JP2002241633A - ピグメントイエロー12の製造方法およびその利用 - Google Patents

ピグメントイエロー12の製造方法およびその利用

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JP2002241633A
JP2002241633A JP2001005869A JP2001005869A JP2002241633A JP 2002241633 A JP2002241633 A JP 2002241633A JP 2001005869 A JP2001005869 A JP 2001005869A JP 2001005869 A JP2001005869 A JP 2001005869A JP 2002241633 A JP2002241633 A JP 2002241633A
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acetoacetanilide
acid
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acetoacetamido
disazo compound
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JP2001005869A
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Osamu Jomaru
修 城丸
Shuji Miyazaki
修次 宮崎
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷インキの透明性に優れた印刷インキを調整
できるピグメントイエロー12の製造方法。 【解決手段】アセトアセトアニリド単独もしくはアセト
アセトアニリドを主成分として他の成分を添加したカッ
プリング成分と3,3’−ジクロロベンジジンのテトラ
ゾ成分とをカップリング反応させてジスアゾ化合物を合
成する工程(A)と、工程(A)で得られたジスアゾ化
合物の存在下で、全カップリング成分に対して0.5〜
10モル%の極性基置換アセトアセトアニリドを少なく
とも50モル%含むカップリング成分と3,3’−ジク
ロロベンジジンのテトラゾ成分とをカップリング反応さ
せて極性基置換ジスアゾ化合物を合成する工程(B)
と、工程(B)で得られたジスアゾ化合物および極性基
置換ジスアゾ化合物の混合物を100〜140℃で加熱
処理する工程(C)とからなることを特徴とするピグメ
ントイエロー12の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピグメントイエロ
ー12の製造方法およびその利用に関し、更に詳しくは
顔料をインキ化して得られた印刷インキ自身の透明性に
優れたピグメントイエロー12に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なプロセス出版のオフセッ
トインキは、顔料の水性ウェットケーキをインキ用ビヒ
クルまたは溶剤とフラッシングによって相転換を行って
インキ化する方法と、水性ウェットケーキの乾燥物を強
力な剪断力によってインキ用ビヒクルに分散することに
よって得られている。
【0003】しかし、前者の方法は顔料の水性ウェット
ケーキ自身が保存安定性に欠けていたり、また、フラッ
シング性が悪いことにより長時間曝される熱によって不
透明化、濃度低下等の品質に対する影響が大きく安定し
た品質が得られにくかった。また、フラッシング時に排出
される排水に微量のジスアゾ顔料分が混合し着色する問
題があった。
【0004】そこでこれら品質に対する影響の少ない後
者の方法が永続的に継承されているが、水性ウェットケ
ーキ顔料の乾燥物をインキ化したものは乾燥しなかった
ものをインキ化したものと比較して透明性、流動性、濃度
の点で著しく劣っていた。 ジスアゾ顔料の場合、これら乾燥物からのインキ化物と
非乾燥物からのインキ化物の品質の差は、もっぱら乾燥
時の熱により著しく結晶が成長してしまうことによって
引き起こされている。
【0005】透明性を改良する方法として、特開平第1
1−310730号公報に、アセトアセトアニリドおよ
び極性基置換アセトアセトアニリドと3,3’−ジクロ
ロベンジジンのテトラゾ化物とを混合カップリングして
