JP2002246524A - リードフレームを製造するためのパンチおよび金型ユニット - Google Patents

リードフレームを製造するためのパンチおよび金型ユニット

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JP2002246524A
JP2002246524A JP2001041348A JP2001041348A JP2002246524A JP 2002246524 A JP2002246524 A JP 2002246524A JP 2001041348 A JP2001041348 A JP 2001041348A JP 2001041348 A JP2001041348 A JP 2001041348A JP 2002246524 A JP2002246524 A JP 2002246524A
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JP
Japan
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punch
lead frame
lead
manufacturing
die pad
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001041348A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhito Nakamura
篤人 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 リードにねじれ、曲がりなどの変形が生じる
ことなく、かつ製造効率よくリードフレームを打ち抜く
ことができるパンチおよび金型ユニットを提供する。 【解決手段】 金属材料をプレス加工により打ち抜き、
ダイパッドとダイパッドの周辺にそれぞれ対応するリー
ド群を備えたリードフレームを製造するためのパンチで
あって、パンチ10の切り刃11の形状をリード群と同
形状に形成している。パンチ10のシャンク部12に
は、切り刃11と反対の方向に突起13を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料をプレス
加工により打ち抜きリードフレームを製造するためのパ
ンチおよび金型ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置など電子部品の製造工程で用
いられるリードフレームは、帯状の金属材料をプレス加
工により打ち抜いて製造している。
【0003】図4は半導体装置用のリードフレームの一
例を示す概略図であり、中央に半導体素子を搭載するた
めのダイパッド2と、所定間隔で並んだ多数のリード3
を備えている。リード3はダイパッド2の4辺にそれぞ
れ対応し、リード群4として存在している。このような
リードフレームは、ICなどのQFP(Quad Fl
at Package)パッケージに用いられる。ま
た、ダイパッドと、ダイパッド2の2辺に対応するリー
ド群を備えたDIP(Dual In−LinePac
kege)パッケージやダイパッドの1辺に対応するリ
ード群を備えたディスクリート用パッケージなども知ら
れている。
【0004】従来、これらのリードフレームをプレス加
工により製造する際には、最終打ち抜き形状を数回のス
テージに分けてパンチで打ち抜く順送り金型を用いて製
造している。
【0005】図5は順送り金型を用いてQFP用のリー
ドフレームを製造する際の説明図である。帯状の金属材
料1を順送り金型(図示せず)に送り、ダイパッド2お
よび多数のリード3を備えた4つのリード群4を数回の
ステージに分けて打ち抜いている。
【0006】図6は従来の順送り金型で使用するパンチ
の斜視図である。パンチ10は金属ブロックを切削加工
して、リードを打ち抜くための切り刃11を形成してい
る。パンチ10の切削加工されていない根元部はシャン
ク部12と呼ばれている。
【0007】図7は従来の順送り金型およびパンチの保
持構造を示す断面図である。パンチ10はシャンク部1
2がパンチホルダ22内に固定され、上ダイセット21
に取り付けられている。パンチ10はガイドケース24
で固定されたパンチガイド23でガイドされる。そし
て、ガイドポスト26がストロークすることで下ダイセ
ット27に位置決めされた金属材料1を打ち抜いてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した順送り金型およびパンチによるリードフレームの
製造方法では、それぞれリード群を数回のステージに分
けて打ち抜いているため、製造効率が悪いというだけで
なく、下ダイセットと金属材料の位置決め精度などに影
響を受けてリードフレームの加工精度が悪くなることが
ある。
【0009】また、隣り合うリードを順に打ち抜くた
め、リードを打ち抜く際、すでに打ち抜かれた後のリー
ドが確実に固定されずにひずみが残り、最終形状とした
際にリードにねじれが生じることがある。これら金属材
料の位置決め誤差やリードのねじれによりリードの幅に
ばらつきが生じることもある。
【0010】さらに、1つの金型に多数のパンチを備え
る必要があるため金型が大型化し、メンテナンスが非常
に困難となる。
【0011】本発明はこれらの問題を解決するためのも
のであり、リードフレームの加工精度に優れ、製造効率
も向上させることのできるリードフレームを製造するた
めのパンチおよび金型ユニットを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、金属材料をプレス加工により打ち抜き、ダ
イパッドとダイパッドの周辺にそれぞれ対応するリード
群を備えたリードフレームを製造するためのパンチであ
って、前記パンチの切り刃を前記リード群と同形状とし
たものである。
【0013】これによれば、パンチの加工精度がそのま
ま各リード群の加工精度となるため、金属材料の位置決
め精度などに影響を受けることがなく、打ち抜き形状の
加工精度が向上する。
【0014】また、隣り合うリードを同時に打ち抜くた
め、材料押さえ不良によるリードのねじれを防ぐことが
できる。
【0015】また、打ち抜き工程が少なくなるため製造
効率を向上させることができ、金型も小型化することが
できるため、金型のメンテナンスも容易となる。
【0016】このようなリード群を1回で打ち抜くこと
ができるパンチは、ワイヤ放電加工により製造すること
ができる。ワイヤ放電加工によるパンチはパンチの根元
部となるシャンク部にまで切り刃が設けられているた
め、シャンク部の切り刃と対向する側面に突起を設ける
ことにより、金型にパンチを保持する際の抜け止めとな
