JP2002253014A - 農作業機の姿勢制御装置 - Google Patents
農作業機の姿勢制御装置Info
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- JP2002253014A JP2002253014A JP2001055993A JP2001055993A JP2002253014A JP 2002253014 A JP2002253014 A JP 2002253014A JP 2001055993 A JP2001055993 A JP 2001055993A JP 2001055993 A JP2001055993 A JP 2001055993A JP 2002253014 A JP2002253014 A JP 2002253014A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 姿勢制御用センサからの信号を周波数分析し
て有効な成分だけを制御に利用することにより、走行車
体又は作業装置の左右傾動姿勢を適正に制御できる姿勢
制御装置を提供する。 【解決手段】 姿勢制御用センサの検出信号に基づき機
体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置において、
前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れとの関連
が少ない所定の周波数域の成分を抽出し、その抽出成分
の信号レベルに応じて制御速度に関係するパラメータを
変更する。また、前記センサの検出信号から機体の周期
的な揺れとの関連が深い所定の周波数域の成分を抽出
し、その抽出成分の信号レべルに応じて制御の感度を変
更する。
て有効な成分だけを制御に利用することにより、走行車
体又は作業装置の左右傾動姿勢を適正に制御できる姿勢
制御装置を提供する。 【解決手段】 姿勢制御用センサの検出信号に基づき機
体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置において、
前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れとの関連
が少ない所定の周波数域の成分を抽出し、その抽出成分
の信号レベルに応じて制御速度に関係するパラメータを
変更する。また、前記センサの検出信号から機体の周期
的な揺れとの関連が深い所定の周波数域の成分を抽出
し、その抽出成分の信号レべルに応じて制御の感度を変
更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機等の農作業
機に設けられ、走行車体又は作業装置の姿勢を制御する
姿勢制御装置に関するものである。
機に設けられ、走行車体又は作業装置の姿勢を制御する
姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行車体に対し作業装置である苗植付部
が昇降可能かつ左右傾動(ローリング)可能に連結され
た田植機(農作業機)がある。この種の田植機は、苗の
移植を適正に行うため、苗植付部の姿勢を圃場面に対し
常に平行になるように維持する制御を行っている。
が昇降可能かつ左右傾動(ローリング)可能に連結され
た田植機(農作業機)がある。この種の田植機は、苗の
移植を適正に行うため、苗植付部の姿勢を圃場面に対し
常に平行になるように維持する制御を行っている。
【0003】その制御方法として、例えば特開平6−1
33612号公報に記載されているように、走行車体の
傾斜角速度を検出する傾斜角速度センサを設けるととも
に、苗植付部の左右傾斜角度を検出する左右傾斜センサ
を設け、これら二つの姿勢制御用センサからの信号に基
づき苗植付部の左右傾動姿勢を制御する技術は公知であ
る。
33612号公報に記載されているように、走行車体の
傾斜角速度を検出する傾斜角速度センサを設けるととも
に、苗植付部の左右傾斜角度を検出する左右傾斜センサ
を設け、これら二つの姿勢制御用センサからの信号に基
づき苗植付部の左右傾動姿勢を制御する技術は公知であ
る。
【0004】また、移動中の苗植付部の姿勢は走行車体
の移動速度の影響を受けることから、前記二つの姿勢制
御用センサとは別に走行車体の移動速度を検出する車速
センサを設け、この車速センサの検出結果を前記姿勢制
御に反映させるようにした技術も公知である。
の移動速度の影響を受けることから、前記二つの姿勢制
御用センサとは別に走行車体の移動速度を検出する車速
センサを設け、この車速センサの検出結果を前記姿勢制
御に反映させるようにした技術も公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、移動中の苗
植付部の姿勢は、移動速度の影響を受けるだけでなく、
路面や耕盤の状態によっても異なる。例えば、移動速度
が遅くても荒れた路面では姿勢が小刻みに左右に揺れる
し、移動速度が速いと路面の凹凸が少なくても同様の揺
れが生じる。従来の制御では、このような複合的な要因
による揺れに適正な対応をすることができず、ハンチン
グ等の問題が生じることがあった。さらに、砂利道等の
悪路を高速走行する場合等のように悪条件が重なると、
転倒事故の危険性もある。
植付部の姿勢は、移動速度の影響を受けるだけでなく、
路面や耕盤の状態によっても異なる。例えば、移動速度
が遅くても荒れた路面では姿勢が小刻みに左右に揺れる
し、移動速度が速いと路面の凹凸が少なくても同様の揺
れが生じる。従来の制御では、このような複合的な要因
による揺れに適正な対応をすることができず、ハンチン
グ等の問題が生じることがあった。さらに、砂利道等の
悪路を高速走行する場合等のように悪条件が重なると、
転倒事故の危険性もある。
【0006】そこで、本発明の課題は、姿勢制御用セン
サからの信号を周波数分析して有効な成分だけを制御に
利用することにより、傾斜角速度センサや左右傾斜セン