得られた非対称形の顔料誘導体の存在下で、105〜1
30℃に加熱する方法が開示されているが、この方法は
両側に極性基置換体を有する顔料誘導体が片側のみに極
性基置換体を有する顔料誘導体に比べて生成率が低いの
で、高価な極性基置換アセトアセトアニリドを使用する
割には透明性の向上の程度が不十分であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、(1)印刷インキの透明性に優れた印刷イ
ンキを調製できるピグメントイエロー12の製造方法、
(2)製造したピグメントイエロー12をインキ化した
場合、透明性に優れた印刷インキを調製できるピグメン
トイエロー12、(3)透明性に優れた印刷インキを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アセトアセト
アニリド単独もしくはアセトアセトアニリドを主成分と
して他の成分を添加したカップリング成分と3,3’−
ジクロロベンジジンのテトラゾ成分とをカップリング反
応させてジスアゾ化合物を合成する工程(A)と、工程
(A)で得られたジスアゾ化合物の存在下で、全カップ
リング成分に対して0.5〜10モル%の極性基置換ア
セトアセトアニリドを少なくとも50モル%含むカップ
リング成分と3,3’−ジクロロベンジジンのテトラゾ
成分とをカップリング反応させて極性基置換ジスアゾ化
合物を合成する工程(B)と、工程(B)で得られたジ
スアゾ化合物および極性基置換ジスアゾ化合物の混合物
を100〜140℃で加熱処理する工程(C)とからな
ることを特徴とするピグメントイエロー12の製造方法
に関する。
【0008】更に本発明は、上記製造方法で得られたピ
グメントイエロー12および印刷インキ用ビヒクルから
なる印刷インキに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明におけるピグメントイエロ
ー12は、ジスアゾ化合物と極性基置換ジスアゾ化合物
の混合物からなる。ジスアゾ化合物のカップリング成分
は、アセトアセトアニリド単独でもよいし、または他の
成分を添加した混合カップリング成分であっても良い。
【0010】他のカップリング成分としては、アセトア
セトアニリド誘導体、3−メチル−1−置換または無置
換フェニル−5−ピラゾロン、アニリンおよびアニリン
誘導体からなる群から選ばれる1種以上が挙げられる。
【0011】上記アセトアセトアニリド誘導体として
は、例えば下記一般式(2)で示される化合物が挙げら
れる。 一般式(2)
【0012】
【化2】
【0013】[ 式中、Zは同一であっても異なっていて
もよく、R1、OR1、ハロゲン、CONR12、SO2
NR12、CONH(CH2kNR12、SO2NH
(CH2kNR12、(R1、R2は水素原子または低級
アルキル基、kは1〜4の整数を表す。)、COOH、
SO3H、jは1〜3の整数を表す。] 一般式(2)で示されるアセトアセトアニリド誘導体と
しては、アセトアセト−o−トルイジド、アセトアセト−
o−キシリジド、アセトアセト−o−メトキシアニリド、
アセトアセト−o−カルバモイルアニリド、アセトアセ
ト−o−プロピルカルバモイルアニリド、アセトアセト
−o−ジエチルアミノカルバモイルアニリド、アセトア
セト−o−ジブチルスルファモイルアニリド、アセトア
セト−o−ジブチルアミノメチルスルファモイルアニリ
ド、アセトアセト−2,5−ジメチル−6−カルバモイ
ルアニリド、アセトアセト−2−クロロ−5−カルバモ
イルアニリド、2−アセトアセトアミドベンゼンスルホ
ン酸、2−アセトアセトアミド−3−クロロー5−メチ
ルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−3,
4−ジクロロベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトア
ミド安息香酸、4−アセトアセトアミドフタル酸、2−
アセトアセトアミド−3−ヒドロキシ安息香酸等があ
る。
【0014】上記アニリン誘導体としては、例えば下記
一般式(3)で示される化合物が挙げられる。
【0015】一般式(3)
【0016】
【化3】
【0017】[ 式中、Vは同一であっても異なっていて
もよく、R1、OR1、ハロゲン、NR12、CONR1
2、SO2NR12、COOM、SO3M、(R1、R2
