JP3627479B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型の田植機に関し、詳しくは、田植装置による植付前工程部分に耕起作業したり代掻作業をする植付け前工程作業装置を装備するものに係るものである。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】
従来、実開平4−68615号にみられる不耕起田植機や特開平6−000007号のような無代掻田植機は周知であったが、その田植機側の苗植付感度の補正まではされていないのが現状であった。
一般に乗用型田植機は、乗用走行車体の後部に昇降機構やロ−リング機構を介して田植装置が装着されている。そして、これらの田植装置の昇降またはロ−リングは水田圃場の状態に応じて昇降制御補正あるいはロ−リング制御補正がされている。然るに、この田植装置の前側で圃場の苗植付部のみを掘り起こしてそこに苗を植える不耕起作業工程や、水田の表面を掻き混ぜて代掻作業を一挙に行なう田植機が最近になって発生してきたが、この場合に、田植作業機の昇降制御やロ−リング制御をそのままにして作業をすることは田植作業精度の低下になる欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前述の課題を解消するために次の技術的な手段を講じた。
即ち、乗用型の田植装置20の前側に前記田植装置20による苗植付圃場部に対して代掻作業をする植付け前工程作業装置を設け、この前工程作業装置による作業状態を非作業に変更調節可能に構成するものにおいて、代掻作業状態時には、主体側の田植装置20による作業のピッチング制御感度あるいはロ−リング制御感度等の作業感度を敏感側に自動補正する制御補正機構を設けてなる乗用型田植機とした。
【0004】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例について詳細に説明する。
1は乗用型の田植機の走行車体であって、操舵可能で駆動型の左右一対の前輪2,2と左右一対の駆動型の後輪3,3を有した機枠4にエンジン5を前後中間位置に搭載し、このエンジン5の前側で機枠4の前端側に操縦機枠6を設け、この操縦機枠6の上部に操舵用前輪2,2を操縦する操縦ハンドル7を設け、機枠4の上面に左右前後に拡張した搭乗フロア8を張設し、前記エンジン5は、このフロア8から膨出するエンジンカバ−9で覆い、このエンジンカバ−9の上側に操縦座席10を設けている。11は後輪カバ−を示す。12はフロントミッションケ−ス、13はリヤ−伝動ケ−スである。
【0005】
14は支柱で、前記機枠4の後端側に立設されている。
15は昇降リンク機構で、上リンク杆16aと下リンク杆16bの基部側を前記支柱14にブラケットを介して横方向の軸で回動自在に枢結し、この上下リンク杆の後端側を縦リンク杆16cで枢結させ、この縦リンク杆16cに作業機を取り付けるヒッチ体17を取り付けている。そして、前記下リンク杆16bを前記機枠4側に基部側を枢着した油圧シリンダ−装置18のピストン18bに連繋させてピストン18bの出入り作動により昇降リンク機構15を作動する構成とする。18aは油圧シリンダ−装置18のシリンダ−本体側を示す。
【0006】
前記ヒッチ体17は側面視は┓型形状になっておりその先端基部が前記縦リンク杆16c固着され、後端側にはロ−リング軸19を介して田植装置20が左右揺動自在に装着されている。
