JP2002243392A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2002243392A
JP2002243392A JP2001044891A JP2001044891A JP2002243392A JP 2002243392 A JP2002243392 A JP 2002243392A JP 2001044891 A JP2001044891 A JP 2001044891A JP 2001044891 A JP2001044891 A JP 2001044891A JP 2002243392 A JP2002243392 A JP 2002243392A
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heat transfer
core portion
transfer tube
core
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JP2001044891A
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Yuichi Kaitani
雄一 回谷
Hitoshi Takenaka
等 竹中
Hiroyuki Yoshida
宏行 吉田
Eishin Kameda
英信 亀田
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0062Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部材を一体ろう付け接合して成るコア部
15aを有し、且つ、このコア部15aに、内側に分散
流路を有する流体分散部材19aを溶接により接合した
構造を、安価に得る。 【解決手段】 上記コア部15aの上部に入口タンク部
を、各伝熱管素子13、13の重ね合わせ方向に設け
る。この入口タンク部の内側に、上記流体分散部材19
aの先半部及び中間部を挿入する。上記各伝熱管素子1
3、13の重ね合わせ方向に関して上記コア部15aの
一端側に、1対のサイドプレート34a、34bのうち
の一方のサイドプレート34aを設ける。上記流体分散
部材19aの基端部で、上記一方のサイドプレート34
aの片面から外部に露出する部分と、この一方のサイド
プレート34aの片面の一部とを、溶接により接合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の熱交換器は、例えば
燃料電池を構成する燃料改質装置に組み込んで、水素ガ
ス(H2 )を得るべく、例えばメタノール(CH3
H)と水(H2 O)との混合液を加熱し、蒸発させる為
の熱交換器として利用する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池の発電原理に就いて、図28に
より簡単に説明する。この図28は、燃料電池の単位と
なるセル1を1個のみ示している。このセル1の中間部
は、燐酸等の電解質2を水素極3と空気極(酸素極)4
とでサンドイッチ状に挟んで成る薄膜5により仕切って
いる。この薄膜5は、水素イオン(H+ )のみを透過さ
せる性質を有する。又、上記水素極3側の第一反応室6
には水素ガス(H2 )を、水素供給口7から送り込み、
水素還流口8から未反応の水素ガスを含むガスを排出自
在としている。又、上記空気極4側の第二反応室9には
酸素(O2 )を含む空気を、酸素供給口10から送り込
み、排気口11から排出自在としている。
【0003】発電を行なう際には、上記水素供給口7か
ら上記第一反応室6内に水素ガスを、上記酸素供給口1
0から第二反応室9内に酸素を含む空気を、それぞれ供
給する。この結果、上記第一反応室6に面した上記水素
極3部分で、 H2 →2H+ +2e- の反応が起こり、その結果生じた水素イオンが、上記薄
膜5を透過して上記第二反応室9内に進入する。そし
て、この第二反応室9に面した上記空気極4部分で、 2H+ +O2 /2+2e- →H2 O の反応が起こる。この結果、上記水素極3と上記空気極
4との間に電位差が生じる。1個のセル1毎に生じる電
位差は、1V程度しかない為、図28に示した様なセル
1を直列に必要数重ね合わせて燃料電池スタック(図示
せず)を構成し、必要とする電圧を確保する。又、この
燃料電池スタックにより得られる電流は直流である為、
交流を必要とする場合には、インバータにより変換す
る。
【0004】上述の様な原理で上記セル1に発電させる
為には、上記第一反応室6に水素ガスを送り込む必要が
ある。この水素ガスは、水素吸蔵合金等のタンクから直
接取り出したり、水素ガス以外のメタノール(CH3
H)等の燃料を改質して発生させる。例えば、メタノー
ルを燃料として水素ガスを発生させる場合、改質装置
で、 CH3 OH+H2 O→CO2 +3H2 なる反応をさせれば、必要とする水素ガスを得られる。
【0005】この様にメタノールを燃料として水素ガス
を発生させる為に、メタノールと水との液状の混合流体
(混合液)を、蒸発させてガス状にした状態で、改質装
置に送り込む必要がある。図29は、これらメタノール
と水との混合液を蒸発させる為の蒸発器として、従来か
ら考えられている構造の1例を示している。この図29
に示す蒸発器12は、内側に被加熱流体である、メタノ
ールと水との混合流体を流す為の扁平な流路(図示せ
ず)を有する複数の伝熱管素子13、13を、隣り合う
伝熱管素子13、13同士の間にコルゲート型のアウタ
ーフィン14、14を設けた状態で重ね合わせて成るコ
ア部15を備える。又、上記各伝熱管素子13、13の
上下方向両端部に、中間部に存在する流路と通じる1対
のタンク空間を設けている。そして、上記各伝熱管素子
13、13を重ね合わせた状態で互いに対向する複数の
タンク空間を、互いに連通させる事により、上記コア部
15の上下両端部に入口タンク部16と出口タンク部1
7とを構成している。
【0006】又、この様な従来構造の場合、上記各伝熱
管素子13、13の重ね合わせ方向に対して直交する方
向に関する、コア部15の一端面(図29の表側面)に
開口18a、開口18bを、それぞれ上記各入口、出口
タンク部16、17の内部と通じさせる状態で形成して
いる。又、上記コア部15の各構成部材は、互いに組み
合わせた状態で、加熱炉中で加熱する事により、一体的
にろう付け接合している。この為に、上記各構成部材同
士のうち、接合すべく互いに当接する2部材のうちの少
なくとも一方の部材の、相手部材と当接する表面に、ろ
う材層をメッキしている。
【0007】そして、上記コア部15をろう付け接合し
た後、上記入口タンク部16の内側に、この入口タンク
部16と通じる開口18aを通じて、流体分散部材19
の先半部(図29、30の左半部)から中間部に亙る部
分を挿入している。この流体分散部材19は、図30に
分解して示す様に、それぞれが断面略L字形の上側部材
20と下側部材21とを互いに重ね合わせると共に、こ
れら両部材20、21の一端部に端部部材22の片面を
突き当てて、これら上側、下側両部材20、21及び端
部部材22同士を一体的に結合して成る。そして、この
流体分散部材19の内側に、上記端部部材22に設けら
れた入口孔23から送り込まれた上記混合流体を流す為
の分散流路24を形成している。又、上記下側部材21
の底部で、上記分散流路24に対向する部分の複数個所
に、上記流体分散部材19の内、外を連通させる複数の
通孔25、25を形成している。そして、上記流体分散
部材19の先半部から中間部に亙る部分を、上記入口タ
ンク部16の内側に挿入し、更に、この流体分散部材1
9の基端部(図29、30の右端部)で、上記コア部1
5の上端部に設けた開口18aからこのコア部15の外
部に露出する部分と、上記開口18aの周辺部とを、ア
ーク溶接、レーザー溶接等の溶接により接合している。
又、上記コア部15の一端で、下端部に設けた開口18
bの周辺部に、流体取り出し管26の端部をろう付け又
は溶接により接合している。
【0008】上述の様な蒸発器12を、メタノールを燃
料として水素ガスを発生させる燃料電池に組み込んで使
用する場合、先ず、上記流体分散部材19の入口孔23
を通じてこの流体分散部材19の内側に、メタノールと
水との液状の混合流体を送り込む。又、上記コア部15
を構成する各伝熱管素子13、13の外部に約500℃
に加熱された高温の加熱ガスを、図29の矢印α方向に
通過させる。上記流体分散部材19の内側に送り込まれ
た上記混合流体は、上記流体分散部材19の内側を、こ
の流体分散部材19の底部に設けた複数の通孔25、2
5に向け分散しつつ流れた後、これら各通孔25、25
を通じて、上記各伝熱管素子13、13に設けた複数の
流路の端部に送られる。この様にして各流路内に送り込
まれた混合流体は、これら各流路内を、上記加熱ガスと
の間で熱交換を行ないつつ流下する。そして、上記混合