は水素原子または低級アルキル基、Mは水素原子または
アルカリ金属原子を表す。)、kは1〜4の整数を表
す。] 一般式(3)で示されるアニリン誘導体としては、o−
ジアミノベンゼン、o−トルイジン、2,3,4−トリメ
チルアニリン、o−カルバモイルアニリン、p−カルバモ
イルアニリン、o−アミノ安息香酸、3−アミノフタル
酸、o−アミノフェノール、3−アミノカテコール、2−
アミノレゾルシン、o−アミノベンゼンスルホン酸、3,
5−ジ(メチルアミノ)アニリン、o−ジエチルアミノ
アニリン、2,4,6−トリ(プロピルアミノ)アニリ
ン、3,5−ジ(ジブチルアミノ)アニリン等がある。
【0018】3−メチル−1−置換または無置換フェニ
ル−5−ピラゾロンとしては、3−メチル−1−フェニ
ル−5−ピラゾロン、3−メチル−1−p−トリル−5
−ピラゾロン等が挙げられる。
【0019】本発明のピグメントイエロー12の製造に
使用されるアセトアセトアニリド以外のカップリング成
分は、極性基置換アセトアセトアニリドを含めた全カッ
プリング成分を基準として20モル%以下で使用される
ことが好ましい。
【0020】本発明において、極性基置換ジスアゾ化合
物のカップリング成分は、極性基置換アセトアセトアニ
リド単独であることが好ましいが、他の成分を添加した
カップリング成分であってもよい。ここで用いられる他
のカップリング成分としては、アセトアセトアニリド、
上記一般式(2)で示されるアセトアセトアニリド誘導
体(但し、極性基置換アセトアセトアニリドを除
く。)、上記3−メチル−1−置換または無置換フェニ
ル−5−ピラゾロン、アニリンおよび上記一般式(3)
で示されるアニリン誘導体からなる群から選ばれる1種
以上が挙げられる。
【0021】本発明において、極性基置換ジスアゾ化合
物を製造する際に使用される極性基置換アセトアセトア
ニリドの量は、工程(A)および工程(B)において使
用する全カップリング成分の合計量に対し0.5〜10
モル%、好ましくは1〜5モル%である。また、極性基
置換ジスアゾ化合物を製造する際に使用される極性基置
換アセトアセトアニリドとその他の成分を含むカップリ
ング成分の量は、工程(A)および工程(B)において
使用する全カップリング成分の合計量に対し0.5〜2
0モル%、好ましくは1〜10モル%であり、工程
(B)において極性基置換アセトアセトアニリドのカッ
プリング成分に占める割合は少なくとも50モル%、好
ましくは少なくとも70モル%、更に好ましくは100
モル%である。
【0022】本発明において、極性基置換アセトアセト
アニリドとしては、例えば下記一般式(1)で示される
ものが挙げられる。 一般式(1)
【0023】
【化4】
【0024】[ 式中、Xは同一であっても異なっていて
もよく、R1、OR1、ハロゲン、CONR12、SO2
NR12、CONH(CH2kNR12、SO2NH
(CH2kNR12、(R1、R2は水素原子または低級
アルキル基、kは1〜4の整数を表す。)、mは0〜2
の整数、Yは同一であっても異なっていてもよく、CO
OH、SO3H、nは1〜2の整数を表す。] 一般式(1)で示される極性基置換アセトアセトアニリ
ドとしては、以下の化合物が例示できる。
【0025】2−アセトアセトアミド安息香酸、3−ア
セトアセトアミド安息香酸、4−アセトアセトアミド安
息香酸、2−アセトアセトアミド−3−クロロ安息香酸、
2−アセトアセトアミド−4−クロロ安息香酸、2−ア
セトアセトアミド−5−クロロ安息香酸、2−アセトア
セトアミド−6−クロロ安息香酸、3−アセトアセトア
ミド−4−クロロ安息香酸、3−アセトアセトアミド−
5−クロロ安息香酸、3−アセトアセトアミド−6−ク
ロロ安息香酸、4−アセトアセトアミド−5−クロロ安
息香酸、4−アセトアセトアミド−6−クロロ安息香酸、
5−アセトアセトアミド−6−クロロ安息香酸、2−ア
セトアセトアミドテレフタル酸、3−アセトアセトアミ
ドテレフタル酸、2−アセトアセトアミドイソフタル酸、
4−アセトアセトアミドイソフタル酸、5−アセトアセ
トアミドイソフタル酸、3−アセトアセトアミドフタル
酸、4−アセトアセトアミドフタル酸、2−アセトアセト
アミド−3−ヒドロキシ安息香酸、2−アセトアセトア
ミド−4−ヒドロキシ安息香酸、2−アセトアセトアミ
ド−5−ヒドロキシ安息香酸、2−アセトアセトアミド
−6−ヒドロキシ安息香酸、3−アセトアセトアミド−
