JP2002245777A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002245777A
JP2002245777A JP2001043007A JP2001043007A JP2002245777A JP 2002245777 A JP2002245777 A JP 2002245777A JP 2001043007 A JP2001043007 A JP 2001043007A JP 2001043007 A JP2001043007 A JP 2001043007A JP 2002245777 A JP2002245777 A JP 2002245777A
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capacitor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で高信頼で大記憶容量化を実現
し、使い勝手のよい半導体装置を提供する。 【解決手段】 第1及び第2電極を有する容量と、複数
のワード線のうちの対応するワード線に接続された制御
端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応す
るビット線との間に接続された電流経路とを有するスイ
ッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体基
板上に含み、上記半導体装置が第1モードであるときに
上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第2モード
であるときに上記ワード線線のオフ電位を第2電位と
し、上記スイッチ素子の電流経路を上記半導体基板に垂
直な方向の構造のものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、高信頼で大記憶容量の半導体メモリ回路を備えたも
のに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリには大別してRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)とROM(リードオンメモリ)が
ある。なかでも計算機の主記憶として最も大量に使われ
るのはダイナミックRAM(DRAM)である。記憶を
蓄えるメモリセルは、一つの蓄積静電容量(キャパシ
タ)とそれに電荷を蓄え読み出すトランジスタから構成
される。このメモリはRAMとして最小の構成要素で実
現されるため、大規模化に適している。従って相対的に
安価で大量に生産されてきた。
【0003】従来のDRAMでは、メモリセル内に存在
するpn接合(リーク)電流によってキャパシタに蓄え
られた情報電荷は消失してしまう。そこで消失する前に
メモリセルを周期的にリフレッシュ(再生書きこみ)動
作をさせて記憶情報を保持させる。この周期はリフレッ
シュ時間と称し、現状では100ms程度であるが、記
憶容量が増大するにつれてますま長くする必要がある。
すなわちリーク電流を抑える必要があるが、これは素子
の微細化とともにますます困難になってきている。リフ
レッシュ動作を省略する技術として、本願出願人におい
てはPLEDメモリを特願平10−280663号によ
り提案している。
【0004】PLEDトランジスタは、積層した例えば
5層のポリシリコンの両側に酸化膜を介してゲート電極
が配置されている縦型構造であり、両側のポリシリコン
で形成されたゲート電極が一体で形成され常に等電位で
ある。トランジスタのドレイン−とソース間に設けられ
たポリシリコンをきわめて低濃度リンがドープされたイ
ントリンシックポリシリコン(intrinsic poly Si )で
トランジスタの基板(チャネル)を構成し、各イントリ
ンシックポリシリコン間には、例えば薄いシリコン窒化
膜から成るトンネル膜が形成されている。トンネル膜
は、トランジスタ形成時に、ドレインあるいはソース領
域の高濃度のリンが内部の低濃度層に拡散しないように
ストッパーの役割をも持つようにされる。ドレイン・ソ
ース間に電流を流すためには、これらの膜厚は余り厚く
ないトンネル膜である必要がある。中央部には、トンネ
ル膜を形成し、トランジスタのオフ電流を小さく抑える
ようにしている。すなわちオフ状態にあるトランジスタ
内のポリシリコンで発生した正孔あるいは電子が、電流
となってドレイン・ソース間を流れないようにするスト
ッパーの役割を持たせることによってリーク電流を理論
的にはゼロにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
製造技術のもとでは、上記のようなPLEDトランジス
タを形成した場合、上記ドレイン・ソース間のイントリ
ンシックポリシリコンあるいはトンネル膜に生じる欠陥
を理論上のように無視することができないことが判明し
た。したがって、前記のようにリーク電流がゼロとなる
ようなPLEDトランジスタの特徴を生かしたメモリ回
路を得るには、PLEDトランジスタの製造技術のいっ
そうの改善を待たなければならない。
【0006】この発明の目的は、簡単な構成で高信頼で
大記憶容量化を実現した半導体メモリ回路を備えた半導
体装置を提供することにある。この発明の他の目的は、
高信頼で大記憶容量化を実現ししつつ、使い勝手のよい
半導体装置を提供することにある。この発明の前記なら
びにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述お
よび添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。第1及び第2電極を有する容量と、複
数のワード線のうちの対応するワード線に接続された制
御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応
するビット線との間に接続された電流経路とを有するス
イッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体
基板上に含み、上記半導体装置が第1モードであるとき
に上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第2モー
ドであるときに上記ワード線線のオフ電位を第2電位と
し、上記スイッチ素子の電流経路を上記半導体基板に垂
直な方向の構造のものとする。
【0008】本願において開示される発明のうち他の代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りであ
る。容量の情報電圧がゲートに与えられたMOSFET
と、上記情報電圧を上記容量に与える書き込み用トラン
ジスタとを含むメモリセルの複数と、上記容量の第2電
極と、上記書き込み用トランジスタのゲートに接続され
たワード線の複数と、上記ワード線と直交する方向に配
置され、書き込み電圧と上記MOSFETのソース出力
が伝えられるビット線の複数とを1つの半導体基板上に
含む半導体装置であって、上記半導体装置が第1モード
のときに上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第
2モードのときに上記ワード線線のオフ電位を第2電位
とし、かかる第1及び第2モードのとき上記ワード線の
オン電圧を情報電圧に対応した信号を上記ビット線に読
み出す動作のときに上記書き込み用トランジスタがオフ
状態で、上記容量の情報電圧がハイレベルのときに上記
MOSFETをオン状態にさせるような第3電圧とし、
上記容量にビット線から書き込み電圧を伝えるときに上
記書き込み用トランジスタをオン状態にさせる第4電圧
とし、上記書き込み用トランジスタと上記半導体基板と
を絶縁物質により絶縁させるものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
記憶装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。
同図の各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造
技術によって、1つの基板上において形成される。この
実施例の各ブロックは、主に半導体記憶装置の電源供給
系の観点から代表的なものが例示的に示されている。そ
れ故、本来のメモリ動作に関連する回路は、メモリマッ
トMEMORY−MATを中心にして、センスアンプS
A、ワードドライバWD及び論理回路LOGICが代表
として例示的に示されている。
【0010】上記論理回路LOGICには、半導体記憶
装置が汎用メモリ等のように1つの半導体装置で構成さ
れる場合、アドレスバッファ、データバッファ及び制御
バッファと、アドレスデコーダ等を入出力インターフェ
イス回路と、上記メモリマットMEMORY−MATの
メモリセルを選択するアドレス選択回路、アドレス選択
回路により選択されたメモリセルに対する書き込み/読
み出し等の動作モードを指示する制御回路及びデータ保
持動作のめたのリフレッシュ制御回路(REFC)が含
まれる。
【0011】半導体装置がシステムLSI等を構成する
大規模集積回路からなり、それに内蔵されるメモリ回路
に適用され、大規模集積回路に含まれる論理回路やCP
U等のプロセッサ等のような内部回路からメモリアクセ
スされる場合には、アドレスバッファのような入出力イ
ンターフェイスを省略することができる。
【0012】メモリマットMEMORY−MATは、後
述するように容量に情報電圧を保持させるような記憶形
態をとり、上記容量に情報電圧を伝えるスイッチ素子と
してPLEDトランジスタが用いられる。この実施例の
PLEDトランジスタは、特に制限されないが、その制
御端子がワード線に接続され、ワード線がオン電圧(選
択レベル)にされたとき、オン状態となって書き込み電
圧を容量に伝え、あるいは容量に保持された情報電圧を
ビット線に読み出す。このようにPLEDトランジスタ
により、容量に蓄積された情報電圧を書き込み/読み出
す構成は、従来の1つのMOSトランジスタと1つの容
量とを用いたダイナミック型メモリセルと同様な動作原
理によって書き込み/読み出しが行われる。
【0013】上記のようなメモリセルの書き込みと読み
出し動作とを選択的に行うようにするために、ワードド
ライバWDが設けられる。ワードドライバWDは、オン
電圧が供給される動作電圧端子ONと、オフ電圧が供給
される動作電圧端子OFFとを持ち、ワード線WLの選
択レベルを上記動作電圧端子ONに供給された電圧と
し、ワード線WLの非選択レベルを上記動作電圧端子O
FFに供給された電圧とする。
【0014】この実施例では、ワード線の非選択レベル
としての動作電圧端子OFFに伝えられる電圧が、回路
の接地電位VSSと、基板バイアス電圧回路VBBで形
成された負電圧とのいずれかが切替回路SWを介して供
給される。切替回路SWは、動作モード信号MODEを
受けてメモリセルへの書き込みや読み出しが許可される
通常動作モードのときには上記回路の接地電位VSSを
供給し、メモリセルへの選択的な書き込みや読み出し動
作が停止されてデータ保持動作のみを行うデータ保持モ
ードのときには負電圧VBBを供給する。このような負
電圧を制御端子に供給することにより、PLEDトラン
ジスタの欠陥等により生じるデータ保持モードでのリー
ク電流を大幅に低減でき、前記論理値に近ずけることが
できる。これにより、データ保持モードでのメモリセル
のリフレッシュ周期を大幅に低減でき、データ保持モー
ドでの消費電流を減少させることができる。
【0015】上記動作モード信号MODEは、特に制限
されないが、論理回路LOGICにより形成される。論
理回路LOGICは、通常動作のときには動作モード信
号MODEを一方の論理レベルとして、上記切替回路S
Wにより回路の接地電位VSSを供給し、制御バッファ
を通して入力されるデータ保持モード信号に対応して、
上記動作モード信号MODEを他方の論理レベルとして
上記切替回路SWにより負電圧VBBを供給する。この
