JP7297698B2 - 端末管理システム、端末管理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端末管理システム、端末管理装置及びその方法に関する。
銀行などの金融機関に備えられている窓口現金処理機や現金自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)の各々は、ATM管理サーバと接続され、所望の処理を行ったり、他のデータベースとやり取りを行ったりしている。
複数の端末を、1つの管理装置で管理する技術として、特開2014-112378号公報(特許文献1)がある。この公報には、「複合機に新規にアプリケーションをインストールした場合に、インストールしたアプリケーションによる新規の設定情報を、機器管理装置または中央管理装置で管理可能とすることができる機器管理システム、画像処理装置、機器管理装置、機器管理方法、機器管理プログラムおよび記憶媒体を提供する。」と記載されている。
1つの端末を、複数の管理サーバで管理する技術として、特開2004-69809号公報(特許文献2)がある。この公報には、「既存のサーバアプリケーションの構成を変更することなしに、異なるサーバに格納されている複数のサーバアプリケーションを連携して使用することを可能とする遠隔学習システム」として「サーバアプリケーションの宛先情報7を有し、該宛先情報7を学習者用端末1に対して送信する宛先情報サーバ6と、前記宛先情報7を前記宛先情報サーバ6から読出し、学習者によって入力された学習情報を、前記宛先情報にしたがって、任意のサーバアプリケーションへ送信する学習情報送信装置3を設置する」と記載されている。
特開2014-112378号公報 特開2004-69809号公報
特許文献1では、端末である複合機に新規にアプリケーションをインストールする場合に、管理装置側の改変・変更が必要になる。これにより、システム全体としての確認が必要となるだけでなく、改変・変更による影響範囲の拡大も全取引を対象として行う必要があり、新規アプリケーションを短期間で市場展開することは厳しい。
特許文献2では、サーバアプリケーションの機能追加や複数のサーバアプリケーションを連動して実行させるために、複数のサーバアプリケーションを連携するための宛先情報サーバをさらに追加する必要がある。
いずれも、新規にサーバ側のアプリケーションの機能追加、または端末側に新規機能追加する際のコストが高くなる課題がある。
本発明の一側面は、新規にサーバ側のアプリケーションの機能追加、または端末側に新規機能追加を行う場合に、現状の取引に影響を与えることなく、より低コストで実現することが可能な端末管理システム、端末管理装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる端末管理システムは、ユーザが取引のために操作する端末と、銀行システムと接続し前記端末において生成される取引情報に基づいて処理を行う第1の管理装置とを有する端末管理システムであって、前記第1の管理装置と接続し、前記端末から前記取引情報を受信する第2の管理装置をさらに備え、前記第2の管理装置は、前記取引情報に基づいて処理をする装置を、前記第1の管理装置または前記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、前記第2の管理装置を選択した場合には、前記第2の管理装置で前記取引情報に基づく処理を行い、前記第1の管理装置を選択した場合には、前記第1の管理装置に前記取引情報を送信する、ことを特徴とする端末管理システムとして構成される。
本発明の一態様によれば、新規にサーバ側のアプリケーションの機能追加、または端末側に新規機能追加を行う場合に、現状の取引に影響を与えることなく、より低コストで実現することができる。
本実施例の全体構成(全体構成例)を示す図である。 本実施例における既存プロトコル管理装置で処理する場合のシーケンスを示す図である。 本実施例で取引を行った場合の管理装置の振り分けシーケンスを示す図である。 管理装置の振り分けを行う際に使用する処理テーブルを示す図である。 本実施例でスマートフォンを使用して取引を行う場合の処理概要を示す図である。 本実施例でスマートフォンを使用して取引を行う場合のシーケンスを示す図である。 本実施例で生体認証での本人確認を行う場合のシーケンスを示す図である。 本実施例で新規デバイスとして通帳をサポートした場合のシーケンス図である。 取引選択画面例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、実施例を説明する前に装置構成と通常のプロトコルでの取引の流れについて説明する。
<全体構成の説明>
図1は、ATM周辺のシステム全体の構成図を示したものである。まずは図1を参照し、ATMの構成について説明する。ATM115は、ATM全体および各部を制御する制御部109を中心として、レシート処理部110、カード処理部111、表示処理部112、紙幣処理部113、暗証番号処理部114、通信部108を有して構成されている。ATM115に関していえば、一例として、現状のプロトコルで処理できない新しい機能に対応する部位1151として、非接触ICカードリ-ダ処理部105、生体認証処理部106、通帳処理部107が追加されている。以下では、レシート処理部110、カード処理部111、表示処理部112、紙幣処理部113、暗証番号処理部114、通信部108が行う処理が既存プロトコルで行われる前提で説明しているが、これらの一部または全部が、上記新しい機能に対応する部位1151として追加されてもよい。レシート処理部110、カード処理部111、表示処理部112、紙幣処理部113、暗証番号処理部114、通信部108は、従来から知られている方法により、利用者との間で各種取引や処理を実行する。追加される上記新しい機能に対応する部位1151には、ATMを介した取引や処理で用いられるデバイスおよびアプリケーションが含まれる。
