク11とインクチューブ10を介して
接続されている。
【0044】インクジェット式記録装置90は一対の搬
送ローラ8,8と、一対の送りローラ7,7とを備えて
おり、記録媒体9は送りローラ7,7および搬送ローラ
8,8に挟まれている。搬送ローラ8,8は、インクジ
ェットヘッド5と記録媒体9とを相対移動させる移動手
段を構成しており、記録媒体9は搬送ローラ8,8が回
転することにより走査方向Xに搬送される。インクジェ
ットヘッド5の下方には、平板状の記録媒体保持部材6
が設けられている。なお、記録媒体保持部材6は、記録
媒体9とインクジェットヘッド5とを一定の間隔で対向
させるものであればよく、平板状のものに限られず、例
えば円筒状のものであってもよい。
【0045】記録媒体9は、インクジェットヘッド5と
記録媒体保持部材6との間を通過する。記録媒体9は、
送りローラ7,7に挟まれた状態で搬送ローラ8,8に
搬送されるので、両ローラ7,8によって引っ張り張力
を与えられる。このことにより、記録媒体9はたわむこ
となく、記録媒体保持部材6上に平坦な面を形成する。
そのため、インクジェットヘッド5から吐出されるイン
ク滴は、精度よく記録媒体9上に着弾することになる。
【0046】なお、図示は省略するが、記録媒体保持部
材6に静電気を与えて記録媒体9を静電吸着すると、記
録媒体9の記録媒体保持部材6上の部分はより平坦にな
る。そこで、記録媒体保持部材6に静電気を与える手段
を設けるようにしてもよい。
【0047】図2〜図6を参照しながら、各ラインヘッ
ドの構成を説明する。ただし、第1〜第4ラインヘッド
1〜4は同一形状のヘッドであるため、以下では第1ラ
インヘッド1のみを説明し、他のラインヘッド2〜4の
説明は省略する。
【0048】図2に示すように、ラインヘッド1は、一
つの圧力室ブロック41と、圧力室ブロック41に接合
された複数のアクチュエータブロック40とを備えてい
る。各アクチュエータブロック40は、一辺がアクチュ
エータブロック40の長手方向つまりヘッド長手方向Y
と平行であり、他の一辺がヘッド長手方向Yと直交する
矩形状に形成されている。ただし、アクチュエータブロ
ック40の形状は矩形状に限定されるものではなく、平
行四辺形等の他の形状であってもよい。アクチュエータ
ブロック40,40,…は、それぞれが接触しないよう
に、かつヘッド長手方向Yに関しては一部がオーバーラ
ップするように、千鳥状に配置されている。
【0049】より詳しくは、圧力室ブロック41上に
は、複数のアクチュエータブロック40,40,…がヘ
ッド長手方向Yに一定の間隔で並んでなる第1ブロック
列40A及び第2ブロック列40Bが形成されている。
第1ブロック列40Aと第2ブロック列40Bとは、記
録媒体の搬送方向(つまり走査方向X)に並んでいる。
同一のブロック列に属するアクチュエータブロック同士
40,40は、ヘッド長手方向Yに互いに離隔してい
る。第1ブロック列40Aに属するアクチュエータブロ
ック40と、第2ブロック列40Bに属するアクチュエ
ータブロック40とは、走査方向Xに互いに離隔してい
る。第1ブロック列40Aのアクチュエータブロック4
0と第2ブロック列40Bのアクチュエータブロック4
0とは、ヘッド長手方向Yに関して互いにずれた位置に
設けられている。例えば、第1ブロック列40Aのアク
チュエータブロック40は、ヘッド幅方向Yに関して、
第2ブロック列40Bのアクチュエータブロック40,
40の間に位置している。
【0050】アクチュエータブロック40には、厚みが
0.5μm〜8μmのPZTからなるベロブスカイト型
誘電体薄膜の圧電素子30が設けられている(図3参
照)。圧電素子30の各々の表面には、それぞれ個別に
電位を与える厚みが約0.1μmの導電性材料(例えば
Pt等)からなる第1電極15と、第1電極15に電圧
を供給する厚みが約0.1μmの導電性材料からなるリ
ード部16と、制御板としてのFPC13に接続された
入力端子17とが配置されている。
【0051】図4および図5に示すように、圧力室ブロ
ック41は、圧力室プレート21と流路プレート38と
ノズルプレート36とが積層されて構成されている。図
2に示すように、圧力室プレート21には、インクチュ