サ以外のセンサを別に設けることなく、苗植付部の左右
傾動姿勢を適正に制御できる姿勢制御装置を提供しよう
とするものである。
サからの信号を周波数分析して有効な成分だけを制御に
利用することにより、傾斜角速度センサや左右傾斜セン
サ以外のセンサを別に設けることなく、苗植付部の左右
傾動姿勢を適正に制御できる姿勢制御装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、請求項
1に記載の発明にかかる農作業機の姿勢制御装置は、姿
勢制御用センサの検出信号に基づき機体の姿勢を制御す
る農作業機の姿勢制御装置において、前記センサの検出
信号から機体の周期的な揺れとの関連が少ない所定の周
波数域の成分を抽出し、その抽出成分の信号レベルに応
じて制御速度に関係するパラメータを変更することを特
徴としている。この発明により、移動速度や路面状態の
影響を受けずに安定した制御を行える。
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、請求項
1に記載の発明にかかる農作業機の姿勢制御装置は、姿
勢制御用センサの検出信号に基づき機体の姿勢を制御す
る農作業機の姿勢制御装置において、前記センサの検出
信号から機体の周期的な揺れとの関連が少ない所定の周
波数域の成分を抽出し、その抽出成分の信号レベルに応
じて制御速度に関係するパラメータを変更することを特
徴としている。この発明により、移動速度や路面状態の
影響を受けずに安定した制御を行える。
【0008】また、請求項2に記載の発明にかかる農作
業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサの検出信号に
基づき機体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置に
おいて、前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れ
との関連が深い所定の周波数域の成分を抽出し、その抽
出成分の信号レべルに応じて制御の感度を変更すること
を特徴としている。この発明により、移動速度や地面の
状態による姿勢の変化に応じた制御感度の補正を行え
る。
業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサの検出信号に
基づき機体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置に
おいて、前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れ
との関連が深い所定の周波数域の成分を抽出し、その抽
出成分の信号レべルに応じて制御の感度を変更すること
を特徴としている。この発明により、移動速度や地面の
状態による姿勢の変化に応じた制御感度の補正を行え
る。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明にかかる農
作業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサの検出信号
に基づき機体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置
において、路面状態に合った所定の周波数域の成分を抽
出し、その抽出成分の信号レべルが予め定めた設定値よ
りも大きい場合は危険を回避させるための出力を行うこ
とを特徴としている。この発明により、転倒等の事故を
未然に防止することができる。危険を回避させるための
出力は、実際に移動速度を低減させたり作業装置を下降
させたりする出力に限らず、危険をオペレータに報知す
る出力であってもよい。
作業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサの検出信号
に基づき機体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置
において、路面状態に合った所定の周波数域の成分を抽
出し、その抽出成分の信号レべルが予め定めた設定値よ
りも大きい場合は危険を回避させるための出力を行うこ
とを特徴としている。この発明により、転倒等の事故を
未然に防止することができる。危険を回避させるための
出力は、実際に移動速度を低減させたり作業装置を下降
させたりする出力に限らず、危険をオペレータに報知す
る出力であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1及び図2は本
発明を施した農作業機の1例としての苗移植機を表し、
この苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置
3を介して作業装置としての水稲用苗植付部4を昇降可
能かつ前後方向の軸回りに回動可能に装着するととも
に、走行車体2の後部上側に施肥装置5を設け、全体で
施肥田植機として構成している。
ましい実施の形態について説明する。図1及び図2は本
発明を施した農作業機の1例としての苗移植機を表し、
この苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置
3を介して作業装置としての水稲用苗植付部4を昇降可
能かつ前後方向の軸回りに回動可能に装着するととも
に、走行車体2の後部上側に施肥装置5を設け、全体で
施肥田植機として構成している。
【0011】走行車体2は、駆動輪である各左右一対の
前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車
両であって、機体の前部に配設したミッションケース1
2の左右側方に前輪ファイナルケース13,13を設け
て、該ケースに前輪10,10を変向可能に取り付ける
とともに、ミッションケース12の背面部に固着連結さ
れているメインフレーム15の後端左右中央部に支持さ
