JP2002248839A - 帳票処理装置とその保守方法 - Google Patents

帳票処理装置とその保守方法

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JP2002248839A
JP2002248839A JP2001048070A JP2001048070A JP2002248839A JP 2002248839 A JP2002248839 A JP 2002248839A JP 2001048070 A JP2001048070 A JP 2001048070A JP 2001048070 A JP2001048070 A JP 2001048070A JP 2002248839 A JP2002248839 A JP 2002248839A
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JP2001048070A
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Tsuyoshi Hoshiide
剛志 星出
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字部の破損ピンを自動的にかつ高精度に検
出することができ、破損ピンの早期交換を可能にした複
合帳票処理ユニットを提供する。 【解決手段】 電送扱いの取引済みの払込書など、すで
に不要となった特定の種類の帳票をテスト用印字媒体と
してテスト用印字媒体蓄積部9に蓄積しておき、このテ
スト用印字媒体蓄積部9から印字媒体を発行させ、印字
部4で所定のテストパターンを印字する。次いで、この
印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを印字
テストパターン読取部11で読み込み、このテストパタ
ーンのイメージと基準テストパターン情報とを比較照合
して破損ピンによる印字抜けの有無を判定し、その結果
を保守員に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行等の金融機
関で用いられる帳票処理装置とその保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関においては、紙幣や硬
貨の預金および払処理を自動的に受け付ける現金自動預
払機(以下、単にATMと称する)が利用されている。
ATMに搭載されるユニットの一つに、払込書や通帳等
の異種帳票を処理する複合帳票処理ユニットがある。
【0003】この複合帳票処理ユニットは、帳票の自動
取り込みを行う取込部、帳票のイメージを光学的に読み
取って文字・マーク認識を行うOCR部、帳票への印字
を行う印字部、取引済みの払込書などを収納する帳票格
納部、通帳の磁気ストライプに対してリード/ライトを
行う磁気ストライプリード/ライト部、たとえば200
0号通帳などの通帳の自動ページめくりを行うページめ
くり機構、通帳の新規発行処理を行う通帳発行部などで
構成され、利用者より投入された帳票の種類を判定して
その帳票の種類に応じた処理を自動的に選択・実行する
ように構成されている。
【0004】印字部にはドットインパクト方式のプリン
タが採用されている。このドットインパクト方式のプリ
ンタは、個々のピンから帳票に物理的な圧力を加えて印
字を行うため、その負荷による経年的疲労の蓄積によっ
てピンはいずれ破壊にいたる宿命を有している。このた
めドットインパクトプリンタを印字部に採用したATM
では、印字ピンの定期的な点検が必須とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】印字ピンの破損検出の
ための点検は、任意のキャラクタパターンで印字を行っ
てみて、その印字結果を保守員自身が目視で確認するこ
とによって行うことが可能である。
【0006】しかし、この方法は人間による判断である
以上印字欠落の発見漏れは不可避であった。また、破損
ピンの位置とテスト印字に使用するキャラクタパターン
の種類との組み合わせによっては、印字結果に破損ピン
による印字欠落が人間の視覚で捕らえられる程度にはっ
きりと現れる保証はなく、この点からも保守員自身が印
字結果を目視確認して破損ピンを検出することは容易で
なかった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、印字部の破損ピンを自動的にかつ高精度に検出
することができ、破損ピンの早期交換を可能にした帳票
処理装置とその保守方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の帳票処理装置は、帳票への印字を行うド
