JP2002253291A - 2−デオキシリボース5−リン酸の製造方法 - Google Patents

2−デオキシリボース5−リン酸の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2−デオキシリボース5−リン酸の効率的及
び安定的な製造方法を提供すること。 【解決手段】 グリセルアルデヒド3−リン酸とアセト
アルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸アル
ドラーゼを含有し、かつホスファターゼを実質的に含有
しない微生物の菌体又は該微生物に由来の酵素により反
応させることにより2−デオキシリボース5−リン酸を
製造する方法、並びに、ジヒドロキシアセトンリン酸と
アセトアルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン
酸アルドラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼとを含
有し、かつホスファターゼを実質的に含有しない微生物
の菌体又は該微生物に由来の酵素により反応させること
により2−デオキシリボース5−リン酸を製造する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−デオキシリボ
ース5−リン酸を、微生物の菌体又は微生物由来の酵素
により高収率で安定的に製造する方法及び該製造に利用
しうる酵素を産生する微生物に関する。2−デオキシリ
ボース5−リン酸はデオキシヌクレオシド類の生化学的
合成における出発原料である。また、該化合物を脱リン
酸することによって2−デオキシリボースを得ることが
できるが、2−デオキシリボースはヌクレオシド類の化
学合成の出発原料として有用である。
【0002】
【従来の技術】2−デオキシリボース5−リン酸は、D
NAの酵素による加水分解又は2-デオキシリボースの
化学的リン酸化により調製されてきた。しかし、前者の
方法は原料となるDNAが高価でかつ分離・精製の工程
が多く、後者はデオキシリボースを位置選択的にリン酸
化することが困難で、安価に2−デオキシリボース5−
リン酸を調製することはできなかった。
【0003】生体内では、2−デオキシリボース5−リ
ン酸は、グリセルアルデヒド3−リン酸とアセトアルデ
ヒドから2−デオキシリボース5−リン酸アルドラーゼ
(Deoxyribose−phosphate al
dolase、EC4.1.2.4)の触媒作用により
生成することが知られている。しかし、この反応による
2−デオキシリボース5−リン酸の調製は、基質となる
グリセルアルデヒド3−リン酸の化学的合成が容易でな
く、合成原料となるグリセルアルデヒドが不安定で、よ
り安定な異性体であるジヒドロキシアセトンへ異性化し
やすいという問題を有する。
【0004】一方、グリセルアルデヒド3−リン酸は、
生体内で、ジヒドロキシアセトンリン酸のトリオースリ
ン酸イソメラーゼ(Triosephosphate
isomerase、EC5.3.1.1)による異性
化反応により生成することが知られている。この反応の
基質となるジヒドロキシアセトンリン酸は化学的及び生
化学的に合成することが可能である(例えば、Ito
h,N.,Tujibata,Y.,Liu,J.
Q.;Appl.Microbiol.Biotech
nol.,51巻,193−200頁,1999年)。
【0005】しかしながら、上記報告は学術的にペント
ースの生体内代謝を明らかにしたり、アルドラーゼの立
体特異的作用を解明しようとしたものであって、グリセ
ルアルデヒド3−リン酸や2−デオキシリボース5−リ
ン酸の工業的生産を目的にしたものではない。また、従
来、2−デオキシリボース5−リン酸の工業的製法は全
く報告されていない。
【0006】更に下記のとおり、学術文献において、酵
素又は酵素試薬による2−デオキシリボース5−リン酸
の生成が数例報告されている。
【0007】その一つとして、グリセルアルデヒド3−
リン酸とアセトアルデヒドを基質として、2−デオキシ
リボース5−リン酸アルドラーゼにより2−デオキシリ
ボース5−リン酸を生成させたとの報告(Barba
s,III,C.F.,Wang,Y.,Wong,
C.; J.Am.Chem.Soc.,112巻,2
013−2014頁,1990年)が存在する。しかし
ながら、本報告には生成物の量が示されていないため
に、原料基質に対する2−デオキシリボース5−リン酸
の生成収率を知ることができない。
【0008】また、別の報告として、ジヒドロキシアセ
トンリン酸とアセトアルデヒドを基質として、市販の生
化学試薬のトリオースリン酸イソメラーゼと、2−デオ
キシリボース5−リン酸アルドラーゼ遺伝子(deo
C gene)を保持するプラスミドにより形質転換し
た大腸菌から調製した2−デオキシリボース5−リン酸
アルドラーゼ粗酵素を用いて、ホスファターゼ阻害剤で
あるEDTAと窒素ガスの存在下で2−デオキシリボー
ス5−リン酸を得たとの報告(Chen,L,Duma
s,D.P.,Wong,C.; J.Am.Che
m.Soc.,114巻,741−748頁,1992
年)がある。しかしながら、これら学術文献記載の内容
は、起源を異にする試薬レベルの精製された酵素を用
い、また、ホスファターゼによる脱リン酸を阻害するた
めに著量のEDTAを用いるが完全にその影響を除去で
きないなど、工業的生産には適さないものであった。
【0009】更に、グリセルアルデヒド3−リン酸は、
解糖系、ペントースリン酸回路などの糖代謝の重要な中
間体である(例えば、東京化学同人、生化学辞典、第3
版、411頁、1998年)。したがって、グリセルア
ルデヒド3−リン酸は細胞内で各種の酵素によって多方