れた前後水平な後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤ
ケース18,18をローリング自在に設けて、該後輪ギ
ヤケースに後輪11,11を取り付けている。
前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車
両であって、機体の前部に配設したミッションケース1
2の左右側方に前輪ファイナルケース13,13を設け
て、該ケースに前輪10,10を変向可能に取り付ける
とともに、ミッションケース12の背面部に固着連結さ
れているメインフレーム15の後端左右中央部に支持さ
れた前後水平な後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤ
ケース18,18をローリング自在に設けて、該後輪ギ
ヤケースに後輪11,11を取り付けている。
【0012】メインフレーム15の上に搭載されたエン
ジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21と第二
ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝
達され、該ミッションケース内のトランスミッションに
て変速された後、一部が前輪ファイナルケース13,1
3に伝達されて前輪10,10を駆動し、別の一部が後
輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を
駆動し、また残りの外部取出動力が植付クラッチ25に
伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4
へ伝動されるとともに、施肥伝動軸27によって施肥装
置5へ伝動される。
ジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21と第二
ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝
達され、該ミッションケース内のトランスミッションに
て変速された後、一部が前輪ファイナルケース13,1
3に伝達されて前輪10,10を駆動し、別の一部が後
輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を
駆動し、また残りの外部取出動力が植付クラッチ25に
伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4
へ伝動されるとともに、施肥伝動軸27によって施肥装
置5へ伝動される。
【0013】エンジン20の上部はエンジンカバー30
で覆われており、その上に座席31が設置されている。
座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカ
バー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作
するハンドル34が設けられている。エンジンカバー3
0及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフ
ロアステップ35になっている。フロアステップ35の
後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっ
ている。走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を
載せておく予備苗載台37,37が設けられている。な
お、図中の39は傾斜角速度センサで、走行車体の左右
傾斜角の加速度を検出する。
で覆われており、その上に座席31が設置されている。
座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカ
バー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作
するハンドル34が設けられている。エンジンカバー3
0及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフ
ロアステップ35になっている。フロアステップ35の
後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっ
ている。走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を
載せておく予備苗載台37,37が設けられている。な
お、図中の39は傾斜角速度センサで、走行車体の左右
傾斜角の加速度を検出する。
【0014】昇降リンク装置3は平行リンク構成であっ
て、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,4
1を備えている。これらリンク40,41,41は、そ
の基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面
視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付
けられ、その先端側に縦枠43が連結されている。そし
て、この縦枠43の下端部に、苗植付部4の後記伝動ケ
ース60に回転自在に支承された連結軸44の前端部が
挿入連結されている。メインフレーム15に固着した支
持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム4
5の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられて
おり、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リ
ンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢の