ーブ10のインクを導入するインク導入口12が設けら
れ、このインク導入口12にはインクチューブ10がは
め込まれている。
【0052】図3に示すように、アクチュエータブロッ
ク40では、ニッケル、クロム、シリコンの酸化物、ま
たはセラミックス等からなる振動板14上に、Pt、C
uまたはTi等の導電性材料からなる第2電極50が積
層されている。第2電極50は、アクチュエータブロッ
ク40内の各々の圧電素子30に共通の電位を与えるた
めの共通電極である。第2電極50上には圧電素子30
が積層され、圧電素子30上には第1電極15とリード
部16とが積層されている。図2に示すように、各アク
チュエータブロック40は、圧力室ブロック41の複数
の圧力室22,22,…を覆っている。アクチュエータ
ブロック40における各圧力室22の上部は、たわみ変
形を行って各圧力室22の体積を増加または減少させる
アクチュエータ部になっている。したがって、各アクチ
ュエータブロック40には、圧力室22,22,…に対
応した数のアクチュエータ部が含まれている。なお、高
密度配列を可能にするために、アクチュエータブロック
40の厚みは8μm以下が好ましい。
【0053】図4は、図2のC−C断面図である。図4
に示すように、第1ラインヘッド1は、1枚の圧力室プ
レート21と流路プレート38とノズルプレート36と
が接合されて構成されている。これら圧力室プレート2
1と流路プレート38とノズルプレート36とは、位置
合わせ手段25によって高精度に位置合わせされてい
る。本実施形態では、位置合わせ手段25は、位置決め
ピン23a,24aを貫通させる貫通孔23,24によ
って構成されている。つまり、ノズルプレート36と流
路プレート38と圧力室プレート21とは、位置決めピ
ン23a,24aが各プレートの貫通孔23,24を貫通
するように互いに重ね合わされることにより、高精度に
位置合わせされている。なお、貫通孔24は円孔であ
り、貫通孔23は楕円孔である。
【0054】ただし、位置合わせ手段25は物理的な手
段に限定されるものではなく、他の手段を用いてもよ
い。例えば、各プレートに位置合わせ用のマーカーを設
けておき、光学的な手段によって各プレートの位置合わ
せを行ってもよい。
【0055】図5は、図2のA−A断面を含む要部の斜
視図である。図5に示すように、圧力室プレート21に
は圧力室22が設けられている。流路プレート38は、
インク流路入口20およびインク供給口19が設けられ
た第1プレート33と、インク流路32および共通液室
18が設けられた第2プレート34と、インク流路32
からノズル37にインクを導入する孔が設けられた第3
プレート35とから構成されている。流路プレート38
は、SUS等からなる金属材料、感光性ガラスまたは樹
脂材料等によって構成されている。ノズルプレート36
は、厚みが20μm〜150μmのSUS等の金属材料
またはPI(ポリイミド)等の樹脂材料によって構成さ
れている。ノズルプレート36には、ノズル37が形成
されている。インクは、ヘッド内を共通液室18→イン
ク供給口19→圧力室22→インク流路入口20→イン
ク流路32→ノズル37の順に流通し、ノズル37から
飛翔した後、記録媒体9に着弾する。
【0056】図6に示すように、圧力室22は平面形状
が楕円形に形成されており、ヘッド長手方向Yに600
dpi(42.3μm)の間隔で並んでいる。ただし、
圧力室22はヘッド長手方向Yに沿って一列に並んでい
るわけではなく、ヘッド密度を高めるために、走査方向
Xに適宜ずれながら並んでいる。
【0057】詳しくは、圧力室プレート21には、それ
ぞれ4つの圧力室22がヘッド長手方向Yに対して傾斜
するように配列されてなる圧力室列22A,22B,2
2C,22Dが形成されている。言い換えると、各圧力
室列22A〜22Dは、それぞれ図6の右斜め下方向に
向かって配列された4つの圧力室22によって形成され
ている。圧力室列22Aと圧力室列22B、および圧力
室列22Cと圧力室列22Dは、それぞれヘッド長手方
向Yに隣り合っている。一方、圧力室列22Bと圧力室
列22Cとは、走査方向Xにずれている。これら4つの
圧力室列22A〜22Dのヘッド長手方向Yの隣側に
は、同様のパターンに形成された圧力室列22A〜22
