JP2001202567A - 自動取引装置、ホストコンピュータ、及び記録媒体 - Google Patents

自動取引装置、ホストコンピュータ、及び記録媒体

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JP2001202567A
JP2001202567A JP2000012366A JP2000012366A JP2001202567A JP 2001202567 A JP2001202567 A JP 2001202567A JP 2000012366 A JP2000012366 A JP 2000012366A JP 2000012366 A JP2000012366 A JP 2000012366A JP 2001202567 A JP2001202567 A JP 2001202567A
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Hiroshi Imamura
洋 今村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は自動取引装置、ホストコンピュータ、
及び記録媒体に関し、各銀行が保有する自動取引装置
で、MS仕様が異なる通帳でもカードの情報による顧客
確認と、本情報を基に該当金融機関の通帳情報より通帳
媒体の妥当性を確認し、記帳処理若しくは記帳処理を伴
う取引を可能とする。 【解決手段】ATMは、挿入された通帳からMSデータ
をリードして正常にリードできなかったら、挿入された
取引用のカードから取引情報をリードし、その取引情報
から取引先銀行を特定する手段と、特定された取引先銀
行の通帳仕様に切り換えて、通帳から通帳の妥当性確認
のために必要な情報を検出する手段と、妥当性確認に必
要な情報を、該当する取引先銀行のホストコンピュータ
1(又は3)へ送信し、ホストコンピュータ1(又は
3)で通帳の妥当性が確認されたら、取引を続行する手
段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行、その他の金
融機関等の店舗に設置され、顧客の操作に基づき入出金
等の取引を行うATM(Autmatic Tellers Machine)、
出金取引を行うCD(Cash Dispencer)等の自動取引装
置、前記自動取引装置の取引情報を管理するホストコン
ピュータ、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来例の説明図である。図13
に示したシステムは、銀行等の金融機関の店舗におい
て、顧客との取引を行うために使用されるシステムであ
る。このシステムでは、銀行毎に、各営業店等に設置し
た自動取引装置、例えば、ATM(一般には複数台)
と、遠隔地にあるセンタ内のホストコンピュータとを通
信回線に接続して運用される。この場合、1台のホスト
コンピュータに対し、各営業店の複数台のATMが接続
される。
【0003】例えば、A銀行については、各営業店(A
銀行営業店)毎に複数台のATM5が設置され、このA
TM5と、A銀行センタ内のホストコンピュータ1が通
信回線により接続されている。また、B銀行について
は、各営業店(B銀行営業店)毎に複数台のATM6が
設置され、このATM6と、B銀行センタ内のホストコ
ンピュータ3が通信回線により接続されている。
【0004】そして、A銀行センタのホストコンピュー
タ1には、元帳(記憶装置に格納された元帳)2が設け
てあり、この元帳2には、顧客の取引情報等が格納さ
れ、センタの係員により管理されている。また、B銀行
センタのホストコンピュータ3にも、元帳(記憶装置に
格納された元帳)4が設けてあり、この元帳4には、顧
客の取引情報等が格納され、センタの係員により管理さ
れている。
【0005】なお、前記元帳2、4のデータとしては、
口座番号、暗証番号、未記帳情報、通帳頁情報、行情
報、通帳残高情報等が含まれている。そして、A銀行、
B銀行の各営業店のATM5、6は、顧客の取引を行う
場合、ホストコンピュータ1、3と交信しながら取引情
報を送受信することで必要な処理を行う。
【0006】ところで、顧客が取引に使用するカード
(銀行取引用のカード)は、銀行間でフォーマットが統
一されているため、他の銀行のカードを使用しての取引
も可能である。例えば、顧客がA銀行の営業店のATM
5において、A銀行カード(取引用のカード)のみを使
用して取引を行う場合、ATM5で読み取ったカード情
報はA銀行センタ内のホストコンピュータ1へ送られ、
該ホストコンピュータ1が元帳2のデータと照合するこ
とで取引可能かどうかを判定し、取引可能であれば、取
引を行うことができる。
【0007】また、顧客がA銀行の営業店のATM5に
おいて、B銀行カード(取引用のカード)のみを使用し
て取引を行う場合、ATM5で読み取ったカード情報は
A銀行センタ内のホストコンピュータ1へ送られ、更
に、A銀行センタのホストコンピュータ1からB銀行セ
ンタ内のホストコンピュータ3へ取引情報が送られる。
そして、ホストコンピュータ3が元帳4のデータと照合
することで取引可能かどうかを判定し、取引可能であれ
ば、ホストコンピュータ3→ホストコンピュータ1→A
TM5の経路で取引情報が送られ、取引を行うことがで
きる。
【0008】また、顧客がB銀行営業店のATM6にお
いて、A銀行カード(取引用のカード)のみを使用して
取引を行う場合も、前記と同様にして取引を行うことが
可能である。すなわち、カードはカード情報のフォーマ
ットが統一されているので、他の銀行のカードであって
も、ホストコンピュータ間の通信により、取引が可能で
ある。
【0009】しかし、通帳を使用して、記帳処理、或い
は記帳処理を伴う取引の場合は、通帳の磁気ストライプ
仕様(ストライプ位置/書き込み方式/データ仕様等)
が銀行毎に異なるため、現状では取引ができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。すなわち、従
来は、取引用のカードは銀行間で統一フォーマットとな
っている。従って、銀行のカードのみを使用して他行の
自動取引装置で取引を行うことは可能である。しかし、
通帳の磁気ストライプ仕様(ストライプ位置/書き込み
方式/データ仕様等)は銀行毎に異なるため、通帳の記
帳処理や記帳を伴う取引では、他行の自動取引装置での
取引は不可能であった。
【0011】従って、通帳の記帳処理や記帳を伴う取引
において、サービス共用のためには、両仕様に対応した
磁気ストライプリーダ/ライタを全自動取引装置、若し
くは各支店の一部に適用することが必須であり、コスト
もかかって大きな弊害となっていた。また、近年にな
り、複数銀行(3行、4行、それ以上)の業務提携/サ
ービス共有が発生してきており、各行通帳対応が益々困
難な状況になっている。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決し、
複数銀行の合併や業務提携等により、各銀行が保有する
自動取引装置で、磁気ストライプ仕様が異なる通帳で
も、取引用カードの情報による顧客確認と、本情報を基
に、該当金融機関の通帳情報より通帳媒体の妥当性を確
認することで、通帳への記帳処理、若しくは記帳処理を
伴う取引を可能にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。なお、以下の説明では、通帳の磁気スト
ライプを「MS」と記す。
【0014】(1) :自動取引装置(自動機#1、#2・
・・)とホストコンピュータ1、又は3を通信回線に接
続して運用し、ホストコンピュータで自動取引装置の取
引情報を管理する金融機関毎(例えば、銀行毎)のシス
テムを複数有し、前記複数のシステム間で取引情報の連
携処理を行う連携システムの自動取引装置において、通
帳を伴う取引で、挿入された通帳からMSデータが正常
にリードできなかった場合、挿入された取引用のカード
から取引情報をリードし、その取引情報から取引先金融
機関を特定する第1の処理手段と、前記特定された金融
機関の通帳媒体仕様に切り換えて、通帳から通帳の妥当
性確認に必要な通帳情報を光学的に読み取る第2の処理