田植装置20の構成は周知技術であるが、簡単に説明する。フレ−ムが植付伝動ケ−スで共用されており、その植付伝動ケ−ス21は、前端側の左右中央部ケ−ス21aから左右横方向に突出する横軸ケ−ス21bを介して後方側に複数分岐して伸びる縦伝動ケ−ス21cからなり、この植付伝動ケ−ス21の上側に、苗載置台22が左右に仕切枠23で仕切られて複数個配置されている。そして、この苗載置台22は前部が上位になるよう前後に傾斜し、各苗載置台の底部を切欠いで苗搬送広幅ベルト24を設け、更に、この苗載置台22は前記植付伝動ケ−ス21側から正面視が門型状をした前支持枠25と後部の苗受止枠26を介して左右移動自在に支持されている。そして前記苗載置台22は前記左右中央部ケ−ス21a内の左右横移動機構で左右に移動されケ−ス外に一部突出する移動軸に連繋されて左右に往復横移動されるよう構成されている。また、前記ベルト24は左右横端に移動した時点で駆動されるよう伝動ケ−ス21a内の回転機構で作動される回転ア−ムで作動される構造になっている。
【0007】
前記苗受止枠26は側面視がL字状型になっており、前記苗載置台22の後側下端部に対抗させて植付伝動ケ−ス21側に固着され、左右方向に長く延び、この苗受止枠26には所定間隔に苗分割口27が切欠き形成されている。
28は苗植付装置で、前記縦伝動ケ−ス21cの後方側面部に回転ケ−ス29を設け、この回転ケ−ス29に苗分離植付爪30aを有する植付具30を首振り回動されるよう取付け、この回転ケ−ス29の回転を受けて植付具30が作動し植付爪30aが前記苗受止枠26の苗分割口27に介入して苗を分割保持し下方の水田圃場面に植付けるよう構成されている。
【0008】
31は整地フロ−トで、前記縦伝動ケ−ス21cの下側に前側が上下動可能に取付けられ、センタフロ−ト31aとサイドフロ−ト31b,31bからなる。この各フロ−トで苗植付圃場面が整地され、その部分に苗が植え付けられる。
次ぎに、この田植装置20のピッチング機構及びロ−リング機構について説明すると、先ず、ピッチング機構は、走行車体1の後部に昇降リンク機構15を介して田植装置20が装着されるが、この田植作業中においては水田圃場の深さが変動するために田植装置側の整地フロ−ト31に加わる接地圧力(フロ−ト31の前側の上下動を含む)を検出する接地圧力検出器(上下を含む検出器)32からの信号を制御部(CPU)に送信し、これによって電磁油圧切換弁33を適宜切換え油圧シリンダ−装置18を作動して昇降リンク機構15を介して田植装置20を整地フロ−ト31に加わる接地圧力が適正な作業範囲内に収まるよう制御する機構である。このピッチング制御の感度補正は、色々な手段があるが、油圧シリンダ−装置18側への作動油の流れを絞り弁等で適宜制限する手段や前記接地圧力検出器32の作動抵抗を補正することも可能であり、周知技術ではフロ−ト31の上動側の抵抗値を変更する手段が採用されている。
【0009】
次ぎに、ロ−リング機構について説明すると、田植装置20は側面視は┓型形状のヒッチ体17の後部にロ−リング軸19を介して装着されているが、該田植装置20の門型枠25が前記ヒッチ枠17側から左右側に往復作動する電動シリンダ−34のピストン34aと左右に向かうコイルスプリング35とで連繋され、前記電動シリンダ−34の左右往復作動により強制的に田植装置20がロ−リング作動されるようになっている。そして、この制御は、走行車体1が左右側に傾斜するとき、前記サイドフロ−ト31a,31bの上下高さの差を検出する一例の傾斜検出器36の検出信号を制御部(CPU)に送信し、この信号に応じて田植装置20の左右傾き量が制御されるように構成されている。このロ−リング制御の感度補正は、普通電動シリンダ−34の作動速度を変更して行なう。この場合、電動シリンダ−34を駆動するモ−タの変速によれば簡単である。更に、ロ−リング制御用のコイルスプリング35の張力を変更するよう構成してもよい。
【0010】
このような制御機構が設けられた乗用型田植機において、前記ヒッチ枠17に不耕起作業機A及び無代掻作業機Bとが相互に取替えられて装着可能に構成する。前にも説明した通り、不耕起作業機Aは稲刈り作業後に全く、あるいは殆ど圃場の耕起をしないでそのまま田植作業をするために、苗植付部位置だけに左右細に耕起溝を造成する作業機を装備させるもので、この不耕起作業機Aをヒッチ枠17に装着するときには自動的あるいはスイッチSW1の操作で制御部(CPU)に信号が送信され、この信号により前記ピッチング機構の制御あるいはロ−リング機構の制御が鈍感になるよう連動構成されている。即ち、不耕起作業機Aを装着して作業する場合にはピッチング制御あるいはロ−リング制御の働きが鈍くなり殆ど制御の働かない状態で圃場面に沿う自然なピッチング、ロ−リングが行なわれ確実な田植作業になるよう構成されている。