向に代謝される。また、ホスファターゼによって、容易
にリン酸部位が切断されるという問題を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記事情に鑑み、本発
明の目的は、2−デオキシリボース5−リン酸を高収率
で安定して生産する方法を提供することである。本発明
において、グリセルアルデヒド3−リン酸とアセトアル
デヒドを基質として、又はジヒドロキシアセトンリン酸
とアセトアルデヒドを基質として高収率で2−デオキシ
リボース5−リン酸を得るために、本物質の合成に関与
する酵素を著量含有し、かつホスファターゼなどの不必
要な解糖系酵素を極微量しか含まない微生物を見い出す
ことを第一の目的とした。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、多種の膨大な量の菌株について、三次
に亘り上述の条件を満たす微生物の探索を行った。その
結果、グリセルアルデヒド3−リン酸とアセトアルデヒ
ドとを基質として、又はジヒドロキシアセトンリン酸と
アセトアルデヒドとを基質として、高収率で2−デオキ
シリボース5−リン酸を生成する微生物を見い出し本発
明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明の要旨は以下のとおりで
ある。
【0013】(1)グリセルアルデヒド3−リン酸とア
セトアルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸
アルドラーゼを含有し、かつホスファターゼを実質的に
含有しない微生物の菌体又は該微生物に由来の酵素によ
り反応させて、2−デオキシリボース5−リン酸を生成
させることを特徴とする2−デオキシリボース5−リン
酸の製造方法。
【0014】(2)ジヒドロキシアセトンリン酸とアセ
トアルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸ア
ルドラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼとを含有
し、かつホスファターゼを実質的に含有しない微生物の
菌体又は該微生物に由来の酵素により反応させて、2−
デオキシリボース5−リン酸を生成させることを特徴と
する2−デオキシリボース5−リン酸の製造方法。
【0015】(3)前記微生物が腸内細菌科に属する微
生物である上記(1)記載の2−デオキシリボース5−
リン酸の製造方法。 (4)前記微生物が腸内細菌科に属する微生物である上
記(2)記載の2−デオキシリボース5−リン酸の製造
方法。
【0016】(5)グリセルアルデヒド3−リン酸とア
セトアルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸
アルドラーゼを含有するクレブシエラ属の微生物の菌体
又は該微生物に由来の酵素により反応させて、2−デオ
キシリボース5−リン酸を生成させることを特徴とする
2−デオキシリボース5−リン酸の製造方法。
【0017】(6)ジヒドロキシアセトンリン酸とアセ
トアルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸ア
ルドラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼとを含有す
るクレブシエラ属の微生物の菌体又は該微生物に由来の
酵素により反応させて、2−デオキシリボース5−リン
酸を生成させることを特徴とする2−デオキシリボース
5−リン酸の製造方法。
【0018】(7)前記微生物がクレブシエラ・ニュモ
ニエ B−44(IFO 16579)である上記
(1)、(3)又は(5)記載の2−デオキシリボース5
−リン酸の製造方法。 (8)前記微生物がクレブシエラ・ニュモニエ B−4
4(IFO 16579)である上記(2)、(4)又は
(6)記載の2−デオキシリボース5−リン酸の製造方
法。
【0019】(9)2−デオキシリボース5−リン酸ア
ルドラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼを産生し、
かつホスファターゼを実質的に産生しない微生物である
クレブシエラ・ニュモニエ B−44(IFO 165
79)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】<酵素反応による2−デオキシリボース5
−リン酸の合成>本発明の方法では、下記(1)式に示
すように、グリセルアルデヒド3−リン酸とアセトアル
デヒドを原料として、2−デオキシリボース5−リン酸
アルドラーゼ(以下、DERAと略す)を含有する微生
物の菌体又は該微生物由来の酵素の触媒作用により、2
−デオキシリボース5−リン酸を製造する。(1)式の
反応は平衡反応であるが、平衡は2−デオキシリボース
5−リン酸の生成側に片寄っている。
【0022】
【化1】
【0023】また、下記(2)式に示すように、ジヒド
ロキシアセトンリン酸をトリオースリン酸イソメラーゼ
(以下、TPIと略す)を含有する微生物の菌体又は該
微生物由来の酵素の触媒作用により異性化させ、グリセ
ルアルデヒド3−リン酸を製造する。
【0024】
【化2】
【0025】本発明において、トリオースリン酸イソメ
ラーゼと2−デオキシリボース5−リン酸アルドラーゼ
が同時に存在する場合には、ジヒドロキシアセトンリン
酸とアセトアルデヒドを原料として、該微生物の菌体又
は該微生物由来の酵素の触媒作用により、(2)式の異
性化とそれに続く(1)式のアルドラーゼ反応が連続的
に起こり、2−デオキシリボース5−リン酸を生成する
ことができる。
【0026】本発明のように、(1)式及び(2)式の