4−ヒドロキシ安息香酸、3−アセトアセトアミド−5
−ヒドロキシ安息香酸、3−アセトアセトアミド−6−
ヒドロキシ安息香酸、4−アセトアセトアミド−5−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アセトアセトアミド−6−ヒド
ロキシ安息香酸、5−アセトアセトアミド−6−ヒドロ
キシ安息香酸、2−アセトアセトアミド−3−メトキシ
安息香酸、2−アセトアセトアミド−4−メトキシ安息
香酸、2−アセトアセトアミド−5−メトキシ安息香酸、
2−アセトアセトアミド−6−メトキシ安息香酸、3−
アセトアセトアミド−4−メトキシ安息香酸、3−アセ
トアセトアミド−5−メトキシ安息香酸、3−アセトア
セトアミド−6−メトキシ安息香酸、4−アセトアセト
アミド−5−メトキシ安息香酸、4−アセトアセトアミ
ド−6−メトキシ安息香酸、5−アセトアセトアミド−
6−メトキシ安息香酸、2−アセトアセトアミドベンゼ
ンスルホン酸、3−アセトアセトアミドベンゼンスルホ
ン酸、4−アセトアセトアミドベンゼンスルホン酸、2−
アセトアセトアミド−3−メチルベンゼンスルホン酸、
2−アセトアセトアミド−4−メチルベンゼンスルホン
酸、2−アセトアセトアミド−5−メチルベンゼンスル
ホン酸、2−アセトアセトアミド−6−メチルベンゼン
スルホン酸、3−アセトアセトアミド−4−メチルベン
ゼンスルホン酸、3−アセトアセトアミド−5−メチル
ベンゼンスルホン酸、3−アセトアセトアミド−6−メ
チルベンゼンスルホン酸、4−アセトアセトアミド−5
−メチルベンゼンスルホン酸、4−アセトアセトアミド
−6−メチルベンゼンスルホン酸、5−アセトアセトア
ミド−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセ
トアミド−3−クロロ−4−メチルベンゼンスルホン
酸、2−アセトアセトアミド−3−クロロ−5−メチル
ベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−3−ク
ロロ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセ
トアミド−4−クロロ−3−メチルベンゼンスルホン
酸、2−アセトアセトアミド−4−クロロ−5−メチル
ベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−4−ク
ロロ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセ
トアミド−5−クロロ−3−メチルベンゼンスルホン
酸、2−アセトアセトアミド−5−クロロ−4−メチル
ベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−5−ク
ロロ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセ
トアミド−3−メトキシ−4−メチルベンゼンスルホン
酸、2−アセトアセトアミド−3−メトキシ−5−メチ
ルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−3−
メトキシ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセト
アセトアミド−4−メトキシ−3−メチルベンゼンスル
ホン酸、2−アセトアセトアミド−4−メトキシ−5−
メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−
4−メトキシ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2−ア
セトアセトアミド−5−メトキシ−3−メチルベンゼン
スルホン酸、2−アセトアセトアミド−5−メトキシ−
4−メチルベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミ
ド−5−メトキシ−6−メチルベンゼンスルホン酸、2
−アセトアセトアミド−3,4−ジクロロベンゼンスル
ホン酸、2−アセトアセトアミド−3,5−ジクロロベ
ンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド−3,6−
ジクロロベンゼンスルホン酸、2−アセトアセトアミド