ような動作モードに対応して、論理回路LOGICに含
まれるリフレッシュ制御回路REFCは、通常動作モー
ドのときのリフレッシュ周期に対して、データ保持モー
ドのときのリフレッシュ周期を、メモリセルのデータ保
持特性に対応して長くするものである。
【0016】上記論理回路LOGICに含まれるインタ
ーフェイス回路が公知のシンクロナスDRAMに適合し
たものであるとき、上記データ保持モードは、データ保
持モードを指示するコマンドによって形成される。例え
ばクロック信号CLK、クロックイネーブル信号CK
E、チップセレクト信号CS、カラムアドレスストロー
ブ信号CAS、ロウアドレスストローブ信号RAS、及
びライトイネーブル信号WEなどの外部制御信号と、D
M及びDQSとアドレス信号とが用いられ、それらの信
号のレベルの変化やタイミングなどに基づいてシンクロ
ナスDRAMの動作モードが指示される。これらの各制
御信号の組み合わせにより、データ保持モードを指示す
るコマンドが設けられ、コマンドデコーダにより上記動
作モード信号MODEが形成される。なお、上記各信号
には、ロウレベルをアテティブレベルとするいわゆのバ
ー信号を含むが、その区別は省略されている。
【0017】上記信号のうち、チップセレクト信号CS
はそのロウレベルによってコマンド入力サイクルの開始
を指示する。チップセレクト信号CSがハイレベルのと
き(チップ非選択状態)やその他の入力は意味を持たな
い。但し、メモリバンクの選択状態やバースト動作など
の内部動作はチップ非選択状態への変化によって影響さ
れない。RAS,CAS,WEの各信号は通常のDRA
Mにおける対応信号とは機能が相違し、コマンドサイク
ルを定義するときに有意の信号とされる。クロックイネ
ーブル信号CKEは次のクロック信号の有効性を指示す
る信号であり、当該信号CKEがハイレベルであれば次
のクロック信号CLKの立ち上がりエッジが有効とさ
れ、ロウレベルのときには無効とされる。
【0018】上記ワードドライバWDの上記動作電圧端
子ONには、昇圧回路VPPで形成された昇圧電圧が供
給される。これにより、ワード線WLのオン電圧は昇圧
電圧VPPのような高い電圧とされる。また、降圧回路
VDLは、外部から供給された電源電圧VCCを降圧し
た降圧電圧を形成する。例えば、外部端子から供給され
た電源電圧VCCが約3.3Vのとき、2又は1.8V
のような降圧電圧を形成し、センスアンプSAの動作電
圧に用いられる。センスアンプSAは、上記電圧VDL
と回路の接地電位VSSを受けて、ビット線に与えられ
る増幅信号をVDLのようなハイレベル又はVSSのよ
うなロウレベルとする。
【0019】電圧発生回路VBLRは、上記降圧電圧V
DLを受けて、その半分(VDL/2)に対応したビッ
ト線プリチャージ電圧VBLRを形成する。このプリチ
ャージ電圧VBLRは、センスアンプSAに含まれる後
述するようなプリチャージ回路(ビット線イコライズ回
路)に伝えられる。上記電圧発生回路VPLTは、上記
降圧電圧VDLを受けて、その半分(VDL/2)に対
応したプレート電圧VPLTを形成する。このプレート
電圧VPLTは、メモリマットMEMORY−MATに
設けられる複数の容量の共通電極(プレート)に伝えら
れる。
【0020】容量の一方の電極に蓄積すべき情報に応じ
てVDLのようなハイレベルが供給された場合と、かか
る一方の電極に回路の接地電位VSSに等しいようなロ
ウレベルが供給された場合とのどの場合であっても、プ
レート電極電位VPLTが上記電圧VDLのほぼ半分の
電位にされるため、容量を構成する誘電体膜に加わる電
圧をVDLののほぼ半分のような小さい値に制限させる
ことができる。これによって誘電体膜は、その耐圧の低
下が可能となり、また印加電圧の減少に伴う不所望なリ
ーク電流の減少も可能となるので、その厚さを限界的な
薄さまで薄くすることが可能となる。
【0021】図2には、この発明に係る半導体記憶装置
の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この
実施例では、ワードドライバWDのオフ電圧に対応した
動作電圧端子OFFに与えられる2つの電圧が、共に負
電圧VBB1とVBB2とされる。電圧VBB1は、−
1.5V程度とされ、電圧VBB2は−3Vのようにさ
れ、両電圧の関係はVBB1>VBB2とされる。
【0022】モード切替回路SWは、動作モード信号M
ODEを受けてメモリセルへの書き込みや読み出しが許
可される通常動作モードのときには上記負電圧VBB1
を供給し、メモリセルへの選択的な書き込みや読み出し
動作が停止されてデータ保持動作のみを行うデータ保持
モードのときには負電圧VBB2を供給する。このよう
な負電圧を制御端子に供給することにより、PLEDト
ランジスタの欠陥等により生じる通常動作時でのリーク
電流及びデータ保持モードでのリーク電流を大幅に低減
することができる。この構成は、PLEDトランジスタ
の構造を活用してデータ保持モードでのリーク電流を理
想特性と同様にほぼゼロに近ずけることができる。
【0023】図3と図4には、図1又は図2のメモリマ
ットとその周辺回路の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の半導体記憶装置は、特に制限されない
が、メモリアレイがワード線方向に対して複数に分割さ
れ、同様にビット線方向にも複数に分割される。かかる
分割されたワード線、ビット線に対応してメモリマット
MEMORY−MATが設けられるという、いわゆる階
層ワード線方式、階層ビット線方式とされる。
【0024】上記メモリマットMEMORY−MATを
挟んでセンスアンプSA及びワードドライバWDに囲ま
れるよう配置とされる。同図では、メモリマットMEM
ORY−MATに対して設けられるセンスアンプSAの
うち、一方のみが示されている。上記センスアンプSA
と上記ワードドライバWDの交差部とされて、例えばセ
ンスアンプの駆動回路SDV等が設けられる。上記セン
スアンプSAに設けられる単位増幅回路USAは、図4
に示すようにシェアードセンス方式により構成され、セ
ンスアンプの単位増幅回路USAを中心にして左右に相
補ビット線が設けられ、左右いずれかのメモリマットM
EMORY−MATの相補ビット線BL,BLBに選択
的に接続される。
【0025】ワードドライバWDは、図3に示すように
ワード線WLの選択信号/非選択信号を形成する。前記
のような階層ワード線方式においては、同図では省略さ
れていが、メインワード線の数を減らすために、言い換
えるならば、メインワード線の配線ピッチを緩やかにす
るために、特に制限されないが、1つのメインワード線
に対して、相補ビット線方向に複数からなるワード線を
配置させる。ワードドライバWDは、このように相補ビ
ット線方向に対して複数本ずつが割り当てられたワード
線WLの中から1本のワード線WLを選択する機能を持
つ。このため、ワードドライバWDは、メインワード線
と複数のワード選択線の中から1つを選択するワード線
選択信号とによりワード線WLを選択する。
【0026】メモリセルは、図3に示すように上記ワー
ド線WLと、相補ビット線BL,BLBのうちの一方の
ビット線BLとの間に設けら、PLEDトランジスタか
らなるスイッチ素子PDと、記憶用の容量Cから構成さ
れる。スイッチ素子PDの制御端子(ゲート)はワード
線WLに接続され、このスイッチ素子のドレインがビッ
ト線BLに接続され、ソースに記憶用の容量Cの一方の
電極が接続される。容量Cの他方の電極は、共通化され
てプレート電圧VPLTが与えられる。
【0027】上記センスアンプSAを内部降圧電圧VD
Lで動作させるようにした場合、センスアンプにより増
幅されてビット線BL(又はBLB)に与えられるハイ
レベルは、上記内部電圧VDLレベルにされる。したが
って、上記ワード線WLの選択レベルに対応した高電圧
VPPはVDL+Vth+αにされる。ここで、VthはP
LEDトランジスタのしきい値電圧である。
【0028】図4に示すように、センスアンプの単位回
路は、ゲートとドレインとが交差接続されてラッチ形態
にされたNチャンネル型の増幅MOSFETQ15,Q
16及びPチャンネル型の増幅MOSFETMOSFE
TQ17,Q18から構成される。Nチャンネル型MO
SFETQ1とQ16のソースは、共通ソース線NCS
に接続される。Pチャンネル型MOSFETQ1とQ1
8のソースは、共通ソース線PCSに接続される。上記
共通ソース線NCSとPCSには、前記交差領域に設け
られるパワースイッチMOSFETが接続される。
【0029】特に制限されないが、Nチャンネル型の増
幅MOSFETQ15とQ16のソースが接続された共
通ソース線NCSには、上記交差領域に設けられたセン
スアンプ駆動回路SDVにより駆動される。つまり、セ
ンスアンプ活性化信号SANを受けるNチャンネル型の
パワースイッチMOSFETにより、上記共通ソース線
NCSに接地電位に対応した動作電圧VSSが与えられ
る。上記Pチャンネル型の増幅MOSFETQ17とQ
18のソースが接続された共通ソース線PCSには、同
様に上記交差領域に設けられたセンスアンプ駆動回路S
DVのPチャンネル型のパワースイッチMOSFETに
より降圧電圧VDLが与えられる。
【0030】上記センスアンプの単位回路USAの一対
の入出力ノードには、相補ビット線を短絡させるイコラ
イズMOSFETQ21と、相補ビット線にハーフプリ
チャージ電圧VBLRを供給するスイッチMOSFET
Q19とQ20からなるプリチャージ回路(又はイコラ
イズ回路)が設けられる。これらのMOSFETQ19
〜Q21のゲートは、共通にプリチャージ(イコライ
ズ)信号BLEQが供給される。このプリチャージ信号
BLEQを形成するドライバ回路は、上記交差領域に設
けられたCMOSインバータ回路により構成される。メ
モリアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行
して、各交差領域に分散して設けられたインバータ回路
を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFET
Q19〜Q21を高速に切り替える。
【0031】センスアンプの単位回路USAは、シェア
ードスイッチMOSFETQ11とQ12を介して図左
側のメモリマット相補ビット線BL,BLBと接続さ
れ、シェアードスイッチMOSFETQ1とQ14を介
して同図右側のメモリマット同様な相補ビット線BL,
BLB(図示せず)に接続される。スイッチMOSFE
TQ22とQ23は、カラムスイッチ回路を構成するも
のであり、カラム選択信号YSが選択レベル(ハイレベ
ル)にされるとオン状態となり、上記センスアンプの単
位回路USAの一対の入出力ノードとローカル入出力線
LIOとを接続させる。センスアンプ部には、同様なロ
ーカル入出力線LIOT0とLIOB0が設けられる。
【0032】上記シェアードスイッチ回路は、例えば左
側のメモリマットのワード線WLが選択されたときに
は、信号SHLのハイレベルにより左側のシェアードス
イッチMOSFETQ11とQ12はオン状態のままに
し、信号SHRのロウレベルにより右側シェアードスイ
ッチMOSFETQ13とQ14とをオフ状態にさせ
る。逆に、右側のメモリマットのワード線WLが選択さ
れたときには、センスアンプの右側のシェアードスイッ
チMOSFETQ23とQ24はオン状態のままにし、
左側シェアードスイッチMOSFETQ11とQ12と
をオフ状態にさせる。これにより、センスアンプでは、
選択された側のメモリマットの相補ビット線BL,BL
Bの信号の増幅を行うものである。
【0033】センスアンプ(USA)の入出力ノード
は、例えば左側のメモリマットのワード線WLが選択さ
れたなら、上記左側の相補ビット線BL,BLBとの接
続が維持されて、選択されたワード線WLに接続された
メモリセルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回
路(Q12とQ13)を通してローカル入出力線LIO
に伝える。上記ローカル入出力線LIOは、図示しない