流体は、この熱交換により加温され、蒸発してガス状に
なる。この様にガス状になった混合流体は、出口タンク
部17及び流体取り出し管26を通じて外部に取り出さ
れた後、図示しない改質装置に送られて、水素ガスを発
生する反応を起こす為に利用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来から考
えられている蒸発器12の場合、流体分散部材19を設
けている為、送り込まれた液状の混合流体を、各伝熱管
素子13、13に設けた各流路内に、ほぼ均一に流す事
ができる。但し、上記流体分散部材19の挿入方向が、
上記各伝熱管素子13、13の重ね合わせ方向に対して
直交している為、上記流体分散部材19をコア部15に
溶接により接合した場合に、このコア部15のろう付け
接合部に接合不良を生じたり、熱歪みに起因する亀裂が
発生する可能性がある。即ち、従来構造の場合、上記流
体分散部材19の挿入方向を上述の方向にしている為、
この流体分散部材19の基端部を溶接する部分は、多く
の伝熱管素子13、13の上端部になる。この為、この
流体分散部材19の溶接時に生じる熱は、多くの伝熱管
素子13、13に直接伝わる。この為、上記コア部15
の各構成部材のろう付け接合部に存在するろう材が加熱
されて二次溶解が生じたり、これら各構成部材の一部に
熱歪みに起因する亀裂が発生する可能性がある。そし
て、この様な二次溶解等が発生した場合には、二次溶解
により不良になった接合部や亀裂部分を、溶接により修
復する必要がある。この為、溶接工程が増えて作業が面
倒になるだけでなく、この溶接時に生じる熱により、コ
ア部15の一部を修復すべく溶接した部分の周辺に、新
たなろう付け不良部分や亀裂が発生して、更に面倒な作
業が増える可能性がある。この様に面倒な作業が増える
のは、組み付け作業に要する時間が長くなり、蒸発器1
2のコストが嵩む原因となる。又、ろう付け不良や亀裂
の程度が修復できない程度に著しくなった場合には、蒸
発器12を、不良品として廃棄しなければならない。
【0010】又、図31に示す様に、従来の蒸発器14
の場合、高温の加熱ガスを上記コア部15に送る為に設
ける加熱流体送り込み用ダクト38の端部と、同じく上
記コア部15から取り出す為に設ける加熱流体取り出し
用ダクト39の端部とを、各伝熱管素子13、13の重
ね合わせ方向に対して直交する方向に関するコア部15
の両端面に、溶接により接合する事が考えられていた。
但し、この様にして各ダクト38、39の端部を溶接に
より接合する場合には、溶接時に生じる熱が、蒸発器1
4の構成部材の大部分に直接伝わって、上記コア部15
のろう付け接合部での接合不良や、熱歪みに起因する亀
裂等の不都合を生じる可能性がある。従って、上記コア
部15に、上記各ダクト38、39の端部を溶接する事
も、上記コア部15に分散板19(図29、30参照)
を溶接する場合と同様に、蒸発器14のコストが嵩む原
因となっている。本発明は、この様な事情に鑑みて、構
成部材同士をろう付け接合して成るコア部を有し、且
つ、このコア部に他の部品を結合して使用する構造で、
溶接時の熱に起因して生じる不都合を抑えて、安価な構
造を実現すべく発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器のう
ち、請求項1〜3に記載した熱交換器は、何れも前述し
た従来構造と同様に、被加熱流体を流す為の扁平な流路
を有する複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素子同士
の間にアウターフィンを設けた状態で重ね合わせた状態
で、上記各伝熱管素子及び各アウターフィン同士をろう
付け接合して成るコア部と、このコア部の上端部に設け
られた入口タンク部と、この入口タンク部の内側に挿入
されて、内側に送り込まれた液状の被加熱流体を上記複
数の流路の端部に向け分散しつつ流す為の分散流路を有
する流体分散部材と、この流体分散部材の下部で、上記
分散流路と対向する部分の複数個所に、上記流体分散部
材の内、外を連通させる状態で設けられた複数の通孔と
を備える。そして、上記各伝熱管素子に設けた流路内に
被加熱流体を流通させると共に、上記各伝熱管素子の外
部に加熱流体を通過させる状態で使用する。
【0012】特に、請求項1に記載した熱交換器に於い
ては、上記入口タンク部は、上記各伝熱管素子の重ね合
わせ方向に設けており、この入口タンク部の内側に、上
記流体分散部材の先半部から中間部に亙る部分を挿入す
ると共に、上記流体分散部材の基端部で、上記コア部の
外部に露出する部分と、上記各伝熱管素子の重ね合わせ
方向に関して上記コア部の一端に位置する1枚の金属
板、又はこの重ね合わせ方向に関して上記コア部の一端
よりもこのコア部の外側に結合する状態で設けられた、
このコア部を構成する部材とは別の部材の片面とを、溶
接により接合している。
【0013】又、請求項2に記載した熱交換器に於いて
は、流体分散部材の先半部から中間部に亙る部分を、入
口タンク部の内側に挿入すると共に、コア部の一部、又
はこのコア部に結合する状態で設けられた、このコア部
を構成する部材とは別の部材の一部に、上記流体分散部
材の一部を、ろうづけのみにより接合している。
【0014】又、請求項3に記載した熱交換器は、やは
り前述した従来構造と同様に、被加熱流体を流す為の扁
平な流路を有する複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管
素子同士の間にアウターフィンを設けた状態で重ね合わ
せた状態で、上記各伝熱管素子及び各アウターフィン同
士をろう付け接合して成るコア部を備える。そして、上
記各伝熱管素子に設けた流路内に被加熱流体を流通させ
ると共に、上記各伝熱管素子の外部に加熱流体を通過さ
せる状態で使用する。
【0015】特に、請求項3に記載した熱交換器に於い
ては、上記各伝熱管素子の重ね合わせ方向に関して上記
コア部の一端よりもこのコア部の外側に結合する状態で
設けられた、その外周寄り部分に上記コア部の四周より
も外側に突出した突出部を有する第一のケース素子と、
上記コア部に関してこの第一のケース素子と反対側に設
けられた第二のケース素子とを備える。そして、この第
二のケース素子の一部と、上記第一のケース素子に設け
た突出部の一部とを溶接により接合する事により、これ
ら第一のケース素子と第二のケース素子とにより上記コ
ア部の周囲の一部を覆っている。
【0016】更に、請求項4に記載した熱交換器に於い
ては、第二のケース素子の内側面とコア部の外側面との
間に、耐熱性を有する材料から成る緩衝材を、弾性的に
圧縮する状態で設けている。
【0017】
【作用】上述の様に構成する本発明の熱交換器のうち、
請求項1に記載した熱交換器によれば、流体分散部材の
基端部を溶接により接合する部分が、各伝熱管素子の重
ね合わせ方向に関してコア部の一端に位置する1枚の金
属板、又はこの重ね合わせ方向に関して上記コア部の一
端よりもこのコア部の外側に結合する状態で設けられ
た、このコア部を構成する部材とは別の部材の片面にな
る為、上記流体分散部材の溶接時に生じる熱が、上記コ
ア部の構成部材の総てに伝わりにくくなる。この為、こ
のコア部のろう付け接合部で二次溶解が生じたり、上記
各構成部材の一部に熱歪みに起因する亀裂が発生するの
を抑える事ができる。この為、溶接後にコア部を修復す
る作業及び不良品の発生を抑えて、熱交換器のコスト低
減を図れる。更に、溶接時に生じる熱がろう付け接合部
に伝わりにくくなる為、この熱によりろう付け接合部に
存在するろう材を沸騰しにくくし、溶接作業をろう材が
沸騰しない様に注意を払いながら行なう必要をなくし
て、溶接作業の効率化を図れる。更に、溶接は、上記1
枚の金属板又は上記別の部材と、上記流体分散部材と
の、2個の部材の間でのみ行なう為、溶接痕の見栄えを
良くできる。
【0018】又、請求項2に記載した熱交換器によれ
ば、流体分散部材を溶接により接合しなくて済む為、溶
接に起因して生じる不都合をなくせる。
【0019】又、請求項3に記載した熱交換器によれ
ば、加熱流体をコア部に向け送る為の加熱流体送り込み
用ダクトの端部と、同じくコア部から取り出す為の加熱
流体取り出し用ダクトの端部とを、第一のケース素子と
第二のケース素子との端縁に、溶接により接合する事が
できる。このうちの第二のケース素子の内面とコア部の
外面とは非接触にできる。又、上記第一のケース素子の
端縁は、上記コア部の四周から外側に突出する状態で設
けている。この為、上記各ダクトの溶接時に生じる熱
が、上記コア部の構成部材の総てに伝わりにくくなる。
従って、上記熱に起因して前述した様な不都合が生じる
のを抑えて、熱交換器のコストの低減を図れる。更に、
溶接時の熱によりろう付け接合部に存在するろう材を沸
騰しにくくできて、溶接作業の効率化を図れる。
【0020】更に、請求項4に記載した熱交換器によれ