ットインパクト方式の印字部と、この印字部を用いてテ
スト用の印字媒体に所定のテストパターンを印字するテ
ストパターン印字手段と、前記印字媒体に印字されたテ
ストパターンのイメージを読み込むテストパターン読込
手段と、このテストパターン読込手段によって読み込ま
れたテストパターンのイメージに基づいて前記印字部の
破損ピンを検出する破損ピン検出手段とを具備すること
を特徴とする。
【0009】本発明の帳票処理装置によれば、印字部を
用いてテスト用の印字媒体に印字された所定のテストパ
ターンのイメージを読み込み、この読み込んだテストパ
ターンのイメージに基づいて印字部の破損ピンを検出す
ることによって、破損ピンを自動的に、しかも人間によ
る目視判断よりも高精度に検出することができ、破損ピ
ンの早期交換が可能となる。これにより、破損ピン検出
のための保守員の負担を軽減できるとともに、破損ピン
による印字不具合を抱えた状態での運用の継続期間を引
き縮めることができる。
【0010】また、本発明の帳票処理装置は、帳票への
印字を行うドットインパクト方式の印字部と、テスト用
の印字媒体を蓄積する印字媒体蓄積部と、この印字媒体
蓄積部から前記印字媒体を排出させ、この排出させた印
字媒体に前記印字部を用いて所定のテストパターンを印
字するテストパターン印字手段と、前記印字媒体に印字
されたテストパターンのイメージを読み込むテストパタ
ーン読込手段と、このテストパターン読込手段によって
読み込まれたテストパターンのイメージに基づいて前記
印字部の破損ピンを検出する破損ピン検出手段とを具備
することを特徴とする。
【0011】この発明では、テスト用の印字媒体を蓄積
する印字媒体蓄積部を設けておき、この印字媒体蓄積部
に、たとえば、不要となった特定の種類の帳票などをテ
スト用の印字媒体として蓄積しておき、この印字媒体蓄
積部から排出させた印字媒体にテストパターンを印字す
るようにしたことで、前記と同様の効果が得られるとと
もに、テスト用の印字媒体の供給を自動化することがで
きる。また、不要となった特定の種類の帳票などをテス
ト用の印字媒体として利用できるため、テスト用の印字
媒体の調達が容易になり、紙資源の節約にもつながる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明を実施した形
態である現金自動預払機(以下、単にATMと称する)
の外観図である。
【0013】同図に示すように、このATM100は、
磁気カードを処理するカードユニット101と、通帳お
よび単票(払込書)などの異種帳票の処理を行う複合帳
票処理ユニット102と、紙幣の受け入れや払い出しな
どの処理を行う紙幣ユニット103と、硬貨の受け入れ
や払い出しなどの処理を行う硬貨ユニット104と、利
用者からの操作入力の受け入れたり利用者へ画面を通じ
て各種のメッセージを提供するタッチセンサパネルなど
からなる操作パネル105と、利用者に音声による各種
メッセージを提供する音声出力部(図示せず)とを備え
る。
【0014】図2に複合帳票処理ユニット102の構成
を示す。同図に示すように、この複合帳票処理ユニット
102は、利用者からの通帳および単票(払込書)など
の帳票の投入を受け入れる接客口1と、この接客口1よ
り投入された帳票の取り込みを行う取込部2と、取込部
2によって取り込まれた帳票のイメージを光学的に読み
込んで文字・マーク認識を行うOCR部3と、帳票への
印字を行う印字部4と、取引済みの払込書などを収納す
る帳票格納部5と、通帳の磁気ストライプに対してリー
ド/ライトを行う磁気ストライプリード/ライト部6
と、2000号通帳などの通帳のページめくりを行う自
動ページめくり機構7と、通帳の発行を行うとともに印
字ヘッドペンの破損チェック時にはテスト用印字媒体蓄
積部9に蓄積されている使用済み払込書をテスト用印字
媒体として発行する帳票発行部8と、帳票をユニット1
02内で搬送するローラやモータなどの搬送機構とを備
えて構成される。なお、後述する印字テストパターン読
取部11はたとえばOCR部3に属する。
【0015】次に、ATM100上での払込処理の流れ
を説明する。
【0016】利用者によって、複合帳票処理ユニット1
02の接客口1より払込書が挿入されると、取込部2に
よってその払込書は内部へ自動で取り込まれる。取り込
まれた払込書はそのままOCR部3の読み込み位置を通
過するように搬送され、このとき払込書のイメージがO
CR部3によって読み込まれる。この後、払込書は印字
部4を通過して帳票格納部5の直前の一時保留部10ま
で搬送され、ここに保留される。