けれどれも、交差領域にに設けられたNチャンネル型M
OSFETとPチャンネル型MOSFETからなるCM
OSスイッチ回路を介して、図示しないメインアンプ及
びライトアンプに接続されるメイン入出力線MIOに接
続される。このメイン入出力線MIOは、ビット線の延
長方向にワードドライバWDに沿って延長される。
【0034】図3に示すようにメモリマットMEMOR
Y−MATの両側に設けられたワードドライバWDは、
ワード線WLの両端に交互に分散して配置される。これ
により、メモリセルの配置に対応して高密度に配列され
るワード線WLのピッチと、それを駆動するワードドラ
イバを構成するPチャンネル型MOSFETQ1とNチ
ャンネル型MOSFETQ2を含むようなワードドライ
バとのピッチを合わせるようにすることができる。上記
Pチャンネル型MOSFETQ1のソースが接続される
オン電圧VONは、前記昇圧電圧VPPに対応した動作
電圧VPPが供給される。
【0035】上記Nチャンネル型MOSFETQ2のソ
ースが接続されるオフ電圧VOFFは、切替回路SWを
介して接地電位VSS又は基板電圧VBBが供給され
る。前記図2の実施例に対応させて、接地電位VSSに
代えて基板電圧VBB1とし、基板電圧VBBに対して
基板電圧VBB2を供給するようにするものであっても
よい。これにより、ワードドライバWDは、動作モード
信号MODEに対応して通常動作のときにはワード線W
Lの非選択レベル、つまりオフ電圧VOFFを接地電位
VSS又は負電圧VBB1とし、データ保持モードのと
きにはワード線WLの非選択レベル、つまりオフ電圧V
OFFを接地電位VBB又は負電圧VBB2に切り替え
る。
【0036】図5と図6には、この発明に係る半導体記
憶装置の動作の一例を説明するための波形図が示されて
いる。この実施例は、前記図2の実施例に対応してい
る。動作モード信号MODEがロウレベルのときには通
常動作モードとされ、信号BLEQのロウレベルにより
プリチャージ動作が終了して、相補ビット線BL,BL
Bは、フローティング状態で等しいプリチャージレベル
に維持される。
【0037】ワード線WLは、通常動作モードでのオフ
電圧VOFF(VBB1)に対応した約−1.5Vから
オン電圧VON(VPP)に対応した約3Vのようなハ
イレベルにされる。これにより、FLEDトランジスタ
PDがオン状態となり、容量Cとビット線BLとが接続
され、同図のように蓄積ノードSNの電位がハイレベル
VDLのとき、かかる電圧VDLに対応した電荷とビッ
ト線BLのプリチャージによる電荷とのチャージシェア
によりビット線BLの電位は容量Cの記憶電荷に対応し
て例えば微小電圧だけハイレベルに変化する。
【0038】信号SANがハイレベルとなり(図示しな
いが信号SAPがロウレベルとなって)センスアンプS
Aが活性化されて上記ビット線BLBとBLの電位差を
増幅し、VDLに対応したハイレベルとVSSに対応し
たロウレベルに増幅する。この増幅されたビット線BL
のハイレベル(VDL)は、上記オン状態のPLEDト
ランジスタPDを介して容量Cに再書き込みされる。読
み出し動作なら、かかるセンスアンプの増幅信号がカラ
ムスイッチ回路、ローカル入出力線LIO及びメインI
O線MIOを通してメインアンプに伝えられて増幅さ
れ、出力回路を通して外部端子から読み出し信号として
出力される。書き込み動作なら、書き込み信号に対応し
て上記ビット線BLとBLBの電位が決定され、それが
メモリセルの容量Cに書き込まれる。
【0039】上記読み出し動作又は書き込み動作が終了
すると、信号SANがロウレベル(SAPがハイレベ
ル)となってセンスアンプの動作が停止され、ワード線
WLはオフ電圧VOFFに対応したロウレベル(VBB
1)にされて、上記PLEDトランジスタPDがオフ状
態にされる。そして、信号BLEQがハイレベルにされ
て、相補ビット線BLとBLBとが短絡されてハーフプ
リチャージレベルに戻される。
【0040】動作モード信号MODEのハイレベルによ
ってデータ保持モードとされると、に示すようにワー
ド線WLのオフ電圧はVBB1からVBB2のように低
い電圧に切り替えられる。これにより、PLEDトラン
ジスタPDのゲート,ソース間には−3Vのような逆バ
イアスが与えられるためにリーク電流がいっそう小さく
される。かかるワード線WLのオフ電圧VOFF(VB
B2)のもとでは、図6に示すようなリフレッシュ動作
のみが実施される。リフレッシュ動作はロウ系の選択動
作は前記図5の実施例と同じである。つまり、リフレッ
シュ動作は容量Cの情報電荷を読み出して、それを増幅
してもとの電荷の状態に戻すための動作であり、読み出
し動作におけるカラム系の選択動作が省略されたものと
同等である。そして、動作モード信号MODEのロウレ
ベルによって通常モードとされると、に示すようにワ
ード線WLのオフ電圧はVBB2からVBB1のように
切り替えられる。これにより、前記図5の状態に戻り、
書き込みや読み出しが可能にされる。
【0041】この実施例では、通常動作時においてもワ
ード線WLのオフ電圧VOFFを−1.5V程度にして
PLEDトランジスタのゲート,ソース間を逆バイアス
状態にするものであるために、前記のように電流経路
(チャネル)に欠陥が存在してもリーク電流を低減で
き、容量Cに蓄えられた情報電荷のリーク電流による低
減を補うためのリフレッシュ周期を長くすることができ
る。
【0042】図1の実施例のように通常動作モードにお
いて、ワード線WLのオフ電圧VOFFを接地電位VS
Sにした場合、図2の実施例に比べると前記のように電
流経路(チャネル)に欠陥によるリーク電流は相対的に
増大する。したがって、リーク電流のみに着目するなら
図2の実施例の方が有利であると考えられる。しかしな
がら、消費電流の全体を見ると次に説明するように両者
には一長一短がある。
【0043】図1の実施例では、通常動作モードでの消
費電流は、上記リフレッシュ周期が短くされ、一定時間
のリフレッシュ動作の回数が図2の実施例に比べて多く
なることにより消費電流が増大する。しかしながら、通
常動作モードでは、メモリ本来の動作である書き込みや
読み出し動作が行われおり、かかる動作の中がリフレッ
シュ動作が一定周期で実施されるためにみかけ上の消費
電流の増加はないとすることもできる。
【0044】図2の実施例では、PLEDトランジスタ
のリーク電流を減少させるために、言い換えるならば、
リフレッシュ周期を長くするためにワード線WLのオフ
電圧VOFFを負電圧にするためにチャージポンプ回路
を動作させるものである。そのため、リフレッシュ周期
が長くなる反面チャージポンプ回路での消費電流が加え
られる。そのため、リフレッシュ周期を長くすることに
よる消費電流の低減とチャージポンプ回路での消費電流
分が相殺されてしまう。したがって、両者のいずれを採
用するかは、それが搭載されるシステムに応じて決定さ
れるべきである。例えば、電池駆動される電子装置で
は、絶対値的な消費消費電流が問題になるので全体とし
ての評価が行われるべきであり、データ保持モードのみ
を電池によるバックアップするものでは、データ保持モ
ードのみの消費電流が小さい方を選べばよい。
【0045】図7には、この発明に係る半導体記憶装置
の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。この
実施例では、ゲインセル(Gain−Cell)が用い
られる。これに対応して、ワードドライバWDには、2
通りのオン電圧が与えられるようにされる。つまり、読
み出しのためのオン電圧端子ON1と、書き込みのため
のオン電圧端子ON2が設けられる。上記読み出しのた
めのオン電圧端子ON1には、降圧回路VLD2でで形
成された降圧電圧VDL2が与えられ、書き込みのため
のオン電圧端子ON2には、昇圧回路VPPで形成され
た昇圧電圧VPPが与えられる。
【0046】前記メモリセルに含まれ上記PLEDトラ
ンジスタのリーク電流低減のためのワード線WLのオフ
電圧は、動作モードに対応して2通りのオフ電圧、例え
ばVBB1とVBB2が切替回路SWにより切り替えら
れてワードドライバWDのオフ電圧端子OFFに伝えら
れる。他の構成は、前記図1又は図2と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0047】図8と図9には、図7のメモリマットとそ
の周辺回路の一実施例の回路図が示されている。この実
施例は、前記図1ないし図4に示した実施例に比べて、
メモリセル部,ワードドライブ部及びセンスアンプ部の
一部が異なる。したがって、説明の重複を避けるため
に、以下においては前記実施例と相違する部分について
主に説明する。
【0048】図8に示すように、メモリセルは、上記ワ
ード線WLと、ビット線BLとの間に設けら、PLED
トランジスタからなるスイッチ素子PDと、記憶用の容
量C及び増幅MOSFETQmから構成される。スイッ
チ素子PDの制御端子(ゲート)はワード線WLに接続
され、このスイッチ素子のドレインがビット線BLに接
続され、ソースに記憶用の容量Cの一方の電極が接続さ
れる。記憶用の容量Cの他方の電極は、上記ワード線W
Lに接続される。上記増幅MOSFETQmのソース
は、ビット線BLに接続され、ドレインには電源電圧V
CCが与えられて、ソースフォロワ増幅動作を行うよう
にされる。
【0049】上記センスアンプSAを内部降圧電圧VD
Lで動作させるようにした場合、センスアンプにより増
幅されてビット線BL(又はBLB)に与えられるハイ
レベルは、上記内部電圧VDLレベルにされる。したが
って、スイッチ素子PDをオン状態にして、ビット線の
電位を容量Cに書き込むときの上記ワード線WLは、前
記同様な高電圧VPPとされ、かかる昇圧電圧VPPは
VDL+Vth+αである。
【0050】ワードドライバWDは、スイッチ素子PD
をオン状態にする容量Cへの書き込み時の選択レベル
(VPP)と、かかるスイッチ素子PDがオフ状態で増
幅MOSFETのソースからビット線に容量Cに保持さ
れた情報電圧を出力させる読み出し時の選択レベル(V
DL2)の切り替え機能が付加される。すなわち、Pチ
ャンネル型MOSFETQ9のソースに昇圧電圧VPP
を供給し、Nチャンネル型MOSFETQ10のソース
に降圧電圧VDL2を供給し、これらのMOSFETQ
9とQ10のゲートに制御信号R/Wを供給して、MO
SFETQ9とQ10のドレインからワード線WLのオ
ン電圧VONを出力させる。つまり、信号R/Wがハイ
レベルのきには、Nチャンネル型MOSFETQ10が
オン状態となり、ワード線WLのオン電圧VONをVD
L2のような降圧電圧とし、信号R/Wがロウレベルの
きにはPチャンネル型MOSFETQ9がオン状態とな
り、ワード線WLのオン電圧VONをVPPのような昇
圧電圧とする。
【0051】ワードドライバWDにおいては、前記同様
に上記スイッチ素子PDのオフ状態でのリーク電流を減
少させるために動作モードに対応してオフ電圧VOFF
の切り替えが前記実施例と同様に行われる。
【0052】ワードドライバWDにおいて、同一レベル
の選択信号ADのもとでワード線の選択レベルをVDL
2からVPPに切り替えられ、かつ、ワード線の非選択
レベルをVSS又はVBB(VBB1又VBB2)のよ
うにするよう、Pチャンネル型MOSFETQ5、Q8
とラッチ形態のNチャンネル型MOSFETQ6とQ7
からなるレベル変換回路が設けられて、ワード線WLを
駆動するMOSFETQ3とQ4のゲート電圧が形成さ
れる。
【0053】特に制限されないが、この実施例では、セ
ンスアンプを中心にして相補ビット線BLとBLBとが
両側に延長される、いわゆる1交点方式とされる。この
1交点方式では、センスアンプの単位増幅回路の一対の
入出力ノードにはビット線BLとBLBとが直結される
で、前記のようなシェアードスイッチMOSFETは設
けられない。センスアンプの単位増幅回路は、前記同様
なNチャンネル型の増幅MOSFETQ15とQ16と
Pチャンネル型MOSFETQ17とQ18から構成さ
れる。そして、前記同様にカラムスイッチ回路を構成す