ば、ケース部材の内側で、コア部の本体部分ががたつく
のを防止できて、熱交換器の耐久性を十分に確保でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜8は、請求項1に対応す
る、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本
例の熱交換器である、蒸発器12aは、前述した従来構
造の場合と同様に、燃料電池を構成する改質装置に組み
込んで、メタノールと水との混合液を加熱し、蒸発させ
る為に使用するものである。この為、蒸発器12aは、
内側に被加熱流体である、メタノールと水との混合流体
を流す為の扁平な流路を有する複数の伝熱管素子13、
13を、隣り合う伝熱管素子13、13同士の間に1対
の第一金属板27、27とアウターフィン14とを設け
た状態で互いに重ね合わせる事により構成したコア部1
5aを備える。
【0022】このうちの各伝熱管素子13は、全体を枠
状に形成した1枚の第二金属板28を、1対の仕切板2
9、29により、両側から挟持して成る。又、上記各第
二金属板28の内側に、コルゲート型のインナーフィン
30を配置している。上記各仕切板29は、全体を四角
形状としており、上下方向両端部に、それぞれが幅方向
(図1、6、7の表裏方向、図2の左右方向)に長い1
対の第一の通孔31、31を形成している。そして、上
記1対の仕切板29、29と上記第二金属板28とを組
み合わせて、上記伝熱管素子13を構成した状態で、こ
の伝熱管素子13の内側(1対の仕切板29、29同士
の間)に、上記混合流体を流す為の被加熱流路32を形
成している。
【0023】又、それぞれが上述の様にして構成する、
隣り合う伝熱管素子13、13の間部分の両端部に、上
記1対の第一金属板27、27を挟持している。これら
各第一金属板27、27は、上記各仕切板29の上下方
向両端部と同様の形状を有する。又、上記各第一金属板
27、27の中間部で、上記仕切板29の両端部に設け
た第一の通孔31、31と整合する位置に、第二の通孔
33を形成している。そして、隣り合う伝熱管素子1
3、13同士の間で、上記各第一金属板27、27の間
部分を、加熱流体である高温の加熱ガスを流す為の加熱
流路40とし、この加熱流路40内に、コルゲート型の
前記アウターフィン14を配置している。
【0024】そして、それぞれが上述の様に構成する、
上記各第一、第二金属板27、28と各仕切板29、2
9と各インナー、アウターフィン30、14とを互いに
重ね合わせてコア部15aを構成すると共に、これら構
成各部材の重ね合わせ方向に関するコア部15aの両端
に、1対のサイドプレート34a、34bを重ね合わせ
ている。これら1対のサイドプレート34a、34bの
うち、一方(図1、2、6の左方)のサイドプレート3
4aの上下方向両端部には、それぞれが幅方向(図1、
6の表裏方向、図2の左右方向)に長い1対の上側、下
側通孔35a、35bを形成している。これに対して、
上記1対のサイドプレート34a、34bのうち、他方
(図1、2、6の右方)のサイドプレート34bには、
この様な通孔を形成していない。尚、本例の場合には、
上記一方のサイドプレート34aが、請求項1に記載し
た「コア部を構成する部材とは別の部材」に相当する。
【0025】上記各第一、第二金属板27、28と、各
仕切板29、29と、上記各サイドプレート34a、3
4bとは、ステンレス鋼鈑等から成る芯材の両面にNi
を多く含むろう材層をメッキしたもの、或は、ステンレ
ス鋼鈑等の両面にNiを多く含むペースト状のろう材を
塗布したものである。或は、上記各部材27〜29、3
4a、34bを単にステンレス鋼板等の金属板製とする
と共に、これら各部材27〜29、34a、34bを組
み合わせる場合にこれら各部材27〜29、34a、3
4bの間にろう箔を挟み込ませる事もできる。本発明の
熱交換器である、蒸発器12aを造る場合には、上記各
第一、第二金属板27、28と、各仕切板29、29
と、1対のサイドプレート34a、34bと、前記各イ
ンナー、アウターフィン32、14とを、両端に1対の
サイドプレート34a、34bを配置した状態で組み合
わせ、治具により拘束した状態で、加熱炉中で加熱し
て、上記ろう材等により一体的にろう付け接合する。
又、この様にこれら各構成部材27〜29、34a、3
4b、32、14をろう付け接合するのと同時に、上記
1対のサイドプレート34a、34bのうち、一方のサ
イドプレート34aの片側面(図1、6の左側面、図2
の表側面)の下端部に、流体取り出し管26の一端面
(図1、6、8の右端面)をろう付け接合する。
【0026】そして、上記各構成部材を組み合わせた状
態で互いに対向する、上記各第一金属板27、27に設
けた第二の通孔33、33の内側空間と、上記各第二金
属板28の内側空間の両端部と、上記各仕切板22、2
2に設けた第一の通孔31、31の内側空間とを互いに
連通して、入口タンク部36と出口タンク部37とを、
それぞれ構成している。そして、本発明の場合には、こ
のうちの入口タンク部36と、上記一方のサイドプレー
ト34aの上端部に設けた上側通孔35aとの内側に、
その内側に送り込まれた前記混合流体を前記各伝熱管素
子13、13の内部に設けた被加熱流路32の端部に向
け分散しつつ流す為の流体分散部材19aを挿入してい
る。
【0027】この流体分散部材19aは、図3〜5に詳
示する様に、上側金属板41と下側金属板42とを上下
に互いに重ね合わせ、接合して成る。これら各金属板4
1、42は、長さ方向一端部(図1、6、8の左端部、
図3の表側端部、図4の下端部)に、矩形状の突部43
を形成している。又、これら両金属板41、42のう
ち、下側金属板42の上面中間部に、凹部44を形成し
ている。この凹部44は、上記下側金属板42の長さ方
向(図1、6〜8の左右方向、図3の表裏方向、図4の
上下方向)両端部に設けた、それぞれが幅方向(図1、
6〜8の表裏方向、図3、4の左右方向)に長い1対の
幹部45、45と、これら両幹部45、45の間にこれ
ら両幹部45、45と直交する方向に互いに間隔をあけ
て設けた、複数本(図示の例の場合には5本)の枝部4
6、46と、上記1対の幹部45、45のうちの一方
(図3の表側、図4の下側)の幹部45の中間部から上
記突部43の中間部に連続する状態で設けた入口部47
とから成る。又、この入口部47の底面の一部に、上記
突部43の両側面を貫通する入口孔23を形成してい
る。又、上記枝部46の底面の複数個所に、上記下側金
属板42の両側面を貫通する通孔49、49を形成して
いる。本例の場合、これら各通孔49、49の下半部
は、図5に詳示する様に、下方に向かう程拡径したラッ
パ状に形成している。そして、上記上側金属板41と下
側金属板42とを、上記凹部44を除いた部分で突き合
わせた状態で、これら両金属板41、42同士を溶接等
により接合して、上記流体分散部材19aを構成してい
る。又、この流体分散部材19aの内側に、上記凹部4
4の内面及び上記上側金属板41の下面により囲まれ
た、分散流路50を形成している。
【0028】そして、上述の様に構成する上記流体分散
部材19aの先半部から中間部に亙る部分を、前記コア
部15aの構成部材と流体取り出し管26とをろう付け
接合した後に、上記入口タンク部36と、前記一方のサ
イドプレート34aに設けた上側通孔35aとの内側に
挿入している。この様に挿入した状態で、この流体分散
部材19aの本体部分の基端面(図1、6、8の右端
面、図3の表側端面)及び突部43は、上記上側通孔3
5aから外部に露出している。そして、この上側通孔3
5aから外部に露出した、上記上記流体分散部材19a
の基端部と、上記一方のサイドプレート34aの片面
で、上記上側通孔35aの開口周辺部とを、アーク溶接
等の溶接により接合している。この状態で、上記流体分
散部材19aの下部に設けた複数の通孔49、49の下
端は、図7に示す様に、前記各伝熱管素子13、13の
内部に設けた被加熱流路32、32の上端に開口させて
いる。又、上記流体分散部材19aに設けた突部43の
下面に、上記流体分散部材19aの内部に前記混合流体
を送り込む為の、図示しない配管の下流端を接続自在と
している。
【0029】一方、前記出口タンク部37の長さ方向一
端部(図2、8の左端部)に、前記流体取り出し管26
の上流端を、上記一方のサイドプレート34aの下端部
に設けた下側通孔35bを介して通じさせている。又、
上記流体取り出し管26の下流端に、前記コア部15a
内から上記混合流体を取り出す為の図示しない配管の上
流端を接続自在としている。
【0030】上述の様に構成する本発明の熱交換器の使
用時には、図示しない配管から流体分散部材19aの内
側に、この流体分散部材19aに設けた入口孔23を通
じて、メタノールと水との液状の混合流体を送り込む。
この流体分散部材19aの内部に送り込まれた混合流体