まま昇降する。昇降油圧シリンダ46は、リンクベース
フレーム42の上部に設けた油圧バルブ47によって制
御される。
て、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,4
1を備えている。これらリンク40,41,41は、そ
の基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面
視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付
けられ、その先端側に縦枠43が連結されている。そし
て、この縦枠43の下端部に、苗植付部4の後記伝動ケ
ース60に回転自在に支承された連結軸44の前端部が
挿入連結されている。メインフレーム15に固着した支
持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム4
5の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられて
おり、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リ
ンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢の
まま昇降する。昇降油圧シリンダ46は、リンクベース
フレーム42の上部に設けた油圧バルブ47によって制
御される。
【0015】前記連結軸44は若干後ろ下がりの略前後
方向を向いており、苗植付部4はこの連結軸44を支点
にして回動(ローリング)自在に支持されている。縦枠
43の上部には、両ロッド型のローリング油圧シリンダ
50が、シリンダ部を当該縦枠に固定して左右方向に設
けられている。そして、そのシリンダの左右両ロッド5
0a,50aと苗植付部の後記苗載台フレーム67の左
右支柱部67a,67aとがリンク51,51を介して
連結されている。ローリング油圧シリンダ50は、モー
タ52で駆動の油圧ポンプ53によって供給される作動
油で作動する。ローリング油圧シリンダ50が作動して
ロッド50a,50aが左右にスライドすると、苗植付
部4が連結軸44回りにローリングする。苗植付部4の
左右傾斜角度は、伝動ケース60の上に設置した左右傾
斜センサ54によって検出される。また、ローリング油
圧シリンダ50の作動量は、ストロークセンサ55によ
って検出される。
方向を向いており、苗植付部4はこの連結軸44を支点
にして回動(ローリング)自在に支持されている。縦枠
43の上部には、両ロッド型のローリング油圧シリンダ
50が、シリンダ部を当該縦枠に固定して左右方向に設
けられている。そして、そのシリンダの左右両ロッド5
0a,50aと苗植付部の後記苗載台フレーム67の左
右支柱部67a,67aとがリンク51,51を介して
連結されている。ローリング油圧シリンダ50は、モー
タ52で駆動の油圧ポンプ53によって供給される作動
油で作動する。ローリング油圧シリンダ50が作動して
ロッド50a,50aが左右にスライドすると、苗植付
部4が連結軸44回りにローリングする。苗植付部4の
左右傾斜角度は、伝動ケース60の上に設置した左右傾
斜センサ54によって検出される。また、ローリング油
圧シリンダ50の作動量は、ストロークセンサ55によ
って検出される。
【0016】苗植付部4は6条植の構成で、フレームを
兼ねる伝動ケース60、苗を載せて左右往復動し苗を一
株づつ各条の苗取出口61a,…に供給する苗載台6
1、苗取出口61a,…に供給された苗を圃場に植付け
る苗植付装置62,…、左右中央に1個とその両側各1
個づつの整地フロート63,64,64等を備えてい
る。各フロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を
進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、そ
の整地跡に苗植付装置62,…により苗が植付けられ
る。各フロート63,64,64は圃場表土面の凹凸に
応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けら
れており、植付作業時にはセンターフロート63の前部
の上下動が接地センサ65により検出され、その検出結
果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バル
ブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗
の植付深さを常に一定に維持する。
兼ねる伝動ケース60、苗を載せて左右往復動し苗を一
株づつ各条の苗取出口61a,…に供給する苗載台6
1、苗取出口61a,…に供給された苗を圃場に植付け
る苗植付装置62,…、左右中央に1個とその両側各1
個づつの整地フロート63,64,64等を備えてい
る。各フロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を
進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、そ
の整地跡に苗植付装置62,…により苗が植付けられ
る。各フロート63,64,64は圃場表土面の凹凸に
応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けら
れており、植付作業時にはセンターフロート63の前部
の上下動が接地センサ65により検出され、その検出結
果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バル
ブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗
の植付深さを常に一定に維持する。
【0017】なお、苗載台61は、前側が上位となるよ