手段と、前記第2の処理手段で読み取った通帳情報を該
当する取引先金融機関のホストコンピュータへ送信し、
該ホストコンピュータで通帳の妥当性が確認されたら、
通帳を伴う取引を行う第3の処理手段を備えている。
【0015】(2) :自動取引装置とホストコンピュータ
を通信回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自
動取引装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステム
を複数有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処
理を行う連携システムの自動取引装置において、挿入さ
れた通帳のMSデータが正常にリードできた場合、自金
融機関のホストコンピュータと通信を行い、前記MSデ
ータ内に記帳情報が有り、前記通帳から光学的に読み取
った当該記帳情報と異なっていることが分かっても取引
を続行し、前記ホストコンピュータが管理している最終
書き込み済みMS情報との照合、及び該当通帳情報の取
引履歴情報による照合で取引を可能にする通帳取引処理
手段を備えている。
【0016】(3) :自動取引装置とホストコンピュータ
を通信回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自
動取引装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステム
を複数有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処
理を行う連携システムのホストコンピュータにおいて、
自動取引装置から記帳要求を受信した際、受信情報から
該当する口座を管理する金融機関を特定し、他の金融機
関が管理する口座であれば、前記記帳要求を他の金融機
関のホストコンピュータへ転送する受信情報処理手段
と、自金融機関で管理する口座の場合、前記受信情報と
ホストコンピュータが管理する取引情報とを照合し、未
記帳データがあれば、該未記帳データ及びMS更新デー
タを含む情報を該当する自金融機関の自動取引装置へ送
信する取引データ送信手段を備えている。
【0017】(4) :自動取引装置とホストコンピュータ
を通信回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自
動取引装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステム
を複数有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処
理を行う連携システムのホストコンピュータにおいて、
他金融機関の自動取引装置から記帳要求を受信した際、
自金融機関で管理する口座であれば、前記受信情報と、
自ホストコンピュータが管理する取引情報とを照合する
ことで通帳の妥当性をチェックする通帳妥当性チェック
手段と、通帳の妥当性が確認でき、かつ、未記帳データ
が有れば、未記帳データを含む情報を該当する他金融機
関の自動取引装置へ送信する取引データ送信手段を備え
ている。
【0018】(5) :自動取引装置とホストコンピュータ
を通信回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自
動取引装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステム
を複数有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処
理を行う連携システムの自動取引装置に、通帳を伴う取
引で、挿入された通帳からMSデータが正常にリードで
きなかった場合、挿入された取引用のカードから取引情
報をリードし、その取引情報から取引先金融機関を特定
する第1の手順と、前記特定された金融機関の通帳媒体
仕様に切り換えて、前記通帳から通帳の妥当性確認に必
要な通帳情報を光学的に読み取る第2の手順と、前記第
2の処理手段で読み取った通帳情報を該当する取引先金
融機関のホストコンピュータへ送信し、該ホストコンピ
ュータで通帳の妥当性が確認されたら、通帳を伴う取引
を続行する第3の手順とを実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0019】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。
【0020】(a) :前記(1) の自動取引装置では、第1
の処理手段は通帳を伴う取引で挿入された通帳からMS
データが正常にリードできなかった場合、挿入された取
引用のカードから取引情報をリードし、その取引情報か
ら取引先金融機関を特定する。
【0021】そして、第2の処理手段は前記特定された
金融機関の通帳媒体仕様に切り換えて、通帳から通帳の
妥当性確認に必要な通帳情報を光学的に読み取り、第3
の処理手段は第2の処理手段で読み取った通帳情報を該
当する取引先金融機関のホストコンピュータへ送信し、
該ホストコンピュータで通帳の妥当性が確認されたら、
通帳を伴う取引を行う。
【0022】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により各銀行が保有する自動取引装置で、磁気ス
トライプ仕様が異なる通帳でも、取引用カードの情報に
よる顧客確認と、本情報を基に該当金融機関の通帳情報
より通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳への記帳
処理、若しくは記帳処理を伴う取引を可能にする。
【0023】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
も、カードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引
が可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用し
て、B銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或い
は通帳記帳を伴う取引をする場合は、A通帳とA銀行発
行のAカードの併用で取引が可能になる。
【0024】(b) :前記(2) の自動取引装置では、通帳
取引処理手段は挿入された通帳のMSデータが正常にリ
ードできた場合、自金融機関のホストコンピュータと通
信を行い、前記MSデータ内に記帳情報が有り、前記通
帳から光学的に読み取った当該記帳情報と異なっている
ことが分かっても取引を続行し、前記ホストコンピュー
タが管理している最終書き込み済みMS情報との照合、
及び該当通帳情報の取引履歴情報による照合で取引を可
能にする。
【0025】このようにすれば、他の金融機関が管理す
る自動取引装置を利用して、通帳とカードの併用で取引
を行い、その後、自金融機関が管理する自動取引装置で
取引を行った場合でも、取引が可能になる。
【0026】例えば、A銀行発行のA通帳とA銀行発行
のAカードの併用で、B銀行営業店のATMを操作し通
帳記帳取引、或いは通帳記帳を伴う取引をした場合は、
通帳のMS不一致の取引となり、MSデータは更新され
ないが、このような通帳でもA銀行のATMによる取引
をすれば、MS不一致は解消され、正常な取引を行うこ
とができる。
【0027】(c) :前記(3) のホストコンピュータで
は、受信情報処理手段は自動取引装置から記帳要求を受
信した際、受信情報から該当する口座を管理する金融機
関を特定し、他の金融機関が管理する口座であれば前記
記帳要求を他の金融機関のホストコンピュータへ転送す
る。
【0028】そして、取引データ送信手段は自金融機関
で管理する口座の場合、前記受信情報とホストコンピュ
ータが管理する取引情報とを照合し、未記帳データがあ
れば、該未記帳データ及びMS更新データを含む情報を
該当する自金融機関の自動取引装置へ送信する。
【0029】このようにすれば、他の金融機関が管理す
る自動取引装置を利用して通帳とカードの併用で取引を
行い、その後、自金融機関が管理する自動取引装置で取
引を行った場合でも自動取引装置での取引が可能にな