は、前記分散流路50内を、この流体分散部材19aの
下部に設けた複数の通孔49、49に向け分散しつつ流
れた後、これら各通孔49、49を通じて、前記各伝熱
管素子13、13に設けた被加熱流路32、32の上端
に送り込まれる。そして、上記混合流体は、これら各被
加熱流路32、32内を、前記各加熱流路40内を図
2、8の矢印α方向に流れる高温の加熱ガスとの間で熱
交換を行ないつつ、図2、8に矢印イで示す方向に流れ
て、出口タンク部37に達する。この様に混合流体が上
記各被加熱流路32、32内を流れる間に、この混合流
体は、上記高温の加熱ガスとの間で熱交換を行ない、加
熱され、蒸発してガス状になる。
【0031】そして、上記出口タンク部37に達したガ
ス状の混合流体は、この出口タンク部37内を、図2、
8に矢印ロで示す方向に流れた後、流体取り出し管26
(図1、6、8)を通じて外部に流出する。この様にし
て外部に流出した混合流体は、図示しない改質装置に送
られて、水素ガスを発生する反応を起こす為に利用す
る。
【0032】前述の様に構成し、上述の様にして混合流
体と加熱ガスとの間での熱交換を行ない、液状の混合流
体を加熱し、蒸発させる、本例の熱交換器の場合、コア
部15aの上端部に、内側に分散流路50を有する流体
分散部材19aを設けている。この為、液状の混合流体
が、上記流体分散部材19a内を、この流体分散部材1
9aの下部に設けた複数の通孔49、49に向け分散し
つつ流れた後、これら各通孔49、49を通じて、各伝
熱管素子13、13の上流側端部に送り込まれる。従っ
て、液状の混合流体を、上記各伝熱管素子13、13に
設けた被加熱流路32、32の内部にほぼ均一に送り込
み事ができて、上記コア部15a内に上記液状の混合流
体を、ほぼ均一に流す事ができる。従って、この混合流
体と加熱ガスとの間での熱交換性能を向上できて、この
混合流体を効率良く蒸発させる事ができる。特に、本例
の場合には、上記流体分散部材19aに設けた分散流路
50に送り込まれた混合流体を、幹部45部分から複数
本の枝部46、46部分に分流させる事ができる。従っ
て、上記混合流体を蒸発器12aに送り込んだ直後か
ら、直ちに上記コア部15a内に混合流体をほぼ均一に
流す事ができて、短時間で良好な性能を得られる。しか
も、本例の場合には、上記流体分散部材19aの下部に
設けた複数の通孔49、49の下半部を、下方に向かう
程拡径するラッパ状に形成している為、上記各被加熱流
路32、32内に上記混合流体を、より均一に流す事が
できる。
【0033】更に、上記流体分散部材19aは、蒸発器
12aの他の構成部材をろう付け接合した後に、溶接に
より接合する為、上記流体分散部材19aの下部に設け
た複数の通孔49、49がろう材により目詰まりする事
を防止できる。即ち、本例の場合と異なり、上記流体分
散部材19aを、他の構成部材と共に、コア部15aの
一部にろう付け接合した場合、上記流体分散部材19a
の周辺に存在する溶融したろう材が、毛細管現象により
上記複数の通孔49、49内に進入して、これら各通孔
49、49で目詰まりを生じさせる可能性がある。これ
に対して、本例の場合には、上記流体分散部材19a
を、蒸発器12aの他の構成部材をろう付け接合した後
に、この蒸発器12aの一部に溶接により接合する為、
上述の目詰まりを防止できる。
【0034】更に、本例の熱交換器によれば、上記流体
分散部材19aの基端部を溶接により接合する部分が、
上記各伝熱管素子13、13の重ね合わせ方向に関して
コア部15aの一端に位置する、それぞれが1枚の金属
板である、第一金属板27、27(又は仕切板29)の
片面にろう付け接合した、一方のサイドプレート34a
の片面の一部になる為、上記流体分散部材19aの溶接
時に生じる熱が、上記コア部15aの構成部材の総てに
伝わりにくくなる。この為、これら各構成部材のろう付
け接合部で二次溶解が生じたり、これら各構成部材の一
部に熱歪みに起因する亀裂が発生するのを抑える事がで
きる。この為、溶接後にコア部15aを修復する作業及
び不良品の発生を抑えて、蒸発器12aのコスト低減を
図れる。更に、本例によれば、溶接時に生じる熱が上記
ろう付け接合部に伝わりにくくなる為、この熱によりろ
う付け接合部に存在するろう材を沸騰しにくくし、溶接
作業をろう材が沸騰しない様に注意を払いながら行なう
必要をなくして、溶接作業の効率化を図れる。更に、溶
接は、上記一方のサイドプレート34aと上記流体分散
部材19aとの、2個の部材の間でのみ行なう為、溶接
痕の見栄えを良くできる。
【0035】次に、図9〜10は、請求項2に対応す
る、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の
場合には、1対のサイドプレート34a、34bのう
ち、一方(図9、10の左方)のサイドプレート34a
の片面で、このインポうのサイドプレート34aの上端
部に設けた上側通孔35aの開口周辺部に、接続ブロッ
ク51の一端面(図9、10の右端面)をろう付け接合
している。この接続ブロックは、全体を四角筒状とした
もので、軸方向両端面同士を貫通する挿入孔52を有す
る。そして、この挿入孔52の内側に、流体分散部材1
9aの本体部分をがたつきなく挿入自在としている。こ
の様な接続ブロック51と上記流体分散部材19aとの
ろう付け接合は、コア部15aの各構成部材及び流体取
り出し管26をろう付け接合するのと同時に行なってい
る。
【0036】そして、上記コア部15aの各構成部材及
び上記流体取り出し管26と、上記接続ブロック51と
をろう付け接合した後に、上記コア部15aの上部に設
けた入口タンク部36(図2、7、8参照)と、上記一
方のサイドプレート34aの上端部に設けた上側通孔3
5aと、上記接続ブロック51に設けた挿入孔52との
内側に、上記流体分散部材19aの本体部分を挿入して
いる。又、この様に挿入した状態で、上記流体分散部材
19aの本体部分の基端面(図9、10の左端面)と突
部43、43とを、上記接続ブロック51の他端面(図
9、10の左端面)から外部に露出させている。そし
て、上記本体部分の基端面及び突部43、43の基端部
の外周寄り部分と、上記接続ブロック51の他端面と
を、溶接により接合している。
【0037】上述の様に構成する本例の場合には、流体
分散部材19aの基端部を溶接により接合する部分が、
一方のサイドプレート34aの片面にろう付け接合した
接合部ロック51の他端面となり、溶接部分が上述した
第1例の場合よりも上記コア部15aから離れる。この
為、溶接時に生じる熱が、コア部15aの構成部材の総
てに、より伝わりにくくなる。この為、溶接の熱に起因
して上記コア部15aで生じる不都合を、更に抑える事
ができて、蒸発器12aの更なるコスト低減を図れる。
その他の構成及び作用に就いては、上述した第1例の場
合と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重
複する図示並びに説明は省略する。
【0038】次に、図11〜12は、やはり請求項2に
対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。
本例の場合には、上述した第2例の場合と異なり、接続
ブロック51aの軸方向両端部外周面に1対の外向鍔部
53a、53bを、全周に亙り形成し、この接続ブロッ
ク51aの外周面の断面形状をH字形としている。又、
この接続ブロック51aの中間部に、軸方向両端面同士
を貫通する挿入孔52を形成し、この挿入孔52の内側
に、流体分散部材19bの本体部分をがたつきなく挿入
自在としている。
【0039】又、本例の場合には、この流体分散部材1
9bを構成する上側、下側両金属板41、42の基端部
(図11、12の左端部)外周面のうち、これら両金属
板41、42同士で対向する側面以外の部分に、コ字形
の突部56、56を形成している。そして、これら両金
属板41、42同士を重ね合わせた状態で、上記各突部
56、56を組み合わせる事により突き合わせ部55
を、上記流体分散部材19aの基端部外周面から全周に
亙り突出する状態で形成している。この突き合わせ部5
5の片面(図11、12の右側面)は、上記接続ブロッ
ク51aの片面(図11、12の左側面)に突き合わせ
自在である。
【0040】蒸発器12aを構成する場合には、先ず、
コア部15aの各構成部材と接続ブロック51aと流体
取り出し管26とを組み合わせた状態で、治具により拘
束し、加熱炉中で加熱して、これら各部材同士を一体的
にろう付け接合する。次いで、上記コア部15aの上端
部に設けた入口タンク部16(図2、7、8参照)と、
上記1対のサイドプレート34a、34bのうち、一方
のサイドプレート34aに設けた上側通孔35aと、上
記接続ブロック51aとの内側に、上記流体分散部材1
9bの本体部分を、上記突き合わせ部55の片面が上記
接続ブロック51aの片面に突き当たる迄挿入する。そ