反応において微生物がホスファターゼを実質的に含有し
ておらず、ホスファターゼによるリン酸基の除去など不
必要な代謝が生じない場合はその分だけ、2−デオキシ
リボース5−リン酸の生成は理論値に近づくことにな
る。
【0027】<原料>本発明で原料として使用する、ア
セトアルデヒド、グリセルアルデヒド3−リン酸、ジヒ
ドロキシアセトンリン酸は全て市販されている(例え
ば、シグマ・アルドリッチ・ジャパン社、1999年総
合カタログ参照)。本発明の原料として用いられる化合
物は、通常工業原料として用いられる程度の純度以上で
あれば十分である。
【0028】グリセルアルデヒド3−リン酸は、DL−
グリセルアルデヒド3−リン酸を使用することができる
が、D−グリセルアルデヒド3−リン酸がより好まし
い。
【0029】あるいは、ジヒドロキシアセトンリン酸は
合成により入手可能であり、例えば、工業原料として用
いられるジヒドロキシアセトンとオキシ塩化燐から合成
することができる。また、ジヒドロキシアセトンとアセ
チルリン酸を原料とし、ジヒドロキシアセトン・キナー
ゼ(EC2.7.1.29)を触媒として生化学的に合
成することができる(例えば、Itoh,N.,Tuj
ibata,Y.,Liu,J.Q.; Appl.M
icrobiol.Biotechnol.,51巻,
193−200頁,1999年)。
【0030】<微生物及び酵素>本発明に用いられるデ
オキシリボースリン酸アルドラーゼ(DERA;EC
4.1.2.4)及びトリオースリン酸イソメラーゼ
(TPI;EC5.3.1.1)は原理的にはいかなる
微生物の起源のものでもかまわない。本発明で使用する
微生物は、基質としてグリセルアルデヒド3−リン酸と
アセトアルデヒドを使用する場合には、DERAを含有
する微生物であれば限定されない(微生物がTPIを含
有していても差し支えない)。また、基質としてジヒド
ロキシアセトンリン酸とアセトアルデヒドを使用する場
合には、DERAとTPIを含有する微生物であれば特
に限定されない。何れの基質を使用する場合にも、微生
物は、ホスファターゼを実質的に含有しないものが好ま
しい。なお、本発明においてホスファターゼを実質的に
含有しないとは、当該酵素を含有しないか、又は含有し
ていても当該酵素が本発明の製造方法に影響を及ばさな
い微弱な活性しか示さないことを意味する。この条件を
満たす微生物として何れも、好ましくは腸内細菌科に属
する微生物が挙げられる。具体的にはクレブシエラ属、
エンテロバクター属又はエシェリヒア属に属する微生物
が挙げられる。更に具体的菌株として何れも、好ましく
はクレブシエラ・ニュモニエ B−44(IFO 16
579)である。本菌株は財団法人発酵研究所(Instit
ute for Fermentation, Osaka;2-17-85, juso-honmach
i, yodogawa-ku, Osaka, 532-8686, Japan)に寄託され
ている(平成13年3月1日)。なお、本菌株は、国立
感染症研究所が作成した微生物のバイオセーフティーレ
ベルによれば、レベル2に属するものであるため、ブダ
ペスト条約上の国際寄託当局である産業技術総合研究所
(旧工業技術院)生命工学工業技術研究所により受託を
拒否され、平成13年2月27日付けでその旨証明され
ている。
【0031】本発明において、微生物の菌体又は該微生
物に由来の酵素によりとは、微生物を含有する懸濁液
(菌体懸濁液)、又は該微生物から産生される酵素を用
いて反応を行うことを意味する。すなわち、本発明は、
菌体懸濁液そのものを用いて反応を行ってもよく、また
微生物から産生される酵素を取り出して該反応を行って
もよい。
【0032】<反応条件及び生成物の分離精製と定量>
次に、2−デオシキリボース5−リン酸の生成反応にお
ける反応条件について記す。なお、特段の記載がない限
り、以下の反応条件は、グリセルアルデヒド3−リン酸
とアセトアルデヒドを反応基質として使用した反応、お
よびジヒドロキシアセトンリン酸とアセトアルデヒドを
反応基質として使用した反応についての両条件をいう。
【0033】本発明において、原料のリン酸化合物とし
てグリセルアルデヒド3−リン酸を使用する場合、ジヒ
ドロキシアセトンリン酸を使用する場合の何れも、その
初期濃度は5〜500mMであり、好ましくは25〜1
50mMである。アセトアルデヒドの初期濃度は15〜
1000mMであり、好ましくは150〜400mMで
ある。また、基質となるリン酸化合物に対するアセトア
ルデヒドの濃度が高い方が、2−デオキシリボース5−
リン酸のリン酸化合物に対する収率は増大する。
【0034】反応液のpHは4.0〜12.5であり、
好ましくは8.5〜9.5である。反応温度は20〜6
0℃であり、好ましくは25〜40℃である。反応時間
は反応条件によって左右されるが、通常2〜6時間で終
了する。
【0035】反応液として使用する緩衝液は、上記pH
に調整することが可能な任意の緩衝液および水が使用可
能である。基質としてグリセルアルデヒド3−リン酸を
使用した場合は、100〜400mMの緩衝液(pH8.5〜
9.5)が好ましく、200mMのトリス−塩酸緩衝液(p
H9.0)がより好ましく、ジヒドロキシアセトンリン
酸を使用した場合は、水が好ましい。
【0036】反応に使用する微生物は、好ましくは、保
存微生物を予めDR培地等の栄養培地で、3〜25時間
培養したものが使用され、より好ましくは8〜20時間
培養したものが使用される。
【0037】また、反応に使用する菌体濃度は、好まし
くは、1.0〜20重量%であるが、菌体濃度が高いほ
ど2−デオキシリボース5−リン酸の生成の上で好まし
い。
【0038】なお、反応液からの生成物の採取は、限外