る。
【0030】例えば、A銀行発行のA通帳とA銀行発行
のAカードの併用で、B銀行営業店のATMを操作し通
帳記帳取引、或いは通帳記帳を伴う取引をした場合は、
通帳のMS不一致の取引となり、MSデータは更新され
ないが、このような通帳でもA銀行のATMによる取引
をすれば、MS不一致は解消され、正常な取引を行うこ
とができる。
【0031】(d) :前記(4) のホストコンピュータで
は、通帳妥当性チェック手段は他金融機関の自動取引装
置から記帳要求を受信した際、自金融機関で管理する口
座であれば、前記受信情報と自ホストコンピュータが管
理する取引情報とを照合することで通帳の妥当性をチェ
ックする。
【0032】そして、取引データ送信手段は通帳の妥当
性が確認でき、かつ、未記帳データが有れば、未記帳デ
ータを含む情報を該当する他金融機関の自動取引装置へ
送信する。
【0033】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により各銀行が保有する自動取引装置で、磁気ス
トライプ仕様が異なる通帳でも取引用カードの情報によ
る顧客確認と、本情報を基に該当金融機関の通帳情報よ
り通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳への記帳処
理、若しくは記帳処理を伴う取引を可能にする。
【0034】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
もカードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引が
可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用してB
銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或いは通帳
記帳を伴う取引をする場合は、A通帳と、A銀行発行の
Aカードの併用で取引が可能になる。
【0035】(e) :前記(5) では、前記自動取引装置が
記録媒体のプログラムを読み出して実行することによ
り、通帳を伴う取引で、挿入された通帳からMSデータ
が正常にリードできなかった場合、挿入された取引用の
カードから取引情報をリードし、その取引情報から取引
先金融機関を特定する第1の手順と、前記特定された金
融機関の通帳媒体仕様に切り換えて、前記通帳から通帳
の妥当性確認に必要な通帳情報を光学的に読み取る第2
の手順と、前記第2の処理手段で読み取った通帳情報を
該当する取引先金融機関のホストコンピュータへ送信
し、該ホストコンピュータで通帳の妥当性が確認された
ら、通帳を伴う取引を続行する第3の手順とを実行す
る。
【0036】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により、各銀行が保有する自動取引装置で、磁気
ストライプ仕様が異なる通帳でも、取引用カードの情報
による顧客確認と、本情報を基に、該当金融機関の通帳
情報より通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳への
記帳処理、若しくは記帳処理を伴う取引を可能にする。
【0037】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
も、カードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引
が可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用し
て、B銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或い
は通帳記帳を伴う取引をする場合は、A通帳と、A銀行
発行のAカードの併用で取引が可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、以下の例は、金融機
関を銀行とし、自動取引装置をATMとした例である。
また、以下の説明では、通帳の磁気ストライプを「M
S」と記す。
【0039】§1:システムの説明 図2はシステム構成図である。図2に示したシステム
は、ATM(Autmatic Tellers Machine)とホストコン
ピュータ(1、3)を通信回線に接続して運用し、ホス
トコンピュータでATMの取引情報を管理する銀行毎の
システムを複数有し、複数のシステム間で取引情報の連
携処理を行う連携システムの例である。
【0040】すなわち、銀行毎に、各営業店等に設置し
たATM(一般には複数台)と、遠隔地にあるセンタ内
のホストコンピュータとを通信回線により接続して運用
するシステムである。この場合、1台のホストコンピュ
ータに対し、各営業店の複数台のATMが接続されてい
る。
【0041】例えば、A銀行においては、各営業店(A
銀行営業店)毎にATM(#1、#2・・・)が設置さ
れ、このATMと、A銀行センタ内のホストコンピュー
タ1が通信回線により接続されている。また、B銀行に
おいては、各営業店(B銀行営業店)毎にATM(#
1、#2・・・)が設置され、このATMと、B銀行セ
ンタ内のホストコンピュータ3が通信回線により接続さ
れている。
【0042】そして、A銀行センタのホストコンピュー
タ1には、元帳(記憶装置に格納された元帳)2が設け
てあり、この元帳2には、顧客の取引情報等が格納さ
れ、センタの係員により管理されている。また、B銀行
センタのホストコンピュータ3には、元帳(記憶装置に
格納された元帳)4が設けてあり、この元帳4には、顧
客の取引情報等が格納され、センタの係員により管理さ
れている。
【0043】なお、前記元帳2、4のデータとしては、
口座番号、暗証番号、未記帳情報、通帳頁情報、行情
報、通帳残高情報等の取引情報が含まれている。そし
て、A銀行、B銀行の各営業店のATMは、顧客の取引
を行う場合、ホストコンピュータ1、3と交信しながら
取引情報を送受信することで必要な処理を行う。また、
A銀行のセンタに設置されたホストコンピュータ1と、
B銀行のセンタに設置されたホストコンピュータ3は、
通信回線により接続され、互いに取引情報の送受信がで
きるようになっている。
【0044】§2:ATMの説明 図3はATMのブロック図である。図3に示したATM
には、全体の制御を行う制御部11と、顧客が取引に使
用するカード(取引用のカード)の情報を読み取った
り、用紙に取引情報を印字したりするカードリーダ/プ
リンタユニット12と、通帳に取引情報を印字するため
の通帳プリンタユニット13と、紙幣の入出金処理を行
う紙幣ユニット14と、顧客が取引時に操作を行う顧客
操作部17と、係員等が装置の保守や管理等を行う場合
に操作する管理操作部16と、ホストコンピュータと通
信する際の通信制御を行うホスト通信部15と、各種プ
ログラムや、その他のデータを格納しておく磁気ディス
ク装置18と、フロッピィディスク、光ディスク、光磁
気ディスク等の媒体を駆動するリムーバブルディスクド
ライブ(RDD)19等を備えている。
【0045】そして、制御部11には、取引時の各種制
御を行うCPU21と、ワーク用のメモリとして使用す
るRAM22等が設けてある。また、カードリーダ/プ
リンタユニット12には、カードのMSに対するMSデ
ータのリード/ライトを行うカードMSリード/ライト
部31と、カードのエンボス(凹凸による取引情報)の
光学的な読み取りを行うエンボス読み取り部33と、レ
シート等の用紙に取引情報を印字するプリンタ部32
と、前記プリンタ部32で使用する用紙を自動的に補充
する自動補充部34が設けてある。
【0046】通帳プリンタユニット13には、通帳のM
Sに対してMSデータのリード/ライトを行うMSリー
ダ/ライタ部41と、通帳の印字頁、印字行、その他印
字情報(例えば、最終印字残高データ)等を光学的に読
み取るイメージスキャナ部42と、通帳に取引情報等を
印字する印字部43が設けてある。
【0047】顧客操作部17は、取引時に顧客が操作す
るものであり、情報を表示するための表示部(表示画
面)を備えている。この場合、前記表示部は、タッチパ
ネルで構成され、表示された情報の部分を顧客が指でタ