【0011】
無代掻作業機Bは、普通田植作業前に圃場表面を均一に均して作業するよう特別に代掻作業を行なうが、これを田植作業と同時に代掻作業を行なうためにヒッチ枠17に無代掻作業機Bを装備させるもので、この無代掻作業機Bをヒッチ枠17に装着するときには自動的あるいはスイッチSW2の操作で制御部(CPU)に信号が送信され、この信号により前記ピッチング機構の制御あるいはロ−リング機構の制御が敏感になるよう連動構成されている。即ち、無代掻作業機Bを装着して作業する場合にはピッチング制御あるいはロ−リング制御の働きが鋭敏になり、苗植付圃場面が極めて軟弱な状態でもピッチング或いはロ−リングが行なわれ確実な田植作業になるよう構成されている。
【0012】
前工程作業装置である不耕起作業機A,無代掻作業機Bの取付けにあたっては、前記田植機20側の門型支持枠25側から前側に延びる上下のリンク杆を介して伝動ケ−ス50が設けられている。
また、制御感度の補正制御が制御部中に組み込まれており、前記不耕起作業機A或いは無代掻作業機Bによる作業機の上下調節機構がスイッチSW3による入力信号で電動モ−タMoによる昇降シリンダ−37で上、下リンク杆U,Dを介して調節可能に構成され、この上下深さの調節に応じてピッチング制御或いはロ−リング制御の感度が変更されるように構成されている。即ち、不耕起作業機Aによる浅い作業時には感度を若干敏感側に、深い作業時には鈍感側なし、無代掻作業機Bによる深い作業時には相当敏感側に、浅い作業時には鈍感側に調整制御されるようになっている。
【0013】
若干、別の実施例制御についても関連するために説明を加えておくと、整地フロ−ト31の前側付近に圃場表面に散在する藁屑や雑草等の異物の堆積を検出する検出器38を設け、この検出器38が所定以上の異物を検出する場合にはロ−リング制御を鈍感側に変更制御する。また、不耕起作業機Aの場合に該検出器38が異物が所定以上に堆積していることを検出する場合には不耕起作業機Aを上方側へ作動したり、作業速度を遅く制御すると都合よく作業することができる。また、田植作業をする場合に、作業の最終段階において圃場の周囲を苗植付作業をしないで整地のみ行なう枕地均平作業をするよう構成した枕地作業レバ−39を装備するとき、この枕地作業を選択するときには無代掻作業機Bを自動的に下降させて十分な均平作業に制御することも可能である。
【0014】
【発明の作用効果】
この発明によれば、田植装置による苗植付部分の前工程で無代掻作業機を装着して田植作業を省力化するにあたり、代掻を同時作業する場合に田植装置のピッチング制御やロ−リング制御を高精度に自動的に変更制御できる作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】平面図
【図3】側面図
【図4】要部の平面図
【図5】制御回路図
【図6】別例の要部の制御回路図
【符号の説明】
1 乗用型走行装置
20 田植装置
前工程作業装置(無代掻作業機)

Claims (1)

  1. 乗用型の田植装置20の前側に前記田植装置20による苗植付圃場部に対して代掻作業をする植付け前工程作業装置を設け、この前工程作業装置による作業状態を非作業に変更調節可能に構成するものにおいて、代掻作業状態時には、主体側の田植装置20による作業のピッチング制御感度あるいはロ−リング制御感度等の作業感度を敏感側に自動補正する制御補正機構を設けてなる乗用型田植機
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