−4,5−ジクロロベンゼンスルホン酸、2−アセトア
セトアミド−4,6−ジクロロベンゼンスルホン酸、2
−アセトアセトアミド−5,6−ジクロロベンゼンスル
ホン酸、3−アセトアセトアミド−2,4−ジクロロベ
ンゼンスルホン酸、3−アセトアセトアミド−2,5−
ジクロロベンゼンスルホン酸、3−アセトアセトアミド
−2,6−ジクロロベンゼンスルホン酸、4−アセトア
セトアミド−2,3−ジクロロベンゼンスルホン酸、4
−アセトアセトアミド−2,5−ジクロロベンゼンスル
ホン酸、4−アセトアセトアミド−2,6−ジクロロベ
ンゼンスルホン酸、4−アセトアセトアミド−3,5−
ジクロロベンゼンスルホン酸、4−アセトアセトアミド
−3,6−ジクロロベンゼンスルホン酸、4−アセトア
セトアミド−5,6−ジクロロベンゼンスルホン酸およ
びこれらのアルカリ金属塩等がある。
【0026】本発明の工程(A)におけるジスアゾ化合
物の合成方法および工程(B)における極性基置換ジス
アゾ化合物の合成方法は、カップラー成分を含むカップ
ラー水溶液と3,3’−ジクロロベンジジンのテトラゾ
水溶液とを、カップラー成分が反応系で実質的に析出し
ないように、かつテトラゾ成分が直ちに反応するように
酸性水溶液中に同時に注入するカップリング反応が好ま
しいが、この方法に限定されることなく従来公知のジス
アゾ化合物の製造方法が採用できる。
【0027】本発明において極性基置換ジスアゾ化合物
は、ピグメントイエロー12の結晶転移を円滑に行わせ
るために使用される。結晶転移をより円滑に行わせるた
めには両側に極性基を有する極性基置換ジスアゾ化合物
をジスアゾ化合物の粒子上に均一に存在させることが好
ましく、そのためにジスアゾ化合物の存在下に極性基置
換ジスアゾ化合物を合成する。なお、供した極性基置換
アセトアセトアニリドの分子すべてを両側に極性基を有
する極性基置換ジスアゾ化合物に変化させるためには、
工程(A)のカップリング反応の終了時点において遊離
のカップリング成分が検出されないようにして、工程
(B)でカップリング反応するカップリング成分が極性
基置換アセトアセトアニリドのみであるようにすること
が好ましい。
【0028】本発明における工程(C)は、ジスアゾ化
合物と極性基置換ジスアゾ化合物を水スラリーの状態で
オートクレーブ等の加圧装置を使用して100℃〜14
0℃に加熱処理する。加熱処理時間は30分〜3時間程
度が好ましい。加熱処理して得られたピグメントイエロ
ー12は、回折角9.90±0.20゜(Cu−Kα)
にブロードな特徴的ピークを有する。加熱処理温度が1
00℃未満では回折角10.3±0.1゜の通常の安定
形結晶であるし、また、140℃を越えても通常の安定
形結晶へ再転移してしまう。
【0029】本発明で得られるピグメントイエロー12
の結晶は準安定形の結晶として取り出せるものであり、
アセトアセトアニリド単独とテトラゾ成分からなるピグ
メントイエロー12では形成しない結晶形である。すな
わち、極性基置換ジスアゾ化合物は加熱下での不安定な
分子集合状態のピグメントイエロー12を準安定結晶と
して保持する機能を有すると考えられる。その際、同時
に結晶子が微細化され、そのためにX線回折ピークがブ
ロードとなる。また、準安定形であるために印刷インキ
用ビヒクルにより容易に結晶転移すると同時に一次粒子
が結晶子レベルまで解膠してビヒクル中に分散する。準
安定形の結晶を得る意義は、上述した結晶学的機構に基
づく印刷インキ中での易分散性の性質により透明性を初
めとする印刷インキ適性を向上させることにある。
【0030】本発明においてピグメントイエロー12の
顔料特性を向上させるために、加熱処理後の顔料の水ス
ラリーに対してロジン類あるいは印刷インキ用ビヒクル
によって顔料の表面処理を施してもよい。表面処理用の
ロジンの種類としては、ガムロジン、ウッドロジン、トー
ル油ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、水添ロジン等、
顔料のロジン処理に一般的に使用されるロジンの水酸化
ナトリウム溶液もしくは水酸化カリウム溶液などがあ
る。表面処理用の印刷インキ用ビヒクルとしては、酸価
が高くアルカリ水溶液となるロジン変性フェノール樹脂
が好ましく、これにアルキッド樹脂、石油樹脂等を併用
しても良い。ロジンまたは印刷インキ用ビヒクルの添加
量は、固形分換算でカップリングして生成されるピグメ