ッチすることで情報の入力ができるようになっている。
【0048】磁気ディスク装置18には、制御部11の
CPU21が実行するプログラムを格納すると共に、銀
行毎の通帳仕様(通帳媒体のフォーマット情報)と、通
帳の妥当性確認に必要な情報を指定するデータ等を格納
しておく。また、RAM22には、ATMの運用時に通
帳の妥当性確認用の検出情報等を格納する。
【0049】§3:通帳プリンタユニットの説明・・・
図4参照 図4は通帳プリンタユニットの構成図である。図4に示
した通帳プリンタユニット13には、通帳の挿入や排出
を行うための挿入口47が設けてあり、この挿入口47
から通帳を挿入/排出できるようになっている。また、
挿入口47の周辺部にはセットセンサ(図示省略)が設
けてあり、挿入口47から挿入された通帳が所定の位置
にセットされたことを検出できるようになっている。
【0050】前記挿入口47に続いて通帳の搬送路が設
けてあり、この搬送路に沿って複数の搬送用ローラ(図
示省略)が設けてあり、この搬送用ローラを回転駆動す
ることにより、挿入された通帳を内部に吸引して搬送す
るようになっている。
【0051】また、搬送路に沿って、MSヘッドを有す
る通帳MSリーダ/ライタ部41、イメージスキャナ部
42、印字ヘッドを有する印字部43、媒体一時退避部
45、媒体取り込み部46、前記各機構部(メカ部)の
制御を行うためのプリンタ機構制御部44等が設けてあ
る。なお、プリンタ機構制御部44は前記制御部11の
制御に基づいて、通帳プリンタユニット13内の各機構
部を制御する。
【0052】前記イメージスキャナ部42は、通帳の
頁、印字行、印字文字等の通帳情報を光学的に読み取る
ものである。また、印字部43は、通帳に取引情報等の
印字を行うものであり、MSリーダ/ライタ部41は通
帳のMSから取引情報(口座番号、通帳の残り未印字行
数等のMSデータ)を読み取ったり、通帳のMSに取引
情報を書き込んだりするものである。媒体一時退避部4
5は媒体を一時退避させておく機構部であり、媒体取り
込み部46は顧客の取り忘れ通帳を取り込むための機構
である。
【0053】通帳プリンタユニット13の動作概要は次
の通りである。顧客により挿入口47から挿入された通
帳は、プリンタ機構制御部44の制御により搬送路上の
ローラで搬送し、MSリーダ/ライタ部41の位置まで
通帳を搬送したら、MSリーダ/ライタ部41のMSヘ
ッドにより通帳のMSからMSデータを読み取る。
【0054】その後、通帳をイメージスキャナ42の読
み取り位置まで搬送して、通帳の情報(頁、行等の情
報)を光学的に読み取ることで頁数を確認し、更に通帳
を印字位置まで搬送し、印字位置で停止し、印字部43
により通帳に取引情報が印字される。
【0055】その後、通帳への印字が終了すると、MS
リーダ/ライタ部41の位置まで通帳を搬送し、MSヘ
ッドにより通帳のMSのMSデータを更新する。その
後、通帳を挿入口47まで搬送して排出し顧客に通帳を
返却する。
【0056】§4:通帳媒体の説明 図5は通帳媒体例であり、A図はA銀行通帳、B図はB
銀行通帳を示す。なお、図5に示した通帳は、MSのあ
る頁を開いた状態で図示してある。図5のA図に示した
ように、A銀行の通帳では、図示頁(下側の頁)の左端
に縦方向にMSが設けてある。これに対して、B銀行の
通帳では、図示頁(下側の頁)の下端に横方向にMSが
設けてあり、A銀行の通帳とは、MSの位置が異なって
いる。
【0057】また、頁マーク等の印刷情報(科目、頁情
報を含む)は、A銀行の通帳とB銀行の通帳では、マー
クの印字方向(A銀行は縦方向、B銀行は横方向)等の
仕様が異なっている。
【0058】このように、通帳のMSは、銀行毎にMS
を設ける位置やMSのフォーマット等が異なっている。
従って、A銀行のATMでB銀行の通帳のMSを読み取
ることはできない。また、B銀行のATMでA銀行の通
帳のMSを読み取ることはできない。
【0059】§5:ホスト管理情報例の説明 図6はホスト管理情報例である。前記ATMでは、顧客
が通帳を使用して取引を行った場合、通帳の情報や取引
の情報をホストコンピュータへ送り、ホストコンピュー
タの元帳に格納して管理する。この場合、ホストコンピ
ュータが管理する元帳の情報は次のようなものである。
【0060】センタのホストコンピュータが管理する通
帳情報としては、:通帳への記帳履歴情報/妥当性情
報(通帳の妥当性を判断するのに必要な妥当性確認情
報)、:書き込み済みMSデータ、:その他の妥当
性情報(通帳の妥当性を判断するのに必要な他の妥当性
確認情報)等がある。
【0061】前記の記帳履歴情報/妥当性情報は、科
目/頁情報、最終取引情報(行情報、日付データ/残高
データ)等である。前記の書き込み済みMSデータ
は、MS最終更新データ(自銀行分のみ更新)の格納又
は可変要素部のみである。前記のその他の妥当性情報
としては、通帳種別/世代、口座番号/銀行コード、電
話番号、副印鑑イメージデータ等である。そして、前記
各情報は各センタの元帳に格納され管理されている。
【0062】§6:処理手段等の説明 本実施の形態では、通帳処理に対してもサービス低下を
少なくして取り扱い可能とするために、MS仕様が異な
る場合でも、銀行カード(取引用のカード)との併用
で、光学的に読み取った通帳情報より、通帳媒体の妥当
性をチェックし、通帳の記帳や通帳記帳を伴う取引を可
能にする。そのための処理手段等の概要は次の通りであ
る。
【0063】(1) :予め、顧客が取引中の通帳の情報
(挿入通帳の妥当性を確認できる情報:通帳種別情報、
一連の取引状況等)を読み取り、センタの元帳に格納す
る手段と、取引に応じて取引状況を更新する手段を備え
る。
【0064】(2) :ATM(自動取引装置)では、挿入
通帳に対し、光学的に情報を読み取る手段を具備し、科
目/頁/印字済行情報の取得の他に、ホストコンピュー
タ、若しくはATMの制御部11の指示により、指定頁
の指定箇所のイメージデータ取得、若しくはOCRリー
ド(文字認識処理)を可能とする。
【0065】(3) :カード併用取引時にカードからの顧
客情報(口座番号/銀行コード、暗証番号等)より検索
される前記(1) の情報と、挿入通帳より得られる前記
(2) の情報(光学的に読み取った通帳情報)を比較し、
挿入通帳の妥当性をチェックする手段を具備する。
【0066】なお、前記チェックする手段は、自動取引
装置側でも、ホストコンピュータ側で実現しても可能で
ある。また、前記比較は、指定位置の印刷情報や印字情
報をコード化し比較することや、指定位置のイメージ情
報(実取引印字や副印鑑や通帳デザイン等)のイメージ
データの一致度チェック等の比較が考えられる。
【0067】(4) :一連の妥当性チェックより通帳媒体
の妥当性を確認した場合に、通帳記帳、或いは通帳記帳
を伴う取引を続行する。
【0068】以上、(1) 〜(4) により、他行のATM
(MSデータが読めない場合)でも、取引用のカードと
の併用により、挿入通帳の妥当性を確認し、通帳記帳や
通帳記帳を伴う取引が可能となる。更に具体的には次の
通りである。
【0069】:ATMは、複数銀行の通帳(MS仕様
が異なりMSデータが読めない)に対し、通帳記帳を行
う為に、他行のATMにて通帳を伴う取引時は、銀行カ
ードとの併用で取引を可能にする。
【0070】:顧客取引中の通帳情報(挿入通帳の妥
当性を確認できる妥当性確認情報)をホストコンピュー
タの元帳に予め格納しておき、前記元帳の妥当性確認情
報と、銀行コード(カードの情報)から特定される該当
銀行の通帳仕様より、ATMで光学的に読み取った通帳
情報(通帳、種別、科目、頁、印字済行情報、最終記帳
データ、口座番号等)とを比較することで、挿入通帳の
妥当性をチェックし、正しいと判断したら、取引を行
う。
【0071】:銀行合併や業務提携等で通帳のMS仕
様が異なり、MSデータが読めない通帳(他行ユーザ)
で、通帳記帳や通帳記帳を伴う処理を実行するため、予
め、顧客が保持している通帳情報を、センタ内の元帳に
格納しておく。
【0072】この場合、元帳に格納する通帳情報とは、
必要に応じて、口座番号、通帳番号、科目番号や取引履
歴、若しくはその一部(科目毎の最終印字頁/行情