るMOSFETQ22とQ23が設けられる。そして、
前記メモリセルの増幅MOSFETQmからの増幅信号
を得るために、ビット線BLとBLBには読み出し用の
プリチャージ信号を供給するMOSFETQ24とQ2
5が設けられる。
【0054】前記実施例と同様に、上記Nチャンネル型
MOSFETQ4のソースが接続されるオフ電圧VOF
Fは、切替回路SWを介してVBB1又はVBB2(あ
るいは接地電位VSS又は基板電圧VBB)が供給され
る。これにより、ワードドライバWDは、動作モード信
号MODEに対応して通常動作のときにはワード線WL
の非選択レベル、つまりオフ電圧VOFFを接地電位V
SS又は負電圧VBB1とし、データ保持モードのとき
にはワード線WLの非選択レベル、つまりオフ電圧VO
FFを接地電位VBB又は負電圧VBB2に切り替え
る。
【0055】図10と図11には、この発明に係る半導
体記憶装置の動作の一例を説明するための波形図が示さ
れている。この実施例は、前記図7の実施例に対応して
いる。動作モード信号MODEがロウレベルのときには
通常動作モードとされ、信号BLEQのロウレベルによ
りプリチャージ動作が終了して、相補ビット線BL,B
LBは、フローティング状態で等しいプリチャージレベ
ルされる。
【0056】ワード線WLが選択される側のビット線B
Lには、ワード線WLの選択動作に先立って読み出し用
プリチャージ信号PREがハイレベルにされてビット線
BLの電位が低くされる。ワード線WLは、通常動作モ
ードでのオフ電圧VOFF(VBB1)に対応した約−
1.5Vからオン電圧VON(VDL2)に対応した約
0.5Vのようなハイレベルにされる。これにより、蓄
積ノードSNの電位は容量Cの両端に蓄えられたハイレ
ベルの電圧にワード線WLの選択レベル(0.5V)が
重畳されて高くされる。増幅MOSFETQmのゲート
電圧に対応してソースに接続されたビット線BLの電位
がビット線BLBのプリチャージ電圧よりも高される。
もしも、容量Cの電荷が零なら増幅MOSFETQmの
ゲート電圧(VDL2)に対応してソースに接続された
ビット線BLの電位がビット線BLBのプリチャージ電
圧よりも低される。
【0057】容量Cに蓄えられたハイレベルの電圧VH
(VDL1)と、上記ワード線WLの選択レベル(VD
L2)を加えた電圧(VDL2+VDL1)から、増幅
MOSFETQmのしきい値電圧Vthを差し引いた電
圧が、上記BLBのプリチャージ電圧(VBLR)より
も高くなり、容量Cに蓄えられたロウレベル電圧VL
(0V)と、上記ワード線WLの選択レベル(VDL
2)を加えた電圧(VDL2+0V)から、増幅MOS
FETQmのしきい値電圧Vthを差し引いた電圧が、
上記BLBのプリチャージ電圧(VBLR)よりも高く
くなるよう、そして、かかるワード線WLの電圧VDL
2ではPLEDトランジスタがオフ状態であるように各
電圧が設定される。
【0058】信号SANがハイレベルとなり(図示しな
いが信号SAPがロウレベルとなって)センスアンプS
Aが活性化されて上記ビット線BLBとBLの電位差を
増幅し、VDLに対応したハイレベルとVSSに対応し
たロウレベルに増幅する。特に制限されないが、この増
幅されたビット線BLのハイレベル(VDL)は、ワー
ド線WLが昇圧電圧VPPに対応したハイレベルにされ
て、上記PLEDトランジスタPDをオン状態にして容
量Cに再書き込みされる。前記図1又は図2の実施例の
ように、かかる容量Cの再書き込みは、読み出し動作の
ときに常に行う必要はない。つまり、容量Cの情報電荷
は、前記のような読み出し動作のもとでは失われからそ
のままワード線WLをオフ電圧にするものであってもよ
い。
【0059】しかしながら、この発明では、PLEDト
ランジスタにおいて欠陥により生じるリーク電流が無視
できないことを前提にしているので、言い換えるなら
ば、リフレッシュ動作を必要とすることを前提としてい
るので,上記実施例のような読み出し動作のときにも容
量Cの再書き込みを行うようにする。読み出し動作な
ら、かかるセンスアンプの増幅信号がカラムスイッチ回
路、ローカル入出力線LIO及びメインIO線MIOを
通してメインアンプに伝えられて増幅され、出力回路を
通して外部端子から読み出し信号として出力される。書
き込み動作なら、書き込み信号に対応して上記ビット線
BLとBLBの電位が決定され、それがメモリセルの容
量Cに書き込まれる。
【0060】上記読み出し動作又は書き込み動作が終了
すると、信号SANがロウレベル(SAPがハイレベ
ル)となってセンスアンプの動作が停止され、ワード線
WLはオフ電圧VOFFに対応したロウレベル(VBB
1)にされて、上記PLEDトランジスタPDがオフ状
態にされる。そして、信号BLEQがハイレベルにされ
て、相補ビット線BLとBLBとが短絡されてハーフプ
リチャージレベルに戻される。
【0061】動作モード信号MODEのハイレベルによ
ってデータ保持モードとされると、に示すようにワー
ド線WLのオフ電圧はVBB1からVBB2のように低
い電圧に切り替えられる。これにより、PLEDトラン
ジスタPDのゲート,ソース間には−3Vのような逆バ
イアスが与えられるためにリーク電流がいっそう小さく
される。かかるワード線WLのオフ電圧VOFF(VB
B2)のもとでは、図11に示すようなリフレッシュ動
作のみが実施される。リフレッシュ動作はロウ系の選択
動作は前記図10の実施例と同じである。
【0062】つまり、リフレッシュ動作は容量Cの情報
電荷を読み出して、それを増幅してリーク電流により減
少した蓄積電荷をもとの電荷の状態に戻すための動作で
あり、前記実施例での読み出し動作におけるカラム系の
選択動作が省略されたものと同等である。そして、動作
モード信号MODEのロウレベルによって通常モードと
されると、に示すようにワード線WLのオフ電圧はV
BB2からVBB1のように切り替えられる。これによ
り、前記図10の状態に戻り、書き込みや読み出しが可
能にされる。
【0063】この実施例でも、通常動作時においてもワ
ード線WLのオフ電圧VOFFを−1.5V程度にして
PLEDトランジスタのゲート,ソース間を逆バイアス
状態にするものであるために、前記のように電流経路
(チャネル)に欠陥が存在してもリーク電流を低減で
き、容量Cに蓄えられた情報電荷のリーク電流による低
減を補うためのリフレッシュ周期を長くすることができ
る。データ保持モードのときにのみ、PLEDトランジ
スタのゲート,ソース間を逆バイアス状態にしてリーク
電流を低減させるなら、通常動作時のワード線WLのオ
フ電圧VOFFをVSSのような0Vにするものであっ
てもよい。
【0064】図12には、図1の切替回路の一実施例の
回路図が示されている。図12(a)の実施例回路で
は、信号MODEBの通常の信号レベルに対応して接地
電位VSSと負VBBのいずれかを出力させるために、
入力部にレベル変換回路が設けられる。信号MODEB
はPチャンネル型MOSFETQ33のゲートと、Pチ
ャンネル型MOSFETQ32のソースに供給される。
MOSFETQ33のソースは、電源電圧VCCが供給
され、MOSFETQ32のゲートには回路の接地電位
VSSが供給される。
【0065】上記Pチャンネル型MOSFETQ32の
ドレインと、Q33のドレインには、ゲートとドレイン
とが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型
MOSFETQ30とQ31のドレインが接続される。
そして、これらのMOSFETQ30とQ31のソース
には、負電圧VBBが供給される。上記MOSFETQ
33とQ31の共通接続されたドレインがレベル変換出
力とされ、VSSを出力するPチャンネル型MOSFE
TQ34のゲートに伝えられる。また、上記レベル変換
出力は、VBB2を出力するNチャンネル型MOSFE
TQ35の駆動信号とされる。
【0066】信号MODEBが、例えばVCCのような
ハイレベルなら、Pチャンネル型MOSFETQ33が
オフ状態で、Pチャンネル型MOSFETQ32がオン
状態にされる。これにより、MOSFETQ31のゲー
トにはMOSFETQ32を通して信号MODEのハイ
レベルが伝えられてオン状態にされる。このMOSFE
TQ31のオン状態により、MOSFETQ30のゲー
トとソースとがVBBの同電位となりオフ状態にされ
る。上記MOSFETQ31のオン状態により、出力信
号がVBBのようなロウレベルにされる。これにより、
Nチャンネル型の出力MOSFETQ34がオフ状態に
される。上記レベル変換回路のロウレベルの出力信号に
より、Pチャンネル型MOSFETQ34がオン状態と
なり、VSSのようなオフ電圧VOFFとして出力す
る。
【0067】信号MODEBが、例えばVSSのような
ロウレベルなら、Pチャンネル型MOSFETQ33が
オン状態で、Pチャンネル型MOSFETQ32がオフ
状態にされる。これにより、MOSFETQ30のゲー
トにはMOSFETQ33を通して電源電圧VCCのハ
イレベルが伝えられてオン状態にされる。このMOSF
ETQ30のオン状態により、MOSFETQ31のゲ
ートとソースとがVBB2同電位となりオフ状態にされ
る。上記MOSFETQ33のオン状態により、出力信
号がVCCのようなハイレベルにされる。これにより、
Nチャンネル型の出力MOSFETQ34がオン状態に
されて、VBBをオフ電圧VOFFとして出力する。上
記レベル変換回路のロウレベルの出力信号によりPチャ
ンネル型MOSFETQ34がオフ状態になる。
【0068】図12(b)の実施例回路では、上記出力
MOSFETQ34がNチャンネル型により構成され
る。これにより、信号MODEBが直接にMOSFET
Q34のゲートに供給される。この信号MODEBは、
MOSFETQ38とQ39からなるCMOSインバー
タ回路により反転されて、前記のようなMOSFETQ
32〜Q31からなるレベル変化回路に伝えられる。こ
の実施例では、MOSFETQ31がレベル変換動作と
VBBの出力動作とを兼ねるものである。
【0069】図13には、図2又は図7の切替回路の一
実施例の回路図が示されている。この実施例では、信号
MODEBの通常の信号レベルに対応して負電圧VBB
1とVBB2のいずれかを出力させるために、入力部に
前記同様なレベル変換回路が設けられる。つまり、信号
MODEBはPチャンネル型MOSFETQ33のゲー
トと、Pチャンネル型MOSFETQ32のソースに供
給される。MOSFETQ33のソースは、電源電圧V
CCが供給され、MOSFETQ32のゲートには回路
の接地電位VSSが供給される。
【0070】上記Pチャンネル型MOSFETQ32の
ドレインと、Q33のドレインには、ゲートとドレイン
とが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型
MOSFETQ30とQ31のドレインが接続される。
そして、これらのMOSFETQ30とQ31のソース
には、最低電圧である負電圧VBB2が供給される。前
記のようにVBB1は例えば−1.5Vであり、VBB
2は例えば−3Vであり、VBB1>VBB2のように
されている。
【0071】上記MOSFETQ33とQ31の共通接
続されたドレインがレベル変換出力とされ、VBB1を
出力するNチャンネル型MOSFETQ36のゲートに
伝えられる。また、上記レベル変換出力は、上記電源電
圧VCCと負電圧VBB2により動作するPチャンネル
型MOSFETQ34とNチャンネル型MOSFETQ
35からなるCMOSインバータ回路に伝えられて、そ
の出力からVCC−VBB2のような信号振幅を持つ反
転信号を形成する。この反転信号によりVBB2を出力
するNチャンネル型MOSFETQ37が駆動される。
【0072】信号MODEBが、例えばVCCのような
ハイレベルなら、Pチャンネル型MOSFETQ33が
オフ状態で、Pチャンネル型MOSFETQ32がオン
状態にされる。これにより、MOSFETQ31のゲー
トにはMOSFETQ32を通して信号MODEのハイ