銀行システム101のDB(Data Base)102に保存されているデ-タは、既存プロトコル管理装置104が処理している既存取引で使用するデ-タであれば、新デバイス管理装置103から既存プロトコル管理装置104を経由して取得される。追加される上記新しい機能に対応する部位1151として新規のデバイスをサポ-トする場合は、新デバイス管理装置103で処理する。この場合は、銀行システム101とは新デバイス管理装置103が直接やりとりすることができる。
銀行システム101、後述するコア銀行システム1011、ATM115、新デバイス管理装置103、既存プロトコル管理装置104処理は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部である処理装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶部である記憶媒体や記憶装置、NIC(Network Interface Card)等の通信部である通信機器を有した、ハードウェアとしては一般的な通信可能なコンピュータが備えるべき機能を有する。これらが実行する処理は、例えば、CPUが、ROMからプログラムを読み出し、RAMに対して読み書きして処理を実行することにより実現される。上記プログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部の記憶媒体から読み出されたり、ネットワークを介した他のコンピュータからダウンロードする等して提供されてもよい。
本実施例ではATM115だけの接続の事例を説明するが、ATM115以外にも複数の端末が接続されていてもよい。ATM115を含む各端末(以下、単に端末と呼ぶ場合がある)の各々は、これらを管理するサーバ(管理装置)に接続され、ATM115側の画面の遷移処理や、本人認証処理を行っている。本構成図において、例えば、既存プロトコル管理装置104が既存の取引を制御するサーバである。
管理装置の上位には銀行システム101がネットワークを介して接続される。銀行システム101にはATMが取引や処理を行うための様々なDB102があり、銀行システム101は、ATMから受信したデータやDB102に記憶されているデータを用いて、各種データの管理、認証等を実施している。
それら既存システムに対し、端末側、またはサーバ側で本実施例に示すような非接触ICカードリーダ処理部105、生体認証処理部106、通帳処理部107のような新規デバイスを追加したり、新規アプリケーションを追加する場合には、端末、またはサーバ側の改修作業が必要になる。その結果、改修費用、新たな装置の接続対応費用、その他、従来の機能も含めた確認するテスト工数など多大なコストが掛かってしまう。また、今まで動作していた既存システムの状態はそのまま維持する必要があるため、デバイス追加、アプリケーション追加による影響確認工数も膨大になる。
本実施例では、既存端末と既存サーバ側はこれまでと同じデータのやり取りや処理を行う状態を維持したまま、新たな機能を実現する為の新デバイス管理装置103を、既存端末、既存プロトコル管理装置104の間に接続させる。このような構成とすることで、より低コストで、工数をかけずに、新デバイス接続、新アプリケーション機能を実現するものである。
<既存プロトコルでの取引の流れ>
始めに図2を用いて、一例として、通常のATMでの出金取引のフローを示す。通常のATM115は既存プロトコル管理装置104と情報をやりとりすることで取引が完了する。ATM115および既存プロトコル管理装置104は、既存プロトコルを用いて行う取引や処理について、図1に示したATM115および既存プロトコル管理装置104と同様の取引や処理を行う。
ATM115の表示処理部は、取引選択画面を表示する(ステップ201)。利用者212は、表示された取引選択画面から出金ボタンを選択する(ステップ205)。次にATM115の表示処理部は、出金ボタンの選択を受け付けると、カード挿入画面を表示し(ステップ219)、利用者212は、カードを挿入する(ステップ206)。
ATM115のカード処理部が、カードが挿入されたことを検知し、当該カードが正しく認証されると、ATM115の表示処理部は、暗証番号入力画面を表示する(ステップ202)。ここで、利用者212が暗証番号を入力する(ステップ207)。ATM115の暗証番号処理部は、暗証番号が正しければ、ATM115の表示処理部は、金額入力画面を表示する(ステップ203)。利用者212が画面の誘導に合わせて金額を入力する(ステップ208)。
その後、ATM115の表示処理部が上記金額の入力を受け付けると、ATM115の通信部は、取引要求として、口座番号、暗証番号、取引金額、ATM番号等の出金に必要な情報を既存プロトコル管理装置104に送信する(ステップ210)。既存プロトコル管理装置104は、接続先の銀行システム218に、出金に関する取引要求を送信し(ステップ216)、銀行システム218から、例えば、残高不足となっていないこと、偽造カードではないこと等の確認が行われた結果として出金許可の返信を受ける(ステップ217)。ATM115の通信部は、既存プロトコル管理装置104から出金許可を受け取る(ステップ211)。ATM115の表示処理部は、現金受取画面を表示し(ステップ204)、利用者212は、現金を受け取り(ステップ209)、取引は完了する(ステップ215)。
<管理装置の振り分け>
図3は、既存プロトコル管理装置と新規デバイス管理装置のどちらで処理するかを判断する振り分け処理のフローを示したものである。
ATM115は、取引選択画面を表示し、利用者は取引を選択する(ステップ301)。ATM115の表示処理部112が取引の選択を受け付けると、制御部109は、選択された取引が既存プロトコル管理装置104と新規デバイス管理装置103のどちらの管理装置で処理されるべきかを、図4の処理テーブル401を用いて判断する(ステップ302)。例えば、制御部109は、選択された取引が処理テーブル401に既存プロトコル管理装置104を用いて行われる取引として登録されているか否かを判定する。