して、この状態で、上記突き合わせ部55の外周縁と上
記一方の外向鍔部53aの外周縁とを、溶接により接合
する。
【0041】上述の様に構成する本例の熱交換器の場
合、上記流体分散部材19bと接続ブロック51aとの
溶接時に生じた熱は、この接続ブロック51aに設けた
一方の外向鍔部53aから他方の外向鍔部53bに、こ
の接続ブロック51aの中間部に存在する、外径が小さ
くなった部分を介して伝わる。この為、溶接時に生じた
熱が、上記他方の外向鍔部53bが存在する上記接続ブ
ロック51aの他面(図11、12の右側面)に伝わり
にくくなる。従って、本例によれば、溶接時に生じる熱
が蒸発器の構成部材の総てに、上述の図9〜10に示し
た第2例の場合よりも、更に伝わりにくくなり、溶接時
の熱に起因してコア部15aで生じる不都合を、更に抑
える事ができて、蒸発器12aの更なるコスト低減を図
れる。その他の構成及び作用に就いては、上述した第2
例の場合と同様である為、重複する説明は省略する。
【0042】又、図示は省略するが、請求項3に対応す
る熱交換器として、前述の図1〜8に示した第1例の熱
交換器で、流体分散部材19aの基端部と、1対のサイ
ドプレート34a、34bのうち、一方のサイドプレー
ト34aの一部とを、溶接ではなく、ろう付けにより接
合する事もできる。この様にこれら両部材19a、34
aをろう付け接合した場合には、溶接工程を省略でき
る。この為、上記流体分散部材19aと一方のサイドプ
レート34aとのろう付け接合を、蒸発器12aの他の
構成部材のろう付け接合と同時に行なった場合には、蒸
発器12aの製造作業に要する時間を短縮できて、この
蒸発器12aのコスト低減を図れる。更に、この様な構
成によれば、上述の図9〜12に示した第2〜3例の熱
交換器の場合に使用していた接続ブロック51、51a
を用いる事なく、前述した様な溶接時の熱に起因して生
じる不都合を防止できる為、蒸発器12aの更なるコス
ト低減を図れる。
【0043】尚、この様に流体分散部材19aの一部を
ろう付け接合した場合には、前述の第1例で説明した様
に、この流体分散部材19aの下部に設けた複数の通孔
49、49内に溶融したろう材が進入して、これら各通
孔49、49に目詰まりを生じる可能性がある。従っ
て、この様に流体分散部材19aの一部を、蒸発器12
aの一部にろう付け接合する場合には、好ましくは、上
記各通孔49、49の内径を比較的大きくして、上記目
詰まりを生じにくくする。
【0044】次に、図13〜20は、請求項2及び請求
項4〜5に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示
している。本例の熱交換器である、蒸発器12bは、高
温の加熱ガスをコア部15bに送る為の加熱流体送り込
み用ダクト38の端部と、同じくコア部15bから取り
出す為の加熱流体取り出し用ダクト39の端部とを、上
記蒸発器12bの一部に溶接により接合する際に生じる
不都合を防止すべく発明したものである。即ち、従来
は、前述の図31で示した様に、各伝熱管素子13、1
3の重ね合わせ方向に対して直交する方向に関するコア
部15の両端に、加熱流体送り込み用ダクト38及び加
熱流体取り出し用ダクト39の端部を溶接により接合す
る事が考えられていた。この様な従来構造では、これら
各ダクト38、39の端部の溶接時に生じた熱が、上記
コア部15の構成部材の大部分に直接伝わって、このコ
ア部15のろう付け接合部で接合不良を生じたり、この
コア部15の一部で熱歪みに起因する亀裂が発生する可
能性があった。そして、この様な接合不良や亀裂の発生
が、蒸発器12のコストが嵩む原因となる等の不都合が
あった。本例の熱交換器は、この様な上記各ダクト3
8、39の溶接時の熱に起因して生じる不都合を抑える
べく発明したものである。
【0045】本例の熱交換器である、蒸発器12bは、
被加熱流体である、メタノールと水との混合流体を流す
為の扁平な流路を有する複数の伝熱管素子13a、13
aを、隣り合う伝熱管素子13a、13a同士の間に第
一、第二金属板57、58とアウターフィン14、14
とを設けた状態で重ね合わせて成るコア部15bを備え
る。そして、このコア部15bの両端に1対のサイドプ
レート34a、34bを重ね合わせている。又、これら
1対のサイドプレート34a、34bのうち、一方のサ
イドプレート34aの一部に第一のケース素子である、
幅広金属板59をろう付け接合すると共に、この幅広金
属板59の一部に第二のケース素子である、断面略コ字
形のケース部材60を、溶接により接合している。
【0046】又、本例の場合には、上述した各例の場合
と異なり、上記コア部15bの一部に、このコア部15
bの一部の流路を流れる間に蒸発し、ガス状になった混
合流体を、更に所定温度に過熱する為の過熱部を設け
た、過熱部付蒸発器としている。この為に、本例の場合
には、上記各伝熱管素子13a、13aの内部に、上記
混合流体を互いに逆方向に流す上流側被加熱流路62及
び下流側被加熱流路63と、これら両被過熱流路62、
63の端部同士を連結する中間被過熱流路64とを設け
ている。
【0047】この様な各被過熱流路62〜64を設ける
為に、上記各伝熱管素子13a、13aは、それぞれが
図20〜21に詳示する様な形状を有する、1対の仕切
板65と、1枚の第三金属板66、66とを重ね合わせ
て成る。このうちの第三金属板66は、図20に詳示す
る様に、全体を枠状に形成すると共に、内周面の一部
で、下方に向いた側面の幅方向一端寄り部分(図20の
左端寄り部分)に、上下方向に長い1本の仕切り部67
を突出形成している。そして、上記各第三金属板66の
内側に、下端部で中間部を180度反対側に折り返した
U字形流路68を形成している。このU字形流路68の
一端側(図20の右端側)半部の幅方向長さW68a に対
する、同じく他端側(図20の左端側)半部の幅方向長
さW68b の比W68b /W68a は、約0.1〜0.2であ
る(W68b /W68a ≒0.1〜0.2)。
【0048】更に、本例の場合には、上記各第三金属板
66の幅方向(図20の左右方向)両側面のそれぞれ2
箇所位置に突部69a、69aを、これら幅方向両側面
の上下方向両端部近くから突出形成している。又、上記
各第三金属板66の内側で、上記仕切り部67を挟んで
両側に存在する空間に、幅方向長さが互いに異なる2枚
のインナーフィン30a、30bを設けている。これら
各インナーフィン30a、30bは、ステンレス鋼板等
の金属板を波形に形成したものである。
【0049】又、上記各仕切板65は、図21に詳示す
る様に、全体を四角形状としており、上端部の幅方向片
半部(図21の右半部)に幅方向(図21の左右方向)
に長い第一の通孔70を、同じく幅方向他端寄り部分
(図21の左端寄り部分)に略半円状の第二の通孔71
を、それぞれ形成している。又、上記各仕切板65の下
端部に、幅方向に長い第三の通孔72を形成している。
更に、上記各仕切板65の幅方向(図20の左右方向)
両側面のそれぞれ2個所位置に、上記各第三金属板66
の場合と同様の突部69b、69bを形成している。
【0050】そして、上記1対の仕切板65、65と上
記第三金属板66とを組み合わせて、前記伝熱管素子1
3aを構成した状態で、この伝熱管素子13aの内側
(1対の仕切板65、65同士の間)で、前記U字形流
路68のうち、幅方向長さが大きい一端側半部に相当す
る部分に前記上流側被加熱流路62を、同じく幅方向長
さが小さい他端側半部に相当する部分に下流側被加熱流
路63を、同じく中間部に相当する部分に中間被加熱流
路64を、それぞれ設けている。従って、この中間被加
熱流路64は、上記上流側、下流側両被加熱流路62、
63の端部同士を連結する。
【0051】又、それぞれが上述の様に構成する、隣り
合う伝熱管素子13a、13aの間部分の両端部に、前
記1対の第一、第二金属板57、58を挟持している。
これら各第一、第二金属板57、58は、図22〜23
に詳示する様に、それぞれが上記各仕切板65、65の
上下方向両端部と同様の形状を有する。このうちの第一
金属板57は、図22に詳示する様に、長さ方向片半部
(図22の右半部)で、上記各仕切板65、65に設け
た第一の通孔70と整合する位置に、第四の通孔73を
形成している。又、上記第一金属板57の長さ方向他端
部(図22の左端部)で、上記各仕切板65、65に設
けた第二の通孔71と整合する位置に、第五の通孔74
を形成している。又、上記第二金属板58の中間部で、
上記各仕切板65、65に設けた第三の通孔72と整合
する位置に、第六の通孔75を形成している。又、上記
各第一、第二金属板57、58の長さ方向(図22、2
3の左右方向)両端部に、上記各第三金属板66及び各
仕切板65の場合と同様の1対の突部69c、69dを
突出形成している。
【0052】そして、それぞれが上述の様に構成する、
各伝熱管素子13a、13aと各第一、第二金属板5