う傾斜して設けられており、伝動ケース60の上側に横
向きに配した支持レール66と、伝動ケース60に基部
が固着された苗載台フレーム67の上端部に設けたロー
ラ68,68とによって左右にスライド自在に支持され
ている。両端が苗載台61の裏面側に連結された横移動
棒69を伝動ケース60内の作動機構により左右に往復
動させることにより、苗載台61が左右往復動するよう
になっている。苗載台61が左右往復動すると、該苗載
台の最下段の苗が苗取出口61a,…に一株づつ供給さ
れる。横一列分の苗が全て供給されると、各条ごとに設
けた苗送りベルト61b,…が作動し、苗を一段下方に
移送する。
う傾斜して設けられており、伝動ケース60の上側に横
向きに配した支持レール66と、伝動ケース60に基部
が固着された苗載台フレーム67の上端部に設けたロー
ラ68,68とによって左右にスライド自在に支持され
ている。両端が苗載台61の裏面側に連結された横移動
棒69を伝動ケース60内の作動機構により左右に往復
動させることにより、苗載台61が左右往復動するよう
になっている。苗載台61が左右往復動すると、該苗載
台の最下段の苗が苗取出口61a,…に一株づつ供給さ
れる。横一列分の苗が全て供給されると、各条ごとに設
けた苗送りベルト61b,…が作動し、苗を一段下方に
移送する。
【0018】施肥装置5は、各条共用の肥料タンク70
内の肥料を肥料繰出部71…によって一定量づつ下方に
繰り出し、その繰り出された肥料をブロア72から供給
されるエアによって施肥ホース73,…を通って施肥ガ
イド74,…まで移送し、該施肥ガイドの前側に設けた
作溝体75,…によって苗植付条の側部近傍に形成され
る施肥溝内に落とし込むようになっている。
内の肥料を肥料繰出部71…によって一定量づつ下方に
繰り出し、その繰り出された肥料をブロア72から供給
されるエアによって施肥ホース73,…を通って施肥ガ
イド74,…まで移送し、該施肥ガイドの前側に設けた
作溝体75,…によって苗植付条の側部近傍に形成され
る施肥溝内に落とし込むようになっている。
【0019】植付作業時には、表土面の凹凸に応じて苗
植付部4の対地高さを制御する昇降制御と、表土面の左
右傾斜に応じて苗植付部4の連結軸44回りの姿勢を制
御する姿勢制御とを行い、苗の植付深さを一定に維持す
る。図5はその苗植付部位置制御装置のブロック図であ
る。前記各センサ39,54,55,65からの信号が
CPU、メモリ等からなるコントローラ80に入力さ
れ、その情報に基づきコントローラ80で下記の制御を
行い、前記昇降用油圧バルブ47及びローリング用モー
タ52に出力する。
植付部4の対地高さを制御する昇降制御と、表土面の左
右傾斜に応じて苗植付部4の連結軸44回りの姿勢を制
御する姿勢制御とを行い、苗の植付深さを一定に維持す
る。図5はその苗植付部位置制御装置のブロック図であ
る。前記各センサ39,54,55,65からの信号が
CPU、メモリ等からなるコントローラ80に入力さ
れ、その情報に基づきコントローラ80で下記の制御を
行い、前記昇降用油圧バルブ47及びローリング用モー
タ52に出力する。
【0020】まず、昇降制御については、接地センサ6
5の検出値が所定の目標値の不感帯内に収まるように油
圧バルブ47に出力信号を出す。例えば、センターフロ
ート63が上動すると、昇降油圧シリンダ46が伸びる
方向に油圧バルブ47を駆動して、苗植付部4を上昇さ
せる。逆に、センターフロート63が下動すると、昇降
油圧シリンダ46が縮む方向に油圧バルブ47を駆動し
て、苗植付部4を下降させる。これにより、苗植付部全
体の対地高さを一定に維持する。
5の検出値が所定の目標値の不感帯内に収まるように油
圧バルブ47に出力信号を出す。例えば、センターフロ
ート63が上動すると、昇降油圧シリンダ46が伸びる
方向に油圧バルブ47を駆動して、苗植付部4を上昇さ
せる。逆に、センターフロート63が下動すると、昇降
油圧シリンダ46が縮む方向に油圧バルブ47を駆動し
て、苗植付部4を下降させる。これにより、苗植付部全
体の対地高さを一定に維持する。
【0021】上記昇降制御に際しては、苗植付部4が一
度接地してからでないと昇降制御を行わないようにし、
苗植付部4の接地を検出した後は、傾斜角速度センサ3
9によって走行車体2の左右傾斜状況を判定し、走行車
体2が急激に傾斜していない時には、現在接地センサ値
に基づき昇降制御を行い、走行車体2が急激に傾斜し且
つ接地センサ値が一定以上変動した時には、変動直前の
接地センサ値に基づき昇降制御を行う。走行車体2が急
激に傾斜しているか否かの基準は、例えば傾斜角速度セ
ンサ値で±(左右)1.1度/ミリ秒程度とする。
度接地してからでないと昇降制御を行わないようにし、
苗植付部4の接地を検出した後は、傾斜角速度センサ3
9によって走行車体2の左右傾斜状況を判定し、走行車
体2が急激に傾斜していない時には、現在接地センサ値
に基づき昇降制御を行い、走行車体2が急激に傾斜し且
つ接地センサ値が一定以上変動した時には、変動直前の
接地センサ値に基づき昇降制御を行う。走行車体2が急
激に傾斜しているか否かの基準は、例えば傾斜角速度セ
ンサ値で±(左右)1.1度/ミリ秒程度とする。
【0022】走行車体2が急激に傾斜するのは、車輪が
耕盤の凹凸に落ち込んだり乗り上げたりした場合であ
り、このような場合には走行車体2に追随して苗植付部
4も傾斜し、苗植付部4が表土面から浮上する等の事態
が生じる。しかしながら、それは一時的なものであっ
て、車輪が耕盤の凹凸を通過したなら直ちに元の状況に
復帰するから、上記のような一時的に苗植付部4の対地
関係が変化したことに対しその都度忠実に現在接地セン
サ値に基づき苗植付部を昇降させることは、昇降制御が
不安定になるので好ましくない。そこで、一度苗植付部
4の接地を検出した後は、一時的に走行車体2が急激に
傾斜して接地センサ値が大きく変動しても、苗植付部4
が通常接地状態のままであるとみなして、変動直前の接