図4は、処理テーブル401の例を示す図である。処理テーブル401は、図示しないATM115のメモリに記憶されている。以下では、処理テーブル401がATM115に記憶されている場合を例示しているが、ATM115以外の他の装置やシステム(例えば、既存プロトコル管理装置104や新規デバイス管理装置103、銀行システム101)あるいはこれら以外のネットワークを介して接続された他のシステムや装置に記憶され、これらの装置やシステムからネットワークを介してダウンロードする等して提供されてもよい。また、本実施例では、上記振り分け処理がATM115で行われる場合を例示しているが、新規デバイス管理装置103あるいは既存プロトコル管理装置104で行われてもよい。
図4に示すように、処理テーブル401には、ATMで行われる取引や処理またはATMで用いられるデバイスを示す取引・処理/デバイス項目と、既存プロトコル管理装置での処理であることを示す既存プロトコル管理装置項目と、新規デバイス管理装置での処理であることを示す新規デバイス管理装置項目と、銀行システムとの連携が必要であることを示す銀行システムとの連携項目とが対応付けて記憶されている。
図4では、例えば、「入金」、「出金」、「残高照会」の各取引は既存プロトコル管理装置を介して行われることを示している。また、例えば、新規デバイスとして追加された通帳処理部107である「通帳」で行われる取引や処理は、新デバイス管理装置を介して行われることを示している。また、例えば、通帳記帳に用いる印字データは銀行システム101で管理しているため、さらに銀行システム101と既存プロトコル管理装置104とが連携して取得する必要があることを示している。また、後述するように、利用者のスマートフォン等の携帯端末のアプリケーションを用いた「モバイル連携」(モバイル入金、モバイル出金)で行われる取引や処理、および新規デバイスとして追加された生体認証処理部106である「生体認証」(入金、出金)で行われる処理は、新デバイス管理装置および既存プロトコル装置を介して行われることを示している。なお、これらの取引や処理では、銀行システム101で処理された結果を受信すればよいため、上記「通帳」で行われる取引や処理のように、銀行システム101と既存プロトコル管理装置104とが連携してこれらに用いるデータを取得する必要はない。さらに、新規デバイスとして追加された非接触ICカードリーダ処理部105である「非接触IC取引」で行われる取引や処理は、新デバイス管理装置を介して行われ、さらに銀行システム101との連携が必要であることを示している。
図3に戻り、制御部109は、選択された取引が処理テーブル401に既存プロトコル管理装置104を用いて行われる取引として登録されていると判定した場合(ステップ302;YES)、既存プロトコル管理装置104での処理に必要な情報を送信し、既存プロトコル管理装置104において、選択された取引に必要な処理を実行する(ステップ305)。制御部109は、既存プロトコル管理装置104から処理の完了通知を受けとる等してステップ305の処理が完了したか否かを判定し(ステップ306)、ステップ305の処理が完了したと判定した場合(ステップ306;YES)、処理テーブル401を参照し、当該取引が、銀行システム101との連携が必要か否かを判定する(ステップ307)。制御部109は、当該取引が、銀行システム101との連携が必要であると判定した場合(ステップ307;YES)、銀行システム101に情報を送付しておく必要があると判断し、既存プロトコル管理装置104を介して、取引に必要な情報を銀行システム101に送付する(ステップ308)。
新デバイス管理装置で処理される場合も同様であり、ステップ302において、制御部109が、選択された取引が処理テーブル401に既存プロトコル管理装置104を用いて行われる取引として登録されていないと判定した場合(ステップ302;NO)、新デバイス管理装置103で処理すると判断し、新デバイス管理装置103での処理に必要な情報を送信し、新デバイス管理装置103において、選択された取引に必要な処理を実行する(ステップ303)。制御部109は、新デバイス管理装置103から処理の完了通知を受けとる等してステップ303の処理が完了したか否かを判定し(ステップ304)、ステップ303の処理が完了したと判定した場合(ステップ304;YES)、処理テーブル401を参照し、銀行システム101との連携が必要か否かを判定し(ステップ307)、新デバイス管理装置103を介した後、さらに既存プロトコル管理装置104を介して、取引に必要な情報を銀行システム101に送付する(ステップ308)。ここでは、銀行システム101とのやりとりは既存プロトコル管理装置104で行うこととしているが、新デバイス管理装置103から直接銀行システム101に情報を送付してもよい。
これらのシステム構成を前提とし、図5の概要と図6の処理フローをもとに本実施例を説明する。
<実施例1:スマートフォン取引>
実施例1として、スマートフォンを使った取引として自分の口座から出金する場合の実施例を示す。まず、図5を用いて処理の概要を説明する。以下では、利用者が用いる端末としてスマートフォンを例示しているが、タブレット端末をはじめ、他の携帯端末や機器を用いてもよい。
本システムの利用者は、あらかじめ、本システムを利用するスマートフォン550に、銀行が提供する銀行アプリケーション502をインストールしておく。銀行アプリケーション502には、ATM115を用いて取引や処理を行うためのモジュール5022が含まれる。当該モジュール5022は、新デバイス管理装置103と連携して取引や処理を行うためのサーバ連携部5023と、ATM115と連携して取引や処理を行うためのATM連携部5024とを含む。