レベルが伝えられてオン状態にされる。このMOSFE
TQ31のオン状態により、MOSFETQ30のゲー
トとソースとがVBB2の同電位となりオフ状態にされ
る。上記MOSFETQ31のオン状態により、出力信
号がVBB2のようなロウレベルにされる。これによ
り、Nチャンネル型の出力MOSFETQ36がオフ状
態にされる。上記レベル変換回路のロウレベルの出力信
号により、Pチャンネル型MOSFETQ34とNチャ
ンネル型MOSFETQ35からなるCMOSインバー
タ回路の出力信号がVCCのようなハイレベルを形成す
るので、Nチャンネル型MOSFETQ37がオン状態
となって、VBB2のようなオフ電圧VOFFとして出
力する。
【0073】信号MODEBが、例えばVSSのような
ロウレベルなら、Pチャンネル型MOSFETQ33が
オン状態で、Pチャンネル型MOSFETQ32がオフ
状態にされる。これにより、MOSFETQ30のゲー
トにはMOSFETQ33を通して電源電圧VCCのハ
イレベルが伝えられてオン状態にされる。このMOSF
ETQ30のオン状態により、MOSFETQ31のゲ
ートとソースとがVBB2の同電位となりオフ状態にさ
れる。上記MOSFETQ33のオン状態により、出力
信号がVCCのようなハイレベルにされる。これによ
り、Nチャンネル型の出力MOSFETQ36がオン状
態にされて、VBB1をオフ電圧VOFFとして出力す
る。上記レベル変換回路のロウレベルの出力信号によ
り、Pチャンネル型MOSFETQ34とNチャンネル
型MOSFETQ35からなるCMOSインバータ回路
の出力信号がVBB2のようなロウレベルを形成するの
で、Nチャンネル型MOSFETQ37がオフ状態とな
る。
【0074】図14には、この発明に用いられる負電圧
発生回路の一実施例のブロック図が示されている。この
実施例では、負電圧発生回路自身で発生させる負電圧V
BBを動作モードに応じて変更させる。負電圧発生回路
は、発振回路OSCで発生されたパルスを受けるチャー
ジポンプ回路PUMPにより負電圧VBBを発生させ
る。上記発振回路は、信号ACTBがロウレベル(論理
0)にれることにより発振動作を行ない、信号ACTB
がハイレベルにされると発振動作を停止する。これのよ
うな発振回路の動作制御によって、チャージポンプ回路
PUMPが間欠的に動作して基板電圧VBBの制御を行
う。
【0075】信号PUPBは、負電圧発生回路の動作制
御信号であり、それがロウレベル(論理0)によって負
電圧発生動作を指示する。Pチャンネル型MOSFET
40は、高抵抗素子として動作し、Nチャンネル型MO
SFETQ41とダイオード接続のNチャンネル型MO
SFETQ42とが負電圧VBBのレベル検出回路を構
成する。このMOSFETQ41は、動作モード信号M
ODEを受けるCMOSインバータ回路の出力信号によ
り制御される。
【0076】動作モード信号MODEがロウレベルと
き、CMOSインバータ回路IN1の出力信号がハイレ
ベルとなり、MOSFETQ41はオン状態となり、ダ
イオード接続のMOSFETQ42のドレインとMOS
FETQ40のドレインとを接続する。このような動作
モード時には、負電圧VBBがMOSFETQ32のゲ
ート,ソース間電圧だけ低くれると、電流経路が形成さ
れてCMOSインバータ回路IN2の入力電圧VMをロ
ウレベルにする。これにより、CMOSインバータ回路
IN2の出力信号がハイレベル、CMOSインバータ回
路IN3の出力信号がロウレベル(論理0)となりノア
ゲート回路G1の出力信号をハイレベル(論理1)にす
るので、発振回路OSCの動作を停止させる。
【0077】上記チャージポンプ回路PUMPの停止に
より負電圧VBBがMOSFETQ32のゲート,ソー
ス間電圧よりも小さくなると、電流経路が遮断されて高
抵抗素子としてのMOSFETQ40によりCMOSイ
ンバータ回路IN2の入力信号VMをハイレベルとし、
CMOSインバータ回路IN2の出力信号がロウレベ
ル、CMOSインバータ回路IN3の出力信号がハイレ
ベル(論理1)となりノアゲート回路G1の出力信号を
ロウレベル(論理0)にするので、発振回路OSCの動
作を行わせてチャージポンプ回路PUMPにより負電圧
を発生させる。このような発振回路OSC及びチャージ
ポンプ回路PUMPの間欠的な動作によって、負電圧V
BBはMOSFETQ42のしきい値電圧に対応された
ほぼ一定に制御される。
【0078】動作モード信号MODEがロウレベルと
き、CMOSインバータ回路IN1の出力信号がロウレ
ベルとなり、MOSFETQ41は等価的にダイオード
接続のMOSFETと見做される。このような動作モー
ド時には、負電圧VBBがMOSFETQ32とMOS
FETQ41のゲート,ソース間電圧より低い電圧にさ
れたときに、上記MOSFETQ41とQ42がオン状
態となって電流経路を形成して電圧VMをロウレベルに
する。これにより、発振回路OSCの動作を停止するの
で、負電圧VBBはMOSFETQ41とQ42のしき
い値電圧に対応されたほぼ一定に制御される。このよう
に、切替回路SWを設けることなく、負電圧発生回路自
身で2通りの負電圧VBB1(−Vth)と、VBB2
(−2Vth)を形成することができる。
【0079】図15には、この発明に用いられる発振回
路の一実施例の回路図が示されている。この実施例で
は、前記のようにデータ保持モードでは、リフレッシュ
周期が長くされることに対応し、負電圧発生回路での電
流供給能力が通常動作に比べて低くてよいことから、負
電圧発生回路自身での消費電流を低減するように工夫さ
れている。この実施例では、上記の理由により通常動作
時とデータ保持モード時とで発振回路の発振周波数を変
更する。
【0080】発振回路OSCは、基本的には奇数個(同
図では5個)のCMOSインバータ回路をリング状に接
続してリングオシレータを構成する。このリングオシレ
ータのうち初段回路には、2入力のナンドゲート回路で
構成し、一方の入力に信号STPとACTとを受けるオ
アゲート回路で形成された制御信号を供給し、前記のよ
うなレベルモニタ出力に対応してナンドゲート回路での
信号伝達を制御することにより、発振ループの形成/遮
断を制御する。
【0081】そして、上記ナンドゲート回路を除くCM
OSインバータ回路には、動作電流を切り替える2種類
のMOSFETを設ける。つまり、そのサイズを大きく
して大きな電流を流すようにするNチャンネル型MOS
FETとPチャンネル型MOSFETのペアと、そのサ
イズを小さくして小さな電流しか流さないようにしたN
チャンネル型MOSFETとPチャンネル型MOSFE
Tのペアとをそれぞれ並列形態に接続する。これらのM
OSFETを動作モード信号MODE2によりいずれか
一方のペアをオン状態にする。
【0082】したがって、信号STPとACTにより発
振回路が発振動作にされるとき、上記動作モード信号M
ODE2により通常動作モードのときには大きな電流を
流すMOSFETペアを選び、CMOSインバータ回路
での信号遅延時間を短くして、発振回路の発振周波数を
高くする。これにより、単位時間当たりのチャージポン
プ回路でのチャージポンプ回数が大きくなって負電圧発
生回路の電流供給能力を高くする。上記動作モード信号
MODE2によりデータ保持モードのときには小さな電
流を流すMOSFETペアを選び、CMOSインバータ
回路での信号遅延時間を長くして、発振回路の発振周波
数を低くする。これにより、単位時間当たりのチャージ
ポンプ回路でのチャージポンプ回数が減少して、長い周
期でのリフレッシュ動作のみが行われることに対応して
負電圧発生回路の電流供給能力を小さくし、負電圧発生
回路での電流消費もあわせて低減させる。
【0083】図16には、この発明に用いられるチャー
ジポンプ回路の一実施例の回路図が示されている。実施
例では、負電圧VBBを形成するブースト容量CB1を
プリチャージするMOSFETをPチャンネル型MOS
FETQ43を用い、そのゲートにブースト容量CB2
で形成された負電圧を供給する。これにより、ブースト
容量CB1の両電極には、インバータ回路IN4の出力
信号が電源電圧(例えばVCC)に対応したハイレベル
と、回路の接地電位VSSとが与えられてプリチャージ
される。したがって、インバータ回路IN4がロウレベ
ル(接地電位VSS)のときには−VCCのような負電
圧を発生させることができる。この負電圧−VCCによ
りダイオード形態のMOSFETQ44がオン状態とな
り、VBBを−VCC+Vth(VthはMOSFET
Q44のしきい値電圧)まで低下させる。
【0084】信号STPは動作停止信号であり、それが
ハイレベル(論理1)のとき、発振回路OSCから発振
パルスが供給された状態でもチャージポンプ動作は、停
止させられる。上記信号STPがロウレベル(論理0)
のときでも、前記のようなレベル検出回路により発振回
路OSCの動作が停止させられたならチャージポンプ回
路は動作を停止する。
【0085】図17には、この発明に用いられる負電圧
発生回路の他の一実施例のブロック図が示されている。
発振回路OSCで形成された発振パルスがチャージポン
プ回路VBB−PUMPに供給されて負電圧VBBが形
成される。発振回路OSCは、例えば前記図15と類似
したリングオシレータにより構成される。チャージポン
プ回路VBB−PUMPは、前記図16と類似の回路に
より構成される。そして、負電圧VBBは、そのレベル
検出回路(Level Detector)によりレベル判定が行わ
れて、発振回路OSCの動作制御信号ACTBが形成さ
れる。
【0086】レベル検出回路は、高抵抗のPチャンネル
型MOSFETと、ゲートが接地電位に接続されたMO
SFET及びダイオード接続のMOSFETから構成さ
れる。このレベル検出回路は、前記図14の実施例回路
においてインバータ回路IN1の出力信号がロウレベル
ときと等価である。それ故、この実施例の負電圧発生回
路では、負電圧VBBが−2Vthのように設定され
る。Vthは、上記MOSFETのしきい値電圧であ
る。
【0087】前記図2又は図7の実施例のように、2種
類の負電圧VBB1とVBB2とを必要とする場合、V
BB1を形成する負電圧発生回路には、上記のように−
2Vth(又は−Vth)のようなレベル検出回路を用
い、VBB2を形成する負電圧発生回路には、−4Vt
h(又は−2Vth)のようなレベル検出回路を用いる
ようにするればよい。
【0088】前記図15ないし図16の実施例におい
て、通常モードからデータ保持モードに切り替えると
き、あるいはデータ保持モードから通常モードへの切り
替えをゆっくり行えばよいときには、通常モードのとき
にはVBB2を形成する負電圧発生回路を信号STPに
より停止させ、データ保持モードに切り替えときにVB
B2を動作状態にし、VBB1を形成する負電圧発生回
路を停止状態にする。そして、データ保持モードから通
常モードに切り替えるときには、VBB1を動作状態に
し、VBB2を形成する負電圧発生回路を停止状態にす
る。このような2つの負電圧発生回路VBB1とVBB
2を交互に動作させるようにすることにより、負電圧発
生回路での消費電流を小さくすることができる。
【0089】図18には、図2又は図7の切替回路の他
の一実施例の回路図が示されている。この実施例では、
Pチャンネル型の差動MOSFETQ51とQ52と、
Nチャンネル型の電流ミラー形態の負荷MOSFETQ
53とQ54、上記差動MOSFETQ51とQ52の
共通接続されたソースに設けられてバイアス電流を流す
Pチャンネル型のMOSFETQ50からなる差動回路
(電圧比較回路)を用い、制御電圧VRNに追従させて信
号電圧(オフ電圧)VOFFを変化させるようにするも
のである。つまり、出力電圧VOFFを出力する出力点
回路の接地電位VSSにPチャンネル型MOSFETQ
44を設けて定電圧VP2を印加して高抵抗素子として
動作させる。上記出力電圧VOFFを出力する出力点と
負電圧VBBとの間にNチャンネル型MOSFETQ5
6を設けて上記電圧比較回路の出力信号で制御する。出
力点には、出力電圧VOFFを安定化させる容量Cが設
けられている。