地センサ値に基づき昇降制御を行わせるとよい。
耕盤の凹凸に落ち込んだり乗り上げたりした場合であ
り、このような場合には走行車体2に追随して苗植付部
4も傾斜し、苗植付部4が表土面から浮上する等の事態
が生じる。しかしながら、それは一時的なものであっ
て、車輪が耕盤の凹凸を通過したなら直ちに元の状況に
復帰するから、上記のような一時的に苗植付部4の対地
関係が変化したことに対しその都度忠実に現在接地セン
サ値に基づき苗植付部を昇降させることは、昇降制御が
不安定になるので好ましくない。そこで、一度苗植付部
4の接地を検出した後は、一時的に走行車体2が急激に
傾斜して接地センサ値が大きく変動しても、苗植付部4
が通常接地状態のままであるとみなして、変動直前の接
地センサ値に基づき昇降制御を行わせるとよい。
【0023】次に、姿勢制御について説明する。この姿
勢制御は、基本的には、姿勢制御用センサである傾斜角
速度センサ39の検出値と左右傾斜センサ54の検出値
から、予め定められているルールに基づいてモータ52
への出力量を決定し、左右傾斜センサ54が所定の目標
値(通常は水平)の不感帯内に収まるように苗植付部4
をローリングさせる。この場合、左右傾斜が急激に変化
する場合は、傾斜角速度センサ39の検出結果に基づい
て制御するのが好ましい。なお、傾斜角速度センサと左
右傾斜センサを用いる制御の方法については、例えば上
記特開平6−133612号公報に記載されている。
勢制御は、基本的には、姿勢制御用センサである傾斜角
速度センサ39の検出値と左右傾斜センサ54の検出値
から、予め定められているルールに基づいてモータ52
への出力量を決定し、左右傾斜センサ54が所定の目標
値(通常は水平)の不感帯内に収まるように苗植付部4
をローリングさせる。この場合、左右傾斜が急激に変化
する場合は、傾斜角速度センサ39の検出結果に基づい
て制御するのが好ましい。なお、傾斜角速度センサと左
右傾斜センサを用いる制御の方法については、例えば上
記特開平6−133612号公報に記載されている。
【0024】図6は傾斜角速度センサ39の出力信号の
一例を表すもので、同図(a)は砂利道等の荒れ地を走
行している場合、同図(b)は植付け作業時のように整
地された圃場を移動する場合をそれぞれ表している。図
から分かるように、整地された圃場を移動する場合、低
周波域Aでは小さな検出出力(姿勢変化)があるが、高
周波域Bでは検出出力がほとんどない。これに対し、荒
れ地を走行する場合、低周波域Aでの検出出力が大きく
なるとともに、高周波域Bでも検出出力が発生する。農
作業機の種類や作業形態等によって信号レベルの大きさ
や周波数分布の多少の違いはあるものの、このような特
性は農作業機一般に見られるものである。
一例を表すもので、同図(a)は砂利道等の荒れ地を走
行している場合、同図(b)は植付け作業時のように整
地された圃場を移動する場合をそれぞれ表している。図
から分かるように、整地された圃場を移動する場合、低
周波域Aでは小さな検出出力(姿勢変化)があるが、高
周波域Bでは検出出力がほとんどない。これに対し、荒
れ地を走行する場合、低周波域Aでの検出出力が大きく
なるとともに、高周波域Bでも検出出力が発生する。農
作業機の種類や作業形態等によって信号レベルの大きさ
や周波数分布の多少の違いはあるものの、このような特
性は農作業機一般に見られるものである。
【0025】これは次のことを意味している。すなわ
ち、姿勢制御用センサ(傾斜センサ、傾斜角速度センサ
等)の検出信号には、耕盤の凹凸による姿勢の変化以外
に、この凹凸の変化や苗植付部の左右移動等による姿勢
の変化によって発生する揺れが含まれている。図6にお
ける高周波域Bの出力の多くは路面の荒れや高速移動に
よる小刻な揺れであり、低周波域Aの出力が主として耕
盤の凹凸による姿勢変化に起因するものである。また、
苗植付部の左右移動による揺れはもっと低周波域に属す
る。
ち、姿勢制御用センサ(傾斜センサ、傾斜角速度センサ
等)の検出信号には、耕盤の凹凸による姿勢の変化以外
に、この凹凸の変化や苗植付部の左右移動等による姿勢
の変化によって発生する揺れが含まれている。図6にお
ける高周波域Bの出力の多くは路面の荒れや高速移動に
よる小刻な揺れであり、低周波域Aの出力が主として耕
盤の凹凸による姿勢変化に起因するものである。また、
苗植付部の左右移動による揺れはもっと低周波域に属す
る。
【0026】したがって、制御内容に応じて適正な周波
数域の成分を抽出して制御に利用することにより、正確
で安定した制御を行うことができる。例えば、苗植付部
4の姿勢制御には、路面の荒れや高速での移動による小
刻な揺れ、及び苗植付部の左右移動による周期の大きい
揺れを除いた周波数域Cの成分を用いるとよい。また、
姿勢制御の感度補正には、前記小刻な揺れとの関係が深
い高周波域Bの成分を用いるとよい。特定の周波数域成
分の抽出にはデジタルフィルターが適している。このフ
ィルターの構成としては、ハードでもソフトでもよい。
数域の成分を抽出して制御に利用することにより、正確
で安定した制御を行うことができる。例えば、苗植付部
4の姿勢制御には、路面の荒れや高速での移動による小
刻な揺れ、及び苗植付部の左右移動による周期の大きい
揺れを除いた周波数域Cの成分を用いるとよい。また、
姿勢制御の感度補正には、前記小刻な揺れとの関係が深
い高周波域Bの成分を用いるとよい。特定の周波数域成
分の抽出にはデジタルフィルターが適している。このフ
ィルターの構成としては、ハードでもソフトでもよい。
【0027】図7は姿勢制御における姿勢変化に関する
制御のフローチャートであって、前記方法により抽出さ
れた所定の周波数域Cの検出信号の信号レベル(DFT
値)を計算し、その値が予め定めた設定値以下の場合は
油圧出力のオンタイムを短くして制御速度を遅くし、設
定値を超える場合は油圧出力のオンタイムを長くして制
御速度を速くする。油圧流量を変更して制御速度を調節
するようにしてもよい。