ろ過、イオン交換分離、吸着クロマトグラフィーなどに
より行うことができる。
【0039】反応生成物の定量は2つの方法により行っ
た。第1の方法はバートン(Burton)法である
(例えば、東京化学同人、生化学辞典・第3版、664
頁、1998年)。本法は、ジフェニルアミン・酢酸・
硫酸反応により、鋭敏に2−デオキシリボースを検出す
る特異性の高い定量法で、2−デオキシリボース5−リ
ン酸の吸光係数は2−デオキシリボースのそれと等し
い。
【0040】第2の方法は、DNAの比色定量法である
システイン・硫酸(cystein−sulfate)
法の応用である(例えば、Stumpf,P.K.;
J.Biol.Chem.,169巻,367−371
頁,1947年)。本法により2−デオキシリボース5
−リン酸を定量した。
【0041】<培養条件と酵素の調製>本微生物は通常
の細菌用培地によく生育し、該酵素を生産するが、培地
に2−デオキシリボース、フルクトース、フルクトース
−1,6−二リン酸、ジヒドロキシアセトンリン酸など
を0.1〜2.0重量%添加することは、酵素活性を高め
るうえで有効である。
【0042】炭素源および窒素源としては、酵母エキ
ス、肉エキス、ペプトンなどを、無機塩としては、塩化
アンモニウム、硝酸カリウムなどを用いることができ
る。
【0043】培養した菌体はそのまま本酵素反応に利用
することが可能であるが、通常の方法に(超音波又はミ
ルによる破砕、遠心分離、硫安分離、膜分離など)より
微生物由来の酵素を得てこれを用いることもできる。
【0044】<菌学的性質>寄託菌株の菌学的性質を、
バージェイス・マニュアル・オブ・システマティック・
バクテリオロジー第1巻(1984年)及びバージェイ
ス・マニュアル・オブ・デターミナティブ・バクテリオ
ロジー第9版(1994年)に準じて検討した結果は、
次のようである。なお、実験は主として長谷川武治編
著、改訂版「微生物の分類と同定」(学会出版センタ
ー、1985年)記載の方法により行った。
【0045】クレブシエラ・ニュモニエ(Klebsi
ella pneumoniae)B−44(IFO
16579)[以下、B−44株と略す]。 1.形態的性質 (1)細胞の形及び大きさ:桿菌、0.8×0.8〜
3.2μm (2)グラム染色性: 陰性 (3)細胞の多形性の有無: なし (4)運動性: なし (5)鞭毛の着生状態: なし (6)胞子の有無: なし (7)抗酸性: なし 2.培養的性質 (1)肉汁寒天平板培養: 円形、全縁滑らか、低凸
状、表層滑らか、乳黄色 (2)肉汁寒天斜面培養: 乳黄色、不透明で培地全体
に拡がり生育は良好である。 (3)肉汁液体培養: 濁りは中程度で均一、色なし (4)肉汁ゼラチン穿刺培養: 変化なし (5)リトマスミルク: やや酸性、凝固、ガス発生 3.生理学的性質 (1)硝酸塩の還元: 陽性 (2)脱窒反応: 陰性 (3)MRテスト: 陽性 (4)VPテスト: 陰性 (5)インドールの生成: 陰性 (6)硫化水素の生成: 陰性 (7)デンプンの加水分解: 陰性 (8)クエン酸の利用 ・コーザー(Koser)培地: 陽性 ・クリステンセン(Christensen)培地:
陽性 (9)無機窒素源の利用: ・硝酸塩: 陽性(弱い) ・アンモニウム塩: 陽性(弱い) (10)色素の産生: 陰性 (11)ウレアーゼ: 陰性 (12)オキシダーゼ: 陰性 (13)カタラーゼ: 陽性 (14)生育の範囲 ・pH: 3.5〜10.2(至適5.0〜8.0) ・温度域: 10〜40℃(至適22〜30℃) (15)酸素に対する態度: 均一に生育、ガス発生 (16)O−Fテスト ・グルコース: F 4.その他種の特徴を示すに必要なもの (1)各種炭素源の利用 ・ラクトース: + ・マルトース: + ・D−キシロース: + ・D−マンニトール: + ・ラフィノース: + ・D−ソルビトール: + ・シュークロース: + ・イノシトール: + ・アドニトール: + ・L−ラムノース: + ・L−アラビノース: + ・D−マンノース: + (2)β−ガラクトシダーゼ: + (3)アルギニン脱炭酸: − (4)リジン脱炭酸: + (5)オルニチン脱炭酸: − (6)エスクリン加水分解: + (7)有機酸の利用 ・マロン酸: + ・クエン酸: + ・グルコン酸: + ・n−カプリン酸: − ・アジピン酸: − ・DL−リンゴ酸: + (8)アセトアミド利用: − (9)インドール・ピルビン酸産生: − (10)アルギニンデヒドロラーゼ: − (11)ゼラチン加水分解: − (12)酢酸フェニル資化能: − 5.化学分類学的性質 (1)GC含量: 50〜52mol%(HPLC法) 以上の菌学的性質に基づき、本菌株はクレブシエラ・ニ
ュモニエ(Klebsiella pneumonia
e)と判明した。
【0046】
【実施例】以下、実験例及び実施例により本発明を更に
具体的に説明する。
【0047】なお、実験例及び実施例において、2−デ
オキシリボースおよび2−デオキシリボース5−リン酸
の分析はともに、下記のTLC、バートン(Burto
n)法及びシステイン・硫酸法により行った。実際に、
後述の実験例3に示すDR培地に標品化合物を添加し、
バートン法及びシステイン・硫酸法により同定、定量を
行った結果、秤込み量と定量値はよく一致した。
【0048】(1)薄層クロマトグラフィー(TLC)
による糖類の検出・同定 薄層クロマトグラフィー用プレート(Kieselge
l 60F254、メルク社製)に、標品の2−デオキ
シリボース5−リン酸、2−デオキシリボース、アセト
アルデヒド、グリセルアルデヒド3−リン酸、ジヒドロ
キシアセトンリン酸と試料をスポットし、n−ブタノー
ル:酢酸:水=3:1:1(v/v/v)で展開後、p
−アニスアルデヒド・硫酸(p−アニスアルデヒド0.