Dが配置されている。なお、図2および図6等では、説
明の簡単のために圧力室列22A〜22Dを2組しか図
示していないが、実際にはヘッド長手方向Yに多数の圧
力室列22A〜22Dが形成されている。
【0058】圧力室列22Bと圧力室列22Cとは、ヘ
ッド長手方向Yに関して一部重なっている。つまり、圧
力室列22Bに属する圧力室の一部と、圧力室列22C
に属する圧力室の一部とは、走査方向Xに延びる同一直
線上に位置している。例えば、圧力室列22Bに属する
圧力室221と圧力室列22Cに属する圧力室223と
は、走査方向Xの同一直線上に位置している。また、圧
力室列22Bに属する圧力室222と圧力室列22Cに
属する圧力室224も、走査方向Xの同一直線上に位置
している。
【0059】なお、圧力室列22Dと圧力室列22A
も、ヘッド長手方向Yに関して一部重なっている。
【0060】各圧力室22の底面には、インク供給口1
9とインク流路入口20とが設けられている。インク供
給口19は、共通液室18と圧力室22とを連通させて
いる。共通液室18の内部は、インクで満たされてい
る。共通液室18の中央部は、ヘッド長手方向Yに延び
る2列の液室に分岐しており、それら2列の液室は両端
部で合体している。当該両端部にはそれぞれインク導入
口12が設けられており、これらインク導入口12を通
じて共通液室18にインクが供給されるようになってい
る。
【0061】図5に示すように、インク流路入口20
は、インク流路32を経てノズル37に連なっている。
したがって、ノズル37は、圧力室22と同一のパター
ンに形成されている(図6参照)。その結果、図示は省
略するが、ノズル37は圧力室列22A〜22Dに対応
した複数のノズル列を形成し、各ノズル列の一部のノズ
ルは、他のノズル列の一部のノズルと走査方向Xの同一
直線上に位置している。
【0062】−インクの吐出方法− 次に、図7を参照しながら、インクの吐出方法について
説明する。図7において、“○”および“●”はインク
ドットを表している。詳しくは、“○”は、圧力室列2
2Aおよび22Bの圧力室に対応するノズルから吐出さ
れたインクで形成されたドットであり、“●”は、圧力
室列22Cおよび22Dの圧力室に対応するノズルから
吐出されたインクで形成されたドットである。本実施形
態に係るインクジェットヘッド5では、走査方向Xの同
一直線上に位置しているノズルからは、インクが交互に
吐出される。例えば、圧力室221と圧力室223に対
応するノズルからは、インクは交互に吐出される。ま
た、圧力室222と圧力室224に対応するノズルから
も、インクは交互に吐出される。なお、インクの吐出態
様としては、1回おきに交互に吐出する態様が特に好ま
しいが、白筋が目立たない限り、複数回おきに交互に吐
出するようにしてもよい。
【0063】−インクジェットヘッドの製造方法− 次に、図8を参照しながら、インクジェットヘッド5の
製造方法について説明する。以下の製造方法は、いわゆ
る転写工法を用いた方法である。
【0064】まず、20mm×25mmのMgO、S
i、SUS等からなる基板60を準備する。本実施形態
では、MgOの基板を用いることとした。
【0065】次に、図8(a)に示すように、RFスパ
ッタ(高周波スパッタ)法により、基板60上に白金の
第1電極15を形成する。
【0066】次に、図8(b)に示すように、RFスパ
ッタ法により、第1電極15上にPZT薄膜の圧電素子
30を形成する。ここでは特に、基板60としてMgO
の単結晶基板を用いているので、MgO基板60の(1
00)面上に白金からなる第1電極15を形成したうえ
で圧電素子30を作製すると、圧電素子30は圧電性の
高い安定した特性を有するようになる。
【0067】次に、図8(c)に示すように、RFスパ
ッタ法により、圧電素子30上に白金の第2電極50を
形成する。
【0068】次に、図8(d)に示すように、RFスパ
ッタ法により、第2電極50上にクロムからなる振動板
14を形成する。この段階で、基板ブロック61が完成
する。なお、基板ブロック61とは、アクチュエータブ
ロック40を基板60から圧力室プレート21に転写す
るためのものであり、基板60とアクチュエータブロッ
ク40とから構成される。