制御のフローチャートであって、前記方法により抽出さ
れた所定の周波数域Cの検出信号の信号レベル(DFT
値)を計算し、その値が予め定めた設定値以下の場合は
油圧出力のオンタイムを短くして制御速度を遅くし、設
定値を超える場合は油圧出力のオンタイムを長くして制
御速度を速くする。油圧流量を変更して制御速度を調節
するようにしてもよい。
【0028】次に、図8は姿勢制御の感度補正のフロー
チャートである。前記方法により抽出された高周波数域
Bの検出信号の信号レベル(DFT値)を計算し、その
値に基づき感度補正値αを計算する。この感度補正値α
は、例えば図9に示すように、検出信号の信号レベルと
正比例の関係にある。そして、算出された感度補正値α
で姿勢制御の不感帯幅を補正する。この感度補正は、タ
イマーを用いて一定時間行う。
チャートである。前記方法により抽出された高周波数域
Bの検出信号の信号レベル(DFT値)を計算し、その
値に基づき感度補正値αを計算する。この感度補正値α
は、例えば図9に示すように、検出信号の信号レベルと
正比例の関係にある。そして、算出された感度補正値α
で姿勢制御の不感帯幅を補正する。この感度補正は、タ
イマーを用いて一定時間行う。
【0029】また、図10は危険回避のための制御のフ
ローチャートである。まず、前記方法により抽出された
低周波域A又は高周波数域Bの検出信号の信号レベル
(DFT値)を計算し、次いでそのピーク値p1,p
2,…(図11参照)の平均値(サンプル数は例えば5
0)を計算し、その平均値が予め定めた設定値以上の場
合は車速を低減させる報知の出力を行い、そうでない場
合は報知を行わないように制御する。ピーク値の平均値
の代わりにボトム値の平均値を採用してもよい。
ローチャートである。まず、前記方法により抽出された
低周波域A又は高周波数域Bの検出信号の信号レベル
(DFT値)を計算し、次いでそのピーク値p1,p
2,…(図11参照)の平均値(サンプル数は例えば5
0)を計算し、その平均値が予め定めた設定値以上の場
合は車速を低減させる報知の出力を行い、そうでない場
合は報知を行わないように制御する。ピーク値の平均値
の代わりにボトム値の平均値を採用してもよい。
【0030】なお、図11は高周波数域Bの検出信号を
表している。低周波域Aの信号レベルと高周波域Bの信
号レベルとの比率を比較することにより、荒れた路面を
移動しているか整地された路面を移動しているかを判断
することができるから、現在移動している路面に合った
周波数域成分を制御に利用すればよい。
表している。低周波域Aの信号レベルと高周波域Bの信
号レベルとの比率を比較することにより、荒れた路面を
移動しているか整地された路面を移動しているかを判断
することができるから、現在移動している路面に合った
周波数域成分を制御に利用すればよい。
【0031】補足的に説明を加えると、この田植機1
は、苗植付部4の後方に全条の苗を画像入力するための
画像センサ90を設け、この画像センサ90からの信号
に基づき欠株の発見と車速の検出とを行わせるようにし
ている。画像センサ90の取付高さを変更可能にしてお
けば、植付条数の異なる機種との共用化が図れて好都合
である。
は、苗植付部4の後方に全条の苗を画像入力するための
画像センサ90を設け、この画像センサ90からの信号
に基づき欠株の発見と車速の検出とを行わせるようにし
ている。画像センサ90の取付高さを変更可能にしてお
けば、植付条数の異なる機種との共用化が図れて好都合
である。
【0032】画像処理は図12のフローチャートに示す
順に行う。すなわち、画像センサ90で取り込んだ画像
中から苗Nを抽出して、欠株条があるか否かを判定す
る。そして、欠株条がある場合はそれを記憶しておき、
欠株が所定の設定回数以上連続して発生したなら、警報
ランプ、音声等の適当な警報手段で欠株の報知を行う。
また、図13に示すように、画像中から抽出した苗Nの
座標をもとめ、前回抽出した苗の座標C1と今回抽出し
た苗の座標C2との距離dを両画像の時間間隔tで割る
ことにより走行車体の移動速度vを算出する(v=d/
t)。
順に行う。すなわち、画像センサ90で取り込んだ画像
中から苗Nを抽出して、欠株条があるか否かを判定す
る。そして、欠株条がある場合はそれを記憶しておき、
欠株が所定の設定回数以上連続して発生したなら、警報
ランプ、音声等の適当な警報手段で欠株の報知を行う。
また、図13に示すように、画像中から抽出した苗Nの
座標をもとめ、前回抽出した苗の座標C1と今回抽出し
た苗の座標C2との距離dを両画像の時間間隔tで割る
ことにより走行車体の移動速度vを算出する(v=d/
t)。
【0033】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる農
作業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサからの信号
を周波数分析して有効な成分だけを制御に利用すること
により、機体の姿勢変化に応じた制御が可能となった。
特に、請求項1に記載の発明によれば移動、速度や路面
状態の影響を受けない安定した制御を行える。また、請
求項1に記載の発明によれば、移動速度や地面の状態に
よる姿勢の変化に応じた制御感度の補正を行える。さら
に、請求項1に記載の発明によれば、転倒等の事故を未
然に防止することができる。これら各発明の姿勢制御装
置は、新たなセンサを別途設ける必要がないので、安価
に提供することができる。
作業機の姿勢制御装置は、姿勢制御用センサからの信号
を周波数分析して有効な成分だけを制御に利用すること
により、機体の姿勢変化に応じた制御が可能となった。
特に、請求項1に記載の発明によれば移動、速度や路面
状態の影響を受けない安定した制御を行える。また、請
求項1に記載の発明によれば、移動速度や地面の状態に
よる姿勢の変化に応じた制御感度の補正を行える。さら
に、請求項1に記載の発明によれば、転倒等の事故を未