5mLを酢酸50mLに溶かし、濃硫酸1mLを加え
る)を噴霧して加熱し、そのRf値と呈色状態から生成
物の検出同定を行った。
【0049】(2)バートン法による2−デオキシリボ
ース5−リン酸の定量 ジフェニルアミン1.5gを1.5mLの濃硫酸を含む
再蒸留氷酢酸100mLに溶解しておく。使用前に、こ
の溶液20mLに対して0.1mLのアセトアルデヒド
水溶液(16mg/mL)を加えた試薬2mLを、2−
デオキシリボース5〜100μgを含む試料1mLに加
え、30℃で16〜20時間放置し、600nmの吸光
度を測定した。スケールは適宜縮小できた。TLCによ
って、2-デオキシリボースが検出されなければ、定量
値はすべて2−デオキシリボース5−リン酸の生成量で
ある。
【0050】(3)システイン・硫酸法による2−デオ
キシリボース5−リン酸の定量 2−デオキシリボース5−リン酸5〜100μgを含む
標準試料液を作成調製しておく。17.5μLの試料液
に、17.5μLの5%(w/v)システイン−塩酸溶
液を加え、更に175μLの70%硫酸を加える。素早
く撹拌し、10分間25℃室温に放置し、490nmで
吸光度を測定する。
【0051】実験例1:2−デオキシリボース分解能を
指標とした1次スクリーニング 細菌約700株、放線菌100株、黴100株、担子菌
100株、及び2−デオキシリボース資化性土壌細菌約
500株を常法により振盪又は静置培養し、湿菌体を得
た。各菌体を2−デオキシリボース(20mM)を含む
リン酸緩衝液(100mM、pH7.0)に加え、28
℃で1〜2日間振盪した。ろ過液の所定量をTLCプレ
ートにスポットし、2−デオキシリボースの分解状態を
分析した。その結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】実験例2:細胞抽出液による2−デオキシ
リボースからのアセトアルデヒドの生成を指標とした2
次スクリーニング 実験例1で2−デオキシリボース分解能の認められた菌
株を、常法により培養し、超音波で菌体を破砕し、遠心
分離により上清を得た。上清20μLを、100mMの
トリス−塩酸緩衝液(pH8.8)20μL、0.5m
MのNADH(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチド)10μL、30Uのアルコールデヒドロゲナー
ゼ(シグマ・アルドリッチ・ジャパン社製、1.0μm
olのエタノールをpH8.8、25℃で1分間にアル
デヒドへ変換する活性を1Uとする)、2−デオキシリ
ボース5−リン酸又は2−デオキシリボース10μLを
加え、30℃で放置し、経時的に340nmでの吸光度
の変化を測定した。
【0054】
【化3】
【0055】これは、アセトアルデヒドのエタノールへ
の還元に伴って起こるNADHの減少を340nmでの
吸光度を測定することによって、2−デオキシリボース
5−リン酸又は2−デオキシリボースが2−デオキシリ
ボース5−リン酸アルドラーゼにより分解されて生じた
アセトアルデヒドを定量したことを意味する。
【0056】アセトアルデヒド生成量から得られた、各
菌株の2−デオキシリボース5−リン酸アルドラーゼの
活性の強さは表2のようであった。表2において、
「−」は酵素活性が検出されなかったことを、「+」は
活性が検出され、+数が多いほど活性が強いことを意味
する。
【0057】
【表2】
【0058】実験例3:菌体培養培地の選定 下記の各培地に、実験例2において強い活性を示した土
壌分離菌8株を28℃で1夜振盪培養し、湿菌体を得
た。実験例2と同様にして、2−デオキシリボース5−
リン酸分解活性を測定した結果、一般にDR培地に培養
した場合、他の2種の培地に比べて活性が2〜数倍上昇
することが分かった。DR培地の2−デオキシリボース
の代わりに、フルクトース、フルクトース−1,6−二
リン酸、ジヒドロキシアセトンリン酸などをそれぞれ加
えた場合も、2−デオキシリボースに比べ若干効果は低
いが活性の上昇が認められた。
【0059】<培地> (1)NB培地:0.1%酵母エキス添加ニュートリエ
ント・ブロス(DIFCO社製) (2)TGY培地:0.5%Tryptone(DIF
CO製)、0.5%酵母エキス、0.1%グルコース、
0.1%リン酸二カリ(pH7.0) (3)DR培地:0.5%2−デオキシリボース、0.