報)、若しくは最終印字情報(科目/頁/行/取引デー
タ)、若しくは記帳データ複数行、若しくは1行、若し
くは一部のデータ(日付、残高等)の一連の記帳履歴を
特定できるコードデータ、若しくはイメージデータと、
最終書き込み済みMS情報等である。
【0073】:ATMには、各銀行毎の通帳媒体仕様
を保持し(例えば、磁気ディスク装置18に格納す
る)、挿入されたカードの情報より、取引銀行(ホス
ト)の選択、及び該当銀行の通帳媒体仕様より、通帳媒
体の妥当性を確認できる情報を光学的に読み取り、カー
ド情報との照合(例えば、通帳の見返し頁口座番号認識
結果と、カード内データの照合)や、通帳情報(一連の
記帳履歴を特定できる情報)をホストコンピュータへ送
信する。または、ホストコンピュータより前記情報を取
得し、ATM内で通帳の妥当性をチェックする機能を持
つ。
【0074】:自行のATMで、自行の通帳を使用し
た場合は、現行通り、MS情報より取引を実行するが、
他行でのMS未更新取引の可能性があるため、MS情報
内に記帳情報(頁/行情報等)がある場合、光学的に検
出した当該情報と異なっても取引を続行し、ホストコン
ピュータで管理している最終書き込み済みMS情報との
照合、及び該当通帳の取引履歴情報(最終印字行やその
印字データを特定する日付、残高等)による照合で取引
を可能とする。
【0075】:ATMへの挿入通帳に対し、光学的に
通帳の妥当性を確認するための情報(科目、頁、印字済
み行情報)や、必要に応じて、見返し頁の口座番号/氏
名情報や取引履歴、取引履歴確認のための指定頁の指定
行のキーデータ(日付、残高等)を読み取り、OCR認
識、又はイメージデータで読み取りする機能をATM側
に備える。
【0076】この場合、通帳の妥当性を確認するための
情報は、予め、ATMの磁気ディスク装置18に指定情
報(通帳の妥当性を確認するために必要な情報が何かを
指定しておく情報)として格納しておき、その指定情報
に基づいて、通帳から読み出した妥当性確認情報(妥当
性チェックのための情報)を、ホストコンピュータへ送
信する。
【0077】以下に、簡単な業務提携(A銀行/B銀
行)による記帳取引の例を説明する。この場合、A銀
行、B銀行共に、その顧客に発行した通帳を特定する情
報(通帳種別コード、世代番号)、記帳履歴(各科目毎
の最終記帳頁/行、印字データの日付、残高、更新時の
MSデータ情報)を該当顧客の通帳情報としてホストコ
ンピュータの元帳に格納させているものとする。
【0078】§7:フローチャートによる処理の説明 図7はA銀行ATMの処理フローチャート(その1)、
図8はA銀行ATMの処理フローチャート(その2)、
図9はA銀行ATMの処理フローチャート(その3)、
図10はA銀行ATMの処理フローチャート(その4)
である。以下、図7〜図10に基づいて、A銀行ATM
の処理を説明する。なお、S1〜S32は各処理ステッ
プを示す。
【0079】(1) :A銀行ATMにA銀行通帳を挿入し
た場合 先ず、顧客はA銀行のATMにおいて、記帳取引を選択
してA銀行の通帳を挿入する。この時、A銀行のATM
では、通帳プリンタユニット13の挿入口47に通帳が
挿入されると、その通帳を内部に吸引する。すなわち、
A銀行のATMは、通帳挿入待ちを行い(S1)、通帳
挿入を検出したら、該通帳を通帳プリンタユニット13
内に吸入し(S2)、MSリーダ/ライタ部41により
挿入通帳のMSをリードする(S3)。
【0080】そして、前記ATMでは、MSリードが正
常に終了したかどうか、又、MSのデータ形式をチェッ
クし、A銀行通帳であることを確認する(S4)。その
結果、MSリードが正常に終了し、A銀行通帳であるこ
とを確認できたら、イメージスキャナ部42により、通
帳の頁/科目及び印字済み行(記帳済行)情報を光学的
に読み取る(S5)。
【0081】そして、ATMでは、前記読み取ったMS
情報データに、前記イメージスキャナ部42で光学的に
読み取った頁/科目、及び記帳済み情報を付加した記帳
要求電文(MS有り)をA銀行センタのホストコンピュ
ータ1へ送信(参照)する(S6)。
【0082】この時、ホストコンピュータ1は、前記記
帳要求電文を受信すると(S7)、該電文の内容を元帳
2と比較し、正常取引かどうかを判断する。そして、そ
の結果の電文をA銀行のATMへ送信する。この場合、
ホストコンピュータ1では、受信情報を元帳2と比較
し、MSデータが一致したら(正常取引)、未記帳デー
タが有るかどうかを判断し、未記帳データが有れば、未
記帳データを含む返答電文をA銀行のATMへ送信す
る。
【0083】次に、A銀行のATMは、ホストコンピュ
ータ1からの前記電文を受信(参照)すると(S
7)、受信電文の内容から、正常取引かどうかを判断し
(S8)、正常取引でなければ、通帳エラーとして通帳
を顧客へ返却する(S16)。しかし、正常取引の場
合、ATMの制御部11は、前記受信情報に基づいて、
通帳プリンタユニット13に対し、通帳のセット頁、行
位置指示を行うと共に、光学センス(頁/科目/行)の
確認を行い(S9)、セット頁、行が一致したかどうか
を判断する(S10)。
【0084】その結果、セット頁、行が一致したら、そ
の位置で印字部43により通帳への記帳処理を行う(S
12)。しかし、セット頁、行が一致しなかったら(B
銀行のATMで、A銀行の通帳とA銀行のカードを使用
して通帳記帳、又は通帳記帳を伴う取引をしている場
合)、通帳セット位置の修正を行い(S11)、通帳へ
の記帳処理を行う(S12)。
【0085】その後、ホストコンピュータ1からMS更
新電文を受信(参照)すると(S13)、ATMで
は、前記受信したMS更新電文の内容を基に、通帳プリ
ンタユニット13のMSリーダ/ライタ部41により、
通帳のMS更新を行う(S14)。その後、通帳を顧客
へ正常に返却して(S15)、この処理を終了する。
【0086】(2) :A銀行のATMにB銀行の通帳を挿
入した場合 先ず、顧客はA銀行のATMにおいて、記帳取引を選択
し、B銀行の通帳を挿入する。この時、A銀行のATM
では、通帳プリンタユニット13の挿入口47に通帳が
挿入されると、その通帳を内部に吸引する。すなわち、
A銀行のATMは、通帳挿入を待ち(S1)、通帳挿入
を検出したら、該通帳を通帳プリンタユニット13の内
部へ吸入し(S2)、MSリーダ/ライタ部41により
挿入通帳のMSをリードする(S3)。
【0087】そして、前記ATMでは、MSリードが正
常に終了したかどうか、又、MSのデータ形式をチェッ
クし、A銀行通帳であるかどうかを確認する(S4)。
その結果、A銀行の通帳ではなくB銀行の通帳であるた
め、挿入された通帳のMSはリードできないと判断す
る。すなわち、S4の処理では、MSリードが正常終了
できないので、顧客に対し、銀行カードの挿入を要求す
る(S18)。なお、予め、銀行カードの挿入があれ
ば、銀行カードの挿入は要求しない。
【0088】次に、ATMでは、銀行カードが挿入され
るのを待ち(S17)、カードが挿入されると(S1
8)、カードリーダ/プリンタユニット12により、挿
入されたカードの情報をリードする(S19)。そして
制御部11は、前記リードしたカードデータから、B銀
行カードかどうかを判断する(S20)。この場合、カ
ードデータより、顧客情報/銀行情報をリードし、B銀
行取引であることを確認する。その結果、B銀行カード
でなければエラーとして処理を終了するが、B銀行カー
ドであることが確認されると、A銀行のATMでは、B
銀行の通帳媒体仕様へ切り換え(S21)、処理を行
う。
【0089】すなわち、ATMで、B銀行通帳として妥
当性を確認するため、B銀行の通帳媒体仕様に切り換
え、挿入された通帳を吸入してイメージスキャナ部42
の位置まで搬送(光学センス吸入)し、該イメージスキ
ャナ部42により、通帳の頁/科目情報、及び印字済み
行情報を光学的に検出する(S22)。
【0090】そして、通帳の妥当性を判断するための妥
当性付加情報の検出を行う。この場合、通帳の明細頁を
イメージスキャナ部42でリードすると共に、通帳の最
終印字行の日付/残高欄の文字認識を行う(S23)。
すなわち、予め設定された通帳の妥当性判断に必要な妥
当性付加項目である最終印字行の日付データ、残高をイ