【0017】一方、OCR部3によって読み込まれた払
込書イメージは認識処理に渡され、その認識結果とし
て、払込書に記入されている払込先の口座番号、払込金
額などの取引データが得られる。この認識結果であるデ
ータは操作パネル105上に払込書のイメージとともに
表示される。そこで利用者は各情報を比較して認識結果
が正しいかどうかを確認し、正しければ操作パネル10
5上の確認キーを押す。確認キーが押されると、画面や
音声によるメッセージにより、紙幣ユニット103への
紙幣投入、硬貨ユニット104への硬貨投入、ならびに
カードユニットl01へのカード投入が利用者に指示さ
れ、以後、払込先の口座への払込などの取引が行われ
る。
【0018】ここで通帳による精算を行うため、通帳が
接客口1より挿入された場合、磁気ストライプリード/
ライト部6によって通帳の磁気ストライプから利用者の
口座番号、最終取引日、口座残額、そして新たに取引内
容を記帳すべきページ番号などの情報の読み取りが行わ
れる。これによって取得した情報に基づいて利用者の口
座から払込先の口座への払込等の取引が行われる。
【0019】取引が完了すると、通帳の個々の見開きペ
ージの定位置に印刷されたページマークがOCR部3に
よって読み取られ、読取結果であるページ番号が磁気ス
トライプリード/ライト部6によって通帳の磁気ストラ
イプから読み出されたページ番号と一致するかどうか判
定される。一致するならば現在の通帳の見開きページが
正しいことを判断して通帳を印字部4へ移動させる。
【0020】ページ番号が不一致の場合は、たとえば、
通帳を接客口1まで戻すとともに、正しいページを開い
て通帳を挿入しなおすよう利用者に画面や音声で指示す
る。この後、再び通帳の見開きページについて同様の手
順で正否が判定され、正しいページが開いていることを
確認したならば通帳を印字位置へ移動される。ただし、
通帳が2000号通帳である場合には、ページめくり機
構7によって正しいページまで自動でページめくりされ
る。
【0021】続いて印字部4によって、通帳の見開きの
左右または上下いずれか一方のページの先頭空白行に取
引結果が印字(記帳)される。記帳後、通帳は磁気スト
ライプリード/ライト部6のリード/ライト位置へ戻さ
れ、ここで磁気ストライプの情報が最新内容に書き換え
られた後、取込部2を介して接客口1へ返却される。通
帳が返却された後、払込書が一時保留部10から印字部
4による印字位置へ移動され、ここで払込書への取扱日
時、取扱局などの情報の印字が行われる。この後、払込
書は帳票格納部5に搬送されて、ここに収納される。
【0022】図3に、本実施形態にかかる複合帳票処理
ユニット102の機構制御部の全体的な構成を示す。
【0023】同図に示すように、複合帳票処理ユニット
102のシステムボード41には、CPU43、データ
処理回路44、I/Oポート45,46、画像メモリ5
7などが搭載されており、これらは内部バス47を通じ
て相互に通信を行う。また、CPU43はATM100
の統合制御部42と通信可能である。さらに統合制御部
42は、ATM100の保守端末200との間で通信を
行うことが可能である。
【0024】データ処理回路44は、磁気ストライプリ
ード/ライト部6のリード/ライトデータの処理を行う
とともに、印字部4の印字パターンデータの生成処理な
どを行う。
【0025】磁気ヘッドドライバ回路48は、データ処
理回路44で生成された磁気ヘッド用の記録データに基
づいて磁気ストライプリード/ライト部6の磁気ヘッド
49を駆動したり、磁気ヘッド49によって通帳の磁気
ストライブから読み出された信号の処理を行う。
【0026】印字ドライバ回路50はデータ処理回路4
4によって生成された印字パターンデータに基づいて印
字部4の印字ヘッドピン51を駆動する。
【0027】また、システムボード41のI/Oポート
45にはOCR部3が接続され、別のI/Oポート46
には、各種のモータ53やソレノイド54などの動力源
に駆動信号を供給したり、各種センサ55の出力を監視
するドライバ回路52が接続されている。ドライバ回路
52で得られた各センサの検知信号はI/Oポート4
6、内部バス47を通じてCPU43に送られる。
【0028】また、OCR部3の出力およびその中のス
キャナ56の出力はI/Oポート46を通じてシステム
ボード41の内部バス47に接続されている。
【0029】次に、この複合帳票処理ユニット102に
おける印字部4の破損ピンの検出処理について説明す
る。
【0030】テスト用印字媒体蓄積部9には、たとえ
ば、電送扱いの取引済みの払込書など、すでに不要とな
った特定の種類の帳票がテスト用印字媒体として蓄積さ