【0090】上記実施例回路では、制御電圧VRNに追従
した出力電圧VOFFを形成することができる。つま
り、出力電圧VOFFが制御電圧VRNよりも低いときに
は、MOSFETQ51に相対的に大きな電流が流れ、
負荷回路を介してMOSFETQ51とQ52のドレイ
ン電流の差分に対応した電流によってMOSFETQ5
6のゲート電圧を低下させる。これにより、MOSFE
TQ56の電流供給能力を低くする。これにより、出力
電圧VOFFは、前記ワードドライバWD等の電流等に
よって高くされる。
【0091】出力電圧VOFFが制御電圧VRNよりも高
いときには、MOSFETQ52に相対的に大きな電流
が流れ、負荷回路を介してMOSFETQ51とQ52
のドレイン電流の差分に対応した電流によってMOSF
ETQ56のゲート電圧を上昇させる。これにより、M
OSFETQ56の電流供給能力が大きくなる。これに
より、出力電圧VOFFは、負電圧VBBに向かって低
下する。上記のような制御動作により、VOFFはVRN
と等しくなるように制御される。このような回路動作を
利用し、上記制御電圧VRNをVBB1とVBB2に対応
した2値の電圧に切り替えるようにすることにより、前
記図13の実施例と同様な2通りの負電圧VBB1とV
BB2を切り替えて出力させることができる。
【0092】図19には、制御電圧発生回路の一実施例
の回路図が示されている。この実施例回路は、上記図1
8の制御電圧VRNを形成する。Pチャンネル型MOSF
ETを構成するP型のソース,ドレインをエミッタと
し、N型のウェルをベースとして、P型基板をコレクタ
として利用する寄生バイポーラ型トランジスタのベー
ス,エミッタ間電圧VBEを利用して定電圧素子を構成
し、かかる定電圧Vref を電圧比較回路の反転入力
(−)に供給する。この電圧比較回路の非反転入力
(+)には、抵抗Rに電流IBBを流して形成された電圧
を印加する。電圧比較回路は、非MOSFETQ58及
びQ59の制御して電圧Vref =R×IBBになるような
定電流IBBを形成する。
【0093】上記定電流IBBは、MOSFETQ59及
びNチャンネル型のMOSFETQ60とQ61からな
る電流ミラー回路を介して、抵抗R1 とR2 の直列回路
に供給される。上記抵抗R1 とR2 での電圧降下によっ
て2通りの基準電圧が形成され、それが動作モード信号
MODEとその反転信号/MODEによって相補的にス
イッチ制御されるPチャンネル型MOSFETQ62と
Q63を介して、上記制御電圧VRNとして出力される。
つまり、動作モード信号MODEがロウレベルのとに、
Pチャンネル型MOSFETQ62がオン状態となり、
VBB1に対応した制御電圧VRNを出力し、反転の動作
モード信号/MODEがロウレベルのとに、Pチャンネ
ル型MOSFETQ63がオン状態となり、VBB2に
対応した制御電圧VRNを出力する。
【0094】図20には、前記図3の実施例に対応した
メモリセルの一実施例の構造断面図が示されている。同
図には、メモリセルの等価回路と、ワード線WL方向断
面及びビット線BL方向の断面が示されている。n+
(SUB)が容量Cの共通電極PLTとされ、かかるサ
ブストレートSUBに溝が掘られて、誘電体膜としての
絶縁膜を介してストレージノードSNが形成される。か
かるストレージノードSNは、PLEDトランジスタの
一方のソース,ドレインを構成し、チンネル及びビット
線を構成する他方のソース,ドレインが積層構造に形成
される。ゲート電極は、ワード線WLと一体的に構成さ
れてチャネル部の側面に対応して部分がゲート電極とし
て機能する。
【0095】図21には、前記図3の実施例に対応した
メモリセルの他の一実施例の構造断面図が示されてい
る。同図では、(1)ないし(6)のようにチャネル部
には種々の変形を行うよにすることができる。前記図2
0及び図21に示すように、メモリセルの PLEDト
ランジスタは、バリヤ絶縁膜の構造を持つトランジスタ
であり、例えばSOI(Silicon on Insulator) で、
完全空乏型MOS(チャネル部が導体)からなる。PL
EDトランジスタは、積層した多層のポリシリコン( n
+ poly Si - intrinsic poly Si - n+ poly Si)の両側
に酸化膜を介してゲート電極が配置されている縦型構造
に大きな特徴がある。
【0096】両側のポリシリコンで形成されたゲート電
極は、一体で形成され常に等電位である。ビット線BL
とストレージノード(記憶ノード)SNに対応したポリ
シリコンは、ポリシリコンに1020cm-3程度のリンが
ドープされており、トランジスタのドレインD(あるい
はソースS)とソース(あるいはドレイン)を構成す
る。その間に設けられたポリシリコンはきわめて低濃度
(1015〜1017cm-3程度)にリンがドープされたイ
ントリンシックポリシリコン(intrinsic poly Si )で
トランジスタの基板(チャネル)を構成する。
【0097】各イントリンシックポリシリコン間には、
例えば薄い(2〜3nm)シリコン窒化膜(Si3N
4)から成るトンネル膜が形成されている。トンネル膜
は、トランジスタ形成時に、ドレインあるいはソース領
域の高濃度のリンが内部の低濃度層に拡散しないように
ストッパーの役割をも持つようにされる。ドレイン・ソ
ース間に電流を流すためには、これらの膜厚は余り厚く
ないトンネル膜である必要がある。また、チャネルの中
央部には、トランジスタのオフ電流を小さく抑えるよう
にするためのトンネル膜が必要に応じて形成される。
【0098】図20及び図21(1)ないし(6)にお
いて、太い線により上記ストッパー膜を示し、細い線に
よりトランジスタのオフ電流を小さく抑えるようにする
ためのトンネル膜を示している。例えば、図20のメモ
リセル及び図21(1)ではオフ電流を小さく抑えるよ
うにするためのトンネル膜を省略し、図21(4)で
は、逆にストッパー膜を省略している。他の実施例で
は、ストッパー膜とトンネル膜を設ける位置あるは数の
変形例が示されいてる。
【0099】PLEDトランジスタでは、オフ状態にあ
るトランジスタ内のポリシリコンで発生した正孔あるい
は電子が、電流となってドレイン・ソース間を流れない
ようにするストッパーの役割を持たせることによって、
理論的にはリーク電流を実質的にゼロにすることができ
る。しかしながら、現状の製造技術のもとでは、欠陥に
よりリーク電流をゼロにすることは難しいので、本願発
明では、ゲートに逆バイアス電圧を供給するという回路
的な手段によって、リーク電流の大幅な低減を図るよう
にするものである。
【0100】図22には、前記図8の実施例に対応した
メモリセルの一実施例の構造断面図が示されている。同
図には、メモリセルの等価回路と、ワード線WL方向断
面及びビット線BL方向の断面が示されている。この実
施例では、ソース,ドレイン拡散層n+の間に、前記P
LEDトランジスタのソース,ドレインからなるストレ
ージノード(蓄積ノード)SNをゲート電極とする増幅
(センス)MOSFETQmが形成される。増幅MOS
FETQmの電流は、基板表面と平行に流れるのに対
し、PLEDトランジスタPDの電流はそれと垂直方向
に流れる。このために、2トランジスタ構成でありなが
ら、小面積で表面の凹凸の少ないメモリセルを製造する
ことができる。したがってメモリチップは、比較的に作
り易くなり低価格になる。
【0101】図23には、この発明に係る半導体記憶装
置のメモリマット部の一実施例のパターン図が示されて
いる。この実施例は、センスアンプを中心にしてビット
線が両側に延長されるように形成されるいわゆる1交点
方式又はオープンビット線方式に対応している。それ
故、ワード線WLとビット線BLの各交点にメモリセル
が配置される。メモリセルは、前記図20や図21のよ
うに1トランジスタ、1容量で構成するものであっても
よいし、図22のように2トランジスタで構成してもよ
い。
【0102】図24には、この発明に係る半導体記憶装
置のメモリマット部の他の一実施例のパターン図が示さ
れている。この実施例は、センスアンプに対して相補ビ
ット線BLとBLBとが平行に延長されるという、いわ
ゆる2交点方式又は折り返しビット線方式に対応してい
る。それ故、ワード線WLとビット線BL又はBLBの
交点にメモリセルが配置される。つまり、ワード線WL
かの配列からみると、ビット線BLとBLBの交互にメ
モリセルが形成される。このメモリセルは、前記図20
や図21のように1トランジスタ、1容量で構成するも
のであってもよいし、図22のように2トランジスタで
構成してもよい。
【0103】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 第1及び第2電極を有する容量と、複数のワー
ド線のうちの対応するワード線に接続された制御端子と
上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応するビッ
ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体基板上に
含み、上記半導体装置が第1モードであるときに上記ワ
ード線線のオフ電位を第1電位とし、第2モードである
ときに上記ワード線線のオフ電位を第2電位とし、上記
スイッチ素子の電流経路を上記半導体基板に垂直な方向
の構造のものとすることにより、回路手段という簡単な
構成で高信頼を図りつつ大記憶容量で使い勝手のよくす
ることができるという効果が得られる。
【0104】(2) 第1及び第2電極を有する容量
と、複数のワード線のうちの対応するワード線に接続さ
れた制御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうち
の対応するビット線との間に接続された電流経路とを有
するスイッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの
半導体基板上に含み、上記半導体装置が第1モードであ
るときに上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第
2モードであるときに上記ワード線線のオフ電位を第2
電位とし、上記スイッチ素子と上記半導体基板との間に
リーク電流経路は存在しない構造のものとすることによ
り、回路手段という簡単な構成で高信頼を図りつつ大記
憶容量で使い勝手のよくすることができるという効果が
得られる。
【0105】(3) 第1及び第2電極を有する容量
と、複数のワード線のうちの対応するワード線に接続さ
れた制御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうち
の対応するビット線との間に接続された電流経路とを有
するスイッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの
半導体基板上に含み、上記半導体装置が第1モードであ
るときに上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第
2モードであるときに上記ワード線線のオフ電位を第2
電位とし、上記スイッチ素子と上記半導体基板とを絶縁
物質により絶縁した構造のものとすることにより、回路
手段という簡単な構成で高信頼を図りつつ大記憶容量で
使い勝手のよくすることができるという効果が得られ
る。
【0106】(4) 上記に加えて、上記第1モードを
上記メモリセルに対する書き込み動作や読み出し動作を
可能にする通常モードとし、上記第1電位を回路の接地
電位とし、上記第2モードをメモリセルに書き込みや読
み出しを行わないデータ保持モードとし、上記第2電位
を上記回路の接地電位よりも低い負電圧とすることによ
り、電源回路の簡素化を図りつつ、データ保持モードで
の消費電流を低減させることができるという効果が得ら
れる。
【0107】(5) 上記に加えて、上記第1モードを
上記メモリセルに対する書き込みや読み出しを可能にす
る通常モードとし、上記第1電位を回路の接地電位より
低い第1の負電圧とし、上記第2モードをメモリセルに