利用者は、モバイルキャッシュカードの申込みおよび登録501を行う。当該申し込みおよび登録501は、例えば、スマートフォン550から所定のサイトにアクセスして本人認証をするために必要な情報を入力して新デバイス管理装置103に送信5011し、新デバイス管理装置103が本人認証の登録や認証を行い、その結果をスマートフォン550に送信5012する。図5では、新デバイス管理装置103に設けられたモバイル口座作成システム1031が、スマートフォン550から受け取った上記必要な情報を登録または当該必要な情報を用いて認証1032を行い、その結果として認証情報1033を生成して、スマートフォン550に送信5012している。スマートフォン550の銀行アプリケーション502は、認証情報1033を受信すると、キャッシュカードのモバイル版であるモバイルキャッシュカード5021をスマートフォン550に登録5501する。モバイルキャッシュカード5021がスマートフォン550に登録されると、ATM連携部5024がモバイルキャッシュカード5021を認識し、両者の紐づけを行う。
上記本人認証をするために必要な情報としては、例えば、利用者の氏名、住所、本システムを利用する際のユーザ名およびパスワードといった個人情報である。また、認証情報としては、上記個人情報に対応付けて登録された口座の口座番号や当該口座の取引履歴を含む。上記個人情報は、登録時には、モバイル口座作成システム1031から銀行システム101のコア銀行システム1011に送信507され、利用時には、モバイル口座作成システム1031が、コア銀行システム1011から上記認証情報を受信する。コア銀行システム1011は、例えば、銀行システム101内の基幹業務を行うためのシステムである。
利用者は、モバイルキャッシュカードの申込みおよび登録501を行った後、あらかじめインストールした銀行アプリケーション502にログインし、上記のように認証1032を行って、本人確認する。利用者は、ATM115で取引をする際に、事前に自分のスマートフォン550で取引データを入力しておくか、または上記認証情報1033に含めて取引データをスマートフォン550に取り込んでおく。利用者は、ATM115では、モバイルカード取引機能を選択503する。モバイルカード取引機能は、例えば、図4に示した「モバイル連携」(モバイル入金、モバイル出金)であり、後述するように、表示処理部112が表示する図9のような取引選択画面から選択される。ATM115の制御部109は、モバイルカード取引機能が選択されると、スマホ連携機能を起動504する。スマホ連携機能が起動されると、表示処理部112は、スマホ連携機能が起動された後の画面上にQRコード(登録商標)等の識別情報Xを表示5041する。利用者は、ATM115に表示される当該識別情報Xをスマートフォンのカメラ511で撮影し、銀行アプリケーション502配下のモジュール5022が、カメラ511で撮像され、識別情報リーダ5111で読み取られた識別情報Xを、スマートフォン550に登録する。
ATM115で取引選択画面から取引が選択された場合、ATM115の制御部109は、選択された取引が既存プロトコル管理装置104で処理されるものか、新規デバイス管理装置103で処理されるものかを、図4の処理テーブル401をもとに判断する。これにより、取引データの送信先を切り替えることになる。
ATM115は、新デバイス管理装置103で処理されるものであると判断した場合には、モバイル取引要求5052を新デバイス管理装置103に送信する一方、スマートフォン550からも取引要求5051が新デバイス管理装置103に送信される。新デバイス管理装置103は、これらの取引要求を受け取ると、両者を突き合せて紐づけを行ってモバイル連携取引511を実行し、その結果を既存プロトコル管理装置104に送信508する。このように、新規デバイス管理装置103で処理された取引については、取引データをもとに処理された結果を既存プロトコル管理装置104に送信し処理は完了するが、銀行システム101との連携が必要な取引も発生する。実際のお金に関わる取引は、銀行システム101とも連携しておく必要がある。しかし、銀行システム101とやりとりするのは既存プロトコル管理装置104であるため、取引結果の報告を受けた既存プロトコル管理装置104は、その内容がコア銀行システム1011と連携すべき内容であれば、銀行システム101に情報を送信509する。
一方、ATM115は、既存プロトコル管理装置104で処理されるものであると判断した場合には、取引要求506を既存プロトコル管理装置104に送信し、既存プロトコルを用いた処理を行う。この場合も、コア銀行システム1011と連携すべき内容であれば、銀行システム101に情報を送信509する。
次に、図6の取引フローを使ってより具体的に取引の流れを説明する。利用者601があらかじめ自分のスマートフォンに銀行アプリケーションを登録することは処理概要図で示したとおりである。以下では、取引の一例として、スマートフォンで出金する場合について説明する。
利用者601は、あらかじめ自分のスマートフォンで出金に必要なデータ(例えば、口座番号や出金額)を入力しておく(ステップ606)。利用者601を検知する等してATM115が取引選択画面をタッチパネル等の操作表示部に表示すると(ステップ611)、利用者601は、当該画面からモバイル出金を選択する(ステップ607)。
このときの取引選択画面の例を、図9を用いて説明する。取引選択画面901には既存のプロトコル管理装置104を介した基本の取引である入金902、出金907、残高照会903と、既存のプロトコル管理装置で処理しない、生体認証(入金)904、生体認証(出金)909、通帳記帳908、モバイル連携取引の入金を示すモバイル(入金)905、モバイル連携取引の出金を示すモバイル(出金)910、電子マネーチャージ906という取引ボタンと取消ボタン911と完了ボタン912がある。取消ボタン911は、選択した取引を取り消すために押下されるボタンであり、完了ボタン912は、選択した取引のATM側の操作が完了した際に押下されるボタンである。