れている。テスト用印字媒体蓄積部9へのテスト用印字
媒体への投入は、たとえば、保守員が帳票格納部5から
取引済みの払込書を取り出し、ユニット102の筐体に
設けられた帳票発行部8へのアクセス口を通じて手作業
で行われる。
【0031】CPU43および統合制御部42は、図示
しないシステムメモリに内蔵されたファームウェアに従
って、以下の破損ピン検出処理を実行する。図4に、か
かる破損ピン検出処理の手順を示す。
【0032】この破損ピン検出処理は、主として、保守
端末200での破損ピン検出の起動に関する処理61
と、複合帳票処理ユニット102でのテスト用印字媒体
へのテストパターン印字処理62と、テスト用印字媒体
に印字されたテストパターンのイメージに基づく破損ピ
ン検出・通知処理63とで構成されている。
【0033】(破損ピン検出の起動に関する処理61)
保守員は保守端末200に対して破損ピン検出処理の起
動条件を設定しておくことができる。破損ピン検出処理
の起動条件の設定項目には、毎日、毎週、毎月といった
起動の周期と、起動タイミング(たとえば運用開始前、
運用終了後、保守のためのサービス停止期間)とがあ
る。
【0034】保守端末200は、破損ピン検出処理の起
動条件が成立したかどうかを常に監視しており(ステッ
プ401)、起動条件の成立したとき(ステップ401
のYES)、破損ピン検出処理を起動させるかどうかの
質問を画面表示、音声などで保守員に問い合わせる(ス
テップ402)。保守員から破損ピン検出処理の起動指
示が与えられると(ステップ403,404のYE
S)、以下のテストパターン印字処理62が起動され
る。
【0035】(テストパターン印字処理62)テストパ
ターン印字処理62は、テスト用印字媒体蓄積部9に蓄
積されたテスト用印字媒体の発行を帳票発行部8に指示
し、図5に示すように、この指示に従って帳票発行部8
より発行されたテスト用印字媒体91を印字部4に搬送
する(ステップ405)。そしてテストパターン印字処
理62は、印字部4に、テスト用印字媒体の空白領域に
所定のテストパターンを印字させる(ステップ40
6)。テスト用印字媒体上の空白領域は予め分かってい
るので、この空白領域へテストパターンの印字が行われ
るように印字位置の制御が行われる。
【0036】図8に、印字部4のピン配列を示す。同図
に示すように、この印字部4はたとえば千鳥配列の24
個のピンP1−P24で構成されている。テストパター
ンには、個々のピンの印字結果を識別しやすいパターン
を用いることが望ましい。本例では、たとえば図9に示
すように、24個のピンP1−P24を8ピンずつ3つ
のグループ1−3に分け、個々のグループごとにタイミ
ングをずらして一定の長さのラインをテストパターンと
して印字するようにしている。勿論このパターンは一例
にすぎず、その他個々のピンの印字結果を識別できるよ
うなパターンならば何でも構わない。
【0037】印字部4のいずれかのピンが破損している
場合、テストパターン印字後のテスト用印字媒体には、
たとえば図10に示すように、当該破損ピンに対応する
ラインだけが抜けたテストパターンの印字結果が得られ
る。この後、破損ピン検出・通知処理63が起動され
る。
【0038】(破損ピン検出・通知処理63)テスト用
印字媒体へのテストパターン印字後、そのテスト用印字
媒体は、図6に示すように、OCR部3に属する印字テ
ストパターン読取部11へ搬送される(ステップ40
7)。破損ピン検出・通知処理63は、印字テストパタ
ーン読取部11にテスト用印字媒体が搬送されてきたこ
とを確認するとスキャナ56をONにし、そのテスト用
印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを読み
込む(ステップ408)。読み込まれたテストパターン
のイメージはシステムボード41の内部バス47を通じ
て画像メモリ57に蓄積される。
【0039】破損ピン検出処理63は、基準となるテス
トパターンの情報を保持しており、この基準テストパタ
ーン情報と画像メモリ57に蓄積された実テストパター
ンとを比較照合することによって、テスト用印字媒体に
印字されたテストパターンに破損ピンによる印字抜けが
あるかどうかを判定し(ステップ409)、その結果を
保守端末200に送信する。保守端末200では、たと
えば、その結果を示すメッセージやエラーコードを画面
に表示するなどして保守員に破損ピン検出結果が通知さ
れる(ステップ410,411)。
【0040】一方、破損ピン検出処理に供されたテスト
用印字媒体は、図7に示すように、印字テストパターン
読取部11によってテストパターンが読み取られた後、
直ちに接客口1に向けて搬送され、取込部2を介して接