書き込みや読み出しを行わないデータ保持モードとし、
上記第2電位を上記第1負電圧よりも低い負の第2電圧
とすることにより、リフレッシュ回数の低減によってい
っそうの低消費電力化を図ることができるという効果が
得られる。
【0108】(6) 上記に加えて、上記メモリセルを
PLEDトランジスタと容量として、第1モードと第2
モードのそれぞれデータ保持時間に対応してリフレッシ
ュ動作を行わせることにより、高集積化と低消費電力化
を図ることができるという効果が得られる。
【0109】(7) 容量の情報電圧がゲートに与えら
れたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与える
書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数と、
上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
ゲートに接続されたワード線の複数と、上記ワード線と
直交する方向に配置され、書き込み電圧と上記MOSF
ETのソース出力が伝えられるビット線の複数とを1つ
の半導体基板上に含む半導体装置であって、上記半導体
装置が第1モードのときに上記ワード線線のオフ電位を
第1電位とし、第2モードのときに上記ワード線線のオ
フ電位を第2電位とし、かかる第1及び第2モードのと
き上記ワード線のオン電圧を情報電圧に対応した信号を
上記ビット線に読み出す動作のときに上記書き込み用ト
ランジスタがオフ状態で、上記容量の情報電圧がハイレ
ベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせるよう
な第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込み電圧
を伝えるときに上記書き込み用トランジスタをオン状態
にさせる第4電圧とし、上記書き込み用トランジスタと
上記半導体基板とを絶縁物質により絶縁させるものとす
ることにより、回路手段という簡単な構成で高信頼を図
りつつ大記憶容量で使い勝手のよくすることができると
いう効果が得られる。
【0110】(8) 容量の情報電圧がゲートに与えら
れたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与える
書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数と、
上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
ゲートに接続されたワード線の複数と、上記ワード線と
直交する方向に配置され、書き込み電圧と上記MOSF
ETのソース出力が伝えられるビット線の複数とを1つ
の半導体基板上に含む半導体装置であって、上記半導体
装置が第1モードのときに上記ワード線線のオフ電位を
第1電位とし、第2モードのときに上記ワード線線のオ
フ電位を第2電位とし、かかる第1及び第2モードのと
き上記ワード線のオン電圧を情報電圧に対応した信号を
上記ビット線に読み出す動作のときに上記書き込み用ト
ランジスタがオフ状態で、上記容量の情報電圧がハイレ
ベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせるよう
な第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込み電圧
を伝えるときに上記書き込み用トランジスタをオン状態
にさせる第4電圧とし、書き込み用トランジスタと上記
半導体基板との間にリーク電流経路は存在しないものと
することにより、回路手段という簡単な構成で高信頼を
図りつつ大記憶容量で使い勝手のよくすることができる
という効果が得られる。
【0111】(9) 容量の情報電圧がゲートに与えら
れたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与える
書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数と、
上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
ゲートに接続されたワード線の複数と、上記ワード線と
直交する方向に配置され、書き込み電圧と上記MOSF
ETのソース出力が伝えられるビット線の複数とを1つ
の半導体基板上に含む半導体装置であって、上記半導体
装置が第1モードのときに上記ワード線線のオフ電位を
第1電位とし、第2モードのときに上記ワード線線のオ
フ電位を第2電位とし、かかる第1及び第2モードのと
き上記ワード線のオン電圧を情報電圧に対応した信号を
上記ビット線に読み出す動作のときに上記書き込み用ト
ランジスタがオフ状態で、上記容量の情報電圧がハイレ
ベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせるよう
な第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込み電圧
を伝えるときに上記書き込み用トランジスタをオン状態
にさせる第4電圧とし、上記書き込み用トランジスタと
上記半導体基板とは絶縁物質により絶縁されているもの
とすることにより、回路手段という簡単な構成で高信頼
を図りつつ大記憶容量で使い勝手のよくすることができ
るという効果が得られる。
【0112】(10) 上記に加えて、上記第1モード
を上記メモリセルに対する書き込み動作や読み出し動作
を可能にする通常モードとし、上記第1電位を回路の接
地電位とし、上記第2モードをメモリセルに書き込みや
読み出しを行わないデータ保持モードとし、上記第2電
位を上記回路の接地電位よりも低い負電圧とすることに
より、電源回路の簡素化を図りつつ、データ保持モード
での消費電流を低減させることができるという効果が得
られる。
【0113】(11) 上記に加えて、上記第1モード
を上記メモリセルに対する書き込みや読み出しを可能に
する通常モードとし、上記第1電位を回路の接地電位よ
り低い第1の負電圧とし、上記第2モードをメモリセル
に書き込みや読み出しを行わないデータ保持モードと
し、上記第2電位を上記第1負電圧よりも低い負の第2
電圧とすることにより、リフレッシュ回数の低減によっ
ていっそうの低消費電力化を図ることができるという効
果が得られる。
【0114】(12) 上記に加えて、上記メモリセル
をPLEDトランジスタと容量として、第1モードと第
2モードのそれぞれデータ保持時間に対応してリフレッ
シュ動作を行わせることにより、高集積化と低消費電力
化を図ることができるという効果が得られる。
【0115】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図8
において、書き込みワード線、読み出しワード線及び書
き込みビット線及び読み出しビット線を設け、増幅MO
SFETと選択MOSFETとを直列接続し、増幅MO
SFETの増幅信号を読み出しワード線により選択MO
SFETを介して読み出しビット線に伝えるようにし、
書き込み動作のときに書き込みワード線によりPLED
トランジスタをオン状態にして書き込みビット線から書
き込み信号を供給するものとしてもよい。この場合、上
記増幅MOSFETと選択MOSFETは、2つのゲー
ト電極をソース,ドレイン間に並列に並べて配置するこ
とより、みかけ上1つのMOSFETにより構成するこ
とができる。
【0116】メモリセルのアドレス選択回路や入出力イ
ンターフェイス回路及び制御回路は、公知のダイナミッ
ク型RAM、シンクロナスDRAMあるいはDDR シ
ンクロナスDRAM等のような汎用メモリ回路と同等の
ものを用いることができる。この発明に用いられるメモ
リセルは、PLEDトランジスタを代表とするようなバ
リヤ絶縁膜の構造を持つトランジスタのようにpn接合
のようなリーク電流経路を持たないスイッチ素子を利用
するものであればよい。この発明は、上記のようなバリ
ア絶縁膜の構造を持つトランジスタを用いてデータ保持
時間を長くするようにしたものに広く利用することがで
きる。
【0117】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。第1及び第2電極を有する容量と、複
数のワード線のうちの対応するワード線に接続された制
御端子と上記第1電極及び複数のビット線のうちの対応
するビット線との間に接続された電流経路とを有するス
イッチ素子とを有するメモリセルの複数を1つの半導体
基板上に含み、上記半導体装置が第1モードであるとき
に上記ワード線線のオフ電位を第1電位とし、第2モー
ドであるときに上記ワード線線のオフ電位を第2電位と
し、上記スイッチ素子の電流経路を上記半導体基板に垂
直な方向の構造のものとすることにより、回路手段とい
う簡単な構成で高信頼を図りつつ大記憶容量で使い勝手
のよくすることができる。
【0118】容量の情報電圧がゲートに与えられたMO
SFETと、上記情報電圧を上記容量に与える書き込み
用トランジスタとを含むメモリセルの複数と、上記容量
の第2電極と、上記書き込み用トランジスタのゲートに
接続されたワード線の複数と、上記ワード線と直交する
方向に配置され、書き込み電圧と上記MOSFETのソ
ース出力が伝えられるビット線の複数とを1つの半導体
基板上に含む半導体装置であって、上記半導体装置が第
1モードのときに上記ワード線線のオフ電位を第1電位
とし、第2モードのときに上記ワード線線のオフ電位を
第2電位とし、かかる第1及び第2モードのとき上記ワ
ード線のオン電圧を情報電圧に対応した信号を上記ビッ
ト線に読み出す動作のときに上記書き込み用トランジス
タがオフ状態で、上記容量の情報電圧がハイレベルのと
きに上記MOSFETをオン状態にさせるような第3電
圧とし、上記容量にビット線から書き込み電圧を伝える
ときに上記書き込み用トランジスタをオン状態にさせる
第4電圧とし、上記書き込み用トランジスタと上記半導
体基板とは絶縁物質により絶縁されているものとするこ
とにより、回路手段という簡単な構成で高信頼を図りつ
つ大記憶容量で使い勝手のよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置の一実施例を示
す概略ブロック図である。
【図2】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施例
を示す概略ブロック図である。
【図3】図1又は図2のメモリマットとその周辺回路の
一実施例を示す回路図である。
【図4】図1又は図2のメモリマットとその周辺回路の
一実施例を示す回路図である。
【図5】この発明に係る半導体記憶装置の動作の一例を
説明するための波形図である。
【図6】この発明に係る半導体記憶装置の動作の一例を
説明するための波形図である。
【図7】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施例
を示す概略ブロック図である。
【図8】図7のメモリマットとその周辺回路の一実施例
を示す回路図である。
【図9】図7のメモリマットとその周辺回路の一実施例
を示す回路図である。
【図10】この発明に係る半導体記憶装置の動作の一例
を説明するための波形図である。
【図11】この発明に係る半導体記憶装置の動作の一例
を説明するための波形図である。
【図12】図1の切替回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図13】図2又は図7の切替回路の一実施例を示す回
路図である。
【図14】この発明に用いられる負電圧発生回路の一実
施例を示すブロック図である。
【図15】この発明に用いられる発振回路の一実施例を
示す回路図である。
【図16】この発明に用いられるチャージポンプ回路の
一実施例を示す回路図である。
【図17】この発明に用いられる負電圧発生回路の他の
一実施例を示すブロック図である。
【図18】図2又は図7の切替回路の他の一実施例を示
す回路図である。
【図19】図18の回路に用いられる制御電圧発生回路