以下の処理は、表示された取引選択ボタンからモバイル(出金)910を選択した場合の取引である。ATM115の制御部109は、図4に示した処理テーブル401を参照し、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104の少なくともいずれかから処理する装置を選択するために、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理であるか否かを判定する(ステップ612)。なお、当該判定が、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104で行われる場合には、ATM115は、選択された取引ボタンの種類を含む取引要求をこれらの装置に送信し、以降の処理を行う。
ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理であると判定した場合(ステップ612;YES)、通常の出金と同じ処理を実行する(ステップ622)。一方、ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理でないと判定した場合(ステップ612;NO)、ATM情報のQRコード読取画面を上記操作表示部に表示する(ステップ613)。ATM情報は、例えば、ATM115が設置された店舗、機番号といった、取引を行うATMを特定するための情報である。
ここで、利用者601が自分のスマートフォンでQRコード(登録商標)等の識別情報を読み取らせる(ステップ608)。識別情報の読み取りについては、図5で説明したように、利用者601がスマートフォンを操作し、ATM115のスマホ連携機能が起動された後の画面上に表示した識別情報を読み取ればよい。ATM115の識別情報を読み取らせることで、利用者601は自分のスマートフォンにATM115の情報を登録することができる。
その後、利用者601のスマートフォンは、取引要求として口座番号、暗証番号、取引金額、ATM番号等の取引に必要な情報を新デバイス管理装置103に送信する(ステップ614)。新デバイス管理装置103は、後述するステップ615においてATM115からモバイル連携取引を示すモバイル取引要求を受信し、スマートフォンから受信した取引要求と、ATM115から受信した上記モバイル取引要求とを突き合せて紐づけできたことを確認した後、取引要求を既存プロトコル管理装置104に送信し(ステップ618)、既存プロトコル管理装置104は当該取引要求を銀行システム101に送信する(ステップ620)。
一方、利用者601は、ATM115に表示される図示しない取引選択の完了を示す完了ボタンを押下すると(ステップ609)、ATM115の制御部109は、通信部108を介して新デバイス管理装置603に対して、上記モバイル取引要求を送信する(ステップ615)。このとき、制御部109は、図4の処理テーブル401を参照し、モバイル(出金)910を選択した場合の取引(図4では「モバイル連携」取引)では既存プロトコル管理装置104でも処理が行われることを確認し、既存プロトコル管理装置104で処理する指示を、上記取引要求とともに送信する。
上記モバイル取引要求には、ATM番号等の当該モバイル取引を行うATMを特定するための上記ATM情報が含まれる。新デバイス管理装置103は、上記モバイル取引要求に含まれる当該ATM情報と、ステップ614でスマートフォンから受信した上記取引に必要な情報に含まれるATM情報とを紐付けすることで連携すべきモバイル取引要求を特定し、ステップ618において、紐付けした取引要求および上記指示を既存プロトコル管理装置104に送信する。
そして、既存プロトコル管理装置104は、銀行システム101から、残高不足となっていないこと、偽造カードではないこと等の確認が行われた結果として出金許可を受信し(ステップ621)、新デバイス管理装置103が、既存プロトコル管理装置104から当該出金許可を受信すると(ステップ619)、ATM115は、当該出金許可を受信し(ステップ616)、その後、表示処理部112が現金受取画面をタッチパネル等の操作表示部に表示する(ステップ617)。その後、ATM115の紙幣処理部113は、紙幣の繰り出しや入出金口をオープンする等して出金処理を行う(ステップ623)。利用者601は現金を受け取り(ステップ610)、取引は完了となる(ステップ624)。
<実施例2:生体認証>
実施例2として、利用者がATMを利用する際に、カードを用いずに生体認証により出金取引を行う場合の一実施例を、図7の取引フローを用いて説明する。利用者701は、ATM115の取引において、生体認証が新デバイス管理装置103、既存プロトコル管理装置104、ATM115のいずれの装置で行われるのかを特に意識せず取引を行うことができる。
利用者701は、あらかじめ自分のスマートフォンで出金に必要なデータ(例えば、口座番号や出金額)を入力しておく(ステップ706)。
利用者701を検知する等してATM115が取引選択画面をタッチパネル等の操作表示部に表示すると(ステップ712)、利用者601は、当該画面から生体認証(出金)を選択する(ステップ707)。この画面は図9に示したもので、この画面から生体認証(出金)909を選択したことになる。