【0069】次に、図8(e)に示すように、圧力室プ
レート21上に電着工法を用いて均一な電着樹脂層(図
示せず)を形成し、その後、当該電着樹脂層を挟んで振
動板14と圧力室プレート21とが接触するように、複
数の基板ブロック61を圧力室プレート21に接合す
る。基板ブロック61の接合に際しては、振動板14を
圧力室プレート21に対して均一かつ確実に接合するた
めに、基板ブロック61,61同士が互いに接触するこ
とがないようにする。つまり、隣り合う基板ブロック6
1,61同士の間に隙間を設けるように、基板ブロック
61,61同士を離して配置する(図2参照)。
【0070】ここで、もし基板ブロック61を隙間なく
一列に並べようとすると、基板ブロック61の大きさや
形状のわずかな誤差、またはわずかな配置誤差によっ
て、基板ブロック61,61同士が重なってしまうおそ
れがある。このような基板ブロック61,61同士の接
触が起こると、歩留まりは悪化する。そこで、本実施形
態では、高密度のノズルに対応するために、基板ブロッ
ク61を千鳥状に配置することとしている。
【0071】以上のような基板ブロック61の接合を行
った後、図8(f)に示すように、酸性溶液を用いて基
板60をエッチング除去する。
【0072】次に、圧力室プレート21に設けられた位
置合わせ手段25により、露光機で高精度に作製された
マスク(図示せず)を位置決めした後、図8(g)に示
すように、第1電極15のパターニングを行って、第1
電極15およびリード部16を所定の形状に形成する。
このように、位置合わせ手段25を用いて圧力室プレー
ト21と上記マスクとを位置合わせすることにより、第
1電極15およびリード部16を高精度に形成すること
ができる。
【0073】次に、図8(h)に示すように、圧力室プ
レート21に設けられた位置合わせ手段25を用いて、
圧力室プレート21と流路プレート38とを互いに位置
決めした後、接合する。
【0074】次に、図8(i)に示すように、圧力室プ
レート21または流路プレート38に設けられた位置合
わせ手段25を用いて、流路プレート38とノズルプレ
ート36とを位置決めしてから接合する。これにより、
各プレートが高精度に位置合わせされたラインヘッドが
完成する。その後は、上記のようにして作製したライン
ヘッド1〜4を組み合わせることによって、インクジェ
ットヘッド5が得られる。
【0075】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、異なるノズル列に属する一部のノ
ズル同士が走査方向Xの同一直線上に位置し、それらの
ノズルからはインク滴を交互に吐出することとしたの
で、インクドットの大きさに多少のばらつきがあって
も、白筋の発生を防止することができる。
【0076】図9に示すように、例えばアクチュエータ
ブロックの特性が不均一であった場合には、一方のアク
チュエータブロックによって形成されるインクドットD
1は相対的に大きくなり、逆に、他方のアクチュエータ
ブロックによって形成されるインクドットD2は相対的
に小さくなる。しかし、両ドット群の端部においては、
大きなインクドットD1と小さなインクドットD2とが
交互に形成されるので、境目が目立つようなことはな
く、白筋は生じない。したがって、印字または印画の品
質を向上させることができる。
【0077】また、本実施形態によれば、アクチュエー
タを複数のアクチュエータブロック40で形成し、一つ
の圧力室ブロック41に対して複数のアクチュエータブ
ロック40を配置することとしたので、アクチュエータ
ブロック40の一個当たりの大きさを小さくすることが
できる。したがって、転写工法を有効に活用することが
でき、薄膜アクチュエータの圧電特性および膜厚等の特
性の均一化、膜の割れの防止、製造の歩留まりの向上、
製造設備の小型化、低価格化などを図ることができる。
【0078】−変形例− 本実施形態では、振動板14と第2電極50とを別々に
形成したが(図3参照)、振動板14がクロム等の導電
性材料からなる場合は、振動板14が第2電極50を兼
ねることができるので、図10(a)に示すように、振
動板14と第2電極50とを別々に設けることなく第2
電極兼振動板14を設けるようにしてもよい。