客口1から放出される。
【0041】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、印字部4の破損ピンを自動的に検出してその結果を
保守員に通知することができる。テスト用印字媒体に印
字したテストパターンのイメージを読み込んで基準のテ
ストパターンと比較照合することによって破損ピンを論
理的に検出するので、どのピンが破損していても確実に
それを検出することができる。保守員はその検出結果の
通知を受けて破損ピンの交換を行うだけでよいから、印
字部4の保守管理に費やされるコストを大幅に低減でき
る。また、破損ピンによる印字不具合を抱えた状態での
運用の期間を大幅に引き縮められる。
【0042】さらに、この実施形態では、テスト用印字
媒体蓄積部9から自動的にテスト用印字媒体を発行させ
て印字部4に搬送し、テスト印字を行うことができるの
で、保守員が接客口1よりテスト印字媒体を供給する手
間を省くことができる。また、電送扱いの取引済みの払
込書など、不要となった特定の種類の帳票などをテスト
用の印字媒体として利用できるため、テスト用の印字媒
体の調達が容易になり、紙資源の節約にもつながる。
【0043】なお、本発明の帳票処理装置は、上述の実
施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0044】たとえば、前記の実施形態では、帳票発行
部8にテスト用印字媒体蓄積部9を配し、テスト印字時
に、テスト用印字媒体蓄積部9に蓄積されたテスト用印
字媒体を帳票発行部8より発行させるように構成した
が、テスト用印字媒体蓄積部9を帳票発行部8とは独立
して設けても構わない。
【0045】また、テスト用印字媒体には、複合帳票処
理ユニット内の、取引内容を記録した単票を発行するた
めのジャーナルプリンタの印字媒体を使用するようにし
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字部の破損ピンを自動的にかつ高精度に検出すること
ができ、破損ピンの早期交換が可能となる。これによ
り、破損ピン検出のための保守員の負担を軽減できると
ともに、破損ピンによる印字不具合を抱えた状態での運
用の継続期間を引き縮めることができる。
【0047】また、本発明によれば、テスト用の印字媒
体を蓄積する印字媒体蓄積部を設けておき、この印字媒
体蓄積部から排出させた印字媒体にテストパターンを印
字することで、テスト用印字媒体の供給を自動化するこ
とができる。
【0048】さらに、本発明によれば、印字媒体蓄積部
に、たとえば不要となった特定の種類の帳票などをテス
ト用の印字媒体として蓄積してテスト印字に使用するこ
とで、テスト用の印字媒体の調達が容易になるととも
に、紙資源の節約に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である現金自動預払機の外観
【図2】図1の複合帳票処理ユニットの構成を示す模式
【図3】図2の複合帳票処理ユニットの機構制御部の構
成を示すブロック図
【図4】本発明にかかる破損ピン検出処理の手順を示す
フローチャート
【図5】テスト用印字媒体蓄積部からの印字媒体の発行
および印字部への搬送の様子を示す工程図
【図6】テストパターンが印字された印字媒体の印字テ
ストパターン読取部への搬送の様子を示す工程図
【図7】破損ピン検出後の印字媒体の排出の様子を示す
工程図
【図8】印字部のピン配列図
【図9】破損ピン検出のための印字テストパターン図
【図10】破損ピンを含む印字部によるテストパターン
の印字結果を示す図
【符号の説明】
4…印字部 5…帳票格納部 8…帳票発行部
9…テスト用印字媒体蓄積部 11…印字テ
ストパターン読取部 42…統合制御部43…CP
U 51(P1−P25)…印字ヘッドピン
57…画像メモリ 62…テストパターン印字処理
63…破損ピン検出・通知処理 91…テス
ト用印字媒体 102…複合帳票処理ユニット20
0…保守端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP10 AQ01 AS03 KK04 KK13 KK18 KK28 KK35 2C062 QA03 3E040 AA01 AA04 AA06 AA07 AA08 BA07 BA16 CA07 FH05 FJ06 FJ09 FJ10 FK04 FK05 5B021 AA01 NN02 NN17 NN23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票への印字を行うドットインパクト方