2%塩化アンモニウム、0.1%リン酸一カリ、0.1
%リン酸二カリ、0.03%硫酸マグネシウム・七水
塩、0.01%酵母エキス(pH7.0)
【0060】実験例4:アセトアルデヒドとグリセルア
ルデヒド3−リン酸からの2−デオキシリボース5−リ
ン酸の合成能を指標とした3次スクリーニング 実験例2において、強いデオキシリボースリン酸アルド
ラーゼ活性を示した土壌分離菌8株の活性比較を下記条
件により行った。2−デオキシリボース5−リン酸は検
出されたが、2−デオキシリボースは検出されなかっ
た。定量値から、B−44株が、最も優れた菌株である
ことが分かった。また、pH7.0よりもpH8.5に
おいてより多くの2−デオキシリボース5−リン酸が生
成することが分かった。
【0061】<湿菌体(wet−cells)の調製>
5mLのDR培地を試験管(16×165mm)に入
れ、土壌分離菌株を1白金耳植菌し、28℃で2日間、
300rpmで振盪培養した。この培養液を、500m
LのDR培地を含む2L容三角フラスコに接種し、28
℃で2日間、120rpmで振盪培養した。8000r
pmで遠心分離し、0.85%(w/v)の食塩水で2
度洗浄して、湿菌体を得た。
【0062】<反応条件>166mMトリス−塩酸緩衝
液(pH8.5)又は166mMリン酸緩衝液(pH
7.0)、333mMアセトアルデヒド、100mMの
DL−グリセルアルデヒド3−リン酸になるように調合
した60μLの水溶液に、20%(w/v)の湿菌体を
加え、30℃で3時間撹拌した。遠心分離により上清を
得て、生成した2−デオキシリボース5−リン酸を定量
した。
【0063】実施例1:B−44株の酵素系が2−デオ
キシリボース5−リン酸アルドラーゼの生成に利用可能
な基質 150mM酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.
5)、150mMリン酸緩衝液(pH7.0)又は16
6mMトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)に、アセトア
ルデヒドが333mM、表3記載の基質を加えた各溶液
に、20%(w/v)のB−44株湿菌体(実験例3に
示したDR培地に28℃で1夜振盪培養した)を加え、
それぞれ30℃で3時間撹拌した。遠心分離により上清
を得て、生成した2−デオキシリボース5−リン酸を分
析した。
【0064】結果を表3に示す。2−デオキシリボース
5−リン酸の生成はアルカリ側で有利であり、DL−グ
リセルアルデヒド3−リン酸とジヒドロキシアセトンリ
ン酸が良好な基質であることが示された。なお、表3に
おいて、「−」は2−デオキシリボース5−リン酸の生
成はゼロか痕跡程度であったことを、「+」は2−デオ
キシリボース5−リン酸が生成され、+数の多いほど生
成量は大きかったことを意味する。
【0065】
【表3】
【0066】実施例2:至適菌体培養時間 下記条件によりB−44株を培養し、経時的に湿菌体を
得て、2−デオキシリボース5−リン酸の生成能を測定
した。
【0067】結果を図1に示す。グリセルアルデヒド3
−リン酸又はジヒドロキシアセトンリン酸のいずれを基
質とした場合にも、培養時間10〜12時間後の菌体
が、最も高い活性を示した。そこで、これ以降の実施例
は、全て培養10〜12時間後の湿菌体を用いることに
した。なお、図1において、「−○−」はグリセルアル
デヒド3−リン酸を基質とした場合の2−デオキシリボ
ース5−リン酸の生成量(mM)を、「−△−」はジヒ
ドロキシアセトンリン酸を基質とした場合の2−デオキ
シリボース5−リン酸の生成量(mM)を、「−□−」
はB−44株の生育度(濁度)を意味する[図2以降の
図中の記号「−○−」、「−△−」も同様の意味を有す
る]。
【0068】<培養条件と湿菌体(wet−cell
s)の調製>5mLのDR培地を試験管(16×165
mm)に入れ、B−44株を1白金耳植菌し、28℃で
2日間、300rpmで振盪培養した。この培養液を、
500mLのDR培地を含む2L容三角フラスコに接種
し、28℃、120rpmで振盪培養した。経時的に培
養液を採取して8000rpmで遠心分離し、0.85
%(w/v)の食塩水で2度洗浄して、湿菌体を得た。
別に、B−44株湿菌体と濁度との関係を求め、換算式
を作成した。
【0069】<反応条件> (1)グリセルアルデヒド3−リン酸を基質にした場合 グリセルアルデヒド3−リン酸:87.5mM アセトアルデヒド:200mM トリス−塩酸緩衝液:200mM、pH9.0 湿菌体:12.5%(w/v) 反応:30℃、3時間振盪 (2)ジヒドロキシアセトンリン酸を基質にした場合 ジヒドロキシアセトンリン酸:116.6mM アセトアルデヒド:200mM トリス−塩酸緩衝液:200mM、pH9.0 湿菌体:16.6%(w/v) 反応:30℃、3時間振盪
【0070】<定量方法>反応終了後、直ちに遠心分離
により上清を得て、生成した2−デオキシリボース5−
リン酸を定量した。
【0071】実施例3:至適反応pH 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応液の
至適pHを求めた。反応条件はpH及び緩衝液をpH
6.0〜8.5(150mMリン酸緩衝液)、pH7.