【0079】また、圧電素子30と振動板14との間
に、耐電圧性の向上および接合力の強化のために、Cu
やTi等の導電性材料を中間層として介在させてもよ
い。
【0080】また、図10(b)に示すように、第1電
極15とともに圧電素子30をパターニングし、分割す
るようにしてもよい。このようにすると、振動板14は
たわみやすくなり、同じ電圧を印加した場合であって
も、より大きな変位を得ることができる。
【0081】また、図8(a)の基板60上に第1電極
15を形成した後、すぐに第1電極15のパターニング
を行えば、図10(c)のように、第1電極15および
リード部16の周囲に圧電素子30を配置することがで
きる。これにより、第1電極15およびリード部16と
振動板14との耐電圧性を向上させることができる。
【0082】<実施形態2>図11に示すように、実施
形態2に係るインクジェットヘッドの各ラインヘッド
は、走査方向Xに配列された2列のヘッドブロック、す
なわち第1ヘッドブロック1Aおよび第2ヘッドブロッ
ク2Aによって構成されている。
【0083】各ヘッドブロック1A,2Aは、一つの圧
力室ブロック41と、圧力室ブロック41に接合された
複数のアクチュエータブロック40とを備えている。各
ヘッドブロック1A,2Aのアクチュエータブロック4
0は、ヘッド長手方向Yに所定間隔毎に配列されてお
り、隣り合うアクチュエータブロック40同士は離隔し
ている。第1ヘッドブロック1Aと第2ヘッドブロック
2Aとは、ヘッド長手方向Yに関して一方のヘッドブロ
ックのアクチュエータブロック40が他方のヘッドブロ
ックのアクチュエータブロック40,40の間に位置す
るように、互いにヘッド長手方向Yにずれている。第1
ヘッドブロック1Aおよび第2ヘッドブロック2Aのア
クチュエータブロック40,40,…は、全体として千
鳥状に配置されている。第1ヘッドブロック1Aのアク
チュエータブロック40と第2ヘッドブロック2Aのア
クチュエータブロック40とは、走査方向Xに関しては
互いに離れた位置関係にあるが、ヘッド長手方向Yに関
しては一部が重なり合うような位置関係にある。このよ
うな配置パターンにより、結果として、アクチュエータ
ブロック40は全体としてヘッド長手方向Yに隙間なく
連続的に配列されている。
【0084】本実施形態においても、圧力室列22A〜
22Dの一部の圧力室同士は、走査方向Xの同一直線上
に位置している。走査方向Xの同一直線上に位置してい
る圧力室221と圧力室223とに対応するノズルから
は、インクが交互に吐出される。同様に、圧力室222
と圧力室224とに対応するノズルからも、インクが交
互に吐出される。
【0085】したがって、実施形態2においても、実施
形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施
形態では、第1ヘッドブロック1Aおよび第2ヘッドブ
ロック2Aのうちの一方のみが故障した場合には、故障
したヘッドブロックのみを交換し、故障していないヘッ
ドブロックはそのまま継続して使用することができる。
したがって、ラインヘッドの全体を交換する必要がない
ので、ランニングコストおよびメンテナンスコストを削
減することができる。
【0086】<実施形態3>図12および図13に示す
ように、実施形態3に係るインクジェットヘッドの各ラ
インヘッドは、ヘッド長手方向Yに一列に配列された平
行四辺形状のアクチュエータブロック40を備えている
ものである。
【0087】図12に示すように、実施形態3において
は、それぞれ4つの圧力室22が配列されてなる複数の
圧力室列22A〜22Hが形成されている。圧力室列2
2A〜22Hは、ヘッド長手方向Yに一定間隔毎に形成
されている。なお、図12および図13においては、説
明の簡単のために8組の圧力室列しか図示していない
が、実際にはヘッド長手方向Yに多数の圧力室列が形成
されている。
【0088】各アクチュエータブロック40は、一辺が
圧力室ブロック41の長手方向(ヘッド長手方向Yと同
一方向)と平行であり、他の一辺H1がヘッド長手方向
Yから傾斜している平行四辺形状に形成されている。ア
クチュエータブロック40はヘッド長手方向Yに所定間
隔毎に配列されており、隣り合うアクチュエータブロッ