ATM115の制御部109は、図4に示した処理テーブル401を参照し、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104の少なくともいずれかから処理する装置を選択するために、選択された取引ボタンの種類(生体認証(出金))が、既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理であるか否かを判定する(ステップ713)。なお、当該判定が、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104で行われる場合には、ATM115は、選択された取引ボタンの種類を含む取引要求をこれらの装置に送信し、以降の処理を行う。
ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理であると判定した場合(ステップ713;YES)、後述するステップ714に進む。一方、ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理でないと判定した場合(ステップ713;NO)、ステップ720に進む。図4の処理テーブル401に示したように、生体認証を用いた出金取引は、新デバイス管理装置103での処理となるため、ATM115は、その旨の情報を新デバイス管理装置103に送信する。新デバイス管理装置103は、生体認証を行うための処理を実行し(ステップ720)、銀行システム101から、あらかじめ登録されている利用者701の照合データを取得する(ステップ721)。生体認証は、ATM115に新規デバイスとして追加された生体認証処理部106を用いて、新デバイス管理装置103が行う処理である。
新デバイス管理装置103は、生体認証処理部106が読み取った利用者701の生体情報と、銀行システム101から取得した照合データとが一致するか否かを判定し、両者を照合する(ステップ722)。新デバイス管理装置103は、照合結果がOKであるか否かを判定し(ステップ7221)、照合結果がOKであると判定した場合(ステップ7221;YES)、当該照合結果をATM115に送信する。
ATM115は、上記照合結果を受信すると、表示処理部112が、暗証番号入力画面をタッチパネル等の操作表示部に表示する(ステップ715)。このとき、制御部109は、図4の処理テーブル401を参照し、生体認証(出金)909を選択した場合の取引(図4では「生体認証」取引)では既存プロトコル管理装置104でも処理が行われることを確認し、既存プロトコル管理装置104で処理する指示を出力する。
当該画面で暗証番号が入力されると、次に、ATM115の表示処理部112は、金額入力画面を表示し(ステップ716)、利用者701から金額の入力を受け付ける(ステップ710)。
上記金額が入力されると、ATM115の通信部108は、上記指示に従って、取引要求として口座番号、暗証番号、取引金額、ATM番号等の取引に必要な情報を既存プロトコル管理装置104に送信し(ステップ723)、既存プロトコル管理装置104が、銀行システム101に対して取引要求を送信する(ステップ724)。既存プロトコル管理装置104が銀行システム101に上記取引要求を送信することについては、これまでの取引でも行われているため、既存プロトコル管理装置104から、銀行システム101で処理(後述する出金許可の判定)をする指示は送信されない。
その後、既存プロトコル管理装置104は、銀行システム101から、残高不足となっていないこと、偽造カードではないこと等の確認が行われた結果として出金許可を受信し(ステップ726)、ATM115が、既存プロトコル管理装置104から当該出金許可を受信する(ステップ725)。その後は、図6に示した場合と同様、ATM115は現金受取画面を表示し(ステップ717)、出金処理を実行する(ステップ718)。利用者701は、画面の誘導に従い現金を受け取る(ステップ711)。これで取引は完了する(ステップ719)。
なお、ステップ713において、ATM115の制御部109が、選択された取引ボタンの種類が既存プロトコル管理装置104で行われる取引や処理でないと判定した場合(ステップ713;NO)、選択された取引は既存プロトコル管理装置104で処理するものであると判断し、カードで個人認証を行う。したがって、この場合は、ATM115の表示処理部112は、カード挿入画面を表示し(ステップ714)、利用者701はカードを挿入した後(ステップ708)、ステップ715に進む。
この事例では、利用者701が選択した取引が新デバイス管理装置103で行われる処理であるが、新デバイス管理装置103では生体認証のみを行い、照合が正常に終了した場合は、通常の既存プロトコル管理装置104での処理に戻り、処理を継続するものである。
<実施例3:通帳サポート>
次に、新規に通帳のデバイスを接続し、通帳の取引をサポートした場合の実施例について説明する。図4に示す処理テーブル401により、通帳に記帳する取引は新デバイス管理装置103での処理となる。図8の取引フローに従い、詳細に説明する。
利用者801を検知する等してATM115が取引選択画面をタッチパネル等の操作表示部に表示すると(ステップ808)、利用者801は、当該画面から通帳記入ボタンを選択する(ステップ806)。ここで取引選択画面は図9に示すもので、この画面から通帳記帳908を選択したことになる。
ATM115の制御部109は、図4に示した処理テーブル401を参照し、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104の少なくともいずれかから処理する装置を選択するために、選択された取引ボタンの種類(通帳)が、新デバイス管理装置103で行われる取引や処理であるか否かを判定する(ステップ809)。なお、当該判定が、新デバイス管理装置103または既存プロトコル管理装置104で行われる場合には、ATM115は、選択された取引ボタンの種類を含む取引要求をこれらの装置に送信し、以降の処理を行う。
ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が新デバイス管理装置103で行われる取引や処理であると判定した場合(ステップ809;YES)、後述するステップ810に進む。一方、ATM115の制御部109は、選択された取引ボタンの種類が新デバイス管理装置103で行われる取引や処理でないと判定した場合(ステップ809;NO)、そのまま待機する。図4に示したように、通帳を記帳する取引や処理では、新デバイス管理装置103での処理となる。このため、ATM115の制御部109は、新デバイス管理装置103が印字データを取得するため、取引要求として口座番号等の取引に必要な情報を含む通帳記入データ取得要求を生成し(ステップ810)、通信部108を介して新デバイス管理装置103に送信する(ステップ811)。このとき、制御部109は、図4の処理テーブル401を参照し、通帳記帳908を選択した場合の取引(図4では「通帳」取引)では銀行システム101との連携が必要であることを確認し、銀行システム101で処理する指示を、上記取引要求とともに送信する。
新デバイス管理装置103は、ATM115から受信した上記指示を参照し、通帳記入データ取得要求を銀行システム101に送信し(ステップ812)、銀行システム101から当該口座番号に対応する通帳記入データを取得する(ステップ813、814)。
ATM115の通帳処理部107は、受け取った通帳記入データを編集する(ステップ815)。ATM115の通帳処理部107は、編集した通帳記入データをもとに通帳処理部107の通帳挿入口から挿入された通帳に印字し(ステップ816)、ATM115の表示処理部112は、通帳受取画面をタッチパネル等の操作表示部に表示する(ステップ817)。利用者801は、当該画面の誘導に従い、上記通帳挿入口から排出された通帳を受け取り(ステップ807)、取引は完了する(ステップ818)。
銀行にとっても新しい機能の追加、デバイスの追加を実施した場合に、ソフトウェアまで含めて切り替える判断をすることは難しい。現在のエンドユーザへの取引はそのまま提供することを前提とした場合、ソフトウェアまで切り替えると、一定期間の休止状態、テストが必要となり、また、従来提供できていた取引に影響が出る可能性もある。したがって、本方式を用いることにより、従来のエンドユーザへのサービス(取引)はそのまま変わらず提供することができ、新しい機能、デバイスの部分だけをテスト、確認することで、提供が可能となる。
このように、上記実施例によれば、ユーザ(利用者)が取引のために操作する端末(例えば、ATM115)と、銀行システム101と接続し上記端末において生成される取引情報(例えば、図2の場合には、ステップ210で示した取引要求)に基づいて処理を行う第1の管理装置(例えば、既存プロトコル管理装置104)とを有する端末管理システム1000において、上記第1の管理装置と接続し、上記端末から上記取引情報を受信する第2の管理装置(例えば、新デバイス管理装置103)をさらに備え、上記第2の管理装置は、上記取引情報に基づいて処理をする装置を、例えば、図4に示した処理テーブル401を用いて、上記第1の管理装置または上記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、上記第2の管理装置を選択した場合には、上記第2の管理装置で上記取引情報に基づく処理(例えば、図3のステップ303、図6の場合には、ステップ614、615、618で示した連携すべきモバイル取引を特定し、取引要求を既存プロトコル管理装置104に送信する処理)を行い、上記第1の管理装置を選択した場合には、上記第1の管理装置に上記取引情報を送信する。したがって、新規にサーバ側のアプリケーションの機能を追加、または端末側に新規機能を追加、または新規デバイスを追加する場合に、現状の取引に影響を与えることなく、より低コストに短期間で実現することができる。
また、上記端末管理システム1000においては、上記第2の管理装置は、さらに銀行システム101と接続され、上記取引情報(例えば、図8の場合にはステップ811、812で示した通帳記入データ取得要求)を銀行システム101に送信し、銀行システム101から上記取引情報に対する情報(例えば、図8の場合にはステップ813、814で示した通帳記入データ)を受信する。これにより、新規に通帳のデバイスを接続した場合でも、現状の取引に影響を与えることなく、より低コストに短期間で実現することができる。
また、上記端末が、例えば、図4に示した処理テーブル401を記憶し、当該処理テーブル401を用いて、上記取引情報に基づいて処理をする装置を、上記第1の管理装置または上記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択する。したがって、例えば、上記第1の管理装置または上記第2の管理装置のいずれかが処理テーブル401を記憶して上記選択を行う場合に比べて、上記第1の管理装置から上記第2の管理装置への切り替えのための移行作業への影響を減らすことができる。具体的には、上記第1の管理装置に処理テーブル401を保持し、上記選択を行っている場合には、上記第2の管理装置に処理テーブル401を移行したうえで、上記選択を行う必要があるが、上記端末が処理テーブル401を保持する場合にはその必要がなくなる。
また、上記第2の管理装置は、選択された上記第2の管理装置で行われる上記取引情報に基づく処理である第1の処理(例えば、図7のステップ720~ステップ7221の生体認証および照合)を実行し、上記第1の管理装置は、上記第1の処理の結果を受けて行われる第2の処理(例えば、図7のステップ723、ステップ724)を実行する。したがって、ATMに新たなデバイスが組み込まれた場合でも、既存の処理と連携して、新たに組み込まれたデバイスを用いた機能を実現することができる。