5〜10.0(150mMトリス−塩酸緩衝液)のよう
に変化させた以外は、実施例2と同様の条件に従った。
結果を図2に示す。グリセルアルデヒド3−リン酸又は
ジヒドロキシアセトンリン酸のいずれを基質とした場合
にも、至適pHは9.0であった。
【0072】実施例4:反応用緩衝液の至適濃度 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応用緩
衝液の至適濃度を求めた。反応条件はpH9.0のトリ
ス−塩酸緩衝液の濃度を0〜900mMまで変化させた
以外は、実施例2と同様の条件に従った。結果を図3に
示す。グリセルアルデヒド3−リン酸を基質にした場合
は緩衝液濃度が200mMのときに最大活性を示した。
一方、ジヒドロキシアセトンリン酸を基質にした場合
は、緩衝液濃度が低いほど活性は上昇し、緩衝液なし
(水だけ)の場合に活性は最大になった。
【0073】実施例5:反応液中の至適菌体濃度 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応液中
の至適菌体濃度を求めた。反応条件はジヒドロキシアセ
トンリン酸を基質とした場合に、反応液に水を用いた以
外は、実施例2と同様の条件に従った。結果を図4に示
す。グリセルアルデヒド3−リン酸又はジヒドロキシア
セトンリン酸のいずれを基質とした場合にも、調査した
菌体濃度、0.75〜16.6%(w/v)、の範囲で
菌体濃度が高いほど多くの2−デオキシリボース5−リ
ン酸が生成した。調査した範囲で菌体濃度と生成する2
−デオキシリボース5−リン酸量の間にはほぼ直線的比
例関係が認められた。
【0074】実施例6:反応液中の至適アセトアルデヒ
ド濃度 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応液中
のアセトアルデヒドの至適濃度を求めた。反応条件はア
セトアルデヒドの濃度を0〜1000mMまで変化さ
せ、基質がジヒドロキシアセトンリン酸の場合は緩衝液
の代わりに水を用いた以外は、実施例2と同様の条件に
従った。結果を図5に示す。87.5mMのグリセルア
ルデヒド3−リン酸、116.6mMのジヒドロキシア
セトンリン酸のいずれを基質とした場合も、アセトアル
デヒドの至適濃度は200mMであった。
【0075】実施例7:至適基質濃度 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応液中
の基質の至適濃度を求めた。反応条件は基質であるグリ
セルアルデヒド3−リン酸とジヒドロキシアセトンリン
酸の濃度を0〜125mMまで変化させ、基質がジヒド
ロキシアセトンリン酸の場合は緩衝液の代わりに水を用
いた以外は、実施例2と同様の条件に従った。
【0076】結果を図6に示す。200mMアセトアル
デヒド存在下において、両者とも濃度が高いほど2−デ
オキシリボース5−リン酸の生成量は多くなった。しか
し、調べた範囲でジヒドロキシアセトンリン酸の場合は
濃度の増大につれてほぼ比例して直線的に2−デオキシ
リボースの生成量が増したのに反し、グリセルアルデヒ
ド3−リン酸の場合は25mM付近から生成量に頭打ち
の傾向が認められた。
【0077】実施例8:至適反応温度 培養時間10〜12時間後の湿菌体を用いて、反応液の
至適温度を求めた。反応条件は温度を変化させ、ジヒド
ロキシアセトンリン酸を基質とする場合は緩衝液の代わ
りに水を用いた以外は、実施例2と同様の条件に従っ
た。結果を図7に示す。グリセルアルデヒド3−リン
酸、ジヒドロキシアセトンリン酸のいずれを基質とした
場合も、至適温度は30℃であった。
【0078】実施例9:至適条件下でのグリセルアルデ
ヒド3−リン酸からの2−デオキシリボース5−リン酸
生産の経時変化 実施例8までに得られた結果を基に、下記の至適条件下
でのグリセルアルデヒド3−リン酸からの2−デオキシ
リボース5−リン酸の生産の経時変化を追跡した。結果
を図8に示す。反応開始5時間後に最も高い収率が得ら
れ、200mMのアセトアルデヒドと87.5mMのグ
リセルアルデヒド3−リン酸から70.8mMの2−デ
オキシリボース5−リン酸が得られた。グリセルアルデ
ヒド3−リン酸に対する収率は80.9%であった。
【0079】<培養条件と湿菌体(wet−cell
s)の調製>5mLのDR培地を試験管(16×165
mm)に入れ、B−44株を1白金耳植菌し、28℃で
2日間、300rpmで振盪培養した。この培養液を、
500mLのDR培地を含む2L容三角フラスコに接種
し、28℃、120rpmで10〜12時間振盪培養し
た。0.85%(w/v)の食塩水で2度洗浄して、湿
菌体を得た。
【0080】<反応条件> グリセルアルデヒド3−リン酸:87.5mM アセトアルデヒド:200mM トリス/塩酸緩衝液:200mM、pH9.0 湿菌体:12.5%(w/v) 反応:30℃、3時間振盪
【0081】実施例10:至適条件下でのジヒドロキシ
アセトンリン酸からの2−デオキシリボース5−リン酸
生産の経時変化 実施例8までに得られた結果を基に、下記の至適条件下
でのジヒドロキシアセトンリン酸からの2−デオキシリ
ボース5−リン酸の生産の経時変化を追跡した。結果を
図9に示す。反応開始5時間後に最も高い収率が得ら
れ、200mMのアセトアルデヒドと116.6mMの
ジヒドロキシアセトンリン酸から98.7mMの2−デ
オキシリボース5−リン酸が得られた。ジヒドロキシア
セトンリン酸に対する収率は84.6%であった。
【0082】<培養条件と湿菌体(wet−cell
s)の調製>5mLのDR培地を試験管(16×165
mm)に入れ、B−44株を1白金耳植菌し、28℃で
2日間、300rpmで振盪培養した。この培養液を、
500mLのDR培地を含む2L容三角フラスコに接種
し、28℃、120rpmで10〜12時間振盪培養し
た。0.85%(w/v)の食塩水で2度洗浄して、湿
菌体を得た。