メージスキャナ部42により読み込み、この読み込んだ
データを文字認識してコードデータに変換する。
【0091】次に、A銀行のATMでは、前記検出した
通帳の妥当性付加情報(妥当性確認項目)である科目/
頁、印字済行情報、日付/残高データを付加した記帳要
求電文(MS無)を、B銀行のホストコンピュータ3宛
に送信する(S24)。なお、この場合、記帳要求電文
はB銀行のホストコンピュータ3宛であるが、A銀行の
ホストコンピュータ1を経由してホストコンピュータ3
へ送信(参照)する。
【0092】次に、B銀行のホストコンピュータ3は、
前記記帳要求電文を受信すると(S25)、A銀行のA
TMよりMSデータ無しの記帳要求が発生したことを検
出する。そして、ホストコンピュータ3は、受信した確
認項目のデータを元帳4のデータと比較し、通帳の妥当
性を確認する。そして、通帳の妥当性の確認処理が終了
したら、記帳データをホストコンピュータ3→ホストコ
ンピュータ1→A銀行のATMの経路で送信(返送)す
ると共に、ホストコンピュータ3は、元帳4の記帳取引
履歴を更新する。
【0093】そして、A銀行のATMでは、前記ホスト
コンピュータ3からの電文を受信(、参照)すると
(S25)、受信電文の内容から正常取引かどうかを判
断し(S26)、正常取引であれば、通帳プリンタユニ
ット13において、セット頁、行位置が一致するかどう
かを判断する(S27)。その結果、セット頁、行位置
が一致したら、その位置で印字部により通帳へ印字して
記帳処理を行う(S29)。しかし、セット頁、行位置
が一致しなかったら、セット頁、行位置を修正し(S2
8)、記帳処理を行う(S29)。
【0094】その後、通帳を正常返却し(S30)、カ
ードを返却して(S31)、この処理を終了する。ま
た、前記S26の処理で、正常取引でない場合は、通帳
エラーとして通帳を返却し(S32)、更にカードを返
却して(S31)、この処理を終了する。
【0095】なお、前記処理において、通帳の妥当性確
認を最終印字頁/行情報、及び最終記帳データの日付、
残高で行っているが、通帳の頁/科目情報、印字済行情
報のみでも、また、必要に応じて見返し頁の口座番号や
通帳識別番号、世代番号等や、新たな識別コード等を設
けてチェック項目を追加することも可能である。
【0096】また、回線のデータ転送効率が良い場合
は、通帳のデータをATM側で文字認識せずに、ホスト
コンピュータ側へ必要項目のイメージデータを送信し、
ホストコンピュータ側で文字認識、又はイメージデータ
の一致を確認することも可能である。
【0097】(3) :A銀行ホストコンピュータの処理 図11はA銀行ホストの処理フローチャートである。以
下、図11に基づいてA銀行ホストコンピュータの処理
を説明する。なお、S41〜S51は各処理ステップを
示す。
【0098】A銀行のホストコンピュータ1は、A銀行
のATMからの記帳要求電文を受信(参照)すると、
受信した電文の内容を元帳2の取引情報と比較すること
で、A銀行口座かどうかを判断する(S41)。その結
果、A銀行の口座でなければ、ホストコンピュータ1は
B銀行のホストコンピュータ3へ前記記帳要求電文を送
信(E参照)する。
【0099】また、S41の処理でA銀行口座と判断し
た場合には、ホストコンピュータ1は、口座番号をチェ
ックし(S42)、口座番号が間違っていれば(N
G)、取引不成立の情報をA銀行のATMへ送信()
し(S51)、異常終了とする。しかし、S42の処理
で口座番号が正常(OK)と判断した場合は、最終書き
込み済みMSデータを元帳2のデータと照合し(S4
3)、MS情報が一致したかどうかを判断する(S4
4)。
【0100】その結果、MS情報が不一致であれば、S
51の処理へ移行し、MS情報が一致したら、未記帳デ
ータが有るかどうかを判断する(S45)。その結果、
未記帳データが有れば、記帳電文をA銀行のATMへ送
信()する(S46)。この場合、ホストコンピュー
タ1では、記帳履歴情報より通帳記帳開始位置を指示す
る。
【0101】そして、ホストコンピュータ1では、元帳
2の記帳履歴情報を更新し(S47)、更に、記帳履歴
情報よりMSデータを更新し(S48)、A銀行のAT
MへMS更新電文を送信()する(S49)。次に、
元帳2の最終MS書き込み済み情報を更新し(S5
0)、正常終了する。また、S45の処理で、未記帳デ
ータがなければ、S48の処理へ移行する。
【0102】(4) B銀行ホストコンピュータの処理 図12はB銀行ホストの処理フローチャートである。以
下、図12に基づいてB銀行ホストコンピュータの処理
を説明する。なお、S61〜S67は各処理ステップを
示す。
【0103】B銀行のホストコンピュータ3は、A銀行
のホストコンピュータ1から電文(図11のE参照)を
受信すると、口座番号をチェックする(S61)。その
結果、口座番号が間違っていれば(NG)、取引不成立
の情報を、A銀行のホストコンピュータ1を経由して、
A銀行のATMへ送信(参照)し(S67)、異常終
了とする。
【0104】また、S61の処理で、口座番号が正常
(OK)であれば、B銀行のホストコンピュータ3は、
受信したデータを元帳4のデータと照合することで、通
帳妥当性チェックを行う(S62)。その結果、前記照
合結果が異常(NG)ならば(S63)、S67の処理
へ移行し異常終了とする。
【0105】しかし、前記照合結果が正常(OK)なら
ば(S63)、未記帳データが有るかどうかを判断し
(S64)、未記帳データがなければ、そのまま正常終
了し、未記帳データが有れば、未記帳データを含む記帳
電文を、A銀行のホストコンピュータ1を経由してA銀
行のATMへ送信(参照)する(S65)。この場
合、ホストコンピュータ3は、元帳4の記帳履歴情報よ
り通帳記帳開始頁、行位置を取り出し、前記電文により
指示する。次に、ホストコンピュータ3は元帳4の記帳
履歴情報を更新し(S66)、正常終了する。
【0106】§8:記録媒体とプログラムの説明 前記ATM及びホストコンピュータが行う取引処理は、
ATM及びホストコンピュータ内の各CPUがプログラ
ムを実行することにより次のようにして実現する。すな
わち、ATM及びホストコンピュータには磁気ディスク
装置が設けてあり、これらの磁気ディスク装置の記録媒
体(磁気ディスク)に、前記ATM及びホストコンピュ
ータが行う取引処理を実現するためのプログラムやその
他のデータを格納しておく。
【0107】そして、前記取引処理を行う場合は、前記
各CPUの制御により磁気ディスク装置の記録媒体に格
納されているプログラムやデータを読み出してATM、
及びホストコンピュータ内のメモリに取り込む。その
後、前記各CPUが前記メモリに格納してあるプログラ
ムの内、必要なプログラムから順次読み出して実行する
ことにより、前記取引処理を行う。なお、前記磁気ディ
スク装置の記録媒体に格納するプログラムは、次のよう
にして記録(記憶)することが可能である。
【0108】:リムーバブルディスク(フロッピィデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク等)に記録されて
いるプログラム(他の装置で作成したプログラムデー
タ)を、ATM、及びホストコンピュータに設けたリム
ーバブルディスクドライブにより読み取り、磁気ディス
ク装置の記録媒体(磁気ディスク)に格納する。
【0109】:通信回線を介して他の装置から伝送さ
れたデータを前記ATM、或いはホストコンピュータで
受信し、そのデータを前記磁気ディスク装置の記録媒体
(磁気ディスク)に格納する。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0111】(1) :銀行の合併や業務提携で問題となる
通帳取引について、光学的に読み取れる他の通帳情報よ
り通帳の妥当性を判断し、通帳のMSデータがリードで
きなくても取引を実行することができる。また、同一手
法により、通帳のMSデータが何らかの外部破壊で消失
した場合も、カード併用による取引の遂行とMSデータ
の再生が可能となる。
【0112】(2) :従来、通帳の記帳処理や記帳を伴う
取引において、サービス共用のためには、複数金融機関
の仕様に対応した磁気ストライプリーダ/ライタを全自