ク40同士は離隔している。
【0089】各圧力室列22A〜22Hの列方向R1
は、アクチュエータブロック40の形斜辺H1と平行で
ある。各アクチュエータブロック40は、2列分の圧力
室列を覆っている。
【0090】本実施形態においても、圧力室列22A〜
22Hの端部の圧力室同士は、走査方向Xの同一直線上
に位置している。そして、同一直線上に位置している圧
力室に対応するノズルからは、インクが交互に吐出され
る。
【0091】したがって、実施形態3においても、実施
形態1と同様の効果を得ることができる。
【0092】また、実施形態3では、圧力室列22A〜
22Hは互いに平行に形成されているので、各圧力室列
22A〜22Hの間には、複数個の圧力室の横幅に相当
する間隔W(図12参照)が保たれている。つまり、圧
力室列22A〜22Hは、比較的広い間隔Wごとに配列
されている。ここで、アクチュエータブロック40は、
一辺H1が圧力室列22A〜22Hの列方向R1と平行
な平行四辺形状に形成されている。したがって、アクチ
ュエータブロック40を隙間なく配列しなくても、複数
のアクチュエータブロック40によって圧力室ブロック
41のすべての圧力室22を覆うことが可能となる。つ
まり、圧力室列22A〜22Hの間隔が広いので、アク
チュエータブロック40,40間に多少の隙間を設けた
としても、各圧力室22A〜22Hの圧力室22はアク
チュエータブロック40によって確実に覆われることに
なる。
【0093】そのため、アクチュエータブロック40を
走査方向に2列分設ける必要はなく、圧力室ブロック4
1に対してアクチュエータブロック40を一列に配列す
ることが可能となる。したがって、インクジェットヘッ
ド5の走査方向Xの長さは短くなり、ヘッドの小型化を
実現することができる。また、走査方向長さが短いこと
から、記録媒体9のうねりは生じにくくなる。そのた
め、インクジェットヘッド5と記録媒体9との間の間隔
は安定し、質の高い記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置の概略斜視図であ
る。
【図2】実施形態1に係るラインヘッドの平面図であ
る。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】図2のA−A断面を含むヘッド要部の斜視図で
ある。
【図6】圧力室ブロックの平面図である。
【図7】インクの吐出方法を説明するための模式図であ
る。
【図8】(a)〜(i)は、ラインヘッドの製造方法を
示す工程図である。
【図9】実施形態1に係るインクジェットヘッドによる
インクドットの形成パターンを示す図である。
【図10】(a)〜(c)は、実施形態1の変形例に係
る図3相当図である。
【図11】実施形態2に係るインクジェットヘッドの図
6相当図である。
【図12】実施形態3に係るインクジェットヘッドの図
6相当図である。
【図13】実施形態3に係るインクジェットヘッドの図
2相当図である。
【図14】従来のインクジェットヘッドによるインクド
ットの形成パターンを示す図である。
【符号の説明】
1〜4 ラインヘッド 1A,2A ヘッドブロック 5 インクジェットヘッド 6 記録媒体保持部材 7 送りローラ 8 搬送ローラ 9 記録媒体 14 振動板 15 第1電極 18 共通液室 21 圧力室プレート 22 圧力室 22A〜22D 圧力室列 30 圧電素子 36 ノズルプレート 37 ノズル 38 流路プレート 40 アクチュエータブロック(アクチュエ
ータ) 41 圧力室ブロック(ヘッド本体) 50 第2電極 60 基板 90 インクジェット式記録装置 D1,D2 インクドット X 走査方向 Y ヘッド長手方向
フロントページの続き (72)発明者 曽我美 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 立川 雅一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA08 EC07 EC74 FA04 FA10 FA13 2C057 AF24 AF31 AF33 AG15 AM19 AN01 AN05 AP73 AP75 BA04 BA14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルが配列されてなるノズル列