7、58と、前記各インナー、アウターフィン30a、
30b、14とを互いに重ね合わせて前記コア部15b
を構成すると共に、このコア部15bの両端に1対のサ
イドプレート34a、34bを重ね合わせている。この
場合、上側に上記各第一金属板57を、下側に上記各第
二金属板58を、それぞれ設ける。又、これら第一、第
二金属板57、58同士の間に、ステンレス鋼鈑等の金
属板を波形に形成して成る、上記アウターフィン14を
設けている。
【0053】又、上記各サイドプレート34a、34b
は、それぞれが図24〜25に詳示する様に、全体を四
角形状に形成している。そして、これら各サイドプレー
ト34a、34bのうち、図24に詳示した、一方のサ
イドプレート34aの上端部で、上記各仕切板65、6
5に設けた第一、第二の通孔70、71(又は各第一金
属板57に設けた第四、第五の通孔73、74)とそれ
ぞれ整合する位置に、入口側通孔76と出口側通孔77
とを、それぞれ形成している。これに対して、上記1対
のサイドプレート34a、34bのうち、図25に詳示
した、他方のサイドプレート34bには、この様な通孔
を形成していない。
【0054】前記蒸発器12bを造る場合には、上記各
第一〜第三金属板57、58、66と、各仕切板65、
65と、前記各インナー、アウターフィン30a、30
b、14とを組み合わせてコア部15bを構成すると共
に、このコア部15bの両端に1対のサイドプレート3
4a、34bを重ね合わせる。又、上記各部材57、5
8、66、65、64a、34b、30a、30b、1
4を組み合わせた状態で、互いに重ね合わされた、各第
一〜第三金属板57、58、66及び各仕切板65、6
5に設けた各突部69a〜69dと、1対のサイドプレ
ート34a、34bの片面の幅方向両端部とを互いに重
ね合わせる。そして、この様に各部材を組み合わせた状
態で、これら各部材を治具により拘束し、加熱炉中で加
熱して、ろう材等によりろう付け接合する。この為に本
例の場合も、前述した各例の場合と同様に、第一〜第三
金属板57、58、66と各仕切板65、65と各サイ
ドプレート34a、34bとを、ステンレス鋼板等から
成る芯材の両面にNiを多く含むろう材層をメッキした
もの等とする。又、この状態で、隣り合う伝熱管素子1
3a、13a同士の間で、上記各アウターフィン14が
存在する、上記各第一、第二金属板57、58同士の間
部分を、加熱流体である、加熱ガスを流す為の加熱流路
40としている。
【0055】そして、上述の様に上記各構成部材を組み
合わせた状態で互いに対向する、上記各第一金属板57
に設けた第四の通孔73の内側空間と、前記各上流側被
加熱流路62の上流側端部と、上記各仕切板65、65
に設けた第一の通孔70、70の内側空間とを、互いに
連通して、入口タンク部78を構成している。又、上記
各第一金属板57に設けた第五の通孔74の内側空間
と、前記各下流側被加熱流路63の下流側端部と、前記
各仕切板65、65に設けた第二の通孔71、71の内
側空間とを、互いに連通して、出口タンク部79を構成
している。又、上記各構成部材を組み合わせた状態で互
いに対向する、上記各第二金属板58に設けた第六の通
孔75の内側空間と、前記各中間被加熱流路64と、上
記各仕切板65、65に設けた第三の通孔72の内側空
間とを、互いに連通して、中間タンク部80を構成して
いる。尚、本例の場合には、一部に各下流側被加熱流路
63が存在する上記コア部15bの幅方向一部が、前記
加熱部となる。
【0056】そして、本例の場合には、上記コア部15
bの両端にろう付け接合した1対のサイドプレート34
a、34bのうち、一方のサイドプレート34aの一部
に幅広金属板59をろう付け接合すると共に、この幅広
金属板59の一部に断面略コ字形のケース部材60を、
溶接により接合している。即ち、前記各伝熱管素子13
a、13aの重ね合わせ方向に関して上記コア部15b
の一端にろう付け接合した上記一方のサイドプレート3
4aの片面(図15、19の右側面)に、幅広金属板5
9の片面(図13、27の裏側面、図14の上側面、図
15、17の左側面、図16の右側面)中央部を重ね合
わせ、更にろう付け接合している。この幅広金属板59
は、図26に詳示する様に、ステンレス鋼板等の金属板
製で、全体を四角形状に形成している。又、この幅広金
属板59の長さ方向及び幅方向に関する長さL59、W59
は、上記一方のサイドプレート34aの長さ方向及び幅
方向に関する長さL34a 、W34b (図24)よりも大き
くしている(L59>L34a、W59>W34b )。又、上記
幅広金属板59の上端寄り部分で、上記一方のサイドプ
レート34aに設けた入口側、出口側通孔76、77と
それぞれ整合する位置に、第二の入口側、出口側通孔8
1、82を形成している。そして、前記コア部15b及
びサイドプレート34a、34bをろう付け接合するの
と同時に、上記一方のサイドプレート34aの片面に上
記幅広金属板59の片面の中央部を重ね合わせて、ろう
付け接合している。この様にろう付け接合した状態で
は、上記幅広金属板59の外周寄り部分(図26に斜格
子で示す部分)に上記コア部15bの四周よりも外側に
突出した突出部83が、全周に亙り形成される。又、上
記幅広金属板59の他面(図13、27の表側面、図1
4の下側面、図15、17の右側面、図16の左側面)
に、接続ブロック51aと流体取り出し管26aとの端
部を、それぞれの内側を上記第二の入口側、出口側通孔
81、82の内側に通じさせる状態で、ろう付け接合し
ている。この様な接続ブロック51a及び流体取り出し
管26aのろう付け接合も、上記コア部15bとサイド
プレート34a、34bと幅広金属板59とのろう付け
接合と同時に行なっている。
【0057】そして、上記接続ブロック51aと、上記
幅広金属板59の第二の入口側通孔81と、上記一方の
サイドプレート34aに設けた入口側通孔76と、前記
入口タンク部78との内側に、前記混合流体を上記コア
部15bに向け流す為の流体分散部材19bを挿入して
いる。そして、この流体分散部材19bの基端部に設け
た突き合わせ部55の外周縁と、上記接続ブロック51
aの端部に設けた1対の外向鍔部53a、53bのう
ち、一方の外向鍔部53aの外周縁とを、溶接により接
合している。尚、この様な流体分散部材19b及び上記
接続ブロック51aの構造に就いては、前述の図11〜
12に示した第3例の場合と同様である為、これ以上の
詳しい説明は省略する。
【0058】そして、本例の場合には、上記幅広金属板
59の外周寄り部分に設けた突出部83のうち、この幅
広金属板59の上下両端寄りに位置する部分の片面に、
断面が略コ字形である、ケース部材60の一部を溶接に
より接合している。このケース部材60は、ステンレス
鋼板等の金属板をプレス成形等して造ったもので、平板
状の基板部84の上下方向両端縁から互いに同方向に向
け直角に折れ曲がる状態で連結した上側、下側板部8
5、86と、これら両上側、下側板部85、86のう
ち、上記基板部84と反対側の端縁から互いに反対方向
に向け直角に折れ曲がる状態で連結した1対の突き合わ
せ部87、87とから成る。これら両突き合わせ部8
7、87の片面(図14の下側面、図15、17の右側
面、図16の左側面、図27の表側面)は、上記幅広金
属板59の突出部83のうち、この幅広金属板59の上
下両端寄りに位置する部分の片面に突き合わせ自在とし
ている。又、上記両突き合わせ部87、87の片面は、
互いに同一の仮想平面上に位置している。
【0059】そして、前記コア部15bに、前記1対の
サイドプレート34a、34bと上記幅広金属板59と
接続ブロックと流体取り出し管26aとをろう付け接合
した状態で、上記幅広金属板59の突出部83のうち、
この幅広金属板59の上下両端寄りに位置する部分の片
面に、上記ケース部材60の上下両端部に設けた各突き
合わせ部87、87の片面を突き合わせ、更に、これら
各突き合わせ部87、87の上下両端縁と上記幅広金属
板59の上下両端縁とを、溶接により接合している。こ
の様に上記幅広金属板59に上記ケース部材60を溶接
により接合した状態で、上記コア部15bの周囲のう
ち、前記加熱ガスの流通方向(図14、18、27の左
右方向、図15〜17、19の表裏方向)の両側の側面
を除く四周は、上記幅広金属板59とケース部材60と
により覆われる。尚、前記流体分散部材19bを前記接
続ブロック51aに溶接により接合するのは、上記幅広
金属板59に上記ケース部材60を溶接により接合する
前でも、後でも良い。更に、本例の場合には、上記ケー
ス部材60の内側面と上記コア部15bの外側面との間
に空間88を設け、この空間88内に、酸化アルミニウ
ム等の耐熱性を有する金属をフィラメント状に編組して
成る緩衝材89を、上記内側面と外側面との間に弾性的
に圧縮した状態で設けている。
【0060】上述の様に構成する蒸発器12bの使用時