    式の印字部と、 この印字部を用いてテスト用の印字媒体に所定のテスト
    パターンを印字するテストパターン印字手段と、 前記印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを
    読み込むテストパターン読込手段と、 このテストパターン読込手段によって読み込まれたテス
    トパターンのイメージに基づいて前記印字部の破損ピン
    を検出する破損ピン検出手段とを具備することを特徴と
    する帳票処理装置。
  2. 【請求項2】 帳票への印字を行うドットインパクト方
    式の印字部と、 テスト用の印字媒体を蓄積する印字媒体蓄積部と、 この印字媒体蓄積部から前記印字媒体を排出させ、この
    排出させた印字媒体に前記印字部を用いて所定のテスト
    パターンを印字するテストパターン印字手段と、 前記印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを
    読み込むテストパターン読込手段と、 このテストパターン読込手段によって読み込まれたテス
    トパターンのイメージに基づいて前記印字部の破損ピン
    を検出する破損ピン検出手段とを具備することを特徴と
    する帳票処理装置。
  3. 【請求項3】 前記テストパターンが、前記印字ヘッド
    の全ピンについて、個々のピンの印字結果に対応する各
    々独立した複数の線で構成されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の帳票処理装置。
  4. 【請求項4】 帳票への印字を行うドットインパクト方
    式の印字部を備えた帳票処理装置の保守方法において、 テスト用の印字媒体に前記印字部を用いて所定のテスト
    パターンを印字する段階と、 この印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを
    読み込み、この読み込んだテストパターンのイメージに
    基づいて前記印字部の破損ピンを検出する段階とを有す
    ることを特徴とする帳票処理装置の保守方法。
  5. 【請求項5】 帳票への印字を行うドットインパクト方
    式の印字部を備えた帳票処理装置の保守方法において、 テスト用の印字媒体を蓄積する印字媒体蓄積部を設けて
    おき、この印字媒体蓄積部から前記印字媒体を排出させ
    る段階と、 前記印字媒体蓄積部から排出された印字媒体に前記印字
    部を用いて所定のテストパターンを印字する段階と、 前記印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを
    読み込み、この読み込んだテストパターンのイメージに
    基づいて前記印字部の破損ピンを検出する段階とを有す
    ることを特徴とする帳票処理装置の保守方法。
  6. 【請求項6】 帳票への印字を行うドットインパクト方
    式の印字部を備えた帳票処理装置の保守方法において、 テスト用の印字媒体を蓄積する印字媒体蓄積部を設けて
    おくとともに、この印字媒体蓄積部に不要となった特定
    の種類の帳票をテスト用の印字媒体として蓄積してお
    き、この印字媒体蓄積部から前記帳票を排出させる段階
    と、 前記印字媒体蓄積部から排出された帳票に前記印字部を
    用いて所定のテストパターンを印字する段階と、 前記印字媒体に印字されたテストパターンのイメージを
    読み込み、この読み込んだテストパターンのイメージに
    基づいて前記印字部の破損ピンを検出する段階とを有す
    ることを特徴とする帳票処理装置の保守方法。
  7. 【請求項7】 前記テストパターンが、前記印字ヘッド
    の全ピンについて、個々のピンの印字結果に対応する各
    々独立した複数の線で構成されていることを特徴とする
    請求項4ないし6記載のいずれかの帳票処理装置の保守
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143053A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 通帳類取扱装置及び印字制御方法
JP2013244612A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Oki Electric Industry Co Ltd 取引装置、インクリボン交換プログラム及びインクリボン交換方法

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