    が2列以上形成され、少なくとも1つのノズル列の一部
    のノズルが他のノズル列のノズルと走査方向の同一直線
    上に位置しているヘッド本体と、 上記各ノズルからインクを吐出させるアクチュエータと
    を備え、 上記アクチュエータは、走査方向の同一直線上に位置し
    ている複数のノズルから同一種類のインクを1回または
    複数回おきに交互に吐出させることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 複数のノズルが配列されてなるノズル列
    が1列または2列以上形成されたヘッド本体と、該各ノ
    ズルからインクを吐出させるアクチュエータとを有する
    ヘッドブロックを走査方向に少なくとも2つ備え、 上記ヘッドブロックは、少なくとも1つのヘッドブロッ
    クの一部のノズルが他のヘッドブロックのノズルと走査
    方向の同一直線上に位置するように配置され、 上記ヘッドブロックのアクチュエータは、走査方向の同
    一直線上に位置している複数のノズルから同一種類のイ
    ンクを1回または複数回おきに交互に吐出させることを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 インクを貯留する共通液室と、該共通液
    室に連通した複数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連
    通した複数のノズルとが設けられた圧力室ブロックと、 圧電素子と、該圧電素子に電圧を印加するための第1お
    よび第2電極と、振動板とを有し、該振動板によって上
    記圧力室ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロッ
    クに配置されたアクチュエータとを備えたインクジェッ
    トヘッドであって、 上記圧力室ブロックの圧力室は、ヘッド長手方向から傾
    斜した方向に並ぶ複数の圧力室からなる圧力室列を上記
    ヘッド長手方向および上記走査方向に複数形成し、 少なくとも一部の圧力室列の圧力室が他の圧力室列の圧
    力室と走査方向の同一直線上に位置しているとともに、
    走査方向の同一直線上に位置している圧力室に対応する
    ノズル同士も走査方向の同一直線上に位置しており、 上記アクチュエータは、走査方向の同一直線上に位置し
    ている複数のノズルから同一種類のインクを1回または
    複数回おきに交互に吐出させることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェットヘッド
    であって、 アクチュエータは、圧力室ブロックよりも面積の小さな
    複数のアクチュエータブロックからなり、 上記アクチュエータブロックは、ヘッド長手方向および
    走査方向に配列され、 隣り合うアクチュエータブロック同士は、走査方向に離
    隔するとともにヘッド長手方向に関して一部重なってい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 インクを貯留する共通液室と、該共通液
    室に連通した複数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連
    通した複数のノズルとが設けられた圧力室ブロックと、 圧電素子と、該圧電素子に電圧を印加するための第1お
    よび第2電極と、振動板とを有し、該振動板によって上
    記圧力室ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロッ
    クに配置されたアクチュエータとを備えたインクジェッ
    トヘッドであって、 上記圧力室ブロックの圧力室は、ヘッド長手方向から傾
    斜した方向に並ぶ複数の圧力室からなる圧力室列を上記
    ヘッド長手方向に複数形成し、 少なくとも一部の圧力室列の圧力室が他の圧力室列の圧
    力室と走査方向の同一直線上に位置しているとともに、