には、コア部15bに高温の加熱ガスを送り込む為の加
熱流体送り込み用ダクト38の端部と、同じく加熱ガス
を取り出す為の加熱流体取り出し用ダクト39の端部と
を、上記幅広金属板59とケース部材60との一部に、
それぞれ溶接により接合する。即ち、上記加熱流体送り
込み用ダクト38に関しては、この加熱流体送り込み用
ダクト38の一端開口周辺部に設けた鍔部90の片面
(図13、14、18、27の右側面、図17の裏側
面)を、上記ケース部材60の基板部84及び上側、下
側板部85、86の長さ方向一端縁(図13、14、1
8、27の左端縁、図17の表側端縁)と、上記幅広金
属板59の長さ方向一端縁(図13、14、18、27
の左端縁、図17の表側端縁)の上下方向中間部とに突
き合わせ、更にろう付け接合している。又、上記加熱流
体取り出し用ダクト39に関しては、この加熱流体取り
出し用ダクト39の一端開口周辺部に設けた鍔部91の
端面を、上記ケース部材60の基板部84及び上側、下
側板部85、86の長さ方向他端縁(図13、14、1
8、27の右端縁、図16の表側端縁)と、上記幅広金
属板59の長さ方向他端縁(図13、14、18、27
の右端縁、図16の表側端縁)の上下方向中間部とに突
き合わせ、更にろう付け接合している。
【0061】そして、前記蒸発器12bの使用時には、
配管92aを通じて前記流体分散部材19bの内部にメ
タノールと水との液状の混合流体を送り込むと共に、上
記加熱流体送り込み用ダクト38を通じて、上記コア部
15bに加熱ガスを送り込む。尚、本例の場合には、上
記加熱流体送り込み用ダクト38の端部を、上記ケース
部材60と幅広金属板59との一部で、流体取り出し管
26aを設けた側の端縁に接合している為、上記加熱流
体送り込み用ダクト38を通じて上記コア部15bに送
られた加熱ガスは、このコア部15bに設けた前記各下
流側被加熱流路63の外部を通過した後、前記各上流側
被加熱流路62の外部を通過する。言い換えれば、加熱
ガスの流通方向αに関してコア部15bの上流側に、上
流側、下流側各被加熱流路62、63のうち、下流側の
混合流体が流れる下流側被加熱流路63を設けている。
【0062】そして、上記流体供給部材19bの内部に
送り込まれた混合流体は、この流体分散部材19bの内
側に設けた分散流路50(図15)を流れた後、この流
体供給部材19bの下部に設けた複数の通孔49(図3
等参照)を通じて、前記各伝熱管素子13a、13aに
設けた上流側被加熱流路62の内側に送り込まれる。そ
して、上記混合流体は、これら各上流側被加熱流路62
内を、前記各第一、第二金属板57、58同士の間部分
に設けた各加熱流路40内を図19の矢印α方向に流れ
る高温の加熱ガスとの間で熱交換を行ないつつ、前記中
間タンク部80に向け、同図に矢印イで示す方向に流れ
る。この様に混合流体が上記各上流側被加熱流路62内
を流れる間に、この混合流体は、上記加熱ガスとの間で
熱交換を行なう為、約100度に加熱され、蒸発してガ
ス状になる。
【0063】上記中間タンク部80に達したガス状の混
合流体は、続いて、この中間タンク部50内を、前記各
下流側被加熱流路63に向け、同図に矢印ロで示す方向
に流れる。そして、上記混合流体は、これら各下流側被
加熱流路63内を、上記熱交換を行ないつつ、前記出口
タンク部79に向け、同図に矢印ハで示す方向に流れ
る。この様に上記混合流体が各下流側被加熱流路63内
を流れる間に、この混合流体は、上記熱交換により過熱
されて、約160℃の所定温度になる。そして、上記出
口タンク部79に送られた上記混合流体は、この出口タ
ンク部79内を同図に矢印ニで示す方向に流れた後、前
記流体取り出し管26aを通じて外部に流出し、配管9
2bを通じて図示しない改質装置に送られる。
【0064】前述の様に構成し、上述の様にして混合流
体と加熱ガスとの間での熱交換を行ない、液状の混合流
体を蒸発させ、更に所定温度に過熱する、本例の熱交換
器の場合、複数の伝熱管素子13a、13aの一部によ
り、混合流体を互いに反対方向に流す為の上流側、下流
側両被加熱流路62、63の端部同士を連結する、中間
被加熱流路64を構成している。この為、本発明によれ
ば、上記混合流体を蒸発させ、更に所定温度に過熱する
為に、互いに別体の蒸発器と加熱器とを一体的に接合す
る必要がなくなると共に、燃料電池全体での部品点数の
削減できて、しかも回路を簡略化できる。
【0065】更に、本例の場合には、加熱ガスの流通方
向αに関してコア部15bの上流側に、上流側、下流側
各被加熱流路62、63のうち、下流側の混合流体が流
れる下流側被加熱流路63を設けている。この為、比較
的高温の加熱ガスと比較的高温の混合流体とを、比較的
低温になった加熱ガスと比較的低温の混合流体とを、そ
れぞれ互いに熱交換させる事ができる。この為、上記各
下流側被加熱流路63内で、蒸発した上記混合流体を、
より所定温度に過熱し易くできる。更に、過熱ガスを、
図19の矢印α方向と反対方向に流す場合に比べて、上
記上流側、下流側各被加熱流路62、63と、各加熱流
路40とを仕切る為に設ける一部の構成部材(仕切板6
5)の両側での温度差を小さくする事ができる。従っ
て、これら構成部材で生じる熱応力を小さく抑えて、蒸
発器12bの耐久性を十分に確保できる。
【0066】更に、本例の場合には、加熱ガスを上記コ
ア部15bに向け送る為の加熱流体送り込み用ダクト3
8の端部と、同じく上記コア部15bから取り出す為の
加熱流体取り出し用ダクト39の端部とを、幅広金属板
59とケース部材60との長さ方向両端縁に溶接により
接合する事ができる。このうちのケース部材60の内側
面と上記コア部15bの外側面との間には、空間88が
形成されている。又、上記幅広金属板59は、上記コア
部15bの一端に位置する一方のサイドプレート34a
の片面のみに接しており、且つ、この幅広金属板59の
長さ方向両端縁が存在する突出部83は、上記コア部1
5bの四周から外側に突出する状態で設けている。この
為、上記各ダクト38、39の溶接時に生じる熱が、上
記コア部15bの構成部材の総てに伝わりにくくなる。
従って、本例によれば、上記各ダクト38、39の溶接
時の熱に起因して、蒸発器12bのろう付け接合部で二
次溶解が生じたり、この蒸発器12bの各構成部材の一
部に熱歪みに起因する亀裂が発生するのを抑える事がで
きる。従って、溶接後にコア部15bを修復する作業及
び不良品の発生を抑えて、蒸発器12bのコスト低減を
図れる。更に、溶接時の熱によりろう付け接合部に存在
するろう材を沸騰しにくくできて、溶接作業の効率化を
図れる。
【0067】更に、本例の場合には、上記ケース部材6
0の内側面と上記コア部15bの外側面との間に緩衝材
89を、弾性的に圧縮する状態で設けている。この為、
上記ケース部材60の内側で、上記コア部15bの本体
部分ががたつくのを防止できて、蒸発器12bの耐久性
を十分に確保できる。
【0068】尚、本例の場合には、上記一方のサイドプ
レート34aの片面に幅広金属板59をろう付け接合
し、この幅広金属板59の一部にケース部材60の一部
を、溶接により接合している。但し、請求項4、5に記
載した熱交換器の場合、上記一方のサイドプレート34
aの外周寄り部分に、コア部15の他の部分の四周より
も外側に突出させた突出部を設けて、この一方のサイド
プレート34aを、請求項4に記載した幅広金属板とす
る事もできる。即ち、この場合には、上記一方のサイド
プレート34aに設けた突出部の一部にケース部材60
の一部を、溶接により接合する。この様な構成とした場
合には、上記一方のサイドプレート34aと別体の幅広
金属板を設ける必要がなくなる為、部品点数の削減を図
れる。
【0069】
【発明の効果】本発明の熱交換器は、以上に述べた通り
構成され作用する為、構成部材同士をろう付け接合して
成るコア部を有し、且つ、このコア部に他の部品を結合
して使用する構造で、溶接時の熱に起因して生じる不都
合を抑えて、安価な構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す略斜視図。
【図2】第1例の熱交換器を、一部を省略した状態で示
す分解斜視図。
【図3】第1例に用いる流体分散部材を示す分解斜視
図。
【図4】流体分散部材を、下側金属板部分の厚さ方向中
間部で切断して示す図。
【図5】図4のA−A断面図。
【図6】流体分散部材と流体取り出し管とを、コア部に
結合する直前の状態を示す略斜視図。
【図7】図1のB−B断面図。
【図8】メタノールと水との混合流体が流れる状態を説
明する為に用いる略透視斜視図。
【図9】本発明の実施の形態の第2例を示す略斜視図。
【図10】第2例で、流体分散部材と流体取り出し管と
接続ブロックとを、コア部に結合する直前の状態を示す
略斜視図。
【図11】本発明の実施の形態の第3例を示す、図10
に相当する図。
【図12】同じく図9のC−C断面に相当する図。
【図13】本発明の実施の形態の第4例を、加熱流体送