の一実施例を示す回路図である。
【図20】図3の実施例に対応したメモリセルの一実施
例を示す構造断面図である。
【図21】図3の実施例に対応したメモリセルの他の一
実施例を示す構造断面図である。
【図22】図8の実施例に対応したメモリセルの一実施
例を示す構造断面図である。
【図23】この発明に係る半導体記憶装置のメモリマッ
ト部の一実施例を示すパターン図である。
【図24】この発明に係る半導体記憶装置のメモリマッ
ト部の他の一実施例を示すパターン図である。
【符号の説明】 WL…ワード線、BL,BLB…ビット線、PD…PL
EDトランジスタ、Q1〜Q63…MOSFET、C…
容量、Qm…増幅MOSFET、IN1〜IN4…CM
OSインバータ回路、CB1,CB2…ブースト容量、
G…ゲート回路、SA…センスアンプ、USA…単位増
幅回路、WD…ワードドライバ、SDV…センスアンプ
駆動回路、OSC…発振回路、PUMP…チャージポン
プ回路、SW…切替回路、LOGIC…論理回路、RE
FC…リフレッシュ制御回路、VBB…負電圧発生回
路、VPP…昇圧電圧発生回路、VDL,VBLR,V
LPL…降圧回路、MEMORY−MAT…メモリマッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/108 H01L 27/10 625A 21/8242 671A Fターム(参考) 5F083 AD06 AD17 AD69 GA06 GA25 HA02 5M024 AA40 AA70 AA90 CC02 CC20 CC22 CC64 CC82 EE10 FF05 GG05 HH01 LL04 LL05 LL11 LL20 PP01 PP03 PP04 PP05 PP07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、 複数のビット線と、 第1及び第2電極を有する容量と、上記複数のワード線
    のうちの対応するワード線に接続された制御端子と上記
    第1電極及び上記複数のビット線のうちの対応するビッ
    ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
    子とを有するメモリセルの複数とを1つの半導体基板上
    に含む半導体装置であって、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記スイッチ素子の電流経路は、上記半導体基板に垂直
    な方向であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数のワード線と、 複数のビット線と、 第1及び第2電極を有する容量と、上記複数のワード線
    のうちの対応するワード線に接続された制御端子と上記
    第1電極及び上記複数のビット線のうちの対応するビッ
    ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
    子とを有するメモリセルの複数とを1つの半導体基板上
    に含む半導体装置であって、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記スイッチ素子と上記半導体基板との間にリーク電流
    経路は存在しないことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 複数のワード線と、 複数のビット線と、 第1及び第2電極を有する容量と、上記複数のワード線
    のうちの対応するワード線に接続された制御端子と上記
    第1電極及び上記複数のビット線のうちの対応するビッ
    ト線との間に接続された電流経路とを有するスイッチ素
    子とを有するメモリセルの複数とを1つの半導体基板上
    に含む半導体装置であって、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記スイッチ素子と上記半導体基板とは絶縁物質により
    絶縁されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 上記第1モードは、上記メモリセルに対する書き込み動
    作や読み出し動作を可能にする通常モードであり、 上記第1電位は、回路の接地電位であり、 上記第2モードは、メモリセルに書き込みや読み出しを
    行わないデータ保持モードであり、 上記第2電位は上記回路の接地電位よりも低い負電圧で
    あることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 上記第1モードは、上記メモリセルに対する書き込みや
    読み出しを可能にする通常モードであり、 上記第1電位は回路の接地電位より低い第1の負電圧で
    あり、 上記第2モードは、メモリセルに書き込みや読み出しを
    行わないデータ保持モードであり、 上記第2電位は上記第1負電圧よりも低い負の第2電圧
    であることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、 上記メモリセルは、PLEDトランジスタと容量からな
    り、第1モードと第2モードのそれぞれデータ保持時間
    に対応してリフレッシュ動作が行われるものであること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1電極と第2電極を有し、情報電圧を
    保持する容量と、かかる容量の情報電圧がゲートに与え
    られたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与え
    る書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数
    と、 上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
    ゲートに接続されたワード線の複数と、 上記ワード線と直交する方向に配置され、書き込み電圧
    と上記MOSFETのソース出力とが伝えられるビット
    線の複数とを1つの半導体基板上に含む半導体装置であ
    って、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記半導体装置が第1及び第2モードであるとき、上記
    ワード線のオン電圧は、情報電圧に対応した信号を上記
    ビット線に読み出す動作のときには、上記書き込み用ト
    ランジスタがオフ状態であって、上記容量の情報電圧が
    ハイレベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせ
    るような第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込
    み電圧を伝えるときには、上記書き込み用トランジスタ
    をオン状態にさせる第4電圧とし、 上記書き込み用トランジスタの電流経路は、上記半導体
    基板に垂直な方向であることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 第1電極と第2電極を有し、情報電圧を
    保持する容量と、かかる容量の情報電圧がゲートに与え
    られたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与え
    る書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数
    と、 上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
    ゲートに接続されたワード線の複数と、 上記ワード線と直交する方向に配置され、書き込み電圧
    と上記MOSFETのソース出力とが伝えられるビット
    線の複数とを1つの半導体基板上に含む半導体装置であ
    って、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記半導体装置が第1及び第2モードであるとき、上記
    ワード線のオン電圧は、情報電圧に対応した信号を上記
    ビット線に読み出す動作のときには、上記書き込み用ト
    ランジスタがオフ状態であって、上記容量の情報電圧が
    ハイレベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせ
    るような第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込
    み電圧を伝えるときには、上記書き込み用トランジスタ
    をオン状態にさせる第4電圧とし、 上記書き込み用トランジスタと上記半導体基板との間に
    リーク電流経路は存在しないことを特徴とする半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 第1電極と第2電極を有し、情報電圧を
    保持する容量と、かかる容量の情報電圧がゲートに与え
    られたMOSFETと、上記情報電圧を上記容量に与え
    る書き込み用トランジスタとを含むメモリセルの複数
    と、 上記容量の第2電極と、上記書き込み用トランジスタの
    ゲートに接続されたワード線の複数と、 上記ワード線と直交する方向に配置され、書き込み電圧
    と上記MOSFETのソース出力とが伝えられるビット
    線の複数とを1つの半導体基板上に含む半導体装置であ
    って、 上記半導体装置が第1モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第1電位であり、 上記半導体装置が第2モードであるとき、上記ワード線
    線のオフ電位は第2電位であり、 上記半導体装置が第1及び第2モードであるとき、上記
    ワード線のオン電圧は、情報電圧に対応した信号を上記
    ビット線に読み出す動作のときには、上記書き込み用ト
    ランジスタがオフ状態であって、上記容量の情報電圧が
    ハイレベルのときに上記MOSFETをオン状態にさせ
    るような第3電圧とし、上記容量にビット線から書き込
    み電圧を伝えるときには、上記書き込み用トランジスタ
    をオン状態にさせる第4電圧とし、 上記書き込み用トランジスタと上記半導体基板とは絶縁
    物質により絶縁されていることを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかにおい
    て、 上記第1モードは、上記メモリセルに対する書き込み動
    作や読み出し動作を可能にする通常モードであり、 上記第1電位は、回路の接地電位であり、 上記第2モードは、メモリセルに書き込みや読み出しを
    行わないデータ保持モードであり、 上記第2電位は上記回路の接地電位よりも低い負電圧で
    あることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし9のいずれかにおい
    て、 上記第1モードは、上記メモリセルに対する書き込みや
    読み出しを可能にする通常モードであり、 上記第1電位は回路の接地電位より低い第1の負電圧で
    あり、 上記第2モードは、メモリセルに書き込みや読み出しを
    行わないデータ保持モードであり、 上記第2電位は上記第1負電圧よりも低い負の第2電圧
    であることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11において、 上記メモリセルは、PLEDトランジスタと容量からな
    り、第1モードと第2モードのそれぞれデータ保持時間
    に対応してリフレッシュ動作が行われるものであること
    を特徴とする半導体装置。
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