ントイエロー12に対して、2〜150重量%、好ましく
は3〜80重量%である。
【0031】本発明の製造法によって得られたピグメン
トイエロー12は、印刷インキ用ビヒクルと混練されて、
透明性と流動性と耐熱性に優れた印刷インキに使用する
ことができる。
【0032】オフセットインキ用ビヒクルとしては、例
えば、ロジン変性フェノール樹脂、石油樹脂、アルキッド
樹脂またはこれら乾性油変性樹脂等の樹脂と、必要に応
じて、アマニ油、桐油、大豆油等の植物油と、n−パラフィ
ン、イソパラフィン、アロマティック、ナフテン、α−
オレフィン等の溶剤からなるものであって、それらの混
合割合は、重量比で樹脂:植物油:溶剤=20〜50
部:0〜30部:10〜60部の範囲が好ましい。本発
明の顔料を配合したオフセットインキ用ビヒクルは、必
要に応じて、インキ溶剤、ドライヤー、レベリング改良
剤、増粘剤等の公知の添加剤を適宜配合して印刷インキ
とすることができる。
【0033】グラビアインキ用ビヒクルとしては、例え
ば、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、石灰化
ロジン、ライムロジン、ロジンエステル、マレイン酸樹脂、
ギルソナイト、ダンマル、セラック、ポリアミド樹脂、
ビニル樹脂、ニトロセルロース、環化ゴム、塩化ゴム、
エチルセルロース、酢酸セルロース、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ア
ルキッド樹脂等の樹脂混合物と、n−ヘキサン、トルエ
ン、メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、乳酸
エチル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、イソプロピルアルコール、クロルベ
ンゼン、エチルエーテル、メチルエチルケトン、アセト
酢酸エチル等の溶剤からなるものであって、それらの配
合割合は、重量比で、樹脂混合物:溶剤=10〜50
部:30〜80部の範囲が好ましい。本発明の顔料を配
合したグラビアインキ用ビヒクルは、必要に応じて、例え
ば硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、
アルミナホワイト、クレー、シリカ、シリカホワイト、タ
ルク、珪酸カルシウム、沈降性炭酸マグネシウム等の体質
顔料の他、補助剤として、可塑剤、紫外線防止剤、酸化防止
剤、帯電防止剤等の公知の添加剤を適宜配合して印刷イ
ンキとすることができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例によって本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、以下の例中「部」及び「%」は、特に断りのな
い限りいずれも「重量部」、「重量%」を示す。 <実施例1>3,3’−ジクロロベンジジン塩酸塩をそ
の3倍モルの塩酸と2倍モルの亜硝酸ナトリウムを使用
して常法によりテトラゾ化し、10℃、0.125モル/
Lのテトラゾ水溶液を調製した。一方、アセトアセトアニ
リド336部を水酸化ナトリウム115部を含む水溶液
に溶解し、25℃、0.259モル/Lのカップラー水溶
液を調製した。 また、酸性水溶液として80%酢酸300部と水酸化ナ
トリウム80部と水とからなる24℃、pH4.7の緩
衝溶液5000部を調製し、撹拌機を有する反応器に仕
込んだ。このpH緩衝溶液中の互いに離れた位置に出口
を持つ2本の注入管をセットし、テトラゾ水溶液とカッ
プラー水溶液とをそれぞれの注入管を通してpH緩衝溶
液中に注入を行った。これらの溶液は同時に注入を開始
し、定量ポンプにより同じ体積流量(193mL/分)
で38分間注入し、同時に注入を終了した。注入の間、液
面より採取した反応液からはテトラゾは検出されなかっ
た。なお、テトラゾの検出はβ−ナフトールによる発色反
応を用いて行った。 次に、アセトアセト−3−カルボキシ−4−ヒドロキシ
アニリド24部を水酸化ナトリウム5部を含む水溶液に
溶解し、25℃、0.259モル/Lのカップラー水溶液
を調製した。このカップラー溶液をテトラゾ水溶液と共
にそれぞれの注入管を通して上記の反応生成物が存在す
るpH緩衝溶液中に注入を行った。これらの溶液は同時
に注入を開始し、定量ポンプにより同じ体積流量(10