    走査方向の同一直線上に位置している圧力室に対応する
    ノズル同士も走査方向の同一直線上に位置しており、 上記アクチュエータは、走査方向の同一直線上に位置し
    ている複数のノズルから同一種類のインクを1回または
    複数回おきに交互に吐出させることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクジェットヘッド
    であって、 アクチュエータは、圧力室ブロックよりも面積が小さく
    かつ一辺が圧力室列の列方向と平行な平行四辺形状の複
    数のアクチュエータブロックからなり、 上記アクチュエータブロックは、ヘッド長手方向に配列
    され、 隣り合うアクチュエータブロック同士は、互いに離隔し
    ていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 複数列のラインヘッドが走査方向に配列
    されてなるインクジェットヘッドであって、 上記各列のラインヘッドは、 インクを貯留する共通液室と、該共通液室に連通した複
    数の圧力室と、該各圧力室にそれぞれ連通した複数のノ
    ズルとが設けられた圧力室ブロックと、 圧電素子と、該圧電素子に電圧を印加するための第1お
    よび第2電極と、振動板とを有し、該振動板によって上
    記圧力室ブロックの圧力室を覆うように該圧力室ブロッ
    クに配置されたアクチュエータとを備える一方、 上記圧力室ブロックの圧力室が、ヘッド長手方向から傾
    斜した方向に並ぶ複数の圧力室からなる圧力室列を上記
    ヘッド長手方向に複数形成してなり、 上記ラインヘッドは、少なくとも1つのラインヘッドの
    一部の圧力室が他のラインヘッドの圧力室と走査方向の
    同一直線上に位置するとともに、走査方向の同一直線上
    に位置する圧力室に対応するノズル同士も走査方向の同
    一直線上に位置するように配置され、 上記ラインヘッドのアクチュエータは、走査方向の同一
    直線上に位置している複数のノズルから同一種類のイン
    クを1回または複数回おきに交互に吐出させることを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のインクジェットヘッド
    であって、 各ラインヘッドのアクチュエータは、各圧力室ブロック
    よりも面積の小さな複数のアクチュエータブロックから
    なり、 各ラインヘッドのアクチュエータブロックは、隣り合う
    アクチュエータブロック同士が離隔するようにヘッド長
    手方向に配列され、 各ラインヘッドは、該各ラインヘッドのアクチュエータ
    ブロックが他のラインヘッドのアクチュエータブロック
    とヘッド長手方向に関して一部重なるように配置されて
    いることを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項3、4、7および8のいずれか一
    つに記載のインクジェットヘッドであって、 アクチュエータブロックは、千鳥状に配置されているこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれか一つに記載の
    インクジェットヘッドであって、 アクチュエータは、第2電極および振動板の代わりに、
    第2電極を兼ねる導電性の振動板を備えていることを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  11. 【請求項11】 複数種類のインクを吐出するインクジ
    ェットヘッドであって、 インクの種類毎に設けられた請求項1〜10のいずれか
    一つに記載のインクジェットヘッドを走査方向に複数備
    えていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一つに記載
    のインクジェットヘッドと、 上記インクジェットヘッドと記録媒体とを走査方向に相
    対移動させる移動手段とを備えていることを特徴とする
    インクジェット式記録装置。
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