然に防止することができる。これら各発明の姿勢制御装
置は、新たなセンサを別途設ける必要がないので、安価
に提供することができる。
【図1】苗移植機の側面図である。
【図2】苗移植機の平面図である。
【図3】昇降リンク装置の要部及び苗植付部の側面図で
ある。
ある。
【図4】昇降リンク装置の要部及び苗植付部の背面図で
ある。
ある。
【図5】姿勢制御装置のブロック図である。
【図6】傾斜角速度センサの周波数と出力値の関係を表
すグラフであり、(a)は荒れ地走行状態を、(b)は
整地圃場の移動状態を表す。
すグラフであり、(a)は荒れ地走行状態を、(b)は
整地圃場の移動状態を表す。
【図7】姿勢制御における姿勢変化に関する制御のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】姿勢制御の感度補正のフローチャートである。
【図9】信号レベルと感度補正値の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図10】危険回避のための制御のフローチャートであ
る。
る。
【図11】傾斜制御用センサの検出信号の或る周波数域
成分を表すグラフである。
成分を表すグラフである。
【図12】画像処理の順序を表すフローチャートであ
る。
る。
【図13】画像センサで取り込んだ前回の画像及び今回
の画像を表している。
の画像を表している。
1 苗移植機 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 苗植付部(作業装置) 5 施肥装置 39 傾斜角速度センサ(姿勢制御用センサ) 44 連結軸(前後方向の軸) 47 昇降用油圧バルブ 52 ローリング用モータ 54 左右傾斜角センサ(姿勢制御用センサ) 55 ストロークセンサ 65 接地センサ 80 コントローラ 90 画像センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 姿勢制御用センサの検出信号に基づき機
体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置において、
前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れとの関連
が少ない所定の周波数域の成分を抽出し、その抽出成分
の信号レベルに応じて制御速度に関係するパラメータを
変更することを特徴とする農作業機の姿勢制御装置。 - 【請求項2】 姿勢制御用センサの検出信号に基づき機
体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置において、
前記センサの検出信号から機体の周期的な揺れとの関連
が深い所定の周波数域の成分を抽出し、その抽出成分の
信号レべルに応じて制御の感度を変更することを特徴と
する農作業機の姿勢制御装置。 - 【請求項3】 姿勢制御用センサの検出信号に基づき機
体の姿勢を制御する農作業機の姿勢制御装置において、
路面状態に合った所定の周波数域の成分を抽出し、その
抽出成分の信号レべルが予め定めた設定値よりも大きい
場合は危険を回避させるための出力を行うことを特徴と
する農作業機の姿勢制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001055993A JP2002253014A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 農作業機の姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001055993A JP2002253014A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 農作業機の姿勢制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002253014A true JP2002253014A (ja) | 2002-09-10 |
Family
ID=18916093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001055993A Pending JP2002253014A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 農作業機の姿勢制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002253014A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009148230A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Yanmar Co Ltd | 作業車両 |
JP2019216687A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | ヤンマー株式会社 | 圃場管理システム |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001055993A patent/JP2002253014A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009148230A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Yanmar Co Ltd | 作業車両 |
JP2019216687A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | ヤンマー株式会社 | 圃場管理システム |
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