り込み用ダクトと加熱流体取り出し用ダクトとを結合し
た状態で示す図。
【図14】上半部に横断面を、下半部に図13の上方か
ら見た状態を、それぞれ示す図。
【図15】図13のD−D断面を簡略化して示す図。
【図16】図13の右方から見た図。
【図17】同じく左方から見た図。
【図18】図17のE−E断面図。
【図19】コア部の分解斜視図。
【図20】第三金属板を示す図。
【図21】仕切板を示す図。
【図22】第一金属板を示す図。
【図23】第二金属板を示す図。
【図24】一方のサイドプレートを示す図。
【図25】他方のサイドプレートを示す図。
【図26】幅広金属板を示す図。
【図27】蒸発器の一部を分解すると共に、両側に加熱
流体送り込み用ダクト及び加熱流体取り出し用ダクトを
設けた状態を示す略斜視図。
【図28】燃料電池の発電原理を説明する為に使用す
る、セルの略断面図。
【図29】従来構造の1例を、一部を分解した状態で示
す略斜視図。
【図30】従来構造の1例で用いる流体分散部材を示す
分解斜視図。
【図31】従来構造の一部に、加熱流体送り込み用ダク
トと加熱流体取り出し用ダクトとの端部を結合する直前
の状態を示す略斜視図。
【符号の説明】
1 セル 2 電解質 3 水素極 4 空気極 5 薄膜 6 第一反応室 7 水素供給口 8 水素還流口 9 第二反応室 10 酸素供給口 11 排気口 12、12a、12b 蒸発器 13、13a 伝熱管素子 14 アウターフィン 15、15a、15b コア部 16 入口タンク部 17 出口タンク部 18a、18b 開口 19、19a、19b 流体分散部材 20 上側部材 21 下側部材 22 端部部材 23 入口孔 24 分散流路 25 通孔 26、26a 流体取り出し管 27 第一金属板 28 第二金属板 29 仕切板 30、30a、30b インナーフィン 31 第一の通孔 32 被加熱流路 33 第二の通孔 34a、34b サイドプレート 35a 上側通孔 35b 下側通孔 36 入口タンク部 37 出口タンク部 38 加熱流体送り込み用ダクト 39 加熱流体取り出し用ダクト 40 加熱流路 41 上側金属板 42 下側金属板 43 突部 44 凹部 45 幹部 46 枝部 47 入口部 49 通孔 50 分散流路 51、51a 接続ブロック 52 挿入孔 53a、53b 外向鍔部 54 鍔部 55 突き合わせ部 56 突部 57 第一金属板 58 第二金属板 59 幅広金属板 60 ケース部材 62 上流側被加熱流路 63 下流側被加熱流路 64 中間被加熱流路 65 仕切板 66 第三金属板 67 仕切り部 68 U字形流路 69a、69b〜69d 突部 70 第一の通孔 71 第二の通孔 72 第三の通孔 73 第四の通孔 74 第五の通孔 75 第六の通孔 76 入口側通孔 77 出口側通孔 78 入口タンク部 79 出口タンク部 80 中間タンク部 81 第二の入口側通孔 82 第二の出口側通孔 83 突出部 84 基板部 85 上側板部 86 下側板部 87 突き合わせ部 88 空間 89 緩衝材 90、91 鍔部 92a、92b 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/04 H01M 8/04 N 8/06 8/06 G A (72)発明者 吉田 宏行 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 亀田 英信 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3L065 BA15 DA13 3L103 AA01 BB01 BB50 CC18 CC22 DD15 DD17 DD53 DD55 4G040 EA02 EA06 EB03 EB46 4G140 EA02 EA06 EB03 EB46 5H027 AA02 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱流体を流す為の扁平な流路を有す
    る複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素子同士の間に
    アウターフィンを設けた状態で重ね合わせた状態で、上
    記各伝熱管素子及び各アウターフィン同士をろう付け接
    合して成るコア部と、このコア部の上端部に設けられた
    入口タンク部と、この入口タンク部の内側に挿入され
    て、内側に送り込まれた液状の被加熱流体を上記複数の
    流路の端部に向け分散しつつ流す為の分散流路を有する
    流体分散部材と、この流体分散部材の下部で、上記分散
    流路と対向する部分の複数個所に、上記流体分散部材の
    内、外を連通させる状態で設けられた複数の通孔とを備
    え、上記各伝熱管素子に設けた流路内に被加熱流体を流
    通させると共に、上記各伝熱管素子の外部に加熱流体を
    通過させる状態で使用する熱交換器に於いて、上記入口
    タンク部は、上記各伝熱管素子の重ね合わせ方向に設け
    ており、この入口タンク部の内側に、上記流体分散部材
    の先半部から中間部に亙る部分を挿入すると共に、上記
    流体分散部材の基端部で、上記コア部の外部に露出する
    部分と、上記各伝熱管素子の重ね合わせ方向に関して上
    記コア部の一端に位置する1枚の金属板、又はこの重ね
    合わせ方向に関して上記コア部の一端よりもこのコア部
    の外側に結合する状態で設けられた、このコア部を構成
    する部材とは別の部材の片面とを、溶接により接合して
    いる事を特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 被加熱流体を流す為の扁平な流路を有す
    る複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素子同士の間に
    アウターフィンを設けた状態で重ね合わせた状態で、上
    記各伝熱管素子及び各アウターフィン同士をろう付け接
    合して成るコア部と、このコア部の上端部に設けられた
    入口タンク部と、この入口タンク部の内側に挿入され
    て、内側に送り込まれた液状の被加熱流体を上記複数の
    流路の端部に向け分散しつつ流す為の分散流路を有する
    流体分散部材と、この流体分散部材の下部で、上記分散
    流路と対向する部分の複数個所に、上記流体分散部材の
    内、外を連通させる状態で設けられた複数の通孔とを備
    え、上記各伝熱管素子に設けた流路内に被加熱流体を流
    通させると共に、上記各伝熱管素子の外部に加熱流体を
    通過させる状態で使用する熱交換器に於いて、流体分散
    部材の先半部から中間部に亙る部分を、入口タンク部の
    内側に挿入すると共に、コア部の一部、又はこのコア部
    に結合する状態で設けられた、このコア部を構成する部
    材とは別の部材の一部に、上記流体分散部材の一部を、
    ろうづけのみにより接合している、請求項1に記載した
    熱交換器。
  3. 【請求項3】 被加熱流体を流す為の扁平な流路を有す
    る複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素子同士の間に
    アウターフィンを設けた状態で重ね合わせた状態で、上
    記各伝熱管素子及び各アウターフィン同士をろう付け接
    合して成るコア部を備え、上記各伝熱管素子に設けた流
    路内に被加熱流体を流通させると共に、上記各伝熱管素
    子の外部に加熱流体を通過させる状態で使用する熱交換
    器に於いて、上記各伝熱管素子の重ね合わせ方向に関し
    て上記コア部の一端よりもこのコア部の外側に結合する
    状態で設けられた、その外周寄り部分に上記コア部の四
    周よりも外側に突出した突出部を有する第一のケース素
    子と、上記コア部に関してこの第一のケース素子と反対
    側に設けられた第二のケース素子とを備え、この第二の
    ケース素子の一部と、上記第一のケース素子に設けた突
    出部の一部とを溶接により接合する事により、これら第
    一のケース素子と第二のケース素子とにより上記コア部
    の周囲の一部を覆っている事を特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 第二のケース素子の内側面とコア部の外
    側面との間に、耐熱性を有する材料から成る緩衝材を、
    弾性的に圧縮する状態で設けた、請求項3に記載した熱
    交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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