動取引装置、若しくは各支店の一部に適用することが必
須であり、コストもかかって大きな弊害となっていた。
また、近年になり、複数銀行の業務提携/サービス共有
が発生してきており、各行通帳対応が益々困難な状況に
なっているが、本発明によれば、通帳のMSデータがリ
ードできなくても、通帳とカードとの併用により、取引
を実行することができる。従って、低コストで複数銀行
の業務提携/サービス共有等が可能になり便利である。
【0113】(3) :自動取引装置では、第1の処理手段
は通帳を伴う取引で、挿入された通帳からMSデータが
正常にリードできなかった場合、挿入された取引用のカ
ードから取引情報をリードし、その取引情報から取引先
金融機関を特定する。そして第2の処理手段は特定され
た金融機関の通帳媒体仕様に切り換えて、通帳から通帳
の妥当性確認に必要な通帳情報を光学的に読み取り、第
3の処理手段は第2の処理手段で読み取った通帳情報を
該当する取引先金融機関のホストコンピュータへ送信
し、該ホストコンピュータで通帳の妥当性が確認された
ら通帳を伴う取引を行う。
【0114】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により、各銀行が保有する自動取引装置におい
て、磁気ストライプ仕様が異なる通帳でも取引用カード
の情報による顧客確認と、本情報を基に該当金融機関の
通帳情報より通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳
への記帳処理、若しくは記帳処理を伴う取引を可能にす
る。
【0115】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
も、カードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引
が可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用し
て、B銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或い
は通帳記帳を伴う取引をする場合は、A通帳と、A銀行
発行のAカードの併用で取引が可能になる。
【0116】(4) :自動取引装置では、通帳取引処理手
段は挿入された通帳のMSデータが正常にリードできた
場合、自金融機関のホストコンピュータと通信を行い、
MSデータ内に記帳情報が有り、通帳から光学的に読み
取った当該記帳情報と異なっていることが分かっても取
引を続行し、ホストコンピュータが管理している最終書
き込み済みMS情報との照合、及び該当通帳情報の取引
履歴情報による照合で取引を可能にする。
【0117】このようにすれば、他の金融機関が管理す
る自動取引装置を利用して通帳とカードの併用で取引を
行い、その後、自金融機関が管理する自動取引装置で取
引を行った場合でも取引が可能になる。
【0118】例えば、A銀行発行のA通帳とA銀行発行
のAカードの併用で、B銀行営業店のATMを操作し通
帳記帳取引、或いは通帳記帳を伴う取引をした場合は、
通帳のMS不一致の取引となりMSデータは更新されな
いが、このような通帳でもA銀行のATMによる取引を
すればMS不一致は解消され、正常な取引を行うことが
できる。
【0119】(5) :ホストコンピュータでは、受信情報
処理手段は自動取引装置から記帳要求を受信した際、受
信情報から該当する口座を管理する金融機関を特定し、
他の金融機関が管理する口座であれば、前記記帳要求を
他の金融機関のホストコンピュータへ転送する。
【0120】そして、取引データ送信手段は自金融機関
で管理する口座の場合、受信情報とホストコンピュータ
が管理する取引情報とを照合し、未記帳データがあれ
ば、該未記帳データ及びMS更新データを含む情報を該
当する自金融機関の自動取引装置へ送信する。
【0121】このようにすれば、他の金融機関が管理す
る自動取引装置を利用して通帳とカードの併用で取引を
行い、その後、自金融機関が管理する自動取引装置で取
引を行った場合でも自動取引装置での取引が可能にな
る。
【0122】例えば、A銀行発行のA通帳とA銀行発行
のAカードの併用でB銀行営業店のATMを操作し通帳
記帳取引、或いは通帳記帳を伴う取引をした場合は、通
帳のMS不一致の取引となり、MSデータは更新されな
いが、このような通帳でもA銀行のATMによる取引を
すれば、MS不一致は解消され、正常な取引を行うこと
ができる。
【0123】(6) :ホストコンピュータでは、通帳妥当
性チェック手段は他金融機関の自動取引装置から記帳要
求を受信した際、自金融機関で管理する口座であれば、
前記受信情報と自ホストコンピュータが管理する取引情
報とを照合することで通帳の妥当性をチェックする。
【0124】そして、取引データ送信手段は、通帳の妥
当性が確認でき、かつ、未記帳データが有れば、未記帳
データを含む情報を該当する他金融機関の自動取引装置
へ送信する。
【0125】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により、各銀行が保有する自動取引装置で、磁気
ストライプ仕様が異なる通帳でも、取引用カードの情報
による顧客確認と、本情報を基に該当金融機関の通帳情
報より通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳への記
帳処理若しくは記帳処理を伴う取引を可能にする。
【0126】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
も、カードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引
が可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用し
て、B銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或い
は通帳記帳を伴う取引をする場合は、A通帳と、A銀行
発行のAカードの併用で取引が可能になる。
【0127】(7) :自動取引装置が記録媒体のプログラ
ムを読み出して実行することにより、通帳を伴う取引
で、挿入された通帳からMSデータが正常にリードでき
なかった場合、挿入された取引用のカードから取引情報
をリードし、その取引情報から取引先金融機関を特定す
る第1の手順と、前記特定された金融機関の通帳媒体仕
様に切り換えて、前記通帳から通帳の妥当性確認に必要
な通帳情報を光学的に読み取る第2の手順と、前記第2
の処理手段で読み取った通帳情報を該当する取引先金融
機関のホストコンピュータへ送信し、該ホストコンピュ
ータで通帳の妥当性が確認されたら、通帳を伴う取引を
続行する第3の手順とを実行する。
【0128】このようにすれば、複数銀行の合併や業務
提携等により、各銀行が保有する自動取引装置で、磁気
ストライプ仕様が異なる通帳でも、取引用カードの情報
による顧客確認と、本情報を基に、該当金融機関の通帳
情報より通帳媒体の妥当性を確認することで、通帳への
記帳処理、若しくは記帳処理を伴う取引を可能にする。
【0129】すなわち、他の金融機関で発行した通帳で
も、カードとの併用で通帳の記帳取引や記帳を伴う取引
が可能になる。例えば、A銀行発行のA通帳を使用し
て、B銀行営業店のATMの操作で通帳記帳取引、或い
は通帳記帳を伴う取引をする場合は、A通帳と、A銀行
発行のAカードの併用で取引が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるシステム構成図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態におけるATMのブロック
図である。
【図4】本発明の実施の形態における通帳プリンタユニ
ットの構成図である。
【図5】本発明の実施の形態における通帳媒体例であ
る。
【図6】本発明の実施の形態におけるホスト管理情報例
である。
【図7】本発明の実施の形態におけるA銀行ATMの処
理フローチャート(その1)である。
【図8】本発明の実施の形態におけるA銀行ATMの処
理フローチャート(その2)である。
【図9】本発明の実施の形態におけるA銀行ATMの処