るだけでなく、従来のシャンク部に切り刃が形成されな
い切削加工によるパンチに比べて弱いシャンク部の強度
を向上させることができる。
【0017】ワイヤ放電加工によるパンチは、パンチを
形成するための金属ブロックの上端から下端まで切り刃
を形成しなければならないため、加工精度上パンチの全
長を短くする必要がある。例えば、従来のパンチでは全
長が50mm程度であるのに対し、ワイヤ放電加工によ
るパンチは全長を20mm程度とするのが限度である。
しかし、金型の構成上、上ダイセットからパンチガイド
までの距離が50mm程度は必要なため、従来の金型構
造ではパンチを上ダイセットに固定することが困難とな
る。
【0018】このため、本発明では、パンチのシャンク
部をパンチ支持基材に固定し、支持基材をパンチホルダ
を介して上ダイに固定したものである。このため、支持
基材が従来に比べて短いシャンク部の役目を果たし、金
型にパンチを固定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるリードフレー
ムを製造するためのパンチおよび金型ユニットの一実施
形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本実施形態によるパンチを用い、Q
FPリードフレームを製造する際の説明図である。帯状
の金属材料1を順送り金型(図示せず)にセットし、あ
らかじめ金属材料1を各ステージに位置決めする際のパ
イロット孔5を打ち抜いておく。そして、各リード群4
と同形状に形成したパンチを2本用い、対向するダイパ
ッドの2辺に対応するリード群4,4を打ち抜く。次い
で、同様の方法でリード群4,4を打ち抜き、ダイパッ
ド2となる部分を残して各リード群4の内側を打ち抜
く。この後、不要部分を打ち抜いてリードフレームの最
終形状を形成している。
【0021】図2は本実施形態によるパンチの斜視図で
ある。切り刃11は1つのリード群を1回で打ち抜ける
ようにリード群と同形状に形成されている。このような
パンチ10はワイヤ放電加工により製造するため、切り
刃11はパンチの根元部のシャンク部12にまで形成さ
れている。シャンク部12の切り刃11と対向する側面
には、パンチを保持する際に抜け止めおよび強度向上の
ための突起13が設けられている。パンチの全長は従来
の切削によるパンチが50mm程度であるのに対し、ワ
イヤ放電加工による本パンチは20mm程度となってい
る。
【0022】図3は本実施形態による金型ユニットの断
面図である。2本のパンチ10はパンチ支持基材25の
先端に取り付けられた位置決めプレート28により位置
決めされ、突起13によりパンチ支持基材25に固定さ
れている。パンチ支持基材25は、上ダイセット21に
取り付けられたパンチホルダ22を介して上ダイセット
21に固定されている。このような金型ユニットとした
ことでワイヤ放電加工による全長の短いパンチでも上ダ
イセットに固定することが可能となる。
【0023】本実施形態ではダイパッドの4辺に対応す
るリード群が形成されたQFPリードフレームを例に挙
げて説明したが、これに限ることなくDIPタイプやデ
ィスクリートコムでも適用することができる。
【0024】また、金型ユニットの構造も本発明の趣旨
を逸脱することがない限り適宜変更可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
リード群を1回で打ち抜くことができるため、リードフ
レームの加工精度が向上する。
【0026】また、順送り金型における打ち抜き工程数
が少なくなるため、製造効率を向上させることができ
る。
【0027】さらに、金型を小型化することができ、メ
ンテナンス性を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリードフレームを製
造する際の説明図
【図2】本発明の一実施形態によるリードフレームを製
造するためのパンチの斜視図
【図3】本発明の一実施形態によるリードフレームを製
造するための金型ユニットの断面図
【図4】一般的なリードフレームの正面図
【図5】従来の順送り金型によりリードフレームを製造
する際の説明図
【図6】従来のリードフレームを製造するためのパンチ
の斜視図
【図7】従来のリードフレームを製造するための金型ユ
ニットの断面図
【符号の説明】
1 金属材料 2 ダイパッド 3 リード 4 リード群 5 パイロット孔 10 パンチ 11 切り刃 12 シャンク部 13 突起 21 上ダイセット 22 パンチホルダ 23 パンチガイド 24 ガイドケース 25 パンチ支持基材 26 ガイドポスト 27 下ダイセット 28 位置決めプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 37/20 B21D 37/20 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料をプレス加工により打ち抜き、
    ダイパッドとダイパッドの周辺にそれぞれ対応するリー
    ド群を備えたリードフレームを製造するためのパンチで
    あって、前記パンチの切り刃が前記リード群と同形状で
    あることを特徴とするリードフレームを製造するための
    パンチ。
  2. 【請求項2】 前記パンチはワイヤ放電加工により製造
    する請求項1記載のリードを製造するためのパンチ。
  3. 【請求項3】 前記パンチのシャンク部の切り刃と対向
    する側面に突起部を設けたことを特徴とする請求項1お
    よび2記載のリードフレームを製造するためのパンチ。
  4. 【請求項4】 前記パンチのシャンク部をパンチ支持基
    材に固定し、前記パンチ支持基材をパンチホルダを介し
    て上ダイセットに固定したことを特徴とするリードフレ
    ームを製造するための金型ユニット。
JP2001041348A 2001-02-19 2001-02-19 リードフレームを製造するためのパンチおよび金型ユニット Pending JP2002246524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102825133A (zh) * 2012-09-07 2012-12-19 顺德工业(江苏)有限公司 导线架麻面冲头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102825133A (zh) * 2012-09-07 2012-12-19 顺德工业(江苏)有限公司 导线架麻面冲头

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