また、新デバイス管理装置103は、例えば、ユーザが取引のために操作する端末(例えば、ATM115)において生成される上記取引情報に基づいて処理を行う上記第1の管理装置と接続し、上記端末から上記取引情報を受信する通信部と、上記取引情報に基づいて処理をする装置を、上記第1の管理装置または上記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、上記第2の管理装置を選択した場合には、上記第2の管理装置で上記取引情報に基づく処理を行い、上記第1の管理装置を選択した場合には、上記第1の管理装置に上記取引情報を送信する制御部と、を有する端末管理装置として構成することができる。したがって、新規にサーバ側のアプリケーションの機能を追加、または端末側に新規機能を追加、または新規デバイスを追加する場合であっても、新デバイス管理装置103側で処理の振り分けを行うことができるため、例えば、処理件数が膨大となることによる当該振り分け処理による現状の取引への影響を低減することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明する為に詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置換することも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、各構成を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1000 端末管理システム
101 銀行システム
1011 コア銀行システム
102 DB
103 新デバイス管理装置
104 既存プロトコル管理装置
105 非接触ICカードリーダ処理部
106 生体認証処理部
107 通帳処理部
108 通信部
109 制御部
110 レシート処理部
111 カード処理部
112 表示処理部
113 紙幣処理部
114 暗証番号処理部
115 ATM
401 処理テーブル

Claims (5)

  1. ユーザが取引のために操作する端末と、銀行システムと接続し前記端末において生成される取引情報に基づいて処理を行う第1の管理装置とを有する端末管理システムであって、
    前記第1の管理装置と接続し、前記端末から前記取引情報を受信する第2の管理装置をさらに備え、
    前記第2の管理装置は、前記取引情報と、取引が前記第1の管理装置と前記第2の管理装置のどちらの管理装置で処理されるべきかを記憶した処理テーブルとに基づいて、前記取引情報に基づいて処理をする装置を、前記第1の管理装置または前記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、
    前記第2の管理装置を選択した場合には、前記第2の管理装置で前記取引情報に基づく処理を行い、前記第1の管理装置を選択した場合には、前記第1の管理装置に前記取引情報を送信し、
    前記第2の管理装置は、選択された前記第2の管理装置で行われる前記取引情報に基づく処理である第1の処理を実行し、
    前記第1の管理装置は、前記第1の処理の結果を受けて行われる第2の処理を実行する、
    ことを特徴とする端末管理システム。
  2. 前記第2の管理装置は、さらに前記銀行システムと接続され、
    前記取引情報を前記銀行システムに送信し、前記銀行システムから前記取引情報に対する情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末管理システム。
  3. 前記端末が、前記取引情報に基づいて処理をする装置を、前記第1の管理装置または前記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末管理システム。
  4. ユーザが取引のために操作する端末において生成される取引情報に基づいて処理を行う第1の管理装置と接続し、前記端末から前記取引情報を受信する通信部と、
    前記取引情報と、取引が前記第1の管理装置と自装置である第2の管理装置のどちらの管理装置で処理されるべきかを記憶した処理テーブルとに基づいて、前記取引情報に基づいて処理をする装置を、前記第1の管理装置または前記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、前記第2の管理装置を選択した場合には、前記第2の管理装置で前記取引情報に基づく処理を行い、前記第1の管理装置を選択した場合には、前記第1の管理装置に前記取引情報を送信する制御部と、を有し、
    前記制御部は、選択された前記第2の管理装置で行われる前記取引情報に基づく処理である第1の処理であって、前記第1の管理装置により前記第1の処理の結果を受けて行われる第2の処理を実行するための前記第1の処理を実行する、
    ことを特徴とする端末管理装置。
  5. ユーザが取引のために操作する端末と、銀行システムと接続し前記端末において生成される取引情報に基づいて処理を行う第1の管理装置とを有する端末管理システムで行われる端末管理方法であって、
    前記第1の管理装置と接続された第2の管理装置が、前記端末から前記取引情報を受信し、
    前記第2の管理装置が、前記取引情報と、取引が前記第1の管理装置と前記第2の管理装置のどちらの管理装置で処理されるべきかを記憶した処理テーブルとに基づいて、前記取引情報に基づいて処理をする装置を、前記第1の管理装置または前記第2の管理装置の少なくともいずれかから選択し、
    前記第2の管理装置が、前記第2の管理装置を選択した場合には、前記第2の管理装置で前記取引情報に基づく処理を行い、前記第1の管理装置を選択した場合には、前記第1の管理装置に前記取引情報を送信し、
    前記第2の管理装置が、選択された前記第2の管理装置で行われる前記取引情報に基づく処理である第1の処理を実行し、
    前記第1の管理装置が、前記第1の処理の結果を受けて行われる第2の処理を実行する、
    ことを特徴とする端末管理方法。
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