0mL/分)で4分間注入し、同時に注入を終了した。注
入の間、液面より採取した反応液からはテトラゾは検出
されなかった。なお、テトラゾの検出はβ−ナフトールに
よる発色反応を用いて行った。反応物を115℃で1時
間加熱撹拌後、濾過、水洗、熱風乾燥機を用いて90℃
で12時間乾燥し、粉砕して顔料Aを得た。 上記で得られた顔料AをX線回折装置(理学電機株式会
社製、型式RINT1100)を用いて測定した結果、
回折角が9.85°(Cu−Kα)に単一のピークを含
むX線回折パターンを示した。
【0035】<実施例2>アセトアセトアニリド336
部を使用する代わりに、アセトアセトアニリド319部
とアセトアセト−p−カルボアニリド22部を使用し、
アセトアセト−3−カルボキシ−4−ヒドロキシアニリ
ド24部を使用する代わりに、4−アセトアセトアミド
ベンゼンスルホン酸26部を使用し、115℃で1時間
加熱する代わりに、105℃で3時間加熱すること以外
は実施例1と同様にして顔料Bを得た。 上記で得られた顔料BをX線回折装置を用いて測定した
結果、回折角が9.85°(Cu−Kα)に単一のピー
クを含むX線回折パターンを示した。
【0036】<実施例3>0.125モル/Lのテトラ
ゾ水溶液を実施例1と同様にして調製した。一方、アセト
アセトアニリド320部を水酸化ナトリウム110部を
含む水溶液に溶解し、25℃、0.259モル/Lのカッ
プラー水溶液を調製した。 テトラゾ水溶液とカップラー水溶液とを実施例1と同様
にして調製したpH緩衝溶液中に同時に注入を開始し、
定量ポンプにより同じ体積流量(193mL/分)で3
6分間注入し、同時に注入を終了した。注入の間、液面よ
り採取した反応液からはテトラゾは検出されなかった。
なお、テトラゾの検出はβ−ナフトールによる発色反応
を用いて行った。 次に、アセトアセト−3−カルボキシ−4−ヒドロキシ
アニリド24部とアセトアセトアニリド16部とo−ア
ミノ安息香酸1.4部とを水酸化ナトリウム10部を含
む水溶液に溶解し、25℃、0.259モル/Lのカップ
ラー水溶液を調製し、テトラゾ水溶液と共にそれぞれの
注入管を通してpH緩衝溶液中に注入を行った。これら
の溶液は同時に注入を開始し、定量ポンプにより同じ体
積流量(100mL/分)で7分間注入し、同時に注入
を終了した。注入の間、液面より採取した反応液からはテ
トラゾは検出されなかった。なお、テトラゾの検出はβ−
ナフトールによる発色反応を用いて行った。反応物を1
25℃で30分間加熱撹拌後、濾過、水洗、熱風乾燥機
を用いて90℃で12時間乾燥し、粉砕して顔料Cを得
た。 上記で得られた顔料CをX線回折装置を用いて測定した
結果、回折角が9.85°(Cu−Kα)に単一のピー
クを含むX線回折パターンを示した。
【0037】<比較例1>115℃で1時間加熱する代
わりに、70℃で30分間加熱すること以外は実施例1
と同様にして顔料Dを得た。 上記で得られた顔料DをX線回折装置を用いて測定した
結果、回折角が10.40°(Cu−Kα)に単一のピ
ークを含むX線回折パターンを示した。
【0038】<比較例2>3,3’−ジクロロベンジジ
ン塩酸塩をその3倍モルの塩酸と2倍モルの亜硝酸ナト
リウムを使用して常法によりテトラゾ化し、10℃、0.
125モル/Lのテトラゾ水溶液を調製した。一方、アセ
トアセトアニリド346部とアセトアセト−3−カルボ
キシ−4−ヒドロキシアニリド11部とを水酸化ナトリ
ウム120部を含む水溶液に溶解し、25℃、0.259
モル/Lのカップラー水溶液を調製した。 また、酸性水溶液として80%酢酸300部と水酸化ナ
トリウム80部と水とからなる24℃、pH4.7の緩
衝溶液5000部を調製し、撹拌機を有する反応器に仕
込んだ。このpH緩衝溶液中の互いに離れた位置に出口
を持つ2本の注入管をセットし、テトラゾ水溶液とカッ
プラー水溶液とをそれぞれの注入管を通してpH緩衝溶
液中に注入を行った。これらの溶液は同時に注入を開始
し、定量ポンプにより同じ体積流量(193mL/分)
で40分間注入し、同時に注入を終了した。注入の間、液
面より採取した反応液からはテトラゾは検出されなかっ
た。なお、テトラゾの検出はβ−ナフトールによる発色反
応を用いて行った。 以上により製造したピグメントイエロー12の顔料水ス
ラリーに水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを11.