【0083】<反応条件> ジヒドロキシアセトンリン酸:116.6mM アセトアルデヒド:200mM 水溶液:緩衝液は用いず、蒸留水を用いた。 湿菌体:16.6%(w/v) 反応:30℃、3時間振盪
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、グリセルアルデヒド3
−リン酸とアセトアルデヒドとから、又はジヒドロキシ
アセトンリン酸とアセトアルデヒドとから、微生物の酵
素反応により、2−デオキシリボース5−リン酸を高収
率で安定的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する培養時間の効果を示すグラフ。
【図2】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する反応液pHの効果を示すグラフ。
【図3】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
するトリス−塩酸緩衝液(pH9.0)の濃度効果を示
すグラフ。
【図4】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する反応液中の菌体濃度の効果を示すグラフ。
【図5】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する反応液中のアセトアルデヒド濃度の効果を示すグラ
フ。
【図6】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する反応液中の基質であるグリセルアルデヒド3−リン
酸とジヒドロキシアセトンリン酸濃度の効果を示すグラ
フ。
【図7】 2−デオキシリボース5−リン酸の生成に対
する反応液温度の効果を示すグラフ。
【図8】 至適条件下でのグリセルアルデヒド3−リン
酸からの2−デオキシリボース5−リン酸生産の経時変
化を示すグラフ。
【図9】 至適条件下でのジヒドロキシアセトンリン酸
からの2−デオキシリボース5−リン酸生産の経時変化
を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:01) C12R 1:01)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセルアルデヒド3−リン酸とアセト
    アルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸アル
    ドラーゼを含有し、かつホスファターゼを実質的に含有
    しない微生物の菌体又は該微生物に由来の酵素により反
    応させて、2−デオキシリボース5−リン酸を生成させ
    ることを特徴とする2−デオキシリボース5−リン酸の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ジヒドロキシアセトンリン酸とアセトア
    ルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸アルド
    ラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼとを含有し、か
    つホスファターゼを実質的に含有しない微生物の菌体又
    は該微生物に由来の酵素により反応させて、2−デオキ
    シリボース5−リン酸を生成させることを特徴とする2
    −デオキシリボース5−リン酸の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記微生物が腸内細菌科に属する微生物
    である請求項1記載の2−デオキシリボース5−リン酸
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記微生物が腸内細菌科に属する微生物
    である請求項2記載の2−デオキシリボース5−リン酸
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 グリセルアルデヒド3−リン酸とアセト
    アルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸アル
    ドラーゼを含有するクレブシエラ属の微生物の菌体又は
    該微生物に由来の酵素により反応させて、2−デオキシ
    リボース5−リン酸を生成させることを特徴とする2−
    デオキシリボース5−リン酸の製造方法。
  6. 【請求項6】 ジヒドロキシアセトンリン酸とアセトア
    ルデヒドとを、2−デオキシリボース5−リン酸アルド
    ラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼとを含有するク
    レブシエラ属の微生物の菌体又は該微生物に由来の酵素
    により反応させて、2−デオキシリボース5−リン酸を
    生成させることを特徴とする2−デオキシリボース5−
    リン酸の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記微生物がクレブシエラ・ニュモニエ
    B−44(IFO16579)である請求項1、3お
    よび5の何れか1項記載の2−デオキシリボース5−リ
    ン酸の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記微生物がクレブシエラ・ニュモニエ
    B−44(IFO16579)である請求項2、4お
    よび6の何れか1項記載の2−デオキシリボース5−リ
    ン酸の製造方法。
  9. 【請求項9】 2−デオキシリボース5−リン酸アルド
    ラーゼとトリオースリン酸イソメラーゼを産生し、かつ
    ホスファターゼを実質的に産生しない微生物であるクレ
    ブシエラ・ニュモニエ B−44(IFO 1657
    9)。
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