理フローチャート(その3)である。
【図10】本発明の実施の形態におけるA銀行ATMの
処理フローチャート(その4)である。
【図11】本発明の実施の形態におけるA銀行ホストの
処理フローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態におけるB銀行ホストの
処理フローチャートである。
【図13】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1、3 ホストコンピュータ 2、4 元帳 5、6 ATM 11 制御部 12 カードリーダ/プリンタユニット 13 通帳プリンタユニット 14 紙幣ユニット 15 ホスト通信部 16 管理操作部 17 顧客操作部 18 磁気ディスク装置 19 リムーバブルディスクドライブ 21 CPU(中央処理装置) 22 RAM(ランダムアクセスメモリ) 31 カードMSリード/ライト部 32 プリンタ部 33 エンボス読み取り部 34 自動補充部 41 MSリーダ/ライタ部 42 イメージスキャナ部 43 印字部 45 媒体一時退避部 46 媒体取り込み部 47 挿入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動取引装置とホストコンピュータを通信
    回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自動取引
    装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステムを複数
    有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処理を行
    う連携システムの自動取引装置において、 通帳を伴う取引で、挿入された通帳から磁気ストライプ
    データが正常にリードできなかった場合、挿入された取
    引用のカードから取引情報をリードし、その取引情報か
    ら取引先金融機関を特定する第1の処理手段と、 前記特定された金融機関の通帳媒体仕様に切り換えて、
    前記通帳から通帳の妥当性確認に必要な通帳情報を光学
    的に読み取る第2の処理手段と、 前記第2の処理手段で読み取った通帳情報を該当する取
    引先金融機関のホストコンピュータへ送信し、該ホスト
    コンピュータで通帳の妥当性が確認されたら、通帳を伴
    う取引を行う第3の処理手段を備えていることを特徴と
    する自動取引装置。
  2. 【請求項2】自動取引装置とホストコンピュータを通信
    回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自動取引
    装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステムを複数
    有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処理を行
    う連携システムの自動取引装置において、 挿入された通帳の磁気ストライプデータが正常にリード
    できた場合、自金融機関のホストコンピュータと通信を
    行い、前記磁気ストライプデータ内に記帳情報が有り、
    前記通帳から光学的に読み取った当該記帳情報と異なっ
    ていることが分かっても取引を続行し、前記ホストコン
    ピュータが管理している最終書き込み済みMS情報との
    照合、及び該当通帳情報の取引履歴情報による照合で取
    引を可能にする通帳取引処理手段を備えていることを特
    徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】自動取引装置とホストコンピュータを通信
    回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自動取引
    装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステムを複数
    有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処理を行
    う連携システムのホストコンピュータにおいて、 自動取引装置から記帳要求を受信した際、受信情報から
    該当する口座を管理する金融機関を特定し、他の金融機
    関が管理する口座であれば、前記記帳要求を他の金融機
    関のホストコンピュータへ転送する受信情報処理手段
    と、 自金融機関で管理する口座の場合、前記受信情報とホス
    トコンピュータが管理する取引情報とを照合し、未記帳
    データがあれば、該未記帳データ及び磁気ストライプ更
    新データを含む情報を該当する自金融機関の自動取引装
    置へ送信する取引データ送信手段を備えていることを特
    徴とするホストコンピュータ。
  4. 【請求項4】自動取引装置とホストコンピュータを通信
    回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自動取引
    装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステムを複数
    有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処理を行
    う連携システムのホストコンピュータにおいて、 他金融機関の自動取引装置から記帳要求を受信した際、
    自金融機関で管理する口座であれば、前記受信情報と、
    自ホストコンピュータが管理する取引情報とを照合する
    ことで通帳の妥当性をチェックする通帳妥当性チェック
    手段と、 通帳の妥当性が確認でき、かつ、未記帳データが有れ
    ば、未記帳データを含む情報を該当する他金融機関の自
    動取引装置へ送信する取引データ送信手段を備えている
    ことを特徴とするホストコンピュータ。
  5. 【請求項5】自動取引装置とホストコンピュータを通信
    回線に接続して運用し、ホストコンピュータで自動取引
    装置の取引情報を管理する金融機関毎のシステムを複数
    有し、前記複数のシステム間で取引情報の連携処理を行
    う連携システムの自動取引装置に、 通帳を伴う取引で、挿入された通帳からMSデータが正
    常にリードできなかった場合、挿入された取引用のカー
    ドから取引情報をリードし、その取引情報から取引先金
    融機関を特定する第1の手順と、 前記特定された金融機関の通帳媒体仕様に切り換えて、
    前記通帳から通帳の妥当性確認に必要な通帳情報を光学
    的に読み取る第2の手順と、 前記第2の処理手段で読み取った通帳情報を該当する取
    引先金融機関のホストコンピュータへ送信し、該ホスト
    コンピュータで通帳の妥当性が確認されたら、通帳を伴
    う取引を続行する第3の手順とを実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123638A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 通帳記帳システム及び通帳記帳装置
JP2014119790A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Ntt Data Corp 金融ネットワークシステム、金融機関装置、金融ネットワークサーバ、取引情報通信方法
JP2019159757A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 沖電気工業株式会社 自動取引装置および自動取引システム

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JP7024518B2 (ja) 2018-03-13 2022-02-24 沖電気工業株式会社 自動取引装置および自動取引システム

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