0に調整した液の中に、 固形換算で35部の上記顔料誘
導体の水ペーストのpH11.0の水酸化ナトリウム水
スラリーを添加し、70℃で30分間加熱撹拌後、塩酸
水溶液でpH5.5に調整した。反応物を115℃で1
時間加熱撹拌後、濾過、水洗、熱風乾燥機を用いて90
℃で12時間乾燥し、粉砕して顔料Eを得た。 上記で得られた顔料EをX線回折装置を用いて測定した
結果、回折角が9.95°(Cu−Kα)に単一のピー
クを含むX線回折パターンを示した。
【0039】<試験例>以下の方法により、顔料A〜E
をインキ化し評価した。 ステンレス容器に60℃に加熱した平版インキ用ロジン
変性フェノール樹脂ワニス300部と100部のパウダ
ー顔料組成物を仕込み、高剪断性ミキサーを使用してミ
ルベースを作成した。このミルベースを3本ロールを使
用して練肉した。3本ロール上でベースインキに上記平
版インキ用ワニス150部と芳香族を含有しないインキ
用溶剤10部を加え試験用インキを作成し、透明性と流
動性を測定した。インキの透明性と流動性とを表1にま
とめて示した。
【0040】<透明性の評価方法>黒インキを用いて黒
帯を印刷した白い展色紙に、試験インキを展色し、黒帯
の上の展色状態を目視で観察する。黒帯の上に試験イン
キが展色されることにより黒帯が白く見えるものを不透
明と判断し、目視判定1とする。黒帯上に試験インキが展
色されているのがわかりにくいものを透明と判断し、目
視判定7とする。
【0041】<流動性の評価方法>スプレッドメーター
に一定容量の試験インキを測り盛り、測定開始と同時に
ガラス板と目盛り板の間に計量したインキを押しだし、
1分後にインキが流動した中心からの距離を計測する。
測定値の大きいものを流動性が高いと判定する。顔料A
の流動性を100%とした百分率で表示し、100%を
超える値の場合は流動性がより高く、また、100%未
満の値の場合は流動性がより低いことを表した。
【0042】
【0043】
【発明の効果】本発明の製造方法で得られるピグメント
イエロー12は、両側に極性基を有するジスアゾ化合物
の作用により結晶子が微細で、かつ準安定結晶となり、
分散性、透明性に優れた印刷インキとすることができ
る。又、本発明のピグメントイエロー12はパウダー顔
料を原料として印刷インキとすることができるので、ペ
ースト顔料をフラッシングする工程を経由することなく
印刷インキを製造でき、フラッシング時の着色排水の問
題点を解消し環境面での意義も極めて大きい。更に、本
発明の製造方法によれば極性基置換アセトアセトアニリ
ドは3,3’−ジクロロベンジジンのテトラゾ化物の両
側にカップリング反応するのでその使用量を減らすこと
が可能となり、顔料のコストを低減させることができ
た。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセトアセトアニリド単独もしくはアセ
    トアセトアニリドを主成分として他の成分を添加したカ
    ップリング成分と3,3’−ジクロロベンジジンのテト
    ラゾ成分とをカップリング反応させてジスアゾ化合物を
    合成する工程(A)と、工程(A)で得られたジスアゾ
    化合物の存在下で、全カップリング成分に対して0.5
    〜10モル%の極性基置換アセトアセトアニリドを少な
    くとも50モル%含むカップリング成分と3,3’−ジ
    クロロベンジジンのテトラゾ成分とをカップリング反応
    させて極性基置換ジスアゾ化合物を合成する工程(B)
    と、工程(B)で得られたジスアゾ化合物および極性基
    置換ジスアゾ化合物の混合物を100〜140℃で加熱
    処理する工程(C)とからなることを特徴とするピグメ
    ントイエロー12の製造方法。
  2. 【請求項2】 ジスアゾ化合物のアセトアセトアニリド
    以外のカップリング成分が、アセトアセトアニリド誘導
    体、3−メチル−1−置換または無置換フェニル−5−
    ピラゾロン、アニリンおよびアニリン誘導体からなる群
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 極性基置換アセトアセトアニリドが一般
    式(1)で示される化合物である請求項1または2記載
    の製造方法。 一般式(1) 【化1】 [ 式中、Xは同一であっても異なっていてもよく、R1
    OR1、ハロゲン、CONR12、SO2NR12、CO
    NH(CH2kNR12、SO2NH(CH2kNR1
    2、(R1、R2は水素原子または低級アルキル基、kは
    1〜4の整数を表す。)、mは0〜2の整数、Yは同一
    であっても異なっていてもよく、COOH、SO3H、
    nは1〜2の整数を表す。]
  4. 【請求項4】 ピグメントイエロー12に含まれるアセ
    トアセトアニリド以外のカップリング成分が、極性基置
    換アセトアセトアニリドを含めた全カップリング成分を
    基準として20モル%以下である請求項1ないし3いず
    れか記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし6いずれか記載の製造方
    法で得られたX線回折図において回折角9.90±0.
    20゜(Cu−Kα)に特徴的ピークを有するピグメン
    トイエロー12。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のピグメントイエロー12
    および印刷インキ用ビヒクルからなる印刷インキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284641A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Dainippon Ink & Chem Inc ジスアゾ顔料組成物、その製造方法及び印刷インキ

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